JP2015212888A - 電源制御装置、電源制御プログラム、及び電源制御システム - Google Patents

電源制御装置、電源制御プログラム、及び電源制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】1つの側面では、本発明は、ネットワーク環境における消費電力を低減する。【解決手段】状態取得部(28)はネットワーク機器(14)及びサーバ機器(16)の状態を取得し、変更が生じた際に構成管理部(42)へ通知する。構成管理部(42)はネットワーク機器(14)及びサーバ機器(16)に状態変更が生じた際、管理情報(48〜52)を更新し、電源制御計画部(20)へ通知する。電源制御計画部(20)は管理情報に基づきネットワーク機器(14)の電源制御と、仮想計算機の移動とを計画し、電源制御部(34)に対して指示する。電源制御部(34)は指示に応じて電源オン、電源オフ、または仮想計算機の移動を依頼する。【選択図】図1

Description

開示の技術は、電源制御装置、電源制御プログラム、及び電源制御システムに関する。
複数のサーバ等のコンピュータを含むネットワーク環境で、各々のコンピュータが動作される情報処理システムが知られている。ネットワーク環境で、消費される電力を削減するために、動作していないコンピュータを稼働停止(所謂シャットダウン)することが一般的である。また、複数のコンピュータの各々の処理に用いるストレージ装置をコンピュータが用いる場合がある。動作していないコンピュータを稼働停止する場合には、動作していないコンピュータの処理に用いるストレージ装置も稼働停止することで、情報処理システムの消費電力を削減する。
ストレージ装置の稼働停止により情報処理システムの消費電力を削減する技術の一例として、複数のコンピュータに共有されるストレージ装置の電源を管理することによって、情報処理システムの消費電力を削減する技術が知られている。この技術では、仮想化環境において、複数の仮想的に動作するコンピュータに共有されるストレージ装置の電源を管理することによって、情報処理システムの消費電力を削減する。
特開2008−102667号公報
しかしながら、ネットワーク環境において複数のコンピュータが稼働されている場合、複数のコンピュータの各々はネットワーク機器に接続されてネットワーク機器を経由して他のコンピュータ等と情報授受することが一般的である。従って、動作していないコンピュータを稼働停止させて、動作していないコンピュータが用いるストレージ装置を稼働停止することでは、情報処理システムの消費電力の削減は不十分である。
1つの側面では、本発明は、ネットワーク環境における消費電力を低減することを目的とする。
開示の技術は、取得部によって、複数の情報処理装置の各々の稼働状況を示す稼働情報と、複数の情報処理装置の各々が用いる通信機器の接続経路及び該通信機器の接続状況を示す接続情報と、が取得される。電源制御部は、取得された稼働情報及び接続情報に基づいて、複数の情報処理装置の各々の稼働状況に対応するように通信機器を電源制御する。
1つの態様では、ネットワーク環境における消費電力を低減することができる、という効果を有する。
電源制御システムの一例を示すブロック図である。 ネットワーク環境の一例を示すブロック図である。 ラックに収納された機器の一例を示すブロック図である。 ネットワーク機器一覧情報の一例を示すイメージ図である。 ネットワーク機器詳細情報の一例を示すイメージ図である。 物理サーバ一覧情報の一例を示すイメージ図である。 ネットワーク環境内で所定範囲に機器を分類した一例を示すイメージ図である。 コンピュータで実現する電源制御装置の一例を示すブロック図である。 状態取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。 構成管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。 電源制御計画処理の流れの一例を示すフローチャートである。 電源確認処理の流れの一例を示すフローチャートである。 物理サーバが複数ネットワーク機器に接続される第1範囲の説明図である。 物理サーバ一覧情報の一例を示すイメージ図である。 ネットワーク機器詳細情報の一例を示すイメージ図である。 スイッチが複数の上位スイッチに接続される関係の説明図である。 片寄せ・起動処理の流れの一例を示すフローチャートである。 仮想計算機の移動計画前の物理サーバSVの状態の説明図である。 仮想計算機の移動計画後の物理サーバSVの状態の説明図である。 移動先判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 ネットワーク環境における機器状態の説明図である。 起動判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 電源制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 変形例に係る電源制御システムの一例を示すブロック図である。 コンピュータで実現する変形例の電源制御装置を示すブロック図である。
以下、図面を参照して開示の技術に係る実施形態の一例を詳細に説明する。本実施形態は、サーバの稼働状態に応じてネットワーク機器を電源制御することで、ネットワーク全体の電力を削減する場合に開示の技術を適用するものである。
図1に、本実施形態に係る電源制御システム10の一例を示す。電源制御システム10は、電源制御装置12、ネットワーク機器14、サーバ機器16、及び仮想化管理装置18を含む。
電源制御システム10は、情報処理装置としてのサーバ機器16の稼働状況と、サーバ機器16が用いる制御対象の通信機器としてのネットワーク機器14の接続経路と、ネットワーク機器14の接続状況とを管理し、ネットワーク機器14の電源を制御する。サーバ機器16は、物理サーバ及び仮想計算機を含む。仮想計算機は、物理サーバ上で動作するVM(virtual machine)ソフトウェアにより構築された仮想的な情報処理装置である。サーバ機器16は、ネットワーク機器14に接続される。また、サーバ機器16は、仮想化管理装置18に接続される。仮想化管理装置18は、サーバ機器16に含まれる物理サーバと、物理サーバ上で動作する仮想計算機との各々の稼働状況を管理し、物理サーバ及び仮想計算機の稼働を制御する情報処理装置である。また、仮想化管理装置18は、物理サーバ上で動作する仮想計算機を、稼働中の物理サーバと異なる物理サーバへ移動(所謂マイグレーション)する処理も行う。ネットワーク機器14、サーバ機器16、及び仮想化管理装置18は、電源制御装置12に接続される。
電源制御装置12は、電源制御計画部20と、状態取得部28と、電源制御部34と、構成管理部40と、記憶部46とを含む。
状態取得部28は、経路取得部30と機器状態取得部32とを含む。経路取得部30は、ネットワーク機器14に接続され、ネットワーク機器14の接続経路(経路情報)、ネットワーク機器14の接続状況、及びネットワーク機器14の状態(ネットワーク機器14及びネットワーク機器14の各ポート状態)を取得する。経路取得部30は、取得した情報に前回取得した情報と相違がある(変更が生じた)際に構成管理部40へ通知する。機器状態取得部32は、仮想化管理装置18とサーバ機器16とに接続され、仮想化管理装置18と連携してサーバ機器16の状態を取得する。また、機器状態取得部32は、作成・更新・削除等のサーバ状態が変更された場合、構成管理部40へ通知する。なお、ネットワーク機器14の接続経路は、ネットワーク環境15の構築時に、経路探索ツールの実行により得られるネットワーク機器14の接続経路を示す情報を用いることができる。また、状態取得部28は、経路探索ツールを備えることができる。
構成管理部40は、ネットワーク構成管理部42、及びサーバ構成管理部44を含み、電源制御計画部20と、状態取得部28と、電源制御部34と、記憶部46とに接続される。なお、構成管理部40は、仮想化管理装置18に接続することができる。ネットワーク構成管理部42は、電源制御計画部20と状態取得部28の経路取得部30とに接続され、ネットワーク機器14の状態を取得し、状態変更が生じた際に、ネットワーク機器14に関係する管理情報を更新する。また、ネットワーク構成管理部42は、ネットワーク機器14の状態変更が生じた際に電源制御計画部20へ通知する。サーバ構成管理部44は、電源制御部34と、状態取得部28の機器状態取得部32とに接続される。サーバ構成管理部44は、仮想化管理装置18に接続することができる(図1に点線で示す)。サーバ構成管理部44は、サーバ機器16の状態を取得し、状態変更が生じた際に、サーバ機器16に関係する管理情報を更新する。また、サーバ構成管理部44は、サーバ機器16の状態変更が生じた際に電源制御計画部20へ通知する。
電源制御計画部20は、電源確認部24及び片寄せ・起動部26に接続される計画部22を含み、電源制御部34と構成管理部40とに接続される。電源制御計画部20は、ネットワーク構成管理部42及びサーバ構成管理部44で管理する各種機器の管理情報に基づいて、ネットワーク機器14の電源制御と、仮想計算機の移動(片寄せ)とを計画し、電源制御部34に対して指示を行う。なお、本実施形態では、特定の範囲に属する物理サーバ上の仮想計算機を他の範囲に属する物理サーバへ移動(所謂マイグレーション)することを片寄せという(詳細は後述)。
