JP2015210481A - 分子配列構造音生成装置及び分子配列構造音生成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
容易に蛋白質の分子配列に応じた音を得ると共に、容易に対象物に対して効果的な音を得ることができる分子配列構造音の生成方法を得る。
【解決手段】
五線譜音既存周波数表KBを記憶したメモリ110と、蛋白質情報用データベース120と、フィルタリング部130と、アミノ酸シーケンス用メモリ140と、アミノ酸周波数データ作成部150と、分子メロディ情報作成部160と、分子量近似周波数シーケンス用メモリ162と、楽譜用メモリ164と、MIDIファイル用メモリ166と、WAVデータ作成部170と、WAVファイル用メモリ180と、出力部190と、音発生部200等を有して、アミノ酸シーケンス用メモリ140に記憶されたヘモグロビン等のアミノ酸の塩基の配列構造に従って、各々の塩基の種類の記号を所定の式で周波数変換し、記号の配列順に従ったメロディを発生させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、蛋白質の分子配列に応じた音を容易に得ると共に、対象物に対して効果的な音を得ることができる分子配列構造音生成装置に関する。
近年は、植物、動物等に音楽を聴かせて成長を促すことがある。これは生き物に分子レベルで作用を及ぼすためであると言われている。例えば、ある特定メロディの音楽は生き物の体内であるタンパク質の合成を促進したり抑制したりできると言われている。
また、ある種の病気に対する耐性を増強させたり、あるいは別の特性を生み出すようになると言われている。
そして、このような分子レベルで作用を及ぼすメロディを生成することが特許文献1に開示されている。この特許文献1のスケール共鳴により蛋白質の生合成を後成的に制御する方法には、例えば蛋白質のアミノ酸配列を音に変換することが開示されている。
特表平7−507287号公報
しかしながら、特許文献1のスケール共鳴により蛋白質の生合成を後成的に制御する方法は、アミノ酸の固有振動数を基にして計算したハーモニック距離を計算して音符の音を算出するものであるから、音の算出のための処理が複雑になる。
また、対象物に対して効果的な音を得るために、音符の相関、メロディ間隔の相関を求めたているので、容易には効果的な音を得ることができない。
本発明は以上の課題を解決するためになされたもので、容易に蛋白質の分子配列に応じた音を得ると共に、容易に対象物に対して効果的な音を得ることができる分子配列構造音生成装置を得ることを目的とする。
本発明に係わる分子配列構造音生成装置は、
五線譜の各々の音階の平均律周波数(fi)が記憶された第1の記憶手段と、
対象物の分子配列を示す分子配列シーケンスが記憶されたアミノ酸シーケンス用記憶手段と、
メロディの元となる質量周波数近似平均律周波数(fki)が順に記憶される分子量近似周波数シーケンス用記憶手段と、
音発生部と
を備え、
前記アミノ酸シーケンス用記憶手段の前記分子配列シーケンスの分子の配列順に従って分子の略語を順次読み込み、この略語の分子の質量(m)を求める質量変換部と、
前記質量(m)が求められる毎に、この質量(m)に基づいて前記分子の周波数を分子量周波数(fni)として求める第1周波数変換部と、
前記分子量周波数(fni)が求められる毎に、この分子量周波数(fni)を五線譜上での分子量可聴音周波数(fpi)に変換する第2周波数変換部と、
前記分子量可聴音周波数(fpi)が求められる毎に、この分子量可聴音周波数(fpi)と前記第1の記憶手段の各々の前記平均律周波数(fi)との差(Δi)を求め、これらの差(Δi)同士を比較して最小の差(Δi)となる平均律周波数(fi)を検出し、これを前記求めた分子量可聴音周波数(fpi)に対して近似する前記質量周波数近似平均律周波数(fki)として前記分子量近似周波数シーケンス用記憶手段に順次記憶する質量周波数近似データ作成部と、
前記分子量近似周波数シーケンス用記憶手段に記憶された前記分子配列シーケンスの分子の配列順に対応する順の前記質量周波数近似平均律周波数(fki)を読み込み、この質量周波数近似平均律周波数(fki)に対応する前記音階の音を前記音発生部から発生させる出力部と
を備えたことを要旨とする。
以上のように本発明によれば、対象物の分子配列シーケンスの配列順に各々の分子の質量mの分子量周波数(fni)を求め、これを五線譜上での分子量可聴音周波数(fpi)に変換し、この分子量可聴音周波数(fpi)が求められる毎に、この分子量可聴音周波数(fpi)に対して近似する平均律周波数(fi)を検出し、これを質量周波数近似平均律周波数(fki)とし、この質量周波数近似平均律周波数(fki)に対応する音階の音を音発生部から発生させる。
このため、容易に対象物の分子配列に応じた五線譜上におけるメロディ音を得ることができる。
また、分子配列シーケンスの分子の配列順の質量周波数近似平均律周波数(fki)のメロディ音と、間隔をずらした分子の実際の分子量可聴音周波数(fpi)のメロディ音とを発生させるようにしたので、人にとっては聞きやすいと共に対象物の分子の共鳴を促進する。
