JP2015185078A - ノード検索装置及びノード検索方法 - Google Patents

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【課題】性能の要求条件を満たすリソースノードをより速く検索すること。【解決手段】ノード検索装置1は、要求条件に含まれる性能属性ごとに、累積度数表生成部13によって生成された当該性能属性の累積度数表から、要求条件に含まれる当該性能属性の性能値が示す性能を最低限満たす性能値に対応付けられた累積度数を抽出する累積度数抽出部15と、性能属性ごとの累積度数に基づいて累積度数が小さい順の性能属性の順を算出する性能属性順算出部16と、要求条件に含まれる複数の性能属性の各性能値について、算出された性能属性の順に、リソース管理データベース10によって格納されたリソース管理表に含まれるレコードのうち当該性能属性の性能値が示す性能以上の性能値を含むレコードを抽出して絞込みを行う絞込み部17と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、性能に関する要求条件を満たす仮想マシン用に準備されたサーバプール(リソースノード)を検索するノード検索装置及びノード検索方法に関する。
従来、サーバ仮想化及びネットワーク仮想化等の仮想化技術により、距離の離れた拠点の間で仮想マシン(Virtual Machine(VM))の移動及び配備と、これに追従した柔軟なネットワーク制御による、拠点を跨るリソース(設備)の融通が行われてきた。例えば、下記特許文献1には、新たな仮想計算機で必要とするリソースの使用量を含む要求スペックを受け付け、当該使用量を割当てることの可能な仮想計算機を検索し、配備するリソース管理サーバが開示されている。
特開2014−38364号公報
リソースの融通をサービス状況にあわせて動的に行うことで、ある拠点のサービスのリソースが不足した場合でも、他の拠点のリソースを用いてサービスを増強し、サービスの輻輳を回避することができる。しかしながら、リソースの融通が可能な拠点が多数ある場合に、全ての拠点についてどの拠点のリソースであれば性能(サービス)の要求条件が満たされるかを検索するために、多くの時間が必要となる。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みて為されたものであり、性能の要求条件を満たすリソースノードをより速く検索することができるノード検索装置及びノード検索方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のノード検索装置は、性能に関する複数の性能属性それぞれの値である性能値により性能が示されるリソースノードから構成される複数のリソースノードのうち、要求される複数の性能属性の性能値が含まれる要求条件を満たすリソースノードを検索するノード検索装置であって、各複数のリソースノードの性能属性ごとの性能値から構成されるリソース管理表を格納するリソース管理データベースと、性能属性ごとに、リソース管理データベースによって格納されたリソース管理表に含まれる当該性能属性の性能値と、当該リソース管理表に当該性能値が含まれる度数とを対応付けた度数表を生成する度数表生成手段と、度数表生成手段によって生成された性能属性ごとの度数表の各レコードについて、各レコードに含まれる性能値を当該性能属性が示す性能の良い順にソートしたソート度数表を生成するソート度数表生成手段と、ソート度数表生成手段によって生成された性能属性ごとのソート度数表の各レコードについて累積度数をさらに対応付けた累積度数表を生成する累積度数表生成手段であって、累積度数は、各レコードについてソート順に、自レコードに含まれる度数と自レコードよりも前の順のレコード全てに含まれる度数とを加算した度数である、累積度数表生成手段と、要求条件を取得する要求条件取得手段と、要求条件取得手段によって取得された要求条件に含まれる性能属性ごとに、累積度数表生成手段によって生成された当該性能属性の累積度数表から、要求条件に含まれる当該性能属性の性能値が示す性能を最低限満たす性能値に対応付けられた累積度数を抽出する累積度数抽出手段と、累積度数抽出手段によって抽出された性能属性ごとの累積度数に基づいて、累積度数が小さい順の性能属性の順を算出する性能属性順算出手段と、要求条件取得手段によって取得された要求条件に含まれる複数の性能属性の各性能値について、性能属性順算出手段によって算出された性能属性の順に、リソース管理データベースによって格納されたリソース管理表に含まれるレコードのうち当該性能属性の性能値が示す性能以上の性能値を含むレコードを抽出して絞込みを行う絞込み手段と、絞込み手段により、要求条件取得手段によって取得された要求条件に含まれる複数の性能属性の性能値全ての絞込みが行われたレコードが示すリソースノード情報を出力するリソースノード情報出力手段と、を備える。
このようなノード検索装置によれば、累積度数抽出手段によって抽出された性能属性ごとの累積度数は、リソース管理表の全レコードのうち、要求条件の当該性能属性の性能値が示す性能を満たすレコードの数を示す。つまり、性能属性順算出手段によって算出された、累積度数が小さい順の性能属性の順は、リソース管理表の全レコードのうち、要求条件の当該性能属性の性能値が示す性能を満たすレコードの数が少ない順を示す。それにより、絞込み手段によって、絞込んだ結果のレコードの数が少ない順に絞込みが行われるため、性能の要求条件を満たすリソースノードをより速く検索することができる。
また、本発明のノード検索装置において、リソースノードの性能属性は、CPU(Central Processing Unit)周波数とCPUコア数とを含み、性能属性としてのCPU周波数とCPUコア数とは、CPUリソース量として扱い、CPUリソース量の性能値として、CPU周波数の性能値とCPUコア数の性能値とを乗算した値を用いることが好ましい。かかる構成を採れば、CPU周波数とCPUコア数とのどちらかが要求条件を満たさない場合でも、CPU周波数とCPUコア数とを乗算したCPUリソース量を満たすリソースノード候補を検索することができる。それにより、例えば、サービスの要求条件を満たせない場合にサービス増強が困難になるという課題を解決することができる。
