JP2015175346A - 可変容量ターボチャージャ - Google Patents

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雅史 山口
悦豪 柳田
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Abstract

【課題】バルブ6への排気ガス当たり量を低減できる可変容量ターボチャージャを提供する。【解決手段】バルブアッセンブリVassyは、第1スクロール2の入口2aを開閉するバルブ6と、排気ガスの流れに対しバルブ6を覆うバルブカバー7と、このバルブカバー7を介してバルブ6を保持するアーム8とを有する。バルブ6は、アーム8に設けられる円筒ハブ8bの内周に嵌合するボス部6aを有し、バルブカバー7は、円筒ハブ8bより突き出るボス部6aの端部に固定され、且つ、円筒ハブ8bの外径より外側へ延設されてバルブ6の反着座面側を覆っている。特に、ボス部6aの軸心方向からバルブカバー7を見た時に、バルブ6の略全体がバルブカバー7の内側に隠れている。これにより、例えば、バルブ6がシート面5に着座している状態では、バルブ6の略全体がバルブカバー7によって覆われるので、バルブ6への排気ガス当たり量を大きく低減できる。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンの運転状態に応じてタービン容量を可変する可変容量ターボチャージャに関する。
従来技術として、特許文献1に記載されたターボチャージャがある。
このターボチャージャは、タービンハウジングに複数の排気ガス導入口が形成され、そのうち少なくとも1つの排気ガス導入口をエンジンの運転状態に応じて開閉する制御弁を備えている。この制御弁は、支持片を介して軸に固定され、この軸の回転方向に応じて排気ガス導入口を開閉する。
特開昭61−185623号公報
ところで、特許文献1に記載された制御弁は、タービンハウジングに接続される排気管内に配設されて、タービンハウジングの排気ガス導入口を弁座面として開閉動作する。すなわち、制御弁が排気ガス導入口の上流側に配設される。このため、制御弁及び支持片に当たる排気ガス量(以下、排気ガス当たり量と言う)が多く、制御弁及び支持片が高温環境下に晒されるため、寿命低下につながる。また、制御弁及び支持片をより耐熱性の高い材料へ変更することも考えられるが、その場合、材料の変更に伴うコスト増が問題となる。
さらに、制御弁及び支持片が排気ガスの流れを妨げる位置に存在するため、排気流れの圧力損失が増大してタービン効率が低下する。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、その目的は、バルブへの排気ガス当たり量を低減できる可変容量ターボチャージャを提供することにある。
本発明は、内燃機関の排気系に配設されて排気ガスのエネルギを回転力に変換するタービンを備え、このタービンは、仕切り壁によって分割された第1の排気スクロールと第2の排気スクロールとを有し、且つ、第1の排気スクロールの入口周囲にシート面を形成するタービンハウジングと、第1の排気スクロールを開閉してタービン容量を可変するバルブアッセンブリとを有する可変容量ターボチャージャであって、バルブアッセンブリは、第1の排気スクロールの入口より排気流れの上流側に配置されて第1の排気スクロールを開閉できるバルブと、排気ガスの流れに対しバルブを覆うバルブカバーと、このバルブカバーを介してバルブを保持するアームとを有し、バルブが第1の排気スクロールの入口を閉じる際にシート面に着座する側のバルブ面と反対側のバルブ面を反着座面と呼ぶ時に、バルブは、反着座面の中央部にボス部が突出して設けられ、アームは、ボス部の外周に嵌合する円筒ハブを有し、バルブカバーは、円筒ハブより突き出るボス部の端部に固定され、円筒ハブの外径より外側へ延設されてバルブの反着座面側を覆っていることを特長とする。
