JP2015160149A - 塗布用ノズル - Google Patents

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Ikuo Omori
生雄 大森
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【課題】変速機ケースの合わせ面の所定位置に所定量のシーリング剤を迅速かつ正確に塗布できる塗布用ノズルを提供する。【解決手段】塗布用ノズル(10)は、シーリング剤(20)を吐出するノズル部(3)と、ノズル部(3)の先端部(3a)に設けた吐出口(4)と、ノズル部(3)と一体に設けたガイド板(5)と、ガイド板(5)における吐出口(4)に対して所定の距離を離間した位置に設けた当接面(6)と、当接面(6)の一部を窪ませてなるゲート部(7)と、を備える。当接面(6)を合わせ面(15)に当接させた状態で、塗布用ノズル(10)を当接面(6)から吐出口(4)に向かう向きに移動させることで、吐出口(4)から吐出されたシーリング剤(20)のうちゲート部(7)を通過したシーリング剤(20)のみが合わせ面(15)に塗布される。【選択図】図2

Description

本発明は、変速機ケースの合わせ面などの塗布対象面にシーリング剤などのゲル状又はペースト状の流動性を有する塗布剤を塗布するために用いて好適な塗布用ノズルに関する。
自動車の整備及びメンテナンスの際に、自動車に搭載された変速機を分解して、再度組み立てる場合がある。このような場合、変速機の再度の組み立てにおいて、ケースの合わせ面を接合する工程が必要となる。この際、片側のケースの合わせ面にシーリング剤を塗布し、所定時間以内に両ケースの合わせ面同士を重ね合わせてボルトで締結する必要がある。このようなケースの接合作業に用いるシーリング剤は、チューブなどの容器に収容されたゲル状又はペースト状の流動性を有する塗布剤である。
そして、上記のようなシーリング剤を塗布する工程では、チューブから吐出したシーリング剤をケースの合わせ面に盛った後、へら又は指先などで延ばして塗布していた。しかしながらこの塗布方法では、ケースの合わせ面におけるシーリング剤が塗布される位置や塗布される量に偏りが生じて均一な塗布を行うことが難しいという問題がある。また、シーリング剤の塗布に時間が掛かるという問題がある。
上記のような塗布剤を塗布対象面に塗布するための従来技術として、特許文献1乃至3に記載の従来技術がある。特許文献1に記載された目地処理用へらは、かきとり部の両側に弾力性を有する翼が形成されており、この翼で溝部の両側面にコーキング剤を塗布するように構成している。
また、特許文献2に記載の塗布装置は、ノズル先端の吐出口に連なる傾斜したガイド面を有していることで、このガイド面及び吐出口を塗布面に押し当てて塗布剤を塗布するようにしている。
また、特許文献3に記載のノズルは、楔型の形状を有するノズルにおいて、吐出口の上辺は下辺よりも先方に位置し、上辺の先端には、規則的に配列された櫛の歯ないしは鋸の歯状の突起が形成されている。
特開平10−18576号公報 特開平10−323602号公報 特開2001−000910号公報
しかしながら、特許文献1に記載の目地処理用へらでは、溝部の両側面にコーキング剤を塗布することはできるが、平面状の塗布対象面に一定量の塗布剤を均一に塗布することができない。また、平面状の塗布対象面に対して、塗布剤が吐出される吐出口の位置決めができないため、塗布対象面における所定位置に所定量の塗布剤を正確に塗布することはできない。
また、特許文献2に記載の塗布装置では、吐出口の塗布対象面に沿う方向の位置決めができないため、塗布対象面における所定位置に正確に塗布剤を塗布することはできない。また、塗布作業を行う作業者によって塗布剤の吐出量に偏りが生じるおそれがあるため、安定した量の塗布剤を均一に塗布することができない。
