JP2015177312A - 撮像装置、カメラボディ、交換レンズおよびカメラ用プログラム - Google Patents

撮像装置、カメラボディ、交換レンズおよびカメラ用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像の明るさのちらつきを低減すること。【解決手段】撮像装置100は、撮像光学系1により結像される被写体像を光電変換する撮像素子10と、撮像素子10への入射光量を調節する絞り2の絞り値、光電変換の蓄積時間、および光電変換の感度を、それぞれ制御する撮像制御部17と、撮像素子10からの光電変換信号に基づく画像を表示装置13に逐次表示させる表示制御部17と、絞り値の変更中における実際の絞り値を示す情報を取得する情報取得部16と、を備え、撮像制御部17は、絞り値を目標絞り値へ変更する場合に、目標絞り値と実際の絞り値との差に応じて感度または蓄積時間を増減する。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置、カメラボディ、交換レンズおよびカメラ用プログラムに関する。
所定の周期で撮像した画像を表示部に逐次表示させるライブビュー表示時において、画像の明るさの急激な変動(ちらつき)を抑える技術が知られている(特許文献1参照)。従来技術では、1回の絞り駆動で駆動する絞り量を抑えてちらつきを抑制する一方で、露出が大きくずれている場合は駆動する絞り量が大きくされる。
特開2011−172145号公報
しかしながら、絞りをシャッタ速度や感度とともに変化させる場合は、絞りの変更終了がシャッタ速度や感度の変更終了に比べて遅いため、シャッタ速度や感度の変更終了後において画像の明るさにちらつきが現れやすいという問題がある。
本発明による撮像装置は、撮像光学系により結像される被写体像を光電変換する撮像素子と、撮像素子への入射光量を調節する絞りの絞り値、光電変換の蓄積時間、および光電変換の感度を、それぞれ制御する撮像制御部と、撮像素子からの光電変換信号に基づく画像を表示装置に逐次表示させる表示制御部と、絞り値の変更中における実際の絞り値を示す情報を取得する情報取得部と、を備え、撮像制御部は、絞り値を目標絞り値へ変更する場合に、目標絞り値と実際の絞り値との差に応じて感度または蓄積時間を増減する。
本発明によるカメラボディは、装着された交換レンズにより結像される被写体像を光電変換する撮像素子と、交換レンズにおける絞りの絞り値、光電変換の蓄積時間、および光電変換の感度を、それぞれ制御する撮像制御部と、撮像素子からの光電変換信号に基づく画像を表示装置に逐次表示させる表示制御部と、絞り値の変更中における実際の絞り値を示す情報を交換レンズから取得する情報取得部と、を備え、撮像制御部は、交換レンズの絞り値が目標絞り値へ変更される場合に、目標絞り値と実際の絞り値との差に応じて感度または蓄積時間を増減する。
本発明による交換レンズは、装着されたカメラボディの撮像素子へ被写体像を結像する撮像光学系と、撮像素子への入射光量を調節する絞りと、絞りの絞り値の変更中における実際の絞り値を検知する検知部と、絞り値を目標絞り値へ変更中において、目標絞り値と実際の絞り値との差に応じて撮像素子による光電変換の感度または光電変換の蓄積時間を増減するカメラボディへ、検知部で検知された実際の絞り値を示す情報を送信する情報送信部と、を備える。
本発明によるカメラ用プログラムは、装着された交換レンズにより結像される被写体像を撮像素子に光電変換させる処理と、交換レンズにおける絞りの絞り値、光電変換の蓄積時間、および光電変換の感度を、それぞれ制御する撮像制御処理と、撮像素子からの光電変換信号に基づく画像を表示装置に逐次表示させる表示制御処理と、絞り値の変更中における実際の絞り値を示す情報を交換レンズから取得する情報取得処理と、交換レンズの絞り値が目標絞り値へ変更される場合に、目標絞り値と実際の絞り値との差に応じて感度または蓄積時間を増減する増減処理と、をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、画像の明るさのちらつきを低減できる。
本発明の一実施の形態によるデジタルカメラの構成を例示するブロック図である。 制御部が実行する処理の流れを説明するフローチャートである。 プログラム線図を例示する図である。 絞りの駆動中における時間と絞りの実Av値の関係を例示する図である。 デジタルカメラに対するプログラムの供給を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるデジタルカメラ100の構成を例示するブロック図である。デジタルカメラ100は、カメラ本体100Aと、カメラ本体100Aに対して着脱可能な撮影レンズ100Bとで構成される。
