JP2015210746A - 減圧弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】必要以上の加圧流体の排出を防ぐことができる減圧弁を提供する。
【解決手段】ガイド部材9における貫通孔91の出力室7側の端部(以下、凹部と言う。)91aは、開口に向かってテーパ状に拡がるように形成されている。また、排気ポート10の出力室7側の貫通孔10aの開口縁部、すなわち、弁座10cの縁部には、出力室7に向かって突出した凸部10dが形成されている。この凸部10dは、外側面が先端に向かってテーパ状に細くなる円筒状に形成されている。この凸部10dの外側面の傾斜は、ガイド部材9の凹部91aの傾斜に対応している、すなわち同等の角度となっている。凸部10dが凹部91aに隙間なく当接した状態、すなわち、嵌合した状態のとき、弁座10cとポペット弁15の第2の弁体15cとが対向配置されるように、凸部10dと凹部91aは形成されている。
【選択図】 図2
【解決手段】ガイド部材9における貫通孔91の出力室7側の端部(以下、凹部と言う。)91aは、開口に向かってテーパ状に拡がるように形成されている。また、排気ポート10の出力室7側の貫通孔10aの開口縁部、すなわち、弁座10cの縁部には、出力室7に向かって突出した凸部10dが形成されている。この凸部10dは、外側面が先端に向かってテーパ状に細くなる円筒状に形成されている。この凸部10dの外側面の傾斜は、ガイド部材9の凹部91aの傾斜に対応している、すなわち同等の角度となっている。凸部10dが凹部91aに隙間なく当接した状態、すなわち、嵌合した状態のとき、弁座10cとポペット弁15の第2の弁体15cとが対向配置されるように、凸部10dと凹部91aは形成されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、減圧弁に関するものであり、特にダイアフラム型の減圧弁に関するものである。
従来より、流路を流れる流体の圧力を減圧して所定の圧力として出力する減圧弁が知られている。この減圧弁の一種に、可動式の圧力隔壁であり、ゴムなどの可撓性を有する材料からなる膜状のダイアフラムを有するダイアフラム型の減圧弁がある(例えば、特許文献1参照。)。このダイアフラム型の減圧弁について、図5を参照して説明する。
図5に示すダイアフラム型の減圧弁100は、入力室101と出力室102との連通および遮断を行う第1の開閉弁と、出力室102と減圧弁100の外部と接続された排気室103との連通および遮断を行う第2の開閉弁とが交互に逆の動作を行うようになっている。
第1の開閉弁は、入力室101と出力室102を隔てる隔壁104に設けられたポペット支持部材105に形成された弁孔106と、この弁孔106に挿通されたステム107aの入力室側に位置する一端に設けられた傘型の第1の弁体107bとから構成されている。この第1の弁体107aは、ポペット弁スプリング108によって弁孔106に向かって付勢されている。なお、棒状のステム107aやこのステム107aの一端に形成された第1の弁体107bを備えた部材をポペット弁107という。
一方、第2の開閉弁は、出力室102と排気室103とを隔てるダイアフラム109に結合された排気ポート110に形成された弁孔110aと、この弁孔110aに当接するステム107aの他端(以下、「第2の弁体」と言う。)107cとから構成されている。
ここで、ダイアフラム109は、調圧スプリング111によって出力室102に向かって付勢されている。これにより、ダイアフラム109が出力室102に向かって移動するので、排気ポート110も出力室102に向かって移動することとなる。調圧ノブ112によって調圧スプリング111によるダイアフラム109への付勢の程度を調整することにより、出力室102から出力される加圧流体の圧力(以下、「設定圧」と言う。)が設定される。
また、ダイアフラム109は、出力室102側に押圧されたときに排気ポート110の弁孔110aが第2の弁体107cで塞がれるよう、弁孔110aの中心を第2の弁体107cの軸線が通るように位置決めされる。
ここで、ダイアフラム109は、調圧スプリング111によって出力室102に向かって付勢されている。これにより、ダイアフラム109が出力室102に向かって移動するので、排気ポート110も出力室102に向かって移動することとなる。調圧ノブ112によって調圧スプリング111によるダイアフラム109への付勢の程度を調整することにより、出力室102から出力される加圧流体の圧力(以下、「設定圧」と言う。)が設定される。
また、ダイアフラム109は、出力室102側に押圧されたときに排気ポート110の弁孔110aが第2の弁体107cで塞がれるよう、弁孔110aの中心を第2の弁体107cの軸線が通るように位置決めされる。
排気ポート110が出力室102に向かって付勢されると、排気ポート110の弁孔110aにポペット弁107の第2の弁体107cが付勢されることによりポペット弁107のステム107aが入力室101に向かって移動し、ポペット弁107の第1の弁体107bが入力室101と出力室102を隔てる隔壁104に設けられたポペット弁支持部材105の弁孔105aから離間する。このように第1の開閉弁が開いて第2の開閉弁が閉じた状態において、入力側の配管などから加圧流体が入力室101に入力されると、入力室101からポペット弁支持部材105の弁孔105aを経て出力室102へと入り、この出力室102から出力側の配管などに加圧流体が出力されることとなる。
