JP2015179752A - 基板処理方法、プログラム、制御装置、基板処理装置及び基板処理システム - Google Patents

基板処理方法、プログラム、制御装置、基板処理装置及び基板処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】少ない枚数のモニタ基板で、基板の処理結果を知ることができる基板処理方法を提供すること。【解決手段】複数のスロットを有する基板保持具内に少なくともモニタ基板を載置した状態で基板に処理を施す基板処理方法であって、モニタ基板を第1の枚数含んで実施された第1の処理における、第1の処理条件と、モニタ基板に関する第1の処理結果とを取得する、第1取得ステップと、モニタ基板を第1の枚数より多い第2の枚数含んで実施された第2の処理における、第2の処理条件と、モニタ基板に関する第2の処理結果とを取得する、第2取得ステップと、第1の処理条件と第2の処理条件との間の処理条件差を算出する、第1算出ステップと、第1の処理結果と、第2の処理結果と、処理条件差と、処理条件と処理結果との間の関係を示すプロセスモデルとに基づいて、第1の処理におけるモニタ基板が載置されていないスロット位置での基板の処理結果を算出する、第2算出ステップと、を有する、基板処理方法が提供される。【選択図】図5

Description

本発明は、基板処理方法、プログラム、制御装置、基板処理装置及び基板処理システムに関する。
半導体装置の製造においては、複数の基板、例えば、半導体ウエハ(ウエハ)を一括して処理するバッチ式の基板処理装置が用いられている。近年、半導体デバイスの高集積化に対する要求に伴い、面間均一性良くウエハを処理することが求められている。しかしながら、バッチ式の基板処理装置では、複数の半導体ウエハを効率的に処理することができるが、面間均一性を確保することが困難である。
また、一般的に、バッチ式の基板処理装置を用いた基板処理プロセスにおいては、製品用の基板に加えて処理結果をモニタするためのモニタ基板が載置された状態で基板処理が行われる。そして、モニタ基板の処理結果に基づいて、処理条件の最適化等が実施される。
面間均一性良く基板を処理するためには、多数のモニタ基板を載置して処理結果を確認し、処理条件を最適化することが好ましい。しかしながら、多数のモニタ基板を配置した場合、製造コストが増大する。
そこで、本発明の一つの案では、少ない枚数のモニタ基板で、基板の処理結果を知ることができる基板処理方法を提供することを課題とする。
一つの案では、複数のスロットを有する基板保持具内に少なくともモニタ基板を載置した状態で基板に処理を施す基板処理方法であって、モニタ基板を第1の枚数含んで実施された第1の処理における、第1の処理条件と、モニタ基板に関する第1の処理結果とを取得する、第1取得ステップと、モニタ基板を第1の枚数より多い第2の枚数含んで実施された第2の処理における、第2の処理条件と、モニタ基板に関する第2の処理結果とを取得する、第2取得ステップと、第1の処理条件と第2の処理条件との間の処理条件差を算出する、第1算出ステップと、第1の処理結果と、第2の処理結果と、処理条件差と、処理条件と処理結果との間の関係を示すプロセスモデルとに基づいて、第1の処理におけるモニタ基板が載置されていないスロット位置での基板の処理結果を算出する、第2算出ステップと、を有する、基板処理方法が提供される。
一態様によれば、少ない枚数のモニタ基板で、基板の処理結果を知ることができる基板処理方法を提供することができる。
本実施形態に係る基板処理装置の一例の概略構成図である。 ウエハが載置されるウエハボートの一例の概略図である。 本実施形態に係る制御部の一例の概略構成図である。 ウエハに形成される膜の面間均一性を説明するための概略図である。 本実施形態に係る基板処理方法の一例のフローチャートである。 本実施形態に係る基板処理方法の一例の説明図である。 本実施形態に係る基板処理方法の一例の説明図である。 本実施形態に係る基板処理方法の一例の説明図である。 本実施形態に係る基板処理方法の一例の説明図である。 本実施形態に係る基板処理方法の応用例のフローチャートである。 実施例に係る面間均一性の評価結果の一例を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[基板処理装置の全体構成]
先ず、本実施形態に係る基板処理装置100について、図1を参照しながら説明する。図1に、本実施形態に係る基板処理装置100の一例の概略構成図を示す。
本実施形態に係る基板処理装置100は、長手方向が垂直である、例えば石英製の処理容器102を有する。処理容器102は、例えば、円筒体の内筒102aと、内筒102aの外側に同心的に載置された有天井の外筒102bとの2重管構造で構成される。
処理容器102の下端部は、ステンレススチール等から形成されるマニホールド104によって、気密的に保持される。マニホールド104は、図示しないベースプレートに固定される構成であっても良い。
