JP2015177546A - 短縮された待ち時間で風雑音を低減した伝送信号を発生する方法 - Google Patents

短縮された待ち時間で風雑音を低減した伝送信号を発生する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015177546A
JP2015177546A JP2015049006A JP2015049006A JP2015177546A JP 2015177546 A JP2015177546 A JP 2015177546A JP 2015049006 A JP2015049006 A JP 2015049006A JP 2015049006 A JP2015049006 A JP 2015049006A JP 2015177546 A JP2015177546 A JP 2015177546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
filter
wind
branch line
microphone signals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015049006A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6198765B2 (ja
Inventor
オーブレヴィル マルク
Aubreville Marc
オーブレヴィル マルク
フィッシャー エッグハルト
Fischer Eghart
フィッシャー エッグハルト
カムカー パルシ ホマヨウン
Kamkar Parsi Homayoun
カムカー パルシ ホマヨウン
ペトラウシュ シュテファン
Petrausch Stefan
ペトラウシュ シュテファン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sivantos Pte Ltd
Original Assignee
Siemens Medical Instruments Pte Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens Medical Instruments Pte Ltd filed Critical Siemens Medical Instruments Pte Ltd
Publication of JP2015177546A publication Critical patent/JP2015177546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6198765B2 publication Critical patent/JP6198765B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R3/00Circuits for transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R3/002Damping circuit arrangements for transducers, e.g. motional feedback circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R25/00Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception
    • H04R25/40Arrangements for obtaining a desired directivity characteristic
    • H04R25/407Circuits for combining signals of a plurality of transducers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R25/00Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2410/00Microphones
    • H04R2410/07Mechanical or electrical reduction of wind noise generated by wind passing a microphone
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R25/00Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception
    • H04R25/55Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception using an external connection, either wireless or wired
    • H04R25/552Binaural

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Headphones And Earphones (AREA)

Abstract

【課題】遅延の少ないフィルタを並列処理することにより風雑音を低減した伝送信号を発生する補聴器を提供する。
【解決手段】聴取装置はマイクロホン12、13を備え、アナログ/デジタル変換器14、15に供給し、第1マイクロホン信号ms1、第2マイクロホン信号ms2を得る。フィルタバンク16、17により48本のチャンネルに分割し、風雑音評価ユニット18、変換装置22に供給される。フィルタバンク19、20では4チャンネルに分割し、ビームフォーミング装置21を経て、乗算器23において、第2フィルタ信号fs2がそれに所属するパラメータfpに掛けられ、加算器24に供給し、送信装置25が伝送信号を受け取る。
【選択図】図3

