JP2015226722A - 医療用殺菌消毒器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の医療用殺菌消毒器具のデメリットを克服した,新たな医療用殺菌消毒器具を提供する。
【解決手段】医療用殺菌消毒器具1は,消毒液が入った消毒液容器2と,皮膚表面の創傷部や感染部位などを拭き取る等して殺菌消毒を行なう拭き取り具3と,からなり,消毒液容器2と拭き取り具3が嵌合等の可逆的結合手段により一体となって使用される。消毒液容器2は,消毒液が入った容器部2aと,容器部内圧力が上昇しても開放状態となることがない蓋部2bと,からなっている。拭き取り具3は,把持部3aと,拭き取り部3bと,からなっている。さらに,消毒液容器2と拭き取り具3は,それぞれ,相互に可逆的に結合可能な結合部2c,3cを備え,結合部2c,3cの結合によって蓋部2bの構造が変化して開放状態となり,容器部2a内の消毒液が拭き取り部3bへ浸潤する。
【選択図】図1
【解決手段】医療用殺菌消毒器具1は,消毒液が入った消毒液容器2と,皮膚表面の創傷部や感染部位などを拭き取る等して殺菌消毒を行なう拭き取り具3と,からなり,消毒液容器2と拭き取り具3が嵌合等の可逆的結合手段により一体となって使用される。消毒液容器2は,消毒液が入った容器部2aと,容器部内圧力が上昇しても開放状態となることがない蓋部2bと,からなっている。拭き取り具3は,把持部3aと,拭き取り部3bと,からなっている。さらに,消毒液容器2と拭き取り具3は,それぞれ,相互に可逆的に結合可能な結合部2c,3cを備え,結合部2c,3cの結合によって蓋部2bの構造が変化して開放状態となり,容器部2a内の消毒液が拭き取り部3bへ浸潤する。
【選択図】図1
Description
本発明は,医療用殺菌消毒器具に関する。
医療現場において,皮膚表面の創傷部や感染部位などは,ポビドンヨード等の消毒液を染み込ませた綿棒やガーゼ等による拭き取りによって殺菌消毒が行われているのが一般的である。
従来,消毒液と拭き取りを行なう綿棒とが一体となった製品が開発され,広く用いられている(特許文献1,2,非特許文献1)。
従来,消毒液と拭き取りを行なう綿棒とが一体となった製品が開発され,広く用いられている(特許文献1,2,非特許文献1)。
ハクゾウメディカル社製,医療用殺菌消毒剤(URL:http://www.hakuzo.com/doc/item/1/main3.pdf)
先行技術文献に開示され,現在,医療現場において用いられている医療用殺菌消毒器具は,多少の細かな違いはあるものの,そのほとんどが同様の構成に基づくものである。
すなわち,これらの医療用殺菌消毒器具は,2つの空間に仕切られたプラスチック製の袋に入った製品であり,袋の一方の空間に消毒液が,他方の空間に綿棒が入っている。そして,使用時に押すなどして綿棒を消毒液に浸し,皮膚表面の創傷部や感染部位などを拭き取ることによって殺菌消毒を可能とするものである。
すなわち,これらの医療用殺菌消毒器具は,2つの空間に仕切られたプラスチック製の袋に入った製品であり,袋の一方の空間に消毒液が,他方の空間に綿棒が入っている。そして,使用時に押すなどして綿棒を消毒液に浸し,皮膚表面の創傷部や感染部位などを拭き取ることによって殺菌消毒を可能とするものである。
このような従来品は,使用時に手を汚すことがなく,また,製品の一つ一つが滅菌処理されているため,清潔かつ衛生的に使用することができるというメリットがある。
しかし,従来品は,その構造上,1回の使い切りとならざるを得ない。また,通常,消毒液が過剰に入っており,使用した後は余った消毒液を保存することもできないため使い切れないまま捨てざるを得ない。このような理由から,従来品は,1回当たりの使用コストが比較的高いものとなってしまいがちである。加えて,従来品においては,効果的かつ簡易な滅菌手法である高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)を使うことができないため,放射線照射による滅菌を行なう必要があり,このことも,従来品のコストを押し上げる要因の一つとなっている。