マニホールド104は、処理容器102内に処理ガスや、不活性ガス(例えばNガス)等のパージガスを導入するガス導入部106と、処理容器102内を排気するガス排気部108とを有する。なお、図1では、ガス導入部106が1つ設置される構成を示したが、本発明はこの点において限定されない。使用するガス種の数等に依存して、複数のガス導入部106を有する構成であっても良い。
処理ガスの種類としては、特に限定されず、成膜する膜の種類等に応じて、当業者が適宜選択することができる。例えば、半導体ウエハ等の基板に酸化シリコン(SiO)膜を形成する場合、処理ガスの一例として、ジクロロシラン(SiHCl)及び一酸化二窒素(NO)が挙げられる。
ガス導入部106には、前述の各種ガスを導入するための配管110が接続される。なお、配管110には、ガス流量を各々調整するための、図示しないマスフローコントローラ等の流量調整部や図示しないバルブ等が介設されている。
また、ガス排気部108には、処理容器102内を減圧制御可能な真空ポンプ112や、開度可変弁114等を有する真空排気路からなる配管116が接続されている。
マニホールド104の下端部には、炉口118が形成されており、この炉口118には、例えばステンレススチール等から形成される円盤状の蓋体120が設けられている。この蓋体120は、昇降機構122により、昇降可能に設けられており、炉口118を気密に封止可能に構成されている。
蓋体120の上には、例えば石英製の保温筒124が設置されている。また、保温筒124の上には、例えば25枚から175枚程度のウエハWを、水平状態で所定の間隔で多段に保持する、例えば石英製のウエハボート126が載置されている。
ウエハボート126は、昇降機構122を用いて、蓋体120を上昇させることで処理容器102内へと搬入され、処理後は、蓋体120を下降させることで処理容器102内から搬出される。
ウエハボート126は、長手方向に複数のスロット(支持溝)を有し、ウエハWは、各々水平な状態で上下に間隔をおいてスロットに積載される。ウエハボート126に載置されるウエハ群は、1つのバッチを構成し、バッチ単位で各種の基板処理が施される。
図2に、ウエハWが載置されるウエハボート126の一例の概略図を示す。なお、図2に示すウエハボート126の上方向は、前述した基板処理装置100の上方向と対応している。また、ウエハボート126の下方向は、前述した基板処理装置100の下方向と対応している。また、本実施形態では、説明の便宜上、ウエハボート126のスロット位置を上方から下方に向かって順に1、2、3、…と称する。
また、一般にウエハボート126を3分割し、ウエハボート126の上方から順にトップ領域、センター領域、ボトム領域と呼ぶことがある。
ウエハボート126には、例えば、製品ウエハWp、モニタウエハWm、ダミーウエハWd等のウエハWが載置される。
製品ウエハWpは、半導体装置の製造に用いられるウエハWである。
モニタウエハWmは、ウエハW(特に製品ウエハWp)に所望の基板処理が施されたかどうかを確認するためのウエハWである。そして、モニタウエハWmの処理結果に基づいて、次の処理における処理条件の調整等が行われる。
モニタウエハWmとしては、製品ウエハWpと処理条件を揃えるため、製品ウエハWpと同一又はほぼ同一のウエハWが用いられる。
モニタウエハWmは、一般的に、ウエハボート126の長さ方向(図2の上下方向)に沿って散在して配置される。一例として、図2では、ウエハボート126の上方から順に、Wm1、Wm2、Wm3、Wm4、Wm5、Wm6、Wm7の7枚のモニタウエハWmが設けられる例を示す。しかしながら、本発明はこの点において限定されず、7枚未満又は8枚以上のモニタウエハWmが設けられる構成であっても良い。以下、モニタウエハWmが載置されているスロット位置を測定スロット位置、モニタウエハWmが載置されていないスロット位置を未測定スロット位置と称する。
ウエハボート126の上端領域及び下端領域に載置されるウエハWは、中央部に載置されるウエハWに対して、熱的に不平衡となりやすい。そのため、上端領域及び下端領域に載置される(製品)ウエハWの温度補償等を行うために、ウエハボート126の上端領域及び下端領域には、ダミーウエハWdが載置される。
一般的にウエハボート126の上端領域及び下端領域には、各々6枚又は7枚程度のダミーウエハWdが載置される。
また、ウエハボート126のスロット数に対して、少ない枚数の製品ウエハWpが処理される場合、ウエハボート126内にウエハWが未載置の空き領域が形成される。この場合、局所的にウエハ温度や処理ガスの濃度が不均一になり、処理の面内均一性、面間均一性等が悪化することがある。そのため、スロットの空き領域に対応するダミーウエハWdを用いて、ウエハボート126を満載状態にすることもある。
一般的に、ウエハボート126に載置するモニタウエハWmの枚数が多いほど、処理されるウエハ群の処理状態を精度良くモニタすることができる。このため、所望の処理結果が得られていない場合であっても、次処理の処理条件の調整を精度良く行うことができる。
