JP2015204477A - ループアンテナ - Google Patents

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小笠原 隆行
Takayuki Ogasawara
隆行 小笠原
佐々木 愛一郎
Aiichiro Sasaki
愛一郎 佐々木
森村 浩季
Hiroki Morimura
浩季 森村
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Abstract

【課題】ループアンテナで生成される磁界の減衰特性を改善すること。【解決手段】平行に離間して配置された一対の一重の電流ループ10,20を備え、その一対の電流ループ10,20が生成する磁界を表した式(1)をテイラー展開した式(4)に現れる複数の累乗項のうちz3の項をゼロとするように、各電流ループ10,20に流れる電流I1,I2の値と各電流ループの半径a1,a2を設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、ループアンテナの技術に関する。
電流ループに電流を流して磁界を発生させるループアンテナがある(特許文献1)。このようなループアンテナの従来構成を図5に示す。N個(N≧1)の電流ループを同一平面上に配置し、各電流ループに適切な大きさの電流を適切な向きに流すことにより、(2N+1)乗の減衰特性の磁界を得ることができる。3乗以上の減衰特性を得られるため、他のエリアから磁界エリアを明確に限定することができる(特許文献1の図4参照。但し、図4の半径rは、図5の電流ループの半径aに相当する)。
特開2013−223117号公報
上記の従来技術によれば、3乗の次に急峻な減衰特性は5乗(N=2)であり、その次は7乗(N=3)、更なる次は9乗(N=4)である。このような累乗の規則は、数式から理論的に導き出すことができる。
しかしながら、従来のループアンテナでは、4乗や6乗といった偶数乗の減衰特性の磁界を生成することができない。このように奇数の累乗の減衰特性しか選択できない場合、例えば「3乗減衰の磁界を用いると磁界エリアが広すぎるが5乗減衰の磁界では狭すぎる」といった中間的な4乗減衰を望む状況に対応することができない。すなわち、減衰特性を任意に選択することができず、真に利用者の望む空間サイズの磁界を提供できないという課題があった。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、ループアンテナで生成される磁界の減衰特性を改善することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載のループアンテナは、平行に離間して配置された一対の一重の電流ループを備え、前記一対の電流ループが生成する磁界を表した数式をテイラー展開した数式に現れる複数の累乗項のうち最低次項のみをゼロとするように、又は、いずれの累乗項もゼロとしないように、各電流ループに流れる電流の値と各電流ループの半径が設定されていることを要旨とする。
本発明によれば、平行に離間して配置された一対の一重の電流ループを備え、その一対の電流ループが生成する磁界を表した数式をテイラー展開した数式に現れる複数の累乗項のうち最低次項のみをゼロとするように、各電流ループに流れる電流の値と各電流ループの半径が設定されているため、4乗減衰特性の磁界を生成することができる。また、上記複数の累乗項のうち、いずれの累乗項もゼロとしないように、各電流ループに流れる電流の値と各電流ループの半径が設定されているため、3乗減衰特性の磁界を生成することができる。
請求項2に記載のループアンテナは、請求項1に記載のループアンテナにおいて、前記最低次項のみをゼロとする場合、一方の電流ループに流れる電流の値に前記一方の電流ループの半径の2乗を積算した値と、他方の電流ループに流れる電流の値に前記他方の電流ループの半径の2乗を積算した値とを加算した値がゼロであることを要旨とする。
請求項3に記載のループアンテナは、平行に離間して配置された一対の同心円状の電流ループ群を備え、前記一対の電流ループ群が生成する磁界を表した数式をテイラー展開した数式に現れる複数の累乗項のうち最低次項から任意の高次項までをゼロとするように、又は、いずれの累乗項もゼロとしないように、各電流ループに流れる電流の値と各電流ループの半径が設定されていることを要旨とする。