また、特許文献3に記載のノズルでは、吐出口から塗布対象面に塗布剤が直接塗布されるため、多量の塗布剤をゆっくりと(緩やかに)塗布する場合などには、吐出口からの塗布剤の吐出量が余剰となる。したがって、安定した量の塗布剤を均一に塗布することができない。また、吐出口の塗布対象面に沿う方向の位置決めができないため、塗布対象面における所定位置に正確に塗布剤を塗布することはできない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、作業者の熟練を要することなく、塗布対象面における所定位置に所定量の塗布剤を迅速かつ正確に塗布することができる塗布用ノズルを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明は、ゲル状又はペースト状の流動性を有する塗布剤(20)を塗布対象面(15)に塗布するための塗布用ノズル(10)あって、前記塗布剤(20)を吐出するノズル部(3)と、前記ノズル部(3)の先端部(3a)に設けた吐出口(4)と、前記ノズル部(3)と一体に設けたガイド部材(5)と、前記ガイド部材(5)における前記吐出口(4)に対して所定の距離を離間した位置に設けた当接面(6)と、前記当接面(6)の一部を窪ませてなるゲート部(7)と、を備え、前記当接面(6)を前記塗布対象面(15)に当接させた状態で、前記塗布用ノズル(10)を前記当接面(6)から前記吐出口(4)に向かう向きに移動させることで、前記吐出口(4)から吐出された塗布剤(20)のうち前記ゲート部(7)を通過した塗布剤(20)のみが前記塗布対象面(15)に塗布されるように構成したことを特徴とする。
本発明にかかる塗布用ノズルによれば、ガイド部材の当接面を塗布対象面に当接させた状態で、塗布用ノズルを当接面から吐出口に向かう向きに移動させることで、吐出口から吐出された塗布剤のうちゲート部を通過した塗布剤のみが対象面に塗布されるように構成したことで、ノズル部の吐出口から吐出された塗布剤の量に関わらず、塗布対象面に塗布された塗布剤は、ゲート部の形状に一致する断面形状を有する一定幅かつ一定高さの帯状となる。したがって、簡単な構成で、作業者の熟練を必要とせずに、塗布対象面に所定量の塗布剤を迅速かつ正確に塗布することができる。
また、ノズル部からの塗布剤の吐出量が過多であった場合も、余剰分の塗布材をガイド部材で除去することが可能となる。したがって、塗布対象面に所定量の塗布剤を迅速かつ正確に塗布することができる。
また、前記塗布用ノズル(10)では、前記当接面(6)は、平面状であり、前記ゲート部(7)は、前記当接面(6)を矩形状に窪ませてなる凹部であってよい。
これによれば、簡単な構成で、ノズル部の吐出口から吐出された塗布剤の量に関わらず、対象面に塗布される塗布剤を略長方形状の断面形状を有する一定幅かつ一定高さの帯状に塗布することができる。
また、前記塗布用ノズル(10)では、前記ガイド部材(5)における前記当接面(6)の一部から突出する突起状の横ガイド部(9)を備え、前記横ガイド部(9)を前記塗布対象面(15)の端面(17)に当接させた状態で前記塗布用ノズル(10)を移動させることで、前記ゲート部(7)を通過した塗布剤(20)と前記塗布対象面(15)の端面(17)との距離が一定に保たれるように構成してよい。
この構成によれば、塗布対象面に塗布剤を塗布する際に、ガイド部材のゲート部と塗布対象面の端面との距離を一定に保ちながら塗布用ノズルを移動させることができるので、塗布対象面の端面から一定距離の位置に沿って塗布剤を塗布することができる。したがって、簡単な構成で、作業者の熟練などを必要とせずに、塗布対象面の所定位置に所定量の塗布剤を迅速かつ正確に塗布することができる。
また、前記塗布用ノズル(10)では、前記ノズル部(3)は、前記塗布剤を収容してなる容器(1)の開口部(2)に被せて取り付けるキャップ体であってよい。
この構成によれば、容器の開口部に被せて取り付けている保管用のキャップに代えて、本発明にかかる塗布用ノズルのノズル部(キャップ体)を取り付けるだけで、容器内に収容された塗布剤の塗布を行うことができる。したがって、容器に収容された塗布剤を他の容器に移しかえるなどせずに、塗布対象面に直接塗布することが可能となる。
また、前記塗布用ノズル(10)では、前記塗布対象面(15)は、変速機ケース(13)の合わせ面(15)であって、前記塗布用ノズル(10)で前記合わせ面(15)に塗布する塗布剤(20)は、シリコン材から構成されるシーリング剤であってよい。
この構成によれば、シリコン材から構成されるシーリング剤は速乾性を有しているので、変速機ケースの合わせ面に塗布する際に、所定位置に所定量を迅速かつ正確に塗布しないと、合わせ面を適切に接合できないおそれがある。これに対して、本発明にかかる上記構成の塗布用ノズルによれば、合わせ面の所定位置に所定量のシーリング剤を迅速かつ正確に塗布することができるので、変速機ケースの合わせ面を確実に接合することができる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態における構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかる塗布用ノズルによれば、簡単な構成で、かつ作業者の熟練を必要とせず、塗布対象面における所定位置に所定量の塗布剤を迅速かつ正確に塗布することができる。
