JP2015190796A - 荷重検出装置、車両検出装置及び駐車場システム - Google Patents

荷重検出装置、車両検出装置及び駐車場システム Download PDF

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Abstract

【課題】荷重の検出精度が高い荷重検出装置を提供する。
【解決手段】荷重検出装置は、第1電極層11と、第1電極層11と対向する第2電極層12と、第1電極層11と第2電極層との間に配置され、互いに離間する複数の第3電極層13と、第1電極層11と、複数の第3電極層13との間に配置される導通層14であって、多孔質の絶縁層14aと、絶縁層14a内に分散された複数の導電性粒子14bと、を有し、所定値以上の圧力が加えられて絶縁層14aが変形することにより、複数の導電性粒子14bが電気的に接続して、第1電極層11と、一又は複数の第3電極層13とを電気的に接続させる導通層14と、第2電極層12と、複数の第3電極層13との間に配置され、絶縁層14aよりも高い比誘電率を有する誘電体層15と、を備える荷重検出装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、荷重検出装置、車両検出装置及び駐車場システムに関する。
従来、外部から加えられた圧力を荷重として検出する荷重検出装置が用いられている。
例えば、圧力が加えられることにより静電容量又は抵抗が変化することを利用して、荷重を検出することが提案されている。
図1は、従来例の荷重検出装置を示す図である。
荷重検出装置110は、全体として、シート状の形状を有する。荷重検出装置110は、第1電極層111と、第1電極層111と間隔をあけて対向する第2電極層112と、第1電極層111と第2電極層112との間に配置される誘電体層115を備える。
誘電体層115は、多孔質の樹脂を用いて形成されており、圧力を受けて体積が減少するように変形可能である。
第1電極層111上には保護層116が配置され、第2電極層112の下には支持層117が配置される。
荷重検出装置110には、保護層116の上から圧力が加えられる。支持層117は、地面等の硬い平らな場所に配置されており、支持層117は、荷重検出装置110が圧力を受けても大きな変形をしないようになされている。
保護層116に加えられた圧力は、第1電極層111を介して、誘電体層115に伝えられる。圧力を受けた誘電体層115は、体積が減少するように変形して圧縮されるので、第1電極層111と第2電極層112との間の距離が減少する。
第1電極層111と第2電極層112との間の静電容量は、第1電極層111と第2電極層112との間の距離の減少と共に増加する。
第1電極層111と第2電極層112との間の静電容量を測定することにより、荷重検出装置110に荷重が加えられたことが検出可能である。
特開昭62−263433号公報
図1に示す荷重検出装置110は、例えば、駐車場の車両が駐車される車室に配置されて、車室における車両の有無を検出するために用いられ得る。
荷重検出装置110には、車両のタイヤが載った一部分に圧力が加わるものの、タイヤが載らない部分には圧力は加わらない。圧力が加えられた部分の誘電体層115は変形して、静電容量の増加に寄与するが、その他の部分は変形しないので、静電容量の増加には影響を与えない。
従って、静電容量の増加に寄与するのは誘電体層115の一部分なので、荷重検出装置110の静電容量の変化量が大きくはないため、荷重を検出する検出精度は高くない場合があった。
また、上部電極層と、下部電極層と、上部電極層と下部電極層との間に配置され圧力を受けて抵抗が減少する抵抗層を有する抵抗式の荷重検出装置が提案されている。
抵抗式の荷重検出装置を車室に配置した場合には、例えば、ピンヒールの靴を履いた人間が荷重検出装置の上に載ると、上部電極層と下部電極層とが導通して、荷重検出装置が荷重を検出するので、車両と人間との区別を行うことができない場合がある。同様に、傘又は杖の先により圧力を受けた場合にも、荷重検出装置は荷重を検出する場合がある。
そこで、本明細書では、上述した問題を解決し得る荷重検出装置を提案することを課題とする。
本明細書に開示する荷重検出装置の一形態によれば、第1電極層と、上記第1電極層と対向する第2電極層と、上記第1電極層と上記第2電極層との間で層方向に離間するように配置される複数の第3電極層と、上記第1電極層と、複数の上記第3電極層との間に配置される導通層であって、多孔質の絶縁層と、上記絶縁層内に分散された複数の導電性粒子と、を有し、所定値以上の圧力が加えられて上記絶縁層が変形することにより、複数の上記導電性粒子が電気的に接続して、上記第1電極層と、一又は複数の上記第3電極層とを電気的に接続させる導通層と、上記第2電極層と、複数の上記第3電極層との間に配置され、上記絶縁層よりも高い比誘電率を有する誘電体層と、を備える。
