JP2015223582A - リアクタ - Google Patents

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博之 鎌田
拓哉 吉野谷
Takuya Yoshinoya
拓哉 吉野谷
佑介 武内
Yusuke Takeuchi
佑介 武内
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Abstract

【課題】複数の反応側流路が積層されたリアクタにおいて、反応側流路間の流量の偏りを抑制して、反応流体の反応効率の向上を図る。【解決手段】リアクタ100は、反応対象となる流体である反応流体が流通する複数の反応側流路210と、2つの反応側流路210の間に位置し、伝熱隔壁110を介して反応側流路210と区画され、反応側流路210を流通する反応流体と熱交換を行う流体である熱媒体が流通する少なくとも1の熱媒体側流路220と、複数の反応側流路210を相互に連通する反応側連通部140とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換型のリアクタに関する。
熱交換型のリアクタは、反応場となる複数の反応側流路と、2つの反応側流路の間に位置し、伝熱隔壁を介して反応側流路と区画され、当該反応側流路を流通する反応流体と熱交換を行う熱媒体が流通する熱媒体側流路とを備えており、反応側流路において効率よく反応を遂行することができるリアクタである(例えば、特許文献1)。このようなリアクタでは、反応側流路内(反応場)に触媒を配し、その反応側流路に反応対象となる反応流体を流通させて反応を促進する。
国際公開第2012/054455号
しかし、上述した複数の反応側流路が積層されたリアクタでは、1の反応側流路に導入される反応流体の流量と、他の反応側流路に導入される反応流体の流量に偏りがあると、流量の大きい反応側流路での反応効率が、流量の小さい反応側流路よりも低下し、リアクタ全体の反応効率が低下してしまうおそれがある。
そこで本発明は、このような課題に鑑み、複数の反応側流路が積層されたリアクタにおいて、反応側流路間の流量の偏りを抑制して、反応流体の反応効率の向上を図ることが可能なリアクタを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のリアクタは、反応対象となる流体である反応流体が流通する複数の反応側流路と、2つの前記反応側流路の間に位置し、伝熱隔壁を介して該反応側流路と区画され、該反応側流路を流通する反応流体と熱交換を行う流体である熱媒体が流通する少なくとも1の熱媒体側流路と、前記複数の反応側流路を相互に連通する反応側連通部と、を備えたことを特徴とする。
また、前記熱媒体側流路は、複数設けられており、複数の前記熱媒体側流路を相互に連通する熱媒体側連通部をさらに備えるとしてもよい。
また、前記反応側流路は、前記反応流体の流通方向と直交する方向に並列した複数の流路に区画されており、前記複数の流路の一部または全部が互いに連通しているとしてもよい。
また、前記反応側流路を、前記反応流体の流通方向と直交する方向に並列した複数の区画流路に区画する区画壁を備え、前記区画壁には、隣接する前記区画流路を互いに連通する溝または貫通孔からなる区画流路連通部が設けられているとしてもよい。
また、隆起および陥没した板形状であり、前記区画壁によって区画された区画流路を、前記反応流体の流通方向と直交する方向に並列した複数の分割流路にさらに区画する分割部材を備え、前記分割部材には、隣接する前記分割流路を互いに連通する溝または貫通孔からなる分割流路連通部が設けられているとしてもよい。
また、隆起および陥没した板形状であり、前記反応側流路を、前記反応流体の流通方向と直交する方向に並列した複数の分割流路に区画する分割部材を備え、前記分割部材には、隣接する前記分割流路を互いに連通する溝または貫通孔からなる分割流路連通部が設けられているとしてもよい。
本発明によれば、複数の反応側流路が積層されたリアクタにおいて、反応側流路間の流量の偏りを抑制して、反応流体の反応効率の向上を図ることが可能となる。
リアクタを説明するための図である。 反応側流路および熱媒体側流路を説明するための図である。 触媒構造体の具体的な構成を説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(リアクタ100)