また、本発明のノード検索装置において、各複数のリソースノードの性能値を取得し、取得した性能値でリソース管理データベースによって格納されたリソース管理表を更新するリソース更新手段をさらに備えることが好ましい。かかる構成を採れば、例えば、最新のリソースノードの性能値を取得し、リソース管理表を更新することで、現状のリソースノードの性能値に基づいた、要求条件を満たすリソースノードを検索することができる。
ところで、本発明は、上記のようにノード検索装置の発明として記述できる他に、以下のようにノード検索方法の発明としても記述することができる。これはカテゴリが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用及び効果を奏する。
即ち、本発明に係るノード検索方法は、性能に関する複数の性能属性それぞれの値である性能値により性能が示されるリソースノードから構成される複数のリソースノードのうち、要求される複数の性能属性の性能値が含まれる要求条件を満たすリソースノードを検索するノード検索装置であって、各複数のリソースノードの性能属性ごとの性能値から構成されるリソース管理表を格納するリソース管理データベースを備えるノード検索装置により実行されるノード検索方法であって、性能属性ごとに、リソース管理データベースによって格納されたリソース管理表に含まれる当該性能属性の性能値と、当該リソース管理表に当該性能値が含まれる度数とを対応付けた度数表を生成する度数表生成ステップと、度数表生成ステップにおいて生成された性能属性ごとの度数表の各レコードについて、各レコードに含まれる性能値を当該性能属性が示す性能の良い順にソートしたソート度数表を生成するソート度数表生成ステップと、ソート度数表生成ステップにおいて生成された性能属性ごとのソート度数表の各レコードについて累積度数をさらに対応付けた累積度数表を生成する累積度数表生成ステップであって、累積度数は、各レコードについてソート順に、自レコードに含まれる度数と自レコードよりも前の順のレコード全てに含まれる度数とを加算した度数である、累積度数表生成ステップと、要求条件を取得する要求条件取得ステップと、要求条件取得ステップにおいて取得された要求条件に含まれる性能属性ごとに、累積度数表生成ステップにおいて生成された当該性能属性の累積度数表から、要求条件に含まれる当該性能属性の性能値が示す性能を最低限満たす性能値に対応付けられた累積度数を抽出する累積度数抽出ステップと、累積度数抽出ステップにおいて抽出された性能属性ごとの累積度数に基づいて、累積度数が小さい順の性能属性の順を算出する性能属性順算出ステップと、要求条件取得ステップにおいて取得された要求条件に含まれる複数の性能属性の各性能値について、性能属性順算出ステップにおいて算出された性能属性の順に、リソース管理データベースによって格納されたリソース管理表に含まれるレコードのうち当該性能属性の性能値が示す性能以上の性能値を含むレコードを抽出して絞込みを行う絞込みステップと、絞込みステップにより、要求条件取得ステップにおいて取得された要求条件に含まれる複数の性能属性の性能値全ての絞込みが行われたレコードが示すリソースノード情報を出力するリソースノード情報出力ステップと、を含む。
本発明によれば、性能の要求条件を満たすリソースノードをより速く検索することができる。
本発明の実施形態に係るノード検索システムのシステム概要図である。 本発明の実施形態に係るノード検索システムにおけるサービスリソース増強時の処理の流れを示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るノード検索装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係るノード検索装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るノード検索装置で実行される度数表作成時の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るノード検索装置で実行される累積度数表作成時の処理の流れを示すフローチャートである。 リソース管理表のテーブル例を示す図である。 度数表のテーブル例を示す図である。 ソート度数表のテーブル例を示す図である。 累積度数表のテーブル例を示す図である。 累積度数表の別のテーブル例を示す図である。 本発明の実施形態に係るノード検索装置で実行される性能属性の順の算出時の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るノード検索装置で実行されるリソースノード情報出力時の処理の流れを示すフローチャートである。 要求条件のテーブル例を示す図である。 要求条件に基づき、1回目の絞込みが行われた際のテーブル例を示す図である。 要求条件に基づき、2回目及び3回目の絞込みが行われた際のテーブル例を示す図である。 別の要求条件のテーブル例を示す図である。 別の要求条件に基づき、1回目及び2回目の絞込みが行われた際のテーブル例を示す図である。 別の要求条件に基づき、3回目の絞込みが行われた際のテーブル例を示す図である。 本発明の実施形態に係るノード検索装置で実行される累積度数表更新時の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面とともに本発明によるノード検索装置及びノード検索方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、ノード検索システム3のシステム概要図である。図1に示す通り、ノード検索システム3は、ノード検索装置1(1A、1B、1C及び1D)と一つ以上のリソースノード(A−1、A−2、B−1、B−2、C−1、C−2、C−3及びD−1)とを含む拠点(A、B、C及びD)が、ネットワーク2を介して互いに通信可能なように接続されて構成されている。