本発明の第1実施形態にかかる塗布用ノズルを示す図で、(a)は、進行方向Aの側方から見た図、(b)は、後方から見た図である。 第1実施形態の塗布用ノズルでケースの合わせ面にシーリング剤を塗布する手順を説明するための図である。 第1実施形態の塗布用ノズルでケースの合わせ面にシーリング剤を塗布する手順を説明するための図である。 本発明の第2実施形態にかかる塗布用ノズルを示す図で、(a)は、進行方向Aの側方から見た図、(b)は、後方から見た図である。 第2実施形態の塗布用ノズルでケースの合わせ面にシーリング剤を塗布する手順を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態にかかる塗布用ノズルを示す図で、(a)は、後述する進行方向の側方から見た図、(b)は、後方から見た図(図1(a)のB矢視図)である。本実施形態の塗布用ノズル10は、チューブ(容器)1に収容されたシーリング剤(塗布剤)を後述する変速機ケース13の合わせ面15などの塗布対象面に塗布する際に用いる器具である。この塗布用ノズル10は、チューブ1内のシーリング剤20を塗布対象面に塗布する際に、チューブ1の先端(下端)の開口部2に被せて取り付けられている保管用キャップ(図示せず)を取り外して、当該保管用キャップに代えて取り付けるものである。なお、本実施形態の塗布用ノズル10で塗布するシーリング剤としては、シリコン材から構成されるシーリング剤が好適に用いられる。
塗布用ノズル10は、合成樹脂製の一体成型品であって、チューブ(容器)1の開口部2に被せて取り付けるノズル部(キャップ体)3と、該ノズル部3と一体に設けられたガイド板(ガイド部材)5とを備える。ノズル部3は、その先端部(下端部)3aに向かって次第に小径化する中空の略円錐形状である。ノズル部3の内周面3bには、チューブ1の先細部1aの外周面に形成されたネジ溝及びネジ山からなるネジ部に係合(螺合)するネジ山及びネジ溝からなるネジ部3cが形成されている。ノズル部3の先端部(下端部)3aには、チューブ1の開口部2から出たシーリング剤を吐出するための吐出口4が形成されている。また、ガイド板5は、ノズル部3の側部に取り付けられており、ノズル部3の軸方向(図の上下方向)を長手方向とする略長方形状の平板形状に形成されている。
ガイド板5の底面(下端面)6は、平面状の端面であって、この底面6は、シーリング剤を塗布する塗布対象面(後述する変速機ケース13の合わせ面15)に当接(面接触)させるための当接面である。底面6は、ノズル部3の吐出口4よりも若干下側の位置(ノズル部3から離れる方に離間した位置)に配置されている。底面6の幅方向(長手方向)の中央には、該底面6を窪ませてなるゲート部7が設けられている。ゲート部7は、底面6を略長方形状に窪ませた凹部であって、底面6と直交する一対の側面7b,7b、及び底面6と平行な上端面(内底面)7aを有している。これにより、ゲート部7内の上端面7aがガイド板5の底面6よりも高い位置に配置されている。
なお、図1(a)に矢印Aで示す方向は、後述するように、塗布用ノズル10を用いて変速機ケース13の合わせ面(塗布対象面)15にシーリング剤を塗布する際に、合わせ面15上で塗布用ノズル10を移動させる際の進行方向を示している。この進行方向は、塗布用ノズル10におけるガイド板5の底面6からノズル部3の吐出口4に向かう向きと一致している。
図1(a)に示すように、ガイド板5は、ノズル部3に対して進行方向Aの後側に配置されている。そして、ゲート部7は、ノズル部3の吐出口4に対して進行方向Aの後側に離間した位置(吐出口4に対して間隔を有する位置)に設けられている。また、図1(b)に示すように、ゲート部7は、ガイド板5の前後(進行方向Aの前後)から見て、ノズル部3の吐出口4と重なる位置に配置されている。すなわち、ゲート部7は、ノズル部3の吐出口4に対して進行方向Aの真後ろの位置に設けられている。
