JP2015168481A - 表示装置及びプログラム - Google Patents

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達郎 斎藤
Tatsuro Saito
達郎 斎藤
中山 昌彦
Masahiko Nakayama
昌彦 中山
吉広 杉
Yoshihiro Sugi
吉広 杉
頼史 石山
Yorichika Ishiyama
頼史 石山
靖浩 冨井
Yasuhiro Tomii
靖浩 冨井
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Abstract

【課題】物流過程における物品の管理を容易にすること。【解決手段】物品を搬送する搬送容器に付される表示装置であって、前記物品に係る物品情報を無線通信により受信する無線通信部と、受信された前記物品情報を格納する格納部と、格納された前記物品情報を表示する表示部と、前記搬送容器に取り外し可能に取り付けられる取付部と、を有する、表示装置。【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置及びプログラムに関する。
物流システムにおいて、物品を運搬するためのコンテナ、パレット又は段ボール箱等に、RFID(Radio-frequency Identification)のような無線タグを付して、運搬される物品の内容や状態を、電子的に管理する方法が知られている。
例えば、特許文献1、2には、物流過程で取り扱わる荷物等に添付され、物流過程における荷物への作用を種々のセンサによって検出し、その記録を保持する無線タグ又はICカードが開示されている。また、特許文献3には、そのような無線タグを利用した、物品の管理システムが開示されている。さらに、特許文献4には、搬送される物品の温度を検知するセンサを付属させ、その温度をサーバに送信するシステムが開示されている。
また、無線タグとともに、電子ペーパーのような表示装置を備え、読み書きに応じて表示内容を変化させる技術が知られている。例えば、特許文献5には、読み書きに応じて、電子ペーパーに所定の表示をさせることにより、作業者が、読み書きの有無を容易に確認できるようにした無線タグが開示されている。
物流過程において、物品の仕分け作業のように、作業者が介在し、物品を管理しなければならない工程がある。既存の無線タグを用いた物品管理がなされている場合、作業者は、端末を用いて無線タグを読み取り、表示装置に表示された内容を確認して、作業を行う。しかしながら、作業者が、無線タグを逐次読み取りながら作業を行うことは、非効率である。
本発明は上記の問題点に鑑み提案されたものであり、物流過程における物品の管理を容易にすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一実施形態における表示装置は、
物品を搬送する搬送容器に付される表示装置であって、
前記物品に係る物品情報を無線通信により受信する無線通信部と、
受信された前記物品情報を格納する格納部と、
格納された前記物品情報を表示する表示部と、
前記搬送容器に取り外し可能に取り付けられる取付部と、
を有する。
本発明によれば、物流過程における物品の管理が容易になる。
本発明の一実施形態に係る表示装置の概略図。 本発明の一実施形態に係る表示装置の概略図。 本発明の一実施形態に係る表示装置の筐体を表す図。 本発明の一実施形態に係る表示装置の構成例を表す図。 本発明の一実施形態に係る表示装置の使用例を表す図。 本発明の一実施形態に係る表示装置の使用例を表す図。 本発明の一実施形態に係る表示装置のハードウェア構成例を表す図。 本発明の一実施形態に係る表示装置の機能ブロック図。 物品データを格納するテーブルの例を表す図。 検出データを格納するテーブルの例を表す図。 開閉データを格納するテーブルの例を表す図。 表示画面の例を表す図。 表示画面の例を表す図。 本発明の一実施形態に係る表示装置の処理の流れを表すシーケンス図。 本発明の一実施形態に係る表示装置の処理の流れを表すシーケンス図。 本発明の一実施形態に係る表示装置の構成例を表す図。 本発明の一実施形態に係る表示装置の使用例を表す図。 本発明の一実施形態に係る表示装置のハードウェア構成例を表す図。 本発明の一実施形態に係る表示装置の構成例を表す図。 本発明の一実施形態に係る表示装置の使用例を表す図。 本発明の一実施形態に係る表示装置の構成例を表す図。 本発明の一実施形態に係る表示装置の使用例を表す図。 本発明の一実施形態に係る表示装置の構成例を表す図。 本発明の一実施形態に係る表示装置の使用例を表す図。 本発明の一実施形態に係る表示装置の構成例を表す図。 本発明の一実施形態に係る表示装置の使用例を表す図。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態を説明する。
≪1.概要≫
図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置の概略図である。図1は、物流過程において、本発明の一実施形態に係る表示装置1が、物品を搬送する、直方体状の搬送容器3(又は梱包容器)の側面に取り付けられた例を表している。図1に示される搬送容器3は、4つの側板及び底板を有する。図1に示される搬送容器3は、上蓋がない状態で使用されている。図1に示される搬送容器3は、例えば、樹脂製であり、半導体部品等の部品を運ぶことができる。図1に示されるように、表示装置1は、搬送容器3とともに、コンベアによって運ばれ、作業員に対して物品に係る情報を提示する。
表示装置1は、RFIDのような無線タグを搭載する。この無線タグは、作業者によって使用されるRFIDライタ7から電波を受信することにより、物品に係る情報を受信することができる。また、無線タグは、受信した情報を記録することができる。
