JP2015215658A - 認証装置の取り外し検出装置および取り外し検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】入退室認証装置が取り外されようとしていることを短時間のうちに検出し得、当該当該入退室認証装置や壁面が破壊されることを未然に防止できるようにする。【解決手段】利用者を認証する入退室認証装置(110)に設けられ、所定の一方向の加速度成分を検出する一軸加速度センサ(112)と、前記一軸加速度センサ(112)の検出した前記加速度成分に基づいて前記入退室認証装置(110)の前記壁面(1a)に対する傾き角度(θ)を算出する傾き角度算出部(111a)と、前記傾き角度(θ)に基づいて認証装置(110)が取付面(1a)から取り外されようとしていることを判定する取り外し判定部(111b)とを備えるようにする。【選択図】図2

Description

本発明は、認証装置の取り外し検出装置および取り外し検出方法に関し、特に建物や施設の壁面に設置されている入退室認証装置が不法侵入者や悪戯等によって取り外されようとしていることを検出する入退室認証装置の取り外し検出装置に関する。
従来、建物や施設の壁面に設置されている入退室認証装置は、当該建物や施設に対する利用者の入退室を管理するものである。この入退室認証装置は、利用者のICカードなどの記録媒体に記録されている照合用の識別番号と、当該入退室認証装置に予め登録されている登録識別情報とを照合し、当該識別番号と登録識別番号とが一致した場合に、正規の利用者であると認証する。
一方、入退室認証装置に予め登録されている登録識別情報とICカードの識別番号とが不一致の場合には正規の利用者ではないため非認証とする。このように入退室認証装置では、ICカードの識別番号と登録識別番号との照合結果に基づいて利用者の正当性を確認し、入退室可否を判定する。
このような入退室認証装置は、不法侵入や悪戯等により、壁面に設置された状態から取り外されることがある。この入退室認証装置が取り外れた異常状態を検知するために、当該入退室認証装置と壁面との間にタンパスイッチと呼ばれる異常検出センサが装着されたものがある(例えば特許文献1参照)。
図6に示すように、壁1の壁面1aにはICカードリーダや指紋照合機等でなる入退室認証装置2が取り付け固定されており、当該入退室認証装置2にはタンパスイッチ3が設けられている。この入退室認証装置2が壁面1aに取り付け固定された状態では、タンパスイッチ3が当該入退室認証装置2と壁面1aとの間に挟まれるため、当該タンパスイッチ3が入退室認証装置2の内部に押し込まれた閉状態となっている。
入退室認証装置2は、所定の通信線6を介して上位の制御装置4に接続され、当該制御装置4が通信線6を介して監視装置5に接続されている。制御装置4は、入退室認証装置2に対応した扉の施錠を制御するものであり、当該入退室認証装置2のタンパスイッチ3の状態を表す検出信号を受け取ると、これを監視装置5に出力する。監視装置5は、入退室の履歴を蓄積するとともに、制御装置4からの検出信号にしたがって入退室認証装置2が取り外されたことに対する警報を行う。
図7に示すように、この入退室認証装置2が、不法侵入や悪戯等により、壁1の壁面1aから取り外されると、タンパスイッチ3が入退室認証装置2から外方へ向かって飛び出して開状態となり、その開状態となったことを表す検出信号が上位の制御装置4から監視装置5へ送信される。これにより監視装置5は、当該検出信号に基づいて入退室認証装置2が壁1の壁面1aから取り外されたことを認識し、当該入退室認証装置2が取り外されたことを知らせるためブザー等により警報する。
しかしながら、近年、入退室認証装置2の更なる小型化により、タンパスイッチ3を設けることが困難になりつつある。このため、図8に示すように、タンパスイッチ3を設けることのない入退室認証装置2が用いられることがある。
この場合、入退室認証装置2が壁1の壁面1aから取り外されたときには、当該入退室認証装置2や壁面1aが破壊されるだけでなく、当該入退室認証装置2と上位の制御装置4との間の通信線6が切断されて通信状態が途絶えることになる。したがって監視装置5は、入退室認証装置2と制御装置4の通信状態が遮断されたことを認識した場合に、入退室認証装置2が取り外されたことを知らせるためブザー等により警報することができる。
特開2006−106831号公報