Description

本発明は、風によって妨害された有効信号に基づいていて、聴取装置から外部の機器に伝送可能である伝送信号を発生するための方法に関する。この場合、聴取装置の風によって妨害された有効信号から第1と第2のマイクロホン信号が発生させられ、両マイクロホン信号が第1待ち時間を有するフィルタシステムによってろ波され、それによって第1フィルタ信号が得られる。両マイクロホン信号から風の成分を低減することができるパラメータが第1フィルタ信号から算出される。本発明はさらに、伝送信号を同様に発生するための聴取装置に関する。ここで、聴取装置とは、耳の中または耳上に装着可能で音響刺激を生じるすべての機器、特に補聴器、ヘッドセット、ヘッドホン等であると理解される。
補聴器は難聴者の補助に役立つ携帯可能な聴取装置である。たくさんの個々の要求に応じるために、耳後方補聴器(HdO)、外部レシーバを有する補聴器(RIC:カナル内のレシーバ)および耳内補聴器(IdO)、例えば耳甲介補聴器またはカナル補聴器(ITE、CIC)のようないろいろな構造形式の補聴器が提供される。例示的に挙げた補聴器は外耳にまたは耳道内に装着される。さらに、骨伝導式補聴器、埋め込み可能なまたは振動触覚式の補聴器が市販されている。その際、損なった聴覚への刺激は機械的にまたは電気的に行われる。
補聴器は原理的には主要な構成要素として、入力変換器、増幅器および出力変換器を備えている。入力変換器は一般的に、音響受信器、例えばマイクロホンおよび/または電磁式受信器、例えば誘導コイルである。出力変換器はほとんどが電気音響式変換器、例えば小型スピーカであるかまたは電気機械式変換器、例えば骨伝導レシーバである。増幅器は通常は信号処理ユニットに組み込まれている。この原理的な構造は耳後方補聴器の例が図1に示してある。耳の後ろに装着するための補聴器ケーシング1には、周囲から音を拾うための1個または複数のマイクロホン2が組み込まれている。同様に補聴器ケーシング1に組み込まれた信号処理ユニット3はマイクロホン信号を処理および増幅する。信号処理ユニット3の出力信号は音響信号を出力するスピーカまたはレシーバ4に伝送される。音は場合によっては、耳形成物によって耳道内に固定された音響チューブを経て補聴器装着者の鼓膜に伝送される。補聴器のエネルギー供給と特に信号処理ユニット3のエネルギー供給は、同様に補聴器ケーシング1に組み込まれた電池5によって行われる。
補聴器および特に耳後方補聴器または外部マイクロホンを備えた補聴器にとって、風雑音が問題になる。このような補聴器の信号が他の機器、他のシステム等、例えば他の補聴器(特に両耳風雑音低減のために)あるいはヘッドセットで使用されるときに、伝送すべき信号内の風雑音が低減されると有利である。風雑音は通常は、ほとんどが同時に用いられる2つの方法で低減可能である。
− 指向性マイクロホンの指向特性を全方向性にセットする。
− 周波数に依存し、さらに対応する周波数帯域において推定された風の強さに依存する増幅の適用。
風雑音は周波数にきわめて強く依存する作用である。これは図2からわかる。先ず第1に、風の強さw1〜w4が上昇するにつれて、可聴スペクトルのより低い周波数および中間の周波数の音響出力が上昇する。例えばウィーナーフィルタによって風を周波数にわたって推定し、周波数帯域の振幅を適切に低減することが、周波数依存性に基づいて有利である。
このような妨害雑音低減はフィルタバンクまたは設定変更可能な高域フィルタを必要とする。補聴器におけるチャンネル特有の処理のためのフィルタバンクはほとんどが16〜48本のチャンネルを使用する。しかし、これは当該の信号で長い待ち時間をもたらす。すなわち、多数のチャンネルに基づいて、ある程度のフィルタ長さを必要とする急傾斜フィルタが必要である。これに相応して、遅延が長くなる。しかし、例えば48本のチャンネルを有する高分解されたフィルタバンクは、風を正確に検出することができるという利点がある。実際には、このような風検出は、単耳の風雑音低減のための最初のステップにすぎない。しかし、信号内の風雑音を低減するために(すなわち、増幅を適用し、もう一方の補聴器に伝送しなければならない時間信号を再現するために)、このようなフィルタバンクが使用される場合には、両耳システムでの適用のための約4〜5msの付加的な遅延または待ち時間を受け入れることはできない。
そこで、本発明の課題は、有効音の信号伝送が必要である聴取システムにおいて風雑音を低減する可能性を見いだすことである。
この課題は本発明に従い、聴取装置内で風によって妨害された有効信号からなる第1と第2のマイクロホン信号を発生し、第1待ち時間を有する第1フィルタシステムによって両マイクロホン信号をろ波し、それによって第1フィルタ信号が得られ、そして第1フィルタ信号に依存しないで、両マイクロホン信号の一方または両方から、風によって妨害された伝送信号を得ることにより、並びに風によって妨害された伝送信号から風の成分を低減して、伝送信号を得ることにより、風によって妨害された有効信号に基づいていて、聴取装置から外部の機器に伝送可能である伝送信号を発生するための方法によって解決される。すなわち、本発明は、聴取装置内で風によって妨害された有効信号に基づいていて且つ聴取装置から外部の機器に伝送可能である伝送信号を発生するための方法において、聴取装置内で風によって妨害された有効信号から第1と第2のマイクロホン信号を発生し、第1と第2のマイクロホン信号を第1分岐線とそれに並列の第2分岐線に分岐させ、第1分岐線に分岐した第1と第2のマイクロホン信号を第1待ち時間を有する第1フィルタシステムによってろ波し、それによって第1フィルタ信号が得られ、そして、第2分岐線に分岐した第1と第2のマイクロホン信号又はそれをベースとした信号から、第1フィルタ信号を利用して風の成分を低減して、伝送信号を得ることを特徴とする。