本発明によれば、平行に離間して配置された一対の同心円状の電流ループ群を備え、その一対の電流ループ群が生成する磁界を表した数式をテイラー展開した数式に現れる複数の累乗項のうち最低次項から任意の高次項までをゼロとするように、各電流ループに流れる電流の値と各電流ループの半径が設定されているため、3乗を超え、かつ、偶数乗又は奇数乗の減衰特性の磁界を生成することができる。また、上記複数の累乗項のうち、いずれの累乗項もゼロとしないように、各電流ループに流れる電流の値と各電流ループの半径が設定されているため、3乗減衰特性の磁界を生成することができる。
請求項4に記載のループアンテナは、平行に離間して配置された複数の一重の電流ループを備え、前記複数の電流ループが生成する磁界を表した数式をテイラー展開した数式に現れる複数の累乗項のうち最低次項から任意の高次項までをゼロとするように、又は、いずれの累乗項もゼロとしないように、各電流ループに流れる電流の値と各電流ループの半径が設定されていることを要旨とする。
本発明によれば、平行に離間して配置された複数の一重の電流ループを備え、その複数の電流ループが生成する磁界を表した数式をテイラー展開した数式に現れる複数の累乗項のうち最低次項から任意の高次項までをゼロとするように、各電流ループに流れる電流の値と各電流ループの半径が設定されているため、3乗を超え、かつ、偶数乗又は奇数乗の減衰特性の磁界を生成することができる。また、上記複数の累乗項のうち、いずれの累乗項もゼロとしないように、各電流ループに流れる電流の値と各電流ループの半径が設定されているため、3乗減衰特性の磁界を生成することができる。
請求項5に記載のループアンテナは、請求項3又は4に記載のループアンテナにおいて、前記最低次項から任意の高次項までをゼロとするように、平行配置された前記電流ループ間の距離が設定されていることを要旨とする。
本発明によれば、ループアンテナで生成される磁界の減衰特性を向上することができる。
第1の実施の形態に係るループアンテナの斜視図である。 第2の実施の形態に係るループアンテナの斜視図である。 磁界の減衰特性を示す図である。 第3の実施の形態に係るループアンテナの斜視図である。 従来のループアンテナの斜視図である。
以下、本発明を実施する一実施の形態について図面を用いて説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係るループアンテナ1の斜視図である。このループアンテナ1は、平行に離間して配置された一対の一重の電流ループ10,20と、各電流ループ10,20に電流を入力する図示しない電流制御部と、を備えて構成される。
このようなループアンテナ1において、一方の電流ループ10に電流I(>0)のキャリア信号を与え、他方の電流ループ20に電流I(>0)のキャリア信号を与える。このとき、このループアンテナ1が生成するz軸上の磁界Bは式(1)となる。
Figure 2015204477

但し、a,aは、各電流ループ10,20の半径である。半径aと半径aは同じ値でもよいし、異なる値でもよい。また、μは、真空の透磁率である。なお、各電流ループ10,20のループ形成面はx−y平面に平行であり、各ループ中心点はz軸上に位置するものとする。また、各電流ループ10,20は、z軸上の原点から「−p」,「+p」離れて位置するものとする。
ここで、z≫a,z≫a,z≫p、すなわち、z軸上の原点から磁界Bの検出地点Tまでの距離が各電流ループ10,20のループ半径a,aやループ間距離(2p)よりも十分に遠い場合、テイラー展開により式(1)の右辺各項を式(2),式(3)のように表記できる。
Figure 2015204477
Figure 2015204477
ゆえに、磁界Bの振る舞いを示した式(1)を式(4)のように書き換えることができる。
Figure 2015204477
なお、式(4)では、簡単のためzの項よりも高次の項は省略している。
ここで、4乗減衰特性の磁界を生成する場合、式(4)のzの項を消す必要がある。すなわち、zの項がゼロとなるように、各電流ループ10,20に流れる電流I,Iの値と各電流ループ10,20の半径a,aを設定する。具体的には、式(5)を満たすようにそれらを設定する。
