JP2015233217A - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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梶屋 博勝
Hirokatsu Kajiya
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Abstract

【課題】プラグの差込口の状態をより信頼性高く判定する情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供する。【解決手段】イヤホンジャック2に備えられ、プラグの挿入によって導電する一対の検出端子21と、検出端子間に対して交流電圧を印加する交流電圧発生回路17と、検出端子間のインピーダンスを測定する測定回路18と、交流電圧発生回路17を制御して検出端子間21に異なる周波数の交流電圧を加え、周波数の変化による検出端子間のインピーダンスの変化の特性に応じて、差込口の状態を判定する、プロセッサ111と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、プラグの挿抜の検出を行う情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
イヤホンプラグの挿入状態又は未挿入状態を検出する方法の一つに、スマートフォンのイヤホンジャックに1対の検出端子を備え、該検出端子に直流電圧を印加する方法がある。この方法では、検出端子間の導電の有無によって、イヤホンプラグの挿入状態又は未挿入状態が検出される。
特開2008−136009号公報 特開平11−113056号公報 特開2005−208342号公報
しかしながら、従来のイヤホンプラグの挿入状態又は未挿入状態の検出方法では、検出端子間に直流電圧が印加され続ける。これによって、例えば、イヤホンジャックの検出端子に液体が付着した場合、該液体中に電気分解が発生し、検出端子に錆や腐食が発生してしまう問題があった。この錆や腐食によって、検出端子間の導電状態が悪化し、イヤホンプラグの挿入状態又は未挿入状態が正しく検出できないことがあった。
また、検出端子に付着している液体の導電率が高い場合には、イヤホンプラグが挿入されていなくても、検出端子間の導電率はイヤホンプラグが挿入されている状態に近くなる。これによっても、イヤホンプラグの挿入状態又は未挿入状態が正しく検出されないことがあった。同様の問題は、検出端子に液体が付着する場合に限られず、ほこり等の液体以外の異物が付着する場合にも考えられる。
本発明の一態様は、プラグの差込口の状態をより信頼性高く判定可能な情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の態様の一つは、
プラグの差込口に備えられ、前記プラグの挿入によって導電する一対の検出端子と、
前記検出端子間に対して交流電圧を印加する交流電圧発生回路と、
前記検出端子間のインピーダンスを測定する測定回路と、
前記交流電圧発生回路を制御して前記検出端子間に異なる周波数の交流電圧を加え、
周波数の変化による前記検出端子間のインピーダンスの変化の特性に応じて、前記差込口の状態を判定する、
プロセッサと、
を備える情報処理装置である。
本発明の他の態様の一つは、上述した情報処理装置が実行する情報処理方法である。また、本発明の他の態様は、コンピュータを上述した情報処理装置として機能させる情報処理プログラム、及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含
むことができる。コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体は、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる一時的でない記録媒体をいう。
開示の情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムによれば、プラグの差込口の状態をより信頼性高く判定することができる。
イヤホンプラグ挿入状態の検出端子間のインピーダンスZ2の特性の一例を示す図である。 イヤホンプラグの未挿入状態で、且つ、検出端子への液体の付着がない状態における、検出端子間のインピーダンスZ2の特性の一例を示す図である。 イヤホンプラグの未挿入状態で、且つ、検出端子への液体の付着がある状態における、検出端子間のインピーダンスZ2の特性の一例を示す図である。 イヤホンプラグの未挿入状態で、且つ、検出端子への液体の付着がある状態における、検出端子間のインピーダンスZ2の特性の一例を示す図である。 イヤホンプラグの未挿入状態で、且つ、検出端子への液体の付着がある状態における、検出端子間のインピーダンスZ2の特性の一例を示す図である。 携帯端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 携帯端末の不揮発性メモリに格納されているプログラムの一例を示す図である。 メインプログラムのフローチャートの一例である。 パラメータ調整プログラムのフローチャートの一例である。 イヤホンプラグ挿抜検出プログラムの処理のフローチャートの一例である。 第1実施形態の変形例におけるメインプログラムの処理のフローチャートの一例である。 第1実施形態の変形例におけるイヤホンプラグ挿抜検出プログラムのフローチャートの一例である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
