以下、本発明に係る通信システム、電話装置及び通信方法の各実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下の本実施形態では、本発明に係る通信システムの一例として、監視カメラシステムを例示して説明する。なお、本発明は、通信システムに限定されず、通信システムを構成する各装置又は各装置における方法として表現することも可能である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の監視カメラシステム5の構成を示す模式図である。図1に示す監視カメラシステム5は、屋内外に設置された親機10と、3つのカメラ30(具体的には、監視カメラ30A,30C,屋内カメラ30B)と、各種センサ40(具体的には、人感センサ40A,煙センサ40B,人感センサ40C,40D,40E,開閉センサ40F)と、スマートフォン50と、無線ルータ60とを含む構成である。なお、図1に示す監視カメラシステム5の構成は一例であり、用途に応じて種々の態様に変更可能である。
親機(ゲートウェイ)10は、監視カメラシステム5の全体の動作を制御する制御装置であり、DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)の通信方式を用いて、子機(不図示)、カメラ、センサ等と通信可能に接続される。また、親機10は、無線LAN(Local Area Network)を用いた無線ルータ60を介してインターネット65(ネットワーク)に接続される。
各種センサ40(具体的には、人感センサ40A,煙センサ40B,人感センサ40C,40D,40E,開閉センサ40F)は、DECTの通信方式で親機10と接続される。ここでは、センサ40として、窓の開閉を検出する開閉センサ40Fと、煙を感知する煙センサ40Bと、赤外線によって人を感知する人感センサ40A,40C,40D,40Eとが用いられる。特に、これらのセンサの種類を区別する必要が無い場合、センサ40と総称する。また、後述するように、カメラ30に内蔵された赤外線センサ313(図4参照)も、人感センサとして用いられる。
3つのカメラ30(具体的には、監視カメラ30A,30C,屋内カメラ30B)は、例えば通話機能を有し、DECTの通信方式で親機10と接続される。ここでは、カメラとして、屋外を撮像する監視カメラ30A,30Cと、宅内を撮像する屋内カメラ30Bとが用いられる。特に、カメラの種類を区別する必要が無い場合、カメラ30と総称する。
スマートフォン50は、無線LANを用いた無線ルータ60を介して親機10と接続され、また、3G(第3世代)等の通信方式を用いた携帯電話網を介して携帯電話機や他のスマートフォン等と接続される。
また、本実施形態を含む各実施形態では、センサ40をグループ分けして各種設定、挙動の切り替えを行う。本実施形態では、各カメラ30の撮像範囲に3つのグループが設定される。即ち、あるカメラの撮像範囲に含まれる1つ又は複数のセンサは同一のグループに属することになる。
以下、例えば玄関前に設置された監視カメラ30Aの撮像範囲をグループ7Aとし、宅内に設置された屋内カメラ30Bの撮像範囲をグループ7Bとし、庭に設置された監視カメラ30Cの撮像範囲をグループ7Cとする。
グループ7Aには、人感センサ40Aが設置されている。グループ7Bには、煙センサ40B及び開閉センサ40Fが設置されている。グループ7Cには、3つの人感センサ40D,40E,40Cが設置されている。
なお、これらのグループ7A,グループ7B,グループ7Cの設定は一例である。また、グループは、1台のカメラに対応して設定されるとは限らず、カメラとは無関係に任意の範囲に設定されても良く、例えば近い場所に設置されている1つ又は複数のセンサを含む領域に設定されても良い。
図2は、各実施形態の親機10の内部構成の一例を示すブロック図である。図2に示す親機10は、制御部109と、記憶部103と、操作部105と、表示部106とを含む構成である。親機10は、各種の入力操作を受け付け、表示部106に画像等の情報を表示する。制御部109は、呼制御部110及び音声ストリーム処理部112を内蔵し、通話の呼制御や音声データの処理等を行う。
また、親機10は、画像メモリ制御部115と、画像メモリ116とを有し、カメラ30で撮像された画像データ等を画像メモリ116に記憶する。
また、親機10は、無線LAN制御部121と、無線LAN通信I/F部122とを有し、無線LANで接続された無線ルータ60を介してスマートフォン50、カメラ30等と画像データ及び音声データを送受信する。
また、親機10は、DECTプロトコル制御部108と、DECT無線I/F部107とを有し、DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)の無線方式を用いて、子機(図示せず)、センサ40及びカメラ30と無線接続を行う。
また、親機10は、音声バス117と、音声入出力制御部104と、スピーカ129と、マイク128とを有し、外部に対して音声の入出力を行う。
また、親機10は、固定電話回線I/F部101を有し、固定電話網85に接続された外部の固定電話機と通話可能である。
