JP2015170891A - 基地局装置、通信装置、通信システムおよび通信方法 - Google Patents

基地局装置、通信装置、通信システムおよび通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データ信号の通信を効率的に行うことができる基地局装置などを提供する。【解決手段】端末管理装置から送信される制御信号を受信し、当該制御信号を端末装置に対して送信するように制御する制御信号通信制御部と、通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部と、前記通信装置から自装置を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路から、前記通信装置から他の基地局装置を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路へ切り替えることを、当該他の基地局装置に通知する通信経路制御部と、を備える基地局装置である。【選択図】図1

Description

本発明は、基地局装置、通信装置、通信システムおよび通信方法に関する。
3GPPで検討されているLTE−Advancedシステムでは、周波数利用効率とピークスループットの向上を目的として、複数の周波数帯域(コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier))を同時に使用するキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)技術が採用されている(非特許文献1参照。)。
キャリアアグリゲーションの一つの形態であるインターサイト キャリアアグリゲーション(Inter−Site CA)では、移動端末装置(UE:User Equipment)は、異なる場所に設置された複数の基地局装置(eNB:E−UTRAN NodeB)と同時に接続し、基地局装置毎に異なる周波数帯域(CC)を使用して通信する。
さらに、基地局装置と移動端末装置との通信において、C−PlaneとU−Planeを分離して、それぞれを異なる基地局装置を介して伝送するネットワーク形態(デュアルコネクティビティ:Dual Connectivity)が提案されている(非特許文献2参照。)。
ここで、C−Planeは、移動端末装置の接続管理(ユーザ管理)やモビリティ制御を行うためのプロトコルである。移動端末装置の接続管理に関する情報は、MME(Mobility Management Entity)で保持される。MMEは、ユーザ管理や、モビリティ制御関連の処理を行う。
U−Planeは、ユーザトラヒックやスケジューリング情報の送受信に関するプロトコルである。基地局装置と移動端末装置で構成されるモバイルネットワークは、S−GW(Serving−Gateway)を介して外部のインターネットと接続される。
デュアルコネクティビティにおいて、C−Planeのデータの送受信を司る基地局装置をMeNB(Master eNB)と呼ぶ。MeNBは、主に、移動端末装置のカバレッジ確保のために広くエリア展開される。MeNBは、U−Planeの送受信も行う。
一方、U−Planeのみを送受信する基地局装置をSeNB(Secondary eNB)と呼ぶ。SeNBは、主に、容量拡大のためにスポット的に設置される。
3GPP TS36.300 v11.3.0、 "E−UTRA and E−UTRAN overall description"、 2012−09. NTT DOCOMO INC.、 "Requirements, Candidate Solutions & Technology Roadmap for LTE Rel−12 Onward"、 3GPP Workshop on Release 12 and onwards、 RWS−120010、 June 11−12、 2012.
複数の基地局装置を介してU−Planeのデータを送信するに際し、SeNBを経由してU−Planeのデータを送信する場合には、まず、すべてのU−PlaneのデータをS−GWからMeNBに送信し、次に、MeNBにおいてSeNBを経由するU−Planeのデータを分離し、その後、分離したU−PlaneのデータをMeNBからSeNBへバックホール(backhaul)回線を介して送信し、そして、このU−PlaneのデータをSeNBから移動端末装置に送信する、という手順の処理が実行される。
しかしながら、このようなC/U分離(C−PlaneとU−Planeとの分離)を用いたMeNBとSeNBの同時通信では、MeNBとSeNMとの間のバックホール回線における遅延が大きい場合には、ユーザデータの通信特性が劣化するという課題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、U−Planeのデータの通信を効率的に行うことができる基地局装置、通信装置、通信システムおよび通信方法を提供することを課題とする。
(1)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る基地局装置は、端末管理装置から送信される制御信号を受信し、当該制御信号を端末装置に対して送信するように制御する制御信号通信制御部と、通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部と、前記通信装置から自装置を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路から、前記通信装置から他の基地局装置を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路へ切り替えることを、当該他の基地局装置に通知する通信経路制御部と、を備える。
(2)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る基地局装置は、端末管理装置から送信される制御信号を受信し、当該制御信号を端末装置に対して送信するように制御する制御信号通信制御部と、通信装置から他の基地局装置を経由して前記端末装置へデータ信号を送信する通信経路を確立することを、当該他の基地局装置に通知する通信経路制御部と、を備える。
(3)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る基地局装置は、端末管理装置から送信されて他の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から前記他の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路から、前記端末装置へ前記通信装置から自装置を経由してデータ信号を送信する通信経路へ切り替える要求を前記端末管理装置に送信することで、前記端末管理装置を経由させて前記通信装置へ伝える通信経路制御部と、前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部と、を備える。
(4)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る基地局装置は、端末管理装置から送信されて他の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から前記他の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路から、前記端末装置へ前記通信装置から自装置を経由してデータ信号を送信する通信経路へ切り替える要求を前記通信装置に送信する通信経路制御部と、前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部と、を備える基地局装置。
(5)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る基地局装置は、端末管理装置から送信されて他の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から自装置を経由してデータ信号を送信する通信経路を確立する要求を前記端末管理装置に送信することで、前記端末管理装置を経由させて前記通信装置へ伝える通信経路制御部と、前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部と、を備える。
(6)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る基地局装置は、端末管理装置から送信されて他の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から自装置を経由してデータ信号を送信する通信経路を確立する要求を前記通信装置に送信する通信経路制御部と、前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部と、を備える。
(7)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る基地局装置は、端末管理装置から送信される制御信号を受信し、当該制御信号を端末装置に対して送信するように制御する制御信号通信制御部と、通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部と、前記通信装置から自装置を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路から、前記通信装置から他の基地局装置を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路へ切り替える要求を前記端末管理装置に送信することで、前記端末管理装置を経由させて前記通信装置へ伝える通信経路制御部と、を備える。
(8)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る基地局装置は、端末管理装置から送信される制御信号を受信し、当該制御信号を端末装置に対して送信するように制御する制御信号通信制御部と、通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部と、前記通信装置から自装置を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路から、前記通信装置から他の基地局装置を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路へ切り替える要求を前記通信装置に送信する通信経路制御部と、を備える。
(9)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る基地局装置は、端末管理装置から送信される制御信号を受信し、当該制御信号を端末装置に対して送信するように制御する制御信号通信制御部と、通信装置から他の基地局装置を経由して前記端末装置へデータ信号を送信する通信経路を確立する要求を前記端末管理装置に送信することで、前記端末管理装置を経由させて前記通信装置へ伝える通信経路制御部と、を備える。