電源制御部34は、ネットワーク電源管理部36とサーバ電源管理部38とを含む。ネットワーク電源管理部36は、ネットワーク機器14に接続され、電源制御計画部20から指示されたネットワーク機器14に対して、指示に応じて電源オンまたは電源オフを行う電源制御を実行する。サーバ電源管理部38は、仮想化管理装置18に接続され、電源制御計画部20から指示された仮想計算機の移動(マイグレーション)を依頼する処理を実行する。なお、電源制御計画部20からの仮想計算機の移動の指示は、構成管理部40のサーバ構成管理部44を介して受け取ることもできる。
記憶部46は、ネットワーク機器14およびサーバ機器16の状態を各種の管理情報として保持する。図1は、ネットワーク機器14に関係する管理情報として、ネットワーク機器一覧情報48と、ネットワーク機器詳細情報50とを記憶した一例を示す。また、図1は、サーバ機器16に関係する管理情報として、物理サーバ一覧情報52を記憶した一例を示す。
図2に、ネットワーク機器14と、サーバ機器16とを含むネットワーク環境15の一例を示す。図3に、ラックに収納されたネットワーク機器14と、サーバ機器16との一例を示す。図2に示すネットワーク環境15は、9台のラックR1〜R9を含む。ラックR1には、12台の物理サーバSV−R1−01〜12が収納され、また、12台の物理サーバ各々に冗長化されて接続されたスイッチSW−R1−1,2が収納される(図3も参照)。図2では、物理サーバSVの名称を、ラックの識別子と、物理サーバの順番を示す識別子とを連続させて、例えば「SV−R1−01」と表記する。また、スイッチSWの名称も同様に、ラックの識別子と、物理サーバの順番を示す識別子とを連続させて、例えば「SW−R1−1」と表記する。ラックR2〜R9の各々にも、SV−Rm−01〜12が収納され、また、スイッチSW−Rm−1,2が収納される(m=2〜9)。
なお、以下の説明では、ネットワーク環境15における物理サーバを区別なく説明する場合には、単に「物理サーバSV」と表記する。また、ネットワーク環境15におけるスイッチを区別なく説明する場合には、単に「スイッチSW」と表記する。
ラックR1内のスイッチSW−R1−1は、上位のスイッチSW−RG1−1に接続され、スイッチSW−R1−2は、上位のスイッチSW−RG1−2に接続される。また、スイッチSW−RG1−1は、より上位のスイッチSW−IS1−1に接続され、スイッチSW−RG1−2は、より上位のスイッチSW−IS1−2に接続される。
また、スイッチSW−IS1−1は、スイッチSW−CLOUD−1、SW−CLOUD−2に接続されるスイッチSW−CORE−1に接続される。スイッチSW−CLOUD−1、SW−CLOUD−2の各々は、ネットワーク17に接続される。
スイッチSW−RG1−1は、ラックR2内のスイッチSW、及びラックR3内のスイッチSWにも接続される。また、スイッチSW−RG1−2も、ラックR2内のスイッチSW、及びラックR3内のスイッチSWに接続される。
また、スイッチSW−IS1−1は、ラックR4内のスイッチSW、及びラックR5内のスイッチSWに接続されたスイッチSW−RG2−1に接続される。スイッチSW−IS1−2は、ラックR4内のスイッチSW、及びラックR5内のスイッチSWに接続されたスイッチSW−RG2−2に接続される。
さらに、スイッチSW−CORE−1は、スイッチSW−IS2−1と、スイッチSW−RG3−1を介して、ラックR6内のスイッチSW、及びラックR7内のスイッチSWに接続される。また、スイッチSW−CORE−1は、スイッチSW−IS2−1と、スイッチSW−RG4−1を介して、ラックR8内のスイッチSW、及びラックR9内のスイッチSWに接続される。
同様に、スイッチSW−CORE−2は、スイッチSW−IS2−2と、スイッチSW−RG3−2を介して、ラックR6内のスイッチSW、及びラックR7内のスイッチSWに接続される。また、スイッチSW−CORE−2は、スイッチSW−IS2−2と、スイッチSW−RG4−2を介して、ラックR8内のスイッチSW、及びラックR9内のスイッチSWに接続される。
従って、図2に示すネットワーク環境15では、サーバ機器16としての物理サーバSVの各々がネットワーク機器14としてのスイッチSWを介してネットワーク17に接続される。
ところで、物理サーバSVに接続するネットワーク機器14は、手動操作により電源オフ(電源遮断)または電源オン(電源投入)することができる。しかし、ネットワーク機器14の電源制御は行われずに、常時電源オンされた状態で使用することが一般的である。例えば、ネットワーク機器14を電源オフする場合、ネットワーク機器14に至る全ての物理サーバSVについて電源オフの状態が求められる。また、電源オフするネットワーク機器14から物理サーバSVに至るネットワーク経路の他のネットワーク機器14についても、接続される物理サーバSVについて電源オフの状態が求められる。さらに、電源オフされた物理サーバSVに電源オンする場合、物理サーバSVに接続されるネットワーク経路上のネットワーク機器14について電源オンが求められる。
そこで、本実施形態は、サーバ機器16が接続するネットワーク経路上のネットワーク機器14について電源制御する。例えば、電源オフ状態の物理サーバSVが接続するネットワーク経路上のネットワーク機器14が電源オフされている場合、物理サーバSVが通信するネットワーク機器14を特定し、特定したネットワーク機器14の電源オンを実行する。また、物理サーバSVの電源オフが行われた場合、接続するネットワーク経路上のネットワーク機器14が他の物理サーバSVで使用されているか否かを特定し、特定したネットワーク機器14の電源オフを実行する。
本実施形態では、ネットワーク経路上のネットワーク機器14を電源制御するために、ネットワーク環境15内に含まれるネットワーク機器14等を次の3種類の範囲に分類する。第1範囲は、最小単位の範囲であり、1台のネットワーク機器14と、1台のネットワーク機器14の配下に接続される物理サーバSVとを含む範囲である。なお、1台のラック等に収容されたネットワーク機器14と物理サーバSVとを含む物理構成範囲を、第1範囲としてもよい。また、第1範囲は、ネットワーク経路が冗長化される場合は、冗長化されるネットワーク経路も含むことができる。第2範囲は、1または複数の第1範囲のネットワーク機器14に接続される上位のネットワーク機器14を含む範囲である。第3範囲は、1または複数の第2範囲のネットワーク機器14に接続されるさらなる上位のネットワーク機器14を含む範囲である。本実施形態は、第1範囲〜第3範囲の各々の範囲について、ネットワーク機器14の電源制御を実行する。なお、第2範囲、及び第3範囲の段数は、ネットワーク環境15におけるサーバ機器16及びネットワーク機器14を含む機器構成により増減する。
第1範囲〜第3範囲の各々の範囲に含まれるネットワーク機器14は、ネットワーク環境15内でネットワーク機器14を電源制御するための制御対象システムとすることができる。また、制御対象システムは、ネットワーク機器14に接続される物理サーバSVを含めてもよい。
また、本実施形態では、第1範囲〜第3範囲の各々の範囲で、ネットワーク機器14の電源制御を実行するために、ネットワーク機器一覧情報48、ネットワーク機器詳細情報50、及び物理サーバ一覧情報52を、管理情報として記憶部46に記憶する。以下の説明では、ネットワーク機器14の各々を、ネットワーク環境15におけるノードとして説明する場合がある。
図4に、ネットワーク機器一覧情報48の一例を示す。ネットワーク機器一覧情報48は、ネットワーク環境15におけるネットワーク機器14の一覧を示す管理情報である。図4の例では、ネットワーク機器一覧情報48は、ノードID、ノード状態、レベル、及び上位ネットワーク機器IDの各々を示す情報を含む。また、図4の例では、ネットワーク機器一覧情報48を、ネットワーク機器14毎に、ノードID、ノード状態、レベル、及び上位ネットワーク機器IDの各々を示す情報を対応付けたテーブルとして示す。
図4の例では、ノードIDは、ネットワーク機器14に固有の識別情報であり、ネットワーク機器14の名称がノードIDとして記憶される。ノード状態は、ネットワーク機器14の状態を示す情報であり、動作中の場合に「up」、停止中の場合に「down」の値がノード状態として記憶される。レベルは、ネットワーク環境15におけるゲートウェイからの接続段数を示す情報である。ゲートウェイは、ネットワーク環境15から他のネットワーク環境等に接続するためのネットワーク機器14(所謂ルートとなるネットワーク機器14)である。ルートとなるネットワーク機器14のレベルは「0」が設定される。上位ネットワーク機器IDは、ネットワーク機器14に接続される上位のネットワーク機器14に固有の識別情報であり、図4ではネットワーク機器14の名称が上位ネットワーク機器IDとして記憶される。
図5に、ネットワーク機器詳細情報50の一例を示す。ネットワーク機器詳細情報50は、ネットワーク機器14の各々の接続ポートの状態を記憶する管理情報である。図5の例では、ネットワーク機器詳細情報50は、ノードID、ポートID、ポート状態、接続ポート、及び通信速度の各々を示す情報を含む。また、図5の例では、ネットワーク機器詳細情報50を、ネットワーク機器14毎に、ノードID、ポートID、ポート状態、接続ポート、及び通信速度の各々を示す情報を対応付けたテーブルとして示す。
図5の例では、ノードIDは、ネットワーク機器14に固有の識別情報であり、ネットワーク機器14の名称がノードIDとして対応される。ポートIDは、ネットワーク機器14の各接続ポートの識別情報であり、予め定められたポートのIDがポートIDとして記憶される。ポート状態は、ネットワーク機器14のポートの各々の状態を示す情報であり、動作中の場合に「up」、停止中の場合に「down」、未接続の場合に「nc」、及び接続されかつ非使用の場合に「block」の値がポート状態として記憶される。接続ポートは、接続されるネットワーク機器14が上位であるか下位であるかを示す情報であり、上位接続ポートの場合に「1」、下位接続ポートの場合に「0」の値が接続ポートとして記憶される。通信速度は、接続ポートにおいて通信する場合の速度を示す情報が記憶される。