このとき、圧力が設定圧以上の加圧流体が入力されると、ダイアフラム109が排気室103に向かって移動する。すると、ダイアフラム109に固定された排気ポート110の弁孔110aに付勢されていた第2の弁体107cも排気室103に向かって移動してゆき、第1の弁体107aがポペット弁支持部材105に形成された弁孔105aを塞ぐ。さらにダイアフラム109が排気室103に向かって移動すると、排気ポート110の弁孔110aと第2の弁体107cも離間する。このように、第1の開閉弁が閉じて第2の開閉弁が開くと、出力室102内の加圧流体は、排気ポート110の弁孔110aを通って排気室103へと入り排気孔113から減圧弁100の外部に放出される。これにより、出力室102内の加圧流体が減圧されるので、結果として、設定圧以下に減圧された加圧流体が出力室102から出力側の配管などに出力されることとなる。
しかしながら、上述した従来のダイアフラム型の減圧弁では、次のような問題点があった。
ダイアフラム109が出力室102側に移動しているときに排気ポート110の弁孔110aが第2の弁体110cで塞がれるように、弁孔110aと第2の弁体110cとを対向配置する、より具体的には弁孔110aの中心を第2の弁体110cの軸線が通るように減圧弁の組み立て時にダイアフラム109を位置決めする必要がある。しかしながら、ダイアラフラム109は、可撓性を有する材料からなるために変形しやすいので、弁孔110aの中心を第2の弁体110cの軸線が通るように位置決めすることが困難であった。すると、第2の弁体107cが弁孔110aを完全に塞ぐことができなくなるので、必要以上に加圧流体を排出してしまうことがあった。
また、そのようにダイアフラム109を位置決めする以上、ダイアフラム109は自身の法線方向に移動することが望ましいが、加圧流体の流れが均一ではない場合など、ダイアフラム109が加圧流体から受ける圧力が不均一なときには、ダイアフラム109が法線方向以外の方向に移動することがあった。すると、ダイアフラム109が入力室101側に移動したときに、ポペット弁107の第2の弁体107cが排気ポート110の弁孔110aを完全に塞ぐことができず、必要以上に加圧流体を排出してしまう。
そこで、本発明は、必要以上の加圧流体の排出を防ぐことができる減圧弁を提供することを目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明に係る減圧弁は、隔壁により内部が入力室となる第1の空間と出力室および排気室となる第2の空間とに隔てられ、入力室と加圧ガスの入力先とを連通する入力流路および出力室と加圧ガスの出力先とを連通する出力流路が形成された容器と、第2の空間内に設けられ、この第2の空間を隔壁側の出力室と排気室とに隔てるダイアフラムと、このダイアフラムに結合され、出力室と排気室とを連通する弁孔が形成された排気ポートと、この排気ポートを出力室に向かって付勢する第1の付勢部材と、排気ポートと対向する隔壁に設けられ、入力室と出力室を連通する貫通孔を備えたガイド部材と、このガイド部材の貫通孔に挿通支持された軸部、この軸部の一端に形成され、貫通孔の入力室側に形成された弁座を閉じる第1の弁体、および、軸部の他端に形成され、弁孔に対向配置される第2の弁体を有するポペット弁と、第2の弁体を出力室に向かって付勢する第2の付勢部材とを備え、排気ポートおよびガイド部材は、排気ポートおよびガイド部材は、互いの位置を合わせる位置合わせ部を有することを特徴とするものである。
上記減圧弁において、位置合わせ部は、ガイド部材および排気ポートのうちの一方に形成され、排気ポートおよびガイド部材のうちの他方に向かって突出した凸部と、ガイド部材および排気ポートのうちの他方に形成され、ガイド部材における貫通孔の出力室側の開口縁部、または、排気ポートにおける弁孔の出力室側の開口縁部を構成し、凸部に嵌合する凹部とからなるようにしてもよい。
また、上記減圧弁において、位置合わせ部は、ガイド部材における貫通孔の出力室側の開口から離間した位置、および、排気ポートにおける弁孔の出力室側の開口から離間した位置のうちの少なくとも一方に形成された凸部と、ガイド部材における貫通孔の出力室側の開口から離間した位置、および、排気ポートにおける弁孔の出力室側の開口から離間した位置のうちの少なくとも一方に形成され、凸部と嵌合する凹部とからなるようにしてもよい。
また、上記減圧弁において、凸部は、先端に向かってテーパ状に突出し、凹部は、開口に向かってテーパ状に広がるようにしてもよい。
本発明によれば、位置合わせ部により排気ポートとガイド部材の位置を合わせると、ポペット弁の第2の弁体と排気ポートの弁孔とが対向配置されるので、第2の弁体が排気ポートの弁孔を確実に塞ぐようにすることができ、結果として、必要以上の加圧流体の排出を防ぐことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[減圧弁の構成]
図1,図2に示すように、本実施の形態の形態に係る減圧弁1は、有底筒状のフィルターカバー2と、このフィルターカバー2上に配置され、内部に隔壁31が形成された筒状のセンターボディ3と、このセンターボディ3上にセンターボディ3の上部開口を覆うように配設されたダイアフラム4と、このダイアフラム4上に配置された有天筒状のボンネット5とを備えている。ここで、フィルターカバー2、センターボディ3およびボンネット5は、容器を構成している。この容器の内部空間は、隔壁31により入力室6となる第1の空間と出力室7および排気室8となる第2の空間とに隔てられている。外部から加圧流体が入力される入力室6は、フィルターカバー2と隔壁31との間に形成されている。また、出力室7は、隔壁31とダイアフラム4との間に形成されている。その隔壁31には、入力室6と出力室7を連通する貫通孔91を有するガイド部材9が設けられている。その貫通孔91を介して入力室6から入力された加圧流体は、出力室7から外部の制御装置等に出力される。さらに、排気室8は、ダイアフラム4とボンネット5との間に形成され、ダイアフラム4に固定された排気ポート10の貫通孔10aを介して出力室7から入力された加圧流体を減圧弁1の外部に排気する。
