JP2015218767A - リンク機構、パラレルリンク装置、産業用ロボット、および、ダイサー装置 - Google Patents

リンク機構、パラレルリンク装置、産業用ロボット、および、ダイサー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015218767A
JP2015218767A JP2014101065A JP2014101065A JP2015218767A JP 2015218767 A JP2015218767 A JP 2015218767A JP 2014101065 A JP2014101065 A JP 2014101065A JP 2014101065 A JP2014101065 A JP 2014101065A JP 2015218767 A JP2015218767 A JP 2015218767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link
shaft
axis
bearing means
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014101065A
Other languages
English (en)
Inventor
茂行 内山
Shigeyuki Uchiyama
茂行 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Apic Yamada Corp
Original Assignee
Apic Yamada Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Apic Yamada Corp filed Critical Apic Yamada Corp
Priority to JP2014101065A priority Critical patent/JP2015218767A/ja
Publication of JP2015218767A publication Critical patent/JP2015218767A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

【課題】高精度かつ信頼性の高いリンク機構を提供する。
【解決手段】リンク機構は、第1のベアリング手段と、第1のベアリング手段により第1の軸を中心として回転可能な第1のシャフトと、第2のベアリング手段と、第2のベアリング手段により第2の軸を中心として回転可能な第2のシャフトと、第3のベアリング手段と、第1のシャフトおよび第2のシャフトに接続され、第3のベアリング手段により第3の軸を中心として回転可能な第3のシャフトとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パラレルリンク構造を有する産業用ロボットおよびダイサー装置に関する。
従来から、例えばワークを移載する移載装置として、3軸パラレルリンク構造を有する産業用ロボットが知られている。
特許文献1には、ジョイントソケットとジョイントボールにより構成された3軸ボールソケットジョイントを有するロボット装置が開示されている。特許文献1のロボット装置は、ジョイントボールを用いたボールリンク構造を有し、ジョイントソケットのハウジングの表面に、ベアリング手段を把持して固定する摩擦力増大手段を設けている。
特表2002−531778号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているように、ジョイントボールを用いたパラレルリンク構造(ボールリンク構造)では、短期間の運転で摩耗等によるガタツキが発生し、位置の精度を保つことが困難である。また、このようなボールリンク構造では、保守サイクルが短い等の問題がある。
そこで本発明は、高精度かつ信頼性の高いリンク機構、パラレルリンク装置、産業用ロボット、および、ダイサー装置を提供する。
本発明の一側面としてのリンク機構は、第1のベアリング手段と、前記第1のベアリング手段により第1の軸を中心として回転可能な第1のシャフトと、第2のベアリング手段と、前記第2のベアリング手段により第2の軸を中心として回転可能な第2のシャフトと、第3のベアリング手段と、前記第1のシャフトおよび前記第2のシャフトに接続され、前記第3のベアリング手段により第3の軸を中心として回転可能な第3のシャフトとを有する。
本発明の他の側面としてのパラレルリンク装置は、前記リンク機構と、サーボモータと、前記サーボモータにより駆動されるアームと、前記第1のシャフトに連結された第1のリンクアームと、前記第2のシャフトに連結された第2のリンクアームとを有し、前記第1のリンクアームおよび前記第2のリンクアームは、前記第1のシャフト、前記第2のシャフト、および、前記第3のシャフトを介して、前記アームからの動力が伝達されるように構成されている。