図1において、カメラ本体100Aは、シャッタ7と、シャッタ駆動部8と、ドライバ9と、撮像素子10と、画像処理部11と、画像記憶部12と、表示部13と、露出制御部14と、測光演算部15と、通信部16と、制御部17と、操作部材18と、を含む。また、撮影レンズ100Bは、撮像光学系1と、絞り2と、絞り駆動部3と、ドライバ4と、レンズ制御部5と、レンズ通信部6と、を含む。
撮像光学系1は、被写体像を撮像素子10上に結像させる。絞り2は、撮像素子10へ入射する被写体光量を調節する虹彩絞りである。絞り駆動部3は、絞り2の開口径を変化させる。ドライバ4は、レンズ制御部5から送出される絞り駆動信号に応じて、絞り駆動部3を駆動する。レンズ制御部5は、レンズ通信部6を介してカメラ本体100A側からの絞り駆動指示を受けると、ドライバ4へ絞り駆動信号を送出する。レンズ制御部5は、絞り2の開口径を検知することも可能に構成されている。レンズ通信部6は、不図示のレンズマウントに設けられた通信端子を介して、カメラ本体100Aの通信部16と通信を行う。
シャッタ7は、撮像素子10の露光時間を制御する。なお、撮像素子10の露光時間は、撮像素子10における電荷蓄積時間を制御する方式(いわゆる電子シャッタ制御)によっても制御可能に構成されている。シャッタ駆動部8は、シャッタ7を開閉駆動する。ドライバ9は、制御部17から送出されるシャッタ駆動信号に応じて、シャッタ駆動部8を駆動する。電子シャッタ制御により撮像素子10の露光時間が制御される場合は、ドライバ9が撮像素子10へ必要なタイミング制御信号を供給する。
撮像素子10は、CMOSイメージセンサなどによって構成される。撮像素子10は、撮像面上に結像された被写体像を光電変換し、画像信号を出力する。画像処理部11は、撮像素子10から読み出され、不図示のA/D変換部でデジタル信号に変換された画像信号に対して所定の画像処理を行う。画像処理部11はさらに、画像処理後の画像データに基づく再生画像を表示部13に表示させるためのリサイズ処理などを行う。
画像記憶部12は、制御部17からの指示に基づいて画像ファイルを不図示の記録媒体に記録したり、記録媒体に記録されている画像ファイルを読出したりする。記録媒体は、例えば、図示しないカードスロットに着脱自在に取り付けられるメモリカードによって構成される。
表示部13は液晶パネルによって構成される。表示部13は、ライブビュー画像や再生画像、メニュー画面などを表示する。ここで、ライブビュー画像はプレビュー画像とも呼ばれ、撮像素子10によって所定のフレームレート(例えば60fps)で取得されるモニタ用の画像をいう。測光演算部15は、画像信号に基づいて被写体の明るさ情報(Bv値)を検出する。露出制御部14は、Bv値と、露出制御部14内に格納されているプログラム線図の情報とに基づいて、絞り値Av、シャッタ速度Tv、および感度Svを決定する。感度は、撮像素子10における光電変換効率を示すもので、ISO感度とも呼ばれる。一般に、ISO感度は光電変換素子による変換効率を変えたり、電荷蓄積信号に対する増幅ゲインを変えたりすることによって制御される。
通信部16は、制御部17からの指示に応じて、撮影レンズ100Bのレンズ通信部6と通信を行う。この通信により、撮影レンズ100Bのレンズ情報(焦点距離や可動レンズの位置を示す情報、絞り2の開口径(後述する実Av値に相当)を示す情報など)が撮影レンズ100Bからカメラ本体100Aへ送信され、カメラ本体100Aからの制御情報(絞り2に対する駆動指示や撮像光学系1を構成する可動レンズ(例えばフォーカシングレンズ)に対する駆動指示など)がカメラ本体100Aから撮影レンズ100Bへ送信される。
制御部17は、制御プログラムを実行し、デジタルカメラ100の各部に対する種々の制御を行う。上記絞り2に対する駆動指示は、操作部材18を構成する不図示のコマンドダイヤルからの操作信号、または上記露出制御部14による決定値(後述する目標Av値に相当)に基づいて、制御部17が通信部16を介して指示する。
