JP2015208660A - 挟着具 - Google Patents

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JP2015208660A JP2014100935A JP2014100935A JP2015208660A JP 2015208660 A JP2015208660 A JP 2015208660A JP 2014100935 A JP2014100935 A JP 2014100935A JP 2014100935 A JP2014100935 A JP 2014100935A JP 2015208660 A JP2015208660 A JP 2015208660A
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二宮 朝保
Tomoyasu Ninomiya
朝保 二宮
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Abstract

【課題】着脱及び位置決めが容易で、ずれたり、外れたりする恐れが小さい耳飾り及び挟着具を提供する。【解決手段】第一挟持部と、留め具と、前記第一挟持部と前記留め具を接続する接続部とからなり、前記留め具は前記第一挟持部に近接及び離間する第二挟持部を有し、前記第一挟持部と前記第二挟持部で挟持して使用する耳飾り及び挟着具であって、前記留め具を複数備え、前記接続部の一端は前記第一挟持部と接続し、前記接続部の他端は複数の前記留め具と接続しており、前記第二挟持部はそれぞれ別々に前記第一挟持部に近接及び離間させることが可能とする。【選択図】図1

Description

本発明は、主にイヤリングやイヤーカフスなど耳飾りに関するが、その他にも様々な物品を挟んで使用する挟着具に適用することが可能である。例えば、衣服、バッグ、グローブなどを挟んで取り付けたり、名刺や値札などを挟んで立てるのに用いたり、紙を束ねるのに用いるペーパークリップや紙幣を束ねるマネークリップに応用することが可能である。
第一挟持部と第二挟持部との2点で耳を挟んで使用するイヤリングとしては、ネジ式の押圧手段を有するもの、バネ等の付勢力を利用するもの、ネジ式の押圧固定手段とバネ等の付勢力を利用する方式を組み合わせたものなどが知られている。
しかし、近年は個々人の個性に合わせて好みのものを選択するようになってきており、従来のイヤリングよりも大きな飾りのついたイヤリングをつけたい、と希望する人も増加している。しかし、大きな飾りをつけると必然的にイヤリングの重量は増してしまうため、着用中の痛みとイヤリングを落として破損したり紛失したりする危険性が増大してしまう。そのため、着用中の痛みを小さくでき、重いイヤリングであっても落としてしまう恐れの少ないイヤリングが望まれていた。イヤリング着用中の痛みやイヤリング落下の危険性という課題を解決しようとするものとして、特許文献1及び特許文献2に記載のイヤリングがある。
特許文献1に記載のイヤリングは、第二挟持部を2つ以上設け、第一挟持部と第二挟持部の間の距離を耳朶の厚さに合わせて設定し、第一挟持部と2つ以上の第二挟持部とで耳を挟むように構成されている。第二挟持部が複数あることで挟持圧力を分散させ、圧迫による痛みを軽減している。
特許文献2に記載のイヤリングも、第二挟持部を2つ以上設け、第一挟持部と第二挟持部の間の距離を耳朶の厚さに合わせて設定し、第一挟持部と2つ以上の第二挟持部とで耳を挟むように構成されている。それに加えて、第一挟持部及び第二挟持部の耳に接する部分に摩擦係数の大きい滑り止め面を設けてある。滑り止め面があることで、挟持圧力を増大させなくてもイヤリングを落としにくくなっている。
特開平8−280424号公報 特開平10−313913号公報
発明の解決しようとする課題
特許文献1に記載の発明に係るイヤリングによれば、圧迫による痛みは軽減できる。しかし、第一挟持部に第二挟持部を近接・離間させる手段がないため、着脱するためには、第一挟持部と第二挟持部の間の空間を広げて耳に装着する必要がある。第一挟持部と第二挟持部の間の空間の広がりにくさはイヤリングの落ちにくさと直接関係しており、第一挟持部と第二挟持部の間の空間が簡単に広がってしまうようだと、イヤリングがすぐに落ちてしまうので広がりにくくしておくしかない。つまり、従来技術においては、圧迫による痛みは軽減されているものの、着脱の容易さは犠牲にされている。着脱が困難であると、装着する位置も定めにくい。