(10)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る基地局装置は、端末管理装置から送信される制御信号を受信し、当該制御信号を端末装置に対して送信するように制御する制御信号通信制御部と、通信装置から他の基地局装置を経由して前記端末装置へデータ信号を送信する通信経路を確立する要求を前記通信装置に送信する通信経路制御部と、を備える。
(11)本発明の一態様は、上記した(1)から上記した(10)のいずれか1つに記載の基地局装置において、前記した通信経路の切り替えまたは前記した通信経路の確立は、Intra−MME/Serving Gateway HOの手続きをベースとしたプロトコルを用いて行われる、構成が用いられてもよい。
(12)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る通信装置は、端末管理装置から送信されて第1の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ自装置から前記第1の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路から、前記端末装置へ自装置から第2の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路へ切り替える要求を受信したことに応じて、通信経路を切り替える。
(13)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る通信装置は、端末管理装置から送信されて第1の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ自装置から第2の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路を確立する要求を受信したことに応じて、通信経路を確立する。
(14)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る通信システムは、端末管理装置から送信されて第1の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から前記第1の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路から、前記端末装置へ前記通信装置から第2の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路へ切り替える。
(15)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る通信システムは、端末管理装置から送信されて第1の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から第2の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路を確立する。
(16)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る通信方法は、端末管理装置から送信されて第1の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から前記第1の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路から、前記端末装置へ前記通信装置から第2の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路へ切り替える。
(17)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る通信方法は、端末管理装置から送信されて第1の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から第2の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路を確立する。
本発明によれば、U−Planeのデータの通信を効率的に行うことができる。
本発明の一実施形態(第1実施形態〜第2実施形態)に係る通信システムの概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るSeNBの概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るMeNBの概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る通信システムにおいて行われる処理の手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態(第2実施形態)に係る通信システムにおいて行われる処理の手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態(第3実施形態〜第4実施形態)に係る通信システムの概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態(第3実施形態)に係る通信システムにおいて行われる処理の手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態(第4実施形態)に係る通信システムにおいて行われる処理の手順の一例を示すシーケンス図である。 C/U分離を用いたMeNBとSeNBの同時通信の一例を示す図である。 S−GWによりU−Planeのデータを分離する場合におけるU−Planeのデータの通信の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
[デュアルコネクティビティ時におけるU−Planeのデータの通信の説明]
まず、図9および図10を参照して、デュアルコネクティビティ時におけるU−Planeのデータの通信について説明する。
従来技術では、図9に示される通信(3C:MeNB bearer splitting)が行われていた。
図9は、C/U分離を用いたMeNB1012とSeNB1011の同時通信の一例を示す図である。
図9には、UE1001と、SeNB1011およびその無線の通信領域1101と、MeNB1012およびその無線の通信領域1102と、S−GW1002と、MME1003と、インターネット(Internet)1004を示してある。
C−Planeのデータについては、MME1003がMeNB1012にC−Planeのデータを送信し、MeNB1012が当該データをUE1001に送信する。
U−Planeのデータについては、インターネット1004からのU−PlaneのデータをS−GW1002がMeNB1012に送信する。MeNB1012は受信したU−PlaneのデータのうちでSeNB1011を経由させるデータを分離してSeNB1011に送信し、SeNB1011が当該データをUE1001に送信する。また、MeNB1012は、受信したU−Planeのデータのうちで残りのデータ(UE1001に直接送信するデータ)をUE1001に送信する。
このように、図9の例では、U−Planeのデータについて、S−GW1002とMeNB1012との間では1本のベアラ(Bearer)が存在し、MeNB1012において2本のベアラ(MeNB1012とUE1001との間の1本のベアラ、MeNB1012とSeNB1011との間の1本のベアラ)に分けられる。
一方、本実施形態では、図10に示される通信(1A:S−GW flow splitting)を行う。
図10は、S−GW1002によりU−Planeのデータを分離する場合におけるU−Planeのデータの通信の一例を示す図である。
図10には、図9と同様に、UE1001と、SeNB1011およびその無線の通信領域1101と、MeNB1012およびその無線の通信領域1102と、S−GW1002と、MME1003と、インターネット1004を示してある。なお、図10では、各装置等の符号としては、図9に示されるものと同じ符号を付してある。
C−Planeのデータについては、MME1003がMeNB1012にC−Planeのデータを送信し、MeNB1012が当該データをUE1001に送信する。
U−Planeのデータについては、S−GW1002がインターネット1004からのU−PlaneのデータのうちでSeNB1011を経由させるデータを分離してSeNB1011に送信し、SeNB1011が当該データをUE1001に送信する。また、S−GW1002は、インターネット1004からのU−Planeのデータのうちで残りのデータ(MeNB1012を経由させるデータ)をMeNB1012に送信し、MeNB1012が当該データをUE1001に送信する。
このように、本実施形態では、S−GW1002において、U−Planeのデータについて、SeNB1011を経由させるトラヒックを分離し、S−GW1002からSeNB1011に直接送信する。これにより、C−PlaneのデータはMeNB1012を介して送受信され、U−PlaneのデータはMeNB1012とSeNB1011とのいずれか一方、または、両方を介して送受信される。
本実施形態では、図10に示されるような通信を実現するための通信経路の切り替え(第1実施形態〜第2実施形態)、通信経路の確立(第3実施形態〜第4実施形態)について説明する。
[第1実施形態]
<通信システムの概要>
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの概略的な構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る通信システムは、UE1と、SeNB11と、MeNB12と、S−GW2と、MME3と、インターネット4を備える。
図1には、SeNB11の無線の通信領域101と、MeNB12の無線の通信領域102を示してある。図1の例では、SeNB11の無線の通信領域101は、MeNB12の無線の通信領域102に含まれる。
本実施形態に係る通信システムでは、S−GW2からUE1へのU−Planeのデータについて、最初にMeNB12を経由する通信経路(S−GW2からMeNB12を経由するUE1への経路)を確立し、その後、当該通信経路をSeNB11を経由する通信経路(S−GW2からSeNB11を経由するUE1への経路)へ切り替える。本実施形態では、SeNB11が、このような通信経路の制御を司って行う。
なお、C−Planeのデータについては、MME3からMeNB12を経由してUE1に送信される。
図2は、本発明の一実施形態に係るSeNB11の概略的な構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るSeNB11は、通信部211と、記憶部212と、制御部213を備える。