本発明に従ってさらに、聴取装置内で風によって妨害された有効信号からなる第1と第2のマイクロホン信号を発生するためのマイクロホン装置と、両マイクロホン信号をろ波して、第1フィルタ信号を得るための、第1待ち時間を有する第1フィルタシステムと、第1フィルタ信号に依存しないで、両マイクロホン信号の一方または両方から、風によって妨害された伝送信号を得るための処理装置と、風によって妨害された伝送信号から風の成分を低減して、伝送信号を得るための風雑音低減装置を備えている、風によって妨害された有効信号に基づいていて、聴取装置から外部の機器に伝送可能である伝送信号を発生するための聴取装置が提供される。すなわち、本発明は、風によって妨害された有効信号に基づいていて且つ聴取装置から外部の機器に伝送可能である伝送信号を発生するための聴取装置であって、風によって妨害された有効信号から第1と第2のマイクロホン信号を発生するためのマイクロホン装置と、第1分岐線に分岐された第1と第2のマイクロホン信号をろ波して、第1フィルタ信号を得るための、第1待ち時間を有する第1フィルタシステムと、第1分岐線と並列の第2分岐線に分岐された第1と第2のマイクロホン信号又はそれをベースとした信号から、第1フィルタ信号を利用して風の成分を低減して、伝送信号を得るための風雑音低減装置とを備えていることを特徴とする。
本発明では、聴取装置の主信号処理分岐線(第1分岐線)に対して並列に設けられ、伝送信号を発生する別個の分岐線(第2分岐線)において、風雑音低減が行われる。
実施の形態では、風雑音をろ波するために使用されるパラメータが第1フィルタシステムによって得られ、伝送するための画定された信号が第1フィルタシステムよりも短い待ち時間を有する第2フィルタシステムによって任意に得られる。そして、風雑音低減のためのパラメータが、短い待ち時間によって得られた信号に適用されるので、風雑音を除去した信号が短縮された待ち時間の後で伝送に供される。第2フィルタシステムの後で供される風を含む信号と、第1フィルタシステムを経て得られたパラメータとの間の小さな時間差は実際には重要ではない。
好ましくは第1フィルタシステムでろ波する際に、その都度のマイクロホン信号は、第2フィルタシステムでろ波する場合よりも多いチャンネルに分割される。第1フィルタシステムのチャンネルの数がこのように多いことによって、風をより確実にかつより正確に検出することができる。風低減自体のためには、信号をより少ないチャンネルに分割することで十分である。
第2フィルタ信号へのパラメータの適用は、第2フィルタ信号をパラメータに依存する係数に掛けることによって行うことができる。特に、パラメータが増幅である場合には、第2フィルタ信号をパラメータに掛けることが望ましい。
特に、乗算のための各係数を、平均値割り当て、最小値割り当てまたは最大値割り当てによって求めることができる。基本的には、第2フィルタシステムよりも多くのチャンネルが第1フィルタシステムで予想されるときは、その都度1つのチャンネルに複数のチャンネルの割り当てが必要である。その際、生じるチャンネルには、入力チャンネルの平均値、入力チャンネルの最小値または入力チャンネルの最大値を割り当てることができる。割り当ての選択に応じて、風低減の程度に影響を及ぼすことができる。
発展形態では、両マイクロホン信号を第2フィルタシステムによってろ波し、その際先ず最初に生じる中間信号を、ビームフォーミング装置によって第2フィルタ信号と組み合わせることができる。これは、伝送すべき信号のために修正信号が供されるという利点がある。
本発明に係る聴取装置の場合、第1フィルタシステムは平均して、場合によっては第2フィルタシステムよりも長いフィルタを備えている。この長いフィルタはチャンネルのはっきりした分離、ひいては風の良好な検出につながるが、長い待ち時間を意味する。
さらに、第1フィルタシステムは出力側に、第2フィルタシステムよりも多いチャンネルを有することができる。チャンネルが多くなるにつれて、より高い周波数分解が達成可能である。これは風検出にとって有利であるが、それによって待ち時間がさらに長くなる。
特に、第2フィルタシステムが出力側に2〜10本のチャンネルを有し、第1フィルタシステムが出力側に16本以上のチャンネルを有することができる。実際には、第2フィルタシステムが例えば4本のチャンネルを有し、第1フィルタシステムが16本または48本のチャンネルを有すると特に有利である。それによって、一方では第1フィルタシステムの後で質的に高価値の風検出を達成することができ、他方では第2フィルタシステムの後で質的に十分な風低減を達成することができる。
それによって、第1補聴器が上記の特性を有するように形成され、第2補強器が外部の機器である両耳補聴器システムを提供可能であるときわめて有利である。従って、風低減された信号が短い待ち時間で一方の補聴器から頭の他の側の他方の補聴器に伝送可能である。
本発明に係る方法に関連して上記説明した特徴および効果は、本発明に係る聴取装置にも適用可能であり、そしてその逆も可能である。
添付の図に基づいて本発明を詳しく説明する。