また、親機10は、子機/携帯端末充電部126を有し、差込口に挿入された子機あるいはスマートフォン50を充電する。
また、親機10は、USB通信I/F部127を有し、USB(Universal Serial Bus)規格のインタフェースを有する機器やメモリ等とデータを送受信する。
また、親機10は、後述する設定テーブル71(図7参照)及び関連付けテーブル75(図13参照)を記憶部103に記憶する。設定テーブル71には、センサ40のグループに関するセンサ設定値が、センサ40が属するグループと共に登録されている。関連付けテーブル75には、各カメラ30に対応付けられたセンサ40が登録されている。
例えば、人感センサ40Aと監視カメラ30Aは、玄関側の場所に設置されているので、対応付けて登録されている。また、カメラ30は、後述するように、人感センサである赤外線センサ313(図4参照)を一体として内蔵するので、この赤外線センサ313とも対応付けて登録される。また、煙センサ40Bと開閉センサ40Fとは、いずれも宅内に設置されているので、屋内カメラ30Bとそれぞれ対応付けて登録されている。
図3は、各実施形態のセンサ40の内部構成の一例を示すブロック図である。図3に示すセンサ40は、制御部447と、記憶部442と、表示ランプ445とを有する。記憶部442には、後述するように、センサ40がスマートフォン50或いは親機10と通信を行うことで、設定・変更可能な感度、閾値、オン/オフ設定、動作時間等のセンサ設定値が登録される。
センサ40は、対象を検出した場合に表示ランプ445を点灯する等、所定の検出動作を行う。また、センサ40は、DECTプロトコル制御部449と、DECT無線I/F部448とを有し、DECTの無線方式で親機10と無線接続を行い、対象を検出すると、センサ検出情報を親機10に送る。
センサ部453は、センサ40の種類によって異なる。例えば、人感センサの場合、センサ部453は、赤外線の変化によって人を感知するPIR(Passive Infrared Ray)センサである。窓等の開閉を検出する開閉センサ40Fの場合、センサ部453は、開閉によってオン/オフに切り替わるリードスイッチである。煙センサ40Bの場合、センサ部453は、発光した光が煙によって遮光されることで煙を感知する発光・受光部である。
充電池450は、充電可能な電池であり、各部に電力を供給する。
図4は、各実施形態のカメラ30の内部構成の一例を示すブロック図である。図4に示すカメラ30(具体的には、監視カメラ30A,30C及び屋内カメラ30B)は、いずれもほぼ同じ仕様を有する。カメラ30は、制御部309と、記憶部303と、操作部305とを含む構成である。カメラ30は、撮像に関する動作を行うとともに、入力操作を受け付ける。
また、カメラ30は、DECTプロトコル制御部317と、DECT無線I/F部318とを有し、DECTの無線方式を用いて親機10と無線接続を行う。
また、カメラ30は、無線LAN制御部321と、無線LAN通信I/F部322とを有し、無線LANで接続された無線ルータ60を介して親機10、スマートフォン50等と画像データ及び音声データを送受信する。
また、カメラ30は、音声バス307と、音声入出力制御部304と、スピーカ329と、マイク328とを有し、外部に対して音声の入出力を行う。
また、カメラ30は、撮像部312と、画像メモリ制御部316と、画像メモリ315とを有し、撮像部312で撮像された画像データを画像メモリ315に記憶する。撮像部312は、レンズ及び撮像素子を有する。
また、カメラ30は、人感センサとして、PIRセンサである赤外線センサ313を一体に内蔵する。赤外線センサ313は、人が発する熱(赤外線)の変化を検出して人の存在を感知する。また、カメラ30は、商用交流を電源とする電源部314を有する。
図5は、各実施形態のスマートフォン50の内部構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン50は、制御部506と、記憶部504と、表示/操作部(タッチパネル503)とを含む構成である。スマートフォン50は、各種の入力操作を受け付け、タッチパネル503に画像等の情報を表示する。制御部506は、カメラ30の機能を設定可能な監視機能制御部514を内蔵する。タッチパネル503は、表示部及び操作部が一体化された表示入力部であり、画面に画像やアイコン等の情報を表示するとともに、ユーザによる画面へのタップ操作を受け付ける。
また、スマートフォン50は、3Gプロトコル制御部502と、3G無線I/F部501とを有し、3G(第3世代)の無線通信方式を用いて、携帯電話網に接続された携帯電話機や他のスマートフォンと無線接続を行う。
また、スマートフォン50は、音声バス515と、音声入出力制御部505と、スピーカ513と、マイク512とを有し、外部に対して音声の入出力を行う。
また、スマートフォン50は、無線LAN制御部507と、無線LAN通信I/F部508とを有し、無線LANで接続された無線ルータ60を介して親機10、カメラ30等と画像データ及び音声データを送受信する。
また、スマートフォン50は、USB通信I/F部511を有し、USB(Universal Serial Bus)規格のインタフェースを有する機器やメモリ等とデータを送受信する。
