JP2015188513A - 吸入器 - Google Patents
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Abstract
【課題】巻取部で巻き取るカバーシートの長さを一定にすることが可能な吸入器を提供すること。
【解決手段】 薬剤を吸入する口部12を有する本体部10と、本体部10に設けられ、長手方向に沿って薬剤を収容する複数の収容部6bが形成された帯状のベースシート6a、及び、収容部6bを封じる帯状のカバーシート6cを有するカートリッジ部6を収容するケース11と、本体部10に回動可能に設けられ、操作部41b及び操作部41bを回動させることでカバーシート6cを挟持する挟持部41c、42aを有し、挟持部41c、42aがカバーシート6cを挟持した状態から、操作部41bがさらに操作されることで、カバーシート6cをケース11から引っ張る引張部31と、回転することでカバーシート6cを巻き取る巻取部33と、操作部32の回動を巻取部33に伝達する伝達手段35と、を備える構成とする。
【選択図】図4
【解決手段】 薬剤を吸入する口部12を有する本体部10と、本体部10に設けられ、長手方向に沿って薬剤を収容する複数の収容部6bが形成された帯状のベースシート6a、及び、収容部6bを封じる帯状のカバーシート6cを有するカートリッジ部6を収容するケース11と、本体部10に回動可能に設けられ、操作部41b及び操作部41bを回動させることでカバーシート6cを挟持する挟持部41c、42aを有し、挟持部41c、42aがカバーシート6cを挟持した状態から、操作部41bがさらに操作されることで、カバーシート6cをケース11から引っ張る引張部31と、回転することでカバーシート6cを巻き取る巻取部33と、操作部32の回動を巻取部33に伝達する伝達手段35と、を備える構成とする。
【選択図】図4
Description
本発明は、粉体を吸入するために用いられる吸入器に関する。
現在、呼吸器系の疾患を持つ患者等に粉体の薬剤を投与するために、吸入器を用いる方法が知られている。このような吸入器として、一回分の使用量の薬剤が封入された複数の収容部を有するカートリッジ部と、収容部を開封する開封手段と、収容部と連通したマウスピースである口部と、を備える構成が知られている。このような吸入器に用いられるカートリッジ部として、収容部が長手方向に沿って配置された帯状のベースシートと、収容部を密封する帯状のカバーシートとを備える、所謂ブリスターパックが知られている。
また、吸入器は、開封手段として、巻取部を回転させてカバーシートを巻き取り、ベースシートからカバーシートを剥離させる駆動機構を備えている構成が知られている。吸入器は、駆動機構によりカバーシートが剥離されたベースシートの収容部を口部に対向する位置に移動させることで、吸入器により収容部の薬剤が吸入可能となる。
このような吸入器は、巻取部にカバーシートが巻き取られると、巻き取られたカバーシートにより巻取部の直径が漸次増加することから、巻取部が一定の角度だけ回転すると、巻取部の直径に応じてカバーシートの巻き取り量が増加する。カバーシートの巻き取り量が増加すると、カバーシートが剥離されたベースシートの長さも増大することから、口部に対して収容部の位置がずれる虞がある。
そこで、カバーシートの巻き取り量に応じて縮径する巻取部を用いることで、収容部の位置のずれを抑制する方法が知られている(例えば、特許文献1乃至特許文献3参照)。
上述した吸入器では、次のような問題があった。すなわち、カバーシートの巻き取り量に応じて縮径する巻取部では、カバーシートの張力によって巻取部の直径を可変させる構成であるが、使用状況や巻き取り量によって縮径する大きさにばらつきがある。このため、巻き取られるカバーシートの長さを一定に保つことは困難である。
そこで本発明は、巻取部で巻き取るカバーシートの長さを一定にすることが可能な吸入器を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の吸入器は次のように構成されている。
本発明の一態様として、薬剤を吸入する口部を有する本体部と、前記本体部に設けられ、長手方向に沿って前記薬剤を収容する複数の収容部が形成された帯状のベースシート、及び、前記収容部を封じる帯状のカバーシートを有するカートリッジ部を収容するケースと、前記本体部に回動可能に設けられ、操作部及び前記操作部を回動させることで前記カバーシートを挟持する挟持部を有し、前記挟持部が前記カバーシートを挟持した状態から、前記操作部がさらに操作されることで、前記カバーシートを前記ケースから引っ張る引張部と、回転することで前記カバーシートを巻き取る巻取部と、前記操作部の回動を前記巻取部に伝達する伝達手段と、を備える。
本発明によれば、巻取部で巻き取るカバーシートの長さを一定にすることが可能な吸入器を提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態に係る吸入器1の構成を、図1乃至図17を用いて説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る吸入器1の構成を正面側から示す斜視図、図2は吸入器1の構成を背面側から示す斜視図、図3は吸入器1の構成を分解して示す斜視図、図4は吸入器1の内部構成を、第2本体部16を省略して一部断面で示す説明図、図5は吸入器1に用いられる第1本体部15の構成を示す斜視図、図6は吸入器1に用いられる第2本体部16の構成を示す斜視図、図7は吸入器1のケース11及び口部12の構成を示す断面図、図8は吸入器1に用いられるカバー13及び操作体41の構成を示す説明図、図9は吸入器1に用いられるカートリッジ部6の構成を示す斜視図である。