<第1実施形態>
第1実施形態では、携帯端末は、イヤホンジャック内に、イヤホンプラグの挿抜検出用の1対の検出端子を備え、該検出端子に交流電圧が印加された場合の検出端子間に発生するインピーダンスの特性を利用して、イヤホンジャックの状態を判定する。イヤホンジャックの状態には、例えば、イヤホンプラグの挿入状態、イヤホンプラグの未挿入状態、異物の付着状態等がある。異物には、例えば、液体、ほこり、砂等がある。液体には、水、水溶液、オイル等が含まれる。第1実施形態では、異物の一例として、液体が付着する場合について説明する。また、検出端子への液体の付着を、「水濡れ」と表記することもある。
<検出端子間のインピーダンス特性>
図1は、イヤホンプラグ挿入状態の検出端子間のインピーダンスZ2の特性の一例を示す図である。また、図1には、検出端子の電気的等価回路の一例も示される。イヤホンプラグ挿入状態の検出端子の等価回路は、抵抗Rs、Rp、Rj、コンデンサCd、スイッチEpを含む。以降、抵抗、コンデンサ等の各素子のインピーダンスは、各素子の符号で
示される。
イヤホンプラグの挿入状態では、検出端子間にイヤホンプラグの導電部が接触するので、スイッチEpが閉じた等価回路となる。また、Rs≒Rj<<Rpである。また、図中のZthは、イヤホンプラグの挿入状態を検出するための閾値であり、検出端子間のインピーダンスZ2がZthを下回る場合にイヤホンプラグの挿入状態が検出される。Rj<<Zth<<Rpとする。
図1に示されるグラフは、横軸が交流電圧の周波数、縦軸が検出端子間のインピーダンスZ2を示す。縦軸、横軸は、それぞれ、10を底とする対数(log10)で示されてもよ
い。イヤホンプラグの挿入状態では、等価回路において、スイッチEpが閉じ、Rj<<Rpであるため、抵抗RjとスイッチEpとに並列接続する抵抗Rs、Rp、コンデンサCdを含む回路は無視できる。したがって、イヤホンプラグの挿入状態では、インピーダンスZ2≒Rjとなる。
したがって、イヤホンプラグの挿入状態では、Rj<<Zthであるため、検出端子間のインピーダンスZ2は、図1のグラフに示されるように、Zthよりも十分に小さい値となる。また、抵抗のインピーダンスは周波数に依存しないので、図1のグラフに示されるように、イヤホンプラグの挿入状態では、インピーダンスZ2は、交流電圧の周波数の変動に関係なく、安定した値を取る。なお、イヤホンプラグの挿入状態では、イヤホンプラグの導電部によって検出端子間が接続されるので、検出端子への液体の付着の有無にかかわらず、検出端子間のインピーダンスZ2は、図1のような特性となる。
図2は、イヤホンプラグの未挿入状態で、且つ、検出端子への液体の付着がない状態における、検出端子間のインピーダンスZ2の特性の一例を示す図である。図2には、イヤホンプラグの未挿入状態で、且つ、検出端子への液体の付着がない状態での検出端子の電気的等価回路の一例と、図1と縦軸、横軸の定義を同じくするグラフとが示される。イヤホンプラグ未挿入状態で、且つ、検出端子への液体の付着がない状態における電気的等価回路は、抵抗RjとスイッチEpとが直列に接続された回路となる。
イヤホンプラグ未挿入状態で、且つ、検出端子への液体の付着がない状態では、等価回路のスイッチEpが開いているので、インピーダンスZ2は、図2のグラフに示されるように、Zthよりも十分に大きな値となる。また、インピーダンスZ2は、コンデンサのようなインピーダンスが周波数成分に依存する要素を含まないので、図2のグラフに示されるように、交流電圧の周波数の値に関係なく、安定した値を取る。
図3は、イヤホンプラグの未挿入状態で、且つ、検出端子への液体の付着がある状態における、検出端子間のインピーダンスZ2の特性の一例を示す図である。図3には、検出端子の電気的等価回路の一例と、図1と縦軸、横軸の定義を同じくするグラフとが示される。
イヤホンプラグの未挿入状態で、且つ、検出端子への液体の付着がある状態における検出端子の電気的等価回路は、図3に示されるように、インピーダンスが周波数成分に依存するコンデンサを含む。また、スイッチEpは開いているので、等価回路は、実質、抵抗Rs、Rp、コンデンサCdを含む回路となる。コンデンサには、周波数が小さくなるとインピーダンスCdは大きくなり、周波数が大きくなるとインピーダンスCdは小さくなる特性がある。そのため、検出端子の等価回路のインピーダンスZ2は、周波数が小さくなるとRs+Rpに近づき、周波数が大きくなるとRsに近づく。
図4は、イヤホンプラグの未挿入状態で、且つ、検出端子への液体の付着がある状態に
おける、検出端子間のインピーダンスZ2の特性の一例を示す図である。図4では、イヤホンプラグの未挿入状態で、且つ、検出端子への液体の付着がある状態における電気的等価回路のもう一つの例が示される。図4に示される例では、検出端子の等価回路には、抵抗Rj、Rs、Rp、とコイルLdが含まれる。