また、本明細書に開示する車両検出装置の一形態によれば、車両が駐車される車室に配置される荷重検出部であって、第1電極層と、上記第1電極層と対向する第2電極層と、上記第1電極層と上記第2電極層との間で層方向に離間するように配置される複数の第3電極層と、上記第1電極層と、複数の上記第3電極層との間に配置される導通層であって、多孔質の絶縁層と、上記絶縁層内に分散された複数の導電性粒子と、を有し、所定値以上の圧力を加えられて、上記絶縁層が変形することにより、複数の上記導電性粒子が電気的に接続して、上記第1電極層と、一又は複数の上記第3電極層とを電気的に接続させる導通層と、上記第2電極層と、複数の上記第3電極層との間に配置され、上記絶縁層よりも高い比誘電率を有する誘電体層と、を有する荷重検出部と、上記第1電極層と上記第2電極層との間の静電容量を測定して、上記車室における車両の有無を検出する静電容量検出部と、を備える。
更に、本明細書に開示する駐車場システムの一形態によれば、車両が駐車する複数の車室と、上記車室に配置される車両検出装置であって、第1電極層と、上記第1電極層と対向する第2電極層と、上記第1電極層と上記第2電極層との間で層方向に離間するように配置される複数の第3電極層と、上記第1電極層と、複数の上記第3電極層との間に配置される導通層であって、多孔質の絶縁層と、上記絶縁層内に分散された複数の導電性粒子と、を有し、所定値以上の圧力を加えられて、上記絶縁層が変形することにより、複数の上記導電性粒子が電気的に接続して、上記第1電極層と、一又は複数の上記第3電極層とを電気的に接続させる導通層と、上記第2電極層と、複数の上記第3電極層との間に配置され、上記絶縁層よりも高い比誘電率を有する誘電体層と、を備える荷重検出部と、上記第1電極層と上記第2電極層との間の静電容量を測定して、上記車室における車両の有無を検出する静電容量検出部と、を有する車両検出装置と、を備える。
本明細書に開示する荷重検出装置の一形態によれば、荷重の検出精度が高い。
また、本明細書に開示する車両検出装置の一形態によれば、車室に駐車された車両の検出精度が高い。
更に、本明細書に開示する駐車場システムの一形態によれば、車室に駐車された車両の検出精度が高く、また、駐車場システムの設置が容易である。
本発明の目的及び効果は、特に請求項において指摘される構成要素及び組み合わせを用いることによって認識され且つ得られるだろう。
前述の一般的な説明及び後述の詳細な説明の両方は、例示的及び説明的なものであり、特許請求の範囲に記載されている本発明を制限するものではない。
従来例の荷重検出装置を示す図である。 本明細書に開示する荷重検出装置の第1実施形態を示す断面図である。 図2に示す荷重検出装置の平面図である。 荷重検出装置の一部に荷重が加えられた状態を示す図である。 荷重検出装置の静電容量密度と荷重密度との関係を示す図である。 本明細書に開示する荷重検出装置の第2実施形態を示す断面図である。 本明細書に開示する車両検出装置の一実施形態を示す断面図である。 図7に示す車両検出装置の平面図である。 車両検出装置の機能ブロック図である。 複数の車両検出装置が重ねられた状態を示す図である。 本明細書に開示する駐車場システムの一実施形態を示す図である。
以下、本明細書で開示する荷重検出装置の好ましい第1実施形態を、図面を参照して説明する。但し、本発明の技術範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
図2は、本明細書に開示する荷重検出装置の第1実施形態を示す断面図である。図3は、図2に示す荷重検出装置の平面図である。図2は、図3のX−X線断面図である。図4は、荷重検出装置の一部に荷重が加えられた状態を示す図である。
本実施形態の荷重検出装置10は、全体としてシート形状を有し、圧力を加えられることにより、圧力が加えられた面積に応じて静電容量が大きく変化する。この静電容量を測定することにより、外部から加えられた荷重が検出される。荷重検出装置10は、圧力が加えられた時に、厚さ方向に圧縮変形可能であり、圧力が取り除かれると元の厚さに復元するようになされている。
荷重検出装置10は、第1電極層11と、第1電極層11と間隔をあけて対向する第2電極層12を備える。第1電極層11と第2電極層12との間で層方向に互いに離間するように配置される複数の第3電極層13が配置される。第3電極層13同士は、電気的には絶縁されている。複数の第3電極層13は、第1電極層11と第2電極層12との間において、同一の高さに配置されることが好ましい。
第1電極層11と、複数の第3電極層13との間には、導通層14が配置される。導通層14は、多孔質の第1絶縁層14aと、第1絶縁層14a内に分散された複数の導電性粒子14bを有する。導通層14は、所定値以上の圧力が加えられて第1絶縁層14aが変形することにより、複数の導電性粒子14bが電気的に接続して、第1電極層11と、一又は複数の第3電極層13とを電気的に接続する。
