JP2015196466A - 航空機用車輪駆動システム - Google Patents

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Abstract

【課題】共通のモータを用いて車輪を回転させタキシングとプリローテーションとを適切に両立させることのできる航空機用車輪駆動システムを提供する。【解決手段】車輪12に接続されており、通電する巻線の長さを異ならせて電圧Vta,Vprを供給するための2つの電圧供給ラインL1,L2を有するモータ2と、その2つの電圧供給ラインL1,L2に電圧Vta,Vprを供給するタキシング用インバータ3及びプリローテーション用インバータ4と、これらタキシング用インバータ3及びプリローテーション用インバータ4を制御するための制御部8とを備え、制御部8はタキシング用インバータ3及びプリローテーション用インバータ4の制御を行うことで2つの電圧供給ラインL1,L2のうちいずれか一方を選択して電圧Vta又はVprを供給するように構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、航空機の車輪を回転させるための航空機用車輪駆動システムに関するものである。
従来、航空機は飛行場内での移動(タキシング)のために、飛行用のエンジンによる動力を利用しており、一般にこれらによる得られる移動速度は安全にタキシングを行うための移動速度よりも大きいことから、ブレーキにより制動を掛けながらタキシングを行っていた。そのため、タキシングによる燃料消費やブレーキの摩耗が問題視されており、これらの抑制を目的として、下記特許文献1のような提案がなされている。このものは、航空機の車輪を回転させるためのモータを備えており、航空機のエンジンを利用することなくモータによって車輪を回転させて航空機のタキシングを可能としており、タキシング時のエネルギ消費を抑えるとともに、ブレーキの摩耗を抑制できるようになっている。
また、一般に航空機の車輪は、タッチダウン直前には回転停止した状態であるものの、タッチダウン直後には滑走路との摩擦により急激に回転し、その後ブレーキによって車輪に制動を掛けることでエアブレーキ等の他の制動手段と相俟って航空機全体を減速させることができるようになっている。しかしながら、タッチダウンの際に車輪と滑走路との間で激しい摩擦が生じて車輪の表面が大きく摩耗することから、こうした摩耗を低減することを目的として、下記特許文献2のような提案もなされている。このものは、着陸に先駆けて車輪を回転(プリローテーション)させるためのモータを備えており、タッチダウンの直前に滑走路との相対速度に合わせて車輪を回転させることで、タッチダウン時の衝撃を緩和するとともに車輪の摩耗を抑制できるようになっている。
特表2013−514229号公報 特開2007−112408号公報
上述した航空機のタキシング速度はおよそ35km/h程度と比較的低速であるものの、航空機という重量物を移動させるために大きなトルクが必要となることから、タキシングのために車輪を回転させるモータは低速高トルクといった出力特性を持つことが必要となる。
他方、航空機が着陸する際のタッチダウン速度はおよそ350km/h以上と高速であるものの、プリローテーションでは車輪のみを回転させるだけで足りるため、プリローテーションのためのモータは高速低トルクといった出力特性を持つことが必要となる。
そのため、タキシングとプリローテーションとは共にモータを利用した技術であるにも関わらず、必要な出力特性が異なることから共通のモータを用いて両立させることは困難となっている。
具体的には、タキシング用のモータを利用してプリローテーションを行わせようとした場合、タキシング時の約10倍の高速回転が必要であることから、タキシング時の約10倍の電圧が必要となる。そこで、タキシング時のモータ必要電圧に合わせて車輪駆動システムの適正化を図った場合には、プリローテーション時にはインバータ等の電圧供給手段が備える電子デバイスの耐電圧が許容値を超えることになる。これとは逆に、プリローテーション時のモータ必要電圧に合わせて駆動システムの適正化を図った場合には、タキシングに対して電圧供給手段が備える電子デバイスは過剰な特性を備えるものとなり、製造コストが著しく高いものになるおそれがある。