コイルLdは、周波数成分にインピーダンスが依存する素子である。コイルには、周波数が小さくなるとインピーダンスLdは小さくなり、周波数が大きくなるとインピーダンスLdは大きくなる特性がある。そのため、検出端子の等価回路のインピーダンスZ2は、周波数が小さくなるとRsに近づき、周波数が大きくなるとRs+Rpに近づく。
図1〜図4より、イヤホンプラグの未挿入状態且つ水濡れ状態の場合には、周波数の変化に応じて検出端子間のインピーダンスZ2が変化するが、それ以外の場合には、周波数の変化に応じて検出端子間のインピーダンスZ2は安定した値をとることがわかる。第1実施形態では、携帯端末は、上述のような交流電圧の周波数と検出端子間のインピーダンスZ2との特性を利用し、イヤホンジャックの状態を検出する。イヤホンジャックの状態には、イヤホンプラグの挿入状態、イヤホンプラグの未挿入状態、液体等の異物の付着状態等が含まれる。
ただし、液体によって、含まれる成分が異なるため、周波数の変化に伴うインピーダンスZ2の変化の特性も付着する液体によって変わる。周波数の変化に伴うインピーダンスZ2の変化の特性は、例えば、図3、図4に示される周波数と検出端子間のインピーダンスZ2との特性を示すグラフにおける傾き、インピーダンスZ2の取り得る範囲等である。
図5は、イヤホンプラグの未挿入状態で、且つ、検出端子への液体の付着がある状態における、検出端子間のインピーダンスZ2の特性の一例を示す図である。検出端子の電気的等価回路は、図3に示されるコンデンサを含む等価回路と同じものとする。
図5に示される例では、検出端子に付着している液体が図3に示される例のものとは異なり、導電率が高い。そのため、周波数の変化を通して全体的に、図3に示される例よりも、検出端子間のインピーダンスZ2が低く、閾値Zthを下回る範囲内で検出端子間のインピーダンスが変化する。図5に示される例において閾値Zthは、初期値Zth1に設定されている。この場合には、イヤホンプラグが未挿入であるにも関わらず、イヤホンプラグの挿入状態が誤検出される可能性がある。
図5に示されるようなインピーダンスZ2の特性の場合には、閾値Zthの値を初期値Zth1よりも小さいZth2に設定することによって、より安定してイヤホンプラグの挿入状態又は未挿入状態を検出することができる。
したがって、第1実施形態では、携帯端末は、検出端子に印加される交流電圧の周波数を変化させ、検出端子間のインピーダンスZ2が周波数の変化とともに変化する場合に、イヤホンプラグの未挿入状態且つ水濡れ状態を検出する。また、この場合には、携帯端末は、イヤホンプラグの挿入状態を検出するための閾値ZthをインピーダンスZ2の変化の範囲内の値に設定する。
<携帯端末の構成>
図6は、携帯端末のハードウェア構成の一例を示す図である。携帯端末1は、携帯型の情報処理装置であり、例えば、スマートフォン、携帯電話端末、タブレット端末、カーナビゲーションシステム、携帯型ゲーム装置等である。第1実施形態では、携帯端末1はスマートフォンと想定する。携帯端末1は、イヤホンジャック2、システム制御部11、メ
モリ12、タッチパネル13、ディスプレイ14、無線部15、オーディオ回路16、交流電圧発生回路17、インピーダンス測定回路18、インピーダンス比較回路19を含む。また、各構成要素は、電気的に接続されている。携帯端末1は、「情報処理装置」の一例である。
イヤホンジャック2は、一対の検出端子21と、一対の音声出力端子22とを含む。検出端子21は、イヤホンジャック2の状態を検出するための端子である。検出端子21は、交流電圧発生回路17及びインピーダンス測定回路18に接続されている。音声出力端子22は、イヤホンプラグの挿入状態で、イヤホンプラグに音声信号を出力するための端子である。音声出力端子22は、オーディオ回路16に接続されている。イヤホンジャック2は、「差込口」の一例である。
メモリ12は、RAM(Random Access Memory) 121、不揮発性メモリ122を含む。RAM 121は、主記憶装置として用いられ、システム制御部11内のCPU(Central Processing Unit) 111に、不揮発性メモリ122に格納されているプログラ
ムをロードする記憶領域および作業領域を提供したり、バッファとして用いられたりする。
不揮発性メモリ122は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)等であ
る。不揮発性メモリ122は、例えば、OS(Operating System)、その他様々なプログラムや、プログラム実行に用いられるデータを保持する。
システム制御部11は、CPU 111とタイマ112とを含む。CPU 111は、不揮発性メモリ122に保持されるOSやプログラムを、RAM 121にロードして実行することによって、様々な処理を実行する。CPU 111は、1つに限られず、複数備えられてもよい。CPU 111は、「プロセッサ」の一例である。
ディスプレイ14は、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display,LCD)である。ディスプレイ14は、CPU 111から入力される信号に従って、画面データを表示する。
タッチパネル13は、位置入力装置の1つであって、ディスプレイ14の表面に配置されている。タッチパネル13は、それぞれ座標系を有しており、例えばユーザの指の接触位置及び接触範囲の座標を入力する。タッチパネル13は、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式等のいずれの方式のものでも良い。