以下、図1に示す拠点Aを例に説明する。まず、拠点とは、所定のサービスを提供する物理的なコンピュータ設備が備えられた範囲や、所定のサービスを提供する論理的なコンピュータ資源(リソース)の範囲を示す。拠点の具体例としては、全国各地にあるデータセンタの設備が備えられた範囲が挙げられる。図1に示す通り、拠点Aには、リソースノードA−1、A−2及びノード検索装置1Aが含まれている。
リソースノードとは、他のコンピュータシステム等にリソースを提供可能なノードであり、具体的には、例えば、仮想化技術によりVMを配備可能とした物理マシンのクラスタ(サーバプール)である。リソースノードの性能は、性能に関する複数の性能属性それぞれの値である性能値により示される。性能属性の具体例として、CPU(Central Processing Unit)周波数(以下、CPUと呼ぶ)、CPUコア数(以下、コア数と呼ぶ)、メモリ量(以下、メモリと呼ぶ)、ネットワークトラフィックの平均遅延時間(以下、平均遅延時間と呼ぶ)が挙げられる。
ノード検索装置1Aは、一般的なサーバ装置であり、自装置の拠点である拠点Aに含まれるリソースノードA−1及びA−2のリソースに関する情報(後述の性能値を含む)であるリソース情報について管理を行うと共に、定期的に他の拠点のノード検索装置1とリソース情報の交換を行い、他の拠点に含まれるリソースノードのリソース情報についても管理を行う。また、ノード検索装置1Aは、オペレータや他のサーバ装置等(以降、オペレータと呼ぶ)から、拠点Aのサービスのリソース増強指示を、要求されるリソースの性能に関する要求条件と共に受け付ける。ノード検索装置1Aは、リソース増強指示及び要求条件を受け付けると、要求条件を満たすリソースノードを、自拠点を含む全ての拠点から検索し、オペレータに検索したリソースノードに関するリソースノード情報を提供する。そして、ノード検索装置1Aは、オペレータから実際にサービスのリソース増強に用いるリソースノードが指定されると、指定されたリソースノードに対してサービスのリソースを増強する一般的な処理を実行する。
すなわち、ノード検索装置1は、性能に関する複数の性能属性それぞれの値である性能値により性能が示されるリソースノードから構成される複数のリソースノードのうち、要求される複数の性能属性の性能値が含まれる要求条件を満たすリソースノードを検索する。ノード検索装置1については詳細を後述する。
ネットワーク2は、インターネットや移動体通信網等のネットワークである。拠点又はノード検索装置1は、ネットワーク2を介して互いに通信可能である。
図2は、ノード検索システム3におけるサービスリソース増強時の処理の流れを示すシーケンス図である。まず、各拠点のノード検索装置1により、定期的に自拠点のリソース情報が互いに送受信され、自拠点にて管理するリソース情報が更新される(具体的には、後述のリソース管理表及び度数管理表が更新される)(ステップS01)。次に、オペレータにより、ノード検索装置1Aに対して、拠点Aのサービスのリソース増強指示が要求条件と共に送信される(ステップS02)。次に、ノード検索装置1Aにより、S02にて受信された要求条件に対応するリソースノードが検索され、リソースノード候補として選出される(ステップS03)。次に、ノード検索装置1Aにより、オペレータに対して、S03にて選出されたリソースノード候補の一覧が提示される(ステップS04)。
次に、オペレータにより、ノード検索装置1Aに対して、S04にて提示されたリソースノード候補の一覧のうち拠点Bのリソースノードが選択された旨の指示情報が送信される(ステップS05)。次に、ノード検索装置1Aにより、ノード検索装置1Bに対して、S05にて受信された指示情報に基づき、対応するリソースノードを用いたサービス増設を要求するサービス増設要求が送信される(ステップS06)。次に、ノード検索装置1Bにより、S06にて受信されたサービス増設要求に基づき、サービス増設が行われ、それに伴い、自装置が管理するリソース情報が更新される(具体的には、後述のリソース管理表及び度数管理表が更新される)(ステップS07)。次に、ノード検索装置1Bにより、ノード検索装置1Aに対して、サービス増設が完了した旨のサービス増設応答が送信される(ステップS08)。次に、ノード検索装置1Aにより、オペレータに対して、S08にて受信されたサービス増設応答に基づき、拠点Aのサービスを拠点Bに増設した旨の通知が送信される(ステップS09)。
そして、S08に続いて、ノード検索装置1Bにより、他の拠点のノード検索装置1であるノード検索装置1A、1C及び1Dに対して、自装置のリソース情報の更新に関する更新情報が通知される(ステップS10)。次に、ノード検索装置1A、1C及び1Dそれぞれにて、S10にて通知された更新情報を受けて、自装置のリソース情報が更新される(ステップS11)。
以上説明した図2のシーケンス図のうち、S01、及びS02〜S04の処理の詳細については後述する。
図3は、ノード検索装置1の機能ブロック図である。図3に示す通り、ノード検索装置1は、リソース管理データベース10(リソース管理データベース)、度数表生成部11(度数表生成手段)、ソート度数表生成部12(ソート度数表生成手段)、累積度数表生成部13(累積度数表生成手段)、要求条件取得部14(要求条件取得手段)、累積度数抽出部15(累積度数抽出手段)、性能属性順算出部16(性能属性順算出手段)、絞込み部17(絞込み手段)、リソースノード情報出力部18(リソースノード情報出力手段)及びリソース更新部19(リソース更新手段)を含んで構成される。
ノード検索装置1は、CPU等のハードウェアから構成されているものである。図4は、ノード検索装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示されるノード検索装置1は、物理的には、図4に示すように、CPU100、主記憶装置であるRAM101及びROM102、ディスプレイ等の入出力装置103、通信モジュール104、及び補助記憶装置105などを含むコンピュータシステムとして構成されている。
