JP2015216503A - ユーザ装置及び基地局 - Google Patents

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康晴 小西
Yasuharu Konishi
康晴 小西
敦史 植木
Atsushi Ueki
敦史 植木
アンダルマワンティ ハプサリ ウリ
Wuri Andarmawanti Hapsari
アンダルマワンティ ハプサリ ウリ
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【課題】ネットワーク輻輳状態及び電波干渉状態の悪化を抑えながら、RA手順におけるRAプリアンブルをユーザ装置から送信するための技術を提供することである。【解決手段】本発明の一態様は、基地局との間で無線信号を送受信する送受信部と、ランダムアクセス(RA)手順を実行するランダムアクセス処理部とを有するユーザ装置であって、前記送受信部が前記基地局から追加的なランダムバックオフ期間とトリガ送信回数とを含む再送パラメータを受信すると、前記ランダムアクセス処理部は、前記トリガ送信回数以降の再送機会について、送信電力を周期的にリセットしながら、前記追加的なランダムバックオフ期間更に待機した後にRAプリアンブルをメッセージ1として再送するユーザ装置に関する。【選択図】図4

Description

本発明は、無線通信システムに関する。
3GPP(Third Generation Partnership Project)仕様において、ランダムアクセス(Random Access:RA)手順が規定されている。ランダムアクセス手順は、ユーザ装置(User Equipment:UE)が特定の基地局(evolved NodeB:eNB)と通信を開始する際、無線リソースを確保し、通信を確立するための準備段階の手順である。
典型的なRA手順によると、ユーザ装置はまず、メッセージ1としてRAプリアンブルを基地局に送信する。当該メッセージ1を受信すると、基地局は、メッセージ2としてRAレスポンスをユーザ装置に返す。当該メッセージ2を受信すると、ユーザ装置は、以降のRA手順を続行する。一方、所定の期間内にRAレスポンスを受信できなかった場合、ユーザ装置は、バックオフ期間をランダムに設定し、当該バックオフ期間(ランダムバックオフ期間)の経過後に所定の電力量だけ送信電力を上げてメッセージ1を再送する。その後、メッセージ2を受信するまで、ユーザ装置は、バックオフ期間をランダムに設定し、当該バックオフ期間の経過後に所定の電力量だけ送信電力を上げ続けることによって、メッセージ1の再送を繰り返す。
図1は、従来のランダムアクセス手順におけるメッセージ1の再送処理を示すシーケンス図である。図1では、ユーザ装置は、メッセージ1(Msg.1)を再送し続け、7回目の送信機会の後にメッセージ2を受信できた具体例が示される。すなわち、ユーザ装置は、1回目の送信機会においてメッセージ1を初期的な送信電力Pにより送信する。その後、ユーザ装置は、所定の応答監視時間Tm内にメッセージ2を受信できず、ランダムバックオフ期間Tb1待機した後に2回目の送信機会においてメッセージ1を所定の電力量Prだけ引き上げてメッセージ1を再送する。以降、メッセージ2を受信するまで、ユーザ装置は、各送信機会で送信電力を電力量Prだけ段階的に引き上げながらメッセージ1の再送を繰り返す。7回目の送信機会の後にメッセージ2を受信すると、ユーザ装置は、以降のRA手順を続行する。
3GPP TS 36.331 3GPP TS 36.321
ネットワークが輻輳している場合、あるいは、電波干渉状態が良好でない場合、複数のユーザ装置から1つの基地局に対してRA手順が実行され、同時に大量のRAプリアンブルが当該基地局に送信及び再送される可能性がある。この場合、ネットワーク輻輳状態及び電波干渉状態が更に悪化することが懸念される。
上述した問題点に鑑み、本発明の課題は、ネットワーク輻輳状態及び電波干渉状態の悪化を抑えながら、RA手順におけるRAプリアンブルをユーザ装置から送信するための技術を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、基地局との間で無線信号を送受信する送受信部と、ランダムアクセス(RA)手順を実行するランダムアクセス処理部とを有するユーザ装置であって、前記送受信部が前記基地局から追加的なランダムバックオフ期間とトリガ送信回数とを含む再送パラメータを受信すると、前記ランダムアクセス処理部は、前記トリガ送信回数以降の再送機会について、送信電力を周期的にリセットしながら、前記追加的なランダムバックオフ期間更に待機した後にRAプリアンブルをメッセージ1として再送するユーザ装置に関する。
