JP2015176533A - 情報処理装置、システム、印刷方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、システム、印刷方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015176533A
JP2015176533A JP2014054434A JP2014054434A JP2015176533A JP 2015176533 A JP2015176533 A JP 2015176533A JP 2014054434 A JP2014054434 A JP 2014054434A JP 2014054434 A JP2014054434 A JP 2014054434A JP 2015176533 A JP2015176533 A JP 2015176533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
print job
period
upper limit
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014054434A
Other languages
English (en)
Inventor
薫 渋谷
Kaoru Shibuya
薫 渋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2014054434A priority Critical patent/JP2015176533A/ja
Publication of JP2015176533A publication Critical patent/JP2015176533A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract


【課題】予め設定された予算の範囲に収まるように、特例としての印刷を実行させることが可能な情報処理装置、システム、印刷方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】本発明の情報処理装置は、第1判断部と可否決定部とを備える。第1判断部は、ユーザの要求に従って印刷ジョブを実行すると、第1期間において当該ユーザに対して許容される上限枚数を超える場合、超過した枚数を示す超過枚数が、第1期間よりも前の第2期間に対応する上限枚数から、第2期間において実際に印刷された枚数を差し引いた余剰枚数の範囲に収まるか否かを判断する。可否決定部は、超過枚数が余剰枚数の範囲に収まる場合は、印刷ジョブの実行を許可する一方、超過枚数が余剰枚数の範囲に収まらない場合は、印刷ジョブの実行を許可しない。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、システム、印刷方法およびプログラムに関する。
従来、複合機やプリンタなどの印刷装置を複数人で使用するような環境において、コスト管理のため、各個人に対して印刷枚数の上限を定め、また、その上限を超えた緊急の場合には特例として印刷を認めるという技術が知られている(例えば特許文献1等)。
しかしながら、従来においては、予め設定された予算の範囲に収まるように、特例としての印刷を実行させる仕組みは存在しなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、予め設定された予算の範囲に収まるように、特例としての印刷を実行させることが可能な情報処理装置、システム、印刷方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ユーザの要求に従って印刷ジョブを実行すると、第1期間において当該ユーザに対して許容される上限枚数を超える場合、超過した枚数を示す超過枚数が、前記第1期間よりも前の第2期間に対応する上限枚数から、前記第2期間において実際に印刷された枚数を差し引いた余剰枚数の範囲内に収まるか否かを判断する第1判断部と、前記超過枚数が前記余剰枚数の範囲内に収まる場合は、前記印刷ジョブの実行を許可する一方、前記超過枚数が前記余剰枚数の範囲内に収まらない場合は、前記印刷ジョブの実行を許可しない可否決定部と、を備える。
本発明によれば、予め設定された予算の範囲に収まるように、特例としての印刷を実行させることができる。
図1は、実施形態のシステムの構成の一例を示す図である。 図2は、印刷ジョブのデータ構成の一例を示す図である。 図3は、設定部が特定した情報の一例を示す図である。 図4は、予算情報の一例を示す図である。 図5は、各ユーザの第1期間におけるモノクロ印刷の上限枚数の一例を示す図である。 図6は、設定部の動作例を示すフローチャートである。 図7は、ユーザ情報の一例を示す図である。 図8は、システムの動作例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る情報処理装置、システム、印刷方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態のシステム1の構成の一例を示す図である。図1に示すように、システム1は、ユーザが使用する端末装置10と、印刷制御サーバ20と、認証サーバ30と、印刷装置40とを備える。