特許文献1では、さらに、第一挟持部と第二挟持部の間の距離を耳朶の厚さに合わせて設定して耳朶を挟むように構成しており、第一挟持部と第二挟持部の間の距離を調整する機構は存在しない。そのため、重量のあるイヤリングや激しい動きに耐えられるほどの挟持力はなく、イヤリングを落として紛失してしまう恐れがあった。
特許文献2に記載のイヤリングは、滑り止め面を設け、滑り止め面の摩擦力で、イヤリングを落としてしまう恐れを減少させている。しかし、装着の際には、耳朶を軽く引っ張って薄くしてから第一挟持部と第二挟持部の間に挟み込む必要があり、着脱は容易ではない。また、イヤリングを落としてしまう恐れは減少している、とは言っても、装着のためには第一挟持部と第二挟持部の間に耳朶が通るようにしなくてはならないため、挟持する力を増すには限界があった。つまり、イヤリングの重量を重くするとやはり脱落の危険が増大するため、大きな飾りのついたイヤリングをしたいという要望に十分に応えることはできなかった。また、挟持する力をそれほど強くすることができないことから、ダンス等のスポーツをするなど激しく動く場合にはイヤリングの位置がずれて落としてしまう恐れは大きかった。
本発明は、着脱及び取り付け位置の調整が容易で、耳飾りの重量が重くてもずれたり外れたりすることのない耳飾りを提供することを目的とする。
本発明はさらに、着脱及び取り付け位置の調整が容易で、耳のみならず、耳以外の物品等を強固に挟むことのできる挟着具を提供することをも目的とする。
課題を解決するための手段
(請求項1に記載の発明の特徴)
このような課題を解決するために請求項1に記載の発明は、第一挟持部と、留め具と、前記第一挟持部と前記留め具を接続する接続部とからなり、前記留め具は前記第一挟持部に近接及び離間する第二挟持部を有し、前記第一挟持部と前記第二挟持部で挟持して使用する挟着具であって、前記留め具を複数備え、前記接続部の一端は前記第一挟持部と接続し、前記接続部の他端は複数の前記留め具と接続しており、前記第二挟持部は、それぞれ別々に前記第一挟持部に近接及び離間させることが可能であることを特徴とする挟着具を提供する。
請求項1に記載の発明に係る挟着具においては、接続部に複数の留め具が接続されており、第二挟持部をそれぞれ別々に第一挟持部に近接及び離間させることが可能である。従って、挟着具を取り付ける際には、第二挟持部をそれぞれ順番に第一挟持部に近接させれば良いので、着脱は容易である。取り付ける位置を決めるには、一つの第二挟持部だけを第一挟持部に近接させて、様子を見ながら位置を定めれば良い。また、第二挟持部を第一挟持部に近接及び離間させることが可能であるため、耳や挟んでいる物から挟着具を外すとき、耳や挟もうとする物を第一挟持部と第二挟持部の間に位置させるときは、第一挟持部と第二挟持部とを離間させておけばよい。このことは、着脱を容易にしているだけでなく、挟持する力を強くする上でも意味がある。第一挟持部と第二挟持部とを近接させたときに、第一挟持部と第二挟持部との間の距離を耳朶や挟む対象の物品が通る程度の距離よりも短くできるのである。位置がずれることなく強固に留めることが可能であるため、様々な物品や耳などを挟む挟着具として使用することが可能である。例えば、衣服、バッグ、グローブなどを挟んで取り付けたり、名刺や値札などを挟んで立てるのに用いたり、紙を束ねるのに用いるペーパークリップや紙幣を束ねるマネークリップに応用することが可能である。
(請求項2に記載の発明の特徴)
本発明はさらに、請求項1に記載の挟着具であって、前記第一挟持部と前記第二挟持部で耳を挟持して耳飾りとして使用することを特徴とする挟着具を提供する。
請求項2に記載の挟着具は、請求項1に記載の挟着具を耳飾りとして用いたものである。耳飾りは、使用者の好みの位置に取り付けるが、その位置は鏡で確認するしかなく、何度も留め直して調整するのは手間である。せっかく、好みの位置に装着してもずれてしまうのでは、位置を決めた意味がない。また、ずれるのは、しっかりと留まっていないからであるため、耳飾りを装着中に落としてしまう危険性がある、ということでもある。本発明に係る挟着具であれば、着脱及び取り付け位置の調整が容易である。また、挟持する力を強くでき、支える点が1点に集中していないので、耳飾りが重い場合や激しく動いた場合でも、ずれたり外れて落ちてしまったりする恐れはない。また、第一挟持部と第二挟持部の間の距離を調整でき、位置も安定することから耳朶以外の場所にも装着することが可能となった。例えば、耳の縁に装着してイヤーカフスとして使用することも可能である。このように、本発明の作用効果は耳飾りに特に好適である。もっとも、本発明の趣旨を耳飾りに限定する趣旨ではない。