本発明の他の態様は、ユーザ装置との間で無線信号を送受信する送受信部と、ランダムアクセス(RA)手順を実行するランダムアクセス処理部と、追加的なランダムバックオフ期間とトリガ送信回数とを含む再送パラメータを通知する再送パラメータ通知部とを有する基地局であって、前記再送パラメータ通知部は、前記トリガ送信回数以降の再送機会について、前記ユーザ装置に送信電力を周期的にリセットしながら、前記追加的なランダムバックオフ期間更に待機させた後にRAプリアンブルをメッセージ1として再送させる基地局に関する。
本発明によると、ネットワーク輻輳状態及び電波干渉状態の悪化を抑えながら、RA手順におけるRAプリアンブルをユーザ装置から送信することができる。
図1は、従来のランダムアクセス手順におけるメッセージ1の再送処理を示すシーケンス図である。 図2は、本発明の一実施例による無線通信システムを示す概略図である。 図3は、本発明の一実施例によるユーザ装置の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の一実施例によるランダムアクセス手順におけるメッセージ1の再送処理を示すシーケンス図である。 図5は、本発明の一実施例によるユーザ装置におけるメッセージ1の再送処理を示すフロー図である。 図6は、本発明の一実施例による基地局の構成を示すブロック図である。 図7は、本発明の一実施例による基地局におけるメッセージ1の再送パラメータ通知処理を示すフロー図である。 図8は、本発明の他の実施例による基地局の構成を示すブロック図である。 図9は、本発明の一実施例による発信失敗報告の取得処理を示す概略図である。 図10は、本発明の他の実施例による基地局におけるメッセージ1の再送パラメータ通知処理を示すフロー図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
後述される実施例では、ランダムアクセス(RA)手順を実行するユーザ装置及び基地局が開示される。ユーザ装置は、未接続の基地局からRAプリアンブルの再送処理に関する再送パラメータを含む報知情報を受信する。当該再送パラメータは、追加的なランダムバックオフ期間と、当該追加的なランダムバックオフ期間の適用をトリガするトリガ送信回数とを含む。その後、当該基地局との接続を確立するため、ユーザ装置は、RAプリアンブルを基地局に送信することによってRA手順を開始する。所定の期間内にRAレスポンスを受信できなかった場合、送信回数がトリガ送信回数に到達するまで、ユーザ装置は、ランダムバックオフ期間待機した後、より高い送信電力によりRAプリアンブルを再送する。その後、RAレスポンスを受信するまで、ユーザ装置は、段階的に送信電力を引き上げRAプリアンブルを再送する。
その後、トリガ再送回数まで再送が実行されると、ユーザ装置は、追加的なランダムバックオフ期間を適用し、以降の再送機会について送信電力を周期的にリセットしながら、上述したランダムバックオフ期間に加えて追加的なランダムバックオフ期間更に待機した後にRAプリアンブルを再送する。
このように、追加的なランダムバックオフ期間の適用前の当初のランダムバックオフ期間に加えて、当該追加的なランダムバックオフ期間を適用することによって、RAプリアンブルの再送タイミングが更に分散化される。また、追加的なランダムバックオフ期間の適用後は、送信電力が引き上げ続けられることなく周期的に送信電力がリセットされる。これにより、ネットワーク輻輳状態と電波干渉状態との悪化を抑制しながら、RAプリアンブルの再送を実現することができる。
図2を参照して、本発明の一実施例による無線通信システムを説明する。図2は、本発明の一実施例による無線通信システムを示す概略図である。
図2に示されるように、無線通信システム10は、ユーザ装置100及び基地局200を有する。典型的には、図示されるように、複数のユーザ装置100が基地局200と無線接続する。図示された実施例では、1つの基地局200しか示されていないが、典型的には、多数の基地局200が無線通信システム10の通信エリアをカバーするよう配置される。
ユーザ装置100は、図示されるように、スマートフォン、携帯電話、タブレット、モバイルルータなどの無線通信機能を備えた何れか適切な情報処理装置であってもよい。ユーザ装置100は、プロセッサなどのCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリなどのメモリ装置、基地局200との間で無線信号を送受信するための通信回路などから構成される。後述されるユーザ装置100の各機能及び処理は、メモリ装置に格納されているデータやプログラムをCPUが処理又は実行することによって実現されてもよい。しかしながら、ユーザ装置100は、上述したハードウェア構成に限定されず、後述する処理の1以上を実現する回路などにより構成されてもよい。