図10は、吸入器1に用いられる引張部31の構成を模式的に示す断面図、図11は引張部31に用いられる操作体41の構成を示す斜視図、図12は引張部31に用いられる被操作体42の構成を示す斜視図、図13乃至図16は吸入器1の構成であって、使用時の動作を示す断面図、図17は吸入器1に用いられる伝達手段35の構成を示す平面図である。
なお、本実施形態における吸入器1の説明においては、上下方向とは、吸入器1の口部12を上部に配置した状態での重力方向である。
図1乃至図4に示すように、吸入器1は、外郭体5と、外郭体5内に収納されたカートリッジ部6と、カートリッジ部6を開封する駆動機構7と、カートリッジ部6の残数を表示する表示部8と、を備えている。吸入器1は、粉体の薬剤が封入されたカートリッジ部6を駆動機構7によって開封することで、薬剤の吸入が可能に形成された、粉体の薬剤の吸入用の容器である。
外郭体5は、駆動機構7及び表示部8を収納する本体部10と、本体部10内に設けられ、カートリッジ部6を収容するケース11と、ケース11の一部を覆うとともに、使用者が薬剤を吸入するための流路の一部を構成する孔部12aが形成された口部12と、口部12を覆うことが可能に、本体部10に対して回動可能に形成されたカバー13と、を備えている。
本体部10は、円盤状に形成されている。本体部10は、第1本体部15及び第2本体部16を備え、第1本体部15及び第2本体部16が一体に組み立てられることで構成される。本体部10は、口部12に隣接する一方の外面に、使用者の指を保持可能に形成され、カバー13の一方の端部と当接する保持部10aと、口部12に対して離間する方向に回動したカバー13の他方の端部と当接する隆起部10bと、口部12を取り付ける取付部10cと、を備えている。
図5に示すように、第1本体部15は、主面の周縁が一方に突出することで形成された曲面の側壁を有する円板状に形成される。第1本体部15は、側壁の一部が窪むことで、口部12を取り付け可能に形成されるとともに、口部12の孔部12aの一部を構成する。第1本体部15は、その一方側の側壁に周方向に沿って延設された第1切欠部15aと、第1本体部15の側壁に設けられた複数の第1爪部15bと、第1本体部15の側壁に設けられた複数の第1係合孔15cと、を備えている。
第1本体部15は、その内面に駆動機構7の各構成を支持する第1軸部15d、第2軸部15e、第3軸部15f、第1リブ15g、第2リブ15h、第3リブ15i及び第4リブ15jを備えている。第1本体部15は、駆動機構7の一部と係合する第1突起部15k、及び、第2突起部15lを備えている。また、第1本体部15は、表示部8の一部を構成する窓部15mを備えている。
第1切欠部15aは、引張部31の一部を配置可能、且つ、引張部31の移動を案内可能に形成されている。第1爪部15bは、その先端に返しを有している。第1爪部15bは、第2本体部16の一部と係合可能に形成されている。第1係合孔15cは、ケース11の一部と係合可能に形成されている。
第1軸部15dは、第1本体部15の内面であって、且つ、第1本体部15の中心部より第1切欠部15a側に配置される。第1軸部15dは、円筒状であって、且つ、その先端の上方の一部が切欠して形成される。換言すると、第1軸部15dは、先端の下部が半円筒状に形成された円筒状の突起である。
第2軸部15eは、第1本体部15の内面であって、且つ、第1本体部15の上方中央部に、口部12及び第1軸部15dと隣接して配置される。第2軸部15eは円筒状に形成され、その高さが第1軸部15dよりも高く形成された突起である。
第3軸部15fは、第1本体部15の内面であって、且つ、第1本体部15の上方中央部よりも第1切欠部15aとは相対する側に配置される。第3軸部15fは、円筒状の軸体15f1と、軸体15f1の周囲に形成された支持部15f2と、を備えている。軸体15f1は、円筒状に形成され、第1本体部15の中央側に配置された突起である。支持部15f2は、軸体15f1の周囲に所定の間隙を有して形成された円弧状の突起である。なお、ここで、軸体15f1及び支持部15f2の間の所定の間隙とは、駆動機構7の後述する第7歯車71を配置可能な間隙である。
第1リブ15gは、第1本体部15の内面であって、且つ、第3軸部15fの下方に隣接して形成されている。第1リブ15gは、円弧状の突起である。
第2リブ15hは、第1本体部15の内面であって、且つ、第1本体部15の外周縁側に配置される。第2リブ15hは、円弧状に形成され、間欠的に複数配置された内方リブ15h1と、円弧状に形成され、間欠的に複数配置された外方リブ15h2と、を備えている。複数の内方リブ15h1は、同一円周上に配置される。外方リブ15h2は、内方リブ15h1のそれよりも大径の同一円周上に配置される。第2リブ15hは、駆動機構7の後述する第8歯車72の内周部及び外周部を支持可能に形成されている。
第3リブ15iは、第1本体部15の内面であって、且つ、第1切欠部15aの下端に隣接して配置される。第3リブ15iは、円弧状の突起である。
第4リブ15jは、第1本体部15の内面であって、且つ、第1切欠部15aの上端側に外方リブ15h2よりも第1本体部15の外周縁側に配置される。第4リブ15jは、その高さが外方リブ15h2よりも高く形成された突起である。
第1突起部15kは、第1本体部15に、第1軸部15dに隣接して設けられる。第1突起部15kは、第1本体部15の主面の一部が切欠されることで一端が第1本体部15と連続する板状に形成されるとともに、その先端が第1本体部15の内面から突出して形成される。第1突起部15kは、その先端が押圧されることで、第1本体部15と連続する部位を中心に回動するように撓むことが可能、換言すると弾性変形することが可能に形成されている。