しかし,従来品は,その構造上,1回の使い切りとならざるを得ない。また,通常,消毒液が過剰に入っており,使用した後は余った消毒液を保存することもできないため使い切れないまま捨てざるを得ない。このような理由から,従来品は,1回当たりの使用コストが比較的高いものとなってしまいがちである。加えて,従来品においては,効果的かつ簡易な滅菌手法である高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)を使うことができないため,放射線照射による滅菌を行なう必要があり,このことも,従来品のコストを押し上げる要因の一つとなっている。
上記事情を背景として,本発明では,従来の医療用殺菌消毒器具のデメリットを克服した,新たな医療用殺菌消毒器具の開発を課題とする。
発明者は,鋭意研究の結果,消毒液が入った消毒液容器と,皮膚表面の創傷部や感染部位などの拭き取りを行う拭き取り具,これらを分離させた新たな医療用殺菌消毒器具を着想し,本発明を完成させるに至った。
本発明に係る医療用殺菌消毒器具は,消毒液が入った消毒液容器と,皮膚表面の創傷部や感染部位などの拭き取りを行う拭き取り具,これら2つの構成要素からなり,それぞれ特殊な構造を有している。
すなわち,消毒液容器は,通常,密閉状態を保っており,高圧蒸気滅菌等によりその内圧が上昇しても蓋部が開放状態となることなく密閉状態を保つことが可能な構造を有している。さらに,消毒液容器は,拭き取り具に可逆的に結合可能であり,この結合によって蓋部(キャップ)の構造が変化して開放状態となる。そして,これにより,結合部分から拭き取り具に消毒液が浸潤し,皮膚表面の創傷部や感染部位などの殺菌消毒が可能となる。
すなわち,消毒液容器は,通常,密閉状態を保っており,高圧蒸気滅菌等によりその内圧が上昇しても蓋部が開放状態となることなく密閉状態を保つことが可能な構造を有している。さらに,消毒液容器は,拭き取り具に可逆的に結合可能であり,この結合によって蓋部(キャップ)の構造が変化して開放状態となる。そして,これにより,結合部分から拭き取り具に消毒液が浸潤し,皮膚表面の創傷部や感染部位などの殺菌消毒が可能となる。
本発明に係る医療用殺菌消毒器具は,以下の構成からなる。
本発明の第一の構成は,消毒液が入った消毒液容器と,皮膚表面の創傷部や感染部位などを拭き取る等して殺菌消毒を行なう拭き取り具と,からなり,前記消毒液容器と前記拭き取り具が嵌合等の可逆的結合手段により一体となって使用される医療用殺菌消毒器具であって,前記消毒液容器は,消毒液が入った容器部と,容器部内圧力が上昇しても開放状態となることがない蓋部と,からなり,前記拭き取り具は,把持部と,拭き取り部と,からなり,さらに,前記消毒液容器と前記拭き取り具は,それぞれ,相互に可逆的に結合可能な結合部を備え,前記結合部の結合によって前記蓋部の構造が変化して開放状態となり,前記容器部内の消毒液が前記拭き取り部へ浸潤することを特徴とする医療用殺菌消毒器具である。
本発明の第一の構成は,消毒液が入った消毒液容器と,皮膚表面の創傷部や感染部位などを拭き取る等して殺菌消毒を行なう拭き取り具と,からなり,前記消毒液容器と前記拭き取り具が嵌合等の可逆的結合手段により一体となって使用される医療用殺菌消毒器具であって,前記消毒液容器は,消毒液が入った容器部と,容器部内圧力が上昇しても開放状態となることがない蓋部と,からなり,前記拭き取り具は,把持部と,拭き取り部と,からなり,さらに,前記消毒液容器と前記拭き取り具は,それぞれ,相互に可逆的に結合可能な結合部を備え,前記結合部の結合によって前記蓋部の構造が変化して開放状態となり,前記容器部内の消毒液が前記拭き取り部へ浸潤することを特徴とする医療用殺菌消毒器具である。
本発明の第二の構成は,消毒液容器側の前記結合部(消毒容器結合部)は,円筒状ないし多角柱状に形成され,かつ,前記蓋部の先端面に当該蓋部と連通した状態で設けられ,前記蓋部は,消毒液容器結合部の内径部分に嵌入される円柱状ないし多角柱状の栓体本体と,前記栓体本体と一体に形成され,消毒液容器結合部の内径よりも大きい径を有する円板状ないし多角板状の係止部と,からなる栓体をさらに備え,拭き取り具側の前記結合部(拭き取り具結合部)は,消毒液容器結合部の外径と略同一の内径を有する円筒状ないし多角柱状に形成されると共に,当該拭き取り具結合部もしくはその内部に設けられた押圧部材により,消毒容器結合部と結合した際,栓体が外れ開放状態となり,消毒液が拭き取り部へと浸潤することを特徴とする第一の構成に記載の医療用殺菌消毒器具である。
