JP2015178298A - 車両用セキュリティ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不審者の侵入を確実かつ未然に防止する。【解決手段】車両Vの振動センサ(22a〜22d)のいずれかが検出した振動が所定値を超えたとき、または、車両Vの赤外線センサ(24a〜24d)のいずれかが接近物を検出したとき、録画開始制御部34bが当該振動センサ、または、当該赤外線センサと対応するカメラ(20a〜20d)で車両Vの周囲の映像を映像録画部36aに録画する。その後、イベント継続時間計測部52bが計測した所定値を超える振動の振動継続時間T1、または、接近物検出継続時間T2が所定時間を超え、なおかつ、不審者判断部32aで人間が映っていると判断されたときに警報発報部56aが警報を発報する。【選択図】図2

Description

本発明は、駐車中の車両の監視を行う車両用セキュリティ装置に関するものである。
近年、車両窃盗の増加に対する防犯措置として、車両にセキュリティシステムを搭載する例が増えている。
このような車両用セキュリティ装置では、例えば、超音波センサ等によって不審者の接近を検知して、接近が検知された後でカメラを動作させて、車内を撮影し、画像に変化が検出されたときに不審者が侵入したものと判断して警報音を鳴らしている(例えば、特許文献1)。
また、車両用セキュリティ装置には、加速度センサ(振動センサ)を用いて、車体に発生する振動量を検出し、振動量が所定値を超えたときには盗難の虞があると判断して警報を出力するものもある(例えば、特許文献2)。
特開2009−61929号公報 特開2013−141874号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたセキュリティ装置は、カメラが車内を監視しているため、車内への侵入が検知された後で警報が出力される構成になっていた。
したがって、このような従来のセキュリティ装置にあっては、不審者の侵入を未然に防ぐことができないという問題があった。
また、特許文献2に記載されたセキュリティ装置は、加速度センサ(振動センサ)のみを用いて、車両盗難の虞があるか否かを判断する構成になっていた。
したがって、このような従来のセキュリティ装置にあっては、風や地震によって発生する振動や、近くを別の車両が通過することによって発生する振動によって、誤作動を起こす虞があるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、複数の異なる種類のセンサを組み合わせて活用することにより、誤作動することなく、不審者の侵入を確実かつ未然に防止することを目的とする。
本発明に係る車両用セキュリティ装置は、誤作動することなく、不審者の侵入を確実かつ未然に防止するものである。
すなわち、本発明に係る車両用セキュリティ装置は、車両の周囲に前記車両の外側に向けて設置されて、前記車両の周囲を撮影する複数の撮像部と、前記複数の撮像部の各設置位置とそれぞれ対応する位置で、前記車両に発生した振動の大きさを検出する複数の振動検出部と、前記複数の撮像部の各設置位置とそれぞれ対応する位置で、前記複数の撮像部の各観測方向に存在する接近物を検出する複数の接近物検出部と、前記複数の撮像部のうち、少なくとも1つの撮像部で撮影された映像を録画する映像録画部と、前記振動検出部で所定値を超える振動が検出されたとき、または、前記接近物検出部で接近物が検出されたときに、前記振動を検出した振動検出部と対応する位置に置かれた前記撮像部、または、前記接近物を検出した接近物検出部と対応する位置に置かれた前記撮像部で撮影された映像の前記映像録画部への録画を開始する録画開始制御部と、前記所定値を超える振動が継続する振動継続時間、および、前記接近物の検出が継続して行われる接近物検出継続時間をそれぞれ計測するイベント継続時間計測部と、前記録画された映像の中に人間が映っているか否かを判断する不審者判断部と、前記振動継続時間または前記接近物検出継続時間が所定時間を超えて、なおかつ、前記不審者判断部で人間が映っていると判断されたときに警報を発報する警報発報部と、前記警報発報部が警報を発報した後で、前記所定値を超える振動の検出および前記接近物の検出がともになされず、なおかつ、前記録画された映像の中に人間が映っていないと判断されたときには、前記警報の発報を停止させる警報停止部と、前記警報停止部が警報の発報を停止したときに前記録画を終了する録画終了制御部と、映像の録画が行われたことを示すイベント発生告知部と、を有することを特徴とする。
このように構成された本発明に係る車両用セキュリティ装置によれば、車両に設置された複数の振動検出部のいずれかが検出した振動の大きさが所定値を超えたとき、または、車両に設置された複数の接近物検出部のいずれかが接近物を検出したときには、録画開始制御部の作用によって当該振動検出部、または、当該接近物検出部と対応する位置に設置された撮像部で撮影された車両周囲の映像を映像録画部に録画する。
