JP2015231099A - 無線通信装置、無線通信装置の接続方法及びプログラム - Google Patents

無線通信装置、無線通信装置の接続方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サーバ装置を別途に用意したり、共同利用する外部機器内にサーバ装置の機能を実装したりすることなく、複数の無線通信装置による外部機器の共同利用を実現させる。【解決手段】外部機器20と無線通信により接続を行なう無線通信装置10j(j=1〜N)について、外部機器20との接続が可能か否かを判定する判定手段と、判定手段により、外部機器20との接続が可能であると判定された場合、無線通信装置を、外部機器20との接続に関する最上位マスタとして動作する最上位マスタモードにするモード制御手段と、最上位マスタモードになっている場合、外部機器への接続を希望している少なくとも1つの他の無線通信装置と外部装置20との接続をサポートするための情報を当該他の無線通信装置に送信する情報送信手段と、を備える構成を採用する。【選択図】 図7

Description

本発明は、無線通信装置、無線通信装置の接続方法及びプログラムに関する。
従来から、プリンタ装置等の共同利用可能ではあるが各瞬間においては単一の装置とのみ接続可能な装置(以下、単に「共用装置」という)が、複数の情報処理装置により共同利用されている。こうした共同利用に際しては、一の情報処理装置が共用装置と接続されている期間には、他の情報処理装置は、共用装置と接続することができず、共用装置を利用することができない。
しかしながら、複数の情報処理装置のそれぞれが共用装置の利用を希望するタイミングは独立している。このため、複数の情報処理装置による共用装置の共同利用を管理できることが望ましい。
そこで、複数の情報処理装置による共用装置の共同利用を管理するサーバ装置を別途に設置する技術が提案されている(特許文献1参照:以下、「従来例」という)。この従来例の技術では、複数の情報処理装置とサーバ装置とがネットワーク接続される。そして、複数の情報処理装置は、サーバ装置の管理のもとで、共用装置を利用できるようになっている。
なお、従来例では装置間の通信が有線通信である例が示されているが、当該従来例における技術的思想は、装置間の通信がBluetooth(登録商標)通信等の無線通信にも適用できる。
特開平11−134139号公報
上述した従来例の技術では、複数の情報処理装置及び共用装置に加えて、サーバ装置を別途に用意することが必要になる。しかしながら、装置の種類は少ない方が好ましいため、サーバ装置を別途に用意することなく、複数の情報処理装置による共用装置の共同利用を実現することが好ましい。
そこで、共用装置内にサーバ装置の機能を実装することが考えられる。しかしながら、共用装置内にサーバ装置の機能を実装すると、特に多数の情報処理装置と無線通信を行うことが想定される場合には、共用装置が備えるCPU(Central Processing Unit)等の演算手段として、処理能力が高いものを採用することが必要となる。また、共用装置が備える記憶手段の容量を大きくすることも必要となる。この結果、共用装置を小型化したり、廉価としたりすることができない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、サーバ装置を別途に用意したり、共用装置内にサーバ装置の機能を実装したりすることなく、共用装置の共同利用を実現することができる無線通信装置、無線通信装置の接続方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
本発明の無線通信装置は、外部機器と無線通信により接続を行なう無線通信装置であって、前記外部機器との接続が可能か否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記外部機器との接続が可能であると判定された場合、当該無線通信装置を、前記外部機器との接続に関する最上位マスタとして動作する最上位マスタモードにするモード制御手段と、前記最上位マスタモードになっている場合、前記外部機器への接続を希望している少なくとも1つの他の無線通信装置と前記外部機器との接続をサポートするための情報を前記他の無線通信装置に送信する情報送信段と、を備えたことを特徴とする無線通信装置である。
本発明の無線通信装置の接続方法は、外部機器と無線通信により接続を行なう無線通信装置の接続方法であって、前記外部機器との接続が可能か否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおいて前記外部機器との接続が可能であると判定された場合、当該無線通信装置を、前記外部機器との接続に関する最上位マスタとして動作する最上位マスタモードにするモード制御ステップと、前記最上位マスタモードになっている場合、前記外部機器への接続を希望している少なくとも1つの他の無線通信装置と前記外部機器との接続をサポートするための情報を前記他の無線通信装置に送信する情報送信ステップと、を含むことを特徴とする無線通信装置の接続方法である。
本発明のプログラムは、外部機器と無線通信により接続を行なう無線通信装置のコンピュータを、前記外部機器との接続が可能か否かを判定する判定手段、前記判定手段により、前記外部機器との接続が可能であると判定された場合、当該無線通信装置を、前記外部機器との接続に関する最上位マスタとして動作する最上位マスタモードにするモード制御手段、及び、前記最上位マスタモードになっている場合、前記外部機器への接続を希望している少なくとも1つの他無線通信装置と前記外部機器との接続をサポートするための情報を前記他の無線通信装置に送信する情報送信手段として機能させることを特徴とするプログラムである。
本発明の無線通信装置では、判定手段が、外部機器との接続が可能か否かを判定する。例えば、無線通信装置が発行した外部機器への接続要求に対する外部機器の応答の内容に基づいて、判定手段が、外部機器との接続が可能か否かを判定する。ここで、外部機器の応答が肯定応答であった場合には、判定手段は、外部機器との接続が可能であると判定する。一方、外部機器の応答が否定応答であった場合には、判定手段は、外部機器との接続ができないと判定する。
判定手段により外部機器との接続が可能であると判定された場合、モード制御手段が、当該無線通信装置を、外部機器との接続に関する最上位マスタとして動作する最上位マスタモードにする。こうして最上位マスタモードになると、情報送信段が、外部機器への接続を希望している少なくとも1つの他の無線通信装置による外部機器との接続をサポートするための情報を他の無線通信装置に送信する。この結果、当該無線通信装置が、最上位マスタである期間中に、当該他の無線通信装置と外部機器との接続を管理するサーバ装置として機能するようになる。
したがって、本発明の無線通信装置によれば、サーバ装置を別途に用意したり、共用装置内にサーバ装置の機能を実装したりすることなく、複数の無線通信装置による外部機器の共同利用を実現させることができる。
本発明の無線通信装置の接続方法では、判定ステップにおいて、外部機器との接続が可能であると判定がなされると、モード制御工程において、当該無線通信装置を、外部機器との接続に関する最上位マスタとして動作する最上位マスタモードにする。こうして最上位マスタモードになると、情報送信ステップにおいて、外部機器への接続を希望している少なくとも1つの他の無線通信装置による外部機器との接続をサポートするための情報を他の無線通信装置に送信する。この結果、当該無線通信装置が、最上位マスタである期間中に、当該他の無線通信装置と外部機器との接続を管理するサーバ装置として機能するようになる。
したがって、本発明の無線通信装置の接続方法によれば、サーバ装置を別途に用意したり、共用装置内にサーバ装置の機能を実装したりすることなく、複数の無線通信装置による外部機器の共同利用を実現させることができる
本発明のプログラムは、無線通信装置のコンピュータを、上述した本発明の無線通信装置における判定手段、モード制御手段、及び、情報送信手段として機能させる。したがって、無線通信装置に、本発明の無線通信装置の接続方法を実行させることができる。
