JP2015191798A - 電池装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常過熱した電池セルを冷却した後でも電池セルの冷却に用いた冷媒を用いる装置やシステム等を通常に機能させる。
【解決手段】複数の電池セル22a〜22fに絶縁伝熱部材26を介して接触するように配置した冷却システム30の冷却器34の各電池セル間に150℃〜200℃程度で開口するように調整したサーモバルブ40a〜40eを取り付る。複数の電池セル22a〜22fのいずれかが異常過熱したときには、異常過熱した電池セル近傍に取り付けられたサーモバルブが開口して冷却器34内の冷媒を異常過熱した電池セル側に供給して異常過熱した電池セルを迅速に冷却し、電池セルが冷却されると、サーモバルブが閉口する。これにより、冷媒の流通量が低下するものの、冷却システム30を通常どおり機能させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池装置に関し、詳しくは、複数の電池セルを間隔をもって配列した電池装置に関する。
従来、この種の電池装置としては、リチウムイオン二次電池として構成された複数の電池を間隔をもって配列し、冷却剤を充填したタンクから各電池の電池間に配管すると共に配管の開口端部に熱溶融剤を用いて封止して熱溶融部としたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、複数の電池のうちのいずれかの電池が異常過熱すると、その電池と隣接する電池との間に配管された開口端部の熱溶融部が熱により溶融し、タンクに充填されている冷却剤を溶融した熱溶融部から供給する。これにより、異常過熱した電池を強制的に冷却し、異常過熱が隣接する電池へ連鎖するのを抑止している。
特開2008−251263号公報
しかしながら、上述の電池装置では、冷却剤を充填したタンクと配管とが必要となるから、装置が大型化すると共に複雑化してしまう。電池装置には、電池セルを冷却する冷却装置を備えるものもあるため、こうした冷却装置の冷媒を電池セル間に配管すると共にその開口端部を熱溶融剤で封止して熱溶融部とし、電池セルが異常過熱したときには、冷却装置の冷媒を熱溶融部から供給することも考えられるが、電池セルが異常過熱して熱溶融部が溶融すると、溶融した熱溶融部から冷却装置の冷媒の全てが供給されてしまうため、冷却装置を作動させることができなくなり、電池セルの冷却後に電池装置を機能させることができなくなってしまう。
本発明の電池装置は、異常過熱した電池セルを冷却した後でも電池セルの冷却に用いた冷媒を用いる装置やシステム等を通常に機能させることを主目的とする。
本発明の電池装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の電池装置は、
複数の電池セルを間隔をもって配列した電池装置であって、
前記複数の電池セルの近傍に冷媒が流通する冷媒流路を配設すると共に、前記冷媒流路に取り付けられて所定温度以上に至ったときに開口して冷媒を隣接する電池セル間に供給すると共に前記所定温度未満に至ったときに閉口して冷媒の供給を停止する冷媒供給停止手段を備える、
ことを特徴とする。
この本発明の電池装置では、複数の電池セルの近傍に冷媒が流通する冷媒流路を配設し、所定温度以上に至ったときに開口して冷媒を隣接する電池セル間に供給すると共に所定温度未満に至ったときに閉口して冷媒の供給を停止する冷媒供給停止手段を冷媒流路に取り付ける。この装置では、複数の電池セルのいずれかが異常過熱して冷媒供給停止手段が所定温度以上に至ると、開口して冷却流路を流通する冷媒を電池セル間に供給し、異常過熱した電池セルを冷却する。これにより、異常過熱が隣接する電池へ連鎖するのを抑制することができる。そして、異常過熱した電池セルが冷却されて冷媒供給停止手段が所定温度未満に至ると、閉口して冷媒の供給が停止される。このとき、冷却流路からの全ての冷媒が電池セルの冷却に供給される前に冷媒供給停止手段が所定温度未満に至れば、冷却流路を本来のものとして機能させることができる。