そして、イベント継続時間計測部が、所定値を超える振動が継続する振動継続時間と接近物の検出が継続して行われる接近物検出継続時間を計測して、振動継続時間または接近物検出継続時間が所定時間を超えて、なおかつ、不審者判断部で人間が映っていると判断されたときには警報発報部が警報を発報する。
そして、警報発報部が警報を発報した後で、所定値を超える振動および前記接近物の検出がともになされず、なおかつ、不審者判断部で人間が映っていないと判断されたときには、警報停止部の作用によって警報の発報が停止されるとともに、録画終了制御部の作用によって映像の録画が終了して、イベント発生告知部が、録画が行われたことを告知する。
したがって、振動検出部と接近物検出部によって不審者の車両への接近を検出して、不審者判断部で人間が映っていることを確認して警報を発報するため、複数の異なる種類のセンサで不審者の接近を確実に検出して、なおかつ、車両への侵入を未然に防止することができる。
本発明の実施例1に係る車両用セキュリティ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る車両用セキュリティ装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 (a)は実施例1に係る車両用セキュリティ装置の車載状態を示す図である。(b)は車両用セキュリティ装置で録画される映像の一例を示す図である。 実施例1に係る車両用セキュリティ装置で行われる処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係る車両用セキュリティ装置で行われる録画開始判断処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係る車両用セキュリティ装置で行われる警報発報判断処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係る車両用セキュリティ装置で行われる警報停止判断処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は不審者が4方向から車両に接近している様子を示す図である。(b)は図8(a)の状態にあるときに、車両用セキュリティ装置に録画される映像の一例を示す図である。 (a)は不審者が2方向から車両に接近している様子を示す図である。(b)は図9(a)の状態にあるときに、車両用セキュリティ装置に録画される映像の一例を示す図である。
以下、本発明に係る車両用セキュリティ装置の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施例は、本発明を、駐車中の車両の監視を行うセキュリティ装置に適用したものである。
(ハードウェア構成の説明)
まず、図1を用いて、本発明の一実施形態であるセキュリティ装置10の構成を説明する。図1は、車両Vに実装された本実施例に係るセキュリティ装置10のハードウェアブロック図を示す。
実施例1に係るセキュリティ装置10は、図1に示すように、車両Vの周囲を監視する前方カメラ20a,左側方カメラ20b,後方カメラ20c,右側方カメラ20dと、車両Vの各部に発生した振動を検出する、加速度センサからなる前方振動センサ22a,左側方振動センサ22b,後方振動センサ22c,右側方振動センサ22dと、車両Vに各方向から接近する不審者を検出する前方赤外線センサ24a,左側方赤外線センサ24b,後方赤外線センサ24c,右側方赤外線センサ24dと、各カメラ20a,20b,20c,20dの動作を制御して、必要に応じて撮影された映像を録画するカメラECU30と、車両Vの監視の開始,中断,終了の判断を行うセキュリティシステムECU50と、映像が録画されたことを示すインジケータ60と、録画された映像を再生するモニター70と、を備えている。
カメラECU30は、さらに、撮影された画像の中から人間(不審者)を検出する、集積回路であるASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成された画像処理プロセッサ32と、撮影された画像の録画の開始,中断,終了の判断を行うマイコン34と、録画された映像を記憶する半導体メモリからなるメモリ36と、を備えている。
セキュリティシステムECU50は、さらに、車両Vの監視の開始,中断,終了の判断と指示を行うマイコン52と、車両Vの所有者を不審者として誤検出することを避ける電子錠レシーバ54と、警報の発報が必要なときに警報出力を増幅するアンプ56と、警報音を出力するスピーカ58と、を備えている。
なお、セキュリティ装置10を構成する複数の撮像部(20a〜20d)とカメラECU30は、セキュリティ装置10専用に設置されたものではなく、車両Vの周囲状況を監視する周囲監視装置用に設置されたものである。そして、その撮像部(20a〜20d)とカメラECU30が、セキュリティ装置10のために流用される。
(機能構成の説明)
次に、セキュリティ装置10の機能構成について、図1,図2を用いて説明する。図2は、車両Vに実装された本実施例に係るセキュリティ装置10の機能構成を示す機能ブロック図を示す。