図3に示すノード検索装置1の各機能ブロックの機能は、図4に示すCPU100、RAM101等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU100の制御のもとで入出力装置103、通信モジュール104、及び補助記憶装置105を動作させるとともに、RAM101におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
以下、図3に示すノード検索装置1の各機能ブロックについて説明する。
リソース管理データベース10は、各複数のリソースノードの性能属性ごとの性能値から構成されるリソース管理表を格納する。
度数表生成部11は、性能属性ごとに、リソース管理データベース10によって格納されたリソース管理表に含まれる当該性能属性の性能値と、当該リソース管理表に当該性能値が含まれる度数とを対応付けた度数表を生成する。
ソート度数表生成部12は、度数表生成部11によって生成された性能属性ごとの度数表の各レコードについて、各レコードに含まれる性能値を当該性能属性が示す性能の良い順にソートしたソート度数表を生成する。
累積度数表生成部13は、ソート度数表生成部12によって生成された性能属性ごとのソート度数表の各レコードについて累積度数をさらに対応付けた累積度数表(ヒストグラム、リソース属性ヒストグラム情報)を生成する。ここで、累積度数は、各レコードについてソート順に、自レコードに含まれる度数と自レコードよりも前の順のレコード全てに含まれる度数とを加算した度数である。
以下、図5及び6に示すフローチャート並びに図7〜11に示すテーブル図を用いて、度数表生成部11、ソート度数表生成部12及び累積度数表生成部13が、リソース管理表から累積度数表を生成する処理の具体例について説明する。
図5は、ノード検索装置1における度数表作成時の処理(度数表生成ステップ)の流れを示すフローチャートである。図5の各処理について説明する前に、前提条件として予め用意されているリソース管理表について説明する。
図7は、リソース管理データベース10によって格納されたリソース管理表のテーブル例を示す図である。図7に示す通り、リソース管理表では、各拠点に含まれる各リソースノードごとの性能属性ごとの性能値が対応付けられている。図7に示すリソース管理表では、性能属性として、CPU、コア数、CPUリソース量、メモリ及び平均遅延時間が含まれる。ここで、CPUリソース量はCPU及びコア数の代替として用いるための性能属性であり、CPUリソース量の性能値として、CPUの性能値とコア数の性能値とを乗算した値を用いる。図7に示すリソース管理表において、例えば、リソースノードA−1について、性能属性「CPU」の性能値は「1.8GHz」、性能属性「コア数」の性能値は「100」、性能属性「CPUリソース量」の性能値は「180」(=1.8*100)、性能属性「メモリ」の性能値は「4TB」及び性能属性「平均遅延時間」の性能値は「0ms」を示している。
なお、性能属性であるCPU、コア数、CPUリソース量及びメモリの性能値は、サービス増設等のための仮想マシン(VM)配備により変動する値であり、ノード検索装置1は、VM配備時に、度数表生成部11、ソート度数表生成部12及び累積度数表生成部13を利用してリソース管理表から累積度数表を生成する。一方、性能属性である平均遅延時間の性能値は、ネットワーク状況に応じて変動する値であり、ノード検索装置1は、周期的に、度数表生成部11、ソート度数表生成部12及び累積度数表生成部13を利用してリソース管理表から累積度数表を生成する。
図5に戻り、リソース管理データベース10によって格納されたリソース管理表に対して、ループ処理S20−S20E及びS21−S21Eが繰り返される。ループ処理S20−S20Eでは、リソース管理表の各レコードiについて(リソースノードA−1のレコードから順に、リソースノードD−1のレコードまで)ループ処理が繰り返される。ループ処理S21−S21Eでは、リソース管理表の各性能属性xについて(CPUから順に、平均遅延時間まで)ループ処理が繰り返される。S22にて、度数表生成部11により、レコードiの性能属性xの性能値yが、性能属性xごとの度数表である度数表Sxに存在するか否かが判定される。S22にて存在しないと判定された場合、S23にて、度数表生成部11により、当該度数表Sxに当該性能値yが追加され、度数「1」が設定される。一方、S22にて存在すると判定された場合、S24にて、度数表生成部11により、当該度数表Sxの性能値yの度数に「1」が加算される。
図8は、図7に示すリソース管理表に対して、図5に示す処理を行った結果、度数表生成部11により作成された、性能属性ごとの度数表のテーブル例を示す図である。図8(a)は、CPUリソース量の度数表のテーブル例であり、図8(b)は、メモリの度数表のテーブル例であり、図8(c)は、平均遅延時間の度数表のテーブル例である。
図6は、ノード検索装置1における累積度数表作成時の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、図5に示す処理を行った結果作成された図8に示す性能属性ごとの度数表Sxそれぞれについて、図5のループ処理S20−S20Eの終了に引き続き、図6のループ処理S30−S30Eが繰り返される。S31にて、ソート度数表生成部12により、度数表Sxの全レコードが、性能値について性能が良い順にソートされたソート度数表が生成される(ソート度数表生成ステップ)。
図9は、図8に示す性能属性ごとの度数表に対して、図6に示すS31の処理を行った結果、ソート度数表生成部12により生成されたソート度数表のテーブル例を示す図である。より具体的には、図9(a)は、図8(a)のCPUリソース量の度数表に対して性能が良い順(CPUリソース量が多い順)にソートされたソート度数表を示す。また、図9(b)は、図8(b)のメモリの度数表に対して性能が良い順(メモリが多い順)にソートされたソート度数表を示す。また、図9(c)は、図8(c)の平均遅延時間の度数表に対して性能が良い順(平均遅延時間が小さい順)にソートされたソート度数表を示す。
