JP2015187770A - 画像認識装置、画像認識方法及びプログラム - Google Patents

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光太郎 矢野
直嗣 佐川
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【課題】物体の色が予め分かっている場合に、処理負荷を軽減して効率良く特定色の物体を識別できるようにする。【解決手段】まず、クエリ画像から検索対象の色属性を取得し、取得した色属性に基づく色成分に対応する認識辞書を選択する。次に、カメラからの入力画像から部分領域を抽出し、抽出した部分領域の画像から色勾配を算出する。このとき、クエリ画像の検索対象に係る色成分についてのみ色勾配を算出して、特徴量を取得する。そして、この特徴量と、その色成分に対応する認識辞書とを照合して部分領域が検索対象であるか否かを判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、特に、カメラ映像から特定の物体を検出するために用いて好適な画像認識装置、画像認識方法及びプログラムに関する。
近年、人物を監視することを目的として、大量の監視カメラが導入されている。このような監視カメラの業務を支援する監視カメラシステムは数多く提案されているが、その中でも特定の人物を数多くの監視カメラの映像の中から検索する処理は、重要なアプリケーションの1つである。
特定の人物を大規模な監視カメラシステムのカメラ映像から探したい場合、以下のようなシナリオが想定される。例えば、検索対象の人物がどこに何時頃現れたかの情報によって監視カメラ及び時間を絞り込み、過去のカメラ映像の中からその人物が映っている画像(人物画像)を検索する。さらに検索対象の人物が現在どこにいるかを多くのカメラ映像から検索する。しかしながら、現実的に多くのカメラ映像から迅速に特定の人物画像を検索することは不可能であり、検索に多くの時間を要すると検索対象の人物が別の場所に移動してしまうという問題がある。そこで、過去のカメラ映像から検索した人物画像をクエリとして自動的に類似する人物を検索するアプリケーションが重要になってくる。
例えば、クエリとして得た人物が赤い服を着た人物であるものとする。そのような場合に、カメラ映像の各フレーム画像から人物領域を検出し、検出した人物領域の服装部分に対して色特徴を取得してクエリと比較することによって検索候補を得るという方法が考えられる。画像から人物領域を検出する方法は、例えば、非特許文献1に開示されている。
この方法によると、入力画像から抽出した数多くの検出ウインドウを予め膨大な数の人物画像を用いて学習した辞書データと照合することによって高精度に人物領域を検出できるようにしている。さらに、積分画像を利用して人物の検出に有効なHistogram of Oriented Gradients(以後、HOGと称す)特徴を求め、アダブースト学習で得たカスケード型識別器を適用することによって処理の高速化を実現している。なお、カスケード型識別器は、複数の識別器を直列に結合することによって効率よく検索対象を絞り込んでいくための識別器である。
Q. Zhu, S. Avidan, M. C. Yeh, and K. T. Cheng. FastHuman Detection Using a Cascade of Histograms of Oriented Gradients. Proceedings of the IEEE Conference on Computer Vision and Pattern Recognition, 2006. Navneet Dalal and Bill Triggs. Histograms of Oriented Gradients for Human Detection. Proceedings of the IEEE Conference on Computer Vision and Pattern Recognition, 2005.