また、ガイド板5の底面6の長手方向における一方の端部には、底面6から下方に向けて(吐出口4から離れる方に)突出する突起状の横ガイド部9が一体に設けられている。横ガイド部9は、底面6から該底面6に対して直交する向きに突出する略四角柱状の突起である。横ガイド部9の内側面(吐出口4側の側面)9aは、底面6と直交する面になっている。
次に、上記構成の塗布用ノズル10でシーリング剤を塗布する手順を説明する。図2及び図3は、当該手順を説明するための図で、図2(a)は、塗布用ノズルを進行方向の側方から見た図、(b)は、塗布用ノズルを後方から見た図である。また、図3は、変速機ケース13の合わせ面15を上方から見た図である。ここでは、チューブ1に収容されたシーリング剤を塗布用ノズル10で変速機ケース13の合わせ面(塗布対象面)15に塗布する場合について説明する。
塗布用ノズル10でシーリング剤を塗布するには、市販品のチューブ1の先細部1aに被せて取り付けられている保管用キャップ(図示せず)を取り外し、当該保管用キャップに代えて塗布用ノズル10を取り付ける。この際、塗布用ノズル10のノズル部3をチューブ1の先細部1aに被せてねじ込むことで、ネジ部3cを係合させて取り付ける。
その後、ガイド板5の底面6を変速機ケース13の合わせ面15に当接(面接触)させ、かつ、横ガイド部9の内側面9aを合わせ面15の端面(縁部)17に当接させる。その状態で、チューブ1の腹を指などで押してチューブ1内のシーリング剤20を吐出口4から吐出させる。そして、塗布用ノズル10の底面6を合わせ面15に当接させ、かつ横ガイド部9の内側面9aを端面17に当接(面接触)させた状態を保ちながら、塗布用ノズル10を図2(a)及び図3に示す進行方向Aに移動させる。
このとき、吐出口4からその真下の合わせ面15上に吐出されたシーリング剤20が吐出口4とガイド板5との間に溜まる。そして、この溜まったシーリング剤20のうちゲート部7を通過したシーリング剤20のみがガイド板5の後方の合わせ面15に塗布される。このようにして合わせ面15に塗布されたシーリング剤20は、ゲート部7の形状に一致する略長方形状の断面を有する一定幅かつ一定高さの帯状となる。
またこのとき、横ガイド部9の内側面9aを合わせ面15の端面17に当接(面接触)させた状態を保ちながら塗布用ノズル10を移動させることで、ガイド板5のゲート部7と合わせ面15の端面17との距離L(図3参照)を一定に保つことができる。また、塗布用ノズル10の進行方向Aに対してガイド板5の面(前面5a又は後面5b)が直角または略直角となるように移動させることができる。これらによって、帯状のシーリング剤20が合わせ面15の端面17から一定距離Lの位置に沿って塗布されるようになる。
このように、シーリング剤20を塗布する際の塗布用ノズル10の移動では、ノズル部3の吐出口4の位置をガイド板5の底面6の位置よりも進行方向Aに対して先行させて移動する。これにより、塗布用ノズル10の吐出口4から吐出されたシーリング剤20のうち、ガイド板5のゲート部7を通過したシーリング剤20のみが合わせ面15に塗布されるようにしたことで、シーリング剤20を合わせ面15に対して一定の高さ寸法及び幅寸法の帯状に塗布することができる。また、シーリング剤20を塗布する際の塗布用ノズル10の移動では、横ガイド部9の内側面9aを合わせ面15の端面17に押し当てて、ガイド板5を進行方向Aに対して直角または略直角になるように移動させる。これにより、シーリング剤20を合わせ面15の端面17から一定距離の位置に沿って塗布することができる。
なお、合わせ面15に設けたボルト穴16の付近(近傍)では、ゲート部7から出たシーリング剤20がボルト穴16にも塗布されてしまうか、あるいはボルト穴16と接近し過ぎるおそれがある。そこでこの場合には、図3に示すように、ガイド板5を進行方向に対して鋭角に傾けた状態で塗布用ノズル10を移動させるとよい。これにより、塗布用ノズル10の吐出口4がボルト穴16から離間した内側(ボルト穴16と合わせ面15の端面17との隙間)を通過するようにできる。したがって、シーリング剤20をボルト穴16から離間した位置に塗布することができる。
