JP2015212943A - 画像におけるカラーチャートの検出装置及び検出方法 - Google Patents

画像におけるカラーチャートの検出装置及び検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像におけるカラーチャートを検出する装置及び方法を提供する。【解決手段】該装置は、所定のスライディングウインドウを用いて、入力画像から複数の位置のスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴を抽出する抽出部と、所定の複数のスライディングウインドウテンプレートを用いて、複数の位置のスライディングウインドウから各スライディングウインドウテンプレートとの距離が最も小さいスライディングウインドウを、スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウとして検索する選択部と、マッチング結果に基づいて、カラーチャートの色ブロックの分割線を決定する決定部とを含む。該装置によれば、個別のRGBチャンネル特徴及びカラーチャートの幾何学的形状に基づいてカラーチャートを自動的に検出でき、より速く、より良いロバスト性を有する。【選択図】図11

Description

本発明は、画像処理に関し、特に画像におけるカラーチャートの検出装置及び検出方法に関する。
最近、X−rite社により提供された、カメラで撮影された写真の色を補正できるカラーチャート(color chart)ははやっている。図1に示すように、カラーチャートは24個の標準色の色ブロックを含む。撮影する時に、カラーチャートと撮影されるシーン又は物体とを同じ所に置いてもよい。撮影した後で、カラーチャートの写真における色に基づいて写真に対して色補正を行ってもよい。しかし、カラーチャートの写真における位置、サイズ及び回転はランダムであるため、カラーチャートの位置及び領域を人工的に特定してから色補正を行う必要がある。
自動的な色補正機能を実現するため、写真においてカラーチャートを自動的に検出する方法が提出されている。
非特許文献1の方法では、改良版のSIFT(Scale Invariant Feature Transform:スケール不変特徴変換)特徴はカラーチャートの検出に用いられるが、その特徴ベクトルは384次元となるため、非常に時間がかかる。また、この方法は、カラーチャートの概略位置を取得できるが、各色ブロックの位置を取得できない。
非特許文献2では、色相H(HSV(Hue Saturation Value:色相、彩度及び明度)色空間)に基づく検出方法が提出されており、この方法はピラミッド形の階層画像構造を用いて計算速度を加速する。しかし、画像の色に色ずれが生じた場合、例えば撮影する時にホワイトバランスを誤って設定した場合は、この方法が失敗してしまう。
S. Bianco, C. Cusano. Color Target Localization under VaryingIllumination Conditions. Proc. Computational Color Imaging Workshop (CCIW'11),2011. Minagawa, Y. Katsuyama, H. Takebe, Y. Hotta, A color chart detectionmethod for automatic color correction. Proc. International Conference onPattern Recognition (ICPR), 2012.
なお、上述した技術背景の説明は、本発明の技術案を明確、完全に理解させるための説明であり、当業者を理解させるために記述されているものである。これらの技術案は、単なる本発明の背景技術部分として説明されたものであり、当業者により公知されたものではない。
本発明の実施例は、上記従来技術の問題点を鑑み、検出速度及びロバスト性を向上できる画像におけるカラーチャートの検出装置及び検出方法を提供することを目的とする。
本発明の実施例の第1の態様では、画像におけるカラーチャートを検出する装置であって、所定のスライディングウインドウを用いて、入力画像から複数の位置のスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴を抽出する抽出手段と、所定の複数のスライディングウインドウテンプレートを用いて、前記複数の位置のスライディングウインドウから各スライディングウインドウテンプレートとの距離が最も小さいスライディングウインドウを、前記スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウとして検索する選択手段と、各スライディングウインドウテンプレートのマッチング結果に基づいて、前記入力画像におけるカラーチャートの色ブロックの分割線を決定する決定手段と、を含む、カラーチャートの検出装置を提供する。
本発明の実施例の第2の態様では、画像におけるカラーチャートを検出する方法であって、所定のスライディングウインドウを用いて、入力画像から複数の位置のスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴を抽出するステップと、所定の複数のスライディングウインドウテンプレートを用いて、前記複数の位置のスライディングウインドウから各スライディングウインドウテンプレートとの距離が最も小さいスライディングウインドウを、前記スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウとして検索するステップと、各スライディングウインドウテンプレートのマッチング結果に基づいて、前記入力画像におけるカラーチャートの色ブロックの分割線を決定するステップと、を含む、カラーチャートの検出方法を提供する。
本発明の実施例の第3の態様では、上記の第1の態様に記載の画像におけるカラーチャートの検出装置を含む電子機器を提供する。
本発明の実施例の他の態様では、画像におけるカラーチャートの検出装置又は電子機器においてプログラムを実行する際に、コンピュータに、前記画像におけるカラーチャートの検出装置又は電子機器において上記の第2の態様に記載の画像におけるカラーチャートの検出方法を実行させる、コンピュータ読み取り可能なプログラムをさらに提供する。
本発明の実施例の他の態様は、コンピュータに、画像におけるカラーチャートの検出装置又は電子機器において上記の第2の態様に記載の画像におけるカラーチャートの検出方法を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムを記録する、記録媒体をさらに提供する。
本発明の効果としては、本発明の実施例に係る装置及び方法によれば、個別のRGBチャンネル特徴及びカラーチャートの幾何学的形状に基づいてカラーチャートを自動的に検出でき、検出速度及びロバスト性を向上できる。
本発明の特定の実施形態は、後述の説明及び図面に示すように、詳細に開示され、本発明の原理を採用されることが可能な方式を示している。なお、本発明の実施形態は、範囲上には限定されるものではない。本発明の実施形態は、添付されている特許請求の範囲の主旨及び内容の範囲内、各種の改変、修正、及び同等的なものが含まれる。
ある一つの実施形態に説明及び又は示されている特徴は、同一又は類似の方式で一つ又は多くの他の実施形態に使用されてもよく、他の実施形態における特徴と組み合わせてもよく、他の実施形態における特徴を代替してもよい。
なお、用語「包括/含む」は、本文に使用される際に、特徴、要素、ステップ又は構成要件の存在を意味し、一つ又は複数の他の特徴、要素、ステップ又は構成要件の存在又は追加を排除するものではない。
ここで含まれる図面は、本発明の実施例を理解させるためのものであり、本明細書の一部を構成し、本発明の実施例を例示するためのものであり、文言の記載と合わせて本発明の原理を説明する。なお、ここに説明される図面は、単なる本発明の実施例を説明するためのものであり、当業者にとって、これらの図面に基づいて他の図面を容易に得ることができる。
カラーチャートを示す図である。 本発明の実施例に係る画像におけるカラーチャートの検出装置の構成を示すブロック図である。 矩形のスライディングウインドウを用いて特徴を抽出することの例を示す図である。 異なる位置のスライディングウインドウテンプレートを示す図である。 1つの位置のスライディングウインドウテンプレートの回転を示す図である。 隣接する2つの色ブロックの中間点の位置を示す図である。 位置に応じて図6における点の色が変化することを示す曲線図である。 図7における位置と色距離との関係を示す図である。 検出結果を示す図である。 所定のスライディングウインドウの4つの実施例を示す図である。 本発明の実施例に係る画像におけるカラーチャートの検出方法のフローチャートである。 本発明の実施例に係る画像におけるカラーチャートの検出方法の処理フローを示す図である。 本発明の実施例に係る電子機器の構成を示す図である。
本発明の上記及びその他の特徴は、図面及び下記の説明により理解できるものである。明細書及び図面では、本発明の特定の実施形態、即ち本発明の原則に従う一部の実施形態を表すものを公開している。なお、本発明は説明される実施形態に限定されず、本発明は、特許請求の範囲内の全ての修正、変更されたもの、及び均等なものを含む。
<実施例1>
本発明の実施例は画像におけるカラーチャートの検出装置を提供する。図2は、該検出装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、該装置は、抽出部201、選択部202、及び決定部203を含む。
抽出部201は、所定のスライディングウインドウを用いて、入力画像から複数の位置のスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴を抽出する。
選択部202は、所定の複数のスライディングウインドウテンプレートを用いて、該複数の位置のスライディングウインドウから各スライディングウインドウテンプレートとの距離が最も小さいスライディングウインドウを、該スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウとして検索する。
決定部203は、各スライディングウインドウテンプレートのマッチング結果に基づいて、該入力画像におけるカラーチャートの色ブロックの分割線を決定する。
本実施例では、抽出部201は、所定のスライディングウインドウを用いて入力画像から特徴を抽出する。例えば、抽出部201は、該所定のスライディングウインドウを用いて入力画像全体を画素ごとに走査し、該所定のスライディングウインドウが通過する各位置から特徴を該所定のスライディングウインドウの該位置におけるスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴として抽出してもよい。
本実施例では、該抽出部201により抽出された特徴は、該入力画像における該所定のスライディングウインドウの所定位置に対応する特徴である。ここで、該所定のスライディングウインドウは、矩形のスライディングウインドウであってもよいし、他の幾何学的形状、例えば多角形、円形のスライディングウインドウであってもよい。該所定のスライディングウインドウの幾何学的形状に応じて、該所定のスライディングウインドウの所定位置は、該所定のスライディングウインドウの頂点(矩形又は多角形などのスライディングウインドウに対応する)であってもよいし、該所定のスライディングウインドウの等分点(円形などのスライディングウインドウに対応する)であってもよいし、他の所定位置、例えばスライディングウインドウの中心点などであってもよい。なお、ここでの所定位置は、単なる一例であり、具体的な実施状況に応じて、異なる所定位置に対応する特徴を上記のスライディングウインドウ特徴として同時に抽出してもよい。例えば、第1の所定位置(例えば頂点)に対応する特徴、及び第2の所定位置(例えば中心点)に対応する特徴両方を抽出してもよい。これによって、所定位置が複数存在する場合がある、例えば多角形が複数の頂点を有するため、所定のスライディングウインドウが通過する各位置において、抽出部201は複数の値を抽出できる。
本実施例では、該所定のスライディングウインドウの各位置におけるスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴は、R(Red:赤)チャンネルに対応する特徴ベクトル、G(Green:緑)チャンネルに対応する特徴ベクトル、及びB(Blue:青)チャンネルに対応する特徴ベクトルを含む。即ち、抽出部201は、入力画像からスライディングウインドウを抽出する際に、異なる色のチャンネルごとに抽出し、3つのチャンネルの特徴ベクトルを取得し、各チャンネルの特徴ベクトルは複数の値を含み、各値は1つの所定位置に対応する。また、本実施例では、各チャンネルに対応する特徴ベクトルにおける値の、該スライディングウインドウの所定位置に対する選択順序は固定であってもよい。例えば、Rチャンネルに対応する特徴ベクトルを抽出する際に、所定位置の時計方向の順に赤の特徴を抽出する場合は、Gチャンネルの特徴ベクトル及びBチャンネルの特徴ベクトルを抽出する際に、所定位置の時計方向の順に緑の特徴及び青の特徴をそれぞれ抽出してもよい。なお、本実施例はここに例示されるものに限定されない。
図3は、矩形のスライディングウインドウを用いて特徴を抽出することの例を示す図である。図3に示すように、所定の矩形のスライディングウインドウを用いて入力画像300全体を画素ごとに走査し、該矩形のスライディングウインドウが通過する各位置において、該入力画像300から特徴を抽出する。この例では、矩形のスライディングウインドウの頂点に対応する特徴を抽出することを例として、該矩形のスライディングウインドウの4つの頂点に対応する特徴は、抽出部201により抽出され、3つの4次元の特徴ベクトル、即ち
Figure 2015212943

