JP2015208764A - 捩り棒製造装置 - Google Patents

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辰也 伊丹
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Abstract

【課題】安価で単純な構成で、かつ生産効率も高い捩り棒製造装置を提供する。【解決手段】金属棒17の一端を挟持する第1チャック部9と、第1チャック部9を回転駆動させる回転駆動部と、金属棒17の他端を挟持する第2チャック部15と、第2チャック部15に金属棒17の他端側方向の引張弾性力を付与する第2弾性力付与手段30と、を有し、金属棒17は、第2弾性力付与手段30の弾性力による伸長力が付与された状態で、回転駆動部の回転駆動により第1チャック部9とともに回転することにより、捩り棒が製造される。【選択図】図14

Description

本発明は、金属棒を捩じることにより捩り棒を製造する捩り棒製造装置に関する。
従来より、捩り棒を製造する捩り棒製造装置が知られている。
この種の捩り棒製造装置として、熱間押出されて塑性変形可能な温度状態の棒状の押出材をそのまま押出方向へ送りつつ、その押出材の軸方向に対して、ローラ軸直角平面が斜めとなされ且つローラ縁部が送られてくる押出材の表面より内側に位置する複数のローラを、押出材の表面から内方へ食い込ませた状態で回転させると共に、そのローラを押出材の周りに回動させることにより、押出材表面に螺旋溝を加工するものがあった(たとえば、特許文献1)。
特開2001−150090号公報
しかしながら、従来の捩り棒製造装置では、主軸台、スリーブ、タイミングプーリおよびローラなど多くの部品が必要となり、構造が複雑になるとともに、装置自体も高価となるという問題があった。また、ローラを押出材の周りに回動させているので、ゆっくり回転させて製造せざるを得ず、生産効率が悪いという問題もあった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、安価で単純な構成で、かつ生産効率も高い捩り棒製造装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明のうち第1の態様に係るものは、金属棒を捩じることにより捩り棒を製造する捩り棒製造装置であって、金属棒の一端を挟持する第1チャック部と、その第1チャック部を回転駆動させる回転駆動部と、金属棒の他端を挟持する第2チャック部と、第2チャック部に金属棒の引張方向の引張弾性力を付与する第2弾性力付与手段と、を有し、金属棒は、第2弾性力付与手段の弾性力による伸長力が付与された状態で、回転駆動部の回転駆動により第1チャック部とともに回転することにより、捩り棒が製造されることを特徴とするものである。
金属棒を単に回転させて捩り棒を製造すると、金属棒を回転させるに連れ金属棒の全長が短くなり、等ピッチの捩り棒を製造することができない。本発明によれば、第2弾性力付与手段の弾性力により金属棒に伸長力が付与された状態で、回転駆動部の回転駆動により第1チャック部とともに回転させて、捩り棒が製造させているので、捩り棒の全長の長さが短くなり辛く、略等ピッチの捩り棒を製造することができる。また、第2弾性力付与手段により金属棒に伸長力を付与しているだけであるので、安価で単純な構成で、かつ生産効率をダウンさせることなく捩り棒を製造することができる。
本発明のうち第2の態様に係るものは、金属棒を捩じることにより捩り棒を製造する捩り棒製造装置であって、金属棒の一端を挟持する第1チャック部と、その第1チャック部を回転駆動させる回転駆動部と、金属棒の他端を挟持する第2チャック部と、第1チャック部に金属棒の引張方向の引張弾性力を付与する第1弾性力付与手段と、を有し、金属棒は、第1弾性力付与手段の弾性力による伸長力が付与された状態で、回転駆動部の回転駆動により第1チャック部とともに回転することにより、捩り棒が製造されることを特徴とするものである。
本発明のうち第3の態様に係るものは、金属棒を捩じることにより捩り棒を製造する捩り棒製造装置であって、金属棒の一端を挟持する第1チャック部と、その第1チャック部を回転駆動させる回転駆動部と、金属棒の他端を挟持する第2チャック部と、第1チャック部に金属棒の引張方向の引張弾性力を付与する第1弾性力付与手段と、第2チャック部に金属棒の引張方向の引張弾性力を付与する第2弾性力付与手段と、を有し、金属棒は、第1弾性力付与手段および第2弾性力付与手段の弾性力による伸長力が付与された状態で、回転駆動部の回転駆動により第1チャック部とともに回転することにより、捩り棒が製造されることを特徴とするものである。
本発明のうち第4の態様に係るものは、第1の態様または第3の態様に係る捩り棒製造装置であって、第2弾性力付与手段は、金属棒に付与する引張弾性力を異なる弾性力に可変することができるものである。
等ピッチの捩り棒を製造するためには、金属棒の種類や大きさにより金属棒に与える伸長力の大きさを変える必要があるが、本発明によれば、第2弾性力付与手段は金属棒に付与する引張弾性力を異なる弾性力に可変することができるので、金属棒に与える伸長力を変更でき、略等ピッチの捩り棒を製造することができる。
本発明のうち第5の態様に係るものは、第2の態様または第3の態様に係る捩り棒製造装置であって、第1弾性力付与手段は、金属棒に付与する引張弾性力を異なる弾性力に可変することができるものである。
等ピッチの捩り棒を製造するためには、金属棒の種類や大きさにより金属棒に与える伸長力の大きさを変える必要があるが、本発明によれば、第1弾性力付与手段は金属棒に付与する引張弾性力を異なる弾性力に可変することができるので、金属棒に与える伸長力を変更でき、略等ピッチの捩り棒を製造することができる。