一方、製造コストの観点から、ウエハボート126に載置するモニタウエハWmの枚数を少なくすることが好ましい。モニタウエハWmの枚数を少なくすることにより、モニタウエハWmの消費量が少なくなるため、モニタウエハWmに係るコストを低減することができる。また、より多くの製品ウエハWpを載置することができるため、1バッチあたりに処理できる製品ウエハWpの枚数を多くすることができる。
また、処理容器102の外周側には、処理容器102を所定の温度に加熱制御可能な、例えば円筒形状のヒータ128が設けられている。
ヒータ128は、複数のゾーン、例えば5つのゾーン(以後、図1の上側から、ゾーン1、ゾーン2、ゾーン3、ゾーン4及びゾーン5と呼ぶ。)に分割されている。そして、各ヒータ128a〜128eは、電力制御機130a〜130eによって独立して出力を制御できるように構成される。
また、本実施形態に係る基板処理装置100は、図1に示すように、制御部132を有する。図3に、本実施形態に係る制御部132の一例の概略構成図を示す。
図3に示すように、制御部132は、モデル記憶部134と、レシピ記憶部136と、ROM(Read-Only Memory)138と、RAM(Random Access Memory)140と、I/Oポート142と、CPU144と、これらを相互に接続するバス146とを有して構成される。
モデル記憶部134には、所定の処理条件と、基板が所定の処理条件で処理されたときの処理結果との関係を示すプロセスモデルが記憶されている。プロセスモデルとしては、例えばヒータ温度が、成膜された膜の膜厚(ウエハWへの成膜量)に与える影響を表す温度−膜厚モデルが記憶されている。
レシピ記憶部136には、基板処理装置100で実行される基板処理の種類に応じて、制御手順を定める処理条件が記憶されている。処理条件は、使用者が実際に行う処理ごとに用意されるレシピであり、例えば、基板処理装置100へのウエハWの搬入から、処理済みのウエハWの搬出までの、圧力変化、処理ガス等のガス供給の開始及び停止のタイミング、供給量等を規定する。また、前述のプロセスモデルと熱モデルとで決定された設定温度プロファイルに基づいて、レシピを更新する。
また、レシピ記憶部136には、モニタ基板に関する処理結果が記憶されている。
ROM138は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスク等から構成され、CPU144の動作プログラム等を記憶する記憶媒体である。
RAM140は、CPU144のワークエリア等として機能する。
I/Oポート142は、温度、圧力、ガスの流量等の処理条件に関する測定信号を、CPU144に供給すると共にCPU144が出力する制御信号を各部(開度可変弁114の図示しないコントローラ、電力制御機130、マスフローコントローラ等)へ出力する。また、I/Oポート142には、使用者が基板処理装置100を操作する操作パネル148が接続されている。
CPU144は、ROM138に記憶された動作プログラムを実行し、操作パネル148からの指示に従って、レシピ記憶部136に記憶されている処理条件に沿って、基板処理装置100の動作を制御する。
また、CPU144は、後述するように、モデル記憶部134に記憶されているプロセスモデルと、レシピ記憶部136に記憶されている処理条件及び処理結果とに基づいて、モニタウエハWmが載置されていないスロット位置でのウエハWの処理結果を算出する。
バス146は、各部の間で情報を伝達する。
[バッチ型の基板処理装置を用いた基板処理における、面間均一性]
次に、ウエハボート126に載置されたウエハWに形成される膜の面間均一性について、図4を参照しながら説明する。なお、本実施形態においては、簡単のために、ウエハWに、基板処理として所定の温度条件で成膜処理を施した場合の、得られる膜の面間均一性について、説明する。
図4に、ウエハWに形成される膜の面間均一性を説明するための概略図を示す。より具体的には、図4は、所定の成膜処理を施した後における、モニタウエハWm6、モニタウエハWm7及びこれらのモニタウエハWmの間に配置されたウエハWに形成された膜の膜厚の分布図である。
また、図4の例においては、各々のウエハWに膜厚Ya(nm)(図4中の太実線)の膜を形成することを目標として、ゾーン5のヒータ128eの設定温度を、所定の3種類の温度、すなわち、Tb℃(実線)、Tb−5℃(破線)、Tb+5℃(点線)に設定して、成膜処理を実施した。
図4において、例えば、モニタウエハWm6とモニタウエハWm7とに形成された膜の膜厚を参照する。この場合、ヒータ128eの設定温度がTb℃、Tb−5℃又はTb+5℃のいずれの処理条件においても、モニタウエハWm6及びモニタウエハWm7に形成された膜の膜厚は、目標とする膜厚Yaから0.5nmの範囲内の膜厚となっている。
一方、モニタウエハWm6とモニタウエハWm7との間に配置されたウエハWに形成された膜の膜厚を参照する。この場合、ヒータ128eの設定温度がTb℃の処理条件が、目標とする膜厚Yaに最も近似し、かつ、面間での膜厚のゆらぎが小さい(面間均一性に優れた)条件であると判断することができる。