Figure 2015204477
式(5)を満たすには、例えば、a=1[m],I=1[A],a=1[m],I=−1[A]と設定すればよい。ここで、電流値は、反時計回りに流す場合を正とし、時計回りの場合を負とした。
式(5)を満たすように各電流ループ10,20の電流と半径を設定することにより、式(4)のzの項が消え、空間にはzの項の磁界が出現することになる。すなわち、4乗減衰特性の磁界を生成することができる。これにより、従来のループアンテナでは実現できなかった、3乗を超え、かつ、偶数乗の減衰特性の磁界を実現することができる。
なお、式(4)のいずれの累乗項もゼロとしない場合には、3乗減衰特性の磁界が生成される。各電流ループ10,20の電流と半径を適切に調整することにより、3乗又は4乗の減衰特性の磁界を選択的に生成することができる。
本実施の形態によれば、平行に離間して配置された一対の一重の電流ループ10,20を備え、その一対の電流ループ10,20が生成する磁界を表した式(1)をテイラー展開した式(4)に現れる複数の累乗項のうちzの項をゼロとするように、各電流ループ10,20に流れる電流I,Iの値と各電流ループ10,20の半径a,aが設定されるので、4乗減衰特性の磁界を生成することができる。
また、本実施の形態によれば、式(4)に現れた複数の累乗項のうち、いずれの累乗項もゼロとしないように、各電流ループ10,20に流れる電流I,Iの値と各電流ループの半径a,aが設定されるので、3乗減衰特性の磁界を生成することができる。
〔第2の実施の形態〕
第1の実施の形態のループアンテナ1を用いて4乗を超える減衰特性の磁界を生成する場合、例えば5乗減衰特性の磁界については、式(4)においてzの項とzの項の両方を消すことが必要となる。ここで、zの項とzの項の両方を消すためには、式(6)を更に満たさなければならない。
Figure 2015204477
しかし、式(5)と式(6)を満たす場合とは、電流Iと電流Iが共にゼロ以外にない。つまり、電流ループ数が2つの場合では、式(5)と式(6)を同時に満たすことができない。そこで、本実施の形態では、対をなす各電流ループ10,20のそれぞれの各同一平面上に複数の電流ループを同心円状にそれぞれ追加する。
図2は、第2の実施の形態に係るループアンテナ1の斜視図である。本実施の形態は、第1の実施の形態の変形例である。かかる変形例では、半径aと電流Iで構成される電流ループ10の同一平面上に、半径aと異なる半径を持ち電流Iと異なる電流が流れる複数の電流ループ(a,I),…,(a2k−1,I2k−1),…,(a2M−1,I2M−1)を更に備えている。また、半径aと電流Iで構成される電流ループ20の同一平面上に、半径aと異なる半径を持ち電流Iと異なる電流が流れる複数の電流ループ(a,I),…,(a2k,I2k),…,(a2M,I2M)を更に備えている。その他は、第1の実施の形態と同様である。なお、Mは同じ平面に含まれる電流ループの個数である。
このような構成を備えたループアンテナ1の場合、空間に生じる磁界Bは、式(1)を拡張して式(7)となる。
Figure 2015204477
そして、式(6)をテイラー展開すると式(8)となる。式(8)は、式(4)の拡張式といえる。
Figure 2015204477
そして、ループアンテナ1の生成する磁界B(式(7))の級数展開式(式(8))において、zの各累乗項の係数がゼロとなるように、各電流ループに流れる電流Iの値と各電流ループの半径aと電流ループ間の距離pとを設定する。
以下、M=2の場合について、5乗と6乗の各減衰特性の磁界の生成法を説明する。例えば、5乗減衰特性の磁界を生成するには、式(8)において、zの項とzの項の両方を消せばよい。ここで、式(8)にM=2を代入すると式(9)となる。
Figure 2015204477
式(9)のzとzの項を消すため、以下の式(10)と式(11)に示される条件を適用する。
Figure 2015204477
Figure 2015204477
式(10)と式(11)を同時に満たすには、例えば、a=1[m],I=1[A],a=1[m],I=−1[A],a=0.5[m],I=−4[A],a=0.5[m],I=4[A]と設定すればよい。式(10)と式(11)を満たすことにより、zの項とzの項の両方が消え、ループアンテナ1から放射される磁界は5乗減衰となる。