こうした本発明の電池装置において、前記冷媒流路は冷凍サイクルにおいて低温低圧とした冷媒を流通する流路であるものとすることもできる。こうすれば、電池セルの冷却をより有効に行なうことができる。また、冷却供給停止手段としては、冷媒流路に形成された供給孔に取り付けられたサーモバルブを用いることもできる。
また、本発明の電池装置において、前記冷却供給停止手段は、オリフィスを介して冷媒を供給する手段であるものとすることもできる。こうすれば、オリフィスにより冷媒は断熱膨張して更に低温になるから、電池セルの冷却をより効果的に行なうことができる。
さらに、本発明の電池装置において、絶縁性と伝熱性を有する絶縁伝熱部材を介して前記複数の電池セルに接触するように配置され、冷媒の供給を受けて前記複数の電池セルを冷却する冷却器を備え、前記冷媒流路は、前記冷却器内に形成された冷媒の流路である、ものとすることもできる。即ち、通常時には、絶縁伝熱部材を介して複数の電池セルに接触する冷却器により熱伝導によって複数の電池セルを冷却し、複数の電池セルのいずれかが異常過熱したときには、冷却器内の冷媒流路に流通する冷媒を電池セル間に供給して異常過熱した電池セルを冷却するのである。こうすれば、冷却器内の冷媒流路に冷媒供給停止手段を取り付けるだけでよいから、装置の大型化や複雑化を回避することができる。
本発明の電池装置において、前記電池装置は車載用の装置であり、前記冷媒流路は乗員室の空調を行なう空調装置に用いられる冷凍サイクルの冷媒を流通する流路である、ものとすることもできる。即ち、自動車などの車両には乗員室の空調のために空調装置を備えるものが多いため、空調装置に用いられる冷凍サイクルの冷媒を用いて異常過熱した電池セルを冷却するのである。こうすれば、通常持には空冷により複数の電池セルを冷却する装置でも異常過熱した電池セルを冷却するためだけの冷媒を設ける必要がない。
本発明の第1実施例の電池装置20の構成の概略を示す構成図である。 サーモバルブ40aを含む近傍を拡大して示す拡大説明図である。 本発明の第2実施例の電池装置120の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の第1実施例の電池装置20の構成の概略を示す構成図である。実施例の電池装置20は、図示するように、間隔をもって配列された複数の電池セル22a〜22fと、複数の電池セル22a〜22fを冷却する冷却システム30と、複数の電池セル22a〜22fおよび冷却システム30を構成する冷却器34を収納するケース24と、を備え、例えば自動車の駆動源としてのモータに電力を供給する電力源として車載される。
複数の電池セル22a〜22fは、例えばリチウムイオン二次電池として構成された単位セルを複数直列接続してセル容器に収納されており、図示しないバスバーにより直列または並列に接続されている。
冷却システム30は、冷媒を加圧するコンプレッサ31と、加圧された冷媒を冷却して液化するコンデンサ32と、液化した冷媒を断熱膨張させて低圧低温の気体または噴霧状態とする膨張弁33と、低圧低温の気体または噴霧状の冷媒を用いて複数の電池セル22a〜22fを冷却する冷却器34とを冷媒が循環する周知の冷凍サイクルとして構成されている。冷媒としては、例えばR134a(1,1,1,2-Tetrafluoroethane)が用いられている。
冷却器34は、絶縁性と伝熱性とを有する材料(例えば、シリコンコンパウンド)により板状に形成された絶縁伝熱部材26を介して複数の電池セル22a〜22fの側面に接触しており、冷却器34内に流通する冷媒が絶縁伝熱部材26を介して伝熱する複数の電池セル22a〜22fからの熱を吸熱して複数の電池セル22a〜22fを冷却する。