端末装置10は、例えばPC(Personal Computer)で構成される。端末装置10は、ユーザの指示に従って(操作に応じて)、印刷の実行を要求する印刷ジョブを生成して印刷制御サーバ20へ送信する。印刷ジョブは、ユーザを識別するユーザ識別情報と、要求する印刷枚数とを少なくとも含む。この例では、図2に示すように、印刷ジョブは、ユーザID(上記ユーザ識別情報の一例)と、印刷データの属性を示す情報(この例では、カラーまたはモノクロを示す情報)と、印刷枚数を示す情報とを含んで構成される。
図1に戻って説明を続ける。印刷制御サーバ20は、受付部21と、ジョブ記憶部22と、ジョブ管理部23と、ログ記憶部24と、ログ管理部25と、設定部26と、第1判断部27と、可否決定部28とを備える。なお、図1の例では、印刷制御サーバ20が有する機能として、本発明に係る機能を主に例示しているが、印刷制御サーバ20が有する機能は、これらに限られるものではない。
受付部21は、端末装置10から送られてくる印刷ジョブを受け付け(受信し)、受け付けた印刷ジョブを、順次にジョブ記憶部32に記録する。ジョブ管理部23は、ジョブ記憶部22に蓄積された印刷ジョブを管理する。
ログ記憶部24は、それぞれが、ユーザを識別するユーザ識別情報(この例ではユーザID)と、実際に印刷された枚数と、印刷日時とを対応付けた複数の単位情報を有するログ情報を記憶する。この例では、印刷装置40によって印刷が実行されると、その印刷を要求したユーザのユーザIDと、実際に印刷された印刷枚数と、印刷日時とを対応付けた単位情報が、ログ記憶部24に記録される。ログ管理部25は、ログ記憶部24に記憶されたログ情報を管理する。
設定部26は、ログ情報に基づいて、複数のユーザごとの上限枚数(許容される印刷枚数の上限値)を設定する。より具体的には、設定部26は、上限枚数を設定する最新の期間(この例では月単位の期間、以下の説明では「第1期間」と称する場合がある)よりも前の期間(以下の説明では「第3期間」と称する場合がある)に対応するログ情報と、複数のユーザが所属する部署に対して予め設定された、第1期間における上限枚数を示す予算情報とに基づいて、その予算情報が示す上限枚数を超えないよう、当該部署に所属する複数のユーザの各々の第1期間における上限枚数を設定する。
一例として、部署Aに所属するユーザAの、ある月(第1期間に対応)における上限枚数を設定する方法を説明する。まず、設定部26は、ログ管理部25に対して、第1期間よりも前の第3期間(この例では、ある月の直前の月であるが、これに限られるものではない)に対応するログ情報を要求する。この要求を受けたログ管理部25は、第3期間に対応するログ情報をログ記憶部24から取得して設定部26へ渡す。また、この例では、複数の部署ごとに、当該部署に所属する複数のユーザの各々のユーザIDを対応付けた部署情報が、不図示のメモリに格納されており、設定部26は、ログ管理部25から取得したログ情報(第3期間に対応するログ情報)に含まれるユーザAのユーザIDと、部署情報とから、ユーザAが所属する部署Aを特定するとともに、第3期間においてユーザAの要求に応じて実際に印刷された枚数(実績枚数)を特定することができる。また、設定部26は、部署情報から、部署Aに所属する他のユーザ(この例では、ユーザBとユーザCが、ユーザAと同じ部署Aに所属しているとする)のユーザIDを特定することができる。そして、設定部26は、ユーザBおよびユーザCの各々のユーザIDと、第3期間に対応するログ情報とから、第3期間におけるユーザBの実績枚数とユーザCの実績枚数を特定することができる。
図3は、以上のようにして設定部26が特定した情報の一例をテーブル形式で表したものである。図3の例では、前月(第3期間の一例)におけるユーザAのモノクロ印刷の実績枚数は「180枚」であり、ユーザBのモノクロ印刷の実績枚数は「633枚」であり、ユーザCのモノクロ印刷の実績枚数は「640枚」である。この例では、図4に示すように、部署Aに対しては、ある月(第1期間の一例)における上限枚数を示す予算情報として、モノクロ印刷で「2300枚」、カラー印刷で「200枚」が設定されていたとする。図3に示す情報から、ユーザAのモノクロ印刷の実績枚数:ユーザBのモノクロ印刷の実績枚数:ユーザCのモノクロ印刷の実績枚数=3:10:10であるため、設定部26は、部署Aに対して予め設定された、第1期間におけるモノクロ印刷の上限枚数「2300枚」を、上記比率に従って、ユーザA、ユーザBおよびユーザCの各々に分配することにより、各ユーザの上限枚数を設定するという具合である。この例では、図5に示すように、ユーザAの第1期間におけるモノクロ印刷の上限枚数は「300枚」、ユーザBの第1期間におけるモノクロ印刷の上限枚数は「1000枚」、ユーザCの第1期間におけるモノクロ印刷の上限枚数は「1000枚」に設定されるという具合である。なお、各ユーザの第1期間におけるカラー印刷の上限枚数についても、同様にして設定することができる。