基地局200は、ユーザ装置100と無線接続することによって、コアネットワーク(図示せず)上に通信接続された上位局やサーバなどのネットワーク装置から受信したダウンリンク(DL)パケットをユーザ装置100に送信すると共に、ユーザ装置100から受信したアップリンク(UL)パケットをネットワーク装置に送信する。基地局200は、典型的には、ユーザ装置100との間で無線信号を送受信するためのアンテナ、コアネットワークと通信するための通信インタフェース、ユーザ装置100とコアネットワークとの間の送受信信号を処理するためのプロセッサや回路などのハードウェアリソースにより構成される。後述される基地局200の各機能及び処理は、メモリ装置に格納されているデータやプログラムをプロセッサが処理又は実行することによって実現されてもよい。しかしながら、基地局200は、上述したハードウェア構成に限定されず、他の何れか適切なハードウェア構成を有してもよい。
次に、図3〜5を参照して、本発明の一実施例によるユーザ装置を説明する。図3は、本発明の一実施例によるユーザ装置の構成を示すブロック図である。
図3に示されるように、ユーザ装置100は、送受信部110及びランダムアクセス処理部120を有する。
送受信部110は、基地局200との間で無線信号を送受信する。具体的には、送受信部110は、送受信する無線信号に対して符号化/復号化や変調/復調などの各種信号処理を実行し、基地局200との間でアップリンク/ダウンリンク制御チャネルやアップリンク/ダウンリンクデータチャネルなどの各種無線チャネルを送受信する。
ランダムアクセス処理部120は、ランダムアクセス(RA)手順を実行する。送受信部110が基地局200から追加的なランダムバックオフ期間とトリガ送信回数とを含む再送パラメータを受信すると、ランダムアクセス処理部120は、当該トリガ送信回数以降の再送機会について、送信電力を周期的にリセットしながら、当該追加的なランダムバックオフ期間更に待機した後にRAプリアンブルをメッセージ1として再送する。
具体的には、ランダムアクセス処理部120は、基地局200との通信を開始するため、基地局200に対してランダムアクセス手順を起動する。ランダムアクセス処理部120は、まずメッセージ1としてRAプリアンブルを基地局200に送信する。当該メッセージ1を受信すると、基地局200は、メッセージ2としてRAレスポンスをランダムアクセス処理部120に返す。所定の応答監視時間内にメッセージ2を受信すると、ランダムアクセス処理部120は、以降のRA手順を続行する。他方、当該応答監視時間内にメッセージ2を受信できなかった場合、送信回数がトリガ送信回数に到達するまで、ランダムアクセス処理部120は、所定の当初のランダムバックオフ期間からバックオフ期間をランダムに設定し、当該当初のランダムバックオフ期間の経過後に所定の電力量だけ送信電力を引き上げ、より高い送信電力によりメッセージ1を再送する。その後、ランダムアクセス処理部120は、メッセージ2を受信するまで段階的に送信電力を引き上げながらメッセージ1の再送を継続する。なお、当該当初のランダムバックオフ期間は、従来のメッセージ1の再送処理において利用されるランダムバックオフ期間とされる。
その後、トリガ送信回数まで再送が実行されると、ランダムアクセス処理部120は、トリガ送信回数以降の各再送機会において、送信したメッセージ1に対して所定の応答監視時間内に基地局200からRAレスポンスをメッセージ2として受信しなかった場合、追加的なランダムバックオフ期間の適用前に適用されていた当初のランダムバックオフ期間に加えて追加的なランダムバックオフ期間更に待機し、段階的に引き上げられた又はリセットされた送信電力によりメッセージ1を再送する。
より詳細には、ランダムアクセス処理部120は、トリガ送信回数に到達するまでにメッセージ2を受信できなかった場合、段階的に引き上げた送信電力を初期的な送信電力にリセットし、当初のランダムバックオフ期間に加えて、通知された追加的なランダムバックオフ期間更に待機し、当初のランダムバックオフ期間と追加的なランダムバックオフ期間との経過後に、リセットされた送信電力によりメッセージ1を再送する。当該再送後もメッセージ2を受信できなかった場合、ランダムアクセス処理部120は、当初のランダムバックオフ期間と追加的なランダムバックオフ期間との経過後に、所定の電力量だけ送信電力を段階的に引き上げ、より高い送信電力によりメッセージ1を再送する。その後、ランダムアクセス処理部120は、メッセージ2を受信するまで段階的に送信電力を引き上げながらメッセージ1の再送を継続すると共に、トリガ再送回数だけ更に再送すると、送信電力を初期的な送信電力に再びリセットする。
図4に示される具体例によって、上述した処理をより詳細に説明する。図4に示されるように、送受信部110が、追加的なランダムバックオフ期間と当該追加的なランダムバックオフ期間の適用をトリガするトリガ送信回数とを受信する。一実施例では、送受信部110は、追加的なランダムバックオフ期間とトリガ送信回数とを含む再送パラメータを基地局200からの報知情報により受信してもよい。