本発明の他の側面としての産業用ロボットは、前記パラレルリンク装置と、ワークを搬送する搬送手段とを有し、前記パラレルリンク装置は、第1のパラレルリンク装置、第2のパラレルリンク装置、および、第3のパラレルリンク装置を含み、前記搬送手段は、前記第1のパラレルリンク装置、第2のパラレルリンク装置、およびパラレルリンク装置のそれぞれに設けられた複数の前記第2のリンク機構に接続されている。
本発明の他の側面としてのダイサー装置は、前記産業用ロボットを有する。
本発明のその他の目的及び効果は以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、高精度かつ信頼性の高いリンク機構、パラレルリンク装置、産業用ロボット、および、ダイサー装置を提供することができる。
本実施形態における産業用ロボットの全体構成図である。 本実施形態におけるリンク機構の構成図である。 本実施形態におけるダイサー装置の概略構成図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態における産業用ロボットの構成について説明する。図1は、産業用ロボット100の全体構成図である。産業用ロボット100は、3軸パラレルリンクロボットであり、後述のように、例えばワークを搬送するために適して用いられる。
図1において、14はベースである。ベース14は産業用ロボット100を使用する装置(例えばダイサー装置)に設けられ、装置の天井等の所定の部位に固定される。21、22、23はそれぞれ、リンクアームである。本実施形態の産業用ロボット100は、3本のリンクアーム21、22、23を備えている。産業用ロボット100は、リンクアーム21、22、23を駆動することにより、所定の範囲内でX方向、Y方向、および、Z方向の3軸方向に移動可能な3軸パラレルリンク動作を実現する。
リンクアーム21は、第1のリンクアーム21aおよび第2のリンクアーム21bを備えて構成されている。同様に、リンクアーム22は第1のリンクアーム22aおよび第2のリンクアーム22bを備えて構成され、リンクアーム23は第1のリンクアーム23aおよび第2のリンクアーム23bを備えて構成されている。
リンクアーム21の一方の端(ベース14側の端)には、第1のリンク機構31が設けられている。また、リンクアーム21の他方の端(搬送ヘッド15側の端)には、第2のリンク機構41がそれぞれ設けられている。同様に、リンクアーム22の両端には第1のリンク機構32および第2のリンク機構42がそれぞれ設けられ、リンクアーム23の両端には第1のリンク機構33および第2のリンク機構43がそれぞれ設けられている。なお本実施形態において、第1のリンク機構31、32、33および第2のリンク機構41、42、43は、互いに同一の構成を有する。
51、52、53はそれぞれ、サーボモータ(駆動手段)である。サーボモータ51、52、53は、それぞれ、ギアヘッド61、62、63に取り付けられている。ギアヘッド61、62、63にはギアがそれぞれ収容されており、ギアはサーボモータ51、52、53のそれぞれの回転軸に取り付けられている。また、ギアヘッド61、62、63の出力部は、アーム71、72、73にそれぞれ接続されている。このような構成により、サーボモータ51、52、53の駆動力は、ギアヘッド61、62、63を介してアーム71、72、73にそれぞれ伝達される。これにより、アーム71、72、73は、サーボモータ51、52、53により駆動可能である。
リンクアーム21の第1のリンクアーム21aおよび第2のリンクアーム21bは、第1のリンク機構31に連結されている。またアーム71も、第1のリンク機構31に連結されている。すなわち、第1のリンクアーム21aおよび第2のリンクアーム21bとアーム71とは、第1のリンク機構31を介して互いに連結されている。このような構成により、第1のリンクアーム21aおよび第2のリンクアーム21bには、第1のリンク機構31を介して、アーム71からの動力が伝達される。同様に、リンクアーム22、23には、第1のリンク機構32、33を介して、アーム72、73からの動力がそれぞれ伝達される。
15は搬送ヘッド(搬送手段)である。搬送ヘッド15は、第2のリンク機構41、42、43と連結されている。すなわちリンクアーム21(第1のリンクアーム21aおよび第2のリンクアーム21b)は、第2のリンク機構41を介して、搬送ヘッド15に連結されている。同様にリンクアーム22、23は、第2のリンク機構42、43のそれぞれを介して、搬送ヘッド15に連結されている。このような構成により、第1のリンクアーム21a、22a、23a、および、第2のリンクアーム21b、22b、23bの動作が搬送ヘッド15に伝達可能である。搬送ヘッド15には、不図示の例えばワークを真空吸着するための吸着手段が設けられている。吸着手段によりワークを搬送ヘッド15に吸着させた状態で、リンクアーム21、22、23を変位させることにより、ワークを所望の位置へ搬送することができる。