このことは、従来、モニタウエハWmを1バッチ内に少ない枚数配置した場合、未測定スロット位置における、ウエハWの膜厚を正確に知ることができないことを意味する。特に、図4に示すように、スロット位置ごとに膜厚のゆらぎやうねりが存在する場合には、未測定スロット位置に載置されるウエハWに形成される膜の膜厚を知ることは特に困難である。特にウエハボート126のボトム領域は、膜厚のゆらぎやうねりが大きくなる傾向にある。
そのため、少枚数のモニタウエハWmを用いた基板処理の結果に基づいて、次の処理の処理条件を調整すると、前述の膜厚のうねりやゆらぎを考慮に入れた調整ができない。結果として、次の処理におけるウエハWを、面間均一性良く処理することができない。
しかしながら、本発明者らは、後述するように、モニタウエハWmの使用枚数を少なくした場合であっても、モニタウエハWmを載置していないスロットのウエハWの処理結果を正確に知ることができる基板処理装置100を見出した。これにより、本実施形態に係る基板処理装置100を用いた、ウエハWの正確な処理結果に基づいて、次の処理の処理条件の調整又は最適化を行うことができる。結果として、この調整又は最適化された処理条件を用いて行われる次の基板処理における面間均一性を向上することができる。
[基板処理方法]
次に、前述した基板処理装置100の基板処理方法について説明する。図5に本実施形態に係る基板処理方法の一例のフローチャートを示す。
本実施形態に係る基板処理方法は、
複数のスロットを有する基板保持具内に少なくともモニタ基板を載置した状態で基板に処理を施す基板処理方法であって、
前記モニタ基板を第1の枚数含んで実施された第1の処理における、第1の処理条件と、前記モニタ基板に関する第1の処理結果とを取得する、第1取得ステップと、
前記モニタ基板を第1の枚数より多い第2の枚数含んで実施された第2の処理における、第2の処理条件と、前記モニタ基板に関する第2の処理結果とを取得する、第2取得ステップと、
前記第1の処理条件と前記第2の処理条件との間の処理条件差を算出する、第1算出ステップと、
前記第1の処理結果と、前記第2の処理結果と、前記処理条件差と、処理条件と処理結果との間の関係を示すプロセスモデルとに基づいて、前記第1の処理における前記モニタ基板が載置されていないスロット位置での前記基板の処理結果を算出する、第2算出ステップと、
を有する。
以下、各々のステップについて説明する。
以下の説明では、第1の処理では7枚(第1の枚数)のモニタウエハWmがウエハボート126に載置され、第2の処理では8枚(第2の枚数)のモニタウエハWmがウエハボート126に載置される場合について説明するが、本発明はこれに限定されない。第1の枚数及び第2の枚数としては、第2の枚数が第1の枚数よりも多ければ良く、例えば、第1の枚数として3枚、第2の枚数として13枚等のように選択される。
また、以下の説明では、モニタウエハWmが載置されるスロット位置をWmと称する。
第1の処理では、図2におけるウエハボート126のスロット位置Wm1、Wm2、Wm3、Wm4、Wm5、Wm6及びWm7に7枚のモニタウエハWmが散在して載置されている。
第2の処理では、図2におけるウエハボート126のスロット位置Wm1、Wm2、Wm3、Wm4、Wm5、Wm6、Wm7に7枚のモニタウエハWmが散在して載置され、スロット位置Wm6とスロット位置Wm7との間のスロット位置Wm8に1枚のモニタウエハWmが散在して載置されている。すなわち、第2の処理では、第1の処理においてモニタウエハWmが載置されているスロット位置Wm1、Wm2、Wm3、Wm4、Wm5、Wm6及びWm7と、第1の処理においてモニタウエハWmが載置されていないスロット位置Wm8とに、モニタウエハWmが載置されている。そして、第1の処理におけるスロット位置Wm8に載置されるウエハWの膜厚を算出する例について説明する。
また、本実施形態においては、一例として、処理条件としてヒータ温度、処理結果として膜厚を選択した場合について説明するが、この点において限定されるものではない。処理条件としては、例えば温度、圧力、ガス流量、時間又はそれらの組み合わせ等を挙げることができる。また、処理結果としては、例えば膜中不純物濃度、エッチングレート又はそれらの組み合わせ等を挙げることができる。
次に、具体的なステップについて説明する。
(S1)第1の処理における第1の処理条件及び第1の処理結果を取得するステップ
本ステップでは、第1の処理における各々のゾーンでのヒータ温度及びモニタウエハWmに形成された膜の膜厚を取得する。
図6(a)に、第1の処理におけるゾーンとヒータ温度との関係の一例を示す。図6(b)に、第1の処理におけるウエハボート126のスロット位置と、ウエハボート126に載置されたモニタウエハWmに形成された膜の膜厚の一例としての平均膜厚との関係を示す。
図6(a)に示すように、ゾーン1〜5のヒータ温度は、例えば501℃に設定されている。なお、ゾーン1〜5のヒータ温度は、説明の簡略化のために同じ温度としたが、異なる温度であっても良い。
図6(b)に示すように、スロット位置Wm1、Wm3、Wm5に載置されたモニタウエハWmに形成された膜の膜厚は99.4nmであり、スロット位置Wm2、Wm4、Wm6、Wm7に載置されたモニタウエハWmに形成された膜の膜厚は99.5nmである。