上述した構成を有する本実施形態の監視カメラシステム5の動作について説明する。
始めに、本実施形態の監視カメラシステム5における通常の監視動作について、図6を参照して説明する。図6は、第1の実施形態の監視カメラシステム5における通常の監視動作の流れを説明するシーケンス図である。例えば、図6ではグループ7Aに関して、人感センサ40A及び監視カメラ30Aを用いた場合を例示して説明する。
図6において、人感センサ40Aが、屋外に存在する人物等の対象を検出すると、対象を検出した旨の情報と、センサの出力値(例えばセンシング結果としての検出レベル)とを含むセンサ検出情報を親機10に送信する(S101)。親機10は、人感センサ40Aからセンサ検出情報を受信すると、無線LANを用いてスマートフォン50と無線接続し(S102)、接続が完了すると、スマートフォン50にセンサ検出情報を送信する(S103)。
また、親機10は、監視カメラ30Aに対し、画像/音声データの転送を要求する(S104)。監視カメラ30Aは、画像/音声データの転送要求を受けると、無線LANを用いて親機10と接続し、撮像部312で撮像した画像データ及びマイク328で収音した音声データを親機10に転送する(S105)。
スマートフォン50は、ユーザから、監視カメラのアプリケーションを起動させる等のモニタ指示を受け付けると(S106)、親機10に対し、画像/音声データの転送を要求する(S107)。親機10は、スマートフォン50から画像/音声データの転送要求に応じ、監視カメラ30Aから転送された画像データ及び音声データをスマートフォン50に転送する(S108)。これにより、スマートフォン50は、タッチパネル503に監視カメラ30Aによって撮像された画像を表示することができる。
次に、各センサ40のセンサ設定値の設定・変更動作について、図7を参照して説明する。図7は、親機10の記憶部103に記憶された設定テーブル71の登録内容の一例を示す図である。ここで、説明を分かり易くするために、センサ40(具体的には、人感センサ40A,煙センサ40B,人感センサ40C,40D,40E,開閉センサ40F)をそれぞれセンサa,b,c,d,e,fと便宜的に表記する。また同様に、監視カメラ30A,屋内カメラ30B,監視カメラ30CをそれぞれカメラAA,BB,CCと表記する。更に同様に、グループ7A,7B,7CをそれぞれグループA,B,Cと表記する。
図7に示す設定テーブル71には、グループを示す情報(グループ分け)とセンサ設定値とを含むセンサ設定情報が登録されている。具体的には、センサaが属するグループAとセンサaのセンサ設定値と、センサb,fが属するグループBとセンサb,fの各センサ設定値と、センサc,d,eが属するグループCとセンサc,d,eの各センサ設定値とが登録されている。なお、前述したように、本実施形態では、グループA,B,Cは、それぞれカメラAA,BB,CCの撮像範囲であり、カメラAA,BB,CCと1対1に対応している。
また、センサ設定値は、例えば感度と、閾値と、オン/オフ設定と、動作時間とが少なくとも設定・変更可能である。感度は、センサ40の検出感度である。感度を上げると、センサ出力値が大きくなる。閾値は、センサ出力値と比較され、センサ出力値が超えた場合にセンサが対象を検出した、即ち異常を検出したと判定するための値である。センサ出力値が閾値を超えると、センサ40から親機10にセンサ検出情報(図6に示すステップS101参照)が送られる。オン/オフ設定は、センサ40を作動/停止にする設定である。動作時間は、センサ40が作動している時間である。これらのセンサ設定値は、一例であり、その他のパラメータが用いられてもよい。また、センサ毎に設定されたセンサ設定値を含む設定ファイル28(図9(A)及び(B)参照)は、記憶部103に格納されている。
図8は、第1の実施形態の監視カメラシステム5におけるセンサ設定動作の流れを説明するシーケンス図である。図9(A)及び(B)は、センサ設定値の変更操作を説明する図である。ユーザが、図9(A)に示すように、スマートフォン50のタッチパネル503に表示されている各種の設定機能のアイコンの中からセンサ設定機能のアイコン23をタップ操作すると(S11)、スマートフォン50は、センサ設定機能のアプリケーションを起動し、親機10にセンサ設定情報を要求する(S12)。
親機10は、記憶部103に記憶されている設定テーブル71の登録内容を読み出し(S13)、センサ設定情報をスマートフォン50に送る(S14)。スマートフォン50は、タッチパネル503にセンサ設定値操作画面を表示する(S15)。
図10は、スマートフォン50のタッチパネル503に表示されたセンサ設定値操作画面を示す図である。図10に示すセンサ設定値操作画面では、センサ毎に、センサアイコンと、閾値と、シークバー27とグループとが表示される。例えばユーザがグループを指定し、閾値と隣接して表示されるシークバー27上のスライダ27aを図10の紙面左右方向に移動させると、閾値が変更される。なお、閾値の代わりに、感度が変更されても良い。