無線部15は、アンテナを含み、アンテナを通じて受信した無線信号を電気信号に変換してシステム制御部11に出力したり、システム制御部11から入力される電気信号を無線信号に変換してアンテナを通じて送信したりする。無線部15は、例えば、第3世代移動通信システム、Wi−Fi、LTE(Long Term Evolution)のうちのいずれか1つ又
は複数に対応する電子回路である。
オーディオ回路16は、音声出力装置としてのスピーカーと、音声入力装置としてのマイクロフォンとに接続する。また、オーディオ回路16は、音声出力端子22にも接続される。オーディオ回路16は、マイクロフォンから入力された音声信号を電気信号に変換してシステム制御部11に出力したり、システム制御部11から入力された電気信号を音声信号に変換してスピーカーに出力したりする。イヤホンジャック2にイヤホンプラグが挿入されている場合には、オーディオ回路16は、音声出力端子22に音声信号を出力する。
交流電圧発生回路17は、検出端子21に交流電圧を印加する回路である。交流電圧発生回路17が検出端子21に印加する交流電圧の電圧値、周波数は、CPU 111によって制御される。また、交流電圧発生回路17の検出端子21への交流電圧の出力も、CPU 111によって制御される。検出端子21に印加される交流電圧の周波数は、音声信号に干渉してユーザに聞こえてしまうことを防ぐため、人間の可聴周波数範囲外の値で設定されてもよい。交流電圧発生回路17は、「交流電圧発生回路」の一例である。
インピーダンス測定回路18は、所定の周期で検出端子21間のインピーダンスZ2を測定する回路である。測定された検出端子21間のインピーダンスZ2は、制御信号線を通じて、インピーダンス比較回路19に通知される。また、測定された検出端子21間のインピーダンスZ2は、インピーダンス計測回路18内のメモリ(図示せず)に記録される。CPU 111は、データバスを通じて、インピーダンス計測回路18内のメモリにアクセスし、検出端子21間のインピーダンスZ2を読み出す。なお、交流電圧発生回路17とインピーダンス測定回路18とは、実際には1つの電気回路であるが、第1実施形態では、便宜上、別個の要素として取り扱うこととする。インピーダンス測定回路18は、「測定回路」の一例である。
インピーダンス比較回路19は、インピーダンス測定回路18によって測定された検出端子21間のインピーダンスZ2と、閾値Zthとを比較する回路である。検出端子21間のインピーダンスZ2と閾値Zthとの大小関係の変化を検出した場合に、インピーダンス比較回路19は、割り込み通知でCPU 111に該大小関係の変化を通知する。閾値Zthは、CPU 111によって設定され、初期値はZth1である。
携帯端末1のハードウェア構成は、図6に示される例に限られず、適宜構成要素の省略や置換、追加が行われてよい。例えば、携帯端末1は、図6に示されるハードウェア構成に加えて、図示されていないが、電源を備える。また、携帯端末1は、着脱可能に装着される可搬媒体の駆動装置を備えてもよい。可搬媒体には、例えば、EEPROM等によるメモリーカード等がある。
図7は、携帯端末1の不揮発性メモリ122に格納されているプログラムの一例を示す図である。携帯端末1の不揮発性メモリ122には、メインプログラム51、パラメータ調整プログラム52、イヤホンプラグ挿抜検出プログラム53が格納されている。
メインプログラム51は、イヤホンプラグの挿抜の検出処理に係るパラメータの調整、設定を行うためのプログラムである。メインプログラム51は、携帯端末1の電源投入によって起動し、携帯端末1の起動中は、所定の周期で繰り返し実行される。メインプログラム51の実行周期は、例えば、一日に一回、半日に一回等であり、携帯端末1のユーザが設定することも可能である。
パラメータ調整プログラム52は、メインプログラム51のサブプログラムであり、イヤホンプラグの挿抜の検出処理に係るパラメータを決定するためのプログラムである。パラメータ調整プログラム52の実行によって決定されるパラメータは、第1実施形態では、交流電圧発生回路17の電圧値、交流電圧の周波数、閾値Zthである。また、パラメータ調整プログラム52の実行によって、イヤホンジャック2の状態も検出される。検出されるイヤホンジャック2の状態には、第1実施形態では、イヤホンプラグの挿入状態、イヤホンプラグの未挿入状態且つ水濡れなし状態、イヤホンプラグの未挿入状態且つ水濡れ状態がある。パラメータ調整プログラム52の処理の詳細は後述される。パラメータ調整プログラムは「情報処理プログラム」の一例である。
イヤホンプラグ挿抜検出プログラム53は、イヤホンプラグの挿抜を検出するためのプ
ログラムである。イヤホンプラグ挿抜検出プログラム53は、メインプログラム51とは独立して実行されるプログラムである。イヤホンプラグ挿抜検出プログラム53は、インピーダンス比較回路19から検出端子21間のインピーダンスZ2と閾値Zthとの大小関係の変化の通知が入力されると開始される。処理の詳細は後述される。
<処理の流れ>
図8は、メインプログラム51のフローチャートの一例である。図8に示される処理は、携帯端末1の電源が投入されると開始される。
