JP2015186423A - 鉄道車両用パンタグラフ - Google Patents
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Abstract
【課題】集電舟を昇降させる、可動枠組の昇降動作を検出する位置検出スイッチを一体的に取り扱うことができるようにした鉄道車両用パンタグラフを提供する。【解決手段】架線から集電舟1を介して電力を集電する鉄道車両用パンタグラフPGは、集電舟1と、集電舟1を昇降させる可動枠組2と、可動枠組2を搭載し鉄道車両の屋根上に配置するための台枠3とを備える。台枠3には、可動枠組2の昇降動作に連動する可動片71と協働して、可動枠組2の昇降動作を検出する位置検出スイッチ7が絶縁体8を介して連結されており、整備の際、屋根上から降ろしたパンタグラフPGを再度設置する場合に、台枠3と位置検出スイッチ7との相対位置を調整する必要がなく、作業効率が向上する。【選択図】図1
Description
本発明は、集電舟と、集電舟を昇降させる可動枠組と、可動枠組を搭載した、鉄道車両の屋根上に配置される台枠とを備え、架線から集電舟を介して電力を集電する鉄道車両用パンタグラフに関する。
従来、この種の鉄道車両用パンタグラフとして、例えば特許文献1記載のものが知られている。このような鉄道車両用パンタグラフでは、可動枠組の昇降動作に連動する可動片が設けられると共に、付属品として、可動片と協働して可動枠組の昇降動作を検出する位置検出スイッチを備えている。
ここで、可動枠組には、集電舟を介して架線から高圧電流が流れるのに対し、位置検出スイッチは、架線の電圧より低い低圧電流で動作する。そのため、可動枠組と位置検出スイッチとの間で絶縁性を十分に確保する必要がある。そこで、従来は、位置検出スイッチを、可動枠組を搭載した台枠から離して鉄道車両の屋根上に設置している。
ところで、パンタグラフの整備等をする際、屋根上から可動枠組を搭載したまま台枠と位置検出スイッチとを夫々降ろすことがある。そして、台枠及び位置検出スイッチを屋根上に再度設置する際には、可動枠組と位置検出スイッチとの相対位置関係の精度を確保するために、台枠と位置検出スイッチとの位置を調整する必要があり、作業効率が悪くなる。
本発明は、以上の点に鑑み、位置検出スイッチを一体的に取り扱うことができるようにした鉄道車両用パンタグラフを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、集電舟と、集電舟を昇降させる可動枠組と、可動枠組を搭載した、鉄道車両の屋根上に配置される台枠とを備え、架線から集電舟を介して電力を集電する鉄道車両用パンタグラフであって、付属品として、可動枠組の昇降動作に連動する可動片と協働して可動枠組の昇降動作を検出する位置検出スイッチを備えるものにおいて、位置検出スイッチを絶縁体を介して台枠に連結することを特徴とする。
本発明によれば、絶縁体により、可動枠組と位置検出スイッチとの間の絶縁性が確保される。そして、可動枠組を搭載する台枠に位置検出スイッチが連結されて、位置検出スイッチを一体的に取り扱うことができる。そのため、整備等で鉄道車両の屋根上から台枠を降ろしても、可動枠組と位置検出スイッチとの相対位置関係を一定に保つことができ、屋根上に再度設置する際に台枠と位置検出スイッチの位置を調整する必要がなく、作業効率を向上できる。
図1乃至図3を参照して、PGは本発明の実施形態のシングルアーム式鉄道車両用パンタグラフを示している。パンタグラフPGは、集電舟1と、集電舟1を昇降させる可動枠組2と、可動枠組2を搭載した、図外の鉄道車両の屋根上に碍子を介して配置される台枠3とを備えている。
可動枠組2は、集電舟1を支持する上枠21と、ヒンジ22を介して上枠21に連結される下枠23とで構成されている。下枠23の下端には、車幅方向にのびるクロスバー23aが固定されており、クロスバー23aの端部にリンク部材23bを介して固定される主軸23cが、台枠3上に設けられたブラケット31に軸支されている。また、クロスバー23aには、第1のカム部材23dが外挿固定されている。そして、常時は、台枠3に組み込まれた主バネ4の付勢力により、第1のカム部材23dを介して主軸23cに反時計回り(図2基準)のトルクが作用することで、集電舟1を上昇させるように可動枠組2が上昇動作をして、図2に示すように、図外の架線に集電舟1が摺接する展開姿勢となるようにしている。この姿勢で、架線から集電舟1を介して電力を集電する。
また、クロスバー23aには、第2のカム部材23eが外挿固定されており、第2カム部材23eには、台枠3に配置されたエアシリンダー5のピストンロッド51が連結されている。そして、エアシリンダー5により、第2のカム部材23eを介して主軸23cに時計回り(図2基準)のトルクが作用することで、集電舟1を下降させるように可動枠組2が主バネ4の付勢力に抗して下降動作をして、集電舟1が架線から離隔する折畳姿勢となるようにしている。