図1,図2に示すように、本実施の形態の形態に係る減圧弁1は、有底筒状のフィルターカバー2と、このフィルターカバー2上に配置され、内部に隔壁31が形成された筒状のセンターボディ3と、このセンターボディ3上にセンターボディ3の上部開口を覆うように配設されたダイアフラム4と、このダイアフラム4上に配置された有天筒状のボンネット5とを備えている。ここで、フィルターカバー2、センターボディ3およびボンネット5は、容器を構成している。この容器の内部空間は、隔壁31により入力室6となる第1の空間と出力室7および排気室8となる第2の空間とに隔てられている。外部から加圧流体が入力される入力室6は、フィルターカバー2と隔壁31との間に形成されている。また、出力室7は、隔壁31とダイアフラム4との間に形成されている。その隔壁31には、入力室6と出力室7を連通する貫通孔91を有するガイド部材9が設けられている。その貫通孔91を介して入力室6から入力された加圧流体は、出力室7から外部の制御装置等に出力される。さらに、排気室8は、ダイアフラム4とボンネット5との間に形成され、ダイアフラム4に固定された排気ポート10の貫通孔10aを介して出力室7から入力された加圧流体を減圧弁1の外部に排気する。
フィルターカバー2は、有底円筒状の部材であり、例えばアルミニウムなどで形成されている。このフィルターカバー2の底部には、ドレン用ボルト11が螺着されている。
このようなフィルターカバー2は、天部側の端部に形成されたフランジ2aがガスケット12を介してセンターボディ3の入力室6側の外縁部に当接させた状態で、そのフランジ2aに挿通されるボルト13によりセンターボディ3に固定される。このとき、センターボディ3のフィルターカバー2側の開口とフィルターカバー2の天部側の開口との間には、塵埃除去用のスポンジやステンレスメッシュなどからなるフィルタ14が設けられている。
センターボディ3は、円筒状の部材であり、例えばアルミニウムなどで形成されている。センターボディ3の内部は、軸線に直交する方向に沿った隔壁31により2つの空間に隔てられている。この隔壁31の中央部には、センターボディ3の軸線に沿った貫通孔32が形成されており、この貫通孔32の出力室7側には、ガイド部材9が埋設されている。
このガイド部材9は、柱状の部材であり、例えばステンレスなどで形成されている。このガイド部材9には、軸線に沿った貫通孔91が形成されている。このガイド部材9における貫通孔91の出力室7側の端部(以下、凹部と言う。)91aは、開口に向かってテーパ状に拡がるように形成されている。一方、貫通孔91の入力室6側の端部には、弁座91bが形成されている。この弁座91bには、後述するポペット弁15の第1の弁体15bが当接する。
ガイド部材9の貫通孔91には、例えば黄銅やステンレスからなるポペット弁15が挿通支持されている。このポペット弁15は、円柱状のステム15aと、このステム15aの入力室6側の一端に形成され、その端部に向かってラッパ状に拡がった円錐台状の第1の弁体15b、ステム15aの出力室7側の他端(以下、「第2の弁体」と言う。)15cとを有している。
ここで、ステム15aの外径は、ステム15aとガイド部材9の貫通孔91との間を加圧流体が流通するように、貫通孔91の内径よりも小さく形成されている。第1の弁体15bの外径は、上述した貫通孔91の弁座91bに当接するよう、貫通孔91の内径よりも大きく形成されている。
ここで、ステム15aの外径は、ステム15aとガイド部材9の貫通孔91との間を加圧流体が流通するように、貫通孔91の内径よりも小さく形成されている。第1の弁体15bの外径は、上述した貫通孔91の弁座91bに当接するよう、貫通孔91の内径よりも大きく形成されている。
隔壁31の入力室6側の面における貫通孔32の周囲には、円筒状の支持部33が立設されており、この支持部33の下端には、ポペットスプリング受け16が支持されている。ポペットスプリング受け16とポペット弁15の第1の弁体15bとの間には、ポペットスプリング17が配設されている。このポペットスプリング17は、例えばステンレスのコイルスプリングなどからなり、ポペット弁15を出力室7向かって付勢する。これにより、ポペット弁15の第2の弁体15cは、ガイド部材9の貫通孔91における出力室7側の端部、すなわち凹部91aから突出することとなる。
また、センターボディ3には、一端がセンターボディ3の外側面に開口し、他端が隔壁31の入力室6側の面に開口した入力流路34と、一端が出力室7内に開口し、他端がセンターボディ3の外側面に開口した出力流路35とが形成されている。
また、入力流路34におけるセンターボディ3の外側面の開口には、外部から加圧流体を入力するための配管(図示せず)などが接続される。また、出力流路35におけるセンターボディ3の外側面の開口には、制御装置等に加圧流体を送出するための配管(図示せず)などが接続される。
また、入力流路34におけるセンターボディ3の外側面の開口には、外部から加圧流体を入力するための配管(図示せず)などが接続される。また、出力流路35におけるセンターボディ3の外側面の開口には、制御装置等に加圧流体を送出するための配管(図示せず)などが接続される。
