JP2015228165A - データ管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キーバリューストア方式のデータ領域を用いて、ロールバック処理や排他制御を実現することを目的とする。
【解決手段】インメモリデータベース120は、キーに対応する間接レコードを記憶する間接レコード記憶部122と、間接レコードに対応するマスタレコードを記憶するマスタレコード記憶部123と、マスタレコードに対応するリーフレコードを記憶するリーフレコード記憶部124と、リーフレコードに対応する実データを記憶する実データ記憶部125とを備える。間接レコードは、対応するマスタレコードが記憶された位置と、関連する他の間接レコードが記憶された位置とを示すポインタとを含み、マスタレコードは、対応するリーフレコードが記憶された位置を示すポインタを含み、リーフレコードは、対応する実データが記憶された位置と、次の改訂版の実データに対応するリーフレコードが記憶された位置とを示すポインタを含む。
【選択図】図7

Description

この発明は、キーに対応させてデータを記憶するキーバリューストア方式(KVS方式)によるデータ管理技術に関する。
識別情報であるキーと、データ(バリュー)とをペアにして記憶するKVS方式というデータ管理方式がある。KVS方式では、キーを指定することにより、対応するデータを取得することができる。
分けることのできない一連の処理(以下、サービス)をトランザクションという。
トランザクションの途中のサービスでエラーが発生した場合、それまでに実行されたサービスで更新されたデータを元の状態に戻すロールバック処理が実行される。また、あるトランザクションで更新されたデータが、そのトランザクションの処理中に他のトランザクションによって更新されないように、排他制御が行われる。
インメモリデータベースという、データをコンピュータのメインメモリに展開し動作するデータベースがある。インメモリデータベースを用いると、データをハードディスク上に展開するディスク型データベースと比較して、高速に処理ができる。
特開2013−33345号公報
KVS方式のデータ領域を用いてトランザクションを処理する場合、KVS方式のデータ領域以外に、キュー構造を有するメモリ領域を利用しなければ、ロールバック処理や排他制御を実現することができなかった。
この発明は、KVS方式のデータ管理を行う場合に、キュー構造を有するメモリ領域を利用することなく、ロールバック処理や排他制御を実現可能とすることを目的とする。
この発明に係るデータ管理装置は、
キーに対応させて実データを記憶するキーバリューストア方式によるデータ管理を行うデータ管理装置であり、
キーに対応する間接レコードを記憶する間接レコード記憶部と、
間接レコードに対応するリーフレコードを記憶するリーフレコード記憶部とを備え、
前記間接レコードは、対応するリーフレコードが記憶された位置を示すマスタポインタと、関連する他の間接レコードが記憶された位置を示す間接ポインタとを含み、
前記リーフレコードは、対応する実データの情報と、次の改訂版の実データに対応するリーフレコードが記憶された位置を示すリーフポインタとを含む
ことを特徴とする。
この発明に係るデータ管理装置は、データ構造を工夫することにより、キュー構造を有するメモリ領域を利用することなく、ロールバック処理や排他制御を実現可能である。
実施の形態1に係る分散システム10の構成図。 実施の形態1に係るデータ管理装置100の構成図。 分散システム10によるトランザクションの処理の説明図。 図3に示すトランザクションの処理におけるデータ状態推移を示す図。 ロールバック処理におけるデータ状態推移を示す図。 インメモリデータベース120の基本構造図。 インメモリデータベース120の構成図。 コミット処理及びロールバック処理におけるリーフレコードの状態推移を示す図。 チャンクポインタ及びデータコピーの説明図。 実施の形態1に示したデータ管理装置100のハードウェア構成の例を示す図。
実施の形態1.
