JP2015223026A - 異物検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】位置によって検知精度にバラツキが生じることを抑制する。
【解決手段】非接触で電力を伝送する際に形成される磁界内に異物が存在しているか否かを検知する異物検知装置は、磁界に面する表面部材434と、第1コイルと、第2コイルとを備える。第1コイルおよび第2コイルの一方から他方に電磁誘導によって送電した際の他方における受電状態に基づいて異物の有無が判定される。第1コイルおよび第2コイルの各々は、巻き数が互いに同じで且つ巻き方向を逆にした第1コイル要素468L,478Lおよび第2コイル要素468R,478Rを互いに直列に接続した形状を有する。第1コイルおよび第2コイルの双方について、第1コイル要素および第2コイル要素同士が互いに接続されている部分は、表面部材434に向けて突出する形状を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、送電装置から受電装置に非接触で電力を伝送する際に形成される磁界内に、異物が存在しているか否かを検知する異物検知装置に関する。
下記の特許文献1〜6は、送電装置から受電装置に非接触で電力を伝送する技術を開示している。特許文献1は、金属異物検知装置に関する技術も開示しており、この金属異物検知装置は、スパイラル形状を有するアンテナコイルに高周波電流を流すことによって、異物の有無を検知する。
特開2012−016125号公報 特開2013−154815号公報 特開2013−146154号公報 特開2013−146148号公報 特開2013−126327号公報 特開2013−110822号公報
アンテナコイルなどのコイルを用いた場合には、送電装置と受電装置との間で電力伝送が実施される前であれば、異物の有無を正確に検知できる。しかしながら、電力伝送が実施されている最中には、コイルが磁界からの影響を受けることに起因して、コイルを用いて異物の有無を正確に検知することが難しい場合がある。これに対して、いわゆる8の字形状を有するコイルの採用が考えられる。このコイルは、巻き数が互いに同じで且つ巻き方向を逆にした一対のコイル要素を互いに直列に接続した形状を有する。
しかしながら、8の字形状のコイルを採用した場合には、一対のコイル要素同士が接続されている部分の付近(コイル線が交差している部分の付近)と、その交差部分以外の部分とで、検知精度(検知能)にバラツキが生じやすい。したがって、位置によって検知精度のバラツキが生じにくい異物検知装置が求められている。
異物検知装置は、送電装置から受電装置に非接触で電力を伝送する際に形成される磁界内に、異物が存在しているか否かを検知する異物検知装置であって、上記磁界に面する表面部材と、上記磁界の側とは反対側から上記表面部材に対向する第1コイルと、上記表面部材の側とは反対側から上記第1コイルに対向する第2コイルとを備え、上記第1コイルおよび上記第2コイルの一方から他方に電磁誘導によって送電した際の上記他方における受電状態に基づいて異物の有無が判定され、上記第1コイルおよび上記第2コイルの各々は、巻き数が互いに同じで且つ巻き方向を逆にした第1コイル要素および第2コイル要素を互いに直列に接続した形状を有し、上記第1コイルおよび上記第2コイルの双方について、上記第1コイル要素および上記第2コイル要素同士が互いに接続されている部分は、上記表面部材に向けて突出する形状を有している。
上記の構成によれば、各コイル要素同士が互いに接続されている部分(コイル線が交差している部分)は、表面部材に向けて突出する形状を有している。各コイル要素のうちの交差部分の付近は、交差部分以外の部分に比べて表面部材の近くに位置する。すなわち、交差部分以外の部分は、交差部分に比べて表面部材から離れている。交差部分以外の部分で形成された検知用磁界は、交差部分の付近で形成された検知用磁界に比べて、表面部材(検知面)に到達するまでに減衰しやすい。したがって、当該構成によれば均一な磁界分布を形成することが可能となっており、位置ごとに発生し得る検知精度のバラツキも改善できると言える。
上記の構成によれば、位置によって検知精度のバラツキが生じにくい異物検知装置が得られる。
