JP2015184972A - 動き検出装置、画像表示装置、及び、動き検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーが表示画像の近傍で行うジェスチャーを、効率よく、高精度で検出できる動き検出装置を提供する。
【解決手段】プロジェクター100が表示する画像からジェスチャーを検出する第1検出部123と、プロジェクター100により表示された表示画像を含む範囲を撮影する撮像部160と、撮像部160の撮影画像からジェスチャーを検出する第2検出部124と、第2検出部124により検出されたジェスチャーの有効性を、第1検出部123の検出結果に基づいて判定する判定部125とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、動き検出装置、画像表示装置、及び、動き検出方法に関する。
スクリーン等に表示された画像の近傍で行うユーザーのジェスチャー操作を、カメラにより撮影して検出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。カメラの撮影範囲内に表示画像が含まれる場合、ジェスチャーの検出においては、表示画像における動きとユーザーのジェスチャーとを区別する必要がある。例えば、特許文献1では、スクリーンに表示された表示画像のデータと、カメラで撮影した撮影画像データとの差分を求め、求めた差分からジェスチャーを検出する。特許文献1によれば、画像データの差分を求めることで表示画像に動きがある場合のジェスチャーの誤検出を防止できるとされている。
特開2011−188008号公報
しかしながら、撮影画像のデータと表示画像のデータの差分を求めたとしても、ユーザーのジェスチャー以外の成分を完全に排除することは困難であった。例えば、撮影画像には室内灯や窓から差し込む外光等が写り込むことがあり、これらの影響を排除しつつ、撮影画像から表示画像の動きを排除することは複雑な画像処理を伴い、現実的でない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ユーザーが表示画像の近傍で行うジェスチャーを、効率よく、高精度で検出できる動き検出装置、画像表示装置、及び、動き検出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の動き検出装置は、画像表示装置が表示する画像からジェスチャーを検出する第1検出部と、前記画像表示装置により表示された表示画像を含む範囲を撮影する撮影部と、前記撮影部の撮影画像からジェスチャーを検出する第2検出部と、前記第2検出部により検出されたジェスチャーの有効性を、前記第1検出部の検出結果に基づいて判定する判定部と、を備えることを特徴とする。
本構成によれば、表示される画像から検出したジェスチャーと撮影画像から検出したジェスチャーとを比較することにより、ユーザーが表示画像の近傍で行うジェスチャーを、効率よく、高精度で検出できる。
また、本発明は、上記動き検出装置において、前記判定部は、前記第2検出部により検出され、前記第1検出部では検出されないジェスチャーを有効なジェスチャーと判定することを特徴とする。
本構成によれば、ユーザーが表示画像の近傍で行うジェスチャーを、効率よく、高精度で検出できる。
また、本発明は、上記動き検出装置において、前記判定部は、前記第2検出部によりジェスチャーが検出され、前記ジェスチャーの検出の前後所定時間の間に、前記ジェスチャーと同一のジェスチャーを前記第1検出部が検出しない場合に、前記第2検出部の検出した前記ジェスチャーを有効なジェスチャーと判定することを特徴とする。
本構成によれば、表示される画像から検出したジェスチャーと撮影画像から検出したジェスチャーとに時間差がある場合であっても、ユーザーが表示画像の近傍で行うジェスチャーを高精度で検出できる。
また、本発明は、上記動き検出装置において、前記判定部は、前記第2検出部によりジェスチャーが検出され、前記ジェスチャーの検出の前後所定時間の間に、前記ジェスチャーと同一のジェスチャーを前記第1検出部が検出した場合に、前記第2検出部の検出した前記ジェスチャーを無効なジェスチャーと判定することを特徴とする。
本構成によれば、表示される画像から検出したジェスチャーと撮影画像から検出したジェスチャーとに時間差がある場合であっても、ユーザーが表示画像の近傍で行うジェスチャーを高精度で検出できる。
本発明の画像表示装置は、画像を表示する表示部と、前記表示部が表示する画像からジェスチャーを検出する第1検出部と、前記表示部により表示された表示画像を含む範囲を撮影する撮影部と、前記撮影部の撮影画像からジェスチャーを検出する第2検出部と、前記第2検出部により検出されたジェスチャーの有効性を、前記第1検出部の検出結果に基づいて判定する判定部と、前記判定部により有効と判定されたジェスチャーに応じた処理を行う処理部とを有することを特徴とする。