スマートフォン50は、ユーザがグループを指定することで行われたセンサ設定値の変更操作を受け付けると(S16)、親機10に対し、グループ毎に一括で変更されたセンサ設定情報を送る(S17)。親機10は、スマートフォン50から送られたセンサ設定情報に従って、記憶部103に記憶された設定テーブル71を更新する(S18)。
例えば図9(B)に示すように、変更前のセンサaの閾値が値3から、図9(C)に示すように、変更後のセンサaの閾値が値2に変更されると、親機10の記憶部103に記憶されているセンサaの設定ファイル28及び設定テーブル71の内容が更新される。
このように、本実施形態の監視カメラシステム5では、スマートフォン50は、タッチパネル503に表示されたセンサアイコンに対するタップ操作を受け付けると、親機10に対し、センサ設定情報を要求する。スマートフォン50は、親機10から送られたセンサ設定情報をタッチパネル503に表示する。ユーザは、例えば実際の更新対象となるグループに出向き、タッチパネル503に表示されたグループを指定し、グループ毎に指定されたセンサ40のシークバー27を用いて、センサ40のセンサ出力値と閾値との比較結果を確認(体験)しながら、閾値の変更操作を行う。
スマートフォン50は、この操作を受け付けると、変更された閾値の情報を親機10に送る。親機10は、スマートフォン50から送られた閾値の情報を用いて、記憶部103に記憶された設定テーブル71を更新する。
これにより、ユーザは、スマートフォン50の見やすいタッチパネル503を使って、各センサ40のセンサ設定情報を設定・更新する操作を容易に行うことができる。
また、センサ40には、人感センサが用いられるので、ユーザがスマートフォン50を所持し、センサ40によって自身が検出されることを確認して、センサ設定情報を設定・更新することができる。
また、タッチパネル503には、各センサを表すセンサアイコンと共に、センサアイコンと隣接して、閾値がシークバー27の操作によって変更可能に表示される。これにより、センサ毎の閾値の変更操作が容易になる。
このように、ゾーン毎に一括でセンサ設定値を設定するので、ユーザがゾーンに立ち入って、ゾーン内の複数のセンサにわざと自身を検出させることで、その検出結果から、ゾーンに属するセンサのセンサ設定値をまとめて適正な値に設定することができる。従って、本実施形態の監視カメラシステム5によれば、センサの設定値の設定作業が簡単になる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、同じグループに属する1つ若しくは複数のセンサ40のセンサ設定値を個別に設定する場合を説明した。
第2の実施形態では、1つのカメラ30に対応付けられた1つ若しくは複数のセンサ40の閾値を一括で設定する場合について説明する。
また、第1の実施形態では、カメラの撮像範囲をゾーンに設定することで、ゾーンとカメラが1対1で対応していたが、第2の実施形態では、予め設定された領域をゾーンとし、この領域内には、複数のカメラが設置されていてもよいし、全くカメラが設置されていなくてもよい。
第2の実施形態では、第1の実施形態に比べて、ゾーンCにカメラが1つ追加され、2つの監視カメラ30C,30D(カメラCC,、カメラDD)が設置されている。また、第2の実施形態では、ゾーン毎に一括でセンサの閾値を設定する際、指定されたカメラに対応付けられたセンサだけを選択して設定する。
なお、第2の実施形態の監視カメラシステムは第1の実施形態とほぼ同一の構成を有する。前記第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を用いることで、その説明を省略する。
図11は、第2の実施形態の監視カメラシステム5におけるセンサ設定動作の流れを説明するシーケンス図である。
ユーザが、スマートフォン50のタッチパネル503に表示されているセンサ・カメラ設定機能のアイコンをタップ操作すると(S21)、スマートフォン50は、センサ・カメラ設定機能のアプリケーションを起動し、親機10に起動信号を送る(S22)。
親機10は、スマートフォン50から起動信号を受けると、複数のカメラ30に対し、画像/音声データの転送を要求する(S23)。複数のカメラ30は、画像/音声データの転送要求を受けると、それぞれ無線LANを用いて親機10と接続し、撮像部312で撮像した画像データ及びマイク328で収音した音声データを親機10に送信する(S24)。親機10は、複数のカメラ30から送られた画像データ及び音声データをスマートフォン50に転送する(S25)。
スマートフォン50は、複数のカメラ30から送られた画像データ及び音声データを用いて、タッチパネル503に各カメラ30で撮像された画像を表示する(S26)。図12は、複数のカメラ30で撮像された複数の画像が表示されたタッチパネル503の画面を示す図である。ここでは、カメラCCが指定されている。
ユーザが実際の更新対象となるゾーン(例えばゾーンC)に出向き、ユーザ自身が把持しているスマートフォン50のタッチパネル503に表示された画像を見て、例えばユーザ自身が映っている画像を撮像しているカメラ30を1つ指定すると(S27)、スマートフォン50は、この指定されたカメラ30の情報(カメラ特定情報)を親機10に送る(S28)。