第2突起部15lは、第1本体部15に、第2軸部15eに隣接して設けられる。第2突起部15lは、第1本体部15の主面の一部が切欠されることで一端が第1本体部15と連続する板状に形成されるとともに、その先端が第1本体部15の内面から突出して形成される。第2突起部15lは、その先端が押圧されることで、第1本体部15と連続する部位を中心に回動するように撓むことが可能、換言すると弾性変形することが可能に形成されている。
窓部15mは、第1本体部15に設けられた開口であって、表示部8の一部を構成する。窓部15mは、表示部8の情報表示部72aの一部と対向可能に形成されている。
図6に示すように、第2本体部16は、主面の周縁が一方に突出することで形成された曲面の側壁を有する円板状に形成される。第2本体部16は、側壁の一部が窪むことで、口部12を取り付け可能に形成されるとともに、口部12の孔部12aの一部を構成する。第2本体部16は、その一方側の側壁に周方向に沿って延設され、第1切欠部15aと対向する第2切欠部16aと、第2本体部16の側壁に設けられた複数の第2係合孔16bと、を備えている。
第2本体部16は、その内面に駆動機構7の各構成を支持する第5リブ16c、第4軸部16d、第6リブ16e、第5軸部16f、第7リブ16g及び第8リブ16hを備えている。また、第2本体部16は、口部12に隣接して形成された流路部16iを備えている。
第2切欠部16aは、引張部31の一部を配置可能、且つ、引張部31の移動を案内可能に形成されている。第2係合孔16bは、第1本体部15の第1爪部15bが挿入されることで、第1爪部15bと係合可能に形成されている。
第5リブ16cは、第2本体部16の内面であって、且つ、第2本体部16の第2切欠部16aに隣接して配置される。第5リブ16cは、第2切欠部16aに沿って平行に一対形成された円弧状の突起である。第5リブ16cは、円弧状に形成された内方リブ16c1と、円弧状に形成され、内方リブ16c1と所定の間隙を有して配置された外方リブ16c2と、を備えている。内方リブ16c1及び外方リブ16c2は、駆動機構7の後述する被操作体42を支持し、被操作体42の移動を案内可能に形成されている。
第4軸部16dは、第2本体部16の内面であって、且つ、第1本体部15の第2軸部15eと対向する位置に配置される。第4軸部16dは、軸体16d1と、軸体16d1の周囲に所定の間隙を有して形成された支持部16d2と、を備えている。軸体16d1は、断面が十字に形成された柱状に形成され、第2軸部15eと対向する位置に配置された突起である。軸体16d1は、第2軸部15eとともに、駆動機構7の後述する案内部材32を支持可能に形成されている。支持部16d2は、軸体16d1の周囲に所定の間隙を有して配置された円筒状の突起である。なお、ここで、軸体16d1及び支持部16d2の間の所定の間隙とは、第2軸部15eの先端を配置可能な間隙である。
第6リブ16eは、第2本体部16の内面であって、且つ、第1本体部15の第1リブ15gと対向する位置に配置される。第5軸部16fは、第2本体部16の内面であって、且つ、第1本体部15の第3リブ15iと対向する位置に配置される。第5軸部16fは、軸体16f1と、軸体16f1の周囲に所定の間隙を有して形成された支持部16f2と、を備えている。軸体16f1は、円柱状に形成されている。支持部16f2は、軸体16f1の周囲に所定の間隙を有して配置された円筒状の突起である。なお、軸体16f1及び支持部16f2の間の所定の間隙とは、駆動機構7の後述する第1巻取部33を挿入可能な間隙である。
第7リブ16gは、第2本体部16の内面に突出して形成されている。第7リブ16gは、ケース11の後述する開口部11gと同一形状に形成され、開口部11gに挿入される。
第8リブ16hは、第2本体部16の内面であって、且つ、第1本体部15の第4リブ15jと対向する位置に配置される。
流路部16iは、第2本体部16に形成された孔部16i1と、孔部16i1と連続して形成され、第2本体部16の外面に形成された凹部16i2と、により構成されている。
このような第1本体部15及び第2本体部16は、その間に、カートリッジ部6、駆動機構7、表示部8及びケース11を介在させて第1爪部15b及び第2係合孔16bを係合させることで固定され、その内部にカートリッジ部6、駆動機構7、表示部8の一部及びケース11を収容する。
図3、図4及び図7に示すように、ケース11は、カートリッジ部6を収容可能に形成されている。ケース11は、未使用のカートリッジ部6を収容する第1収容部11aと、第1収容部11aと一部で連続し、案内部材32を配置するとともに、開封したカートリッジ部6の一部を案内する案内部11bと、案内部11bと一部で連続し使用済みのカートリッジ部6の一部を収容する第2収容部11cと、を備えている。
ケース11は、第1収容部11a及び案内部11bを連続する第1通路部11dと、案内部11b及び第2収容部11cを連続する第2通路部11eと、を備えている。ケース11は、第1収容部11a、案内部11b、第2収容部11c、第1通路部11d及び第2通路部11eが一体に形成されるとともに、その外面の一部に開口部11g及び座部11hが形成された被支持部11fと、複数の第2爪部11iと、を備えている。
第1収容部11aは、有底円筒状に形成され、カートリッジ部6を収容可能に形成される。第1収容部11aは、その中心に配置されたカートリッジ部6の位置を案内する案内軸11jが形成されている。
案内部11bは、円筒状に形成され、その内部にカートリッジ部6の一部、案内部材32及び第2軸部15eを配置可能に形成されている。案内部11bは、口部12の孔部12aと対向する位置(周壁)であって、案内部11b内及び孔部12aを連続させる第1流路孔11kと、第1流路孔11k及び第2本体部16の流路部16iに隣接して形成された第2流路孔11lと、を備えている。また、案内部11bは、カートリッジ部6の後述するカバーシート6cを案内部11b内から外部へ案内する案内路11mを備えている。