また、表示装置1は、電子ペーパーのようなディスプレイを搭載し、無線タグに書き込まれた情報や、その他の通知メッセージ等を表示することができる。図1において、搬送容器3−1に取り付けられた表示装置1は、RFIDライタ7により書き込まれた、物品に係る情報を表示することができる。詳しくは後述するが、表示装置1は、例えば、図12に例示される画面を表示することができる。
図2は、本発明の一実施形態に係る表示装置の概略図である。図2は、物流過程において、本発明の一実施形態に係る表示装置1が、例えば段ボール箱のような、直方体状の搬送容器5の、上蓋を利用して取り付けられた例を表している。
図2に示される搬送容器5は、4つの側板と、底蓋と、上蓋とを有する。上蓋は、一般に使用される段ボール箱と同様に、対向する一対の側板の上縁に連設された一対の内蓋板と、他の一対の側板の上縁に連設された一対の外蓋板とを有する。図2に示されるように、表示装置1は、搬送容器5とともに搬送され、作業員に対して物品に係る情報を提示する。
表示装置1は、温度センサや照度センサのような、環境センサを内蔵することができ、所定の間隔で検出した環境データを、時刻情報とともに記録することができる。表示装置1は、作業者によって使用されるRFIDリーダ9から電波を受信し、記録されたデータを発信することができる。
図3は、本発明の一実施形態に係る表示装置1の筐体を表す。表示装置1は、電子ペーパーのようなディスプレイ11を搭載する第一の筐体10と、主に制御基板(図示しない)を搭載する第二の筐体20とを有する。第一の筐体10と第二の筐体20は、ヒンジのような連結部15により、連結されている。
第一の筐体10と第二の筐体20は、搬送容器への取付けが容易となるよう、連結部15を中心として自由に回動することができる。また、連結部15は、第一の筐体10と第二の筐体20との角度を固定するための、ストッパのような機構を有しても良い。図3に示される表示装置1の第一の筐体10及び第二の筐体は、それぞれ、取り付けられる搬送容器の形状に応じて、数百マイクロメートル〜数センチメートルの厚みを有するように構成される。
また、図3に示される表示装置1は、さらに、照度センサに代表される第一センサ12と、アラーム等を報知するためのLED13と、内蔵バッテリ(図示しない)を充電するためのソーラーパネル14とを有する。
≪2.第一の実施形態≫
まず、図4乃至図15を参照して、本発明の第一の実施形態を説明する。
≪2.1 構成例と使用態様≫
図4は、本発明の一実施形態に係る表示装置1の構成例を表す。図4に示される表示装置1は、図3で示される表示装置1の筐体を、模式的に表したものである。既に説明したように、表示装置1は、第一の筐体10と、第二の筐体20と、これらの筐体を連結する連結部15とを有する。図4(B)に示されるように、第一の筐体10と第二の筐体20は、連結部15を中心として、任意の角度を有するように、回動することができる。なお、図4において、第一の筐体10と第二の筐体20の配置が、入れ替わっても良い。
図5は、本発明の一実施形態に係る表示装置1の使用例を表す。図5に示されるように、本実施形態に係る表示装置1は、4つの側板と、底蓋(又は底板)と、上蓋とを有する、直方体状の搬送容器5の、側板52と上蓋51とを利用して、取り付けられる。表示装置1は、上述した段ボール箱の他に、コンテナや発泡スチロール箱のように、物流過程で使用される、任意の搬送容器に取り付けられる。
図5において、表示装置1は、例えば、第一の筐体10と第二の筐体とが、略90度の角度を保持した状態で、搬送容器5に取り付けられる。このとき、ディスプレイ11を有する第一の筐体10は、上蓋51側に配置されても良いし、側板52側に配置されても良い。例えば、複数の搬送容器5が、高さ方向に積み重ねられる場合、作業者がディスプレイ11を横から視認しやすいように、第一の筐体10が側板52側に配置されることが好ましい。一方、複数の搬送容器5が、床面に縦横に敷き詰められて配置されるような場合、作業者がディスプレイ11を上から視認しやすいように、第一の筐体10が上蓋51側に配置されることが好ましい。
なお、図5に示される表示装置1は、搬送容器5からより外れにくくするため、搬送容器5の上蓋51と側板52に接する面に、高い摩擦力を生ずる素材(例えば、ゴム又は粘着テープ)を、部分的又は全体に使用しても良い。また、連結部15は、第一の筐体10と第二の筐体との形成する角度が0度に近づくような力を生ずる、バネ機構を有し、搬送容器5に取り付けられても良い。すなわち、第一の筐体10の上蓋51に接する面と、第二の筐体20の側板52に接する面と、連結部15とが、表示装置1の搬送容器5に対する取付部として機能する。
図6は、本発明の一実施形態に係る表示装置の使用例を表す。図6に示されるように、本実施形態に係る表示装置1は、4つの側板と、底蓋(又は底板)と、上蓋とを有する、直方体状の搬送容器5の、上蓋53を利用して、取り付けられる。ここで、図6に示される搬送容器5の上蓋53は、一般に使用される段ボール箱と同様に、対向する一対の側板の上縁に連設された一対の内蓋板と、他の一対の側板の上縁に連設された一対の外蓋板とを有する。表示装置1は、ディスプレイ11を有していない、第二の筐体20を、内蓋板と外蓋板との間に挟み込むことによって、搬送容器5に取り付けられる。すなわち、第二の筐体20が、表示装置1の搬送容器5に対する取付部として機能する。作業者は、水平方向から、ディスプレイ11を視認することができる。
≪2.2 ハードウェア構成例≫
図7は、本実施形態に係る表示装置1のハードウェア構成例を表す。既に述べたように、表示装置1は、第一の筐体10と第二の筐体20とを有する。
第一の筐体10は、ディスプレイ11と、第一センサ12と、LED13と、ソーラーパネル14と、アンテナ16とを有する。
ディスプレイ11は、例えば、電子ペーパーである。ディスプレイ11は、低電力で動作し、太陽光を受けても劣化することがなく、また、屋内外を問わず、高い視認性を有する。第一センサ12は、例えば、温度、湿度、照度、臭い、振動、高さ、地磁気、GPS(Global Positioning System)衛星からの信号、加速度、角速度等を検出可能な、一以上のセンサである。また、第一センサ12は、連結部15の連結する、第一の筐体10と第二の筐体との形成する角度を検出するセンサを含んでも良い。