図12では、カメラCCが指定されている。親機10は、記憶部103に格納されている関連付けテーブル75(図13参照)を用い、この指定されたカメラ30に対応付けられたセンサ40を特定する(S29)。図13は、関連付けテーブル75の登録内容の一例を示す図である。図13に示す関連付けテーブル75には、ゾーン毎にカメラ30に対応付けられたセンサ40が登録されている。
親機10は、特定された全てのセンサ40に対し、検出レベル情報を要求する(S30)。各センサ40は、この検出レベル情報の要求に応じ、検出レベル情報を親機10に送る(S31)。親機10は、各センサ40から送られた検出レベル情報を、センサ設定情報と共にスマートフォン50に転送する(S32)。
スマートフォン50は、各センサ40から送られた検出レベル情報を、センサアイコン81及び閾値とともに、閾値と隣接してタッチパネル503に表示する(S33)。図14は、タッチパネル503に表示された各センサの閾値を変更する変更操作画面を示す図である。ここでは、カメラCが指定された場合の変更操作画面が示されている。タッチパネル503には、閾値と隣接して、この閾値を変更するシークバー82が表示される。ユーザがシークバー82上のスライダ82aを図中左右方向に移動させることで、閾値は変更される。なお、閾値の代わりに、感度が変更されても良い。
ユーザがタッチパネル503に表示された閾値を変更する操作を行うと(S34)、スマートフォン50は、変更された閾値の情報を親機10に送る(S35)。親機10は、記憶部103に記憶された設定テーブル71に登録されている閾値を変更する(S36)。
この監視カメラシステム5では、例えば、ユーザがゾーンCに実際に立ち入ることで、ゾーン内のカメラ30によってユーザ自身が撮像される。ユーザは、この撮像によりスマートフォン50に送られた画像を見て、自身を撮像したカメラ30を指定する。さらに、ユーザは、この指定されたカメラ30に対応する、少なくとも1つのセンサ40の検出レベルをタッチパネル503の画面で見て、各センサ40のセンサ設定値を変更する。例えば、検出レベルが低いセンサ40に対して、閾値を低く設定し、又は感度を上げる等の変更が行われる。
これにより、ユーザは、スマートフォン50の見やすいタッチパネル503を使って、指定したカメラ30に対応付けられたセンサ40のセンサ設定値(閾値、感度)を容易に変更できる。また、カメラ30に対応付けられた、ゾーン内の複数のセンサ40のセンサ設定値(閾値、感度)をまとめて適正な値に設定することができ、センサ設定値の設定・変更作業が簡単になる。
(第3の実施形態)
上述した第1の実施形態では、1つ若しくは複数のセンサが属するグループは予め設定されていたが、第3の実施形態では、カメラで撮像された画像から、ユーザが1つもしくは複数のセンサが属するグループを設定する場合を説明する。
なお、第3の実施形態の監視カメラシステムは第1の実施形態とほぼ同一の構成を有する。前記第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を用いることで、その説明を省略する。
図15は、第3の実施形態の監視カメラシステム5におけるセンサ設定動作の流れを説明するシーケンス図である。上述した第2の実施形態と同様、ユーザが、スマートフォン50のタッチパネル503に表示されているセンサ・カメラ設定機能のアイコンをタップ操作すると(S41)、スマートフォン50は、センサ・カメラ設定機能のアプリケーションを起動し、親機10に起動信号を送る(S42)。
親機10は、複数のカメラ30に対し、画像/音声データの転送を要求する(S43)。複数のカメラ30は、画像/音声データの転送要求を受けると、それぞれ無線LANを用いて親機10と接続し、撮像部312で撮像した画像データ及びマイク328で収音した音声データを親機10に転送する(S44)。さらに、親機10は、複数のカメラ30から送られた画像データ及び音声データをスマートフォン50に転送する(S45)。
スマートフォン50は、複数のカメラ30から送られた画像データ及び音声データを用いて、タッチパネル503に各カメラ30で撮像された画像(図12参照)を表示する(S46)。
ユーザがタッチパネル503に表示された画像を見て、例えば所望の画像やユーザ自身が映っている画像を撮像しているカメラ30を1つ指定する(S47)。これにより、指定されたカメラ30から転送される画像データだけがタッチパネル503に表示されるようになる。ここでは、上述した第2の実施形態と異なり、画像転送中のカメラとして、カメラAAが指定されたとする。
親機10は、全てのセンサ40に対し、検出レベル情報を送るように要求する(S48)。各センサ40は、この検出レベル情報の要求に応じ、検出レベル情報を親機10に送る(S49)。親機10は、全てのセンサ40から送られた検出レベル情報を、センサ設定情報と共にスマートフォン50に転送する(S50)。
スマートフォン50は、前述した図14と同様、各センサ40から送られた検出レベル情報を、センサアイコン81及び閾値とともに、閾値と隣接してタッチパネル503に表示する(S51)。ただし、この場合、全てのセンサ40について表示が行われる。