ダイアフラム4は、平面視略円形の膜状の部材であり、例えばニトリルゴムなどの可撓性を有する材料で形成されている。ダイアフラム4の外径は、センターボディ3上面の外径と同等に形成されている。このようなダイアフラム4は、センターボディ3の出力室7側の端部とボンネット5の底部側の開口縁部とにより外縁部が挟持された状態で、センターボディ3とボンネット5との間に配設される。これにより、ダイアフラム4は、出力室7と排気室8とを隔てることとなる。
ダイアフラム4の出力室側の面には、排気ポート10が配設されている。この排気ポート10は、円盤状の部材であり、例えば黄銅から形成されている。排気ポート10の外径は、ダイアフラム4の外径およびセンターボディ3の出力室7側の開口よりも小さく形成されている。排気ポート10のダイアフラム4に当接する側の面の中央部には、円柱状の突出部10bが形成されており、この突出部10bは、ダイアフラム4の中央部に形成された貫通孔に挿通されており、ダイアフラム4の排気室8側の面から突出している。また、排気ポート10の中央部には、軸線に沿って延在する貫通孔10aが形成されている。これにより、ダイアフラム4によって隔てられた出力室7と排気室8とは、貫通孔10aによって連通される。この貫通孔10aの出力室7側の端部には、ポペット弁15の第2の弁体15cと当接する弁座10cが形成されている。この弁座10cは、その第2の弁体15cと対向配置され、ダイアフラム4が出力室7側に移動することにより第2の弁体15cに当接することとなる。
また、排気ポート10の出力室7側の貫通孔10aの開口縁部、すなわち、弁座10cの縁部には、出力室7に向かって突出した凸部10dが形成されている。具体的には、凸部10dは、外側面が先端に向かってテーパー状に細くなる円筒状に形成されている。この凸部10dの外側面の傾斜は、ガイド部材9の凹部91aの傾斜に対応している、すなわち同等の角度となっている。これにより、ガイド部材9の凹部91aに排気ポート10の凸部10dが挿入されると、これらは隙間なく当接することとなる。このように、凸部10dが凹部91aに隙間なく当接した状態、すなわち、嵌合した状態のとき、弁座10cとポペット弁15の第2の弁体15cとが対向配置されるように、凸部10dと凹部91aは形成されている。
ダイアフラム4の排気室8側の面には、面積板18が配設されている。この面積板18は、円盤状の部材であり、例えば黄銅で形成されている。面積板18の外径は、ダイアフラム4の外径および後述するボンネット5の底部開口よりも小さく形成されている。このような面積板18は、中央部に形成された貫通孔に排気ポート10の突出部10bが挿通された状態で、ダイアフラム4の上面に固定される。また、面積板18の上面には、後述する調圧スプリング23が当接している。
ボンネット5は、例えばアルミニウムからなる有天円筒状の部材である。このボンネット5は、センターボディ3の上部に載置されたダイアフラム4上に、ボンネット5の下端部に形成されたフランジ5aを載せた状態で、このフランジ5aに挿通されるボルト19によりダイアフラム4を介してセンターボディ3に固定される。これにより、ダイアフラム4とボンネット5との間には排気室8が形成される。この排気室8は、ボンネット5の側壁に形成された排気孔5bを介して外部と連通している。
ボンネット5の天部には、調圧ノブ21が螺着されている。この調圧ノブ21は、つまみ21aと、一端がつまみ21aに固定され、他端がボンネット5内に位置する軸21bとから構成されており、軸21bがボンネット5の軸線方向に移動可能にボンネット5の天部に螺着されている。
ボンネット5内部には、調圧ノブ21の軸21bの他端近傍に例えば鋼材などからなる調圧スプリング受け22が配設されおり、この調圧スプリング受け22とダイアフラム4に固定された面積板18との間には、例えばばね用鋼材で形成されたコイルバネなどからなる調圧スプリング23が配設されている。
ボンネット5内部には、調圧ノブ21の軸21bの他端近傍に例えば鋼材などからなる調圧スプリング受け22が配設されおり、この調圧スプリング受け22とダイアフラム4に固定された面積板18との間には、例えばばね用鋼材で形成されたコイルバネなどからなる調圧スプリング23が配設されている。
[減圧弁の組み立て方法]
次に、本実施の形態に係る減圧弁1の組み立て方法について説明する。
次に、本実施の形態に係る減圧弁1の組み立て方法について説明する。
まず、センターボディ3およびダイアフラム4を用意する。
このとき、センターボディ3には、ガイド部材9,ポペット弁15、ポペットスプリング受け16およびポペットスプリング17を所定の位置に配設しておく。これにより、ガイド部材9の貫通孔91に挿通支持されたポペット弁15がポペットスプリング17により出力室7側に付勢されて、ポペット弁15の第2の弁体15cがガイド部材9の貫通孔91の出力室7側の端部から突出した状態とされている。
また、ダイアフラム4には、排気ポート10と面積板18が取り付けておく。
このとき、センターボディ3には、ガイド部材9,ポペット弁15、ポペットスプリング受け16およびポペットスプリング17を所定の位置に配設しておく。これにより、ガイド部材9の貫通孔91に挿通支持されたポペット弁15がポペットスプリング17により出力室7側に付勢されて、ポペット弁15の第2の弁体15cがガイド部材9の貫通孔91の出力室7側の端部から突出した状態とされている。
また、ダイアフラム4には、排気ポート10と面積板18が取り付けておく。
次に、センターボディ3上にダイアフラム4を載置する。
このとき、減圧弁1の動作時に第2の弁体15cが排気ポート10の弁座10cを塞ぐことができるように、第2の弁体15cがダイアフラム4に取り付けられた排気ポート10の貫通孔10aの軸線とが一致する、言い換えると、ポペット弁15の第2の弁体15cと排気ポート10の弁座10cとを対向配置する必要がある。ところが、ダイアフラム4は、ゴム等の変形しやすい材料で構成されているので、そのように配置することが困難であった。
