JP2015225961A - プリント基板ユニット、プリント基板及び情報処理装置 - Google Patents

プリント基板ユニット、プリント基板及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電極にリード端子部品を接合する工程の増加を抑制しつつ、接合強度を高める。
【解決手段】基材28上に設けられてフットパターン30を露出させる開口部36が形成されるソルダーレジスト32に凹部42が形成される。開口部36内で導電性接着剤18が、リード端子部品16のリード端子34をフットパターン30と接合すると共に、導電性接着剤18の一部がリード端子34上に位置する。
【選択図】図1

Description

本願の開示する技術はプリント基板ユニット、プリント基板及び情報処理装置に関する。
ランド上に環状のダム形状を有し、導電性接続材料を弾く材料よりなるダム材を形成しておき、ダム材の開口部内のランド上に導電性接続材料を供給し、開口部の面積を変えることで導電性接続材料の厚さを制御する技術がある。
また、基板の電極と接合部品の電極とを導電性接着剤を介して接続し、接続部品の電極の表層メッキ層をSn系金属を熱処理により改質した技術がある。
特開2013−179351号公報 特開2006−324629号公報
基材上の電極に、接合部品の接続端子を電気的に接合した構造では、たとえば、接続端子を電極にはんだで接合した後、接合材料で接着することで、強固に接合できる。
しかし、はんだによる接合工程の後で、さらに接合材料等による接合工程を行うと、工程数が多くなる。
本願の開示技術は、1つの側面として、電極にリード端子部品を接合する工程の増加を抑制しつつ、接合強度を高めることが目的である。
本願の開示する技術では、 基材上に設けられて電極を露出させる開口部が形成されるレジスト膜に凹部が形成される。開口部内で接合材料が、リード端子部品のリード端子を電極と接合すると共に、接合材料の一部がリード端子上に位置する。
本願の開示する技術によれば、電極にリード端子部品を接合する工程の増加を抑制しつつ、接合強度が高まる。
図1は第一実施形態のプリント基板ユニットを部分的に示す平面図である。 図2は第一実施形態のプリント基板ユニットを部分的に示す縦断面図である。 図3は情報処理装置の一例としての携帯電話を示す斜視図である。 図4は情報処理装置の一例としてのスマートフォンを示す斜視図である。 図5はプリント基板ユニットを製造する工程の一部を示すフローチャートである。 図6はプリント基板ユニットを製造する工程の一部を示すフローチャートである。 図7はプリント基板ユニットを示す平面図である。 図8はプリント基板ユニットを示す平面図である。 図9はプリント基板ユニットを製造する工程の一部を示す平面図である。 図10はプリント基板ユニットを製造する工程の一部を示す縦断面図である。 図11はプリント基板ユニットを製造する工程の一部を示す平面図である。 図12はプリント基板ユニットを製造する工程の一部を示す縦断面図である。 図13は第二実施形態のプリント基板ユニットを部分的に示す平面図である。 図14は第二実施形態のプリント基板ユニットを部分的に示す縦断面図である。 図15は第三実施形態のプリント基板ユニットを部分的に示す平面図である。 図16はプリント基板ユニットを部分的に示す断面図である。 図17はプリント基板ユニットを部分的に示す断面図である。 図18は凹部の形状を決める方法を示す説明図である。 図19は凹部の形状を決める方法を示す説明図である。
第一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
第一実施形態のプリント基板ユニット12は、図1および図2に示すように、プリント基板14と、このプリント基板14上に導電性接着剤18で接着されて搭載されるリード端子部品16と、を有する。図2に示すように、リード端子部品16はプリント基板14に対し表面実装される。