図6に、物理サーバ一覧情報52の一例を示す。物理サーバ一覧情報52は、ネットワーク機器14に接続する物理サーバSVの一覧を示す管理情報である。図6の例では、物理サーバ一覧情報52は、物理サーバSVのID、接続先ネットワーク機器のID、接続先ネットワーク機器のポートID、及び物理サーバの状態の各々を示す情報を含む。また、図6の例では、物理サーバ一覧情報52を、物理サーバSV毎に、物理サーバSVのID、接続先ネットワーク機器のID、接続先ネットワーク機器のポートID、及び物理サーバの状態の各々を示す情報を対応付けたテーブルとして示す。
図6の例では、物理サーバSVのIDは、物理サーバSVに固有の識別情報であり、物理サーバSVの名称が物理サーバSVのIDとして記憶される。接続先ネットワーク機器のIDには、物理サーバSVの接続先のネットワーク機器14の識別情報であり、図6ではネットワーク機器14の名称を示す情報が接続先ネットワーク機器のIDとして記憶される。接続先ネットワーク機器のポートIDは、接続先のネットワーク機器のポートIDを示す情報である。物理サーバの状態は、物理サーバSVの各々の状態を示す情報であり、稼働中の場合に「running」、電源オフ中の場合に「off」、及び電源オンの場合に「on」の値が物理サーバの状態として記憶される。
図7に、ネットワーク環境15において、第1範囲〜第3範囲の各々の範囲で、ネットワーク機器14、及びサーバ機器16を分類した状態を示す。
なお、本実施形態では、ネットワーク環境15の構築時に、ネットワーク機器14及びサーバ機器16の各々を稼働させて作成された管理情報が、記憶部46に記憶されるものとする。つまり、ネットワーク環境15の構築時に、ネットワーク機器14及びサーバ機器16の各々が稼働した状態で、ネットワーク環境15の稼働状態を取得する。ネットワーク環境15の稼働状態は、ネットワーク機器14の接続経路、ネットワーク機器14の接続状況、及びネットワーク機器14の状態(ネットワーク機器14及びネットワーク機器14の各ポート状態)を含む。また、ネットワーク環境15の稼働状態は、サーバ機器16の状態(サーバ機器16及びサーバ機器16のポート状態)も含む。取得したネットワーク環境15の稼働状態に基づいて、管理情報が作成されて、電源制御装置12の記憶部46に記憶されるものとする。例えば、ネットワーク環境15の構築時に、経路探索ツールの実行により、ネットワーク機器14及びサーバ機器16の各々の状態、接続経路、及び接続状況を示す情報を得ることができる。なお、経路探索ツールは、例えば、ネットワーク17を起点として、ネットワーク機器14を介してサーバ機器16へ至る接続経路を探索することが可能な機能を含むものとする。経路探索ツールによる探索結果で示される情報に基づいて、ネットワーク機器一覧情報48、ネットワーク機器詳細情報50、及び物理サーバ一覧情報52が、管理情報として作成され、記憶部46に記憶されるものとする。また、状態取得部28は、経路探索ツールを備えることができる。
電源制御システム10に含まれる電源制御装置12は、例えば、図8に示すコンピュータ54で実現することができる。コンピュータ54はCPU56、メモリ58、及び不揮発性の格納部66を備える。CPU56、メモリ58、及び格納部66は、バス64を介して互いに接続される。また、コンピュータ54は、ディスプレイ等の表示装置60、キーボード及びマウス等の入力装置61を備え、表示装置60及び入力装置61はバス64に接続される。さらに、コンピュータ54は、記録媒体65に対して読み書きするための装置(R/W装置)62を備え、R/W装置62はバス64に接続される。また、コンピュータ54は、ネットワーク機器14、サーバ機器16及び仮想化管理装置18の各々に接続するためのインタフェースを含む通信制御部63を備える。なお、格納部66はHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等によって実現できる。
格納部66には、コンピュータ54を電源制御装置12として機能させるためのプログラム、及び情報が記憶される。具体的には、格納部66には、電源制御計画プログラム68、状態取得プログラム72、電源制御プログラム76、及び構成管理プログラム80が記憶される。また、格納部66は、ネットワーク機器一覧記憶領域85、ネットワーク機器詳細記憶領域86、及び物理サーバ一覧記憶領域87を含むデータベース84が記憶される。
CPU56は、状態取得プログラム72を格納部66から読み出してメモリ58に展開し、状態取得プログラム72に含まれるプロセスを順次実行することで、コンピュータ54は図1に示す状態取得部28として動作する。状態取得プログラム72は、経路取得プロセス73、及び機器状態取得プロセス74を含む。CPU56は、経路取得プロセス73を実行することで、図1に示す経路取得部30として動作する。また、CPU56は、機器状態取得プロセス74を実行することで、図1に示す機器状態取得部32として動作する。
また、CPU56は、構成管理プログラム80を格納部66から読み出してメモリ58に展開し、構成管理プログラム80に含まれるプロセスを順次実行することで、コンピュータ54は図1に示す構成管理部40として動作する。構成管理プログラム80は、ネットワーク構成管理プロセス81、及びサーバ構成管理プロセス82を含む。CPU56は、ネットワーク構成管理プロセス81を実行することで、図1に示すネットワーク構成管理部42として動作する。また、CPU56は、サーバ構成管理プロセス82を実行することで、図1に示すサーバ構成管理部44として動作する。
電源制御装置12がコンピュータ54で実現される場合、ネットワーク機器一覧記憶領域85は、図1に示すネットワーク機器一覧情報48を記憶する記憶領域として用いられる。また、ネットワーク機器詳細記憶領域86は、図1に示すネットワーク機器詳細情報50を記憶する記憶領域として用いられる。さらに、物理サーバ一覧記憶領域87は、図1に示す物理サーバ一覧情報52を記憶する記憶領域として用いられる。
さらに、CPU56は、電源制御計画プログラム68を格納部66から読み出してメモリ58に展開し、電源制御計画プログラム68に含まれるプロセスを順次実行することで、コンピュータ54は図1に示す電源制御計画部20として動作する。また、CPU56は、電源制御計画プログラム68を格納部66から読み出してメモリ58に展開し、電源制御計画プログラム68を実行することで、コンピュータ54は図1に示す電源制御計画部20の計画部22としても動作する。
電源制御計画プログラム68は、電源確認プロセス69、及び片寄せ・起動プロセス70を含む。CPU56は、電源確認プロセス69を実行することで、図1に示す電源確認部24として動作する。また、CPU56は、片寄せ・起動プロセス70を実行することで、図1に示す片寄せ・起動部26として動作する。
また、CPU56は、電源制御プログラム76を格納部66から読み出してメモリ58に展開し、電源制御プログラム76に含まれるプロセスを順次実行することで、コンピュータ54は図1に示す電源制御部34として動作する。電源制御プログラム76は、ネットワーク電源管理プロセス77、及びサーバ電源管理プロセス78を含む。CPU56は、ネットワーク電源管理プロセス77を実行することで、図1に示すネットワーク電源管理部36として動作する。また、CPU56は、サーバ電源管理プロセス78を実行することで、図1に示すサーバ電源管理部38として動作する。これにより、電源制御計画プログラム68、状態取得プログラム72、電源制御プログラム76、及び構成管理プログラム80を実行したコンピュータ54が、電源制御装置12として機能することになる。
次に、本実施形態に係る電源制御システム10の作用について説明する。
図9に、電源制御システム10の電源制御装置12をコンピュータ54で実現する場合にコンピュータ54で動作される状態取得部28の処理の流れの一例を示す。状態取得部28は、図9に示す状態取得処理を所定時間ごとに実行することにより、ネットワーク機器14の状態、接続経路、及び接続状況を取得し、変更が生じた際に構成管理部40へ通知する。また、状態取得部28は、仮想化管理装置18と連携してサーバ機器16の状態を取得し、変更が生じた際に構成管理部40へ通知する。
図10に、コンピュータ54で動作される構成管理部40の処理の流れの一例を示す。構成管理部40は、図10に示す構成管理処理を所定時間ごとに実行することにより、ネットワーク機器14に関係する管理情報、及びサーバ機器16の状態に状態変更が生じた場合にサーバ機器16に関係する管理情報の何れかの管理情報を更新する。つまり、構成管理部40は、ネットワーク機器一覧情報48と、ネットワーク機器詳細情報50と、物理サーバ一覧情報52との何れかを更新する。また、構成管理部40は、ネットワーク機器14及びサーバ機器16の少なくとも一方の状態に変更が生じた場合に電源制御計画部20へ通知する。
図11に、コンピュータ54で動作される電源制御計画部20の処理の流れの一例を示す。電源制御計画部20は、図11に示す電源制御計画処理を所定時間ごとに実行することにより、ネットワーク機器14の電源制御と、仮想計算機の移動(片寄せ)とを計画し、電源制御部34に対して指示を行う。
図23に、コンピュータ54で動作される電源制御部34の処理の流れの一例を示す。電源制御部34は、図23に示す電源管理処理を所定時間ごとに実行することにより、ネットワーク機器14に対して電源オンまたは電源オフを行う電源制御を実行する。また、電源制御部34は、仮想化管理装置18へ、仮想計算機の移動を依頼する処理も実行する。
