JP2015157644A - Label attaching device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、被着体にラベルを貼付するラベル貼付装置に関し、例えば、離型紙を用いないノーセパレータ型のラベル(ノーセパレータラベル)を複数連結して帯状に形成した帯状ラベル体からラベルを剥がして被着体に貼り付けるラベル貼付装置に関する。 The present invention relates to a label affixing device for affixing a label to an adherend, for example, by stripping a label from a strip-shaped label body formed by connecting a plurality of no-separator-type labels (no-separator labels) that do not use release paper. It is related with the label sticking apparatus stuck to a to-be-adhered body.
ノーセパレータラベルは、廃棄物が少なく環境負荷の軽減に貢献するため、商品等の被着体に貼り付けるためのラベルとして広く用いられている。このノーセパレータラベルには種々のものがある。例えば、特許文献1には、ノーセパレータラベル1を複数連結して帯状に形成した帯状ラベル体8を管状の芯7にロール状に捲き回したラベルロールL(図15参照)が提案されている。
The no-separator label is widely used as a label to be attached to an adherend such as a product because it has little waste and contributes to a reduction in environmental load. There are various types of no-separator labels. For example,
具体的には、図15に示すように、ラベルロールLは、ノーセパレータラベル(以下、単に「ラベル」という)1を表裏面が部分的に重なり合うように配置してラベル1同士を相互に連結して形成した帯状ラベル体8をロール状に捲き回すことにより形成されている。ラベルロールLを構成するラベル1は、商品名等が印刷された印刷部を有するラベル基部2と、ラベル基部2の表面に設けたオーバーコート層3と、ラベル基部2の裏面に設けた接着層4とを備えている。このオーバーコート層3は、印刷部を保護すると共に、重ね合わされたラベル1を剥がれやすくする機能を担っている。尚、この印刷部は、ラベル基部2の表面に形成されていてもよいし、ラベル基部2の裏面に形成されていてもよい(例えば、ラベル基部2が透明フィルムなどの場合、印刷部がラベル基部2の表面に形成されていても、ラベル基部2の裏面に形成されていても、ラベル1の表面から印刷部を目視できる)。
Specifically, as shown in FIG. 15, the label roll L has a no-separator label (hereinafter simply referred to as “label”) 1 disposed so that the front and back surfaces partially overlap each other, and the
また、近年、ラベリングマシン(ラベル貼付装置)に、上記のラベルロールLを装着し、被着体Wにラベルを自動貼付することも行われている。例えば、特許文献2には、上記のようなラベルロールLを装着し、そのラベルロールLからラベル1を剥がして被着体Wに自動貼付するラベル貼付装置が提案されている。以下、特許文献2に記載のラベル貼付装置について、図16、図17を用いて説明する。
In recent years, the label roll L is mounted on a labeling machine (label sticking device), and a label is automatically stuck on the adherend W. For example,
図16に示すように、ラベル貼付装置は、被着体Wを移送する商品移送用のベルトコンベア200と、帯状ラベル体8を仮接着させ移動させる第1搬送ベルト110と、第1搬送ベルト110を間欠的に移動させる第1駆動手段112と、第1搬送ベルト110が巻き掛けられて第1搬送ベルト110を反転させる第1反転軸116とを備えている。尚、第1反転軸116が、帯状ラベル体8からラベルを剥がす役割を果たしている。また、ラベル貼付装置は、第1搬送ベルト110から剥がされたラベルを1枚ずつ仮接着させ移動させる第2搬送ベルト122と、第2搬送ベルト122を移動させる第2駆動手段124と、第2搬送ベルト122が巻き掛けられ第2搬送ベルト122を反転させる第2反転軸128とを備えている。尚、ラベル貼付装置では、第1搬送ベルト110を反転させる第1反転軸116の近傍に、第2搬送ベルト122が配置されている。
As shown in FIG. 16, the label sticking apparatus includes a product
このラベル貼付装置は、先ず、ラベルロールLから引き出した帯状ラベル体8を第1搬送ベルト110に仮接着させた状態で移動させて帯状ラベル体8からラベル1を1枚ずつ剥がし、第2搬送ベルト122に、剥がしたラベル1を仮接着させて移動させる。その後、第2搬送ベルト122に仮接着させて移動させたラベル1を剥がし、被着体Wに自動的に貼付させている。
In this label sticking device, first, the belt-
具体的には、図17に示すように、第1搬送ベルト110に仮接着された帯状ラベル体8の先頭ラベル1aが、第1反転軸116の位置まで移動してくると、先頭ラベル1aの先端部分1yが第1搬送ベルト110から剥がされ、第1搬送ベルト110から先頭ラベル1aが突出していき、ラベル1aの接着面(接着層4)が、移動している第2搬送ベルト122(第1反転軸116の近傍に配置された第2搬送ベルト122)に当接して仮接着する。その後、ラベル1aの先端部1yが移動している第2搬送ベルト122に引っ張られて、ラベル1aの接着面(接着層4)の全面が第2搬送ベルト22に仮接着していく。これにより、ラベル1aは、第1搬送ベルト110から第2搬送ベルト122に移転する。
Specifically, as shown in FIG. 17, when the leading