本構成によれば、表示される画像から検出したジェスチャーと撮影画像から検出したジェスチャーとを比較することにより、ユーザーが表示画像の近傍で行うジェスチャーを、効率よく、高精度で検出できる。
本発明の動き検出方法は、画像表示装置が表示する画像からジェスチャーを検出する第1検出ステップと、前記画像表示装置により表示された表示画像を含む範囲を撮影する撮影ステップと、撮影画像からジェスチャーを検出する第2検出ステップと、前記第2検出ステップにより検出されたジェスチャーの有効性を、前記第1検出ステップの検出結果に基づいて判定する判定ステップと、を有することを特徴とする。
本構成によれば、表示される画像から検出したジェスチャーと撮影画像から検出したジェスチャーとを比較することにより、ユーザーが表示画像の近傍で行うジェスチャーを、効率よく、高精度で検出できる。
本発明によれば、ユーザーが表示画像の近傍で行うジェスチャーを、効率よく、高精度で検出できる。
本発明を適用したプロジェクターを含むシステムの構成例を示す図である。 プロジェクターの機能的構成の一例を示すブロック図である。 制御部の処理手順を示すフローチャートである。 制御部の処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1に、本発明の実施形態に係るプロジェクターを含むシステムの構成例を示す。このシステムは、プロジェクター100と、画像供給装置300とを通信ケーブル200を介して接続した構成を備えている。プロジェクター100は、動き検出装置、画像表示装置として機能し、画像供給装置300から供給される画像データに基づく画像をスクリーンSC(投射面)に投射して表示する装置である。画像供給装置300としては、ビデオ再生装置、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置、テレビチューナー装置、CATV(Cable television)のセットトップボックス、ビデオゲーム装置等の映像出力装置、パーソナルコンピューター等が挙げられる。
図2に、プロジェクター100の機能的構成の一例を示す。
プロジェクター100は、外部の装置に接続するインターフェイスとして、I/F(インターフェイス)部151を備える。I/F部151には、例えば、デジタル映像信号が入力されるDVIインターフェイス、USBインターフェイス、LANインターフェイス等を用いることができる。また、I/F部151には、例えば、NTSC、PAL、SECAM等のコンポジット映像信号が入力されるS映像端子、コンポジット映像信号が入力されるRCA端子、コンポーネント映像信号が入力されるD端子等を用いることができる。さらに、I/F部151には、HDMI(登録商標)規格に準拠したHDMIコネクター等の汎用インターフェイスを用いることができる。また、I/F部151は、アナログ映像信号をデジタル画像データに変換するA/D変換回路を有し、VGA端子等のアナログ映像端子により画像供給装置300に接続される構成としてもよい。なお、I/F部151は、有線通信によって画像信号の送受信を行ってもよく、無線通信によって画像信号の送受信を行ってもよい。
なお、以下の説明では、通信ケーブル200を介して画像供給装置300から入力する、アナログ及びデジタルの映像信号を総称して画像データという。
画像処理部152は、I/F部151を介して入力した画像データをフレームメモリー153に展開する。画像データには、1フレーム毎のデータの集まりによってそれぞれ構成されており、当該画像データには、同期信号(垂直同期信号及び水平同期信号)が含まれている。画像処理部152は、フレームメモリー153に展開された画像データを解析して、この画像データのデータフォーマットに対応して予め設定された画像処理を行う。画像処理には、例えば、解像度変換処理、アスペクト比変更処理、フレームレート変換処理、減色処理、増色処理、画像補正処理等が含まれる。画像処理部152は、画像処理を行って、光変調装置112の表示画素数に対応する解像度の表示画像データを生成する。光変調装置駆動部142は、画像処理部152から入力した表示画像データに基づいて、光変調装置112を駆動する。
撮像部160は、プロジェクター100の前面、即ち、プロジェクター100がスクリーンSCに向けて画像を投射する方向、範囲(投射範囲)を撮像可能な位置に設けられている。撮像部160は、所定の投射距離においてスクリーンSC上に投射された投射画像の全体が少なくとも撮像範囲内に入るように、撮影方向及び画角が設定されている。