制御部213は、通信経路制御部231と、データ通信制御部232を備える。
通信部211は、外部の装置との間で無線や有線で通信する。本実施形態では、通信部211は、通信領域101に存在するUE1との間で、無線により信号を送受信(送信や受信)する。また、通信部211は、有線(または、無線)により、S−GW2との間や、MeNB12との間で、信号を送受信する。例えば、SeNB11とMeNB12との間は、有線の回線(バックホール回線)で接続される。
記憶部212は、メモリを用いて構成されており、各種のデータを記憶する。具体例として、記憶部212は、制御部213により使用されるプログラムのデータや、各種のパラメータのデータや、通信経路やデータ通信に関する設定内容のデータなどを記憶する。
制御部213は、所定のプログラムを実行することで、各種の処理や制御を行う。
通信経路制御部231は、U−Planeのデータの通信経路に関する制御を行う。本実施形態では、通信経路制御部231は、U−Planeのデータの通信経路に関し、S−GW2からMeNB12を経由するUE1への通信経路から、S−GW2からSeNB11を経由するUE1への通信経路への切り替えを制御する。
データ通信制御部232は、U−Planeのデータの通信を制御する。
図3は、本発明の一実施形態に係るMeNB12の概略的な構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るMeNB12は、通信部311と、記憶部312と、制御部313を備える。
制御部313は、通信経路制御部331と、データ通信制御部332と、制御信号通信制御部333を備える。
通信部311は、外部の装置との間で無線や有線で通信する。本実施形態では、通信部311は、通信領域102に存在するUE1との間で、無線により信号を送受信(送信や受信)する。また、通信部311は、有線(または、無線)により、S−GW2との間や、SeNB11との間で、信号を送受信する。
記憶部312は、メモリを用いて構成されており、各種のデータを記憶する。具体例として、記憶部312は、制御部313により使用されるプログラムのデータや、各種のパラメータのデータや、通信経路やデータ通信に関する設定内容のデータなどを記憶する。
制御部313は、所定のプログラムを実行することで、各種の処理や制御を行う。
通信経路制御部331は、U−Planeのデータの通信経路に関する制御を行う。本実施形態では、通信経路制御部331は、U−Planeのデータの通信経路に関し、S−GW2からMeNB12を経由するUE1への通信経路から、S−GW2からSeNB11を経由するUE1への通信経路への切り替えを制御する。
データ通信制御部332は、U−Planeのデータの通信を制御する。
制御信号通信制御部333は、C−Planeのデータの通信を制御する。
<処理のシーケンスの例>
図4は、本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る通信システムにおいて行われる処理の手順の一例を示すシーケンス図である。
図4は、UE1と、MeNB12と、SeNB11と、MME3と、S−GW2について、U−Planeのデータに関して、行われる通信経路の切り替えの制御の手続きの例(手順0:前提)および(手順1)〜(手順23)を示してある。(手順0:前提)および(手順1)〜(手順23)は、図4に示される(0)および(1)〜(23)に対応している。
図4の例では、レイヤ3のシグナリング(L3 signalling)、レイヤ1/レイヤ2のシグナリング(L1/L2 signalling)、ユーザデータ(User Data)の通信を区別して示してある。
なお、図4に示されるシーケンスの例は、非特許文献1におけるFigure 10.1.2.1.1−1:Intra−MME/Serving Gateway HOの手続き(詳細は、非特許文献1参照。)をベースとしたプロトコルの一例である。
但し、本実施形態では、MeNB12を経由してUE1に対してC−Planeのデータを送信することを継続しつつ、MeNB12を経由してUE1に対してU−Planeのデータを送信する通信経路から、SeNB11を経由してUE1に対してU−Planeのデータを送信する通信経路へ切り替えるため、MeNB12とUE1との接続状態を解放せずに、通信経路の切り替えを実行する。
(手順0:前提)
図4の例では、前提として、UE1とS−GW2との間で、MeNB12を経由する通信経路が確立されている状態であるとする。この通信経路の状態は、例えば、従来技術と同様な手順で確立される。
この通信経路の状態では、S−GW2とMeNB12とが通信し、MeNB12とUE1とが通信することで、S−GW2からMeNB12を経由してUE1へU−Planeのデータ(図4の例では、パケットデータ(packet data))を送信する。
以下では、U−Planeのデータの通信経路を切り替える。
(手順1)
MeNB12は、SeNB11を経由する通信経路(ベアラ)を確立(セット)することを決定する(SeNB Bearer Setup Decision)。
ここで、MeNB12は、例えば、あらかじめ定められた条件が満たされたことを判定した場合に、この決定を行う。この条件としては、様々な条件が用いられてもよく、例えば、MeNB12における通信の負荷が所定の閾値(負荷に関する閾値)を超えたという条件や、MeNB12とUE1との無線通信の通信特性(例えば、通信品質や通信速度など)が所定の閾値(通信特性に関する閾値)未満となったという条件や、MeNB12に接続しているUE1の数が過多である(例えば、所定の閾値(端末数に関する閾値)を超える)という条件などが用いられてもよい。
なお、他の構成例として、UE1がSeNB11を経由する通信経路を確立することを決定して、それを通知する信号をMeNB12に送信し、MeNB12が当該信号にしたがってSeNB11を経由する通信経路を確立することを決定する、構成が用いられてもよい。この構成では、UE1は、例えば、あらかじめ定められた条件が満たされたことを判定した場合に、この決定を行う。この条件としては、様々な条件が用いられてもよく、例えば、MeNB12とUE1との無線通信の通信特性(例えば、通信品質や通信速度など)が所定の閾値(通信特性に関する閾値)未満となったという条件などが用いられてもよい。
(手順2)
MeNB12は、SeNB11に対して、SeNB11を経由する通信経路を確立する要求(リクエスト)の信号を、バックホール回線を介して送信する(Bearer Setup Request)。
(手順3)
SeNB11は、MeNB12から送信された前記した要求の信号を受信すると、当該要求に係る通信経路の確立を許可するか否かを判定する(Admission Control)。本例では、SeNB11は、当該要求の内容を許可したとする。
なお、SeNB11は、例えば、あらかじめ定められた条件が満たされた場合には、前記した要求の内容を拒否する、構成が用いられてもよい。この条件としては、様々な条件が用いられてもよく、例えば、SeNB11を経由する通信の通信特性(例えば、通信品質や通信速度など)が所定の程度未満に劣化する可能性があるときの条件が用いられてもよく、SeNB11に接続しているUE1の数が過多である(例えば、所定の閾値(端末数に関する閾値)を超える)という条件などが用いられてもよい。
(手順4)
SeNB11は、前記した要求の内容を許可する場合には、それを通知する信号(例えば、Ackの信号)を応答として、バックホール回線を介してMeNB12に送信する(Bearer Setup Request Ack)。
(手順5)
MeNB12は、SeNB11から前記した要求の内容を許可する信号を受信すると、UE1に対して、下りリンク(ダウンリンク:DL)のリソースの割り当てを行う(DL allocation)。本例では、MeNB12は、UE1に対して、SeNB11を経由する通信経路を確立するように切り替えることを通知する信号を送信する。
(手順6)
MeNB12は、UE1に対して、RRC(Radio Resource Control)のメッセージの信号を送信する。ここで、UE1とSeNB11との間で無線リンクが確立されていない場合には、MeNB12は、この無線リンクを確立するための情報(Mobility Control Information)を含む信号についても一緒に、UE1に対して送信する(RRC conn. Reconf. incl. mobility Control information)。
(手順7)
UE1は、MeNB12から受信された信号に基づいて、SeNB11を経由する通信経路を確立するための準備を開始する(Synchronize to new cell and prepare to setup bearer to SeNB)。
この時点で、UE1は、SeNB11との間で無線リンクを確立していない場合には、SeNB11との無線リンクを接続する処理を開始する。この処理としては、例えば、上りリンク(アップリンク:UL)の同期をとる処理や、RACH(Random Access Channel)処理が用いられる。上りリンクの同期をとる処理としては、新たなセル(本例では、SeNB11のセル)との同期をとる処理が用いられる。
(手順8)
前記(手順7)と並行して、MeNB12は、SeNB11に対して、未送信データ(本例では、UE1へのU−Planeの未送信のデータ)をバックホール回線を介して送信(転送)する(Deliver buffered and in transit packets to SeNB)。
(手順9)
前記(手順8)の処理に関し、MeNB12は、SeNB11に対して、SN Status Transferのメッセージの信号を送信する(SN Status Transfer)。
(手順10)
前記(手順8)の処理に関し、MeNB12は、SeNB11に対して、データを送信する(Data Forwarding)。
(手順11)
SeNB11は、MeNB12から受信したデータ(本例では、パケットのデータ)を格納する(Buffer packets from MeNB)。
(手順12)
前記(手順7)の処理に関し、UE1は、SeNB11との間で無線リンクを確立していない場合には、SeNB11に対して、上りリンクの同期処理を実行する(Synchronisation)。
なお、UE1は、SeNB11との間で無線リンクを確立している場合には、そのまま無線リンクを保持する。
(手順13)
UE1とSeNB11との間の同期が確立している状態において、SeNB11は、UE1に対して、上りリンクのリソースの割り当て、およびTA(Timing Advance)の処理を行う(UL allocation + TA for UE)。
(手順14)
UE1は、SeNB11に対して、通信経路の設定(本例では、通信経路の切り替え)を完了したことを通知する信号を送信する(RRC Conn. Reconf. Complete)。