産業用ロボット100は、サーボモータ51、52、53によりアーム71、72、73、および、リンクアーム21、22、23を駆動することにより、搬送ヘッド15を移動させることができる。このため、例えば第1の位置に載置されたワークを取得して搬送ヘッド15にワークを吸着させ、この吸着状態でワークを移動し、収納位置(第2の位置)においてワークを離すように構成することにより、ワークの移載装置としての使用が可能である。
次に、図2を参照して、本実施形態におけるリンク機構(第1のリンク機構31、32、33及び第2のリンク機構41、42、43の構成について説明する。なお、第1のリンク機構31、32、33及び第2のリンク機構41、42、43の構成はそれぞれ同一であるため、ここでは第1のリンク機構31の構成についてのみ説明し、他の構成の説明は省略する。
図2は、第1のリンク機構31の構成図(産業用ロボット100の要部構成図)である。図2(a)は、比較例としてのリンク機構310の構成図、図2(b)は、本実施形態における第1のリンク機構31の構成図である。図2(c)は図2(b)中のC−C線に沿った断面図であり、図2(d)は図2(b)中のD−D線に沿った断面図である。
図2(a)に示される比較例において、リンク機構310は、固定部材351およびシャフト352を備えている。シャフト352は、軸AX3に沿って、固定部材351の突起部351a、351b、351cに固定されている。シャフト352には、2つの連結部361、362が設けられている。連結部361は、ボール361aおよび曲面側部361bを有する。ボール361aは、曲面側部361bに接触(面接触)した状態で、曲面側部361b(すなわち固定部材351およびシャフト352)に対して回転可能である。このような構成により、連結部361に取り付けられた第1のリンクアーム(不図示)は、軸AX1および軸AX3の交点を中心として、3軸方向に自由に移動することができる。
同様に、連結部362はボール362aおよび曲面側部362bを有し、ボール362aは曲面側部362bに接触(面接触)した状態で曲面側部362bに対して回転可能である。このような構成により、連結部362に取り付けられた第2のリンクアーム(不図示)は、軸AX2および軸AX3の交点を中心として、3軸方向に自由に移動することができる。
ただし図2(a)に示されるリンク機構310では、第1のリンクアームおよび第2のリンクアームのそれぞれを所望の位置に移動させるため、連結部361、362のボール361a、362aが曲面側部361b、362bのそれぞれに面接触した状態で回転する(ボールリンク構造)。このため、産業用ロボットの短期間の運転で摩耗等が発生し、ガタツキ等により精度を保つことが困難である。また、このような構造では、産業用ロボットの保守サイクルが短いという点も問題となる。
そこで本実施形態では、図2(b)〜(d)に示されるように、アンギュラベアリング構造を有するリンク機構(第1のリンク機構31)が用いられる。ここでアンギュラベアリング構造とは、ボール(玉)と内輪/外輪とが接触角を有するベアリング構造のことをいう。図2(b)において、第1のリンク機構31は、固定部材311、第1のシャフト312、第2のシャフト313、および、第3のシャフト314を備えている。
第1のシャフト312の側面(図2(b)の断面図において、第1のシャフト312の上側および下側)には、第1のベアリング手段を構成する複数のボール321が、第1のシャフト312の側面(内輪)を取り囲むように配置されている。また、複数のボール321の外側には、固定された側面部(外輪)が設けられている。この側面部は、第3のシャフト314と一体的に変位する。このような構成により、第1のシャフト312が軸AX1(第1の軸)を中心として回転すると、その回転に応じて複数のボール321が回転する。このため、第1のシャフト312は、固定された側面部に対して(すなわち第3のシャフト314に対して)、ガタツキなく高精度に軸AX1の周りを回転することができる。例えば図2(d)に示されるように、第1のシャフト312が軸AX1の周りを回転することにより、第1のシャフト312に取り付けられた第1のリンクアーム21aは、第1のリンクアーム21a’の位置に移動する。
同様に、第2のシャフト313の側面には、第2のベアリング手段を構成する複数のボール322が第2のシャフト313の側面(内輪)を取り囲むように配置されている。また、複数のボール322の外側には、固定された側面部(外輪)が設けられている。この側面部も、第3のシャフト314と一体的に変位する。このような構成により、第2のシャフト313が軸AX2(第2の軸)を中心として回転すると、その回転に応じて複数のボール322が回転する。このため、第2のシャフト313は、固定された側面部に対して(すなわち第3のシャフト314に対して)、ガタツキなく高精度に軸AX2の周りを回転することができる。例えば図2(d)に示されるように、第2のシャフト313が軸AX2の周りを回転することにより、第2のシャフト313に取り付けられた第2のリンクアーム21bは、第2のリンクアーム21b’の位置に移動する。