プロジェクター100は、光学的な画像の形成を行う投射部110(表示部)を備える。投射部110は、光源を備える光源部111と、液晶パネル等を備えた光変調装置112と、ズームレンズを備える投射光学系113とを備えている。
光源部111は、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)、レーザー光源等からなる光源を備えている。また、光源部111は、光源が発した光を光変調装置112に導くリフレクター及び補助リフレクターを備えていてもよい。また、光源部111は、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群(図示略)、偏光板、或いは光源が発した光の光量を光変調装置112に至る経路上で低減させる調光素子等を備えたものであってもよい。
光変調装置112は、例えば透過型液晶パネルを備えて構成され、この液晶パネルに後述する画像処理系からの信号を受けて画像を形成する。この場合、光変調装置112は、カラーの投影を行うため、RGBの三原色に対応した3枚の液晶パネルを備え、光源部111からの光はRGBの3色の色光に分離され、各色光は対応する各液晶パネルに入射する。各液晶パネルを通過して変調された色光はクロスダイクロイックプリズム等の合成光学系によって合成され、投射光学系113に射出される。
なお、光変調装置112は、3枚の透過型液晶パネルを用いた構成に限らず、例えば3枚の反射型の液晶パネルを用いることも可能である。また、光変調装置112は、1枚の液晶パネルとカラーホイールを組み合わせた方式、3枚のDMD(Digital Mirror Device)を用いた方式、1枚のDMDとカラーホイールを組み合わせた方式等により構成してもよい。ここで、光変調装置112として1枚のみの液晶パネルまたはDMDを用いる場合には、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系に相当する部材は不要である。また、液晶パネル及びDMD以外にも、光源が発した光を変調可能な構成であれば問題なく採用できる。
投射光学系113は、投射する画像の拡大・縮小及びフォーカスの調整を行うズームレンズを備えている。また、投射光学系113は、ズームの度合いを調整するためのズーム調整用モーター、フォーカスの調整を行うフォーカス調整用モーター等を備えていてもよい。投射光学系113は、光変調装置112で変調された入射光を、ズームレンズを用いてスクリーンSC上に投射し、結像させる。
投射光学系113には、レンズ駆動部141が接続されている。レンズ駆動部141は、制御部120の制御に従って投射光学系113が備える各モーターを駆動する。光変調装置112には、光変調装置駆動部142が接続されている。光変調装置駆動部142は、画像処理部152から入力した表示画像データに基づいて、光変調装置112を駆動する。光源部111には、光源駆動部143が接続されている。光源駆動部143は、制御部120の制御に従って光源部111の光源を駆動する。
プロジェクター100は、画像処理系を備える。画像処理系は、プロジェクター100全体を統合的に制御する制御部120を中心に構成される。画像処理系には、その他に、記憶部130、画像処理部152、光変調装置駆動部142等を備える。
制御部120は、CPU、不揮発性メモリー、RAM等(いずれも不図示)を備え、記憶部130の記憶する制御プログラム131を読み出して実行し、プロジェクター100の各部を制御する。CPU、RAM等のハードウェアと、ROMに記憶したプログラムとの協働によって、図1に示す制御部120内に示す機能ブロックが実現される。本実施形態の制御部120は、機能ブロックとして、投射制御部121、撮影制御部122、第1検出部123、第2検出部124及び判定部125を備えている。
記憶部130は、制御部120が処理するデータや制御部120が実行する制御プログラム131を記憶している。また、記憶部130は、ジェスチャー検出に使用するジェスチャーパターン辞書132を記憶する。ジェスチャーパターン辞書132には、各ジェスチャーの動作パターンと、制御命令とが対応付けられて登録されている。
投射制御部121は、投射部110による画像の投射動作を制御する。具体的には、投射制御部121は、プロジェクター100の電源オン又はオフに伴い光源駆動部143を制御して、光源部111を点灯又は消灯させる制御、I/F部151から出力された画像データを画像処理部152に処理させる制御等を行う。また、投射制御部121は、操作パネル154又はリモコン(不図示)から入力される操作信号に基づいてユーザーが行った操作の内容を検出し、この操作に応じて画像処理部152、レンズ駆動部141、光変調装置駆動部142及び光源駆動部143を制御する。また、投射制御部121は、判定部125が判定したユーザーのジェスチャー操作に応じて画像処理部152、レンズ駆動部141、光変調装置駆動部142及び光源駆動部143を制御する。