本発明の捩り棒製造装置によれば、安価で単純な構成で、かつ生産効率も高い捩り棒製造装置により捩り棒を製造することができる。
本発明の第1実施形態における捩り棒製造装置の正面図である。 同捩り棒製造装置の上面図である。 同捩り棒製造装置の右側面図である。 同捩り棒製造装置の左側面図である。 同捩り棒製造装置に用いられる金属棒を示す図である。 (a)同金属棒を第1チャック部に挿入する方法を示す斜視図である。 (b)同金属棒を第1チャック部を示す正面図である。 同捩り棒製造装置のホルダ側装置部を示す前方斜視図である。 同捩り棒製造装置のホルダ側装置部を示す後方斜視図である。 同ホルダ側装置部の第2チャック部を示す図である。 同ホルダ側装置部の第2チャック部を装着する方法を示す図である。 本発明の第1実施形態における捩り棒製造装置の回転操作パネルを示す図である。 同実施形態における捩り棒製造装置により金属棒が捩られた状態を示す図である。 同実施形態における捩り棒製造装置により金属棒が捩られる直前を示す図である。 同実施形態における捩り棒製造装置により金属棒が捩られている状態を示す図である。 本発明の第2実施形態における捩り棒製造装置の正面図である。 同実施形態における捩り棒製造装置の上面図である。 同実施形態における捩り棒製造装置の第1弾性力付与手段の組立図である。 同実施形態における捩り棒製造装置の油路の説明断面図である。 同実施形態における捩り棒製造装置の第2弾性力付与手段の組立図である。 同実施形態における捩り棒製造装置のシステム構成を示す図である。
(第1実施形態)
以下、本発明にかかる第1実施形態における捩り棒製造装置について説明する。ここで、図1は本発明の第1実施形態における捩り棒製造装置の正面図であり、図2は同捩り棒製造装置の上面図であり、図3は同捩り棒製造装置の右側面図であり、図4は同捩り棒製造装置の左側面図であり、図5は同捩り棒製造装置に用いられる金属棒を示す図であり、図6(a)は同金属棒を第1チャック部に挿入する方法を示す斜視図であり、図6(b)は同金属棒を第1チャック部を示す正面図である。
図1に示すように、捩り棒製造装置1は、モータ2、出力軸3、小径スプロケット4、チェーン5、大径スプロケット6、駆動軸7、軸受A8a、軸受B8b、第1チャック部9などからなる駆動部側装置部10と、函体11、長尺ボルト14、第2チャック部15などからなるホルダ側装置部16などから構成されている。
まず、駆動部側装置部10について説明する。ここで、駆動部側装置部10は、金属棒17(図5参照)を挟持し、金属棒17に回転力を付与する部分である。
モータ2は、金属棒17を捩るための駆動力を付与するもので、脚台18の下部に設置されている(図1参照)。
小径スプロケット4は、2連の小径のチェーンスプロケットから構成され、出力軸3の端部に装着されている。これにより、モータ2により出力軸3が回転し、その出力軸3の回転が小径スプロケット4を回転させる(図3参照)。
チェーン5は、小径スプロケット4と大径スプロケット6に係合している。これにより、小径スプロケット4の回転によりチェーン5を介し大径スプロケット6が回転する(図3参照)。ここで、チェーン5は2連のチェーンから構成され、大径スプロケット6は2連の大径のチェーンスプロケットから構成されている(図1参照)。
駆動軸7の一端部は、大径スプロケット6に装着されている。これにより、大径スプロケット6が回転することにより駆動軸7が回転する(図2参照)。
軸受A8aと軸受B8bは、駆動軸7の両端部近傍を回転自在に支持している(図1参照)。
第1チャック部9は、駆動軸7の他端部に設置され、金属棒17を挟持する。具体的には、金属棒17をチャック開口部19に挿入して、第1チャック部9上部の締付ボルト20を回転されることにより、金属棒17は第1チャック部9に挟持される(図6(a)参照)。これにより、駆動軸7を回転させることにより、第1チャック部9に挟持されている金属棒17も駆動軸7と同回転で回転させることができる。ここで、第1実施形態では、モータ2、出力軸3、小径スプロケット4、チェーン5、大径スプロケット6、駆動軸7から回転駆動部が構成されている。なお、本実施形態では、モータ2、出力軸3、小径スプロケット4、チェーン5、大径スプロケット6、駆動軸7から回転駆動部を構成したが、これに限らず、モータ2のみから回転駆動部を構成していると考えてもよい。
次に、ホルダ側装置部16について図1〜図4および図7〜図10を参照にしながら説明する。ここで、図7は本発明の第1実施形態における捩り棒製造装置のホルダ側装置部を示す前方斜視図であり、図8は同捩り棒製造装置のホルダ側装置部を示す後方斜視図であり、図9は同ホルダ側装置部の第2チャック部を示す図であり、図10は同ホルダ側装置部の第2チャック部を装着する方法を示す図である。ここで、ホルダ側装置部16は、駆動部側装置部10の第1チャック部9と対向する位置に設置されている。
函体11は、金属製の板から形成され、函体前板12と、函体底板22と、函体底板22に鉛直方向に設けられた函体側板23と、函体底板22と平行に函体側板23の上部に設けられた函体上板24とが一体となって構成されている(図7、図8参照)。そして、函体前板12の中央には大きな開口が形成され、函体前板12の四隅と開口との間に函体前板ボルト孔21が形成されている(図2、図7参照)。また、函体上板24の後端縁部は、函体側板23の後端縁部より前方に位置し、函体11の後端上部に一部スペースができ開放されている。
函体11の下部には、支持板27が函体11と一体となって設けられている(図8参照)。