そこで、本実施の形態では、センターボディ3に配設されたガイド部材9に形成された凹部91aと、ダイアフラム4に取り付けられた排気ポート10に形成された凸部10dとからなり、ガイド部材9と排気ポート10の互いの位置を合わせる位置合わせ部を備えている。これにより、ガイド部材9の凹部91a内に排気ポート10の凸部10dを挿入するようにセンターボディ3上にダイアフラム4を載置して、凹部91aと凸部10dとを嵌合させてガイド部材9と排気ポート10との位置を合わせると、第2の弁体15cと弁座10cとが自動的に対向配置される。このように、ガイド部材9の凹部91a内に排気ポート10の凸部10dを挿入するようにセンターボディ3上にダイアフラム4を載置するだけで、ダイアフラム4を位置決めすることができる。
また、凸部10dは外側面が先端に向かってテーパ状に細くなる円筒状に形成され、凹部91aは開口に向かってテーパ状に拡がるように形成されている。したがって、凸部10dを凹部91a内に挿入するときに位置ずれが生じても、そのテーパに沿って凸部10dが凹部91aに嵌合する位置に円滑に移動させることができる。
このとき、減圧弁1の動作時に第2の弁体15cが排気ポート10の弁座10cを塞ぐことができるように、第2の弁体15cがダイアフラム4に取り付けられた排気ポート10の貫通孔10aの軸線とが一致する、言い換えると、ポペット弁15の第2の弁体15cと排気ポート10の弁座10cとを対向配置する必要がある。ところが、ダイアフラム4は、ゴム等の変形しやすい材料で構成されているので、そのように配置することが困難であった。
そこで、本実施の形態では、センターボディ3に配設されたガイド部材9に形成された凹部91aと、ダイアフラム4に取り付けられた排気ポート10に形成された凸部10dとからなり、ガイド部材9と排気ポート10の互いの位置を合わせる位置合わせ部を備えている。これにより、ガイド部材9の凹部91a内に排気ポート10の凸部10dを挿入するようにセンターボディ3上にダイアフラム4を載置して、凹部91aと凸部10dとを嵌合させてガイド部材9と排気ポート10との位置を合わせると、第2の弁体15cと弁座10cとが自動的に対向配置される。このように、ガイド部材9の凹部91a内に排気ポート10の凸部10dを挿入するようにセンターボディ3上にダイアフラム4を載置するだけで、ダイアフラム4を位置決めすることができる。
また、凸部10dは外側面が先端に向かってテーパ状に細くなる円筒状に形成され、凹部91aは開口に向かってテーパ状に拡がるように形成されている。したがって、凸部10dを凹部91a内に挿入するときに位置ずれが生じても、そのテーパに沿って凸部10dが凹部91aに嵌合する位置に円滑に移動させることができる。
次に、ボンネット5を用意し、ダイアフラム4が載置されたセンターボディ3上にボンネット5を固定する。
具体的には、まず、ボンネット5には、調圧ノブ21,調圧スプリング受け22および調圧スプリング23を取り付けておく。そして、この調圧スプリング23の出力室7側の端部がダイアフラム4に取り付けられた面積板18上に位置させた上で、センターボディ3の上部に載置されたダイアフラム4上にボンネット5の下端部に形成されたフランジ5aを載せる。次いで、このフランジ5aに挿通されるボルト19により、ボンネット5をダイアフラム4を介してセンターボディ3に固定する。
具体的には、まず、ボンネット5には、調圧ノブ21,調圧スプリング受け22および調圧スプリング23を取り付けておく。そして、この調圧スプリング23の出力室7側の端部がダイアフラム4に取り付けられた面積板18上に位置させた上で、センターボディ3の上部に載置されたダイアフラム4上にボンネット5の下端部に形成されたフランジ5aを載せる。次いで、このフランジ5aに挿通されるボルト19により、ボンネット5をダイアフラム4を介してセンターボディ3に固定する。
最後に、フィルターカバー2を用意し、センターボディ3のフィルターカバー2側の開口とフィルターカバー2の天部側の開口との間にフィルタ14を配置した上で、フィルターカバー2の天部側の端部に形成されたフランジ2aをガスケット12を介してセンターボディ3の入力室6側の外縁部に当接させ。この状態から、フランジ2aに挿通されるボルト13により、フィルターカバー2をセンターボディ3に固定する。
これにより、減圧弁1が組み立てられることとなる。
これにより、減圧弁1が組み立てられることとなる。
なお、本実施の形態では、センターボディ3にフランジ4およびボンネット5を取り付けた後にフィルターカバー2をセンターボディ3に取り付ける場合を例に説明したが、フィルターカバー2をセンターボディ3に取り付けた後に、センターボディ3にフランジ4およびボンネット5を取り付けるようにしてもよいことは言うまでもない。
[減圧弁の動作]
次に、本実施の形態に係る減圧弁1の動作について説明する。
次に、本実施の形態に係る減圧弁1の動作について説明する。
まず、予め減圧弁1から出力する流体の圧力を設定する。この設定は、調圧ノブ21を操作することにより行われる。
調圧ノブ21をボンネット5に向かってねじ込むと、軸21bの他端が調圧スプリング受け22を介して調圧スプリング23をダイアフラム4に向かって押圧する。このとき、上述したように、センターボディ3に配設されたガイド部材9に形成された凹部91aとダイアフラム4に取り付けられた排気ポート10に形成された凸部10dによってダイアフラム4が位置合わせされ、排気ポート10の弁座10cとポペット弁15の第2の弁体15cとが対向配置されている。したがって、調圧ノブ21をねじ込むことによりダイアフラム4が出力室7に向かって移動すると、排気ポート10の弁座10cがポペット弁15の第2の弁体15cに当接する。さらに調圧ノブ21をねじ込むと、ポペット弁15が入力室6に向かって移動し、第1の弁体15bが貫通孔91の入力室6側の端部に形成された弁座91bから離間する。これにより、貫通孔91を介して入力室6と出力流路35とが連通する。