本発明の第三の構成は,消毒容器結合部は,円筒状に形成され,かつ,前記蓋部の先端面に当該蓋部と連通した状態で設けられ,前記蓋部は,弾性部材によって消毒液容器側の前記結合部を塞ぐ方向に付勢された球状の栓体をさらに備え,拭き取り具結合部は,消毒液容器側の前記結合部の外径と略同一の内径を有する円筒状に形成されると共に,当該拭き取り具結合部もしくはその内部に設けられた押圧部材により,消毒容器結合部と結合した際,栓体が外れ開放状態となり,消毒液が拭き取り部へと浸潤することを特徴とする第一の構成に記載の医療用殺菌消毒器具である。
本発明の第四の構成は,第一から第三のいずれかの構成に記載の医療用殺菌消毒器具に用いられることを特徴とする消毒液容器である。
本発明の第五の構成は,第一から第三のいずれかの構成に記載の医療用殺菌消毒器具に用いられることを特徴とする拭き取り具である。
本発明の第五の構成は,第一から第三のいずれかの構成に記載の医療用殺菌消毒器具に用いられることを特徴とする拭き取り具である。
本発明により,従来の医療用殺菌消毒器具のデメリットを克服した,新たな医療用殺菌消毒器具の提供が可能となった。
本発明の医療用殺菌消毒器具の第一の構成によれば,消毒液が入った消毒液容器と,皮膚表面の創傷部や感染部位などを拭き取る等して殺菌消毒を行なう拭き取り具,これらが分離している。そのため,消毒液容器と拭き取り具を別々に在庫管理することが可能であり,病院等で用いる場合の在庫の減少が期待できる。
加えて,消毒液容器は,消毒液が入った容器部と,容器部内圧力が上昇しても開放状態となることがない蓋部とからなる。そのため,消毒液が入った消毒液容器に対して高圧蒸気滅菌を行なうことが可能であり,衛生的かつ経済的に使用することが可能な医療用殺菌消毒器具を提供することができる。
加えて,消毒液容器は,消毒液が入った容器部と,容器部内圧力が上昇しても開放状態となることがない蓋部とからなる。そのため,消毒液が入った消毒液容器に対して高圧蒸気滅菌を行なうことが可能であり,衛生的かつ経済的に使用することが可能な医療用殺菌消毒器具を提供することができる。
本発明の第二の構成によれば,蓋部が,消毒液容器側の結合部の内径部分に嵌入される円柱状の栓体本体と,前記栓体本体と一体に形成され,前記結合部の内径よりも大きい径を有する円板状などの係止部とからなる栓体をさらに備えていることにより,容器部内圧力が上昇しても,栓体が蓋部の外に飛び出すことはなく(蓋部が開放状態となることはなく),消毒液容器を密閉状態に保つことができる。また,消毒液容器結合部と拭き取り具結合部を結合させることにより,拭き取り具側結合部もしくは押圧部材が,消毒液容器結合部の内径部分に嵌入されている栓体本体を押圧して容器部内に押し出し,蓋部を開放状態にすることができる。
本発明の第三の構成によれば,蓋部が,弾性部材によって消毒液容器側の結合部を塞ぐ方向に付勢された球状の栓体をさらに備えていることにより,容器部内圧力が上昇しても,栓体が蓋部の外に飛び出すことはなく(蓋部が開放状態となることはなく),消毒液容器を密閉状態に保つことができる。また,消毒液容器結合部と拭き取り具結合部を結合させることにより,拭き取り具側結合部もしくは押圧部材が,消毒液容器結合部を塞いでいる前記栓体を弾性部材による付勢力に抗して容器部内に押しやり,蓋部を開放状態にすることができる。また,消毒液容器と拭き取り具との結合を外すことにより,栓体が弾性部材によって結合部を塞ぐ方向に付勢され,消毒液容器を密閉された状態にすることができる。このため,残った消毒液を消毒液容器内に保存しておくことができるし,必要に応じて,高圧蒸気滅菌を行うこともできる。従って,第三の構成によれば,消毒液が無くなるまで繰り返し使用することが可能な医療用殺菌消毒器具を提供することができる。