実施例1に係るセキュリティ装置10は、図2に示すように、車両Vの周囲を監視する前方撮像部20a,左側方撮像部20b,後方撮像部20c,右側方撮像部20dと、車両Vの各部に発生した振動を検出する前方振動検出部22a,左側方振動検出部22b,後方振動検出部22c,右側方振動検出部22dと、車両Vに各方向から接近する不審者を検出する前方接近物検出部24a,左側方接近物検出部24b,後方接近物検出部24c,右側方接近物検出部24dと、を備える。
ここで、前方撮像部20a,左側方撮像部20b,後方撮像部20c,右側方撮像部20dは、具体的には、それぞれ、図1に示す前方カメラ20a,左側方カメラ20b,後方カメラ20c,右側方カメラ20dで構成されている。なお、以後、これら4つの撮像部を総称する際は、単に撮像部20と呼ぶ。
また、前方振動検出部22a,左側方振動検出部22b,後方振動検出部22c,右側方振動検出部22dは、具体的には、それぞれ、図1に示す前方振動センサ22a,左側方振動センサ22b,後方振動センサ22c,右側方振動センサ22dで構成されている。なお、以後、これら4つの振動検出部を総称する際は、単に振動検出部22と呼ぶ。
さらに、前方接近物検出部24a,左側方接近物検出部24b,後方接近物検出部24c,右側方接近物検出部24dは、具体的には、それぞれ、図1に示す前方赤外線センサ24a,左側方赤外線センサ24b,後方赤外線センサ24c,右側方赤外線センサ24dで構成されている。なお、以後、これら4つの接近物検出部を総称する際は、単に接近物検出部24と呼ぶ。
セキュリティ装置10は、さらに、カメラ制御部30と、セキュリティシステム制御部50と、イベント発生告知部60と、映像出力部70を備える。
カメラ制御部30は、具体的には、図1に示すカメラECU30からなり、複数の撮像部である前方撮像部20a,左側方撮像部20b,後方撮像部20c,右側方撮像部20dを動作させて映像を撮影し、撮影された各映像の中に人間が映っているか否かを判断する不審者判断部32aと、録画状態を制御する録画制御部34aと、録画した映像を記録する映像録画部36aを備える。ここで、不審者判断部32aは、具体的には、図1に示す画像処理プロセッサ32で構成されて、録画制御部34aは、具体的には、図1に示すマイコン34で構成されて、映像録画部36aは、具体的には、図1に示す画像処理プロセッサ32とメモリ36で構成されている。
なお、録画制御部34aは、さらに、録画の開始タイミングを判断して録画を開始させる録画開始制御部34bと、録画の終了タイミングを判断して録画を終了させる録画終了制御部34cと、録画の中断タイミングを判断して録画を中断させる録画中断制御部34dを備える。
セキュリティシステム制御部50は、具体的には、図1に示すセキュリティシステムECU50からなり、車両Vの監視の開始を判断して監視を開始させる監視開始判断部52aと、前述した振動検出部22が振動の発生を検出したときにその継続時間を計測し、また、接近物検出部24が接近物の接近を検出したときにその継続時間を計測するイベント継続時間計測部52bと、車両Vが警戒すべき状態にあるか否かを判断して、警戒すべき状態にあると判断されたときに警報を出力する警報発報部56aと、所定の条件を満足したか否かを判断して、所定の条件を満足したと判断されたときに警報の出力を停止する警報停止部52cを備える。ここで、監視開始判断部52aは、具体的には、図1に示す電子錠レシーバ54とマイコン52で構成されて、イベント継続時間計測部52bと警報停止部52cは、具体的には、図1に示すマイコン52で構成されて、警報発報部56aは、具体的には、図1に示すマイコン52とアンプ56とスピーカ58で構成されている。
イベント発生告知部60は、具体的には、図1に示すインジケータ60からなり、警戒すべき状態が発生して映像の録画が行われたことを告知する。
映像出力部70は、具体的には、図1に示すモニター70からなり、録画された映像を表示する。
以下、本実施例の主要な動作内容について、順を追って説明する。
(警戒モード開始判断方法の説明)
まず、セキュリティ装置10を起動して警戒モードに移行させる手順について説明する
車両Vの運転者は電子キー(スマートキー)を所持しているものとする。この電子キーは、車両Vと通信を行うことによって、車両Vの所有者が車両Vに接近したこと/車両Vから遠ざかったこと、また、乗車/降車したことを判断し、ドアの開錠/施錠やエンジンの始動/停止の操作を簡便に行うことができるようにするものである。本実施例における警戒モードの開始判断は、この電子キーを用いて行われる。
運転者は車両Vの運転を終了すると、エンジンを停止する。そしてドアを開けて降車した後、ドアを閉じてロックする。
このとき、セキュリティ装置10はまず、ドアがロックされたことを検出する。この判断は、監視開始判断部52a(図2)において、前述した電子キーからドアを施錠したことを示す信号が送信されたことを検出することによって行う。
ドアがロックされたことを検出すると、次に、運転者が所持している電子キーが車両Vから遠ざかったことを検出する。この検出は、監視開始判断部52a(図2)を構成する電子錠レシーバ54(図2)において、電子キーと車両Vの間で通信が行えなくなったことを判断して行われる。すなわち、電子キーが車両Vから遠ざかって通信が行えなくなったときに、運転者が車両Vから離れたと判断する。
