JP2015169972A - 文書管理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

文書管理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】容易に、漏れなく文書間の関連情報を生成することを目的とする。【解決手段】文書の処理に関する操作情報を取得する操作情報取得手段と、文書処理装置に関する状態情報を取得する状態情報取得手段と、前記操作情報が操作情報だけで文書の関連性を決定できる操作か否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき、操作情報と状態情報とから文書と関連する文書を示す関連性情報を決定する決定手段と、を有する文書処理装置。【選択図】 図3

Description

本発明は、文書管理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。特に、文書のオープン・クローズ・コピペ等の操作情報とコンピュータシステムの状態から、関連性決定し、文書の操作履歴を漏れなく取得する技術に関する。
昨今、取り扱う文書が増大しており、従来の木構造を用いたファイル管理方法では、多様なユースケースに対応した検索・表示等の文書管理に対応しきれなくなってきた。そこで、操作履歴を利用した文書管理システムが考案されている。特許文献1では、複数の文書それぞれに対する処理履歴を取得し、所定の解析ルールに基づき解析し、複数の文書の関連を得ている。
特許文献2では、操作情報とキャプチャ画像を取得し、注目する操作情報に関連するキャプチャ画像を連続再生することで、操作状況を可視化し、操作状況の監視をサポートする。
特開2005−32129号公報 特許4397404
特許文献1の技術では、文書それぞれに対する操作情報を取得し、操作履歴から業務情報を抽出する。その後、業務情報やアクセスパターンによって文書間の関連を得ている。
しかしながら、業務を推定可能な定型業務を行っている場合を除くと、業務情報を抽出することは難しく、特許文献1の技術には、業務情報を適当に分類できず、文書間の関連情報を生成することが困難であるという問題があった。さらに、コピーアンドペースト操作時のペースト操作の場合、一つの操作でペースト元とペースト先を特定することができず、「文書1は文書2のテキストをペーストした」といった複数の文書間の関連性を決定ができない場合が生じるという問題もあった。
特許文献2の技術では、操作情報とキャプチャ画像を取得しているため、操作時刻を遡り、対応するキャプチャ画像を解析することで、操作に対応する文書の関連性を決定できる。しかし、操作情報とともにキャプチャ画像を保存する必要があるため、保存情報が増大するという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、容易に、漏れなく文書間の関連情報を生成することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、本発明の文書処理装置は以下の構成を有する。
文書の処理に関する操作情報を取得する操作情報取得手段と、
文書処理装置に関する状態情報を取得する状態情報取得手段と、
前記操作情報だけで文書の関連性を決定できる操作か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づき、
前記操作情報だけで文書の関連性を決定できると判定した場合は、前記操作情報から前記文書と関連する文書を示す関連性情報を決定し、
前記操作情報だけでは文書の関連性を決定できないと判定した場合は、前記操作情報と前記状態情報とから前記文書と関連する文書を示す関連性情報を決定する、決定手段と、
を有することを特徴とする。
また、本発明の目的を達成するために、本発明の文書管理装置は以下の構成を有する。
文書処理装置から送信される文書および前記文書と関連する文書を示す関連性情報を受信する受信手段と、
前記文書および前記関連性情報の完全性を検証するための検証データを生成する検証データ生成手段と、
前記文書、前記関連性情報、および前記検証データを保管する保管手段と、
を有し、
前記関連性情報は、
文書の処理に関する操作情報だけで文書の関連性を決定できると判定された場合は、前記操作情報のみに基づいて決定され、
前記操作情報だけでは文書の関連性を決定できないと判定された場合は、前記操作情報と前記文書処理装置に関する状態情報とから決定される、
ことを特徴とする。
本発明によれば、容易に、漏れなく文書間の関連情報を生成することができる。また、漏れのない文書の関連性情報を生成することにより、操作記録の正当性証明に利用することができる。