上記の構成によれば、バルブの反着座面側をバルブカバーが覆っているので、例えば、バルブがシート面に着座している状態でバルブに当たる排気ガスの量を少なくできる。その結果、バルブカバーを有していない従来技術(特許文献1)と比較して、バルブの温度を下げることができるので、バルブの寿命を延ばすことが可能である。あるいは、バルブをより耐熱性の低い材料に変更することでコスト低減効果を得ることができる。
実施例1に係るバルブアッセンブリ(閉弁状態)を組み込んだタービンハウジングの断面図(図3のI−Ia−Ib−I断面図)である。 実施例1に係るバルブアッセンブリ(開弁状態)を組み込んだタービンハウジングの断面図である。 図1に示すタービンハウジングを排気流れの上流側から見た平面図である。 (a)タービンハウジングの断面図、(b)第1スクロールと第2スクロールの入口形状を示す図4(a)のIV−IV断面図である。 実施例1に係るバルブアッセンブリの平面図である。 実施例1に係るバルブアッセンブリの概観を示す斜視図である。 実施例2に係るバルブアッセンブリを組み込んだタービンハウジングの断面図である。 実施例3に係るバルブアッセンブリを組み込んだタービンハウジングの断面図である。 実施例4に係るバルブアッセンブリを組み込んだタービンハウジングの断面図である。 実施例5に係るバルブアッセンブリを組み込んだタービンハウジングの断面図である。 実施例6に係るバルブアッセンブリを組み込んだタービンハウジングの断面図である。 実施例7に係るバルブアッセンブリの平面図である。 実施例8に係るバルブアッセンブリの平面図である。
本発明を実施するための形態を以下の実施例により詳細に説明する。
〔実施例1〕
実施例1の可変容量ターボチャージャは、エンジンの排気系に配設されて排気ガスのエネルギを回転力に変換するタービンを備える。タービンに発生する回転力は、エンジンの吸気系に配設されるコンプレッサ(図示せず)に伝達され、そのコンプレッサの回転により吸入空気が圧縮されてエンジンに送り込まれる。
このタービンは、図1に示すように、内部に独立した二つの排気スクロールを形成するタービンハウジング1と、一方の排気スクロールを開閉してタービン容量を可変するバルブアッセンブリVassyとを有する。以下、一方の排気スクロールを第1スクロール2、他方の排気スクロールを第2スクロール3と呼ぶ。
タービンハウジング1は、図3に示すように、排気ガス導入口1aが開口する取付けフランジ1bを有し、この取付けフランジ1bがエンジンの排気マニホールド(図示せず)にボルト等で固定される。すなわち、エンジンより排出される排気ガスは、排気マニホールドを通って排気ガス導入口1aよりタービンハウジング1の内部へ導入される。このタービンハウジング1の材料には、例えば、オーステナイト系耐熱鋳鋼が使用される。
第1スクロール2と第2スクロール3は、図4(a)に示すように、排気ガス導入口1aより排気流れの下流側に設けられる仕切り壁4によって分割され、第1スクロール2の入口2aと第2スクロール3の入口3aとが仕切り壁4を介して隣接している。第1スクロール2の入口2aは、図4(b)に示すように、第2スクロール3の入口3aより開口面積が大きく、略矩形状に形成される。また、第1スクロール2の入口周囲には、排気ガスの流れ方向と直交する平坦なシート面5が形成されている。言い換えると、シート面5の内側に開口する略矩形状の開口部が第1スクロール2の入口2aである。なお、シート面5は、排気ガスの流れに対向する仕切り壁4の先端より排気流れの下流側に形成される。つまり、第2スクロール3の入口3aより第1スクロール2の入口2aの方が排気流れの下流側に開口している。
バルブアッセンブリVassyは、第1スクロール2の入口2aより排気流れの上流側に配置されるバルブ6と、排気ガスの流れに対しバルブ6を覆うバルブカバー7と、このバルブカバー7を介してバルブ6を保持するアーム8とを有する。なお、高温の排気ガスに晒されるバルブアッセンブリVassyの各構成部品には、例えば、ステンレス、ニッケル基超合金(商標名インコネル)など耐熱性の高い金属材料が使用される。
