JP2015159486A - 中継ノード及び経路制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ASIC等のように特定用途に設計・実装され、回路構成を変更できない集積回路でこれらのパケットの転送が可能であると共に、パケットを二つのルータ間でループさせるDoS攻撃を回避できる。
【解決手段】中継ノードであるルータRは、リンクの数分のIF10と、経路識別情報とIF10とが対応付けられた最適化SLIDテーブルSが格納されるメモリ31と、受信したパケットに格納される経路識別情報をキーにして最適化SLIDテーブルSを参照することで対応するIF10を判定し、判定したIF10にパケットを出力する転送処理部32と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、指定された経路に従ってパケットを転送する中継ノード及び経路制御方法に関する。
パケットが通過する経路を指定する方法として、セグメントルーティングという方法が提案されている。セグメントルーティングは、複数の中継ノードとこれらの中継ノードを結ぶリンクとで構成されるネットワークにおいて、特定の中継ノード又は隣接ノードへのリンクを指定することでパケットが通過する経路を指定するものである。これにより、ネットワークは、複数のセグメントに仮想的に分割され、例えば、データの種類(映像、音声、画像)等に応じて経路を設定することで、帯域要件を超えないように制御することが可能である。
セグメントルーティングを実現するために、IPv6(Internet Protocol Version6)やMPLS(Multi-Protocol Label Switching)の利用が考えられている。
MPLSは、RSVP−TE(Resource Reservation Protocol- Traffic Engineering)を用いることで、中継ノード(例えば、ルータ)間に設定した仮想的な経路であるLSP(Label Switching Path)を指定することができるので、セグメントルーティングに適用することが可能である。
一方、IPv6は、ルーティング拡張ヘッダタイプに「0」を指定することで通過するルータを指定することができる(非特許文献1参照)。また、新規のルーティング拡張ヘッダを用いて、IPv6をセグメントルーティングに適用することが予定されている。
以下では、IPv6をセグメントルーティングに適用した経路制御システムを、図8を参照して説明する。
図8に示す経路制御システム1aは、ルータR1,R2,R3,R4,R5,R8(以下、区別しない場合には「ルータR」)がリンクを介して接続されている。なお、図8に示す括弧書き(例えば、「R1a」)は、後記する本実施形態との区別をするために便宜上付与したものである。
各ルータRは、少なくともリンク数分のインタフェース(IF)を有する。以下では、データ転送における出力側のインタフェースを出力インタフェース(OIF)として表す。また、各ルータRには、IPアドレスが設定されている。ルータR4,R5には、さらに、anycastアドレス「3ffe::51:100:9」が設定されている。これらの情報は、IPアドレスと出力インタフェース(OIF)とを対応付けた経路表Kとして各ルータRに保有されている。ルータR2が保有する経路表K2を図9(a)に例示する。
また、各ルータRには、セグメントルーティング特有のノードSID(Node Segment ID)が設定されている。ここでは、ノードSIDを四桁の数字で表すことにする。
ルータR1にはノードSID「1001」が設定され、ルータR2にはノードSID「1002」が設定され、ルータR3にはノードSID「1003」が設定され、ルータR4にはノードSID「1004」が設定され、ルータR5にはノードSID「1005」が設定され、ルータR8にはノードSID「1008」が設定されている。また、anycastアドレスが設定されたルータR4,R5には、共通のノードSID「2009」が設定されている。
セグメントルーティングでは、OSPF(Open Shortest Path First)やIS−IS(Intermediate System to Intermediate System)等のIGP(Interior Gateway Protocol)のルーティングプロトコルを用いて、ノードSIDをルータR間で相互に通知する。ここでは、ノードSIDはIGPによって全てのルータRに配布済みであるものとして説明する。これにより、これらの情報は、ノードSIDとIPアドレスとを対応付けた対応表Nとして各ルータRに保有されている。ルータRが保有する対応表Nを図9(b)に例示する。
また、隣接するルータRを結ぶリンクには、データ送信方向毎にAdjacency−SID(以下、省略して「Adj−SID」)が設定されている。ここでは、Adj−SIDを四桁の数字で表すことにする。なお、以下では、「ノードSID」と「Adj−SID」とをまとめて、単に「SID」と呼ぶことにする。
ルータR2及びルータR3の間には二つのリンクが設けられており、上側のリンクのルータR2からルータR3の方向(図8の矢印)には、Adj−SID「9001」が設定され、下側のリンクのルータR2からルータR3の方向(図8の矢印)には、Adj−SID「9002」が設定されている。また、これらの上下のリンクのルータR2からルータR3の方向(図8の矢印)には、共通のAdj−SID「9003」が設定されている。
なお、ここでは、ルータR1が送信元側でルータR8側が送信先側であると想定し、ルータR2からルータR3の方向のみにAdj−SID「9001」,「9002」,「9003」を設定した。しかしながら、ルータR8が送信元側でルータR1側が送信先側であると想定し、ルータR3からルータR2の方向に別のAdj−SIDを設定することも可能である。
これらの情報は、Adj−SIDと出力インタフェース(OIF)とを対応付けた対応表AとしてAdj−SIDを設定したリンクの送信側のルータRに保有されている。ルータR2が保有する対応表A2を図9(c)に例示する。
