JP2015231483A - 酸素供給用鼻孔カニューラ装置 - Google Patents

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Yoshinori Higaya
喜憲 飛ヶ谷
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Abstract

【課題】酸素を供給する鼻チューブの折れ曲がりや閉塞によって、酸素が患者に供給されないリスクを低減することを可能にした酸素供給用鼻孔カニューラ装置を提供する。
【解決手段】第1の二股コネクタ7の他端の円筒状接続部72の円筒状外周面には、第2の二股コネクタ8の一端の円筒状接続部82の円筒状内周面が外嵌して、第1の二股コネクタ7と第2の二股コネクタ8は機械的および流体的に接続されている。第2の二股コネクタ8の他端の二股部81の二股内周面の一方には、柔軟で中空な酸素供給チューブ5が機械的および流体的に接続されている。第2の二股コネクタ8の他端の二股部81の二股内周面の他方には、柔軟で中空な圧力測定チューブ6が機械的および流体的に接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、酸素供給装置から患者の鼻孔に酸素を供給する酸素供給用鼻孔カニューラ装置に関する。さらに詳しくは、鼻孔カニューラ内の圧力の変化を圧力測定装置で検出するための酸素供給用鼻孔カニューラ装置に関する。
呼吸器疾患の患者の治療のために、酸素供給装置から患者の鼻孔に酸素を供給する酸素供給用鼻孔カニューラ装置が使用される。また、患者が酸素の供給を受けながら時間内歩行試験(例えば6分間歩行試験)を行う場合には、歩行中における患者の呼吸数等の呼吸パラメータを測定する目的で、酸素供給用鼻孔カニューラを、呼吸圧を測定可能な時間内歩行試験装置にも接続する必要がある。また、患者が酸素の供給を受けながらPSG(polysomnography)検査を行う場合には、睡眠中における患者の呼吸フロー等の呼吸パラメータを測定する目的で、酸素供給用鼻孔カニューラを、呼吸圧を測定可能なPSG装置にも接続する必要がある。
例えば、特許文献1に示すデュアルルーメンカニューラは、一対の中空の鼻孔プロング内に2つの通路があり、一方が酸素供給、他方が圧力の検出に使用される。また、他の例のデュアルルーメンカニューラは、一対の鼻孔プロングの内の1つが酸素供給、他方が圧力の検出に使用される。そして、一対の鼻チューブのうちの一方が酸素供給用、他方が圧力の検出用に使用され、一対の鼻チューブは鼻孔プロングで分岐されて、それぞれの接続先につながる。
このような従来のデュアルルーメンカニューラは、鼻孔プロングの酸素供給面積が小さくなり、また、酸素を供給する鼻チューブが1本になるため、鼻チューブの折れ曲がりや閉塞によって、酸素が患者に供給されないリスクが増大する。
特開2005−152615号公報
本発明の目的は、鼻孔カニューラ内の圧力の変化を測定することが可能であり、酸素を供給する鼻チューブの折れ曲がりや閉塞によって酸素が患者に供給されないリスクを低減することを可能にした酸素供給用鼻孔カニューラ装置を提供することにある。
前記課題は以下の手段によって解決される。
すなわち、本発明1の酸素供給用鼻孔カニューラ装置(第1実施形態に係る酸素供給用鼻孔カニューラ装置1)は、鼻孔に挿入される一対の中空の鼻孔プロング(22,22)に一端が機械的および流体的に接続される一対の中空の鼻チューブ(3,3)と、前記一対の中空の鼻チューブの他端が機械的および流体的に接続される流体コネクタ(コネクタ部100)と、前記流体コネクタに一端が機械的および流体的に接続され、他端が酸素供給装置に機械的および流体的に接続される中空の酸素供給チューブ(5)と、前記流体コネクタに一端が機械的および流体的に接続され、他端が圧力測定装置に機械的および流体的に接続される中空の圧力測定チューブ(6)とからなることを特徴とする。
本発明2の酸素供給用鼻孔カニューラ装置(第1実施形態に係る酸素供給用鼻孔カニューラ装置1)は、本発明1の酸素供給用鼻孔カニューラ装置であって、前記流体コネクタ(コネクタ部100)は両端に二股部(第1の二股コネクタ7の一端の二股部71および第2の二股コネクタ8の他端の二股部81)を有するものであり、前記一対の鼻チューブ(3,3)の他端は、前記流体コネクタの一端の二股部(第1の二股コネクタ7の一端の二股部71)に接続され、前記酸素供給チューブ(5)の一端は、前記流体コネクタの他端の二股部(第2の二股コネクタ8の他端の二股部81)の一方に接続され、前記圧力測定チューブ(6)の一端は、前記流体コネクタの他端の二股部(第2の二股コネクタ8の他端の二股部81)の他方に接続されることを特徴とする。