図6は、部署Aに所属する各ユーザの第1期間における上限枚数を設定する場合の設定部26の動作例を示すフローチャートである。図6に示すように、設定部26は、第3期間に対応するログ情報を、ログ管理部25から取得する(ステップS1)。次に、設定部26は、ステップS1で取得したログ情報と、部署Aに対して予め設定された第1期間の予算情報とに基づいて、部署Aに所属する各ユーザ(この例では、ユーザA、ユーザBおよびユーザC)の上限枚数を設定する(ステップS2)。具体的な内容は上述したとおりである。
設定部26は、以上のようにして各ユーザの第1期間における上限枚数を設定すると、それぞれが、ユーザIDと、第1期間において当該ユーザIDにより識別されるユーザの要求に従って実際に印刷された枚数の累積枚数と、当該ユーザIDにより識別されるユーザの第1期間における上限枚数とを対応付けた複数のユーザ情報を、認証サーバ30のユーザ情報記憶部31に登録する。この例では、図7に示すように、ユーザ情報は、ユーザIDと、第1期間において当該ユーザIDにより識別されるユーザの要求に従って実際に印刷された枚数の累積枚数と、当該ユーザIDにより識別されるユーザの第1期間における上限枚数と、当該ユーザIDにより識別されるユーザが所属する部署とを対応付けた情報である。
図1に戻り説明を続ける。説明の便宜上、印刷制御サーバ20の第1判断部27および可否決定部28を説明する前に、認証サーバ30について説明する。認証サーバ30は、ユーザ情報記憶部31と、認証情報記憶部32と、認証部33とを備える。なお、図1の例では、認証サーバ30が有する機能として、本発明に係る機能を主に例示しているが、認証サーバ30が有する機能は、これらに限られるものではない。ユーザ情報記憶部31は、上述した複数のユーザ情報を記憶する。認証情報記憶部32は、予め管理者等によって登録された認証情報を記憶する。この例では、認証情報は、ユーザの認証に用いられる情報であり、印刷装置40を使用する権限を有するユーザに対して予め割り当てられる情報である。この例では、認証情報は、ユーザが所持するICカードを識別するIC情報であるが、これに限らず、例えばユーザIDとパスワードの組み合わせを認証情報として用いる形態であってもよい。
認証部33は、ユーザの認証を行う。この例では、認証部33は、印刷装置40から後述の認証要求を受信すると、当該認証要求に含まれる認証用の情報(この例では、ユーザが所持するICカードのIC情報)が、認証情報記憶部32に記憶された何れかの認証情報と一致するか否かを判断することで、当該認証要求に含まれる認証用の情報に対応するユーザ(ICカードを所持するユーザ)が、印刷装置40を使用する権限を有するか否かを判断する。認証部33は、印刷装置40から送られてきた認証要求に含まれる認証用の情報が、認証情報記憶部32に記憶された何れかの認証情報と一致した場合、当該認証用の情報に対応するユーザは、印刷装置40を使用する権限を有すると判断する(当該認証用の情報に対応するユーザを認証する)。認証部33は、ユーザを認証した場合、認証要求に対する応答として、当該ユーザを認証することを示す情報と、当該ユーザのユーザIDを含むユーザ情報とを、印刷装置40へ送信する。
続いて、印刷装置40について説明する。図1に示すように、印刷装置40は、取得部41と、認証要求部42と、ジョブ要求部43と、ジョブ一覧表示部44と、第2判断部45と、警告メッセージ表示部46と、可否決定要求部47と、実行部48とを備える。なお、図1の例では、印刷装置40が有する機能として、本発明に係る機能を主に例示しているが、印刷装置40が有する機能は、これらに限られるものではない。
取得部41は、認証用の情報を取得する。この例では、取得部41は、ICカードリーダで構成されるが、これに限られるものではない。この例では、ユーザは、自身の端末装置10を操作して印刷の実行を指示した後、印刷装置40の前に移動し、自身が所持するICカードを、ICカードリーダ(取得部41)にかざす。そして、取得部41は、ユーザがかざしたICカードのIC情報を読み取り、その読み取ったIC情報を、認証用の情報として取得するという具合である。
認証要求部42は、取得部41により取得された認証用の情報を含み、ユーザの認証を要求する認証要求を、認証サーバ30へ送信する。ユーザが認証された場合、認証要求部42は、ユーザを認証することを示す情報と、当該ユーザのユーザIDを含むユーザ情報とを認証サーバ30(認証部33)から受信(取得)することができる。
認証要求部42が、ユーザを認証することを示す情報とユーザ情報とを認証サーバ30から受信した場合、ジョブ要求部43は、当該ユーザ情報に含まれるユーザIDに対応する(紐付く)全ての印刷ジョブを示すジョブ一覧を、印刷制御サーバ20に対して要求する。この要求を受けた印刷制御サーバ20(ジョブ管理部23)は、認証されたユーザに対応する全ての印刷ジョブを示すジョブ一覧をジョブ記憶部22から抽出し、その抽出したジョブ一覧を印刷装置40(ジョブ要求部43)へ渡す。以上のようにして、ジョブ要求部43は、認証されたユーザに対応する全ての印刷ジョブを示すジョブ一覧を取得することができる。この例では、認証要求部42は、請求項の「ジョブ一覧取得部」に対応する機能を有していると考えることができる。