撮影制御部122は、撮像部160を制御して、投射画像を含む撮像範囲を撮像部160に撮影させる。撮像部160により撮影された撮影画像データは、撮影制御部122の制御により記憶部130に記憶される。
第1検出部123は、画像処理部152から表示画像データを入力し、入力した表示画像データに対してジェスチャー検出を行う。第1検出部123は、一般的に知られた方法を用いてジェスチャーを検出する。例えば、第1検出部123は、表示画像データから人物領域を検出して、検出した領域における人物の動作特徴(例えば、動きベクトル)を、手、腕といった体のパーツごとに抽出する。そして、第1検出部123は、抽出した各パーツの動作特徴を、ジェスチャーパターン辞書132に登録されているジェスチャーの動作パターンと比較することで、ジェスチャーを検出する。また、特開2011−209773号公報に開示があるように、人物の顔の向きを検出して、人物が一定時間以上正面を向いている場合に人物の手の位置及び動きを検出してもよい。第1検出部123が検出するジェスチャーのパターンには、例えば、手をあげる、手を下げる、手を左回りに回す、手を右回りに回す等の動作が含まれる。第1検出部123は、ジェスチャーを検出すると、ジェスチャーの検出記録をRAM等のメモリー部(不図示)に記録する。ジェスチャーの検出記録には、例えば、検出したジェスチャーパターンを示すパターン情報と、ジェスチャーを検出した時刻情報とが含まれる。
第2検出部124は、撮像部160の撮影画像データからジェスチャーを検出する。記憶部130には、スクリーンSCの投射範囲を撮影した撮影画像データが記憶されている。第2検出部124は、記憶部130から撮影画像データを読み出して、ジェスチャーを検出する。第2検出部124も第1検出部123と同様に、ジェスチャーパターン辞書132を使用してジェスチャーを検出する。また、第2検出部124は、特開2011−209773号公報に開示された技術を用いてジェスチャーを検出してもよい。第2検出部124は、ジェスチャーを検出すると、検出したジェスチャーのパターン情報を判定部125に渡す。
判定部125は、第2検出部124からジェスチャーのパターン情報を取得すると、第2検出部124のジェスチャー検出から所定時間前まで遡って、メモリー部に、第1検出部123のジェスチャー検出記録が保存されているか否かを判定する。判定部125は、メモリー部に、第1検出部123のジェスチャー検出記録が保存されている場合、このジェスチャー検出記録を参照して、ジェスチャーのパターンが同一であるか否かを判定する。判定部125は、ジェスチャー検出記録を参照して、第1検出部123の検出したジェスチーと、第2検出部124が検出したジェスチャーとが同一パターンのジェスチャーであるか否かを判定する。第1検出部123と第2検出部124との検出したジェスチャーが同一パターンのジェスチャーである場合、判定部125は、第2検出部124の検出したジェスチャーを無効と判定する。すなわち、判定部125は、第2検出部124が検出したジェスチャーを、表示画像データに基づいてスクリーンSCに投射された画像から検出されたジェスチャーであると判定する。また、第1検出部123がジェスチャーを検出していない場合、若しくは第1検出部123及び第2検出部124の検出したジェスチャーパターンが異なる場合、判定部125は、第2検出部124の検出したジェスチャーを有効と判定する。すなわち、判定部125は、第2検出部124が検出したジェスチャーを、スクリーンSCの近傍に立って、スクリーンSCに投射された画像の説明等を行うユーザー350(図1参照)が行ったジェスチャーであると判定する。判定部125は、ユーザー350のジェスチャーであると判定すると、パターン情報に基づいてジェスチャーパターン辞書132を参照し、ジェスチャーに対応付けられた制御命令を取得する。判定部125は、取得した制御命令を投射制御部121に渡す。
なお、判定部125は、第2検出部124からジェスチャーのパターン情報を取得した場合、第2検出部124のジェスチャー検出から所定時間後まで追跡して、メモリー部に、第1検出部123のジェスチャー検出記録が保存されているか否かを判定してもよい。また、第2検出部124のジェスチャー検出の前後所定時間の間の第1検出部123のジェスチャー検出記録が、メモリー部に保存されているか否かを判定してもよい。