そして、電子キーが車両Vから遠ざかったことを検出したときに、監視開始判断部52aは車両Vを警戒モードとして、車両Vの監視を開始する。
(不審者判定方法の説明)
次に、不審者判断部32aで行われる不審者の判定方法について説明する。不審者判断部32aでは、そのとき作動している撮像部20(20aから20dのいずれか)で撮影された画像の中から、人間の検出を行う。
具体的には、例えば、時系列で観測された画像間で差分演算を行って、画像間で移動が発生した領域を検出し、その移動領域の輝度分布や形状特徴を分析して人間らしさを算出する。その際、不審者判断部32aが予め記憶している、人間を様々な方向から撮影したときに得られるモデルを参照して、検出された領域の人間らしさを算出することができる。このようにして算出された人間らしさが所定の値を超えたときに、撮影された画像の中に人間が映っていると判断する。なお、人間の検出方法は、これに限定されるものではなく、既に公知になっているいかなる画像処理方法を適用して行っても構わない。
(録画開始判断方法の説明)
次に、セキュリティ装置10で行われる録画制御のうち、録画開始判断の方法について説明する。
録画の開始判断と録画する撮像部の決定は、録画開始制御部34b(図2)において行われる。具体的には、振動検出部22(22aから22dのいずれか)において所定値よりも大きい振動が検出されるか、もしくは、接近物検出部24(24aから24dのいずれか)において接近物が検出されたときに、その振動検出部22(22aから22dのいずれか)、もしくは、その接近物検出部24(24aから24dのいずれか)と対応する撮像部20(20aから20dのいずれか)を起動して、その撮像部20(20aから20dのいずれか)で撮影された映像の録画を開始する。以上説明した録画開始判断の詳細な処理の流れは、後ほどフローチャートで説明する。
なお、複数の撮像部20(20aから20dの中の複数の撮像部)で同時に振動あるいは接近物が検知されたときには、複数の撮像部で同時に録画を開始する。
(録画情報の構成の説明)
次に、映像録画部36a(図2)で録画される映像の構成について、図3(a)(b)を用いて説明する。
図3(a)は、車両Vの右側ドアに不審者H1が接近して、車両Vに触れた様子を示す図である。このとき、車両Vに設置された右側方振動センサ22dが所定値よりも大きい振動を検知して、右側方赤外線センサ24dが接近物を検知する。
すると、前述した録画開始制御が行われ、右側方カメラ20dが起動して映像の録画が開始される。そして、このとき、映像録画部36a(図2)には、図3(b)に示す映像I(t)が録画される。
映像I(t)の中には、車両Vに接近している不審者H1が映る。さらに、映像I(t)の中には、画像処理プロセッサ32(図1)が有するOSD機能(On Screen Display機能)によって、その映像を撮影した撮像部の設置位置と、その映像が撮影された日時であるタイムカウンターTcが重畳される。これによって、不審者H1が車両Vに接近した方向と時刻を特定することができる。
(警報発報判断方法の説明)
次に、セキュリティ装置10で行われる警報発報判断の方法について説明する。警報発報判断は、イベント継続時間計測部52bの判断によって行われる。
イベント継続時間計測部52bは、振動検出部22が振動の発生を検出したときにその継続時間である振動継続時間Tを計測し、接近物検出部24が接近物の接近を検出したときにその継続時間である接近物検出継続時間Tを計測する。そして、振動継続時間Tが所定の閾値Thを超えたとき、あるいは、接近物検出継続時間Tが所定の閾値Thを超えたときに、警報を発報する必要があると判断する。なお、閾値Th,Thは、それぞれ、予め所定の値を設定しておく。また、ユーザが必要に応じて、閾値Th,Thの値を設定できるようにしてもよい。
一方、振動継続時間Tが所定の閾値Thを超えず、なおかつ、接近物検出継続時間Tが所定の閾値Thを超えないときには、不審者判断部32aで人間が検出されないことを確認して、警報を発報する必要がないと判断する。なお、警報発報判断の詳細な処理の流れは、後ほどフローチャートで説明する。
(警報停止判断方法、および録画終了判断方法の説明)
次に、セキュリティ装置10で行われる警報停止判断、録画終了判断の方法について説明する。
警報の発報は、警報停止部52cの判断によって終了する。また、映像の録画は、録画終了制御部34c(図2)の判断によって終了する。具体的には、以下の2通りの終了方法を有している。
1つは、検出された不審者が立ち去ったことを判断して、自動的に警報の発報と録画を終了する方法であり、もう1つは、運転者が車両Vに戻って、自ら警報の発報と録画を終了する方法である。
このうち、前者の方法では、例えば、警報が発報された状態のときに、振動検出部22(図2)で所定値以上の振動が検知されず、さらに、接近物検出部24(図2)で接近物が検知されず、なおかつ、不審者判断部32a(図2)で人間が検出されないときには、不審者が立ち去ったものと判断して警報の出力を停止する。なお、警報が停止したときに、同時に録画も停止する。そして、不審者が接近して録画が行われたことを示すため、インジケータ(イベント発生告知部)(図1,図2)の点滅パターンを変更する。