本発明3の酸素供給用鼻孔カニューラ装置(1)は、本発明2において、前記流体コネクタ(コネクタ部100)は、第1の二股コネクタ(7)および第2の二股コネクタ(8)から構成されることを特徴とする。
本発明4の酸素供給用鼻孔カニューラ装置(1)は、本発明3において、前記第1の二股コネクタ(7)の一端の二股部(71)には、前記鼻チューブ(3,3)の他端が接続され、その第1の二股コネクタの他端(72)には、前記第2の二股コネクタ(8)の一端(82)が機械的および流体的に接続され、前記酸素供給チューブ(5)の一端は、前記第2の二股コネクタの他端の二股部(81)の一方に接続され、その酸素供給チューブの他端は、前記酸素供給装置に接続され、前記圧力測定チューブ(6)の一端は、前記第2の二股コネクタの他端の二股部の他方に接続され、その圧力測定チューブの他端は、前記圧力測定装置に接続されることを特徴とする。
本発明5の酸素供給用鼻孔カニューラ装置(1)は、本発明4において、前記第1の二股コネクタの他端(72)の外周面に前記第2の二股コネクタの一端(82)の内周面が外嵌して機械的および流体的に接続されていることを特徴とする。
本発明6の酸素供給用鼻孔カニューラ装置(1)は、本発明4において、前記第2の二股コネクタの一端(82)の外周面に前記第1の二股コネクタの他端の内周面(72)が外嵌して機械的および流体的に接続されていることを特徴とする。
本発明7の酸素供給用鼻孔カニューラ装置(第2実施形態に係る酸素供給用鼻孔カニューラ装置10)は、鼻孔に挿入される一対の中空の鼻孔プロング(22,22)に一端が機械的および流体的に接続される一対の中空の鼻チューブ(3,3)と、前記一対の中空の鼻チューブの他端が機械的および流体的に接続される第1の流体コネクタ(二股コネクタ4)と、前記第1の流体コネクタと流体チューブ(連結チューブ50)を介して機械的および流体的に接続される第2の流体コネクタ(Y字コネクタ52)と、前記第2の流体コネクタに一端が機械的および流体的に接続され、他端が酸素供給装置に機械的および流体的に接続される中空の酸素供給チューブ(5)と、前記流体コネクタに一端が機械的および流体的に接続され、他端が圧力測定装置に機械的および流体的に接続される中空の圧力測定チューブ(6)とからなることを特徴とする。
本発明8の酸素供給用鼻孔カニューラ装置(第2実施形態に係る酸素供給用鼻孔カニューラ装置10)は、本発明7の酸素供給用鼻孔カニューラ装置であって、前記第1の流体コネクタは一端に二股部を有する二股コネクタ(4)であり、前記第2の流体コネクタは他端に二股部を有する二股コネクタ(Y字コネクタ52)であり、前記第1の流体コネクタの他端(42)と前記第2の流体コネクタの一端(枝管部52B)とが前記流体チューブ(連結チューブ50)を介して接続され、前記一対の鼻チューブ(3,3)の他端は、前記第1の流体コネクタの一端の二股部(41)に接続され、前記酸素供給チューブ(5)の一端は、前記第2の流体コネクタの他端の二股部の一方(幹管部52A)に接続され、前記圧力測定チューブ(6)の一端は、前記第2の流体コネクタの他端の二股部の他方(枝管部52C)に接続されることを特徴とする。
本発明9の酸素供給用鼻孔カニューラ装置は、本発明1〜8のいずれかにおいて、前記圧力測定装置が時間内歩行試験器であることを特徴とする。
本発明10の酸素供給用鼻孔カニューラ装置は、本発明1〜9のいずれかにおいて、前記圧力測定装置がPSG装置であることを特徴とする。
本発明の酸素供給用鼻孔カニューラ装置は、鼻孔カニューラ内の圧力の変化を正確に測定することが可能であり、鼻孔プロングに酸素を供給する鼻チューブが2本になるため、鼻チューブの折れ曲がりや閉塞によって、酸素が患者に供給されないリスクを低減することが可能となる。