第1流路孔11kは、その一部に整流板が形成されている。第2流路孔11lは、その一部に整流板が形成されている。
第2収容部11cは、有底円筒状に形成されるとともに、その中心に開口部11nが形成されている。
第1通路部11dは、第1収容部11a及び案内部11bを連続するとともに、カートリッジ部6の一部を移動させる案内部である。第2通路部11eは、案内部11b及び第2収容部11cを連続するとともに、カートリッジ部6の一部を移動させる案内部である。
被支持部11fは、板状に形成され、ケース11の基部を構成する。開口部11gは、被支持部11fであって、且つ、第1収容部11a及び第2収容部11c間に形成された開口である。開口部11gは、第7リブ16gを挿入可能に形成されている。座部11hは、被支持部11fに設けられ、第1巻取部33を支持可能に形成されるとともに、第1巻取部33の一部を挿入可能な孔部が形成されている。
第2爪部11iは、その先端に返しを有している。第2爪部11iは、第1本体部15の第1係合孔15cと係合可能に形成されている。第1係合孔15cは、ケース11の一部と係合可能に形成されている。
口部12は、使用者の口に銜えられる、所謂マウスピースであり、本体部10の取付部10cに固定される。口部12は、例えば、二分割された部材を係合することで、一体に形成される。また、口部12は、その内部に孔部12aを備えている。口部12は、第1本体部15及び第2本体部16によって形成される孔部12aがその内部に配置され、ケース11の第1流路孔11kと連通する。
カバー13は、断面が略U字型に形成され、口部12に対して回動可能に本体部10に設けられる。具体的には、カバー13は、回転中心となる孔部13aを有する一対の基部13bと、当該基部13bを渡すように設けられ、口部12を覆うカバー部13cと、カバー部13cの内面に設けられ、操作体41と係合する一対の係合突起13dと、を備えている。
係合突起13dは、カバー13の回動軸を中心に径方向に延設された板状に形成されている。係合突起13dは、その外面に、換言すると、隣合う係合突起13dと対向する面とは相対する面に、同回動軸を中心に径方向に延設された凹部13eが形成されている。
図9に示すように、カートリッジ部6は、ベースシート6aと、ベースシート6aに複数形成された収容部6bと、ベースシート6aに接着固定され、収容部6bを密封するカバーシート6cと、を備えている。
ベースシート6aは、例えば樹脂材料で形成される。ベースシート6aは、可撓性を有する帯状に形成されている。収容部6bは、ベースシート6aの長手方向に沿って、所定の間隔で複数設けられる。収容部6bには、粉体の薬剤が収容される。収容部6bは、その開口形状が、第1流路孔11k及び第2流路孔11lを覆うことが可能に、一方向に長い楕円形状や長方形状等に形成されている。カバーシート6cは、可撓性を有する帯状に形成されるとともに、ベースシート6aに剥離可能に接着される。カバーシート6cは、例えば樹脂材料で形成される。
このようなカートリッジ部6は、所謂ブリスターパックと呼ばれる。カートリッジ部6は、薬剤が収容された収容部6bを密封するように、ベースシート6aにカバーシート6cが接着された状態で、渦巻き状に捲回されることで形成されている。カートリッジ部6は、吸入器1に設定された使用回数だけ収容部6bを備える。例えば、カートリッジ部6には、60個の収容部6bを備える。
図3及び図4に示すように、駆動機構7は、本体部10及びケース11に支持されている。図3、図4、図13乃至図17に示すように、駆動機構7は、カバーシート6cを挟持して引っ張り可能に形成された引張部31と、カートリッジ部6の収容部6bを案内する案内部材32と、カバーシート6cを巻き取る第1巻取部33と、ベースシート6aを巻き取る第2巻取部34と、引張部31の回動を、案内部材32、第1巻取部33及び第2巻取部34に伝達する伝達手段35と、を備えている。駆動機構7は、カートリッジ部6を開封し、収容部6bを口部12の孔部12aと対向させる開封手段である。
引張部31は、操作可能に形成された操作体41と、操作体41を回動可能に支持するとともに、操作体41と回動可能な被操作体42と、を備えている。引張部31は、操作体41が操作されることで、操作体41及び被操作体42によりカバーシート6cを挟持し、カバーシート6cを挟持した状態で操作体41及び被操作体42が回動することで、カバーシート6cを引っ張り可能に形成されている。
操作体41は、方体状に形成された枠体41aと、枠体41aの一端に形成された操作部41bと、枠体41aの他端に形成された第1挟持部41cと、を備えている。枠体41aは、カバーシート6cを挿入可能に形成されている。操作部41bは、枠体41aの端面に一体に設けられ、一対の係合突起13dの外面と対向する一対の被係合突起41dと、被係合突起41dの内面に設けられ、係合突起13dの凹部13eと係合する半球状の突起41eと、を備えている。
第1挟持部41cは、枠体41aの端面に一体に設けられ、枠体41aの開口方向に突出して形成されている。第1挟持部41cは、その幅がカバーシート6cの幅よりも長く形成されている。第1挟持部41cは、その側面にそれぞれ形成された回転軸41fと、回転軸41fよりも先端側であって、且つ、被操作体42と対向する側の面に形成された溝部41gと、を備えている。
被操作体42は、第1挟持部41cと対向して配置される第2挟持部42aと、第2挟持部42aの一方の端部に設けられた第1基部42bと、第2挟持部42aの他方の端部に設けられた第2基部42cと、第2基部42cに設けられた伝達手段35の一部を構成する第1歯車42dと、第1歯車42dの外面に設けられた第1干渉部42eと、を備えている。