プリント基板ユニット12は、たとえば、図3に示す携帯電話20の内部に備えられる。携帯電話20は、入力キー22とディスプレイ24を備える。入力キー22で入力された情報が、プリント基板ユニット12に送られる。また、プリント基板ユニット12からの情報が、ディスプレイ24に表示される。入力キー22は入力部の一例であり、ディスプレイ24は出力部の一例である
携帯電話20は、情報処理装置の一例である。情報処理装置の他の例としては、たとえば、図4に示すスマートフォン26や、タブレット型、ノート型あるいはデスクトップ型のコンピュータ等を挙げることができる。スマートフォン26では、ディスプレイ24が、入力部と出力部とを兼ねる構造が多い。ディスプレイ24の他に、さらに入力キー(入力部)が備えられる構造のスマートフォンもある。
図2に詳細に示すように、プリント基板14は、基材28、フットパターン30およびソルダーレジスト32を有する。
基材28は、曲げ剛性および絶縁性を有する材料、たとえばガラスエポキシで板状に形成される。以下において、平面視とは、基材28を法線方向(矢印A1方向)に見ることをいう。
基材28上には、フットパターン30が形成される。フットパターン30は、導電性を有する材料によって所定のパターンの形状に形成される。フットパターン30の一部には、リード端子部品16のリード端子34が電気的に接続される。フットパターン30は、電極の一例である。
基材28上には、ソルダーレジスト32が形成される。ソルダーレジスト32には開口部36が形成される。開口部36は、フットパターン30よりも、平面視で大きな長方形状に形成される。
図2に示すように、開口部36の深さD1は、基材28からのフットパターン30の上面30Tまでの高さT1よりも深い。このため、ソルダーレジスト32の上面32Tと、フットパターン30の上面30Tとの間に段差G1が生じる。
ソルダーレジスト32は、開口部36以外の部分では、基材28およびフットパターン30を覆う。これにより、基材28およびソルダーレジスト32は、外部の環境から保護され、基材28およびソルダーレジスト32の劣化や腐食が抑制される。
開口部36内では、導電性接着剤18により、リード端子34の先端のリード接合部38とフットパターン30とが接着され、電気的に接続される。図2に示す例では、リード接合部38は、フットパターン30と平行な状態で接合される。図1から分かるように、基材28を平面視すると、リード接合部38は、フットパターン30よりも小さなサイズの長方形状である。
図1に示すように、開口部36の長辺36Lには、凹部42が形成される。凹部42は、平面視で、フットパターン30から離れる方向へと開口部36を部分的に凹ませて形成される。図1に示す例では、3つの開口部36で、それぞれ異なる位置又は数で凹部42を形成している。すなわち、開口部36Aでは、フットパターン30の長手方向の端部に近い位置に、対向する一対の凹部42が形成される。開口部36Bでは、フットパターン30の長手方向の中央部に、対向する一対の凹部42が形成される。開口部36Cでは、フットパターン30の長手方向の中央部の近くに、二対の凹部42が形成される。このように、複数の凹部42のうち、平面視で、フットパターン30およびリード接合部38を間にして対向する位置に形成される一対(2つ)またはそれ以上の凹部42が存在する。以下では、凹部42が形成された辺(長辺36L)に沿った方向を凹部42の幅方向という。
凹部42の奥面42Bは、幅方向の両側よりも幅方向の中央がフットパターン30から離間するように湾曲した形状である。特に、奥面42Bの形状は、後述するように、乗り上げ部44を効果的に形成できる形状とされる。
導電性接着剤18は、開口部36内に収容されているが、導電性接着剤18の一部は、凹部42の反対側(開口部36側)の一定領域TA(図11参照)で、リード接合部38上に乗り上げており、乗り上げ部44が形成されている。ここで、凹部42の反対側の一定領域TAとは、リード接合部38上で、且つ、平面視で、凹部42に対し開口部36側に位置する一定の領域である。
特に本実施形態では、2つの凹部42が対向して形成されており、2つの乗り上げ部44が、リード接合部38上を横切って連続する連続部46が形成されている。
次に、プリント基板14にリード端子部品16を搭載する方法、および、本実施形態の作用を説明する。