実施の形態1における車両および外部給電装置を示す図である。 実施の形態1における異物検知装置を備える送電装置の分解した状態を示す斜視図である。 実施の形態1における異物検知装置および制御装置の電気的な構成を示す図である。 実施の形態1における異物検知装置に備えられる送信コイルおよび受信コイルを示す側面図である。 実施の形態1における異物検知装置に備えられる送信コイルおよび受信コイルを示す斜視図である。 実施の形態1における異物検知装置に備えられる送信コイルおよび受信コイルを示す他の斜視図である。 比較例における異物検知装置に備えられる送信コイルおよび受信コイルを示す側面図である。 比較例における異物検知装置に備えられる送信コイルおよび受信コイルを示す平面図である。 実施の形態2における異物検知装置に備えられる送信コイルおよび受信コイルを示す側面図である。 実施の形態3における異物検知装置に備えられる送信コイルおよび受信コイルを示す側面図である。 実施の形態4における異物検知装置を備える受電装置の分解した状態を示す斜視図である。
実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。個数および量などに言及する場合、本発明の範囲は必ずしもその個数および量などに限定されない。同一の部品および相当部品には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態1]
図1を参照して、本実施の形態の車両100は、受電装置200を含む。受電装置200は、受電部210およびコンデンサ220を備え、この受電部210は、コア240と、このコア240の周囲に巻回された受電コイル250とを含む。受電コイル250は、受電コイル250のコイル巻回軸O1が車両100の前後方向に延びるように配置される。
本実施の形態の外部給電装置300は、送電装置400、高周波電力装置310および送電ECU320を備える。高周波電力装置310は、交流電源330および送電装置400に接続される。送電装置400は、送電部410およびコンデンサ420を備え、この送電部410は、コア440と、このコア440の周囲に巻回された送電コイル450とを含む。送電の際には、受電コイル250のコイル巻回軸O1と送電コイル450のコイル巻回軸O2とは、互いに平行になることが企図される。送電コイル450は、高周波電力装置310から高周波電力を印加されることにより磁界を形成する。送電コイル450は、この磁界を介して電磁誘導により受電コイル250に非接触で電力を送電する。
(異物検知装置460)
送電装置400は、異物検知装置460および制御装置485をさらに備える。受電部210と送電部410との間に形成される磁界内に金属などの異物が存在している場合、電力の伝送効率(受電部210の受電効率)が低下したり、異物が発熱したりする。異物とは、たとえば受電部210と送電部410との間に存在する金属片(飲料缶やお金等)および動物等が想定される。異物検知装置460によって、このような異物を検知することができる。
詳細は後述されるが、異物検知装置460は、複数の送信コイル(図3における送信コイル468を参照)および複数の受信コイル(図3における受信コイル478を参照)を含む。電力伝送の際には、受電部210(図1)と送電部410との間に磁界が形成される。複数の送信コイル468および複数の受信コイル478は、この磁界が及ぶ位置に配置される。本実施の形態では複数の送信コイルおよび複数の受信コイルが用いられるが、送信コイルおよび受信コイルはそれぞれ1つずつであってもよい。送信コイルが「第1コイルおよび第2コイルの一方」に相当し、受信コイルが「第1コイルおよび第2コイルの他方」に相当する。
図2は、送電装置400の分解した状態を示す斜視図である。矢印Dは鉛直方向下方を示し、矢印Uは鉛直方向上方を示し、矢印Lは車両左方向を示し、矢印Rは車両右方向を示し、矢印Fは車両前進方向を示し、矢印Bは車両後退方向を示す。これらについては、後述する図4−11においても共通する。
送電装置400に用いられる送電部410、コンデンサ420および異物検知装置460は、筐体430の中に収容される。筐体430は、シールド432および蓋部材434(表面部材)を有する。蓋部材434は、受電部210と送電部410との間に形成される磁界に面するように配置される。
異物検知装置460を構成する複数の送信コイル468および複数の受信コイル478は、略同一の大きさおよび形状を有する(図4−図6参照)。1つの送信コイル468および1つの受信コイル478は、互いに対向するように配置され、1組のコイルペアを構成する。複数の送信コイル468および複数の受信コイル478は、複数組のコイルペアのそれぞれが行列状に配列されるように、蓋部材434の内面上に貼り付けられる(図2参照)。
(異物検知装置460などの電気的な構成)