調圧ノブ21をボンネット5に向かってねじ込むと、軸21bの他端が調圧スプリング受け22を介して調圧スプリング23をダイアフラム4に向かって押圧する。このとき、上述したように、センターボディ3に配設されたガイド部材9に形成された凹部91aとダイアフラム4に取り付けられた排気ポート10に形成された凸部10dによってダイアフラム4が位置合わせされ、排気ポート10の弁座10cとポペット弁15の第2の弁体15cとが対向配置されている。したがって、調圧ノブ21をねじ込むことによりダイアフラム4が出力室7に向かって移動すると、排気ポート10の弁座10cがポペット弁15の第2の弁体15cに当接する。さらに調圧ノブ21をねじ込むと、ポペット弁15が入力室6に向かって移動し、第1の弁体15bが貫通孔91の入力室6側の端部に形成された弁座91bから離間する。これにより、貫通孔91を介して入力室6と出力流路35とが連通する。
このとき、ダイアフラム4および排気ポート10は、調圧スプリング23から受ける圧力を超える圧力を底面側から受けないと、排気室8側に移動しない。その圧力は、調圧ノブ21をねじ込んで調圧スプリング23が圧縮方向の力を受けるほど大きくなる。このように調圧ノブ21のねじ込み量、すなわち、調圧スプリング23によるダイアフラム4および排気ポート10への付勢の程度を調整することにより、出力室7から出力される加圧流体の圧力(以下、「設定圧」と言う。)が設定される。
第1の弁体15bと弁座91bとが離間した状態とされると、入力流路34に接続された配管などから入力室6内に供給された加圧流体は、第1の弁体15bと弁座91bの間から貫通孔91を通って出力室7に到達し、この出力室7に一端が開口した出力流路35から配管等に出力される。
ここで、出力室7内の圧力(以下、「出力圧」と言う。)が設定圧を超えない場合、ダイアフラム4が移動しないので、このダイアフラム4に固定された排気ポート10の弁座10cがポペット弁15の第1の弁体15bに当接した状態が維持される。したがって、出力室7に到達した加圧流体は、そのまま出力流路35から出力される。
一方、出力圧が設定圧を超える場合、まず、ダイアフラム4が排気室8側に移動し、この移動に伴ってポペット弁15も出力室7側に移動し、ポペット弁15の第1の弁体15bが貫通孔91の弁座91bを塞ぐ。すると、入力室6と出力室7との間が塞がれるので、出力室7には入力室6側から加圧流体が供給されない。これにより、出力圧のさらなる上昇が防がれることとなる。
このとき、出力圧が高いが故にさらにダイアフラム4が排気室8側に移動すると、排気ポート10の弁座10cとポペット弁15の第2の弁体15cとが離間して、出力室7と排気室8とが排気ポート10の貫通孔10aにより連通する。すると、排気室8の内部圧力の方が出力室7内の圧力よりも低いので、出力室7内の加圧流体は、貫通孔10aを介して排気室8内に流入し、ボンネット5の排気孔5bから外部に排出される。この結果、出力圧が低下することとなる。
加圧流体が排気孔5bから排出されることにより出力圧が設定圧よりも低くなると、調圧スプリング23によってダイアフラム4が出力室7側に移動して、排気ポート10の弁座10cがポペット弁15の第2の弁体15cに当接し、排気ポート10の貫通孔10aが塞がれる。これにより、排気孔5bからの加圧流体の排出が停止する。さらに、出力圧が低くなると、上述したように、排気ポート10の弁座10cにより第2の弁体15cが押圧されたポペット弁15が入力室6に向かって移動し、第1の弁体15bが貫通孔91の入力室6側の端部に形成された弁座91bから離間する。
このように、ダイアフラム4は出力圧と設定圧の上下関係に応じて移動する。このとき、排気ポート10の貫通孔10aの軸線とポペット弁15の軸線とが一致し、排気ポート10の弁座10cとポペット弁15の第2の弁体15cとが対向配置されるようにダイアフラム4が位置決めされているので、このダイアフラム4は自身の法線方向に移動することが望ましい。ところが、加圧流体の流れが均一ではない場合など、ダイアフラム4が加圧流体から受ける圧力が不均一なときには、ダイアフラム4が法線方向以外の方向に移動することがあった。すると、ダイアフラム4が出力室7側から入力室6側に移動したときに、ポペット弁15の第2の弁体15cが排気ポート10の弁孔10aを完全に塞ぐことができず、必要以上に加圧流体を排出してしまうことがあった。
そこで、本実施の形態では、センターボディ3に配設されたガイド部材9に形成された凹部91aと、ダイアフラム4に取り付けられた排気ポート10に形成された凸部10dとからなる位置合わせ部を設けている。これにより、ダイアフラム4が出力室7側から入力室6側に移動すると、排気ポート10の凸部10dがガイド部材9の凹部91a内に挿入されて排気ポート10とガイド部材9の位置合わせが行われ、第2の弁体15cと弁座10cとが自動的に対向配置される。結果として、第2の弁体15cが弁孔10aを完全に塞ぐことができるので、必要以上の加圧流体の排出を防ぐことができる。
また、凸部10dは外側面が先端に向かってテーパ状に細くなる円筒状に形成され、凹部91aは開口に向かってテーパ状に拡がるように形成されている。したがって、ダイアフラム4が出力室7側から入力室6側に移動するときに法線方向以外の方向に移動しても、そのテーパによって凸部10dが凹部91aに嵌合する位置に円滑に移動する。この結果、第2の弁体15cが弁孔10aを完全に塞ぐことが可能となり、必要以上の加圧流体の排出を防ぐことができる。