本発明は、このような課題を有効に解決することを目的としており、具体的には、共通のモータを用いて車輪を回転させることでタキシングとプリローテーションとを適切に両立させるとともに、簡単な構成として製造コストの抑制を図ることのできる航空機用車輪駆動システムを提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の航空機用車輪駆動システムは、車輪に接続されており、通電する巻線の長さを異ならせて電圧を供給するための2つの電圧供給ラインを有するモータと、前記2つの電圧供給ラインに電圧を供給する電圧供給手段と、当該電圧供給手段を制御するための制御部とを備え、前記制御部は前記電圧供給手段の制御を行うことで前記2つの電圧供給ラインのうちいずれか一方を選択して電圧を供給するように構成したことを特徴とする。
このように構成すると、制御部によって電圧供給手段から電圧を供給させることでモータを回転させ、このモータにより車輪を回転させることができるとともに、電圧供給手段による電圧の供給先を2つの電圧供給ラインのいずれかに変更することで、通電される巻線の長さを変更することができる。こうすることで、巻線長を大きくして駆動させる場合には低速高トルクの出力特性が得られるとともに、巻線長を小さくして駆動させる場合には高速低トルクの出力特性が得られる。そのため、共通のモータを利用しながら低速高トルクで航空機のタキシングを行い、高速低トルクで着陸前の車輪のプリローテーションを行うことができ、簡単な構成で製造コストの増大を抑えるとともに、タキシングとプリローテーションとを両立させることが可能になる。
さらに、同一の巻線を利用しながら通電する巻線の長さを切り替えることで、モータの小型軽量化を可能とするためには、前記モータが備える巻線は内部に分割点が設けられ、前記巻線の一端及び他端に接続される第1の電圧供給ラインと、前記一端及び前記分割点に接続される第2の電圧供給ラインとによって、前記2つの電圧供給ラインが構成されるようにすることが好適である。
モータの出力特性を高精度に変化させ、精度の高い制御を容易に行うことを可能とするためには、前記巻線は複数の巻線要素を直列に接続することで構成されており、隣接する巻線要素同士の接続部の何れかに前記分割点が設定されるように構成することが好適である。
回路全体を単純化しながら、故障の発生を抑制した信頼性の高いシステムを構築するためには、前記電圧供給手段として、前記第1の電圧供給ラインに電圧を供給するための第1の電圧供給手段と、前記第2の電圧供給ラインに電圧を供給するための第2の電圧供給手段とを備えており、前記第1の電圧供給手段と前記巻線との間で構成される電気回路の開閉を行うための回路開閉手段を前記第1の電圧供給ラインに設けるように構成することが好適である。
万が一電圧供給手段や回路開閉手段、モータ内部の回路等に故障が生じた場合でも電源ラインに影響が生ずることを回避し、他の機器に故障や動作不具合を生じさせることがないようにして、安全性を一層高めるためには、前記モータが複数の相を具備するとともに各相毎に前記巻線を備えており、各巻線の一端が中性点において互いに接続され、当該中性点を介してさらに電源ラインに接続されており、前記中性点と各巻線の一端との間に電気的な断接を可能とする中性点断接手段をさらに設けるように構成することが好適である。
以上説明した本発明によれば、共通のモータを用いながらタキシングとプリローテーションとを適切に両立させることができるとともに、簡単な構造として製造コストの低減を図ることのできる航空機用車輪駆動システムを提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る航空機用車輪駆動システムのブロック図。 同航空機用車輪駆動システムの回路構成図。 図2に示す回路構成図のうちタキシングを行う際に機能する部分を示す説明図。 図2に示す回路構成図のうちプリローテーションを行う際に機能する部分を示す説明図。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