本実施の形態1の分子配列構造音生成装置の概略構成図である。 本実施の形態1の分子配列構造音生成装置の概要の説明図である。 五線譜音既存周波数表KBの説明図である。 五線譜音既存周波数表KBの説明図である。 アミノ酸分子量関係表AGの説明図である。 分子量可聴音周波数表Hiの説明図である。 五線譜の音階の説明図である。 平均律分子量可聴音周波数表HAの概念を説明する説明図である。 本実施の形態1の分子配列構造音生成装置の動作を説明するフローチャートである。 アミノ酸シーケンスデータの説明図である。 実施の形態1の平均律分子量可聴音周波数表HAの生成を説明する説明図である。 実施の形態1の平均律分子量可聴音周波数表HAの生成を説明する説明図である。 実施の形態1の効果を説明する説明図である。 実施の形態2の分子配列構造音生成装置の概略構成図である。 実施の形態2の効果を説明する説明図である。 本実施の形態1、形態2の分子配列構造音生成装置で得られたメロディ音を他の装置にインストールして用いる場合の説明図である。
図1は本実施の形態1の分子配列構造音生成装置の概略構成図である。本実施の形態1においては表示部20と本体部30等を有するパーソナルコンピュータに以下のプログラムを実装したものを蛋白質の分子配列構造音生成装置100として説明する。また、本実施の形態では蛋白質の分子配列としてアミノ酸を一例にして説明する。
図1に示すように、本実施の形態の分子配列構造音生成装置100は、五線譜音既存周波数表KBを記憶したメモリ110と、蛋白質情報用データベース120と、フィルタリング部130と、アミノ酸シーケンス用メモリ140と、アミノ酸周波数データ作成部150と、分子メロディ情報作成部160と、分子量近似周波数シーケンス用メモリ162と、楽譜用メモリ164と、MIDIファイル用メモリ166と、WAVデータ作成部170と、WAVファイル用メモリ180と、出力部190と、音発生部200等を有して、図2に示すように、アミノ酸シーケンス用メモリ140に記憶されたヘモグロビン等のアミノ酸の分子配列順に従って、各々の分子の質量mを可聴音の周波数に変換し、これらをメロディ音にして発生させる。
前述の周波数は、音の平均律の周波数(以下平均律周波数fiという)、平均律の反転周波数(以下平均律反転周波数hfiという)、長調的平均律、長調的平均律の反転周波数、ピタゴラス音階、ピタゴラス音階の反転周波数があるが本実施の形態1においては平均律周波数fi、平均律反転周波数hfiを一例として説明する。
(各部の説明)
メモリ110には、図3、図4に示す五線譜音既存周波数表KBが記憶されている。この五線譜音既存周波数表KBは以下のようにして作成している。
一般にアミノ酸は図5に示すように、種類と3文字略語と1文字略語と分子量と分子式とが決められている。本実施の形態1においては種類と3文字略語と1文字略語とを種類情報と称する。但し、本実施の形態1においては、1文字略語(以下単に略語と称する)を用いる。また、本実施の形態1においては、図5に示す表をアミノ酸分子量関係表AGと称する。
そして、分子量に基づいて質量mも図6に示すように定められており、質量mに基づく分子量周波数fniも定められている。本実施の形態1においては、図6に示す表を分子量可聴音周波数表Hiと称する。
一方、五線譜というのは、図7に示すように、下第2線A3はラ、下第2間B3はシ、下第1線C4はド、第1間D4(D4♯)はレ(♯レ)、第1線E4はミ、第1間F4(F4♯)はファ、第2線G4はソ、第2間A4(A4♯)はラ・・・・上第2線C6はドと定められている。
また、これらの音に対しては、平均律周波数fiは予め定められている。例えば、図3、図4及び図8に示すように、下第2線A3のラは約220.0Hz(f1)、下第2線A3♯の♯ラは233.1Hz(f2)、下第2間B3のシは約246.9Hz(f3)、下第1線C4のドは約261.6Hz(f4)、・・・・第4線D5のレは587.3Hz(f18)、第4線#D5の♯レは622.3Hz(f19)、第4間E5のミは659.3Hz(f20)である。
さらに、平均律反転周波数hfiは、図3及び図4に示すように、例えば、下第2線A3のラに対して反転する五線譜上の位置は第5線F5で、その周波数(反転周波数)は約698.5Hz、下第2線♯A3の♯ラに対して反転する五線譜の位置は第4間E5のミで、その周波数(反転周波数)は約659.3Hz、下第2間B3のシに対して反転する五線譜上の位置は第4線#D5の#レで、その周波数(反転周波数)は約622.3Hz、下第1線C4のドに対して反転する五線譜の位置は第4線D5のレで、その周波数は約587.3Hz、・・・・第4線D5のレに対して反転する五線譜上の位置は下第1線C4のドで、その周波数(反転周波数)は約261.6Hz、第4線#D5の♯レに対して反転する五線譜上の位置は下第2間B3のシで、その周波数(反転周波数)は約246.9Hz、第4間E5のミに対して反転する五線譜上の位置は下第2間#A3の#ラで、その周波数(反転周波数)は約233.1Hzである。
なお、平均律反転周波数hfiというのは、元の音の周波数に対して、基準の「ソ」の音を中心に周波数の高低の関係を逆転した周波数である。
例えば、元の音が「ファ」、「ソ」、「ラ」の場合は、「ラ」、「ソ」、「ファ」となる。
このような平均律反転周波数hfiと平均律周波数fiとを図3、図4に示すように関連付けた五線譜音既存周波数表KBをメモリ110に予め記憶している。