以下,好適な実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。但し,下記の実施の形態は本発明を具現化した例に過ぎず,本発明はこれに限定されるものではない。
[医療用殺菌消毒器具の概要]
本発明の医療用殺菌消毒器具は,消毒液容器と拭き取り具を必須の構成要素とする。
本発明の医療用殺菌消毒器具は,消毒液容器と拭き取り具を必須の構成要素とする。
消毒液容器は,容器部と蓋部を必須の構成要素とする。消毒液容器は,これら必須の構成要素を有し,かつ,高圧蒸気滅菌が可能な素材である限り,特に限定されるものではなく,種々の形状ないし素材を採用することができる。このような素材としては,例えば,ポリプロピレンや高密度ポリエチレンなどが挙げられる。
容器部は,蓋部と可逆的又は不可逆的に結合し,消毒液を蓄えておく役割を有する。容器部は,このような役割を有するため,高圧蒸気滅菌が可能であるだけでなく,耐薬品腐食性の素材を用いる必要がある。このような素材としては,例えば,ポリプロピレンや高密度ポリエチレンなどが挙げられる。
容器部については,医療用途などに沿ってその容量を適宜設定することが可能であり,例えば,3から100mL程度の容量とすることができる。
用いる消毒液は,医療現場で用いられる消毒液である限り,特に限定されるものではない。消毒液としては,例えば,ポビドン,エタノール,1%ヘキシジンエタノールなどが挙げられる。
容器部については,医療用途などに沿ってその容量を適宜設定することが可能であり,例えば,3から100mL程度の容量とすることができる。
用いる消毒液は,医療現場で用いられる消毒液である限り,特に限定されるものではない。消毒液としては,例えば,ポビドン,エタノール,1%ヘキシジンエタノールなどが挙げられる。
蓋部は,可逆的又は不可逆的に容器部と結合するとともに,容器部内圧力が上昇しても密閉状態を保つ役割を有する。加えて,蓋部は,拭き取り具との可逆的結合により,構造が変化して密閉状態から開放状態となり,容器部内の消毒液を拭き取り具に導く役割を果たす。このような役割を果たす限り,蓋部は,種々の構成を採ることができる。これらの構成については,具体的な実施形態を挙げて後述する。
容器部と蓋部との可逆的又は不可逆的結合は,容器部内圧力の上昇に耐え得る結合様式である限り特に限定されるものではない。可逆的又は不可逆的結合としては,例えば,嵌合式やスクリュー式など,種々の結合様式を採用することができる。
拭き取り具は,把持部と拭き取り部を必須の構成要素とする。拭き取り具は,これら必須の構成要素を有する限り,特に限定されるものではなく,種々の構成ないし形状を採用することができる。また,拭き取り具については,高圧蒸気滅菌等の滅菌手法が可能な素材を用いるかどうかは任意であり,患者の皮膚等に直接触れることから,その全部もしくは一部を使い捨てとしてもよい。
把持部は,使用者が把持する部分として機能する。把持部は,この把持機能を果たす限り,特に限定されるものではなく,種々の形状を採用することができる。典型的には,図1に示すように,棒状の形状を有すればよい。
拭き取り部は,消毒液が浸潤することにより,皮膚表面の創傷部や感染部位などを拭き取るための機能を有する。拭き取り部は,この浸潤ならびに拭き取り機能を有する限り,特に限定されるものではなく,種々の構成を採用することができる。
拭き取り部において,直接創傷部などに接触する部分(拭き取り材)については,これら機能を考慮し,綿や布,スポンジなどの素材を用いることができる。これらの中でも,スポンジを用いることが好ましい。スポンジを用いれば,綿くずや糸くずなどが発生しない(リントフリー)ため,創傷部などをより衛生的に保つことが可能となる。
拭き取り部において,直接創傷部などに接触する部分(拭き取り材)については,これら機能を考慮し,綿や布,スポンジなどの素材を用いることができる。これらの中でも,スポンジを用いることが好ましい。スポンジを用いれば,綿くずや糸くずなどが発生しない(リントフリー)ため,創傷部などをより衛生的に保つことが可能となる。
[実施形態1]
まず,本発明の実施形態1における医療用殺菌消毒器具の構成について,図1から図7を参照しながら説明する。