本発明の第1実施形態に係る無線通信装置の動作環境例を説明するための図である。 図1の無線通信装置の概略的な構成を示す図である。 無線通信装置が構成するネットワークの例を説明するための図(その1)である。 無線通信装置が構成するネットワークの例を説明するための図(その2)である。 図4のネットワーク構成から最上位マスタ装置が外れた後に構成されるネットワーク構成の例を示す図である。 図2の構成の無線通信装置の動作モードの遷移を示す図である。 図2の処理制御部による処理を説明するためのフローチャートである。 図7の最上位マスタモード処理をするためのフローチャートである。 図8の新たなネットワークの構築処理を説明するためのフローチャートである。 図7のスレーブモード処理を説明するためのフローチャートである。 図10の第1スレーブモード処理を説明するためのフローチャートである。 図10の第2スレーブモード処理を説明するためのフローチャートである。 図10の待機モード処理を説明するためのフローチャートである。 図10の下位マスタモード処理を説明するためのフローチャートである。 図14の下位装置の制御処理を説明するためのフローチャートである。 変形例の無線通信装置の動作モードの遷移を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図15を参照して説明する。なお、以下の説明及び図においては、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[構成]
図1には、第1実施形態に係る無線通信装置101〜10Nの動作環境例が示されている。この図1に示される動作環境例では、無線通信装置101〜10Nは、プリンタ装置20の周辺に位置し、相互間及びプリンタ装置20との間でBluetooth通信が可能となっている。すなわち、無線通信装置10j(j=1〜N)のそれぞれは、Bluetooth対応装置となっている。
上記のプリンタ装置20は、各時点において、Bluetooth対応装置が1台のみ接続可能となっている。そして、プリンタ装置20と接続されているBluetooth(登録商標)対応装置のみが、プリンタ装置20を利用した印刷をすることができるようになっている。
なお、プリンタ装置20は、いずれのBluetooth対応装置とも接続されていないときに接続要求を受けると、接続要求を発行したBluetooth対応装置へ肯定応答を返送し、接続要求を発行したBluetooth対応装置との接続状態となるようになっている。また、プリンタ装置20は、いずれかのBluetooth対応装置と接続されているときに接続要求を受けると、接続要求を発行したBluetooth対応装置へ否定応答を返送し、接続中のBluetooth対応装置との接続状態を維持するようになっている。
<無線通信装置10jの構成>
上記の無線通信装置10jのそれぞれは、図2に示されるように、処理制御部11と、BT通信部12とを備えている。
上記の処理制御部11は、中央処理装置、記憶素子及び周辺回路を備えて構成される。そして、プログラムを実行することにより、各種処理を行い、判定手段、モード制御手段及び接続制御手段の機能を含む各種機能を実現するようになっている。かかる処理制御部11には、不図示の入力部が接続されており、当該入力部に印刷指令が入力されると、プリンタ装置20へ接続要求を発行する。
また、処理制御部11は、プリンタ装置20の利用のためのネットワーク(通信ネットワーク)の構築処理を実行する。かかるネットワークの構築処理の詳細については、後述する。
なお、処理制御部11が実行するネットワークの構築処理により構築されたネットワークの例が、図3,4に示されている。ここで、図3に示される例は、無線通信装置101が、ネットワークにおける最上位マスタ装置であるとともに、無線通信装置101の直下に、無線通信装置101のスレーブ装置として動作する無線通信装置102〜104が接続されるようになっている。
また、図4に示される例は、無線通信装置101が、ネットワークにおける最上位マスタ装置であるとともに、無線通信装置101の下位に、無線通信装置101のスレーブ装置として動作する無線通信装置102〜108が階層的に接続された例となっている。なお、図4に示される例では、無線通信装置101の直下に、無線通信装置102〜105が接続されている。これらのうち無線通信装置103,105が下位マスタ装置となっている。そして、無線通信装置103の直下に無線通信装置106,107が接続されるとともに、無線通信装置105の直下に無線通信装置10が接続されるようになっている。
さらに、図5には、図4に示されるネットワークから最上位マスタ装置である無線通信装置101が脱退した後に構築されるネットワークの例が示されている。この図5に示される例では、無線通信装置103が、ネットワークにおける最上位マスタ装置であるとともに、無線通信装置103の下位に、無線通信装置103のスレーブ装置として動作する無線通信装置102,104〜108が階層的に接続された例となっている。なお、図5に示される例では、無線通信装置103の直下に、無線通信装置102,104,106,107が接続されている。これらのうち無線通信装置106が下位マスタ装置となっている。そして、無線通信装置106の直下に無線通信装置105,108が接続されるようになっている。
図2に戻り、上記のBT通信部12は、周辺のBluetooth対応装置との間で、Bluetooth規格に従って通信を行う。かかる通信に際して、BT通信部12は、処理制御部11から送信データを受ける。そして、BT通信部12は、当該送信データをデータ内容とするパケットを組み立て、組み立てられたパケットをBluetooth規格に従って周辺のBluetooth対応装置へ送信する。
また、BT通信部12は、周辺のBluetooth対応装置からBluetooth規格に従って送信されたパケットを受信する。そして、BT通信部12は、当該受信したパケットを分解し、当該受信したパケットに含まれていたデータを処理制御部11へ送る。
[動作]
次に、上記のように構成された無線通信装置10j(j=1〜N)の動作について、処理制御部11が実行するネットワークの構築処理に主に着目して説明する。
<処理制御部11の動作モード>
まず、ネットワークの構築処理の説明に先立って、ネットワークの構築に際しての処理制御部11の動作モードについて説明する。
図6には、ネットワークの構築に際しての処理制御部11の動作モード、及び、動作モードの遷移が示されている。この図6に示されるように、処理制御部11の動作モードには、初期モード、最上位マスタモード、第1及び第2スレーブモード、並びに、待機モード及び下位マスタモードがある。
上記の「初期モード」は、最上位マスタ装置による制御を受けず、プリンタ装置20への接続要求を自発的に発行できる動作モードである。また、上記の「最上位マスタモード」は、プリンタ装置20と接続された状態で、ネットワークへの参加を希望した無線通信装置のネットワークへの参加や、ネットワークに参加している無線通信装置とプリンタ装置20との接続を統括して制御する動作モードである。
上記の「第1スレーブモード」は、最上位マスタ装置が存在している状態でおいて、プリンタ装置20の利用を希望してはいるが、後述する接続タイミング情報を受信できていない状態の動作モードである。また、上記の「第2スレーブモード」は、ネットワークに参加しており、接続タイミング情報を保持しているが、最上位マスタモードの無線通信装置により下位マスタモード動作の指定がなされていない状態における動作モードである。
上記の「待機モード」は、ネットワークに参加していないが、接続タイミング情報を保持している状態における動作モードである。上記の「下位マスタモード」は、最上位マスタモードの無線通信装置により下位マスタモード動作の指定がなされている状態における動作モードである。なお、「下位マスタモード」は、ネットワーク構成上における直下への新たな無線通信装置の接続処理(以下、「下位装置接続処理」とも記す)、並びに、ネットワーク構成上における上位側から送られた情報の下位側への転送処理、及び、ネットワーク構成上における下位側から送られた情報の上位側への転送処理を更に行う点が、上記した「第2スレーブモード」と異なっている。