(S2)第2の処理における第2の処理条件及び第2の処理結果を取得するステップ
本ステップでは、第2の処理における各々のゾーンでのヒータ温度及びモニタウエハWmに形成された膜の膜厚を取得する。
図6(c)に、第2の処理におけるゾーンとヒータ温度との関係の一例を示す。図6(d)に、第2の処理におけるウエハボート126のスロット位置と、ウエハボート126に載置されたモニタウエハWmに形成された膜の膜厚の一例としての平均膜厚との関係を示す。
図6(c)に示すように、ゾーン1〜4のヒータ温度は、例えば500℃に設定され、ゾーン5のヒータ温度は、例えば495℃に設定されている。
また、図6(d)に示すように、スロット位置Wm1、Wm2、Wm3、Wm4、Wm5、Wm6、Wm7に載置されたモニタウエハWmに形成された膜の膜厚は99.0nmであり、スロット位置Wm8に載置されたモニタウエハWmに形成された膜の膜厚は99.6nmである。
(S3)第1の処理条件と第2の処理条件との間の処理条件差を算出するステップ
本ステップでは、第1の処理におけるヒータ温度と、第2の処理におけるヒータ温度との温度差を各々のゾーンについて算出する。
図7(a)に、第1の処理及び第2の処理におけるゾーンとヒータ温度との関係の一例を示す。図中、横軸はゾーン、縦軸は温度を示している。なお、図7以降の図において、黒塗りのプロットは、実測値であり、白塗り又は米印のプロットは、制御部132によって算出又は推測された値である。また、プロット間の線分は、隣り合うプロット(実測値)間を線形補間したものである。
本ステップでは、図7(a)に示すように、第1の処理におけるゾーン1〜5のヒータ温度(黒三角印)と、第2の処理におけるゾーン1〜5のヒータ温度(黒丸印)との差ΔTemp(図の矢印参照)を、各々のゾーンについて算出する。なお、本実施形態では、ゾーン1〜4におけるΔTempは1℃であり、ゾーン5におけるΔTempは6℃である。
(S4)第1の処理における未測定スロット位置での処理結果を算出するステップ
S4では、図7(b)、図8(a)、図8(b)、図9(a)及び図9(b)を参照しながら、第1の処理における未測定スロット位置Wm8に載置された製品ウエハWpに形成された膜の膜厚を算出するステップについて説明する。
本ステップでは、先ず、第2の処理において、スロット位置Wm8での膜厚が測定されていないと仮定して、第2の処理におけるスロット位置Wm8での膜厚を推定する。
図7(b)に、第2の処理におけるウエハボート126のスロット位置とウエハボート126に載置されたモニタウエハWmに形成された膜の膜厚との関係の一例を示す。図中、横軸はウエハボート126のスロット位置、縦軸はモニタウエハWmに形成された膜の膜厚を示している。
前述したように、第2の処理におけるスロット位置Wm8の膜厚が測定されていないと仮定する。この場合、図7(b)に示すように、第2の処理におけるスロット位置Wm8での膜厚は、第2の処理で測定されたスロット位置Wm8に隣り合うスロット位置Wm6及びWm7での膜厚から、99.0nm(星印参照)であると推定される。なお、以下では、図7(b)の星印における膜厚を、第2の膜厚T2(Wm8)とも呼ぶ。
本実施形態においては、スロット位置Wm8での膜厚は、隣り合うスロット位置での膜厚から線形補間により算出したが、本発明は、この点について特に限定されるものではない。他にも、複数のプロットを用いて最小二乗法等の方法により近似式を求め、この近似式における膜厚の値を採用しても良い。
次に、第2の処理で測定されたスロット位置Wm8に載置されたモニタウエハWmの膜厚と、前述した第2の膜厚T2(Wm8)との差を算出する。
図8(a)に、第2の処理におけるウエハボート126のスロット位置とウエハボート126に載置されたモニタウエハWmに形成された膜の膜厚との関係の一例を示す。
図8(a)に示すように、本実施形態では、第2の処理で測定されたスロット位置Wm8に載置されたモニタウエハWmに形成された膜厚(黒菱形印)と、第2の膜厚T2(Wm8)(星印)との差であるΔThick1(Wm8)(図の矢印参照)は、0.6nmである。
次に、第1の処理と第2の処理との間で、処理条件(ヒータ温度)に差がないと仮定した場合における、スロット位置Wm8での膜厚(補正膜厚と呼ぶ)を算出する。
図8(b)に、第2の処理におけるウエハボート126のスロット位置とウエハボート126に載置されたモニタウエハWmに形成された膜の膜厚との関係の一例を示す。
図8(b)に示すように、S3で算出された各ゾーンにおけるヒータ温度の差ΔTemp(図7(a)参照)と、前述したモデル記憶部134に記憶された温度−膜厚モデルとに基づいて、第2の処理が第1の処理と同じ処理条件で実施された場合のスロット位置Wm8での膜厚と、実際の第2の処理におけるスロット位置Wm8での膜厚との差に対応する、膜厚補正量ΔThick2(Wm8)(図の矢印参照)を算出する。本実施形態では、膜厚補正量ΔThick2(Wm8)は、0.3nmである。