(手順15)
前記の通信経路の設定により、UE1とSeNB11との間でデータ(図4の例では、パケットデータ(packet data))を通信することが可能な状態となる。また、SeNB11は、必要に応じて、S−GW2に対してデータを送信することが可能である。
(手順16)
SeNB11は、MME3に対して、通信経路の切り替え(本例では、SeNB11を経由する通信経路への切り替え)の要求(リクエスト)の信号を送信する(Path Switch Request)。
(手順17)
MME3は、SeNB11から通信経路の切り替えの要求の信号を受信すると、S−GW2に対して、S−GW2からMeNB12に宛てて送信しているU−Planeのデータの送信経路(通信経路)を、S−GW2からSeNB11に宛てて送信するU−Planeのデータの送信経路(通信経路)へ切り替えるように、要求(リクエスト)の信号を送信する(Modify Bearer Request)。
(手順18)
S−GW2は、MME3から通信経路の切り替えの要求の信号を受信すると、下り通信の経路に関し、S−GW2からMeNB12に宛てて送信しているU−Planeのデータの送信経路(通信経路)を、S−GW2からSeNB11に宛てて送信するU−Planeのデータの送信経路(通信経路)へ切り替える(Switch DL path)。
(手順19)
S−GW2は、エンドマーカー(End Marker)の信号をMeNB12に送信する。
(手順20)
S−GW2における通信経路の切り替えにより、S−GW2とSeNB11との間でデータ(図4の例では、パケットデータ(packet data))を通信することが可能な状態となる。
(手順21)
MeNB12は、S−GW2からエンドマーカーの信号を受信すると、エンドマーカー(End Marker)の信号をSeNB11に送信する。
(手順22)
S−GW2は、MME3に対して、通信経路の切り替えが完了したことを通知する信号を送信する(Modify Bearer Response)。
(手順23)
MME3は、S−GW2から通信経路の切り替えが完了したことを通知する信号を受信すると、SeNB11に対して、通信経路の切り替えが完了したことを通知する信号を送信する(Path Switch Request Ack)。SeNB11は、この信号を受信する。
以上のように、(手順0:前提)および(手順1)〜(手順23)により、U−Planeのデータの通信経路が切り替えられる。これにより、SeNB11による通信経路の制御によって、U−Planeのデータについて、S−GW2がSeNB11にデータを送信し、SeNB11がUE1に当該データを送信する状態へ切り替えられる。
<図4の例における各機能部の処理の例>
ここで、MeNB12では、通信経路制御部331は、前記(手順1)〜前記(手順2)においてSeNB11を経由する通信経路を確立することを決定してその要求の信号をSeNB11に送信する処理や、前記(手順4)〜前記(手順6)、前記(手順8)〜前記(手順10)、前記(手順19)、前記(手順21)の処理を実行するように制御する。
また、MeNB12では、データ通信制御部332は、U−Planeのデータについて、S−GW2から送信されるデータを受信して、当該データをUE1に送信する処理を実行するように制御する。
また、MeNB12では、制御信号通信制御部333は、C−Planeのデータについて、S−GW2から送信されるデータを受信して、当該データをUE1に送信する処理を実行するように制御する。
また、SeNB11では、通信経路制御部231は、前記(手順2)〜前記(手順4)においてMeNB12から送信された要求に係る通信経路の確立を許可するか否かを判定して許可する場合にその旨をMeNB12に通知する処理や、前記(手順9)〜前記(手順15)の処理や、前記(手順16)においてMME3に対して通信経路の切り替えの要求の信号を送信する処理や、前記(手順21)の処理や、前記(手順23)においてMME3から通信経路の切り替えが完了したことを通知する信号を受信する処理を実行するように制御する。
また、SeNB11では、データ通信制御部232は、U−Planeのデータについて、S−GW2から送信されるデータを受信して、当該データをUE1に送信する処理を実行するように制御する。
<図4のフローの変形例>
ここで、図4の例では、前記(手順16)においてSeNB11がMME3に対して通信経路の切り替えの要求の信号を送信し、前記(手順17)においてMME3がS−GW2に対して通信経路の切り替えの要求の信号を送信する構成であるが、他の構成例として、前記(手順16)の代わりに、SeNB11は直接S−GW2に対して通信経路の切り替えの要求の信号を送信する構成が用いられてもよい。この他の構成例では、前記(手順17)、前記(手順22)〜前記(手順23)は設けられず、前記(手順23)の代わりに、S−GW2が直接SeNB11に通信経路の切り替えが完了したことを通知する信号を送信する。
このような他の構成例において、SeNB11では、通信経路制御部231は、S−GW2に対して通信経路の切り替えの要求の信号を送信する処理や、S−GW2から通信経路の切り替えが完了したことを通知する信号を受信する処理を実行するように制御する。
<第1実施形態のまとめ>
以上のように、本実施形態に係る通信システムでは、UE1が複数の基地局装置(本実施形態では、MeNB12とSeNB11)に同時に接続して通信すること(デュアルコネクティビティ)が可能な無線通信システムにおいて、インターネット4と接続するS−GW2においてユーザトラヒックの通信経路(本実施形態では、U−Planeのデータの通信経路)を基地局装置間(本実施形態では、MeNB12経由と、SeNB11経由)で切り替える。これにより、本実施形態に係る通信システムでは、例えば、基地局装置間のバックホール回線の制約(本実施形態では、MeNB12とSeNB11との間のバックホール回線の遅延特性などの制限)を受けることなく、複数の基地局装置を介したユーザトラヒックの送信が可能となる。このように、本実施形態に係る通信システムでは、制御信号(本実施形態では、C−Planeのデータの信号)の通信を行いつつ、データ信号(本実施形態では、U−Planeのデータの信号)の通信を効率的に行うことができる。
[第2実施形態]
<通信システムの概要>
本実施形態に係る通信システムの概略的な構成は、第1実施形態に係る図1に示される通信システムと同様である。
また、本実施形態に係るSeNBの概略的な構成は、第1実施形態に係る図2に示されるSeNB11と同様である。
また、本実施形態に係るMeNBの概略的な構成は、第1実施形態に係る図3に示されるMeNB12と同様である。
以下では、第1実施形態に係る図1〜図3において各装置等に使用した符号と同じ符号を用いて説明する。
本実施形態に係る通信システムでは、S−GW2からUE1へのU−Planeのデータについて、最初にMeNB12を経由する通信経路(S−GW2からMeNB12を経由するUE1への経路)を確立し、その後、当該通信経路をSeNB11を経由する通信経路(S−GW2からSeNB11を経由するUE1への経路)へ切り替える。本実施形態では、MeNB12が、このような通信経路の制御を司って行う。
なお、C−Planeのデータについては、MME3からMeNB12を経由してUE1に送信される。
<処理のシーケンスの例>
図5は、本発明の一実施形態(第2実施形態)に係る通信システムにおいて行われる処理の手順の一例を示すシーケンス図である。
図5は、UE1と、MeNB12と、SeNB11と、MME3と、S−GW2について、U−Planeのデータに関して、行われる通信経路の切り替えの制御の手続きの例(手順100:前提)および(手順101)〜(手順124)を示してある。(手順100:前提)および(手順101)〜(手順124)は、図5に示される(100)および(101)〜(124)に対応している。
図5の例では、レイヤ3のシグナリング(L3 signalling)、レイヤ1/レイヤ2のシグナリング(L1/L2 signalling)、ユーザデータ(User Data)の通信を区別して示してある。
図5に示されるシーケンスの例は、第1実施形態に係る図4に示されるシーケンスの例と比べて、第1実施形態ではSeNB11のノードが通信経路の制御を司って行う構成であるのに対して、第2実施形態ではMeNB12のノードが通信経路の制御を司って行う構成である点で異なり、他の点では同様である。
このため、以下では、主に、第1実施形態とは異なる点について説明する。
図5に示される(手順100:前提)および(手順101)〜(手順112)は、第1実施形態に係る図4に示される(手順0:前提)および(手順1)〜(手順12)と同様である。
以下で、図5に示される(手順113)〜(手順124)について説明する。
(手順113)
UE1とSeNB11との間の同期が確立している状態において、SeNB11は、UE1に対して、TAの処理を行う(TA for UE)。
(手順114)
MeNB12は、UE1に対して、上りリンクのリソースの割り当てを行う(UL allocation)。
(手順115)
UE1は、MeNB12に対して、通信経路の設定(本例では、通信経路の切り替え)を完了したことを通知する信号を送信する(RRC Conn. Reconf. Complete)。
(手順116)
前記の通信経路の設定により、UE1とSeNB11との間でデータ(図5の例では、パケットデータ(packet data))を通信することが可能な状態となる。また、SeNB11は、必要に応じて、S−GW2に対してデータを送信することが可能である。
(手順117)
MeNB12は、MME3に対して、通信経路の切り替え(本例では、SeNB11を経由する通信経路への切り替え)の要求(リクエスト)の信号を送信する(Path Switch Request)。
(手順118)
MME3は、MeNB12から通信経路の切り替えの要求の信号を受信すると、S−GW2に対して、S−GW2からMeNB12に宛てて送信しているU−Planeのデータの送信経路(通信経路)を、S−GW2からSeNB11に宛てて送信するU−Planeのデータの送信経路(通信経路)へ切り替えるように、要求(リクエスト)の信号を送信する(Modify Bearer Request)。
(手順119)
S−GW2は、MME3から通信経路の切り替えの要求の信号を受信すると、下り通信の経路に関し、S−GW2からMeNB12に宛てて送信しているU−Planeのデータの送信経路(通信経路)を、S−GW2からSeNB11に宛てて送信するU−Planeのデータの送信経路(通信経路)へ切り替える(Switch DL path)。
(手順120)
S−GW2は、エンドマーカー(End Marker)の信号をMeNB12に送信する。
(手順121)
S−GW2における通信経路の切り替えにより、S−GW2とSeNB11との間でデータ(図5の例では、パケットデータ(packet data))を通信することが可能な状態となる。