また、後者の方法では、例えば、警報が発報された状態にあるときに、警報停止部52c(図2)において電子キーのID照合を行い、その結果、車両Vの近傍に車両Vの所有者がいることが確認されたとき、運転者が所定の操作(例えばドアノブを所定時間内に所定回数動かす等)を行って警報の出力を停止させることができる。なお、警報が停止したときに、同時に録画も停止する。なお、警報停止判断、および録画終了判断の詳細な処理の流れは、後ほどフローチャートで説明する。
(録画中断判断方法の説明)
次に、セキュリティ装置10で行われる録画制御方法のうち、録画中断判断の方法について説明する。
映像の録画は、録画中断制御部34dの判断によって中断する。具体的には、録画が開始されて、なおかつ、警報が発報していない状態のときに、振動検出部22(図2)で所定値以上の振動が検知されず、さらに、接近物検出部24(図2)で接近物が検知されず、なおかつ、不審者判断部32a(図2)で人間が検出されないときには、不審者が立ち去った、もしくは、不審者を誤検知したものと判断して録画を中断する。
そして、録画が中断したときには、同時に、そのとき映像録画部36aに録画したデータを消去する。これによって、メモリ容量を節約することができる。なお、警報中断判断の詳細な処理の流れは、後ほどフローチャートで説明する。
(セキュリティ装置で行われる処理全体の流れの説明)
次に、セキュリティ装置10で行われる処理全体の流れについて、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS10)車両Vが施錠されたか否かを判断する。施錠されたときはステップS12に進み、それ以外のときはステップS10を繰り返す。
(ステップS12)車両Vのキーが遠ざかったか否かを判断する。キーが遠ざかったと判断されたときはステップS14に進み、それ以外のときはステップS12を繰り返す。
(ステップS14)警戒モードに移行する。
(ステップS16)録画開始制御部34b(図2)において録画開始判断処理を行う。この処理の詳細については後述する。
(ステップS18)録画を開始すると判断されたときはステップS20に進み、それ以外のときはステップS16に戻る。
(ステップS20)振動を検知した振動検出部22(22a〜22d)(図2)のいずれか、または接近物を検知した接近物検出部24(24a〜24d)(図2)のいずれか、と対応する位置に置かれた撮像部20(20a〜20d)(図2)のいずれかを起動して、撮影された映像の録画を開始する。
(ステップS22)振動継続時間Tと接近物検出継続時間Tをともに0にリセットする。
(ステップS24)不審者判断部32a(図2)において、人間が検出されたか否かを判断する。人間が検出されたときはステップS26に進み、それ以外のときはステップS32に進む。
(ステップS26)イベント継続時間計測部52b(図2)において警報発報判断処理を行う。この処理の詳細については後述する。
(ステップS28)警報を発報すると判断されたときはステップS30に進み、それ以外のときはステップS32に進む。
(ステップS30)警報発報部56a(図2)において警報を出力する。
(ステップS32)録画中断制御部34d(図2)の作用によって録画を中断する。
(ステップS34)ステップS32で中断した録画データを消去してステップS16に戻る。
(ステップS36)イベント継続時間計測部52b(図2)において警報停止判断処理を行う。この処理の詳細については後述する。
(ステップS38)警報を停止すると判断されたときはステップS42に進み、それ以外のときはステップS40に進む。
(ステップS40)警報停止部52c(図2)において、警報の出力を停止させる操作が検出されたか否かを判断する。警報の出力を停止させる操作が検出されたときはステップS48に進み、それ以外のときはステップS36に戻る。
(ステップS42)警報停止部52c(図2)の作用によって警報出力を停止する。
(ステップS44)録画終了制御部34c(図2)の作用によって録画を終了させる。
(ステップS46)警報発報部56a(図2)の作用によってインジケータ60(イベント発生告知部)(図2)の点滅パターンを変更する。そしてステップS16に戻る。
(ステップS48)警報停止部52c(図2)の作用によって警報出力を停止する。
(ステップS50)録画終了制御部34c(図2)の作用によって録画を終了させる。
(録画開始判断処理の流れの説明)
次に、セキュリティ装置10で行われる録画開始判断処理の流れについて、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS60)振動検出部22(22a〜22d)(図2)のいずれかで所定値以上の振動が検知されたか否かを判断する。振動が検知されたときはステップS62に進み、それ以外のときはステップS64に進む。
(ステップS62)録画開始制御部34b(図2)において、録画を開始すると判断してメインルーチン(図4)に戻る。