次に、前述したΔThick1(Wm8)とΔThick2(Wm8)との差を算出する。これにより、第2の処理のスロット位置Wm8における、推定される膜厚うねり量ΔThick3(Wm8)(図の矢印参照)を算出する。本実施形態では、ΔThick3(Wm8)は、0.3nmである。
次に、この膜厚うねり量ΔThick3(Wm8)に基づき、第1の処理におけるスロット位置Wm8の膜厚を算出(推定)する。
図9(a)に、第1の処理におけるウエハボート126のスロット位置とウエハボート126に載置されたモニタウエハWmに形成された膜の膜厚との関係の一例を示す。
図9(a)に示すように、第1の処理におけるスロット位置Wm8での膜厚は、第1の処理で測定されたスロット位置Wm8に隣り合うスロット位置Wm6及びWm7の膜厚から線形補間により99.5nm(星印)であると推定される。なお、以下では、図9(a)の星印における膜厚を、第1の膜厚T1(Wm8)とも呼ぶ。
ここで、スロット位置Wm8での膜厚は、隣り合うスロット位置での膜厚から線形補間により算出されたが、この点については特に限定されるものではない。
次に、第1の膜厚T1(Wm8)に、膜厚うねり量ΔThick3(Wm8)を加算し、第1の処理におけるスロット位置Wm8での膜厚を算出する。
図9(b)に、第1の処理におけるウエハボート126のスロット位置とウエハボート126に載置されたモニタウエハWmに形成された膜の膜厚との関係の一例を示す。
図9(b)に示すように、第1の処理におけるスロット位置Wm8での膜厚Est(Wm8)(×印)は、99.75nmである。
以上のステップにより、第1の処理でモニタウエハWmが載置されていないスロット位置Wm8(未測定スロット位置)における膜厚を算出することができる。
なお、本実施形態では、未測定スロット位置が1つの場合について説明したが、これに限定されるものではなく、未測定スロット位置が複数の場合についても同様に前述の基板処理方法を適用することができる。
また、第2の処理は、基板処理装置100が、例えば、工場、研究室等に導入(設置)された直後に実施されることが好ましい。基板処理装置100が導入(設置)された直後とは、基板処理装置100が導入(設置)され、製品ウエハWpを生産開始するまでの期間を表す。
また、第2の処理は、基板処理装置100に対するオーバーホールが行われた直後に実施されることが好ましい。これにより、第1の処理での未測定スロット位置における膜厚の算出精度がより向上する。なお、オーバーホールが行われた直後とは、オーバーホールが行われ、生産を再開するまでの期間を表す。
また、第2の処理は、処理条件が大きく異なる、例えば、同じゾーンにおいてはヒータ温度が20℃異なるごとに実施されることが好ましい。さらに、第2の処理は、処理条件が複数の条件、例えば、温度、圧力、ガス流量、時間等を含む場合には、少なくとも1つの条件が異なるごとに実施されることが好ましい。これにより、第1の処理での未測定スロット位置における膜厚の算出精度がより向上する。
また、本実施形態では、基板処理としては、成膜処理を例に挙げて説明したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、拡散処理、エッチング処理等に適用してもよい。
[基板処理方法の応用例]
次に、本実施形態に係る基板処理方法の応用例について、図10を参照しながら説明する。
図10に、本実施形態に係る基板処理方法の応用例のフローチャートを示す。
本実施形態に係る基板処理方法を応用する場合、ホストコンピュータの制御部が基板処理装置100の制御部132に指示を行う。この指示により、CPU144は、入力された指示内容に応答した基板処理の処理条件をレシピ記憶部136から読み出す。なお、オペレータが操作パネル148を操作することにより、制御部132に指示を行っても良い。
次に、CPU144は、決定された処理条件に基づいて、ヒータ128により処理容器102内の温度を設定する。そして、少なくともモニタ基板としてのモニタウエハWmを含むウエハWをウエハボート126に所定の枚数載置し、昇降機構122により蓋体120を上昇させる。そして、CPU144は、ウエハWを処理容器102内にロードし、処理容器102内を気密状態にする。
CPU144は、ウエハWのロードが完了すると、処理容器102内を読み出した処理条件に従った条件に設定する。処理条件は、例えば、開度可変弁114の開度等を含む。そして、CPU144は、レシピに従って、処理容器102内に所定量の処理ガスを供給し、基板処理を実行する(S100)。
続いて、CPU144は、基板処理が終了したか否かを判別し、基板処理が終了すると、処理ガスの供給を停止する。そして、CPU144は、処理容器102内を冷却し、処理条件に定められたアンロード温度に設定し、ウエハボート126をアンロードする。
CPU144は、ウエハボート126のアンロード後、ウエハボート126に載置されたモニタウエハWmを取り出し、形成された膜の処理結果を取得し、処理結果に問題があるかどうかを判別する(S200)。
CPU144は、モニタウエハWmに形成された処理結果に問題がない場合、処理を終了する、又は、次の処理を実行する。
