JP2015220893A - 過電圧保護装置および過電圧保護方法 - Google Patents

過電圧保護装置および過電圧保護方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信機器の内部回路を過電圧から簡易に保護する。
【解決手段】通信機器の内部回路を過電圧から保護するための過電圧保護装置であって、前記通信機器は、商用電源から交流電力が入力される電源線に接続された絶縁トランスを備え、前記絶縁トランスに印加される電圧を計測する計測部と、前記絶縁トランスと前記商用電源との間に設置され、第1の静電容量を有する可変容量部と、前記計測された電圧が所定の閾値を超えるか判定する判定部と、前記計測された電圧が所定の閾値を超える場合、前記内部回路に印加される電圧が所定の電圧値となるように、予め記憶部に格納された所定の関係式から前記可変容量部の第2の静電容量を算出する算出部と、前記第1の静電容量を前記第2の静電容量未満の静電容量に変更する変更部とを備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、過電圧保護装置および過電圧保護方法に関し、より詳細には、過電圧から通信機器を保護するための過電圧保護装置および過電圧保護方法に関する。
従来から、電源線および通信線の地絡や、電源線と通信線の混触等により生じた過電圧が、電源線や通信線を介して通信機器の内部回路に印加されることを防止するため、通信機器に絶縁トランスが設けられる(例えば、特許文献1を参照)。通信機器は、例えば、ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)装置をいい、例えば、ルーター、HUBをいう。通信機器の内部回路は、例えば、情報を伝送する機能を有するトランシーバICや、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)等をいう。
倉本昇一著、「ブロードバンド通信機器の雷防護技術」、NTT技術ジャーナル2003年3月号
図1に従来の通信機器の接続例を示す。電源線は実線で、通信線は点線で示される。
商用電源1から出力された交流電力は、従来の通信機器2に供給され、従来の通信機器2は、複数の対向機器との間のデータ通信を中継する。従来の通信機器2は、商用電源1から入力された交流電力を直流電力に変換する電源装置(POW)21と、変換された直流電力によって動作する内部回路(COM)22および外部IFとを備える。従来の通信機器2は、対向機器3aの外部IF(interface)31aとデータの送受信を行う外部IF23aと、対向機器3bの外部IF31bとデータの送受信を行う外部IF23bとを備える。対向機器3aおよび対向機器3bは、サーバや通信機器を含む。従来の通信機器2は、ネットワーク4aを通じて対向機器3aとLAN接続され、および、ネットワーク4bを通じて対向機器3bとLAN接続されている。
図2に従来の通信機器2の構成の一例を示す。従来の通信機器2の電源装置21は、商用電源1から入力された交流電力の電圧を変圧し、且つ、商用電源1から侵入してきた過電圧から内部回路22を保護するための絶縁トランス211と、変圧された交流電力を整流化する整流部212と、整流化された電力を平滑化して直流電力を生成する平滑部213とを備える。
電源装置21に接続されている電源線が地絡し、または、通信線と混触して、過電圧が発生した場合、従来の通信機器2の絶縁トランス211によって、過電圧が内部回路22に侵入することを抑止している。
絶縁トランス211に接続された電源線の点A1と点B1との間には浮遊容量(寄生容量)C2111が生じ、絶縁トランス211に接続された電源線の点C1と点D1との間には浮遊容量C2112が生じる。併せて、内部回路22に接続された電源線の点E1と内部回路22に接続された通信線の点F1との間には浮遊容量C221が生じ、内部回路22に接続された電源線の点G1と内部回路22に接続された通信線との点H1の間には浮遊容量C222が生じる。絶縁トランス211に印加される電圧は、絶縁トランス211の浮遊容量の逆数に比例し、内部回路22に印加される電圧は、内部回路22の浮遊容量の逆数に比例する。