(ステップS64)接近物検出部24(24a〜24d)(図2)のいずれかで接近物が検知されたか否かを判断する。接近物が検知されたときはステップS62に進み、それ以外のときはステップS66に進む。
(ステップS66)録画開始制御部34b(図2)において、録画を開始しないと判断してメインルーチン(図4)に戻る。
(警報発報判断処理の流れの説明)
次に、セキュリティ装置10で行われる警報発報判断処理の流れについて、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS70)振動検出部22(22a〜22d)(図2)のいずれかで所定値以上の振動が検知されたか否かを判断する。振動が検知されたときはステップS72に進み、それ以外のときはステップS74に進む。
(ステップS72)振動継続時間Tに所定量を加算する。
(ステップS74)振動継続時間Tを0にリセットする。
(ステップS76)接近物検出部24(24a〜24d)(図2)のいずれかで接近物が検知されたか否かを判断する。接近物が検知されたときはステップS80に進み、それ以外のときはステップS84に進む。
(ステップS78)振動継続時間Tが所定の閾値Th以上であるか否かを判断する。振動継続時間Tが所定の閾値Th以上であると判断されたときはステップS88に進み、それ以外のときはステップS70に戻る。
(ステップS80)接近物検出継続時間Tに所定量を加算する。
(ステップS82)接近物検出継続時間Tが所定の閾値Th以上であるか否かを判断する。接近物検出継続時間Tが所定の閾値Th以上であると判断されたときはステップS88に進み、それ以外のときはステップS70に戻る。
(ステップS84)接近物検出継続時間Tを0にリセットする。
(ステップS86)不審者判断部32a(図2)において、人間が検出されたか否かを判断する。人間が検出されたときはステップS70に戻り、それ以外のときはステップS90に進む。
(ステップS88)イベント継続時間計測部52b(図2)において、警報を発報すると判断してメインルーチン(図4)に戻る。
(ステップS90)イベント継続時間計測部52b(図2)において、警報を発報しないと判断してメインルーチン(図4)に戻る。
(警報停止判断処理の流れの説明)
次に、セキュリティ装置10で行われる警報停止判断処理の流れについて、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS100)振動検出部22(22a〜22d)(図2)のいずれかで所定値以上の振動が検知されたか否かを判断する。振動が検知されたときはステップS102に進み、それ以外のときはステップS104に進む。
(ステップS102)イベント継続時間計測部52b(図2)において、警報を停止しないと判断してメインルーチン(図4)に戻る。
(ステップS104)接近物検出部24(24a〜24d)(図2)のいずれかで接近物が検知されたか否かを判断する。接近物が検知されたときはステップS102に進み、それ以外のときはステップS106に進む。
(ステップS106)不審者判断部32a(図2)において、人間が検出されたか否かを判断する。人間が検出されたときはステップS102に進み、それ以外のときはステップS108に進む。
(ステップS108)イベント継続時間計測部52b(図2)において、警報を停止すると判断してメインルーチン(図4)に戻る。
(複数の方向に不審者がいるときのセキュリティ装置の動作の説明)
次に、車両Vの複数の方向に不審者が同時に検出されたときのセキュリティ装置10の動作について、図8(a)(b),図9(a)(b)を用いて説明する。
図8(a)は、車両Vの四方から、それぞれ不審者(H1〜H4)が接近して、車両Vに触れた様子を示す図である。このとき、車両Vに設置された前方振動センサ22aが所定値よりも大きい振動を検知して、前方赤外線センサ24aが接近物を検知する。また、左側方振動センサ22bが所定値よりも大きい振動を検知して、左側方赤外線センサ24bが接近物を検知する。そして、後方振動センサ22cが所定値よりも大きい振動を検知して、後方赤外線センサ24cが接近物を検知する。さらに、右側方振動センサ22dが所定値よりも大きい振動を検知して、右側方赤外線センサ24dが接近物を検知する。
すると、前述した録画開始制御が行われ、前方カメラ20a,左側方カメラ20b,後方カメラ20c,右側方カメラ20dがそれぞれ起動して、映像の録画が開始される。そして、このとき、映像録画部36a(図2)には、図8(b)に示す映像I(t)が録画される。
映像I(t)は、その内部が4分割されて、分割映像Ia(t),Ib(t),Ic(t),Id(t)がそれぞれ形成される。そして、分割映像Ia(t),Ib(t),Ic(t),Id(t)の中には、それぞれ、車両Vに接近している不審者H1,H2,H3,H4が映る。さらに、映像I(t)の中には、その映像が撮影された日時であるタイムカウンターTcが重畳される。これによって、不審者H1〜H4が車両Vに接近した時刻を特定することができる。
なお、分割映像Ia(t),Ib(t),Ic(t),Id(t)の表示位置は、図8(b)の例に制限されるものではなく、適宜、場所を入れ替えてもよい。