操作部材18は、電源スイッチ、シャッターボタン、モード切替えスイッチ、およびコマンドダイヤルなどを含み、各操作に応じた操作信号を制御部17へ送出する。モード切替えスイッチは、後述する第1モードと第2モードとを切替えるためのスイッチである。コマンドダイヤルは、絞り値やシャッタ速度を手動で設定するためのダイヤルである。
本実施形態では、被写体の明るさに基づいて上記露出制御部14が自動的に決定した絞り値、シャッタ速度、および感度による画像効果をライブビュー画像に反映させて表示部13に表示する第1モードと、操作部材18を構成するコマンドダイヤルを用いて設定された絞り値やシャッタ速度による画像効果をライブビュー画像に反映させて表示部13に表示する第2モードとが、切替え可能に構成される。
<ライブビュー表示>
本実施形態は、被写体の明るさに基づいて上記露出制御部14が自動的に決定した絞り値、シャッタ速度、および感度による画像効果をライブビュー画像に反映させて表示部13に表示する第1モードにおける処理に特徴を有するので、以下の説明は第1モードを中心に行う。
<フローチャートの説明>
図2は、第1モードにおいて制御部17が実行する処理の流れを説明するフローチャートである。制御部17は、第1モードに切替え設定された場合に図2による処理を起動させる。図2によるプログラムは、制御部17内の不揮発性メモリ17aに格納されている。
図2のステップS1において、制御部17は撮影レンズ100Bの初期化を指示してステップS2へ進む。これにより、通信部16がレンズ通信部6と通信を行い、レンズ制御部5へ初期動作の指示を送信する。初期動作では、例えば絞り2を所定の開口径に駆動する。
ステップS2において、制御部17は通信部16へ指示を送り、撮影レンズ100Bからレンズ情報を取得させてステップS3へ進む。レンズ情報は、絞り2の駆動速度情報を含む。
ステップS3において、制御部17は、ライブビュー画像の表示を開始させてステップS4へ進む。これにより、撮像素子10によって所定フレームレート(例えば60fps)で撮像されたライブビュー画像が、表示部13に逐次表示される。
ステップS4において、制御部17は、測光演算部15に測光演算を行わせてステップS5へ進む。これにより、測光演算部15が画像信号に基づいて被写体の明るさ情報(Bv値)を検出する。ステップS5において、制御部17は、露出制御部14に露出演算を行わせてステップS6へ進む。これにより、露出制御部14が、Bv値と、プログラム線図の情報とに基づいて絞り値Av、シャッタ速度Tv、および感度Svを決定する。図3は、プログラム線図を例示する図である。
図3に例示するプログラム線図は、最小口径絞りがF16(Av=8)、最大口径絞りがF4(Av=4)の場合において、Bv値の増加に応じてシャッタ速度Tvと絞りAvを略1:1の割合で上げていく制御を表すものである。
図3において、シャッタ速度1/30秒および1/60秒において、それぞれ感度Svを変化させている。例えば、Tv<5(1/30秒)の範囲ではSv=8(ISO800相当)とし、Tv=5(1/30秒)においてBv値に応じて感度Svを8(ISO800相当)〜6(ISO200相当)の間で変化させる。
そして、5(1/30秒)<Tv<6(1/60秒)の範囲でSv=6(ISO200相当)とし、Tv=6(1/60秒)においてBv値に応じて感度Svを6(ISO200相当)〜5(ISO100相当)の間で変化させる。さらに、Tv>6(1/60秒)の範囲ではSv=5(ISO100相当)とする。
上述したプログラム線図とすることで、被写体が十分明るく(6<Bv)、1/60秒より高速のシャッタ速度で撮影が可能な場合は、ISO100相当の感度を使用する。また、被写体輝度が暗いとき(Bv<6)は、例えばTv=5(1/30秒)より低速のシャッタ速度に変化させる前に感度Svを高く変更することで、手ぶれが生じにくくする。
図2の説明に戻って、制御部17は、ステップS6においてTv変更要か否かを判定する。制御部17は、ステップS5で決定したTv値が現在のTv値と異なる場合はステップS6を肯定判定してステップS7へ進み、決定したTv値が現在のTv値と等しい場合はステップS6を否定判定してステップS8へ進む。
ステップS7において、制御部17は、撮像素子10の露光時間について、ステップS5で決定したTv値へ変化させるようにTv設定を指示してステップS8へ進む。これにより、ドライバ9が必要なタイミング制御信号を生成して撮像素子10へ供給する。