そして、セグメントルーティングでは、パケットの転送経路を送信元から送信先に向かって1以上のSIDを並べてリスト化したもので表す。以下では、SIDをリスト化したものを「セグメントリスト」と呼ぶ。セグメントリストとパケットの転送経路との対応表Lを図10に示す。図10では、5つの経路を例示している。セグメントリストは、転送されるパケットのルーティング拡張ヘッダに挿入されている。
セグメントリストが挿入されたパケットを受信したルータRは、IPv6のNext Headerフィールドの順次探索を行い、拡張ヘッダの中からセグメントルーティングに必要なルーティング拡張ヘッダを発見し、そのルーティング拡張ヘッダの内容、経路表K、及び対応表N,Aを参照することでパケットを次のルータRに転送する。
これにより、対応表Lにおける例1の場合、「1008」のSIDが付与されているルータR8のみ指定されているため、ルータR1から送出したパケットはルータR8に向けて最短パスで転送される。
対応表Lにおける例2の場合、ルータR1から送出したパケットは「1002」のSIDが付与されているルータR2に転送され、「9001」が指定されるルータR2−R3間の上側のリンクを通ってルータR3に到着したのちに、ルータR8に最短パスで転送される。
対応表Lにおける例3の場合、ルータR1から送出したパケットは「1002」のSIDが付与されているルータR2に転送され、「9003」が指定されるルータR2−R3間の上側・下側の2つのリンクをECMP(Equal Cost Multi Path)で分散して転送されてルータR3に到着したのちに、ルータR8に最短パスで転送される。
対応表Lにおける例4の場合、ルータR1から送出したパケットは「1004」のSIDが付与されているルータR4に最短パス(ルータR2を経由)で転送され、その後にルータR8に最短パス(ルータR3を経由)で転送される。
対応表L4における例5の場合、ルータR1から送出したパケットは「2009」のSIDが付与されているanycastアドレスを持つルータR4,R5に最短パス(ルータR2を経由)で分散して転送され、その後にルータR8に最短パス(R3を経由)で転送される。
このように、IPv6においてルーティング拡張ヘッダのタイプ「0」を用い、中継するルータRを示すSIDを指定するセグメントリストをパケットの中に挿入することによって、ルータRは、パケットに挿入されたセグメントリストを参照し、それに従ってパケットを転送する。その結果、パケットが転送される経路を制御することができる。
"Internet Protocol, Version 6 (IPv6) Specification"、[online]、December 1998、IETF、[平成26年2月12日検索]、インターネット、<URL:http://www.ietf.org/rfc/rfc2460.txt>
しかしながら、IPv6の拡張ヘッダを用いたセグメントルーティングでは、以下の2つの課題があった。
第1に、パケットの高速な転送が難しい点がある。IPv6において標準ヘッダは固定長になっているが、拡張ヘッダについてはNext Headerフィールドを順次探索する必要がある。加えて、Next Headerの順序は推奨される順序はあるものの、必須となる順序がなく、かつ、Next Headerがどのような順序であっても受け入れるべきであることが、IPv6ノードの要件として非特許文献1に指定されている。
こういった理由から、IPv6の拡張ヘッダを用いたセグメントルーティングでは、パケットの処理が一意に決められる定型的な処理にならない。その為、特定用途に設計・実装され、回路構成を変更できない集積回路(ASIC等)では実装の実現が難しく、論理的な回路を動的に切替えて処理する技術やソフトウェアを汎用プロセッサ上で動作させる必要がある。そして、IPv6の拡張ヘッダを用いたセグメントルーティングでは、転送すべきパケット自体にセグメントリストを挿入しているため、これらの処理がパケット毎に発生することになる。この結果、パケットの高速な転送が難しくなる。
第2に、DoS(Denial of Service:サービス妨害)攻撃への対応が脆弱になるという問題がある。明示的に経路を指定する方法として、IPv6ではルーティング拡張ヘッダタイプのタイプ「0」によりソースルーティングが実現できたが、ネットワーク管理管轄外の第三者から細工したパケットを送付する事でループを容易に実現できる問題があった。セグメントルーティングをIPv6の拡張ヘッダ上で実施する場合においても、経路とするルータのSIDを拡張ヘッダに挿入する方式ではネットワーク管理管轄外の第三者から細工したパケットを送付され、ループなどを引き起こす可能性がある。例えば、悪意の第三者がソースルーティングを指定することによって二つのルータ間を往復する(ループする)パケットを作成することで、比較的容易にサービス妨害することが可能である。なお、この問題が指摘されて以降は、IPv6においてルーティング拡張ヘッダのタイプ「0」は標準で無効化している(ルーティング拡張ヘッダのタイプに「0」を設定しない)。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、ASIC等のように特定用途に設計・実装され、回路構成を変更できない集積回路でこれらのパケットの転送が可能であると共に、パケットをルータ間でループさせるDoS攻撃を回避できる、中継ノード及び経路制御方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る中継ノードは、自己の中継ノードと1以上の他の中継ノードとによってネットワークを構成し、前記中継ノード及び各前記中継ノード間のリンクを指定することで特定される経路に従って前記自己の中継ノードからパケットを前記他の中継ノードに転送する中継ノードであって、前記パケットのFlow Labelフィールドには、前記経路を識別する経路識別情報が格納されており、前記中継ノードと隣接する前記他の中継ノードとの間のリンクの数分のインタフェースと、前記経路識別情報と、前記インタフェースとが対応付けられた第1情報が格納される第1の記憶部と、受信した前記パケットに格納される経路識別情報をキーにして前記第1情報を参照することで対応するインタフェースを判定し、判定した前記インタフェースにパケットを出力する転送処理部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る経路制御方法は、自己の中継ノードと1以上の他の中継ノードとによってネットワークを構成し、前記中継ノード及び各前記中継ノード間のリンクを指定することで特定される経路に従って前記自己の中継ノードからパケットを前記他の中継ノードに転送する中継ノードの経路制御方法であって、前記パケットのFlow Labelフィールドには、前記経路を識別する経路識別情報が格納されており、前記中継ノードが、前記中継ノードと隣接する前記他の中継ノードとの間のリンクの数分のインタフェースと、前記経路識別情報と、前記インタフェースとが対応付けられた第1情報が格納される第1の記憶部と、を有し、受信した前記パケットに格納される経路識別情報をキーにして前記第1情報を参照することで対応するインタフェースを判定し、判定した前記インタフェースにパケットを出力するステップを実行する、ことを特徴とする。