従来技術に係る補聴器の原理的な構造を示す。 異なる風強さの場合の出力スペクトルを示す。 聴取装置において伝送信号を発生するための構成要素の概略的なブロック図である。
次に詳しく説明する実施例は、本発明の有利な実施の形態である。
多くの聴取装置において風による妨害信号の低減はきわめて重要である。使用分野はヘッドセット、両耳補聴器であるが、一般的には一方の耳から他方の耳への伝送も使用分野である。
特に、両耳の風雑音抑制または風雑音低減に適用される。その際、身体のどちらの側に、より大きな風雑音の妨害信号が存在するかが調べられる。風の弱い側からその都度他方の側へ信号が伝送される。この伝送は代表的な風スペクトル(図2参照)に基づいて、限界周波数の下方の周波数に制限することができる。
しかし、風による妨害信号が一層低減されると有利である。そのために、最初の試みに従って、伝送の受信側で風雑音を検出することができる。その前提条件として、風検出のために必要な信号の微細構造が得られるほど高い品質の2つのマイクロホン信号が伝送後に供されることが必要である。従って、高い品質の2チャンネル伝送が必要となる。しかし、これは、伝送の前に既に風雑音を低減することが得策であるほど高い、伝送のためのデータ処理能力を必要とする。
他の試みに従って、該当する周波数帯域(または一般的には低い周波数帯域)の振幅を低減するために、周波数に依存するかまたは周波数に依存しない風強度または風雑音減衰パラメータを他方の補聴器に伝送することができる。しかし、そのためには、十分に高い更新速度を有する付加的なデータを伝送しなければならない。これは実際には不可能であるように思える。
これらの考察に基づいて、両耳処理の場合他方の補聴器に伝送する前にあるいは外部の機器または追加機器に伝送する前に、風による妨害信号を低減することが望ましいという結論に達する。これは特に、風が両耳システムの両側で妨害作用するときおよび主として両耳システムの一方の側で妨害作用するだけでなく、風上側が変化する場合に交替過程中も妨害作用するときに有利である。このケースはまさに、未処理の広帯域信号だけを伝送するシステムの弱点である。
しかし、伝送の前の風雑音の低減は、待ち時間、すなわち信号遅延に関する問題を生じる。つまり、一方では、風雑音を確実に検出すべきであり、これは長いフィルタまたは多チャンネルのフィルタバンクを必要とする。風雑音低減を含めたこのような風分析は約5〜6msの待ち時間を伴う。他方では、信号の伝送自体が同様にこのような時間を必要とする。最後に、伝送された信号の受信側の処理が必要であり、この処理には同様に例えば5msが必要である。しかし、全体の伝送および処理のために、最大で10〜11msしか許容されないので、待ち時間を低減しなければならない。本発明では、待ち時間の低減は、風を低減した伝送すべき信号(伝送信号)が、聴取装置の音の出力信号を発生する主処理分岐線10から独立して、並列の分岐線11において発生させられることによって達成される。その際先ず最初に、1個または複数のマイクロホンから、風によって妨害された伝送信号が並列の分岐線11に供給される。風によって妨害された伝送信号の風成分の低減は、主処理分岐線10から独立して並列の分岐線11において行われる。代替的に、主処理分岐線10(以下、短く、分岐線10という)内に既に存在する風低減(装置)が並列の分岐線11内での風低減のために利用される。従って、第1分岐線10において風検出または風分析が行われ、第2分岐線11において風低減が行われる。これは図3に概略的に示してある。第1分岐線10では処理が例えば16本または48本のチャンネルで行われ、一方、第2分岐線における処理ははるかに少ないチャンネル、例えば1本または4本のチャンネルで行われる。そして、第1分岐線10からのデータは、第2分岐線11において風雑音除去のために使用される。
原理的には、少ないチャンネルを有する第2分岐線11を、風強度の検出のために使用することができるが、多数のチャンネル(ここでは48本)から供される、既存の風雑音除去器の値を用いることと、この多数のチャンネルを第2分岐線11の少ないチャンネルに変換することが、演算コストの観点からより望ましい。このような変換は演算コストが少なくて済み、第1分岐線10のより高い分解能を有する対応するチャンネルの平均値演算または最大値演算を有するあまり複雑でない変換である。
図3の具体的な例には、伝送すべき信号を発生する個々の聴取装置の信号処理要素が示してある。図示した要素を内蔵するケーシングはここでは図示を省略されている。
例示的な聴取装置は入力変換装置として2個のマイクロホン12、13を備えている。このマイクロホン12、13は例えば風雑音を含む周囲の音を感知する。マイクロホンはこの周囲の音からアナログのマイクロホン信号を生じる。このマイクロホン信号はそれぞれアナログ/デジタル変換器14、15に供給される。場合によっては、このようなアナログ/デジタル変換を省略することができる。デジタル変換の後で、第1マイクロホン12ではデジタルの第1マイクロホン信号ms1が生じ、第2マイクロホン13ではデジタルの第2マイクロホン信号ms2が生じる。