投射制御部121は、判定部125から制御命令を取得すると、取得した制御命令に応じた処理を行う。例えば、投射制御部121は、スクリーンSCへの画像投射の終了、ズームイン、ズームアウト、電源オフ等の制御を行う。
プロジェクター100の本体には、ユーザーが操作を行うための各種スイッチ及びインジケーターランプを備えた操作パネル154が配置されている。操作パネル154は制御部120に接続されており、制御部120の制御により、プロジェクター100の動作状態や設定状態に応じたインジケーターランプが適宜点灯或いは点滅される。また、操作パネル154のスイッチが操作されると、操作されたスイッチに対応する操作信号が制御部120に出力される。
また、プロジェクター100は、ユーザーが使用するリモコン(不図示)を有する。リモコンは各種のボタンを備えており、これらのボタンの操作に対応して赤外線信号を送信する。プロジェクター100の本体には、リモコンが発する赤外線信号を受光するリモコン受光部155が配置されている。リモコン受光部155は、リモコンから受光した赤外線信号をデコードして、リモコンにおける操作内容を示す操作信号を生成し、制御部120に出力する。
次に、図3及び図4に示すフローチャートを参照しながら制御部120の処理手順を説明する。まず、図3を参照しながら第1検出部123の処理手順について説明する。
第1検出部123は、まず、画像処理部152から表示画像データを入力したか否かを判定する(ステップS1)。第1検出部123は、表示画像データを入力すると(ステップS1/YES)、入力した表示画像データからジェスチャーを検出する(ステップS2)。第1検出部123は、表示画像データから人物領域を検出して、検出した領域における人物の動作特徴(例えば、動きベクトル)を、手、腕といった体のパーツごとに抽出する。そして、第1検出部123は、抽出した各パーツの動作特徴を、ジェスチャーパターン辞書132に登録されたジェスチャーの動作パターンと比較して、ジェスチャーを検出する。第1検出部123は、ジェスチャーを検出した場合(ステップS3/YES)、検出したジェスチャーのパターン情報と、ジェスチャーを検出した時刻情報とをメモリー部に保存する(ステップS4)。また、第1検出部123は、ジェスチャーを検出できなかった場合(ステップS3/NO)、入力した表示画像データに対するジェスチャー検出が終了であるか否かを判定する(ステップS5)。第1検出部123は、表示画像データに対するジェスチャー検出が終了であると判定すると(ステップS5/YES)、この処理フローを終了させる。また、第1検出部123は、表示画像データに対するジェスチャー検出が終了ではないと判定する場合(ステップS5/NO)、ステップS3に戻り、ジェスチャー検出を再度行う。
次に、図4に示すフローチャートを参照しながら撮影制御部122、第2検出部124、及び判定部125の処理手順を説明する。
投射制御部121の制御によりスクリーンSCに表示画像データに基づく画像が表示されると、撮影制御部122は、撮像部160を制御してスクリーンSCを含む投射範囲の撮影を開始する(ステップS11)。撮影制御部122は、撮像部160を制御して、所定時間ごとに、スクリーンSCを含む投射範囲を撮影する。撮像部160により撮影された撮影画像データは、撮影制御部122の制御により記憶部130に記憶される。次に、第2検出部124は、記憶部130から撮影画像データを読み出して、撮影画像データからユーザー350のジェスチャーを検出する(ステップS12)。第2検出部124は、例えば、撮影画像データから抽出した人物の動作特徴を、ジェスチャーパターン辞書132に登録されたジェスチャーの動作パターンと比較することで、ジェスチャーを検出する。第2検出部124は、ジェスチャーを検出できない場合(ステップS13/NO)、他の撮影画像データが、記憶部130に記憶されているか否かを判定する(ステップS16)。撮影画像データが、記憶部130に記憶されている場合(ステップS16/YES、第2検出部124は、記憶部130から他の撮影画像データを読み出して、撮影画像データからユーザー350のジェスチャーを検出する(ステップS12)。また、ステップS13においてジェスチャーを検出した場合(ステップS13/YES)、第2検出部124は、検出したジェスチャーのパターン情報を判定部125に渡す。判定部125は、第2検出部124からジェスチャーのパターン情報を取得すると、第2検出部124のジェスチャー検出から所定時間前まで遡って、メモリー部に、パターン情報が同一のジェスチャー検出記録が保存されているか否かを判定する。すなわち、判定部125は、ほぼ同時に第1検出部123により表示画像データから同一のジェスチャーが検出されたか否かを判定する。