文書間の関連性を決定するシステムの構成例を示した図である。 文書間の関連性を決定するシステムの機能構成例を示したブロック図である。 実施形態1における文書関連性決定部202の機能構成を示したブロック図である。 実施形態1における状態情報の管理処理を示すフローチャートである。 実施形態1における文書の関連性情報の管理処理を示すフローチャートである。 実施形態1における状態情報と関連性情報を示した図である。 実施形態2における文書間の関連性を決定するシステムの構成例を示した図である。 実施形態2における文書管理サーバ701の機能構成を示したブロック図である。 実施形態2における文書・文書関連性情報・検証データを示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
<ハードウェア構成>
図1は、コンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
コンピュータ100は、ハードウェア構成として、CPU102、ROM103、RAM104、外部記憶装置105、NIC(Network Interface Card)106、表示部107及び操作部108から構成される。これらの構成要素はシステムバス101を介して接続されている。
CPU102は、コンピュータ100全体を制御したり、あるいはプログラムを実行したりする。ROM103は、ブートプログラム、OS(Operating System)200、プログラム、及び各種データを格納する不揮発性メモリである。RAM104は、CPU102がROM103等から読み出したプログラムを実行するためのワークメモリとして用いられる。
外部記憶装置105は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)やCD−ROMドライブ等の不揮発性外部記憶装置である。NIC106はネットワークと接続するためのネットワークコントローラである。表示部107は液晶ディスプレイ等である。操作部108はキーボードやマウス等である。本実施形態におけるコンピュータ100は、典型的には、一般に普及しているパーソナルコンピュータとみなすことができる。
コンピュータ100は、ユーザが文書を作成・編集する装置である。図1では、コンピュータ100が1つである構成を示しているが、これに限るものでなく、複数のコンピュータ100から構成されるシステムが以下に示す処理を実行してもよい。
CPU102が、ROM103、又は外部記憶装置105に記憶されているプログラムに基づいて処理を実行することによって、コンピュータ100のソフトウェア構成(機能構成)や、後述するフローチャートに係る処理が実現される。なお、コンピュータ100は、文書管理装置の一例である。
<ソフトウェア構成>
図2は、コンピュータ100のソフトウェア構成の一例を示す図である。
コンピュータ100は、ソフトウェア構成として、文書アプリケーション201、及び文書関連性決定部202から構成される。これらの機能構成は、典型的にはOS200上で動作している。
OS200は、コンピュータ100全体を管理するソフトウェアである。OS200は、表示部107、操作部108、外部記憶装置105やNIC106などの入出力管理、ROM103やRAM104等のメモリ管理、CPU102等のプロセス管理、及びファイルシステム等を管理する。パーソナルコンピュータ向けのOS200としては、様々な種類のOSがあるが、本実施形態の処理は特定のOS200に限定することなく実現することができる。
文書アプリケーション201は、コンピュータ100上で動作し、文書を作成・編集するアプリケーションである。例えば、ワードプロセッサアプリケーションであったり、表計算アプリケーションであったり、図形描画アプリケーションである。文書アプリケーション201は、汎用的な文書作成・編集アプリケーションだけでなく、業務ワークフローに組み込まれている帳票処理アプリケーションのように処理が限定されているアプリケーションでもよい。
文書関連性決定部202は、コンピュータ100上で動作し、文書の関連性情報を生成する。文書の関連性情報は、「文書1は文書2をコピーした」といった、複数の文書間での文書のコピー先・コピー元等の識別情報である。さらには、「文書1は文書2のテキストをコピーしてペーストした」といった、複数の文書間でのテキストのペースト先・ペースト戻等の識別情報である。以下に文書関連性決定部202の詳細を示す。
<文書関連性決定部について>
図3は、文書関連性決定部202の機能の構成を示す機能ブロック図である。
ここに示す構成はハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって実現できるものであって、一つの機能ブロックが一つのハードウェアに対応するものではない。