支持板27は、脚台18の上部にスライド位置調節自在に取り付けられている。具体的には、支持板27の両側にはそれぞれ2個の支持板ボルト孔13(図7参照)が形成され、それぞれの支持板ボルト孔13の下方の脚台18の上面には長孔形状の脚台ボルト孔25(図8参照)が形成されている。また、脚台18の下部の装着部材28には支持板27の支持板ボルト孔13に対応した装着部材ボルト孔28aが形成されている(図1、図4参照)。そして、支持板27を脚台18に装着する際には、装着ボルト29の先端部を座金26を介して支持板27の支持板ボルト孔13、脚台18の脚台ボルト孔25にそれぞれ挿入し、その脚台ボルト孔25から突出した装着ボルト29を装着部材ボルト孔28aに挿入し、その装着部材ボルト孔28aと螺合結合して固定される(図4、図7、図8参照)。なお、装着部材ボルト孔28aには装着ボルト29に対応するネジ山が刻み込まれている。ここで、脚台ボルト孔25は、装着ボルト29を装着部材28の長手方向にスライド可能にするための長孔形状であり、装着ボルト29が脚台ボルト孔25をスライド移動することにより、函体11が脚台18上を移動することができる(図8参照)。この函体11を脚台18の脚台ボルト孔25に沿ってスライドさせ、函体11の脚台18上の位置を調整するが、この位置調整は装着部材28に挿入された装着ボルト29を少し緩めた状態で行われる。そして、函体11を脚台18上の所望の位置にしたところで装着ボルト29を締め付け、函体11を脚台18上に装着する。
長尺ボルト14は、呼び長さが長く形成されたボルトである。この長尺ボルト14は函体前板12の函体前板ボルト孔21(図2参照)に前方から挿入される。函体前板12はある程度の厚みを有しているので、函体前板ボルト孔21に挿入された長尺ボルト14は略水平状態を維持しながら函体前板12に支持される。また、長尺ボルト14の端部が函体前板12に接した状態では、長尺ボルト14の他端部は函体11の後方側(図1の左方側)に長く突出した状態にある。そして、4本の長尺ボルト14にコイル状の圧縮バネである圧縮コイルバネ30(第2弾性力付与手段)がそれぞれ嵌め込まれる。この圧縮コイルバネ30の後端部は函体上板24の後端縁部より少し函体11の外側に位置している。
第2チャック部15は圧縮コイルバネ30が装着された長尺ボルト14に嵌め込まれ、金属棒17の他部側は第2チャック部15により挟持される(図10参照)。具体的には、4本の長尺ボルト14を第2チャック部15の長尺ボルト挿入孔40に挿入した後に、金属棒17を函体11内部を介し第2チャック開口部31に挿入し、第2チャック部15上部の締付ボルト32を回転させることにより、金属棒17が第2チャック部15に挟持される。これにより、金属棒17の他部が回転しないように、第2チャック部15により金属棒17が挟持される。ここで、第2チャック部15を4本の長尺ボルト14に嵌め込む際には、第2チャック部15の長尺ボルト挿入孔40内に長尺ボルト14を突入させ、第2チャック部15を圧縮コイルバネ30と当接させながら函体11内方向に押し込まれる。そして、第2チャック部15が函体11内に押し込まれると、第2チャック部15の底面と側面が函体11の内壁に略接し、第2チャック部15の上面は函体上板24の後方の切欠部に位置し函体11の内壁とは接することなく開放されている。
次に、捩り棒製造装置1の回転操作パネル39について、図11を参照にしながら説明する。ここで、図11は、本発明の第1実施形態における捩り棒製造装置の回転操作パネルを示す図である。
脚台18の上部には、電源ON/OFFスイッチ33、初期設定スイッチ34、回転スタートスイッチ35、回転ストップスイッチ36、一時停止スイッチ37、逆回転スイッチ38などを備えた回転操作パネル39が設けられている。これらの各スイッチは、押圧することによりスイッチが切り替わる。なお、この回転操作パネル39から信号は、制御装置41(図1参照)に送られる。
電源ON/OFFスイッチ33は、捩り棒製造装置1の電源をON、OFFするためのボタンであり、電源ON/OFFスイッチ33が押圧されることにより捩り棒製造装置1の電源がONになり、電源ON/OFFスイッチ33がさらに押圧されることにより捩り棒製造装置1の電源がOFFとなる。
初期設定スイッチ34は、金属棒17が挟持されている第1チャック部9を初期位置に設定するためのボタンであり、初期設定スイッチ34が押圧されることにより、第1チャック部9の長手方向の位置が脚台18の上面と平行になる位置(0度位置(軸受8と同方向になる位置))まで第1チャック部9を回転させる。なお、本実施形態では、初期設定スイッチ34を設け、初期設定スイッチ34を押圧することにより、第1チャック部9の長手方向の位置が脚台18の上面と平行になる位置まで第1チャック部9を回転させたが、これに限らず、初期設定スイッチ34に0度、15度、30度、45度、60度、75度、90度、105度、120度、135度、150度、165度の15度刻みの回転ツマミ(初期回転角設定手段)を設け、その回転ツマミをたとえば30度の位置にした状態で、初期設定スイッチ34が押圧されれば第1チャック部9の長手方向の位置が脚台18の上面と平行となる位置から右回転方向に30度回転した位置を初期位置として、第1チャック部9が回転するようにしてもよい。ここで、30度以外の他の角度についても同様であるので、説明は省略する。また、上記では15度刻みの回転ツマミを設けたが、10度刻みや30度刻みの回転ツマミなど任意の角度の回転ツマミを設けて、初期位置を設定してもよい。