ステップS8において、制御部17は、Sv変更要か否かを判定する。制御部17は、ステップS5で決定したSv値が現在のSv値と異なる場合はステップS8を肯定判定してステップS9へ進み、決定したSv値が現在のSv値と等しい場合はステップS8を否定判定してステップS10へ進む。
ステップS9において、制御部17は、撮像素子10の露光感度について、ステップS5で決定したSv値へ変化させるようにSv設定を指示してステップS10へ進む。これにより、ドライバ9が感度制御信号を撮像素子10へ出力する。
ステップS10において、制御部17は、Av変更要か否かを判定する。制御部17は、ステップS5で決定したAv値(目標Av値)が、現在のAv値と異なる場合はステップS10を肯定判定してステップS11へ進み、決定したAv値(目標Av値)が現在のAv値と等しい場合はステップS10を否定判定してステップS16へ進む。図3の例によれば、ステップS4において検出したBv値と前回検出されているBv値とが異なり、Bv値が3〜5または6〜12の範囲にある場合は、Av変更要を判定する。一方、ステップS4において検出したBv値と前回検出されているBv値とがともに3以下、ともに5〜6、またはともに12以上の場合は、Av変更不要を判定する。
ステップS11において、制御部17は、絞り2に対する駆動を指示してステップS12へ進む。これにより、通信部16がレンズ通信部6と通信を行い、絞り2をステップS5で決定したAv値(目標Av値)まで所定速度で駆動するようにレンズ制御部5へ指示を送る。駆動速度は、ステップS2で取得した駆動速度の上限より遅い低速の駆動速度を用いる。
ステップS12において、制御部17は通信部16へ指示を送り、撮影レンズ100Bからレンズ情報を取得させてステップS13へ進む。レンズ情報は、駆動中における絞り2の開口径(実Av値)を示す情報を含む。つまり、撮影レンズ100Bは、カメラ本体100Aへ実Av値を示す情報を送信する。
ステップS13において、制御部17は、目標Av値と実Av値との差(ΔEvと呼ぶ)が所定値以上か否かを判定する。制御部17は、|ΔEv|が所定値以上の場合にステップS13を肯定判定してステップS15へ進み、|ΔEv|が所定値より小さい場合にステップS13を否定判定してステップS14へ進む。所定値は、実Av値が目標Av値に等しいと判定するための判定閾値である。
ステップS15において、制御部17は、撮像素子10の露光感度について、ステップS13で算出したΔEvに相当する値を変化させるようにSv設定を指示してステップS12へ戻る。これにより、ドライバ9が感度制御信号を撮像素子10へ出力する。ライブビュー画像を60fpsで表示部13に表示させる場合、ステップS12へ戻った制御部17は、絞り2を駆動しながら1/60秒(表示部13におけるライブビュー画像の更新周期、すなわち垂直同期時間に対応)ごとに上記ステップS12、S13、およびS15の処理を繰り返すように制御を行う。
図4は、絞り2の駆動中における時間tと絞り2の開口径(実Av値)の関係を例示する図である。図4の横軸は時間を表し、縦軸はAv値を表す。制御部17は、例えばステップS4(図2)において検出したBv値が8で、前回検出されているBv値が6である場合に、絞り値をF5.6からF8(目標Av値)まで変化させる。
図4によれば、絞り2の駆動が時刻t0から開始されるが、時刻t4において絞り値がF8(目標Av値)に到達する前は、絞り2の開口径が目標Av値より大きくなる。このため、時刻t0〜時刻t4までライブビュー画像が明るくなりすぎる。そこで、制御部17は、時刻t0以降、1/60秒ステップ(ライブビュー画像の更新周期)で目標Av値と実Av値との差(ΔEv)をそれぞれ算出し、算出したΔEvに応じて感度を段階的に変化させる。
時刻t0において実Av値はF5.6であり、ΔEvはΔEv1である。また、時刻t1において実Av値はFaであり、ΔEvはΔEv2である。さらに、時刻t2において実Av値はFbであり、ΔEvはΔEv3である。時刻t3においては、実Av値はFcであり、ΔEvはΔEv4である。
上記ステップS15(図2)において制御部17は、時刻t0における感度をΔEv1に相当する値だけ低く変化させて、ライブビュー画像の明るさを補正する。以降同様に、制御部17は、時刻t1における感度をΔEv2に相当する値だけ低く変化させて、ライブビュー画像の明るさを補正する。さらに、制御部17は、時刻t2における感度をΔEv3に相当する値だけ低く変化させ、時刻t3における感度をΔEv4に相当する値だけ低く変化させる。これにより、絞り2の駆動中におけるライブビュー画像の明るさを適切に補正できる。