文書関連性決定部202は、操作情報取得部301、状態取得部302、及び文書関連情報決定部304を有する。
操作情報取得部301は、コンピュータ100上で動作し、文書アプリケーション201の操作情報を取得する。
操作情報は、「キーボード入力」及び「マウス操作」といった操作部108の操作に基づき、文書アプリケーション201へ入力される操作情報である。操作情報の他の例としては、例えば、「文書ファイルの指定」、「文書ファイルへのテキスト編集」、「文書アプリケーション201のメニュー選択」、「文書アプリケーション201のウィンドウ選択」等がある。
これらは、操作部108の操作に対応してOS200が生成して文書アプリケーション201が処理可能なメッセージと対応付けてもよい。前記メッセージとしては、例えば、文書ファイルをオープンしたときに生成されるメッセージ等がある。
なお、操作情報取得部301が、操作情報を取得するのは、文書間の関連性を決定するためである。よって、操作情報取得部301は、文書アプリケーション201のすべての操作情報を取得対象にしてもよいが、文書間の関連性決定に寄与する操作情報だけに限定してもよい。例えば、前記「文書アプリケーション201のメニュー選択」の中の「作者等の文書の属性情報の変更」、「ページレイアウトの変更」、「文字のフォント・サイズ・配置の変更」、「表示方法の変更」等は、文書間の関連性の決定に寄与しない。このため、操作情報取得部301は、これらを取得対象の操作情報から除外してもよい。
汎用的な文書アプリケーションの場合の操作情報取得部301の実現方法としては、追加機能拡張のアプリケーション(即ち、プラグインソフトウェア)として実現する方法がある。一方、独自の文書アプリケーションの場合の操作情報取得部301の実現方法としては、追加機能拡張アプリケーションとして実現してもよいし、独自の文書アプリケーションの機能として追加してもよい。
また、複数の文書アプリケーション201が存在する場合、個々の文書アプリケーション201に対してそれぞれ操作情報取得部301を配置してもよいし、複数の文書アプリケーション201に対して、単一の操作情報取得部301を配置してもよい。操作情報取得部301は、コンピュータ100及び文書アプリケーション201に適した方法で実現できる。
更に、追加機能拡張として文書アプリケーション201の一部として取り込めるため、操作情報取得部301は、文書アプリケーション201の操作発生のタイミングで操作情報を取得することができる。
状態取得部302は、コンピュータ100上で動作し、コンピュータ100の状態情報を取得する。状態情報の一例は、「オープン中のファイルリスト(文書一覧)」であったり、複数のウィンドウを用いたGUIを有するコンピュータ100上では「アクティブなウィンドウ(文書に係るウィンドウ)の情報」であったりする。状態情報の取得は、文書操作のタイミング、OS200の状態変更のタイミング、および一定間隔の定期的なタイミングで行う。
文書操作のタイミングの一例は、操作情報取得部301によって操作情報を取得するタイミングである。OS200の状態変更のタイミングの一例は、GUI上でアクティブウィンドウを変更したタイミングである。
操作情報取得部301と同様、状態情報取得は文書間の関連性を決定することを目的とする。そのため、状態取得部302は、取得する状態情報を文書間の関連性の決定に寄与する状態情報に限定してもよい。例えば、「システム設定」、「システムのシャットダウン」等は、文書間の関連性決定に寄与しない。このため、状態取得部302は、取得対象の状態情報からこれらを除外してもよい。
状態情報は、文書間の関連性決定をサポートする情報、つまり操作情報だけでは文書間の関連性を決定できないときに利用する情報である。よって、トリガーとなる操作情報だけでは文書間の関連性を決定できない操作の場合に状態情報を取得するとしても良い。「テキストのペースト」操作時の元文書識別のために、「テキストのコピー」時の対象文書等、後の操作で必要となる状態情報も取得する。
状態取得部302は、コンピュータ100上で、常駐するアプリケーションとして実装され、状態情報を取得する。状態取得部302は、コンピュータ100に適した方法で実現できる。更に、状態取得部302は、コンピュータ100が既に状態取得機能を有する場合、コンピュータ100の状態取得機能を利用することもできる。
操作情報判定部303は、コンピュータ100上で動作し、操作情報取得部301で取得した操作情報だけで文書関連性情報を決定できるか否かを判定する。判定は、主に操作種別により判定する。例えば「ファイルのオープン」、「ファイルのクローズ」、「ファイルの保存」、「ファイルの別名保存」、「テキストのコピー」等、一つの操作で処理が完結できる操作は操作情報だけで文書関連性情報を決定できると判定する。