ジョブ一覧表示部44は、ジョブ要求部43が取得したジョブ一覧を、表示部(不図示のディスプレイ装置)に表示する制御を行う。ユーザは、表示部に表示されたジョブ一覧を確認しながら、何れかの印刷ジョブの実行を指示することができる。
第2判断部45は、ジョブ一覧に含まれる印刷ジョブのうち、実行が指示された印刷ジョブに含まれる印刷枚数と、当該実行が指示された印刷ジョブに含まれるユーザIDに対応付けられた累積枚数(認証サーバ30から取得したユーザ情報に含まれる累積枚数)との合計が、当該実行が指示された印刷ジョブに含まれるユーザIDに対応付けられた上限枚数(認証サーバ30から取得したユーザ情報に含まれる上限枚数)を超えるか否かを判断する。つまり、第2判断部45は、ユーザの要求に従って印刷ジョブを実行すると、第1期間において当該ユーザに対して許容される上限枚数を超えるか否かを判断する機能を有していると考えることができる。
第2判断部45により、実行が指示された印刷ジョブに含まれる印刷枚数と、当該印刷ジョブに含まれるユーザIDに対応付けられた累積枚数との合計が、当該印刷ジョブに含まれるユーザIDに対応付けられた上限枚数を超えると判断された場合、警告メッセージ表示部46は、上限枚数を超えていることを示す警告メッセージを表示部に表示する制御を行う。なお、この警告メッセージの画像情報は、印刷装置40が生成する形態であってもよいし、外部装置に生成させて印刷装置40が受け取る形態であってもよい。
警告メッセージが表示されても、印刷を続行する指示を受け付けた場合、可否決定要求部47は、上限枚数を超える印刷ジョブの実行を要求するユーザの第1期間における上限枚数を超過した枚数を示す超過枚数と、当該ユーザのユーザIDとを含み、印刷の実行の可否の決定を要求する可否決定要求を、印刷制御サーバ20へ送信する。
続いて、印刷制御サーバ20の第1判断部27について説明する。第1判断部27は、上記可否決定要求を受けると(見方を変えれば、ユーザの要求に従って印刷ジョブを実行すると、第1期間において当該ユーザに対して許容される上限枚数を超える場合)、その可否決定要求に含まれる超過枚数が、第1期間よりも前の第2期間(この例では、第1期間の直前から過去3ヶ月にわたる期間であるが、これに限られるものではない)に対応する上限枚数から、第2期間において実際に印刷された枚数を差し引いた余剰枚数の範囲に収まるか否かを判断する。この例では、上記余剰枚数は、上記可否決定要求に含まれるユーザIDで識別されるユーザ(上限枚数を超える印刷ジョブの実行を要求するユーザ)が所属する部署全体に対して設定されていた第2期間における上限枚数から、当該部署に所属する複数のユーザの各々の要求に応じて実際に印刷された枚数を差し引いた枚数であるが、これに限られるものではない。例えば上記余剰枚数は、上記可否決定要求に含まれるユーザIDで識別されるユーザに対して設定されていた第2期間における上限枚数から、当該ユーザの要求に応じて実際に印刷された枚数を差し引いた枚数であってもよい。
この例では、上記可否決定要求を受けた第1判断部27は、その可否決定要求に含まれるユーザIDと、上述の部署情報とから、当該ユーザIDで識別されるユーザが所属する部署、および、当該部署に所属する他のユーザを特定することができる。そして、第1判断部27は、ログ記憶部24に記憶されたログ情報と、過去3ヶ月(第2期間の一例)の各々における当該部署に所属する複数のユーザの各々の設定済みの上限枚数(不図示のメモリに格納されているものとする)とに基づいて、当該部署に所属する複数のユーザごとに、過去3ヶ月の各々における当該ユーザの上限枚数から、過去3ヶ月の各々において当該ユーザの要求に応じて実際に印刷された枚数を差し引いた枚数を求め、その総和を、余剰枚数として求めることができる。そして、第1判断部27は、可否決定要求に含まれる超過枚数が、以上のようにして求めた余剰枚数の範囲に収まるか否かを判断するという具合である。
可否決定部28は、可否決定要求に含まれる超過枚数が余剰枚数の範囲に収まる場合は、印刷ジョブの実行を許可する(当該可否決定要求に含まれるユーザIDで識別されるユーザが要求している印刷ジョブの実行を許可する)。一方、可否決定部28は、可否決定要求に含まれる超過枚数が余剰枚数の範囲に収まらない場合は、印刷ジョブの実行を許可しない。可否決定部28は、以上のようにして決定した印刷の実行の可否を示す決定情報を、印刷装置40へ送信する。この例では、上述の第1判断部27および上述の可否決定部28を有する印刷制御サーバ20は、請求項の「情報処理装置」に対応していると考えることができる。
印刷の実行を許可することを示す決定情報を受信した場合、印刷装置40の実行部48は、ユーザから要求された印刷ジョブを実行する。一方、印刷の実行を許可しないことを示す決定情報を受信した場合、印刷装置40の実行部48は、ユーザから要求された印刷ジョブを実行しない。