また、更に式(9)のzの項も消すことにより、6乗減衰特性の磁界を得ることができる。zの項を消すには、式(10)と式(11)に加えて、以下の式(12)に示される条件を更に満たす必要がある。
Figure 2015204477
式(10)〜式(12)を同時に満たすには、例えば、a=1[m],I=1[A],a=1[m],I=1[A],a=0.5[m],I=−4[A],a=0.5[m],I=−4[A]と設定すればよい。式(10)〜式(12)を満たすことにより、z,z,zの各項が消え、ループアンテナ1から放射される磁界は6乗減衰となる。
ここまで、5乗と6乗の各減衰特性の磁界の生成法を説明した。一方、本実施の形態に係るループアンテナ1であっても、式(10)の条件のみを満たすことにより、4乗減衰特性の磁界を生成することができる。よって、式(10)のみを満たす場合と、式(10)と式(11)を満たす場合と、式(10)と式(11)と式(12)とを満たす場合と、式(10)〜式(12)のうちいずれも満たさない場合とを、各電流I,I,I,Iを切り換えたり電流値の大きさを調整したりすることで選択可能であり、任意に3,4,5,6乗減衰特性の磁界を選ぶことができる。これにより、利用者の意向によって磁界の減衰特性を選択でき、時間的に減衰特性を切り替えるなどの調節を行うこともできる。
本実施の形態に係るループアンテナ1で生じた磁界の減衰特性を図3に示す。とりうる電流の値を変化させることにより、同じループアンテナ1から異なった減衰特性を生じさせることができる。
本実施の形態によれば、平行に離間して配置された一対の同心円状の電流ループ群を備え、その一対の電流ループ群が生成する磁界を表した式(8)をテイラー展開した式(9)に現れる複数の累乗項のうちzの項から任意の高次項までをゼロとするように、各電流ループに流れる電流Iの値と各電流ループの半径aが設定されるので、3乗を超え、かつ、偶数乗又は奇数乗の減衰特性の磁界を生成することができる。
また、本実施の形態によれば、式(9)に現れた複数の累乗項のうち、いずれの累乗項もゼロとしないように、各電流ループに流れる電流Iの値と各電流ループの半径aが設定されるので、3乗減衰特性の磁界を生成することができる。
〔第3の実施の形態〕
図4は、第3の実施の形態に係るループアンテナ1の斜視図である。本実施の形態は、第1の実施の形態の変形例である。かかる変形例では、ループ中心がz軸上に位置するように平行に離間して配置されたN対の一重の電流ループを備えて構成される。i番目の対の各電流ループにおいて、それぞれに流れる電流をI2i,I2i―1とし、その各電流ループの半径をa2i,a2i−1とする。
このとき、ループアンテナ1から空間に生じる磁界Bは、zの累乗の和で表され、式(1)を拡張して式(13)となる。
Figure 2015204477
ここで、z≫a2k−1,z≫a2k,z≫p(k=1,2,…,N)、すなわち、z軸上の原点から磁界Bの検出地点Tまでの距離が各電流ループのループ半径aやループ間距離pよりも十分に遠い場合、テイラー展開により式(13)を式(14)のように表記できる。
Figure 2015204477
なお、式(7)においてpは各電流ループに共通の値であったが、式(13)における各pは同じ値はとらないものとする。
そして、ループアンテナ1の生成する磁界B(式(13))の級数展開式(式(14))において、zの各累乗項の係数がゼロとなるように、各電流ループに流れる電流Iの値と各電流ループの半径aと電流ループ間の距離pとを設定する。
これにより、ループアンテナ1は、通常の3乗以上で(2N+2)乗以下の減衰特性の磁界を任意に発生させることができる。すなわち、N=1(電流ループが1対)の場合は3乗および4乗減衰特性、N=2の場合は3〜6乗減衰特性、N=3の場合は3〜8乗減衰特性の磁界を生成することができる。
以下、N=2の場合について説明する。式(14)にN=2を代入すると式(15)となる。
Figure 2015204477
式(15)において、zの項を消すことにより4乗減衰特性の磁界を生成できる。同様に、zとzの項を消せば5乗減衰特性の磁界、zとzとzの項を消せば6乗減衰特性の磁界を生成できる。