一方、例えば「テキストのペースト」という処理は、「ペースト」という操作の前に、「コピー」という操作が必要である。このように一つの操作だけでは処理を完結できない操作は操作情報だけでは文書関連性情報を決定できないと判定する。また、「ファイルのコピー」、「ファイルのムーブ」等、複数の操作方法があり、方法により判定が異なる操作もある。このような場合は、操作方法により判定する必要がある。
文書関連情報決定部304は、コンピュータ100上で動作し、操作情報判定部303の判定結果と、操作情報取得部301で取得された操作情報と状態取得部302で取得された状態情報とに基づき、文書間の関連性情報を決定する。関連性情報は、「ファイルのオープン」、「ファイルのクローズ」、「ファイルの保存」、「ファイルの別名保存」、「ファイルのコピー」、「ファイルのムーブ」、「テキストのコピー」、及び「テキストのペースト」である。なお、テキストとは、文書内容の一例である。
ファイルがオープンされたときにDocumentOpenメッセージを生成する等、操作情報だけで決定可能と判定した場合、文書関連情報決定部304は、操作情報から「ファイルのオープン」を決定する。
そうでない場合、文書関連情報決定部304は、操作タイミングの前後の時刻の状態情報(オープン中のファイルリスト)の差分を検査し、新規に追加されたファイルを検出し、「ファイルのオープン」を決定する。
文書関連情報決定部304は、「ファイルのクローズ」に関して、「ファイルのオープン」と同様の方法で決定する。
操作情報だけで決定可能と判定した場合、文書関連情報決定部304は、操作情報から「ファイルのクローズ」を決定する。
そうでない場合、文書関連情報決定部304は、操作タイミングの前後の時刻の状態情報(オープン中のファイルリスト)の差分を検査し、リストから消えたファイルを検出し、「ファイルのクローズ」を決定する。
「ファイルの保存」も、操作情報だけで決定可能と判定した場合、文書関連情報決定部304は、操作情報から「ファイルの保存」を決定する。そうでない場合、文書関連情報決定部304は、OS200のファイルシステムが生成するメッセージを監視して「ファイルの保存」を決定する。
「ファイルの別名保存」も、操作情報だけで判定可能と判定した場合、文書関連情報決定部304は、操作情報から「ファイルの保存」を決定する。そうでない場合、文書関連情報決定部304は、OS200のファイルシステムが生成するメッセージを監視して「ファイルの保存」を決定する。
「ファイルのコピー」及び「ファイルのムーブ」は、OS200上の文書アプリケーション201上の操作でなく、OS200上の操作に対応するため、文書関連情報決定部304は、状態情報から決定する。文書関連情報決定部304は、OS200のファイルシステムが生成するメッセージを監視して「ファイルのコピー」及び「ファイルのムーブ」を決定する。
「テキストのコピー」及び「テキストのペースト」等も、操作情報だけで判定可能と判定した場合、操作情報から「テキストのコピー」又は「テキストのペースト」を決定する。そうでない場合、たとえば「テキストのペースト」時のペースト元文書の特定は、関連する操作のタイミングの状態情報を用いてペースト元文書を特定する。
図4は、状態取得部302における情報処理の一例を示すフローチャートである。
まず、状態取得部302は、文書アプリケーション201から操作情報、およびOS200からOS200が生成するメッセージを入力し(S0401)、状態情報取得のトリガーか否かを判断する(S0402)。
状態情報取得のトリガーでない場合、状態取得部302はステップS0401へ戻る。
状態情報取得のトリガーである場合、状態取得部302は、状態情報を取得する(S0403)と同時に、状態情報取得のトリガー情報(操作情報やメッセージなど)と対応づけて状態情報を保持する(S0404)。
状態取得部302は、コンピュータ100が終了してない場合、処理をステップS0401へ戻し、次の操作情報の入力を待つ。終了した場合は、図4に示す処理を終了する(S0405)。
なお、上記「状態情報の取得」動作は、トリガー情報により異なる。操作情報が「ファイルのオープン」、「ファイルのクローズ」、「ファイルのコピー」及び「ファイルのムーブ」等のファイル操作に関する場合は、オープンしているファイルの一覧および対象ファイルを状態情報として取得する。
「テキストのコピー」の場合は、テキストのコピー元文書の識別情報を状態情報として取得する。テキストのコピー元文書の識別は、必要に応じて「アクティブなウィンドウ(文書に係るウィンドウ)の情報」と「ウィンドウに対応する文書」から識別することもできる。