OP1では、CPU 111は、交流電圧発生回路17に交流電圧出力ONを指示する。この指示によって、交流電圧発生回路17から検出端子21への交流電圧の印加が開始される。次に処理がOP2に進む。
OP2では、CPU 111は、パラメータ調整プログラム52を実行し、パラメータ調整処理を行う。パラメータ調整処理の詳細は、後述される。パラメータ調整処理の結果、交流電圧の電圧値、交流電圧の周波数、閾値Zthの値が決定される。次に処理がOP3に進む。
OP3では、CPU 111は、OP2で決定した交流電圧の電圧値、周波数を交流電圧発生回路17に設定する。また、CPU 111は、OP2で決定した閾値Zthをインピーダンス比較回路19に設定する。次に処理がOP4に進む。
OP4では、CPU 111は、パラメータ調整処理において、イヤホンジャック2の状態が水濡れ状態と判定されている場合に、イヤホンジャック2の水濡れ状態をユーザに報知する。イヤホンジャック2の水濡れ状態の報知方法は、例えば、ディスプレイ14にメッセージや、アイコン等を出力する方法がある。パラメータ調整処理において、イヤホンジャック2の状態が水濡れ状態と判定されていない場合には、OP4の処理は行われない。次に処理がOP5に進む。
OP5では、CPU 111は、タイマ112を開始し、タイマ112がカウントダウン方式のタイマである場合には、タイマ112が0になるまで待機する。タイマ112の値は、例えば、1日(24時間)、12時間、6時間、等である。タイマ112が0になると、処理がOP6に進む。なお、タイマ112は、カウントアップ方式のタイマであってもよい。
OP6では、CPU 111は、交流電圧発生回路17に交流電圧出力OFFを指示する。この指示により、交流電圧発生回路17は、検出端子21への交流電圧の印加を停止する。次に処理がOP1に進み、交流電圧発生回路17に交流電圧出力ONの指示が送信され、OP2〜OP6の処理が繰り返し実行される。
図8に示される例では、タイマ112の設定時間の周期で図8のフローチャートが実行されるが、これに限られず、図8のフローチャートは、所定の時刻になると開始されるようにしてもよい。具体的には、OP5において、タイマ112を用いるのではなく、所定の時刻になるまでCPU 111が待機状態となってもよい。
図9は、パラメータ調整プログラム52のフローチャートの一例である。図9に示される処理は、メインプログラム51によって呼び出されて開始される。
OP21では、CPU 111は、交流電圧の電圧値Vを最小値V(min)に設定する。次に処理がOP22に進む。
OP22では、CPU 111は、交流電圧の周波数を、所定の範囲で、低い値から高い値へと変化させながら、交流電圧発生回路17に検出端子21へ交流電圧を印加させる。交流電圧の周波数と、該周波数における検出端子21間のインピーダンスZ2とは、インピーダンス測定回路18のメモリに記録される。CPU 111は、インピーダンス測定回路18によって測定された、各周波数における検出端子21間のインピーダンスZ2を、インピーダンス測定回路18のメモリから読みだす。次に処理がOP23に進む。
OP23では、CPU 111は、交流電圧の電圧値が最大値であるか否かを判定する。交流電圧の電圧値が最大値でない場合には(OP23:NO)、処理がOP24に進む。交流電圧の電圧値が最大値である場合には(OP23:YES)、処理がOP25に進む。
OP24では、CPU 111は、交流電圧の電圧値VにΔVを加算した値に更新する。次に処理がOP22に進み、新たな交流電圧の電圧値Vに対してOP22、OP23の処理が行われる。交流電圧の電圧値が最大値になるまで、OP22からOP24の処理が繰り返される。
OP25では、CPU 111は、交流電圧の電圧値の最小値から最大値までOP22の処理が行われたので、検出端子21間のインピーダンスの測定結果から、インピーダンスZ2の特性を判定する。検出端子21間のインピーダンスZ2の値が、周波数が変化しても、例えば、図1のグラフのように、閾値Zthの初期値Zth1よりも十分に低く且つ安定している場合には、処理がOP26に進む。
OP26では、CPU 111は、イヤホンジャック2の状態を、イヤホンプラグの挿入状態と判定する。次に処理がOP27に進む。
OP27では、CPU 111は、閾値Zthを、検出端子21間のインピーダンスZ2の測定値のうちの最大値よりも大きく、且つ、初期値Zth1よりも小さい値Zth11に決定する。イヤホンプラグの抜去をより精度良く検出するためである。次に処理がOP33に進む。
検出端子21間のインピーダンスZ2の値が、周波数が変化しても、例えば、図2のグラフのように、閾値Zthの初期値Zth1よりも十分に高く且つ安定している場合には、処理がOP28に進む。
OP28では、CPU 111は、イヤホンジャック2の状態を、イヤホンプラグ未挿入状態、且つ、水濡れなしと判定する。次に処理がOP29に進む。
OP29では、CPU 111は、閾値Zthを、検出端子21間のインピーダンスZ2の測定値のうちの最小値よりも十分に小さい初期値Zth1に決定する。次に処理がOP33に進む。
検出端子21間のインピーダンスZ2の値が、周波数の変化とともに、例えば、図3や図4のグラフのように、大きい値から小さい値、又は小さい値から大きい値に変化する場合には、処理がOP30に進む。