ユーザがタッチパネル503に表示された閾値を変更する操作を行うと(S52)、スマートフォン50は、変更された閾値の情報を親機10に送る(S53)。親機10は、記憶部103に記憶された設定テーブル71に登録されている閾値を変更する(S54)。
スマートフォン50は、閾値の情報を親機10に送った後、指定された画像転送中のカメラ30(カメラAA)とセンサ40との対応付けを変更する操作画面を表示する(S55)。
図16は、画像転送中のカメラ30とセンサ40との対応付けを変更する操作画面を示す図である。画像転送中のカメラAAを表すカメラアイコンには、星印のマークが付けられている。ユーザは、例えばカメラCCに対応付けられていたセンサdを、指定された画像転送中のカメラAAに対応付けるように、図中矢印nに示すように所定の入力操作(例えば、ドラッグ操作)して移動させる。
指定された画像転送中のカメラAに対し、センサ40の対応付け操作が行われると(S56)、スマートフォン50は、この関連付け情報を親機10に送信する(S57)。親機10は、送られた関連付け情報に従って、記憶部103に記憶された関連付けテーブル75A(図17(A)参照)を更新する(S58)。
図17(A)及び(B)は、変更後の関連付けテーブル75A及び設定テーブル71Aの登録内容の変化を示す図である。図17(A)に示すように、関連付けテーブル75Aでは、図中矢印mに示すように、カメラCに対応付けられていたセンサdが消去され、代わりにカメラAに対応付けるようにセンサdが登録される。
さらに、図17(B)に示すように、親機10は、設定テーブル71Aに登録されているセンサdが属するゾーンを、ゾーンCから、指定された画像転送中のカメラ30に対応するゾーンAに変更し、設定テーブル71Aを更新する(S59)。
第3の実施形態の監視カメラシステムでは、ユーザは、指定された画像転送中のカメラで撮像された画像を見て、このカメラに対応付けるセンサを選択するだけで、選択されたセンサはこのカメラに対応する同じゾーンに属するように設定される。即ち、ユーザは、スマートフォンの見やすいタッチパネルを使って、センサが属するゾーンを簡単に設定できる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、1つ若しくは複数のセンサと、1つ若しくは複数のホームプラグが属するグループにおいて、センサの検出に応じた複数のホームプラグの挙動を一括して設定する通信システムについて説明する。
第4の実施形態の通信システムは、上述した第1の実施形態の監視カメラシステムの構成に加え、複数のカメラがそれぞれ接続可能な複数のホームプラグを備える。なお、通信システムは、カメラの代わりに、他の機器が接続可能なホームプラグを備えても良い。
図18は、第4の実施形態の通信システム5Aにおけるホームプラグ80の内部構成の一例を詳細に示すブロックである。図18に示すホームプラグ80は、制御部847と、記憶部842と、表示ランプを備えた表示部845とを有する。記憶部842には、後述するように、ホームプラグ80がスマートフォン50或いは親機10と通信を行うことで、設定又は変更が可能なオン/オフ条件設定が登録される。
また、ホームプラグ80は、DECTプロトコル制御部849と、DECT無線I/F部848とを有し、DECTの無線方式で親機10と無線接続を行い、この無線接続を介して送られる信号に従って、ホームプラグ80に接続される各機器へ商用交流電源の供給又は遮断を切り替える。
また、ホームプラグ80は、スイッチ部850を有する。スイッチ部850は、プラグ端子851とコンセント端子852との間で、電力供給線の接続又は遮断を行う。スイッチ部850は、ソレノイドコイル853によって駆動され、ソレノイドコイル853に交流電源からの駆動電流を流すことによってスイッチ部850を閉結し、プラグ端子851とコンセント端子852の間を導通させる。また、スイッチ部854は、制御部847の制御によってソレノイドコイル853に流す駆動電流をオン/オフさせる。
プラグ端子851とスイッチ部850との間には電流検出素子855が設けられ、プラグ端子851とコンセント端子852の間で電流が流れると、電流検出素子855が検知し、検知信号を制御部847へ送る。
図19は、第4の実施形態の電源制御の流れを説明するシーケンス図である。例えばグループDと表記されるグループD(図20(A)、(B)参照)に関して、同じ部屋に設置された人感センサ40Aと、複数のホームプラグ80(図20(B)に示すホームプラグA1,B1,C1)とが連携するように設定されている。ここでは、説明を簡単にするために、図19においてホームプラグ80A(即ち、図20(B)に示すホームプラグA1に対応)のみを記載し、他のホームプラグ80B,80Cを省略している。
図19において、人感センサ40Aが、室内に存在する人物等の対象を検出すると、対象を検出した旨の情報(有り)と、センサの出力値(例えばセンシング結果としての検出レベル)とを含むセンサ検出情報を親機10に送信する(S801)。親機10は、人感センサ40Aからセンサ検出情報を受信すると、無線LANを用いてスマートフォン50と無線接続し(S802)、接続が完了すると、スマートフォン50にセンサ検出情報を送信する(S803)。