尚、集電舟1とヒンジ22との間は、可動枠組2が昇降動作するときに集電舟1を水平姿勢に保つ舟支えロッド24で連結されており、また、上枠21の下端と台枠3との間は、釣合ロッド25で連結されている。
また、パンタグラフPGは、台枠3に配置され、可動枠組2を折畳姿勢に保つ鉤手段6を備えている。鉤手段6は、集電舟1に設けた鉤受11に係合可能な鉤部材61と、鉤部材61を鉤受11に係合可能な位置に付勢するバネ62と、鉤部材61が鉤受11に係合した状態から反時計方向(図2基準)にバネ62の付勢力に抗して鉤部材61を揺動させて鉤部材61と鉤受11との係合を解除する駆動手段63とから構成されている。尚、駆動手段63としては、空気シリンダや電磁式鉤外し等の公知のものを用いることができる。
パンタグラフPGは、更に、付属品として、可動枠組2の昇降動作に連動する可動片71と協働して可動枠組2の昇降動作を検出する位置検出スイッチたる近接スイッチ7を備えている。可動片71は、可動枠組2のリンク部材23bに連結されている。そして、可動枠組2が下降動作をして、所定の検出範囲に入ると、可動片71の自由端に固定した被検出部71aが近接スイッチ7に対向する位置に変位し、近接スイッチ7がオンして、可動枠組2が下降動作をしたと判断する。尚、近接スイッチ7は、雨水や塵埃に晒されることを阻止するため、検出箱72に収納されている。また、近接スイッチ7としては、誘導形や静電容量形や磁気形のもの等の公知のものを用いることができる。
ところで、可動枠組2には、集電舟1を介して架線から高圧電流が流れるのに対し、近接スイッチ7は、架線の電圧より低い低圧電流で動作する。そのため、可動枠組2と近接スイッチ7との間で絶縁性を十分に確保する必要がある。この場合、近接スイッチ7を、可動枠組2を搭載した台枠3から離して鉄道車両の屋根上に設置することが考えられる。然し、そのように設置したのでは、パンタグラフPGの整備等のために、屋根上から可動枠組2を搭載したまま台枠3と近接スイッチ7とを夫々降ろした後、台枠3及び近接スイッチ7を屋根上に再度設置する際に、可動枠組2と近接スイッチ7との相対位置関係の精度を確保するために、台枠3と近接スイッチ7との位置を調整する必要があり、作業効率が悪くなる。
そこで、本実施形態では、近接スイッチ7を絶縁体たる絶縁碍子8を介して台枠3に連結するようにしている。具体的には、可動片71が設けられている側の台枠3の外縁に、車幅方向にのびる取付板81を連結し、この取付板81上に絶縁碍子8を介して検出箱72を配置している。
これによれば、絶縁碍子8により、可動枠組2と近接スイッチ7との間の絶縁性が確保される。そして、可動枠組2を搭載する台枠3に近接スイッチ7が連結されて、近接スイッチ7を一体的に取り扱うことができる。そのため、整備等で鉄道車両の屋根上から台枠3を降ろしても、可動枠組2と近接スイッチ7との相対位置関係を一定に保つことができ、屋根上に再度設置する際に台枠3と近接スイッチ7との位置を調整する必要がなく、作業効率を向上できる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態では、位置検出スイッチとして、近接スイッチ7を用いたが、リミットスイッチ等の他のスイッチを用いてもよい。
また、上記実施形態では、シングルアーム式鉄道車両用パンタグラフPGに本発明を適用しているが、他の構成の鉄道車両用パンタグラフにも本発明を適用できる。
PG…シングルアーム式鉄道車両用パンタグラフ、1…集電舟、2…可動枠組、3…台枠、71…可動片、7…近接スイッチ(位置検出スイッチ)、8…絶縁碍子(絶縁体)。
Claims (1)
- 集電舟と、集電舟を昇降させる可動枠組と、可動枠組を搭載した、鉄道車両の屋根上に配置される台枠とを備え、架線から集電舟を介して電力を集電する鉄道車両用パンタグラフであって、
付属品として、可動枠組の昇降動作に連動する可動片と協働して可動枠組の昇降動作を検出する位置検出スイッチを備えるものにおいて、
位置検出スイッチを絶縁体を介して台枠に連結することを特徴とする鉄道車両用パンタグラフ。
Priority Applications (1)
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JP2014063618A JP2015186423A (ja) | 2014-03-26 | 2014-03-26 | 鉄道車両用パンタグラフ |
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2014
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