冷却器34の複数の電池セル22a〜22fの各電池セル間には、冷却器34に流通する冷媒を各電池セル間に供給するサーモバルブ40a〜40eが取り付けられている。図2は、電池セル22aと電池セル22bとの間に取り付けられたサーモバルブ40aを含む近傍を拡大して示す拡大説明図である。サーモバルブ40aは、冷却器34内の冷媒流路36を形成する外壁35に形成された供給孔37aに取り付けられており、供給孔37aに連通する連通孔41aと、この連通孔41aを開口および閉口する可動弁42aと、可動弁42aを閉口側に付勢するバネ43aと、熱膨張により可動弁42aを開口側に付勢する感温体(例えば、WAX:パラフィンワックス)が充填された感温部44aとにより構成されており、150℃〜200℃程度で開口するように調整されている。サーモバルブ40aの端部(図中下側)には、伝熱性を有する材料によりサーモバルブ40aの連通孔41aに連通するオリフィス孔51aが形成されたオリフィス部材50aが取り付けられており、サーモバルブ40aが開口したときに冷却器34からの冷媒をオリフィス孔51aにより断熱膨張させて電池セル間に供給する。電池セル22aと電池セル22bとの間以外の電池セル22b〜22fの各電池セル間に取り付けられたサーモバルブ40b〜40eおよびオリフィス部材50b〜50eもサーモバルブ40aおよびオリフィス部材50aと同様に構成されている。
次に、こうして構成された第1実施例の電池装置20の動作について説明する。通常は、複数の電池セル22a〜22fは、図示しない制御装置により適温(例えば、40℃〜70℃など)となるように冷却システム20が制御されている。複数の電池セル22a〜22fのいずれかが異常過熱した場合として、電池セル22bが異常過熱したときを考える。異常過熱した電池セル22bの近傍のサーモバルブ40a,40bの一方(例えば、サーモバルブ40aと想定する。)が開口温度として設定された温度以上に至ると、サーモバルブ40aが開口し、冷却器34内の冷媒流路36に流通する冷媒が供給孔37aおよび連通孔41aを介してオリフィス孔51aから電池セル間に供給される。冷媒は、冷凍サイクルにより充分低温とされており、更にオリフィス孔51aで断熱膨張することにより更に低温となるため、異常過熱した電池セル22bは急速に冷却される。このため、電池セル22bの異常過熱が隣接する電池セル22aや電池セル22cに連鎖するのが抑制される。電池セル22bが冷却されると、サーモバルブ40aの感温部44aの温度も下がり、サーモバルブ40aが閉口し、通常状態に戻る。このとき、冷却器34から全ての冷媒が電池セル22bの冷却のために供給されている場合を除いて、冷媒の流通量が低下するものの、冷却システム30は通常どおり機能する。
以上説明した第1実施例の電池装置20では、複数の電池セル22a〜22fに絶縁伝熱部材26を介して接触するように配置した冷却システム30の冷却器34の各電池セル間に冷媒流路36に連通する供給孔37a〜37eを形成し、供給孔37a〜37eに150℃〜200℃程度で開口するように調整したサーモバルブ40a〜40eを取り付けることにより、複数の電池セル22a〜22fのいずれかが異常過熱したときには、異常過熱した電池セル近傍に取り付けられたサーモバルブが開口して冷却器34内の冷媒流路36に流通する冷媒を異常過熱した電池セル側に供給して異常過熱した電池セルを迅速に冷却する。これにより、異常過熱が隣接する電池セルに連鎖するのを抑制することができる。そして、異常過熱した電池セルが冷却されると、サーモバルブが閉口するから、冷却器34から全ての冷媒が異常過熱した電池セルの冷却のために供給されている場合を除いて、冷媒の流通量が低下するものの、冷却システム30を通常どおり機能させることができる。
第1実施例の電池装置20では、冷凍サイクルにより冷媒を低圧低温とする冷却システム30における低圧低温とした冷媒の流路としての冷却器34内の冷媒流路36に流通する冷媒をサーモバルブ40a〜40eを介して電池セル間に供給するものとしたが、冷凍サイクルを用いない冷却システムにおける冷媒をサーモバルブ40a〜40eを介して電池セル間に供給するものとしてもよい。
第1実施例の電池装置20では、冷却器34にサーモバルブ40a〜40eとオリフィス部材50a〜50eとを取り付けるものとしたが、冷却器34にはサーモバルブ40a〜40eだけを取り付け、オリフィス部材50a〜50eを取り付けないものとしても構わない。なお、オリフィス部材50a〜50eを取り付けない場合、サーモバルブ40a〜40eとして供給側の開口部の口径が小さいものを用いれば、サーモバルブ40a〜40eにオリフィス機能を持たせることができる。