ところで、上述したタンパスイッチ3を設けることのない入退室認証装置2が用いられた場合、入退室認証装置2が壁1の壁面1aから取り外されたときには、上位の制御装置4と当該入退室認証装置2との間の通信状態が遮断されたことを検知するまでに時間を要するため、当該入退室認証装置2や壁面1aが破壊されることを防止できないという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためのものであり、入退室認証装置が取り外されようとしていることを短時間のうちに検出し得、当該当該入退室認証装置や壁面が破壊されることを未然に防止し得る入退室認証装置の取り外し検出装置および取り外し検出方法を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明は、利用者を認証する認証装置(110)に設けられ、所定の一方向の加速度成分を検出する加速度検出部(112)と、前記加速度検出部(112)の検出した前記加速度成分に基づいて前記認証装置(110)が設置された取付面(1a)に対する前記認証装置(110)の傾き角度(θ)を算出する傾き角度算出部(111a)と、前記傾き角度(θ)に基づいて前記認証装置(110)が前記取付面(1a)から取り外されようとしていることを判定する判定部(111b)とを備えるようにする。
本発明において、前記傾き角度算出部(111a)は、前記認証装置(110)の前記取付面(1a)に対する初期設置角度(θr)を算出した後に前記傾き角度(θ)を算出し、前記判定部(111b)は、前記傾き角度(θ)と前記初期設置角度(θr)との角度差を閾値角度(θTH)と比較することにより前記認証装置(110)が前記取付面(1a)から取り外されようとしていることを判定するようにする。
本発明において、前記認証装置(110)には、その上端部に被係合部(113)が設けられ、前記取付面(1a)には、前記被係合部(113)と係合される係合部(114)が設けられ、前記傾き角度算出部(111a)は、前記認証装置(110)の前記被係合部(113)と前記取付面(1a)の係合部(114)との係合状態を解除するために前記認証装置(110)が傾けられたときの前記傾き角度(θ)を算出するようにする。
本発明において、利用者を認証する認証装置(110)に対する所定の一方向の加速度成分を検出し、前記加速度成分に基づいて、傾き角度算出部(111a)に基づいて前記認証装置(110)が設置された取付面(1a)に対する前記認証装置(110)の傾き角度(θ)を算出する傾き角度算出ステップと、前記傾き角度算出ステップにおいて算出された前記傾き角度(θ)に基づいて判定部(111b)により前記認証装置(110)が前記取付面(1a)から取り外されようとしているか否かを判定する判定ステップとを有するようにする。
本発明によれば、認証装置(110)に設けられた所定の一方向の加速度成分だけを検出する加速度検出部(112)の検出した加速度成分に基づいて認証装置(110)の取付面(1a)に対する傾き角度(θ)を算出し、その傾き角度(θ)に基づいて認証装置(110)が取付面(1a)から取り外されようとしていることを短時間のうちに判定することができるので、当該当該認証装置(110)や取付面(1a)が破壊されることを未然に防止することができる。
入退室認証システムの構成を示す図である。 入退室認証装置の構成を示す略線的ブロック図である。 入退室認証装置の傾き角度を算出する際の説明に供する図である。 入退室認証装置の取外状態検出処理手順を示すフローチャートである。 壁に対して水平に設置されない入退室認証装置を示す図である。 従来の入退室認証装置の構成を示す図である。 従来のタンパスイッチが設けられた入退室認証装置において壁から取り外されるときの説明に供する図である。 従来のタンパスイッチが設けられていない入退室認証装置第において壁から取り外されるときの説明に供する図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態において、図6乃至図8に示された従来の入退室認証装置2、制御装置4、監視装置5と同一の構成要素には同一の符号を用い、その詳細な説明は省略する。
[入退室認証システムの構成]
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る入退室認証システム100は、壁1の壁面1aにICカードリーダや指紋照合機等でなる入退室認証装置110が固定されている。入退室認証装置110は、所定の通信線6を介して上位の制御装置4に接続され、当該制御装置4が通信線6を介して監視装置5に接続されている。
壁1の壁面1aには、側面視略逆L字状の係合部114が固定されている。この係合部114は、壁面1aとは直交する水平方向(図中B方向)へ突出した底部114aと、当該底部114aの先端から上方へ折り曲げられた側部114bとによって構成され、当該側部114bが僅かに(所定の角度だけ)壁面1aに近づく方向へ傾斜されている。
一方、入退室認証装置110の上端部には当該係合部114と係合されるために設けられた側面視略L字状の被係合部113が固定されている。この入退室認証装置110の被係合部113が壁面1aの係合部114に係合した状態で、当該入退室認証装置110が壁面1aに沿って取り付け固定されている。