図3は、異物検知装置460および制御装置485の電気的な構成を示す図である(図1も参照)。異物検知装置460は、複数の送信コイル468および複数の受信コイル478に加えて、発振器461、パワーアンプ462、共振コンデンサ463、マルチプレクサ464,465および共通配線466,467、ならびに、信号処理回路471、共振コンデンサ472、共振抵抗473、マルチプレクサ474,475および共通配線476,477を含む。
図3の中では、説明上の便宜のため、複数の送信コイル468および複数の受信コイル478は左右方向に離れて配置されているように図示される。実際には、1つの送信コイル468および1つの受信コイル478は、互いに対向するように配置され、1組のコイルペアを構成する(図4−図6参照)。本実施の形態では、計16組のコイルペアが蓋部材434(図2)の内面上に貼り付けられる。
異物検知装置460の中では、共振コンデンサ463と複数の送信コイル468の1つ1つとの間に共振周波数f=1/(2π×(L×C)1/2)の式が満足するように、回路定数が予め定められている。同様に、共振コンデンサ472と複数の受信コイル478の1つ1つとの間にも共振周波数f=1/(2π×(L×C)1/2)の式を満足するように回路定数が予め定められている。これらの式において、fは発振器461の共振周波数[Hz]であり、Lは各コイルのインダクタンス[H]であり、Cは各コンデンサの容量[F]である。送信コイル468および受信コイル478は、所定の結合係数で電磁気的に結合している。共振周波数fは、受電部210と送電部410との間で行なわれる電力伝送の周波数よりも十分に高い(たとえま10倍以上である)ことが好ましい。たとえば、電力伝送の周波数が85kHzである場合には、共振周波数fは13.65MHzとすることができる。
図4−図6は、それぞれ、送信コイル468および受信コイル478を示す側面図、斜視図および他の斜視図である。図4−図6に示すように、送信コイル468は、巻き数が同じで且つ巻き方向を逆にした一対のコイル要素468L(第1コイル要素)およびコイル要素468R(第2コイル要素)を互いに直列接続した形状を有する。コイル要素468L,468Rは、いずれも平面視で略矩形形状を有しており、車幅方向(矢印LR方向)に沿って並んでいる。
同様に、受信コイル478も、巻き数が同じで且つ巻き方向を逆にした一対のコイル要素478L(第1コイル要素)およびコイル要素478R(第2コイル要素)を互いに直列接続した形状を有する。コイル要素478L,478Rも、いずれも平面視で略矩形形状を有しており、車幅方向(矢印LR方向)に沿って並んでいる。各コイル要素は、車幅方向に限られず、車両前後方向(矢印FB方向)に沿って並んでいてもよい。
受信コイル478は、受電部210と送電部410との間に形成される磁界の側とは反対側から蓋部材434に対向する。言い換えると、蓋部材434の図4紙面内の上側を表面とし、蓋部材434の図4紙面内の下側を裏面とした場合には、受信コイル478は、蓋部材434の裏面に対向するように配置される。送信コイル468は、蓋部材434の側とは反対側から受信コイル478に対向する。言い換えると、送信コイル468と蓋部材434との間に受信コイル478が配置される。送信コイル468と受信コイル478との配置関係は、図4−図6に示す上記のような構成とは上下反対であってもよい。
送信コイル468に関して、上述の通り、一対のコイル要素468L,468Rは互いに直列に接続される。図4に示すように、コイル要素468L,468R同士が互いに接続されている部分(すなわち送信コイル468の車幅方向における中央部E1の付近)は、蓋部材434に向けて突出する形状を有する。送信コイル468の中央部E1の付近とは、コイル要素468L,468Rを構成しているコイル線が交差している部分である。送信コイル468を水平な方向から側面視した場合には(図4に現れる様子)、送信コイル468は左右対称の山形形状を有しており、コイル要素468Lとコイル要素468Rとの間には角度θ1(角度θ1<180°)が設けられている。
受信コイル478に関して、上記同様に、一対のコイル要素478L,478Rは互いに直列に接続される。図4に示すように、コイル要素478L,478R同士が互いに接続されている部分(すなわち受信コイル478の車幅方向における中央部E1の付近)は、蓋部材434に向けて突出する形状を有する。受信コイル478の中央部E1の付近とは、コイル要素478L,478Rを構成しているコイル線が交差している部分である。受信コイル478を水平な方向から側面視した場合には(図4に現れる様子)、受信コイル478は左右対称の山形形状を有しており、コイル要素478Lとコイル要素478Rとの間には角度θ2(角度θ2<180°)が設けられている。