図6に戻り、続いてS32にて、累積度数表生成部13により、度数表Sxの各レコードについて、自レコードよりも前の順のレコードの度数全てと自レコードの度数を足し合わせたものを累積度数として保持された累積度数表が生成される(累積度数表生成ステップ)。
図10は、図9に示す性能属性ごとのソート度数表に対して、図6に示すS32の処理を行った結果、累積度数表生成部13により生成された累積度数表のテーブル例を示す図である。より具体的には、図10(a)は、図9(a)のCPUリソース量のソート度数表に対して累積度数がさらに対応付けられた累積度数表を示す。また、図10(b)は、図9(b)のメモリのソート度数表に対して累積度数がさらに対応付けられた累積度数表を示す。また、図10(c)は、図9(c)の平均遅延時間のソート度数表に対して累積度数がさらに対応付けられた累積度数表を示す。
ここで、図11(a)及び(b)は、上述の処理と同様の処理によって生成された、それぞれCPU及びコア数の累積度数表のテーブル例を示す図である。性能属性としてのCPU及びコア数の代わりに、CPUリソース量を扱う場合は、CPU及びコア数の累積度数表を生成しなくてもよいが、CPU及びコア数をそのまま利用する場合は、他の性能属性と同様に図11に示す累積度数表を作成し、利用する。
なお、度数表生成部11により生成された度数表、ソート度数表生成部12により生成されたソート度数表及び累積度数表生成部13により生成された累積度数表は、ノード検索装置1内に一時的に保存されてもよいし、他のサーバ装置に送信されて当該装置にて保存されてもよい。
図3に戻り、要求条件取得部14は、要求される複数の性能属性の性能値が含まれる要求条件を取得する。要求条件取得部14は、要求条件をオペレータから受信してもよいし、他のサーバ装置から取得してもよいし、ノード検索装置1内から取得してもよい。要求条件取得部14は、取得した要求条件を、後述の累積度数抽出部15及び絞込み部17に出力する。
累積度数抽出部15は、要求条件取得部14によって取得され、入力された要求条件に含まれる性能属性ごとに、累積度数表生成部13によって生成された当該性能属性の累積度数表から、要求条件に含まれる当該性能属性の性能値が示す性能を最低限満たす性能値に対応付けられた累積度数を抽出する。累積度数抽出部15は、抽出した性能属性ごとの累積度数を後述の性能属性順算出部16に出力する。
性能属性順算出部16は、累積度数抽出部15によって抽出され、入力された性能属性ごとの累積度数に基づいて、累積度数が小さい順の性能属性の順を算出する。性能属性順算出部16は、算出した性能属性の順(性能属性の順を示す情報)を後述の絞込み部17に出力する。
絞込み部17は、要求条件取得部14によって取得され、入力された要求条件に含まれる複数の性能属性の各性能値について、性能属性順算出部16によって算出され、入力された性能属性の順に、リソース管理データベース10によって格納されたリソース管理表に含まれるレコードのうち当該性能属性の性能値が示す性能以上の性能値を含むレコードを抽出して絞込みを行う。
リソースノード情報出力部18は、絞込み部17により、要求条件取得部14によって取得された要求条件に含まれる複数の性能属性の性能値全ての絞込みが行われたレコードが示すリソースノードに関するリソースノード情報を出力する。リソースノード情報には、リソースノードを識別する情報等が含まれる。リソースノード情報出力部18は、リソースノード情報を他の装置やオペレータに出力してもよいし、ノード検索装置1内の他の機能ブロックに出力してもよいし、ノード検索装置1のディスプレイに出力してもよい。
以下、図12及び13に示すフローチャート並びに図14〜16に示すテーブル図を用いて、要求条件取得部14、累積度数抽出部15、性能属性順算出部16、絞込み部17及びリソースノード情報出力部18が、要求条件、累積度数表及びリソース管理表に基づいてリソースノード候補を検索する(リソースノード情報を出力する)処理の具体例について説明する。
図12は、ノード検索装置1における性能属性の順の算出時の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、S40にて、要求条件取得部14により、要求条件が取得される(要求条件取得ステップ)。
図14は、要求条件のテーブル例を示す図である。図14に示す要求条件では、性能属性「CPU」の性能値として「1.8GHz以上」、性能属性「コア数」の性能値として「100以上」、性能属性「メモリ」の性能値として「0.8TB以上」、性能属性「平均遅延時間」の性能値として「5ms以下」が指定されている。
図12に戻り、続いてS41にて、本実施形態では性能属性としてCPU及びコア数の代わりにCPUリソース量を用いるため、要求条件取得部14又は累積度数抽出部15により、要求条件のうちCPUの性能値とコア数の性能値とを掛け合わせた(乗算した)「180」が算出され、性能属性「CPUリソース量」の性能値として「180以上」が以降の処理にて利用される。次に、S42にて、累積度数抽出部15により、要求条件に含まれる各属性性能の性能値と、累積度数表生成部13によって生成された図10に示す各性能属性の累積度数表とに基づき、要求条件を最低限満たす性能値に対応付けられた累積度数が抽出される(累積度数抽出ステップ)。具体例を用いて説明すると、性能属性「CPUリソース量」について、要求条件の性能値は上述で算出したように「180以上」であり、図10(a)に示すCPUリソース量の累積度数表のうち、性能値が「180以上」を満たす最低限の性能値は「180」のレコードであり、当該レコードに対応付けられた累積度数「3」が抽出される。同様にして、性能属性「メモリ」については、図10(b)に示すメモリの累積度数表のうち、「0.8TB以上」を満たす最低限の性能値「1TB」に対応付けられた累積度数「7」が抽出される。また、性能属性「平均遅延時間」については、図10(c)に示す平均遅延時間の累積度数表のうち、「5ms以下」を満たす最低限の性能値「5ms」に対応付けられた累積度数「3」が抽出される。