第1分岐線10において第1マイクロホン信号ms1が高分解の第1フィルタバンク16に供給される。これに対して並列に、第2マイクロホン信号ms2がさらに高く分解するフィルタバンク17に供給される。両フィルタバンク16、17はその入力信号をここでは48本のチャンネル(場合によっては異なる数のチャンネル)に分割する。高分解の両フィルタバンク16、17は第1フィルタシステムにまとめることが可能である。この第1フィルタシステムすなわちフィルタバンク16、17は、例えば5msの第1待ち時間で第1フィルタ信号fs1を供給する。高い選択度を達成するために、第1フィルタシステムが高分解であり、かつ多数のチャンネルに信号を供給するかまたは第1フィルタシステムの個々のフィルタが比較的に長いので、待ち時間は長い。両マイクロホンチャンネルのすべての第1フィルタ信号fs1は、風雑音評価ユニット18と変換装置22を備えた風雑音分析ユニット18、22に供給される。この風雑音分析ユニットにより、風雑音は例えば相関分析によって検出される。その際、ここでは48本のチャンネルの各々について、増幅が計算されるので、多チャンネルの増幅信号vが出力側に生じる。あるチャンネルにおいて、多数の風雑音が存在するときには、例えば増幅が低減される。
多チャンネルの増幅信号vと第1フィルタ信号fs1は聴取装置では通常、他の方法でさらに処理される。これはしかし、図3には示していない。特に、多チャンネルの増幅信号vは、全体信号、すなわち第1フィルタ信号fs1から風を除去し、適切な出力信号を生じるために使用される。しかし、好ましくは無線の伝送のための伝送信号の発生が最も重要である。
第2分岐線11では、広帯域伝送信号uが発生させられる。この伝送信号は風雑音を除去されているかまたは少なくとも風雑音が低減されている。さらに、第2分岐線11は第1分岐線10よりも短い待ち時間を有する。その際、第1マイクロホン信号ms1および/または第2マイクロホン信号ms2は風で妨害された伝送信号として、第2フィルタ信号fs2を供給する第2フィルタシステムに任意に第2分岐線で供給される。図3に示していない最も簡単なケースでは、第1マイクロホン信号ms1または第2マイクロホン信号ms2だけが風で妨害された伝送信号として、第2分岐線11で処理される。任意の第2フィルタシステムは(図3のフィルタバンク19のような)個々の小さなフィルタバンクだけからなっている。このフィルタバンクは信号を例えば4つのチャンネルに分割する。この場合、チャンネル内の信号は互いに第2フィルタ信号fs2を示す。
図3に示したより高い拡張バージョンでは、第1デジタルマイクロホン信号ms1はここでは4チャンネルの第1フィルタバンク19に供給され、第2デジタルマイクロホン信号ms2はここでは4チャンネルの第2フィルタバンク20に供給される。従って、先ず最初はフィルタバンク19、20の出力側に中間信号zs1、zs2が発生する。この中間信号はビームフォーミング装置21に供給される。このビームフォーミング装置は中間信号から、4つのチャンネルに並列に存在する第2フィルタ信号fs2を形成する。
フィルタバンク19、20がそれぞれの信号を少ない(ここでは4つの)チャンネルに分割するので、その待ち時間は第1分岐線10のフィルタバンク16、17の待ち時間よりも短い。フィルタバンク19、20の場合、個々のフィルタを一層短くすることができる。というのは、より低い立ち上がり速度が要求されるからである。これも一層短い待ち時間を生じる。この場合、二次サンプリングを省略することができる。従って、フィルタバンク19、20は時間領域フィルタバンクと呼ぶこともできる。
第1分岐線10において48本のチャンネルで得られた増幅値vは本例では、より短い待ち時間で得られた、4本のチャンネルに存在する第2フィルタ信号fs2に適用される。そのために、48本のチャンネルの増幅値vを変換装置22によって4本のチャンネルに変換する必要がある。この変換は4つのパラメータfpで行われる。乗算器23において、各チャンネルでそれぞれ第2フィルタ信号fs2がそれに所属するパラメータfpに掛けられる。第1分岐線10のより長い待ち時間のために、パラメータfpは第2フィルタ信号fs2の発生時点の前に存在する発生風に由来する。しかし、これは風雑音については重要ではない。
パラメータfpをつけた第2フィルタ信号fs2は合成フィルタバンク、最も簡単な場合には加算器24に供給される。この加算器はこの第2フィルタ信号から広帯域の伝送信号uを求める。無線でまたは有線で外部機器、特に他の補聴器に伝送信号を送信するために、送信装置25が伝送信号を受け取る。変換装置22では例えば48本の入力チャンネルの最初の2つのチャンネルが4本の出力チャンネルの最初のチャンネルに変換される。さらに、48本の入力チャンネルの次の4本の入力チャンネルが4本の出力チャンネルの第2のチャンネルに変換される。これが順々に行われる。すなわち、例えば代表的な風スペクトル(図2参照)を考慮した非画一的な変換が生じる。
つまり、本発明で一般的であるような上記の実施の形態において、風が、少なくとも2つのマイクロホン信号から発生させられた信号において、他方の補聴器または追加機器に伝送する前に低減されると有利である。その際、付加的な遅延または待ち時間は、遅延の少ないフィルタバンクまたはフィルタバンクシステムを、信号伝送のために、普通の処理のための多チャンネル式フィルタバンクに対して並列に用いることによって回避される。さらに、通常既に存在する多チャンネル式風雑音推定(およびその増幅)がより小さなフィルタバンクまたはより小さなフィルタバンクシステムへの変換(指向性マイクロホンのためにも使用可能である)のために使用されることにより、付加的な演算コストを節約することができる。
16、17・・・フィルタシステム
fs1、fs2・・・フィルタ信号
ms1、ms2・・・マイクロホン信号
u・・・伝送信号