また、図16に示すように、第2搬送ベルト122に仮接着されたラベル1は、第2搬送ベルト122と共に移動していき、そのラベル1が第2反転軸128の位置まで移動してくると、ラベルの先端部分が第2搬送ベルト122から剥がれ、その剥がれた先端部分が第2搬送ベルト122から前方へ突出する。そして、ベルトコンベア200上を移動してくる被着体Wが、上記の突出するラベル1の先端部分の接着面(接着層4)に接触することにより、ラベルの先端部が被着体Wに接着する。その後、ラベル1の先端部分が接着された状態でベルトコンベア200上を被着体Wが移動していき、ラベル1は、第2搬送ベルト122から剥がれ、被着体Wに貼付けられるようになっている。
As shown in FIG. 16, the
しかしながら、上述した特許文献2に記載のラベル貼付装置は、次に示す技術的課題を有している。具体的には、上述したラベル貼付装置は、第1搬送ベルト110に仮接着された帯状ラベル体8の先頭ラベル1aを、第1反転軸116により、第1搬送ベルト110から剥がし突出させ、移動している第2搬送ベルト122に対して、突出させたラベル1aの接着面を当接させることにより、第1搬送ベルト110に仮接着された帯状ラベル体8から先頭ラベル1aを剥がし、第2搬送ベルト122に移転させている。しかし、第1搬送ベルト110から第2搬送ベルト122にラベルを移転させる際に、先頭ラベル1aの接着面を、単に、第2搬送ベルト122に接触させて第2搬送ベルト122により引っ張る方法では、帯状ラベル体8から1枚ずつラベル1を剥がせないことがあった。具体的には、帯状ラベル体8の先端ラベル1aが、自身と連結している後続ラベル1bから剥がれないことがあった。また、この方法では、第2搬送ベルト122にラベル1aが仮接着されず、ラベル1aが落下するエラーが発生したり、第2搬送ベルト122の所望位置にラベルが接着されないことがあった。その結果、従来技術のラベル貼付装置では、被着体に高精度にラベルを貼り付けることができなかった。
However, the label sticking device described in
本発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ノーセパレータラベルを複数連結して帯状に形成した帯状ラベル体からラベルを剥がし、被着体に高精度にラベルを貼り付けるラベル貼付装置を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above technical problem, and its purpose is to peel off a label from a strip-shaped label body formed in a strip shape by connecting a plurality of no-separator labels, and label the adherend with high accuracy. It is in providing the label sticking apparatus to stick.
上記技術的課題を解決するための本発明は、複数のノーセパレータ型のラベルを表裏面が部分的に重なり合うように配置して前記ラベル同士を相互に連結して形成した帯状ラベル体からラベルを剥がし、ベルトコンベア上を移動する被着体に前記ラベルを貼付するラベル貼付装置であって、前記帯状ラベル体を仮接着させて移動させる複数の回転ドラム板を有する回転ドラム機構と、前記帯状ラベル体からラベルを1枚ずつ仮接着させて搬送させるラベル搬送機構と、前記ラベル搬送機構の進行方向側の端部近傍から前記進行方向側へ迫り出した位置に設けられ、前記ラベル搬送機構により搬送された前記ラベルの非接着面を吸引可能な吸引機構とを有し、前記吸引機構が前記ラベルの非接着面を吸引した状態で、前記ラベルが前記ラベル搬送機構の進行方向側へ押し出されることにより、前記ラベルの先端部が前記ベルトコンベア上を移動する被着体と接触し、前記ラベルが前記被着体に貼付されることを特徴とする。
この構成により、ノーセパレータラベルを複数連結して帯状に形成した帯状ラベル体からラベルを剥がし、被着体に高精度にラベルを貼り付けることができる。
The present invention for solving the above technical problem is to arrange a label from a strip-shaped label body formed by arranging a plurality of no-separator type labels so that the front and back surfaces partially overlap each other and mutually connecting the labels. A label affixing device that affixes the label to an adherend that is peeled off and moves on a belt conveyor, the rotating drum mechanism having a plurality of rotating drum plates that are moved by temporarily adhering the belt-shaped label body, and the belt-shaped label A label transport mechanism for temporarily adhering labels one by one from the body and transporting the label transport mechanism at a position that protrudes from the vicinity of an end portion on the travel direction side of the label transport mechanism toward the travel direction side, and transported by the label transport mechanism A suction mechanism capable of sucking the non-adhesive surface of the label, and the label is transported in a state where the suction mechanism sucks the non-adhesive surface of the label. By being pushed to the advancing direction of the mechanism, in contact with the adherend tip of the label is displaced on the conveyor belt, the label is characterized in that it is stuck to the adherend.