回転スタートスイッチ35は第1チャック部9の回転をスタートさせるボタンであり、回転スタートスイッチ35が押圧されることによりモータ2の駆動力により第1チャック部9が回転する。回転ストップスイッチ36は回転している第1チャック部9の回転をストップさせるボタンであり、回転ストップスイッチ36が押圧されることにより第1チャック部9の回転が停止する。また、一時停止スイッチ37は回転している第1チャック部9の回転を一時的にストップさせるボタンであり、一時停止スイッチ37が押圧されることにより第1チャック部9の回転が一時停止する。本実施形態の捩り棒製造装置1を使用する際には、まず回転数設定テンキー42(回転数設定手段)を用いて、第1チャック部9の回転数が設定され、そして、回転スタートスイッチ35が押圧されることにより、回転数設定テンキー42を用いて設定された回転数だけ第1チャック部9が回転する。このように、第1チャック部9は、回転数設定テンキー42を用いて設定された回転数だけ回転した後、自動的に回転が停止する。ここで、回転数設定テンキー42を用いて設定された回転数は、設定回転数表示部43に表示される。なお、本実施形態では、回転数設定テンキー42で設定される回転数を、1回転、2回転という整数倍の回転数にしたが、これに限らず、1回転と15度と15度刻みで回転数と設定できるようにしてもよく、その他10度刻みや30度刻みなど任意の角度に回転数を設定できるようにしてもよい。また、逆回転スイッチ38は第1チャック部9を逆回転(反時計方向回転)させるボタンであり、逆回転スイッチ38が押圧されることにより第1チャック部9が逆回転する。
次に、本実施形態における捩り棒製造装置1を用いて捩り棒を製造する工程について説明する。
まず最初に、函体前板12に設けられた函体前板ボルト孔21に挿入された4本の長尺ボルト14に圧縮コイルバネ30を取り付ける。ここで、金属棒17の種類や大きさに適応した弾性力の圧縮コイルバネ30を選択して、4本の長尺ボルト14に圧縮コイルバネ30を取り付ける。なお、弾性力が異なる圧縮コイルバネ30はあらかじめ準備されている。
次に、第1チャック部9に金属棒17を取り付ける。具体的には、金属棒17を函体11内を介してチャック開口部19に挿入し、第1チャック部9上部の締付ボルト20を回転させることにより、金属棒17が第1チャック部9に取り付けられる(図6参照)
次に、金属棒17を第2チャック部15に挟持させた後に、第2チャック部15を第2チャック部設置位置まで移動させる。具体的には、金属棒17を第2チャック開口部31に挿入するとともに、第2チャック部15の長尺ボルト挿入孔40に長尺ボルト14をそれぞれ挿入した状態で、第2チャック部15を第2チャック部設置位置まで函体11の方向に移動させる。そして、第2チャック部15が第2チャック部設置位置まで移動した後に、第2チャック部15上部の締付ボルト32を回転させることにより、金属棒17が第2チャック部15に挟持される(図10参照)。このようにすることにより、圧縮コイルバネ30の弾性力により金属棒17に伸長力が付与される。
次に、電源ON/OFFスイッチ33を押圧して、捩り棒製造装置1の電源をONにする。なお、本実施形態では、このタイミングで電源ON/OFFスイッチ33を押圧して、捩り棒製造装置1の電源をONにしたが、必ずしもこのタイミングで捩り棒製造装置1の電源をONにする必要はなく、長尺ボルト14に圧縮コイルバネ30を取り付ける際に捩り棒製造装置1の電源をONにしてもよく、このタイミングまでに捩り棒製造装置1の電源がONになっていれば問題ない。
次に、初期設定スイッチ34を押圧することにより、金属棒17を挟持している第1チャック部9が初期位置に設定される(図13参照)。ここで、上述したように、回転ツマミ(図示略)により初期位置が設定されている場合は、初期設定スイッチ34が押圧されることにより、金属棒17を挟持している第1チャック部9がその初期位置まで回転する。なお、本実施形態では、このタイミングで初期設定スイッチ34を押圧して、金属棒17を挟持している第1チャック部9を初期位置に設定したが、必ずしもこのタイミングで第1チャック部9を初期位置に設定する必要はなく、捩り棒製造装置1の電源がONになっていれば初期設定スイッチ34を押圧するタイミングは問わない。
次に、回転スタートスイッチ35を押圧することにより、モータ2の駆動力により第1チャック部9が回転する。これにより、第1チャック部9に挟持されている金属棒17が回転し、金属棒17が捩じられる(図14参照)。そして、所望の回転数だけ第1チャック部9が回転した後に、回転ストップスイッチ36を押圧することにより、第1チャック部9の回転が停止する。なお、上述したように、回転数設定テンキー42を用いて回転数設定テンキー42で回転数を設定した場合には、回転スタートスイッチ35が押圧された後、第1チャック部9が回転数設定テンキー42で設定された回転数回転することにより第1チャック部9の回転が停止する。ここで、図12は本発明の第1実施形態における捩り棒製造装置により金属棒が捩られた状態を示す図であり、図13は同実施形態における捩り棒製造装置により金属棒が捩られる直前を示す図であり、図14は同実施形態における捩り棒製造装置により金属棒が捩られている状態を示す図である。
金属棒17を単に回転させて捩り棒を製造すると、金属棒17を回転させるに連れ金属棒17の全長が極端に短くなり、等ピッチの捩り棒を製造することができないが、本実施形態では、圧縮コイルバネ30の弾性力による伸長力が金属棒17に付与された状態で、モータ2の回転駆動力により第1チャック部9とともに金属棒17を回転させているので、圧縮コイルバネ30により金属棒17が極端に短くならず、略等ピッチの捩り棒が製造することができる(図12参照)。また、金属棒17に適切な伸長力を与える圧縮コイルバネ30を選択することにより、金属棒17に付与される引張弾性力が適切な異なる弾性力になり、圧縮コイルバネ30により金属棒17が短くなる長さを調整することができるので、略等ピッチの捩り棒をより確実に製造することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明にかかる第2実施形態における捩り棒製造装置100について説明する。ここで、図15は本発明の第2実施形態における捩り棒製造装置の正面図であり、図16は同実施形態における捩り棒製造装置の上面図である。