Claims (10)

  1. 聴取装置内で風によって妨害された有効信号に基づいていて且つ前記聴取装置から外部の機器に伝送可能である伝送信号(u)を発生するための方法において、
    前記聴取装置内で風によって妨害された有効信号から第1と第2のマイクロホン信号(ms1、ms2)を発生し、前記第1と第2のマイクロホン信号を第1分岐線とそれに並列の第2分岐線に分岐させ、
    前記第1分岐線に分岐した前記第1と第2のマイクロホン信号(ms1、ms2)を第1待ち時間を有する第1フィルタシステム(16、17)によってろ波し、それによって第1フィルタ信号(fs1)が得られ、そして
    前記第2分岐線に分岐した前記第1と第2のマイクロホン信号(ms1、ms2)又はそれをベースとした信号から、前記第1フィルタ信号(fs1)を利用して風の成分を低減して、前記伝送信号(u)を得ることを特徴とする方法。
  2. 前記第1分岐線に分岐した前記第1と第2のマイクロホン信号(ms1、ms2)から風の成分を低減することができるパラメータ(fp)を前記第1フィルタ信号(fs1)から算出し、
    風の成分を低減するために、前記第2分岐線に分岐した前記第1と第2のマイクロホン信号(ms1、ms2)に前記パラメータ(fp)を適用することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1フィルタシステムよりも短い待ち時間を有する第2フィルタシステム(19、20、21)によって、前記第2分岐線に分岐した前記第1と第2のマイクロホン信号(ms1、ms2)をろ波し、それによって第2フィルタ信号(fs2)が前記第1と第2のマイクロホン信号(ms1、ms2)をベースとした信号として得られることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第2フィルタ信号(fs2)に前記パラメータ(fp)に依存する係数を乗算することにより、前記第2フィルタ信号(fs2)への前記パラメータ(fp)の適用が行われることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記第2分岐線に分岐した前記第1と第2のマイクロホン信号(ms1、ms2)を前記第2フィルタシステム(19、20、21)によってろ波し、その際先ず最初に生じる中間信号(zs1、zs2)を、ビームフォーミング装置(21)に供給することによって前記第2フィルタ信号(fs2)を形成することを特徴とする請求項3又は4に記載の方法。
  6. 風によって妨害された有効信号に基づいていて且つ聴取装置から外部の機器に伝送可能である伝送信号(u)を発生するための聴取装置であって、
    風によって妨害された前記有効信号から第1と第2のマイクロホン信号(ms1、ms2)を発生するためのマイクロホン装置(12、13)と、
    第1分岐線に分岐された前記第1と第2のマイクロホン信号(ms1、ms2)をろ波して、第1フィルタ信号(fs1)を得るための、第1待ち時間を有する第1フィルタシステム(16、17)と、
    前記第1分岐線と並列の第2分岐線に分岐された前記第1と第2のマイクロホン信号(ms1、ms2)又はそれをベースとした信号から、前記第1フィルタ信号(fs1)を利用して風の成分を低減して、前記伝送信号(u)を得るための風雑音低減装置と
    を備えている聴取装置。
  7. 前記風雑音低減装置が、前記第1フィルタ信号(fs1)からパラメータ(fp)を算出しかつ風の成分を低減するために、前記第2分岐線に分岐した前記第1と第2のマイクロホン信号(ms1、ms2)に前記パラメータ(fp)を適用するように形成されていることを特徴とする請求項6に記載の聴取装置。
  8. 前記第2分岐線に分岐した前記第1と第2のマイクロホン信号(ms1、ms2)をろ波するために、前記第1フィルタシステムよりも短い待ち時間を有する第2フィルタシステム(19、20、21)を備え、それによって第2フィルタ信号(fs2)が前記第2分岐線に分岐した前記第1と第2のマイクロホン信号(ms1、ms2)をベースとした信号として得られることを特徴とする請求項6または7に記載の聴取装置。
  9. 前記第1フィルタシステム(16、17)が前記第2フィルタシステム(19、20、21)よりも平均して遅延時間が長いフィルタを有することを特徴とする請求項8に記載の聴取装置。
  10. 第1補聴器が請求項6〜9のいずれか一項に記載の聴取装置として形成され、第2補聴器が外部の機器である、両耳補聴器システム。
JP2015049006A 2014-03-12 2015-03-12 短縮された待ち時間で風雑音を低減した伝送信号を発生する方法 Active JP6198765B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102014204557.6A DE102014204557A1 (de) 2014-03-12 2014-03-12 Übertragung eines windreduzierten Signals mit verminderter Latenzzeit
DE102014204557.6 2014-03-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015177546A true JP2015177546A (ja) 2015-10-05
JP6198765B2 JP6198765B2 (ja) 2017-09-20