の項を消すには、例えば、a=1[m],I=1[A],a=1[m],I=1[A],a=1[m],I=−1[A],a=1[m],I=−1[A]と設定すればよい。
また、zとzの項を共に消すには、例えば、a=1[m],I=1[A],a=1[m],I=−1[A],a=0.5[m],I=−4[A],a=0.5[m],I=4[A]と設定すればよい。
また、zとzとzの項を全て消すには、例えば、a=1[m],I=1[A],a=1[m],I=1[A],a=2[m],I=−4[A],a=2[m],I=−4[A],p=1[m],p=4[m]と設定すればよい。
このように、式(15)におけるzの多項式を低次の累乗項から消すことにより、より高次の減衰特性を生じさせることができる。従来の奇数乗の(2N+1)乗減衰に限定されず、奇数乗と偶数乗のどちらの減衰特性も生じさせることができるため、利用者により最適な減衰特性を持つ磁界を提供することができる。また第2の実施の形態と異なり、複数巻きの構成をとらないので、ループアンテナ1の内側に空間的な余裕があるため、電子部品等を内包することができるという利点を有する。
なお、式(15)のいずれの累乗項もゼロとしない場合には、3乗減衰特性の磁界が生成される。各電流ループ10,20の電流と半径を適切に調整することにより、3乗以上の減衰特性の磁界を選択的に生成することができる。
本実施の形態によれば、平行に離間して配置された複数の一重の電流ループを備え、その複数の電流ループが生成する磁界を表した式(13)をテイラー展開した式(14)に現れる複数の累乗項のうちzの項から任意の高次項までをゼロとするように、各電流ループに流れる電流Iの値と各電流ループの半径aが設定されるので、3乗を超え、かつ、偶数乗又は奇数乗の減衰特性の磁界を生成することができる。
また、本実施の形態によれば、式(14)に現れた上記複数の累乗項のうち、いずれの累乗項もゼロとしないように、各電流ループに流れる電流Iの値と各電流ループの半径aが設定されるので、3乗減衰特性の磁界を生成することができる。
以上より、各実施の形態1〜3によれば、3乗以上の任意乗の減衰特性を持つ磁界を発生させるループアンテナ1を実現することができる。
1…ループアンテナ
10,20…電流ループ

Claims (5)

  1. 平行に離間して配置された一対の一重の電流ループを備え、
    前記一対の電流ループが生成する磁界を表した数式をテイラー展開した数式に現れる複数の累乗項のうち最低次項のみをゼロとするように、又は、いずれの累乗項もゼロとしないように、各電流ループに流れる電流の値と各電流ループの半径が設定されていることを特徴とするループアンテナ。
  2. 前記最低次項のみをゼロとする場合、一方の電流ループに流れる電流の値に前記一方の電流ループの半径の2乗を積算した値と、他方の電流ループに流れる電流の値に前記他方の電流ループの半径の2乗を積算した値とを加算した値がゼロであることを特徴とする請求項1に記載のループアンテナ。
  3. 平行に離間して配置された一対の同心円状の電流ループ群を備え、
    前記一対の電流ループ群が生成する磁界を表した数式をテイラー展開した数式に現れる複数の累乗項のうち最低次項から任意の高次項までをゼロとするように、又は、いずれの累乗項もゼロとしないように、各電流ループに流れる電流の値と各電流ループの半径が設定されていることを特徴とするループアンテナ。
  4. 平行に離間して配置された複数の一重の電流ループを備え、
    前記複数の電流ループが生成する磁界を表した数式をテイラー展開した数式に現れる複数の累乗項のうち最低次項から任意の高次項までをゼロとするように、又は、いずれの累乗項もゼロとしないように、各電流ループに流れる電流の値と各電流ループの半径が設定されていることを特徴とするループアンテナ。
  5. 前記最低次項から任意の高次項までをゼロとするように、平行配置された前記電流ループ間の距離が設定されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のループアンテナ。
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