判定部125は、メモリー部に、パターン情報が同一のジェスチャー検出記録が保存されている場合(ステップS14/YES)、第2検出部124の検出したジェスチャーを無効と判定する。すなわち、判定部125は、第2検出部124が検出したジェスチャーを、表示画像データに基づいてスクリーンSCに投射された画像から検出されたジェスチャーであると判定する。また、メモリー部に、パターン情報が同一のジェスチャー検出記録が保存されていない場合(ステップS14/NO)、判定部125は、第2検出部124の検出したジェスチャーを有効と判定する。すなわち、判定部125は、第2検出部124が検出したジェスチャーを、ユーザー350(図1参照)のジェスチャーであると判定して、検出したジェスチャーに応じた制御命令をジェスチャーパターン辞書132から取得する。判定部125は、取得した制御命令を投射制御部121に渡す。投射制御部121は、判定部125から制御命令を取得すると、取得した制御命令に応じた処理を行う(ステップS15)。例えば、投射制御部121は、制御命令に応じて、スクリーンSCへの画像投射の終了、ズームイン、ズームアウト、電源オフ等の制御を行う。
以上説明したように本実施形態は、スクリーンSCを撮影した撮影画像データと、スクリーンSCに投射させる投射画像との両方からジェスチャー検出を行って、撮影画像データから検出するジェスチャーの有効性を判定している。すなわち、撮影画像データからは検出され、投射画像からは検出されないジェスチャーを、ユーザーが行った有効なジェスチャーと判定する。従って、投射画像における人の動きを、ユーザーのジェスチャーと誤って判定してしまう可能性を低減することができ、ジェスチャー検出の精度を向上させることができる。
本実施形態のプロジェクター100は、第1検出部123と、撮像部160と、第2検出部124と、判定部125とを備えている。第1検出部123は、スクリーンSCに表示される画像からジェスチャーを検出する。撮像部160は、スクリーンSC上の投射画像を含む範囲、すなわち画像が表示されたスクリーンSCを含む範囲を撮影する。第2検出部124は、撮影画像からジェスチャーを検出する。判定部125は、第2検出部124により検出され、第1検出部123では検出さないジェスチャーを有効なジェスチャーと判定する。このように、プロジェクター100が投射する画像(表示用の画像)から検出したジェスチャーと、スクリーンSCを含む範囲の撮影画像から検出したジェスチャーとを比較することにより、効率よく、高精度でジェスチャーを検出できる。
また、判定部125は、第2検出部124のジェスチャー検出から所定時間前までの間に、第2検出部124が検出したジェスチャーと同一のジェスチャーを第1検出部123が検出していない場合に、第2検出部124が検出したジェスチャーを有効と判定する。また、判定部125は、第2検出部124のジェスチャー検出から所定時間後までの間、第2検出部124が検出したジェスチャーと同一のジェスチャーを第1検出部123が検出していない場合に、第2検出部124が検出したジェスチャーを有効と判定する。従って、投射される画像から検出したジェスチャーと撮影画像から検出したジェスチャーとに時間差がある場合であっても、ユーザーが行うジェスチャーを高精度で検出できる。
また、判定部125は、第2検出部124のジェスチャー検出から所定時間前までの間に、第2検出部124が検出したジェスチャーと同一のジェスチャーを第1検出部123が検出している場合に、第2検出部124が検出したジェスチャーを無効と判定する。また、判定部125は、第2検出部124のジェスチャー検出から所定時間後までの間に、第2検出部124が検出したジェスチャーと同一のジェスチャーを第1検出部123が検出している場合に、第2検出部124が検出したジェスチャーを無効と判定する。従って、投射される画像から検出したジェスチャーと撮影画像から検出したジェスチャーとに時間差がある場合であっても、ユーザーが行うジェスチャーを高精度で検出できる。
なお、上述した実施形態は、本発明の好適な実施の形態である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可能である。上記実施形態では、スクリーンSCの前方から投射するフロントプロジェクション型のプロジェクター100によって、スクリーンSCに画像を投射し、ユーザーがスクリーンSCの近傍で行うジェスチャーを検出する態様について説明した。本発明はこれに限定されず、プロジェクター100以外の画像表示装置が表示する表示画像の近傍でユーザーが行うジェスチャーを検出する態様であってもよい。プロジェクター100以外の画像表示装置としては、スクリーンSCの背面側から投射するリアプロジェクション(背面投射)型のプロジェクターが挙げられる。また、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRT(陰極線管)ディスプレイ、SED(Surface-conduction Electron-emitter Display)等を画像表示装置として用いることができる。