この実施形態の航空機用車輪駆動システムRSは、図1に示すような構成となっている。すなわち、この航空機車輪駆動システムRSは、航空機の下方に設けられた支持手段11によって支持される車輪12を回転駆動させるためのものであり、車輪12と直接又は間接的に接続されるモータ2を備え、モータ2の回転によって車輪12を回転させることができるようになっている。なお、この図では車輪12を2つだけ記載しているが、さらに多数の車輪12を設け、モータ2の動力を分配して回転させるようにしても良い。また、図中では、1つの支持手段11に設けられた車輪12,12を想定し、これらの車輪12,12を回転させる航空機用車輪駆動システムRSとして構成した例を記載しているが、航空機にはこのような支持手段11が複数設けられることが一般的であることから、各支持手段11に設けられる車輪12について、それぞれこの航空機用車輪駆動システムRSを構成することが好ましい。その際、後述する制御部8を共通のものとして構成すれば、異なる支持手段11に設けられた車輪12であっても一括して制御を行い、容易に同期回転を行わせることができ、なお好ましい。
このモータ2としては永久磁石型同期モータを用いており、回転子(図示せず)が永久磁石を備えるとともに、固定子(図示せず)は励磁のための巻線21(図2参照)を備え、巻線21に対して交流電圧を印加して通電することで回転子を回転させることができるようになっている。なお、必要なトルクや回転数が得られる限り、永久磁石型同期モータに限らず、適宜他のタイプのモータを利用して構成することも可能である。
モータ2は巻線21に通電を行うための2つの電圧供給ラインL1,L2を備えており、第1の電圧供給ラインL1を介して第1の電圧供給手段であるタキシング用インバータ3より電圧(タキシング用電圧Vta)を供給することができるとともに、第2の電圧供給ラインL2を介して第2の電圧供給手段であるプリローテーション用インバータ4より電圧(プリローテーション用電圧Vpr)を供給することができるようになっている。タキシング用インバータ3及びプリローテーション用インバータ4は、直流電源として構成された電源7より電源供給を受けるとともに、制御部8による制御指令に応じてモータ2を回転させるために必要な電圧Vta,Vprを生成し、出力するように構成されている。
さらには、タキシング用インバータ3とモータ2との間で構成される電気回路の途中には、回路開閉手段5が設けられており、この回路開閉手段5は制御部8からの指令に基づいて上記電気回路の開閉を行うことができるように構成されている。
また、モータ2は後述するように、巻線21同士の間に中性点Pn(図2参照)を備え、この中性点Pnが電源7の備える電源ラインの一つである基準電圧ラインVgに接続されている。そして、各巻線21と中性点Pnとの間には中性点断接手段としてのブレーカ6がさらに設けられており、このブレーカ6は制御部8からの指令に基づいて上記電気回路の開閉を行うことができるように構成されている。
制御部8は、CPU,メモリ及びインターフェースを備えた通常のマイクロプロセッサ等により構成されるもので、メモリには予め処理に必要なプログラムが格納してあり、CPUは逐次必要なプログラムを取り出して実行し、周辺ハードリソースと協働して、上述した各機能を実現する。制御部8の内部には切替選択部81が構成されており、この切替選択部81によってインバータ3,4のいずれかを選択することで、いずれか一方のインバータ3又は4を動作させ、モータ2に対してタキシング用電圧Vta又はプリローテーション用電圧Vprを供給するようになっている。
以下、上述した構成について図2を用いて更に詳細に説明を行う。
まず、モータ2は、ステータ側に3つの巻線21U,21V,21Wを備えており、各巻線21U,21V,21Wには、位相の異なる3つの交流電圧を与えることで、固定子(図示せず)の内部に回転磁界を生じさせることが可能となっている。巻線21U,21V,21Wは全て同一仕様の巻線21となっており、この巻線21は同一の巻線長さを有する4つの巻線要素21a,21b,21c,21dを接続部P1,P2,P3を介して直列に接続することで構成されている。ここで、巻線長さとは鉄心等を巻回す巻線の長さを表しており、同一の鉄心を用いる限り巻数とほぼ同じ意味を持つものである。巻線21U,21V,21Wは、それぞれの一端Pa同士が中性点Pnで接続されている。各巻線21(21U,21V,21W)の一端Paより中性点Pnに至る導線、及び中性点Pnより延びる導線により一つのライン61が構成され、このライン61によって各巻線21(21U,21V,21W)の一端Paはそれぞれ電源7が備える電源ラインのうち基準電圧ラインVgに接続されている。