以下、電源制御装置12における各処理について詳細に説明する。
状態取得部28は、図9に示す状態取得処理のステップ100で、ネットワーク機器14の状態、接続経路、及び接続状況を取得する。つまり、ネットワーク機器14間の接続状況は、ネットワーク機器14の各々について、自機から接続する接続先のネットワーク機器14に対する情報を検知することにより、取得することができる。また、ネットワーク機器14の状態は、ネットワーク機器14の各々の稼働状態を示す情報を検知することにより、取得することができる。次に、状態取得部28は、ステップ102で、仮想化管理装置18と連携してサーバ機器16の状態を取得する。例えば、状態取得部28は、仮想化管理装置18にサーバ機器16の状態を通知する要求を行い、仮想化管理装置18から通知されたサーバ機器16の状態を示す情報を取得する。
次に、状態取得部28は、ステップ104において、ステップ100及びステップ102で取得した情報の少なくとも一方の情報に変更が生じたか否かを判断する。ステップ104における判断処理は、ステップ100及びステップ102で取得した情報と、記憶部46に記憶されたネットワーク機器一覧情報48、ネットワーク機器詳細情報50、及び物理サーバ一覧情報52と、を比較することにより、判定できる。比較のためのネットワーク機器一覧情報48、ネットワーク機器詳細情報50、及び物理サーバ一覧情報52は、構成管理部40に要求して取得してもよく、状態取得部28で情報の取得毎に、一時的に保持し、前回保持した情報を用いてもよい。情報に変更が生じた場合には、状態取得部28は、ステップ106で、変更が生じた情報を構成管理部40へ通知する。一方、情報に変更が生じていない場合には、状態取得部28は、ステップ104で否定判断し、状態取得処理を終了する。
なお、図9に示すステップ100の処理は、コンピュータ54を状態取得部28の経路取得部30として動作させる、経路取得プロセス73の処理に対応する。また、ステップ102の処理は、コンピュータ54を図1に示す機器状態取得部32として動作させる、機器状態取得プロセス74の処理に対応する。
また、状態取得処理における情報変更の判断処理(ステップ104)は、省略することができる。情報変更の判断処理を省略する場合は、取得した情報を構成管理部40へ通知し、情報に変更が生じたか否かの判断を構成管理部40で実行する。
構成管理部40は、図10に示す構成管理処理のステップ110で、状態取得部28から通知を受け取ったか否かを判断し、肯定判断した場合にはステップ112へ処理を移行し、否定判断した場合にはステップ124へ処理を移行する。ステップ112では、構成管理部40は、状態取得部28から受け取った通知に、ネットワーク機器14に関係する情報を含むか否かを判断し、肯定判断した場合にはステップ113へ処理を移行し、否定判断した場合には、ステップ116へ処理を移行する。ステップ113では、構成管理部40は、記憶部46に記憶されたネットワーク機器一覧情報48、及びネットワーク機器詳細情報50を含む管理情報を読み取る。次に、ステップ114では、構成管理部40は、状態取得部28から受け取った情報と、記憶部46から読み取った管理情報とに相違があるか否かが判断される。ステップ114では、肯定判断の場合、ステップ115へ処理が移行され、否定判断の場合、ステップ116へ処理が移行される。ステップ115では、構成管理部40は、状態取得部28から受け取った情報を用いて、ネットワーク機器一覧情報48、及びネットワーク機器詳細情報50を更新する。
次に、構成管理部40は、ステップ116で、状態取得部28から受け取った通知に、サーバ構成に関係する情報を含むか否かを判断し、肯定判断した場合にはステップ117へ処理を移行し、否定判断した場合には、ステップ120へ処理を移行する。ステップ117では、構成管理部40は、記憶部46に記憶された物理サーバ一覧情報52を含む管理情報を読み取る。次に、ステップ118では、構成管理部40は、状態取得部28から受け取った情報と、記憶部46から読み取った管理情報とに相違があるか否かが判断される。ステップ118では、肯定判断の場合ステップ119へ処理が移行され、否定判断の場合、ステップ120へ処理が移行される。ステップ119では、構成管理部40は、状態取得部28から受け取った情報を用いて、物理サーバ一覧情報52を更新する。
次に、構成管理部40は、ステップ120で、管理情報を更新したか否かを判断する。管理情報が更新された場合には、構成管理部40は、ステップ120で肯定判断し、次のステップ122で、管理情報が更新されたことを電源制御計画部20へ通知する。一方、管理情報が更新されていない場合には、構成管理部40は、ステップ120で否定判断し、ステップ124へ処理を移行する。
次に、構成管理部40は、ステップ124で、電源制御計画部20から指示を受け取ったか否かを判断し、否定判断した場合には構成管理処理を終了する。一方、電源制御計画部20から指示を受け取った場合には、構成管理部40は、ステップ124で肯定判断し、次のステップ126で、電源制御計画部20から受け取った指示に基づき、仮想化管理装置18へ、サーバ構成に関する要求を行う。
なお、図10に示すステップ112〜115、及びステップ120,122の処理は、コンピュータ54を構成管理部40のネットワーク構成管理部42として動作させる、ネットワーク構成管理プロセス81の処理に対応する。また、ステップ116〜119、及びステップ120〜126の処理は、コンピュータ54をサーバ構成管理部44として動作させる、サーバ構成管理プロセス82の処理に対応する。
電源制御計画部20は、図11に示す電源制御計画処理で、ネットワーク機器14の電源制御と、仮想計算機の移動(片寄せ)とを計画し、構成管理部40及び電源制御部34に対して指示を行う。まず、電源制御計画部20は、図11に示す電源制御計画処理のステップ130で、構成管理部40から通知を受け取ったか否かを判断し、否定判断した場合には電源制御計画処理を終了し、肯定判断した場合には、ステップ132へ処理を移行する。ステップ132では、電源制御計画部20は、ネットワーク機器14の電源制御を行う電源確認処理を実行する(詳細は後述)。次に、電源制御計画部20は、ステップ134で、仮想化管理装置18で管理されるサーバ機器の状態を示す情報を取得し、サーバ機器16に状態変更が生じたか否かを判断する。電源制御計画部20は、ステップ134で否定判断した場合には電源制御計画処理を終了し、肯定判断した場合には、ステップ136へ処理を移行する。ステップ136では、電源制御計画部20は、仮想計算機の移動(片寄せ)の計画を含む片寄せ・起動処理を実行する(詳細は後述)。なお、電源制御計画部20は、ネットワーク機器14の電源制御の指示、及び仮想計算機の移動(片寄せ)の計画等の実行の指示を、電源制御部34に対して行う。
図12に、電源制御計画部で実行される電源確認処理の流れの一例を示す。図11に示すステップ132では、電源制御計画部20は、図12に示す電源確認処理を実行する。
電源制御計画部20の電源確認部24は、図12に示す電源制御処理のステップ140で、ネットワーク環境15で1つの第1範囲を指定し、次のステップ142で、指定された第1範囲の状態を検知(状態チェック)する。つまり、電源確認部24は、ネットワーク機器一覧情報48、ネットワーク機器詳細情報50、及び物理サーバ一覧情報52を含む管理情報に基づいて、第1範囲を指定し、状態を検知する。次に、電源確認部24は、ステップ144で、第1範囲において物理サーバSVの稼働数が「0」か否かを判断する。第1範囲における物理サーバSVの各々の稼働は、物理サーバ一覧情報52(図6参照)に基づいて特定できる。つまり、物理サーバ一覧情報52において、同一のネットワーク機器14に接続される「物理サーバの状態」を示す情報が、「running」を示す場合、稼働中である。また、電源オフ中の「off」を示す場合には、物理サーバSVは非稼働である。さらに、電源オンの「on」を示す場合には、物理サーバSVは電源オンであるものの、稼働中ではない状態の非稼働の状態である。
また、電源確認部24は、ステップ144で否定判断の場合にはステップ148へ処理を移行し、肯定判断の場合には、ステップ146の処理を実行した後に、ステップ148へ処理を移行する。ステップ146では、電源制御部34へ、非稼働の物理サーバSVのみの第1範囲に含まれるネットワーク機器14の電源オフを指示する。つまり、物理サーバ一覧情報52から、非稼働の物理サーバSVに接続される、接続先ネットワーク機器のIDで示されるネットワーク機器14を特定し、電源制御部34へ、電源オフを指示する。次のステップ148では、電源確認部24は、ネットワーク環境15の全ての第1範囲について、状態チェックが完了したか否かを判断し、否定判断の場合にはステップ150で、次の第1範囲を指定してステップ142へ処理を戻す。また、電源確認部24は、ステップ148で肯定判断の場合には、ステップ152へ処理を移行する。
ところで、ネットワーク環境15では、1つの物理サーバSVが複数のネットワーク機器14に接続される場合がある。例えば、ネットワーク機器14が冗長化される場合、または複数のネットワークに接続される場合がある。
図13に、第1範囲として、物理サーバSVから複数のネットワーク機器14に接続される機器接続の関係の一例を示す。図13は、4台の物理サーバSV−R1−01〜SV−R1−04の各々が冗長化されて、スイッチSW−R1−1,SW−R1−2のポートの各々に接続される一例を示す。