図5は、文書関連性決定部202における情報処理の一例を示すフローチャートである。
まず、操作情報取得部301は、文書アプリケーション201の操作情報を入力し(S0501)、取得対象の操作情報か否かを判断する(S0502)。
取得対象の操作情報でない場合、操作情報取得部301はステップS0501へ戻る。
取得対象の操作情報である場合、操作情報取得部301は、操作情報を操作情報判定部303へ送信する(S0503)。
操作情報判定部303は、受信した操作情報が、文書の関連性決定に状態情報を必要とする操作か否かを判断する(S0504)。
状態情報を必要とする操作情報の場合、状態取得部302から操作情報に対応する状態情報を取得し(S0505)、文書関連情報決定部304は、操作情報と状態情報から文書関連性情報を決定する(S0506)。
状態情報を必要としない操作情報の場合、文書関連情報決定部304は、操作情報から文書関連性情報を決定する(S0507)。
文書関連性決定部202は、文書アプリケーション201が終了してない場合、処理をステップS0501へ戻し、次の操作情報の入力を待つ。終了した場合は、図5に示す処理を終了する(S0508)。
図6は、状態情報と文書関連性情報の一例を示す。
図6(A)は状態情報一覧の一例であり、文書1から文書2へ「テキストのコピーアンドペースト」を行った場合の一例である。
トリガー情報がGUIの変更に対応する操作(アクティブウィンドウの変更など)の場合は、オープンしている文書一覧(図6(A)の文書List)と、アクティブウィンドウに対応する文書がある場合は文書IDを状態情報として取得する。
トリガー情報が「ファイルのオープン」、「ファイルのクローズ」、「ファイルのコピー」及び「ファイルのムーブ」等の文書ファイル操作に関する場合は、オープンしている文書一覧(「文書1,文書2」など)と操作対象の文書IDを状態情報として取得する。
「テキストのコピー」、「テキストのペースト」等のテキスト操作に関する場合は、対象の文書ID(「文書1」、「文書2」など)を状態情報として取得する。
図6(B)は文書関連性情報の一例であり、文書1から文書2へ「テキストのコピーアンドペースト」を行った場合の一例である。
GUI操作、文書のオープン、文書のクローズ、テキストのコピー、テキストのペーストの操作に対し、文書関連性決定に関連する操作は「テキストのペースト」だけである。この「テキストのペースト」操作は、当該操作の対象文書(文書ID列の「文書2」)だけではペースト元を特定できない。そこで、図6(A)に示す状態情報一覧の中から、当該操作「テキストペースト」の直前の「テキストのコピー」操作を検索し、その操作に対応する状態情報列のデータ(文書1)をペースト元と識別して取得し、取得したデータを図6(B)の関連文書列に記憶する。
以上に説明したように、本実施形態によれば、操作情報と状態情報に基づくことにより、複数の文書間の関連性を漏れなく決定することが可能となる。
(実施形態2)
実施形態1では、操作情報と状態情報に基づき、複数の文書間の関連性を漏れなく決定した。しかし、決定した関連性情報の確からしさ、正当性を証明し、誤操作がなかったことの証明等に利用したいとの要求もある。そこで本実施形態では、これを実現する方法を説明する。
<システム構成>
図7は、本実施形態に係るシステム構成を示す図である。
文書管理サーバ701は、文書を保存、管理するサーバである。文書処理装置702は、文書を作成したり、編集したりする端末であり、複数存在する。文書管理サーバ701と文書処理装置702のそれぞれは、ネットワーク703を介して互いに接続される。ネットワーク703は、インターネットでもイントラネットでもよい。さらに、ゲートウェイなど中継サーバを介してもよい。
文書管理サーバ701、文書処理装置702ともに、ハードウェア構成は実施形態1で示したコンピュータ100と同様である。
文書処理装置702は、実施形態1で示した方法を用い、文書処理装置702内部で文書関連性情報を生成する。実施形態1に加えて、NIC106を介して、文書管理サーバ701と文書の送受信を行い、及び文書管理サーバ701へ文書関連性情報の送信を行う。
図8は、文書管理サーバ701のソフトウェア構成を示す図である。
文書管理サーバ701は、文書関連性情報受信部802、検証データ生成部803、文書保管部804から構成される。これらの機能構成は、典型的にはOS200上で動作している。
文書関連性情報受信部802は、文書処理装置702で生成した文書関連性情報を受信する。