図4に示される具体例では、追加的なランダムバックオフ期間はTb2であり、トリガ送信回数は2回とされる。この場合、ランダムアクセス処理部120は、1回目の送信機会(C1=1)においてメッセージ1を初期的な送信電力Pにより送信する。その後、ランダムアクセス処理部120は、所定の応答監視時間Tm内にメッセージ2を受信できなかった場合、当初のランダムバックオフ期間Tb1だけ待機した後に2回目の送信機会(C1=2)においてメッセージ1を所定の電力量Prだけ増加してメッセージ1を再送する。
当該2回目の送信機会に対して応答監視時間Tm内にメッセージ2を受信できなかった場合、トリガ送信回数Rが2回に設定されているため、ランダムアクセス処理部120は、追加的なランダムバックオフ期間の適用を開始する。すなわち、3回目の送信機会(C1=3)では、ランダムアクセス処理部120は、当初のランダムバックオフ期間Tb1に加えて追加的なランダムバックオフ期間Tb2更に待機し、送信電力を初期的な送信電力Pにリセットして、当該(Tb1+Tb2)期間の経過後にメッセージ1を再送する。このとき、ランダムアクセス処理部120は、送信電力を周期的にリセットするための電力調整カウンタを1にリセットする。このように、当初のランダムバックオフ期間に加えて追加的なランダムバックオフ期間が適用されることによって、各ユーザ装置100から同時送信されるメッセージ1の送信タイミングをより長い期間に分散化させることが可能となり、ネットワークの輻輳を軽減することが可能になる。
当該3回目の送信機会に対して応答監視時間Tm内にメッセージ2を受信できなかった場合、ランダムアクセス処理部120は、4回目の送信機会(C1=4)に移行し、(Tb1+Tb2)期間の経過後に送信電力を所定の電力量Prだけ増加してメッセージ1を再送する。このとき、ランダムアクセス処理部120は、電力調整カウンタC2を1だけインクリメントする。
当該4回目の送信機会に対して応答監視時間Tm内にメッセージ2を受信できなかった場合、前回の送信電力のリセットからトリガ送信回数に相当する再送が実行されたため、ランダムアクセス処理部120は、送信電力をリセットし、5回目の送信機会(C1=5)に移行する。すなわち、ランダムアクセス処理部120は、トリガ送信回数に応じて送信電力を周期的にリセットする。ランダムアクセス処理部120は、(Tb1+Tb2)期間の経過後にリセットされた送信電力Pによりメッセージ1を再送する。その後、ランダムアクセス処理部120は、電力調整カウンタC2を1にリセットする(C2=1)。
当該5回目の送信機会に対して応答監視時間Tm内にメッセージ2を受信できなかった場合、ランダムアクセス処理部120は、6回目の送信機会(C1=6)に移行し、(Tb1+Tb2)期間の経過後に送信電力を所定の電力量Prだけ増加してメッセージ1を再送する。このとき、ランダムアクセス処理部120は、電力調整カウンタC2を1だけインクリメントする(C2=2)。
当該6回目の送信機会に対して応答監視時間Tm内にメッセージ2を受信できなかった場合、前回の送信電力のリセットからトリガ送信回数に相当する再送が実行されたため、ランダムアクセス処理部120は、送信電力をリセットし、7回目の送信機会(C1=7)に移行する。ランダムアクセス処理部120は、(Tb1+Tb2)期間の経過後にリセットされた送信電力Pによりメッセージ1を再送する。このとき、ランダムアクセス処理部120は、電力調整カウンタC2を1にリセットする(C2=1)。
当該7回目の送信機会に対して応答監視時間Tm内にメッセージ2を受信できたため、ランダムアクセス処理部120は、以降のランダムアクセス手順に移行する。
図示された具体例では、トリガ送信回数は2回に設定されたが、本発明は、これに限定されず、他の何れか適切な値に設定されてもよい。例えば、トリガ送信回数がn回に設定される場合、ランダムアクセス処理部120は、追加的なランダムバックオフ期間の適用開始後の1回目の再送機会において送信電力を初期的な送信電力にリセットし、以降のn回の送信機会において所定の電力量Prだけ送信電力を段階的に引き上げてメッセージ1を再送する。その後、送信電力のリセットからn回再送が実行されると、n回再送時の送信電力(P+(n−1)Pr)を初期的な送信電力Pに再びリセットするようにしてもよい。
また、上述した実施例では、ランダムアクセス処理部120は、トリガ送信回数に応じて送信電力を周期的にリセットしたが、本発明はこれに限定されるものでない。例えば、トリガ送信回数と送信電力を周期的にリセットするタイミングとは分離して設定されてもよい。すなわち、追加的なバックオフ期間の適用をトリガするトリガ送信回数はn回に設定される一方、送信電力はm回毎にリセットされてもよい。当該リセット周期mは、例えば、再送パラメータに含まれてユーザ装置100に通知されてもよい。
図5は、本発明の一実施例によるユーザ装置におけるメッセージ1の再送処理を示すフロー図である。例えば、当該フローは、ユーザ装置100が基地局200のサービングセルに在圏し、報知情報を受信したことに応答して実行されてもよい。