最初に本実施の形態において用いる用語について、説明する。
スラブとは、インメモリデータベース内のデータの固まりを意味し、チャンクとは、スラブ内のデータの固まりを意味する。チャンクポインタとは、インメモリデータベースにおいて予め定められた基準アドレスを基準とした相対的な位置を示す論理アドレス情報である。
図1は、実施の形態1に係る分散システム10の構成図である。
分散システム10は、複数のデータ管理装置100を備える。各データ管理装置100は、サービスバス20によって接続されている。
分散システム10は、外部からトランザクションの実行命令を受信する。トランザクションには、実行順序の定められた複数のサービス(アプリケーション)が含まれている。各サービスは、どのデータ管理装置100によって実行されるかと、入出力のデータ構造とが定められている。分散システム10は、実行命令によって指定されたトランザクションの各サービスを、定められた実行順序に従い、定められたデータ管理装置100により実行する。
図2は、実施の形態1に係るデータ管理装置100の構成図である。
データ管理装置100は、TPM(Transaction Process Monitor)110、インメモリデータベース120を備える。
TPM110は、インメモリデータベース120に記憶されたデータを用いて、トランザクションの処理を行う。TPM110は、実行部111、データ管理部112、データ送信部113を備える。
インメモリデータベース120は、KVS方式によりデータを管理する。インメモリデータベース120は、ハッシュテーブル121、間接レコード記憶部122、マスタレコード記憶部123、リーフレコード記憶部124、実データ記憶部125を備える。
図3は、分散システム10によるトランザクションの処理の説明図である。
図3では、分散システム10は、データ管理装置100A、データ管理装置100B、データ管理装置100Cを備える。データ管理装置100Aとデータ管理装置100Bとが稼働系であり、データ管理装置100Cがデータ管理装置100Bのバックアップとなる待機系である。
図3では、分散システム10は、サービスA、サービスB、サービスCという実行順序が定められたトランザクションの実行命令を受信する。サービスAは、データ管理装置100Aで実行され、サービスB,Cはデータ管理装置100Bで実行されることがトランザクションに定められている。
図4は、図3に示すトランザクションの処理におけるデータ状態推移を示す図である。
図4では、各データ管理装置100のインメモリデータベース120に記憶されたデータと、トランザクション処理中に他のデータ管理装置100へのデータ渡し用に一時記憶されるトランザクションデータとを示す。トランザクションデータは、後述する主記憶装置903に記憶される。
図4では、コミット前の更新状態のデータを破線で示し、コミット後の確定状態のデータを実線で示す。
(1)分散システム10がトランザクションの実行命令を受信する。正確には、分散システム10の各データ管理装置100がサービスバス20を介して実行命令を受信する。すると、各データ管理装置100は、実行命令を参照して、実行順序が1番のサービスAを実行することになっているか否かを確認する。そして、実行順序が1番のサービスAを実行することになっているデータ管理装置100AのTPM110が動作を開始し、他のデータ管理装置100B及びデータ管理装置100CのTPM110は待機する。
(2)データ管理装置100Aの実行部111は、トランザクションデータを生成する。そして、実行部111は、サービスAを実行し、データXを生成する。
(3)データ管理装置100Aのデータ管理部112は、データXを更新状態としてデータ管理装置100Aのインメモリデータベース120に格納する。また、データ管理部112は、データXと、データXが記憶されたインメモリデータベース120における位置を示すチャンクポインタと、データXがサービスAによって生成されたことを示す生成元情報とを、トランザクションデータに格納する。
(4)データ管理装置100Aのデータ送信部113は、トランザクションデータを、実行順序が2番のサービスBを実行することになっているデータ管理装置100Bへ送信する。
(5)トランザクションデータを受信すると、データ管理装置100BのTPM110が動作を開始する。データ管理装置100Bの実行部111は、サービスBを実行し、データYを生成する。