第3のシャフト314は、軸AX3(第3の軸)に沿って、固定部材311の突起部311a、311b、311cに、第3のベアリング手段を介して取り付けられている。第3のシャフト314の側面(図2(b)に示される断面図において、第3のシャフト314の左側および右側)には、第3のベアリング手段を構成する複数のボール323、324、325が、第3のシャフト314の側面(内輪)を取り囲むように配置されている。複数のボール323の外側には、固定された突起部311aの側面部(外輪)が設けられている。同様に、複数のボール324の外側には、固定された突起部311bの側面部が設けられている。また、複数のボール325の外側には、固定された突起部311cの側面部が設けられている。
このような構成により、第3のシャフト314が軸AX3(第3の軸)を中心として回転すると、その回転に応じて複数のボール323、324、325が回転する。このため、第3のシャフト314は、固定された突起部311a、311b、311cの側面部に対して(すなわち固定部材311に対して)、摩擦や摩耗することなく高精度に軸AX3の周りに回転可能となる。
このように本実施形態のリンク機構31は、第1のベアリング手段(複数のボール321)、第2のベアリング手段(複数のボール322)、および、第3のベアリング手段(複数のボール323、324、325)を有する。第1のベアリング手段は、軸AX1(第1の軸)を中心として第1のシャフト312を回転可能に構成される。同様に、第2のベアリング手段は、軸AX2(第2の軸)を中心として第2のシャフト313を回転可能に構成される。また、第3のベアリング手段は、軸AX3(第3の軸)を中心として第3のシャフト314を回転可能に構成される。
本実施形態において、好ましくは、第1のベアリング手段、第2のベアリング手段、および、第3のベアリング手段は、アンギュラベアリング機構を有する。また好ましくは、第1の軸(軸AX1)および第2の軸(軸AX2)は互いに平行であり、第3の軸(軸AX3)は、第1の軸および第2の軸と直交している。また好ましくは、第3のシャフト314は、第3のベアリング手段により、固定部材311に対して第3の軸を中心として回転可能である。第1のシャフト312は、第1のベアリング手段により、第3のシャフト314に対して第1の軸を中心として回転可能である。第2のシャフト313は、第2のベアリング手段により、第3のシャフト314に対して第2の軸を中心として回転可能である。
好ましくは、リンク機構31、サーボモータ51、サーボモータ51により駆動されるアーム71、第1のシャフト312に連結された第1のリンクアーム21a、および、第2のシャフト313に連結された第2のリンクアーム21bにより、パラレルリンク装置(第1のパラレルリンク装置)が構成される。本実施形態のパラレルリンク装置において、第1のリンクアーム21aおよび第2のリンクアーム21bは、第1のシャフト312、第2のシャフト313、および、第3のシャフト314を介して、アーム71からの動力が伝達されるように構成されている。同様に、リンク機構32、33、サーボモータ52、53、アーム72、73、リンクアーム22、23により、第2のパラレルリンク装置および第3のパラレルリンク装置がそれぞれ構成される。
より好ましくは、リンク機構31は、第1のリンク機構(リンク機構31)および第2のリンク機構(リンク機構41)を含む。第1のリンク機構は、第1のリンクアーム21aおよび第2のリンクアーム21bの第1の端部(ベース14側の端部)に設けられている。第2のリンク機構は、第2のリンクアーム21aおよび第2のリンクアーム21bの第2の端部(搬送ヘッド15側)に設けられている。
好ましくは、産業用ロボット100は、パラレルリンク装置、および、ワークを搬送する搬送手段(搬送ヘッド15)を有する。パラレルリンク装置は、第1のパラレルリンク装置)、第2のパラレルリンク装置、および、第3のパラレルリンク装置を含む。搬送手段は、第1のパラレルリンク装置、第2のパラレルリンク装置、および第3のパラレルリンク装置のそれぞれに設けられた複数の第2のリンク機構41、42、43に接続されている。
なお、本実施形態の産業用ロボット100は、3軸パラレルリンクロボットである。このため産業用ロボット100では、従来のような6軸パラレルリンクロボットで必要とされていたX、Y、Z軸それぞれのリニアガイドが不要となる。すなわち産業用ロボット100では、例えば、従来の3段構成のリニアガイドに代えて、1段構成のリニアガイドを用いればよい。このため産業用ロボット100は、小さいサーボモータを使用することができ、軽量化を図ることが可能である。また産業用ロボット100は、剛性を容易に向上させることができ、高速動作が可能となる。