図5に示されるように、ステップS101において、送受信部110は、基地局200から報知された追加的なランダムバックオフ期間の値Bと、当該追加的なバックオフ期間の適用をトリガするトリガ送信回数の値Rとを受信する。
ステップS102において、ランダムアクセス処理部120は、所定のランダムアクセス手順の起動契機を検出すると、ランダムアクセス手順のメッセージ1としてのRAプリアンブルの送信回数を計数するための送信回数カウンタC1と、送信電力を調整するための電力調整カウンタC2とを初期化する(C1=1及びC2=1)。
ステップS103において、ランダムアクセス処理部120は、初期的には送信電力Pによりメッセージ1を基地局200に送信する。メッセージ1に対する応答としてメッセージ2を受信できなかった場合、トリガ送信回数に到達するまでの以降の再送機会において、ランダムアクセス処理部120は、所定の電力量Prだけ送信電力を段階的に引き上げながら、送信電力P+(C2−1)*Prによりメッセージ1を基地局200に再送する。
ステップS104において、ランダムアクセス処理部120は、所定の応答監視時間Tm内に基地局200からメッセージ2を受信したか判断する。メッセージ2を応答監視時間Tm内に受信できた場合(S104:Y)、ランダムアクセス処理部120は、ステップS105において再送パラメータの適用を解除し、ステップS106において以降のRA手順を続行し、当該メッセージ1の送信処理を終了する。
他方、メッセージ2を応答監視時間Tm内に受信できなかった場合(S104:N)、ランダムアクセス処理部120は、ステップS107において当初のランダムバックオフ期間Tb1だけ待機する。具体的には、ランダムアクセス処理部120は、所定のランダムバックオフ期間からランダムにバックオフ期間Tb1を設定し、設定したバックオフ期間Tb1だけメッセージ1の再送を待機する。当該当初のランダムバックオフ期間は、従来のメッセージ1の再送処理において利用されるものが援用されてもよい。
ステップS108において、ランダムアクセス処理部120は、送信回数が基地局200から通知された追加的なランダムバックオフ期間の適用をトリガするトリガ送信回数Rに到達していないか判断する。送信カウンタC1がトリガ送信回数Rに到達していない場合、すなわち、C1<Rである場合(S108:Y)、ランダムアクセス処理部120は、追加的なランダムバックオフ期間の適用はまだ不要であると判断し、ステップS109において、送信電力を段階的に引き上げてメッセージ1を再送するために電力調整カウンタC2を1だけインクリメントする。
ステップS110において、ランダムアクセス処理部120は、当該送信機会が終了したため、送信回数カウンタC1を1だけインクリメントする。その後、次の送信機会において、ランダムアクセス処理部120は、ステップS103において所定の電力量Prだけ送信電力を引き上げ、送信電力P+(C2−1)*Prによりメッセージ1を基地局200に再送する。
他方、送信回数カウンタC1がトリガ送信回数Rに到達している場合、すなわち、C1≧Rである場合(S108:N)、ランダムアクセス処理部120は、追加的なランダムバックオフ期間を適用したメッセージ1の再送処理に移行し、メッセージ2を受信するまで送信電力を周期的にリセットしながらメッセージ1の再送を繰り返す。すなわち、以降のステップに示されるように、ランダムアクセス処理部120は、追加的なランダムバックオフ期間の適用後の1回目の再送機会において送信電力を初期的な送信電力にリセットし、以降の各再送機会において所定の電力量だけ送信電力を引き上げてメッセージ1を再送し、トリガ送信回数だけ再送すると、送信電力を初期的な送信電力にリセットする。
ステップS111において、ランダムアクセス処理部120は、当該再送機会が周期的な送信電力のリセットタイミングに対応するか、すなわち、電力調整カウンタC2がトリガ送信回数Rの倍数に等しいか判断する。追加的なランダムバックオフ期間を適用した直後の再送機会は最初の電力リセットタイミングに相当するため(S111:Y)、ランダムアクセス処理部120は、ステップS113において電力調整カウンタC2を1にリセットする。また以降の電力リセットタイミングが到来する毎に(S111:Y)、ランダムアクセス処理部120は、ステップS113において電力調整カウンタC2を1にリセットする。
他方、当該再送機会が周期的な送信電力のリセットタイミングに対応しない場合(S111:N)、ランダムアクセス処理部120は、送信電力を段階的に引き上げるため、ステップS112において電力調整カウンタC2を1だけインクリメントする。