したがって、入退室認証装置110が係合部114の側部114bに合わせて矢印A方向へ僅かに(所定の角度だけ)傾けられながら上方へ持ち上げられると、壁面1aの係合部114と当該入退室認証装置110の被係合部113との係合状態が解除されることになり、当該入退室認証装置110が壁面1aから取り外し可能となる。
すなわち入退室認証装置110は、壁1の壁面1aに対して係合部114の側部114bに合わせた所定の角度だけ矢印A方向へ傾斜されたとき、当該入退室認証装置110の被係合部113と壁面1aの係合部114との係合状態が解除されて壁面1aから取り外すことが可能な構成となっている。
入退室認証装置110には、マイクロコンピュータでなる制御部111が内蔵されるとともに、当該入退室認証装置110の下方端部には、壁面1aに対して垂直な鉛直平面にのみ入退室認証装置110の動き(傾き)が規制された一方向の加速度成分だけを検知する一軸加速度センサ112が内蔵されている。このような一軸加速度センサ112は、例えばMEMS(Micro electro mechanical Systems)加速度センサによって実現される
この加速度検出部としての一軸加速度センサ112は、通常、壁1の壁面1aに沿って入退室認証装置110が設置されている状態(すなわち、壁1の壁面1aと入退室認証装置110の背面110aとが接触している状態であり、入退室認証装置110が矢印A方向へ何ら傾けられていない状態)では、重力加速度G(G=9.8m/s2)を検知していることになる。
ここで、入退室認証装置110は壁1の壁面1aに固定された係合部114に対して当該入退室認証装置110の被係合部113が係合されているため、壁1の壁面1aに対して図1中の奥行き方向に平行でかつ水平な仮想軸を回転中心(支点)とした場合、壁1の壁面1aに対して垂直な鉛直平面にのみ入退室認証装置110の動き(傾き)が規制されている。
したがって、入退室認証装置110が傾き角度θ(図3)だけ矢印A方向へ傾けられたときには、一軸加速度センサ112によりそのときの加速度成分gを検出すればよい。つまり、一軸加速度センサ112が加速度成分gを検出する唯一の方向としては、入退室認証装置110が回転中心(支点)に対し矢印A方向へ回転するときの半径方向だけである。
ここで、重力加速度Gは、入退室認証装置110が壁面1aから傾き角度θだけ傾斜したときの一軸加速度センサ112の加速度成分gとは直交する成分との合成ベクトルであり、加速度成分gは、次の(式1)により表される。この(式1)に基づいて、入退室認証装置110の壁面2aに垂直な鉛直平面に対する矢印A方向の傾き角度θは、次の(式2)により表される。
Figure 2015215658
………………………………………………(式1)
Figure 2015215658
………………………………………………(式2)
制御部111は、CPU(Central Processing Unit)およびRAM(Random Access Memory)等からなり、ハードディスク等の記憶装置115及びインタフェース117を備えたコンピュータであり、インタフェース117を介してプログラム(ソフトウェア)をインストールすることによって実現される。
この制御部111は、記憶装置115に格納されているプログラムと各種ハードウェア資源とが協働することによって後述する入退室認証装置110の取り外し判定処理手順等の各種処理を実行する。なお、記憶装置115には、上述した入退室認証装置110の傾き角度θを(式2)にしたがって算出するためのプログラムや、入退室認証装置110の初期状態の初期設置角度θr(後述する)、さらに当該プログラムにしたがってその傾き角度θの大きさに基づき当該入退室認証装置110が壁1の壁面1aから取り外されようとしているか否かを判定するための閾値角度θTH等が記憶されている。
また制御部111は、一軸加速度センサ112と接続されるとともに、ブザー116と接続されている。なお制御部111は、ハードウェア資源がソフトウェアと協働することによって、傾き角度算出部111aおよび取り外し判定部111bを構成する。
傾き角度算出部111aは、入退室認証装置110が壁1の壁面1aから矢印A方向へ向かって傾けられたときの傾き角度θを(式2)にしたがって算出するものである。取り外し判定部111bは、入退室認証装置110の傾き角度θを閾値角度θTHと比較することにより、当該入退室認証装置110が壁1の壁面1aから取り外されようとしているか否かを判定するものである。
ところで制御装置4は、扉の施錠を制御するものであり、入退室認証装置110が壁1の壁面1aから取り外されようとしているとの判定結果を当該入退室認証装置110の制御部111から受け取ると、これを監視装置5に出力する。