次に、図3を参照して、本実施形態における産業用ロボット100を備えたダイサー装置(切削装置)について説明する。図3は、ダイサー装置200の概略構成図である。
ダイサー装置200は、ワーク201を切削するように構成されている。ワーク201は、例えば、基板に搭載された半導体チップや半導体パッケージ等の半導体装置、または積層セラミックコンデンサであるが、これらに限定されるものではない。ダイサー装置200は、供給ユニット210、切削ユニット220、および、収納ユニット230を備えている。
供給ユニット210は、切削対象となるワーク201を、切削ユニット220へ供給するための領域である。切削ユニット220は、ワーク201を切削(または切断)するための領域である。切削ユニット220には、ワーク201を載置するためのテーブル221が設けられている。テーブル221は、図3中の矢印Aの方向(±Y方向)に移動可能に構成されている。
また切削ユニット220には、ワーク201を切削する(ダイシングする)ためのスピンドル222a、222b、および、ダイシングブレード224a、224b(切削刃:以下、単に「ブレード」という)が設けられている。スピンドル222a、222bは、ダイサー装置200の枠体に対してX方向に進退可能に取り付けられている。スピンドル222a、222bは互いに向かい合うように設けられており、X方向に互いに独立して移動可能に構成されている。ブレード224a、224bは、スピンドル222a、222bの先端部にそれぞれ取り付けられている。このように、本実施形態のダイサー装置200は、2つのスピンドル222a、222bのブレード224a、224b同士を対向して設け、ワーク201を同時に切削可能なツインスピンドル構成を有する。ただし本実施形態は、これに限定されるものではなく、1つのスピンドルのみを備えたシングルスピンドル構成を有するダイサー装置にも適用可能である。
テーブル221は、ワーク201をθ方向に回転可能に構成されたθテーブル(回転テーブル)である。ブレード224a、224bは、スピンドル222a、222bのそれぞれの内部に設けられたモータ(不図示)によりスピンドル222a、222bの回転とともに回転し、テーブル221上に載置されたワーク201を切削することが可能である。スピンドル222a、222bは、位置決めモータ(不図示)によりX方向に移動可能に構成されており、ワーク201の切削位置をX方向に移動させることができる。位置決めモータとしては、回転数が可変可能であって任意の値に設定できる例えばサーボモータやリニアモータが用いられる。このため、位置決めモータは、スピンドル222a、222bをX方向に任意の一定速度で移動させることができる。
テーブル221は、テーブルモータ(不図示)により駆動され、Y軸方向に送り移動可能に構成されている。またテーブル221は、テーブル回転モータ(不図示)により駆動され、XY平面内でθ方向に回転可能に構成されている。このため、テーブル221に載置されたワーク201の切削方向を任意に設定することが可能となる。その他、切削ユニット220において、撮像装置(カメラ)やレーザ変位計を設けてもよい。撮像装置やレーザ変位計を用いることにより、より高精度な切削が可能となる。
ブレード224a、224bにより切削(切断)されたワーク202(個片化ワーク)は、クリーニング部225に載置され、クリーニング処理(洗浄処理)が行われる。これにより、切削の際に生じた切削屑等を効果的に除去することができる。
収納ユニット230は、切削後のワーク202を収容するための領域である。本実施形態の産業用ロボット100は、切削ユニット220と収納ユニット230とを跨ぐように、産業用ロボット100のベース14がダイサー装置200の天井に取り付けられている(図3において、この状態の産業用ロボット100を二点鎖線の円で示している)。産業用ロボット100の搬送ヘッド15は、図3中の矢印B、Cの各方向(X方向、Y方向のそれぞれ)及び上下方向(Z方向)に所定の範囲内で自由に移動可能である。このため産業用ロボット100は、クリーニング部225に載置されたクリーニング後のワーク202を、吸着手段を備えた搬送ヘッド15に吸着させながら、収納ユニット230の収容部231へ移動させることができる。クリーニング部225に載置された全てのワーク202の収容部231への移動が完了した後、収容部231は矢印Dの方向(+Y方向)に移動し、収容部231に載置されたワーク202が取り出される。このようにダイサー装置200は、産業用ロボット100を有する。これにより、高精度で信頼性の高いダイサー装置が実現可能となる。
本実施形態によれば、高精度かつ信頼性の高いリンク機構、パラレルリンク装置、産業用ロボット、および、ダイサー装置を提供することができる。
以上、本発明の実施形態を具体的に説明した。ただし、本発明は、上記実施形態にて説明した事項に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更可能である。