次に、図9(a)は、車両Vの右方と前方から、それぞれ不審者(H1,H2)が接近して、車両Vに触れた様子を示す図である。このとき、車両Vに設置された前方振動センサ22aが所定値よりも大きい振動を検知して、前方赤外線センサ24aが接近物を検知する。また、右側方振動センサ22dが所定値よりも大きい振動を検知して、右側方赤外線センサ24dが接近物を検知する。
すると、前述した録画開始制御が行われ、前方カメラ20a,右側方カメラ20dがそれぞれ起動して、映像の録画が開始される。そして、このとき、映像録画部36a(図2)には、図9(b)に示す映像I(t)が録画される。
映像I(t)は、その内部が4分割されて、分割映像Ia(t),Ib(t),Ic(t),Id(t)がそれぞれ形成される。そして、分割映像Ia(t),Id(t)の中には、それぞれ、車両Vに接近している不審者H1,H2が映る。さらに、映像I(t)の中には、その映像が撮影された日時であるタイムカウンターTcが重畳される。これによって、不審者H1,H2が車両Vに接近した時刻を特定することができる。
このように、複数の方向で不審者が検知されたときには、その方向に応じた分割画像が生成されて、映像の録画が行われる。
以上説明したように、このように構成された本発明に係るセキュリティ装置10によれば、車両Vに設置された複数の振動センサ(22a〜22d)(振動検出部)のいずれかが検出した振動の大きさが所定値を超えたとき、または、車両Vに設置された複数の赤外線センサ(24a〜24d)(接近物検出部)のいずれかが接近物を検出したときには、録画開始制御部34bの作用によって当該振動センサ(22a〜22d)のいずれか、または、当該赤外線センサ(24a〜24d)のいずれかと対応する位置に設置されたカメラ(20a〜20d)(撮像部)で車両Vの周囲の撮影を開始して、撮影された映像を映像録画部36aに録画する。
そして、イベント継続時間計測部52bが、所定値を超える振動が継続する振動継続時間Tと接近物が検出され続ける接近物検出継続時間Tを計測して、振動継続時間Tまたは接近物検出継続時間Tが所定時間を超えて、なおかつ、不審者判断部32aで人間が映っていると判断されたときには警報発報部56aが警報を発報する。
さらに、警報発報部56aが警報を発報した後で、所定値を超える振動および前記接近物の検出がともになされず、なおかつ、不審者判断部32aで人間が映っていないと判断されたときには、警報停止部52cの作用によって警報の発報が停止されるとともに、録画終了制御部34cの作用によって映像の録画が終了して、インジケータ60(イベント発生告知部)が、録画が行われたことを告知する。
したがって、振動センサ(22a〜22d)(振動検出部)と赤外線センサ(24a〜24d)(接近物検出部)によって不審者の接近を検出して不審者判断部32aで人間が映っていることを確認して警報を発報するため、複数の異なる種類のセンサを用いることによって不審者の接近を誤検出することなく確実に検出して、なおかつ、車両Vへの侵入を未然に防止することができる。
また、このように構成された本発明に係るセキュリティ装置10によれば、映像録画部36aへの録画を開始した後で、振動継続時間Tおよび接近物検出継続時間Tが、ともに所定時間に満たないとき、なおかつ、不審者判断部32aで人間が映っていないと判断されたときには、録画中断制御部34dの作用によって録画を中断してそのときに録画された映像を消去するため、電力消費を抑制できるとともに、無駄なメモリ消費を抑制することができる。
さらに、このように構成された本発明に係るセキュリティ装置10によれば、複数の撮像部20(20a,20b,20c,20d)のうち少なくとも1つの撮影部で撮影された映像を録画するときに、映像を1枚の映像I(t)に合成して録画する。したがって、複数の不審者が同時に接近した場合であっても、車両Vの異なる方向の周囲状況を同時に記録することができるため、録画した映像I(t)の閲覧を効率的に行うことができる。また、有事の際の重要な証拠資料とすることができる。
そして、このように構成された本発明に係るセキュリティ装置10によれば、接近物検出部24(24a,24b,24c,24d)が赤外線センサによって構成されるため、人間のような温体物標の接近を確実に検出することができる。
また、実施例1では、車両Vの周囲状況を監視する周囲監視装置用に設置した撮像部20(20a〜20d)とカメラECU30を、セキュリティ装置10に流用した。したがって、不審者の接近を車両Vに侵入される前に検知することができる。さらに、通常の周囲監視装置では、撮像した映像に対して、座標変換や合成を行って運転者に提供するが、本セキュリティ装置10では、撮影された映像をそのまま録画しているため、撮像部20(20a〜20d)とカメラECU30を素早く起動することができ、不審者の接近が検知されたときに素早く撮像部20を起動して録画を開始することができる。
なお、実施例1では、振動の検出に加速度センサを用いて、接近物の検出に赤外線センサを用いる例を記載したが、使用できるセンサはそれに限定されるものではない。すなわち、振動の発生を検知できるセンサであれば、加速度センサ以外のセンサを用いてもよい。また、接近物を検知できるセンサであれば、赤外線センサ以外の、例えば超音波センサを用いてもよい。