図14に、図13に示す構成における物理サーバ一覧情報52の一例を示す。図14は、物理サーバSV−R1−02〜SV−R1−04の各々が電源オフの状態で、物理サーバSV−R1−01の状態が稼働中(running)から電源オフ(off)の状態に変化した後の状態を示す。
図15に、図13に示す構成におけるネットワーク機器詳細情報50の一例を示す。図15は、スイッチSW−R1−1とスイッチSW−R1−2とのポートIDが「Gio/1」のポート状態が動作中(up)から停止中(down)に変化した後の状態を示す。
電源制御計画部20の電源確認部24は、電源確認処理として、図13に示す構成の場合に、図14に示す物理サーバ一覧情報52、及び図15に示すネットワーク機器詳細情報50を用いて、第1範囲の機器の電源オフを判定する。つまり、物理サーバ一覧情報52を用いて状態に変化が生じた物理サーバSVを特定し、特定した物理サーバSVに接続されるネットワーク機器14を確定する。また、第1範囲の物理サーバSVの稼働状態が非稼働であるとき、ネットワーク機器詳細情報50を用いてネットワーク機器14の稼働状態を確定し、第1範囲のネットワーク機器14の電源オフを判定する。
次に、電源確認部24は、図12に示す電源制御処理のステップ152で、ネットワーク環境15で1つの第2範囲を指定し、次のステップ154で、指定された第2範囲の状態を検知(状態チェック)する。つまり、電源確認部24は、ネットワーク機器一覧情報48、及びネットワーク機器詳細情報50に基づいて、第2範囲を指定し、第2範囲におけるネットワーク機器14の状態を検知する。次に、電源確認部24は、ステップ156で、第2範囲において動作中のネットワーク機器14の数が「0」か否かを判断する。動作中のネットワーク機器14は、ネットワーク機器詳細情報50(図5参照)に基づいて特定できる。つまり、ネットワーク機器詳細情報50において、ネットワーク機器14の「ポート状態」を示す情報が、「up」を示す場合、動作中である。また、「down」または「nc」を示す場合には、非動作の状態である。
また、電源確認部24は、ステップ156で否定判断の場合にはステップ160へ処理を移行し、肯定判断の場合には、ステップ158の処理を実行した後に、ステップ160へ処理を移行する。ステップ158では、電源制御部34へ、第2範囲に含まれるネットワーク機器14の電源オフが指示される。次のステップ160では、電源確認部24は、ネットワーク環境15の全ての第2範囲について、状態チェックが完了したか否かを判断し、否定判断の場合にはステップ162で、次の第2範囲を指定してステップ154へ処理を戻す。また、電源確認部24は、ステップ160で肯定判断の場合には、ステップ164へ処理を移行する。
次に、電源確認部24は、ステップ164で、第3範囲を指定し、次のステップ166で、指定された第3範囲の状態を検知(状態チェック)する。つまり、電源確認部24は、ネットワーク機器一覧情報48、及びネットワーク機器詳細情報50に基づいて、第3範囲を指定し、第3範囲におけるネットワーク機器14の状態を検知する。次に、電源確認部24は、ステップ168で、第3範囲において動作中のネットワーク機器14の数が「0」か否かを判断する。動作中のネットワーク機器14は、ネットワーク機器詳細情報50に基づいて特定できる。
また、電源確認部24は、ステップ168で否定判断の場合にはステップ172へ処理を移行し、肯定判断の場合には、ステップ170の処理を実行した後に、ステップ172へ処理を移行する。ステップ170では、電源制御部34へ、第3範囲に含まれるネットワーク機器14の電源オフが指示される。次のステップ172では、電源確認部24は、ネットワーク環境15の全ての第3範囲について、状態チェックが完了したか否かを判断し、否定判断の場合にはステップ174で、次の第3範囲を指定してステップ166へ処理を戻す。また、電源確認部24は、ステップ172で肯定判断の場合には、電源確認処理を終了する。
なお、図12に示す電源確認処理は、ネットワーク環境15においてネットワーク機器14の電源オフを計画する処理の一例を示した。一方、ネットワーク環境15では、物理サーバSVが、電源オフの状態から電源オンの状態に移行され、稼働状態に至る場合がある。この場合、図12に示す電源確認処理の流れと同様に、第1範囲、第2範囲、及び第3範囲の順序でネットワーク機器14を電源オンする計画を実行することができる。例えば、物理サーバSVの状態が電源オンに遷移した場合、物理サーバ一覧情報52で示されるネットワーク機器14を電源オンし、さらに上位のネットワーク機器14について、電源オンする計画を行う。つまり、物理サーバ一覧情報52、ネットワーク機器一覧情報48、及びネットワーク機器詳細情報50を用いて、物理サーバSVからネットワーク17への接続経路上のネットワーク機器14を特定し、特定したネットワーク機器14を電源オンする計画を行う。
物理サーバSVが電源オンの状態に移行される一例として、ネットワーク環境15に対する負荷上昇に伴い、仮想化管理装置18が稼働させる物理サーバSVの台数を増加させる場合がある。本実施形態では、物理サーバ一覧情報52に基づいて、状態が電源オンに遷移した物理サーバSVを検知し、電源オンに遷移した物理サーバSVのネットワーク経路上のネットワーク機器14について、電源オンすることができる。
なお、ネットワーク経路を冗長化している場合、冗長化されるネットワーク経路のネットワーク機器14も電源オンすることが好ましい。例えば、ネットワーク環境15では、1つのネットワーク機器14が複数の上位のネットワーク機器14に接続される場合がある。
図16に、1つのスイッチSWから上位のネットワーク機器として2つのスイッチSWに接続される関係の一例を示す。図16に示す例では、スイッチSW−Xのポートが、スイッチSW−Aと,スイッチSW−Bとの各ポートに接続されて、冗長化される。つまり、スイッチSW−Xが、2つの上位ノード(ネットワーク機器14であるスイッチSW−A,B)に接続される。
物理サーバSVが電源オンの状態に移行され、ネットワーク経路上のネットワーク機器14が電源オンされる場合、物理サーバSVからネットワーク17へ至る全ての経路上のネットワーク機器14が電源オフの場合は電源オンする。つまり、図16に示すネットワーク機器14を含む冗長化した経路があるため、スイッチSW−Xの電源オンを行う際には、スイッチSW−Xに接続される上位のネットワーク機器14(スイッチSW−A,B)も電源オンであることが要求される。このため、ネットワーク機器詳細情報50の「接続ポート」を示す情報と、ネットワーク機器一覧情報48から、該当のネットワーク機器14から接続する全ての上位のネットワーク機器14を特定して電源オンを行う。
次に、電源制御計画部20で実行される片寄せ・起動処理を説明する。図17に、電源制御計画部20で実行される片寄せ・起動処理の流れの一例を示す。図11に示すステップ136では、電源制御計画部20は、図17に示す片寄せ・起動処理を実行する。片寄せ・起動処理は、仮想化管理装置18で管理される物理サーバSVの状態変更に応じて、ネットワーク機器14を電源オフする処理と、ネットワーク機器14を起動する処理と、に切り分けて処理を実行する。
なお、図11に示すステップ132の処理、及び図12に示す電源確認処理は、コンピュータ54を電源制御計画部20の電源確認部24として動作させる、電源確認プロセス69の処理に対応する。また、図11に示すステップ136の処理、及び図17に示す片寄せ・起動処理は、コンピュータ54を片寄せ・起動部26として動作させる、片寄せ・起動プロセス70の処理に対応する。
電源制御計画部20の片寄せ・起動部26は、図17に示す片寄せ・起動処理のステップ180で、仮想化管理装置18で管理される物理サーバSVの状態変更を示す情報を取得する。ステップ180では、片寄せ・起動部26は、構成管理部40からの通知のうち物理サーバSVの状態変更に関する情報を取得することで、物理サーバSVの状態変更を検知する。つまり、物理サーバ一覧情報52の更新を検知する。ここで、構成管理部40からの通知により、物理サーバSVの状態として、「off」から「on」に変更されたことを取得した場合、物理サーバSVの起動が要求されたものと検知することができる。なお、構成管理部40は、仮想化管理装置18から物理サーバSVの起動要求を示す情報を受け取って電源制御計画部20へ通知してもよい。次のステップ182では、片寄せ・起動部26は、物理サーバSVの起動要求を示す情報が含まれるか否かを判断する。片寄せ・起動部26は、ステップ182で否定判断した場合に、ネットワーク機器14を電源オフする処理として、ステップ184以降の処理を実行する。また、片寄せ・起動部26は、ステップ182で肯定判断した場合に、ネットワーク機器14を起動する処理として、ステップ192以降の処理を実行する。
図17に示すステップ184以降のネットワーク機器14を電源オフする処理は、仮想計算機の移動(片寄せ)を計画する処理を含む。仮想計算機の移動の計画は、第1範囲Kに含まれる物理サーバSV上で稼働する仮想計算機を他の第1範囲Zに含まれる物理サーバSVへ移動させることによって、第1範囲Kに含まれるネットワーク機器14を、電源オフすることを計画するものである。
図18に、仮想化管理装置18による物理サーバSVの状態変更を示す情報を取得した後で、仮想計算機の移動(片寄せ)の計画前の物理サーバSVの状態の一例を示す。図18は、複数の物理サーバSVを含むサーバ群KSVが停止され、第1範囲Kに含まれる物理サーバSVに変更が生じた状態を示す。図18の例では、仮想計算機を「VM」と表記している。また、図19に、仮想計算機VMの移動計画後の物理サーバSVの状態の一例を示す。