また、親機10は、ホームプラグ80A(及び他のホームプラグ80B,80C)に対し、スイッチ部850を閉結するための閉結指令を送る(S804)。ホームプラグ80Aは、親機10から無線接続を介して送られる閉結指令の信号に従ってソレノイドコイル853の駆動電流をオンにし、スイッチ部850を閉結させて、外部機器への電力供給線を導通可能な状態にする。
ホームプラグ80Aの電流検出素子855は、外部機器の電力消費状態を示す信号を制御部847へ出力し、その検知信号に応じてホームプラグ80Aから親機10へ無線接続を介して電力消費モニタ情報が送られる(S805)。
スマートフォン50では、センサ検出情報が表示される。スマートフォン50のユーザは、表示されたセンサ検出情報に気付くと、室内の電力消費の状態をモニタしたい場合、スマートフォン50のタッチパネル503を操作してモニタ指示を行うことができる。
スマートフォン50は、ユーザからモニタ指示を受け付けると(S806)、親機10に対し、電力モニタ要求を送る(S807)。親機10は、スマートフォン50からの電力モニタ要求に応じ、ホームプラグ80Aからの電力消費モニタ情報をスマートフォン50に転送する(S808)。これにより、スマートフォン50は、この室内における機器への電力供給の状態を表示することができる(S809)。
また、人感センサ40Aの設定に従って、一定時間経過しても、人感センサ40Aが、室内に存在する人物等の対象を検出しない場合、対象を検出しない旨の情報(無し)と、センサの出力値(例えばセンシング結果としての検出レベル)とを含むセンサ検出情報を親機10に送信する(S810)。親機10は、人感センサ40Aからセンサ検出情報(無し)を受信すると、無線LANを用いてスマートフォン50と無線接続し(S811)、接続が完了すると、スマートフォン50にセンサ検出情報を送信する(S812)。
スマートフォン50は、このセンサ検出情報(無し)を受信すると、タッチパネル503に対象を検出していないことを表す「不在」の情報を表示する(S813)。
スマートフォン50のユーザは、「不在」の情報を見て電力遮断を指示することができる。スマートフォン50は、電力遮断の指示を受け付けると(S814)、親機10に遮断要求を送信する(S815)。親機10は、この遮断要求を受信すると、ホームプラグ80Aに遮断要求を行う(S816)。ホームプラグ80Aは、親機10から無線接続を介して送られる遮断要求の信号に従ってソレノイドコイル853の駆動電流をオフにし、スイッチ部850を開放して、外部機器への電力供給線を非導通な状態にする。
次に、センサ設定情報及びホームプラグの設定情報の更新について説明する。図20(A)は、親機10の記憶部103に記憶された、センサ設定情報を表す設定テーブル71Bの登録内容の一例を示す図である。設定テーブル71Bには、グループ毎に、グループに属するセンサ40及びセンサ設定情報が登録されている。例えば、グループAには、センサd及びそのセンサ設定値が登録されている。グループBには、センサb,f及びそのセンサ設定値が登録されている。グループCには、センサe,c及びその設定値が登録されている。グループDには、センサa及びそのセンサ設定値が登録されている。
図20(B)は、親機10の記憶部103に記憶された、ホームプラグ80の設定情報を表す設定テーブル71Cの登録内容の一例を示す図である。ここでは、説明を分かり易くするために、複数のホームプラグ80A,80B,80C,80D、 …をそれぞれA1,B1,C1,D1,…と、表記する。設定テーブル71Cには、グループ毎に、グループに属するホームプラグ80及び各ホームプラグ80の設定情報が登録されている。例えば、グループDには、ホームプラグA1,B1,C1及びそれぞれのオン/オフ条件設定が登録されている。
図21は、第4の実施形態の通信システム5Aにおけるホームプラグ80の設定動作の流れを説明するシーケンス図である。ユーザが、スマートフォン50のタッチパネル503に表示されているホームプラグ80の設定機能のアイコンをタップ操作すると(S911)、スマートフォン50は、親機10にホームプラグ80の設定情報を要求する(S912)。
親機10は、記憶部103に記憶されている設定テーブル71Cの登録内容を読み出し(S913)、ホームプラグ80の設定情報をスマートフォン50に送る(S914)。スマートフォン50は、タッチパネル503にホームプラグ80の設定値操作画面を表示する(S915)。
スマートフォン50は、ユーザがグループを指定することで行われたホームプラグ80の設定値の変更操作を受け付けると(S916)、親機10に対し、グループ毎に一括で変更されたホームプラグ設定情報を送る(S917)。親機10は、スマートフォン50から送られたホームプラグ設定情報に従って、記憶部103に記憶された設定テーブル71Cを更新する(S918)。
図22(A),(B)は、第4の実施形態におけるホームプラグ80の設定情報の変更操作を説明する図である。図22(A)及び(B)において、スマートフォン50のタッチパネル503には、センサ及びそのセンサと同じグループとして設定されたホームプラグ80A(A1),80B(B1),80C(C1)の設定値操作画面が表示されている。