第2電極層12と、複数の第3電極層13との間には、第1絶縁層14aよりも高い比誘電率を有する誘電体層15が配置される。誘電体層15は、圧力が加えられることにより変形して、第2電極層12と、一又は複数の第3電極層13との間の距離が減少するようになされている。
具体的には、誘電体層15は、多孔質の第2絶縁層15aと、第2絶縁層15aよりも高い比誘電率を有し、第2絶縁層15a内に分散される複数の誘電体粒子15bを有する。
第1電極層11上には保護層16が配置され、第2電極層12の下には支持層17が配置される。
荷重検出装置10には、保護層16の上から圧力が加えられる。支持層17は、地面等の硬い平らな場所に配置され、支持層17は、荷重検出装置110が圧力を受けても大きな変形をしないようになされている。
荷重検出装置10は、保護層16に圧力が加えられることにより、第1電極層11と第2電極層12との間の静電容量が変化する。静電容量を測定する測定装置を用いて、第1電極層11と第2電極層12との間の静電容量を測定することにより、荷重検出装置10に荷重が加えられたことを検出できる。
本明細書では、荷重検出装置10が外部から受ける圧力は、第1電極層11を第2電極層12側に向かって移動させる外力である。従って、荷重検出装置10が外部から受ける圧力は、導通層14及び誘電体層15を圧縮するように変形させる。
以下に、荷重検出装置10について、更に説明する。
第1電極層11及び第2電極層12は、平面視した形状が矩形であり、同一の寸法を有する。第1電極層11及び第2電極層12は、圧力が加えられた時に変形可能なように柔軟性を有することが好ましい。
第1電極層11及び第2電極層12の形成材料としては、例えば、銅、アルミニウム、ステンレス等の金属シートを用いることができる。第1電極層11及び第2電極層12の厚さとしては、例えば、10μm〜1mm程度にすることができる。
第3電極層13は、導通層14と誘電体層15との間に配置される。圧力が加えられていない時の第3電極層13と第2電極層12との間の距離は、誘電体層15の厚さと一致する。
第3電極層13は、誘電体層15の静電容量の検出精度を向上するために、隣接する第3電極層13同士の隙間をできるだけ狭くして、導通層14と誘電体層15との間に敷き詰められるように配置されることが好ましい。
隣接する第3電極層13同士の間には、第1絶縁層14a又は第2絶縁層15aが充填される。本実施形態では、第1絶縁層14aと第2絶縁層15aとは、同じ材料を用いて形成される。
第3電極層13それぞれは、第1絶縁層14a又は第2絶縁層15aを介して連結されているものの、直接には接合されていないので、ある程度独立して運動することができる。そのため、圧力が加わった部分の第3電極層13は、圧力が加わっていない部分の第3電極層13に比べて、第2電極層12側に向かって大きく移動することができる。
第3電極層13の平面視した寸法は、圧力が加わった領域に対して求められる静電容量を測定する分解能の観点から決定され得る。第3電極層13の平面視した寸法を小さくする程、圧力が加わった領域に対して静電容量を測定する分解能が良くなる。第3電極層13の寸法の下限値は、機械的強度及び製造上の取り扱いの容易さの観点から決定され得る。第3電極層13の平面視した寸法としては、例えば、数mm〜数cm程度とすることができる。第3電極層13の厚さは、第1電極層11又は第2電極層12と同じ程度か、又は、これらよりも薄くても良い。
第3電極層13としては、同じ形状のものを規則的に配置しても良いし、又は、不定形状のものをランダムに配置しても良い。
第3電極層13の形成材料としては、例えば、銅、アルミニウム、ステンレス等の金属シートを用いることができる。
図3に示す例では、第3電極層13は、平面視した形状が、一辺の長さが10mmの正方形であり、厚さ100μmのアルミニウムの板により形成されており、規則的に配置される。
導通層14は、第1電極層11と第3電極層13との間に配置されており、圧力が加えられていない状態では、第1電極層11と第3電極層13とを電気的に絶縁する。
導通層14を形成する第1絶縁層14aは、圧力が加えられた時に、厚さ方向に変形可能であり、圧力が取り除かれると元の厚さに復元する。
導通層14は、所定値以上の圧力が加えられて、第1電極層11と、一又は複数の第3電極層13とを電気的に接続する。この所定値は、荷重を検出する対象の質量に応じて適宜設定される。例えば、荷重を検出する対象が車両であれば、車両のタイヤから受ける荷重を検出できるように、所定値が決定される。
この所定値は、例えば、第1絶縁層14aの空隙率、第1絶縁層14aの弾性率、導電性粒子14bの粒径又は導電性粒子14bの充填率等を用いて調整できる。