また、図3、図4には図示しないが長調的平均律、長調的平均律の反転周波数、ピタゴラス音階、ピタゴラス音階の反転周波数を対応させてもよい。
長調的平均律は、下第2線A3(ラ)は220.0Hz、下第1線C4(ド)は261.6Hz・・・である。
長調的平均律の反転周波数は、下第2線A3(ラ)は698.5Hz、下第1線C4(ド)は587.3Hz・・・である。
ピタゴラス音階は下第2線A3(ラ)は219.4Hz、下第1線C4(ド)は260.0Hz・・・である。
ピタゴラス音階の反転周波数は、下第2線A3(ラ)は693.3Hz、下第1線C4(ド)は585.0Hz・・・である。
さらに、これらをMIDIノートで定義してもよい。MIDIノートでは平均律の下第2線A3(ラ)は番号「57」、下第1線C4(ド)は番号「60」・・・である。
MIDIノートでは平均律の反転は下第2線A3(ラ)は番号「77」、下第1線C4(ド)は番号「74」・・・である。
MIDIノートの長調的平均律は下第2線A3(ラ)は番号「57」、下第1線C4(シ)は番号「60」・・・である。
MIDIノートの長調的平均律の反転周波数は、下第2線A3(ラ)は番号「77」、下第1線C4(ド)は番号「74」・・・である。
フィルタリング部130は、蛋白質情報用データベース120にダウンロードされている蛋白質データを読み込み、この蛋白質データからヘッダ、制御コード等の不要なデータを除いたアミノ酸シーケンスデータ(MVL・・・)をアミノ酸シーケンス用メモリ140に記憶する。
アミノ酸周波数データ作成部150は、質量変換部151と、第1周波数変換部152と、第2周波数変換部153と、近似平均律決定部155等を備えて、図8に示す概念の平均律分子量可聴音周波数表HAをメモリ156に生成する。
図8の平均律分子量可聴音周波数表HAについて説明する。図8においては、五線譜は下第2線A3から第4線D5と第5線F5との間の第4間E5までの20個の音符を示し、各々の音符に平均律の周波数(平均律周波数fi:f1〜f20)を対応させて示している。
さらに、平均律周波数fi(f1、f2・・)に対して近似する分子量可聴音周波数fpi(fp1、fp2・・・)を対応させている。
質量変換部151は、アミノ酸シーケンス用メモリ140のアミノ酸シーケンス(MV・・・)を読み込み、この読み込み毎に、このアミノ酸シーケンスの略語(M又はV・・・)を読み込む。そして、この略語(単に記号ともいう)を有するレコードgi(g1、g2・・)をアミノ酸分子量関係表AGから読み込み、このレコードgi内の分子量を用いて、読み込んだアミノ酸シーケンス(M又はV・・)の各々の記号の質量mを求めて、第1周波数変換部152に出力する。このとき、図6に示すように、アミノ酸の種類と記号とを関連付けてメモリ154に記憶する。
第1周波数変換部152は、質量変換部151から質量mが出力される毎に、この質量を周波数変換し、この周波数(以下分子量周波数fniという)を第2周波数変換部153に出力する。このとき、メモリ154のアミノ酸の種類名及び質量mに関連付けて図6に示すように分子量周波数fniを記憶する。
第2周波数変換部153は、第1周波数変換部152から分子量周波数fni(値)が出力(アミノ酸の種類名を含む)される毎に、nオクターブ(デフォルトでn=76)下げた分子量可聴音周波数fpiを得て、これをメモリ154に記憶する。このとき、メモリ124のアミノ酸の種類に関連付けて図6に示すように分子量可聴音周波数fpiを記憶する。
すなわち、メモリ154には図6に示すように、アミノ酸シーケンスの記号に、アミノ酸の種類名と文字記号と質量mと分子量周波数fniと分子量可聴音周波数fpiとが関連付けられていくことになる。これらを総称して本実施の形態1では分子量可聴音周波数表Hiと称する。
近似平均律決定部155は、メモリ154に記憶されている分子量可聴音周波数表Hiのレコードhi順を指定し、このレコードhiに含まれている分子量可聴音周波数fpi(fp1又はfp2・・・)を読み込む。そして、この読み込んだ分子量可聴音周波数fpiに対して最も近似する平均律周波数fi(f1又はf2・・)をメモリ110から検索する。
そして、この検索された近似する平均律周波数fiに対して読み込んだ分子量可聴音周波数fpiを関連付けていって、図8に示す概念の平均律周波数―分子量可聴音周波数表Hをメモリ156に生成する。
図8においては、五線譜は下第2線A3から第4線D5と第5線F5との間の第4間E5までの20個の音符を示し、各々の音符に平均律周波数fi(f1〜f20)を対応させて示している。
そして、この五線譜の各音符に、音符の平均律周波数fiを対応させ、かつ近似する分子量可聴音周波数fpiを対応させている。
平均律周波数fiは、下第2線A3の音符(ラ)が約220.0Hz(f1)、下第2線A3の半音上の音符(♯ラ)が233.1Hz(f2)、下第2間B3の音符(シ)が約246.9Hz(f3)、下第1線C4の音符(ド)が約261.6Hz(f4)、・・・・第4線D5の音符(レ)が587.3Hz(f18)、第4線D5の半音上の音符(♯ド)が554.4Hz(f19)、第4間E5の音符(ミ)が659.3Hz(f20)である。