(手順122)
MeNB12は、S−GW2からエンドマーカーの信号を受信すると、エンドマーカー(End Marker)の信号をSeNB11に送信する。
(手順123)
S−GW2は、MME3に対して、通信経路の切り替えが完了したことを通知する信号を送信する(Modify Bearer Response)。
(手順124)
MME3は、S−GW2から通信経路の切り替えが完了したことを通知する信号を受信すると、MeNB12に対して、通信経路の切り替えが完了したことを通知する信号を送信する(Path Switch Request Ack)。MeNB12は、この信号を受信する。
以上のように、(手順100:前提)および(手順101)〜(手順124)により、U−Planeのデータの通信経路が切り替えられる。これにより、MeNB12による通信経路の制御によって、U−Planeのデータについて、S−GW2がSeNB11にデータを送信し、SeNB11がUE1に当該データを送信する状態へ切り替えられる。
<図5の例における各機能部の処理の例>
ここで、MeNB12では、通信経路制御部331は、前記(手順101)〜前記(手順102)においてSeNB11を経由する通信経路を確立することを決定してその要求の信号をSeNB11に送信する処理や、前記(手順104)〜前記(手順106)、前記(手順108)〜前記(手順110)、前記(手順114)、前記(手順115)の処理や、前記(手順117)においてMME3に対して通信経路の切り替えの要求の信号を送信する処理や、前記(手順120)、前記(手順122)の処理や、前記(手順124)においてMME3から通信経路の切り替えが完了したことを通知する信号を受信する処理を実行するように制御する。
また、MeNB12では、データ通信制御部332は、U−Planeのデータについて、S−GW2から送信されるデータを受信して、当該データをUE1に送信する処理を実行するように制御する。
また、MeNB12では、制御信号通信制御部333は、C−Planeのデータについて、S−GW2から送信されるデータを受信して、当該データをUE1に送信する処理を実行するように制御する。
また、SeNB11では、通信経路制御部231は、前記(手順102)〜前記(手順104)においてMeNB12から送信された要求に係る通信経路の確立を許可するか否かを判定して許可する場合にその旨をMeNB12に通知する処理や、前記(手順109)〜前記(手順113)の処理や、前記(手順116)、前記(手順121)〜前記(手順122)の処理を実行するように制御する。
また、SeNB11では、データ通信制御部232は、U−Planeのデータについて、S−GW2から送信されるデータを受信して、当該データをUE1に送信する処理を実行するように制御する。
<図5のフローの変形例>
ここで、図5の例では、前記(手順117)においてMeNB12がMME3に対して通信経路の切り替えの要求の信号を送信し、前記(手順118)においてMME3がS−GW2に対して通信経路の切り替えの要求の信号を送信する構成であるが、他の構成例として、前記(手順117)の代わりに、MeNB12は直接S−GW2に対して通信経路の切り替えの要求の信号を送信する構成が用いられてもよい。この他の構成例では、前記(手順118)、前記(手順123)〜前記(手順124)は設けられず、前記(手順124)の代わりに、S−GW2が直接MeNB12に通信経路の切り替えが完了したことを通知する信号を送信する。
このような他の構成例において、MeNB12では、通信経路制御部331は、S−GW2に対して通信経路の切り替えの要求の信号を送信する処理や、S−GW2から通信経路の切り替えが完了したことを通知する信号を受信する処理を実行するように制御する。
<第2実施形態のまとめ>
以上のように、本実施形態に係る通信システムにおいても、第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
[第3実施形態]
<通信システムの概要>
図6は、本発明の一実施形態に係る通信システムの概略的な構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る通信システムの概略的な構成は、第1実施形態に係る図1に示される通信システムと同様である。
また、本実施形態に係るSeNBの概略的な構成は、第1実施形態に係る図2に示されるSeNB11と同様である。
また、本実施形態に係るMeNBの概略的な構成は、第1実施形態に係る図3に示されるMeNB12と同様である。
以下では、第1実施形態に係る図1〜図3において各装置等に使用した符号と同じ符号を用いて説明する。
図6に示されるように、本実施形態に係る通信システムは、UE1と、SeNB11と、MeNB12と、S−GW2と、MME3と、インターネット4を備える。
図6には、SeNB11の無線の通信領域101と、MeNB12の無線の通信領域102を示してある。図6の例では、SeNB11の無線の通信領域101は、MeNB12の無線の通信領域102に含まれる。
本実施形態に係る通信システムでは、S−GW2からUE1へのU−Planeのデータについて、最初から、SeNB11を経由する通信経路(S−GW2からSeNB11を経由するUE1への経路)を確立する。本実施形態では、SeNB11が、このような通信経路の制御を司って行う。
なお、C−Planeのデータについては、MME3からMeNB12を経由してUE1に送信される。
<処理のシーケンスの例>
図7は、本発明の一実施形態(第3実施形態)に係る通信システムにおいて行われる処理の手順の一例を示すシーケンス図である。
図7は、UE1と、MeNB12と、SeNB11と、MME3と、S−GW2について、U−Planeのデータに関して、行われる通信経路の確立の制御の手続きの例(手順201)〜(手順217)を示してある。(手順201)〜(手順217)は、図7に示される(201)〜(217)に対応している。
図7の例では、レイヤ3のシグナリング(L3 signalling)、レイヤ1/レイヤ2のシグナリング(L1/L2 signalling)、ユーザデータ(User Data)の通信を区別して示してある。
なお、図7に示されるシーケンスの例は、非特許文献1におけるFigure 10.1.2.1.1−1:Intra−MME/Serving Gateway HOの手続き(詳細は、非特許文献1参照。)をベースとしたプロトコルの一例である。
但し、本実施形態では、MeNB12を経由してUE1に対してC−Planeのデータを送信することを継続しつつ、SeNB11を経由してUE1に対してU−Planeのデータを送信する通信経路を確立するため、MeNB12とUE1との接続状態を解放せずに、通信経路の確立を実行する。
図7に示されるシーケンスの例は、第1実施形態に係る図4に示されるシーケンスの例と比べて、第1実施形態ではMeNB12を経由する通信経路をSeNB11を経由する通信経路へ切り替える構成であるのに対して、第3実施形態ではSeNB11を経由する通信経路を新たに確立する構成である点で異なり、他の点では同様である。
このため、以下では、主に、第1実施形態とは異なる点について説明する。
(前提)
図7の例では、前提として、UE1とS−GW2との間で、通信経路(MeNB12を経由する通信経路およびSeNB11を経由する通信経路)が確立されていない状態であるとする。なお、このような通信経路が確立されている場合に、図7に示される処理のシーケンスを行うことも可能である。
図7に示される(手順201)〜(手順205)は、第1実施形態に係る図4に示される(手順1)〜(手順5)と同様である。
(手順206)
MeNB12は、UE1に対して、RRCのメッセージの信号を送信する(RRC Conn. Reconf.)。
図7に示される(手順207)は、第1実施形態に係る図4に示される(手順7)と同様である。なお、本実施形態では、第1実施形態で行われる未送信データの処理は行われない。
図7に示される(手順208)〜(手順211)は、第1実施形態に係る図4に示される(手順12)〜(手順15)と同様である。なお、本例では、(手順210)は前記(手順206)に対応する通信経路の設定の通知となる。
(手順212)
SeNB11は、MME3に対して、通信経路の確立(本例では、SeNB11を経由する通信経路の確立)の要求(リクエスト)の信号を送信する(Path Setup Request)。
(手順213)
MME3は、SeNB11から通信経路の確立の要求の信号を受信すると、S−GW2に対して、S−GW2からSeNB11に宛てて送信するU−Planeのデータの送信経路(通信経路)を確立するように、要求(リクエスト)の信号を送信する(Setup Bearer Request)。
(手順214)
S−GW2は、MME3から通信経路の確立の要求の信号を受信すると、下り通信の経路に関し、S−GW2からSeNB11に宛てて送信するU−Planeのデータの送信経路(通信経路)を確立する(Setup DL path)。
(手順215)
S−GW2における通信経路の確立により、S−GW2とSeNB11との間でデータ(図7の例では、パケットデータ(packet data))を通信することが可能な状態となる。
(手順216)
S−GW2は、MME3に対して、通信経路の確立が完了したことを通知する信号を送信する(Setup Bearer Response)。
(手順217)
MME3は、S−GW2から通信経路の確立が完了したことを通知する信号を受信すると、SeNB11に対して、通信経路の確立が完了したことを通知する信号を送信する(Path Setup Request Ack)。SeNB11は、この信号を受信する。
以上のように、(手順201)〜(手順217)により、U−Planeのデータの通信経路が確立される。これにより、SeNB11による通信経路の制御によって、U−Planeのデータについて、S−GW2がSeNB11にデータを送信し、SeNB11がUE1に当該データを送信する状態が確立される。
<図7の例における各機能部の処理の例>
ここで、MeNB12では、通信経路制御部331は、前記(手順201)〜前記(手順202)においてSeNB11を経由する通信経路を確立することを決定してその要求の信号をSeNB11に送信する処理や、前記(手順205)〜前記(手順206)の処理を実行するように制御する。
また、MeNB12では、制御信号通信制御部333は、C−Planeのデータについて、S−GW2から送信されるデータを受信して、当該データをUE1に送信する処理を実行するように制御する。
また、SeNB11では、通信経路制御部231は、前記(手順202)〜前記(手順204)においてMeNB12から送信された要求に係る通信経路の確立を許可するか否かを判定して許可する場合にその旨をMeNB12に通知する処理や、前記(手順208)〜前記(手順211)の処理や、前記(手順212)においてMME3に対して通信経路の確立の要求の信号を送信する処理や、前記(手順215)の処理や、前記(手順217)においてMME3から通信経路の確立が完了したことを通知する信号を受信する処理を実行するように制御する。