14 ベース
21、22、23 リンクアーム
21a、22a、23a 第1のリンクアーム
21b、22b、21b 第2のリンクアーム
31、32、33 第1のリンク機構
41、42、43 第2のリンク機構
51、52、53 サーボモータ
61、62、63 ギアヘッド
71、72、73 アーム
100 産業用ロボット
200 ダイサー装置
311 固定部材
312 第1のシャフト
313 第2のシャフト
314 第3のシャフト
321 ボール(第1のベアリング手段)
322 ボール(第2のベアリング手段)
323、324、325 ボール(第3のベアリング手段)

Claims (8)

  1. 第1のベアリング手段と、
    前記第1のベアリング手段により第1の軸を中心として回転可能な第1のシャフトと、
    第2のベアリング手段と、
    前記第2のベアリング手段により第2の軸を中心として回転可能な第2のシャフトと、
    第3のベアリング手段と、
    前記第1のシャフトおよび前記第2のシャフトに接続され、前記第3のベアリング手段により第3の軸を中心として回転可能な第3のシャフトと、を有することを特徴とするリンク機構。
  2. 前記第1のベアリング手段、前記第2のベアリング手段、および、前記第3のベアリング手段は、アンギュラベアリング機構を有することを特徴とする請求項1に記載のリンク機構。
  3. 前記第1の軸および前記第2の軸は互いに平行であり、
    前記第3の軸は、前記第1の軸および前記第2の軸と直交していることを特徴とする請求項1または2に記載のリンク機構。
  4. 固定部材を更に有し、
    前記第3のシャフトは、前記第3のベアリング手段により、前記固定部材に対して前記第3の軸を中心として回転可能であり、
    前記第1のシャフトは、前記第1のベアリング手段により、前記第3のシャフトに対して前記第1の軸を中心として回転可能であり、
    前記第2のシャフトは、前記第2のベアリング手段により、前記第3のシャフトに対して前記第2の軸を中心として回転可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のリンク機構。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のリンク機構と、
    サーボモータと、
    前記サーボモータにより駆動されるアームと、
    前記第1のシャフトに連結された第1のリンクアームと、
    前記第2のシャフトに連結された第2のリンクアームと、を有し、
    前記第1のリンクアームおよび前記第2のリンクアームは、前記第1のシャフト、前記第2のシャフト、および、前記第3のシャフトを介して、前記アームからの動力が伝達されるように構成されていることを特徴とするパラレルリンク装置。
  6. 前記リンク機構は、第1のリンク機構および第2のリンク機構を含み、
    前記第1のリンク機構は、前記第1のリンクアームおよび前記第2のリンクアームの第1の端部に設けられており、
    前記第2のリンク機構は、前記第2のリンクアームおよび前記第2のリンクアームの第2の端部に設けられていることを特徴とする請求項5に記載のパラレルリンク装置。
  7. 請求項6に記載のパラレルリンク装置と、
    ワークを搬送する搬送手段と、を有し、
    前記パラレルリンク装置は、第1のパラレルリンク装置、第2のパラレルリンク装置、および、第3のパラレルリンク装置を含み、
    前記搬送手段は、前記第1のパラレルリンク装置、第2のパラレルリンク装置、および第3のパラレルリンク装置のそれぞれに設けられた複数の前記第2のリンク機構に接続されていることを特徴とする産業用ロボット。
  8. 請求項7に記載の産業用ロボットを有することを特徴とするダイサー装置。
JP2014101065A 2014-05-15 2014-05-15 リンク機構、パラレルリンク装置、産業用ロボット、および、ダイサー装置 Pending JP2015218767A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014101065A JP2015218767A (ja) 2014-05-15 2014-05-15 リンク機構、パラレルリンク装置、産業用ロボット、および、ダイサー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014101065A JP2015218767A (ja) 2014-05-15 2014-05-15 リンク機構、パラレルリンク装置、産業用ロボット、および、ダイサー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015218767A true JP2015218767A (ja) 2015-12-07