ステップS114において、ランダムアクセス処理部120は、追加的なランダムバックオフ期間Tb2だけ更に待機する。具体的には、ランダムアクセス処理部120は、ステップS101において基地局200から受信した追加的なランダムバックオフ期間の値Bの範囲からランダムにバックオフ期間Tb2を設定し、設定したバックオフ期間Tb2だけメッセージ1の再送を待機する。このように、当初のランダムバックオフ期間Tb1に加えて更に追加的なランダムバックオフ期間Tb2再送を待機することによって、待機時間はより長くなり、各ユーザ装置100からのメッセージ1の送信を分散化させることができ、ネットワークの輻輳を軽減することが可能になる。
その後、ランダムアクセス処理部120は、ステップS110に移行し、送信回数カウンタC1を1だけインクリメントし、ステップS103に移行する。ステップS103では、ランダムアクセス処理部120は、インクリメント又はリセットされた電力調整カウンタC2に基づき調整された送信電力によってメッセージ1の再送を継続する。このように、周期的に送信電力をリセットすることによって、再送毎に送信電力を段階的に引き上げ続ける従来の再送処理と比較して、電波干渉状態を悪化させる可能性を軽減することが可能になる。
次に、図6〜7を参照して、本発明の一実施例による基地局を説明する。図6は、本発明の一実施例による基地局の構成を示すブロック図である。
図6に示されるように、基地局200は、送受信部210、ランダムアクセス処理部220及び再送パラメータ通知部230を有する。
送受信部210は、ユーザ装置100との間で無線信号を送受信する。具体的には、送受信部210は、送受信する無線信号に対して符号化/復号化や変調/復調などの各種信号処理を実行し、ユーザ装置100との間でアップリンク/ダウンリンク制御チャネルやアップリンク/ダウンリンクデータチャネルなどの各種無線チャネルを送受信する。
ランダムアクセス処理部220は、ランダムアクセス(RA)手順を実行する。具体的には、ランダムアクセス処理部220は、基地局200との通信を開始するためユーザ装置100からメッセージ1として送信されたRAプリアンブルを受信する。当該メッセージ1を受信すると、ランダムアクセス処理部220は、メッセージ2としてRAレスポンスをユーザ装置100に返す。当該メッセージ2を受信すると、ユーザ装置100は、以降のRA手順を続行する。他方、通信状態の劣化などの何らかの理由のため、ランダムアクセス処理部220がユーザ装置100から送信されたメッセージ1を受信できなかった場合、あるいは、ユーザ装置100がランダムアクセス処理部220から送信されたメッセージ2を所定の応答監視時間内に受信できなかった場合、ユーザ装置100は、上述したように、所定の電力量だけ段階的に引き上げられた又は周期的にリセットされた送信電力によりメッセージ1を再送する。
再送パラメータ通知部230は、追加的なランダムバックオフ期間とトリガ送信回数とを含む再送パラメータを通知する。再送パラメータ通知部230は、トリガ送信回数以降の再送機会について、ユーザ装置100に送信電力を周期的にリセットしながら、追加的なランダムバックオフ期間更に待機させた後にメッセージ1を再送させる。上述したように、追加的なランダムバックオフ期間と、当該追加的なランダムバックオフ期間の適用をトリガするトリガ送信回数とを含む再送パラメータを受信すると、ユーザ装置100は、当該トリガ送信回数までメッセージ1を再送したが、メッセージ2を受信できなかった場合、追加的なランダムバックオフ期間更にメッセージ1の再送を待機し、当該追加的なランダムバックオフ期間の経過後に、所定の電力量だけ段階的に引き上げられた送信電力又は周期的にリセットされた送信電力によりメッセージ1を再送する。
一実施例では、再送パラメータ通知部230は、トリガ送信回数以降の各再送機会において、送信したメッセージ1に対して所定の応答監視時間内に基地局200からRAレスポンスをメッセージ2として受信しなかった場合、ユーザ装置100に追加的なランダムバックオフ期間の適用前に適用されていた当初のランダムバックオフ期間に加えて追加的なランダムバックオフ期間更に待機させ、段階的に引き上げられた又はリセットされた送信電力によりメッセージ1を再送させる。このように、当初のランダムバックオフ期間に加えて更に追加的なランダムバックオフ期間再送を待機することによって、待機時間はより長くなり、各ユーザ装置100から送信されるメッセージ1によるネットワークの輻輳を軽減することが可能になる。また、送信電力が引き上げ続けられることなく周期的にリセットされることによって、電波干渉状態の悪化を抑えることが可能になる。
一実施例では、再送パラメータ通知部230は、再送パラメータを報知情報により通知する。例えば、再送パラメータ通知部230は、定期的に再送パラメータを報知してもよい。
図7は、本発明の一実施例による基地局におけるメッセージ1の再送パラメータ通知処理を示すフロー図である。
図7に示されるように、ステップS201において、再送パラメータ通知部230は、追加的なランダムバックオフ期間の値Bと、当該追加的なランダムバックオフ期間の適用をトリガするトリガ送信回数の値Rとを作成する。当該B,R値は所定の値に設定されてもよいし、あるいは、基地局200における処理状態、環境状態、通信状態などに応じて可変的に設定されてもよい。