非特許文献1に記載の方法では、HOG特徴を抽出する際に画像のRGB夫々の画素値の勾配を算出し、最も勾配の強い色成分を選択してエッジ方向別の勾配ヒストグラムを求めている。しかしながら、例えば、予め赤い服を着た人物を検出すると予め分かっている場合には、R成分の勾配から人物の輪郭を抽出するのに十分な特徴量を抽出することができる。一方、赤い服を着た人物を検索しようとするとき、人物領域の検出において必要のない人物(例えば、赤い服を着ていない人物)を検出することは効率のよい方法とは言えない。したがって、予め赤い服を着た人物を検出すると予め分かっている場合には、GおよびBの色成分での処理が無駄になってしまい、処理時間及び処理の負荷が大きくなってしまう。
本発明は前述の問題点に鑑み、物体の色が予め分かっている場合に、処理負荷を軽減して効率良く特定色の物体を識別できるようにすることを目的としている。
本発明に係る画像認識装置は、画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段によって取得された画像から部分領域を抽出する抽出手段と、記抽出手段によって抽出された部分領域の画像から特徴量を算出する算出手段と、前記画像から検索するための検索対象を含むクエリ画像を指定する指定手段と、前記指定手段によって指定されたクエリ画像の検索対象から色属性を取得する色属性取得手段と、前記検索対象を識別するための辞書を記憶する辞書記憶手段と、前記算出手段によって算出された特徴量と前記辞書記憶手段に記憶された辞書とを照合して前記部分領域が前記検索対象か否かを判定する判定手段とを備え、前記算出手段は、前記色属性取得手段によって取得された検索対象の色属性に基づく特徴量を算出することを特徴とする。
本発明によれば、物体の色が予め分かっている場合に、処理負荷を軽減して効率良く特定色の物体を識別することができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像認識装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態における画像認識装置および監視カメラのネットワーク構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態において、カメラ映像から特定の人物を検索する処理手順の一例を示すフローチャートである。 クエリ画像を取得する方法を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像認識装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態において、クエリ画像から色成分を選択する処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る画像認識装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像認識装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る第1の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図8は、本実施形態に係る画像認識装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。
本実施形態に係る画像認識装置100は、CPU(Central Processing Unit)1、記憶装置2、入力装置3、及び出力装置4を含んで構成されている。なお、各装置は、互いに通信可能に構成され、バス等により接続されている。
CPU1は、画像認識装置100の動作を制御し、記憶装置2に格納されたプログラムの実行等を行う。記憶装置2は、磁気記憶装置、半導体メモリ等のストレージデバイスであり、CPU1の動作に基づいて読み出されるプログラムや、長時間記憶する必要があるデータ等を記憶する。本実施形態では、CPU1が、記憶装置2に格納されたプログラムの手順に従って処理を行うことによって、画像認識装置100における機能及び後述するフローチャートに係る処理が実現される。
入力装置3は、マウス、キーボード、タッチパネルデバイス、ボタン等の操作部材であり、各種の指示を入力する。出力装置4は、液晶パネル、外部モニタ等であり、各種の情報を出力する。なお、画像認識装置100のハードウェア構成は、上述した構成に限られるものではない。例えば、画像認識装置100は、各種の装置間で通信を行うためのI/O装置を備えてもよい。例えば、I/O装置は、メモリーカード、USBケーブル等の入出力部、有線、無線等による送受信部である。
図1は、本実施形態に係る画像認識装置100の機能構成例を示すブロック図である。画像認識装置100の処理及び機能は、図1に示す各部により実現される。また、本実施形態に係る画像認識装置100は、図2に示すように、複数の監視カメラ(第1のカメラ11、第2のカメラ12、・・・、第Nのカメラ1N)と、有線または無線のネットワークにより接続されているものとする。