バルブ6は、アーム8の回転に応じて第1スクロール2の入口2aを開閉する。具体的には、シート面5に着座して第1スクロール2の入口2aを閉じる閉位置(図1に示す位置)と、シート面5から離座して第1スクロール2の入口2aを開く開位置(図2に示す位置)との間で可動する。ここで、バルブ6が第1スクロール2の入口2aを閉じる際にシート面5に着座する側のバルブ面と反対側のバルブ面を反着座面と呼ぶ時、その反着座面の中央部に排気流れの上流側へ突出する棒状のボス部6aが設けられている。
アーム8は、タービンハウジング1にメタル9(図1参照)を介して回転自在に支持される軸部8aを有し、この軸部8aから延びるアーム8の端部に円筒形状のハブ(以下、円筒ハブ8bと呼ぶ)が設けられて、円筒ハブ8bの内周にバルブ6のボス部6aが嵌合する。なお、タービンハウジング1の外側に取り出される軸部8aの端部は、軸部8aを中心にアーム8を回転駆動するためのアクチュエータ(図示せず)に連結される。
このアーム8は、バルブ6がシート面5に着座した状態で、軸部8aの位置が円筒ハブ8bの位置より排気流れの上流側へオフセットしている。つまり、アーム8は、軸部8aから円筒ハブ8bまで直線的に延びている訳ではなく、軸部8aと円筒ハブ8bとの間に曲がり部が設けられている。
バルブカバー7は、円筒ハブ8bより突き出るボス部6aの端部に溶接あるいは加締め等の手段により固定される。このバルブカバー7は、図5に示すように、円筒ハブ8bの外径より外側へ延設されてバルブ6の反着座面側を覆っている。特に、実施例1に示すバルブカバー7は、図1に示すように、円筒ハブ8bの外径より外側へ延設されるカバー端部7aがバルブ6側へ曲げられて傾斜しており、且つ、ボス部6aの軸心方向から見た時に、バルブ6の略全体を覆っている。言い換えると、シート面5を含む平面上にバルブ6およびバルブカバー7の形状を投影した時に、バルブ6の外周端よりバルブカバー7の外周端の方が外側に位置している。また、バルブカバー7には、図5、図6に示すように、アーム8との干渉を回避するための切り欠き7bが形成されている。
〔実施例1の作用及び効果〕
実施例1のバルブアッセンブリVassyは、バルブ6の反着座面側をバルブカバー7が覆っているので、排気ガス導入口1aより流入した排気ガスがバルブ6に直接当たる量(排気ガス当たり量)を少なくできる。特にバルブ6がシート面5に着座している状態では、図1に示すように、排気ガス流れに対し、バルブ6の略全体がバルブカバー7によって覆われるので、バルブカバー7を持たない従来技術と比較すると、バルブ6への排気ガス当たり量を大きく低減できる。これにより、バルブアッセンブリVassyの寿命を向上できる。あるいは、より耐熱性の低い材料に変更することで、コスト低減効果を得ることもできる。
また、バルブカバー7は、円筒ハブ8bの外径より外側へ延設されるカバー端部7aがバルブ6側へ曲げられて傾斜しているので、バルブカバー7に当たる排気ガスの流れ方向が急激に変化することはない。特に、バルブ6が第1スクロール2の入口2aを開いた状態では、図2に矢印で示すように、バルブカバー7の表面に沿って滑らかに排気ガスが流れるので、排気流れの圧損が低減されてタービン効率が向上する。
さらに、バルブカバー7は、アーム8の取り出し方向に切り欠き7bを形成することで、アーム8との干渉を回避している。これにより、アーム8の形状あるいはバルブカバー7の形状を複雑に設計する必要はなく、アーム8およびバルブカバー7の形状の設計自由度が向上する。
以下、本発明に係る他の実施例について説明する。
なお、実施例1と共通する部品および構成を示すものは、実施例1と同一の符号を付与し、詳細な説明は省略する。
〔実施例2〕
この実施例2は、図7に示すように、バルブ6がシート面5に着座した状態で第2スクロール3側へ延設されるバルブカバー7の外周端を仕切り壁4の先端(図示上端)より排気流れの上流側に設定した事例である。
この構成では、図示矢印で示すように、バルブカバー7に当たった排気ガスを第2スクロール3に導くことができるので、実施例1の効果に加えて、排気流れの圧損低減に効果がある。