このようにすることで、本発明に係る中継ノード及び経路制御方法は、パケットの中に中継するノードを示したセグメントリストを持たず、経路を識別する情報のみでパケットを転送する。したがって、IPv6標準ヘッダのみを用いて経路を指定してパケットを転送する事が可能になり、拡張ヘッダを用いないことからNext Headerの順次探索という非定型処理を実施する必要がない。その為、本発明に係る中継ノード及び経路制御方法は、定型的な処理しか実施できないASIC等のハードウェアを用いても、経路を制御してパケットを転送することができる。
本発明に係る中継ノード及び経路制御方法は、前記説明した通り、パケットの中に中継するノードを示したセグメントリストを持たず、経路を識別する情報のみでパケットを転送する。したがって、悪意の第三者が任意の経路をパケットに指定することができず、パケットをルータ間でループすることを排除できる。その為、本発明に係る中継ノード及び経路制御方法は、パケットのループを用いたDoS攻撃を回避できる。
また、本発明に係る中継ノードは、前記経路識別情報と、前記中継ノード及び前記リンクの内の少なくとも何れか一方を送信元側から送信先側に向かって転送順に並べた経路情報とが対応付けられた第2情報が格納される第2の記憶部と、前記第2情報から前記第1情報を作成する経路計算部と、をさらに備え、前記経路計算部が、前記経路情報に前記自己の中継ノードを送信元側とする前記リンクが含まれている場合に、当該リンクに対応する前記インタフェースを前記経路識別情報に対応づけ、前記経路情報に前記他の中継ノードが含まれている場合に、前記自己の中継ノードから送信先側で最も近い前記他の中継ノードに対応する前記インタフェースを前記経路識別情報に対応づける、ことを特徴とする。
このようにすることで、本発明に係る中継ノードは、第2情報から第1情報を作成する。したがって、ネットワークを構成する中継ノード毎に内容が異なる第1情報を、各々の中継ノードで作成することができる。その為、本発明に係る中継ノードは、ネットワークを構成する中継ノードに共通する第1情報を広告するだけでよく、ネットワークの管理が容易である。
また、本発明に係る中継ノードは、前記経路計算部が、前記経路情報に含まれる前記他の中継ノードから前記経路情報の送信先側で最も遠い前記他の中継ノードまでの最短経路探索を行い、自己の中継ノードが探索した最短経路に含まれているか否かにより送信先側で最も近い他の中継ノードを算出する、ことを特徴とする。
このようにすることで、本発明に係る中継ノードは、既存の中継ノードが一般的に備える最短経路探索の機能を用いて、自己の中継ノードから送信先側で最も近い他の中継ノードを算出する。その為、本発明に係る中継ノードは、実装する機能の量を抑えながらも、第2情報から第1情報を作成することができる。
本発明に係る中継ノード及び経路制御方法によれば、ASIC等のように特定用途に設計・実装され、回路構成を変更できない集積回路でこれらのパケットの転送が可能であると共に、パケットをルータ間でループさせるDoS攻撃を回避できる。
本発明に係る経路制御の概要を説明するための図である。 本実施形態に係る経路制御システムの構成図の例示である。 本実施形態に係るルータの構成図の例示である。 本実施形態に係るルータが有するテーブルの構成図の例示であり、図4(a)はSLIDとSIDリストとを対応づけた対応表の例示であり、図4(b)はSLIDとOIFとを対応づけた対応表との例示である。 本実施形態に係るルータにおける最適化SLIDテーブルの作成処理を示すフローチャート(1)である。 本実施形態に係るルータにおける最適化SLIDテーブルの作成処理を示すフローチャート(2)である。 本実施形態に係るルータにおける最適化SLIDテーブルを用いたパケットの転送処理を示すフローチャートである。 変形例に係るルータの処理を説明するための図であり、図7(a)は実施形態におけるIPv6パケットの構成を示す図であり、図7(b)は変形例におけるIPv6パケットの構成を示す図である。 従来技術における経路制御システムの構成図の例示である。 従来技術におけるルータが有するテーブルの構成図であり、図9(a)はIPアドレスとOIFとを対応づけた経路表の例示であり、図9(b)はノードSIDとIPアドレスとを対応づけた対応表の例示であり、図9(c)はAdj−SIDとOIFとを対応づけた対応表の例示である。 従来技術におけるセグメントリストとパケットの転送経路とを対応づけた対応表の例示である。
以下、本発明の実施するための形態を、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、参照する図面において、本発明を構成する部材の寸法は、説明を明確にするために誇張して表現されている場合がある。なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
≪概要≫
前記説明した通り、IPv6拡張ヘッダを用いたセグメントルーティングでは、対象となるNext Headerがどの位置に存在するかを事前に中継ノードが知ることができない。その為、発明者は、IPv6標準ヘッダを用いて経路制御を行うことを考え出した。IPv6ヘッダのフィールドのうち、Flow Labelフィールドが一般的に使用されていないので、本発明では、このフィールドに経路情報を格納し、各中継ノードにおいてこの情報を参照してIPv6パケットを転送する。