図1は、本実施形態にかかるリアクタ100を説明するための図であり、図2は、反応側流路210および熱媒体側流路220を説明するための図である。本実施形態の図1および図2では、垂直に交わるX軸、Y軸、Z軸を図示の通り定義している。また、図1中、理解を容易にするために触媒構造体300の記載を省略する。
図1に示すようにリアクタ100は、伝熱隔壁110が予め定められた間隔離隔して複数積層された構造となっている。また、リアクタ100を構成する上面102、伝熱隔壁110(110a、110bで示す場合もある)、反応流体導入部120、反応流体排出部122、熱媒体導入部130、熱媒体排出部132はすべて金属材料(例えば、ステンレス鋼(SUS等)、ニッケル(Ni)基合金(インコネル(登録商標)、ハステロイ(登録商標)、ヘインズ(登録商標))等の耐熱金属)で形成されている。
リアクタ100を製造する場合、伝熱隔壁110を積層してそれぞれを接合するとともに、上面102を伝熱隔壁110に接合する。そして、反応流体導入部120、反応流体排出部122、熱媒体導入部130、熱媒体排出部132、反応側連通管140a、熱媒体側連通管142aを、積層された伝熱隔壁110にそれぞれ接合する。リアクタ100を製造する際に用いる接合方法に限定はないが、例えば、TIG(Tungsten Inert Gas)溶接や拡散接合が利用できる。
ここで、伝熱隔壁110によって区画される空間のうち、反応流体導入部120および反応流体排出部122側に形成された孔210aを介して、反応流体導入部120および反応流体排出部122と連通した空間が反応側流路210となる。また、伝熱隔壁110によって区画される空間のうち、熱媒体導入部130および熱媒体排出部132側に形成された孔220aを介して、熱媒体導入部130および熱媒体排出部132と連通した空間が熱媒体側流路220となる。本実施形態のリアクタ100では、反応側流路210と熱媒体側流路220とが伝熱隔壁110に区画されて並行して設けられるとともに、反応側流路210と熱媒体側流路220とが交互に積層された構造となっている。
さらに、図1中、Z軸方向に積層された複数の反応側流路210は、反応側連通管140aと孔140bとで構成される反応側連通部140によって相互に連通されており、Z軸方向に積層された複数の熱媒体側流路220は、熱媒体側連通管142aと孔142bとで構成される熱媒体側連通部142によって相互に連通されている。
具体的に説明すると、図2(a)に示すように、熱媒体側流路220は、底面が伝熱隔壁110(図2(a)中、110aで示す)で構成される。また、熱媒体側流路220の上面は上面102もしくは後述する伝熱隔壁110(図2(b)中、110bで示す)で構成される。伝熱隔壁110aには、伝熱隔壁110間の間隙を保持するためのリブ112aが複数立設されている。さらに、伝熱隔壁110aには、リアクタ100の側面を構成する側壁114と、反応流体導入部120からの反応流体の混入を防止するためのサイドバー116とが立設されている。つまり、リブ112aは、熱媒体側流路220を、熱媒体の流通方向と直交する方向に並列した複数の区画流路222に区画する区画壁として機能する。
また、側壁114のうち、熱媒体導入部130および熱媒体排出部132が接合される側の側壁114には、切り欠き114aが設けられており、伝熱隔壁110が積層されたときに、当該切り欠き114aが孔220aを形成することとなる。そして、熱媒体導入部130から孔220aを介して熱媒体側流路220内へ熱媒体が導入されたり、熱媒体側流路220内から孔220aを介して熱媒体排出部132へ熱媒体が排出されたりする。
また、リブ112aには、溝からなる区画流路連通部152が形成されている。区画流路連通部152を備える構成により、隣接する区画流路222を互いに連通することができる。したがって、導入された熱媒体の流量が区画流路222間で偏っていたとしても、区画流路222間において熱媒体を相互に移動させることができ、区画流路222間の熱媒体の流量の偏りを抑制することができる。