まず,本発明の実施形態1における医療用殺菌消毒器具の構成について,図1から図7を参照しながら説明する。
図1は,本発明の実施の形態1における医療用殺菌消毒器具の全体構成を示す側面図,図2は,当該医療用殺菌消毒器具の構成要素である消毒液容器の構成を示す一部破断側面図,図3は,当該医療用殺菌消毒器具の構成要素である拭き取り具の構成を示す平面図,図4は,図1のIV−IV線一部破断側面図,図5は,当該医療用殺菌消毒器具の使用方法を示す一部破断側面図(消毒液容器を拭き取り具に結合する前),図6は,当該医療用殺菌消毒器具の使用方法を示す一部破断側面図(消毒液容器を拭き取り具に結合した後),図7は,当該医療用殺菌消毒器具の使用状態を示す斜視図である。
図1に示すように,本実施の形態の医療用殺菌消毒器具1は,消毒液が入った消毒液容器2と,皮膚表面の創傷部や感染部位などを拭き取る等して殺菌消毒を行なう拭き取り具3と,からなっている。そして,この医療用殺菌消毒器具1は,消毒液容器2と拭き取り具3が嵌合等の可逆的結合手段により一体となって使用される。
図1,図2に示すように,消毒液容器2は,消毒液が入った容器部2aと,容器部2aと可逆的又は不可逆的に結合された蓋部2bと,からなっている。蓋部2bは,円筒状に形成され,その基端部が容器部2aの先端の低背円筒状の凸部4に嵌合されて結合されている。また,蓋部2bの先端面には,当該蓋部2bと連通する円筒状の結合部2cが形成されている。蓋部2b内には,結合部2cを塞ぐ栓体7が設けられている。栓体7は,結合部2cの内径部分に嵌入される円柱状の栓体本体7aと,栓体本体7aと一体に形成され,結合部2cの内径よりも大きい径を有する円板状の係止部7bと,からなっている。このため,容器部内圧力が上昇しても,栓体7が蓋部2bの外に飛び出すことはなく(蓋部2bが開放状態となることはなく),消毒液容器2を密閉状態に保つことができる。
なお,ここでは蓋部2bが円筒状の実施態様を説明しているが,拭き取り具との不可逆的結合が可能である限り円筒状に限定する必要はなく,多角柱状などの形状であっても構わない。この場合,蓋部の形状に合うように,栓体の形状を変更すればよい。
図1,図3,図4に示すように,拭き取り具3は,把持部3aと,拭き取り部3bと,からなっている。拭き取り部3bは,把持部3aと一体に形成された拭き取り材保持部3dと,当該拭き取り材保持部3dの底面に保持された拭き取り材3eと,を備えている。拭き取り材3eとしては,綿や布,スポンジなどの素材を用いることができる。特に,スポンジを用いれば,綿くずや糸くずなどが発生しない(リントフリー)ため,創傷部などをより衛生的に保つことが可能となる。また,拭き取り材保持部3dの所定箇所には,消毒液を拭き取り材3eに浸潤させるための通路3fが形成されており,当該通路3fの直上に位置して,消毒液容器2側の結合部2cと結合させるための円筒状の結合部3cが形成されている。ここで,拭き取り具3側の結合部3cの外径は,消毒液容器2側の結合部2cの内径と略同一になっており,結合部2cを結合部3cに被せるようにして両者を結合させることにより,消毒液容器2を拭き取り具3に取り付けることができるようにされている。
なお,ここでは結合部3cが拭き取り部3bに設けられている例を示しているが,これに限定する必要はなく,結合部3cは把持部側に設けても構わない。この場合,把持部の内部に消毒液が通る浸潤通路を設ければよい。
結合部3c内には,押圧部材3gが設けられており,当該押圧部材3gの先端は,結合部3cの先端面から若干突出している。
そして,図5,図6,図7に示すように,拭き取り具3の把持部3aを右手で把持し,消毒液容器2を左手に持って,消毒液容器2側の結合部2cを拭き取り具3側の結合部3cに被せるようにして両者を結合すれば(図5の矢印E参照),消毒液容器2側の結合部2cの内径部分に嵌入されている栓体本体7aが押圧部材3gによって押圧されて容器部2a内に押し出され,蓋部2bが開放状態となる。これにより,容器部2a内の消毒液が拭き取り具3側の結合部3c及び通路3fを通って拭き取り材3eに浸潤する(図6の矢印F,G参照)。消毒液が拭き取り材3eに浸潤したら,拭き取り材3eを皮膚表面の創傷部や感染部位などに当てて拭き取る。