With this configuration, the label can be peeled off from the strip-shaped label body formed in a strip shape by connecting a plurality of no-separator labels, and the label can be attached to the adherend with high accuracy.
また、本発明では、前記吸引機構の前記ラベル搬送機構の進行方向側の端部近傍から前記ラベル搬送機構の進行方向側へ迫り出した長さ寸法が前記進行方向における前記ラベルの長さ寸法より小さいことを特徴とする。
この構成により、ラベルが吸引機構から被着体へと確実に貼り付けることができる。
Further, in the present invention, the length dimension of the suction mechanism that protrudes from the vicinity of the end portion on the traveling direction side of the label transport mechanism toward the traveling direction side of the label transport mechanism is greater than the length dimension of the label in the traveling direction. It is small.
With this configuration, the label can be reliably attached from the suction mechanism to the adherend.
また、本発明では、前記吸引機構は、平板状の表面に複数の吸気口が形成された本体と、排気口が設けられた吸引機とを有し、前記吸引機が前記吸気口から前記ラベルの周囲の外気を吸引し、吸引した前記外気を前記排気口から排出することにより、前記平板状の表面上に前記ラベルを吸引することを特徴とする。
この構成により、簡単な構成で、ラベルを吸引することができる。
In the present invention, the suction mechanism has a main body having a plurality of air inlets formed on a flat surface and a suction machine provided with an exhaust port, and the suction machine extends from the air inlet to the label. The label is sucked onto the flat plate-like surface by sucking outside air around the air and discharging the sucked outside air from the exhaust port.
With this configuration, the label can be sucked with a simple configuration.
また、本発明では、前記吸引機構は、平板状の表面に複数の吸気口が形成されると共に、内部に空間が形成された本体と、前記本体にエアー供給口を介して、圧縮空気を供給するコンプレッサとを有し、前記コンプレッサが前記エアー供給口から前記本体に設けられた噴出口へ向かう圧縮空気を供給することにより、前記ラベルの周囲の外気が前記吸気口から吸引され、前記平板状の表面上に前記ラベルを吸引することを特徴とする。
この構成により、ベルヌーイの定理によるエジェクタ効果により、ラベルを吸引することができる。
In the present invention, the suction mechanism supplies a compressed air through a main body having a plurality of air inlets formed on a flat plate-like surface and a space formed therein, and an air supply port. And the compressor supplies compressed air from the air supply port to a jet port provided in the main body, whereby outside air around the label is sucked from the intake port, and the flat plate shape The label is sucked onto the surface of the film.
With this configuration, the label can be sucked by the ejector effect based on Bernoulli's theorem.
また、本発明では、前端部に円弧状に凹んだ形状の摺接部が形成された剥離部材を複数備えるラベル剥離機構を有し、前記剥離部材は、前記摺接部の幅方向一端部が前記複数の回転ドラム板同士間に形成された隙間部に挿通され、且つ前記摺接部の幅方向他端部が前記ラベル搬送機構のラベル受取面に接触しないように離間されることにより、前記回転ドラム機構が前記回転ドラム板を回動させると、前記剥離部材の摺接部に、前記回転ドラムと共に回動する前記帯状ラベル体の先頭ラベルの先端部分が当接し、前記先頭ラベルの先端部分が前記摺接部に沿って滑りながら前記回転ドラム板から剥がれて反転し、前記反転した先端部分の接着面が前記ラベル搬送機構のラベル受取面に当接することを特徴とする。
この構成により、帯状ラベル体を確実に反転させることができる。
Moreover, in this invention, it has a label peeling mechanism provided with two or more peeling members in which the sliding contact part of the shape dented in circular arc shape was formed in the front-end part, and the said width direction one end part of the said sliding contact part has the said peeling member. The gap between the rotating drum plates is inserted into a gap, and the other end in the width direction of the sliding contact portion is separated so as not to contact the label receiving surface of the label transport mechanism. When the rotating drum mechanism rotates the rotating drum plate, the leading end portion of the leading label of the strip-shaped label body that rotates together with the rotating drum comes into contact with the sliding contact portion of the peeling member, and the leading end portion of the leading label Is peeled off from the rotating drum plate while being slid along the sliding contact portion and reversed, and the adhesive surface of the reversed leading end portion is in contact with the label receiving surface of the label transport mechanism.