制御部17は、絞り値をF5.6からF8(目標Av値)まで変更するまでにライブビュー画像が表示部13に複数回更新表示される(本例では、時刻t0、t1、t2、t3において表示)ように、絞り2の駆動速度を決める。例えば、絞り2の駆動開始時点のAv値から目標Av値までの絞り2の駆動中にライブビュー画像が表示部13に更新表示される回数(フレーム数)を、絞り2の駆動量にかかわらず同じにするように、絞り2の駆動速度を決める。
なお、絞り2の駆動量が大きいほど絞り2の駆動中にライブビュー画像が表示部13に更新表示される回数(フレーム数)を多くするとともに、絞り2の駆動量が小さいほど絞り2の駆動中にライブビュー画像が表示部13に更新表示される回数(フレーム数)を少なくするように、絞り2の駆動速度を決めてもよい。また、絞り2の駆動中にライブビュー画像が表示部13に更新表示される回数(フレーム数)は、上述した4回に限らず、2回でも10回でもよい。
図2に戻り、ステップS14において、制御部17は、撮像素子10の露光感度について、ステップS13で算出したΔEvに基づくSv設定の解除(絞り2の駆動中におけるライブビュー画像の明るさ補正を終了)を指示してステップS16へ進む。
ステップS16において、制御部17は、ライブビュー画像表示を終了するか否かを判定する。制御部17は、ライブビュー表示を止める操作が行われた場合、または、レリーズボタンが押下され撮影処理を開始する場合に、ステップS16を肯定判定して図2による処理を終了する。一方、制御部17は、ライブビュー画像表示を終了しない場合はステップS16を否定判定してステップS3へ戻る。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)デジタルカメラ100は、撮像光学系1により結像される被写体像を光電変換する撮像素子10と、撮像素子10への入射光量を調節する絞り2の絞り値、電荷蓄積時間、および感度を、それぞれ制御する制御部17と、撮像素子10からの光電変換信号に基づくライブビュー画像を表示部13に逐次表示させる制御部17と、絞り値の変更中における実Av値を示す情報を取得する通信部16と、を備え、制御部17は、絞り値を目標Av値へ変更する場合に、目標Av値と実Av値との差に応じて感度を増減するようにした。これにより、ライブビュー画像の明るさのちらつきを低減できる。
(2)制御部17は、絞り値を目標Av値へ変更するまでにライブビュー画像が表示部13に複数回更新表示されるように、絞り値の変更速度を決めるようにした。これにより、絞り2を駆動する速度を必要以上に上げなくてもよい。
(3)通信部16は、表示部13に表示されるライブビュー画像の更新周期に応じて実Av値を示す情報を取得し、制御部17は、通信部16により情報が取得されるごとに感度を変更するようにした。これにより、変更後の感度が反映されたライブビュー画像が更新表示されるため、ライブビュー画像の明るさのちらつきが適切に抑えられる。
(4)カメラ本体100Aは、装着された撮影レンズ100Bにより結像される被写体像を光電変換する撮像素子10と、撮影レンズ100Bにおける絞り2の絞り値、電荷蓄積時間、および感度を、それぞれ制御する制御部17と、撮像素子10からの光電変換信号に基づくライブビュー画像を表示部13に逐次表示させる制御部17と、絞り値の変更中における実Av値を示す情報を撮影レンズ100Bから取得する通信部16と、を備え、制御部17は、撮影レンズ100Bの絞り値が目標Av値へ変更される場合に、目標Av値と実Av値との差に応じて感度を増減するようにした。これにより、ライブビュー画像の明るさのちらつきを低減できる。
(5)撮影レンズ100Bは、装着されたカメラ本体100Aの撮像素子10へ被写体像を結像する撮像光学系1と、撮像素子10への入射光量を調節する絞り2と、絞り2の絞り値の変更中における実Av値を検知するレンズ制御部5と、絞り値を目標Av値へ変更中において、目標Av値と実Av値との差に応じて撮像素子10による光電変換の感度を増減するカメラ本体100へ、レンズ制御部5で検知された実Av値を示す情報を送信するレンズ通信部6と、を備える。これにより、カメラ本体100においてライブビュー画像の明るさのちらつきが低減され得る。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