また、SeNB11では、データ通信制御部232は、U−Planeのデータについて、S−GW2から送信されるデータを受信して、当該データをUE1に送信する処理を実行するように制御する。
<図7のフローの変形例>
ここで、図7の例では、前記(手順212)においてSeNB11がMME3に対して通信経路の確立の要求の信号を送信し、前記(手順213)においてMME3がS−GW2に対して通信経路の確立の要求の信号を送信する構成であるが、他の構成例として、前記(手順212)の代わりに、SeNB11は直接S−GW2に対して通信経路の確立の要求の信号を送信する構成が用いられてもよい。この他の構成例では、前記(手順213)、前記(手順216)〜前記(手順217)は設けられず、前記(手順217)の代わりに、S−GW2が直接SeNB11に通信経路の確立が完了したことを通知する信号を送信する。
このような他の構成例において、SeNB11では、通信経路制御部231は、S−GW2に対して通信経路の確立の要求の信号を送信する処理や、S−GW2から通信経路の確立が完了したことを通知する信号を受信する処理を実行するように制御する。
<第3実施形態のまとめ>
以上のように、本実施形態に係る通信システムでは、UE1が複数の基地局装置(本実施形態では、MeNB12とSeNB11)に同時に接続して通信すること(デュアルコネクティビティ)が可能な無線通信システムにおいて、インターネット4と接続するS−GW2においてユーザトラヒックの通信経路(本実施形態では、U−Planeのデータの通信経路)としてSeNB11経由の通信経路を確立する。これにより、本実施形態に係る通信システムでは、例えば、基地局装置間のバックホール回線の制約(本実施形態では、MeNB12とSeNB11との間のバックホール回線の遅延特性などの制限)を受けることなく、複数の基地局装置を介したユーザトラヒックの送信が可能となる。このように、本実施形態に係る通信システムでは、制御信号(本実施形態では、C−Planeのデータの信号)の通信を行いつつ、データ信号(本実施形態では、U−Planeのデータの信号)の通信を効率的に行うことができる。
[第4実施形態]
<通信システムの概要>
本実施形態に係る通信システムの概略的な構成は、第3実施形態に係る図6(第1実施形態に係る図1も同様)に示される通信システムと同様である。
また、本実施形態に係るSeNBの概略的な構成は、第3実施形態(第1実施形態も同様)に係る図2に示されるSeNB11と同様である。
また、本実施形態に係るMeNBの概略的な構成は、第3実施形態(第1実施形態も同様)に係る図3に示されるMeNB12と同様である。
以下では、第3実施形態に係る図6、図2〜図3において各装置等に使用した符号と同じ符号を用いて説明する。
本実施形態に係る通信システムでは、S−GW2からUE1へのU−Planeのデータについて、最初から、SeNB11を経由する通信経路(S−GW2からSeNB11を経由するUE1への経路)を確立する。本実施形態では、MeNB12が、このような通信経路の制御を司って行う。
なお、C−Planeのデータについては、MME3からMeNB12を経由してUE1に送信される。
<処理のシーケンスの例>
図8は、本発明の一実施形態(第4実施形態)に係る通信システムにおいて行われる処理の手順の一例を示すシーケンス図である。
図8は、UE1と、MeNB12と、SeNB11と、MME3と、S−GW2について、U−Planeのデータに関して、行われる通信経路の確立の制御の手続きの例(手順301)〜(手順318)を示してある。(手順301)〜(手順318)は、図8に示される(301)〜(318)に対応している。
図8の例では、レイヤ3のシグナリング(L3 signalling)、レイヤ1/レイヤ2のシグナリング(L1/L2 signalling)、ユーザデータ(User Data)の通信を区別して示してある。
図8に示されるシーケンスの例は、第3実施形態に係る図7に示されるシーケンスの例と比べて、第3実施形態ではSeNB11のノードが通信経路の制御を司って行う構成であるのに対して、第4実施形態ではMeNB12のノードが通信経路の制御を司って行う構成である点で異なり、他の点では同様である。
このため、以下では、主に、第3実施形態とは異なる点について説明する。
図8に示される(手順301)〜(手順308)は、第3実施形態に係る図7に示される(手順201)〜(手順208)と同様である。
以下で、図8に示される(手順309)〜(手順318)について説明する。
(手順309)
UE1とSeNB11との間の同期が確立している状態において、SeNB11は、UE1に対して、TAの処理を行う(TA for UE)。
(手順310)
MeNB12は、UE1に対して、上りリンクのリソースの割り当てを行う(UL allocation)。
(手順311)
UE1は、MeNB12に対して、通信経路の設定を完了したことを通知する信号を送信する(RRC Conn. Reconf. Complete)。
(手順312)
前記の通信経路の設定により、UE1とSeNB11との間でデータ(図8の例では、パケットデータ(packet data))を通信することが可能な状態となる。また、SeNB11は、必要に応じて、S−GW2に対してデータを送信することが可能である。
(手順313)
MeNB12は、MME3に対して、通信経路の確立(本例では、SeNB11を経由する通信経路の確立)の要求(リクエスト)の信号を送信する(Path Setup Request)。
(手順314)
MME3は、MeNB12から通信経路の確立の要求の信号を受信すると、S−GW2に対して、S−GW2からSeNB11に宛てて送信するU−Planeのデータの送信経路(通信経路)を確立するように、要求(リクエスト)の信号を送信する(Setup Bearer Request)。
(手順315)
S−GW2は、MME3から通信経路の確立の要求の信号を受信すると、下り通信の経路に関し、S−GW2からSeNB11に宛てて送信するU−Planeのデータの送信経路(通信経路)を確立する(Setup DL path)。
(手順316)
S−GW2における通信経路の確立により、S−GW2とSeNB11との間でデータ(図8の例では、パケットデータ(packet data))を通信することが可能な状態となる。
(手順317)
S−GW2は、MME3に対して、通信経路の確立が完了したことを通知する信号を送信する(Setup Bearer Response)。
(手順318)
MME3は、S−GW2から通信経路の確立が完了したことを通知する信号を受信すると、MeNB12に対して、通信経路の確立が完了したことを通知する信号を送信する(Path Setup Request Ack)。SeNB11は、この信号を受信する。
以上のように、(手順301)〜(手順318)により、U−Planeのデータの通信経路が確立される。これにより、MeNB12による通信経路の制御によって、U−Planeのデータについて、S−GW2がSeNB11にデータを送信し、SeNB11がUE1に当該データを送信する状態が確立される。
<図8の例における各機能部の処理の例>
ここで、MeNB12では、通信経路制御部331は、前記(手順301)〜前記(手順302)においてSeNB11を経由する通信経路を確立することを決定してその要求の信号をSeNB11に送信する処理や、前記(手順304)〜前記(手順306)、前記(手順310)〜前記(手順311)の処理や、前記(手順313)においてMME3に対して通信経路の確立の要求の信号を送信する処理や、前記(手順318)においてMME3から通信経路の確立が完了したことを通知する信号を受信する処理を実行するように制御する。
また、MeNB12では、制御信号通信制御部333は、C−Planeのデータについて、S−GW2から送信されるデータを受信して、当該データをUE1に送信する処理を実行するように制御する。
また、SeNB11では、通信経路制御部231は、前記(手順302)〜前記(手順304)においてMeNB12から送信された要求に係る通信経路の確立を許可するか否かを判定して許可する場合にその旨をMeNB12に通知する処理や、前記(手順308)〜前記(手順309)、前記(手順312)、前記(手順316)の処理を実行するように制御する。
また、SeNB11では、データ通信制御部232は、U−Planeのデータについて、S−GW2から送信されるデータを受信して、当該データをUE1に送信する処理を実行するように制御する。
<図8のフローの変形例>
ここで、図8の例では、前記(手順313)においてMeNB12がMME3に対して通信経路の確立の要求の信号を送信し、前記(手順314)においてMME3がS−GW2に対して通信経路の確立の要求の信号を送信する構成であるが、他の構成例として、前記(手順313)の代わりに、MeNB12は直接S−GW2に対して通信経路の確立の要求の信号を送信する構成が用いられてもよい。この他の構成例では、前記(手順314)、前記(手順317)〜前記(手順318)は設けられず、前記(手順318)の代わりに、S−GW2が直接MeNB12に通信経路の確立が完了したことを通知する信号を送信する。
このような他の構成例において、MeNB12では、通信経路制御部331は、S−GW2に対して通信経路の確立の要求の信号を送信する処理や、S−GW2から通信経路の確立が完了したことを通知する信号を受信する処理を実行するように制御する。
<第4実施形態のまとめ>
以上のように、本実施形態に係る通信システムにおいても、第3実施形態と同様な効果を得ることができる。
[第5実施形態]
本実施形態に係る通信システムは、第1実施形態〜第4実施形態のうちの任意の2つ以上の実施形態の機能を組み合わせた通信システムである。
第1実施形態〜第4実施形態の機能は、任意に組み合わされることが可能である。具体的には、本実施形態に係る通信システムの各装置(例えば、UE1、S−GW2、MME3、SeNB11、MeNB12の装置)は、任意の2つ以上の実施形態の機能を有しており、そして、任意の実施形態の機能を使用して当該実施形態に係る通信経路の処理(通信経路の切り替えの処理、または、通信経路の確立の処理)を制御して実行する。
[以上の実施形態に係る構成例]