ここで、絶縁トランス211の浮遊容量C2111が内部回路22の浮遊容量C221より非常に大きく、絶縁トランス211の浮遊容量C2112が内部回路22の浮遊容量C222より非常に大きいとして仮定する。通信機器2に過電圧が印加された場合、内部回路22に印加される電圧は、絶縁トランス211に印加される電圧よりも非常に大きくなり、絶縁トランス211が絶縁破壊する前に、内部回路22が絶縁破壊する可能性がある。逆に、絶縁トランス211の浮遊容量が内部回路22の浮遊容量より非常に小さい場合、通信機器2のインタフェースに過電圧が印加されたとしても、絶縁トランス211に印加される電圧が非常に大きくなり、内部回路22に印加される電圧が非常に小さくなって、内部回路22が絶縁破壊する危険性が小さくなる。したがって、絶縁トランス211の浮遊容量は可能な限り小さい方が望ましい。
しかしながら、絶縁トランス211の浮遊容量を内部回路22の浮遊容量より小さくなるように通信機器2内の回路を設計するためには、内部回路22の構成が異なるごとに浮遊容量を設計に反映させなければならず、多大な時間とコストを費やすという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、通信機器の内部回路を過電圧から容易に保護するための、過電圧保護装置および過電圧保護方法を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、通信機器の内部回路を過電圧から保護するための過電圧保護装置であって、前記通信機器は、商用電源から交流電力が入力される電源線に接続された絶縁トランスを備え、前記絶縁トランスに印加される電圧を計測する計測部と、前記絶縁トランスと前記商用電源との間に設置され、第1の静電容量を有する可変容量部と、前記計測された電圧が所定の閾値を超えるか判定する判定部と、前記計測された電圧が所定の閾値を超える場合、前記内部回路に印加される電圧が所定の電圧値となるように、予め記憶部に格納された所定の関係式から前記可変容量部の第2の静電容量を算出する算出部と、前記第1の静電容量を前記第2の静電容量未満の静電容量に変更する変更部とを備えたことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、可変容量の静電容量を調整して過電圧を可変容量に吸収させることで、通信機器の内部回路を過電圧から保護することが可能となる。
従来の通信機器の接続例を示す図である。 従来の通信機器2の構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる過電圧保護装置を含む通信機器の接続例を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる過電圧保護装置を含む通信機器の構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態にかかる過電圧保護方法を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態にかかる過電圧保護装置を含む通信機器の構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図3に本発明の第1の実施形態にかかる過電圧保護装置を含む通信機器の接続例を示す。電源線は実線で、通信線は点線で示される。
商用電源1から出力された交流電力は、通信機器5に供給され、通信機器5は、複数の対向機器との間のデータ通信を中継する。通信機器5は、商用電源1から入力された交流電力を直流電力に変換する電源装置51と、変換された直流電力によって動作する内部回路52および外部IFとを備える。通信機器5は、対向機器3aの外部IF31aとデータの送受信を行う外部IF53aと、対向機器3bの外部IF31bとデータの送受信を行う外部IF53bとを備える。通信機器5は、ネットワーク4aを通じて対向機器3aとLAN接続され、および、ネットワーク4bを通じて対向機器3bとLAN接続されている。
図4に本発明の第1の実施形態にかかる過電圧保護装置500を含む通信機器5の構成の一例を示す。通信機器5の電源装置51は、商用電源1から入力された交流電力の電圧を変圧し、且つ、商用電源1から侵入してきた過電圧から内部回路52を保護するための絶縁トランス511と、変圧された交流電力を整流化する整流部512と、整流化された電力を平滑化して直流電力を生成する平滑部513とを備える。また、通信機器5は、絶縁トランス511に生じる電圧を計測し、計測した電圧に基づいて可変容量部503、504の静電容量を調整する過電圧保護装置500を備える。