監視装置5は、入退室の履歴を蓄積するとともに、制御装置4からの判定結果にしたがって入退室認証装置110が壁1の壁面1aから取り外されようとしていることを検出した場合に、当該入退室認証装置110が取り外されることを未然に防止するための各種警報を行う。
<入退室認証装置の取り外し判定処理動作>
次に、図4のフローチャートを参照しながら、取り外し判定処理プログラムにしたがった入退室認証装置110の取り外し判定処理手順について説明する。
ステップSP1において入退室認証装置110の制御部111は、当該入退室認証装置110の電源がONされたことを認識すると、次のステップSP2へ移る。ステップSP2において制御部111は、電源がONされた直後における一軸加速度センサ112による加速度成分gを検出し、次のステップSP3へ移る。
ここで、一軸加速度センサ112は、壁1の壁面1aに沿って入退室認証装置110に設置されている状態では重力加速度G(G=9.8m/s2)を検知し、壁1の壁面1aから入退室認証装置110が取り外されようとして傾き角度θだけ傾斜された状態では当該傾き角度θだけ傾いたときの加速度成分gを検出し、これらの検出結果を制御部111の傾き角度算出部111aへ出力している。
ステップSP3において制御部111の傾き角度算出部111aは、一軸加速度センサ112の検出結果(加速度成分g)を用い、上述した(式2)にしたがって入退室認証装置110の初期状態の設置角度(以下、これを「初期設置角度θr」と呼ぶ。)を算出し、この初期設置角度θrを記憶装置115に記憶し、次のステップSP4へ移る。
これにより制御部111の傾き角度算出部111aは、図5に示すように、壁1の壁面1aに取り付けられた側面視三角形状の三角柱でなるプレート113の上に入退室認証装置110が固定されているような場合、当該入退室認証装置110の電源がONされたときに一軸加速度センサ112の検出結果(加速度成分g)に基づいて測定した設置角度を初期設置角度θrとして記憶装置115に記憶することができる。
なお、制御部111の傾き角度算出部111aは、壁1の壁面1aに入退室認証装置110が固定されているような場合であっても、壁面1aが僅かに傾斜している場合があるので、そのようなときでも、当該入退室認証装置110の電源がONされたときに測定した初期設置角度θrを記憶装置115に記憶することができる。
ステップSP4において制御部111の傾き角度算出部111aは、ステップSP3により初期設置角度θrを記憶装置115に記憶したので、それ以降の一軸加速度センサ112により検出する加速度成分gを所定時間間隔で継続して収集し、次のステップSP5へ移る。
ステップSP5において制御部111の傾き角度算出部111aは、一軸加速度センサ112の検出結果(加速度成分g)を用い、上述した(式2)にしたがって入退室認証装置110の現在の傾き角度θを算出し、次のステップSP6へ移る。
ステップSP6において制御部111の取り外し判定部111bは、ステップSP3において予め記憶装置115に記憶しておいた初期設置角度θrと、ステップSP5において算出した入退室認証装置110の現在の傾き角度θとを比較し、両者の間に一定以上の角度差Δθが存在するか否かを判定する。
ここで、取り外し判定部111bは、現在の傾き角度θと初期設置角度θrとの差分である角度差Δθが所定の閾値角度θTHよりも大きい場合には(ステップSP6:YES)次のステップSP7へ移るが、当該角度差Δθが閾値角度θTH以下である場合には(ステップSP6:NO)ステップSP4へ戻る。
ステップSP7において取り外し判定部111bは、角度差Δθが所定の閾値角度θTHよりも大きいので、入退室認証装置110が矢印A方向へ向かって回転されながら取り外されようとしていると判定し、その判定結果を上位の制御装置4へ通知するとともに、ブザー116を介してブザー出力した後、処理を終了する。
これにより入退室認証装置110の制御部111は、当該入退室認証装置110が壁1の壁面1aから取り外されようとしているときにブザー出力により不審者を威嚇し、当該入退室認証装置110が取り外されて破壊されてしまうこと、および壁1の壁面1aが破損してしまうことを未然に防止することができる。なお、制御装置4は監視装置5に入退室認証装置110が取り外されようとしていることの判定結果を通知しているので、入退室認証装置110によるブザー出力と同時に当該監視装置5により建物内において警報を行うことができる。
<効果>
このように入退室認証装置110は、不審者が壁1の壁面1aから当該入退室認証装置110を取り外そうとした場合、壁1の壁面1aに固定された係合部114と当該入退室認証装置110の被係合部113との係合状態を解除する必要があるため、必ず入退室認証装置110を矢印A方向に傾けることになる。
このとき入退室認証装置110の制御部111は、そのときの一軸加速度センサ112の検出結果(加速度成分g)に基づいて入退室認証装置110の壁面1aに対する傾き角度θを検出することができる。