Family

ID=52577755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015049006A Active JP6198765B2 (ja) 2014-03-12 2015-03-12 短縮された待ち時間で風雑音を低減した伝送信号を発生する方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9584907B2 (ja)
EP (1) EP2919485B1 (ja)
JP (1) JP6198765B2 (ja)
AU (1) AU2015201124B2 (ja)
DE (1) DE102014204557A1 (ja)
DK (1) DK2919485T3 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016200637B3 (de) 2016-01-19 2017-04-27 Sivantos Pte. Ltd. Verfahren zur Reduktion der Latenzzeit einer Filterbank zur Filterung eines Audiosignals sowie Verfahren zum latenzarmen Betrieb eines Hörsystems
WO2017143105A1 (en) 2016-02-19 2017-08-24 Dolby Laboratories Licensing Corporation Multi-microphone signal enhancement
US11120814B2 (en) 2016-02-19 2021-09-14 Dolby Laboratories Licensing Corporation Multi-microphone signal enhancement
DK3306956T3 (da) * 2016-10-05 2019-10-28 Oticon As En binaural stråleformerfiltreringsenhed, et høresystem og en høreanordning
CN114567846A (zh) * 2017-02-09 2022-05-31 奥迪康有限公司 一种助听器装置
DE102021205251A1 (de) * 2021-05-21 2022-11-24 Sivantos Pte. Ltd. Verfahren und Vorrichtung zur frequenzselektiven Verarbeitung eines Audiosignals mit geringer Latenz
DE102021206590A1 (de) * 2021-06-25 2022-12-29 Sivantos Pte. Ltd. Verfahren zur direktionalen Signalverarbeitung von Signalen einer Mikrofonanordnung