図1において、画像取得部101は、被検索対象である第1のカメラ11〜第Nのカメラ1Nからそれぞれ入力画像を取得する。取得した各入力画像は、撮影したカメラ、撮影時刻に対応付けて管理され、記憶装置2に記憶される。部分領域抽出部102は、画像取得部101で取得した入力画像から部分領域を抽出する。特徴抽出部103は、部分領域抽出部102で抽出した部分領域の画像から特徴量を抽出する。なお、詳細な内容については後述するが、特徴抽出部103は、色勾配算出部131、勾配方向ヒストグラム抽出部132、および色成分選択部133により構成されている。
クエリ画像取得部104は、検索対象の人物画像(クエリ画像)を取得する。この人物画像は、画像取得部101が予め取得し、記憶装置2に記憶されている入力画像の中から、ユーザの操作によって入力装置3より指定される。色属性取得部105は、クエリ画像取得部104で取得したクエリ画像から検索対象の色属性を取得する。認識辞書記憶部106は、特定のオブジェクトを識別するための認識辞書を記憶する。本実施形態では、人物を識別するための複数の辞書が記憶されている。夫々の辞書は人物の服装の色属性に対応した辞書であり、予め多数の画像パターンから機械学習によって得られた識別パラメータからなる。
パターン照合部107は、特徴抽出部103で抽出した特徴量と認識辞書記憶部106に記憶されている認識辞書とを照合し、部分領域抽出部102で抽出した部分領域の画像が検索対象の人物であるかどうかを判定する。辞書選択部108は、色属性取得部105で取得した検索対象の色属性に基づいて認識辞書記憶部106に記憶されている複数の認識辞書から1つの辞書を選択する。検索結果表示部109は、パターン照合部107で検索対象の人物であると判定した部分領域の画像を出力装置4に出力する。
以下、本実施形態に係る画像認識装置100の動作について説明する。以下、図2に示す第1のカメラ11、第2のカメラ12、・・・、第Nのカメラ1Nのうち、いずれか1つのカメラ映像から人物画像を検索する例について説明する。
図3は、本実施形態において、カメラ映像から特定の人物を検索する処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、クエリ画像取得部104は、記憶装置2に記憶されている画像から検索対象の人物画像を取得する(S301)。この処理では、前述したように、画像取得部101が予め取得し、記憶装置2に記憶されている画像の中から、ユーザの操作によって人物画像が指定される。
例えば、検索対象の人物がどこに何時頃いたかという情報を手掛かりに、ユーザの操作に応じて、記憶装置2に記憶されている画像を、カメラおよび撮影時刻で絞り込む。その中から、ユーザは絞り込んだ画像を出力装置4で確認しながら入力装置3を操作し、検索対象の人物が写っている画像を探し出す。さらに、ユーザの操作により、探し出した画像の中において対象となる人物が写っている矩形の部分領域をクエリ画像として指定する。図4には、クエリ画像を切り出す例を示している。入力装置3の操作により、図4(a)に示す全体画像401から部分領域402が指定され、図4(b)に示すクエリ画像403が得られる。
次に、色属性取得部105は、S301で取得したクエリ画像から検索対象の色属性を取得する(S302)。本実施形態では、クエリ画像の所定の部分領域から色属性を取得する。図4(b)に示す例では、クエリ画像403の部分領域404から色属性を取得し、クエリ画像403中の部分領域404内の画素値の平均のRGB値を検索対象の色属性とする。本実施形態では、平均RGB値を色属性とするが、その他にも、例えば、部分領域404内の画素値のRGB夫々の中央値や最頻値を色属性として取得してもよい。
次に、色成分選択部133は、S302で取得した検索対象の色属性から、特徴抽出部103で抽出する特徴量の色成分を選択する(S303)。この処理では、色属性取得部105で取得した平均のRGB値をもとに予め作成したテーブルを参照して色成分を選択する。例えば、平均のRGB値のR成分が他の成分より著しく大きい場合は、特徴量を抽出する色成分としてR成分を選択する。また、平均RGB値の各成分が同レベルである場合は特徴量を抽出する色成分としてRGB全成分を選択する。
次に、辞書選択部108は、S303で選択した色成分に基づいて、認識辞書記憶部106に記憶されている複数の認識辞書から1つの辞書を選択する(S304)。認識辞書記憶部106には、選択した色成分毎に関連付けられて人物を検出するための認識辞書が複数記憶されており、辞書選択部108は、色成分選択部133が選択した色成分に対応した認識辞書を選択する。例えば、色成分選択部133がR成分を選択した場合は、R成分用の認識辞書を選択する。なお、認識辞書記憶部106に記憶される認識辞書の学習方法の詳細については後述する。