図1は、第1実施形態の酸素供給用鼻孔カニューラ装置を示す全体図である。 図2は、鼻孔カニューラ部を示す部分拡大図である。 図3は、コネクタ部を示す部分拡大図である。 図4は、酸素供給装置に接続されるボンベジョイントを示す部分拡大図である。 図5は、圧力測定装置に接続される圧力コネクタを示す部分拡大図である。 図6は、第2実施形態の酸素供給用鼻孔カニューラ装置を示す全体図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本発明の実施の形態として、以下に示す第1実施形態および第2実施形態が含まれる。以下では、まず第1実施形態に係る酸素供給用カニューラ装置について説明し、次に第2実施形態に係る酸素供給用カニューラ装置について第1実施形態と異なる点を主に説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の酸素供給用鼻孔カニューラ装置を示す全体図である。図1に示すように、圧力測定装置を接続する本発明の実施の形態の酸素供給用鼻孔カニューラ装置1は、柔軟で中空な鼻孔カニューラ2と、鼻孔カニューラ2の端部21、21に各々の一端が機械的および流体的に接続された一対の柔軟な中空の鼻チューブ3、3とから構成される。図1および図2に示すように、鼻孔カニューラ2には、患者の鼻孔に挿入されて鼻孔に酸素を供給する一対の中空の鼻孔プロング(突起部)22、22が一体的に形成されている。比較的短い鼻チューブ3、3によってループ状の開口部32が形成され、スライドリング31をスライドさせて開口部32の大きさを調整し、酸素供給用鼻孔カニューラ装置1の使用時には、開口部32に患者の両耳と顎部が挿入される。
図2は、鼻孔カニューラ2の斜視図である。鼻孔カニューラ2の端部21、21の内周面には、鼻チューブ3、3の一端の外周面が、例えば熱融着等の方法によって接合されている。また、図1および図3に示すように、鼻チューブ3、3の他端(図1および図3の左側)は、コネクタ部100の一端(図1および図3の右側)の二股部に接続されており、コネクタ部100の他端(図1および図3の左側)の二股部の一方には酸素供給チューブ5が接続され、コネクタ部100の他端(図1および図3の左側)の二股部の他方には圧力測定チューブ6が接続されている。
コネクタ部100は、図1および図3に示すように、第1の二股コネクタ7と第2の二股コネクタ8とから構成されている。第1の二股コネクタ7および第2の二股コネクタ8は、いずれも気体流路がY字状のコネクタであり、チューブが接続されない非分岐部とチューブが接続される分岐部により構成される。これら第1の二股コネクタ7および第2の二股コネクタ8の非分岐部同士を接合することによって4股となるコネクタ部100が形成されている。
鼻チューブ3、3の他端(図1および図3の左端)は、第1の二股コネクタ7の一端(図1および図3の右端)の二股部71の二股内周面に機械的および流体的に接続されている。第1の二股コネクタ7の他端(図1および図3の左端)の円筒状接続部72の円筒状外周面には、第2の二股コネクタ8の一端(図1および図3の右端)の円筒状接続部82の円筒状内周面が外嵌して、第1の二股コネクタ7と第2の二股コネクタ8は機械的および流体的に接続されている。すなわち、この実施の形態では、第2の二股コネクタ8として、第1の二股コネクタ7よりもランクが上の寸法の二股コネクタを使用している。
第2の二股コネクタ8の他端(図1および図3の左端)の二股部81の二股内周面の一方には、柔軟で中空な酸素供給チューブ5が機械的および流体的に接続されている。比較的長い酸素供給チューブ5の左端は、ボンベジョイント51によって酸素ボンベ等の酸素供給装置(図示せず)に機械的および流体的に接続される。ここで、図4に示すように、酸素供給チューブ5の外周面には、ボンベジョイント51の円筒状内周面が外嵌して、酸素供給チューブ5とボンベジョイント51は機械的および流体的に接続されている。
第2の二股コネクタ8の他端(図1および図3の左端)の二股部81の二股内周面の他方には、柔軟で中空な圧力測定チューブ6が機械的および流体的に接続されている。圧力測定チューブ6左端の圧力コネクタ61が時間内歩行試験装置やPSG装置等の圧力測定装置に接続される。ここで、図5に示すように、圧力コネクタ61は、円筒状の筒体610と、その筒体610の底面610aにより支持され筒体610を軸方向に貫通する中空状の接続管613とから構成される。筒体610と接続管613とは一体に成形されており、筒体610の内周面には螺旋山611が形成されている。接続管613の一端(図5の下側)の外周面には、圧力測定チューブ6の端部内周面が外嵌して、圧力測定チューブ6と圧力コネクタ61は機械的および流体的に接続されている。そして、接続管613の他端(図5の上側)の外周面には、時間内歩行試験装置やPSG装置等の圧力測定装置の圧力ポートの内周面が外嵌し、さらにその圧力ポートの外周面に形成された螺旋溝と、筒体610の内周面に設けられている螺旋山611とが嵌合することにより、その圧力測定装置と圧力コネクタ61(すなわち圧力測定チューブ6)とが、機械的および流体的に接続される。