図5および図6に示すように、送信コイル468に検知用の交流電圧が印加されると、送信コイル468は検知用磁界AR1を形成する。送信コイル468に対向する受信コイル478には、検知用磁界AR1によって誘導電圧が発生する。このとき、コイルペアの近傍に異物D(図6)が存在すると、検知用磁界AR1が異物Dにより影響を受けて送信コイル468と受信コイル478との間の結合係数が変化し、受信コイル478の受電状態が変化する。制御装置485(図1,図3)は、この受電状態の変化に基づいて、異物の有無を判定する。上述の通り、送信コイル468と受信コイル478との上下関係は、特に限定されない。受信コイル478は、図4−図6に示されるように送信コイル468の上方(U方向)に配置してもよいし、送信コイル468の下方(D方向)に配置してもよい。
ここで、電力伝送が行なわれている最中には、各コイル要素は、同一方向かつ同一量の磁束(図5中の矢印AR2)を受ける。この磁束(矢印AR2)によって各コイル要素には誘導電圧が発生し得るところ、コイル要素468Lに発生する誘導電圧は、コイル要素468Rに発生する誘導電圧によってキャンセルされるので、送信コイル468にはトータルで誘導電圧は発生しない。受信コイル478についても同様であり、受信コイル478が磁束(矢印AR2)を受けても、受信コイル478にはトータルで誘導電圧は発生しない。
このようなコイル形状を有するコイルペアによれば、送電装置400から受電装置200への電力伝送時に送電部410により形成される磁界の異物検知装置への影響を抑制することができる。電力伝送のために形成される磁界に起因した誘導電圧の発生は抑制され、ひいては受信コイル478から出力される検知用磁界による誘導電圧の値にノイズが入り込むことも抑制され、検知感度を向上させることが可能となる。
ここで、本実施の形態では、一対のコイル要素同士が接続されている中央部E1の付近と、中央部E1以外の部分とで、検知精度(検知能)にバラツキが生じることも抑制される。以下、比較例を参照しつつこの点について説明する。
[比較例]
図7を参照して、比較例では、送信コイル468Zおよび受信コイル478Zが採用される。送信コイル468Zは、同一平面上で並ぶように配置されたコイル要素468L,468Rからなるコイルペアを含み、受信コイル478Zも、同一平面上で並ぶように配置されたコイル要素478L,478Rからなるコイルペアを含む。送信コイル468Zに検知用の交流電圧が印加されると、送信コイル468Zは検知用磁界AR1Zを形成する。
送信コイル468Zが形成する検知用磁界AR1Zにおいては、一対のコイル要素同士が接続されている中央部E1の付近(コイル線が交差している部分の付近)と、中央部E1以外の部分とで、磁界強度が大きく異なる。具体的には、中央部E1の付近と、中央部E1以外の部分とを比較すると、中央部E1の付近の方が磁界が弱くなり、中央部E1以外の部分の方が磁界が強くなる。コイル線が交差している部分においては、検知用の磁界が形成され難い。したがって、検知精度(検知能)も、中央部E1の付近の方が低くなる。
図8は、検知精度のバラツキを平面視により説明するための図である。一対のコイル要素同士が接続されている部分付近の領域RAに比べて、コイル線によって囲まれた領域RB,RCの方が磁界が強くなり、検知精度(検知能)も後者の方が高くなる。すなわち、比較例の構成においては検知精度が位置によってバラツキやすい。
図6を再び参照して、実施の形態1の構成では、各コイル要素同士が互いに接続されている部分(中央部E1)は、蓋部材434に向けて突出する形状を有する。各コイル要素のうちの中央部E1の付近は、中央部E1以外の部分に比べて蓋部材434の近くに位置している。すなわち、中央部E1以外の部分は、中央部E1に比べて蓋部材434から離れている。中央部E1以外の部分で形成された検知用磁界は、中央部E1の付近で形成された検知用磁界に比べて、蓋部材434(検知面)に到達するまでに減衰しやすい。したがって、当該構成によれば比較例の場合に比べて均一な磁界分布を形成することが可能となっており、位置ごとに発生し得る検知精度のバラツキも改善できると言える。
[実施の形態2]
図9を参照して、実施の形態2は、実施の形態1と基本的には同じ構成を有しているが、送信コイル468Aおよび受信コイル478Aが採用される点で異なる。実施の形態1では、各コイル要素は直線状に傾斜する形状を有しているが、本実施の形態の送信コイル468Aおよび受信コイル478Aでは、各コイル要素は曲線状に傾斜する形状を有している。当該構成によれば、各コイル要素の末端領域E2,E3が形成する磁界が強くなり、実施の形態1の場合に比べてより均一な磁界強度を有する検知用磁界を形成することが可能となる。