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05161191A (ja) * 1991-12-06 1993-06-25 Sony Corp 雑音低減装置
US20020037088A1 (en) * 2000-09-13 2002-03-28 Thomas Dickel Method for operating a hearing aid or hearing aid system, and a hearing aid and hearing aid system
JP2004254329A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Herman Becker Automotive Systems-Wavemakers Inc ウィンドノイズを抑圧するシステム
JP2008011527A (ja) * 2006-06-26 2008-01-17 Siemens Audiologische Technik Gmbh 補聴器のためのブルートゥース伝送装置及び伝送方法
JP2009514312A (ja) * 2005-11-01 2009-04-02 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 音響追跡手段を備える補聴器
JP2013153426A (ja) * 2011-12-30 2013-08-08 Gn Resound As 信号強調機能を有する補聴器
JP2014023116A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 Lapis Semiconductor Co Ltd ノイズ除去回路、受信機、及びノイズ除去方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4454609A (en) * 1981-10-05 1984-06-12 Signatron, Inc. Speech intelligibility enhancement
US7127076B2 (en) * 2003-03-03 2006-10-24 Phonak Ag Method for manufacturing acoustical devices and for reducing especially wind disturbances
EP1519626A3 (en) * 2004-12-07 2006-02-01 Phonak Ag Method and device for processing an acoustic signal
US8494193B2 (en) 2006-03-14 2013-07-23 Starkey Laboratories, Inc. Environment detection and adaptation in hearing assistance devices
US8983833B2 (en) * 2011-01-24 2015-03-17 Continental Automotive Systems, Inc. Method and apparatus for masking wind noise

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05161191A (ja) * 1991-12-06 1993-06-25 Sony Corp 雑音低減装置
US20020037088A1 (en) * 2000-09-13 2002-03-28 Thomas Dickel Method for operating a hearing aid or hearing aid system, and a hearing aid and hearing aid system
JP2004254329A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Herman Becker Automotive Systems-Wavemakers Inc ウィンドノイズを抑圧するシステム
JP2009514312A (ja) * 2005-11-01 2009-04-02 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 音響追跡手段を備える補聴器
JP2008011527A (ja) * 2006-06-26 2008-01-17 Siemens Audiologische Technik Gmbh 補聴器のためのブルートゥース伝送装置及び伝送方法
JP2013153426A (ja) * 2011-12-30 2013-08-08 Gn Resound As 信号強調機能を有する補聴器
JP2014023116A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 Lapis Semiconductor Co Ltd ノイズ除去回路、受信機、及びノイズ除去方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6198765B2 (ja) 2017-09-20
AU2015201124A1 (en) 2015-10-01
US9584907B2 (en) 2017-02-28
AU2015201124B2 (en) 2018-11-15
EP2919485A1 (de) 2015-09-16
DE102014204557A1 (de) 2015-09-17
US20150264478A1 (en) 2015-09-17
DK2919485T3 (da) 2018-07-30
EP2919485B1 (de) 2018-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6198765B2 (ja) 短縮された待ち時間で風雑音を低減した伝送信号を発生する方法
US10182298B2 (en) Hearing assistance device comprising an input transducer system
DK2180726T4 (en) Direction determination using bineural hearing aids.
EP3506658B1 (en) A hearing device comprising a microphone adapted to be located at or in the ear canal of a user
DK2645743T3 (da) Høreindretning til en binaural forsyning og fremgangsmåde til tilvejebringelse af en binaural forsyning
US8126153B2 (en) Hearing system with partial band signal exchange and corresponding method
EP3419310B1 (en) Hearing device with suppression of comb filtering effect
US10412507B2 (en) Method for operating a hearing device, hearing device and binaural hearing device system
US9473860B2 (en) Method and hearing aid system for logic-based binaural beam-forming system
EP3306949B1 (en) Bone conduction sound transmission device and method
US9232330B2 (en) Method and apparatus for determining an amplification factor of a hearing aid device
JP6391198B2 (ja) 補聴器システムの動作方法および補聴器システム
DK2822300T3 (da) Bestemmelse af høresituationer med forskellige signalkilder
DK2124482T3 (da) Høreindretning med udligningsfilter i et filterbanksystem
EP2916320A1 (en) Multi-microphone method for estimation of target and noise spectral variances
US20080205677A1 (en) Hearing apparatus with interference signal separation and corresponding method
US9258655B2 (en) Method and device for frequency compression with harmonic correction
US9565499B2 (en) Binaural hearing aid system for compensation of microphone deviations based on the wearer's own voice
US8477974B2 (en) Hearing device and method for producing an omnidirectional directional characteristic
US8923538B2 (en) Method and device for frequency compression

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150702

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161108

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6198765

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250