次に、画像取得部101は、図2に示した何れか1つのカメラのカメラ映像から入力画像として1つのフレーム画像を抽出する(S305)。そして、部分領域抽出部102は、S305で取得した入力画像から部分領域を抽出する(S306)。この処理では、取得した入力画像から所定の大きさの矩形の部分領域を検出ウインドウとして所謂スライディングウインドウ探索によって順次切り出していく。このとき、様々な大きさの検出ウインドウを切り出すが、所定の大きさに正規化する。
次に、特徴抽出部103の色勾配算出部131は、S306で抽出した部分領域の画像から色勾配を算出する(S307)。このとき、部分領域抽出部102で抽出した部分領域において、色成分選択部133で選択された色成分についてのみ色勾配を算出する。ここで色勾配g(i,j)は、注目する画素(i,j)に対する水平方向、垂直方向の隣接画素との特定色成分の画素値の差の絶対値をそれぞれgx(i,j)、gy(i,j)としたとき、以下の式(1)により算出される。
g(i,j)=sqrt(gx(i,j)×gx(i,j)+gy(i,j)×gy(i,j)) ・・・(1)
但し、sqrt()は平方根演算を表す。S307において、色勾配算出部131は、抽出された部分領域内の全画素位置について色勾配を算出する。
次に、特徴抽出部103の勾配方向ヒストグラム抽出部132は、S307で算出された色勾配から勾配方向ヒストグラムとしてHOG特徴を抽出する(S308)。この処理ではまず、抽出された部分領域を複数のブロックに分割する。本実施形態では、非特許文献2に開示されている方法に従い、画像パターンを所定数のブロックに分割し、夫々のブロックの色勾配からから9ビンのHOG特徴を求める。そして、ブロック毎に求めたHOG特徴を連結する。
次に、パターン照合部107は、S308で取得した特徴量(HOG特徴)と認識辞書記憶部106に記憶されている認識辞書とを照合し、S306で抽出した部分領域が検索対象の人物であるかどうかを判定する(S309)。すなわち、特徴抽出部103で抽出したHOG特徴と、認識辞書記憶部106に記憶されている識別パラメータとの内積演算を行い、演算結果が0以上かどうかを判定する。演算する識別パラメータは、S304で辞書選択部108により選択された認識辞書の識別パラメータを用いる。この判定の結果、演算結果が0よりも小さい場合はその部分領域は検索対象でないと判定してS306に処理を移し、次の検出ウインドウが示す部分領域を抽出する。一方、S309の判定の結果、演算結果が0以上の場合は、その部分領域は検索対象であると判定し、検索結果表示部109は、判定結果を出力装置4に出力する(S310)。なお、全ての検出ウインドウに対してパターン照合を行った結果、検索対象が1つもなかった場合はS310の処理を行わず、S311に進む。
次に、全てのフレーム画像で処理が終了したか否かを判定する(S311)。この判定の結果、まだ処理を行っていないフレーム画像がある場合はS306に戻り、画像取得部101は、入力画像として次のフレーム画像を抽出する。一方、S311の判定の結果、すべてのフレーム画像で処理を行った場合は、そのまま処理を終了する。
(認識辞書の学習方法)
次に、認識辞書記憶部106に記憶する認識辞書の学習方法について説明する。まず、画像取得部101が予め取得して記憶装置2に記憶された画像から、人物領域が入力装置3によって指定される。この人物領域は例えば図4(a)に示す部分領域402である。そして、指定した人物領域の画像が、前述の部分領域抽出部102の処理に倣い、部分領域抽出部102が抽出する部分領域と同じ大きさに正規化される。
次に、抽出した部分領域の画像から色属性取得部105、色成分選択部133の処理を通して特徴量を抽出する色成分が選択される。そして、部分領域の画像から選択された色成分に基づいて色勾配算出部131により色勾配が算出され、勾配方向ヒストグラム抽出部132の処理を通してHOG特徴が抽出される。
以上の処理を大量の人物領域の画像に対して行い、機械学習用の正例として色成分毎にHOG特徴を分類しておく。一方、人物以外の領域から同様にして大量のHOG特徴を取得し、機械学習用の負例とする。そして、分類しておいた正例として用いる色成分毎に、正例および負例を用いて線形Support Vector Machineの学習を行い、識別パラメータを得る。なお、識別パラメータの学習では、線形Support Vector Machine以外にも、例えば、非特許文献1にあるブースティングを用いてもよい。