Figure 2015212943
及び
Figure 2015212943
を形成し、各特徴ベクトルは1つの色チャンネルに対応し、即ちRチャンネル
Figure 2015212943
、Gチャンネル
Figure 2015212943
、Bチャンネル
Figure 2015212943
にそれぞれ対応する。この例では、該矩形スライディングウインドウの頂点の時計方向の順に各色チャンネルに対応する特徴ベクトルの値を抽出するが、上述したように、反時計方向の順、又は他の順に各色チャンネルに対応する特徴ベクトルの値を抽出してもよく、選択の順(抽出の順)が同じであればよい。
本実施例では、Rチャンネル、Gチャンネル及びBチャンネルのそれぞれから特徴を抽出するため、検出結果はR、G及びBという3つの値の間の相互関係の変化(例えば誤ったホワイトバランス設定によるもの)の影響を受けない。
本実施例では、選択部202は、上記の複数の位置のスライディングウインドウからマッチングスライディングウインドウを検索するものである。マッチングスライディングウインドウは、略4つの色ブロックの中心に位置し、且つその各所定位置(上述した頂点又は等分点)が異なる色ブロックに属する場合、該所定位置に対応する画素が該色ブロックの色ブロック画素である、ことを特徴とする。
上記のマッチングスライディングウインドウを探すため、本実施例では、スライディングウインドウテンプレート(sliding window template)を定義している。スライディングウインドウテンプレートは、標準のカラーチャート画像の色ブロックのスライディングウインドウを表し、その幾何学的形状が抽出部201により用いられる所定のスライディングウインドウの幾何学的形状と同じであるため、各スライディングウインドウテンプレートは互いに隣接する4つのブロックのみを表すことができる。よって、本実施例では、必要に応じて複数の位置に対応するスライディングウインドウテンプレートを定義してもよく、各スライディングウインドウテンプレートは4つの色ブロックの中心に位置し、その特徴ベクトルは全て標準のRGB色の値により構成されている。
図4は、スライディングウインドウテンプレートの一例を示す図である。図4に示すように、図3に示す矩形のスライディングウインドウを用いる場合は、6つの位置のスライディングウインドウテンプレートを定義してもよく、該スライディングウインドウテンプレートは色ブロック1、2、7、8の中心、色ブロック3、4、9、10の中心、色ブロック5、6、11、12の中心、色ブロック7、8、13、14の中心、色ブロック9、10、15、16の中心、色ブロック11、12、17、18の中心にそれぞれ位置する。なお、図4のスライディングウインドウテンプレートは単なる一例であり、必要に応じて、より多くの位置におけるスライディングウインドウテンプレートを定義してもよく、スライディングウインドウテンプレートが多いほど、検出の精度が高くなる。
また、該標準のカラーチャートが画像において回転する場合があるため、各位置について回転角度が異なる4つのテンプレートを抽出してもよい。例えば、各位置について時計方向に0°、90°、180°及び270°回転して4つのスライディングウインドウテンプレートを取得し、図5に示すように、この4つのスライディングウインドウテンプレートは、色ブロック5、6、11、12の中心位置に対応するスライディングウインドウテンプレートを上記4つの角度回転して得られた4つのスライディングウインドウテンプレートである。よって、上記の6つの位置のスライディングウインドウテンプレートについて、合計24個のスライディングウインドウテンプレートが得られた。
本実施例では、上記の各位置のスライディングウインドウとこれらのスライディングウインドウテンプレートとを比較して、各スライディングウインドウテンプレートに対応するマッチングスライディングウインドウを検索し、該マッチングスライディングウインドウの所定位置に対応する画素から、該所定位置が属する色ブロックの画素を取得する。
1つの態様では、選択部202は、算出モジュール2021、及び第1の決定モジュール2022を含む。算出モジュール2021は、各スライディングウインドウテンプレートについて、各位置のスライディングウインドウと該スライディングウインドウテンプレートとの距離を算出する。第1の決定モジュール2022は、距離が最も小さいスライディングウインドウを該スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウとして決定する。
この態様では、マッチングスライディングウインドウを探すため、スライディングウインドウとスライディングウインドウテンプレートとの間の特徴距離Dを定義している。各スライディングウインドウ又はスライディングウインドウテンプレートは共に3つの特徴ベクトル(3つの色のチャンネルにそれぞれに対応する)を有するため、
Figure 2015212943
となる。
ここで、d、d及びdは各チャンネルに対応する特徴距離である。各チャンネル間の特徴距離が完全に同一であるため、チャンネルの特徴距離をdで表す。
Figure 2015212943
がスライディングウインドウの特徴ベクトルであり、
Figure 2015212943
がスライディングウインドウテンプレートにおける対応する特徴ベクトルであると仮定すると、関数fを用いて
Figure 2015212943
から
Figure 2015212943
の特徴距離dを計算する。しかし、異なる光照射により、特徴空間において、
Figure 2015212943
は、実際の色の値に対して変位を有する場合がある。このため、
Figure 2015212943
の変位を考慮すると、fを以下のように定義している。
Figure 2015212943
ここで、任意に設定されたΔsについて、
Figure 2015212943
は同一のdを返す。式(1)及び式(2)から、
Figure 2015212943
が得られた。
ここで、
Figure 2015212943