(請求項3に記載の発明の特徴)
本発明はさらに、請求項1または2に記載の挟着具であって、前記第一挟持部および前記第二挟持部の少なくとも何れか一方を面状に形成した挟着具を提供する。
請求項3に記載の発明に係る挟着具よれば、第一挟持部及び第二挟持部の少なくとも何れか一方を面状に形成している。そのため、従来の技術のように点で支えるのではなく、面で支えるようになる。点で支える場合と比較して挟持圧力がさらに分散するので、耳飾り着用中の痛みがさらに軽減される。面状とは、平面であっても曲面であっても構わない。また、面で支えることで、より安定して支えることができる。
本発明の第一実施形態に係る耳飾りの斜視図である。(a)は2つの第二挟持部の両方を第一挟持部から離間させた状態を示す斜視図であり、(b)は2つの第二挟持部の内、一方のみを第一挟持部から離間させ、他方を第一挟持部に近接させた状態を示す斜視図であり、(c)は2つの第二挟持部の両方を第一挟持部に近接させた状態を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る耳飾りに飾りを吊り下げるための環をつけた図である。 本発明の第一実施形態の第一変形例に係る耳飾りの第一挟持部の部分を示す図である。 本発明の第一実施形態の第二変形例に係る耳飾りの斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る挟着具の斜視図である。 従来のイヤリングを示す斜視図である(特開平8−280424号公報(図2))。 従来のイヤリングを示す斜視図である(特開平10−313913号公報(図1))。
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施形態を説明する。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態に係る耳飾り100の斜視図である。(a)は2つの第二挟持部の両方を第一挟持部から離間させた状態を示し、(b)は2つの第二挟持部の内、一方のみを第一挟持部から離間させ、他方を第一挟持部に近接させた状態を示し、(c)は2つの第二挟持部の両方を第一挟持部に近接させた状態を示している。
耳飾り100は、第一挟持部101と、留め具108a、108bと、第一挟持部101と留め具108a及び108bとを接続する接続部103とからなる。
第一挟持部101は飾り109の裏側の部分である。
接続部103は、一端は飾り109及び第一挟持部101と接続しており、他端は2つに枝分かれしている。枝分かれしたそれぞれの端部には、外に向かって突出するように一対の凸部が形成されている。詳しくは後述するが、この一対の凸部は留め具本体104を接続部103に軸止めする軸107となる。
留め具108aは、留め具本体104と、バネ105と、ネジ部材106とからなり、ネジ部材106には、第二挟持部102aが設けられている。留め具108bは、留め具本体104と、バネ105と、ネジ部材106とからなり、ネジ部材106には、第二挟持部102bが設けられている。留め具108aと108bとは、同一の構造を有するため、以下では留め具108aと108bの構造をまとめて説明する。
留め具本体104は内部が空洞になっており、一端面と耳飾り内側に位置する面の一部は開口している。留め具本体104の一端側には、貫通孔が形成されている。他端側は、円筒形状になっており、内部が雌ネジとなっている穴が形成されている。
留め具本体104の一端側に設けられた貫通孔に、接続部103の他端に形成された軸107を通すことで、留め具108a及び108bは接続部103に取り付けられる。なお、2つに枝分かれした接続部103の他端の一方に留め具108aが、他方に留め具108bがそれぞれ取り付けられる。留め具108a及び108bとは、取り付けられる位置が、2つに枝分かれした接続部103の他端の一方であるか他方であるかが異なるだけで、その他は同一である。
留め具本体104内部の空洞にはバネ105が配置される。バネ105は接続部103の他端と接しており、留め具108a及び108bが第一挟持部101から離間した状態及び近接した状態を保つように弾性力を及ぼす。第一挟持部101と第二挟持部102a及び102bの間に耳を挟んでいる状態では、バネ105の付勢力も耳を挟持した状態を保つのに貢献する。