また、プロジェクター100が検出するジェスチャーは、ユーザーの手、腕といった体の一部、或いは体全体の動作に限定されない。例えば、棒形状やペン型の指示体の動きをジェスチャーとして検出してもよいし、レーザーポインターの指示点の動きをジェスチャーとして検出してもよい。
また、上記実施形態では、プロジェクター100が備える撮像部160によりスクリーンSCを撮影して、ジェスチャーを検出する構成を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、撮像部160をプロジェクター100本体とは別体として配置してもよいし、撮像部160がスクリーンSCの側方や正面から撮影を行うものとしてもよい。さらに、複数の撮像部160を配置し、これら複数の撮像部160の撮影画像データに基づいて、ジェスチャーを検出してもよい。
また、図2に示したプロジェクター100の各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、プロジェクションシステム1の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
100…プロジェクター(動き検出装置、画像表示装置)、110…投射部(表示部)、111…光源部、112…光変調装置、113…投射光学系、120…制御部、121…投射制御部(処理部)、122…撮影制御部、123…第1検出部、124…第2検出部、125…判定部、130…記憶部、131…制御プログラム、132…ジェスチャーパターン辞書、141…レンズ駆動部、142…光変調装置駆動部、143…光源駆動部、151…I/F部、152…画像処理部、153…フレームメモリー、154…操作パネル、155…リモコン受光部、160…撮像部(撮影部)、200…通信ケーブル、300…画像供給装置、350…ユーザー、SC…スクリーン(投射面)。

Claims (6)

  1. 画像表示装置が表示する画像からジェスチャーを検出する第1検出部と、
    前記画像表示装置により表示された表示画像を含む範囲を撮影する撮影部と、
    前記撮影部の撮影画像からジェスチャーを検出する第2検出部と、
    前記第2検出部により検出されたジェスチャーの有効性を、前記第1検出部の検出結果に基づいて判定する判定部と、
    を備えることを特徴とする動き検出装置。
  2. 前記判定部は、前記第2検出部により検出され、前記第1検出部では検出されないジェスチャーを有効なジェスチャーと判定することを特徴とする請求項1記載の動き検出装置。
  3. 前記判定部は、前記第2検出部によりジェスチャーが検出され、前記ジェスチャーの検出の前後所定時間の間に、前記ジェスチャーと同一のジェスチャーを前記第1検出部が検出しない場合に、前記第2検出部の検出した前記ジェスチャーを有効なジェスチャーと判定することを特徴とする請求項2記載の動き検出装置。
  4. 前記判定部は、前記第2検出部によりジェスチャーが検出され、前記ジェスチャーの検出の前後所定時間の間に、前記ジェスチャーと同一のジェスチャーを前記第1検出部が検出した場合に、前記第2検出部の検出した前記ジェスチャーを無効なジェスチャーと判定することを特徴とする請求項2又は3記載の動き検出装置。
  5. 画像を表示する表示部と、
    前記表示部が表示する画像からジェスチャーを検出する第1検出部と、
    前記表示部により表示された表示画像を含む範囲を撮影する撮影部と、
    前記撮影部の撮影画像からジェスチャーを検出する第2検出部と、
    前記第2検出部により検出されたジェスチャーの有効性を、前記第1検出部の検出結果に基づいて判定する判定部と、
    前記判定部により有効と判定されたジェスチャーに応じた処理を行う処理部と、
    を有することを特徴とする画像表示装置。
  6. 画像表示装置が表示する画像からジェスチャーを検出する第1検出ステップと、
    前記画像表示装置により表示された表示画像を含む範囲を撮影する撮影ステップと、
    撮影画像からジェスチャーを検出する第2検出ステップと、
    前記第2検出ステップにより検出されたジェスチャーの有効性を、前記第1検出ステップの検出結果に基づいて判定する判定ステップと、
    を有することを特徴とする動き検出方法。
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