図5の製造フローに示す手順の一例にしたがって、プリント基板14を製造する。まず、あらかじめ製造されたボード50を用意する。ボード50は、プリント基板14においては基材28となる非導電性の板材(たとえばガラスエポキシ等)である。
図7及び図8に示すように、ボード50としては、製品としての複数枚のプリント基板14を並べて配置できる大きさである。ボード50には、切断部52があらかじめ形成されている。以後のプリント基板14の製造工程の途中で、切断部52により切断することで、プリント基板14のサイズに合わせた所定の大きさの基材28が得られる。
なお、切断前のボード50としては、たとえば、図7に示すように、大サイズのプリント基板14Lと小サイズのプリント基板14Sとに対応する領域が分離しているタイプであってもよい。また、図8に示すように、大サイズのプリント基板14Lに対応する領域と小サイズのプリント基板14Sに対応する領域とが、同一のボード50に配置されていてもよい。
まず、基材28に対し、ステップS102において、穴あけを行う。そして、ステップS104〜S108において、順に、めっき処理、回路パターン形成、粗化処理を行う。
さらに、ステップS110では、基材28上にソルダーレジスト32を形成する。このとき、ソルダーレジスト32に開口部36を形成し、さらに凹部42も形成する。
そして、ステップS112において、ソルダーレジスト32上に、塗料を用いて所定の情報表示を形成(印字)する。ステップS114では、フットパターン30に防錆処理を施す。以上により、プリント基板14が製造される。
このプリント基板14は、基材28と、この基材28上の回路パターン(フットパターン30)およびソルダーレジスト32を有する。この段階で、上記したように、ソルダーレジスト32には、平面視でフットパターン30を囲む開口部36が形成され、さらに凹部42が形成されている。
次に、図6に示す製造フローに示す手順の一例にしたがって、プリント基板ユニット12を製造する。まず、ステップS122において、開口部36内に、接合材料(本実施形態では導電性接着剤18)を供給する。導電性接着剤18の塗布量は、後述するように、フットパターン30に接合されたリード接合部38を、導電性接着剤18の一部で覆うことができる量である。
そして、ステップS124において、基材28に部品を搭載する。この「部品」には、リード端子部品16が含まれる。すなわち、図9及び図10に示すように、開口部36内の導電性接着剤18に、リード端子34のリード接合部38が浸漬される。
このとき、リード端子部品16をプリント基板14側へ押すと、導電性接着剤18にはリード接合部38から力が作用する。この力により、導電性接着剤18は、図9に矢印M1に示すように、開口部36の外周側へ押し出されるように流動する。すなわち、リード接合部38の導電性接着剤18への押し込み圧で、導電性接着剤18に、内壁40に向かう波を積極的に生じさせる。
このように外周側へ流動した導電性接着剤18は、ソルダーレジスト32で反射され、図11に矢印M2で示すように、フットパターン30側へ戻ろうとする。このとき、本実施形態では、開口部36に凹部42が形成されているので、戻ってきた導電性接着剤18の一部が、リード接合部38の一定領域TAに集約される作用が働く。すなわち、図12に示すように、リード接合部38の一部が、導電性接着剤18で覆われる。この状態で、導電性接着剤18が硬化することで、導電性接着剤18の一部が、一定領域TAにおいてリード接合部38上に位置した状態が維持される。
さらに、ステップS126で、導電性接着剤18を加熱し、粘度を低下させる。導電性接着剤18の加熱方法は特に限定されないが、たとえば、プリント基板14をリフローすることで実現できる。
このように、本実施形態では、導電性接着剤18の一部がリード接合部38上に位置するので、導電性接着剤18の一部がリード接合部38上に位置しない構造と比較して、導電性接着剤18による接合面積が広い。しかも、硬化した導電性接着剤18の一部がリード接合部38を覆う。これにより、本実施形態では、リード接合部38に対する導電性接着剤18の接触面積、すなわち、導電性接着剤18の接合面積が増加するので、リード接合部38のフットパターン30に対する接合強度が高い。