Figure 2015212943
及び
Figure 2015212943
はスライディングウインドウの特徴ベクトルであり、
Figure 2015212943

Figure 2015212943
及び
Figure 2015212943
はスライディングウインドウテンプレートにおける対応する特徴ベクトルである。式(3)に従って、任意のスライディングウインドウとスライディングウインドウテンプレートとの間の距離Dを算出できる。スライディングウインドウテンプレートについて、該スライディングウインドウテンプレートまでの距離が最も近いスライディングウインドウは最適なマッチングスライディングウインドウである。
本実施例では、fにおいて、ユークリッド距離を用いてもよいし、他の距離を用いてもよく、本実施例はここに例示されるものに限定されない。
本実施例では、画像にはカラーチャート以外にも多くの領域が存在し、所定のスライディングウインドウがこれらの領域において通過してスライディングウインドウの特徴を抽出する意味がないため、計算速度を向上するため、スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウを検索する前に、フィルタにより一部の位置のスライディングウインドウをフィルタリングしてもよい。
本実施例の他の態様では、選択部202は、上記の算出モジュール2021及び第1の決定モジュール2022を含み、フィルタリングモジュール2023をさらに含む。フィルタリングモジュール2023は、複数の位置のスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴に基づいて、フィルタを用いて該複数の位置のスライディングウインドウをフィルタリングする。この態様では、算出モジュール2021は、残った位置のスライディングウインドウと上記スライディングウインドウテンプレートとの距離のみを算出するため、計算速度を向上できる。
この態様では、黒中心フィルタを用いて該複数の位置のスライディングウインドウをフィルタリングしてもよい。ここで、標準のカラーチャートを見て分かるように、カラーチャートには各色ブロックに区分するための黒い区分線が有する。よって、望ましい目標スライディングウインドウが4つの色ブロックの中心に位置するため、スライディングウインドウの中心の色が黒色である。従って、該黒中心フィルタにより、中心の色が頂点の色よりも暗いスライディングウインドウのみを保留してもよい。
この態様では、色多様性フィルタを用いて該複数の位置のスライディングウインドウをフィルタリングしてもよい。ここで、標準のカラーチャートを見て分かるように、目標スライディングウインドウの所定位置(例えば4の頂点)が異なる色ブロックに属するため、その色は互いに異なる。従って、該色多様性フィルタにより、頂点の色が異なるスライディングウインドウのみを保留してもよい。
この2つのフィルタは単なる例であり、具体的に実施する際に、この2つのフィルタを組み合わせて用いてもよいし、他の要素に基づいて他のフィルタの用いてもよく、本実施例はここに例示されるものに限定されない。
この実施例では、各スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウを決定した、即ち色ブロック画素を含むスライディングウインドウを見つけたため、該マッチングスライディングウインドウの上記所定位置に対応する画素を取得でき、後続の検出に用いるように該画素を抽出する。
本実施例では、決定部203は、上記のマッチングスライディングウインドウの位置、即ち各マッチングスライディングウインドウの所定位置に対応する画素に基づいて、各色ブロックの正確な位置及び形状を決定する。
1つの態様では、決定部203は、第2の決定モジュール2031及び第3の決定モジュール2032を含む。第2の決定モジュール2031は、入力画像における各マッチングスライディングウインドウの所定位置に対応する画素の位置を用いて、各隣接する2つの色ブロックの中間点を決定する。第3の決定モジュール2032は、各色ブロックの中間点を用いて、各色ブロックの分割線を決定する。よって、画像におけるカラーチャートの各色ブロックの正確な位置及び形状を決定できる。
この態様では、色ブロック14と色ブロック15の中間点を決定する例を説明する。
図6に示すように、l及びrは左右の2つの色ブロックに属する点であり、この2つの点を結ぶ線と実際の分割線との交点mは色ブロック14と色ブロック15の中間点である。図6から分かるように、この2つの点を結ぶ線に沿って、lからrまで、左の色の境界において、画素点の色は左の色ブロック14の色(緑)から分割線の色(黒)に次第に変化し、右の色の境界において、画素点の色は分割線の色(黒)から右の色ブロック15の色(赤)に次第に変化する。2つの点を結ぶ線における他の点の色は色ブロック又は分割線の色と一致する。これに基づいて、数学的モデルを構築できる。
1つの色チャンネルの色のみを考慮すると、色の値はスカラ量である。L、M及びRは、点l、m及びrの色をそれぞれ表す。X、X及びXは点l、m及びrの結ぶ線における位置を表す。色の値の色境界において直線的に変化すると仮定すると、図7の曲線を取得でき、この曲線は、画素点の色の値が位置に応じてどのように変化するかを示している。pは結ぶ線上の任意点を表し、その位置はx∈(X,X)で表される。Pはpの色を表す。関数gに従って、pからl又はrの色距離dを計算できる。
Figure 2015212943
式(4)を用いて色距離を計算して、図8に示す曲線を取得できる。この新しい曲線において、斜線領域1と斜線領域2とは面積が略等しいため、前半曲線の積分は後半曲線の積分と略等しい。よって、
Figure 2015212943
このため、各隣接する2つの色ブロックの中間点の位置Xは下記の式に従って計算されてもよい。
Figure 2015212943
により、上記中間点の位置を取得できる。色の値はRGB3つの色チャンネルにより構成されているため、式(4)は以下の通りである。
Figure 2015212943
ここで、
Figure 2015212943