また、各巻線21の他端Pbからは、ライン33,34,35がそれぞれ引き出されており、これらライン33,34,35と各巻線21の一端Paから引き出されたライン61とによって、上述した第1の電圧供給ラインL1が構成されている。そして、各巻線21が備える接続部P1,P2,P3のうち最も中性点Pn寄りの接続部P1からはライン43,44,45がそれぞれ引き出されており、これらライン43,44,45と各巻線21の一端Paから引き出されたライン61とによって、上述した第2の電圧供給ラインL2が構成されている。すなわち、接続部P1は巻線21全体のうちの一部となる巻線要素21aのみを分割し、この巻線要素21aにのみ通電を可能とする分割点P1としても機能している。
タキシング用インバータ3は、電源7が備える電源ラインのうち正電圧ラインVpと負電圧ラインVnに接続されることで電力供給を受けるとともに、内部に備える6つの半導体スイッチング素子31〜31の開閉を行うことで、3相のタキシング用電圧Vta(図1参照)を生成することができるようになっている。なお、正電圧ラインVpと負電圧ラインVnとの間には平滑用コンデンサ32が設けられ、電圧の安定化を図るようにしている。タキシング用インバータ3は上述した3つのライン33〜35に接続され、これらを介して巻線21(21U,21V,21W)の他端Pbに接続がなされている。また、上述したように、各巻線21の一端Paはライン61を介して中性点Pnで互いに接続されるとともに、中性点Pnを経由して基準電圧ラインVgと接続されていることから、タキシング用インバータ3は各巻線21(21U,21V,21W)の一端Paと他端Pbとの間に、タキシング用電圧Vtaを構成するU,V,W相に対応した交流電圧を印加することができ、タキシング用電圧Vtaによって巻線21全体に通電させることが可能となっている。
また、タキシング用インバータ3と巻線21(21U,21V,21W)との間で構成される電気回路の開閉を可能とするために、回路開閉手段5を設けている。回路開閉手段5は、上述したライン33〜35,61の途中にそれぞれ設けられたブレーカ51〜54により構成されており、これらのブレーカ51〜54は制御部8(図1参照)からの指令に応じて電気回路の開閉をそれぞれ行うようになっている。電気回路を閉状態とした場合には、タキシング用インバータ3によって巻線21に対して電圧供給が可能となり、電気回路を開状態とした場合には、タキシング用インバータ3は巻線21との電気的接続が遮断されることで、巻線21の両端に過大な電圧が生じたとしてもタキシング用インバータ3の保護を図ることが可能となっている。さらに、ブレーカ51〜54は、設けられた各ライン33〜35,61を流れる電流値を監視し、この電流値が一定値以上になった場合に自動的に開状態となる。そのため、瞬間的に過電流が生じた場合であっても、タキシング用インバータ3を保護することができる。
プリローテーション用インバータ4は、上記タキシング用インバータ3と同一仕様のものとしており、タキシング用インバータ3と同様、電源7が備える電源ラインのうち正電圧ラインVpと負電圧ラインVnに接続されることで電力供給を受けると共に、内部に備える6つの半導体スイッチング素子41〜41の開閉を行うことで、3相のプリローテション用電圧Vpr(図1参照)を生成することができるようになっている。なお、正電圧ラインVpと負電圧ラインVnとの間には、平滑用コンデンサ42が設けられている。プリローテーション用インバータ4は上述した3つのライン43〜45に接続され、これらを介して巻線21(21U,21V,21W)の備える接続部P1に接続がなされている。また、上述したように、各巻線21の一端Paはライン61を介して中性点Pnで互いに接続されるとともに、中性点Pnを経由して基準電圧ラインVgと接続されていることから、プリローテーション用インバータ4は各巻線21(21U,21V,21W)の一端Paと接続部Pbとの間に、すなわち1つの巻線要素21aの両端に、プリローテーション用電圧Vprを構成するU,V,W相に対応した交流電圧を印加することができ、プリローテーション用電圧Vprによって巻線要素21aにのみ通電させることが可能となっている。
各巻線21(21U,21V,21W)の一端Paからそれぞれ引き出され、中性点Pnに至る途中には、上述した回路開閉手段5とは別に、中性点断接手段としてのブレーカ6が設けられている。このブレーカ6も、制御部8(図1参照)からの指令に応じてライン61の切断または接続を行うことができるようになっている。ライン61を切断状態とされた場合には、各巻線21(21U,21V,21W)の一端Paと中性点Pn及びその先の基準電圧ラインVgとの電気的接続は遮断され、ライン61を接続状態とされた場合には各巻線21(21U,21V,21W)の一端Paと中性点Pn及びその先の基準電圧ラインVgとは電気的接続がなされる。