以上説明したように、本実施形態の塗布用ノズル10によれば、ガイド板5の底面6を塗布対象面である変速機ケース13の合わせ面15に当接させた状態で、塗布用ノズル10をガイド板5の底面6からノズル部3の吐出口4に向かう向きに移動させることで、吐出口4から吐出されたシーリング剤20のうちゲート部7を通過したシーリング剤20のみが合わせ面15に塗布されるように構成した。これにより、合わせ面15に塗布されたシーリング剤20は、ノズル部3の吐出口4から吐出されたシーリング剤20の量に関わらず、ゲート部7の形状に一致する断面形状を有する一定幅かつ一定高さの帯状となる。したがって、簡単な構成で、作業者の熟練を必要とせずに、変速機ケース13の合わせ面15に所定量のシーリング剤20を迅速かつ正確に塗布することができる。
また、本実施形態の塗布用ノズル10では、ガイド板5の底面6は、平面状であり、ゲート部7は、当該底面6を矩形状に窪ませてなる凹部である。これによれば、簡単な構成で、ノズル部3の吐出口4から吐出されたシーリング剤20の量に関わらず、変速機ケース13の合わせ面15に塗布されるシーリング剤20を略長方形状の断面形状を有する一定幅かつ一定高さの帯状に塗布することができる。
また、本実施形態の塗布用ノズル10では、ガイド板5の底面6の端部に設けられて、該底面6に対して吐出口4から離れる向きに突出する突起状の横ガイド部9を備えている。そして、横ガイド部9の内側面9aを合わせ面15の端面17に当接させた状態で塗布用ノズル10を移動させることで、ガイド板5のゲート部7と合わせ面15の端面17との距離を一定に保ちながら塗布用ノズル10を移動させることができる。これにより、ゲート部7を通過したシーリング剤20と合わせ面15の端面17との距離Lが一定に保たれるように構成している。
この構成によれば、シーリング剤20を塗布する際に、ガイド板5のゲート部7と合わせ面15の端面17との距離を一定に保ちながら塗布用ノズル10を移動させることができるので、合わせ面15の端面17から一定距離の位置に沿ってシーリング剤20を塗布することができる。したがって、簡単な構成で、作業者の熟練を必要とせずに、合わせ面15の所定位置に所定量のシーリング剤20を迅速かつ正確に塗布することができる。
また、本実施形態の塗布用ノズル10では、ノズル部3は、シーリング剤20を収容してなるチューブ1の開口部2に被せて取り付けるキャップ体である。この構成によれば、チューブ1の開口部2に被せて取り付けている保管用などのキャップに代えて、本発明にかかる塗布用ノズル10のノズル部(キャップ体)3を取り付けるだけで、チューブ1内に収容されたシーリング剤20の塗布を行うことができる。したがって、チューブ1に収容されたシーリング剤20を他の容器に移し替えたりすることなく、変速機ケース13の合わせ面15に直接塗布することが可能となる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態にかかる塗布用ノズルについて説明する。なお、第2実施形態の説明および対応する図面においては、第1実施形態と同一または相当する構成部分には同一の符号を付し、以下ではその部分の詳細な説明は省略する。また、以下で説明する事項以外の事項については、第1実施形態と同じである。
図4は、本発明の第2実施形態にかかる塗布用ノズル10−2を示す図で、(a)は、進行方向の側方から見た図、(b)は、後方から見た図である。本実施形態の塗布用ノズル10−2は、第1実施形態の塗布用ノズル10と比較して、ガイド板5に設けた横ガイド部9を省略した点のみが異なっており、他の構成は、第1実施形態の塗布用ノズル10と同じである。すなわち、本実施形態の塗布用ノズル10−2が備えるガイド板5−2は、略長方形状の板状に形成されており、底面6の全体が平面状になっている。
図5は、第2実施形態の塗布用ノズル10−2で変速機ケース13の合わせ面15にシーリング剤を塗布する手順を説明するための図である。本実施形態の塗布用ノズル10は、ガイド板5の底面6を合わせ面15に当接させた状態を保ちながら、塗布用ノズル10を図4に示す進行方向Aに移動させる。この際、ガイド板5−2が横ガイド部9を備えていないことで、ガイド板5−2のゲート部7を合わせ面15の端面17から一定距離の位置以外の位置にも移動させることができる。したがって、ゲート部7から出たシーリング剤20を合わせ面15における任意の位置に自由に塗布することができる。また、本実施形態の塗布用ノズル10−2によれば、変速機ケース13の合わせ面15のように、端面17から一定距離の箇所だけでなく、より広い面の端面から離れた位置など、多種多様の面の自由な位置にシーリング剤を塗布することができる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