そして,図5,図6,図7に示すように,拭き取り具3の把持部3aを右手で把持し,消毒液容器2を左手に持って,消毒液容器2側の結合部2cを拭き取り具3側の結合部3cに被せるようにして両者を結合すれば(図5の矢印E参照),消毒液容器2側の結合部2cの内径部分に嵌入されている栓体本体7aが押圧部材3gによって押圧されて容器部2a内に押し出され,蓋部2bが開放状態となる。これにより,容器部2a内の消毒液が拭き取り具3側の結合部3c及び通路3fを通って拭き取り材3eに浸潤する(図6の矢印F,G参照)。消毒液が拭き取り材3eに浸潤したら,拭き取り材3eを皮膚表面の創傷部や感染部位などに当てて拭き取る。
なお,ここでは栓体を外す一態様として押圧部材を例に挙げ説明を行ったが,これに限定する必要はない。すなわち,結合により栓体を外し消毒液容器を開放状態としつ,消毒液容器から消毒液が流れ込む隙間を生じさせるような種々の構成を採用することができる。一つの態様として,押圧部材を用いた態様であり,図5等では押圧部材3gは,棒状の部材(押圧ピン)として図示されているが,この形状ないし構成に限定する必要はなく,例えば平面板が並んだスリット状部材などが挙げられる。もしくは,拭き取り具結合部そのものにより栓体を外すような構成であり,この場合は,押圧部材そのものが不要となる。
本実施の形態の医療用殺菌消毒器具1の構成によれば,消毒液が入った消毒液容器2と,皮膚表面の創傷部や感染部位などを拭き取る等して殺菌消毒を行なう拭き取り具3と,が分離しており,消毒液容器2は,消毒液が入った容器部2aと,容器部内圧力が上昇しても開放状態となることがない蓋部2bと,からなるため,消毒液が入った消毒液容器2に対して高圧蒸気滅菌を行なうことが可能である。従って,本実施の形態の医療用殺菌消毒器具1の構成によれば,衛生的に使用することが可能な医療用殺菌消毒器具を提供することができる。さらに,本実施の形態の医療用殺菌消毒器具1の構成によれば,消毒液容器2と拭き取り具3を別々に在庫管理することができるため,病院等で用いる場合の在庫の減少が期待できる。
なお,本実施の形態においては,蓋部2bが容器部2aの先端に嵌合されて結合されている場合を例に挙げて説明したが,本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。容器部2aと蓋部2bとの可逆的又は不可逆的結合は,容器部内圧力の上昇に耐え得る結合様式であれば,例えば,スクリュー式などの他の結合様式を採用することもできる。
[実施形態2]
次に,本発明の実施の形態2における医療用殺菌消毒器具の構成について,図1,図3,図4,図7のほか,図8から図10をも参照しながら説明する。なお,本実施の形態の医療用殺菌消毒器具は,消毒液容器の蓋部の構造のみが上記実施の形態1の医療用殺菌消毒器具と異なるため,上記実施の形態1の医療用殺菌消毒器具と同一の構成要素には同一の参照符号を付し,それらの詳細な説明は省略する。
次に,本発明の実施の形態2における医療用殺菌消毒器具の構成について,図1,図3,図4,図7のほか,図8から図10をも参照しながら説明する。なお,本実施の形態の医療用殺菌消毒器具は,消毒液容器の蓋部の構造のみが上記実施の形態1の医療用殺菌消毒器具と異なるため,上記実施の形態1の医療用殺菌消毒器具と同一の構成要素には同一の参照符号を付し,それらの詳細な説明は省略する。
本発明の実施の形態2における医療用殺菌消毒器具の構成要素である消毒液容器の構成を示す一部破断側面図,図9は,当該医療用殺菌消毒器具の使用方法を示す一部破断側面図(消毒液容器を拭き取り具に結合する前),図10は,当該医療用殺菌消毒器具の使用方法を示す一部破断側面図(消毒液容器を拭き取り具に結合した後)である。