具体的には、Flow Labelフィールドは、20bitの固定長なので、20bit以上のレコード長であるセグメントリストをそのままの状態で格納することができない。そこで、図1に示すように、セグメントリストからセグメントリストを識別する情報を「セグメントリストID(SLID)」と定義し、このSLIDをFlow Labelフィールドに格納する(図1ではSLID=「30002」)。SLIDは、全体長が20bit以内に収まれば任意のものを採用でき、例えば、セグメントリスト又はこれに準じる情報のバイト列を任意のハッシュ関数で変換したものを使用してもよいし、特定のID空間から順に番号を設定してもよい。
一方、本発明では、セグメントリストに準じる情報(例えば、経路を構成するSIDを検索可能なデータ形式の情報)を「SIDリスト」と定義し、各中継ノードには、SLIDとSIDリストとの対応を示す「伝搬セグメントリストIDテーブル(伝搬SLIDテーブル)」を広告する。そして、各中継ノードは、パケットを転送するための情報に伝搬SLIDテーブルを最適化する。ここでは、伝搬SLIDテーブルを最適化したものを「最適化セグメントリストIDテーブル(最適化SLIDテーブル)」と定義し、この最適化SLIDテーブルは、SLIDと出力インタフェース(OIF)との対応が示されている。
伝搬SLIDテーブルの最適化は、例えば、SIDリストの各SIDに対応するルータからSIDリストの最終SIDに対応するルータまで最短経路探索を行い、自己の中継ノードがその通過点にあるか否かによって行う。そして、中継ノードは、IPv6パケットを受け取った場合に、Flow Labelフィールドに格納されるSLIDをキーにして最適化SLIDテーブルを参照し、そのキーに対応する出力インタフェースに当該パケットを出力することで、パケットを経路にしたがって転送していく。
≪実施形態に係る経路制御システムの構成≫
図2に示すように、本実施形態に係る経路制御システム1は、ルータR1,R2,R3,R4,R5,R8(以下、区別しない場合には「ルータR」)がリンクを介して接続されている。これらのルータRには、図8に示す従来技術における経路制御システム1aと同様に、IPアドレス、及びセグメントルーティング特有のSID(ノードSID、Adj−SID)が設定されている。設定されているIPアドレス、及びSIDは、前記説明した経路制御システム1aと同じなので説明を省略する。
<ルータ>
図3に示すように、ルータRは、複数のインタフェース(IF)10と、制御部20と、転送部30と、を備えて構成されている。インタフェース(IF)10は、自己のルータRを他のルータRや外部制御装置2に物理的に接続するためのものである。外部制御装置2は、経路制御システム1の管理者が所有する端末である。
制御部20及び転送部30は、CPU(Central Processing Unit)によるプログラム実行処理や、専用回路等によって実現される。ここでは、制御部20は、汎用用途向けのLSI(Large Scale Integration)で実現されており、一方、転送部30は、パケットの転送処理の用途に適合するように専用に設計された特定用途向けのLSIであるASICによって実現されている。
制御部20は、経路計算及び装置全体の制御を行うものである。制御部20は、メモリ21と、経路計算部22と、を備えている。メモリ21には、経路表Kと、ノードSID・IPアドレス対応表Nと、Adj−SID・OIF対応表Aと、伝搬セグメントリストIDテーブル(伝搬SLIDテーブル)Dと、最適化セグメントリストIDテーブル(最適化SLIDテーブル)Sと、が記憶されている。経路表K及び対応表N,Aは、前記説明した図9に示すものと同様であるのでここでは説明を省略する。
図4(a)を参照して、伝搬SLIDテーブルDについて説明する。伝搬SLIDテーブルDは、SLIDとSIDリストとを対応付けた情報である。ここでは、SIDリスト「1008」にSLID「30001」を付与し、SIDリスト「1002→9001→1008」にSLID「30002」を付与し、SIDリスト「1002→9003→1008」にSLID「30003」を付与し、SIDリスト「1004→1008」にSLID「30004」を付与し、SIDリスト「2009→1008」にSLID「30005」を付与している。なお、図4(a)における括弧表記は、SIDの種類を明確にするために便宜上付記したものである。
伝搬SLIDテーブルDは、全てのルータRが共通で保有する情報である。伝搬SLIDテーブルDは、例えば、経路制御システム1の管理者によって作成され、外部制御装置2からの広告、及びルータR間での広告により学習される。つまり、ルータRは、外部制御装置2から直接、又は他のルータRを介して伝搬SLIDテーブルDを受信し、メモリ21に記憶する。
図4(b)を参照して、最適化SLIDテーブルSについて説明する。最適化SLIDテーブルSは、伝搬SLIDテーブルDがパケットを転送するための情報に最適化されたものである。具体的には、最適化SLIDテーブルSは、SLIDと一つ以上の出力インタフェース(OIF)とを対応付けた情報である。最適化SLIDテーブルSは、経路計算部22によって作成される。最適化SLIDテーブルSは、各々のルータRで異なる内容となる。図4(b)に示すものは、ルータR2が作成して保有する最適化SLIDテーブルS2を例示したものである。
図3を参照し、経路計算部22について説明する。経路計算部22は、経路表K及び対応表N,A及び伝搬SLIDテーブルDを基にして最適化SLIDテーブルSを作成する。ここでは、その概略のみを説明し、詳細は後記する。例えば、経路計算部22は、伝搬SLIDテーブルDのSIDリストに自己のルータRを送信側とするリンクが含まれている場合に、対応表Aを参照して当該リンクに対応する出力インタフェース(OIF)を当該SLIDに対応付ける。また、経路計算部22は、伝搬SLIDテーブルDのSIDリストに他のルータRが含まれる場合に、自己のルータRから送信先側で最も近いルータRに対応する出力インタフェース(OIF)を当該SLIDに対応付ける。