一構成例として、端末管理装置(図1の例では、MME3)から送信される制御信号(図1の例では、C−Planeのデータの信号)を受信し、当該制御信号を端末装置(図1の例では、UE1)に対して送信するように制御する制御信号通信制御部(図3の例では、制御信号通信制御部333)と、通信装置(図1の例では、S−GW2)から送信されるデータ信号(図1の例では、U−Planeのデータの信号)を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部(図3の例では、データ通信制御部332)と、前記通信装置から自装置(図1の例では、MeNB12)を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路から、前記通信装置から他の基地局装置(図1の例では、SeNB11)を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路へ切り替えることを、当該他の基地局装置に通知する通信経路制御部(図3の例では、通信経路制御部331)と、を備える基地局装置(図1の例では、MeNB12)である(第1実施形態に係る図4の例では(手順1)〜(手順2)、第2実施形態に係る図5の例では(手順101)〜(手順102))。
一構成例として、端末管理装置(図6の例では、MME3)から送信される制御信号(図6の例では、C−Planeのデータの信号)を受信し、当該制御信号を端末装置(図6の例では、UE1)に対して送信するように制御する制御信号通信制御部(図3の例では、制御信号通信制御部333)と、通信装置(図6の例では、S−GW2)から他の基地局装置(図6の例では、SeNB11)を経由して前記端末装置へデータ信号(図6の例では、U−Planeのデータの信号)を送信する通信経路を確立することを、当該他の基地局装置に通知する通信経路制御部(図3の例では、通信経路制御部331)と、を備える基地局装置(図6の例では、MeNB12)である(第3実施形態に係る図7の例では(手順201)〜(手順202)、第4実施形態に係る図8の例では(手順301)〜(手順302))。
一構成例として、端末管理装置から送信されて他の基地局装置(図1の例では、MeNB12)を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から前記他の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路から、前記端末装置へ前記通信装置から自装置(図1の例では、SeNB11)を経由してデータ信号を送信する通信経路へ切り替える要求を前記端末管理装置に送信することで、前記端末管理装置を経由させて前記通信装置へ伝える通信経路制御部(図2の例では、通信経路制御部231)と、前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部(図2の例では、データ通信制御部232)と、を備える基地局装置(図1の例では、SeNB11)である(第1実施形態に係る図4の例では(手順16))。
一構成例として、端末管理装置から送信されて他の基地局装置(図1の例では、MeNB12)を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から前記他の基地局装置(図1の例では、MeNB12)を経由してデータ信号を送信する通信経路から、前記端末装置へ前記通信装置から自装置(図1の例では、SeNB11)を経由してデータ信号を送信する通信経路へ切り替える要求を前記通信装置に送信する通信経路制御部(図2の例では、通信経路制御部231)と、前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部(図2の例では、データ通信制御部232)と、を備える基地局装置(図1の例では、SeNB11)である(第1実施形態に係る図4の変形例)。
一構成例として、端末管理装置から送信されて他の基地局装置(図6の例では、MeNB12)を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から自装置(図6の例では、SeNB11)を経由してデータ信号を送信する通信経路を確立する要求を前記端末管理装置に送信することで、前記端末管理装置を経由させて前記通信装置へ伝える通信経路制御部(図2の例では、通信経路制御部231)と、前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部(図2の例では、データ通信制御部232)と、を備える基地局装置(図6の例では、SeNB11)である(第3実施形態に係る図7の例では(手順212))。
一構成例として、端末管理装置から送信されて他の基地局装置(図6の例では、MeNB12)を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から自装置(図6の例では、SeNB11)を経由してデータ信号を送信する通信経路を確立する要求を前記通信装置に送信する通信経路制御部(図2の例では、通信経路制御部231)と、前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部(図2の例では、データ通信制御部232)と、を備える基地局装置(図6の例では、SeNB11)である(第3実施形態に係る図7の変形例)。
一構成例として、端末管理装置から送信される制御信号を受信し、当該制御信号を端末装置に対して送信するように制御する制御信号通信制御部(図3の例では、制御信号通信制御部333)と、通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部(図3の例では、データ通信制御部332)と、前記通信装置から自装置(図1の例では、MeNB12)を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路から、前記通信装置から他の基地局装置(図1の例では、SeNB11)を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路へ切り替える要求を前記端末管理装置に送信することで、前記端末管理装置を経由させて前記通信装置へ伝える通信経路制御部(図3の例では、通信経路制御部331)と、を備える基地局装置(図1の例では、MeNB12)である(第2実施形態に係る図5の例では(手順117))。
一構成例として、端末管理装置から送信される制御信号を受信し、当該制御信号を端末装置に対して送信するように制御する制御信号通信制御部(図3の例では、制御信号通信制御部333)と、通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部(図3の例では、データ通信制御部332)と、前記通信装置から自装置(図1の例では、MeNB12)を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路から、前記通信装置から他の基地局装置(図1の例では、SeNB11)を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路へ切り替える要求を前記通信装置に送信する通信経路制御部(図3の例では、通信経路制御部331)と、を備える基地局装置(図1の例では、MeNB12)である(第2実施形態に係る図5の変形例)。
一構成例として、端末管理装置から送信される制御信号を受信し、当該制御信号を端末装置に対して送信するように制御する制御信号通信制御部(図3の例では、制御信号通信制御部333)と、通信装置から他の基地局装置(図6の例では、SeNB11)を経由して前記端末装置へデータ信号を送信する通信経路を確立する要求を前記端末管理装置に送信することで、前記端末管理装置を経由させて前記通信装置へ伝える通信経路制御部(図3の例では、通信経路制御部331)と、を備える基地局装置(図6の例では、MeNB12)である(第4実施形態に係る図8の例では(手順313))。
一構成例として、端末管理装置から送信される制御信号を受信し、当該制御信号を端末装置に対して送信するように制御する制御信号通信制御部(図3の例では、制御信号通信制御部333)と、通信装置から他の基地局装置(図6の例では、SeNB11)を経由して前記端末装置へデータ信号を送信する通信経路を確立する要求を前記通信装置に送信する通信経路制御部(図3の例では、通信経路制御部331)と、を備える基地局装置(図6の例では、MeNB12)である(第4実施形態に係る図8の変形例)。
一構成例として、前記した通信経路の切り替えまたは前記した通信経路の確立は、Intra−MME/Serving Gateway HOの手続きをベースとしたプロトコルを用いて行われる(第1実施形態に係る図4の例、第2実施形態に係る図5の例、第3実施形態に係る図7の例、第4実施形態に係る図8の例)。
一構成例として、端末管理装置から送信されて第1の基地局装置(図1の例では、MeNB12)を経由する制御信号を受信する端末装置へ自装置(図1の例では、S−GW2)から前記第1の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路から、前記端末装置へ自装置から第2の基地局装置(図1の例では、SeNB11)を経由してデータ信号を送信する通信経路へ切り替える要求を受信したことに応じて、通信経路を切り替える、通信装置(図1の例では、S−GW2)である(第1実施形態に係る図4の例では(手順18)、第2実施形態に係る図5の例では(手順119))。
一構成例として、端末管理装置から送信されて第1の基地局装置(図6の例では、MeNB12)を経由する制御信号を受信する端末装置へ自装置(図6の例では、S−GW2)から第2の基地局装置(図6の例では、SeNB11)を経由してデータ信号を送信する通信経路を確立する要求を受信したことに応じて、通信経路を確立する、通信装置(図6の例では、S−GW2)である(第3実施形態に係る図7の例では(手順214)、第4実施形態に係る図8の例では(手順315))。
一構成例として、端末管理装置から送信されて第1の基地局装置(図1の例では、MeNB12)を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から前記第1の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路から、前記端末装置へ前記通信装置から第2の基地局装置(図1の例では、SeNB11)を経由してデータ信号を送信する通信経路へ切り替える、通信システム(第1実施形態に係る通信システム、第2実施形態に係る通信システム)である。
一構成例として、端末管理装置から送信されて第1の基地局装置(図6の例では、MeNB12)を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から第2の基地局装置(図6の例では、SeNB11)を経由してデータ信号を送信する通信経路を確立する、通信システム(第3実施形態に係る通信システム、第4実施形態に係る通信システム)である。
一構成例として、端末管理装置から送信されて第1の基地局装置(図1の例では、MeNB12)を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から前記第1の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路から、前記端末装置へ前記通信装置から第2の基地局装置(図1の例では、SeNB11)を経由してデータ信号を送信する通信経路へ切り替える、通信方法(第1実施形態に係る通信システムにおいて行われる通信の方法、第2実施形態に係る通信システムにおいて行われる通信の方法)である。