本発明の第2実施形態と第1実施形態の異なるところは、第1実施形態の捩り棒製造装置1では、ホルダ側装置部16に圧縮コイルバネ30(第2弾性力付与手段)を設けて、第2チャック部15に金属棒17の引張方向の引張弾性力を付与するようにしたが、第2実施形態では 駆動部側装置部110に第1ピストン部144(第1弾性力付与手段)、ホルダ側装置部116には第2ピストン部160(第2弾性力付与手段)を設け、第1チャック部109に金属棒17の引張方向の引張弾性力を付与するとともに、第2チャック部115に金属棒17の引張方向の引張弾性力を付与するようにしたところが異なる。ここで、第1実施形態では第2弾性力付与手段として圧縮コイルバネ30を用いる構成にしたが、これに限らず、第2実施形態のように第2ピストン部160などを用いる構成にしてもよく、また第2実施形態について、第1実施形態のような圧縮コイルバネ30などを用いる構成にしてもよい。なお、第2実施形態においては、第1実施形態と異なるところを中心に説明する。第2実施形態では、第1実施形態と同一構成については、同一符号を用い、同一作用効果を奏するものとし説明は省略する。
捩り棒製造装置100は、駆動部側装置部110とホルダ側装置部116が第1実施形態と異なることから、駆動部側装置部110とホルダ側装置部116の異なる部分について説明する。まず、図15〜図18を用いて、駆動部側装置部110について説明する。ここで、図17は本発明の第2実施形態における捩り棒製造装置の第1弾性力付与手段の組立図であり、図18は同実施形態における捩り棒製造装置の油路の説明断面図である。
図15および図16に示すように、駆動部側装置部110は、第1チャック部109と、第1取付板142と、3個の第1油圧シリンダ143と、それぞれの第1油圧シリンダ143に対応して設けられた第1ピストン部144と、第1ホルダ145と、外環部材130などを有している。ここで、説明の便宜上、駆動部側装置部110の構成については「第1」を付し、ホルダ側装置部116の構成には「第2」を付して、駆動部側装置部110の構成とホルダ側装置部116の構成を区別して説明する。
図17に示すように、第1チャック部109は、第1実施形態と異なり、3個の第1チャックピン152が形成されている。そして、第1チャックピン152の外側面にそれぞれ第1チャックピン孔133が形成されている。その他については、第1チャック部9と同様であるので説明は省略する。
第1取付板142は、第1チャック部109の3個の第1チャックピン152にそれぞれ対応した第1チャックピン挿入孔153が形成されている。第1チャックピン挿入孔153の径は、第1チャックピン152の径と略同一である。また、第1取付板142の側面には、第1取付板ボルト挿入孔154が形成されている。そして、第1チャック部109の第1チャックピン152を第1取付板142の第1チャックピン挿入孔153にそれぞれ挿入した状態で、第1取付板142の側面の第1取付板ボルト挿入孔154に第1取付板ボルト155を挿入することにより、第1取付板ボルト155の先端が第1取付板ボルト挿入孔154を介し、第1チャックピン152の外側面から第1チャックピン孔133に挿入される。これにより、第1チャック部109が第1取付板142に取り付けられる(図17参照)。また、第1取付板142には、第1ピストン挿入孔134が3個形成され、第1取付板142の側面には、第1ピストン挿入孔134にそれぞれ対応して第1取付板ピストン固着挿入孔135が形成されている。そして、第1ピストン部144を第1取付板142の第1ピストン挿入孔134にそれぞれ挿入した状態で、第1取付板142の側面の第1取付板ピストン固着挿入孔135に第1ピストン固着ボルト137を挿入することにより、第1ピストン固着ボルト137の先端が第1取付板ピストン固着挿入孔135を介し、第1ピストン部144の先端に形成された第1ピストン固定孔136を挿入貫通させる(図15、図16参照)。これにより、第1ピストン部144が第1取付板142に取り付けられる。ここで、第1油圧シリンダ143内に設けられている第1ピストン部144の先端には、第1ピストン固定孔136が形成されている(図20参照)。
第1油圧シリンダ143は、図20を用いて後述するように、油を給油・排油することにより、第1ピストン部144のピストンを移動させ、第1ピストン部144のピストンロッドの突出長さが変化させるものである。後述するように、この第1油圧シリンダ143のボトム側の側面にはボトム側ポート101、ロット側の側面にはロッド側ポート102が形成されている。そして、そのボトム側ポート101およびロッド側ポート102から第1油圧シリンダ143内に油が出し入れされる(図20参照)。
第1ホルダ145は、略円柱形状で、第1ホルダ中間体145a、第1ホルダ先端体145b、および第1ホルダ後端体145cの3個の部材から構成されている。第1ホルダ中間体145aは内部に第1油圧シリンダ143の略外径の大きさの第1シリンダ中間挿入孔146が形成され、第1ホルダ先端体145bは内部が段付形状で形成され、すなわち、先端側が第1ピストン部144の外径と略同一で、後端側が第1油圧シリンダ143の外径と略同一の第1ピストンシリンダ挿入孔147が形成され、また、第1ホルダ後端体145cは内部が第1油圧シリンダ143の外径と略同一の第1シリンダ後端挿入孔148が形成されている(図15、図20参照)。そして、第1ホルダ後端体145cの中央には、駆動軸挿入孔156が形成され、その駆動軸挿入孔156に駆動軸7を挿入した状態で、第1ホルダ後端体145cの側面から形成された駆動軸固着ボルト孔157に駆動軸固着ボルト158を挿入することにより、駆動軸固着ボルト158が駆動軸固着ボルト孔157を介し、駆動軸7の先端に形成された駆動軸孔180に挿入される。