第2挟持部42aは、その幅がカバーシート6cの幅よりも長く形成されている。第2挟持部42aは、枠体41aと対向する端部が枠体41aと当接可能に形成されるとともに、枠体41aと当接する端部とは相対する端部の稜部42fが第1挟持部41cの溝部41gと係合可能に形成されている。例えば、稜部42fは、断面形状で鋭角に形成される。
第1基部42bは、回転軸41fを挿入可能に形成された孔部42gと、その外面に設けられた被案内突起42hと、を備えている。被案内突起42hは、図6において断面で示す被案内突起42hのように、第5リブ16cの内方リブ16c1及び外方リブ16c2の間に配置され、第5リブ16cにより支持されることで、被操作体42の移動を案内する。
第2基部42cは、第1基部42bと同様に、第1基部42bの孔部42gと対向する位置に、回転軸41fを挿入可能に形成された孔部42gを備えている。第1基部42b及び第2基部42cは、孔部42g、42gにより、操作体41を回動可能に、第1挟持部41cの回転軸41fを軸支可能に形成されている。
第1歯車42dは、その中心に第1軸部15dが挿入される孔部42iが形成されるとともに、外周面に複数の歯が形成されている。孔部42iは、第2基部42cの一部に渡って形成される。孔部42iには、第1軸部15dが挿入可能に形成されている。なお、第1歯車42dの孔部42iには第1軸部15dの円筒状部が、第2基部42cの孔部42i(孔部42iにより形成される切欠)には第1軸部15dの半円筒状部が、それぞれ位置する。
第1干渉部42eは、第1歯車42dの外面に形成され、円板状に形成されるとともに、その外面の外周縁に、第1本体部15の第1突起部15kの先端と干渉する複数の突起が形成されている。第1干渉部42eは、第1突起部15kの先端とその複数の突起が連続的に接触することで、操作体41及び被操作体42の回動時にクリック感を使用者に付与可能に形成されている。
このような引張部31は、第1挟持部41c及び第2挟持部42aの間にカバーシート6cが介在した状態で操作部41bが操作されることで、操作体41が回転軸41fを中心に回動し、第1挟持部41cの溝部41g及び第2挟持部42aの稜部42fの間でカバーシート6cを挟持可能に形成されている。
引張部31は、さらに操作部41bが操作されることで、第1突起部15kを回転軸とし、且つ、被案内突起42hが第5リブ16cにより案内され、操作体41及び被操作体42がカバーシート6cを挟持した状態を維持して回動する。即ち、引張部31は、操作体41及び被操作体42により、カバーシート6cを挟持して引っ張ることで、カバーシート6cを移動させることが可能に形成されている。
また、引張部31は、操作体41が第1、第2切欠部15a、16aの下方の端部並びに第4リブ15j及び第8リブ16hと当接することで、その第1突起部15kを中心とする回動する範囲が規制される。なお、引張部31の回動可能範囲は、カバー13の回動可能範囲よりも狭い角度に形成されている。
図3、図4、図7、図13乃至図16に示すように、案内部材32は、第2軸部15e及び第4軸部16dに回転可能に支持される第1回転体45と、第1回転体45が挿入され、第1回転体45の回転に伴って回転する第2回転体46と、を備えている。
第1回転体45は、第2軸部15eが挿入されるとともに、第4軸部16dによりその端部が支持される円筒部45aと、円筒部45aの第1本体部15側に形成された、伝達手段35である第2歯車45bと、円筒部45aの第2歯車45bよりも第2本体部16側に設けられた舌片45cと、を備えている。
図13乃至図16に示すように、舌片45cは、円筒部45aの外周面に円筒部45aの外周面に沿って複数、本実施の形態においては2つ設けられ、その先端が第2回転体46の回転方向、図13乃至図16においては反時計回り方向に向かって配置される。
第2回転体46は、第1回転体45の回転に伴って回転可能に形成されている。第2回転体46は、第1本体部15側の端部に形成され、伝達手段35である第3歯車46aと、その内周面に形成された、舌片45cの先端と係合可能に形成された複数の係合溝46bと、第2回転体46の外周面に形成された複数の案内溝46cと、を備えている。
第3歯車46aは、その外周面に複数の歯が形成されている。図17に示すように、第3歯車46aは、第1本体部15と対向する端面に、第1本体部15の第2突起部15lの先端と当接可能な第2干渉部46dが形成されている。第2干渉部46dは、第3歯車46aの端面に形成された複数の凹部であり、第2突起部15lの先端と当該凹部が接触することで、第2回転体46の回動時にクリック感を使用者に付与可能に形成されている。
係合溝46bは、異なる二つの傾斜面で形成され、案内溝46cと同数設けられる。具体的には、係合溝46bは、舌片45cの先端と当接する面が、第2回転体46の回転軸に対して放射方向に沿って形成されるとともに、他方の面が舌片45cの延設方向に沿って形成されている。案内溝46cは、カートリッジ部6の収容部6bの外面形状と略同一形状に形成され、収容部6bと係合可能に形成されている。
このような第2回転体46は、その外径が、案内部11bの内径よりも小径に形成されている。より具体的には、第2回転体46は、少なくともカートリッジ部6のベースシート6a及びカバーシート6cが第2回転体46及び案内部11bの間に介在可能に、案内部11bの内径とベースシート6a及びカバーシート6cの厚さ以上の差を有する外径に形成されている。