上記のように構成した本実施形態の航空機用車輪駆動システムRSを用いて下記のように動作させることができる。
まず、航空機を滑走路上で移動、すなわちタキシングを行う場合には、図2に示した回路のうち図3に示す部分を働かせる。以下、図1を参照しつつ図3を用いて説明を行う。
制御部8はタキシングを行うため、切替選択部81によってタキシング用インバータ3を選択して、タキシング用インバータ3の制御を行う。具体的には、タキシング用インバータ3の備える各半導体スイッチング素子31を開閉させることで、電源7から得られる直流電圧を基に3相のタキシング用電圧Vtaを生成する。この際、選択されていないプリローテーション用インバータ4の備える各半導体スイッチング素子41は全て開状態とされ、プリローテーション用インバータ4からは電圧の供給がなされない。
上記タキシング用インバータ3の制御と併行し、制御部8は回路開閉手段5を構成する各ブレーカ51〜54を閉状態にするとともに、ブレーカ6を閉状態にする。
タキシング用インバータ3により生成されたタキシング用電圧Vtaのうち、U,V,W相に対応する交流電圧は、各巻線21(21U,21V,21W)の両端Pa,Pb間に印加される。各巻線21は巻線要素21a〜21dを直列に接続して構成されていることから、個々の巻線要素21a〜21dに対して約4倍の長さ(巻数)を持つことになる。ここで、巻数Kの巻線に電流Iを流す場合にモータ2より得られるトルクTは、T=K・Iの関係を持つ。そのため、同じ電流で比較すると、タキシング用インバータ3を用いてモータ2を回転させる場合、プリローテーション用インバータ4を用いてモータ2を駆動させる際の約4倍のトルクを発生させることができる。もちろん通電量を大きくすれば、さらにトルクを増大させることもできる。巻線21は、同一の巻線要素21a〜21dを4つ接続したものであるため、巻線21全体と巻線要素21aの長さの比を整数比にして適切に管理することができ、電圧の供給先を切り替えることによる出力特性の変化の割合を誤差の少ないものとすることが可能となっている。
このようにタキシング用インバータ3を用いてモータ2を回転させる場合には、モータ2は低速高トルクの出力特性を持ち、モータ2により車輪12を回転させることで適切にタキシングを行うことができる。
タキシング後に航空機が離陸する場合、制御部8はタキシング用インバータ3からの電圧供給を停止させるとともに、回路開閉手段5を構成する各ブレーカ51〜54およびブレーカ6を開状態にして、タキシング用インバータ3と巻線21との電気的接続を遮断する。そして、航空機はジェットエンジン等による推進力を利用して加速し離陸する。離陸の際の車輪12の回転速度はタキシング時の約10倍程度に達するため、各巻線21の両端にはタキシング時に供給する電圧の約10倍程度の高い逆起電圧が生ずる。しかしながら、上述したようにタキシング用インバータ3と巻線21との電気的接続は遮断されているため、タキシング用インバータ3には逆起電圧による影響は生じることなく保護を図ることができる。他方、巻線要素21aの両端にも逆起電圧は生ずるが、巻線21全体の約1/4の長さであることから電圧は小さく、これによるプリローテーション用インバータ4への影響は生じない。
航空機が通常飛行している間は、制御部8によりタキシング用インバータ3及びプリローテーション用インバータ4からの電圧供給は停止される。そのため、モータ2は回転することがなく車輪は停止した状態のままとなる。
航空機が着陸する場合には、タッチダウンに先駆けて、車輪12を回転させるプリローテーションを行う。その際には、図2に示した回路のうち、図4に示す部分が働くことになる。以下、図1を参照しつつ図4を用いて説明を行う。
制御部8はプリローテーションを行うため、切替選択部81によってプリローテーション用インバータ4を選択して、プリローテーション用インバータ4の制御を行う。具体的には、プリローテーション用インバータ4の備える各半導体スイッチング素子41を開閉させることで、電源7から得られる直流電圧を基に、3相のプリローテーション用電圧Vprを生成する。この際、選択されていないタキシング用インバータ3の備える各半導体スイッチング素子31は全て開状態とされ、タキシング用インバータ3からは電圧の供給がなされない。