なお、以下においては、第1,第2スレーブモード、待機モード及び下位マスタモードを総称して「スレーブモード」と記す。また、スレーブモードで動作している無線通信装置を総称して「スレーブ装置」と記す。
本実施形態では、初期モードからは、最上位マスタモード又は第1スレーブモードへ遷移し得る。最上位マスタモードからは、初期モードへ遷移し得る。第1スレーブモードからは、初期モード又は第2スレーブモードへ遷移し得る。
また、本実施形態では、第2スレーブモードからは、最上位マスタモード、第1スレーブモード、待機モード又は下位マスタモードへ遷移し得る。待機モードからは、初期モード又は第2スレーブモードへ遷移し得る。下位マスタモードからは、最上位マスタモード、第1スレーブモード又は待機モードへ遷移し得る。
なお、図6には動作モード間遷移の条件の概要が記載されているが、動作モード間遷移の条件については、以下の処理制御部11が実行するネットワークの構築処理の説明において、より詳細に説明する。
また、最上位マスタ装置からネットワークに参加している他の一の無線通信装置へ向けて情報を送信する場合、当該他の一の無線通信装置が最上位マスタ装置の直下に接続されているときには、最上位マスタ装置から直接的に当該情報が、当該他の一の無線通信装置へ送信される。一方、当該他の一の無線通信装置が下位マスタ装置の直下に接続されているときには、最上位マスタ装置から、1又は複数の下位マスタ装置を介して、当該情報が当該他の一の無線通信装置へ送信される。
また、ネットワークに参加している他の一の無線通信装置から最上位マスタ装置へ向けて情報を送信する場合、当該他の一の無線通信装置が最上位マスタ装置の直下に接続されているときには、当該他の一の無線通信装置から直接的に当該情報が、最上位マスタ装置へ送信される。一方、当該他の一の無線通信装置が下位マスタ装置の直下に接続されているときには、当該他の一の無線通信装置から、1又は複数の下位マスタ装置を介して、当該情報が最上位マスタ装置へ送信される。
<処理制御部11が実行するネットワークの構築処理>
次に、処理制御部11が実行するネットワークの構築処理について説明する。
なお、当初においては、当該処理制御部11を備える無線通信装置は、プリンタ装置20の利用を希望していない状態にあるものとする。この状態は、初期モード動作期間の一部となっている。
ネットワークの構築処理に際しては、図7に示されるように、まず、ステップS11において、処理制御部11が、上述した入力部に印刷指令が入力されたか否かを判定する。ステップS11における判定の結果が否定的であった場合(ステップS11:N)には、ステップS11の処理が繰り返される。
入力部に印刷指令が入力され、ステップS11における判定の結果が肯定的となると(ステップS11:Y)、処理はステップS12へ進む。このステップS12では、処理制御部11が、プリンタ装置20への接続要求を発行する。
次に、ステップS13において、当該接続要求に対するプリンタ装置20の応答が、肯定応答であったか否かを判定する。ステップS13における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS13:Y)には、処理制御部11は、動作モードを最上位マスタモードへ遷移させる。そして、処理はステップS14へ進む。
ステップS14では、処理制御部11は、最上位マスタモード処理を実行する。このステップS14の処理が終了すると、処理はステップS11へ戻る。なお、ステップS14における最上位マスタモード処理の詳細については、後述する。
ステップS13における判定の結果が否定的であった場合(ステップS13:N)には、処理制御部11は、動作モードを第1スレーブモードへ遷移させる。そして、処理はステップS15へ進む。
ステップS15では、処理制御部11は、スレーブモード処理を実行する。このステップS15の処理が終了すると、処理はステップS12又はステップS14へ戻る。なお、ステップS15におけるスレーブモード処理の詳細については、後述する。
以後、ステップS11〜S15の処理が繰り返される。この結果、処理制御部11によるネットワークの構築処理が継続的に実行される。
《ステップS14における最上位マスタモード処理》
次に、ステップS14における最上位マスタモード処理について説明する。
最上位マスタモード処理に際しては、図8に示されるように、まず、ステップS19において、処理制御部11が、プリンタ装置20への印刷処理を開始する。この結果、プリンタ装置20は、処理制御部11からプリンタ装置20へ送信された印刷データに従った印刷動作を開始する。そして、印刷処理が終了するまで、当該印刷処理と並行して、処理制御部11が、以下のステップS20〜S26の処理を実行する。
ステップS20では、処理制御部11が、前回の最上位マスタ装置により次のネットワーク構成が指定されているか否かを判定する。ステップS20における判定の結果が否定的あった場合(ステップS20:N)には、処理は、後述するステップS22へ進む。
ステップS20における判定の結果が肯定的あった場合(ステップS20:Y)には、処理はステップS21へ進む。このステップS21では、次のネットワーク構成として指定された構成のネットワークを構築する。そして、処理はステップS22へ進む。
なお、指定された構成のネットワークの構築に際しては、当該指定された構成のネットワークにおける上位側から下位側に向かって、順次、通信接続及び下位マスタ装置の設定が行われるようになっている。
ステップS22では、処理制御部11が、印刷処理が終了したか否かを判定する。ステップS22における判定の結果が否定的であった場合(ステップS22:N)には、処理はステップS23へ進む。
ステップS23では、それまでネットワークに参加していなかった無線通信装置が新たに同報送信したネットワーク参加要求を、処理制御部11が受信したか否かを判定する。ステップS23における判定の結果が否定的であった場合(ステップS23:N)には、処理はステップS22へ戻る。
ステップS23における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS23:Y)には、処理はステップS24へ進む。このステップS24では、処理制御部11が、ネットワーク参加要求を同報送信した無線通信装置をネットワークに参加させるための新たなネットワークの構築処理を実行する。なお、ステップS24における新たなネットワークの構築処理については、後述する。
次いで、ステップS25において、新たにネットワーク参加した無線通信装置の利用態様情報を受信したか否かを判定する。かかる利用態様情報には、当該利用態様情報を送信した無線通信装置の識別情報、印刷内容(データサイズ、用紙サイズ、白黒印刷/カラー印刷の指定等)、希望印刷優先度及び処理負荷等が含まれている。
ステップS25における判定の結果が否定的であった場合(ステップS25:N)には、ステップS25の処理が繰り返される。新たな利用態様情報を受け、ステップS25における判定の結果が肯定的となると(ステップS25:Y)、処理はステップS26へ進む。
ステップS26では、処理制御部11が、ネットワークに参加している他の無線通信装置のそれぞれの利用態様情報、及び、自身の印刷処理の進行状況に基づいて、当該他の無線通信装置によるプリンタ装置20の利用順序を決めた後、当該他の無線通信装置のそれぞれの接続タイミング情報を算出する。本実施形態では、接続タイミング情報には、当該他の無線通信装置がプリンタ装置20に接続することができるようになると推定される接続タイミング、及び、当該他の無線通信装置が印刷処理を開始してから終了するまでに要することが推定される印刷待ち時間が含まれている。
なお、本実施形態では、他の無線通信装置によるプリンタ装置20の利用順序は、印刷優先度を尊重しつつ、他の無線通信装置の印刷に関する平均ターンアラウド時間が極力短くなるように、当該他の無線通信装置のそれぞれの接続タイミングを算出するようになっている。また、接続タイミングは、ネットワークに参加している無線通信装置に共通のクロックに基づいて算出されるようになっている。
接続タイミング情報が算出されると、処理制御部11は、算出された接続タイミング情報を、対応する他の無線通信装置のそれぞれへ向けて送信する。こうしてステップS26の処理が終了すると、処理はステップS22へ戻る。そして、印刷処理が終了するまで、ステップS22〜S26の処理が繰り返される。