LED13は、作業者にアラームを報知する発光部品である。ソーラーパネル14は、外部光を電力に変換し、表示装置1を駆動する電力の一部を生成する。アンテナ16は、後述するRFIDタグ23が電波を受信するための受信素子である。
なお、第一センサ12、LED13、ソーラーパネル14は、任意の構成要素である。また、アンテナ16は、第一の筐体10ではなく、第二の筐体20に含まれても良い。
一方、第二の筐体20は、制御基板21と、フラッシュメモリ22と、RFIDタグ23と、バッテリ24と、第二センサ25とを有する。
制御基板21は、マイクロプロセッサ、RAM、ROM等を搭載し、表示装置1全体の動作を制御する。フラッシュメモリ22は、外部から受信した各種情報を記憶するメモリである。RFIDタグ23は、ISO14443A又はISO18000−TypeCのような規格に準拠した無線通信を行うことのできるタグである。
RFIDタグ23は、アンテナ16を介して受信した電波により電力を生成し、駆動することができる。RFIDタグ23は、内部に一定容量のメモリ領域を有する。バッテリ24は、表示装置1を動作させるための電力を蓄える電池である。
第二センサ25は、例えば、温度、湿度、照度、臭い、振動、高さ、地磁気、GPS衛星からの信号、加速度、角速度等を検出可能な、一以上のセンサである。また、第二センサ25は、連結部15の連結する、第一の筐体10と第二の筐体との形成する角度を検出するセンサを含んでも良い。
第二センサ25は、第一センサ12と異なり、ディスプレイ11を含まない第二の筐体20に含まれる。従って、第二センサ25は、外界に接することなくデータを取得可能なセンサであることが好ましい。
なお、フラッシュメモリ22は、任意の構成要素である。この場合、外部から受信した情報は、全てRFIDタグ23に格納される。
また、表示装置1は、図7に示される要素を有する、汎用のコンピュータにより構成されても良い。このようなコンピュータは、制御装置としてのCPU(Central Processing Unit)、記憶領域としてのRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等を有する。このようなコンピュータは、後述する機能を有するプログラムを実行することにより、本実施例で説明する表示装置1として機能することができる。
≪2.3 機能の説明≫
図8は、本実施形態に係る表示装置1の機能ブロック図である。図8に示されるように、表示装置1は、無線通信部101と、表示制御部102と、表示部103と、検出部104と、取得部105と、記録部106と、判定部107と、格納部150とを有する。
格納部150は、図7に示されるフラッシュメモリ22又はRFIDタグ23により構成され、物品データ151と、検出データ152と、開閉データ153とを格納する。
図9は、物品データを格納するテーブルの例を表す。図9に示されるように、物品データは、IDと名前とを表す。IDは、表示装置1、表示装置1の取り付けられる搬送容器、又は、その搬送容器の搬送する物品に割り当てられる識別子である。名前は、表示装置1、表示装置1の取り付けられる搬送容器、又は、その搬送容器の搬送する物品の内容を説明する名前である。物品データは、例えば、RFIDライタ7から提供される。なお、物品データは、例えば、物品の詳細な説明や、物品データが書き込まれた日時等の、任意の追加の情報を含んでも良い。
図10は、検出データを格納するテーブルの例を表す。図10に示されるように、検出データは、日時と、湿度と、照度とを表す。日時は、データが検出された日時を表す。湿度は、その日時に検出された湿度を百分率で表す。照度は、その日時に検出された照度をルクスで表す。各データは、図7に示される第一センサ12又は第二センサ25から提供される。
なお、検出データは、第一センサ12又は第二センサ25の出力するデータの種類に応じて、例えば、温度、匂い、高さ、向き、位置座標、加速度等の項目を含んでも良い。また、検出データは、データの種類ごとに、別々のテーブルに格納されても良い。この場合、例えば、日時と温度を記録するテーブルと、日時と照度とを記録するテーブルとが、別々に用意される。
図11は、開閉データを格納するテーブルの例を表す。図11に示されるように、開閉データは、搬送容器の開閉の状態と、その日時とを格納するテーブルの例を表す。搬送容器の開閉の状態は、第一センサ12又は第二センサ25により、検出される(詳しくは後述する)。
図8に示される無線通信部101は、図7に示されるRFIDタグ23及びアンテナ16により構成され、RFIDライタ7又はRFIDリーダ9と無線で通信することができる。無線通信部101は、例えば、RFIDライタ7から、物品に係るID及び名前を受信し、これらの情報を物品データ151(図9)として、格納部150に記録する。
表示制御部102は、図7に示される制御基板21により構成され、ディスプレイ11に表示させる情報の制御を行う。表示制御部102は、例えば、図12のような画面を通じて、格納部150に格納された物品データ151(すなわち、ID及び名称)及び最新の検出データ152(すなわち、温度/湿度)を表示させるよう、表示部103を制御することができる。なお、図12は、日時が「2014/1/25 01:30:00」の時点での、検出データを表示する画面の例を示している。
表示部103は、図7に示されるディスプレイ11により構成され、表示制御部102の制御に従って情報を表示する。
検出部104は、図7に示される第一センサ12又は第二センサ25により構成され、例えば、温度、湿度、照度、臭い、振動、高さ、地磁気、GPS衛星からの信号、加速度、角速度等を検出する。また、検出部104は、連結部15の連結する、第一の筐体10と第二の筐体との形成する角度を検出することもできる。
取得部105は、図7に示される制御基板21により構成され、定期的に、あるいは不定期的に(例えば、一定時刻又は外部からの命令に応じて)、検出部104の検出したデータを取得する。