上記プリローテーション用インバータ4の制御と併行し、制御部8は回路開閉手段5を構成するブレーカ51〜53を開状態にするとともに、ブレーカ54及びブレーカ6を閉状態にする。すなわち、電気回路の一部が開放されることでタキシング用インバータ3は巻線21との間で電気的接続が遮断された状態となるものの、各巻線21(21U,21V,21W)の一端Paと中性点Pn及びその先の基準電圧ラインVgとは接続がなされる。
プリローテーション用インバータ4により生成されたプリローテーション用電圧VprのうちU,V,W相に対応する交流電圧は、巻線21を構成する巻線要素21aの両端に印加される。巻線要素21aは、巻線21全体に対して1/4の長さ(巻数)を持つことになる。そのため、同一の電圧を与えた場合には、タキシング用インバータ3を用いてモータ2を回転させる場合に比し、出力トルクは低下するものの約4倍の回転速度で回転させることができる。そのため、例えば、プリローテーション用インバータ4からの出力電圧Vprをタキシング用インバータ3からの出力電圧Vtaの約2.5倍とするだけで、約10倍の回転速度でモータ2を回転させることができる。
このようにプリローテーション用インバータ4を用いてモータ2を回転させる場合には、モータ2は高速低トルクの出力特性を持つ。プリローテーションを行う場合には、車輪12は接地していないことから、車輪12のみを回転させるだけで足りるため、こうした出力特性により十分に目的を果たすことができ、モータ2により車輪12を回転させることで適切にプリローテーションを行うことができる。
プリローテーションにより車輪12が高速回転することで、離陸時と同様、各巻線21の両端には高い逆起電圧が生ずる。しかしながら、上述したようにタキシング用インバータ3と巻線21との電気的接続は遮断されているため、タキシング用インバータ3には逆起電圧による影響は生じることなく保護を図ることができる。
この際、ブレーカ51〜53が何らかの原因によって故障し、タキシング用インバータ3と巻線21との電気的接続の遮断がなされない場合には、制御部8はブレーカ6を開状態とするようになっており、ブレーカ51〜53の故障による影響が他に及ぶことがないよう2重の防止手段として機能している。さらに、ブレーカ6は、モータ2の内部回路が短絡する故障が生じた場合でも、制御部8により開状態として電流を遮断することができるようになっている。
また、タッチダウンによって車輪12は、滑走路との摩擦で回転され巻線要素21aの両端には逆起電圧が生ずる。しかしながら、この逆起電圧はプリローテーション用インバータ4による出力電圧Vpr程度に留まるため、プリローテーション用インバータ4を構成する半導体スイッチング素子41等には影響がなく、損傷のおそれは生じない。他方、巻線21の両端には高い逆起電圧が生ずるが、上記プリローテーションよって車輪12が回転する場合と同様であるため、電気的接続が遮断されることによりタキシング用インバータ3には影響は生じない。
航空機が着陸して十分に減速した後には、所定の位置までタキシングを行うが、離陸前と同様に制御を行うことで足りる。
以上のように、本実施形態に記載の航空機用車輪駆動システムRSは、車輪12に接続されており、通電する巻線21の長さを異ならせて電圧Vta,Vprを供給するための2つの電圧供給ラインL1,L2を有するモータ2と、その2つの電圧供給ラインL1,L2に電圧Vta,Vprを供給する電圧供給手段としてのタキシング用インバータ3及びプリローテーション用インバータ4と、タキシング用インバータ3及びプリローテーション用インバータ4を制御するための制御部8とを備え、制御部8はタキシング用インバータ3及びプリローテーション用インバータ4の制御を行うことで2つの電圧供給ラインL1,L2のうちいずれか一方を選択して電圧Vta又はVprを供給するように構成したことを特徴とする。