これにより、駆動軸7が第1ホルダ145に取り付けられる(図17参照)。ここで、「先端側」とは第1チャック部109側のことをいう。そして、第1ホルダ中間体145aと、その両端の第1ホルダ先端体145bと第1ホルダ後端体145cとは、第1ホルダ締付ピン151aおよび第1ホルダ締付ボルト151bにより締め付けることにより一体となる(図15参照)。また、図20を用いて後述するように、第1ホルダ145には、第1油圧シリンダ143のロッド側ポート102への油路G1およびボトム側ポート101への油路G2がそれぞれ形成されている。なお、本実施形態では、断面円形の駆動軸挿入孔156に円柱形状の駆動軸7を挿入したが、これに限らず、駆動軸7の先端を四角柱形状とし、そして、駆動軸挿入孔156を駆動軸7の四角柱形状と略同一形状にするようにしてもよい。このように、駆動軸7の四角柱形状の先端を断面四角形状の駆動軸挿入孔156に挿入することにより、駆動軸7と第1ホルダ後端体145cとが強固に結合することになる。
外環部材130は、略円柱形状の第1ホルダ145の外周に取り付けられる上下2分割の部材から構成され、上下2分割の外環部材130の側方に取り付けられる第1ホルダ一体ボルト138aと第1ホルダ一体ナット138bにより、第1ホルダ145と一体化される(図17、図18参照)。このように、第1ホルダ145は、外環部材130の内周面と接合しながら取り付けられるが、この状態において、第1ホルダ145は外環部材130内を回転可能となっている。また、外観部材130は、外周面に第1シリンダ油路口149(149B、149R)が形成され、第1シリンダ油路口149(149B、149R)から外観部材油路139(139B、139R)に油が給油される(図18、図20参照)。ここで、構成要素の符号の末尾の「R」はロッド側、「B」はボトム側を意味している。そして、外環部材130の外部から外観部材油路139(139B、139R)に給油された油は、円周方向に形成された外観部材内周面油路119(119B、119R)に充填される。そして、外観部材内周面油路119(119B、119R)に充填した油は、外環部材内周面油路119(119B、119R)と連通する第1油圧シリンダ143のロッド側ポート102への油路G1(ボトム側ポート101への油路G2)を介し、第1油圧シリンダ143内に給油される(図18、図20参照)。また、排油の場合も給油の場合と同様であるので、説明は省略する。なお、外環部材130の下部は、脚台18の上面に装着されている。
次に、ホルダ側装置部116について、図15、図16および図19を参照にしながら説明する。ここで、図19は本発明の第2実施形態における捩り棒製造装置の第2弾性力付与手段の組立図である。
ホルダ側装置部116は、第2チャック部115と、第2取付板167と、3個の第2油圧シリンダ159と、それぞれの第2油圧シリンダ159に対応して設けられた第2ピストン部160と、支持板161(161a、161b)とを有している(図15、図16参照)。
第2チャック部115は、駆動部側装置部110の第1チャック部109と略同一形状で、3個の第2チャックピン166が形成されている。そして、第2チャックピン166の外側面にそれぞれ第2チャックピン孔140が形成されている(図19参照)。
第2取付板167は、駆動部側装置部110の第1取付板142と略同一形状で、第2チャック部115の3個の第2チャックピン166にそれぞれ対応した第2チャックピン挿入孔168が形成されている(図19参照)。第2チャックピン挿入孔168の径は、第2チャックピン166の径と略同一である。また、第2取付板167の側面には、第2取付板ボルト挿入孔169が形成されている。そして、第2チャック部115の第2チャックピン166を第2取付板167の第2チャックピン挿入孔168にそれぞれ挿入した状態で、第2取付板167の側面の第2取付板ボルト挿入孔169に第2取付板ボルト170を挿入することにより、第2取付板ボルト170の先端が第2取付板ボルト挿入孔169を介し、第2チャックピン166の外側面から第2チャックピン孔140に挿入される。これにより、第2チャック部115が第2取付板167に取り付けられる(図19参照)。また、第2取付板167には、第2ピストン挿入孔141が3個形成され、第2取付板167の側面には、第2ピストン挿入孔141にそれぞれ対応して第2取付板ピストン固着挿入孔182が形成されている。そして、第2ピストン部160を第2取付板167の第2ピストン挿入孔141にそれぞれ挿入した状態で、第2取付板167の側面の第2取付板ピストン固着挿入孔182に第2ピストン固着ボルト184を挿入することにより、第2ピストン固着ボルト184の先端が第2取付板ピストン固着挿入孔182を介し、第2ピストン部160の先端に形成された第2ピストン固定孔183に挿入貫通させる(図15、図16参照)。これにより、第2ピストン部160が第2取付板167に取り付けられる。ここで、第2油圧シリンダ159内に設けられている第2ピストン部160の先端には、第2ピストン固定孔183が形成されている(図20参照)。
第2油圧シリンダ159、第2ピストン部160は、駆動部側装置部110の第1油圧シリンダ143、第1ピストン部144と同様であるので、説明は省略する。