(6)データ管理装置100Bのデータ管理部112は、トランザクションデータに含まれるデータXを更新状態として、チャンクポインタに従いデータ管理装置100Bのインメモリデータベース120に格納する。また、データ管理部112は、データYを更新状態としてデータ管理装置100Bのインメモリデータベース120に格納する。また、データ管理部112は、データYと、データYが記憶されたインメモリデータベース120における位置を示すチャンクポインタと、データYがサービスBによって生成されたことを示す生成元情報とを、トランザクションデータに格納する。
(7)続いて、データ管理装置100Bの実行部111は、サービスCを実行し、データZを生成する。そして、データ管理装置100Bのデータ管理部112は、データZを更新状態としてデータ管理装置100Bのインメモリデータベース120に格納する。また、データ管理部112は、データZと、データZが記憶されたインメモリデータベース120における位置を示すチャンクポインタと、データZがサービスCによって生成されたことを示す生成元情報とを、トランザクションデータに格納する。
(8)データ管理装置100Bの実行部111は、サービスCが完了すると、その旨を実行順序が1番のサービスAを実行したデータ管理装置100Aに通知する。すると、データ管理装置100Aのデータ管理部112は、コミット処理を行い、インメモリデータベース120に記憶されたデータXを更新状態から確定状態に変更する。
(9)データ管理装置100Aのデータ管理部112は、コミット処理が完了すると、その旨を実行順序が2番のサービスBを実行したデータ管理装置100Bに通知する。すると、データ管理装置100Bのデータ管理部112は、コミット処理を行い、インメモリデータベース120に記憶されたデータX,Y,Zを更新状態から確定状態に変更する。
(10)データ管理装置100Cのデータ管理部112は、データ管理装置100Bのインメモリデータベース120に確定状態のデータX,Y,Zが新たに記憶されたため、同期処理を行い、データ管理装置100Cのインメモリデータベース120に確定状態としてデータX,Y,Zを格納する。
以上のように、トランザクションで規定された順にサービスが実行され、全てのサービスが完了した後に、トランザクションで規定された順にコミット処理が実行される。
図5は、ロールバック処理におけるデータ状態推移を示す図である。
図5では、図4の(7)に示すように、データ管理装置100Aのインメモリデータベース120にデータXが格納され、データ管理装置100Bのインメモリデータベース120にデータX,Y,Zが格納された後に、サービスCでエラーが発生した場合を想定している。そこで、図5では、図4の(7)と、図4の(7)の後の(8’)〜(9’)を示す。
(8’)サービスCでエラーが発生すると、データ管理装置100Bの実行部111は、その旨を実行順序が1番のサービスAを実行したデータ管理装置100Aに通知する。すると、データ管理装置100Aのデータ管理部112は、ロールバック処理を行い、インメモリデータベース120に記憶されたデータXを削除する。
(9’)データ管理装置100Aのデータ管理部112は、ロールバック処理が完了すると、その旨を実行順序が2番のサービスBを実行したデータ管理装置100Bに通知する。すると、データ管理装置100Bのデータ管理部112は、ロールバック処理を行い、インメモリデータベース120に記憶されたデータX,Y,Zを削除する。その後、データ管理装置100Bのデータ管理部112は、トランザクションデータを削除する。
以上のように、エラーが発生すると、トランザクションで規定された順にロールバック処理が実行され、インメモリデータベース120に格納されたデータが削除される。
図6は、インメモリデータベース120の基本構造図である。
インメモリデータベース120は、複数のスラブ130から構成される。
各スラブ130は、複数のチャンク131から構成される。
図7は、インメモリデータベース120の構成図である。
上述した通り、インメモリデータベース120は、ハッシュテーブル121、間接レコード記憶部122、マスタレコード記憶部123、リーフレコード記憶部124、実データ記憶部125を備える。
ハッシュテーブル121、間接レコード記憶部122、マスタレコード記憶部123、リーフレコード記憶部124、実データ記憶部125は、それぞれ、インメモリデータベース120を構成する一部のチャンク131によって構成される。例えば、ハッシュテーブル121、間接レコード記憶部122、マスタレコード記憶部123、リーフレコード記憶部124、実データ記憶部125は、それぞれ異なるスラブ130によって構成される。