検証データ生成部803は、受信した文書関連性情報と文書の組に対して、完全性検証を可能とする検証データを生成する。検証データの一例は、公開鍵暗号方式に基づくデジタル署名である。また別の一例は、メッセージ認証コード(MAC:Message Authentication Code)である。簡便なさらに別の一例としては、巡回冗長検査(CRC:Cyclic Redundancy Check)である。
検証の確からしさの度合いによって検証データの生成方式を選択することができる。また、検証データ生成の対象として文書を示したが、文書をユニークに識別できる識別子(文書のダイジェスト値)に置き換えることも可能である。
文書保管部804は文書、文書関連性情報、および検証データを組にして保管する。また、保管している文書を文書処理装置702へ提供する。
図9に、文書、文書関連性情報及び検証データの関係を示す。
図9(A)に示すように、一つの文書には複数の文書関連性情報が対応づけられており、文書と文書関連性情報の組に対して一つの検証データが対応する。
例えば、
文書91には文書関連性情報911〜913が対応づけられており、
文書92には文書関連性情報921〜922が対応づけられている。
そして、
文書91と文書関連性情報911との組に対して検証データ9111が対応づけられ、
文書91と文書関連性情報912との組に対して検証データ9121が対応づけられ、
文書91と文書関連性情報913との組に対して検証データ9131が対応づけられている。
文書92と文書関連性情報921との組に対して検証データ9211が対応づけられ、文書92と文書関連性情報922との組に対して検証データ9221が対応づけられている。
文書及び文書関連性情報を、対応する検証データで検証することで、これらの対応付けの確からしさを検証することができる。
以上に説明したように、本実施形態によれば、文書と文書関連性情報の組に対して検証データを生成・管理することで、文書と文書関連性情報の対応付けを検証可能にする。このため、実施形態1に示した文書関連性情報を用いることにより、文書へのすべての操作に対して、その操作の正当性を証明することが可能となる。
(実施形態3)
実施形態2では、文書と文書関連性情報の組に対して検証データを生成した。しかし、個々の文書関連性情報に対して検証データを生成することは、検証データが膨大になることが容易に想定できるので、結果として多大な処理リソースを必要する。また、個々の操作情報に対する正当性立証よりも、ある一連の操作、たとえば定型業務における操作群に対する正当性立証の要求もある。そこで本実施形態では、これを実現する方法を説明する。
図8は、文書管理サーバ701のソフトウェア構成の一例を示す図である。実施形態2では、文書関連性情報受信部802において、文書関連性情報を受信したが、さらに送信元の文書処理装置702の識別情報を含める。これにより、同一の文書処理装置702から送信された文書関連性情報を識別でき、これらとこれらに対応する複数の文書に対して検証データを生成することができる。
つまり、図9(B)に示す例では、文書処理装置Aから送信された文書関連性情報を識別することができる。そして、「文書処理装置Aから送信された文書関連性情報」と「文書処理装置Aから送信された文書関連性情報に対応する複数の文書」に対して検証データを生成することができる。
さらに、一連の業務を実施する複数の文書処理装置702の識別子を記録し、これらに対応する文書処理装置702から受信した複数の文書関連性情報と、対応する複数の文書に対して検証データを生成することもできる。
例えば、図9(B)に示すように、文書処理装置Aから受信した複数の文書関連性情報93A1〜2と94A3〜4と、対応する複数の文書93,94に対して検証データ934ACを生成することもできる。同様に、文書処理装置Bから受信した複数の文書関連性情報93B1と94B2と、対応する複数の文書93,94に対して検証データ934BCを生成することもできる。
さらには、文書関連性情報受信部802における文書関連性情報の受信時刻を利用して、特定の時間に受信した複数の文書関連性情報を対象にすることもできる。
以上に説明したように、本実施形態によれば、文書処理装置の識別子、時刻を用いて操作をグルーピングし、当該グループに対応する文書関連性情報と文書の検証性データを生成する。これにより、意味のある操作群に対する正当性立証が可能となる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
301 操作情報取得部
302 状態取得部
303 操作情報判定部
304 文書関連情報決定部

Claims (11)

  1. 文書の処理に関する操作情報を取得する操作情報取得手段と、
    文書処理装置に関する状態情報を取得する状態情報取得手段と、