Figure 2015212943
及び
Figure 2015212943
はRGBの色ベクトルをそれぞれ表す。
本実施例では、中間点の位置を取得した後で、従来の直線フィッティング方法、例えば最小二乗直線フィッティング方法により、全ての色ブロックの分割線を取得できる。図9は、最後に取得された色ブロックの分割線の一例を示している。
本実施例では、マッチングスライディングウインドウから抽出された色ブロックの画素を用いて、色ブロックの中間点を取得して、色ブロックの分割点を取得し、該色ブロックの分割線により全ての色ブロックの正確な位置及び形状を取得できる。
本実施例では、不正確な検出結果を回避するため、検出結果を検証してもよい。本実施例の1つの態様では、該装置は検証部204をさらに含み、検証部204は、分割線により分割された色ブロックを検証し、各色ブロックの領域の色値の分散が第1の閾値よりも小さく、且つ異なる色ブロックの間の色値の差が第2の閾値よりも小さい場合、分割線により分割された色ブロックがカラーチャートの色ブロックであると決定し、そうでなければ所定のスライディングウインドウを変更し、検証処理を繰り返すように変更された所定のスライディングウインドウを抽出部201に提供する。
この態様では、各色ブロックの領域の色値の分散及び異なる色ブロック間の色値の差が所定の条件を満たすか否かを判断して検出結果を検証し、条件が満たされた場合、全て検出プロセスを終了し、そうでなければ、異なるサイズの所定のスライディングウインドウに変更し、或いは所定のスライディングウインドウを回転させて、全ての検出プロセスを繰り返す。
図10は、サイズが異なる、又は回転した所定のスライディングウインドウの例を示している。この例では、合計4つの矩形のスライディングウインドウを予め設定し、1番目のスライディングウインドウ(a)と2番目のスライディングウインドウ(b)とはサイズが同じであるが、2番目のスライディングウインドウ(b)は1番目のスライディングウインドウ(a)に対して45°回転した。3番目のスライディングウインドウ(c)と4番目のスライディングウインドウ(d)とはサイズが同じであり、且つ1番目のスライディングウインドウ(a)及び2番目のスライディングウインドウ(b)のサイズよりも小さいが、4番目のスライディングウインドウ(d)は3番目のスライディングウインドウ(c)に対して45°回転した。
本実施例では、結果の検証により、抽出された色ブロックの信頼性を検証し、検証に合格した場合は全ての検出を終了し、そうでなければ、他のサイズの矩形スライディングウインドウに交換し、或いは矩形スライディングウインドウを回転して、全てのプロセスを繰り返す。
本実施例の装置によれば、個別のRGBチャンネル特徴及びカラーチャートの幾何学的形状に基づいてカラーチャートを自動的に検出できる。他の方法に比べて、本発明の実施例の方法は、より速く、より良いロバスト性を有する。色ずれが生じた画像においてもカラーチャートを検出できる。また、本発明の実施例の方法は、カラーチャートにおける各ブロックの位置及びその形状を正確に取得できる。
<実施例2>
本発明の実施例は、画像におけるカラーチャートの検出方法をさらに提供する。後述するように、該検出方法は、その課題解決の原理が実施例1の検出装置の各構成部の機能と類似するため、その具体的な実施は実施例1に係る検出装置の実施を参照してもよく、同じの部分について説明が省略される。
図11は、本発明の実施例に係る画像におけるカラーチャートの検出方法のフローチャートである。図11に示すように、該方法はステップ1101〜1103を含む。
ステップ1101:所定のスライディングウインドウを用いて、入力画像から複数の位置のスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴を抽出する。
ステップ1102:所定の複数のスライディングウインドウテンプレートを用いて、複数の位置のスライディングウインドウから各スライディングウインドウテンプレートとの距離が最も小さいスライディングウインドウを、スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウとして検索する。
ステップ1103:各スライディングウインドウテンプレートのマッチング結果に基づいて、入力画像におけるカラーチャートの色ブロックの分割線を決定する。
本実施例の1つの態様では、ステップ1101において、所定のスライディングウインドウを用いて入力画像全体を画素ごとに走査し、所定のスライディングウインドウが通過する各位置から特徴を、所定のスライディングウインドウの該位置におけるスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴として抽出してもよい。
本実施例の1つの態様では、抽出された特徴は、入力画像における所定のスライディングウインドウの所定位置に対応する特徴であり、所定のスライディングウインドウの各位置におけるスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴は、Rチャンネルに対応する特徴ベクトル、Gチャンネルに対応する特徴ベクトル、及びBチャンネルに対応する特徴ベクトルを含む。また、各チャンネルに対応する特徴ベクトルにおける値は、スライディングウインドウに対して、その選択順序が固定されてもよい。
本実施例の1つの態様では、ステップ1102は、S11及びS120を含んでもよい。
S11:各スライディングウインドウテンプレートについて、各位置のスライディングウインドウと該スライディングウインドウテンプレートとの距離を算出する。
S12:距離が最も小さいスライディングウインドウを該スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウとして決定する。
好適には、S11の前に、S10をさらに含んでもよい。
S10:残った位置のスライディングウインドウと該スライディングウインドウテンプレートとの距離を算出するように、複数の位置のスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴に基づいて、フィルタを用いて複数の位置のスライディングウインドウをフィルタリングする。
本実施例では、各スライディングウインドウテンプレートについて、下記の式
Figure 2015212943
に従って各位置のスライディングウインドウと該スライディングウインドウテンプレートとの距離を算出してもよく、ここで、
Figure 2015212943