ネジ部材106は雄ネジが形成された棒状部と棒状部の両端に形成された円盤状の部分からなる。円盤状の部分の内、第一挟持部101側に位置する一方は第二挟持部102a(留め具108bであれば102b)となる。
ネジ部材106は、棒状部が留め具本体104の雌ネジに通された状態で配置される。
接続部103の他端には、前述したとおり、留め具108a及び108bというそれぞれ独立した留め具が取り付けられている。従って、図1(a)に示す状態から、留め具108aを第一挟持部101に近づけても、留め具108bは動かない。よって、図1(b)に示すように、留め具108aと第一挟持部101は近接し、留め具108bと第一挟持部101は離間した状態になる。留め具108bと第一挟持部101は近接し、留め具108aと第一挟持部101は離間した状態にすることも勿論可能である。図1(b)に示す状態から、留め具108bを第一挟持部101に近づけることで図1(c)に示す状態に移行する。この状態では、ネジ105の付勢力が加わっているため、第一挟持部101と2つの第二挟持部102a及び102bとでしっかりと耳を挟んで装着することができる。
留め具108a、108bを第一挟持部101に近接または離間させると、当然、第二挟持部102a、102bも第一挟持部101に近接または離間する。
上述のように、留め具108a、108bに付随して第一挟持部101に第二挟持部102a、102bを近接及び離間させる他に、ネジ状部材106の棒状部は雄ネジに、留め具本体104に形成された円筒部の穴は雌ネジになっているため、ネジ部材106を回転させることでも第一挟持部101と第二挟持部102a、102bの距離を調整できる。
このように構成する利点は以下に述べる通りである。
まず、第二挟持部を第一挟持部に対して任意に近接及び離間させることが可能であるため、第一挟持部と第二挟持部を離間させて第一挟持部と第二挟持部の間を広く開けることが容易にできる。その状態で耳飾りを耳の取り付けたい位置に移動させ、第二挟持部を第一挟持部に近接させて耳を挟むことで容易に耳飾りを装着することができる。位置を決めてから第二挟持部を第一挟持部に近接させれば良いため、装着位置を決めるのも容易である。また、複数の第二挟持部がそれぞれ別々に第一挟持部に近接及び離間することが可能であることも、耳飾りの装着位置を定めるのを容易にするのに貢献している。一つの第二挟持部だけを第一挟持部に近接させ、位置を調整してから、他の第二挟持部を第一挟持部に近接させれば良いためである。
さらに、複数の第二挟持部を有すること、第二挟持部を第一挟持部に任意に近接及び離間させることが可能なため、挟持圧力をより強くすることも可能となる。従って、耳飾りがずれてしまったり、落下してしまったりする危険性は大幅に減少している。耳飾りが重くても落下の危険が少ないので、飾りを大きくすることが可能である。また、激しく動いてもずれ落ちない。舞台で演劇をする際や、ダンスをする場合など目立つ装飾品を用いて激しく動きたい場合には、特に好適である。
また、耳飾りがずれたり、落ちたりし難くなって安定した位置に装着し続けていられるようになったことと、第一挟持部と第二挟持部との距離を調整可能であることから、耳朶以外の場所にも装着することが可能となった。例えば、耳の縁の部分に装着し、イヤーカフスとして使用することも可能である。
なお、本発明に係る実施形態においては、種々の改変が可能である。
例えば、第一実施形態においては、留め具108a、108bはネジ式の押圧固定手段とバネ等の付勢力を利用する方式を組み合わせたものを用いたが、ネジ式の押圧固定手段とバネ等の付勢力の何れか一方のみを用いる形式の留め具を使用してもよい。
また、例えば、図2に示すように接続部103に環110を付けて、環110に更なる飾りを付けて飾りを吊り下げられるように構成してもよい。本発明であれば、耳飾りの重量があっても耳飾りがずれたり、落ちたりする危険が少ないので、大きな飾りを吊り下げることも可能である。接続部103自体に装飾を施しても良い。
その他にも、第一挟持部101及び第二挟持部102a、102bの何れか一方もしくは両方に滑り止めとしてシリコンゴムをつけたり、凹凸を付けたりしてもよい。
また、本実施形態においては耳飾り100を耳に装着する場合を想定して説明したが、本発明に係る耳飾りは挟持力が強く、ずれずに安定した位置を保つため、耳以外の場所にも取り付けることが可能である。例えば、衣服の端部を挟むようにして取り付けてブローチのように用いたり、バッグに付けてアクセントにしたりすることが可能である。このように、耳飾りとして使うだけでなく、別の用途と兼用できることも本発明の利点である。