なお、このように導電性接着剤18による接合強度を高める観点からは、たとえば、ソルダーレジスト32に凹部42を形成しない構造において、開口部36に供給する導電性接着剤18の量を多くすることが考えられる。しかし、単純に導電性接着剤18の量を多くしても、導電性接着剤18の表面張力によっては、導電性接着剤18の一部がリード端子34を伝って上昇する現象(ウィッキング現象)が発生し、接合面積の増加に寄与しないことがある。
接合強度を高める他の方法として、たとえば、リード接合部38をフットパターン30にはんだを用いて接合した後、高い接合強度が求められる部位を、はいだ以外の接合材料で接着する方法も考えられる。しかし、はんだとはんだ以外の接合材料の2種類の材料を供給するため、工程が多くなる。たとえば、図6に示すフローにおいて、ステップS122でのはんだの供給、ステップS124でのリード端子部品の搭載と、ステップS126での加熱の後に、さらに接合材料を塗布し、この接合材料を効果させる工程が追加される。そして、このような追加の工程を行うことで、製造コストの上昇を招くおそれがある。
接合強度を高めるさらなる方法として、ソルダーレジストを厚く形成して、開口部高さを高くすることで、より多くの接合材料を開口部に供給し、リード接合部を接合材料に埋め込む方法が考えられる。しかし、ソルダーレジストを厚く形成すると、高い接合強度が求められる部品以外の部品に対しては、部品の搭載性が低下する(搭載しづらくなる)ことがある。
本実施形態では、導電性接着剤18の量を多くしたり、複数種の接合材料(はんだ及びはんだ以外の接合材料)を用いたりする必要がない。そして、工程をあらたに追加することなく、また、導電性接着剤18の物性(濡れ性)や強度特性への依存を少なくし、リード接合部38とのフットパターン30との接合強度を高めることができる。たとえば、図2に示したように、導電性接着剤18を用いて、リード端子部品16を高い接合強度で表面実装することが可能である。そして、本実施形態は、製造工程をあらたに追加しないので、製造コストの上昇を抑制できる。さらには、本実施形態では、ソルダーレジストを厚く形成しないので、他の部品の搭載性の低下も抑制できる。
プリント基板ユニット12を備える電子機器においても、リード接合部38のフットパターン30に対する接合強度が高い構造を実現できる。
次に、第二実施形態について説明する。第二実施形態において、第一実施形態と同一の要素、部材等については図面に同一符号を付し、詳細な説明を省略することがある。
第二実施形態のプリント基板ユニット62では、図13及び図14に示すように、プリント基板64のソルダーレジスト32に壁部66が形成される。壁部66は、開口部36及び凹部42の周囲から上方(基材28の反対側)に立ち上がる。壁部66を形成したことで、ソルダーレジスト32の上面32Tと、フットパターン30の上面30Tとの間に段差G1が、壁部が形成されない構造と比較して大きい。
したがって、第二実施形態では、開口部36内に、より多くの導電性接着剤18を供給できる。たとえば、リード接合部38の厚みが第一実施形態に示す場合(図2参照)と比較して厚い場合でも、乗り上げ部44を確実に形成することが可能である。また、リード端子34を押し込むときに導電性接着剤18が流動しても、導電性接着剤18が溢れることを抑制できる。
なお、壁部66を形成する方法は特に限定されないが、たとえば、ソルダーレジスト32に部品名や部品配置等などの情報表示を印刷する際に、塗料やインク等の印刷材料(シルクと称されることがある)を用いて印刷と同時に形成できる。このように、ソルダーレジスト32への所定の情報の印刷時に壁部66を形成すれば、壁部66を形成するための追加の工程が不要である。
壁部66の高さは特に限定されないが、たとえば、ソルダーレジスト32の上面32Tからの高さT1として、10〜30μmに設定できる。ソルダーレジスト32の高さは50μmに設定できるので、段差G1としては、60〜80μmとなる。