そして、グリシンGのアミノ酸分子量可聴音周波数fp1(223.8Hz)に対して、下第2線A3のラの音符の周波数f1(220.0Hz)が近似するとして検索され、この下第2線A3のト゛の音符の周波数f1(220.0Hz)に関連付けられている。
また、アラニンAのアミノ酸分子量可聴音周波数fp2(265.6Hz)に対して、下第2線A3のト゛の音符の周波数f4(261.6Hz)が近似するとして検索され、この下第2線A3のト゛の音符の周波数f4(261.6Hz)に関連付けられている。
セリンSのアミノ酸分子量可聴音周波数fp3(265.6Hz)に対しては、下第1間D4♯の音符(♯レ)の周波数f7(311.1Hz)が近似するとして検索され、この下第1間D4♯の♯レの音符の周波数f7(311.1Hz)に関連付けられている。
また、・・・・トリプトファンWのアミノ酸分子量可聴音周波数fp20(608.8Hz)に対して、第4間E5の音符(ファ)の周波数f20(659.3Hz)が近似するとして検索され、この第4間E5のファの音符の周波数f20(659.3Hz)に関連付けられている。
分子メロディ情報作成部160は、メモリ156の後述する平均律分子量可聴音周波数表HAのレコードhaiを順次引き当て、このレコードhaiに含まれている平均律周波数fiを読み込んで分子量近似周波数シーケンス用メモリ162に記憶する。これを本実施の形態1では分子量近似周波数シーケンス(440.0Hz、349.2Hz・・・:平均律)と称する。
また、分子メロディ情報作成部160は、分子量近似周波数シーケンス(440.0Hz、349.2Hz・・・)の各周波数に対応する音符を楽譜用メモリ164の五線譜に定義する。
さらに、分子メロディ情報作成部160は、分子量近似周波数シーケンス(440.0Hz、349.2Hz・・・)に基づいてMIDIファイルデータを作成して、これをMIDIファイル用メモリ166に記憶する。
WAVデータ作成部170は、入力されたオプション指定(テンポ、サスティン、周波数倍率指定、高調波成分指定、波形指定(正弦波又は三角波)、フェードイン時間指定、バイノーラル周波数指定)を読み込み、分子量近似周波数シーケンス(440.0Hz、349.2Hz・・・)を用いてテンポ、サスティン、周波数倍率、高調波成分、波形(正弦波又は三角波)、フェードイン時間)、バイノーラル周波数を算出し、これらをWAVファイルデータとしてWAVファイル用メモリ180に記憶する。
出力部190は、指示に基づいてWAVファイル用メモリ180のWAVファイルデータ、メモリの楽譜又はMIDIファイルデータを読み込んで、これを音発生部200に出力して音を発生させる。
前述の分子メロディ情報作成部160と近似平均律決定部155とを総称して質量周波数近似データ作成部158と称する。
(動作説明)
上記のように構成された分子配列構造音生成装置について図9のフローチャートを用いて以下に説明する。
フィルタリング部130は、蛋白質情報用データベース120にダウンロードされている蛋白質データ(ヘモグロビン)を読み込み、この蛋白質データから図10に示すようにヘッダ、制御コード等の不要なデータを除いた分子構造の配列データであるシーケンスデータ(例えばアミノ酸シーケンス:MVL・・・)をアミノ酸シーケンス用メモリ140に記憶する抽出処理を行う(S200)。
そして、周波数シーケンス自動生成処理、楽譜自動生成処理、MIDIファイル自動生成処理を行う(S300)。
これらの処理について以下に詳細に説明する。
質量変換部151は、アミノ酸シーケンス用メモリ140に記憶されているアミノ酸シーケンスデータ(MV・・)の略語を順次読み込み、この略語を有するレコードkiをメモリ110の五線譜音既存周波数表KBから読み込む。そして、このレコードkiに含まれている平均律周波数fiを読み込んでメモリ154に記憶する。
この質量mは、m=0.001×M/N [kg]
M:分子量
N:アボガドロ数(6.02214×1023
として求める。
次に、第1周波数変換部152は、質量変換部151から質量mが出力される毎に、この質量を以下の式で周波数変換し、この分子量周波数fniを第2周波数変換部153に出力する。
fni=func(m,v) [Hz]
func(m,v):質量mと分子から放射される物質波の速度vから算出される関数
そして、第2周波数変換部153は、第1周波数変換部152から分子量周波数fni(値)が出力(アミノ酸の種類名を含む)される毎に、nオクターブ下げた分子量可聴音周波数fpiを得て、これをメモリ154に記憶する(図6参照)。
この分子量可聴音周波数fpiは、
fpi=fni/2 [Hz]
n:任意整数(たとえば76)
として求める。
例えば、略語がM(メチオニン)の場合は、分子量可聴音周波数fpiは444.8Hzとして求められる(図6参照)。
そして、近似平均律決定部155がアミノ酸シーケンス用メモリ140のアミノ酸シーケンス(M、V・・・)の先頭の略語から順次読み込み、この読み込み毎に、この略語を有するレコードhiをメモリ154の分子量可聴音周波数表Hから引き当てる。
そして、このレコードhiに含まれている分子量可聴音周波数fpiに対して最も近似する平均律周波数fi(f1又はf2・・)をメモリ110の五線譜音既存周波数表KBから検索する。