〔実施例3〕
この実施例3は、図8に示すように、円筒ハブ8bの外径より外側へ延設されるバルブカバー7の一方のカバー端部7aを反バルブ側へ曲げた事例である。なお、一方のカバー端部7aとは、バルブ6がシート面5に着座した状態で第2スクロール3と反対側(図8に示すボス部6aに対して左側)のカバー端部7aである。また、反バルブ側とは、バルブ6がシート面5に着座した状態で排気ガスの流れ方向と逆側(図示上側)である。
上記の構成によれば、一方のカバー端部7aに当たった排気ガスを第2スクロール3側へ導くことができるので、実施例2と同様、排気流れの圧損低減に効果がある。
〔実施例4〕
この実施例4は、実施例1と同様に、円筒ハブ8bの外径より外側へ延設されるカバー端部7aをバルブ6側へ曲げているが、実施例1のバルブカバー7よりカバー端部7aを小さくした事例である。つまり、実施例1で説明したバルブカバー7は、シート面5を含む平面上に投影した時に、バルブ6の外周端よりバルブカバー7の外周端の方が外側に位置している。これに対し、実施例4のバルブカバー7は、図9に示すように、必ずしもバルブカバー7の外周端がバルブ6の外周端より外側に位置している必要はなく、その分、バルブカバー7を小さくできる。但し、カバー端部7aを延長する仮想線(図示二点鎖線)を引いた時に、その仮想線で囲まれた範囲内にバルブ6が収まるようにカバー端部7aの曲げ方向が設定されている。
上記の構成によれば、バルブカバー7を小さくしても、排気ガスが直接バルブ6に当たることを抑制でき、且つ、バルブカバー7の小型化によるコスト低減および搭載性の向上を図ることができる。
〔実施例5〕
この実施例5は、図10に示すように、平板状のバルブカバー7を使用した事例である。
このバルブカバー7は、円筒ハブ8bの外径より外側へ延設されるカバー端部7aを曲げることなく、平板状のまま使用している。但し、シート面5を含む平面上にバルブ6およびバルブカバー7を投影した時に、バルブ6の外周端よりバルブカバー7の外周端の方が外側に位置している。つまり、バルブ6の略全体がバルブカバー7によって覆われている。これにより、特にバルブ6がシート面5に着座している状態では、排気ガス流れに対してバルブ6の略全体がバルブカバー7によって覆われるので、バルブ6への排気ガス当たり量を低減できる。また、バルブカバー7を平板状のまま使用するため、バルブカバー7を曲げ加工する必要がなく、バルブカバー7の強度が向上する。
〔実施例6〕
この実施例6は、排気ガスが当たるバルブカバー7の表面に傾斜を付与した事例である。具体的には、図11に示すように、バルブ6がシート面5に着座した状態で、バルブカバー7の表面(反バルブ側の表面)がボス部6aの軸心方向に対し第2スクロール3側へ傾斜している。
この構成では、バルブカバー7の表面に当たった排気ガスを第2スクロール3へ導くことができるので、排気流れの圧損低減に寄与する。
また、実施例5の事例と同様に、バルブカバー7を曲げ加工する必要がないので、バルブカバー7の強度が向上する。
〔実施例7〕
この実施例7は、アーム8に対するバルブカバー7の動きを規制することで、アーム8とバルブ6との相対回転を制約する事例である。つまり、バルブカバー7は、図12に示すように、ボス部6aを中心とする周方向の一方側と他方側とにそれぞれアーム8と接触可能な二つの接触点A、Bを有し、この二つの接触点A、Bの間でアーム8に対する周方向の動き(図示矢印方向の動き)が規制される。また、バルブカバー7は、実施例1で説明したように、バルブ6に設けられたボス部6aの端部に固定されるので、アーム8に対するバルブカバー7の動きが規制されることで、結果的にアーム8とバルブ6との相対回転が制約される。
なお、バルブカバー7がアーム8と接触可能な二つの接触点A、Bは、例えば、実施例1で説明したアーム8との干渉を回避するための切り欠き7bに持たせることができる。