第1絶縁層14aは、電気絶縁性を有する。第1絶縁層14aの形成材料としては、例えば、ラテックス、エポキシ、ウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルブチラール等の樹脂を用いた多孔質体を用いることが、柔軟性及び耐久性を得る観点から好ましい。第1絶縁層14aの空隙率は、例えば、50%〜95%とすることができる。
導電性粒子14bは、電気導電性を有する。導電性粒子14bの形成材料としては、例えば、銅、アルミニウム、ステンレス等の金属を用いることができる。導電性粒子14bの粒度分布は、分布幅の狭いことが、所定値以上の圧力が加えられた時に、第1電極層11と、一又は複数の第3電極層13とを電気的に接続させる観点から好ましい。導電性粒子14bの導通層14内の充填率は、第1絶縁層14aの空隙率によるが、例えば、5%〜50%とすることができる。
誘電体層15は、複数の第3電極層13と第2電極層12との間に配置されて、両電極層間の静電容量に寄与する。誘電体層15は、圧力が加わることにより多孔質の第2絶縁層15aの体積が減少して、第3電極層13と第2電極層12との間の距離が縮まる。第3電極層13と第2電極層12との間の距離が縮まると、第3電極層13と第2電極層12との間の静電容量が増加する。
また、多孔質の第2絶縁層15aの空隙部分の体積が減少することにより、相対的に誘電体層15内の誘電体粒子15bの体積分率が増加する。誘電体層15内の誘電体粒子15bの体積分率が増加すると、両層間に位置する誘電体層15の比誘電率が増大する。
このように、荷重検出装置10は、保護層16に圧力が加えられることにより、第1電極層11と第2電極層12との間の静電容量が大きく変化するようになされている。
誘電体粒子15bの比誘電率は、第2絶縁層15aの100倍以上、特に1000倍以上であることが、静電容量の変化を大きくさせて、荷重の検出感度を向上する上で好ましい。
第2絶縁層15aの形成材料としては、例えば、ラテックス、エポキシ、ウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルブチラール等の樹脂を用いた多孔質体を用いることが、柔軟性及び耐久性を得る観点から好ましい。第2絶縁層15aの空隙率は、例えば、50%〜95%とすることができる。上述したように、本実施形態では、第1絶縁層14aと第2絶縁層15aとは、同じ材料を用いて形成される。
誘電体粒子15bの形成材料としては、例えば、BaTiO、SrTiO、BaZrO系等の酸化物を用いることができる。誘電体粒子15bの粒度分布は、1μm〜1mm程度の分布幅を有していることが、誘電体粒子15bの高い充填率を得る観点から好ましい。誘電体粒子15bの誘電体層15内の充填率は、第2絶縁層15aの空隙率にもよるが、例えば、5%〜50%とすることができる。
上述した導通層14及び誘電体層15は、例えば、発泡剤を混ぜた液体の絶縁性樹脂の中に導電性粒子又は誘電体粒子を分散してシート状に成型した後、硬化させて形成することができる。液体の絶縁性樹脂を硬化する工程において、加熱することにより、発泡剤から気体を発生させて、シート内に多数の孔を形成することができる。
保護層16は、車両等が接触して外力を受ける部分であり、第1電極層11を保護する。保護層16は、機械的強度を有すると共に、外気にもさらされるので、柔軟性及び耐候性を有することが好ましい。
支持層17は、地面等の上に配置されて、保護層16から第2電極層12までの部分を支持する。支持層17は、機械的強度を有すると共に、外気にもさらされるので、柔軟性及び耐候性を有することが好ましい。
上述した保護層16及び支持層17の形成材料としては、例えば、ゴムシート又繊維強化ゴムシートを用いることができる。
次に、荷重検出装置10に圧力が加えられた時の様子を、図面を参照して、以下に説明する。
図4は、荷重検出装置10の一部である領域R1に対して圧力が加えられており、他の領域R2には圧力が加えられていない状態を示している。
まず、領域R1では、所定値以上の圧力が保護層16に加えられており、導通層14では、第1絶縁層14aが圧縮するように変形し、複数の導電性粒子14bが電気的に接続して、第1電極層11と2つの第3電極層13とが電気的に接続している。
また、誘電体層15では、第2絶縁層15aが圧縮するように変形して体積が減少し、第3電極層13と第2電極層12との間の距離が減少している。また、第2絶縁層15aの空隙の体積の減少と共に、誘電体層15内の誘電体粒子15bの体積分率が増加しており、誘電体層15の比誘電率が増大する。
領域R1では、第1電極層11と第2電極層12との間の静電容量は、第1電極層11と電気的に接続している2つの第3電極層13と、第2電極層12との間の静電容量となる。領域R1では、誘電体層15の比誘電率が増大により、2つの第3電極層13と第2電極層12との間の静電容量は、領域R2と比べて大きく増加する。