図8は、認証されたユーザが、表示部に表示されたジョブ一覧を確認しながら、何れかの印刷ジョブの実行を指示した場合のシステム1の動作例を示すフローチャートである。図8に示すように、まず第2判断部45は、実行が指示された印刷ジョブに含まれる印刷枚数と、当該印刷ジョブに含まれるユーザIDに対応付けられた累積枚数(認証サーバ30から取得したユーザ情報に含まれる累積枚数)との合計が、当該印刷ジョブに含まれるユーザIDに対応付けられた上限枚数(認証サーバ30から取得したユーザ情報に含まれる上限枚数)を超えるか否かを判断する(ステップS11)。
実行が指示された印刷ジョブに含まれる印刷枚数と、当該印刷ジョブに含まれるユーザIDに対応付けられた累積枚数との合計が、当該印刷ジョブに含まれるユーザIDに対応付けられた上限枚数を超えない場合(ステップS11:No)、実行部48は、実行が指示された印刷ジョブを実行する(ステップS15)。一方、実行が指示された印刷ジョブに含まれる印刷枚数と、当該印刷ジョブに含まれるユーザIDに対応付けられた累積枚数との合計が、当該印刷ジョブに含まれるユーザIDに対応付けられた上限枚数を超える場合(ステップS11:Yes)、警告メッセージ表示部46は、警告メッセージを表示部に表示する制御を行う(ステップS12)。その後、印刷を続行する指示を受け付けなかった場合(ステップS13:No)、処理は終了する。一方、印刷を続行する指示を受け付けた場合(ステップS13:Yes)、上述したように、可否決定要求部47は、超過枚数とユーザIDとを含む可否決定要求を、印刷制御サーバ20へ送信する。この可否決定要求を受け取った第2判断部45は、その可否決定要求に含まれる超過枚数が、上述の余剰枚数の範囲に収まるか否かを判断する(ステップS14)。超過枚数が余剰枚数の範囲に収まる場合(ステップS14:Yes)、実行部48は、ユーザから要求された印刷ジョブを実行する(ステップS15)。一方、超過枚数が余剰枚数の範囲に収まらない場合(ステップS14:No)、実行部48は、ユーザから要求された印刷ジョブを実行せずに、処理が終了する。
なお、以上に説明した印刷制御サーバ20、認証サーバ30および印刷装置40の各々のハードウェア構成は、CPU、ROM、RAM、通信I/F(インタフェース)、表示装置(ディスプレイ装置)などを含むハードウェア構成である。
上述の印刷制御サーバ20の各部の機能(受付部21、ジョブ管理部23、ログ管理部25、設定部26、第1判断部27および可否決定部28)は、印刷制御サーバ20のCPUがROM等に格納されたプログラムを実行することにより実現されるが、これに限らず、例えば上述の印刷制御サーバ20の各部の機能のうちの少なくとも一部が専用のハードウェア回路(例えば半導体集積回路等)で実現されてもよい。また、印刷制御サーバ20のジョブ記憶部22、ログ記憶部24は、例えばROMやHDD等により実現可能である。
また、上述の認証サーバ30の認証部33は、認証サーバ30のCPUがROM等に格納されたプログラムを実行することにより実現されるが、これに限らず、例えば専用のハードウェア回路(例えば半導体集積回路等)で実現されてもよい。また、認証サーバ30のユーザ情報記憶部31、認証情報記憶部32は、例えばROMやHDD等により実現可能である。
さらに、上述の印刷装置40の各部の機能(取得部41、認証要求部42、ジョブ要求部43、ジョブ一覧表示部44、第2判断部45、警告メッセージ表示部46、可否決定要求部47、実行部48)は、印刷装置40のCPUがROM等に格納されたプログラムを実行することにより実現されるが、これに限らず、例えば上述の印刷装置40の各部の機能のうちの少なくとも一部が専用のハードウェア回路(例えば半導体集積回路等)で実現されてもよい。
以上に説明したように、本実施形態では、ユーザの要求に従って印刷ジョブを実行すると、第1期間において当該ユーザに対して許容される上限枚数を超える場合、超過した枚数を示す超過枚数が、第1期間よりも前の第2期間に対応する上限枚数から、第2期間において実際に印刷された枚数を差し引いた余剰枚数の範囲に収まるか否かを判断する。そして、超過枚数が余剰枚数の範囲に収まる場合は、印刷ジョブの実行を許可する一方、超過枚数が余剰枚数の範囲に収まらない場合は、印刷ジョブの実行を許可しない。これにより、予め設定された予算の範囲に収まるように、特例としての印刷を実行させることができる。また、本実施形態では、既に設定済みの各ユーザの上限枚数を変更することはせずに、設定済みの上限枚数を遵守することをユーザに意識させつつも、例えば業務の都合上、上限枚数を超えて印刷を実行する必要がある場合においては、予め設定された予算の範囲に収まるように、特例としての印刷を実行させることができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