なお、ステップS26において、他の無線通信装置のそれぞれの接続可能になる順番を示す情報を、対応する他の無線通信装置のそれぞれへ向けて送信してもよい。
また、最上位マスタ装置から送信された接続タイミング情報や接続可能になる順番を示す情報を受信した他の無線通信装置は、当該無線通信装置が備える不図示の表示部に受信した接続タイミング情報や接続可能になる順番を示す情報を表示するようにしてもよい。
印刷処理が終了し、ステップS22における判定の結果が肯定的となると(ステップS22:Y)、処理制御部11は、プリンタ装置20との通信接続を切断する。そして、処理はステップS27へ進む。
ステップS27では、処理制御部11が、ネットワークに参加している他の無線通信装置があるか否かを判定する。ステップS27における判定の結果が否定的であった場合(ステップS27:N)には、処理は、後述するステップS30へ進む。
ステップS27における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS27:Y)には、処理はステップS28へ進む。このステップS28では、処理制御部11が、自身がネットワークから脱退した後、現時点においてネットワークに参加している他の無線通信装置の全てが参加する次のネットワーク構成を算出する。かかる次のネットワーク構成の算出に際して、処理制御部11は、現時点において、当該他の無線通信装置のうちで最もプリンタ装置20の利用順序が早くなっている無線通信装置を次の最上位マスタ装置に定める。
次に、ステップS29において、処理制御部11が、次のネットワーク構成の情報を、次の最上位マスタ装置へ向けて送信することにより、次の最上位マスタ装置に対して、次の最上位マスタ装置となるべき旨、及び、次のネットワーク構成を指定する。そして、処理はステップS30へ進む。
ステップS30では、処理制御部11が、自身以外の現在のネットワークを構成している装置へ通信切断要求を送信する。この結果、現在までのネットワークが解体される。
なお、本実施形態では、処理制御部11は、通信切断要求を同報送信するようになっている。また、当該通信切断要求は、最上位マスタ装置とプリンタ装置20との通信接続が切断されたことを、ネットワークに参加している他の無線通信装置に対して示す情報ともなっている。
通信切断要求を送信すると、処理制御部11は、動作モードを初期モードへ遷移させ、ステップS30の処理が終了する。この結果、処理制御部11は、ネットワークから脱退する。こうしてステップS30の処理が終了すると、ステップS14の処理が終了し、処理は、上述した図7のステップS11へ戻る。
(ステップS24における新たなネットワークの構築処理)
次いで、ステップS24における新たなネットワークの構築処理について説明する。
当該新たなネットワークの構築処理に際しては、図9に示されるように、まず、ステップS31において、処理制御部11が、新たなネットワーク参加要求を同報送信した無線通信装置を、直下に接続させるか否かを判定する。この判定は、処理制御部11の処理負荷が低く、新たな通信処理負荷を引き受ける余裕があるか否かを判定することにより行われる。
ステップS31における判定の結果が否定的であった場合(ステップS31:N)には、処理はステップS32へ進む。このステップS32では、処理制御部11が、新たな下位マスタ装置が必要か否かを判定する。この判定は、現時点で下位マスタ装置の全てが、新たな通信処理負荷を引き受ける余裕がない処理負荷状態となっているか否かを判定することにより行われる。
ステップS32における判定の結果が否定的であった場合(ステップS32:N)には、新たな通信処理負荷を引き受ける余裕がある下位マスタ装置のうちで最も処理負荷に余裕のある下位マスタ装置を、新たなネットワーク参加要求を同報送信した無線通信装置を直下に接続する下位マスタ装置に選択する。そして、処理は、後述するステップS34へ進む。
ステップS32における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS32:Y)には、処理はステップS33へ進む。このステップS33では、処理制御部11が、第2スレーブモードで動作している無線通信装置のうちで最も処理負荷に余裕のあるものを選択する。そして、処理制御部11が、選択された無線通信装置へ向けて、下位マスタモードへの遷移指令を送信する。この結果、選択された無線通信装置の動作モードが、下位マスタモードに遷移する。そして、処理はステップS34へ進む。
ステップS34では、処理制御部11が、新たなネットワーク参加要求を同報送信した無線通信装置が接続されるべき下位マスタ装置へ向けて、新たなネットワーク参加要求を同報送信した無線通信装置との接続処理要求を送信する。この接続処理要求を受けると、当該下位マスタ装置が、ネットワーク参加要求を同報送信した無線通信装置との接続処理を実行する。この結果、当該下位マスタ装置の直下に新たな無線通信装置が接続され、当該新たな無線通信装置が参加する新たなネットワークが構築される。
こうしてステップS34の処理が終了すると、ステップS24の処理が終了する。そして、処理は、上述した図8のステップS25へ進む。
上述したステップS31における判定結果が肯定的であった場合(ステップS31:Y)には、処理はステップS35へ進む。このステップS35では、処理制御部11が、新たなネットワーク参加要求を同報送信した無線通信装置との接続のための下位装置接続処理を実行する。この結果、処理制御部11の直下に新たな無線通信装置が接続され、当該新たな無線通信装置が参加する新たなネットワークが構築される。
《ステップS15におけるスレーブモード処理》
次に、ステップS15におけるスレーブモード処理について説明する。
スレーブモード処理に際しては、図10に示されるように、まず、ステップS41において、処理制御部11が、第1スレーブモード処理を実行する。なお、ステップS41で実行される第1スレーブモード処理については、後述する。
ステップS41の処理が終了すると、処理が、ステップS42へ進む、又は、上述した図7のステップS12へ戻る。ここで、ステップS42へ進む場合には、ステップS41において、処理制御部11が動作モードを第2スレーブモードに遷移させた後、処理がステップS42へ進む。また、ステップS12へ戻る場合には、ステップS41において、処理制御部11が動作モードを初期モードに遷移させた後、処理がステップS12へ戻る。
ステップS42では、処理制御部11が、第2スレーブモード処理を実行する。なお、ステップS42で実行される第2スレーブモード処理については、後述する。
ステップS42の処理が終了すると、処理が、ステップS43若しくはステップS44へ進む、又は、ステップS41若しくは上述した図7のステップS14へ戻る。ここで、ステップS43へ進む場合には、ステップS42において、処理制御部11が動作モードを待機モードに遷移させた後、処理がステップS43へ進む。また、ステップS44へ進む場合には、ステップS42において、処理制御部11が動作モードを下位マスタモードに遷移させた後、処理がステップS44へ進む。
さらに、ステップS41へ戻る場合には、ステップS42において、処理制御部11が動作モードを第1スレーブモードに遷移させた後、処理がステップS41へ戻る。また、ステップS14へ戻る場合には、ステップS42において、処理制御部11が動作モードを最上位マスタモードに遷移させた後、処理がステップS14へ戻る。
ステップS43では、処理制御部11が、待機モード処理を実行する。なお、ステップS43で実行される待機モード処理については、後述する。
ステップS43の処理が終了すると、処理が、ステップS42又はステップS12へ戻る。ここで、ステップS42へ戻る場合には、ステップS43において、処理制御部11が動作モードを第2スレーブモードに遷移させた後、処理がステップS42へ戻る。また、ステップS12へ戻る場合には、ステップS43において、処理制御部11が、動作モードを初期モードに遷移させた後、ステップS12へ戻る。
ステップS44では、処理制御部11が、下位スレーブモード処理を実行する。なお、ステップS44で実行される下位スレーブモード処理については、後述する。