このような案内部材32は、舌片45c及び係合溝46bが爪車を構成する。これにより、案内部材32は、第2回転体46は、第1回転体45に対して一方向に回動可能、且つ、他方向の回動が規制される。換言すると、案内部材32は、一方向に第1回転体45及び第2回転体46が共に回転するとともに、他方向には第1回転体45のみが回転する。
第1巻取部33は、第1巻取軸51と、第1巻取軸51を支持する支持部材52と、支持部材52に一体に設けられ、伝達手段35を構成する第4歯車53と、を備えている。第1巻取軸51は、円筒状に形成されるとともに、その内周面に、波状の凹凸部51aを備えている。第1巻取軸51は、カバーシート6cの端部を固定可能に形成されているとともに、回転することでカバーシート6cを巻き取り可能に形成されている。
支持部材52は、第1巻取軸51の内径よりも小径の円板状に形成されるとともに、その外周面に、第1巻取軸51の凹凸部51aと係合する突起部52aを備えている。突起部52aは、支持部材52に周方向に沿って設けられ、支持部材52の中心側に弾性変形可能に形成されるとともに、その先端が凹凸部51aと係合可能に形成されている。
第4歯車53は、支持部材52に一体に設けられ、その外周面に複数の歯が形成されている。このような第1巻取部33は、支持部材52に第1巻取軸51が支持され、第4歯車53に伝達された回転により、第1巻取軸51が回転可能に形成されている。また、第1巻取軸51は、巻き取るカバーシート6cによって印加された張力が、凹凸部51aが突起部52aの先端を押圧することで突起部52aが支持部材52の中心側に向かって弾性変形する弾性力を超えた場合に、支持部材52の中心側に突起部52aを弾性変形させる。このような構成の第1巻取部33は、カバーシート6cによって一定値以上の張力が第1巻取軸51に印加されると、凹凸部51a及び突起部52aの係合が解除され、第1巻取軸51が空転する。
第2巻取部34は、第2収容部11cに挿入される第2巻取軸61と、第2巻取軸61の端部に設けられた伝達手段35を構成する第5歯車62と、第5歯車62に同軸上に設けられた伝達手段35を構成する第6歯車63と、を備えている。第2巻取軸61は、円柱状に形成されるとともに、ベースシート6aの端部を固定可能に形成されている。
第5歯車62は、外周部に複数の歯を備えている。第6歯車63は、第5歯車62よりも小径に形成され、外周部に複数の歯を備えている。
このような第2巻取部34は、第2収容部11cの底面の中心に形成された開口部11nに第2巻取軸61が挿入されるとともに、第5歯車62に伝達された回転により、第2収容部11c内でベースシート6aを巻き取り可能に形成されている。
図17に示すように、伝達手段35は、被操作体42に設けられた第1歯車42dと、案内部材32の第1回転体45に設けられた第2歯車45bと、案内部材32の第2回転体46に設けられた第3歯車46aと、第1巻取部33に設けられた第4歯車53と、第2巻取部34に設けられた第5歯車62と、第5歯車62に一体に設けられた第6歯車63と、第7歯車71と、円環状に形成され、内周部及び外周部にそれぞれ複数の歯を備える第8歯車72と、を備えている。
伝達手段35は、第1歯車42d及び第2歯車45bが噛み合うとともに、第2歯車45bの回転が、爪車(舌片45c及び係合溝46b)により第1回転体45に接続された第2回転体46に伝達され、第3歯車46a及び第7歯車71が噛みあう。また、伝達手段35は、第7歯車71及び第5歯車62が噛み合うとともに、第5歯車62に一体に設けられた第6歯車63及び第8歯車72が噛み合う。また、第8歯車72及び第4歯車53が噛み合う。このように、伝達手段35は、操作体41の操作によって回動した引張部31の回動を第1歯車42dを介して第2歯車45bへ伝達するとともに、第3歯車46a、第7歯車71、第5歯車62、第6歯車63、第8歯車72及び第4歯車53に順次伝達することで、案内部材32、第1巻取部33及び第2巻取部34を駆動可能に形成されている。
表示部8は、第1本体部15に設けられた窓部15mと、窓部15mと対向して設けられる伝達手段35の第8歯車72と、を備えている。窓部15mは、第8歯車72の主面の一部と対向可能に第1本体部15に形成されている。第8歯車72は、窓部15mと対向する面に、情報、具体的には、数字であって、0からカートリッジ部6の収容部6bと同数、本実施形態においては0から60までが表示された情報表示部72aを有している。第8歯車72は、情報を表示する表示盤である。情報表示部72aは、例えば、印刷又はシール等によって第8歯車72に表示される。
また、第8歯車72は、カートリッジ部6に収容された薬剤を全て使い切った際に、第6歯車63が位置する部位に切欠部72bを有している。切欠部72bは、第6歯車63が位置することで、第8歯車72と第6歯車63の噛み合いが解除される幅に形成されている。切欠部72bは、第6歯車63が対向した後に、第8歯車72の回動が防止可能、さらに言えば、再度、情報表示部72aが窓部15mに位置することを防止可能に形成されている。
このような表示部8は、操作体41の操作によってカートリッジ部6が回動し、引張部31によりカバーシート6cが引っ張られると、伝達手段35により所定の角度だけ第8歯車72が回動し、窓部15mから情報表示部72aの情報の一部、具体的には一つの数字を表示する。即ち、表示部8は、薬剤が残存する収容部6bの残数を表示可能に形成されており、吸入器1の残使用回数を表示可能に形成されたカウンタである。
なお、表示部8は、吸入器1の残使用回数又は使用回数が分かれば、薬剤が収容された収容部6bの残数(残使用回数)をカウントダウンさせる構成であっても、使用回数をカウントアップさせる構成であっても、どちらでもよい。
次に、このように構成された吸入器1を使用し、薬剤を吸入する方法について説明する。