例えば、文字記号がM(メチオニン)の場合で分子量可聴音周波数fpiが444.8Hzとして求められた場合は、図3に示す五線譜音既存周波数表KBの440.0Hzが近似する平均律周波数fiとして求められる。
具体的には、分子量可聴音周波数fpiと各平均律周波数fiとの差Δiの絶対値を求め、これらの中で絶対値が最も小さくなった平均律周波数fiを決定する。
そして、図11に示すように、平均律周波数fiの440.0Hzに略語Mの分子量可聴音周波数fpiである444.8Hzを関連付けると共に、分子名(メチオニン)と略語(M)とを関連付ける。このような処理をアミノ酸シーケンスの最後の略語まで実施して、図11及び図12に示す平均律分子量可聴音周波数表HAをメモリ156に得る(図8参照)。
そして、分子メロディ情報作成部160がアミノ酸シーケンス用メモリ140のアミノ酸周波数シーケンス(MV・・・)の略語を順次読み込み、この読み込み毎にこの略語に関連付けられている分子量可聴音周波数fpiを平均律分子量可聴音周波数表HAから読み込み、この分子量可聴音周波数fpiを順次、分子量近似周波数シーケンス用メモリ162に記憶して分子量近似周波数シーケンス(440.0Hz、・・)を得る。
例えば、読み込んだ記号がM(メチオニン)の場合は、図11においては、分子量可聴音周波数fpiは約444.8Hzであり、この約444.8Hzに関連付けられている平均律周波数fiは約440.0Hz、記号がV(バリン)の場合は、分子量可聴音周波数fpiは約349.2Hzであり、この約349.2Hzに関連付けられている平均律周波数fiは約349.2Hz・・・である。従って、分子量近似周波数シーケンス用メモリ162に生成される分子量近似周波数シーケンスは440.0Hz、349.2HZ・・・・・として生成される。
また、分子メロディ情報作成部160はアミノ酸シーケンス用メモリ140のアミノ酸周波数シーケンス(MV・・・)の記号を順次読み込み、この読み込み毎にこの記号を有するレコードhaiをメモリ156の平均律分子量可聴音周波数表HAから引き当てる。
そして、このレコードhaiの線名と識別子と音符とを読み込んで、楽譜用メモリ164に楽譜を生成する。
さらに、分子メロディ情報作成部160はアミノ酸シーケンス用メモリ140のアミノ酸周波数シーケンス(MV・・・)の記号を順次読み込み、この読み込み毎にこの記号のMIDIノート番号(図示せず)を平均律分子量可聴音周波数表HAから引き当てる。
そして、このMIDIノート番号を読み込んで、MIDIファイル用メモリ166にMIDIファイルを生成する。
MIDIファイルは、ヘッダ、トラック、音符集合等からなる。ヘッダは、始りを示すコード、以後に続くトラックの本数、時間分解能(四分音符を何分割した時間を最小単位とするか又は何マイクロ秒を最小単位とするか)等からなる。
トラックは、トラックの始りであることを宣言するコードと、トラック長と、音色コート(0〜127)等からなる。
音符集合は、使用チャンネル番号と、1つ前の音符発音開始時点からあける時間間隔と、音の鳴り初め終わりを示すコードと、音程と、発音速度等からなる。
WAVデータ作成部170は、入力されたオプション指定(テンポ、サスティン、周波数倍率指定、高調波成分指定、波形指定(正弦波又は三角波)、フェードイン時間指定、バイノーラル周波数指定)を読み込み、分子量近似周波数シーケンス(440Hz、349Hz・・・)を用いてテンポ、サスティン、周波数倍率、高調波成分、波形(正弦波又は三角波)、フェードイン時間)、バイノーラル周波数を算出する(S300)。そして、これらをWAVファイルデータとしてWAVファイル用メモリ180に記憶する。
出力部190は、指示に基づいてWAVファイル用メモリ180のWAVファイルデータ、楽譜用メモリ164の楽譜を表示部20に表示又はMIDIファイル用メモリ166のMIDIファイルデータを読み込んで、これを音発生部200に出力して音を発生させる。
すなわち、実施の形態1は、図13に示すように、アミノ酸シーケンス用メモリ140のアミノ酸シーケンス(MV・・・KR)の順番に従って、各々の分子の種類の質量mに基づいた分子量可聴音周波数fpi(fp1、fp2・・・)に変換し、これらの周波数毎に、近似する平均律周波数fiに関連付ける。そして、これらの平均律周波数fiの順に従ったメロディ(楽譜で示している)を作成して、音を発生させている。
従って、アミノ酸シーケンスの配列に従ったメロディを発生させることができる。このため、対象物に応じたアミノ酸の種類を選択して、その被対象物にメロディを聞かせると分子が共鳴して蛋白質の合成促進となる。
例えば、パン生地にこのメロディを聞かせると、発酵が促進し、人のインスリン分解が促進されたり、老化の抑制等になる。
<実施の形態2>
図14は実施の形態2の分子配列構造音生成装置の概略構成図である。図14においては図1と同一符号のものは説明を省略する。
図14に示すように、出力部190は、平均律音発生部190aと、分子量可聴音発生部190bと、選択部190cとを備えている。
さらに、実施の形態2の分子配列構造音生成装置は、第1音発生部200aと、第2音発生部200bとを備えている。