このように構成していることから、制御部8によってタキシング用インバータ3及びプリローテーション用インバータ4から電圧Vta,Vprを供給させることでモータ2を回転させ、このモータ2により車輪12を回転させることができるとともに、タキシング用インバータ3及びプリローテーション用インバータ4による電圧Vta,Vprの供給先を2つの電圧供給ラインL1,L2のいずれかに変更することで、通電される巻線21の長さを変更することができる。そのため、巻線長を大きくして駆動させる場合には低速高トルクの出力特性が得られ、巻線長を小さくして駆動させる場合には高速低トルクの出力特性を得ることができるため、共通のモータ2を利用しながら、低速高トルクで航空機のタキシングを行うとともに、高速低トルクで着陸前の車輪12のプリローテーションを行うことができ、簡単な構成で製造コストの増大を抑えつつタキシングとプリローテーションとを両立させることが可能になる。
また、モータ2が備える巻線21は内部に分割点P1が設けられ、巻線21の一端Pa及び他端Pbに接続される第1の電圧供給ラインL1と、一端Pa及び分割点P1に接続される第2の電圧供給ラインL2とによって、2つの電圧供給ラインL1,L2が構成されるようにしていることから、タキシング用インバータ3及びプリローテーション用インバータ4より得られる電圧Vta,Vprを、第1の電圧供給ラインL1を介して巻線21の両端Pa,Pb間に印加することができるとともに、第2の電圧供給ラインL2を介して巻線21の一端Paと分割点P1との間に印加することができるため、同一の巻線21を利用しながら通電する巻線21の長さを切り替えることができ、モータ2の小型軽量化を行うことが可能となっている。
さらに、巻線21は複数の巻線要素21a〜21dを直列に接続することで構成されており、隣接する巻線要素21aと21b、21bと21c、21cと21d同士の接続部P1,P2,P3の何れかに前記分割点P1が設定されるように構成していることから、巻線21全体に対する巻線要素21a〜21dの割合を正確に管理して製造することができ、通電する巻線21の切替により出力特性を高精度に変化させることができるため、精度の高い制御を容易に行うことが可能となっている。
そして、電圧供給手段として、第1の電圧供給ラインL1に電圧Vtaを供給するための第1の電圧供給手段であるタキシング用インバータ3と、第2の電圧供給ラインL2に電圧Vprを供給するための第2の電圧供給手段であるプリローテーション用インバータ4とを備えており、タキシング用インバータ3と巻線21との間で構成される電気回路の開閉を行うための回路開閉手段5を第1の電圧供給ラインL1に設けるように構成していることから、共通の電圧供給手段を用いて接続先を切り替えるような複雑な回路構成が不要となるため、回路全体を単純化して信頼性の高いシステムを構築することが可能となる。そして、プリローテーション用インバータ4より電圧Vprを供給してモータ2を高速回転させる際には、回路開閉手段5によってタキシング用インバータ3と巻線21との間で構成される電気回路を開状態とすることで、タキシング用インバータ3に過大な逆起電圧が作用することを防止し、機器の損傷を回避することが可能となっている。
また、タキシング用インバータ3とプリローテーション用インバータ4とが同一仕様のインバータであるように構成していることから、製造及び保守のための管理を容易にすることが可能になるとともに、タキシング用インバータ3とプリローテーション用インバータ4より通電する巻線21の長さを変更することができる構成と相俟って、各インバータ3,4より供給される電圧Vta,Vprを大きく変えなくてもモータ2の特性を変化させることができるため、広い電圧範囲での制御に対応する高価な機器を使用する必要がなく、製造コストの上昇を抑えることが可能となっている。
加えて、モータ2が複数の相U,V,Wを具備するとともに各相U,V,W毎に巻線21を備えており、各巻線21の一端Paが中性点Pnにおいて互いに接続され、この中性点Pnを介して電源ラインを構成する基準電圧ラインVgにさらに接続されており、中性点Pnと各巻線21の一端Paとの間に電気的な断接を可能とする中性点断接手段としてのブレーカ6をさらに設けていることから、万が一タキシング用インバータ3やプリローテーション用インバータ4、回路開閉手段5、モータ2の内部回路等に故障が生じた場合でも、ブレーカ6により各巻線21の一端Paと中性点Pnおよびその先の基準電圧ラインVgとの間を切断することで電源7に影響が生ずることを回避し、他の機器に故障や動作不具合を生じさせることなく、航空機の安全性を高めることが可能となっている。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、巻線21を同一の長さとされた4つの巻線要素21a〜21dより構成していたが、複数で構成する限り上記と同様の効果を得ることができる。すなわち、巻線21をn個の巻線要素より構成し、1個の巻線要素とn−1個の巻線要素に分割することのできる分割点P1よりラインを引き出すようにして、上記と同様に電圧を印加する部分を切り替えることで、出力トルクを1:nの比で変更することができる。すなわち、nを4よりもさらに増やす構成とした場合には、上述した低速高トルクの出力特性と、高速低トルクの出力特性の差をより大きくすることができる。