なお、酸素供給チューブ5と酸素供給装置との接続方式は図4に示したボンベジョイント方式に限らず、例えば螺旋で固定する方式であっても良い。また、圧力測定チューブ6と圧力測定装置との接続方式は、図5に示した螺旋方式に限らず、例えば圧力ポートのソケットに非螺旋式の圧力コネクタを差し込む方式であっても良い。
このように、この実施の形態では、コネクタ部100の一端に鼻チューブ3、3の他端が接続され、コネクタ部100の他端の一方に酸素供給チューブ5が接続され、コネクタ部100の他端の他方には圧力測定チューブ6が接続されることにより、簡素な構造で鼻孔カニューラ内の圧力の変化を正確に測定することが可能である。また、合計4本のチューブが接続されるコネクタ部100は、二股コネクタの非分岐部同士を接続することにより構成しているため、特殊な部材を要すること無く容易に製造可能であり、製造コストを抑制することができる。
また、従来の酸素供給用鼻孔カニューラ装置は、圧力測定装置との接続部が鼻孔プロングから離れているため、酸素の供給量が大きくなると、バックプレッシャーが大きくなって、鼻孔カニューラ2内の圧力の変化を圧力測定装置で正確に測定することが困難になる。これに対して、図1に示す本発明の実施の形態の酸素供給用鼻孔カニューラ装置1は、鼻チューブ3、3の他端に接近して圧力測定チューブ6を接続可能にしている。従って、時間内歩行試験装置やPSG装置等の圧力測定装置に接続される圧力コネクタ61が、酸素が吐出される鼻孔プロング22、22に近接しているため、酸素の供給量が大きくなっても、バックプレッシャーを小さくできて、鼻孔カニューラ2内の圧力の変化を正確に測定することが可能になる。また、鼻孔プロング22、22に酸素を供給する鼻チューブ3、3が2本になるため、鼻チューブ3、3の折れ曲がりや閉塞によって、酸素が患者に供給されないリスクを低減することが可能となる。鼻孔プロング22、22の酸素供給面積が減少しないため、鼻孔への酸素供給が円滑で、患者の使用感が向上する。
なお、他の実施の形態として、例えば、第1の二股コネクタ7として、第2の二股コネクタ8よりもランクが上の寸法の二股コネクタを使用するようにしても良い。すなわち、第2の二股コネクタ8の一端(図1および図3の右端)の円筒状接続部82の円筒状外周面には、第1の二股コネクタ8の他端(図1および図3の左端)の円筒状接続部72の円筒状内周面が外嵌して、第2の二股コネクタ8と第1の二股コネクタ7が機械的および流体的に接続されるようにしても良い。
なお、コネクタ部100の形状は、図1に示した形状に限らず、4つのチューブ接続部を有する形状であれば良く、その4つのチューブ接続部のうちの2つに鼻チューブ3、3を接続可能であり、残り2つのチューブ接続部のうちの一方のチューブ接続部に酸素供給チューブ5を接続可能であり、他方のチューブ接続部に圧力測定チューブ6を接続可能であれば良い。また、コネクタ部100を複数のコネクタではなく、4つのチューブ接続部を有し、その4つのチューブ接続部全てに連通する空間を内部に有する1つの中空状コネクタで構成するようにしても良い。
[第2実施形態]
第1実施形態に係る酸素供給用鼻孔カニューラ装置1は、2つの二股コネクタ(7,8)が直接接続されることによりコネクタ部100が構成されるものであったが、図6に示す第2実施形態に係る酸素供給用鼻孔カニューラ装置10では、2つの二股コネクタ(二股コネクタ4およびY字コネクタ52)が、連結チューブ50を介して接続される。