先ず、使用者は、第2本体部16側を手前にし、左手で本体部10を支持し、本体部10を第1本体部15が上側になるように倒す。このとき、図1及び図4に示すように、カバー13は、口部12を覆う位置に配置されている。次に、使用者は、右手によってカバー13を操作し、カバー13を口部12から離間する方向に回動させる。なお、このとき、カバー13の係合突起13dが操作部41bの被係合突起41dの突起41eと干渉する。
先ず、使用者は、第2本体部16側を手前にし、左手で本体部10を支持し、本体部10を第1本体部15が上側になるように倒す。このとき、図1及び図4に示すように、カバー13は、口部12を覆う位置に配置されている。次に、使用者は、右手によってカバー13を操作し、カバー13を口部12から離間する方向に回動させる。なお、このとき、カバー13の係合突起13dが操作部41bの被係合突起41dの突起41eと干渉する。
係合突起13dと被係合突起41dの突起41eが干渉した状態でさらにカバー13を回動させると、操作体41が回転軸41fを中心に回動し、第1挟持部41c及び第2挟持部42aが近接し、挟持部である第1挟持部41c及び第2挟持部42aの間にカバーシート6cが挟持される。この状態でさらにカバー13が回動されると、図13に示すように、突起41eが係合突起13dの凹部13eと係合する。この状態でさらにカバー13を操作し、図14に示すように、操作体41が第1,第2切欠部15a、16aの端部に当接し、操作体41の移動が規制されるまで、カバー13を回動させる。
このとき、カバーシート6cは第1挟持部41c及び第2挟持部42aに挟持されているため、操作体41及び被操作体42は、カバーシート6cを所定の長さだけ引っ張る。伝達手段35は、操作体41及び被操作体42の回動を伝達して案内部材32、第1巻取部33及び第2巻取部34を回転させる。これにより、ベースシート6a及びカバーシート6cは、第1巻取部33及び第2巻取部34により巻き取られ、収容部6bは案内部材32に案内されて口部12と対向する。
このとき、引っ張られたカバーシート6cの長さが、第1巻取部33で巻き取られる長さよりも短い場合であって、カバーシート6cの張力が、突起部52aが弾性変形する力を超えている場合には、突起部52aが弾性変形し、支持部材52の中心側に突起部52aが移動することで、第1巻取軸51が空転する。これにより、所定の長さ以上のカバーシート6cが巻き取られることが回避される。
カートリッジ部6の一の収容部6bは、孔部12aと対向することで、図7に矢印で示すように、流路部16i、並びに、第1流路孔11k及び第2流路孔11lと連続する。これにより、流路部16i、第2流路孔11l、収容部6b、第1流路孔11k及び口部12の孔部12aが連通し、薬剤を吸入するための空気の流路Fが形成される。
使用者は、口部12を銜えて息を吸い込むことで、流路部16iから第2流路孔11lを通って収容部6bに空気が侵入し、第1流路孔11k及び孔部12aから収容部6bの薬剤及び空気が吸い込まれ、結果、薬剤が使用者に吸入される。
なお、操作部41bを操作することで伝達手段35の第6歯車63が回動し、表示盤である第8歯車72が所定の角度だけ回動する。このため、窓部15mに対して情報表示部72aが回動し、窓部15mが対向していた情報表示部72aの数の次の数が位置する。これによって、吸入器1は、現在のカートリッジ部6の未開封の収容部6bの残数が視認可能となる。
使用者は、薬剤を吸入後、カバー13を操作して、口部12を覆う位置にカバー13を移動させる。このカバー13の移動時に、先ず、図15に示すように、カバー13の係合突起13dの凹部13e及び操作部41bの被係合突起41dの突起41eが係合していることから、カバー13の回動に伴って操作体41も回動する。
具体的には、先ず、カバー13の回動に伴って、回転軸41fを中心に操作体41が回動することで、操作体41の操作部41b側が口部12側に回動するとともに、第1挟持部41cが第2挟持部42aから離間する方向に回動する。これにより、第2挟持部42aによるカバーシート6cの挟持が解除される。さらにカバー13が口部12に向かって回動すると、枠体41aが第2挟持部42aに当接し、操作体41及び被操作体42がカバー13の回動に伴って回動する。
これにより、カバーシート6cは、その位置を保ったまま、操作体41、被操作体42及びカバー13が移動する。また、被操作体42に設けられた第1歯車42dは、第2歯車45bを回動させるが、第1回転体45及び第2回転体46は、カバー13が口部12に向かって回動する際に空転することから、第2回転体46に設けられた第3歯車46aは回転しない。このため、引張部31の回動により、案内部材32、第1巻取部33及び第2巻取部34が回転することがない。
さらに、カバー13が回動すると、図16に示すように、枠体41aは、第1本体部15に設けられた第4リブ15j及び第2本体部16に設けられた第8リブ16hに当接し、その移動が規制される。さらにカバー13が回動すると、カバー13の係合突起13d及び操作体41の被係合突起41dの係合が解除され、カバー13のみが回動する。その後、カバー13により口部12を覆うことで、吸入器1を次回使用可能な待機状態とすることが可能となる。
このようなカバー13の回動操作の繰り返しによって、使用者は、収容部6bの数(吸入器1の使用回数)だけ、カートリッジ部6を開封し、薬剤を吸入することが可能となる。
このように構成された吸入器1によれば、口部12を露出させる方向にカバー13を回動させることで、引張部31によりカバーシート6cを所定の量だけ引っ張ることが可能、且つ、巻き取り可能となる。また、収容部6bを開封することで、薬剤を吸入することが可能となる。