ハッシュテーブル121は、一般的なハッシュテーブルであり、キーに対応する実データを高速に検索するための仕組みである。ハッシュテーブル121は、KVS方式におけるキーに対応して、間接レコード記憶部122が記憶された位置を示す間接ポインタ132を記憶する。
間接レコード記憶部122は、対応するマスタレコードが記憶された位置を示すマスタポインタ133と、関連する他の間接レコードが記憶された位置を示す間接ポインタ132とを含む間接レコードを記憶する。
つまり、間接レコードは、イテレータ構造(チャンクポインタが示す実データを順番にアクセスできる構造)になっており、複数の間接レコードが間接ポインタ132によって関連付けられている。そのため、RDB(Relational DataBase)におけるレコードのように、複数のデータ項目を1つのキーに対して対応付けることが可能となる。つまり、KVS方式により、RDBと同様のデータ管理を実現することが可能となる。
マスタレコード記憶部123は、対応するリーフレコードが記憶された位置を示すリーフポインタ134と、最新の実データの改訂版を示すバージョン情報とを含むマスタレコードを記憶する。
リーフレコード記憶部124は、対応する実データが記憶された位置を示すデータポインタ135(実データの情報の一例)と、次の改訂版の実データに対応するリーフレコードが記憶された位置を示すリーフポインタ134とを含むリーフレコードを記憶する。
つまり、リーフレコードは、イテレータ構造になっており、複数のバージョンの実データに対応するリーフレコードがリーフポインタ134によって関連付けられている。そのため、新しいバージョンの実データが格納された場合に、古いバージョンの実データを削除することなく、キーに対応付けたままにすることが可能となる。
実データ記憶部125は、実データ136を記憶する。
間接レコード記憶部122に記憶された間接レコードは、アプリケーションからアクセスされる項目名を有する。つまりアプリケーション側から参照されるのは、間接レコードのみで、間接レコードから関連付けられるその他の記憶部の情報はアプリケーション側からは参照されない。間接レコードを経由しないでアプリケーションがマスタレコードへアクセスした場合、アプリケーションのアクセスにより、マスタレコード、リーフレコード、実データが破壊される可能性がある。間接レコード記憶部122がマスタレコード記憶部123と同じ構成を有し2重構成にしているのは、そのためであり、万が一、間接レコード記憶部122や間接レコードが破壊された場合は、マスタレコード記憶部123やマスタレコードから復元可能となる。
マスタレコード記憶部123に記憶されたマスタレコードは、実データに対して1つ存在するデータであり、バージョンに関わらない管理単位である。
リーフレコード記憶部124に記憶されたリーフレコードは、マスタレコードに対して複数存在し、バージョン毎に管理される。
間接ポインタ132、マスタポインタ133、リーフポインタ134、データポインタ135を総称してチャンクポインタと呼ぶ。
アプリケーション側から参照される間接レコードの項目名は、これらチャンクポインタによって実データ記憶部125に記憶された実データと関連づけられる。なおマスタレコード記憶部123の構成を省略し、間接レコード記憶部122のマスタポインタ133がリーフポインタ134と同等の動作を行うことで、間接レコードからリーフレコードが関連づけられるように構成することができる。この場合、間接レコードはマスタレコードの代わりにマスタ管理機能を有することになる。
また実データ記憶部125および実データポインタ135の構成を省略し、リーフレコード記憶部124内に実データ136(実データの情報の一例)を保持することにより、図7に示す構成による処理と同様の処理を行うことができる。
図8は、コミット処理及びロールバック処理におけるリーフレコードの状態推移を示す図である。
上述した通り、トランザクションによって生成されたデータは更新状態として一旦格納され、トランザクションの完了後にコミット処理が実行され確定状態に変更される。一方、コミット処理ではなく、ロールバック処理が実行された場合、更新状態のデータが削除される。
データが更新状態又は確定状態として管理されると説明したが、具体的には、リーフレコードが更新状態又は確定状態として管理される。
図8では、あるキーに対応して、バージョン1とバージョン2との2つのリーフレコードが確定状態になっているときに、実データが更新された場合を想定している。