例えば上述の印刷制御サーバ20の各部の機能と、上述の認証サーバ30の各部の機能とが、ひとつの装置に搭載される形態であってもよいし、例えば上述の印刷制御サーバ20の各部の機能と、上述の認証サーバ30の各部の機能とが、3つ以上の装置に分散されて搭載される形態であってもよい。
また、例えば上述の印刷制御サーバ20が有する第1判断部27および可否決定部28が、印刷装置40に搭載される形態であってもよい。この場合、印刷装置40が、請求項の「情報処理装置」に対応していると考えることができる。要するに、本発明に係る情報処理装置は、上述の第1判断部27に対応する機能と、上述の可否決定部28に対応する機能とを少なくとも備える形態であればよい。
また、上述の印刷制御サーバ20、認証サーバ30および印刷装置40の各々が有する機能が搭載され得る装置は、上述の実施形態に限られるものではなく、任意に変更可能である。要するに、本発明に係るシステムは、上述の第1判断部27に対応する機能と、上述の可否決定部28に対応する機能と、上述の実行部48に対応する機能とを少なくとも備える形態であればよく、これらの機能を複数の装置に分散して搭載する形態については、様々に変更が可能である。
(プログラム)
なお、上述のシステム1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、上述のシステム1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述のシステム1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
1 システム
10 端末装置
20 印刷制御サーバ
21 受付部
22 ジョブ記憶部
23 ジョブ管理部
24 ログ記憶部
25 ログ管理部
26 設定部
27 第1判断部
28 可否決定部
30 認証サーバ
31 ユーザ情報記憶部
32 認証情報記憶部
33 認証部
40 印刷装置
41 取得部
42 認証要求部
43 ジョブ要求部
44 ジョブ一覧表示部
45 第2判断部
46 警告メッセージ表示部
47 可否決定要求部
48 実行部
特開2002−082789号公報

Claims (10)

  1. ユーザの要求に従って印刷ジョブを実行すると、第1期間において当該ユーザに対して許容される上限枚数を超える場合、超過した枚数を示す超過枚数が、前記第1期間よりも前の第2期間に対応する上限枚数から、前記第2期間において実際に印刷された枚数を差し引いた余剰枚数の範囲に収まるか否かを判断する第1判断部と、
    前記超過枚数が前記余剰枚数の範囲に収まる場合は、前記印刷ジョブの実行を許可する一方、前記超過枚数が前記余剰枚数の範囲に収まらない場合は、前記印刷ジョブの実行を許可しない可否決定部と、を備える、
    情報処理装置。
  2. 情報処理装置と、印刷装置とを含むシステムであって、
    ユーザの要求に従って印刷ジョブを実行すると、第1期間において当該ユーザに対して許容される上限枚数を超える場合、超過した枚数を示す超過枚数が、前記第1期間よりも前の第2期間に対応する上限枚数から、前記第2期間において実際に印刷された枚数を差し引いた余剰枚数の範囲内に収まるか否かを判断する第1判断部と、
    前記超過枚数が前記余剰枚数の範囲内に収まる場合は、前記印刷ジョブの実行を許可する一方、前記超過枚数が前記余剰枚数の範囲内に収まらない場合は、前記印刷ジョブの実行を許可しない可否決定部と、
    前記可否決定部により前記印刷ジョブの実行が許可された場合、前記印刷ジョブを実行する実行部と、を備える、
    システム。
  3. それぞれが、ユーザを識別するユーザ識別情報と、実際に印刷された枚数と、印刷日時とを対応付けた複数の単位情報を有するログ情報を記憶するログ情報記憶部と、
    前記ログ情報に基づいて、ユーザごとの上限枚数を設定する設定部と、を備える、
    請求項2に記載のシステム。
  4. 前記設定部は、前記第1期間よりも前の第3期間に対応する前記ログ情報と、複数のユーザが所属する部署に対して予め設定された、前記第1期間における上限枚数を示す予算情報とに基づいて、前記予算情報が示す上限枚数を超えないよう、当該部署に所属する複数のユーザの各々の前記第1期間における上限枚数を設定する、
    請求項3に記載のシステム。
  5. 前記印刷ジョブは、ユーザを識別するユーザ識別情報と、要求する印刷枚数とを含み、
    それぞれが、前記ユーザ識別情報と、前記第1期間において前記ユーザ識別情報により識別されるユーザの要求に従って実際に印刷された枚数の累積枚数と、前記ユーザ識別情報により識別されるユーザの前記第1期間における上限枚数とを対応付けた複数のユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部と、
    前記印刷ジョブに含まれる印刷枚数と、前記印刷ジョブに含まれる前記ユーザ識別情報に対応付けられた累積枚数との合計が、前記印刷ジョブに含まれる前記ユーザ識別情報に対応付けられた上限枚数を超えるか否かを判断する第2判断部を、さらに備える、
    請求項2乃至4のうちの何れか1項に記載のシステム。
  6. 前記印刷ジョブを受け付ける受付部と、