上記の構成によれば、バルブ6やアーム8に回り止め形状を設ける必要がなく、バルブカバー7にアーム8との干渉を回避するための切り欠き7bを形成するだけで良いので、バルブアッセンブリVassyを構成する各部品の形状を簡素にできる。
また、アーム8とバルブ6との相対回転が制約されるので、実施例1で説明したように第1スクロール2の入口形状が略矩形状を有する場合でも、バルブ6がシート面5に着座した時に第1スクロール2の入口2aを確実に閉じることができる。
〔実施例8〕
この実施例8は、バルブカバー7をボス部6aの軸心方向から見たときに、バルブ6の全体をバルブカバー7が覆っている事例である。実施例1では、アーム8との干渉を回避するためにバルブカバー7に切り欠き7bを形成しているが、切り欠き7bを形成することなくアーム8との干渉を回避できれば、図13に示すように、バルブカバー7がバルブ6の全体を覆うことができる。なお、バルブカバー7に切り欠き7bを形成することなくアーム8との干渉を回避するためには、例えば、タービンハウジング1に支持される軸部8aの位置を移動してアーム8の形状を変更することで対応できる。あるいは、バルブカバー7に切り欠き7bを形成する場合でも、バルブカバー7をボス部6aの軸心方向(反バルブ側)から見た時に、切り欠き7bが現れないようにバルブカバー7の形状を変更することで対応できる。
この実施例8では、ボス部6aの軸心方向において反バルブ側からバルブカバー7を見た時に、バルブ6の外形がバルブカバー7の外側へ現れることがない。つまり、バルブカバー7にバルブ6が完全に隠れているので、バルブ6への排気ガス当たり量を少なくできる。
〔変形例〕
実施例1では、タービンハウジング1に二つの排気スクロール(第1スクロール2と第2スクロール3)を設けた事例を説明しているが、三つ以上の排気スクロールを有するタービンハウジング1に本発明のバルブアッセンブリVassyを適用することもできる。
1 タービンハウジング
2 第1スクロール(第1の排気スクロール)
2a 第1スクロールの入口
3 第2スクロール(第2の排気スクロール)
4 仕切り壁
5 シート面
6 バルブ
6a バルブのボス部
7 バルブカバー
7a カバー端部
7b バルブカバーの切り欠き
8 アーム
8b アームの円筒ハブ
Vassy バルブアッセンブリ

Claims (11)

  1. 内燃機関の排気系に配設されて排気ガスのエネルギを回転力に変換するタービンを備え、このタービンは、仕切り壁(4)によって分割された第1の排気スクロール(2)と第2の排気スクロール(3)とを有し、且つ、前記第1の排気スクロール(2)の入口周囲にシート面(5)を形成するタービンハウジング(1)と、前記第1の排気スクロール(2)を開閉してタービン容量を可変するバルブアッセンブリ(Vassy)とを有する可変容量ターボチャージャであって、
    前記バルブアッセンブリ(Vassy)は、
    前記第1の排気スクロール(2)の入口(2a)より排気流れの上流側に配置されて前記第1の排気スクロール(2)を開閉できるバルブ(6)と、
    排気ガスの流れに対し前記バルブ(6)を覆うバルブカバー(7)と、
    このバルブカバー(7)を介して前記バルブ(6)を保持するアーム(8)とを有し、
    前記バルブ(6)が前記第1の排気スクロール(2)の入口(2a)を閉じる際に前記シート面(5)に着座する側のバルブ面と反対側のバルブ面を反着座面と呼ぶ時に、
    前記バルブ(6)は、前記反着座面の中央部にボス部(6a)が突出して設けられ、
    前記アーム(8)は、前記ボス部(6a)の外周に嵌合する円筒ハブ(8b)を有し、
    前記バルブカバー(7)は、前記円筒ハブ(8b)より突き出る前記ボス部(6a)の端部に固定され、前記円筒ハブ(8b)の外径より外側へ延設されて前記バルブ(6)の反着座面側を覆っていることを特長とする可変容量ターボチャージャ。
  2. 請求項1に記載した可変容量ターボチャージャにおいて、