たとえば、本発明にかかる塗布用ノズルでは、ガイド部材(ガイド板)に設けたゲート部の具体的な形状や配置は、上記実施形態に示すものに限定されない。したがって、本発明の塗布用ノズルが備えるゲート部は、上記実施形態に示すガイド板5(5−2)の底面6の中央に設けた矩形状の凹部には限られず、他の形状や配置であってもよい。また、本発明にかかる塗布用ノズルが備えるガイド部材、横ガイド部、ノズル部の吐出口などの具体的な形状や大きさは、上記実施形態に示すものには限定されない。したがって例えば、ガイド部材は、上記実施形態に示す平板形状以外の形状であってもよい。
また、本発明にかかる塗布用ノズル10で塗布剤を塗布する塗布対象面は、上記実施形態に示すような変速機ケース13の合わせ面15以外にも、他の種類のケースの合わせ面や、ケースの合わせ面以外の平面状の部分を有する部分などであってもよい。また、ケース以外の部材が有する面であってもよい。
また、本発明にかかる塗布用ノズルで塗布する塗布剤は、ゲル状又はペースト状の流動性を有する塗布剤であれば、上記実施形態に示す変速機ケース13の合わせ面15をシールするためのシーリング剤20には限らず、例えば接着剤や塗料など他の種類の塗布剤であってもよい。
1 チューブ(容器)
1a 先細部
2 開口部
3 ノズル部(キャップ体)
3a 先端部(下端部)
3b 内周面
3c ネジ部
4 吐出口
5(5−2) ガイド板(ガイド部材)
5a 前面
5b 後面
6 底面(当接面)
7 ゲート部
7a 上端面
7b 側面
9 横ガイド部
9a 内側面
10(10−2) 塗布用ノズル
13 変速機ケース
15 合わせ面(塗布対象面)
16 ボルト穴
17 端面(縁部)
20 シーリング剤(塗布剤)
A 進行方向
L 距離

Claims (5)

  1. ゲル状又はペースト状の流動性を有する塗布剤を塗布対象面に塗布するための塗布用ノズルあって、
    前記塗布剤を吐出するノズル部と、
    前記ノズル部の先端部に設けた吐出口と、
    前記ノズル部と一体に設けたガイド部材と、
    前記ガイド部材における前記吐出口に対して所定の距離を離間した位置に設けた当接面と、
    前記当接面の一部を窪ませてなるゲート部と、を備え、
    前記当接面を前記塗布対象面に当接させた状態で、前記塗布用ノズルを前記当接面から前記吐出口に向かう向きに移動させることで、前記吐出口から吐出された塗布剤のうち前記ゲート部を通過した塗布剤のみが前記塗布対象面に塗布されるように構成した
    ことを特徴とする塗布用ノズル。
  2. 前記当接面は、平面状であり、
    前記ゲート部は、前記当接面を矩形状に窪ませてなる凹部である
    ことを特徴とする請求項1に記載の塗布用ノズル。
  3. 前記ガイド部材における前記当接面の一部から突出する突起状の横ガイド部を備え、
    前記横ガイド部を前記塗布対象面の端面に当接させた状態で前記塗布用ノズルを移動させることで、前記ゲート部を通過した塗布剤と前記塗布対象面の端面との距離が一定に保たれるように構成した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の塗布用ノズル。
  4. 前記ノズル部は、前記塗布剤を収容してなる容器の開口部に被せて取り付けるキャップ体である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の塗布用ノズル。
  5. 前記塗布対象面は、変速機ケースの合わせ面であって、
    前記塗布用ノズルで前記合わせ面に塗布する塗布剤は、シリコン材から構成されるシーリング剤である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の塗布用ノズル。
JP2014034978A 2014-02-26 2014-02-26 塗布用ノズル Pending JP2015160149A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016190929A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 接着剤塗布治具、およびこれを用いて接着剤を塗布する方法

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