ステップS44の処理が終了すると、処理が、ステップS43へ進む、又は、ステップS41若しくはステップS14へ戻る。ここで、ステップS43へ進む場合には、ステップS44において、処理制御部11が動作モードを待機モードに遷移させた後、処理がステップS43へ進む。また、ステップS41へ戻る場合には、ステップS44において、処理制御部11が動作モードを第1スレーブモードに遷移させた後、処理がステップS41へ戻る。また、ステップS14へ戻る場合には、ステップS44において、処理制御部11が動作モードを最上位マスタモードに遷移させた後、ステップS14へ戻る。
(ステップS41における第1スレーブモード処理)
次いで、ステップS41における第1スレーブモード処理について説明する。
第1スレーブモード処理に際しては、図11に示されるように、まず、ステップS51において、処理制御部11が、ネットワーク参加要求を同報送信する。引き続き、ステップS52において、処理制御部11が、直近上位マスタ装置となる最上位マスタ装置又は下位マスタ装置から送信された接続要求を受信したか否かを判定する。
ステップS52における判定の結果が否定的であった場合(ステップS52:N)には、処理はステップS53へ進む。このステップS53では、処理制御部11が、ネットワーク参加要求の同報送信時刻から第1所定時間が経過したか否かを判定する。
ステップS53における判定の結果が否定的であった場合(ステップS53:N)には、処理はステップS52へ戻る。以後、ステップS52,S53のいずれかにおける判定の結果が肯定的となるまで、ステップS52,S53の処理が繰り返される。
ステップS52における判定の結果が肯定的となる前に、ステップS53における判定の結果が肯定的となると(ステップS53:Y)、処理制御部11は、動作モードを初期モードへ遷移させ、ステップS41の処理を終了する。そして、処理は、上述した図7のステップS12へ戻る。
また、ステップS53における判定の結果が肯定的となる前に、ステップS52における判定の結果が肯定的となると(ステップS52:Y)、処理はステップS54へ進む。このステップS54では、処理制御部11が、接続要求を送信した無線通信装置との接続処理を行う。この結果、接続要求を送信した無線通信装置の直近上位マスタ装置と接続が確立し、ネットワークに参加することになる。
次に、ステップS55において、処理制御部11が、自身の利用態様情報を直近上位マスタ装置へ向けて送信する。引き続き、ステップS56において、処理制御部11は、接続タイミング情報を受信したか否かを判定する。
ステップS56における判定の結果が否定的であった場合(ステップS56:N)には、処理はステップS57へ進む。このステップS57では、処理制御部11が、利用態様情報の送信時刻から第2所定時間が経過したか否かを判定する。
ステップS57における判定の結果が否定的であった場合(ステップS57:N)には、処理はステップS56へ戻る。以後、ステップS56,S57のいずれかにおける判定の結果が肯定的となるまで、ステップS56,S57の処理が繰り返される。
ステップS56における判定の結果が肯定的となる前に、ステップS57における判定の結果が肯定的となると(ステップS57:Y)、処理制御部11は、動作モードを初期モードへ遷移させ、ステップS41の処理を終了する。そして、処理は、上述した図7のステップS12へ戻る。
また、ステップS57における判定の結果が肯定的となる前に、ステップS56における判定の結果が肯定的となると(ステップS56:Y)、処理制御部11は、動作モードを第2スレーブモードへ遷移させ、ステップS41の処理を終了する。そして、処理は、上述した図10のステップS42へ進む。
(ステップS42における第2スレーブモード処理)
次いで、ステップS42における第2スレーブモード処理について説明する。
第2スレーブモード処理に際しては、図12に示されるように、まず、ステップS61において、処理制御部11が、最上位マスタ装置から送信された自身の接続タイミング情報を受信したか否かを判定する。ステップS61における判定の結果が否定的であった場合(ステップS61:N)には、処理は、後述するステップS63へ進む。
ステップS61における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS61:Y)には、処理はステップS62へ進む。このステップS62では、処理制御部11が、受信した自身の接続タイミング情報を内部に保持する。そして、処理はステップS63へ進む。
ステップS63では、処理制御部11が、最上位マスタ装置から送信された下位マスタモードへの遷移指令を受信したか否かを判定する。ステップS63における判定の結果が否定的であった場合(ステップS63:N)には、処理はステップS64へ進む。このステップS64では、処理制御部11が、次の最上位マスタ装置のための情報を受信したか否かを判定する。
ステップS64における判定の結果が否定的であった場合(ステップS64:N)には、処理はステップS65へ進む。このステップS65では、最上位マスタ装置から送られた通信切断要求(すなわち、最上位マスタ装置の脱退によるネットワーク解体通知)を受信したか否かを判定する。
ステップS65における判定の結果が否定的であった場合(ステップS65:N)には、処理はステップS61へ戻る。以後、ステップS63〜S65のいずれかにおける判定の結果が肯定的となるまで、ステップS61〜S65の処理が繰り返される。
ステップS64,S65おける判定の結果が肯定的となる前に、ステップS63における判定の結果が肯定的となると(ステップS63:Y)、処理制御部11は、動作モードを下位マスタモードへ遷移させ、ステップS42の処理を終了する。そして、処理は、上述した図10のステップS44へ進む。
また、ステップS63,S64おける判定の結果が肯定的となる前に、ステップS65における判定の結果が肯定的となると(ステップS65:Y)、処理制御部11は、動作モードを待機モードへ遷移させ、ステップS42の処理を終了する。そして、処理は、上述した図10のステップS43へ進む。
また、ステップS63,S65おける判定の結果が肯定的となる前に、ステップS64における判定の結果が肯定的となると(ステップS64:Y)、処理はステップS66へ進む。このステップS66では、最上位マスタ装置から送られた通信切断要求を受信したか否かを判定する。ステップS66における判定の結果が否定的であった場合(ステップS66:N)には、ステップS66の処理が繰り返される。
通信切断要求を受信し、ステップS66における判定の結果が肯定的となると(ステップS66:Y)、処理はステップS67へ進む。このステップS67では、処理制御部11が、プリンタ装置20への接続要求を発行する。
次に、ステップS68において、当該接続要求に対するプリンタ装置20の応答が、肯定応答であったか否かを判定する。ステップS68における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS68:Y)には、処理制御部11は、動作モードを最上位マスタモードへ遷移させ、ステップS42の処理を終了する。そして、処理は、上述したステップS14へ戻る。
ステップS68における判定の結果が否定的であった場合(ステップS68:N)には、処理制御部11は、動作モードを第1スレーブモードへ遷移させ、ステップS42の処理を終了する。そして、処理はステップS41へ戻る。
(ステップS43における待機モード処理)
次いで、ステップS43における待機モード処理について説明する。
待機モード処理に際しては、図13に示されるように、まず、ステップS71において、内部に保持している接続タイミング情報における接続タイミングとなったか否かを判定する。ステップS71における判定の結果が否定的であった場合(ステップS71:N)には、処理はステップS72へ進む。このステップS72では、処理制御部11が、直近上位マスタ装置となる最上位マスタ装置又は下位マスタ装置から送信された接続要求を受信したか否かを判定する。
ステップS72における判定の結果が否定的であった場合(ステップS72:N)には、処理はステップS71へ戻る。以後、ステップS71,S72のいずれかにおける判定の結果が肯定的となるまで、ステップS71,S72の処理が繰り返される。