上述した説明では、被写体の明るさに基づいて露出制御部14が自動的に決定した絞り値、シャッタ速度、および感度による画像効果をライブビュー画像に反映させて表示部13に表示する第1モードの場合を例にあげて、絞り2の駆動中におけるライブビュー画像の明るさを補正した。第1モードに加えて、操作部材18を構成するコマンドダイヤルを用いて設定された絞り値やシャッタ速度による画像効果をライブビュー画像に反映させて表示部13に表示する第2モードの場合にも、絞り値を変更する場合には、絞り2の駆動中におけるライブビュー画像の明るさを補正するように構成してもよい。
(変形例2)
絞り2の駆動中におけるライブビュー画像の明るさを補正するため、目標Av値と実Av値との差(ΔEv)に応じて感度を段階的に変化させる例を説明したが、目標Av値と実Av値との差(ΔEv)に応じてシャッタ速度を段階的に変化させる構成にしてもよい。目標Av値と実Av値との差(ΔEv)に応じてシャッタ速度を変化させる場合にも、上記実施形態と同様に、ライブビュー画像の明るさのちらつきを低減できる。
(変形例3)
上述した実施形態では、絞り2の駆動とともにシャッタ速度を変化させる場合において、制御部17が、シャッタ速度の変更を指示してから絞り2の駆動を指示した。シャッタ速度の変更指示は、絞り2の変更の開始時、絞り2の変更の終了時、絞り2の変更の途中時点の、いずれの時点で指示しても構わない。ここで、シャッタ速度や感度の変更は、絞り2を駆動している時間(絞り値の変更に要する時間)の間で小刻みに変更するのではなく、目標値まで一度に変更してもよい。
(変形例4)
本実施形態では、カメラ本体100Aに対して着脱可能な交換式の撮影レンズ100Bを組合せるカメラを例に説明した。この代わりに、絞り2として虹彩絞りを備えるものであれば、レンズ一体型のカメラであってもよい。
(変形例5)
上記実施形態では、制御部17が、図4の時刻t0以降に1/60秒ステップ(ライブビュー画像の更新周期)で目標Av値と実Av値との差(ΔEv)をそれぞれ算出し、算出したΔEvに応じて感度を段階的に変化させるようにした。具体的には、制御部17が、絞り2を駆動しながら上記更新周期に合わせてレンズ情報を取得し(ステップS12)、ΔEvを算出し(ステップS13)、算出したΔEvに応じて感度を変更する(ステップS15)。通信部16がレンズ情報を受信する(撮影レンズ100Bがカメラ本体100Aへレンズ情報を送信する)間隔は、上記更新周期よりも短く設定してもよい。また、通信部16がレンズ情報を受信する(撮影レンズ100Bがカメラ本体100Aへレンズ情報を送信する)間隔は、絞り2の駆動中において短くし、絞り2の非駆動中においては絞り2の駆動中より長く変更してもよい。変形例5の場合にも、変更後の露光感度が反映されたライブビュー画像が更新表示されるため、ライブビュー画像の明るさのちらつきが適切に抑えられる。
(変形例6)
以上の説明では、被写体の明るさに基づいて露出制御部14が自動的に決定した絞り値、シャッタ速度、および感度による画像効果をライブビュー画像に反映させる場合を例に説明したが、本実施形態は、上記絞り値、シャッタ速度、および感度による画像効果を、取得する動画像に反映させる場合にも好適である。動画像を取得する場合においても、絞り2の駆動中において各フレーム画像の明るさが適切に補正される。ここで、動画像を構成するフレーム画像の1つ(または複数でもよい)を静止画像として保存する場合には、明るさが補正された画像を保存することができる。
(変形例7)
図2に例示したカメラ処理を制御部17に実行させるプログラムを、デジタルカメラ100のカメラ本体100Aに対して後から供給してもよい。デジタルカメラ100へのプログラムの供給は、例えば図5に例示するように、プログラムを格納したパーソナルコンピュータ205から赤外線通信や近距離無線通信によってデジタルカメラ100へ送信することができる。
パーソナルコンピュータ205に対するプログラムの供給は、プログラムを格納したCD−ROMなどの記憶媒体204をパーソナルコンピュータ205にセットして行ってもよいし、ネットワークなどの通信回線201を経由する方法でパーソナルコンピュータ205へローディングしてもよい。通信回線201を経由する場合は、当該通信回線に接続されたサーバー202のストレージ装置203などにプログラムを格納しておく。