第1実施例の電池装置20では、自動車などの車両に車載されるものとして説明したが、車載されない電池装置としても構わない。
次に、第2実施例の電池装置120について説明する。図3は、本発明の第2実施例の電池装置120の構成の概略を示す構成図である。第2実施例の電池装置120は、自動車などの車両に搭載され、図示するように、間隔をもって配列された複数の電池セル122a〜122fと、複数の電池セル122a〜122fを収納するケース124と、乗員室を空気調和する空調装置150から分岐して冷媒を流通する冷媒流通管130と、を備える。
ケース124には、図中左上に配置され図示しないファンから送風される空気を導入する空気導入口126と、図中右下に配置されケース内の空気を排出する吸気排出口128とが形成されており、空気導入口126から導入された空気が複数の電池セル122a〜122fの各電池セル間に流れて空気排出口128から排出することにより、複数の電池セル122a〜122fを冷却している。
空調装置150は、冷媒として例えばR134a(1,1,1,2-Tetrafluoroethane)を用いる周知の冷凍サイクルを有する装置として構成されており、冷媒を加圧するコンプレッサ151と、加圧された冷媒を冷却して液化するコンデンサ152と、液化した冷媒を断熱膨張させて低圧低温の気体または噴霧状態とする膨張弁153と、低圧低温の気体または噴霧状の冷媒との熱交換により図示しないファンにより乗員室に送風される空気を冷却するエバポレータ154と、を備える。
空調装置150の循環流路を形成する配管のうち膨張弁153とエバポレータ154との間の配管155には、冷媒流通管130に連絡する連絡管132が分岐しており、冷媒流通管130からの連絡管134が連絡管132の下流側で合流している。したがって、冷媒流通管130には、膨張弁153で断熱膨張により低圧低温になった気体または噴霧状の冷媒が流通することになる。
冷媒流通管130は、ケース124の複数の電池セル122a〜122fの上方中央を貫通するように配設されており、複数の電池セル122a〜122fの各電池セル間の上方には、サーモバルブ140a〜140eおよびオリフィス部材150a〜150eが取り付けられている。サーモバルブ140a〜140eおよびオリフィス部材150a〜150eは第1実施例で説明したサーモバルブ40a〜40eおよびオリフィス部材50a〜50eと同一の構造をしている。
次に、こうして構成された第2実施例の電池装置120の動作について説明する。通常は、複数の電池セル22a〜22fは、図示しないファンにより送風されて空気導入口126から導入される空気により冷却されて適温(例えば、40℃〜70℃など)とされる。複数の電池セル122a〜122fのいずれかが異常過熱した場合として、電池セル122bが異常過熱したときを考える。異常過熱した電池セル122bの近傍のサーモバルブ140a,140bの一方(例えば、サーモバルブ140aと想定する。)が開口温度として設定された温度以上に至ると、サーモバルブ140aが開口し、冷媒流通管130に流通する冷媒が電池セル間に供給されて異常過熱した電池セル122bを冷却する。電池セル122bが冷却されると、サーモバルブ40aが閉口し、通常状態に戻る。このとき、冷媒流通管130から全ての冷媒が電池セル122bの冷却のために供給されている場合を除いて、冷媒の流通量が低下するものの、空調装置150は通常どおり機能する。
以上説明した第2実施例の電池装置120では、複数の電池セル122a〜122fの上方中央に冷媒流通管130を配設して冷媒流通管130に乗員室を空調する空調装置150に用いる冷凍サイクルの膨張弁153により低圧低温とされた冷媒を供給し、冷媒流通管130の複数の電池セル122a〜122fの各電池セル間にサーモバルブ140a〜140eを取り付けることにより、複数の電池セル122a〜122fのいずれかが異常過熱したときには、異常過熱した電池セル近傍に取り付けられたサーモバルブが開口して冷媒流通管130に流通する冷媒を異常過熱した電池セル側に供給して異常過熱した電池セルを迅速に冷却することができる。これにより、異常過熱が隣接する電池セルに連鎖するのを抑制することができる。そして、異常過熱した電池セルが冷却されると、サーモバルブが閉口するから、冷媒流通管130から全ての冷媒が異常過熱した電池セルの冷却のために供給されている場合を除いて、冷媒の流通量が低下するものの、空調装置150を通常どおり機能させることができる。もとより、通常持には空冷により複数の電池セル122a〜122fを冷却する第2実施例の電池装置120でも、異常過熱した電池セルを冷却するためだけの冷媒を設ける必要はない。