転送部30は、少なくともIPv6パケットの送受信の制御を行うものである。転送部30は、メモリ31と、転送処理部32と、エッジ処理部33と、を備えている。メモリ31には、最適化セグメントリストIDテーブル(最適化SLIDテーブル)Sが記憶されている。この最適化SLIDテーブルSは、制御部20で作成され、メモリ21に記憶されているものがコピーされたものであり、メモリ21に記憶されるものと同じ内容である。このような構成とした理由は、転送部30が制御部20に対して冗長化された場合を想定しているためである。すなわち、障害対策等のために予備の転送部30をさらに備える構成にし、故障した転送部30から予備の転送部30に切り替える場合にメモリ21に記憶される最適化SLIDテーブルSが必要になる。その為、システム構成によっては、最適化SLIDテーブルSが転送部30にのみ記憶されていてもよい。
転送処理部32は、パケットを送出するインタフェース10を判定し、判定したインタフェース10にパケットを送出するものである。ここでは、その概略のみを説明し、詳細は後記する。例えば、転送処理部32は、パケットに格納されるSLIDをキーにしてメモリ31に記憶されている最適化SLIDテーブルSを参照し、対応する出力インタフェース(OIF)を判定する。
エッジ処理部33は、ルータRが経路制御システム1の管理外の中継ノードに接続されている場合、例えば、セグメントルーティングドメインのエッジルータである場合に処理を行う。ルータRがセグメントルーティングドメインのエッジルータであるか否かは、経路制御システム1の管理者が、例えば、OSPF等のIGPのルーティングプロトコルを用いて指定を行ってもよい。その際、必要な情報は制御部20からエッジ処理部33に伝達される。
エッジ処理部33は、管理外の中継ノードからIPv6パケットを受信した場合に、IPv6ヘッダのフィールドのFlow LabelフィールドにSLIDを挿入する。Flow Labelフィールドに挿入する処理は、特に限定されず何れの処理であってもよい。例えば、経路制御システム1の管理者が、セグメントルーティングドメインのエッジのルータRに、送信元アドレスやポート番号とSLIDとを対応させた情報を登録しておき、エッジ処理部33が、その情報を参照して対応するSLIDを挿入する。
また、エッジ処理部33は、管理外の中継ノードに対してIPv6パケットを送信する場合に、IPv6ヘッダのフィールドのFlow Labelフィールドを変更する。これにより、IPv6パケットが、セグメントルーティングドメインを通過する前の状態を保つことができる。多くの場合、IPv6ヘッダのフィールドのFlow Labelフィールドには「0」が挿入されているので、元の状態に戻さなくても簡易的に「0」を挿入することも考えられる。
以上で、実施形態に係る経路制御システム1の構成についての説明を終了する。
≪実施形態に係る経路制御システムの処理≫
最初に、最適化SLIDテーブルSの作成方法について説明し、続いて、最適化SLIDテーブルSを用いたパケットの転送方法について説明する。
<最適化SLIDテーブルの作成方法>
図5A,図5Bを参照して、最適化SLIDテーブルSの作成方法について説明する。図5A,図5Bは、伝搬SLIDテーブルDから最適化SLIDテーブルSへの変換アルゴリズムの例示である。経路計算部22(図3参照)は、例えば、外部制御装置2が伝搬SLIDテーブルDを更新した場合(外部制御装置2から最新版の伝搬SLIDテーブルDを受信した場合)に、図5A,図5Bに示す処理を行う。その場合に、少なくとも伝搬SLIDテーブルDのうちで更新されたSIDリストについて処理を行えばよい。SIDリストは、n(nは1以上の整数)個のSIDが送信元側から送信先側に向かって「SID→SID→・・・→SID」のように並べられている。
経路計算部22(図3参照)は、伝搬SLIDテーブルDの更新されたSLIDに対応するSIDリストから次のSID(1≦x≦nであり、最初はx=1)を取得する(ステップS1)。続いて、経路計算部22は、ステップS1で取得したSIDに対応する情報を対応表Nに持たない又はSIDがAdj−SIDであるか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2で“Yes”の場合に処理はステップS1に進む。一方、ステップS2で“No”の場合に処理はステップS3に進む。
ステップS2で“No”の場合に、経路計算部22は、SIDがSIDリストの最終のSID(SID)であるか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3で“Yes”の場合に処理はステップS4に進む。一方、ステップS3で“No”の場合に処理はステップS7に進む。
ステップS3で“Yes”の場合に、経路計算部22は、SIDが自ノード(自己のルータR)に設定されたノードSID(Node SID)と同一であるか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4で“Yes”の場合に処理はステップS5に進む。一方、ステップS4で“No”の場合に処理はステップS6に進む。
ステップS4で“Yes”の場合に、経路計算部22は、最適化SLIDテーブルSの該当SLIDのOIFを空にする(何も代入しない)(ステップS5)。そして、当該SIDリストでの処理を終了する。一方、ステップS4で“No”の場合に、経路計算部22は、SIDリストの最終のSIDに対応するIPアドレスを対応表Nから取得し、取得したIPアドレスに対する経路探索を経路表Kで行い、経路探索で求められるOIFを最適化SLIDテーブルSの該当SLIDのOIFに代入する(ステップS6)。そして、当該SIDリストでの処理を終了する。
ステップS3で“No”の場合に、経路計算部22は、SIDのノードから最終のSID(SID)に対する経路に対し、最短経路探索(ダイクストラ法計算)を行い、自ノード(自己のルータR)が始点を除く通過点に存在するか否かを判定する(ステップS7)。ステップS7で“Yes”の場合に処理はステップS1に進む。一方、ステップS7で“No”の場合に処理はステップS8に進む。