また、プログラムを格納したメモリカードなどの記憶媒体204Bをデジタルカメラ100にセットしてもよい。このように、プログラムは、記憶媒体や通信回線を介する提供など、種々の形態のコンピュータプログラム製品として供給できる。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1…撮像光学系
2…絞り
5…レンズ制御部
6…レンズ通信部
10…撮像素子
11…画像処理部
13…表示部
14…露出制御部
16…通信部
17…制御部
18…操作部材
100…デジタルカメラ
100A…カメラ本体
100B…撮影レンズ

Claims (7)

  1. 撮像光学系により結像される被写体像を光電変換する撮像素子と、
    前記撮像素子への入射光量を調節する絞りの絞り値、前記光電変換の蓄積時間、および前記光電変換の感度を、それぞれ制御する撮像制御部と、
    前記撮像素子からの光電変換信号に基づく画像を表示装置に逐次表示させる表示制御部と、
    前記絞り値の変更中における実際の絞り値を示す情報を取得する情報取得部と、を備え、
    前記撮像制御部は、前記絞り値を目標絞り値へ変更する場合に、前記目標絞り値と前記実際の絞り値との差に応じて前記感度または前記蓄積時間を増減することを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記撮像制御部は、前記絞り値を前記目標絞り値へ変更するまでに前記画像が前記表示装置に複数回更新表示されるように、前記絞り値の変更速度を決めることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または2に記載の撮像装置において、
    前記情報取得部は、前記表示装置に表示される前記画像の更新周期に応じて前記実際の絞り値を示す情報を取得し、
    前記撮像制御部は、前記情報取得部により前記情報が取得されるごとに前記感度または前記蓄積時間を変更することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1または2に記載の撮像装置において、
    前記情報取得部は、前記表示装置に表示される前記画像の更新周期より短い間隔で前記実際の絞り値を示す情報を取得し、
    前記撮像制御部は、前記情報取得部により前記情報が取得されるごとに前記感度または前記蓄積時間を変更することを特徴とする撮像装置。
  5. 装着された交換レンズにより結像される被写体像を光電変換する撮像素子と、
    前記交換レンズにおける絞りの絞り値、前記光電変換の蓄積時間、および前記光電変換の感度を、それぞれ制御する撮像制御部と、
    前記撮像素子からの光電変換信号に基づく画像を表示装置に逐次表示させる表示制御部と、
    前記絞り値の変更中における実際の絞り値を示す情報を前記交換レンズから取得する情報取得部と、を備え、
    前記撮像制御部は、前記交換レンズの前記絞り値が目標絞り値へ変更される場合に、前記目標絞り値と前記実際の絞り値との差に応じて前記感度または前記蓄積時間を増減することを特徴とするカメラボディ。
  6. 装着されたカメラボディの撮像素子へ被写体像を結像する撮像光学系と、
    前記撮像素子への入射光量を調節する絞りと、
    前記絞りの絞り値の変更中における実際の絞り値を検知する検知部と、
    前記絞り値を目標絞り値へ変更中において、前記目標絞り値と前記実際の絞り値との差に応じて前記撮像素子による光電変換の感度または前記光電変換の蓄積時間を増減する前記カメラボディへ、前記検知部で検知された前記実際の絞り値を示す情報を送信する情報送信部と、
    を備えることを特徴とする交換レンズ。
  7. 装着された交換レンズにより結像される被写体像を撮像素子に光電変換させる処理と、
    前記交換レンズにおける絞りの絞り値、前記光電変換の蓄積時間、および前記光電変換の感度を、それぞれ制御する撮像制御処理と、
    前記撮像素子からの光電変換信号に基づく画像を表示装置に逐次表示させる表示制御処理と、
    前記絞り値の変更中における実際の絞り値を示す情報を前記交換レンズから取得する情報取得処理と、
    前記交換レンズの前記絞り値が目標絞り値へ変更される場合に、前記目標絞り値と前記実際の絞り値との差に応じて前記感度または前記蓄積時間を増減する増減処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするカメラ用プログラム。
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