(第一実施形態の第一変形例)
図3は、第一実施形態の第一変形例に係る耳飾り100Aの第一挟持部の部分を示す図である。
第一実施形態の第一変形例に係る耳飾り100Aにおける留め具は第一実施形態と同様である。そのため、留め具に関する説明及び図示は省略する。図示した以外の部分については、第一実施形態と同様の符号を用いて説明する。
飾り109Aは略半球状に表面側がふくらんでおり、裏面側は空洞になっている。飾り109Aの右端から左端をつなぐように、第一挟持部101Aが形成されている。第一挟持部101Aは平板状の形状をしており、穴が開けられている。つまり、第一挟持部101Aは平面状に形成された上に穴を設けてある。
第一挟持部101Aが平板状の形状であり、複数の第二挟持部102a及び102bと第一挟持部101Aとで挟着するようになっていることから、第二挟持部102aと対応する第一挟持部101Aの1点と、第二挟持部102bと対応する第一挟持部101Aの1点のみでなく、その2点の間も第一挟持部101Aは耳と接した状態を保つようになる。
つまり、第一実施形態に係る耳飾り100においては、第一挟持部101、第二挟持部102a及び102bの3点で支えているが、第一変形例に係る耳飾り100Aにおいては、面で支えることになる。
従って、点で支える場合よりも広い面積で支えることになるので、より挟持圧力を分散させることが可能となり、耳飾り装着中の痛みがさらに軽減される。
第一挟持部101Aに設けられた穴は、滑り止めとなる。これにより、ただの平面状に構成するよりもずれにくくなっている。
第一変形例においては、飾り109Aは略半球状に表面側がふくらみ、裏面側は空洞になっているものとして説明したが、第一挟持部101Aを面状にできる程度の大きさがあれば、飾り109Aの形状は問わない。
また、面で支えることができれば、平面でも、曲面でも構わない。
第一変形例と第一実施形態とを比較して分かる通り、第一挟持部101は耳を挟むために別に形成されたものでも、別の部分(例えば、飾り109)の耳に接する側の一部分であっても良い。
(第一実施形態の第二変形例)
図4は、第一実施形態の第二変形例に係る耳飾り100Bの斜視図である。
第一実施形態の第二変形例に係る耳飾り100Bにおいては、第一実施形態に係る耳飾り100と比較して、留め具の数及び接続部が枝分かれする数が増えていることに特徴がある。その他の部分は、第一実施形態と同様であるので、説明を省略する。留め具及び接続部以外の部分については、第一実施形態と同様の符号を用いて説明する。
耳飾り100Bの接続部103Bは3つに枝分かれしており、枝分かれした端部のそれぞれに留め具108Ba、108Bb及び108Bcが接続されている。留め具108Ba、108Bb、108Bcはそれぞれ同一のものとして形成されており、第一実施形態に係る耳飾り100の留め具108a及び108bと同様の構造である。留め具108Ba、108Bb、108Bcは、それぞれ別々に第一挟持部101に近接及び離間が可能である。留め具の移動に伴って第二挟持部も第一挟持部に近接または離間するのも第一実施形態と同様である。
第二変形例において示すように、本発明においては接続部に接続される留め具の数は、好ましくは2つ以上であればいくつであっても良い。ただし、本発明を耳飾りに用いる場合においては、取り付けられる耳自体の大きさとの関係から、2つまたは3つが最も好ましい。
(第二実施形態)
図5は、本発明に係る第二実施形態の挟着具200の斜視図である。
挟着具200は、第一挟持部201と、留め具208a及び208bと、接続部203とからなる。留め具208a及び208bは同一の構造を有している。
接続部203は全体として角状の棒がいくつかの箇所で曲がったような角ばった形状をしている。接続部203は上から見ると四角の一辺(図5では、左側の辺)が欠けた形状をしている。下から見ると四角の一辺(図5では、左側の辺)が欠け、欠けた辺の反対側の辺(図5では、右側の辺)は、他の辺よりも太くなっている。太くなった辺の上に二対の略半円形状の突出壁211が形成されている。突出壁211には貫通孔が形成されている。また、太くなった辺には、外側に突出するように凸部212が形成されている。接続部203を左側からみると、2本の線が垂直に延びたようになっている。この2本の線は、接続部203の上面の辺で結ばれていない頂点と接続部203の下面の辺で結ばれていない頂点を結ぶように、それぞれ垂直に延びているものである。