次に、第三実施形態について説明する。第三実施形態においても、第一実施形態と同一の要素、部材等については図面に同一符号を付し、詳細な説明を省略することがある。
第三実施形態のプリント基板ユニット72では、図15に示すように、プリント基板74において、ソルダーレジスト32の開口部36の内壁40に、突部76が形成される。突部76は、平面視で、凹部42の幅方向の両側から、フットパターン30に向かって突出する。
したがって、第三実施形態では、凹部42で反射される導電性接着剤18を、突部76が一定領域TAへ案内する。すなわち、導電性接着剤18を、一定領域TAへ案内することができ、乗り上げ部44を効率的に形成できる。
上記各実施形態において、乗り上げ部44は、リード接合部38の上面の全域を覆っている必要はない。たとえば、図16に示すように、対向する2つの乗り上げ部44がリード接合部38上で連続していない構造でもよい。あるいは、図17に示すように、乗り上げ部44が、リード接合部38の長手方向の端部に形成される例でもよい。図16及び図17に示す例であっても、乗り上げ部44によって、リード接合部38をフットパターン30との間で挟みつけるように覆っている。したがって、このような乗り上げ部44がない構造と比較すれば、リード接合部38とフットパターン30との接合強度が高い。
図1、図13及び図15に示した各例では、2つの凹部42で反射した導電性接着剤18が、リード接合部38上で互いに接触しており、乗り上げ部44が連続する連続部46が形成される。したがって、乗り上げ部44がリード接合部38上で2つに分離している構造と比較して、リード接合部38をフットパターン30に強固に接合できる。
凹部42の数は限定されないが、凹部42を複数形成すると、凹部42に対応して乗り上げ部44も複数形成できる。
複数の凹部42を形成した構造において、互いに対向する凹部42の組が存在していると、上記したように、リード接合部38上で連続する乗り上げ部44を形成しやすくなる。
凹部42を形成する位置は、開口部36の短辺36Sであってもよいが、長辺36Lに形成すると、凹部42からリード接合部38までの距離が近いので、リード接合部38上に乗り上げ部44を容易に形成できる。
凹部42の形状は、導電性接着剤18を反射させて、一定領域TAに導電性接着剤18を集中させることができれば限定されない。上記実施形態では、凹部42の奥面42Bが、幅方向両側よりも幅方向中央において、フットパターン30から離間するよう形状である。このため、凹部42の奥面42Bが平坦である構造と比較して、一定領域TAに導電性接着剤18を効果的に集中させることができる。
奥面42Bを平面視したときの形状は、たとえば、幅方向両側から幅方向中央に向かって直線状に傾斜し、幅方向中央でフットパターン30から離間する形状でもよい。また、導電性接着剤18を集中させたい狙い箇所P(一定領域TA内の点)を焦点とする放物線形状としてもよい。これにより、壁部66に対し正面から当たる導電性接着剤18を、効果的に一定領域TAに集中させることができる。
具体的に奥面42Bの形状を決めるには、以下の方法を採ることができる。
まず、凹部42の幅方向端部、すなわち、凹部42の奥行が最短の部分で、奥行L1を決める。
そして、次に、凹部42の幅方向の範囲W1内で、内壁40の法線方向への導電性接着剤18の複数の流れ(図18に示す例ではa〜iの8本)を順に考える。
まず、導電性接着剤18の流れaが奥面42Bで反射し、反射後の導電性接着剤18が狙い箇所Pを通るように、接線Laを引く。そして、隣接する流れbと接線Laとの交点において、流れbが奥面42Bの反射位置Raで反射し、反射後の導電性接着剤18が狙い箇所Pを通るように、接線Lbを決める。さらに、隣接する流れcを接線Lbとの交点において、流れcが奥面42Bで反射し、反射後の導電性接着剤18が狙い箇所Pを通るように、接線Lcを決める。以降は、同様の作業を順に流れiまで繰り返すことで、奥面42Bの形状が決まる。図18に示す例では、9本の流れa〜iを示しているが、これらの流れの本数を多く採る(流れの間隔は短くなる)ことで、奥面42Bの形状は、滑らかに湾曲する曲線に近づく。