記録部106は、図7に示される制御基板21により構成され、取得部105が取得したデータを、格納部150の検出データ152(図10)として記録する。
判定部107は、図7に示される制御基板21により構成され、取得部105が取得したデータの値を、予め設定された閾値と比較し、その閾値を超えるか(あるいは下回るか)を判定する。判定部107は、判定の結果に応じて、格納部150に、判定結果を格納することができる。また、判定部107は、判定の結果に応じて、表示制御部102に、判定結果の内容を表すメッセージや、その判定を行った日時を表示するよう、指示することができる。
例えば、判定部107は、検出部104が、連結部15の連結する、第一の筐体10と第二の筐体との形成する角度が、所定の閾値「88度」を下回るか、又は、「95度」を上回るかどうか、判定する。判定部107は、この角度が、所定の閾値を下回るか、あるいは上回った場合、搬送容器が開梱されたとみなし、その旨を表すメッセージを、表示制御部102に表示するよう指示する。また、判定部107は、格納部150の開閉データ153(図11)に、「開」の状態と、その判定日時とを格納する。なお、所定の閾値は、搬送容器の構造に合わせて、任意に定めることができる。
図13は、その旨を表すメッセージを表示する画面の例を表す。図13の例では、合わせて、搬送容器が開梱されたことを示すメッセージが、その日時「2014/1/25 1:37:00」とともに表示されている。また、図13の例では、現在の日時は「2014/1/5 01:50:00」であり、その日時に取得された検出データ(図10)が表示されている。
≪2.4 動作の説明≫
次に、図14、図15を用いて、本実施形態に係る表示装置1の動作を説明する。
≪基本動作≫
図14は、本実施形態に係る表示装置1の処理の流れを表すシーケンス図である。図14に示されるシーケンスにおいて、表示装置1は、まず、作業者の使用するRFIDライタ7から、搬送される物品に係る情報を受け取る。次いで、表示装置1は、物流過程において搬送される間、センサにより得た情報を随時記憶する。最後に、表示装置1は、作業者の使用するRFIDリーダ9により、情報を読み取られる。
まず、表示装置1の無線通信部101は、RFIDライタ7から、搬送する物品に係るID及び名前を含む無線信号を受信する(ステップS1)。次いで、無線通信部101は、受信したID及び名前を、格納部150に、物品データ151(図9)として格納する(ステップS2)。
次いで、取得部105は、検出部104が検出した温度及び照度を取得する(ステップS3)。取得部105は、取得した温度及び照度を、記録部106に渡す(ステップS4)。記録部106は、受け取った温度及び照度を、格納部150に、検出データ152(図10)として格納する(ステップS5)。
次いで、表示制御部102は、格納部150に格納された物品データ151を読み込む(ステップS6)。また、表示制御部102は、格納部150に格納された検出データ152を読み込む(ステップS7)。そして、表示制御部102は、読み込んだ物品データ151に含まれるID及び名前、並びに、読み込んだ検出データ152に含まれる温度及び照度を含む画面を表示するよう、表示部103に指示する(ステップS8)。表示部103は、指示に応じて、例えば、図12に示される画面を表示する(ステップS9)。
その後、ステップS3−S9と同様に、取得部105は、定期的、又は不定期的に、検出部104からデータを取得し、表示部103は、更新されたデータを表示する(ステップS10−S15)。なお、物品データ151は更新されないため、表示制御部102は、ステップS6で物品データ151を一度読み込んだ後に、再度読み込む処理を実行しなくてもよい。ステップS10−S15は、繰り返し実行される。
そして、無線通信部101は、RFIDリーダ9から、物品データ及び検出データの読み取り信号を受信する(ステップS16)。無線通信部101は、格納部150に格納された物品データ151及び検出データ152を読み込む(ステップS17)。そして、無線通信部101は、読み込んだ物品データ151及び検出データ152を、RFIDリーダ9に送信する(ステップS18)。
≪基本動作による効果≫
上述した動作を行う表示装置1により、作業者は、表示された画面に従って、物流過程における作業を進めることができる。既に述べたように、表示装置1は、作業者が見やすいように、搬送容器に取り付けられているため、作業者による作業効率が向上する。また、表示装置1は、搬送中、搬送容器の周囲又は本体に関して取得される環境データを随時取得し、表示及び記録することができる。これにより、作業者は、搬送容器の状態を、常時確認することが可能になるだけでなく、状態の記録を参照し、搬送容器が異常な状態に置かれていなかったかどうかを検証することが可能となる。
≪応用動作≫
図15は、本実施形態に係る表示装置1の処理の流れを表すシーケンス図である。図15に示されるシーケンスにおいて、表示装置1の第一センサ12又は第二センサ25(あるいは両方)は、連結部15の連結する、第一の筐体10と第二の筐体との形成する角度を検出することができるものとする。表示装置1は、例えば、図5に示される態様で、搬送容器の側板と上蓋とに跨って取り付けられる。なお、図15に示されるシーケンスは、図14に示されるシーケンスと並行して実行され得る。
まず、検出部104は、第一の筐体10と第二の筐体との形成する角度を検出する(ステップS21)。ここでは、検出部104が、「90度」の角度を検出したものとする。取得部105は、この角度を表すデータを取得する(ステップS22)。判定部107は、取得されたデータを受け取る(ステップS23)。そして、判定部107は、受け取ったデータの表す角度が、所定の閾値(例えば、88度)を下回るか、又は、所定の閾値(例えば、95度)を上回るか、判定する(ステップS24)。ここでは、角度「90度」は、所定の閾値(例えば、88度)を下回っておらず、かつ、所定の閾値(例えば、95度)を上回っていない。従って、判定部107は、搬送容器が閉じられたと判定する。