一方、圧力が加えられていない領域R2では、導通層14及び誘電体層15の変形は生じておらず、第1電極層11と第2電極層12との間の距離にも変化は生じていない。また、領域R2では、第1電極層11と、第3電極層13とは電気的に接続されていない。第1電極層11と第2電極層12との間の静電容量は、第1電極層11と第2電極層12との間の距離と、導通層14及び誘電体層15の比誘電率等に基づいて決定されるが、領域R1に対して、一桁以上小さい値にすることが好ましい。
荷重検出装置10の静電容量は、圧力が加えられている部分の静電容量と、圧力が加えられていない部分の静電容量との和となるが、上述したように、比誘電率が増大する圧力が加えられた部分の誘電体層15の寄与により、圧力が加えられている部分の静電容量が支配的となる。
このように、荷重検出装置10は、圧力を受けた部分の静電容量が大きく増加し、静電容量の変化として検出される。次に、荷重検出装置の静電容量密度と荷重密度との関係を、以下に説明する。
図5は、荷重検出装置の静電容量密度と荷重密度との関係を示す図である。
荷重検出装置の形成材料は、導電性粒子14bとして直径が約1mmのアルミニウム粒子を用い、第1絶縁層14a及び第2絶縁層15aとして多孔質ポリウレタンを用いた。また、誘電体粒子15bとして直径10μm〜500μmの粒度分布を有するBaTiO粒子を用いた。第1絶縁層14a及び第2絶縁層15aの空隙率は90%であり、導通層14内の導電性粒子14bの充填率を10%とし、誘電体層15内の誘電体粒子15bの充填率を10%とした。導通層14の厚さを10mmとし、誘電体層15の厚さを10mmとした。
図5に示すように、まず、荷重密度の増加と共に、圧力が加えられている部分の第1絶縁層14a及び第2絶縁層15aが圧縮変形するのに従って、静電容量密度が緩やかに増加する(領域S1)。荷重密度は、単位面積あたりに加えられる外力であり、圧力に対応する。静電容量密度は、横軸で示される荷重密度が加えられている時の単位面積あたりの静電容量である。荷重密度がゼロの時の静電容量密度が、圧力が加わっていない時の静電容量密度の値である。
次に、荷重密度の増加と共に、圧力が加えられている部分の第1絶縁層14aの圧縮変形が増大して、導通層14内の導電性粒子14bが電気的に接続することにより、第1電極層11と第3電極層13とが電気的に接続する。第1電極層11と第2電極層12との間の静電容量として、第1電極層11と電気的に接続された第3電極層13と第2電極層12との間の静電容量が加わって測定されるので、静電容量密度が急激に増加する(領域S2)。図5に示す例では、領域S2において、静電容量密度が一桁以上増大する。領域S2を示す荷重密度は、導通層14が導通する圧力の所定値を調節することにより調整される。
次に、荷重密度の増加と共に、圧力が加えられている部分の第2絶縁層15aが更に圧縮変形するのに従って、静電容量密度が緩やかに増加しながら一定の値に近づいて行く(領域S3)。
荷重検出装置10で測定される静電容量は、第1電極層11と第2電極層12との間の静電容量なので、全領域からの静電容量密度が合わさったものとなる。
一方、圧力が加わる部分の面積は、車両、人、犬等の動物、又は、傘若しくは杖等では、異なる。圧力が加わる部分の面積によって、荷重検出装置10の全体の静電容量が異なる。荷重を加える対象が荷重検出装置10に圧力を加える部分の面積を事前に把握することにより、図5に示す関係に基づいて、荷重検出装置10の全体の静電容量の変化を予測できる。そして、荷重を加える対象が荷重検出装置10に圧力を加えた時に得られる荷重検出装置10の全体の静電容量に基づいて、所定のしきい値が決定される。荷重検出装置10の静電容量が、所定のしきい値を超えた時に、対象による荷重が検出された判断する。
次に、上述した考えに基づいて、所定のしきい値を決定する例を以下に説明する。
例えば、荷重検出装置10が1m×1m=1mの面積を有しており、荷重を加えられていない時の静電容量が5nFであるとする。車両の一つのタイヤが荷重検出装置10に載った場合には、荷重検出装置10がタイヤから圧力を受ける部分の面積は100cm程度であり、静電容量が5nF増加して、荷重が加えられた時の静電容量が10nFになる。
一方、人が荷重検出装置10に載った場合には、圧力が小さいので、静電容量密度と荷重密度との関係が領域S2には到達しないため、静電容量の増加は0.01nF以下となる。導通層14が導通する圧力の所定値を調節することにより、人が荷重検出装置10に載っても、静電容量密度が領域S2を示さないようにできる。
また、人が傘又は靴のピンヒールに体重をのせて、荷重検出装置10の載った場合には、部分的に静電容量密度と荷重密度との関係が領域S2を示す場合があるが、領域S2を示す面積は、通常数cm程度であり、高々10cmである。仮に、領域S2を示す面積が10cmであるとしても、荷重検出装置10における静電容量の増加は0.5nF程度であり、車両が載った場合の静電容量とは値が大きく異なるので、車両が荷重を加えた場合との間で識別を行うことができる。例えば、車両を検出するための静電容量のしきい値として、7〜8nFとすることができる。