口部12を覆う方向にカバー13を回動させるときには、引張部31は、カバーシート6cを挟持しない構成であることから、カバーシート6cがベースシート6aから剥離する虞がない。また、案内部材32は、カバー13が口部12を覆う方向に回動するときには、第1回転体45及び第2回転体46が空転する構成であることから、引張部31の回動によって案内部材32、第1巻取部33及び第2巻取部34が駆動することを防止可能となる。
このため、確実に、所定の量だけカバーシート6cをベースシート6aから剥離し、収容部6bを移動させることが可能となり、収容部6bを確実に口部12の孔部12aに対向させることが可能となる。
さらに、カバーシート6cの引っ張りは、カバー13を口部12から退避する方向に回動させることで操作体41を回動させ、操作体41及び被操作体42によってカバーシート6cを挟持し、カバーシート6cを移動させることが可能となることから、吸入器1の使用時において、カバー13のみを操作する簡単な構成でよい。このため、吸入器1は、高い操作性を維持することが可能となる。
また、第1巻取部33は、第1巻取軸51にカバーシート6cによって一定の張力が印加されたときに、支持部材52に設けられた突起部52aが弾性変形することで、第1巻取軸51が空転する構成である。このため、第1巻取軸51に巻き取られたカバーシート6cによって、第1巻取軸51の直径が増加したとしても、一定の長さのカバーシート6cのみを巻き取ることが可能となる。このため、収容部6bは、所定の位置に配置されることから、確実に口部12の孔部12aと収容部6bを対向させることが可能となる。
上述したように本発明の一実施の形態に係る吸入器1によれば、第1巻取部33に巻き取られるカバーシート6cの長さを一定にすることが可能となる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。上述した例では、吸入器1は、銜えることで薬剤を吸入する構成を説明したがこれに限定されない。例えば、口部12は、鼻孔から吸入する構成可能な形状に形成されていてもよい。
また、上述した例では、操作体41及び被操作体42は、それぞれ溝部41g及び稜部42fを備える構成を説明したがこれに限定されず、溝部41g及び稜部42fを有さない構成であってもよい。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
1…吸入器、5…外郭体、6…カートリッジ部、6a…ベースシート、6b…収容部、6c…カバーシート、7…駆動機構、8…表示部、10…本体部、10a…保持部、10b…隆起部、10c…取付部、11…ケース、11a…第1収容部、11b…案内部、11c…第2収容部、12…口部、13…カバー、13d…係合突起、13e…凹部、15…第1本体部、15m…窓部、16…第2本体部、31…引張部、32…案内部材、33…第1巻取部、34…第2巻取部、35…伝達手段、41…操作体、41a…枠体、41b…操作部、41c…第1挟持部、41d…被係合突起、41e…突起、41f…回転軸、41g…溝部、42…被操作体、42a…第2挟持部、42d…第1歯車、42h…被案内突起、45…第1回転体、45a…円筒部、45b…第2歯車、45c…舌片、46…第2回転体、46a…第3歯車、46b…係合溝、46c…案内溝、51…第1巻取軸、51a…凹凸部、52…支持部材、52a…突起部、53…第4歯車、61…第2巻取軸、62…第5歯車、63…第6歯車、71…第7歯車、72…第8歯車、72a…情報表示部、72b…切欠部、F…流路。
Claims (5)
- 薬剤を吸入する口部を有する本体部と、
前記本体部に設けられ、長手方向に沿って前記薬剤を収容する複数の収容部が形成された帯状のベースシート、及び、前記収容部を封じる帯状のカバーシートを有するカートリッジ部を収容するケースと、
前記本体部に回動可能に設けられ、操作部及び前記操作部を回動させることで前記カバーシートを挟持する挟持部を有し、前記挟持部が前記カバーシートを挟持した状態から、前記操作部がさらに操作されることで、前記カバーシートを前記ケースから引っ張る引張部と、
回転することで前記カバーシートを巻き取る巻取部と、
前記操作部の回動を前記巻取部に伝達する伝達手段と、
を備えることを特徴とする吸入器。 - 前記挟持部は、前記操作部に一体に設けられた第1挟持部、及び、前記第1挟持部と前記カバーシートを介して対向する第2挟持部を有し、
前記操作部は、操作されることで、前記第1挟持部を前記第2挟持部に接離させることを特徴とする請求項1に記載の吸入器。 - 前記本体部に対して回動可能に設けられ、前記操作部とその回動方向で係合可能に形成された係合突起を有するカバーを備えることを特徴とする請求項1に記載の吸入器。
- 前記巻取部は、内周面に凹凸部が形成された巻取軸と、前記凹凸部と係合するとともに、中心に向かって弾性変形可能な突起部を有する支持部材と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の吸入器。
- 前記巻取部は、内周面に凹凸部が形成された巻取軸と、前記凹凸部と係合するとともに、中心に向かって弾性変形可能な突起部を有する支持部材と、を備える第1巻取部であり、
前記ベースシートを巻き取る第2巻取部をさらに備え、
前記伝達手段は、前記操作部の回動を前記第1巻取部及び前記第2巻取部に伝達することを特徴とする請求項1に記載の吸入器。
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US20210085897A1 (en) * | 2018-04-06 | 2021-03-25 | Lupin Inc. | Medicament dispenser |
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