次いで、判定部107は、現在の日時(「2014/1/24 10:00:00」)を取得する(ステップS25)。そして、判定部107は、現在の搬送容器の状態「閉」と、取得した日時とを、格納部150に、開閉データ153(図11)として格納する(ステップS26)
その後、物流過程において、搬送容器が搬送され、作業員により、搬送容器が不正に開梱されたものとする。
ステップS21と同様に、検出部104は、第一の筐体10と第二の筐体との形成する角度を検出する(ステップS27)。ここでは、検出部104が、「160度」の角度を検出したものとする。取得部105は、この角度を表すデータを取得する(ステップS28)。判定部107は、取得されたデータを受け取る(ステップS29)。そして、判定部107は、受け取ったデータの表す角度が、所定の閾値(例えば、88度)を下回るか、又は、所定の閾値(例えば、95度)を上回るか、判定する(ステップS30)。ここでは、角度「160度」は、所定の閾値(例えば、88度)を下回っていないが、所定の閾値(例えば、95度)を上回っている。従って、判定部107は、搬送容器が開梱されたと判定する。
次いで、判定部107は、現在の日時(「2014/1/25 01:37:00」)を取得する(ステップS31)。そして、判定部107は、現在の搬送容器の状態「開」と、取得した日時とを、格納部150に、開閉データ153(図11)として格納する(ステップS32)。
さらに、判定部107は、搬送容器が開梱されたことを表すメッセージ「開梱されました」と、取得した日時とを含む画面を表示するよう、表示制御部102に指示する(ステップS33)。表示制御部102は、指示された通りの画面を表示するよう、表示部103に指示する(ステップS34)。表示部103は、指示に応じて、例えば、図13に示される画面を表示する(ステップS35)。図13の画面は、搬送容器が開梱された旨を表すメッセージ及びその日時とともに、図14を用いて説明した、物品データや検出データ等も表示することができる。
その後、無線通信部101は、RFIDリーダ9から、開閉データ153の読み取り信号を受信する(ステップS36)。無線通信部101は、格納部150に格納された開閉データ153を読み込む(ステップS37)。そして、無線通信部101は、読み込んだ開閉データ153を、RFIDリーダ9に送信する(ステップS38)。開閉データ153を読み込み、搬送容器が不正に開梱されたことを検知したRFIDリーダ9は、例えば携帯電話通信網等のネットワークを利用して、不正な処理が生じた旨を、外部の管理システムに通報することができる(ステップS39)
上記実施例では搬送容器が開梱されたことを表すメッセージを表示したが、この形態に限らない。搬送容器が開梱されたことを表すメッセージを出さずに、RFIDリーダ9により格納部150に格納された開閉データ153を読み込むようにしてもよい。また、メッセージの代わりに音を出す形態でもよい。
≪応用動作による効果≫
上述した動作を行う表示装置1により、物品の管理者又は物品の発信者若しくは受信者は、搬送容器の不正な開梱を容易に検出することができるようになる。また、表示装置1は、不正な開梱の検出と並行して、センサの検知する各種データを記録することができるため、不正な開梱が行われた際の環境(例えば、温度、照度、位置等)の特定を行うことができる。
≪3.第二の実施形態≫
次に、図16乃至図18を参照して、本発明の第二の実施形態を説明する。以下の説明では、上述した、第一の実施形態に係る表示装置1との差異を主に説明する。
図16は、本実施形態に係る表示装置1Bの構成例を表す。表示装置1Bは、第一の筐体10と、第二の筐体20とに加えて、第三の筐体30を有する。図16に示されるように、これらの筐体のうち少なくとも2つの筐体が、それぞれ他の筐体に対して90度の角度を有し、所定の間隔を有して互い平行となるよう配置される。平行に配置される二つの筐体は、残りの一の筐体の端部に連結される。図16(A)に示される表示装置1Bにおいて、第一の筐体10及び第三の筐体30が、平行に配置される。一方、図16(B)に示される表示装置1Bにおいて、第一の筐体10及び第二の筐体20が、平行に配置される。
各筐体は、任意の手段によって連結される。例えば、図16に示されるように、一の筐体によって固定されても良いし、第一の実施形態に係る表示装置1と同様に、ヒンジのような連結部15により、連結されてもよい。また、平行に配置される2つの筐体の間隔は、例えば、その二つの筐体の、残りの筐体への取り付け位置を変更することにより、調整可能なように構成されても良い。
図17は、本実施形態に係る表示装置1Bの使用例を表す。図17(A)に示されるように、本実施形態に係る表示装置1Bは、4つの側板と、底蓋(又は底板)と、上蓋とを有する、直方体状の搬送容器5の、上蓋53を利用して、取り付けられる。具体的には、第一の筐体10と第二の筐体20とが、上蓋53を挟み込むようにして、表示装置1Bが、搬送容器5に取り付けられる。すなわち、第一の筐体10が上蓋53に接する面と、第二の筐体20が上蓋53に接する面と、第三の筐体30が上蓋53に接する面とが、表示装置1Bの搬送容器5に対する取付部として機能する。
このような搬送容器5の例は、段ボール箱であるが、この例に限られない。作業者は、表示装置1Bを、上蓋53の端部から、上蓋53と側板との連結部分へ向かう方向へ、スライドさせることにより、表示装置1Bを搬送容器5に取り付けることができる。また、作業者は、この逆の動作により、表示装置1Bを搬送容器5から取り外すことができる。
図17(A)に示されるように、ディスプレイ11を有する第一の筐体10は、上蓋53の外側に配置されることが好ましい。これにより、作業者は、ディスプレイ11に表示された情報を視認することができる。図17(A)に示される表示装置1Bは、搬送容器5からより外れにくくするため、搬送容器5の上蓋53と接する面に、高い摩擦力を生ずる素材(例えば、ゴム又は粘着テープ)を、部分的又は全体に使用しても良い。