上述した本実施形態の荷重検出装置によれば、圧力が加わった面積に応じて静電容量が大きく増加するので、静電容量を測定することにより、対象の荷重が加わったことを精度良く検出することができる。
次に、上述した荷重検出装置の第2実施形態を、図6を参照しながら以下に説明する。第2実施形態について特に説明しない点については、上述の第1実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、同一の構成要素には同一の符号を付してある。
図6は、本明細書に開示する荷重検出装置の第2実施形態を示す断面図である。
本実施形態の荷重検出装置10は、誘電体層15の構成が、上述した第1実施形態とは異なっている。
本実施形態では、誘電体層15は、例えば、セラミックス等の誘電体の板により形成される。例えば、セラミックスの板により形成される誘電体層15は、ほぼ剛体としてふるまうので、圧力を受けて大きく変形することはない。誘電体層15の比誘電率は、第1絶縁層14aよりも高い。
所定値以上の圧力が加えられた部分では、導通層14が変形して、第1電極層11と第3電極層13とが電気的に接続して、第3電極層13と第2電極層12との間の静電容量が検出される点は、上述した第1実施形態と同様である。
第3電極層13と第2電極層12との間の静電容量は、第1電極層11と第2電極層12との間の静電容量よりも大きいので、静電容量密度と荷重密度との関係は、図5と同じような振る舞いを示す。
また、誘電体層15は、セラミックスのブロックを、第2電極層12上に並べて配置して、セラミックスのブロックの間に樹脂を充填して形成しても良い。個々のセラミックスのブロックがある程度独立して運動できるので、誘電体層15に柔軟性を与えることができる。荷重が加えられた時には、誘電体層15が圧力に合わせて変形可能となる。
次に、上述した荷重検出装置を用いた車両検出装置、及び車両検出装置を備えた駐車場システムを、以下に説明する。
まず、上述した荷重検出装置を用いた本実施形態の車両検出装置を、図面を参照して、以下に説明する。
図7は、本明細書に開示する車両検出装置の一実施形態を示す断面図である。図8は、図7に示す車両検出装置の平面図である。図7は、図8のY−Y線断面図である。図9は、車両検出装置の機能ブロック図である。図10は、複数の車両検出装置が重ねられた状態を示す図である。
本実施形態の車両検出装置20は、例えば、駐車場の車両が駐車する車室に配置されて、車室に駐車された車両を検出するために用いられる。
車両検出装置20は、シート形状状の第1水平部20aと、第1水平部20aの一方の端部に配置され、第1水平部20aから外方に向かって突出する突出部20bと、突出部20bと接続する第2水平部20cを備える。
突出部20bは、板形状の第1側部25a及び第2側部25bと、両側部を連結する天板部26を有する。第1側部25a及び第2側部25bと、天板部26とにより、突出部20bの内側には、中空の凹部が形成される。第2側部25bの端部に接続された第2水平部20cは、第1水平部20aとは反対側に向かって延びている。
駐車場の車室において、車両検出装置20は、第1水平部20a及び第2水平部20cが地面の上に載置されて、突出部20bが地面から上方に向かって突出するように配置される。車室において、第1水平部20aは、車室に駐車する車両のタイヤが載る位置に配置され、突出部20bは、車止めとして機能する。
第1水平部20aは、全体として、矩形のシート形状を有する。第1水平部20aの中央を含む広い範囲にわたって、上述した荷重検出装置10が保護層16を上方に向けて配置される。
また、第1水平部20aは、荷重検出装置10を制御する制御部22と、光エネルギーを電気エネルギーに変換する光発電部23と、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱発電部24を備える。制御部22は、光発電部23及び熱発電部24を制御する。荷重検出装置10及び制御部22及び熱発電部24は、シート部21により支持される。
光発電部23は、例えば、太陽光を受けて発電する。光発電部23は、天板部26に配置される。
熱発電部24は、板形状で熱伝導性の高い第1吸放熱部24a及び第2吸放熱部24bを有する。第1吸放熱部24aは、第1側部25a表側に配置され、第2吸放熱部24bは、シート部21に支持されて第1水平部20aの裏側に配置される。
熱発電部24は、第1吸放熱部24aと第2吸放熱部24bとの間の温度差を利用して発電する。例えば、昼間は、第1吸放熱部24aが太陽光を吸熱し、吸熱した熱を第2吸放熱部24bから放熱することにより、熱発電部24は発電する。一方、夜間は、第2吸放熱部24bが地熱を吸熱し、吸熱した熱を第1吸放熱部24aから放熱することにより、熱発電部24は発電する。熱発電部24は、例えば、ペルチェ素子を用いて形成される。