OP30では、CPU 111は、イヤホンジャック2の状態を、イヤホンプラグ未挿入状態、且つ、水濡れ状態と判定する。次に処理がOP31に進む。
OP31では、CPU 111は、交流電圧の電圧値及び周波数を、検出端子21間のインピーダンスZ2の測定値が最大である場合の値に設定し、CPU 111内のメモリ(図示せず)に保存する。次に処理がOP32に進む。
OP32では、CPU 111は、閾値Zthを、検出端子21間のインピーダンスZ2よりも十分小さい値Zth12に決定する。例えば、CPU 111は、インピーダンスZ2の取り得る範囲と閾値Zthとの組み合わせを複数組予め保持しておき、該複数の組み合わせの中から、インピーダンスZ2の測定値に応じて閾値Zth12を決定してもよい。次に処理がOP33に進む。
OP33では、CPU 111は、決定した閾値ZthをCPU 111内のメモリに保存する。その後、図9に示される処理が終了する。
図10は、イヤホンプラグ挿抜検出プログラム53の処理のフローチャートの一例である。図10に示される処理は、インピーダンス比較回路19から閾値Zthと検出端子21間のインピーダンスZ2との大小関係に変化があった旨の割り込み通知をCPU 111が受けた場合に開始される。
OP41では、CPU 111は、閾値Zthと検出端子21間のインピーダンスZ2との大小関係の変化が、Zth>Z2からZth<Z2への変化であるか否かを判定する。閾値Zthと検出端子21間のインピーダンスZ2との大小関係の変化が、Zth>Z2からZth<Z2への変化であるか、Zth<Z2からZth>Z2への変化であるかは、例えば、インピーダンス比較回路19からの通知内容に含まれる。閾値Zthと検出端子21間のインピーダンスZ2との大小関係の変化が、Zth>Z2からZth<Z2への変化である場合には(OP41:YES)、処理がOP42に進む。
OP42では、CPU 111は、イヤホンプラグの抜去を検出し、携帯端末1のユーザにイヤホンプラグの抜去を報知する。イヤホンプラグの抜去の報知方法は、例えば、メッセージをディスプレイ14に表示する方法や、所定の効果音をスピーカーから出力する方法がある。次に処理がOP43に進む。
OP43では、CPU 111は、イヤホンプラグの抜去時の処理を実行する。イヤホンプラグの抜去時の処理は、例えば、オーディオ回路16の電源をOFFにする、オーディオ回路16に、音声信号の出力先を音声出力端子22からスピーカーに切り替えさせる、等である。その後、図10に示される処理が終了する。
OP41において、閾値Zthと検出端子21間のインピーダンスZ2との大小関係の変化が、Zth<Z2からZth>Z2への変化である場合には(OP41:NO)、処理がOP44に進む。
OP44では、CPU 111は、イヤホンプラグの挿入を検出し、携帯端末1のユーザにイヤホンプラグの挿入を報知する。イヤホンプラグの挿入の報知方法は、例えば、メッセージやアイコンをディスプレイ14に表示する方法がある。次に処理がOP45に進む。
OP45では、CPU 111は、イヤホンプラグの挿入時の処理を実行する。イヤホンプラグの挿入時の処理は、例えば、オーディオ回路16の電源をONにする、オーディオ回路16に、音声信号の出力先をスピーカーから音声出力端子22に切り替えさせる等である。その後、図10に示される処理が終了する。
なお、図10に示されるイヤホンプラグの挿抜の検出処理と、図9に示されるパラメータ調整処理とが競合する場合には、予め各処理に優先度を設けておき、いずれかを優先させるようにしてもよい。
<第1実施形態の作用効果>
第1実施形態では、携帯端末1は、イヤホンプラグの挿抜の検出のため、イヤホンジャック2に備えられた検出端子21に交流電圧を印加する。交流電圧は、+電位と−電位とが交互に検出端子21にかかるため、水溶液中の成分の析出を防ぐことができ、検出端子21の錆、腐食等を防ぐことができる。
また、第1実施形態では、携帯端末1は、検出端子21に異なる周波数の交流電圧を印加し、検出端子21間のインピーダンスZ2の変化を監視することによって、イヤホンジャック2の状態を検出する。交流電圧の周波数の変化に伴って検出端子21間のインピーダンスZ2が変化する場合には、イヤホンジャック2の状態がイヤホンジャックの未挿入状態、且つ、水濡れ状態であることが検出される。交流電圧の周波数の変化に関わらず検出端子21間のインピーダンスZ2が小さい値で安定している場合には、イヤホンジャック2の状態がイヤホンプラグの挿入状態であることが検出される。交流電圧の周波数の変化に関わらず検出端子21間のインピーダンスZ2が大きい値で安定している場合には、イヤホンジャック2の状態がイヤホンプラグの未挿入状態、且つ、水濡れ状態でないことが検出される。したがって、第1実施形態によれば、イヤホンジャック2の状態をより信頼性高く検出することができる。
イヤホンジャック2が水濡れ状態である場合には、イヤホンプラグの挿抜の検出に用いられる閾値Zthが、イヤホンジャック2に付着する異物の特性に応じた値に変更される。また、交流電圧の電圧値、周波数も、検出端子21間のインピーダンスZ2が最高値となる場合の値に設定される。これによって、イヤホンジャック2に異物が付着している場合でも、該異物の影響を排除することができ、より適正にイヤホンプラグの挿抜を検出することができる。