    受け付けた前記印刷ジョブを蓄積するジョブ記憶部と、
    ユーザの認証を行う認証部と、
    認証されたユーザに対応する全ての前記印刷ジョブを示すジョブ一覧を取得するジョブ一覧取得部と、
    前記ジョブ一覧取得部により取得された前記ジョブ一覧を表示部に表示する制御を行うジョブ一覧表示部と、をさらに備え、
    前記第2判断部は、前記ジョブ一覧に含まれる前記印刷ジョブのうち、実行が指示された前記印刷ジョブに含まれる印刷枚数と、当該実行が指示された前記印刷ジョブに含まれる前記ユーザ識別情報に対応付けられた累積枚数との合計が、当該実行が指示された前記印刷ジョブに含まれる前記ユーザ識別情報に対応付けられた上限枚数を超えるか否かを判断する、
    請求項5に記載のシステム。
  7. 前記余剰枚数は、上限枚数を超える前記印刷ジョブの実行を要求するユーザが所属する部署全体に対して設定されていた前記第2期間における上限枚数から、当該部署に所属する複数のユーザの各々の要求に応じて実際に印刷された枚数を差し引いた枚数である、
    請求項2乃至6のうちの何れか1項に記載のシステム。
  8. 前記余剰枚数は、上限枚数を超える前記印刷ジョブの実行を要求するユーザに対して設定されていた前記第2期間における上限枚数から、当該ユーザの要求に応じて実際に印刷された枚数を差し引いた枚数である、
    請求項2乃至6のうちの何れか1項に記載のシステム。
  9. ユーザの要求に従った印刷ジョブを実行すると、第1期間において当該ユーザに対して許容される上限枚数を超える場合、超過した枚数を示す超過枚数が、前記第1期間よりも前の第2期間に対応する上限枚数から、前記第2期間において実際に印刷された枚数を差し引いた余剰枚数の範囲内に収まるか否かを判断する第1判断ステップと、
    前記超過枚数が前記余剰枚数の範囲内に収まる場合は、前記印刷ジョブの実行を許可する一方、前記超過枚数が前記余剰枚数の範囲内に収まらない場合は、前記印刷ジョブの実行を許可しない可否決定ステップと、
    前記可否決定ステップにより前記印刷ジョブの実行が許可された場合、前記印刷ジョブを実行する実行ステップと、を含む、
    印刷方法。
  10. コンピュータを、
    ユーザの要求に従って印刷ジョブを実行すると、第1期間において当該ユーザに対して許容される上限枚数を超える場合、超過した枚数を示す超過枚数が、前記第1期間よりも前の第2期間に対応する上限枚数から、前記第2期間において実際に印刷された枚数を差し引いた余剰枚数の範囲内に収まるか否かを判断する第1判断手段と、
    前記超過枚数が前記余剰枚数の範囲内に収まる場合は、前記印刷ジョブの実行を許可する一方、前記超過枚数が前記余剰枚数の範囲内に収まらない場合は、前記印刷ジョブの実行を許可しない可否決定手段として機能させる、
    プログラム。
JP2014054434A 2014-03-18 2014-03-18 情報処理装置、システム、印刷方法およびプログラム Pending JP2015176533A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014054434A JP2015176533A (ja) 2014-03-18 2014-03-18 情報処理装置、システム、印刷方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014054434A JP2015176533A (ja) 2014-03-18 2014-03-18 情報処理装置、システム、印刷方法およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015176533A true JP2015176533A (ja) 2015-10-05

Family

ID=54255631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014054434A Pending JP2015176533A (ja) 2014-03-18 2014-03-18 情報処理装置、システム、印刷方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015176533A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017170805A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 富士ゼロックス株式会社 制御装置及び印刷装置
JP2018055164A (ja) * 2016-09-26 2018-04-05 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置、機能使用量管理システム及びプログラム