平均律音発生部190aは、分子量近似周波数シーケンス用メモリ162に記憶された分子配列シーケンスの質量周波数近似平均律周波数fkiを読み込み、この質量周波数近似平均律周波数fkiを第1音発生部200aに出力して、この質量周波数近似平均律周波数fkiの音を設定された音量レベルで発生させる。
分子量可聴音発生部190bは、質量周波数近似平均律周波数fkiを有するレコードhaiをメモリ156の平均律分子量可聴音周波数表HAから引き当て、このレコードhaiに含まれている分子量可聴音周波数fpiを質量周波数近似平均律周波数fkiの出力とは出力タイミングを異ならせて第2音発生部200bに出力して、この分子量可聴音周波数fpiの音を設定された音量レベルで発生させる。
選択部190cは、入力された平均律音発生部190a又は分子量可聴音発生部190b若しくは両方を選択する。
また、選択部190cは、平均律音発生部190a又は分子量可聴音発生部190bに対して入力された音量を設定する。
また、選択部190cは、平均律音でメロディを奏でる指示又は分子配列順音メロディで奏でる指示の入力があるかどうかを判定し、平均律音でメロディを奏でる指示の場合は実施の形態1と同様にWAVファイルのメロディを第1音発生部200aから発生させる。
すなわち、分子量可聴音発生部190bは、分子配列順音メロディで奏でる指示の入力の場合は、アミノ酸シーケンス用メモリ140のアミノ酸シーケンス(MV・・・)を読み込み、この記号を有するレコードhaiをメモリ156の平均律分子量可聴音周波数表HAから引き当てる。そして、このレコードhaiに含まれている分子量可聴音周波数fpi(fp1又はfp2・・・)を読み込み、これを第2音発生部200bに出力する。
第2音発生部200bは、分子量可聴音周波数fpiをアナログ信号に変換して分子量可聴音周波数fpiを発生させる。
つまり、実施の形態2の分子配列構造音生成装置は図15に示すように、アミノ酸シーケンス用メモリ140のアミノ酸シーケンス(MV・・・KR)の順番に従って、各々の分子の種類の質量mに基づいた分子量可聴音周波数fpiに変換し、近似する平均律周波数fi(fki)を決定し、この平均律周波数fi(fki)のメロディ音を平均律音発生部190aから発生させると共に、タイミングをずらして分子量可聴音周波数fpiのメロディ音を分子量可聴音発生部190bから発生させている。このとき、音量レベルは設定されたレベルで発生させている。
従って、人間にとって効きやすいと共に、実際のアミノ酸シーケンスの分子の質量の音が発生されるので、より分子が共鳴して蛋白質の合成促進となる。
また、上記各実施の形態のメロディ音を図16に示すように、ICチップ300に保存して、プレイヤー400にインストールして対象物に聴かせてもよい。このプレイヤー400には、平均律音発生部190aと、分子量可聴音発生部190bと、選択部190cとキーパット等を備えるのが好ましい。
20 表示部
30 本体部
100 分子配列構造音生成装置
110 メモリ
120 蛋白質情報用データベース
130 フィルタリング部
140 アミノ酸シーケンス用メモリ
150 アミノ酸―周波数データ作成部
151 質量変換部
152 第1の周波数変換部
153 第2周波数変換部
155 質量周波数近似データ作成部
160 分子メロディ情報作成部
190 出力部
192 平均律―分子量周波数音出力部
200a 第1音発生部
200b 第2音発生部




































Claims (16)

  1. 五線譜の各々の音階の平均律周波数(fi)が記憶された第1の記憶手段と、
    対象物の分子配列を示す分子配列シーケンスが記憶されたアミノ酸シーケンス用記憶手段と、
    メロディの元となる質量周波数近似平均律周波数(fki)が順に記憶される分子量近似周波数シーケンス用記憶手段と、
    音発生部と
    を備え、
    前記アミノ酸シーケンス用記憶手段の前記分子配列シーケンスの分子の配列順に従って分子の略語を順次読み込み、この略語の分子の質量(m)を求める質量変換部と、
    前記質量(m)が求められる毎に、この質量(m)に基づいて前記分子の周波数を分子量周波数(fni)として求める第1周波数変換部と、
    前記分子量周波数(fni)が求められる毎に、この分子量周波数(fni)を五線譜上での分子量可聴音周波数(fpi)に変換する第2周波数変換部と、
    前記分子量可聴音周波数(fpi)が求められる毎に、この分子量可聴音周波数(fpi)と前記第1の記憶手段の各々の前記平均律周波数(fi)との差(Δi)を求め、これらの差(Δi)同士を比較して最小の差(Δi)となる平均律周波数(fi)を検出し、これを前記求めた分子量可聴音周波数(fpi)に対して近似する前記質量周波数近似平均律周波数(fki)として前記分子量近似周波数シーケンス用記憶手段に順次記憶する質量周波数近似データ作成部と、
    前記分子量近似周波数シーケンス用記憶手段に記憶された前記分子配列シーケンスの分子の配列順に対応する順の前記質量周波数近似平均律周波数(fki)を読み込み、この質量周波数近似平均律周波数(fki)に対応する前記音階の音を前記音発生部から発生させる出力部と
    を有することを特徴とする分子配列構造音生成装置。
  2. 前記質量変換部は、
    前記質量(m)を、
    m=0.001×M/N [kg]