ステップS202において、再送パラメータ通知部230は、作成した追加的なランダムバックオフ期間の値Bとトリガ送信回数の値Rとを定期的に報知する。基地局200のセルに在圏すると、ユーザ装置100は、これらの再送パラメータを報知情報として受信し、受信した再送パラメータに従ってランダムアクセス手順におけるメッセージ1の再送処理を実行する。
次に、図8〜10を参照して、本発明の他の実施例による基地局を説明する。図8は、本発明の他の実施例による基地局の構成を示すブロック図である。
図8に示されるように、基地局200は、送受信部210、ランダムアクセス処理部220、再送パラメータ通知部230及び検知部240を有する。送受信部210及びランダムアクセス処理部220は、図6を参照して上述された実施例と同様であるため、繰り返しの説明は省く。
検知部240は、ネットワークの輻輳状態とユーザ装置100から受信した発信失敗報告との少なくとも1つを検知する。検知部240は、何れか適切な既知の方法を利用して、基地局200におけるネットワークの輻輳状態と発信失敗報告とを検出してもよい。
例えば、検知部240は、ネットワークの輻輳状態を示す指標としてネットワークリソースの使用率を検知してもよい。また、検知部240は、基地局200に発信を行ったが、これに失敗したユーザ装置100から報告された発信失敗報告の報告数を検出してもよい。当該発信失敗報告に関して、標準仕様では、MDT(Minimization of Drive Tests)と呼ばれる走行試験の省力化を目的とした機能が規定されている。走行試験では、ユーザ装置を車両に載せ、様々なエリアを走行することで無線環境等のデータを収集し、収集したデータに基づきネットワーク設計(パラメータ設定等)が最適化される。MDTでは、当該データがユーザ装置から自動的に収集される。このようなMDT機能を利用して、発信失敗報告は、図9に示されるように取得可能である。図示された具体例では、基地局Aに無線信号を発信したが、当該発信に失敗したユーザ装置100が他の基地局B,Cに移動したとき、MDTにおいて基地局Aにおける発信失敗を基地局B,Cに報告する。基地局Aは、基地局B,Cを介しユーザ装置100からの発信失敗報告を取得することができる。
一実施例では、再送パラメータ通知部230は、検知したネットワークの輻輳状態とユーザ装置100から受信した発信失敗報告数との少なくとも1つに基づき、追加的なランダムバックオフ期間とトリガ送信回数とを設定してもよい。上述したように、追加的なランダムバックオフ期間の値Bとトリガ送信回数の値Rとは、基地局200における処理状態、環境状態、通信状態などに応じて可変的に設定されてもよく、特に検知部240により検知されたネットワークの輻輳状態と発信失敗報告数との少なくとも1つに基づき設定されてもよい。
一実施例では、再送パラメータ通知部230は、検知したネットワークの輻輳状態とユーザ装置100から受信した発信失敗報告数との少なくとも1つに基づき、追加的なランダムバックオフ期間と前記トリガ送信回数とを通知するタイミングを決定してもよい。例えば、検知されたネットワークリソースの使用率が所定の閾値以上になった場合、あるいは、所定数(X1)以上の発信失敗報告を受信した場合、再送パラメータ通知部230は、追加的なランダムバックオフ期間とトリガ送信回数とを再送パラメータとして報知してもよい。当該報知は、ネットワーク輻輳状態の悪化及び/又は所定数以上の発信失敗報告の受信の検知後、定期的に実行されてもよい。その後、検知されたネットワークリソースの使用率が所定の閾値未満に低下した場合、あるいは、発信失敗報告数が所定数(X2)以下に低下した場合、再送パラメータ通知部230は、再送パラメータの報知を停止してもよい。
図10は、本発明の他の実施例による基地局におけるメッセージ1の再送パラメータ通知処理を示すフロー図である。
図10に示されるように、ステップS301において、検知部240は、ネットワーク輻輳状態と発信失敗報告との少なくとも1つを定期的に検知し、ネットワーク輻輳状態が悪化したか、あるいは、所定数以上の発信失敗報告を受信したか判断する。
ネットワーク輻輳状態が悪化したか、あるいは、所定数(X1)以上の発信失敗報告を受信した場合(S301:Y)、再送パラメータ通知部240は、追加的なランダムバックオフ期間の値Bと、当該追加的なランダムバックオフ期間の適用をトリガするトリガ送信回数の値Rとを作成する。当該B,R値は所定の値に設定されてもよいし、あるいは、検知したネットワーク輻輳状態と発信失敗報告数との少なくとも1つに応じて可変的に設定されてもよい。
ステップS303において、再送パラメータ通知部230は、作成した追加的なランダムバックオフ期間の値Bとトリガ送信回数の値Rとを報知する。