一方、CPU144は、モニタウエハWmに形成された処理結果に問題がある場合、前述の基板処理方法で説明したS1〜S4の方法により、モニタウエハWmが載置されていないスロット位置(未測定スロット位置)での処理結果の算出を行う(S300)。
次に、CPU144は、測定されたモニタウエハWmの処理結果と、算出された未測定スロット位置での処理結果とに基づいて、処理条件の最適化を行う。
次に、CPU144は、最適化された処理条件に基づいて、次の処理を実行する(S100)。
以上に説明したように、本実施形態に係る基板処理方法が応用される。
以上、本実施形態に係る基板処理方法の応用例によれば、少ない枚数のモニタ基板で、プロセス領域内の基板の処理結果(未測定スロット位置での処理結果)を知ることができる。さらに、この処理結果(測定されたモニタウエハWmの処理結果と算出された未測定スロット位置での処理結果)に基づいて、処理条件の調整又は最適化が行われるため、この調整又は最適化された処理条件を用いて行われる処理における面間均一性が向上する。
[実施例]
前述した本実施形態に係る基板処理方法を適用した実施例を、図11を参照しながら説明する。図11(a)は、所定の成膜処理を施した後における、ウエハボート126のトップ領域、センター領域及びボトム領域に配置されたウエハWに形成された膜の膜厚の測定結果である。より具体的には、図11(a)は、前述した基板処理方法による処理を適用(計算)する前(黒丸印)と、1回適用(計算)後(黒三角印)と、2回適用(計算)後(黒四角印)とにおけるウエハボート126のスロット位置とウエハボート126に載置されたモニタウエハWmに形成された膜の膜厚との関係を示す図である。
図11(a)の例においては、成膜処理は、各々のウエハWに膜厚Yb(nm)(太実線)の膜を形成することを目標として実施した。なお、本実施例においては、一例として、ウエハボート126に8枚のモニタウエハWmを配置し、8枚のモニタウエハWmのうち3枚のモニタウエハWm(大きな黒丸印)に形成された膜の膜厚を前述した本実施形態に係る基板処理方法に適用した。なお、小さな黒丸印は、モニタウエハWmに形成された膜の膜厚が前述の基板処理方法に適用する際に用いられずに、図11(b)に示す面間均一性の算出のためのみに用いられたデータである。
図11(a)に示すように、前述した本実施形態に係る基板処理方法による処理を適用すると、ウエハボート126に配置されたウエハWに形成される膜の膜厚のばらつきが小さくなることが確認できた。特に、ボトム領域に配置されたウエハWに形成された膜の膜厚の目標とする膜厚Ybからのずれが大きく低減していることが確認できた。
図11(b)に、前述した基板処理方法による処理の適用前後における膜厚の面間均一性を示す。図11(b)中、面間均一性は、図11(a)で示した膜厚測定結果の各々の処理結果(適用前、1回適用後及び2回適用後)における最大膜厚をTmax、最小膜厚をTmin、平均膜厚をTaveとした場合に、以下の式(1)により算出される値である。
(Tmax−Tmin)/(Tave×2)×100[%] …(1)
図11(b)に示すように、本実施形態に係る基板処理方法による処理を1回適用すると、面間均一性は±1.46%から±0.89%となり、面間均一性が向上することが確認できた。また、本実施形態に係る基板処理方法による処理を2回適用すると、面間均一性は±0.89%から±0.48%となり、面間均一性が更に向上することが確認できた。
すなわち、モニタウエハWmの使用枚数を低減し、かつ面間均一性が向上することが確認できた。
以上に説明したように、本実施形態に係る基板処理方法、プログラム、制御装置、基板処理装置及び基板処理システムによれば、少ない枚数のモニタ基板で、プロセス領域内の基板の処理結果を知ることができる基板処理方法を提供することができる。
以上、基板処理方法、プログラム、制御装置、基板処理装置及び基板処理システムを実施形態及び実施例により説明したが、本発明は上記実施形態及び実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
100 基板処理装置
126 ウエハボート
132 制御部
W ウエハ
Wm モニタウエハ

Claims (11)

  1. 複数のスロットを有する基板保持具内に少なくともモニタ基板を載置した状態で基板に処理を施す基板処理方法であって、
    前記モニタ基板を第1の枚数含んで実施された第1の処理における、第1の処理条件と、前記モニタ基板に関する第1の処理結果とを取得する、第1取得ステップと、
    前記モニタ基板を前記第1の枚数より多い第2の枚数含んで実施された第2の処理における、第2の処理条件と、前記モニタ基板に関する第2の処理結果とを取得する、第2取得ステップと、
    前記第1の処理条件と前記第2の処理条件との間の処理条件差を算出する、第1算出ステップと、
    前記第1の処理結果と、前記第2の処理結果と、前記処理条件差と、処理条件と処理結果との間の関係を示すプロセスモデルとに基づいて、前記第1の処理における前記モニタ基板が載置されていないスロット位置での前記基板の処理結果を算出する、第2算出ステップと、
    を有する、
    基板処理方法。