Figure 2015212943
及び
Figure 2015212943
はそれぞれスライディングウインドウのRチャンネル、Gチャンネル及びBチャンネルの特徴ベクトルであり、
Figure 2015212943

Figure 2015212943
及び
Figure 2015212943
はそれぞれスライディングウインドウテンプレートにおける対応するRチャンネル、Gチャンネル及びBチャンネルの特徴ベクトルであり、
Figure 2015212943
Figure 2015212943
はスライディングウインドウのRチャンネル、Gチャンネル又はBチャンネルの特徴ベクトルであり、
Figure 2015212943
はスライディングウインドウテンプレートにおける対応するRチャンネル、Gチャンネル又はBチャンネルの特徴ベクトルであり、
Figure 2015212943

Figure 2015212943
の変位である。
本実施例の1つの態様では、ステップ1103は、S21及びS22を含んでもよい。
S21:入力画像における各マッチングスライディングウインドウの所定位置に対応する画素の位置を用いて、各隣接する2つの色ブロックの中間点を決定する。
S22:各色ブロックの中間点を用いて、各色ブロックの分割線を決定する。
この態様では、下記の式
Figure 2015212943
に従って各隣接する2つの色ブロックの中間点の位置を決定してもよく、ここで
Figure 2015212943

Figure 2015212943

Figure 2015212943
及び
Figure 2015212943
はRGBの色ベクトルであり、
Figure 2015212943
は第1の色ブロックにおける画素の位置であり、
Figure 2015212943
は中間点の位置であり、
Figure 2015212943
は第2の色ブロックにおける画素の位置である。
本実施例の1つの態様では、該方法は、ステップ1104をさらに含んでもよい。
ステップ1104:分割線により分割された色ブロックを検証し、各色ブロックの領域の色値の分散が第1の閾値よりも小さく、且つ異なる色ブロックの間の色値の差が第2の閾値よりも小さい場合、分割線により分割された色ブロックがカラーチャートの色ブロックであると決定し、そうでなければ所定のスライディングウインドウを変更し、検証処理を繰り返す。
図12は、本実施例の方法の好ましい態様の処理フローを示す図である。図12に示すように、入力画像に対してスライディング特徴の抽出を行って、粗検出において黒中心フィルタを用いて一部のスライディングウインドウを除去して、色多様性フィルタを用いて一部のスライディングウインドウを除去して、スライディングウインドウテンプレートを用いてマッチングスライディングウインドウを見つけ、該マッチングスライディングウインドウの所定位置に対応する画素を抽出して、微検出を行って、各2つの色ブロックの中間点を決定して、色ブロックの分割線を決定して、各色ブロックの位置を決定して、検出結果をさらに検証し、検証に合格した場合、処理を終了し、そうでなければ、所定のスライディングウインドウを交換して上記の検出処理を継続する。なお、図12に示される各処理のプロセスは既に説明したから、ここで省略される。
本実施例の装置によれば、個別のRGBチャンネル特徴及びカラーチャートの幾何学的形状に基づいてカラーチャートを自動的に検出できる。他の方法に比べて、本発明の実施例の方法は、より速く、より良いロバスト性を有する。色ずれが生じた画像においてもカラーチャートを検出できる。また、本発明の実施例の方法は、カラーチャートにおける各ブロックの位置及びその形状を正確に取得できる。
<実施例3>
本発明の実施例は、実施例1に記載の画像におけるカラーチャートの検出装置を含む電子機器をさらに提供する。
図13は、本発明の実施例に係る電子機器1300の構成を示す図である。図13に示すように、電子機器1300は、中央処理装置1301及びメモリ1302を含んでもよく、メモリ1302は中央処理装置1301に接続されている。また、図13は単なる一例であり、他の種類の構成を用いて、この構成を補充又は代替し、電気通信機能又は他の機能を実現してもよい。
図13に示すように、電子機器1300は、撮像部1303、通信モジュール1304、入力部1305、ディスプレイ1306、及び電源1307をさらに含んでもよい。撮像部1303は、撮影した画像をメモリ1302に入力して記憶させる。
1つの態様では、画像におけるカラーチャートの検出装置の機能を中央処理装置1301に統合してもよい。ここで、中央処理装置1301は、所定のスライディングウインドウを用いて、入力画像から複数の位置のスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴を抽出し、所定の複数のスライディングウインドウテンプレートを用いて、複数の位置のスライディングウインドウから各スライディングウインドウテンプレートとの距離が最も小さいスライディングウインドウを、スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウとして検索し、各スライディングウインドウテンプレートのマッチング結果に基づいて、入力画像におけるカラーチャートの色ブロックの分割線を決定するように構成されてもよい。
また、中央処理装置1301は、所定のスライディングウインドウを用いて、入力画像から複数の位置のスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴を抽出する際に、所定のスライディングウインドウを用いて入力画像全体を画素ごとに走査し、所定のスライディングウインドウが通過する各位置から特徴を、所定のスライディングウインドウの該位置におけるスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴として抽出するように構成されてもよい。
また、抽出された特徴は、入力画像における所定のスライディングウインドウの所定位置に対応する特徴であり、所定のスライディングウインドウの各位置におけるスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴は、Rチャンネルに対応する特徴ベクトル、Gチャンネルに対応する特徴ベクトル、及びBチャンネルに対応する特徴ベクトルを含む。ここで、各チャンネルに対応する特徴ベクトルにおける値は、スライディングに対する選択順序が固定されてもよい。
中央処理装置1301は、所定の複数のスライディングウインドウテンプレートを用いて、複数の位置のスライディングウインドウから各スライディングウインドウテンプレートとの距離が最も小さいスライディングウインドウを、スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウとして検索する際に、各スライディングウインドウテンプレートについて、各位置のスライディングウインドウとスライディングウインドウテンプレートとの距離を算出し、距離が最も小さいスライディングウインドウをスライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウとして決定するように構成されてもよい。
また、中央処理装置1301は、各位置のスライディングウインドウとスライディングウインドウテンプレートとの距離を算出する前に、残った位置のスライディングウインドウとスライディングウインドウテンプレートとの距離を算出するように、複数の位置のスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴に基づいて、フィルタを用いて複数の位置のスライディングウインドウをフィルタリングするように構成されてもよい。
また、中央処理装置1301は、下記の式
Figure 2015212943
に従って各位置のスライディングウインドウとスライディングウインドウテンプレートとの距離を算出するように構成されてもよく、
Figure 2015212943

Figure 2015212943
及び
Figure 2015212943
はそれぞれスライディングウインドウのRチャンネル、Gチャンネル及びBチャンネルの特徴ベクトルであり、
Figure 2015212943