Family

ID=54778323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014101065A Pending JP2015218767A (ja) 2014-05-15 2014-05-15 リンク機構、パラレルリンク装置、産業用ロボット、および、ダイサー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015218767A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023175706A1 (ja) * 2022-03-15 2023-09-21 ファナック株式会社 パラレルリンクロボット

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09136286A (ja) * 1995-11-11 1997-05-27 Hitachi Seiki Co Ltd 三本の脚を有する位置決め装置及び工作機械
JPH10286792A (ja) * 1997-04-12 1998-10-27 Hitachi Seiki Co Ltd 平行リンクで構成された脚を有する位置決め装置及び工作機械
JP2001244314A (ja) * 2000-02-29 2001-09-07 Tokyo Seimitsu Co Ltd ウェーハ搬送装置
JP2013141704A (ja) * 2012-01-06 2013-07-22 Nidec Sankyo Corp 産業用ロボット

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09136286A (ja) * 1995-11-11 1997-05-27 Hitachi Seiki Co Ltd 三本の脚を有する位置決め装置及び工作機械
JPH10286792A (ja) * 1997-04-12 1998-10-27 Hitachi Seiki Co Ltd 平行リンクで構成された脚を有する位置決め装置及び工作機械
JP2001244314A (ja) * 2000-02-29 2001-09-07 Tokyo Seimitsu Co Ltd ウェーハ搬送装置
JP2013141704A (ja) * 2012-01-06 2013-07-22 Nidec Sankyo Corp 産業用ロボット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023175706A1 (ja) * 2022-03-15 2023-09-21 ファナック株式会社 パラレルリンクロボット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4258851B1 (ja) 多関節ロボット
JP5949799B2 (ja) パラレルリンクロボット、パラレルリンクロボット用ハンドおよびパラレルリンクロボットシステム
JP6607661B2 (ja) 水平多関節ロボット
CN103752967B (zh) 一种用于加工复杂曲面的线切割机器人
JP5545337B2 (ja) ロボットアームおよびロボット
JP6649768B2 (ja) 産業用ロボット
JP6571703B2 (ja) 搬送用ツール
TWI558523B (zh) Industrial robots
TWI675728B (zh) 機器人及機器人系統
JP2010247280A (ja) 多自由度ロボット装置
JP2016190297A (ja) ロボットシステム
JP2008264881A (ja) 作業装置
JP2018075689A (ja) 作動装置および双腕型作動装置
JP6560110B2 (ja) 切削装置
JP2015218767A (ja) リンク機構、パラレルリンク装置、産業用ロボット、および、ダイサー装置
JP2012186505A (ja) 部品供給装置
JP2018069354A (ja) リンク式多関節ロボット
JP6300693B2 (ja) ロボット
JP2018075675A (ja) 作動装置および双腕型作動装置
JP2010046773A (ja) 物品搬送用垂直多関節アーム機構
TWI742978B (zh) 機械定位結構及機械手組件
JP5170225B2 (ja) ワーク位置決め装置およびそれを用いた生産システム
KR101338857B1 (ko) 4개의 기판 지지부 갖는 기판 이송 장치
JP2008188718A (ja) 対象物保持アーム
JP2018183836A (ja) パラレルリンクロボット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180417

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181016