図18に示すように、第1範囲K内でサーバ群KSVが停止される場合であっても、第1範囲Kで稼働中の物理サーバSVが存在するため、第1範囲Kのネットワーク機器14であるスイッチKSWを、電源オフすることはできない。
そこで、片寄せ・起動部26は、複数の第1範囲の物理サーバSVの稼働状況を比較し、稼働される第1範囲Kの仮想計算機を、他の第1範囲Zへ片寄せする指示を行うことで、第1範囲Kのネットワーク機器14を電源オフする指示を行う。仮想化管理装置18は、仮想計算機VMを第1範囲Kから第1範囲Zへ移動させる。これにより、第1範囲Kでは物理サーバSVが電源オンされているのみの状態となり、電源オフすることが可能であると共に、通信接続も停止されるので、第1範囲Kのネットワーク機器14を電源オフすることができる。
上述の仮想計算機VMの片寄せを計画するために、片寄せ・起動部26は、図17に示すステップ184で、物理サーバSVの状態変更に対応して、物理サーバSV上で動作する仮想計算機の移動先を判定する移動先判定処理を実行する(詳細は後述)。次に、片寄せ・起動部26は、ステップ186で、移動先判定処理の処理結果に基づいて、仮想計算機の移動先が有るか否かを判断する。仮想計算機の移動先がない場合、片寄せ・起動部26は、ステップ186で否定判断し、本処理ルーチンを終了する。一方、仮想計算機の移動先が有る場合、片寄せ・起動部26は、ステップ186で肯定判断し、ステップ188へ処理を移行する。
ステップ188では、片寄せ・起動部26は、仮想化管理装置18へ、移動先判定処理の処理結果に基づく仮想計算機の移動先を指示することにより、片寄せ指示を行う。次に、片寄せ・起動部26は、ステップ190で、仮想計算機の移動(片寄せ)に伴うネットワーク機器14の電源オフを計画し、電源制御部34へ、計画したネットワーク機器14の電源オフを指示する。
また、片寄せ・起動部26は、ステップ182で肯定判断の場合、ステップ192で、起動要求に応じて電源オンするネットワーク機器14を判定する起動判定処理を実行する(詳細は後述)。次に、片寄せ・起動部26は、ステップ194で、起動判定処理の処理結果に基づいて、ネットワーク機器14の起動(電源オン)が有るか否かを判断する。電源オンするネットワーク機器14がない場合、片寄せ・起動部26は、ステップ186で否定判断し、本処理ルーチンを終了する。一方、電源オンするネットワーク機器14が有る場合、片寄せ・起動部26は、ステップ194で肯定判断し、ステップ196へ処理を移行する。
ステップ196では、片寄せ・起動部26は、電源制御部34へ、ステップ192において特定したネットワーク機器14の電源オンを指示することにより、該当するネットワーク機器14を起動させる。次に、ステップ198で、片寄せ・起動部26は、起動要求に応じたネットワーク機器14が動作されたことを示す情報を、構成管理部40を介して仮想化管理装置18へ通知することにより、仮想化管理装置18へ起動指示を行う。つまり、ネットワーク機器14が動作されることにより、ネットワーク環境15において接続経路を確保でき、該当する物理サーバSVは動作することが可能になる。よって、物理サーバSVが動作可能になることを、起動指示として仮想化管理装置18へ通知する。
図20に、片寄せ・起動部26で実行される移動先判定処理の流れの一例を示す。図17に示すステップ184では、片寄せ・起動部26は、図20に示す移動先判定処理を実行する。
電源制御計画部20の片寄せ・起動部26は、図20に示す移動先判定処理のステップ200で、状態変更されたサーバ機器16(物理サーバSV)が属する第1範囲Kにおける機器の状態を確認する。ステップ200では、管理情報(ネットワーク機器一覧情報48、ネットワーク機器詳細情報50、及び物理サーバ一覧情報52)を用いて、総接続数、稼働数、非稼働数、及びネットワーク機器数を算出する。総接続数は、第1範囲Kにおけるネットワーク機器14配下の物理サーバSVの総接続台数である。また、稼働数は、第1範囲Kにおける物理サーバSVの稼働台数である。さらに、非稼働数は、第1範囲Kにおける物理サーバSVの非稼働台数(空き)である。さらにまた、ネットワーク機器数は、第1範囲Kにおけるネットワーク機器14の総数である。
図21に、ネットワーク環境15(図2)において5台のラックR1〜R5による、第1範囲、第2範囲、及び第3範囲の機器の状態の一例を示す。なお、図21では、説明を簡単にするために、ラックR1〜R5の各々には12台の物理サーバSVが含まれ、ラックR4、R5の各々には10台の物理サーバSVが含まれる場合を示す。
片寄せ・起動部26は、ステップ202で、ネットワーク環境15内の全ての第1範囲の各々で機器の状態を確認し、次のステップ204で、第1範囲Kを移動対象として第1範囲Kの稼働数以上の空きを有する第1範囲が存在するか否かを判断する。片寄せ・起動部26は、ステップ204で肯定判断する場合は、ステップ206へ処理を移行し、否定判断する場合にはステップ212へ処理を移行する。
ステップ206では、片寄せ・起動部26は、第1範囲Kの稼働数以上の空きを有する第1範囲のうち、総接続数とネットワーク機器との合計台数が最小の第1範囲を、移動先候補の第1範囲Zに設定する。次に、片寄せ・起動部26は、ステップ208で、総接続数とネットワーク機器との合計数について、第1範囲Kの合計数が、移動先候補の第1範囲Zの合計数以上(K≧Z)か否かを判断する。片寄せ・起動部26は、ステップ208で否定判断する場合は、ステップ210で、移動元の第1範囲Kと移動先候補の第1範囲Zとの物理サーバSVの状態の入替を設定した後にステップ218へ処理を移行する。物理サーバSVの状態の入替とは、移動元の第1範囲Kを移動先に、移動先候補の第1範囲Zを移動元に、設定を交換することである。つまり、総接続数とネットワーク機器との合計数が少なく、消費電力が少ないと予測される第1範囲を、移動先として設定する。また、片寄せ・起動部26は、ステップ208で肯定判断する場合にはステップ218へ処理を移行する。
次に、片寄せ・起動部26は、ステップ218で、移動元の第1範囲Kが属する第2範囲Mと、移動先候補の第1範囲Zが属する第2範囲Pとの各々における稼働数及びネットワーク数を含む機器の状態を確認する。次に、片寄せ・起動部26は、ステップ220で、稼働数とネットワーク機器との合計数について、第2範囲Mの合計数が、移動先候補の第2範囲Pの合計数以上(M≧P)か否かを判断する。片寄せ・起動部26は、ステップ220で否定判断する場合は、ステップ222で、移動先候補の第1範囲Zを移動先候補から除外し、ステップ204へ処理を戻す。ステップ222の移動先候補の除外は、仮想計算機を第1範囲Kから第1範囲Zへ移動させても、移動先候補の第2範囲Pの消費電力が、移動元の第2範囲Mの消費電力より大きくなることが予測され、消費電力の抑制効果が低いためである。また、片寄せ・起動部26は、ステップ220で肯定判断する場合にはステップ224へ処理を移行する。移動元の第2範囲Mの第1範囲Kより総接続数とネットワーク機器との合計台数が多い移動先候補の第2範囲Pの第1範囲Zへ、仮想計算機を移動させても、消費電力の抑制効果が低いと考えられるためである。
ステップ224では、片寄せ・起動部26は、移動先候補の第1範囲Zの物理サーバSVを移動先に設定し、次のステップ226で、移動元の第1範囲Kのネットワーク機器14を停止可能なネットワーク機器14に設定し、本処理ルーチンを終了する。従って、移動元の第1範囲Kの総接続数に対して総接続数が少ない第1範囲から順にへ片寄せを行うように移動先を判定することができる。また、複数の第1範囲が候補としてある場合は、総接続数とネットワーク機器との合計数が小さい順序で第1範囲を移動先に設定する。つまり、第1範囲について、移動元の総接続数とネットワーク機器との合計数が最小の第1範囲から片寄せを行うように移動先を判定することができる。
一方、第1範囲Kの稼働数以上の空きを有する第1範囲が存在しない場合、片寄せ・起動部26は、ステップ204で否定判断し、ステップ212で、複数の第1範囲であれば第1範囲Kの稼働数以上の空きを有する第1範囲が存在するか否かを判断する。片寄せ・起動部26は、ステップ212で肯定判断する場合は、ステップ214で、総接続数とネットワーク機器との合計台数が小さい順に、複数の第1範囲を移動先候補に設定し、ステップ218へ処理を移行する。また、片寄せ・起動部26は、ステップ212で否定判断する場合には、ステップ216で、「移動先候補なし」と設定し、本処理ルーチンを終了する。
従って、片寄せ・起動部26は、移動元の稼働数を満足する第1範囲が、複数の第2範囲に及ぶ場合、各第2範囲の総接続数とネットワーク機器数をそれぞれの第2範囲内で合計し、全ての対象となる第2範囲について、最小となる第2範囲を確認する。次に、片寄せ・起動部26は、仮想計算機を移動する先の第2範囲の物理サーバ数およびネットワーク機器数が最小となる組み合わせを選択する。従って、片寄せ・起動部26は、消費電力の総量が少ないと予測される移動先候補の第1範囲の物理サーバSVを設定することができる。
次に、片寄せ・起動部26で実行される起動判定処理を説明する。図22に、片寄せ・起動部26で実行される起動判定処理の流れの一例を示す。図17に示すステップ192では、片寄せ・起動部26は、図22に示す起動判定処理を実行する。
電源制御計画部20の片寄せ・起動部26は、図22に示す起動判定処理のステップ230で、起動要求された物理サーバSVの数以上の非稼働数(空き)がある動作中の第1範囲を確認する。ステップ230では、管理情報(ネットワーク機器一覧情報48、ネットワーク機器詳細情報50、及び物理サーバ一覧情報52)を用いて、総接続数、稼働数、非稼働数、及びネットワーク機器数が算出される。つまり、ステップ230では、ネットワーク環境15内の全ての第1範囲の各々で機器の状態を確認し、起動要求された物理サーバSVの数以上の非稼働数(空き)がある動作中の第1範囲を確認する。