Figure 2015212943
及び
Figure 2015212943
ャンネル及びBチャンネルの特徴ベクトルであり、
Figure 2015212943
Figure 2015212943
はスライディングウインドウのRチャンネル、Gチャンネル又はBチャンネルの特徴ベクトルであり、
Figure 2015212943
はスライディングウインドウテンプレートにおける対応するRチャンネル、Gチャンネル又はBチャンネルの特徴ベクトルであり、
Figure 2015212943

Figure 2015212943
の変位である。
また、中央処理装置1301は、各スライディングウインドウテンプレートのマッチング結果に基づいて、入力画像におけるカラーチャートの色ブロックの分割線を決定する際に、入力画像における各マッチングスライディングウインドウの所定位置に対応する画素の位置を用いて、各隣接する2つの色ブロックの中間点を決定し、各色ブロックの中間点を用いて、各色ブロックの分割線を決定するように構成されてもよい。
また、中央処理装置1301は、下記の式
Figure 2015212943
に従って各隣接する2つの色ブロックの中間点の位置を決定するように構成されてもよく、
Figure 2015212943

Figure 2015212943

Figure 2015212943
及び
Figure 2015212943
はRGBの色ベクトルであり、
Figure 2015212943
は第1の色ブロックにおける画素の位置であり、
Figure 2015212943
は中間点の位置であり、
Figure 2015212943
は第2の色ブロックにおける画素の位置である。
また、中央処理装置1301は、分割線により分割された色ブロックを検証し、各色ブロックの領域の色値の分散が第1の閾値よりも小さく、且つ異なる色ブロックの間の色値の差が第2の閾値よりも小さい場合、分割線により分割された色ブロックがカラーチャートの色ブロックであると決定し、そうでなければ所定のスライディングウインドウを変更し、検証処理を繰り返すように構成されてもよい。
他の態様では、画像におけるカラーチャートの検出装置と中央処理装置1301とを分けて配置されてもよく、例えば画像におけるカラーチャートの検出装置は、中央処理装置1301に接続されるチップとして配置され、中央処理装置1301の制御で画像におけるカラーチャートの検出装置の機能を実現してもよい。
本実施例における電子機器1300は、図13に示す全ての部材を含まなくてもよい。
図13に示すように、中央処理装置1301は、コントローラ又は操作制御部とも称され、マイクロプロセッサ又は他の処理装置及び/又は論理装置を含んでもよく、中央処理装置1301は入力を受信し、電子機器1300の各部の動作を制御する。
メモリ1302は、例えばバッファ、フラッシュメモリ、ハードディスク、移動可能な媒体、発揮性メモリ、不発揮性メモリ、又は他の適切な装置の1つ又は複数であってもよい。上記の失敗に関連する情報を記憶してもよいし、関連情報を実行するためのプログラムをさらに記憶してもよい。また、中央処理装置1301は、メモリ1302に記憶されたプログラムを実行し、情報の記憶又は処理などを実現してもよい。他の部材は従来技術に類似するため、ここでその説明が省略される。電子機器1300の各部は、本発明の範囲から逸脱することなく、特定のハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はその組み合わせによって実現されてもよい。
本実施例では、電子機器は、例えば携帯式の無線電信通信機器、例えば携帯電話、スマート携帯、ポケットベル、通信装置、電子手帳、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、携帯式通信装置などの機器である。また、該電子機器は、撮像機能を有する機器であってもよく、この機器は通信機能を有しなくてもよく、例えば顕微鏡、カメラ、ビデオカメラなどを含む。本発明の実施例は、電子機器の種類を限定しない。
本実施例の電子機器によれば、個別のRGBチャンネル特徴及びカラーチャートの幾何学的形状に基づいてカラーチャートを自動的に検出でき、検出速度及びロバスト性を向上できる。
本発明の上記実施例では、例として図1に示される24個の色ブロックを含む標準のカラーチャートを説明しているが、本実施例はこれに限定されず、標準カラーチャートが幾つの色ブロックを有しても、本発明の原理に従って画像におけるカラーチャートの検出を実施できる。24個の色ブロックの標準カラーチャートと異なり、スライディングウインドウは、標準カラーチャートの色ブロックの数に応じて再定義する必要があり、ここでその説明が省略される。
本発明の実施例は、画像におけるカラーチャートの検出装置又は電子機器においてプログラムを実行する際に、コンピュータに、該画像におけるカラーチャートの検出装置又は電子機器において実施例2に記載の画像におけるカラーチャートの検出方法を実行させる、コンピュータ読み取り可能なプログラムをさらに提供する。
本発明の実施例は、コンピュータに、画像におけるカラーチャートの検出装置又は電子機器において実施例2に記載の画像におけるカラーチャートの検出方法を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムを記録する、記録媒体をさらに提供する。
本発明の以上の装置及び方法は、ハードウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアを結合して実現されてもよい。本発明はコンピュータが読み取り可能なプログラムに関し、該プログラムは論理部により実行される時に、該ロジック部に上述した装置又は構成要件を実現させる、或いは該ロジック部に上述した各種の方法又はステップを実現させることができる。本発明は上記のプログラムを記憶するための記憶媒体、例えばハードディスク、ディスク、光ディスク、DVD、フラッシュメモリ等に関する。
以上、具体的な実施形態を参照しながら本発明を説明しているが、上記の説明は、例示的なものに過ぎず、本発明の保護の範囲を限定するものではない。本発明の趣旨及び原理を離脱しない限り、本発明に対して各種の変形及び修正を行ってもよく、これらの変形及び修正も本発明の範囲に属する。
また、上述の各実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
画像におけるカラーチャートを検出する装置であって、
所定のスライディングウインドウを用いて、入力画像から複数の位置のスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴を抽出する抽出手段と、
所定の複数のスライディングウインドウテンプレートを用いて、前記複数の位置のスライディングウインドウから各スライディングウインドウテンプレートとの距離が最も小さいスライディングウインドウを、前記スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウとして検索する選択手段と、
各スライディングウインドウテンプレートのマッチング結果に基づいて、前記入力画像におけるカラーチャートの色ブロックの分割線を決定する決定手段と、を含む、カラーチャートの検出装置。
(付記2)
前記抽出手段は、前記所定のスライディングウインドウを用いて前記入力画像全体を画素ごとに走査し、前記所定のスライディングウインドウが通過する各位置から特徴を、前記所定のスライディングウインドウの該位置におけるスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴として抽出する、付記1に記載のカラーチャートの検出装置。
(付記3)
前記抽出手段により抽出された特徴は、前記入力画像における前記所定のスライディングウインドウの所定位置に対応する特徴であり、
前記所定のスライディングウインドウの各位置におけるスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴は、Rチャンネルに対応する特徴ベクトル、Gチャンネルに対応する特徴ベクトル、及びBチャンネルに対応する特徴ベクトルを含む、付記2に記載のカラーチャートの検出装置。
(付記4)
前記選択手段は、
各スライディングウインドウテンプレートについて、各位置のスライディングウインドウと前記スライディングウインドウテンプレートとの距離を算出する算出モジュールと、
距離が最も小さいスライディングウインドウを前記スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウとして決定する第1の決定モジュールと、を含む、付記1に記載のカラーチャートの検出装置。
(付記5)
前記選択手段は、
前記複数の位置のスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴に基づいて、フィルタを用いて前記複数の位置のスライディングウインドウをフィルタリングするフィルタリングモジュール、をさらに含み、
前記算出モジュールは、残った位置のスライディングウインドウと前記スライディングウインドウテンプレートとの距離を算出する、付記4に記載のカラーチャートの検出装置。
(付記6)
前記算出モジュールは、下記の式
Figure 2015212943
に従って各位置のスライディングウインドウと前記スライディングウインドウテンプレートとの距離を算出し、
Figure 2015212943