第一挟持部201は、接続部203上面の欠けた辺の反対側の辺(図5では、右側の辺)を構成する角状の棒の面の一つ(図5では、接続部203の上面の右端の辺から下方に向かって広がる面)である。
留め具208a及び208bは、それぞれバネ205と軸207とからなる。バネ205は細長い板状のバネを折り曲げて形成されている。具体的には、細長い板の略中央部で折り曲げ、一方の端を小さな環を作るように折り曲げてある。軸207は突出壁211の貫通孔及びバネ205に形成された環に通される。このとき、バネ205は一対の突出壁211の間に挟まれるように配置されている。さらに、軸207の両端をかしめることによって、留め具208a及び208bは接続部203に取り付けられている。なお、留め具208a及び208bの接続部203への取り付けは、第一実施形態と同様に接続部203の突出壁211に突出する一対の凸部を形成して軸207とし、軸207をバネ205で形成された環に通しても良い。ただし、挟着具200が大きい場合など、しっかりと軸止めしたい場合には、軸207を通して両端をかしめる方法がより適している。
バネ205は凸部212と当接している。バネ205は凸部212と当接することで、第一挟持部201の方向に向かって付勢されている。
バネ205は第一挟持部201の方向に向かって付勢されているので、バネ205の一部と第一挟持部201とで挟着することになる。つまり、バネ205の一部が第二挟持部202a及び202bを構成する。
本実施形態においては、第一挟持部201及び第二挟持部202a、202bの何れもが面状に形成されている。従って、点で支えるよりも強固に留めることができる。
挟着具200は耳飾りとして使用することも可能であるが、耳以外の様々な物品にも用いることが可能である。例えば、名刺や値札等を挟むのに用いた場合、接続部203が角ばった形状をしており、底面が平らであることから、名刺や値札の表が見えるように立てて置くことができる。なお、例えば第一挟持部201の長さを長くするなど、挟着具を用いる用途に応じて適宜改変を行うことで、用途に合った挟着具を提供することが可能である。
詳述したとおり、本発明は第一実施形態の説明において述べたように耳飾りに適用することができ、かつ、耳飾りを耳以外の挟着に転用することもできる。また、第二実施形態のように特定の物品等の挟着に適するように適宜変形させても良い。このように、本発明は耳のみならず、多種多様な物品を挟んで用いる挟着具に広く適用することが可能である。
100 耳飾り
101、201 第一挟持部
102a、102b、102c、202a、202b 第二挟持部
103、203 接続部
104 留め具本体
105、205 バネ
106 ネジ部材
107、207 軸
108a、108b、108c、208a、208b、208c 留め具
109 飾り
110 環
200 挟着具
211 突出壁
212 凸部

Claims (3)

  1. 第一挟持部と、留め具と、前記第一挟持部と前記留め具を接続する接続部とからなり、前記留め具は前記第一挟持部に近接及び離間する第二挟持部を有し、前記第一挟持部と前記第二挟持部で挟持して使用する挟着具であって、
    前記留め具を複数備え、
    前記接続部の一端は前記第一挟持部と接続し、
    前記接続部の他端は複数の前記留め具と接続しており、
    前記第二挟持部はそれぞれ別々に前記第一挟持部に近接及び離間させることが可能であることを特徴とする挟着具。
  2. 前記第一挟持部と前記第二挟持部で耳を挟持して耳飾りとして使用することを特徴とする請求項1に記載の挟着具。
  3. 前記第一挟持部及び前記第二挟持部の少なくとも何れか一方が面状であることを特徴とする請求項1または2に記載の挟着具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016043109A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 株式会社山森製作所 耳用装身具
CN108553186A (zh) * 2018-05-08 2018-09-21 苏州迪凯尔医疗科技有限公司 用于口腔的固定装置、牙颌跟踪器及种植导航系统

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