図9に示すように、制御部22は、静電容量検出部22aと、通信部22bと、電源部22cと、蓄電部22dを有する。
静電容量検出部22aは、荷重検出装置10の第1電極層11と第2電極層12との間の静電容量を測定して、車室における車両の有無を検出する。また、静電容量検出部22aは、通信部22b及び電源部22cを制御する。
通信部22bは、静電容量検出部22aにより制御されて、後述する駐車場システムのゲート制御部等と無線通信する。
電源部22cは、静電容量検出部22aにより制御されて、蓄電部22dに蓄えられた電気エネルギーを、静電容量検出部22a及び通信部22bに供給する。
また、電源部22cは、静電容量検出部22aにより制御されて、光発電部23及び熱発電部24が発電した電気エネルギーを蓄電部22dに蓄える。なお、蓄電部22dは、制御部22の外に配置しても良い。
車両検出装置20は、光発電部23及び熱発電部24が発電した電気エネルギーを蓄電部22dに蓄電し、蓄電された電気エネルギーを用いて動作するので、電力線等による電力の供給を受けなくても動作可能である。
図10に示すように、一の車両検出装置20の突出部20bを、他の車両検出装置20の突出部20bの凹部に嵌めこみ、第1水平部20a及び第2水平部20cを、他の車両検出装置20の第1水平部20a及び第2水平部20cと重ねることができる。このようにして、多数の車両検出装置20を重ねた状態で小さな場所に保管することができる。
次に、上述した車両検出装置20を用いた本実施形態の駐車場システムについて、図面を参照して、以下に説明する。
図11は、本明細書に開示する駐車場システムの一実施形態を示す図である。
駐車場システム30は、車両が駐車する複数の車室31と、出入り口32と、車両の入場を規制する入場ゲート33と、車両の出場を規制する出場ゲート34と、入場ゲート33及び出場ゲート34を制御するゲート制御部35を備える。各車室31には、上述した車両検出装置20が配置される。
また、ゲート制御部35は、車室における車両の有無を表示する表示部35aを備え、ゲート制御部35は、表示部35aを制御する。
車両検出装置20の静電容量検出部22aは、荷重を検出すると、車室に車両が入庫したと判断して、通信部22bを用いてゲート制御部35に無線通信し、車両検出装置20が配置された車室に車両が有ることを送信する。
ゲート制御部35は、車両が駐車している車室の位置を、表示部35aに表示する。
また、車両検出装置20の静電容量検出部22aは、荷重を検出しなくなると、車室に駐車していた車両が出庫したと判断して、通信部22bを用いて、ゲート制御部35に無線通信し、車両検出装置20が配置された車室に車両が無いことを送信する。
ゲート制御部35は、車両が駐車していない車室の位置を、表示部35aに表示する。
上述した駐車場システム30を設置する際には、車室31の区画を画成した後に、各区画に車両検出装置20を配置することにより、車室31を形成することができる。
また、駐車場システム30を撤去する際には、各区画に配置されている車両検出装置20を回収することにより、車室31を撤去することができる。回収された車両検出装置20は、図10に示すように、重ねて保管される。
例えば、イベント等を開催する時に、平地に有料駐車場を臨時に設置することがある。このような時には、石灰粉等を用いて車室31の区画を画成し、各区画に車両検出装置20を配置することにより、車室31を容易に形成して、駐車場を設置することができる。車両検出装置20は、外部から電力を供給することなく動作可能である。また、イベントの終了後に、駐車場を撤去することも容易である。
上述した本実施形態の駐車場システムによれば、車室を容易に形成及び撤去できるので、駐車場を容易に設置及び撤去することができる。特に、イベント等の所定の期間だけ、臨時に駐車場を設置する場合に、本実施形態の駐車場システムを好適に用いることができる。
本発明では、上述した実施形態の荷重検出装置、車両検出装置及び駐車場システムは、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。また、一の実施形態が有する構成要件は、他の実施形態にも適宜適用することができる。
ここで述べられた全ての例及び条件付きの言葉は、読者が、発明者によって寄与された発明及び概念を技術を深めて理解することを助けるための教育的な目的を意図する。ここで述べられた全ての例及び条件付きの言葉は、そのような具体的に述べられた例及び条件に限定されることなく解釈されるべきである。また、明細書のそのような例示の機構は、本発明の優越性及び劣等性を示すこととは関係しない。本発明の実施形態は詳細に説明されているが、その様々な変更、置き換え又は修正が本発明の精神及び範囲を逸脱しない限り行われ得ることが理解されるべきである。