ステップS72における判定の結果が肯定的となる前に、ステップS71における判定の結果が肯定的となると(ステップS71:Y)、処理制御部11は、動作モードを初期モードへ遷移させ、ステップS41の処理を終了する。そして、処理は、上述した図7のステップS12へ戻る。
ステップS71における判定の結果が肯定的となる前に、ステップS72における判定の結果が肯定的となると(ステップS72:Y)、処理はステップS73へ進む。この後、ステップS73〜S76において、上述した図11のステップS54〜S57と同様の処理が実行される。
(ステップS44における下位マスタモード処理)
次いで、ステップS44における下位マスタモード処理について説明する。
下位マスタモード処理に際しては、図14に示されるように、まず、ステップS81において、ネットワーク構成における自身より下位の無線通信装置(以下、「下位装置」とも記す)の制御処理を行う。なお、ステップS81における下位装置に対する制御処理については、後述する。
次に、ステップS82において、処理制御部11が、最上位マスタ装置から送信された自身の接続タイミング情報を受信したか否かを判定する。ステップS82における判定の結果が否定的であった場合(ステップS82:N)には、処理は、後述するステップS84へ進む。
ステップS82における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS82:Y)には、処理はステップS83へ進む。このステップS83では、処理制御部11が、受信した自身の接続タイミング情報を内部に保持する。そして、処理はステップS84へ進む。
ステップS84では、処理制御部11が、次の最上位マスタ装置のための情報を受信したか否かを判定する。ステップS84における判定の結果が否定的であった場合(ステップS84:N)には、処理はステップS85へ進む。このステップS85では、最上位マスタ装置から送られた通信切断要求を受信したか否かを判定する。
ステップS85における判定の結果が否定的であった場合(ステップS85:N)には、処理はステップS81へ戻る。以後、ステップS84,S85のいずれかにおける判定の結果が肯定的となるまで、ステップS81〜S85の処理が繰り返される。
ステップS84における判定の結果が肯定的となる前に、ステップS85における判定の結果が肯定的となると(ステップS85:Y)、処理制御部11は、動作モードを待機モードへ遷移させ、ステップS44の処理を終了する。そして、処理は、上述した図10のステップS43へ進む。
また、ステップS85おける判定の結果が肯定的となる前に、ステップS84における判定の結果が肯定的となると(ステップS84:Y)、処理はステップS86へ進む。この後、ステップS86〜S88において、上述した図12のステップS66〜S68と同様の処理が実行される。
((ステップS81における下位装置に対する制御処理))
次いで、ステップS81における下位装置に対する制御処理について説明する。
下位装置に対する制御処理に際しては、図15に示されるように、ステップS91において、処理制御部11が、最上位マスタ装置から送られた接続処理要求を受信したか否かを判定する。ステップS91における判定の結果が否定的であった場合(ステップS91:N)には、処理は、後述するステップS95へ進む。
ステップS91における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS91:Y)には、処理はステップS92へ進む。このステップS92では、処理制御部11が、自身への接続処理要求であるか否かを判定する。
ステップS92における判定の結果が否定的であった場合(ステップS92:N)には、処理はステップS93へ進む。このステップS93では、処理制御部11が、当該接続処理要求を、接続処理が要求されている下位マスタ装置への経路上に位置している直下の下位マスタ装置へ転送する。そして、処理はステップS95へ進む。
ステップS92における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS92:Y)には、処理はステップS94へ進む。このステップS94では、処理制御部11が、下位装置接続処理を実行する。そして、処理はステップS95へ進む。
ステップS95では、処理制御部11が、下位装置が送信した利用態様情報を受信したか否かを判定する。ステップS95における判定の結果が否定的であった場合(ステップS95:N)には、処理は、後述するステップS97へ進む。
ステップS95における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS95:Y)には、処理はステップS96へ進む。このステップS96では、処理制御部11が、受信した利用態様情報を、直近上位のマスタ装置へ転送する。そして、処理はステップS97へ進む。
ステップS97では、処理制御部11が、下位装置の接続タイミング情報を受信したか否かを判定する。ステップS97における判定の結果が否定的であった場合(ステップS97:N)には、ステップS81の処理が終了する。そして、処理は、上述した図14のステップS82へ進む。
ステップS97における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS97:Y)には、処理はステップS98へ進む。このステップS98では、処理制御部11が、受信した接続タイミング情報を、当該接続タイミング情報に対応する下位装置へ向けて転送する。
ステップS98の処理が終了すると、ステップS81の処理が終了する。そして、処理は、上述した図14のステップS82へ進む。
以上説明したように、本実施形態では、無線通信装置10j(j=1〜N)のそれぞれが備える処理制御部11が、プリンタ装置20への接続要求に対する応答が肯定応答であった場合に、プリンタ装置20への接続が可能であると判定する。こうして、プリンタ装置20との接続が可能であると判定された場合、処理制御部11が、プリンタ装置20の共同利用のためのネットワークにおける最上位マスタ装置として動作し、プリンタ装置20への接続を希望している少なくとも1つの他の無線通信装置によるプリンタ装置20との接続を制御するための情報を、当該他の無線通信装置に送信する。この結果、最上位マスタ装置となった無線通信装置が、最上位マスタ装置である期間中に、当該他の無線通信装置とプリンタ装置20との接続を管理するサーバ装置として機能するようになる。
したがって、本実施形態によれば、サーバ装置を別途に用意したり、プリンタ装置20内にサーバ装置の機能を実装したりすることなく、複数の無線通信装置によるプリンタ装置20の共同利用を適切に実現させることができる。
また、本実施形態では、最上位マスタ装置の処理制御部11が、当該他の無線通信装置のそれぞれについて、プリンタ装置20の利用希望時間、印刷内容、印刷優先度等を含む利用態様情報を取得する。そして、当該処理制御部11が、取得された利用態様情報に基づいて、他の無線通信装置のそれぞれがプリンタ装置20と接続可能となるタイミング及び印刷待ち時間を含む接続タイミング情報を算出し、当該算出された接続タイミング情報を当該他の無線通信装置に送信する。このため、当該他の無線通信装置のそれぞれは、プリンタ装置20と接続可能になるタイミングを知ることができる。
また、本実施形態では、最上位マスタ装置の処理制御部11が、自身の処理負荷状況等に基づいて、下位マスタ装置を選択すべき選択条件を満たしていると判断した場合に、当該他の下位の無線通信装置の中から選択された無線通信装置に下位のマスタとなるべき旨の情報を送信する。このため、プリンタ装置20への接続を希望する他の無線通信装置の数の増大に伴う当該処理制御部11の通信処理負荷の増大を抑制しつつ、当該処理制御部11が、数多くの他の無線通信装置とプリンタ装置20との接続を制御することができる。
また、本実施形態では、最上位マスタ装置の処理制御部11が、プリンタ装置20との接続が終了した後に外部機器との無線通信を切断し、外部機器との無線通信を切断した旨の情報を他の無線通信装置に送信する構成とすることで、最上位のマスタモードとなっている無線通信装置が、最上位のマスタモードの動作を終了したことを知らせることができる。