Figure 2015212943
及び
Figure 2015212943
はそれぞれ前記スライディングウインドウのRチャンネル、Gチャンネル及びBチャンネルの特徴ベクトルであり、
Figure 2015212943

Figure 2015212943
及び
Figure 2015212943
はそれぞれ前記スライディングウインドウテンプレートにおける対応するRチャンネル、Gチャンネル及びBチャンネルの特徴ベクトルであり、
Figure 2015212943
Figure 2015212943
は前記スライディングウインドウのRチャンネル、Gチャンネル又はBチャンネルの特徴ベクトルであり、
Figure 2015212943
は前記スライディングウインドウテンプレートにおける対応するRチャンネル、Gチャンネル又はBチャンネルの特徴ベクトルであり、
Figure 2015212943

Figure 2015212943
の変位である、請求項4に記載のカラーチャートの検出装置。
(付記7)
前記決定手段は、
前記入力画像における各マッチングスライディングウインドウの所定位置に対応する画素の位置を用いて、各隣接する2つの色ブロックの中間点を決定する第2の決定モジュールと、
各色ブロックの中間点を用いて、各色ブロックの分割線を決定する第3の決定モジュールと、を含む、付記1に記載のカラーチャートの検出装置。
(付記8)
前記第2の決定モジュールは、下記の式
Figure 2015212943
に従って各隣接する2つの色ブロックの中間点の位置を決定し、
Figure 2015212943

Figure 2015212943

Figure 2015212943
及び
Figure 2015212943
はRGBの色ベクトルであり、
Figure 2015212943
は第1の色ブロックにおける画素の位置であり、
Figure 2015212943
は中間点の位置であり、
Figure 2015212943
は第2の色ブロックにおける画素の位置である、付記7に記載のカラーチャートの検出装置。
(付記9)
前記分割線により分割された色ブロックを検証し、各色ブロックの領域の色値の分散が第1の閾値よりも小さく、且つ異なる色ブロックの間の色値の差が第2の閾値よりも小さい場合、前記分割線により分割された色ブロックが前記カラーチャートの色ブロックであると決定し、そうでなければ所定のスライディングウインドウを変更し、検証処理を繰り返すように変更された所定のスライディングウインドウを前記抽出手段に提供する検証手段、をさらに含む、付記1に記載のカラーチャートの検出装置。
(付記10)
画像におけるカラーチャートを検出する方法であって、
所定のスライディングウインドウを用いて、入力画像から複数の位置のスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴を抽出するステップと、
所定の複数のスライディングウインドウテンプレートを用いて、前記複数の位置のスライディングウインドウから各スライディングウインドウテンプレートとの距離が最も小さいスライディングウインドウを、前記スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウとして検索するステップと、
各スライディングウインドウテンプレートのマッチング結果に基づいて、前記入力画像におけるカラーチャートの色ブロックの分割線を決定するステップと、を含む、カラーチャートの検出方法。
(付記11)
所定のスライディングウインドウを用いて、入力画像から複数の位置のスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴を抽出するステップは、
前記所定のスライディングウインドウを用いて前記入力画像全体を画素ごとに走査し、前記所定のスライディングウインドウが通過する各位置から特徴を、前記所定のスライディングウインドウの該位置におけるスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴として抽出するステップを含む、付記10に記載のカラーチャートの検出方法。
(付記12)
抽出された特徴は、前記入力画像における前記所定のスライディングウインドウの所定位置に対応する特徴であり、
前記所定のスライディングウインドウの各位置におけるスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴は、Rチャンネルに対応する特徴ベクトル、Gチャンネルに対応する特徴ベクトル、及びBチャンネルに対応する特徴ベクトルを含む、付記11に記載のカラーチャートの検出方法。
(付記13)
所定の複数のスライディングウインドウテンプレートを用いて、前記複数の位置のスライディングウインドウから各スライディングウインドウテンプレートとの距離が最も小さいスライディングウインドウを、前記スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウとして検索するステップは、
各スライディングウインドウテンプレートについて、各位置のスライディングウインドウと前記スライディングウインドウテンプレートとの距離を算出するステップと、
距離が最も小さいスライディングウインドウを前記スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウとして決定するステップと、を含む、付記10に記載のカラーチャートの検出方法。
(付記14)
前記方法は、各位置のスライディングウインドウと前記スライディングウインドウテンプレートとの距離を算出する前に、
残った位置のスライディングウインドウと前記スライディングウインドウテンプレートとの距離を算出するように、前記複数の位置のスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴に基づいて、フィルタを用いて前記複数の位置のスライディングウインドウをフィルタリングするステップ、をさらに含む、付記13に記載のカラーチャートの検出方法。
(付記15)
下記の式
Figure 2015212943
に従って各位置のスライディングウインドウと前記スライディングウインドウテンプレートとの距離を算出し、
Figure 2015212943

Figure 2015212943
及び
Figure 2015212943
はそれぞれ前記スライディングウインドウのRチャンネル、Gチャンネル及びBチャンネルの特徴ベクトルであり、
Figure 2015212943
Figure 2015212943
及び
Figure 2015212943
はそれぞれ前記スライディングウインドウテンプレートにおける対応するRチャンネル、Gチャンネル及びBチャンネルの特徴ベクトルであり、
Figure 2015212943
Figure 2015212943
は前記スライディングウインドウのRチャンネル、Gチャンネル又はBチャンネルの特徴ベクトルであり、
Figure 2015212943
は前記スライディングウインドウテンプレートにおける対応するRチャンネル、Gチャンネル又はBチャンネルの特徴ベクトルであり、
Figure 2015212943

Figure 2015212943
の変位である、付記13に記載のカラーチャートの検出方法。
(付記16)
各スライディングウインドウテンプレートのマッチング結果に基づいて、前記入力画像におけるカラーチャートの色ブロックの分割線を決定するステップは、
前記入力画像における各マッチングスライディングウインドウの所定位置に対応する画素の位置を用いて、各隣接する2つの色ブロックの中間点を決定するステップと、
各色ブロックの中間点を用いて、各色ブロックの分割線を決定するステップと、を含む、付記10に記載のカラーチャートの検出方法。
(付記17)
下記の式
Figure 2015212943
に従って各隣接する2つの色ブロックの中間点の位置を決定し、
Figure 2015212943