以上のように本実施形態によれば、特徴量を算出する際に、検索対象の色属性に基づいて特徴量を抽出する色成分を選択し、識別に必要な色成分の色勾配のみ算出するようにした。また、予め色成分毎に学習を行った認識辞書を複数記憶し、検索対象の色属性に基づいて適切な辞書を選択して人物かどうかの判定を行うようにした。これにより、特徴量を算出する処理を軽減することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、検索対象から色成分の選択する際に、ヒューリスティックな手法で色属性を取得して色成分を選択した。これに対して本実施形態では、統計的な手法で検索対象から色成分を選択する方法を説明する。なお、本実施形態における画像の取得処理、特徴量を抽出する処理、パターンを照合する処理等のその他の機能および動作は第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。以下、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
図5は、本実施形態に係る画像認識装置500の機能構成例を示すブロック図である。図1に示した構成と比較して、色属性取得部105および色成分選択部133の代わりに、色成分選択部501を備えている。色成分選択部501は、さらに画像正規化部511、色成分切替部512、および色成分決定部513により構成されている。
本実施形態におけるカメラ映像から特定の人物を検索する処理手順は、図3のS302およびS303を除いて同様であるため、重複する部分の説明は省略する。以下、図3のS302およびS303の処理に代わる、クエリ画像から色成分を選択する動作について、図6を参照しながら説明する。
図6は、クエリ画像から色成分を選択する処理手順の一例を示すフローチャートである。本実施形態においては、図3のS302およびS303の処理の代わりに、図6に示す処理を行う。
まず、色成分選択部501の画像正規化部511は、クエリ画像取得部104からクエリ画像を取得し、クエリ画像を所定の大きさに正規化する(S601)。正規化する大きさは学習に用いる画像パターンの大きさに統一する。
次に、色成分切替部512は、パターン照合を行う色成分を仮設定する(S602)。そして、辞書選択部108は、S602で仮設定した色成分に基づいて、認識辞書記憶部106に記憶されている複数の認識辞書から1つの辞書を選択する(S603)。次に、色勾配算出部131は、S602で正規化したクエリ画像から色勾配を算出する(S604)。そして、勾配方向ヒストグラム抽出部132は、S604で抽出した色勾配からHOG特徴を抽出する(S605)。
次に、パターン照合部107は、S605で抽出した特徴量とS603で選択した認識辞書とを照合する(S606)。このとき、第1の実施形態と同様に、抽出したHOG特徴と識別パラメータとの内積演算を行うが、本実施形態では内積演算結果を人物らしさの指標として用いるため、内積演算結果を色成分選択部501に出力する。
次に、以上のS602からS606の処理を、全ての色成分およびその組合せについて行ったか否かを判定する(S607)。この判定の結果、処理を行っていない色成分または組み合わせが存在する場合はS602に戻り、処理を繰り返す。一方、全ての色成分およびその組合せについて処理を行った場合は、色成分決定部513は、色成分毎にパターン照合部107で求めた内積演算結果を比較し、最大の値を出力する色成分を、特定の人物を検索する際に用いる色成分として決定する(S608)。
以上のように本実施形態では、統計的な手法により検索対象から色成分を選択するようにした。具体的には、入力画像を識別するための特徴抽出処理およびパターン照合処理と同じ方法でクエリ画像を識別し、人物らしさが最大となる色成分を選択するようにした。これにより、より精度良く人物を検索することができる。
(第3の実施形態)
第1の実施形態では、検索対象から色成分の選択し、識別に必要な色成分についてのみ色勾配を算出した。この方法では、色勾配の算出処理を削減できるものの、カメラ映像から画像取得部101で取得した全ての色成分の画像を保持しておく必要がある。このような方法は比較的記憶容量の大きい記憶装置を備える汎用コンピュータ等で実施する場合にはよいが、記憶容量の小さい半導体メモリしか組込めない機器で実施する場合は処理速度が低下する。以下、本実施形態では、必要な記憶容量を削減するための方法を示す。
図7は、本実施形態に係る画像認識装置700の機能構成例を示すブロック図である。図7において、図1と重複する構成については同じ符号を付しており、説明は省略する。以下、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態では、カメラ映像から画像取得部101で取得した画像(フレーム)を画像記憶部701に保持しておく。このとき、クエリ画像の色属性に基づいて、色成分選択部702が選択した色成分によって画像記憶部701に特定色成分の画像を選択的に記憶する。そして、部分領域抽出部102は、画像記憶部701に保持した特定色成分の画像から部分領域を抽出する。そして、特徴抽出部703は部分領域抽出部102で抽出した部分領域の画像から特徴量を抽出する。以上のように構成することにより、画像記憶部701に必要な色成分の画像のみを保持して記憶容量を削減することができ、かつ、第1の実施形態と同じ特徴量を抽出することができる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101 画像取得部