さらに、側壁114のうち、熱媒体側連通管142aが接合される側の側壁114には、切り欠き114cが設けられており、伝熱隔壁110が積層されたときに、当該切り欠き114cが孔142bを形成することとなる。したがって、熱媒体側連通管142aと孔142bとで構成される熱媒体側連通部142を介して、Z軸方向に積層された複数の熱媒体側流路220が、相互に連通されることとなる。したがって、導入された熱媒体の流量が熱媒体側流路220間で偏っていたとしても、熱媒体側流路220間において熱媒体を相互に移動させることができ、熱媒体側流路220の熱媒体の流量の偏りを抑制することができる。
反応側流路210は、図2(b)に示すように、底面が伝熱隔壁110bで構成される。また、反応側流路210の上面は、伝熱隔壁110aで構成される。伝熱隔壁110bにも、上記伝熱隔壁110aと同様に伝熱隔壁110間の間隙を保持するための複数のリブ112bと、側壁114が複数立設されている。つまり、リブ112bは、反応側流路210を、反応流体の流通方向と直交する方向に並列した複数の区画流路212に区画する区画壁として機能する。
なお、伝熱隔壁110bには、伝熱隔壁110aと異なり、サイドバー116が設けられていないため、両側壁114間に間隙114bが形成されることとなる。間隙114bは、伝熱隔壁110が積層されたときに、孔210aを形成する。そして、反応流体導入部120から孔210aを介して反応側流路210内へ反応流体が導入されたり、反応側流路210内から孔210aを介して反応流体排出部122へ反応生成物が排出されたりする。
また、リブ112bには、溝からなる区画流路連通部150が形成されている。区画流路連通部150を備える構成により、隣接する区画流路212を互いに連通することができる。したがって、導入された反応流体の流量が区画流路212間で偏っていたとしても、区画流路212間において反応流体を相互に移動させることができ、区画流路212間の反応流体の流量の偏りを抑制することができる。
さらに、側壁114のうち、反応側連通部140が接合される側の側壁114には、切り欠き114dが設けられており、伝熱隔壁110が積層されたときに、当該切り欠き114dが孔140bを形成することとなる。したがって、反応側連通管140aと孔140bとで構成される反応側連通部140を介して、Z軸方向に積層された複数の反応側流路210が、相互に連通されることとなる。したがって、導入された反応流体の流量が反応側流路210間で偏っていたとしても、反応側流路210間において反応流体を相互に移動させることができ、反応側流路210間の反応流体の流量の偏りを抑制することができる。
また、反応側流路210内には、反応流体の反応を促進させる触媒構造体300が設けられている。触媒構造体300の具体的な構成については後に詳述する。
図1に戻って説明すると、熱媒体導入部130から熱媒体が導入されると、図1(a)中、実線の矢印で示すように、熱媒体側流路220を熱媒体が流通し、熱媒体排出部132から排出される。また、反応流体導入部120から反応流体(反応対象となる流体)が導入されると、図1(b)中、破線の矢印で示すように、反応側流路210を反応流体が流通し、反応流体排出部122から排出される。なお、図1に示すように、本実施形態において、反応流体と熱媒体とは、対向流の関係となっている。
このように、反応側流路210と熱媒体側流路220とが伝熱隔壁110に区画されて並行して設けられることから、熱媒体側流路220を流通する熱媒体は、伝熱隔壁110を介して、反応側流路210を流通する反応流体と熱交換することとなる。ここで、反応側流路210において吸熱反応が遂行される場合、熱媒体側流路220および熱媒体は、反応側流路210を流通する反応流体に熱を供給(加熱)し、反応側流路210において発熱反応が遂行される場合、熱媒体側流路220および熱媒体は、反応側流路210を流通する反応流体を除熱(冷却)する温度制御部として機能する。
吸熱反応は、例えば、下記化学式(1)に示すメタンの水蒸気改質反応や、化学式(2)に示すメタンのドライリフォーミング反応が挙げられる。
CH + HO → 3H + CO…化学式(1)
CH + CO → 2H + 2CO…化学式(2)
また、発熱反応は、例えば、下記化学式(3)に示すシフト反応や、化学式(4)に示すメタネーション反応、化学式(5)に示すFT(Fischer Tropsch)合成反応が挙げられる。