そこで、本実施の形態では、センターボディ3に配設されたガイド部材9に形成された凹部91aと、ダイアフラム4に取り付けられた排気ポート10に形成された凸部10dとからなる位置合わせ部を設けている。これにより、ダイアフラム4が出力室7側から入力室6側に移動すると、排気ポート10の凸部10dがガイド部材9の凹部91a内に挿入されて排気ポート10とガイド部材9の位置合わせが行われ、第2の弁体15cと弁座10cとが自動的に対向配置される。結果として、第2の弁体15cが弁孔10aを完全に塞ぐことができるので、必要以上の加圧流体の排出を防ぐことができる。
また、凸部10dは外側面が先端に向かってテーパ状に細くなる円筒状に形成され、凹部91aは開口に向かってテーパ状に拡がるように形成されている。したがって、ダイアフラム4が出力室7側から入力室6側に移動するときに法線方向以外の方向に移動しても、そのテーパによって凸部10dが凹部91aに嵌合する位置に円滑に移動する。この結果、第2の弁体15cが弁孔10aを完全に塞ぐことが可能となり、必要以上の加圧流体の排出を防ぐことができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、排気ポート9に形成された凹部91aとガイド部材10に形成された凸部10dとからなる位置合わせ部を設けることにより、ポペット弁15の第2の弁体15cと排気ポート9の弁座91cとが対向配置されるので、第2の弁体15cが排気ポート9の弁座91cを確実に塞ぐようにすることができ、結果として、必要以上の加圧流体の排出を防ぐことができる。
なお、本実施の形態では、ガイド部材9に凹部91aを形成し、ダイアフラム4に取り付けられた排気ポート10に凸部10dを形成する場合を例に説明したが、凹部と凸部を形成する部材はこれに限定されず、適宜自由に設定することができる。例えば、図3に示すように、ガイド部材9における貫通孔91の出力室7側の端部には先端に向かってテーパー状に細くなる円筒状の凸部91cを形成し、排気ポート10の出力室7側の貫通孔10aの開口縁部、すなわち、弁座10cの縁部には、出力室7に向かってテーパ状に拡がる凹部10eを形成するようにしてもよい。ここで、凹部10eのテーパの傾斜は凸部91cの傾斜に対応して同等とするようにしてもよい。
このようにしても、必要以上の加圧流体の排出を防ぐことができる。
このようにしても、必要以上の加圧流体の排出を防ぐことができる。
また、位置合わせ部を設ける位置は、ガイド部材9の貫通孔91の出力室7側の端部や排気ポート10の貫通孔10aの出力室7側の端部に限定されず、ガイド部材9と排気ポート10とが対向する部分であれば、適宜自由に設けることができる。
例えば、図4に示すように、ガイド部材9の出力室7側の底面における貫通孔91から離間した位置に凸部92および凹部93を設け、排気ポート10の出力室7側の面における貫通孔10aから離間した位置に凹部10eおよび凸部10fを設けるようにしてもよい。
例えば、図4に示すように、ガイド部材9の出力室7側の底面における貫通孔91から離間した位置に凸部92および凹部93を設け、排気ポート10の出力室7側の面における貫通孔10aから離間した位置に凹部10eおよび凸部10fを設けるようにしてもよい。
ここで、ガイド部材9に形成された凸部92は、出力室7側に突出した円錐状に形成され、ガイド部材9に形成された凹部93は、入力室6側に向かって円錐状に凹んだ状態に形成されている。そして、凸部92と凹部93とは、ガイド部材9の軸線に対して点対称な位置に形成されている。
一方、排気ポート10に形成された凹部10eは、排気室8側に向かって円錐状に凹んだ状態に形成され、凸部10fは、出力室7側に突出した円錐状に形成されている。ここで、凹部10eは、ガイド部材9の凸部92と対向する位置に形成されている。同様に、凸部10fは、ガイド部材9の凹部93と対向する位置に形成されている。
このようにしても、必要以上の加圧流体の排出を防ぐことができる。
一方、排気ポート10に形成された凹部10eは、排気室8側に向かって円錐状に凹んだ状態に形成され、凸部10fは、出力室7側に突出した円錐状に形成されている。ここで、凹部10eは、ガイド部材9の凸部92と対向する位置に形成されている。同様に、凸部10fは、ガイド部材9の凹部93と対向する位置に形成されている。
このようにしても、必要以上の加圧流体の排出を防ぐことができる。
なお、図4においては、ガイド部材9と排気ポート10の両方に凹部と凸部を設ける場合を例に説明したが、この凹部と凸部を設ける部材および凹部と凸部の数量についてはこれに限定されず、適宜自由に設定することができる。例えば、ガイド部材9および排気ポート10の一方には凹部または凸部のみ、ガイド部材9および排気ポート10の他方には凹部または凸部のみを設けるようにしてもよい。このとき、凹部または凸部を複数設けるようにしてもよい。さらに、ガイド部材9および排気ポート10の両方に複数の凹部および凸部を設けるようにしてもよい。
さらに、ガイド部材9と排気ポート10に形成する凹部と凸部の形状についても、図4に示すような円錐状に突出または凹んだ形状に限定されず、例えば、円筒状や半円筒状などに突出または凹んだ形状など、適宜自由に設定することができる。
さらに、ガイド部材9と排気ポート10に形成する凹部と凸部の形状についても、図4に示すような円錐状に突出または凹んだ形状に限定されず、例えば、円筒状や半円筒状などに突出または凹んだ形状など、適宜自由に設定することができる。