次に、S43にて、性能属性順算出部16により、S42にて抽出された累積度数が小さい順に性能属性がソートされ、順に、累積度数が「3」の平均遅延時間、累積度数が「3」のCPUリソース量、累積度数が「7」のメモリが算出される。そして、性能属性順算出部16により、順に「性能属性1」として「平均遅延時間」が設定され、「性能属性2」として「CPUリソース量」が設定され、「性能属性3」として「メモリ」が設定される(性能属性順算出ステップ)。なお、図12における「性能属性X」の「X」はこの場合「3」となる。また、今回の場合、平均遅延時間とCPUリソース量との累積度数の値は同じであるため、この2つについては逆順でもよい。
図12のフローチャートの処理に引き続き、図13のフローチャートの処理が行われる。図13は、ノード検索装置1におけるリソースノード情報出力時の処理の流れを示すフローチャートである。
図12のS43に引き続き、図13のS50にて、絞込み部17により、リソース管理データベース10によって格納されている図7に示すリソース管理表の全レコードとしてN(リソースノードA−1〜D−1)が設定される。次に、絞込み部17により、性能属性i(i=1〜X)それぞれについてループ処理S51−S51Eが繰り返される(絞込みステップ)。まず、S52にて、絞込み部17により、性能属性iの要求条件の性能値にてNが検索される。具体例を用いて説明すると、要求条件のうち「性能属性1」である「平均遅延時間」の性能値「5ms以下」を満たすレコードがN(この段階では図7に示すリソース管理表の全レコード)から検索(抽出)される。この場合、Nのうち平均遅延時間の性能値が「0ms」及び「5ms」であるリソースノードA−1、A−2及びD−1のレコードが検索される。次にS53にて、絞込み部17により、検索結果が存在するか否かが判定される。S53にて検索結果が存在しないと判定されると、S54にて、絞込み部17により要求条件を満たす拠点(リソースノード)は存在しないと判定され、処理を終了する。一方、S53にて検索結果が存在すると判定されると、S55にて、絞込み部17により、検索結果のレコード集合が新たなNとして設定される。
図15は、ループ処理S51−S51Eの1回目のループにて絞込み部17により絞込まれ、新たなNとして設定されたレコード集合を示すテーブル図である。上述の通り、図15に示すテーブル図には、リソースノードA−1、A−2及びD−1のレコードが含まれる。
ループ処理S51−S51Eの2回目のループでは、絞込み部17により、要求条件のうち「性能属性2」である「CPUリソース量」の性能値「180以上」を満たすレコードがN(この段階では図15に示すテーブル図)から検索(抽出)される。この場合、NのうちCPUリソース量の性能値が「180」であるリソースノードA−1のみが検索され、新たなNとして設定される。
図16は、ループ処理S51−S51Eの2回目のループにて絞込み部17により絞込まれ、新たなNとして設定されたレコード集合を示すテーブル図である。上述の通り、図16に示すテーブル図には、リソースノードA−1のみのレコードが含まれる。
ループ処理S51−S51Eの3回目(最後)のループでは、絞込み部17により、要求条件のうち「性能属性3」である「メモリ」の性能値「0.8TB以上」を満たすレコードがN(この段階では図16に示すテーブル図)から検索(抽出)される。この場合、Nのうちメモリの性能値が「4TB」であるリソースノードA−1のみが検索され、新たなNとして設定される。すなわち、図16に示すテーブル図から変更はなく、絞込み部17によるループ処理S51−S51Eの最終結果として、図16に示すテーブル図に示すレコードが検索される。
次に、S56にて、リソースノード情報出力部18により、検索結果NがCPU及びコア数の条件を満たしているか否かが判定される。S56にて条件を満たしていると判定された場合、S57にて、リソースノード情報出力部18により、検索結果Nが、要求条件を満たす拠点(リソースノード)リストとして出力される(リソースノード情報出力ステップ)。上述の具体例で言えば、図16に示すテーブル図は、要求条件のうちCPUの性能値「1.8GHz」及びコア数の性能値「100以上」を両方とも満たしているので、リソースノード情報出力部18により、図16に示すテーブル図に含まれるリソースノードA−1が拠点リストとして出力される。
一方、S56にて条件を満たしていないと判定された場合、リソースノード情報出力部18により、S58にて、検索結果Nが、CPU及びコア数以外の要求条件を満たす次点の拠点リストとして出力される(リソースノード情報出力ステップ)。例えば、上述の具体例において、図14に示す要求条件のうち、CPUの性能値が「0.9GHz以上」であり、コア数の性能値が「200以上」であった場合、CPUリソース量の性能値は上述の具体例と同様に「180以上」となり、同様の処理により、ループ処理S51−S51Eの最終結果であるNとして図16に示すテーブル図が設定される。しかしながら、S56にて、図16に示すテーブル図のうちコア数の性能値「100」は要求条件のコア数の性能値「200以上」を満たしていないため、条件を満たしていないと判定される。よって、その場合は、S58にて、リソースノード情報出力部18により、図16に示すテーブル図に含まれるリソースノードA−1が次点の拠点リストとして出力される。
以下、図17〜19を用いて、別の具体例に基づくリソースノードの検索例について説明する。最初の時点におけるリソース管理表については図7と同様である。処理手順については上述の説明と同様のため、処理内容の詳細については適宜省略する。
図17は、今回の具体例における要求条件のテーブル例を示す図である。図17に示す要求条件では、性能属性「CPU」の性能値として「3.0GHz以上」、性能属性「コア数」の性能値として「30以上」、性能属性「メモリ」の性能値として「0.8TB以上」、性能属性「平均遅延時間」の性能値として「15ms以下」が指定されている。これから、「CPUリソース量」の性能値として「90(=3.0*30)以上」が算出される。なお、CPUリソース量は、要求条件の送信元によって予め計算され、要求条件に予め含まれていてもよい。