図6は、第2実施形態の酸素供給用鼻孔カニューラ装置10を示す全体図である。鼻孔に酸素を供給する酸素供給用鼻孔カニューラ装置10に、時間内歩行試験装置やPSG装置等の圧力測定装置が接続される。図6に示すように、圧力測定装置を接続可能な酸素供給用鼻孔カニューラ装置10は、柔軟で中空な鼻孔カニューラ2と、鼻孔カニューラ2の端部21、21に各々の一端が機械的および流体的に接続された一対の柔軟な中空の鼻チューブ3、3とから構成される。鼻孔カニューラ2には、患者の鼻孔に挿入されて鼻孔に酸素を供給する一対の中空の鼻孔プロング(突起部)22、22が一体的に形成されている。鼻チューブ3、3の他端((図6の左端)は、二股コネクタ4の一端(図6の右端)の二股部41の二股内周面に機械的および流体的に接続されている。二股コネクタ4の他端(図6の左端)の円筒状接続部42の円筒状内周面には、柔軟で中空な連結チューブ50が機械的および流体的に接続されている。連結チューブ50は、酸素供給用チューブおよび圧力測定チューブを兼ねたチューブである。
比較的短い鼻チューブ3、3によってループ状の開口部32が形成され、スライドリング31をスライドさせて開口部32の大きさを調整し、酸素供給用鼻孔カニューラ装置10の使用時には、開口部32に患者の両耳と顎部が挿入される。二股コネクタ4の他端(図6の左端)の円筒状接続部42に接続されている比較的長い連結チューブ50(酸素供給チューブであり圧力測定チューブも兼ねる)の左端は、比較的長い幹管部52Aと、その幹管部52Aから2つに分岐する比較的短い枝管部52B,52CとからなるY字コネクタ52の一方の枝管部52Bに機械的および流体的に接続されている。Y字コネクタ52の他方の枝管部52Cには、第1実施形態と同様の圧力コネクタ61を他端に備える圧力測定チューブ5の一端が、機械的および流体的に接続されている。そしてY字コネクタ52の幹管部52Aには、第1実施形態と同様のボンベジョイント51を他端に備える酸素供給チューブ5の一端が、機械的および流体的に接続されている。
すなわち、第2実施形態では、鼻孔カニューラ2が接続される二股コネクタ4と、ボンベジョイント51を備える酸素供給チューブ5および圧力コネクタ61を備える圧力測定チューブ6が接続されるY字コネクタ52とが、連結チューブ50を介して接続されることにより、鼻孔カニューラ2と酸素ボンベ等の酸素供給装置(図示せず)とが機械的および流体的に接続されるとともに、鼻孔カニューラ2と時間内歩行試験装置やPSG装置等の圧力測定装置(図示せず)とが機械的および流体的に接続される。
なお、第2実施形態におけるY字コネクタ52の幹管部52A並びに枝管部52Bおよび52Cに、酸素供給チューブ5、連結チューブ50、および圧力測定チューブ6のいずれのチューブを接続するかは任意である。すなわち、Y字コネクタ52の各管部52A,52B,52Cのうち、いずれの2つの管部に酸素供給チューブ5および圧力測定チューブ6を接続して二股部とするかは各管部の径や長さ等に応じて適宜選択すると良い。
また、上記の第1実施形態において、ヒトの操作によって、第1の二股コネクタ7の他端の外周面に第2の二股コネクタ8の一端の内周面を外嵌して接続可能とすると共に、接続状態にある第1の二股コネクタ7の他端から第2の二股コネクタ8の一端を取り外して両コネクタを分離可能としても良い。即ち、第1の二股コネクタ7と第2の二股コネクタ8とを着脱自在に構成しても良い。そして、第2実施形態に示されるように、相互に分離した第1の二股コネクタ7の他端と、第2の二股コネクタ8の一端とを、連結チューブ50を介して接続可能としても良い。このようにすることで、連結チューブの長さを調整して、必要に応じて鼻孔カニューラ2から酸素供給装置、あるいは鼻孔カニューラ2から圧力装置装置までの距離を調整することができる。
1…酸素供給用鼻孔カニューラ装置
10…酸素供給用鼻孔カニューラ装置
2…鼻孔カニューラ
21…端部
22…鼻孔プロング(突起部)
3…鼻チューブ
31…スライドリング
32…開口部
4…二股コネクタ
41…二股部
42…円筒状接続部
5…酸素供給チューブ
50…連結チューブ
51…ボンベジョイント
52…Y次コネクタ
6…圧力測定チューブ
61…圧力コネクタ
7…第1の二股コネクタ
71…二股部
72…円筒状接続部
8…第2の二股コネクタ
81…二股部
82…円筒状接続部

Claims (10)

  1. 鼻孔に挿入される一対の中空の鼻孔プロングに一端が接続される一対の中空の鼻チューブと、
    前記一対の中空の鼻チューブの他端が接続される流体コネクタと、
    前記流体コネクタに一端が接続され、他端が酸素供給装置に接続される中空の酸素供給チューブと、
    前記流体コネクタに一端が接続され、他端が圧力測定装置に接続される中空の圧力測定チューブとからなる