図19に示すように、狙い箇所Pからの幅方向の距離がAである点Qを考え、この点Qからの導電性接着剤18の反射位置Rまでの距離をBとする。そして、辺RPと辺RQの成す角をθとする。反射位置Rでの奥面42Bの接線Lの傾き角をx、接線Lと辺RQとのなす角をyとする。
このとき、
tanθ=A/B
すなわち、
θ=tan−1(A/B)である。また、
y=(180−θ)/2
である。したがって、
x=90−y
=θ/2
=tan−1(A/B)/2
となる。このようにして、奥面42Bにおける接線の傾き角xを求めることができる。
凹部42の数は限定されず、たとえば、1つの開口部36につき1つの凹部42を形成してもよい。ただし、1つの開口部36に複数の凹部42を形成すると、凹部42で反射された導電性接着剤18による乗り上げ部44も複数形成できる。特に、複数の凹部42のうち、フットパターン30を間にして対向する2つの凹部42が存在していると、乗り上げ部44がリード接合部38上で連続する連続部46を形成できる。そして、連続部46により、リード接合部38とフットパターン30との接合強度をより高めることが可能である。
凹部42は、開口部36において、短辺36Sの内壁40に形成してもよいが、長辺36Lの内壁に形成すると、平面視で、リード接合部38との距離が近いので、リード接合部38へ導電性接着剤18が乗り上げやすい。
開口部36の深さD1は、上記したように、基材28の上面からのフットパターン30の高さT1よりも高く形成すると、多くの導電性接着剤18を開口部36内に貯留でき、乗り上げ部44の確実な形成に寄与できる。
接合材料として、上記した導電性接着剤18を用いると、フットパターン30とリード接合部38とを接合できると共に、これらを導電性接着剤18により導通させることができる。
また、はんだと比較して、導電性接着剤18では、リード接合部38の押し込み圧により発生した波でリード接合部38に乗り上げるように、所望の粘度の材料を用いることが可能である。
上記各実施形態において、リード端子部品16としては、基材28上に搭載される各種の半導体チップをあげることができる。さらに、リード端子部品16としては、挿抜部23を備える接続部品であってもよい。挿抜部23は、たとえば、外部の部材との電気接続用の端子、コネクタや、メモリカード用のカード差込口等である。このような接続部品は、挿抜部23への外部機器の抜き差しにより、リード接合部38とフットパターン30の間に応力が作用することがある。上記各実施形態では、リード接合部38とフットパターン30との接合強度が高いので、このような応力が作用した場合のリード端子部品16の剥がれを抑制できる。
以上、本願の開示する技術の実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
本明細書は、以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
基材と、
前記基材上の電極と、
前記基材上に設けられ前記電極を露出させる開口部が形成されるレジスト膜と、
前記レジスト膜の内壁に形成される凹部と、
前記電極に電気的に接続されるリード端子を備えるリード端子部品と、
前記開口部内で前記リード端子を前記電極と接合し、一部が前記凹部の前記開口部側で前記リード端子上に位置する接合材料と、
を有するプリント基板ユニット。
(付記2)
前記凹部が複数形成され、前記基材の平面視で前記電極を間にして対向する2つの凹部が存在する付記1に記載のプリント基板ユニット。
(付記3)
前記接合材料の前記リード端子上に位置する部分が前記リード端子上を横切って連続している付記2に記載のプリント基板ユニット。
(付記4)
前記開口部が前記基材の平面視で長方形であり、
前記凹部が前記長方形の長辺に形成される付記1〜付記3のいずれか1つに記載のプリント基板ユニット。
(付記5)
前記凹部が、前記基材の平面視で前記凹部の幅方向両側よりも幅方向中央で前記電極から離間する形状である付記1〜付記4のいずれか1つに記載のプリント基板ユニット。
(付記6)
前記接合材料が導電性を有する付記1〜付記5のいずれか1つに記載のプリント基板ユニット。