Figure 2015212943

Figure 2015212943
及び
Figure 2015212943
はRGBの色ベクトルであり、
Figure 2015212943
は第1の色ブロックにおける画素の位置であり、
Figure 2015212943
は中間点の位置であり、
Figure 2015212943
は第2の色ブロックにおける画素の位置である、付記16に記載のカラーチャートの検出方法。
(付記18)
前記方法は、
前記分割線により分割された色ブロックを検証し、各色ブロックの領域の色値の分散が第1の閾値よりも小さく、且つ異なる色ブロックの間の色値の差が第2の閾値よりも小さい場合、前記分割線により分割された色ブロックが前記カラーチャートの色ブロックであると決定し、そうでなければ所定のスライディングウインドウを変更し、検証処理を繰り返すステップ、をさらに含む、付記10に記載のカラーチャートの検出方法。
(付記19)
画像におけるカラーチャートを検出する装置を含む電子機器であって、
該装置は、
所定のスライディングウインドウを用いて、入力画像から複数の位置のスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴を抽出し、
所定の複数のスライディングウインドウテンプレートを用いて、前記複数の位置のスライディングウインドウから各スライディングウインドウテンプレートとの距離が最も小さいスライディングウインドウを、前記スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウとして検索し、
各スライディングウインドウテンプレートのマッチング結果に基づいて、前記入力画像におけるカラーチャートの色ブロックの分割線を決定する、電子機器。

Claims (10)

  1. 画像におけるカラーチャートを検出する装置であって、
    所定のスライディングウインドウを用いて、入力画像から複数の位置のスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴を抽出する抽出手段と、
    所定の複数のスライディングウインドウテンプレートを用いて、前記複数の位置のスライディングウインドウから各スライディングウインドウテンプレートとの距離が最も小さいスライディングウインドウを、前記スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウとして検索する選択手段と、
    各スライディングウインドウテンプレートのマッチング結果に基づいて、前記入力画像におけるカラーチャートの色ブロックの分割線を決定する決定手段と、を含む、カラーチャートの検出装置。
  2. 前記抽出手段は、前記所定のスライディングウインドウを用いて前記入力画像全体を画素ごとに走査し、前記所定のスライディングウインドウが通過する各位置から特徴を、前記所定のスライディングウインドウの該位置におけるスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴として抽出する、請求項1に記載のカラーチャートの検出装置。
  3. 前記抽出手段により抽出された特徴は、前記入力画像における前記所定のスライディングウインドウの所定位置に対応する特徴であり、
    前記所定のスライディングウインドウの各位置におけるスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴は、Rチャンネルに対応する特徴ベクトル、Gチャンネルに対応する特徴ベクトル、及びBチャンネルに対応する特徴ベクトルを含む、請求項2に記載のカラーチャートの検出装置。
  4. 前記選択手段は、
    各スライディングウインドウテンプレートについて、各位置のスライディングウインドウと前記スライディングウインドウテンプレートとの距離を算出する算出モジュールと、
    距離が最も小さいスライディングウインドウを前記スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウとして決定する第1の決定モジュールと、を含む、請求項1に記載のカラーチャートの検出装置。
  5. 前記選択手段は、
    前記複数の位置のスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴に基づいて、フィルタを用いて前記複数の位置のスライディングウインドウをフィルタリングするフィルタリングモジュール、をさらに含み、
    前記算出モジュールは、残った位置のスライディングウインドウと前記スライディングウインドウテンプレートとの距離を算出する、請求項4に記載のカラーチャートの検出装置。
  6. 前記算出モジュールは、下記の式
    Figure 2015212943
    に従って各位置のスライディングウインドウと前記スライディングウインドウテンプレートとの距離を算出し、
    Figure 2015212943

    Figure 2015212943
    及び
    Figure 2015212943
    はそれぞれ前記スライディングウインドウのRチャンネル、Gチャンネル及びBチャンネルの特徴ベクトルであり、
    Figure 2015212943

    Figure 2015212943
    及び
    Figure 2015212943
    はそれぞれ前記スライディングウインドウテンプレートにおける対応するRチャンネル、Gチャンネル及びBチャンネルの特徴ベクトルであり、
    Figure 2015212943
    Figure 2015212943
    は前記スライディングウインドウのRチャンネル、Gチャンネル又はBチャンネルの特徴ベクトルであり、
    Figure 2015212943
    は前記スライディングウインドウテンプレートにおける対応するRチャンネル、Gチャンネル又はBチャンネルの特徴ベクトルであり、
    Figure 2015212943

    Figure 2015212943
    の変位である、請求項4に記載のカラーチャートの検出装置。
  7. 前記決定手段は、
    前記入力画像における各マッチングスライディングウインドウの所定位置に対応する画素の位置を用いて、各隣接する2つの色ブロックの中間点を決定する第2の決定モジュールと、
    各色ブロックの中間点を用いて、各色ブロックの分割線を決定する第3の決定モジュールと、を含む、請求項1に記載のカラーチャートの検出装置。
  8. 前記第2の決定モジュールは、下記の式
    Figure 2015212943
    に従って各隣接する2つの色ブロックの中間点の位置を決定し、
    Figure 2015212943

    Figure 2015212943

    Figure 2015212943
    及び
    Figure 2015212943
    はRGBの色ベクトルであり、
    Figure 2015212943
    は第1の色ブロックにおける画素の位置であり、
    Figure 2015212943
    は中間点の位置であり、
    Figure 2015212943
    は第2の色ブロックにおける画素の位置である、請求項7に記載のカラーチャートの検出装置。
  9. 前記分割線により分割された色ブロックを検証し、各色ブロックの領域の色値の分散が第1の閾値よりも小さく、且つ異なる色ブロックの間の色値の差が第2の閾値よりも小さい場合、前記分割線により分割された色ブロックが前記カラーチャートの色ブロックであると決定し、そうでなければ所定のスライディングウインドウを変更し、検証処理を繰り返すように変更された所定のスライディングウインドウを前記抽出手段に提供する検証手段、をさらに含む、請求項1に記載のカラーチャートの検出装置。
  10. 画像におけるカラーチャートを検出する方法であって、
    所定のスライディングウインドウを用いて、入力画像から複数の位置のスライディングウインドウのスライディングウインドウ特徴を抽出するステップと、
    所定の複数のスライディングウインドウテンプレートを用いて、前記複数の位置のスライディングウインドウから各スライディングウインドウテンプレートとの距離が最も小さいスライディングウインドウを、前記スライディングウインドウテンプレートのマッチングスライディングウインドウとして検索するステップと、
    各スライディングウインドウテンプレートのマッチング結果に基づいて、前記入力画像におけるカラーチャートの色ブロックの分割線を決定するステップと、を含む、カラーチャートの検出方法。
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