ステップS7で“No”の場合に、経路計算部22は、SIDが自ノード(自己のルータR)のノードSIDと同一であるか否かを判定する(ステップS8)。ステップS8で“Yes”の場合に処理はステップS9に進む。一方、ステップS8で“No”の場合に処理はステップS11に進む。そして、経路計算部22は、SIDに対応するIPアドレスを対応表Nから取得し、取得したIPアドレスに対する経路探索を経路表Kを参照して行い、経路探索で求められるOIFを最適化SLIDテーブルSの該当SLIDのOIFに代入する(ステップS11)。そして、当該SIDリストでの処理を終了する。
ステップS8で“Yes”の場合に、経路計算部22は、SIDリストのSIDの次のSID(SIDx+1)がAdj−SIDであるか否かを判定する(ステップS9)。ステップS9で“Yes”の場合に処理はステップS10に進む。一方、ステップS9で“No”の場合に処理はステップS1に進む。
ステップS9で“Yes”の場合に、経路計算部22は、SIDリストのSIDの次のSID(SIDx+1)であるAdj−SIDと対応するOIFを対応表Aから取得し、取得したOIFを最適化SLIDテーブルSの該当SLIDのOIFに代入する(ステップS10)。そして、当該SIDリストでの処理を終了する。
続いて、図4(a)に示す伝搬SLIDテーブルDを用いて図5A,図5Bに示す処理を行った場合を例示する。
・ルータR2でSLID「30002」の処理を行った場合
ステップS1において、ルータR2の経路計算部22は、SIDリスト「1002→9001→1008」の一つ目のSID「1002」を取得する。ステップS2において、経路計算部22は、「1002」が対応表Nに存在し、また、対応表Aに存在しないことからAdj−SIDでないと判定し、処理をステップS3に進める。ステップS3において、経路計算部22は、SID「1002」がSIDリスト「1002→9001→1008」の最終のSID(SID「1008」)でないと判定し、処理をステップS7に進める。
ステップS7において、経路計算部22は、SID「1002」が設定されているルータR2からSID「1008」が設定されているルータR8までの最短経路探索を実施し、自ノードであるルータR2が始点を除く通過点に存在しないと判定し、処理をステップS8に進める。ステップS8において、経路計算部22は、SID「1002」が自ノードであるルータR2のSIDと同一であると判定し、処理をステップS9に進める。
ステップS9において、経路計算部22は、SIDリスト「1002→9001→1008」のSID「1002」の次のSID「9001」が対応表Aに存在することから、SID「9001」がAdj−SIDであると判定し、処理をステップS10に進める。ステップS10において、経路計算部22は、対応表Aを参照してSID「9001」に対応するOIF「E0」を最適化SLIDテーブルSのSLID「30002」のOIFに代入する。
・ルータR2でSLID「30004」の処理を行った場合
ステップS1において、ルータR2の経路計算部22は、SIDリスト「1004→1008」の一つ目のSID「1004」を取得する。ステップS2において、経路計算部22は、「1004」が対応表Nに存在し、また、対応表Aに存在しないことからAdj−SIDでないと判定し、処理をステップS3に進める。ステップS3において、経路計算部22は、SID「1004」がSIDリスト「1004→1008」の最終のSID(SID「1008」)でないと判定し、処理をステップS7に進める。
ステップS7において、経路計算部22は、SID「1004」が設定されているルータR4からSID「1008」が設定されているルータR8までの最短経路探索を実施し、自ノードであるルータR2が始点を除く通過点に存在しないと判定し、処理をステップS8に進める。ステップS8において、経路計算部22は、SID「1004」が自ノードであるルータR2のSIDと同一でないと判定し、処理をステップS11に進める。
ステップS11において、経路計算部22は、SID「1004」に対応するIPアドレス「3ffe::2:4/128」を対応表Nから取得し、取得したIPアドレスに対する経路探索を経路表Kで行い、経路探索で求められたOIF「E2」を最適化SLIDテーブルSのSLID「30004」のOIFに代入する。
・ルータR2でSLID「30001」の処理を行った場合
ステップS1において、ルータR2の経路計算部22は、SIDリスト「1008」の一つ目のSID「1008」を取得する。ステップS2において、経路計算部22は、「1008」が対応表Nに存在し、また、対応表Aに存在しないことからAdj−SIDでないと判定し、処理をステップS3に進める。ステップS3において、経路計算部22は、SID「1008」がSIDリスト「1008」の最終のSIDであると判定し、処理をステップS4に進める。
ステップS4において、経路計算部22は、SID「1008」が自ノードであるルータR2のSID「1002」と同一でないと判定し、処理をステップS6に進める。ステップS6において、経路計算部22は、SIDリスト「1008」の最終のSID(SID「1008」)に対応するIPアドレス「3ffe::2:8/128」を対応表Nから取得し、経路表Kで取得したIPアドレスに対する経路探索を再帰的に行い、経路探索で求められたOIF「E1」を最適化SLIDテーブルSのSLID「30001」のOIFに代入する。
・ルータR8でSLID「30001」の処理を行った場合
ステップS1において、ルータR8の経路計算部22は、SIDリスト「1008」の一つ目のSID「1008」を取得する。ステップS2において、経路計算部22は、「1008」が対応表Nに存在すると判定し(ルータR8は対応表Aを有しないのでAdj−SIDでないと判定してもよい)、処理をステップS3に進める。ステップS3において、経路計算部22は、SID「1008」がSIDリスト「1008」の最終のSIDであると判定し、処理をステップS4に進める。ステップS4において、経路計算部22は、SID「1008」が自ノードであるルータR8のSIDと同一であると判定し、処理をステップS5に進める。ステップS5において、経路計算部22は、最適化SLIDテーブルSのSLID「30001」のOIFを空にする(何も代入しない)。
・ルータR3でSLID「30002」の処理を行った場合