また、本実施形態では、無線通信装置10j(j=1〜N)のそれぞれが備える処理制御部11が、プリンタ装置20への接続要求に対する応答が否定応答であった場合に、プリンタ装置20への接続ができないと判定する。こうして、プリンタ装置20との接続ができないと判定された場合、処理制御部11が、プリンタ装置20の共同利用のためのネットワークにおける最上位マスタ装置によりプリンタ装置20との接続を管理される最上位マスタ装置のスレーブ装置となる。このため、プリンタ装置20に対して無駄な接続要求を発行することを防止することができる。
また、本実施形態では、無線通信装置がスレーブ装置になっている場合には、最上位マスタ装置による制御のもとで、直近上位マスタ装置と接続される。このため、最上位マスタ装置による制御により、各無線通信装置の処理負荷が過大となることが防止される。
また、本実施形態では、無線通信装置が最上位マスタ装置のスレーブ装置としてプリンタ装置20の共同利用のためのネットワークに参加している場合に、次の最上位マスタ装置となるべき旨の情報を受け取った後に、最上位マスタ装置がネットワークから脱退した旨の通知を受信すると、直ちに、プリンタ装置20に対して接続要求を行う。このため、それまで最上位マスタであった無線通信装置が定めた第1位順序の無線通信装置を、プリンタ装置20と接続させるようにできるとともに、ネットワークに参加していなかった無線通信装置が最上位マスタ装置となる蓋然性を抑制することができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の実施形態では、利用態様情報には、当該利用態様情報を送信した無線通信装置の識別情報、印刷内容、希望印刷優先度及び処理負荷が含まれるようにした。これに対し、希望印刷優先度を省略するようにしてもよいし、無線通信装置のプリンタ装置の利用態様を示す他の情報が含まれるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、利用タイミング情報には、接続タイミング及び印刷待ち時間が含まれるようにした。これに対し、印刷待ち時間を省略してもよいし、無線通信装置の利用者の便宜に資すことができる他の情報が含まれるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、最上位マスタ装置がネットワークから脱退すると、それまで最上位マスタ装置が脱退前に定めた次のネットワーク構成のネットワークを構築するようにした。これに対し、最上位マスタ装置は、ネットワークからの脱退に先立って次のネットワーク構成を定めず、次のネットワーク構成のネットワークの構築を行わないようにしてもよい。この場合には、次のネットワーク構成のネットワークの構築に関連する処理を省略することができる。
なお、かかる変形例の無線通信装置における動作モードの遷移態様が図16に示されている。この図16と上述した図6とを比べて分かるように、この変形例の場合には、第2スレーブモード及び下位マスタモードから第1スレーブモードへの遷移、第2スレーブモード及び待機モードから最上位マスタモードへの遷移、及び、待機モードから第2スレーブモードへの遷移が発生しないようになっている。
また、上記の実施形態では、最上位マスタ装置として動作する無線通信装置とプリンタ装置との通信接続が切断されると、スレーブ装置として動作する無線通信装置は、自動的にプリンタ装置に接続要求を発行するようにしたが、当該無線通信装置が備える不図示の表示部に切断した旨の情報を表示し、この情報を見たユーザが入力部に印刷指令を入力して手動で接続要求を発行するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、複数の無線通信装置により共同利用される装置をプリンタ装置としたが、複数の無線通信装置がプリンタ装置以外の装置を共同利用する場合にも本発明を適用することができる。
また、上記の実施形態では、Bluetooth通信規格に従って無線通信を行う無線通信装置について本発明を適用したが、Bluetooth通信規格以外の通信プロトコルに従って無線通信を行う無線通信装置についても、適宜、本発明を適用することができる。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。
付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
外部機器と無線通信により接続を行なう無線通信装置であって、
前記外部機器との接続が可能か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記外部機器との接続が可能であると判定された場合、当該無線通信装置を、前記外部機器との接続に関する最上位マスタとして動作する最上位マスタモードにするモード制御手段と、
前記最上位マスタモードになっている場合、前記外部機器への接続を希望している少なくとも1つの他の無線通信装置と前記外部機器との接続をサポートするための情報を前記他の無線通信装置に送信する情報送信手段と、
を備えたことを特徴とする無線通信装置。
<請求項2>
前記情報送信手段は、
前記他の無線通信装置と前記外部機器との接続をアドバイスする接続アドバイス情報を前記他の無線通信装置に送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
<請求項3>
前記情報送信手段は、
前記接続アドバイス情報として、前記他の無線通信装置が前記外部機器と接続可能となるタイミングを示す接続タイミング情報を算出し、
前記算出された接続タイミング情報を前記他の無線通信装置に送信する、
ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
<請求項4>
前記最上位マスタモードになっている場合に、前記他の無線通信装置のそれぞれから、前記外部機器の利用希望時間を含む利用態様情報を取得する利用態様情報取得手段を更に備え、
前記情報送信手段は、前記利用態様情報取得手段により取得された利用態様情報に基づいて、前記他の無線通信装置のそれぞれと前記外部機器との接続を制御するための情報を前記他の無線通信装置に送信する、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の無線通信装置。
<請求項5>
前記利用態様情報には、前記外部機器との接続優先度が更に含まれる、ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
<請求項6>
前記情報送信手段は、
前記接続アドバイス情報として、前記他の無線通信装置のそれぞれが前記外部機器と接続可能となる順番を示す接続順番情報を前記他の無線通信装置に送信する、
ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
<請求項7>
前記情報送信手段は、前記最上位マスタモードとなっており、かつ、下位のマスタ選択条件を満たした場合に、下位の無線通信装置の中から選択された無線通信装置に、下位のマスタとなるべき旨の情報を送信する、ことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の無線通信装置。
<請求項8>
前記情報送信手段は、前記外部機器との接続が終了した後に、前記外部機器との無線通信を切断する旨の情報を前記他の無線通信装置に送信する、ことを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の無線通信装置。
<請求項9>
前記モード制御手段は、前記判定手段により、前記外部機器との接続が可能ではないと判定された場合、当該無線通信装置を、前記外部機器との接続に関するスレーブとして動作するスレーブモードにする、ことを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の無線通信装置。
<請求項10>
前記スレーブモードになっている場合、直近上位マスタとされている無線通信装置と接続する接続制御手段を備えていることを特徴とする請求項9に記載の無線通信装置。