実データが更新されると、データ管理部112は、既に記憶されている実データに上書きすることなく、更新された実データを新たに実データ記憶部125に格納する。また、データ管理部112は、格納した実データが記憶された位置を示すデータポインタ135を含むリーフレコードを更新状態としてリーフレコード記憶部124に格納する。さらに、データ管理部112は、格納したリーフレコードが記憶された位置を示すリーフポインタ134を、確定状態のリーフレコードのうち最新バージョンのリーフレコード(ここでは、バージョン2のリーフレコード)に含める。
その後、コミット処理が実行されると、データ管理部112は、更新状態のリーフレコードを確定状態に変更する。また、データ管理部112は、マスタレコードに含まれるバージョン情報を最新の版に(ここでは、バージョン2からバージョン3に)更新する。
一方、コミット処理ではなく、ロールバック処理が実行されると、データ管理部112は、更新状態のリーフレコードと、そのリーフレコードに対応する実データとを削除する。これにより、インメモリデータベース120が、トランザクションの実行前の状態に戻る。
なお、データ管理部112は、更新状態のリーフレコードに対しては、更新元のトランザクション以外からのアクセスを拒絶する。一方、データ管理部112は、確定状態のリーフレコードに対しては、どのトランザクションからのアクセスも受理する。但し、データ管理部112は、あるキーに対応する更新状態のリーフレコードが存在する場合には、他のトランザクションからそのキーに対応する実データへの参照のみ許可し、更新は拒絶する。これにより、排他制御が実現される。
また、ここでは、データが更新される場合について説明した。しかし、データが新規に格納される場合についても、同様にロールバック処理や排他制御を実現することができる。
但し、データが新規に格納される場合には、実データが実データ記憶部125に格納される際、リーフレコード記憶部124だけでなく、ハッシュテーブル121と間接レコード記憶部122とマスタレコード記憶部123とにも対応するレコードが格納される。そして、ロールバック処理では、更新状態のリーフレコードと、そのリーフレコードに対応する実データとともに、ハッシュテーブル121と間接レコード記憶部122とマスタレコード記憶部123とに格納された、対応するレコードも削除される。
図9は、チャンクポインタ及びデータコピーの説明図である。
チャンクポインタは、上述したとおり、インメモリデータベース120において予め定められた基準アドレスを基準とした相対的な位置を示す論理アドレス情報である。
図9では、データ管理装置100Aにおいては、インメモリデータベース120の“0x0010”が基準アドレスとされている。ここでは、スラブ130とチャンク131との番号は、左上から右下へ1から順に数えられるとする。
データXについてのチャンクポインタは、基準アドレスを基準として、6番目のスラブ130における、6番目のチャンク131を示している。また、データYについてのチャンクポインタは、基準アドレスを基準として、11番目のスラブ130における、5番目のチャンク131を示している。
図9では、データ管理装置100Bにおいては、インメモリデータベース120の“0x0100”が基準アドレスとされている。この場合に、例えば、データX,Yがデータ管理装置100Aからデータ管理装置100Bにコピーされたとする。すると、データ管理部112は、データ管理装置100Bのインメモリデータベース120の基準アドレスを基準とする、6番目のスラブ130における、6番目のチャンク131に、データXを格納する。同様に、データ管理部112は、データ管理装置100Bのインメモリデータベース120の基準アドレスを基準とする、11番目のスラブ130における、5番目のチャンク131に、データYを格納する。
つまり、データのコピーが行われる場合、コピー元のデータのチャンクポインタが示す位置にデータが格納される。
これにより、データ管理装置100間のデータコピーの際に、チャンクポインタの再計算等が不要であり、データコピーの処理を高速に行うことが可能である。また、サービスがデータを参照する際も、チャンクポインタを介してデータを参照すれば、動作するデータ管理装置100を意識せずデータ参照を行うことが可能である。