[実施の形態3]
図10を参照して、実施の形態3では、送信コイル468Bおよび受信コイル478Bが採用される。本実施の形態の各コイル要素は、末端領域E2,E3が、中腹領域E4,E5よりも蓋部材434に近い側に位置しており、全体として略U字形状を有している。当該構成によれば、各コイル要素の末端領域E2,E3が形成する磁界が実施の形態2の場合よりも強くなり、実施の形態1,2の場合に比べてより均一な磁界強度を有する検知用磁界を形成することが可能となる。
[実施の形態4]
上述の各実施の形態は、送電装置400の側に搭載される異物検知装置に基づいて説明した。上述で開示した思想は、車両に搭載される受電装置にも略同一のものが適用可能である。
図11は、実施の形態4において車両に搭載される受電装置200Aの分解斜視図である。受電装置200Aは、異物検知器260および図示しない制御装置をさらに備える。図2等を参照しながら説明した筐体430、シールド432および蓋部材434は、図11における筐体230、シールド232および蓋部材234(表面部材)に対応する。異物検知器260および制御装置は、上述の各実施の形態における異物検知装置460および制御装置485に対応し、これらと同様の構成を有している。
すなわち、送信コイル268を構成する一対のコイル要素(第1コイル要素および第2コイル要素)は、互いに直列に接続される。一対のコイル要素同士が互いに接続されている部分(すなわち送信コイルの車幅方向における中央部の付近)は、蓋部材234に向けて突出する形状を有する。同様に、受信コイル278を構成する一対のコイル要素は、互いに直列に接続される。一対のコイル要素同士が互いに接続されている部分(すなわち受信コイルの車幅方向における中央部の付近)は、蓋部材234に向けて突出する形状を有する。当該構成によっても、均一な磁界分布を形成することが可能となっており、位置ごとに発生し得る検知精度のバラツキも改善できると言える。
以上、本発明に基づいた各実施の形態について説明したが、上記の開示内容はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 車両、200,200A 受電装置、210 受電部、220,420 コンデンサ、230,430 筐体、232,432 シールド、234,434 蓋部材(表面部材)、240,440 コア、250 受電コイル、260 異物検知器、268,468,468A,468B,468Z 送信コイル、278,467,478,478A,478B,478Z 受信コイル、300 外部給電装置、310 高周波電力装置、320 送電ECU、330 交流電源、400 送電装置、410 送電部、450 送電コイル、460 異物検知装置、461 発振器、462 パワーアンプ、463,472 共振コンデンサ、464,465,474,475 マルチプレクサ、466,467,476,477 共通配線、468L,468R,478L,478R コイル要素、471 信号処理回路、473 共振抵抗、485 制御装置、AR1,AR1Z 検知用磁界、D 異物、E1 中央部、E2,E3 末端領域、E4,E5 中腹領域、O1,O2 コイル巻回軸、RA,RB,RC 領域。

Claims (1)

  1. 送電装置から受電装置に非接触で電力を伝送する際に形成される磁界内に、異物が存在しているか否かを検知する異物検知装置であって、
    前記磁界に面する表面部材と、
    前記磁界の側とは反対側から前記表面部材に対向する第1コイルと、
    前記表面部材の側とは反対側から前記第1コイルに対向する第2コイルとを備え、
    前記第1コイルおよび前記第2コイルの一方から他方に電磁誘導によって送電した際の前記他方における受電状態に基づいて異物の有無が判定され、
    前記第1コイルおよび前記第2コイルの各々は、巻き数が互いに同じで且つ巻き方向を逆にした第1コイル要素および第2コイル要素を互いに直列に接続した形状を有し、
    前記第1コイルおよび前記第2コイルの双方について、前記第1コイル要素および前記第2コイル要素同士が互いに接続されている部分は、前記表面部材に向けて突出する形状を有している、
    異物検知装置。
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