<請求項11>
前記スレーブモードになっている場合に、前記最上位マスタの無線通信装置から前記外部機器との無線通信を切断した旨の情報を受け取ると、前記接続制御手段は、前記スレーブモードを解除した後、前記外部機器に対して接続要求を行う、ことを特徴とする請求項9又は10に記載の無線通信装置。
<請求項12>
前記最上位マスタの無線通信装置から次の最上位マスタとなるべき旨の情報を受け取った後に、前記最上位マスタの無線通信装置から前記外部機器との無線通信を切断した旨の情報を受け取ると、前記接続制御手段は、直ちに、前記外部機器に対して接続要求を行う、ことを特徴とする請求項10に記載の無線通信装置。
<請求項13>
外部機器と無線通信により接続を行なう無線通信装置の接続方法であって、
前記外部機器との接続が可能か否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて前記外部機器との接続が可能であると判定された場合、当該無線通信装置を、前記外部機器との接続に関する最上位マスタとして動作する最上位マスタモードにするモード制御ステップと、
前記最上位マスタモードになっている場合、前記外部機器への接続を希望している少なくとも1つの他の無線通信装置と前記外部機器との接続をサポートするための情報を前記他の無線通信装置に送信する情報送信ステップと、
を含むことを特徴とする無線通信装置の接続方法。
<請求項14>
外部機器と無線通信により接続を行なう無線通信装置のコンピュータを、
前記外部機器との接続が可能か否かを判定する判定手段、
前記判定手段により、前記外部機器との接続が可能であると判定された場合、当該無線通信装置を、前記外部機器との接続に関する最上位マスタとして動作する最上位マスタモードにするモード制御手段、及び、
前記最上位マスタモードになっている場合、前記外部機器への接続を希望している少なくとも1つの他無線通信装置と前記外部機器との接続をサポートするための情報を前記他の無線通信装置に送信する情報送信手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
10 無線通信装置
11 処理制御部(判定手段、モード制御手段、接続制御手段)
20 プリンタ装置(外部機器)

Claims (14)

  1. 外部機器と無線通信により接続を行なう無線通信装置であって、
    前記外部機器との接続が可能か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記外部機器との接続が可能であると判定された場合、当該無線通信装置を、前記外部機器との接続に関する最上位マスタとして動作する最上位マスタモードにするモード制御手段と、
    前記最上位マスタモードになっている場合、前記外部機器への接続を希望している少なくとも1つの他の無線通信装置と前記外部機器との接続をサポートするための情報を前記他の無線通信装置に送信する情報送信手段と、
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記情報送信手段は、
    前記他の無線通信装置と前記外部機器との接続をアドバイスする接続アドバイス情報を前記他の無線通信装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記情報送信手段は、
    前記接続アドバイス情報として、前記他の無線通信装置が前記外部機器と接続可能となるタイミングを示す接続タイミング情報を算出し、
    前記算出された接続タイミング情報を前記他の無線通信装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記最上位マスタモードになっている場合に、前記他の無線通信装置のそれぞれから、前記外部機器の利用希望時間を含む利用態様情報を取得する利用態様情報取得手段を更に備え、
    前記情報送信手段は、前記利用態様情報取得手段により取得された利用態様情報に基づいて、前記他の無線通信装置のそれぞれと前記外部機器との接続を制御するための情報を前記他の無線通信装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の無線通信装置。
  5. 前記利用態様情報には、前記外部機器との接続優先度が更に含まれる、ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 前記情報送信手段は、
    前記接続アドバイス情報として、前記他の無線通信装置のそれぞれが前記外部機器と接続可能となる順番を示す接続順番情報を前記他の無線通信装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記情報送信手段は、前記最上位マスタモードとなっており、かつ、下位のマスタ選択条件を満たした場合に、下位の無線通信装置の中から選択された無線通信装置に、下位のマスタとなるべき旨の情報を送信する、ことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の無線通信装置。
  8. 前記情報送信手段は、前記外部機器との接続が終了した後に、前記外部機器との無線通信を切断する旨の情報を前記他の無線通信装置に送信する、ことを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の無線通信装置。
  9. 前記モード制御手段は、前記判定手段により、前記外部機器との接続が可能ではないと判定された場合、当該無線通信装置を、前記外部機器との接続に関するスレーブとして動作するスレーブモードにする、ことを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の無線通信装置。
  10. 前記スレーブモードになっている場合、直近上位マスタとされている無線通信装置と接続する接続制御手段を備えていることを特徴とする請求項9に記載の無線通信装置。
  11. 前記スレーブモードになっている場合に、前記最上位マスタの無線通信装置から前記外部機器との無線通信を切断した旨の情報を受け取ると、前記接続制御手段は、前記スレーブモードを解除した後、前記外部機器に対して接続要求を行う、ことを特徴とする請求項9又は10に記載の無線通信装置。
  12. 前記最上位マスタの無線通信装置から次の最上位マスタとなるべき旨の情報を受け取った後に、前記最上位マスタの無線通信装置から前記外部機器との無線通信を切断した旨の情報を受け取ると、前記接続制御手段は、直ちに、前記外部機器に対して接続要求を行う、ことを特徴とする請求項10に記載の無線通信装置。
  13. 外部機器と無線通信により接続を行なう無線通信装置の接続方法であって、
    前記外部機器との接続が可能か否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記外部機器との接続が可能であると判定された場合、当該無線通信装置を、前記外部機器との接続に関する最上位マスタとして動作する最上位マスタモードにするモード制御ステップと、
    前記最上位マスタモードになっている場合、前記外部機器への接続を希望している少なくとも1つの他の無線通信装置と前記外部機器との接続をサポートするための情報を前記他の無線通信装置に送信する情報送信ステップと、
    を含むことを特徴とする無線通信装置の接続方法。
  14. 外部機器と無線通信により接続を行なう無線通信装置のコンピュータを、
    前記外部機器との接続が可能か否かを判定する判定手段、
    前記判定手段により、前記外部機器との接続が可能であると判定された場合、当該無線通信装置を、前記外部機器との接続に関する最上位マスタとして動作する最上位マスタモードにするモード制御手段、及び、
    前記最上位マスタモードになっている場合、前記外部機器への接続を希望している少なくとも1つの他無線通信装置と前記外部機器との接続をサポートするための情報を前記他の無線通信装置に送信する情報送信手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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