CO + HO → CO + H…化学式(3)
CO + 3H → CH + HO…化学式(4)
(2n+1)H + nCO → C2n+2 + nHO…化学式(5)
なお、本実施形態において、熱媒体側流路220には、熱媒体として気体が流通する。かかる構成により、熱媒体を液体で構成する場合と比較して、取り扱いが容易である。
以上説明したように本実施形態にかかるリアクタ100によれば、反応場となる反応側流路210と、伝熱隔壁110を隔てて反応側流路210と並行して設けられ、当該反応側流路210を流通する反応流体と熱交換を行う熱媒体が流通する熱媒体側流路220とを備える構成により、反応側流路210において効率よく反応(吸熱反応、発熱反応)を遂行することができる。
以下、リアクタ100の反応側流路210内に設けられ、反応流体の反応を促進させる触媒構造体300について詳述する。
(触媒構造体300)
図3は、触媒構造体300の具体的な構成を説明するための図であり、図3(a)は、触媒構造体300の斜視図を、図3(b)は、触媒構造体300が区画流路212に設置された際の図3(a)におけるIII(b)−III(b)線のYZ断面図を示す。本実施形態の図3では、垂直に交わるX軸、Y軸、Z軸を図示の通り定義している。また、図3中、反応流体の流通方向を白抜きの矢印で示す。
図3に示すように、触媒構造体300は、反応側流路210において、リブ112b(区画壁)によって区画された区画流路212を、反応流体の流通方向と直交する方向に並列した複数の分割流路Aにさらに区画する分割部材310と、分割部材310に固定された触媒とを含んで構成される。分割部材310は、隆起および陥没した板形状の金属、すなわち、波板形状(コルゲート形状)の金属板で構成される。具体的に説明すると、分割部材310は、隆起部322(隆起した箇所)と、陥没部324(陥没した箇所)と、隆起部322から図3中、Z軸方向に延伸した側壁部326と、図3中、Z軸方向に延伸し隆起部322と陥没部324とを接続する分割壁部328とを含んで構成される。
図3(b)に示すように、分割部材310の隆起部322または陥没部324と、分割壁部328(または、分割壁部328および側壁部326)と、区画流路212を構成する伝熱隔壁110a、110bとに囲繞された空間によって、分割流路Aが形成される。
また、分割部材310には、貫通孔からなる分割流路連通部340が設けられている。分割流路連通部340を備える構成により、隣接する分割流路Aを互いに連通することができる。したがって、導入された反応流体の流量が分割流路A間で偏っていたとしても、分割流路A間において反応流体を相互に移動させることができ、分割流路A間の反応流体の流量の偏りを抑制することができる。
なお、触媒構造体300を構成する分割部材310は、Fe(鉄)、Cr(クロム)、Al(アルミニウム)、Y(イットリウム)を主成分とする耐熱合金、例えば、Fecralloy(登録商標)等の金属で構成される。また、触媒の担体は、リアクタ100で遂行する反応によって適宜選択され、例えば、Al(アルミナ)、TiO(チタニア)、ZrO(ジルコニア)、CeO(セリア)、SiO(シリカ)の群から選択される1または複数である。また、触媒(活性金属)は、リアクタ100で遂行する反応によって適宜選択され、例えば、Ni(ニッケル)、Co(コバルト)、Fe(鉄)、Pt(白金)、Ru(ルテニウム)、Rh(ロジウム)、Pd(パラジウム)の群から選択される1または複数である。
以上説明したように、本実施形態のリアクタ100によれば、分割流路連通部340、区画流路連通部150、反応側連通部140を備える構成により、分割流路A間、区画流路212間、反応側流路210間の反応流体の流量の偏りを抑制することができる。したがって、反応流体の反応効率の向上を図ることが可能となる。また、区画流路連通部152、熱媒体側連通部142を備える構成により、区画流路222間、熱媒体側流路220間の熱媒体の流量の偏りを抑制することができる。したがって、熱媒体と反応側流路210との熱交換の偏りを低減することができ、反応流体の反応効率の向上を図ることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態において、区画流路連通部150が溝からなる構成を例に挙げて説明したが、区画流路連通部150は、貫通孔で構成されてもよい。いずれにせよ、区画流路連通部150は、隣接する区画流路212を互いに連通できればよい。同様に、区画流路連通部152は、貫通孔で構成されてもよい。