支持板161は、金属製の板から形成され、支持板A161aと支持板B161bから構成されている(図19参照)。そして、支持板A161aは、中央上部および支持板A161aの中央と下部角部の間に内部が段付形状で形成され、すなわち、支持板A161aの先端側が第2ピストン部160の外径と略同一で、後端側が第2油圧シリンダ159の外径と略同一の第2ピストンシリンダ挿入孔162が形成され、また、支持板B161bの中央の上部および支持板B161bの中央と下部角部の間には、第2油圧シリンダ159の外径と略同一の第2シリンダ挿入孔163が形成されている(図19参照)。そして、第2ピストン部160の先端側を支持板B161bの第2シリンダ挿入孔163を介し、支持板116aの第2ピストンシリンダ挿入孔162に挿入させた後、第2シリンダ挿入孔163に対応して設けられた支持板B116bの第2シリンダ締付ボルト孔164に第2シリンダ締付ボルト165を挿入することにより第2油圧シリンダ159が支持板161に固着される(図19参照)。なお、支持板A161aと支持板B161bは、その下部の支持板27と一体形成されている。
次に、本実施形態における捩り棒製造装置100の油圧シリンダ143、159内のピストン部144、160の駆動手段について、図20を参照にしながら説明する。ここで、図20は同実施形態における捩り棒製造装置のシステム構成を示す図である。
ピストン駆動部171は、油圧タンク172と、油圧ポンプ173と、駆動モータ174と、油圧バルブ175と、リリーフ弁176などから構成されている。
油圧タンク172は油を貯留するタンクであり、油圧ポンプ173は油圧タンク172内の油を油圧シリンダ143、159に送るポンプである。駆動モータ174は油圧ポンプ173を駆動させるモータである。なお、本実施形態では、説明の便宜上、油圧タンク172と、油圧タンク172aおよび油圧タンク172bを別構成部材として図示しているが、実質的には、タンク172aおよび油圧タンク172bは油圧タンク172と同一部材である。
油圧バルブ175は油を給油、排油、停止を切り換えることが可能な4ポート3位置切換弁を用いている。また、リリーフ弁176は油圧バルブ175から油圧ポンプ173に至る配管内の油の圧力を高圧の一定圧力に維持するために設けられた弁である。ここで、油圧シリンダ143,159から油圧バルブ175を介して油が排出されると、その排出された油は油圧タンク172a、172bに貯留されることになる。
油圧バルブ175と油路G1は油路管L1により接続され、油圧バルブ175と油路G2は油路管L2により接続されている。第2油圧シリンダ159についても油圧バルブ175と接続されている(図20参照)。また、油圧バルブ175と油圧ポンプ173も油路管により接続され、その油圧バルブ175と油圧ポンプ173の油路管の途中から分岐した分岐油路管にリリース弁176が接続されている。
ピストン駆動部171は、引張操作パネル177を用いて入力されたデータが制御装置41に入力され、その入力されたデータは電気信号線E1を介して油圧バルブ175に送出されるとともに、電気信号線E2を介して駆動モータ174に送出される。
引張操作パネル177の引張長設定テンキー178は、金属棒17の引張長さを入力するテンキーである。そして、引張長入力スイッチ179が押圧されることにより、引張操作パネル177を用いて設定された金属棒17の引張長さが制御装置41に入力される。
ここで、引張長設定テンキー178を用いて入力される金属棒17の引張長さとは、第1チャック部109の移動長さと第2チャック部115の移動長さの合計長さのことである。すなわち、これから引張力により伸長させる金属棒17の長さのことである。この引張長設定テンキー178を用いて設定された金属棒17の引張長さは、引張長表示部181に表示される。
回転操作パネル39の回転スタートスイッチ35(図11参照)が押圧されると、制御装置41から電気信号線E1を介し油圧バルブ175に送信した信号および電気信号線E2を介し駆動モータ174に送信した信号により、この引張操作パネル177を用いて設定された金属棒17の引張長さになるように、油圧バルブ175の左側のポート又は右側のポートおよび油圧ポンプ173が制御される。このように、引張操作パネル177の引張長入力スイッチ179により制御手段41に金属棒17の引張長さが入力されると、その入力された金属棒17の引張長さだけ金属棒17が引っ張られる。なお、ここで、実際の金属棒17の引張長さについて、突出長読取センサー(図示略)を用いて、第1チャック部109および第2チャック部115の突出長さを読取り、制御装置41に入力された金属棒17の引張長さになるように制御してもよい。また、本実施形態では、引張操作パネル177の引張長設定テンキー178を用いて金属棒17の引張長さを入力し、引張長入力スイッチ179が押圧されることにより、制御装置41に引張長設定テンキー178を用いて設定された金属棒17の引張長さが入力されるようにしたが、これに限らず、引張操作パネル177の引張長設定テンキー178(引張力設定テンキー)を用いて金属棒17の引張力を入力し、引張長入力スイッチ179(引張力入力スイッチ)が押圧されることにより、制御装置41に引張長設定テンキー178を用いて設定された金属棒17の引張力が入力されるようにしてもよい。この場合は、金属棒17の引張力は、第1チャック部109および第2チャック部115に設けられた圧力センサー(図示略)により読取られ、制御装置41に登録されている金属棒17の引張力だけ金属棒17が引っ張られるように油圧バルブ175の左側のポート又は右側のポートおよび油圧ポンプ173を制御するようになる。なお、引張長表示部181で表示されることについては、「引張長」を「引張力」にすればそのまま適用できるため説明は省略する。