したがって制御部111は、その傾き角度θが閾値角度θTHよりも大きい場合には不審者等により入退室認証装置110が不当に取り外されようとしていると判定し、その判定結果を制御装置4経由で監視装置5へ通知するとともに、ブザー116を介してブザー音を出力することができる。これにより、ブザーに驚いた不審者等による入退室認証装置110および壁1の壁面1aに対する破壊や、不審者による不法侵入を未然に防止することができる。
また入退室認証装置110では、壁1の壁面1aに対して図1中の奥行き方向に平行な仮想軸を回転中心(支点)として矢印A方向へ傾けられたときの当該入退室認証装置110の加速度成分gを検出可能な一軸加速度112を用いたことにより、地震等により横方向の揺れに対して入退室認証装置110が取り外されようとしていると誤判定することを未然に防止することができる。
<他の実施の形態>
なお、上述した実施の形態においては、入退室認証装置110の傾き角度θと初期設置角度との角度差Δθが閾値角度θTHよりも大きい場合に、当該入退室認証装置110が矢印A方向へ向かって回転されながら取り外されようとしていると判定するようにした場合について述べた。しかしながら、本発明はこれに限らず、角度差Δθが閾値角度θTHよりも大きい場合でかつ、上位の制御装置4との通信線6を介した通信状態が遮断されたときに初めて入退室認証装置110が矢印A方向へ向かって回転されながら取り外されようとしていると判定し、ブザー出力するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態においては、ブザー出力するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ブザー出力に加えて入退室認証装置110の全面に設けた警告灯を点灯表示する等の視覚的な警報を行うようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態においては、一軸加速度センサ112を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、入退室認証装置110が壁面2aから矢印A方向に傾けられたときの加速度成分gを検出できさえすれば、二軸加速度センサや三軸加速度センサを用いるようにしてもよい。
1…壁、2、110…入退室認証装置、4…制御装置、5…監視装置、6…通信線、100…入退室認証システム、111…制御部、111a…傾斜角度算出部、111b…取り外し判定部、112…一軸加速度センサ(加速度検出部)、113…被係合部、114…係合部、115…記憶装置、116…ブザー、117…インタフェース。

Claims (4)

  1. 利用者を認証する認証装置に設けられ、所定の一方向の加速度成分を検出する加速度検出部と、
    前記加速度検出部により検出された前記加速度成分に基づいて前記認証装置が設置された取付面に対する前記認証装置の傾き角度を算出する傾き角度算出部と、
    前記傾き角度に基づいて前記認証装置が前記取付面から取り外されようとしていることを判定する取り外し判定部と
    を備えることを特徴とする認証装置の取り外し検出装置。
  2. 前記傾き角度算出部は、前記認証装置の前記取付面に対する初期設置角度を算出した後に前記傾き角度を算出し、
    前記取り外し判定部は、前記傾き角度と前記初期設置角度との角度差を閾値角度と比較することにより前記認証装置が前記取付面から取り外されようとしていることを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の認証装置の取り外し検出装置。
  3. 前記認証装置には、その上端部に被係合部が設けられ、
    前記取付面には、前記被係合部と係合される係合部が設けられ、
    前記傾き角度算出部は、前記認証装置の前記被係合部と前記取付面の係合部との係合状態を解除するために前記認証装置が傾けられたときの前記傾き角度を算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の認証装置の取り外し検出装置。
  4. 利用者を認証する認証装置に対する所定の一方向の加速度成分を検出し、前記加速度成分に基づいて前記認証装置が設置された取付面に対する前記認証装置の傾き角度を算出する傾き角度算出ステップと、
    前記傾き角度算出ステップにおいて算出された前記傾き角度に基づいて前記認証装置が前記取付面から取り外されようとしているか否かを判定する取り外し判定ステップと
    を有することを特徴とする認証装置の取り外し検出方法。
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