本発明の第1の実施形態にかかる過電圧保護装置500は、絶縁トランス511に生じる電圧を計測する電圧計501と、絶縁トランス511の一次側の一方に接続された可変容量部503と、絶縁トランス511の一次側の他方に接続された可変容量部504と、電圧計501で計測された電圧と所定の電圧値とを比較し、比較した結果に基づいて可変容量部503の静電容量C503、可変容量部504の静電容量C504をそれぞれ変更する制御部502とを備える。
絶縁トランス511に接続された電源線の点A2と点B2との間には浮遊容量C5111が生じ、絶縁トランス511に接続された電源線の点C2と点D2との間には浮遊容量C5112が生じる。併せて、内部回路52に接続された電源線の点E2と内部回路52に接続された通信線の点F2との間には浮遊容量C521が生じ、内部回路52に接続された電源線の点G2と内部回路52に接続された通信線との点H2の間には浮遊容量C522が生じる。
<制御部の構成>
図5に本発明の第1の実施形態にかかる制御部の構成のブロック図を示す。制御部502は、絶縁トランス511に印加される電圧を電圧計501によって計測する計測部5021を備える。計測部5021で計測した電圧値は、記憶部5022に格納される。制御部502は、計測部5021で計測された電圧が、記憶部5022に予め格納されている閾値を超えているかどうかを判定する判定部5023を備える。制御部502は、判定部5023で判定した結果、計測部5021で計測された電圧が、記憶部5022に予め格納されている閾値を超えた場合、計測部5021で計測された電圧、記憶部5022に予め格納された計算式等に基づいて、可変容量部503、504の静電容量を算出する算出部5024を備える。制御部502は、算出部5024で算出された静電容量で可変容量部503の静電容量C503、可変容量部504の静電容量C504を変更する変更部5025を備える。
<可変容量部の静電容量の変更方法>
ここで、可変容量部504の静電容量C504と絶縁トランス511の浮遊容量C5112を合成した静電容量をCV、合成した静電容量CVのインピーダンスをZCV、保護すべき内部回路522の浮遊容量をC522、浮遊容量C522のインピーダンスをZ522とおく。インピーダンスZCVは、静電容量CVを用いて次の(式1)で示される。
Figure 2015220893
また、インピーダンスZ522は、静電容量C522を用いて次の(式2)で示される。
Figure 2015220893
インピーダンスZCVとインピーダンスZ522の直列回路に流れる電流をI、図4に示される点J2から点H2の両端の電圧をVとおくと、電流Iは、次の(式3)で示される。
Figure 2015220893
内部回路52の浮遊容量C522に掛かる電圧V522は、次の(式4)で示される。
Figure 2015220893
従って、静電容量CVが小さいほど、保護すべき内部回路52の浮遊容量C522に掛かる電圧V522が小さくなる。内部回路52が破壊に至る電圧をVBとおくと、電圧V522と電圧VBとの関係は、次の(式5)で示される。
Figure 2015220893
したがって、内部回路52に印加される電圧V522が電圧VBより小さくなるように、可変容量部503の静電容量C503、可変容量部504の静電容量C504を調整することで、過電圧から内部回路52を保護することが可能となる。
計測部5021は、絶縁トランス511の浮遊容量C5112に印加される電圧V5112を計測する。判定部5023は、計測された電圧V5112が閾値Vthを超えるかどうか判定する。閾値Vthは、電源装置51に接続されている電源線が地絡し、または、電源線が通信線と混触して、過電圧が発生した際、内部回路52の印加電圧V522が電圧VBと等しくなったときの絶縁トランス511に印加される電圧値である。絶縁トランス511に印加される電圧値V5112が閾値Vthを超えると、内部回路52の印加電圧V522も電圧VBを超えてしまい、内部回路52が破壊に至る可能性が高まる。よって、閾値Vthは、内部回路52が破壊に至るかどうかの指標となる。
判定の結果、計測された電圧V5112が閾値Vthを超えた場合、算出部5024は、後述する所定の計算式を用いて、内部回路52に印加される電圧V522が、内部回路52が破壊に至る電圧VBより小さくなるような可変容量部504の静電容量C504を算出する。
地絡や混触によって過電圧が発生する前に設定された、可変容量部504の静電容量(第1の静電容量)をC504_1とし、静電容量C504_1に掛かる電圧をV504_1とする。そして、地絡や混触により過電圧が発生し、点J2から点H2の両端に電圧Vが印加されたとき、絶縁トランス511に印加される電圧をV5112_1とし、内部回路52に印加される電圧をV522_1とする。電圧V5112_1は、計測部5021で計測される電圧である。