そして、図12のS42にて、性能属性「CPUリソース量」について、図10(a)に示すCPUリソース量の累積度数表のうち、性能値「90以上」を満たす最低限の性能値「90」に対応付けられた累積度数「7」が抽出される。同様にして、性能属性「メモリ」については、図10(b)に示すメモリの累積度数表のうち、「0.8TB以上」を満たす最低限の性能値「1TB」に対応付けられた累積度数「7」が抽出される。また、性能属性「平均遅延時間」については、図10(c)に示す平均遅延時間の累積度数表のうち、「15ms以下」を満たす最低限の性能値「10ms」に対応付けられた累積度数「5」が抽出される。
そして、図12のS43にて、累積度数の小さい順に「性能属性1」として「平均遅延時間」が設定され、「性能属性2」として「メモリ」が設定され、「性能属性3」として「CPUリソース量」が設定される(同じ性能値のため、「性能属性2」として「CPUリソース量」、「性能属性3」として「メモリ」を設定してもよい)。
そして、図13のループ処理S51−S51Eの1回目ループにて、レコードがN(この段階では図7に示すリソース管理表の全レコード)から、要求条件のうち「性能属性1」である「平均遅延時間」の性能値「15ms以下」を満たす平均遅延時間の性能値が「0ms」、「5ms」及び「10ms」であるリソースノードA−1、A−2、B−1、B−2及びD−1のレコードが検索される。図18は、検索の結果、新たなNとして設定されたテーブル図である。
そして、図13のループ処理S51−S51Eの2回目ループにて、新たなN(この段階では図18に示すテーブル図)から、要求条件のうち「性能属性2」である「メモリ」の性能値「0.8TB以上」を満たす全てのレコードが検索される。すなわち、新たなNは変化せずに図18に示すテーブル図のままである。
そして、図13のループ処理S51−S51Eの3回目ループにて、新たなN(この段階では図18に示すテーブル図)から、要求条件のうち「性能属性3」である「CPUリソース量」の性能値「90以上」を満たすCPUリソース量の性能値が「100」、「180」、「360」及び「600」であるリソースノードA−1、A−2、B−1及びB−2のレコードが検索される。図19は、検索の結果、新たなN(最終的なN)として設定されたテーブル図である。
最終的なNはCPUリソース量の条件は満たしているが、CPUの条件は満たしていないため、図13のS58にて、図19に示すテーブル図に含まれるリソースノードA−1、A−2、B−1及びB−2が次点の拠点リストとして出力される。つまり、次点として複数の拠点リストが出力される。
図3に戻り、リソース更新部19は、各複数のリソースノードの性能値を取得し、取得した性能値でリソース管理データベース10によって格納されたリソース管理表を更新する。
次に、リソース管理表更新時の処理について説明する。図20は、リソース管理表が更新された際の、ノード検索装置1における累積度数表更新時の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、リソース管理データベース10によって格納されたリソース管理表に対して、ループ処理S60−S60E及びS61−S61Eが繰り返される。ループ処理S60−S60Eでは、リソース管理表のうち更新された各レコードiについてループ処理が繰り返される。ループ処理S61−S61Eでは、レコードiのうち更新された性能属性xについてループ処理が繰り返される。S62にて、累積度数表生成部13により、累積度数表Sxの性能属性xの更新前の性能値の度数が1減算される。次に、S63にて、累積度数表生成部13により、累積度数表Sxの性能属性xの更新後の性能値の度数が1加算される。更新後の性能値が累積度数表Sxになければ、更新後の性能値を累積度数表Sxに追加し、度数を1とする。以降のループ処理S64−S64Eについては、図6の処理と同様のため説明を省略する。
次に、本実施形態のように構成されたノード検索装置1の作用効果について説明する。
本実施形態のノード検索装置1によれば、累積度数抽出部15によって抽出された性能属性ごとの累積度数は、リソース管理表の全レコードのうち、要求条件の当該性能属性の性能値が示す性能を満たすレコードの数を示す。つまり、性能属性順算出部16によって算出された、累積度数が小さい順の性能属性の順は、リソース管理表の全レコードのうち、要求条件の当該性能属性の性能値が示す性能を満たすレコードの数が少ない順を示す。それにより、絞込み部17によって、絞込んだ結果のレコードの数が少ない順に絞込みが行われるため、性能の要求条件を満たすリソースノードをより速く検索することができる。
また、本実施形態のノード検索装置1によれば、CPU周波数とCPUコア数とのどちらかが要求条件を満たさない場合でも、CPU周波数とCPUコア数とを乗算したCPUリソース量を満たすリソースノード候補を検索することができる。それにより、例えば、サービスの要求条件を満たせない場合にサービス増強が困難になるという課題を解決することができる。
また、本実施形態のノード検索装置1によれば、例えば、最新のリソースノードの性能値を取得し、リソース管理表を更新することで、現状のリソースノードの性能値に基づいた、要求条件を満たすリソースノードを検索することができる。
以上の通り、本実施形態のノード検索装置1によれば、リソースの属性(但し、CPUとコア数はCPUリソース量にまとめる)ごとに累積度数表(度数分布表、ヒストグラム)が作成され、リソースの現在の状態に応じて更新される。そして、リソース融通の要求条件として属性情報が与えられた場合に、どの属性情報で絞り込めば、最もデータ数が少なくなるかを累積度数表(ヒストグラム)から判断することで、リソース融通を行える拠点(リソースノード)を高速に検索することができる。また、CPUとコア数を掛け合わせた値をCPUリソース量として定義し、この値を要求条件として用いることで、CPUとコア数のどちらかが要求条件を満たさない場合でも、次点の候補としてCPUリソース量を満たす拠点(リソースノード)を提示することができる。