片寄せ・起動部26は、次のステップ232で、起動要求された物理サーバSVの数以上の非稼働数の第1範囲が無か否かを判断する。起動要求された物理サーバSVの数以上の非稼働数の第1範囲が有る場合、第1範囲に接続されるネットワーク機器14は既に動作中である。このため、片寄せ・起動部26は、ステップ232で否定判断し、ステップ242で「起動不要」を設定し、本処理ルーチンを終了する。一方、起動要求された物理サーバSVの数以上の非稼働数の第1範囲が無の場合、ネットワーク機器14を動作させるため、ステップ232で肯定判断し、ステップ234以降の処理を実行する。
ステップ234では、片寄せ・起動部26は、起動要求された物理サーバSVの数以上の総接続数である第2範囲を抽出し、抽出した第2範囲の中から、総接続数が最小の第2範囲を特定する。次に、片寄せ・起動部26は、ステップ236で、特定した第2範囲で、起動要求された物理サーバSVの数以上の総接続数の第1範囲を抽出し、抽出した第1範囲の中から、総接続数が最小の第1範囲を特定する。次に、片寄せ・起動部26は、ステップ238で、特定した第1範囲で起動要求された物理サーバの数を満足する物理サーバを物理サーバ一覧情報52により特定する。また、片寄せ・起動部26は、ステップ240で、第1範囲、第2範囲内のネットワーク機器14を、ネットワーク機器一覧情報48及びネットワーク機器詳細情報50により特定し、本処理ルーチンを終了する。
電源制御部34は、図23に示す電源制御処理で、ネットワーク機器14の電源制御と、仮想計算機の移動(マイグレーション)の依頼とを行う。まず、電源制御部34は、図23に示す電源制御処理のステップ250で、電源制御計画部20からネットワーク機器14の電源制御指示受け取ったか否かを判断し、否定判断する場合にはステップ254へ処理を移行する。一方、電源制御部34は、ステップ250で肯定判断する場合には、ステップ252で、ネットワーク機器14の電源制御を行う、ステップ254へ処理を移行する。
ステップ254では、電源制御部34は、電源制御計画部20または構成管理部40から受け取った通知がサーバ構成に関係する情報であるか否かを判断し、否定判断した場合には電源制御処理を終了し、肯定判断した場合には、ステップ256へ処理を移行する。ステップ256では、電源制御部34は、仮想化管理装置18へ、仮想計算機の移動(マイグレーション)を依頼する。
なお、図23に示すステップ252の処理は、コンピュータ54を電源制御部34のネットワーク電源管理部36として動作させる、ネットワーク電源管理プロセス77の処理に対応する。また、ステップ256の処理は、コンピュータ54をサーバ電源管理部38として動作させる、サーバ電源管理プロセス78の処理に対応する。
以上説明したように、本実施形態に係る電源制御システムによれば、ネットワーク環境におけるサーバ機器の状態、及びサーバ機器へのネットワーク接続経路を取得し、サーバ機器の状態に応じてネットワーク機器の電源制御を行う。本実施形態に係る電源制御システムによるネットワーク機器を含む電源制御によって、ネットワーク環境における消費電力を抑制する電源制御を行うことができる。
また、本実施形態では、ネットワーク環境15におけるネットワーク機器14及びサーバ機器16を、第1範囲〜第3範囲毎に分類し、第1範囲〜第3範囲毎に、ネットワーク機器14の電源制御が行われる。従って、ネットワーク環境におけるサーバ機器の状態に対応して、ネットワーク機器14を電源制御することで、ネットワーク環境15全体としてサーバ機器に連動して消費電力を抑制する電源制御を行うことができる。
さらに、本実施形態では、物理サーバSV上で稼働する仮想計算機について、消費電力を抑制する範囲に含まれる物理サーバSVを移動先の物理サーバSVとして求めている。これによって、サーバ機器16の稼働について、消費電力を抑制することが可能な移動先の物理サーバSVへの仮想化計算機の移動を指示することができる。
次に、上記実施形態の変形例を説明する。上記実施形態では、状態取得部28が、ネットワーク機器14及びサーバ機器16の状態を取得する場合について説明したが、開示の技術は、ネットワーク機器14及びサーバ機器16の状態を取得することに限定されるものではない。例えば、電源制御装置12においてネットワーク機器14及びサーバ機器16の状態を監視するようにしてもよい。電源制御装置12においてネットワーク機器14及びサーバ機器16の状態を監視する変形例を説明する。なお、変形例は、上記実施形態と同様の構成のため、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図24に、変形例に係る電源制御システム10の一例を示す。変形例に係る電源制御システム10の電源制御装置12は、状態監視部28Aを備えている。
変形例に係る電源制御装置12の状態監視部28Aは、経路監視部30Aと機器状態監視部32Aとを含む。経路監視部30Aは、ネットワーク機器14に接続され、ネットワーク機器14の状態、接続経路、及び接続状況を監視し、変更が生じた際に構成管理部40へ通知する。機器状態監視部32Aは、仮想化管理装置18とサーバ機器16とに接続され、仮想化管理装置18と連携してサーバ機器16の状態を監視する。また、機器状態監視部32Aは、作成・更新・削除等のサーバ状態が変更された場合、構成管理部40へ通知する。
また、図25に、変形例に係る電源制御装置12をコンピュータ54で実現する場合の一例を示す。格納部66には、経路監視プロセス73A及び機器状態監視プロセス74Aを含む状態監視プログラム72Aが記憶される。
CPU56は、状態監視プログラム72Aを格納部66から読み出してメモリ58に展開し、状態監視プログラム72Aに含まれるプロセスを順次実行することで、コンピュータ54は図24に示す状態監視部28Aとして動作する。状態監視プログラム72Aは、経路監視プロセス73A、及び機器状態監視プロセス74Aを含む。CPU56は、経路監視プロセス73Aを実行することで、図24に示す経路監視部30Aとして動作する。また、CPU56は、機器状態監視プロセス74Aを実行することで、図24に示す機器状態監視部32Aとして動作する。
変形例に係る電源制御装置12では、ネットワーク機器14及びサーバ機器16の各々の状態を常時監視することができるので、ネットワーク機器14及びサーバ機器16の変更された場合に即時対応することができる。
なお、上記では電源制御システム10の電源制御装置12をコンピュータ54により実現する一例を説明した。しかし、これらの構成に限定されるものではなく、上記説明した要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良及び変更を行っても良いのはもちろんである。
また、上記ではプログラムが記憶部に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、開示の技術におけるプログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数の情報処理装置の各々の稼働状況を示す稼働情報と、前記複数の情報処理装置の各々が用いる通信機器の接続経路及び該通信機器の接続状況を示す接続情報と、を取得する取得部と、
取得した前記稼働情報及び前記接続情報に基づいて、前記複数の情報処理装置の各々の稼働状況に対応するように前記通信機器を電源制御する電源制御部と、
を備えた電源制御装置。
(付記2)
前記取得部は、複数の情報処理装置の各々の稼働状況と、前記複数の情報処理装置の各々が用いる通信機器の接続経路及び該通信機器の接続状況と、を監視する監視部から、前記複数の情報処理装置の各々の稼働状況を示す稼働情報と、前記複数の情報処理装置の各々に通信接続する通信機器の接続経路及び該通信機器の接続状況を示す接続情報とを取得する
付記1に記載の電源制御装置。
(付記3)
前記電源制御部は、特定の通信機器と、特定の通信機器の配下で通信接続される特定の情報処理装置と、を前記接続情報に基づき纏めた制御対象システムについて、前記稼働情報に基づき前記特定の情報処理装置が非稼働の稼働状況である場合に、前記制御対象システムのうちの前記特定の通信機器を電源オフする
付記1または付記2に記載の電源制御装置。
(付記4)
前記電源制御部は、前記制御対象システムのうちの前記特定の通信機器の上位に上位通信機器が通信接続され、かつ前記上位通信機器の配下で通信接続される前記特定の情報処理装置と異なる情報処理装置が非稼働の稼働状況である場合に、前記上位通信機器を電源オフする
付記3に記載の電源制御装置。
(付記5)
前記電源制御部は、前記上位通信機器が前記制御対象システムのうちの特定の情報処理装置と異なる情報処理装置と通信接続され、該異なる情報処理装置が稼働中の稼働状況である場合に、前記上位通信機器の電源オフすることを禁止する
付記4に記載の電源制御装置。
(付記6)
前記電源制御部は、特定の通信機器と、特定の通信機器の配下に存在する前記複数の情報処理装置のうちの特定の情報処理装置と、を前記接続情報に基づき纏めた制御対象システムについて、前記稼働情報に基づき前記特定の情報処理装置の少なくとも1つの情報処理装置が稼働中の稼働状況である場合に、前記制御対象システムのうちの前記特定の通信機器を電源オンする
付記1または付記2に記載の電源制御装置。
(付記7)
前記電源制御部は、前記制御対象システムのうちの前記特定の通信機器の上位に上位通信機器が通信接続される場合、前記上位通信機器を電源オンする
付記6に記載の電源制御装置。
(付記8)