また、イヤホンジャック2の水濡れ状態が検出された場合に、携帯端末1のユーザに通知することによって、ユーザに適切な処置を行ってもらうことができる。また、イヤホンジャック2の水漏れ状態の検出履歴をログとして不揮発性メモリ122に記録しておいてもよく、この場合には、該ログを携帯端末1の保持に利用することも可能である。
また、インピーダンス比較回路19によって検出端子21間のインピーダンスZ2と閾値Zthとの大小関係の変化が検出された場合に、CPU 111は、図10に示されるイヤホンプラグ挿抜検出プログラム53の処理を割り込みで実行する。これによって、CPU 111の消費電力を抑えることができる。
<第1実施形態の変形例>
第1実施形態では、イヤホンプラグの挿抜検出処理を割り込み処理としていたが、これに限られず、イヤホンプラグの挿抜検出処理は、ポーリングで実行することも可能である。ポーリングは、所定の周期、又は、所定の条件が満たされた場合に処理が実行されることを示す。
図11は、第1実施形態の変形例におけるメインプログラム51の処理のフローチャートの一例である。図11に示される処理は、携帯端末1の電源が投入されると開始される。図11に示される処理は、図8に示される処理と、検出端子21への交流電圧の印加のOFFのタイミングが異なる。図8に示される処理では、パラメータ調整処理の開始前に一旦検出端子21への交流電圧の印加がOFFになるものの、それ以外では、検出端子2
1へ交流電圧が印加され続けている。
一方、図11に示される例では、OP51で検出端子21への交流電圧の印加がONになり、OP52のパラメータ調整処理の終了後、OP53で検出端子21への交流電圧の印加がOFFになる。
OP52、OP54〜OP56の処理は、それぞれ、図8のOP2〜OP5と同様であるので、説明を省略する。
図12は、第1実施形態の変形例におけるイヤホンプラグ挿抜検出プログラム53のフローチャートの一例である。図12に示される例は、例えば、音声出力アプリケーションの起動中に所定の周期で繰り返し実行される。図12に示される処理の実行周期は、例えば、1〜10秒である。
OP61では、CPU 111は、交流電圧発生回路17に交流電圧出力ONを指示する。この指示によって、交流電圧発生回路17から検出端子21への交流電圧の印加が開始される。また、インピーダンス測定回路18によって検出端子21間のインピーダンスが計測され、計測結果のインピーダンスZ2がインピーダンス測定回路18のメモリに格納される。次に処理がOP62に進む。
OP62では、CPU 111は、インピーダンス測定回路18のメモリから検出端子21間のインピーダンスZ2を、CPU 111内のメモリから閾値Zthを、読み出す。CPU 111は、検出端子21間のインピーダンスZ2と閾値Zthとを比較して、イヤホンプラグの挿入状態又は未挿入状態を判定する。次に処理がOP63に進む。
OP63では、CPU 111は、イヤホンプラグの状態変化を判定する。初期状態では、CPU 111は、検出端子21間のインピーダンスZ2と閾値Zthの大小関係で、イヤホンプラグの挿抜を判定する。具体的には、初期状態で、Z2<Zthの場合には、CPU 111は、イヤホンプラグの挿入を検出する。初期状態で、Z2>Zthの場合には、CPU 111は、イヤホンプラグの抜去を検出する。
また、CPU 111は、図12の処理の実行の度に取得される検出端子21間のインピーダンスZ2と閾値Zthとの比較結果をバッファに保持し、2回目以降の図12の処理では、前回の比較結果と比較することで、イヤホンプラグの状態変化を判定する。イヤホンプラグの状態変化がない場合には、処理がOP68に進む。
イヤホンプラグの抜去が判定された場合には、処理がOP64に進む。OP64では、CPU 111は、携帯端末1のユーザにイヤホンプラグの抜去を報知する。次のOP65では、CPU 111は、イヤホンプラグの抜去時の処理を実行する。その後、処理がOP68に進む。
イヤホンプラグの挿入が判定された場合には、処理がOP66に進む。OP66では、CPU 111は、携帯端末1のユーザにイヤホンプラグの挿入を報知する。次のOP67では、CPU 111は、イヤホンプラグの挿入時の処理を実行する。その後、処理がOP68に進む。
OP68では、CPU 111は、交流電圧発生回路17に交流電圧出力OFFを指示する。この指示によって、交流電圧発生回路17から検出端子21への交流電圧の印加が停止される。その後、図12に示される処理が終了する。
なお、図12に示されるイヤホンプラグの挿抜の検出処理と、図9に示されるパラメータ調整処理とが競合する場合には、予め各処理に優先度を設けておき、いずれかを優先させるようにしてもよい。
第1実施形態の変形例によれば、検出端子21への交流電圧の印加を、メインプログラム51の実行時、及び、イヤホンプラグ挿抜検出プログラム53の実行時に限定することができ、検出端子21への交流電圧の印加継続時間を短くすることができる。これによって、液体付着状態において、検出端子21への錆の付着や検出端子21の腐食を抑制することができる。
なお、ポーリングによってイヤホンプラグ挿抜検出プログラム53を実行する場合には、携帯端末1は、CPU 111が検出端子21間のインピーダンスZ2と閾値Zthとの比較を行うので、インピーダンス比較回路19を省略することができる。