また、巻線21を分割するための分割点は、必ずしも中性点Pnに最も近いものにする必要はなく、適宜変更して構成することもできる。
モータ2の小型軽量化の要求が小さい場合には、長い巻線と、短い巻線をそれぞれ別に固定子の内部に組み込んでおき、第1の電圧供給ラインL1を長いほうの巻線に接続し、第2の電圧供給ラインL2を短いほうの巻線に接続するようにしてもよく、この場合においても上記に準じた効果を得ることができる。
さらに、上述の実施形態では、モータ2を3相の交流電圧によって回転する3相モータとして構成した例を示していたが、原理的には単相モータでも3相以外の多相モータであっても同様に構成することができ、上記に準じた効果を得ることができる。
また、上述の実施形態では、タキシング用インバータ3及びプリローテーション用インバータ4をそれぞれ第1の電圧供給ラインL1と第2の電圧供給ラインL2に接続していたが、タキシング用インバータ3及びプリローテーション用インバータ4を共通のインバータによって構成して、このインバータを、タキシング時には第1の電圧供給ラインL1に接続し、プリローテーション時には第2の電圧供給ラインL2に接続するように切り替えて用いるように構成することもでき、この場合においても上記と同様の効果を得ることができる。
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
2…モータ
3…タキシング用インバータ(第1の電圧供給手段)
4…プリローテーション用インバータ(第2の電圧供給手段)
5…回路開閉手段
6…ブレーカ(中性点断接手段)
7…電源
8…制御部
12…車輪
21(21U,21V,21W)…巻線
21a〜21d…巻線要素
L1…第1の電圧供給ライン
L2…第2の電圧供給ライン
P1…接続部、分割点
P2,P3…接続部
Pa…(巻線の)一端
Pb…(巻線の)他端
Pn…中性点
RS…航空機用車輪駆動システム
Vta…タキシング用電圧
Vpr…プリローテーション用電圧
Vg…基準電圧ライン

Claims (5)

  1. 車輪に接続されており、通電する巻線の長さを異ならせて電圧を供給するための2つの電圧供給ラインを有するモータと、前記2つの電圧供給ラインに電圧を供給する電圧供給手段と、当該電圧供給手段を制御するための制御部とを備え、
    前記制御部は前記電圧供給手段の制御を行うことで前記2つの電圧供給ラインのうちいずれか一方を選択して電圧を供給するように構成したことを特徴とする航空機用車輪駆動システム。
  2. 前記モータが備える巻線は内部に分割点が設けられ、前記巻線の一端及び他端に接続される第1の電圧供給ラインと、前記一端及び前記分割点に接続される第2の電圧供給ラインとによって、前記2つの電圧供給ラインが構成されていることを特徴とする請求項1記載の航空機用車輪駆動システム。
  3. 前記巻線は複数の巻線要素を直列に接続することで構成されており、隣接する巻線要素同士の接続部の何れかに前記分割点が設定されていることを特徴とする請求項2記載の航空機用車輪駆動システム。
  4. 前記電圧供給手段として、前記第1の電圧供給ラインに電圧を供給するための第1の電圧供給手段と、前記第2の電圧供給ラインに電圧を供給するための第2の電圧供給手段とを備えており、前記第1の電圧供給手段と前記巻線との間で構成される電気回路の開閉を行うための回路開閉手段を前記第1の電圧供給ラインに設けたことを特徴とする請求項2又は3記載の航空機用車輪駆動システム。
  5. 前記モータが複数の相を具備するとともに各相毎に前記巻線を備えており、各巻線の一端が中性点において互いに接続され、当該中性点を介してさらに電源ラインに接続されており、前記中性点と各巻線の一端との間に電気的な断接を可能とする中性点断接手段をさらに設けたことを特徴とする請求項4記載の航空機用車輪駆動システム。
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