US10122881B2 (en) * 2016-03-29 2018-11-06 Fuji Xerox Co., Ltd. Control device and printing apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017170805A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 富士ゼロックス株式会社 制御装置及び印刷装置
US10122881B2 (en) * 2016-03-29 2018-11-06 Fuji Xerox Co., Ltd. Control device and printing apparatus
JP2018055164A (ja) * 2016-09-26 2018-04-05 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置、機能使用量管理システム及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8711382B2 (en) Print system
US8464075B2 (en) System and method for policy-driven file segmentation and inter-cloud file storage and retrieval
US8705072B2 (en) Server system and control method thereof, and computer-readable medium
JP6372311B2 (ja) 情報処理システム、電子機器、サービス認可方法及びプログラム
US9723173B2 (en) Information processing apparatus, program, output system, and output method having improved output-cost management flexibility
KR20180018386A (ko) 인쇄장치, 인쇄장치의 제어방법 및 기억매체
US20160283176A1 (en) Image forming apparatus, image forming system, and method of image forming
JP2015180995A (ja) 情報処理システム、管理装置、情報出力方法およびプログラム
JP2015176533A (ja) 情報処理装置、システム、印刷方法およびプログラム
JP2009252125A (ja) 画像形成システムおよび画像形成装置
US20150268911A1 (en) Image forming system and image forming device
US20160226855A1 (en) Image forming system having user authentication function, image forming apparatus, method of controlling image forming system, and storage medium
US9372647B2 (en) Image forming apparatus capable of printing image data associated with print right, method of controlling the same, and storage medium
US8291507B2 (en) Document management system, document management method and computer program
US20130321841A1 (en) Image forming apparatus, method for controlling image forming apparatus, and storage medium
US20080304660A1 (en) Image forming apparatus allowing easy management relating to user's usage
JP6969185B2 (ja) クライアント端末、情報処理方法およびプログラム
US20150301774A1 (en) Image-forming system and recording medium
JP2020053932A (ja) 情報処理装置、認証方法及びプログラム
JP6500513B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
US10970008B2 (en) Printing apparatus, control method for printing apparatus, and storage medium
JP2022056789A (ja) 印刷システムおよびプリンタ
JP2008123018A (ja) 利用可否決定装置
JP2021099605A (ja) 画像処理装置、及び認証方法
JP2012203820A (ja) 認証システムおよび認証方法