また、本実施の形態において、減圧弁1に入出力される加圧流体は、液体および気体の何れも用いることができることは言うまでもない。
本発明は、空気などの気体を減圧する減圧弁に適用することができる。
1…減圧弁、2…フィルターカバー、3…センターボディ、4…ダイアフラム、5…ボンネット、5a…フランジ、5b…排気孔、6…入力室、7…出力室、8…排気室、9…ガイド部材、10…排気ポート、10a…貫通孔、10b…突出部、10c…弁座、10d…凸部、11…ドレン用ボルト、12…ガスケット、13…ボルト、14…フィルタ、15…ポペット弁、15a…ステム、15b…第1の弁体、15c…第2の弁体、16…ポペットスプリング受け、17…ポペットスプリング、18…面積板、20…ボルト、21…調圧ノブ、21a…つまみ、21b…軸、22…調圧スプリング受け、23…調圧スプリング、31…隔壁、32…貫通孔、32a…弁座、33…支持部、34…入力流路、35…出力流路、91…貫通孔、91a…凹部、91b…弁座。
Claims (4)
- 隔壁により内部が入力室となる第1の空間と出力室および排気室となる第2の空間とに隔てられ、前記入力室と加圧ガスの入力先とを連通する入力流路および前記出力室と前記加圧ガスの出力先とを連通する出力流路が形成された容器と、
前記第2の空間内に設けられ、この前記第2の空間を前記隔壁側の前記出力室と前記排気室とに隔てるダイアフラムと、
このダイアフラムに結合され、前記出力室と前記排気室とを連通する弁孔が形成された排気ポートと、
この排気ポートを前記出力室に向かって付勢する第1の付勢部材と、
前記排気ポートと対向する前記隔壁に設けられ、前記入力室と前記出力室を連通する貫通孔を備えたガイド部材と、
このガイド部材の前記貫通孔に挿通支持された軸部、この軸部の一端に形成され、前記貫通孔の前記入力室側に形成された弁座を閉じる第1の弁体、および、前記軸部の他端に形成され、前記弁孔と対向配置される第2の弁体を有するポペット弁と、
前記第2の弁体を前記出力室に向かって付勢する第2の付勢部材と
を備え、
前記排気ポートおよび前記ガイド部材は、互いの位置を合わせる位置合わせ部を有する
ことを特徴とする減圧弁。 - 請求項1記載の減圧弁において、
前記位置合わせ部は、
前記ガイド部材および前記排気ポートのうちの一方に形成され、前記排気ポートおよび前記ガイド部材のうちの他方に向かって突出した凸部と、
前記ガイド部材および前記排気ポートのうちの他方に形成され、前記ガイド部材における前記貫通孔の前記出力室側の開口縁部、または、前記排気ポートにおける前記弁孔の前記出力室側の開口縁部を構成し、前記凸部に嵌合する凹部と
からなることを特徴とする減圧弁。 - 請求項1記載の減圧弁において、
前記位置合わせ部は、
前記ガイド部材における前記貫通孔の前記出力室側の開口から離間した位置、および、前記排気ポートにおける前記弁孔の前記出力室側の開口から離間した位置のうちの少なくとも一方に形成された凸部と、
前記ガイド部材における前記貫通孔の前記出力室側の開口から離間した位置、および、前記排気ポートにおける前記弁孔の前記出力室側の開口から離間した位置のうちの少なくとも一方に形成され、前記凸部と嵌合する凹部と
からなることを特徴とする減圧弁。 - 請求項2または3記載の減圧弁において、
前記凸部は、先端に向かってテーパ状に突出し、
前記凹部は、開口に向かってテーパ状に広がる
ことを特徴とする減圧弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014093369A JP2015210746A (ja) | 2014-04-30 | 2014-04-30 | 減圧弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014093369A JP2015210746A (ja) | 2014-04-30 | 2014-04-30 | 減圧弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015210746A true JP2015210746A (ja) | 2015-11-24 |
Family
ID=54612856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014093369A Pending JP2015210746A (ja) | 2014-04-30 | 2014-04-30 | 減圧弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015210746A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018189568A (ja) * | 2017-05-10 | 2018-11-29 | 矢崎エナジーシステム株式会社 | 調整器一体型ガスメータ |
KR20200115348A (ko) | 2019-03-29 | 2020-10-07 | 아즈빌주식회사 | 편향 부재 유지기 및 이것을 구비하는 감압 밸브 |
-
2014
- 2014-04-30 JP JP2014093369A patent/JP2015210746A/ja active Pending
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KR20200115348A (ko) | 2019-03-29 | 2020-10-07 | 아즈빌주식회사 | 편향 부재 유지기 및 이것을 구비하는 감압 밸브 |
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