前記取得部は、複数の情報処理装置の各々について、情報処理装置上で仮想的なコンピュータとして動作する、前記複数の情報処理装置の間で移転可能な仮想マシンの稼働状況を示す情報を、前記稼働情報として取得し、
取得した前記稼働情報及び前記接続情報に基づいて、移転対象の仮想マシンと、移転対象の仮想マシンが動作する移転元の情報処理装置と、移転対象の仮想マシンの移転先の情報処理装置とを特定し、
前記複数の情報処理装置の間で仮想マシンを移転する処理を実行する処理部へ、前記移転対象の仮想マシンを、前記移転元の情報処理装置から前記移転先の情報処理装置へ移転する要求を示す情報を通知する
付記1〜付記7の何れか1項に記載の電源制御装置。
(付記9)
コンピュータに、
複数の情報処理装置の各々の稼働状況を示す稼働情報と、前記複数の情報処理装置の各々が用いる通信機器の接続経路及び該通信機器の接続状況を示す接続情報と、を取得し、
取得した前記稼働情報及び前記接続情報に基づいて、前記複数の情報処理装置の各々の稼働状況に対応するように前記通信機器を電源制御する
ことを含む処理を実行させるための電源制御プログラム。
(付記10)
前記コンピュータに、
複数の情報処理装置の各々の稼働状況と、前記複数の情報処理装置の各々が用いる通信機器の接続経路及び該通信機器の接続状況と、を監視する監視部から、前記複数の情報処理装置の各々の稼働状況を示す稼働情報と、前記複数の情報処理装置の各々に通信接続する通信機器の接続経路及び該通信機器の接続状況を示す接続情報とを取得する
ことを含む処理を実行させるための付記9に記載の電源制御プログラム。
(付記11)
前記コンピュータに、
特定の通信機器と、特定の通信機器の配下で通信接続される特定の情報処理装置と、を前記接続情報に基づき纏めた制御対象システムについて、前記稼働情報に基づき前記特定の情報処理装置が非稼働の稼働状況である場合に、前記制御対象システムのうちの前記特定の通信機器を電源オフする
ことを含む処理を実行させるための付記9または付記10に記載の電源制御プログラム。
(付記12)
前記コンピュータに、
前記制御対象システムのうちの前記特定の通信機器の上位に上位通信機器が通信接続され、かつ前記上位通信機器の配下で通信接続される前記特定の情報処理装置と異なる情報処理装置が非稼働の稼働状況である場合に、前記上位通信機器を電源オフする
ことを含む処理を実行させるための付記11に記載の電源制御プログラム。
(付記13)
前記コンピュータに、
前記上位通信機器が前記制御対象システムのうちの特定の情報処理装置と異なる情報処理装置と通信接続され、該異なる情報処理装置が稼働中の稼働状況である場合に、前記上位通信機器の電源オフすることを禁止する
ことを含む処理を実行させるための付記12に記載の電源制御プログラム。
(付記14)
前記コンピュータに、
特定の通信機器と、特定の通信機器の配下に存在する前記複数の情報処理装置のうちの特定の情報処理装置と、を前記接続情報に基づき纏めた制御対象システムについて、前記稼働情報に基づき前記特定の情報処理装置の少なくとも1つの情報処理装置が稼働中の稼働状況である場合に、前記制御対象システムのうちの前記特定の通信機器を電源オンする
ことを含む処理を実行させるための付記9または付記10に記載の電源制御プログラム。
(付記15)
前記コンピュータに、
前記制御対象システムのうちの前記特定の通信機器の上位に上位通信機器が通信接続される場合、前記上位通信機器を電源オンする
ことを含む処理を実行させるための付記14に記載の電源制御プログラム。
(付記16)
前記コンピュータに、
複数の情報処理装置の各々について、情報処理装置上で仮想的なコンピュータとして動作する、前記複数の情報処理装置の間で移転可能な仮想マシンの稼働状況を示す情報を、前記稼働情報として取得し、
取得した前記稼働情報及び前記接続情報に基づいて、移転対象の仮想マシンと、移転対象の仮想マシンが動作する移転元の情報処理装置と、移転対象の仮想マシンの移転先の情報処理装置とを特定し、
前記複数の情報処理装置の間で仮想マシンを移転する処理を実行する処理部へ、前記移転対象の仮想マシンを、前記移転元の情報処理装置から前記移転先の情報処理装置へ移転する要求を示す情報を通知する
付記9〜付記15の何れか1項に記載の電源制御プログラム。
(付記17)
複数の情報処理装置の各々の稼働状況と、前記複数の情報処理装置の各々が用いる通信機器の接続経路及び該通信機器の接続状況と、を監視する監視部と、
前記監視部から、前記複数の情報処理装置の各々の稼働状況を示す稼働情報と、前記複数の情報処理装置の各々が用いる通信機器の接続経路及び該通信機器の接続状況を示す接続情報と、を取得する取得部と、取得した前記稼働情報及び前記接続情報に基づいて、前記複数の情報処理装置の各々の稼働状況に対応するように前記通信機器を電源制御する電源制御部と、を含む電源制御装置と、
を含む電源制御システム。
(付記18)
コンピュータに、
複数の情報処理装置の各々の稼働状況を示す稼働情報と、前記複数の情報処理装置の各々が用いる通信機器の接続経路及び該通信機器の接続状況を示す接続情報と、を取得し、
取得した前記稼働情報及び前記接続情報に基づいて、前記複数の情報処理装置の各々の稼働状況に対応するように前記通信機器を電源制御する
ことを含む処理を実行させる電源制御方法。
10 電源制御システム
12 電源制御装置
14 ネットワーク機器
15 ネットワーク環境
16 サーバ機器
17 ネットワーク
18 仮想化管理装置
20 電源制御計画部
28 状態取得部
34 電源制御部
40 構成管理部
46 記憶部
48 ネットワーク機器一覧情報
50 ネットワーク機器詳細情報
52 物理サーバ一覧情報
54 コンピュータ
56 CPU
58 メモリ
65 記録媒体
66 格納部
68 電源制御計画プログラム
72 状態取得プログラム
76 電源制御プログラム
80 構成管理プログラム
84 データベース
85 ネットワーク機器一覧記憶領域
86 ネットワーク機器詳細記憶領域
87 物理サーバ一覧記憶領域
SV :物理サーバ
SW :スイッチ
VM :仮想計算機

Claims (7)

  1. 複数の情報処理装置の各々の稼働状況を示す稼働情報と、前記複数の情報処理装置の各々が用いる通信機器の接続経路及び該通信機器の接続状況を示す接続情報と、を取得する取得部と、
    取得した前記稼働情報及び前記接続情報に基づいて、前記複数の情報処理装置の各々の稼働状況に対応するように前記通信機器を電源制御する電源制御部と、
    を備えた電源制御装置。
  2. 前記取得部は、複数の情報処理装置の各々の稼働状況と、前記複数の情報処理装置の各々が用いる通信機器の接続経路及び該通信機器の接続状況と、を監視する監視部から、前記複数の情報処理装置の各々の稼働状況を示す稼働情報と、前記複数の情報処理装置の各々に通信接続する通信機器の接続経路及び該通信機器の接続状況を示す接続情報とを取得する
    請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記電源制御部は、特定の通信機器と、特定の通信機器の配下で通信接続される特定の情報処理装置と、を前記接続情報に基づき纏めた制御対象システムについて、前記稼働情報に基づき前記特定の情報処理装置が非稼働の稼働状況である場合に、前記制御対象システムのうちの前記特定の通信機器を電源オフする
    請求項1または請求項2に記載の電源制御装置。
  4. 前記電源制御部は、前記制御対象システムのうちの前記特定の通信機器の上位に上位通信機器が通信接続され、かつ前記上位通信機器の配下で通信接続される前記特定の情報処理装置と異なる情報処理装置が非稼働の稼働状況である場合に、前記上位通信機器を電源オフする
    請求項3に記載の電源制御装置。
  5. 前記取得部は、複数の情報処理装置の各々について、情報処理装置上で仮想的なコンピュータとして動作する、前記複数の情報処理装置の間で移転可能な仮想マシンの稼働状況を示す情報を、前記稼働情報として取得し、
    取得した前記稼働情報及び前記接続情報に基づいて、移転対象の仮想マシンと、移転対象の仮想マシンが動作する移転元の情報処理装置と、移転対象の仮想マシンの移転先の情報処理装置とを特定し、
    前記複数の情報処理装置の間で仮想マシンを移転する処理を実行する処理部へ、前記移転対象の仮想マシンを、前記移転元の情報処理装置から前記移転先の情報処理装置へ移転する要求を示す情報を通知する
    請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の電源制御装置。
  6. コンピュータに、
    複数の情報処理装置の各々の稼働状況を示す稼働情報と、前記複数の情報処理装置の各々が用いる通信機器の接続経路及び該通信機器の接続状況を示す接続情報と、を取得し、
    取得した前記稼働情報及び前記接続情報に基づいて、前記複数の情報処理装置の各々の稼働状況に対応するように前記通信機器を電源制御する
    ことを含む処理を実行させるための電源制御プログラム。
  7. 複数の情報処理装置の各々の稼働状況と、前記複数の情報処理装置の各々が用いる通信機器の接続経路及び該通信機器の接続状況と、を監視する監視部と、
    前記監視部から、前記複数の情報処理装置の各々の稼働状況を示す稼働情報と、前記複数の情報処理装置の各々が用いる通信機器の接続経路及び該通信機器の接続状況を示す接続情報と、を取得する取得部と、取得した前記稼働情報及び前記接続情報に基づいて、前記複数の情報処理装置の各々の稼働状況に対応するように前記通信機器を電源制御する電源制御部と、を含む電源制御装置と、
    を含む電源制御システム。
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