第2実施形態では、第1ピストン部144(第1弾性力付与手段)および第2ピストン部160(第2弾性力付与手段)を設け、金属棒17に引張方向の引張弾性力を付与したが、これに限らず、第1ピストン部144(第1弾性力付与手段)のみ、または第2ピストン部160(第2弾性力付与手段)のみを設けて、金属棒17に引張方向の引張弾性力を付与するようにしてもよい。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。さらに本発明の範囲は、上記した説明ではなく特許請求の範囲の記載によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 捩り棒製造装置
2 モータ
3 出力軸
4 小径スプロケット
5 チェーン
6 大径スプロケット
7 駆動軸
8a 軸受A
8b 軸受B
9 第1チャック部
10 駆動部側装置部
11 函体
12 函体前板
13 支持板ボルト孔
14 長尺ボルト
15 第2チャック部
16 ホルダ側装置部
17 金属棒
18 脚台
19 チャック開口部
20 締付ボルト
21 函体前板ボルト孔
22 函体底板
23 函体側板
24 函体上板
25 脚台ボルト孔
26 座金
27 支持板
28 装着部材
28a 装着部材ボルト孔
29 装着ボルト
30 圧縮コイルバネ
31 第2チャック開口部
32 締付ボルト
33 電源ON/OFFスイッチ
34 初期設定スイッチ
35 回転スタートスイッチ
36 回転ストップスイッチ
37 一時停止スイッチ
38 逆回転スイッチ
39 回転操作パネル
40 長尺ボルト挿入孔
41 制御装置
42 回転数設定テンキー
43 設定回転数表示部
100 捩り棒製造装置
109 第1チャック部
110 駆動部側装置部
115 第2チャック部
116 ホルダ側装置部
119 外観部材内周面油路
130 外環部材
133 第1チャックピン孔
134 第1ピストン挿入孔
135 第1取付板ピストン固着挿入孔
136 第1ピストン固定孔
137 第1ピストン固着ボルト
138a第1ホルダ一体ボルト
138b第1ホルダ一体ナット
139 外観部材油路
140 第2チャックピン孔
141 第2ピストン挿入孔
142 第1取付板
143 第1油圧シリンダ
144 第1ピストン部
145 第1ホルダ
145a 第1ホルダ中間体
145b 第1ホルダ先端体
145c 第1ホルダ後端体
146 第1シリンダ中間挿入孔
147 第1ピストンシリンダ挿入孔
148 第1シリンダ後端挿入孔
149 第1シリンダ油路口
151a 第1ホルダ締付ピン
151b 第1ホルダ締付ボルト
152 第1チャックピン
153 第1チャックピン挿入孔
154 第1取付板ボルト挿入孔
155 第1取付板ボルト
156 駆動軸挿入孔
157 駆動軸固着ボルト孔
158 駆動軸固着ボルト
159 第2油圧シリンダ
160 第2ピストン部
161 支持板
162 第2ピストンシリンダ挿入孔
163 第2シリンダ挿入孔
164 第2シリンダ締付ボルト孔
165 第2シリンダ締付ボルト
166 第2チャックピン
167 第2取付板
168 第2チャックピン挿入孔
169 第2取付板ボルト挿入孔
170 第2取付板ボルト
171 ピストン駆動部
172 油圧タンク
173 油圧ポンプ
174 駆動モータ
175 油圧バルブ
176 リリーフ弁
177 引張操作パネル
178 引張長設定テンキー
179 引張長入力スイッチ
180 駆動軸孔
181 引張長表示部
182 第2取付板ピストン固着挿入孔
183 第2ピストン固定孔
184 第2ピストン固着ボルト

Claims (5)

  1. 金属棒を捩じることにより捩り棒を製造する捩り棒製造装置であって、
    金属棒の一端を挟持する第1チャック部と、
    該第1チャック部を回転駆動させる回転駆動部と、
    前記金属棒の他端を挟持する第2チャック部と、
    該第2チャック部に前記金属棒の引張方向の引張弾性力を付与する第2弾性力付与手段と、を有し、
    前記金属棒は、前記第2弾性力付与手段の弾性力による伸長力が付与された状態で、前記回転駆動部の回転駆動により前記第1チャック部とともに回転することにより、捩り棒が製造されることを特徴とする捩り棒製造装置。
  2. 金属棒を捩じることにより捩り棒を製造する捩り棒製造装置であって、
    金属棒の一端を挟持する第1チャック部と、
    該第1チャック部を回転駆動させる回転駆動部と、
    前記金属棒の他端を挟持する第2チャック部と、
    前記第1チャック部に前記金属棒の引張方向の引張弾性力を付与する第1弾性力付与手段と、を有し、
    前記金属棒は、前記第1弾性力付与手段の弾性力による伸長力が付与された状態で、前記回転駆動部の回転駆動により前記第1チャック部とともに回転することにより、捩り棒が製造されることを特徴とする捩り棒製造装置。
  3. 金属棒を捩じることにより捩り棒を製造する捩り棒製造装置であって、
    金属棒の一端を挟持する第1チャック部と、
    該第1チャック部を回転駆動させる回転駆動部と、
    前記金属棒の他端を挟持する第2チャック部と、
    前記第1チャック部に前記金属棒の引張方向の引張弾性力を付与する第1弾性力付与手段と、
    前記第2チャック部に前記金属棒の引張方向の引張弾性力を付与する第2弾性力付与手段と、を有し、
    前記金属棒は、前記第1弾性力付与手段および前記第2弾性力付与手段の弾性力による伸長力が付与された状態で、前記回転駆動部の回転駆動により前記第1チャック部とともに回転することにより、捩り棒が製造されることを特徴とする捩り棒製造装置。
  4. 前記第2弾性力付与手段は、前記金属棒に付与する引張弾性力を異なる弾性力に可変することができる請求項1または請求項3記載の捩り棒製造装置。
  5. 前記第1弾性力付与手段は、前記金属棒に付与する引張弾性力を異なる弾性力に可変することができる請求項2または請求項3記載の捩り棒製造装置。
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