1…ノード検索装置、2…ネットワーク、3…ノード検索システム、10…リソース管理データベース、11…度数表生成部、12…ソート度数表生成部、13…累積度数表生成部、14…要求条件取得部、15…累積度数抽出部、16…性能属性順算出部、17…絞込み部、18…リソースノード情報出力部、19…リソース更新部。

Claims (4)

  1. 性能に関する複数の性能属性それぞれの値である性能値により性能が示されるリソースノードから構成される複数のリソースノードのうち、要求される複数の性能属性の性能値が含まれる要求条件を満たすリソースノードを検索するノード検索装置であって、
    各前記複数のリソースノードの性能属性ごとの性能値から構成されるリソース管理表を格納するリソース管理データベースと、
    性能属性ごとに、前記リソース管理データベースによって格納されたリソース管理表に含まれる当該性能属性の性能値と、当該リソース管理表に当該性能値が含まれる度数とを対応付けた度数表を生成する度数表生成手段と、
    前記度数表生成手段によって生成された性能属性ごとの度数表の各レコードについて、各レコードに含まれる性能値を当該性能属性が示す性能の良い順にソートしたソート度数表を生成するソート度数表生成手段と、
    前記ソート度数表生成手段によって生成された性能属性ごとのソート度数表の各レコードについて累積度数をさらに対応付けた累積度数表を生成する累積度数表生成手段であって、前記累積度数は、各レコードについてソート順に、自レコードに含まれる度数と自レコードよりも前の順のレコード全てに含まれる度数とを加算した度数である、累積度数表生成手段と、
    要求条件を取得する要求条件取得手段と、
    前記要求条件取得手段によって取得された要求条件に含まれる性能属性ごとに、前記累積度数表生成手段によって生成された当該性能属性の累積度数表から、要求条件に含まれる当該性能属性の性能値が示す性能を最低限満たす性能値に対応付けられた累積度数を抽出する累積度数抽出手段と、
    前記累積度数抽出手段によって抽出された性能属性ごとの累積度数に基づいて、累積度数が小さい順の性能属性の順を算出する性能属性順算出手段と、
    前記要求条件取得手段によって取得された要求条件に含まれる複数の性能属性の各性能値について、前記性能属性順算出手段によって算出された性能属性の順に、前記リソース管理データベースによって格納されたリソース管理表に含まれるレコードのうち当該性能属性の性能値が示す性能以上の性能値を含むレコードを抽出して絞込みを行う絞込み手段と、
    前記絞込み手段により、前記要求条件取得手段によって取得された要求条件に含まれる複数の性能属性の性能値全ての絞込みが行われたレコードが示すリソースノード情報を出力するリソースノード情報出力手段と、
    を備えるノード検索装置。
  2. リソースノードの性能属性は、CPU(Central Processing Unit)周波数とCPUコア数とを含み、
    性能属性としてのCPU周波数とCPUコア数とは、CPUリソース量として扱い、CPUリソース量の性能値として、CPU周波数の性能値とCPUコア数の性能値とを乗算した値を用いる、
    請求項1に記載のノード検索装置。
  3. 各前記複数のリソースノードの性能値を取得し、取得した性能値で前記リソース管理データベースによって格納されたリソース管理表を更新するリソース更新手段をさらに備える、
    請求項1又は2に記載のノード検索装置。
  4. 性能に関する複数の性能属性それぞれの値である性能値により性能が示されるリソースノードから構成される複数のリソースノードのうち、要求される複数の性能属性の性能値が含まれる要求条件を満たすリソースノードを検索するノード検索装置であって、各前記複数のリソースノードの性能属性ごとの性能値から構成されるリソース管理表を格納するリソース管理データベースを備えるノード検索装置により実行されるノード検索方法であって、
    性能属性ごとに、前記リソース管理データベースによって格納されたリソース管理表に含まれる当該性能属性の性能値と、当該リソース管理表に当該性能値が含まれる度数とを対応付けた度数表を生成する度数表生成ステップと、
    前記度数表生成ステップにおいて生成された性能属性ごとの度数表の各レコードについて、各レコードに含まれる性能値を当該性能属性が示す性能の良い順にソートしたソート度数表を生成するソート度数表生成ステップと、
    前記ソート度数表生成ステップにおいて生成された性能属性ごとのソート度数表の各レコードについて累積度数をさらに対応付けた累積度数表を生成する累積度数表生成ステップであって、前記累積度数は、各レコードについてソート順に、自レコードに含まれる度数と自レコードよりも前の順のレコード全てに含まれる度数とを加算した度数である、累積度数表生成ステップと、
    要求条件を取得する要求条件取得ステップと、
    前記要求条件取得ステップにおいて取得された要求条件に含まれる性能属性ごとに、前記累積度数表生成ステップにおいて生成された当該性能属性の累積度数表から、要求条件に含まれる当該性能属性の性能値が示す性能を最低限満たす性能値に対応付けられた累積度数を抽出する累積度数抽出ステップと、
    前記累積度数抽出ステップにおいて抽出された性能属性ごとの累積度数に基づいて、累積度数が小さい順の性能属性の順を算出する性能属性順算出ステップと、
    前記要求条件取得ステップにおいて取得された要求条件に含まれる複数の性能属性の各性能値について、前記性能属性順算出ステップにおいて算出された性能属性の順に、前記リソース管理データベースによって格納されたリソース管理表に含まれるレコードのうち当該性能属性の性能値が示す性能以上の性能値を含むレコードを抽出して絞込みを行う絞込みステップと、
    前記絞込みステップにより、前記要求条件取得ステップにおいて取得された要求条件に含まれる複数の性能属性の性能値全ての絞込みが行われたレコードが示すリソースノード情報を出力するリソースノード情報出力ステップと、
    を含むノード検索方法。
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