内部回路52に印加される電圧V522_2が、内部回路52が破壊に至る電圧VBと等しくなるような可変容量部504の静電容量(第2の静電容量)をC504_2とし、静電容量C504_2に掛かる電圧をV504_2とする。
ここで、地絡や混触により過電圧が発生したときの電圧Vは、次の(式6)で示される。
Figure 2015220893
可変容量部504の静電容量C504_1に掛かる電圧をV504_1は、次の(式7)で示される。
Figure 2015220893
また、内部回路52に印加される電圧V522_1は、次の(式8)で示される。
Figure 2015220893
よって、電圧Vは、(式6)、(式7)、および(式8)により、次の(式9)で示される。
Figure 2015220893
可変容量部504の静電容量をC504_2に変更した後の、絶縁トランス511に印加される電圧をV5112_2とし、内部回路52に印加される電圧をV522_2とすると、電圧Vは、次の(式10)で示すこともできる。
Figure 2015220893
電圧V5112_2は、次の(式11)で示される。
Figure 2015220893
また、可変容量部504の静電容量C504_2に掛かる電圧V504_2は、次の(式12)で示される。
Figure 2015220893
よって、電圧Vは、(式10)、(式11)、および(式12)により、次の(式13)で示される。
Figure 2015220893
(式13)を変形すると、電圧V522_2は、次の(式14)で示される。
Figure 2015220893
ここで、電圧VBと電圧V522_2とは等しいので、電圧VBは、次の(式15)で示される。
Figure 2015220893
(式15)に(式9)を適用すると、電圧VBは、次の(式16)で示される。
Figure 2015220893
(式16)を変形すると、内部回路52に印加される電圧V522_2が、内部回路52が破壊に至る電圧VBと等しくなるような可変容量部504の静電容量C504_2は、次の(式17)で示される。
Figure 2015220893
静電容量C504_2は、可変容量部504の静電容量C504_1、内部回路522の浮遊容量C522、絶縁トランス511の浮遊容量C5112、計測された電圧V5112_1、および内部回路52が破壊に至る電圧VBを(式17)に代入することによって取得される。
よって、取得られた静電容量C504_2よりも小さな静電容量で可変容量部504の静電容量C504を変更すると、内部回路52が破壊に至らないことになる。
なお、過電圧が生じていないとき、即ち、通常のときは、可変容量部503および可変容量部504に印加される電圧をそれぞれ小さくするように、可変容量部503の静電容量C503および可変容量部504の静電容量C504は、大きく設定される。
<過電圧保護方法のフロー>
図6に本発明の第1の実施形態にかかる過電圧保護方法を示すフローチャートを示す。計測部5021は、絶縁トランス511に印加される電圧を電圧計501によって計測する(ステップ601)。判定部5023は、計測部5021で計測された電圧V5112_1が、記憶部5022に予め格納されている閾値Vthを超えているかどうかを判定する(ステップ602)。算出部5024は、判定部5023で判定した結果、計測部5021で計測された電圧V5112_1が、記憶部5022に予め格納されている閾値Vthを超えた場合、可変容量部504の静電容量C504_1、内部回路522の浮遊容量C522、絶縁トランス511の浮遊容量C5112、計測された電圧V5112_1、および記憶部5022に予め格納された内部回路52が破壊に至る電圧VBとを、記憶部5022に予め格納された(式17)に代入して、可変容量部の静電容量C504_2を算出する(ステップ603)。変更部5025は、算出された静電容量C504_2未満の静電容量で可変容量部504の静電容量を変更する(ステップ604)。
本実施形態によれば、可変容量の静電容量を調整して過電圧を可変容量に吸収させることで、通信機器の内部回路を過電圧から保護することが可能となる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態にかかる過電圧保護装置を含む通信機器の接続例は、図3で示した本発明の第1の実施形態にかかる過電圧保護装置を含む通信機器の接続例と同様であるため、説明を省略する。