    ことを特徴とする酸素供給用鼻孔カニューラ装置。
  2. 請求項1に記載の酸素供給用鼻孔カニューラ装置であって、
    前記流体コネクタは両端に二股部を有するものであり、
    前記一対の鼻チューブの他端は、前記流体コネクタの一端の二股部に接続され、
    前記酸素供給チューブの一端は、前記流体コネクタの他端の二股部の一方に接続され、
    前記圧力測定チューブの一端は、前記流体コネクタの他端の二股部の他方に接続される
    ことを特徴とする酸素供給用鼻孔カニューラ装置。
  3. 請求項2に記載の酸素供給用鼻孔カニューラ装置であって、
    前記流体コネクタは、第1の二股コネクタおよび第2の二股コネクタから構成されることを特徴とする酸素供給用カニューラ装置。
  4. 請求項3に記載の酸素供給用鼻孔カニューラ装置であって、
    前記第1の二股コネクタの一端の二股部には、前記一対の鼻チューブの他端が接続され、その第1の二股コネクタの他端には、前記第2の二股コネクタの一端が接続され、
    前記酸素供給チューブの一端は、前記第2の二股コネクタの他端の二股部の一方に接続され、その酸素供給チューブの他端は前記酸素供給装置に接続され、
    前記圧力測定チューブの一端は、前記第2の二股コネクタの他端の二股部の他方に接続され、その圧力測定チューブの他端は、前記圧力測定装置に接続される
    ことを特徴とする酸素供給用鼻孔カニューラ装置。
  5. 請求項4に記載の酸素供給用鼻孔カニューラ装置であって、
    前記第1の二股コネクタの他端の外周面に前記第2の二股コネクタの一端の内周面が外嵌して接続されている
    ことを特徴とする酸素供給用鼻孔カニューラ装置。
  6. 請求項4に記載の酸素供給用鼻孔カニューラ装置であって、
    前記第2の二股コネクタの一端の外周面に前記第1の二股コネクタの他端の内周面が外嵌して接続されている
    ことを特徴とする酸素供給用鼻孔カニューラ装置。
  7. 鼻孔に挿入される一対の中空の鼻孔プロングに一端が接続される一対の中空の鼻チューブと、
    前記一対の中空の鼻チューブの他端が接続される第1の流体コネクタと、
    前記第1の流体コネクタと流体チューブを介して接続される第2の流体コネクタと、
    前記第2の流体コネクタに一端が接続され、他端が酸素供給装置に接続される中空の酸素供給チューブと、
    前記流体コネクタに一端が接続され、他端が圧力測定装置に接続される中空の圧力測定チューブとからなる
    ことを特徴とする酸素供給用鼻孔カニューラ装置。
  8. 請求項7に記載した酸素供給用鼻孔カニューラ装置であって、
    前記第1の流体コネクタは一端に二股部を有する二股コネクタであり、
    前記第2の流体コネクタは他端に二股部を有する二股コネクタであり、
    前記第1の流体コネクタの他端と前記第2の流体コネクタの一端とが前記流体チューブを介して接続され、
    前記一対の鼻チューブの他端は、前記第1の流体コネクタの一端の二股部に接続され、
    前記酸素供給チューブの一端は、前記第2の流体コネクタの他端の二股部の一方に接続され、
    前記圧力測定チューブの一端は、前記第2の流体コネクタの他端の二股部の他方に接続される
    ことを特徴とする酸素供給用鼻孔カニューラ装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の酸素供給用鼻孔カニューラ装置であって、
    前記圧力測定装置が時間内歩行試験器である
    ことを特徴とする酸素供給用鼻孔カニューラ装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の酸素供給用鼻孔カニューラ装置であって、
    前記圧力測定装置がPSG装置である
    ことを特徴とする酸素供給用鼻孔カニューラ装置。
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JPH0357460A (ja) * 1989-07-25 1991-03-12 Nagano Keiki Seisakusho Ltd 呼吸ガス供給管及び呼吸ガス供給装置
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