図1,図8に示すように,消毒液容器2は,消毒液が入った容器部2aと,容器部2aと可逆的又は不可逆的に結合された蓋部2bと,からなっている。蓋部2bは,円筒状に形成され,その基端部が容器部2aの先端の低背円筒状の凸部4に嵌合されて結合されている。また,蓋部2bの先端面には,当該蓋部2bと連通する円筒状の結合部2cが形成されている。蓋部2b内には,結合部2cの内径よりも径の大きい球状の栓体5が配置されており,当該栓体5は,弾性部材6によって結合部2cの孔を塞ぐ方向に付勢されている。このため,容器部内圧力が上昇しても,栓体5が蓋部2bの外に飛び出すことはなく(蓋部2bが開放状態となることはなく),消毒液容器2を密閉状態に保つことができる。
本実施の形態の医療用殺菌消毒器具1においては,図7,図9,図10に示すように,拭き取り具3の把持部3aを右手で把持し,消毒液容器2を左手に持って,消毒液容器2側の結合部2cを拭き取り具3側の結合部3cに被せるようにして両者を結合すれば(図9の矢印A参照),消毒液容器2側の結合部2cの孔を塞いでいる栓体5が弾性部材6による付勢力に抗して容器部2a内に押しやられ,蓋部2bが開放状態となる。これにより,容器部2a内の消毒液が拭き取り具3側の結合部3c及び通路3fを通って拭き取り材3eに浸潤する(図10の矢印C,D参照)。消毒液が拭き取り材3eに浸潤したら,拭き取り材3eを皮膚表面の創傷部や感染部位などに当てて拭き取る。
創傷部等を拭き取った後に,容器部2a内に消毒液が残ったら,消毒液容器2側の結合部2cと拭き取り具3側の結合部3cの結合を外す(図9の矢印B参照)。これにより,栓体5が弾性部材6によって結合部2cの孔を塞ぐ方向に付勢され,消毒液容器が密閉された状態となる。このため,残った消毒液を消毒液容器2内に保存しておくことができる。
創傷部等を拭き取った後に,容器部2a内に消毒液が残ったら,消毒液容器2側の結合部2cと拭き取り具3側の結合部3cの結合を外す(図9の矢印B参照)。これにより,栓体5が弾性部材6によって結合部2cの孔を塞ぐ方向に付勢され,消毒液容器が密閉された状態となる。このため,残った消毒液を消毒液容器2内に保存しておくことができる。
本実施の形態の医療用殺菌消毒器具1の構成によれば,上記実施の形態1の医療用殺菌消毒器具1と同様の効果を奏することができる。また,本実施の形態の医療用殺菌消毒器具1の構成によれば,上記のように,残った消毒液を消毒液容器2内に保存しておくことができる。従って,本実施の形態の医療用殺菌消毒器具1の構成によれば,消毒液が無くなるまで繰り返し使用することが可能な医療用殺菌消毒器具を提供することができる。
[試作例]
図11,12に本発明の医療用殺菌消毒器具の試作例を示す。図に示すとおり,消毒液容器と拭き取り具からなっており,消毒液容器を拭き取り部に結合させることにより,消毒液が浸潤し,使用が可能となるものである。
図11,12に本発明の医療用殺菌消毒器具の試作例を示す。図に示すとおり,消毒液容器と拭き取り具からなっており,消毒液容器を拭き取り部に結合させることにより,消毒液が浸潤し,使用が可能となるものである。
1 医療用殺菌消毒器具
2 消毒液容器
2a 容器部
2b 蓋部
2c,3c 結合部
3 拭き取り具
3a 把持部
3b 拭き取り部
3e 拭き取り材
3g 押圧部材
5,7 栓体
6 弾性部材
7a 栓体本体
7b 係止部
2 消毒液容器
2a 容器部
2b 蓋部
2c,3c 結合部
3 拭き取り具
3a 把持部
3b 拭き取り部
3e 拭き取り材
3g 押圧部材
5,7 栓体
6 弾性部材
7a 栓体本体
7b 係止部
Claims (5)
- 消毒液が入った消毒液容器と,皮膚表面を拭き取って殺菌消毒を行なう拭き取り具とからなり,前記消毒液容器と前記拭き取り具が可逆的結合手段により一体となって使用される医療用殺菌消毒器具であって,
前記消毒液容器は,消毒液が入った容器部と,容器部内圧力が上昇しても開放状態となることがない蓋部と,からなり,
前記拭き取り具は,把持部と,拭き取り部と,からなり,
さらに,前記消毒液容器と前記拭き取り具は,それぞれ,相互に可逆的に結合可能な結合部を備え,前記結合部の結合によって前記蓋部の構造が変化して開放状態となり,前記容器部内の消毒液が前記拭き取り部へ浸潤することを特徴とする医療用殺菌消毒器具。 - 消毒液容器側の前記結合部(消毒容器結合部)は,円筒状ないし多角柱状に形成され,かつ,前記蓋部の先端面に当該蓋部と連通した状態で設けられ,