102 部分領域抽出部
103 特徴抽出部
104 クエリ画像取得部
105 色属性取得部
106 認識辞書記憶部
107 パターン照合部

Claims (8)

  1. 画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段によって取得された画像から部分領域を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された部分領域の画像から特徴量を算出する算出手段と、
    前記画像から検索するための検索対象を含むクエリ画像を指定する指定手段と、
    前記指定手段によって指定されたクエリ画像の検索対象から色属性を取得する色属性取得手段と、
    前記検索対象を識別するための辞書を記憶する辞書記憶手段と、
    前記算出手段によって算出された特徴量と前記辞書記憶手段に記憶された辞書とを照合して前記部分領域が前記検索対象か否かを判定する判定手段とを備え、
    前記算出手段は、前記色属性取得手段によって取得された検索対象の色属性に基づく特徴量を算出することを特徴とする画像認識装置。
  2. 前記算出手段は、前記検索対象の色属性に基づいて色成分を選択し、前記選択した色成分の色勾配を算出することにより前記特徴量を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像認識装置。
  3. 前記画像取得手段によって取得された画像の前記色属性取得手段によって取得された検索対象の色属性に基づく色成分の画像を記憶する画像記憶手段をさらに備え、
    前記抽出手段は、前記画像記憶手段に記憶された前記検索対象の色属性に基づく色成分の画像から部分領域を抽出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像認識装置。
  4. 前記辞書記憶手段は、検索対象の色属性に関連付けされた辞書を記憶し、
    前記判定手段は、前記クエリ画像の検索対象の色属性に関連付けされた辞書と前記算出手段によって算出された特徴量とを照合することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像認識装置。
  5. 前記特徴量は、勾配方向ヒストグラムであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の画像認識装置。
  6. 前記検索対象は、特定色の服装をした人物であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の画像認識装置。
  7. 画像を取得する画像取得工程と、
    前記画像取得工程において取得された画像から部分領域を抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程において抽出された部分領域の画像から特徴量を算出する算出工程と、
    前記画像から検索するための検索対象を含むクエリ画像を指定する指定工程と、
    前記指定工程において指定されたクエリ画像の検索対象から色属性を取得する色属性取得工程と、
    前記算出工程において算出された特徴量と前記検索対象を識別するための辞書とを照合して前記部分領域が前記検索対象か否かを判定する判定工程とを備え、
    前記算出工程においては、前記色属性取得工程において取得された検索対象の色属性に基づく特徴量を算出することを特徴とする画像認識方法。
  8. 画像を取得する画像取得工程と、
    前記画像取得工程において取得された画像から部分領域を抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程において抽出された部分領域の画像から特徴量を算出する算出工程と、
    前記画像から検索するための検索対象を含むクエリ画像を指定する指定工程と、
    前記指定工程において指定されたクエリ画像の検索対象から色属性を取得する色属性取得工程と、
    前記算出工程において算出された特徴量と前記検索対象を識別するための辞書とを照合して前記部分領域が前記検索対象か否かを判定する判定工程とをコンピュータに実行させ、
    前記算出工程においては、前記色属性取得工程において取得された検索対象の色属性に基づく特徴量を算出することを特徴とするプログラム。
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