ステップS1において、ルータR3の経路計算部22は、SIDリスト「1002→9001→1008」の一つ目のSID「1002」を取得する。ステップS2において、経路計算部22は、「1002」が対応表Nに存在すると判定し(ルータR3は対応表Aを有しないのでAdj−SIDでないと判定してもよい)、処理をステップS3に進める。ステップS3において、経路計算部22は、SID「1002」がSIDリスト「1002→9001→1008」の最終のSID(SID「1008」)でないと判定し、処理をステップS7に進める。
ステップS7において、経路計算部22は、SID「1002」が設定されているルータR2からSID「1008」が設定されているルータR8までの最短経路探索を実施し、「ルータR2→ルータR3→ルータR8」となるため、自ノードであるルータR3が始点を除く通過点に存在すると判定し、処理をステップS1に進める。ステップS1において、経路計算部22は、SIDリスト「1002→9001→1008」の一つ目のSID「9001」を取得する。ステップS2において、経路計算部22は、SID「9001」を取得したが、ルータR3は対応表Aを持たない(対応表Aを持つのはルータR2のみ)ので、SID「9001」を未知のものと判定し、処理をステップS1に進める。
ステップS1において、経路計算部22は、SIDリスト「1002→9001→1008」の一つ目のSID「1008」を取得する。ステップS2において、経路計算部22は、「1008」が対応表Nに存在すると判定し(ルータR3は対応表Aを有しないのでAdj−SIDでないと判定してもよい)、処理をステップS3に進める。ステップS3において、経路計算部22は、SID「1008」がSIDリスト「1002→9001→1008」の最終のSIDであると判定し、処理をステップS4に進める。
ステップS4において、経路計算部22は、SID「1008」が自ノードであるルータR3のSID「1003」と同一でないと判定し、処理をステップS6に進める。ステップS6において、経路計算部22は、SIDリスト「1002→9001→1008」の最終のSID(SID「1008」)に対応するIPアドレスを対応表Nから取得し、取得したIPアドレスに対する経路探索を経路表Kで行い、経路探索で求められたOIF「E1」を最適化SLIDテーブルSのSLID「30002」のOIFに代入する。
・anycast SIDの処理について
anycast SID(例えば、SID「2009」)は、複数のノードSIDに分解できる(例えば、SID「2009」については、SID「1004」,「1005」)。その為、経路計算部22は、anycast SIDの処理について、分解したそれぞれのSIDについて処理を行うようにする。つまり、anycast SIDに含まれるSIDの数分だけ、処理を繰り返して行えばよい。
<最適化SLIDテーブルを用いたパケットの転送方法>
次に、図6を参照して、最適化SLIDテーブルSを用いたパケットの転送方法について説明する。図6は、ルータRがIPv6パケットを受信した場合の転送アルゴリズムの例示である。
転送処理部32(図3参照)は、受信したIPv6パケットのFlow Labelフィールドに格納されるSLIDが、自ノードが保持する最適化SLIDテーブルSで一致するものが存在するか否かを判定する(ステップS21)。ステップS21で“Yes”の場合に処理はステップS23に進む。一方、ステップS21で“No”の場合に処理はステップS22に進み、転送処理部32は、通常の宛先アドレスを用いたパケットの転送を行う(ステップS22)。
ステップS21で“Yes”の場合に、転送処理部32は、最適化SLIDテーブルSの一致した最適化SLIDテーブルにOIFが存在するか否かを判定する(ステップS23)。ステップS23で“Yes”の場合に処理はステップS25に進む。一方、ステップS23で“No”の場合に処理はステップS24に進む。
ステップS23で“Yes”の場合に、転送処理部32は、最適化SLIDテーブルSのOIFを用いた転送を行う(ステップS25)。ステップS23で“No”の場合に、エッジ処理部33は、セグメントルーティングドメイン外に出る際の処理を行う(ステップS24)。そして、処理はステップS22に進み、転送処理部32は、通常の宛先アドレスを用いたパケットの転送を行う(ステップS22)。
続いて、ルータRにおいて、図4(b)に示す最適化SLIDテーブルSを用いて図6に示す処理を行った場合を例示する。
・ルータR2で図6に示す処理を行った場合
ステップS21において、転送処理部32は、受信したIPv6パケットのFlow Labelフィールドに格納されるSLIDが「30001」〜「30005」であれば、処理をステップS23に進める。ルータR2が有する最適化SLIDテーブルS2(図4(b)参照)のOIFには、これらの値に対応する値が代入されているので、処理をステップS25に進め、OIFを用いた転送を行う。一方、転送処理部32は、受信したIPv6パケットのFlow Labelフィールドに格納されるSLIDが「30001」〜「30005」以外の値であれば、処理をステップS22に進め、通常の宛先アドレスを用いた転送を行う。
・ルータR8で図6に示す処理を行った場合
ステップS21において、転送処理部32は、受信したIPv6パケットのFlow Labelフィールドに格納されるSLIDが「30001」〜「30005」であれば、処理をステップS23に進める。ルータR8が有する最適化SLIDテーブルS8(図示せず)のOIFには、これらの値に対応する値が代入されていないので(図5BのステップS5参照)、処理をステップS24に進める。エッジ処理部33は、IPv6ヘッダのフィールドのFlow Labelフィールドを元の状態に戻し(例えば、簡易的に「0」を挿入する)、転送処理部32は、通常の宛先アドレスを用いた転送を行う。
以上で、実施形態に係る経路制御システム1の処理についての説明を終了する。
以上のように、実施形態に係る経路制御システム1、及び中継ノードであるルータRは、パケットの中に中継するノードを示したセグメントリストを持たず、経路を識別する情報のみでパケットを転送する。したがって、IPv6標準ヘッダのみを用いて経路を指定してパケットを転送する事が可能になり、拡張ヘッダを用いないことからNext Headerの順次探索という非定型処理を実施する必要がない。その為、実施形態に係る経路制御システム1、及び中継ノードであるルータRは、定型的な処理しか実施できないASIC等のハードウェアを用いても、経路を制御してパケットを転送することができる。