    前記操作情報だけで文書の関連性を決定できる操作か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づき、
    前記操作情報だけで文書の関連性を決定できると判定した場合は、前記操作情報から前記文書と関連する文書を示す関連性情報を決定し、
    前記操作情報だけでは文書の関連性を決定できないと判定した場合は、前記操作情報と前記状態情報とから前記文書と関連する文書を示す関連性情報を決定する、決定手段と、
    を有することを特徴とする文書処理装置。
  2. 前記判定手段が、前記操作情報の種別により前記操作情報だけで文書の関連性を決定できる操作か否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の文書処理装置。
  3. 前記操作情報取得手段は、文書のオープン、文書のクローズ、文書の保存、文書の別名保存、文書のコピー、文書のムーブ、文書内容のコピー、文書内容のペーストの何れかを操作情報として取得する請求項1または2に記載の文書処理装置。
  4. 前記状態情報取得手段は、オープンされている文書の文書一覧、アクティブなウィンドウに係る文書の何れかを状態情報として取得する請求項1乃至3の何れか1項に記載の文書処理装置。
  5. 文書処理装置から送信される文書および前記文書と関連する文書を示す関連性情報を受信する受信手段と、
    前記文書および前記関連性情報の完全性を検証するための検証データを生成する検証データ生成手段と、
    前記文書、前記関連性情報、および前記検証データを保管する保管手段と、
    を有し、
    前記関連性情報は、
    文書の処理に関する操作情報だけで文書の関連性を決定できると判定された場合は、前記操作情報のみに基づいて決定され、
    前記操作情報だけでは文書の関連性を決定できないと判定された場合は、前記操作情報と前記文書処理装置に関する状態情報とから決定される、
    ことを特徴とする文書管理装置。
  6. 前記検証データ生成手段は、前記検証データを生成する際に、
    同一の前記文書処理装置に対応する複数の関連性情報と、
    前記関連性情報に対応する文書と、
    に対して検証データを生成することを特徴とする請求項5に記載の文書管理装置。
  7. 前記検証データ生成手段は、前記検証データを生成する際に、
    特定の時間の操作に対応する複数の関連性情報と、
    前記関連性情報に対応する文書と、
    に対して検証データを生成することを特徴とする請求項5または6に記載の文書管理装置。
  8. 文書の処理に関する操作情報を取得する操作情報取得ステップと、
    前記文書処理装置に関する状態情報を取得する状態情報取得ステップと、
    前記操作情報だけで文書の関連性を決定できる操作か否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に基づき、
    前記操作情報だけで文書の関連性を決定できると判定した場合は、前記操作情報から前記文書と関連する文書を示す関連性情報を決定し、
    前記操作情報だけでは文書の関連性を決定できないと判定した場合は、前記操作情報と前記状態情報とから前記文書と関連する文書を示す関連性情報を決定する、決定ステップと、
    を含むことを特徴とする文書処理装置が実行する文書処理方法。
  9. 文書処理装置から送信される文書および前記文書と関連する文書を示す関連性情報を受信する受信ステップと、
    前記文書および前記関連性情報の完全性を検証するための検証データを生成する生成ステップと、
    前記文書、前記関連性情報、および前記検証データを保管する保管ステップと、
    を含み、
    前記関連性情報は、
    文書の処理に関する操作情報だけで文書の関連性を決定できると判定された場合は、前記操作情報のみに基づいて決定され、
    前記操作情報だけでは文書の関連性を決定できないと判定された場合は、前記操作情報と前記文書処理装置に関する状態情報とから決定される、
    ことを特徴とする文書管理装置が実行する文書管理方法。
  10. コンピュータを、請求項1〜4のいずれか1項に記載の文書処理装置が有する各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
  11. コンピュータを、請求項5〜7のいずれか1項に記載の文書管理装置が有する各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。

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