以上のように、実施の形態1に係る分散システム10では、インメモリデータベース120のデータ構造を工夫した。これにより、キュー構造を有するメモリ領域を利用することなく、ロールバック処理及び排他制御を実現することが可能である。また、RDBのように、1つのキーに対して複数のデータ項目を管理することが可能である。
また、実施の形態1に係る分散システム10では、データ管理装置100間でトランザクションデータを受け渡して、トランザクションを処理し、コミット処理及びロールバック処理を行う。これにより、複数のデータ管理装置100でトランザクションを処理する場合に、コミット処理及びロールバック処理を実現することが可能である。
また、実施の形態1に係る分散システム10では、サービスの実行順序や、サービスを実行するデータ管理装置100が実行命令において規定されている。そのため、サービスの実行順序や実行するデータ管理装置100を容易に変更可能である。
なお、サービスの実行順序や、サービスを実行するデータ管理装置100は、実行命令内に規定せず、外部の記憶装置等に記憶しておき、実行部111に参照させるようにしてもよい。
また、実施の形態1に係る分散システム10では、データ管理装置100間のデータコピーの際に、コピー元のデータのチャンクポインタが示す位置にデータを格納する。これにより、データコピーの際にチャンクポインタの再計算が不要であり、データコピーを高速に行うことが可能である。
図10は、実施の形態1に示したデータ管理装置100のハードウェア構成の例を示す図である。
データ管理装置100は、コンピュータである。データ管理装置100の各要素をプログラムで実現することができる。
データ管理装置100のハードウェア構成としては、バスに、演算装置901、外部記憶装置902、主記憶装置903、通信装置904、入出力装置905が接続されている。
演算装置901は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等である。外部記憶装置902は、例えばROM(Read Only
Memory)やフラッシュメモリ、ハードディスク装置等である。主記憶装置903は、例えばRAM(Random Access Memory)等である。通信装置904は、例えば通信ボード等である。入出力装置905は、例えばマウス、キーボード、ディスプレイ装置等である。
インメモリデータベース120は、外部記憶装置902や主記憶装置903によって構成される。
プログラムは、通常は外部記憶装置902に記憶されており、主記憶装置903にロードされた状態で、順次演算装置901に読み込まれ、実行される。
プログラムは、実行部111、データ管理部112、データ送信部113として説明している機能を実現するプログラムである。
更に、外部記憶装置902にはオペレーティングシステム(OS)も記憶されており、OSの少なくとも一部が主記憶装置903にロードされ、演算装置901はOSを実行しながら、上記プログラムを実行する。
また、実施の形態1の説明において、インメモリデータベース120が記憶するデータ等が主記憶装置903にファイルとして記憶されている。
なお、図10の構成は、あくまでもデータ管理装置100のハードウェア構成の一例を示すものであり、データ管理装置100のハードウェア構成は図10に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
10 分散システム、100 データ管理装置、110 TPM、111 実行部、112 データ管理部、113 データ送信部、120 インメモリデータベース、121 ハッシュテーブル、122 間接レコード記憶部、123 マスタレコード記憶部、124 リーフレコード記憶部、125 実データ記憶部、130 スラブ、131 チャンク、132 間接ポインタ、133 マスタポインタ、134 リーフポインタ、135 データポインタ、136 実データ。

Claims (10)

  1. キーに対応させて実データを記憶するキーバリューストア方式によるデータ管理を行うデータ管理装置であり、
    キーに対応する間接レコードを記憶する間接レコード記憶部と、
    間接レコードに対応するリーフレコードを記憶するリーフレコード記憶部とを備え、
    前記間接レコードは、対応するリーフレコードが記憶された位置を示すマスタポインタと、関連する他の間接レコードが記憶された位置を示す間接ポインタとを含み、
    前記リーフレコードは、対応する実データの情報と、次の改訂版の実データに対応するリーフレコードが記憶された位置を示すリーフポインタとを含む
    ことを特徴とするデータ管理装置。