    M:分子量
    N:アボガドロ数(6.02214×1023
    として求めることを特徴とする請求項1記載の分子配列構造音生成装置。
  3. 前記第1周波数変換部は、
    前記分子量周波数(fni)を、
    fni=func(m,v) [Hz]
    func(m,v):質量mと分子から放射される波の速度vから算出される関数
    として求めることを特徴とする請求項1又は2記載の分子配列構造音生成装置。
  4. 前記第2周波数変換部は、
    前記分子量可聴音周波数(fpi)を、
    fpi=fni/2 [Hz]
    fni:分子量周波数
    n:任意整数(たとえば76)
    として求めることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の分子配列構造音生成装置。
  5. 前記対象物の分子の種類情報と前記分子量周波数(fni)と前記分子量可聴音周波数(fpi)とを含むレコード(hi)を有する分子量可聴音周波数表(Hi)が記憶された第2の記憶手段と、
    前記五線譜の音階情報と前記平均律周波数(fi)と前記分子の種類情報とに前記分子量可聴音周波数(fpi)が関連付けられた平均律分子量可聴音周波数表(HA)が生成される第2の記憶手段とを備え、
    前記質量周波数近似データ作成部は、
    前記分子量可聴音周波数(fpi)が求められる毎に、この分子量可聴音周波数(fpi)と前記第1の記憶手段の各々の前記平均律周波数(fi)との差(Δi)を求め、これらの差(Δi)同士を比較して最小の差(Δi)となる平均律周波数(fi)を検出し、この検出した平均律周波数(fi)を有する前記レコード(hi)を前記第2の記憶手段の分子量可聴音周波数表(Hi)から引き当て、このレコード(hi)に前記求めた分子量可聴音周波数(fpi)を関連付けて前記第2の記憶手段に前記平均律分子量可聴音周波数表(HA)を生成する近似平均律決定部と、
    前記アミノ酸シーケンス用記憶手段の分子配列シーケンスの分子の略語を順次読み込み、この読み込み毎に、この分子の略語を有するレコード(hai)を前記第2の記憶手段の前記平均律分子量可聴音周波数表(HA)から引き当て、このレコード(hai)に前記分子量可聴音周波数(fpi)が含まれている場合は、このレコード(hai)に含まれている平均律周波数(fi)を前記質量周波数近似平均律周波数(fki)として抽出して前記分子量近似周波数シーケンス用記憶手段に順に記憶する分子メロディ情報作成部と
    を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の分子配列構造音生成装置。
  6. 前記音発生部は、
    前記質量周波数近似平均律周波数(fki)を音にして発生する第1音発生部と、
    前記分子量可聴音周波数(fpi)を音にして発生する第2音発生部とを備え、
    さらに、
    前記出力部は、
    前記分子量近似周波数シーケンス用記憶手段に記憶された前記分子配列シーケンスの分子の配列順の前記質量周波数近似平均律周波数(fki)を読み込み、この質量周波数近似平均律周波数(fki)を前記第1音発生部に出力して、この質量周波数近似平均律周波数(fki)の音を発生させる平均律音発生部と、
    前記第1音発生部で前記読み込んだ質量周波数近似平均律周波数(fki)を有するレコード(hai)を前記第2の記憶手段の平均律分子量可聴音周波数表(HA)から引き当て、このレコード(hai)に含まれている分子量可聴音周波数(fpi)を前記質量周波数近似平均律周波数(fki)の出力とは出力タイミングを異ならせて前記第2音発生部に出力して、この分子量可聴音周波数(fpi)の音を発生させる分子量可聴音発生部とを有することを特徴とする請求項5記載の分子配列構造音生成装置。
  7. 前記出力部は、
    前記平均律音発生部又は前記分子量可聴音発生部もしくは両方を選択する選択部を有することを特徴とする請求項6記載の分子配列構造音生成装置。
  8. 前記選択部は、入力された音量レベルを前記平均律音発生部、前記分子量可聴音発生部に設定することを特徴とする請求項7記載の分子配列構造音生成装置。
  9. 五線譜の各々の音階の平均律周波数(fi)が記憶された第1の記憶手段と、
    対象物の分子配列を示す分子配列シーケンスが記憶されたアミノ酸シーケンス用記憶手段と、
    メロディの元となる質量周波数近似平均律周波数(fki)が順に記憶される分子量近似周波数シーケンス用記憶手段と、
    音発生部と
    を用意し、
    コンピュータが、
    前記アミノ酸シーケンス用記憶手段の前記分子配列シーケンスの分子の配列順に従って分子の略語を順次読み込み、この略語の分子の質量(m)を求める質量変換工程と、
    前記質量(m)が求められる毎に、この質量(m)に基づいて前記分子の周波数を分子量周波数(fni)として求める第1周波数変換工程と、
    前記分子量周波数(fni)が求められる毎に、この分子量周波数(fni)を五線譜上での分子量可聴音周波数(fpi)に変換する第2周波数変換工程と、