第2実施例の電池装置120では、冷媒流通管130にサーモバルブ140a〜140eとオリフィス部材150a〜150eとを取り付けるものとしたが、冷媒流通管130にはサーモバルブ140a〜140eだけを取り付け、オリフィス部材150a〜150eを取り付けないものとしても構わない。なお、オリフィス部材150a〜150eを取り付けない場合、サーモバルブ140a〜140eとして供給側の開口部の口径が小さいものを用いれば、サーモバルブ140a〜140eにオリフィス機能を持たせることができる。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、複数の電池セル22a〜22fや複数の電池セル122a〜122fが「複数の電池セル」に相当し、冷却器34内の冷媒流路36や冷媒流通管130が「冷媒流路」に相当し、サーモバルブ40a〜40eやサーモバルブ140a〜140eが「冷媒供給停止手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、電池装置の製造産業などに利用可能である。
20,120 電池装置、22a〜22f,122a〜122f 電池セル、24,124 ケース、26 絶縁伝熱部材、30 冷却システム、31,131 コンプレッサ、 32,132 コンデンサ、33,133 膨張弁、34 冷却器、35 外壁、36 冷媒流路、37a〜37e 供給孔、40a〜40e,140a〜140b サーモバルブ、41a 連通孔、42a 可動弁、43a バネ、44a 感温部、50a〜50e オリフィス部材、51a オリフィス孔、126 空気導入口、128 空気排出口、130 冷媒流通管、132,134 連絡管、154 エバポレータ、155 配管。

Claims (6)

  1. 複数の電池セルを間隔をもって配列した電池装置であって、
    前記複数の電池セルの近傍に冷媒が流通する冷媒流路を配設すると共に、前記冷媒流路に取り付けられて所定温度以上に至ったときに開口して冷媒を隣接する電池セル間に供給すると共に前記所定温度未満に至ったときに閉口して冷媒の供給を停止する冷媒供給停止手段を備える、
    ことを特徴とする電池装置。
  2. 請求項1記載の電池装置であって、
    前記冷媒流路は、冷凍サイクルにおいて低温低圧とした冷媒を流通する流路である、
    電池装置。
  3. 請求項1または2記載の電池装置であって、
    前記冷却供給停止手段は、前記冷却流路に形成された供給孔に取り付けられたサーモバルブを有する手段である、
    電池装置。
  4. 請求項1ないし3のうちのいずれか1つの請求項に記載の電池装置であって、
    前記冷却供給停止手段は、オリフィスを介して冷媒を供給する手段である、
    電池装置。
  5. 請求項1ないし4のうちのいずれか1つの請求項に記載の電池装置であって、
    絶縁性と伝熱性を有する絶縁伝熱部材を介して前記複数の電池セルに接触するように配置され、冷媒の供給を受けて前記複数の電池セルを冷却する冷却器を備え、
    前記冷媒流路は、前記冷却器内に形成された冷媒の流路である、
    電池装置。
  6. 請求項1ないし4のうちのいずれか1つの請求項に記載の電池装置であって、
    前記電池装置は、車載用の装置であり、
    前記冷媒流路は、乗員室の空調を行なう空調装置に用いられる冷凍サイクルの冷媒を流通する流路である、
    電池装置。
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