(付記7)
前記開口部が、前記電極の前記基材からの高さよりも深い付記1〜付記6のいずれか1つに記載のプリント基板ユニット。
(付記8)
前記レジスト膜に、前記開口部及び前記凹部を囲む壁部が立設される付記1〜付記7のいずれか1つに記載のプリント基板ユニット。
(付記9)
前記壁部が、前記レジスト膜への印刷材料で形成される付記8に記載のプリント基板ユニット。
(付記10)
前記レジスト膜に、前記平面視で前記凹部の幅方向両側の前記内壁に前記電極に向かって突出する突部が形成される付記1〜付記9のいずれか1つに記載のプリント基板ユニット。
(付記11)
基材と、
前記基材上の電極と、
前記基材上に設けられ前記電極を露出させる開口部が形成されるレジスト膜と、
前記レジスト膜の内壁に形成される凹部と、
を有するプリント基板。
(付記12)
基材と、
前記基材上の電極と、
前記基材上に設けられ前記電極を露出させる開口部が形成されるレジスト膜と、
前記レジスト膜の内壁に形成される凹部と、
前記電極に電気的に接続されるリード端子を備えるリード端子部品と、
前記開口部内で前記リード端子を前記電極と接合し、一部が前記凹部の前記開口部側で前記リード端子上に位置する接合材料と、
を備えるプリント基板ユニットと、
前記プリント基板ユニットに情報を入力する入力部と、
前記プリント基板ユニットから情報が出力される出力部と、
を有する情報処理装置。
(付記13)
前記リード端子部品が、外部の部材が挿抜される挿抜部を有する付記12に記載の情報処理装置。
12 プリント基板ユニット
14 プリント基板
16 リード端子部品
18 導電性接着剤(接合材料の一例)
20 携帯電話(情報処理装置の一例)
22 入力キー(入力部の一例)
23 挿抜部
24 ディスプレイ(出力部の一例)
26 スマートフォン(情報処理装置の一例)
28 基材
30 フットパターン(電極の一例)
32 ソルダーレジスト(レジスト膜の一例)
34 リード端子
36 開口部
36S 短辺
36L 長辺
38 リード接合部
40 内壁
42 凹部
42B 奥面
44 乗り上げ部
46 連続部
62 プリント基板ユニット
64 プリント基板
66 壁部
72 プリント基板ユニット
74 プリント基板
76 突部

Claims (5)

  1. 基材と、
    前記基材上の電極と、
    前記基材上に設けられ前記電極を露出させる開口部が形成されるレジスト膜と、
    前記レジスト膜の内壁に形成される凹部と、
    前記電極に電気的に接続されるリード端子を備えるリード端子部品と、
    前記開口部内で前記リード端子を前記電極と接合し、一部が前記凹部の前記開口部側で前記リード端子上に位置する接合材料と、
    を有するプリント基板ユニット。
  2. 前記凹部が複数形成され、前記基材の平面視で前記電極を間にして対向する2つの凹部が存在する請求項1に記載のプリント基板ユニット。
  3. 前記接合材料の前記リード端子上に位置する部分が前記リード端子上を横切って連続している請求項2に記載のプリント基板ユニット。
  4. 基材と、
    前記基材上の電極と、
    前記基材上に設けられ前記電極を露出させる開口部が形成されるレジスト膜と、
    前記レジスト膜の内壁に形成される凹部と、を有するプリント基板。
  5. 基材と、
    前記基材上の電極と、
    前記基材上に設けられ前記電極を露出させる開口部が形成されるレジスト膜と、
    前記レジスト膜の内壁に形成される凹部と、
    前記電極に電気的に接続されるリード端子を備えるリード端子部品と、
    前記開口部内で前記リード端子を前記電極と接合し、一部が前記凹部の前記開口部側で前記リード端子上に位置する接合材料と、
    を備えるプリント基板ユニットと、
    前記プリント基板ユニットに情報を入力する入力部と、
    前記プリント基板ユニットから情報が出力される出力部と、
    を有する情報処理装置。
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