また、実施例1では、振動検出部22(22aから22dのいずれか)において所定値よりも大きい振動が検出されるか、もしくは、接近物検出部24(24aから24dのいずれか)において接近物が検出されたときに、撮像部20(20aから20dのいずれか)を起動して録画を開始したが、これは、振動検出部22(22aから22dのいずれか)において所定値よりも大きい振動が検出されて、なおかつ、接近物検出部24(24aから24dのいずれか)において接近物が検出されたときに、撮像部20(20aから20dのいずれか)を起動して録画を開始してもよい。これによって、録画の確実性がさらに向上するとともに、撮像部を動作させることによる電力消費を抑えることができる。
また、実施例1では、振動継続時間Tが所定の閾値Thを超えたとき、あるいは、接近物検出継続時間Tが所定の閾値Thを超えたときに、警報を発報したが、これは、振動継続時間Tが所定の閾値Thを超えて、なおかつ、接近物検出継続時間Tが所定の閾値Thを超えたときに、警報を発報してもよい。これによって、警報発報の確実性がさらに向上するとともに、警報を発報させることによる電力消費を抑えることができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、本発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
V 車両
10 セキュリティ装置
20,20a,20b,20c,20d 撮像部
22,22a,22b,22c,22d 振動検出部
24,24a,24b,24c,24d 接近物検出部
30 カメラECU(カメラ制御部)
32a 不審者判断部
34a 録画制御部
34b 録画開始制御部
34c 録画終了制御部
34d 録画中断制御部
36a 映像録画部
50 セキュリティシステムECU(セキュリティシステム制御部)
52a 監視開始判断部
52b イベント継続時間計測部
52c 警報停止部
56a 警報発報部
60 インジケータ(イベント発生告知部)
70 モニター(映像出力部)

Claims (4)

  1. 車両の周囲に前記車両の外側に向けて設置されて、前記車両の周囲を撮影する複数の撮像部と、
    前記複数の撮像部の各設置位置とそれぞれ対応する位置で、前記車両に発生した振動の大きさを検出する複数の振動検出部と、
    前記複数の撮像部の各設置位置とそれぞれ対応する位置で、前記複数の撮像部の各観測方向に存在する接近物を検出する複数の接近物検出部と、
    前記複数の撮像部のうち、少なくとも1つの撮像部で撮影された映像を録画する映像録画部と、
    前記振動検出部で所定値を超える振動が検出されたとき、または、前記接近物検出部で接近物が検出されたときに、前記振動を検出した振動検出部と対応する位置に置かれた前記撮像部、または、前記接近物を検出した接近物検出部と対応する位置に置かれた前記撮像部で撮影された映像の前記映像録画部への録画を開始する録画開始制御部と、
    前記所定値を超える振動が継続する振動継続時間、および、前記接近物の検出が継続して行われる接近物検出継続時間をそれぞれ計測するイベント継続時間計測部と、
    前記録画された映像の中に人間が映っているか否かを判断する不審者判断部と、
    前記振動継続時間または前記接近物検出継続時間が所定時間を超えて、なおかつ、前記不審者判断部で人間が映っていると判断されたときに警報を発報する警報発報部と、
    前記警報発報部が警報を発報した後で、前記所定値を超える振動の検出および前記接近物の検出がともになされず、なおかつ、前記録画された映像の中に人間が映っていないと判断されたときには、前記警報の発報を停止させる警報停止部と、
    前記警報停止部が警報の発報を停止したときに前記録画を終了する録画終了制御部と、
    映像の録画が行われたことを示すイベント発生告知部と、を有することを特徴とする車両用セキュリティ装置。
  2. 前記映像録画部への録画を開始した後で、前記振動継続時間および前記接近物検出継続時間が、ともに所定時間に満たないとき、なおかつ、前記録画された映像の中に人間が映っていないと判断されたときには、録画を中断してそのときに録画された映像を消去する録画中断制御部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用セキュリティ装置。
  3. 前記映像録画部は、前記複数の撮像部のうち少なくとも1つの撮影部で撮影された映像を、1枚の映像に合成して録画することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用セキュリティ装置。
  4. 前記接近物検出部は、赤外線センサによって構成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用セキュリティ装置。
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