図22(A)及び(B)に示す設定値操作画面では、グループ毎に、センサアイコンと、閾値と、シークバー87とグループとが表示される。例えばユーザがグループDを指定し、閾値と隣接して表示されるシークバー87上のスライダ87aを図22(A)又は図22(B)の画面左右方向に移動させると、グループDに属する人感センサ40Aの閾値が変更される。なお、閾値の代わりに、感度が変更されても良い。
スマートフォン50は、ユーザによるセンサ設定値の変更操作を受け付けると、親機10に対し、ゾーン毎に一括で変更されたセンサ設定情報を送り、親機10は、スマートフォン50から送られたセンサ設定情報に従って、記憶部103に記憶された設定テーブル71B(図20(A)参照)を更新する。
また、スマートフォン50のタッチパネル503には、人感センサ40Aのシークバー87とともに、同じグループとして設定されたホームプラグ80A,80B,80Cそれぞれのデフォルト状態における[ON]/[OFF]を設定する為のアイコン88が表示される。さらに、タッチパネル503には、同じグループの人感センサ40Aの状態変化に従って、各ホームプラグの[ON]/[OFF]を同時に制御する為の設定を一括で変更するためのアイコン89が表示される。
スマートフォン50は、ユーザによるホームプラグ80A,80B,80Cそれぞれのデフォルト状態における[ON]/[OFF]の変更操作を受け付けると、親機10に対して設定情報を送る。親機10は、この設定情報を受けると、記憶部103に記憶された設定テーブル71Cにおいて、ホームプラグ80A,80B,80Cのそれぞれのデフォルト状態におけるオン/オフ条件設定を更新する。
また、スマートフォン50は、ユーザによりホームプラグ80の設定を一括で変更するためのアイコン89による変更操作を受け付けると、親機10に対して設定情報を送る。親機10は、この設定情報を受けると、記憶部103に記憶された設定テーブル71Cにおいて、人感センサ40Aの状態変化に従って、全てのホームプラグが[ON]又は[OFF]に同時に制御されるように一括して設定を更新する。
図22(A)では、タッチパネル503上の各ホームプラグの設定を一括で変更するためのアイコン89の状態が[ON]である場合の例が示される。まず、ホームプラグ一括設定を有効にするために、「ホームプラグ一括設定」が表示された領域を、例えばダブルタップして表示色を変更しておく。そして、アイコン89の「ON」をタップすることで、ホームプラグ一括設定は「ON」に設定される。
この「ON」に設定された場合、同じグループの人感センサ40Aの状態が「有り」を検知した状態では、ホームプラグ80A,80B,80Cは全て[ON]つまり電力供給状態に制御される。
ユーザがこの設定を一括して変更したい場合、ユーザはタッチパネル503上でアイコン89の[OFF]をタップする。ユーザがタッチパネル503上でアイコン89の[OFF]をタップすると、その情報は親機10に送られる。親機10は、記憶部103に記憶された設定テーブル71Cを一括で更新する。それ以降、人感センサ40Aの状態が「有り」を検知した状態になっても、ホームプラグ80A,80B,80Cは全て[OFF]つまり電力供給されない状態に制御される。図20(B)では、タッチパネル503上の各ホームプラグの設定を一括で変更するためのアイコン89の状態が[OFF]である場合の例が示される。
このように、第4の実施形態の通信システム5Aでは、スマートフォン50は、親機10から送られたセンサ40を特定する情報及びホームプラグ80の設定情報をグループ毎に区別してタッチパネル503に表示させる。スマートフォン50は、ホームプラグ80の設定情報の変更操作をグループ毎に受け付けると、指定されたグループに対応して変更されたホームプラグ80の設定情報を親機10に送る。親機10は、スマートフォン50から送られたホームプラグ80の設定情報をグループ毎に一括で更新する。
これにより、通信システム5Aは、ユーザにより所持されるスマートフォン50の見やすいタッチパネル503を介して、グループ毎に設置されたホームプラグ80の設定情報の設定、更新の操作を簡易化させることができ、ホームプラグ80の設定情報を容易に設定、更新することができる。また、各ホームプラグ80の設定情報を設定、更新する操作をグループ毎に一括して行うことができる。また、必要としていないホームプラグ80の電力供給を遮断することで、省電力化が図られる。
また、ホームプラグ80の設定情報を個別に設定、更新することができる。また、ユーザは、ホームプラグ80から転送された電力消費モニタ情報を見て、ホームプラグ80を適切に設定、更新することができる。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、監視カメラシステムに適用された場合を示したが、本発明はセンサを用いた様々な通信システムに適用可能である。また、第4の実施形態の通信システムでは、被制御機器としてホームプラグを一例として挙げたが、レコーダ、スピーカ、ライト等のネットワークに接続可能な機器でもよい。