また、図17(B)に示されるように、本実施形態に係る表示装置1Bは、4つの側板と、底板とを有する、直方体状の搬送容器3の、側板31を利用して、取り付けられる。具体的には、第一の筐体10と第二の筐体20とが、側板31を挟み込むようにして、表示装置1Bが、搬送容器3に取り付けられる。すなわち、第一の筐体10が側板31に接する面と、第二の筐体20が側板31に接する面と、第三の筐体30が側板31の上部に接する面とが、表示装置1Bの搬送容器3に対する取付部として機能する。
作業者は、表示装置1Bを、側板の(高さ方向の)上部から、側板31を挟み込むように挿入することにより、表示装置1Bを搬送容器3に取り付けることができる。また、作業者は、この逆の動作により、表示装置1Bを搬送容器3から取り外すことができる。
図17(B)に示されるように、ディスプレイ11を有する第一の筐体10は、側板31の外側(搬送容器の外側)、あるいは、側板の上部に配置されることが好ましい。これにより、作業者は、ディスプレイ11に表示された情報を視認することができる。図17に示される表示装置1Bは、搬送容器3からより外れにくくするため、搬送容器3の側板31と接する面に、高い摩擦力を生ずる素材(例えば、ゴム又は粘着テープ)を、部分的又は全体に使用しても良い。
なお、図17(A)(B)では、説明のために、表示装置1Bと、搬送容器との間に隙間を設けているが、実際には、この隙間は限りなく小さいか、存在しなくてもよい(すなわち、表示装置1Bと搬送容器とが密着してもよい)。
図18は、本実施形態に係る表示装置1Bのハードウェア構成例を表す。図7に示される表示装置1と異なり、表示装置1Bは、第三の筐体30を有する。表示装置1Bの第一の筐体10は、アンテナ16を有していない代わりに、第三の筐体30が、アンテナ16を有する。第二の筐体20の構成は、図7に示される表示装置1と同様である。
上述の構成により、表示装置1Bは、搬送容器の上蓋又は側板に容易に取り付けられる。また、ディスプレイ11を有する第一の筐体10だけでなく、アンテナ16を有する第三の筐体30を、搬送容器の外側に配置することにより、作業者の視認のしやすさを保ちながら、RFIDタグ23の読み取りの感度を保つことができる。
なお、アンテナ16は、必ずしも第三の筐体30に含まれる必要はなく、第一の実施形態に係る表示装置1と同様に、第一の筐体10に含まれていても良い。
≪4.第三の実施形態≫
次に、図19、図20を参照して、本発明の第三の実施形態を説明する。以下の説明では、上述した、第二の実施形態に係る表示装置1Bとの差異を主に説明する。
図19は、本実施形態に係る表示装置1Cの構成例を表す。表示装置1Cは、第二の実施形態に係る表示装置1Bと同様に、第一の筐体10と、第二の筐体20と、第三の筐体30とを有する。図19に示されるように、第二の筐体20と第三の筐体30とが、第一の筐体10に対して90度の角度を有し、所定の間隔を有して互い平行となるよう配置される。また、第二の筐体20と第三の筐体30とは、第一の筐体10の端部に連結される。
各筐体は、任意の手段によって連結される。例えば、図19に示されるように、一の筐体によって固定されても良い。また、平行に配置される第二の筐体20と第三の筐体30との間隔は、例えば、第二の筐体20と第三の筐体30の、第一の筐体10への取り付け位置を変更することにより、調整可能なように構成されても良い。
また、表示装置1Cの第二の筐体20及び第三の筐体の、第一の筐体からみた鉛直方向への長さは、第二の筐体20及び第三の筐体が取り付けられる、搬送容器のリブの高さと対応した長さに設定される。
図20は、本実施形態に係る表示装置1Cの使用例を表す。図20に示されるように、本実施形態に係る表示装置1Cは、4つの側板と、底とを有する、直方体状の搬送容器3の、側板31に設けられたリブ32、33を利用して、取り付けられる。具体的には、第二の筐体20と第三の筐体30とが、鉛直方向に設けられた複数のリブ32、33を挟み込むようにして、表示装置1Cが、搬送容器3に取り付けられる。すなわち、第一の筐体10がリブ32、33に接する面と、第二の筐体20がリブ32に接する面と、第三の筐体30がリブ33に接する面とが、表示装置1Cの搬送容器3に対する取付部として機能する。
このような搬送容器5の例は、マテリアル・ハンドリングで使用される樹脂製の搬送容器であるが、この例に限られない。作業者は、表示装置1Cを、側板からみた鉛直方向から、側板の複数のリブを挟み込むようにして、表示装置1Cを搬送容器3に取り付けることができる。また、作業者は、この逆の動作により、表示装置1Cを搬送容器3から取り外すことができる。
上述の構成により、表示装置1Cは、搬送容器の側板に容易に取り付けられる。また、ディスプレイを11有する第一の筐体10だけでなく、アンテナ16を有する第三の筐体30を、搬送容器の外側に配置することにより、作業者の視認のしやすさを保ちながら、RFIDタグ23の読み取りの感度を保つことができる。
なお、アンテナ16は、必ずしも第三の筐体30に含まれる必要はなく、第一の実施形態に係る表示装置1と同様に、第一の筐体10に含まれていても良い。
≪5.第四の実施形態≫
次に、図21、図22を参照して、本発明の第四の実施形態を説明する。以下の説明では、上述した、第二の実施形態に係る表示装置1Bとの差異を主に説明する。
図21は、本実施形態に係る表示装置1Dの構成例を表す。表示装置1Dは、第二の実施形態に係る表示装置1Bと同様に、第一の筐体10と、第二の筐体20と、第三の筐体30とを有する。図21に示されるように、これらの筐体のうち少なくとも2つの筐体が、それぞれ他の筐体に対して90度の角度を有し、所定の間隔を有して互い平行となるよう配置される。また、平行に配置される二つの筐体のうちの一の筐体が、90度の角度をなす筐体の端部に連結される。図21(A)に示される表示装置1Dにおいて、第一の筐体10及び第三の筐体30が、平行に配置される。一方、図21(B)に示される表示装置1Dにおいて、第一の筐体10及び第二の筐体20が、平行に配置される。