    前記分子量可聴音周波数(fpi)が求められる毎に、この分子量可聴音周波数(fpi)と前記第1の記憶手段の各々の前記平均律周波数(fi)との差(Δi)を求め、これらの差(Δi)同士を比較して最小の差(Δi)となる平均律周波数(fi)を検出し、これを前記求めた分子量可聴音周波数(fpi)に対して近似する前記質量周波数近似平均律周波数(fki)として前記分子量近似周波数シーケンス用記憶手段に順次記憶する質量周波数近似データ作成工程と、
    前記分子量近似周波数シーケンス用記憶手段に記憶された前記分子配列シーケンスの分子の配列順に対応する順の前記質量周波数近似平均律周波数(fki)を読み込み、この質量周波数近似平均律周波数(fki)に対応する前記音階の音を前記音発生部から発生させる出力工程と
    を行うことを特徴とする分子配列構造音生成方法。
  10. 前記質量変換工程は、
    前記質量(m)を、
    m=0.001×M/N [kg]
    M:分子量
    N:アボガドロ数(6.02214×1023
    として求めることを特徴とする請求項9記載の分子配列構造音生成方法。
  11. 前記第1周波数変換工程は、
    前記分子量周波数(fni)を、
    fni=func(m,v) [Hz]
    func(m,v):質量mと分子から放射される波の速度vから算出される関数
    として求めることを特徴とする請求項9又は10記載の分子配列構造音生成方法。
  12. 前記第2周波数変換工程は、
    前記分子量可聴音周波数(fpi)を、
    fpi=fni/2 [Hz]
    fni:分子量周波数
    n:任意整数(たとえば76)
    として求めることを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の分子配列構造音生成方法。
  13. 前記対象物の分子の種類情報と前記分子量周波数(fni)と前記分子量可聴音周波数(fpi)とを含むレコード(hi)を有する分子量可聴音周波数表(Hi)が記憶された第2の記憶手段と、
    前記五線譜の音階情報と前記平均律周波数(fi)と前記分子の種類情報とに前記分子量可聴音周波数(fpi)が関連付けられた平均律分子量可聴音周波数表(HA)が生成される第3の記憶手段とを用意し、
    前記質量周波数近似データ作成工程が、
    前記分子量可聴音周波数(fpi)が求められる毎に、この分子量可聴音周波数(fpi)と前記第1の記憶手段の各々の前記平均律周波数(fi)との差(Δi)を求め、これらの差(Δi)同士を比較して最小の差(Δi)となる平均律周波数(fi)を検出し、この検出した平均律周波数(fi)を有する前記レコード(hi)を前記第2の記憶手段の分子量可聴音周波数表(Hi)から引き当て、このレコード(hi)に前記求めた分子量可聴音周波数(fpi)を記憶して前記平均律分子量可聴音周波数表(HA)を生成する近似平均律周波数決定工程と、
    前記アミノ酸シーケンス用記憶手段の分子配列シーケンスの分子の略語を順次読み込み、この読み込み毎に、この分子の略語を有するレコード(hai)を前記第3の記憶手段の前記平均律分子量可聴音周波数表(HA)から引き当て、このレコード(hai)に前記分子量可聴音周波数(fpi)が含まれている場合は、このレコード(hai)に含まれている平均律周波数(fi)を前記質量周波数近似平均律周波数(fki)として抽出して前記分子量近似周波数シーケンス用記憶手段に順に記憶する分子メロディ情報作成工程と
    を有することを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の分子配列構造音生成方法。
  14. 前記質量周波数近似平均律周波数(fki)を音にして発生する第1音発生部と、
    前記分子量可聴音周波数(fpi)を音にして発生する第2音発生部とを用意し、
    さらに、
    前記出力工程は、
    前記分子量近似周波数シーケンス用記憶手段に記憶された前記分子配列シーケンスの分子の配列順の前記質量周波数近似平均律周波数(fki)を読み込み、この質量周波数近似平均律周波数(fki)を前記第1音発生部に出力して、この質量周波数近似平均律周波数(fki)の音を発生させる平均律音発生工程と、
    前記平均律音発生工程で前記読み込んだ質量周波数近似平均律周波数(fki)を有するレコード(hai)を前記第3の記憶手段の平均律分子量可聴音周波数表(HA)から引き当て、このレコード(hai)に含まれている分子量可聴音周波数(fpi)を前記質量周波数近似平均律周波数(fki)の出力とは出力タイミングを異ならせて前記第2音発生部に出力して、この分子量可聴音周波数(fpi)の音を発生させる分子量可聴音発生工程とを行うことを特徴とする請求項13記載の分子配列構造音生成方法。
  15. 前記出力工程は、
    前記平均律音発生工程又は前記分子量可聴音発生工程もしくは両方を選択する選択工程を行うことを特徴とする請求項14記載の分子配列構造音生成方法。
  16. 前記選択工程は、入力された音量レベルを前記平均律音発生工程、前記分子量可聴音発生工程に設定することを特徴とする請求項15記載の分子配列構造音生成方法。
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