10 荷重検出装置
11 第1電極層
12 第2電極層
13 第3電極層
14 導通層
14a 第1絶縁層
14b 導電性粒子
15 誘電体層
15a 第2絶縁層
15b 誘電体粒子
16 保護層
17 支持層
20 車両検出装置
20a 第1水平部
20b 突出部
20c 第2水平部
21 シート部
22 制御部
22a 静電容量検出部
22b 通信部
22c 電源部
22d 蓄電部
23 光発電部
24 熱発電部
24a 第1吸放熱部
24b 第2吸放熱部
25a 第1側部
25b 第2側部
26 天板部
30 駐車場システム
31 車室
32 出入り口
33 入場ゲート
34 出場ゲート
35 ゲート制御部
35a 表示部

Claims (7)

  1. 第1電極層と、
    前記第1電極層と対向する第2電極層と、
    前記第1電極層と前記第2電極層との間で層方向に離間するように配置される複数の第3電極層と、
    前記第1電極層と、複数の前記第3電極層との間に配置される導通層であって、
    多孔質の絶縁層と、
    前記絶縁層内に分散された複数の導電性粒子と、
    を有し、
    所定値以上の圧力が加えられて前記絶縁層が変形することにより、複数の前記導電性粒子が電気的に接続して、前記第1電極層と、一又は複数の前記第3電極層とを電気的に接続させる導通層と、
    前記第2電極層と、複数の前記第3電極層との間に配置され、前記絶縁層よりも高い比誘電率を有する誘電体層と、
    を備える荷重検出装置。
  2. 前記誘電体層は、圧力を加えられることにより変形して、前記第2電極層と、一又は複数の前記第3電極層との間の距離が減少するようになされている請求項1に記載の荷重検出装置。
  3. 前記誘電体層は、
    多孔質の第2の絶縁層と、
    前記第2絶縁層よりも高い比誘電率を有し、前記第2の絶縁層内に分散される複数の誘電体粒子と、
    を有する請求項1又は2に記載の荷重検出装置。
  4. 車両が駐車される車室に配置される荷重検出装部であって、
    第1電極層と、
    前記第1電極層と対向する第2電極層と、
    前記第1電極層と前記第2電極層との間で層方向に離間するように配置される複数の第3電極層と、
    前記第1電極層と、複数の前記第3電極層との間に配置される導通層であって、
    多孔質の絶縁層と、
    前記絶縁層内に分散された複数の導電性粒子と、
    を有し、
    所定値以上の圧力を加えられて、前記絶縁層が変形することにより、複数の前記導電性粒子が電気的に接続して、前記第1電極層と、一又は複数の前記第3電極層とを電気的に接続させる導通層と、
    前記第2電極層と、複数の前記第3電極層との間に配置され、前記絶縁層よりも高い比誘電率を有する誘電体層と、
    を有する荷重検出部と、
    前記第1電極層と前記第2電極層との間の静電容量を測定して、前記車室における車両の有無を検出する静電容量検出部と、
    を備える車両検出装置。
  5. 前記荷重検出装部を有し、シート形状の水平部と、
    前記水平部に配置され、前記水平部から外方に突出する突出部と、
    を備える請求項4に記載の車両検出装置。
  6. 車両が駐車する複数の車室と、
    前記車室に配置される車両検出装置であって、
    第1電極層と、
    前記第1電極層と対向する第2電極層と、
    前記第1電極層と前記第2電極層との間で層方向に離間するように配置される複数の第3電極層と、
    前記第1電極層と、複数の前記第3電極層との間に配置される導通層であって、
    多孔質の絶縁層と、
    前記絶縁層内に分散された複数の導電性粒子と、
    を有し、
    所定値以上の圧力を加えられて、前記絶縁層が変形することにより、複数の前記導電性粒子が電気的に接続して、前記第1電極層と、一又は複数の前記第3電極層とを電気的に接続させる導通層と、
    前記第2電極層と、複数の前記第3電極層との間に配置され、前記絶縁層よりも高い比誘電率を有する誘電体層と、
    を備える荷重検出部と、
    前記第1電極層と前記第2電極層との間の静電容量を測定して、前記車室における車両の有無を検出する静電容量検出部と、を有する車両検出装置と、
    を備える駐車場システム。
  7. 車両の入場を規制する入場ゲート及び車両の出場を規制する出場ゲートと、
    前記車室における車両の有無を表示する表示部と、
    前記入場ゲート及び前記出場ゲート及び前記表示部を制御するゲート制御部と、
    を備え、
    前記車両検出装置は、前記荷重検出部が車室に車両が有ることを検出すると、前記車室に車両が有ることを、前記ゲート制御部に送信する請求項6に記載の駐車場システム。
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