各筐体は、任意の手段によって連結される。例えば、図21に示されるように、一の筐体によって固定されても良いし、第一の実施形態に係る表示装置1と同様に、ヒンジのような連結部15により、連結されてもよい。また、平行に配置される2つの筐体の間隔は、例えば、その二つの筐体の、残りの筐体への取り付け位置を変更することにより、調整可能なように構成されても良い。
図22は、本実施形態に係る表示装置1Dの使用例を表す。図22(A)に示されるように、本実施形態に係る表示装置1Dは、4つの側板と、底蓋(又は底板)と、上蓋とを有する、直方体状の搬送容器5の、上蓋(特に、外蓋板53)を利用して、取り付けられる。具体的には、平行に配置された二つの筐体が、外蓋板53を挟み込むようにして、表示装置1Dが、搬送容器5に取り付けられる。すなわち、平行に配置された二つの筐体が上蓋に接する面と、残りの筐体が上蓋に接する面とが、表示装置1Dの搬送容器5に対する取付部として機能する。
また、図22(B)に示されるように、本実施形態に係る表示装置1Dは、4つの側板と、底蓋(又は底板)と、側板と連結されていない、取り外し可能な上蓋とを有する、直方体状の搬送容器3の、上蓋35を利用して、取り付けられる。具体的には、平行に配置された二つの筐体が、上蓋35を挟み込むようにして、表示装置1Dが、搬送容器3に取り付けられる。すなわち、平行に配置された二つの筐体が上蓋に接する面と、残りの筐体が上蓋に接する面とが、表示装置1Dの搬送容器3に対する取付部として機能する。
なお、図22(A)では、説明のために、表示装置1Dと、搬送容器の上蓋及び側板との間に隙間を設けているが、実際には、この隙間は限りなく小さいか、存在しなくてもよい(すなわち、表示装置1Dと搬送容器の上蓋及び側板とが密着してもよい)。
上述の構成により、表示装置1Dは、搬送容器の上蓋に、容易かつ強固に取り付けられる。また、ディスプレイ11有する第一の筐体10だけでなく、アンテナ16を有する第三の筐体30を、搬送容器の外側に配置することにより、作業者の視認のしやすさを保ちながら、RFIDタグ23の読み取りの感度を保つことができる。
なお、アンテナ16は、必ずしも第三の筐体30に含まれる必要はなく、第一の実施形態に係る表示装置1と同様に、第一の筐体10に含まれていても良いし、第二の筐体20に含まれていても良い。
≪6.第五の実施形態≫
次に、図23、図24を参照して、本発明の第五の実施形態を説明する。以下の説明では、上述した、第一の実施形態に係る表示装置1との差異を主に説明する。
図23は、本実施形態に係る表示装置1Eの構成例を表す。表示装置1Eは、互いに90度の角度を形成するよう連結された第一の筐体10と第二の筐体20とを有する。また、第二の筐体20は、第一の筐体と平行に設けられた、一以上の針状の部材40を有する。針状の部材40は、コルゲート加工がなされた、段ボール箱のような搬送容器5の、上蓋の断面に挿入される。
図24は、本実施形態に係る表示装置1Eの使用例を表す。図24に示されるように、本実施形態に係る表示装置1Eは、4つの側板と、底蓋(又は底板)と、上蓋とを有する、直方体状の搬送容器5の、上蓋53を利用して、取り付けられる。具体的には、針状の部材40が、上蓋53の断面に挿入されることにより、表示装置1Eが、搬送容器5に取り付けられる。すなわち、針状の部材40が、表示装置1Eの搬送容器5に対する取付部として機能する。
なお、図24では、説明のために、表示装置1Eと、搬送容器の上蓋との間に隙間を設けているが、実際には、この隙間は限りなく小さいか、存在しなくてもよい(すなわち、表示装置1Bと搬送容器とが密着してもよい)。
このような搬送容器5の例は、段ボール箱であるが、この例に限られない。作業者は、表示装置1Eを、上蓋53の端部から、上蓋53と側板との連結部分へ向かう方向へ、スライドさせることにより、表示装置1Eを搬送容器5に取り付けることができる。また、作業者は、この逆の動作により、表示装置1Eを搬送容器5から取り外すことができる。
上述の構成により、表示装置1Eは、搬送容器の上蓋に、容易かつ強固に取り付けられる。
≪7.第六の実施形態≫
次に、図25、図26を参照して、本発明の第六の実施形態を説明する。以下の説明では、上述した、第一の実施形態に係る表示装置1との差異を主に説明する。
図25は、本実施形態に係る表示装置1Fの構成例を表す。表示装置1Fは、互いに90度の角度を形成するよう連結された第一の筐体10と第二の筐体20とを有する。また、第二の筐体20は、第一の筐体と平行に設けられたブラケット50と連結される。ブラケット50は、マテリアル・ハンドリングにおいて使用される樹脂製の搬送容器3の、側面に設けられたスリットに取り付けられる。
図26は、本実施形態に係る表示装置1Fの使用例を表す。図26に示されるように、本実施形態に係る表示装置1Fは、4つの側板と、底板とを有する、直方体状の搬送容器3の、一の側板31に設けられたスリット36を利用して、取り付けられる。具体的には、ブラケット50が、側板31のスリット36に挿入されることにより、表示装置1Fが、搬送容器3に取り付けられる。すなわち、ブラケット50が、表示装置1Fの搬送容器3に対する取付部として機能する。
作業者は、表示装置1Fを、側板31の上方からスライドさせ、ブラケット50とスリット36とを係合させることにより、表示装置1Fを搬送容器3に取り付けることができる。また、作業者は、この逆の動作により、表示装置1Fを搬送容器3から取り外すことができる。
なお、図26では、説明のために、表示装置1Fと、搬送容器の側板との間に隙間を設けているが、実際には、この隙間は限りなく小さいか、存在しなくてもよい(すなわち、表示装置1Fと搬送容器とが密着してもよい)。
上述の構成により、表示装置1Fは、搬送容器の側板に、容易に取り付けられる。特に、表示装置1Fは、紙状のラベル等を挟むためにスリットが設けられている既存の搬送容器に対して、容易に取り付けが可能であるという利点を有する。
なお、本実施形態において、第二の筐体20に含まれる各ハードウェアは、第一の筐体10にまとめて搭載されても良い。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