また、実施形態に係る経路制御システム1及び中継ノードであるルータRは、前記説明した通り、パケットの中に中継するノードを示したセグメントリストを持たず、経路を識別する情報のみでパケットを転送する。したがって、悪意の第三者が任意の経路をパケットに指定することができず、パケットをルータ間でループすることを排除できる。その為、実施形態に係る経路制御システム1、及び中継ノードであるルータRは、パケットのループを用いたDoS攻撃を回避することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を変えない範囲で実施することができる。実施形態の変形例を以下に示す。
実施形態では、ルータRが経路制御システム1の管理外の中継ノードに接続されている場合に、エッジ処理部33は、IPv6ヘッダのフィールドのFlow Labelフィールドの値を変更していた。しかしながら、IPv6パケットが管理ドメインに入った場合に、エッジ処理部33は、管理ドメイン内用の新規のIPv6ヘッダをパケットの先頭に追加し、その新規のIPv6ヘッダのFlow LabelフィールドにSLIDを代入するようにしてもよい(図7(b)参照)。そして、IPv6パケットが管理ドメインから出る場合に、エッジ処理部33は、管理ドメイン内用の新規のIPv6ヘッダを取り除く。この場合、管理外の中継ノードから受信したパケットの内容を完全に保持することができる。
また、エッジ処理部33は、管理ドメイン内用の新規のIPv6ヘッダをパケットの先頭に追加し、その新規のIPv6ヘッダのソースアドレスにSLIDを代入するようにしてもよい。基本的に、ルータRは、宛先アドレスを参照してパケットを転送する。その為、ソースアドレスは、一般的に転送先の決定に使用されないからである。
また、実施形態では、セグメントルーティングを前提に説明していた。しかしながら、経路制御システム1は、中継ノードであるルータR、及び中継ノード間のリンクを指定することで経路を特定できるものであれば、セグメントルーティング以外にも適用できる。
また、実施形態では、それぞれのルータRで伝搬SLIDテーブルDから最適化SLIDテーブルSを作成していたが、外部制御装置2でそれぞれのルータRの最適化SLIDテーブルSを作成するようにしてもよい。その場合、ルータRは、IF10を介して最適化SLIDテーブルSを受信し、受信した最適化SLIDテーブルSをメモリ21やメモリ31に記憶するようにする。
1 経路制御システム
2 外部制御装置
10 IF(インタフェース)
20 制御部
21 メモリ(第2の記憶部)
22 経路計算部
30 転送部
31 メモリ(第1の記憶部)
32 転送処理部
33 エッジ処理部
R ルータ(中継ノード)
K 経路表
N ノードSID・IPアドレス対応表
A Adj−SID・OIF対応表
D 伝搬SLIDテーブル
S 最適化SLIDテーブル(第1情報)

Claims (4)

  1. 自己の中継ノードと1以上の他の中継ノードとによってネットワークを構成し、前記中継ノード及び各前記中継ノード間のリンクを指定することで特定される経路に従って前記自己の中継ノードからパケットを前記他の中継ノードに転送する中継ノードであって、
    前記パケットのFlow Labelフィールドには、前記経路を識別する経路識別情報が格納されており、
    前記中継ノードと隣接する前記他の中継ノードとの間のリンクの数分のインタフェースと、
    前記経路識別情報と、前記インタフェースとが対応付けられた第1情報が格納される第1の記憶部と、
    受信した前記パケットに格納される経路識別情報をキーにして前記第1情報を参照することで対応するインタフェースを判定し、判定した前記インタフェースにパケットを出力する転送処理部と、
    を備えることを特徴とする中継ノード。
  2. 前記経路識別情報と、前記中継ノード及び前記リンクの内の少なくとも何れか一方を送信元側から送信先側に向かって転送順に並べた経路情報とが対応付けられた第2情報が格納される第2の記憶部と、
    前記第2情報から前記第1情報を作成する経路計算部と、をさらに備え、
    前記経路計算部は、
    前記経路情報に前記自己の中継ノードを送信元側とする前記リンクが含まれている場合に、当該リンクに対応する前記インタフェースを前記経路識別情報に対応づけ、
    前記経路情報に前記他の中継ノードが含まれている場合に、前記自己の中継ノードから送信先側で最も近い前記他の中継ノードに対応する前記インタフェースを前記経路識別情報に対応づける、
    ことを特徴とする請求項1に記載の中継ノード。
  3. 前記経路計算部は、
    前記経路情報に含まれる前記他の中継ノードから前記経路情報の送信先側で最も遠い前記他の中継ノードまでの最短経路探索を行い、自己の中継ノードが探索した最短経路に含まれているか否かにより送信先側で最も近い他の中継ノードを算出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の中継ノード。
  4. 自己の中継ノードと1以上の他の中継ノードとによってネットワークを構成し、前記中継ノード及び各前記中継ノード間のリンクを指定することで特定される経路に従って前記自己の中継ノードからパケットを前記他の中継ノードに転送する中継ノードの経路制御方法であって、
    前記パケットのFlow Labelフィールドには、前記経路を識別する経路識別情報が格納されており、
    前記中継ノードは、
    前記中継ノードと隣接する前記他の中継ノードとの間のリンクの数分のインタフェースと、
    前記経路識別情報と、前記インタフェースとが対応付けられた第1情報が格納される第1の記憶部と、を有し、
    受信した前記パケットに格納される経路識別情報をキーにして前記第1情報を参照することで対応するインタフェースを判定し、判定した前記インタフェースにパケットを出力するステップを実行する、
    ことを特徴とする経路制御方法。
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