<その他>
第1実施形態では、携帯端末1のイヤホンジャック2へのイヤホンプラグの挿抜の検出処理について説明されたが、第1実施形態で説明された技術の適用は、これに限定されない。第1実施形態で説明された技術は、検出端子を設けることで、携帯端末に限定されず、あらゆる情報処理装置のあらゆる差込口へのプラグの挿抜の検出処理に対して適用可能である。例えば、第1実施形態で説明された技術は、携帯端末の充電器の差込口、PCのUSBポート、等に適用可能である。
1 携帯端末
2 イヤホンジャック
11 システム制御部
12 メモリ
17 交流電圧発生回路
18 インピーダンス測定回路
19 インピーダンス比較回路
21 検出端子
111 CPU
121 RAM
122 不揮発性メモリ

Claims (8)

  1. プラグの差込口に備えられ、前記プラグの挿入によって導電する一対の検出端子と、
    前記検出端子間に対して交流電圧を印加する交流電圧発生回路と、
    前記検出端子間のインピーダンスを測定する測定回路と、
    前記交流電圧発生回路を制御して前記検出端子間に異なる周波数の交流電圧を加え、
    周波数の変化による前記検出端子間のインピーダンスの変化の特性に応じて、前記差込口の状態を判定する、
    プロセッサと、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記プロセッサは、周波数の変化に応じて前記検出端子間のインピーダンスが変化する場合に、前記差込口の状態として、異物の付着状態を検出する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記差込口の状態として前記異物の付着状態が判定された場合に、周波数の変化による前記検出端子間のインピーダンスの変化の特性に応じて、前記差込口への前記プラグの挿抜を検出するためのインピーダンスの閾値を決定する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記差込口の状態として前記異物の付着状態が判定された場合に、
    前記測定回路によって測定された前記インピーダンスの最高値における周波数を、前記交流電圧の周波数に設定し、
    前記閾値を前記インピーダンスの最高値よりも小さい値に設定する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記プロセッサは、
    前記交流電圧発生回路を制御して前記検出端子間に異なる電圧値の交流電圧を加え、
    前記差込口の状態として前記異物の付着状態が判定された場合に、前記検出端子間のインピーダンスが最高値になる場合の電圧値に前記交流電圧の電圧値を設定する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記プロセッサは、
    周波数の変化にかかわらず前記検出端子間のインピーダンスが所定の閾値よりも大きい値で変化しない場合に、前記差込口の状態として、前記プラグの未挿入状態、且つ、異物の付着無し状態を判定し、
    周波数の変化に関わらず前記検出端子間のインピーダンスが前記所定の閾値よりも小さい値で変化しない場合に、前記差込口の状態として、前記プラグの挿入状態を判定する、請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. プラグの差込口に備えられ、前記プラグの挿入によって導電する一対の検出端子と、
    前記検出端子間に対して交流電圧を印加する交流電圧発生回路と、
    前記検出端子間のインピーダンスを測定する測定回路と、を備える情報処理装置におけるプロセッサが、
    前記交流電圧発生回路を制御して前記検出端子間に異なる周波数の交流電圧を加え、
    周波数の変化による前記検出端子間のインピーダンスの変化の特性に応じて、前記差込口の状態を判定する、
    情報処理方法。
  8. プラグの差込口に備えられ、前記プラグの挿入によって導電する一対の検出端子と、
    前記検出端子間に対して交流電圧を印加する交流電圧発生回路と、
    前記検出端子間のインピーダンスを測定する測定回路と、を備える情報処理装置のプロセッサに、
    前記交流電圧発生回路を制御して前記検出端子間に異なる周波数の交流電圧を加えさせ、
    周波数の変化による前記検出端子間のインピーダンスの変化の特性に応じて、前記差込口の状態を判定させる、
    ための情報処理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9949049B2 (en) 2016-03-18 2018-04-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method of detecting audio jack
CN110209543A (zh) * 2019-05-28 2019-09-06 维沃移动通信有限公司 一种耳机插座的检测方法及终端
CN113115148A (zh) * 2020-01-10 2021-07-13 北京钛方科技有限责任公司 一种耳机及入耳检测方法、装置

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