1、1B、1C、1D、1E、1F 表示装置
10 第一の筐体
11 ディスプレイ
12 第一センサ
15 連結部
16 アンテナ
20 第二の筐体
21 制御基板
23 RFIDタグ
24 バッテリ
25 第二センサ
30 第三の筐体
40 針状の部材
50 ブラケット
特開2000−302211号公報 特開昭63−252797号公報 特開2004−315154号公報 特開2004−323169号公報 特開2010−218256号公報

Claims (15)

  1. 物品を搬送する搬送容器に付される表示装置であって、
    前記物品に係る物品情報を無線通信により受信する無線通信部と、
    受信された前記物品情報を格納する格納部と、
    格納された前記物品情報を表示する表示部と、
    前記搬送容器に取り外し可能に取り付けられる取付部と、
    を有する、表示装置。
  2. 第一の筐体、第二の筐体及び前記第一の筐体と前記第二の筐体とを連結する連結部とを有し、
    前記表示部は、前記第一の筐体に設けられ、
    前記無線通信部及び前記格納部は、前記第二の筐体に設けられる、
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記搬送容器が、4枚の側板と、底蓋と、上蓋とにより直方体状をなし、
    前記上蓋のうち、対向する一対の前記側板の上縁に連設された一対の内蓋板と、他の一対の前記側板の上縁に連設された一対の外蓋板とが閉じられた状態で、前記第二の筐体が、前記内蓋板と前記外蓋板の間に挟み込まれることにより、前記取付部として機能する、
    請求項2に記載の表示装置。
  4. 互いに連結された第一の筐体、第二の筐体及び第三の筐体を有し、前記筐体のうち少なくとも2つの筐体が、それぞれ他の筐体に対して90度の角度を有し、所定の間隔を有して互い平行となるよう配置され、
    対向するように配置された前記2つの筐体の隅間に、前記搬送容器の一部を挟み込むことにより、前記2つの筐体が、前記取付部として機能する、
    請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記第一の筐体と前記第二の筐体とが、それぞれ前記第三の筐体に対して90度の角度を有し、所定の間隔を有して互いに平行となるよう配置され、
    前記表示部は、前記第一の筐体に設けられ、
    前記無線通信部及び前記格納部は、前記第二の筐体に設けられ、
    前記無線通信に係る無線信号を受信するアンテナが、前記第三の筐体に設けられる、
    請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記搬送容器が、4枚の側板と、底蓋と、上蓋とにより直方体状をなし、前記上蓋は、対向する一対の前記側板の上縁に連設された一対の内蓋板と、他の一対の前記側板の上縁に連設された一対の外蓋板とを有し、
    前記第一の筐体と前記第二の筐体とが、前記上蓋を挟み込むことにより、前記取付部として機能する、
    請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記搬送容器が、4枚の側板と、底板とにより直方体状をなし、
    前記第一の筐体と前記第二の筐体とが、前記搬送容器の一の前記側板を挟み込むことにより、前記取付部として機能する、
    請求項5に記載の表示装置。
  8. 前記第二の筐体と前記第三の筐体とが、それぞれ前記第一の筐体に対して90度の角度を有し、所定の間隔を有して互いに平行となるよう配置され、
    前記表示部は、前記第一の筐体に設けられ、
    前記無線通信部及び前記格納部は、前記第二の筐体に設けられ、
    前記無線通信に係る無線信号を受信するアンテナが、前記第三の筐体に設けられ、
    前記第二の筐体と前記第三の筐体とが、前記搬送容器の側面に設けられたリブを挟み込むことにより、前記取付部として機能する、
    請求項5に記載の表示装置。
  9. 前記第一の筐体と前記第三の筐体とが、それぞれ前記第二の筐体に対して90度の角度を有し、所定の間隔を有して互いに平行となるよう配置され、
    前記表示部は、前記第一の筐体又は前記第二の筐体に設けられ、
    前記無線通信部及び前記格納部は、前記表示部の設けられた筐体と異なる筐体に設けられ、
    前記第一の筐体と前記第三の筐体とが、直方体状をなす前記搬送容器の上蓋を挟み込むことにより、前記取付部として機能する、
    請求項4に記載の表示装置。
  10. 前記取付部は、コルゲート加工がなされた前記搬送容器の上蓋の断面に挿入される針状の部材を有する、
    請求項1に記載の表示装置。
  11. 前記取付部は、前記搬送容器の側面に設けられたスリットに係合するブラケットを有する、
    請求項1に記載の表示装置。
  12. 前記搬送容器が開梱されたことを検出する検出部をさらに有する、
    請求項2に記載の表示装置。
  13. 前記検出部は、前記連結部を中心として回動される、前記第一の筐体と前記第二の筐体とが形成する角度を検出することにより、前記搬送容器が開梱されたことを検出する、
    請求項12に記載の表示装置。
  14. 前記表示部は、前記検出部が、前記搬送容器が開梱されたことを検出したことに応じて、その旨を表示する、
    請求項12又は13に記載の表示装置。
  15. 物品を搬送する搬送容器に付される表示装置であって、無線通信部を通じて受信した前記物品に係る物品情報を格納する、表示装置として動作するコンピュータに、
    前記搬送容器が開梱されたことを検出する検出段階と、
    前記検出段階において、前記搬送容器が開梱されたことを検出したことに応じて、その旨を表示する表示段階と、
    を実行させるプログラム。
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