前記蓋部は,消毒液容器結合部の内径部分に嵌入される円柱状ないし多角柱状の栓体本体と,前記栓体本体と一体に形成され,消毒液容器結合部の内径よりも大きい径を有する円板状ないし多角板状の係止部と,からなる栓体をさらに備え,
拭き取り具側の前記結合部(拭き取り具結合部)は,消毒液容器結合部の外径と略同一の内径を有する円筒状ないし多角柱状に形成されると共に,当該拭き取り具結合部もしくはその内部に設けられた押圧部材により,消毒容器結合部と結合した際,栓体が外れ開放状態となり,消毒液が拭き取り部へと浸潤することを特徴とする請求項1に記載の医療用殺菌消毒器具。 - 消毒容器結合部は,円筒状に形成され,かつ,前記蓋部の先端面に当該蓋部と連通した状態で設けられ,
前記蓋部は,弾性部材によって消毒液容器側の前記結合部を塞ぐ方向に付勢された球状の栓体をさらに備え,
拭き取り具結合部は,消毒液容器側の前記結合部の外径と略同一の内径を有する円筒状に形成されると共に,当該拭き取り具結合部もしくはその内部に設けられた押圧部材により,消毒容器結合部と結合した際,栓体が外れ開放状態となり,消毒液が拭き取り部へと浸潤することを特徴とする請求項1に記載の医療用殺菌消毒器具。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の医療用殺菌消毒器具に用いられることを特徴とする消毒液容器。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載の医療用殺菌消毒器具に用いられることを特徴とする拭き取り具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014114449A JP2015226722A (ja) | 2014-06-02 | 2014-06-02 | 医療用殺菌消毒器具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014114449A JP2015226722A (ja) | 2014-06-02 | 2014-06-02 | 医療用殺菌消毒器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015226722A true JP2015226722A (ja) | 2015-12-17 |
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ID=54884644
Family Applications (1)
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JP2014114449A Pending JP2015226722A (ja) | 2014-06-02 | 2014-06-02 | 医療用殺菌消毒器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015226722A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112791216A (zh) * | 2021-03-08 | 2021-05-14 | 李强 | 一种医疗工具消毒盒 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55145466U (ja) * | 1979-04-05 | 1980-10-18 | ||
JPH0336655U (ja) * | 1989-08-18 | 1991-04-10 | ||
JP3030312U (ja) * | 1996-04-17 | 1996-10-22 | 利隆 宮崎 | 液状薬塗布具 |
-
2014
- 2014-06-02 JP JP2014114449A patent/JP2015226722A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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