  2. 前記第2算出ステップは、
    前記第2の処理結果と、前記処理条件差と、前記プロセスモデルとに基づいて、前記処理条件差によって生じる処理結果の差を補正する補正膜厚を算出するステップと、
    前記補正膜厚と、前記第1の処理結果とに基づいて、前記第1の処理における、前記モニタ基板が載置されていないスロット位置での前記基板の処理結果を算出するステップと、
    を有する、
    請求項1に記載の基板処理方法。
  3. 前記第2の処理における前記モニタ基板が載置されるスロット位置は、前記第1の処理における前記モニタ基板が載置されるスロット位置を含む、
    請求項1又は2に記載の基板処理方法。
  4. 前記第1の処理における前記モニタ基板が載置されていないスロット位置の少なくとも一部は、前記第2の処理において、前記モニタ基板が載置されているスロット位置である、
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の基板処理方法。
  5. 前記処理条件は、ヒータ温度を含む、
    請求項1乃至4の何れか一項に記載の基板処理方法。
  6. 前記処理は、前記モニタ基板に対する成膜処理を含み、
    前記処理結果は、前記基板に成膜された膜の膜厚を含む、
    請求項1乃至5の何れか一項に記載の基板処理方法。
  7. 算出された前記モニタ基板が載置されていないスロット位置での前記基板の処理結果と、前記第1の処理結果とに基づいて、処理条件の更新又は最適化を行うステップを更に有する、
    請求項1乃至6の何れか一項に記載の基板処理方法。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載の基板処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 少なくともモニタ基板が載置される複数のスロットを備えた基板保持具を有する基板処理装置の動作を制御する制御装置であって、
    前記制御装置は、
    前記モニタ基板を第1の枚数含んで実施された第1の処理における第1の処理条件と前記モニタ基板に関する第1の処理結果と、前記モニタ基板を第1の枚数より多い第2の枚数含んで実施された第2の処理における第2の処理条件と前記モニタ基板に関する第2の処理結果と、を記憶するレシピ記憶部と、
    処理条件と処理結果との間の関係を示すプロセスモデルを記憶するモデル記憶部と、
    を有し、
    前記レシピ記憶部に記憶されている前記第1の処理結果と前記第2の処理結果と、前記モデル記憶部に記憶されているプロセスモデルと、前記第1の処理条件と前記第2の処理条件との間の処理条件差とに基づいて、前記第1の処理における前記モニタ基板が載置されていないスロット位置での基板の処理結果を算出する、
    制御装置。
  10. 少なくともモニタ基板が載置される複数のスロットを備えた基板保持具及び制御部を有し、複数の基板を処理することが可能な基板処理装置であって、
    前記制御部は、
    前記モニタ基板を第1の枚数含んで実施された第1の処理における第1の処理条件と前記モニタ基板に関する第1の処理結果と、前記モニタ基板を第1の枚数より多い第2の枚数含んで実施された第2の処理における第2の処理条件と前記モニタ基板に関する第2の処理結果と、を記憶するレシピ記憶部と、
    処理条件と処理結果との間の関係を示すプロセスモデルを記憶するモデル記憶部と、
    を有し、
    前記レシピ記憶部に記憶されている前記第1の処理結果と前記第2の処理結果と、前記モデル記憶部に記憶されているプロセスモデルと、前記第1の処理条件と前記第2の処理条件との間の処理条件差とに基づいて、前記第1の処理における前記モニタ基板が載置されていないスロット位置での前記基板の処理結果を算出する、
    基板処理装置。
  11. 少なくともモニタ基板が載置される複数のスロットを備えた基板保持具を有し、複数の基板を処理することが可能な基板処理装置と、
    前記基板処理装置を制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記モニタ基板を第1の枚数含んで実施された第1の処理における第1の処理条件と前記モニタ基板に関する第1の処理結果と、前記モニタ基板を第1の枚数より多い第2の枚数含んで実施された第2の処理における第2の処理条件と前記モニタ基板に関する第2の処理結果と、を記憶するレシピ記憶部と、
    処理条件と処理結果との間の関係を示すプロセスモデルを記憶するモデル記憶部と、
    を有し、
    前記レシピ記憶部に記憶されている前記第1の処理結果と前記第2の処理結果と、前記モデル記憶部に記憶されているプロセスモデルと、前記第1の処理条件と前記第2の処理条件との間の処理条件差とに基づいて、前記第1の処理における前記モニタ基板が載置されていないスロット位置での前記基板の処理結果を算出する、
    基板処理システム。
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