  2. キーに対応させて実データを記憶するキーバリューストア方式によるデータ管理を行うデータ管理装置であり、
    キーに対応する間接レコードを記憶する間接レコード記憶部と、
    間接レコードに対応するマスタレコードを記憶するマスタレコード記憶部と、
    マスタレコードに対応するリーフレコードを記憶するリーフレコード記憶部と
    を備え、
    前記間接レコードは、対応するマスタレコードが記憶された位置を示すマスタポインタと、関連する他の間接レコードが記憶された位置を示す間接ポインタとを含み、
    前記マスタレコードは、対応するリーフレコードが記憶された位置を示すリーフポインタを含み、
    前記リーフレコードは、対応する実データの情報と、次の改訂版の実データに対応するリーフレコードが記憶された位置を示すリーフポインタとを含む
    ことを特徴とするデータ管理装置。
  3. 前記マスタレコードは、さらに、最新の実データの改訂版を示すバージョン情報を含むことを特徴とする請求項2に記載のデータ管理装置。
  4. 前記データ管理装置は、さらに、
    リーフレコードに対応する実データを記憶する実データ記憶部
    を備え、
    前記リーフレコードは、前記実データの情報として、対応する実データが記憶された位置を示すデータポインタを含む
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載のデータ管理装置。
  5. 前記データ管理装置は、さらに、
    実データが更新された場合に、前記実データ記憶部が記憶した実データを上書きすることなく、更新された実データを前記実データ記憶部に格納し、格納した実データに対応するリーフレコードを前記リーフレコード記憶部に格納し、格納したリーフレコードが記憶された位置を示すリーフポインタを更新前の実データに対応するリーフレコードに含めるデータ管理部
    を備えることを特徴とする請求項4に記載のデータ管理装置。
  6. 前記データ管理部は、トランザクションが実行されて実データが更新された場合には、更新された実データを前記実データ記憶部に格納し、更新された実データに対応するリーフレコードを、他のトランザクションからの参照を許可しない更新状態として前記リーフレコード記憶部に格納し、前記トランザクションが正常終了した場合に、前記リーフレコードを、他のトランザクションからの参照を許可する確定状態に変更する
    ことを特徴とする請求項5に記載のデータ管理装置。
  7. 前記データ管理部は、前記トランザクションが異常終了した場合に、更新された実データを前記実データ記憶部から削除し、更新された実データに対応するリーフレコードを前記リーフレコード記憶部から削除する
    ことを特徴とする請求項6に記載のデータ管理装置。
  8. 前記データ管理部は、キーに対応する更新状態のリーフレコードが存在する場合、そのキーに対応する実データの更新を拒絶する
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載のデータ管理装置。
  9. 前記データ管理装置は、さらに、
    トランザクションに含まれる処理を実行する実行部と、
    前記実行部が実行した処理によって実データが更新された場合、更新された実データと、更新された実データが記憶された位置を示すデータポインタと、更新された実データに対応するリーフレコードが記憶された位置を示すリーフポインタとを含むトランザクションデータを、他のデータ管理装置へ送信するデータ送信部と
    を備え、
    前記データ管理部は、他のデータ管理装置からトランザクションデータを受信すると、トランザクションデータに含まれる実データを、トランザクションデータに含まれるデータポインタが示す位置に格納し、トランザクションデータに含まれるデータポインタを含むリーフレコードを、トランザクションデータに含まれるリーフポインタが示す位置に格納し、トランザクションデータに含まれるリーフポインタを、更新前の実データに対応するリーフレコードに含める
    ことを特徴とする請求項5から8までのいずれかに記載のデータ管理装置。
  10. 前記マスタポインタと前記間接ポインタと前記リーフポインタとは、メモリの基準アドレスを基準とした相対的な位置を示す
    ことを特徴とする請求項1から9までのいずれかに記載のデータ管理装置。
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