    前記バルブ(6)が前記シート面(5)に着座した状態で前記シート面(5)と垂直な方向から前記バルブ(6)および前記バルブカバー(7)を見た時に、前記バルブ(6)の外周端より前記バルブカバー(7)の外周端の方が外側に位置していることを特徴とする可変容量ターボチャージャ。
  3. 請求項1または2に記載した可変容量ターボチャージャにおいて、
    前記バルブカバー(7)は、前記円筒ハブ(8b)の外径より外側へ延設されるカバー端部(7a)が前記バルブ(6)側へ曲げられていることを特長とする可変容量ターボチャージャ。
  4. 請求項1に記載した可変容量ターボチャージャにおいて、
    前記バルブカバー(7)は、前記円筒ハブ(8b)の外径より外側へ延設されるカバー端部(7a)が前記バルブ(6)側へ曲げられており、且つ、前記カバー端部(7a)を曲げられた方向へ延長する仮想線を引いた時に、その仮想線で囲まれた範囲内に前記バルブ(6)が配置されていることを特徴とする可変容量ターボチャージャ。
  5. 請求項1または2に記載した可変容量ターボチャージャにおいて、
    前記バルブカバー(7)は、前記バルブ(6)が前記シート面(5)に着座した状態で排気ガスの流れを受けるカバー表面が前記ボス部(6a)の軸心方向に対し傾斜していることを特徴とする可変容量ターボチャージャ。
  6. 請求項5に記載した可変容量ターボチャージャにおいて、
    前記バルブカバー(7)は、前記排気ガスの流れを受けるカバー表面が前記第2の排気スクロール(3)側へ傾斜していることを特徴とする可変容量ターボチャージャ。
  7. 請求項1または2に記載した可変容量ターボチャージャにおいて、
    前記バルブカバー(7)は、前記バルブ(6)が前記シート面(5)に着座した状態で前記第2の排気スクロール(3)と反対側へ延設される一方のカバー端部(7a)が反バルブ側へ曲げられていることを特長とする可変容量ターボチャージャ。
  8. 請求項7に記載した可変容量ターボチャージャにおいて、
    前記バルブカバー(7)は、前記第2の排気スクロール(3)側へ延設される他方のカバー端部(7a)が前記バルブ(6)側へ曲げられていることを特長とする可変容量ターボチャージャ。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載した可変容量ターボチャージャにおいて、
    前記バルブカバー(7)は、前記バルブ(6)が前記シート面(5)に着座した状態で前記第2の排気スクロール(3)側へ延設されるカバー端部(7a)の外周端が、排気ガスの流れに対向する前記仕切り壁(4)の先端より排気流れの上流側に位置していることを特徴とする可変容量ターボチャージャ。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載した可変容量ターボチャージャにおいて、
    前記アーム(8)は、前記タービンハウジング(1)に回転自在に支持される軸部(8a)を有し、前記バルブ(6)が前記シート面(5)に着座した状態で前記軸部(8a)が前記バルブカバー(7)より排気流れの上流側へオフセットした位置に設けられており、
    前記バルブカバー(7)には、前記アーム(8)との干渉を回避するための切り欠き(7b)が形成されていることを特徴とする可変容量ターボチャージャ。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載した可変容量ターボチャージャにおいて、
    前記バルブカバー(7)は、前記ボス部(6a)を中心とする周方向の一方側と他方側とにそれぞれ前記アーム(8)と接触可能な二つの接触点を有し、この二つの接触点(A、B)の間で前記アーム(8)に対する前記バルブカバー(7)の前記ボス部(6a)を中心とした周方向の動きが規制されていることを特徴とする可変容量ターボチャージャ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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