図7に本発明の第2の実施形態にかかる過電圧保護装置600を含む通信機器6の構成の一例を示す。通信機器6は、外部IF63aを介して外部から侵入してきた過電圧から内部回路62を保護するための絶縁トランス(パルストランス)64と、外部IF63bを介して外部から侵入してきた過電圧から内部回路62を保護するための絶縁トランス65とを備える。
第1の実施形態では、電源に接続される電源線に絶縁トランスが設けられていたが、本実施形態では、第1の実施形態と異なり、通信線に絶縁トランスが設けられている。
通信機器6は、絶縁トランス65に生じる電圧を計測し、計測した電圧に基づいて可変容量部603、604の静電容量を調整する過電圧保護装置600を備える。
本発明の第2の実施形態にかかる過電圧保護装置600は、絶縁トランス65に生じる電圧を計測する電圧計601と、絶縁トランス65の一次側の一方に接続された可変容量部603と、絶縁トランス65の一次側の他方に接続された可変容量部604と、電圧計601で計測された電圧と所定の電圧値とを比較し、比較した結果に基づいて可変容量部603の静電容量C603、可変容量部604の静電容量C604をそれぞれ変更する制御部602とを備える。
絶縁トランス65に接続された電源線の点A3と点B3との間には浮遊容量C651が生じ、絶縁トランス65に接続された電源線の点C3と点D3との間には浮遊容量C652が生じる。併せて、内部回路62に接続された電源線の点E3と内部回路62に接続された通信線の点F3との間には浮遊容量C621が生じ、内部回路62に接続された電源線の点G3と内部回路62に接続された通信線との点H3の間には浮遊容量C622が生じる。
本実施形態にかかる制御部602の構成および動作については、第1の実施形態にかかる制御部502の構成および動作と異ならないので、説明を省略する。
なお、本実施形態にかかる過電圧保護装置600は、絶縁トランス65のみに接続されているが、絶縁トランス64に接続されてもよいし、双方の絶縁トランスに接続されても良い。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、可変容量の静電容量を調整して過電圧を可変容量に吸収させることで、通信機器の内部回路を過電圧から保護することが可能となる。
1 商用電源
2、5、6 通信機器
3a、3b 対向機器
4a、4b ネットワーク
21、51、61 電源装置
22、52、62 内部回路
23a、23b、31a、31b、53a、53b、63a、63b 外部IF
64、65、211、511 トランス
500、600 過電圧保護装置
501、601 電圧計
502、602 制御部
503、504、603、604 可変容量部
5021 計測部
5022 記憶部
5023 判定部
5024 算出部
5025 変更部

Claims (2)

  1. 通信機器の内部回路を過電圧から保護するための過電圧保護装置であって、前記通信機器は、商用電源から交流電力が入力される電源線に接続された絶縁トランスを備え、
    前記絶縁トランスに印加される電圧を計測する計測部と、
    前記絶縁トランスと前記商用電源との間に設置され、第1の静電容量を有する可変容量部と、
    前記計測された電圧が所定の閾値を超えるか判定する判定部と、
    前記計測された電圧が所定の閾値を超える場合、前記内部回路に印加される電圧が所定の電圧値となるように、予め記憶部に格納された所定の関係式から前記可変容量部の第2の静電容量を算出する算出部と、
    前記第1の静電容量を前記第2の静電容量未満の静電容量に変更する変更部と
    を備えたことを特徴とする過電圧保護装置。
  2. 通信機器の内部回路を過電圧から保護するための装置による過電圧保護方法であって、前記通信機器は、商用電源から交流電力が入力される電源線に接続された絶縁トランスを備え、前記装置は、前記絶縁トランスと前記商用電源との間に設置され、第1の静電容量を有する可変容量部を備え、
    前記絶縁トランスに印加される電圧を計測するステップと、
    前記計測された電圧が所定の閾値を超えるか判定するステップと、
    前記計測された電圧が所定の閾値を超える場合、前記内部回路に印加される電圧が所定の電圧値となるように、予め記憶部に格納された所定の関係式から前記可変容量部の第2の静電容量を算出するステップと、
    前記第1の静電容量を前記第2の静電容量未満の静電容量に変更するステップと
    を備えることを特徴とする過電圧保護方法。
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