ステップS304において、検知部240は、ネットワーク輻輳状態の悪化が緩和されたか、あるいは、受信した発信失敗報告数が所定数(X2)以下に減少したか定期的に判断する。
ネットワーク輻輳状態の悪化が緩和されたか、受信した発信失敗報告数が所定数(X2)以下に減少した場合(S304:Y)、再送パラメータ通知部240は、ステップS305において、追加的なランダムバックオフ期間の値Bとトリガ送信回数の値Rとの報知を停止する。
その後、当該フローはステップS301に戻り、上述したステップを繰り返す。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 無線通信システム
100 ユーザ装置
110 送受信部
120 ランダムアクセス処理部
200 基地局
210 送受信部
220 ランダムアクセス処理部
230 再送パラメータ通知部
240 検知部

Claims (10)

  1. 基地局との間で無線信号を送受信する送受信部と、
    ランダムアクセス(RA)手順を実行するランダムアクセス処理部と、
    を有するユーザ装置であって、
    前記送受信部が前記基地局から追加的なランダムバックオフ期間とトリガ送信回数とを含む再送パラメータを受信すると、前記ランダムアクセス処理部は、前記トリガ送信回数以降の再送機会について、送信電力を周期的にリセットしながら、前記追加的なランダムバックオフ期間更に待機した後にRAプリアンブルをメッセージ1として再送するユーザ装置。
  2. 前記ランダムアクセス処理部は、前記トリガ送信回数以降の各再送機会において、前記送信したメッセージ1に対して所定の応答監視時間内に前記基地局からRAレスポンスをメッセージ2として受信しなかった場合、前記追加的なランダムバックオフ期間の適用前に適用されていた当初のランダムバックオフ期間に加えて前記追加的なランダムバックオフ期間更に待機し、段階的に引き上げられた又はリセットされた送信電力により前記メッセージ1を再送する、請求項1記載のユーザ装置。
  3. 前記ランダムアクセス処理部は、前記トリガ送信回数に応じて前記送信電力を周期的にリセットする、請求項1又は2記載のユーザ装置。
  4. 前記ランダムアクセス処理部は、前記追加的なランダムバックオフ期間の適用後の1回目の再送機会において前記送信電力を初期的な送信電力にリセットし、以降の各再送機会において所定の電力量だけ送信電力を段階的に引き上げて前記メッセージ1を再送し、前記トリガ送信回数だけ再送すると、前記送信電力を前記初期的な送信電力にリセットする、請求項3記載のユーザ装置。
  5. 前記送受信部は、前記再送パラメータを前記基地局からの報知情報により受信する、請求項1乃至4何れか一項記載のユーザ装置。
  6. ユーザ装置との間で無線信号を送受信する送受信部と、
    ランダムアクセス(RA)手順を実行するランダムアクセス処理部と、
    追加的なランダムバックオフ期間とトリガ送信回数とを含む再送パラメータを通知する再送パラメータ通知部と、
    を有する基地局であって、
    前記再送パラメータ通知部は、前記トリガ送信回数以降の再送機会について、前記ユーザ装置に送信電力を周期的にリセットしながら、前記追加的なランダムバックオフ期間更に待機させた後にRAプリアンブルをメッセージ1として再送させる基地局。
  7. 前記再送パラメータ通知部は、前記トリガ送信回数以降の各再送機会において、前記送信したメッセージ1に対して所定の応答監視時間内に当該基地局からRAレスポンスをメッセージ2として受信しなかった場合、前記ユーザ装置に前記追加的なランダムバックオフ期間の適用前に適用されていた当初のランダムバックオフ期間に加えて前記追加的なランダムバックオフ期間更に待機させ、段階的に引き上げられた又はリセットされた送信電力により前記メッセージ1を再送させる請求項6記載の基地局。
  8. ネットワークの輻輳状態と前記ユーザ装置から受信した発信失敗報告との少なくとも1つを検知する検知部を更に有し、
    前記再送パラメータ通知部は、前記検知したネットワークの輻輳状態と発信失敗報告数との少なくとも1つに基づき、前記追加的なランダムバックオフ期間と前記トリガ送信回数とを設定する、請求項6又は7記載の基地局。
  9. ネットワークの輻輳状態と前記ユーザ装置から受信した発信失敗報告との少なくとも1つを検知する検知部を更に有し、
    前記再送パラメータ通知部は、前記検知したネットワークの輻輳状態と発信失敗報告数との少なくとも1つに基づき、前記追加的なランダムバックオフ期間と前記トリガ送信回数とを通知するタイミングを決定する、請求項6乃至8何れか一項記載の基地局。
  10. 前記再送パラメータ通知部は、前記再送パラメータを報知情報により通知する、請求項6乃至9何れか一項記載の基地局。
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