また、上記実施形態において、分割流路連通部340が貫通孔からなる構成を例に挙げて説明したが、分割流路連通部340は、溝で構成されてもよい。いずれにせよ、分割流路連通部340は、隣接する分割流路Aを互いに連通できればよい。
また、上記実施形態において、反応側流路210が区画流路212に区画され、区画流路212がさらに分割流路Aに区画される構成を例に挙げて説明した。しかし、反応側流路210は、反応流体の流通方向と直交する方向に並列した複数の流路(区画流路212、分割流路A)に区画されずともよい。この場合、反応側流路210に触媒が配されることとなる。また、リアクタは、リブ112bを備えず、反応側流路210に触媒構造体300が設けられていてもよい。いずれにせよ、反応側流路210が、反応流体の流通方向と直交する方向に並列した複数の流路に区画されており、複数の流路の一部または全部が互いに連通していればよい。
また、上記実施形態において、熱媒体側流路220が区画流路222に区画される構成を例に挙げて説明した。しかし、熱媒体側流路220は、反応流体の流通方向と直交する方向に並列した複数の流路(区画流路222)に区画されずともよい。
また、上記実施形態において、反応側流路210を流通する反応流体と熱媒体側流路220を流通する熱媒体とが対向流の関係にある場合を例に挙げて説明したが、反応流体と熱媒体とが平行流の関係にあってもよい。
本発明は、熱交換型のリアクタに利用することができる。
A 分割流路
100 リアクタ
112b リブ(区画壁)
140 反応側連通部
142 熱媒体側連通部
150 区画流路連通部
210 反応側流路
212、222 区画流路
220 熱媒体側流路
310 分割部材
340 分割流路連通部

Claims (6)

  1. 反応対象となる流体である反応流体が流通する複数の反応側流路と、
    2つの前記反応側流路の間に位置し、伝熱隔壁を介して該反応側流路と区画され、該反応側流路を流通する反応流体と熱交換を行う流体である熱媒体が流通する少なくとも1の熱媒体側流路と、
    前記複数の反応側流路を相互に連通する反応側連通部と、
    を備えたことを特徴とするリアクタ。
  2. 前記熱媒体側流路は、複数設けられており、
    複数の前記熱媒体側流路を相互に連通する熱媒体側連通部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のリアクタ。
  3. 前記反応側流路は、前記反応流体の流通方向と直交する方向に並列した複数の流路に区画されており、
    前記複数の流路の一部または全部が互いに連通していることを特徴とする請求項1または2に記載のリアクタ。
  4. 前記反応側流路を、前記反応流体の流通方向と直交する方向に並列した複数の区画流路に区画する区画壁を備え、
    前記区画壁には、隣接する前記区画流路を互いに連通する溝または貫通孔からなる区画流路連通部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のリアクタ。
  5. 隆起および陥没した板形状であり、前記区画壁によって区画された区画流路を、前記反応流体の流通方向と直交する方向に並列した複数の分割流路にさらに区画する分割部材を備え、
    前記分割部材には、隣接する前記分割流路を互いに連通する溝または貫通孔からなる分割流路連通部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載のリアクタ。
  6. 隆起および陥没した板形状であり、前記反応側流路を、前記反応流体の流通方向と直交する方向に並列した複数の分割流路に分割する分割部材を備え、
    前記分割部材には、隣接する前記分割流路を互いに連通する溝または貫通孔からなる分割流路連通部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のリアクタ。
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