一構成例として、端末管理装置から送信されて第1の基地局装置(図6の例では、MeNB12)を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から第2の基地局装置(図6の例では、SeNB11)を経由してデータ信号を送信する通信経路を確立する、通信方法(第3実施形態に係る通信システムにおいて行われる通信の方法、第4実施形態に係る通信システムにおいて行われる通信の方法)である。
なお、制御信号、データ信号、それぞれの基地局装置(第1の基地局装置、第2の基地局装置)、端末装置(例えば、基地局装置と無線により通信する装置)、端末管理装置(例えば、端末装置に関する情報を記憶して管理する装置)、通信装置(例えば、ネットワーク(一例として、外部のネットワークであるインターネット)と接続される装置)などとしては、それぞれ、以上の実施形態で示したもの(図1や図6に示されるもの)とは異なるもの(例えば、異なる通信システムの装置)に適用されてもよい。
[以上の実施形態のまとめ]
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、以上に示した実施形態に係る各装置(例えば、UE1、S−GW2、MME3、SeNB11、MeNB12の装置)の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、処理を行ってもよい。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、オペレーティング・システム(OS:Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1、1001…UE、2、1002…S−GW、3、1003…MME、4、1004…インターネット、11、1011…SeNB、12、1012…MeNB、101〜102、1101〜1102…通信領域、211、311…通信部、212、312…記憶部、213、313…制御部、231、331…通信経路制御部、232、332…データ通信制御部、333…制御信号通信制御部

Claims (17)

  1. 端末管理装置から送信される制御信号を受信し、当該制御信号を端末装置に対して送信するように制御する制御信号通信制御部と、
    通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部と、
    前記通信装置から自装置を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路から、前記通信装置から他の基地局装置を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路へ切り替えることを、当該他の基地局装置に通知する通信経路制御部と、
    を備える基地局装置。
  2. 端末管理装置から送信される制御信号を受信し、当該制御信号を端末装置に対して送信するように制御する制御信号通信制御部と、
    通信装置から他の基地局装置を経由して前記端末装置へデータ信号を送信する通信経路を確立することを、当該他の基地局装置に通知する通信経路制御部と、
    を備える基地局装置。
  3. 端末管理装置から送信されて他の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から前記他の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路から、前記端末装置へ前記通信装置から自装置を経由してデータ信号を送信する通信経路へ切り替える要求を前記端末管理装置に送信することで、前記端末管理装置を経由させて前記通信装置へ伝える通信経路制御部と、
    前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部と、
    を備える基地局装置。
  4. 端末管理装置から送信されて他の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から前記他の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路から、前記端末装置へ前記通信装置から自装置を経由してデータ信号を送信する通信経路へ切り替える要求を前記通信装置に送信する通信経路制御部と、
    前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部と、
    を備える基地局装置。
  5. 端末管理装置から送信されて他の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から自装置を経由してデータ信号を送信する通信経路を確立する要求を前記端末管理装置に送信することで、前記端末管理装置を経由させて前記通信装置へ伝える通信経路制御部と、
    前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部と、
    を備える基地局装置。
  6. 端末管理装置から送信されて他の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から自装置を経由してデータ信号を送信する通信経路を確立する要求を前記通信装置に送信する通信経路制御部と、
    前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部と、
    を備える基地局装置。
  7. 端末管理装置から送信される制御信号を受信し、当該制御信号を端末装置に対して送信するように制御する制御信号通信制御部と、
    通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部と、
    前記通信装置から自装置を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路から、前記通信装置から他の基地局装置を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路へ切り替える要求を前記端末管理装置に送信することで、前記端末管理装置を経由させて前記通信装置へ伝える通信経路制御部と、
    を備える基地局装置。
  8. 端末管理装置から送信される制御信号を受信し、当該制御信号を端末装置に対して送信するように制御する制御信号通信制御部と、
    通信装置から送信されるデータ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部と、
    前記通信装置から自装置を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路から、前記通信装置から他の基地局装置を経由して前記端末装置へ前記データ信号を送信する通信経路へ切り替える要求を前記通信装置に送信する通信経路制御部と、
    を備える基地局装置。
  9. 端末管理装置から送信される制御信号を受信し、当該制御信号を端末装置に対して送信するように制御する制御信号通信制御部と、
    通信装置から他の基地局装置を経由して前記端末装置へデータ信号を送信する通信経路を確立する要求を前記端末管理装置に送信することで、前記端末管理装置を経由させて前記通信装置へ伝える通信経路制御部と、
    を備える基地局装置。
  10. 端末管理装置から送信される制御信号を受信し、当該制御信号を端末装置に対して送信するように制御する制御信号通信制御部と、
    通信装置から他の基地局装置を経由して前記端末装置へデータ信号を送信する通信経路を確立する要求を前記通信装置に送信する通信経路制御部と、
    を備える基地局装置。
  11. 前記した通信経路の切り替えまたは前記した通信経路の確立は、Intra−MME/Serving Gateway HOの手続きをベースとしたプロトコルを用いて行われる、
    請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の基地局装置。
  12. 端末管理装置から送信されて第1の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ自装置から前記第1の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路から、前記端末装置へ自装置から第2の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路へ切り替える要求を受信したことに応じて、通信経路を切り替える、
    通信装置。
  13. 端末管理装置から送信されて第1の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ自装置から第2の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路を確立する要求を受信したことに応じて、通信経路を確立する、
    通信装置。
  14. 端末管理装置から送信されて第1の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から前記第1の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路から、前記端末装置へ前記通信装置から第2の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路へ切り替える、
    通信システム。
  15. 端末管理装置から送信されて第1の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から第2の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路を確立する、
    通信システム。
  16. 端末管理装置から送信されて第1の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から前記第1の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路から、前記端末装置へ前記通信装置から第2の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路へ切り替える、
    通信方法。
  17. 端末管理装置から送信されて第1の基地局装置を経由する制御信号を受信する端末装置へ通信装置から第2の基地局装置を経由してデータ信号を送信する通信経路を確立する、
    通信方法。
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