With this configuration, the belt-like label body can be reliably reversed.
また、本発明では、前記吸引機構の前記本体に取り付けられた継手アームと、前記継手アームを回動自在に支持する支持部材と、前記吸引機構の本体が前記被着体側へ傾斜した状態となるように付勢する付勢部材とを備えた貼付補助機構を有することを特徴とする。
この構成により、ベルトコンベアの形状に影響されることなく、被着体にラベルを貼付することが可能となる。
In the present invention, the joint arm attached to the main body of the suction mechanism, a support member that rotatably supports the joint arm, and the main body of the suction mechanism are inclined to the adherend side. It has the sticking auxiliary mechanism provided with the energizing member energizing in this way.
With this configuration, it is possible to attach a label to the adherend without being affected by the shape of the belt conveyor.
本発明によれば、ノーセパレータラベルを複数連結して帯状に形成した帯状ラベル体からラベルを剥がし、被着体に高精度にラベルを貼り付けるラベル貼付装置を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the label sticking apparatus which peels a label from the strip | belt-shaped label body formed in the strip | belt shape by connecting a plurality of no-separator labels, and sticks the label to the adherend with high accuracy can be provided.
以下、本発明の実施形態のラベル貼付装置について図面を用いて説明する。先ず、本実施形態のラベル貼付装置の全体構成について図1、2を用いて説明する。尚、図1では、説明を判り易くするため、ラベル移動機構の構成を省略する。また、本実施形態では、ラベル貼付装置に、上述した図14に示すラベルロールLを装着する場合を例にする。 Hereinafter, a label sticking device according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. First, the whole structure of the label sticking apparatus of this embodiment is demonstrated using FIG. In FIG. 1, the configuration of the label moving mechanism is omitted for easy understanding. Moreover, in this embodiment, the case where the label roll L shown in FIG. 14 mentioned above is mounted | worn to a label sticking apparatus is made into an example.
本実施形態のラベル貼付装置は、ノーセパレータ型のラベル1を表裏面が部分的に重なり合うように配置してラベル1同士を相互に連結して形成した帯状ラベル体8を捲き回してロール状にしたラベルロールLからラベル1を1枚ずつ剥がして被着体Wに貼り付けるものである。
In the label sticking device of this embodiment, a no-separator-
具体的には、本実施形態のラベル貼付装置は、被着体Wを移動させるベルトコンベア200と、ラベルロールLを回転自在に支持するロール支持部9と、ラベルロールLから引き出した帯状ラベル体8を仮接着させ移動させる複数の回転ドラム板11を有する回転ドラム機構10と、帯状ラベル体8から剥がされたラベルを1枚ずつ仮接着させ搬送させる搬送ベルト21を有するラベル搬送機構20と、回転ドラム板11に仮接着された帯状ラベル体8の先頭に配置されたラベル(先頭ラベル)1の先端部分を回転ドラム板11から剥がし反転させるラベル剥離機構30と、ラベル剥離機構30により反転させられた先頭ラベル1の先端部分を搬送ベルト21に押し当てながら、先頭ラベル1を回転ドラム板11から剥がして搬送ベルト21に仮接着させるラベル移動機構40と、ラベル搬送機構20の進行方向側の端部近傍から進行方向側へ迫り出した位置に設けられ、ラベル搬送機構20により搬送されたラベル1の非接着面を吸引可能な吸引機構50とを有する。また、ロール支持部9、回転ドラム機構10、搬送ベルト機構20、ラベル剥離機構30、ラベル移動機構40及び吸引機構50は、施設の床面等に設置した本体フレーム60に取り付けられる。尚、回転ドラム板11及び搬送ベルト21は、鉛直方向に立設配置される。
Specifically, the label sticking device of the present embodiment includes a
また、ラベル貼付装置は、装置全体の動作を制御する制御部70と、ユーザ(作業者)からの各種操作を受け付ける操作部80と、装置の動作状態や被着体Wの位置を検知する複数のセンサ(図示せず)とを備える。制御部70は、回転ドラム機構10、ラベル搬送機構20、ラベル移動機構40、吸引機構50、ベルトコンベア200及び前記センサ(図示せず)との間で各種データの授受することができる。そして、制御部70は、操作部80を介して、ユーザからの各種要求を受け付け、回転ドラム機構10、ラベル搬送機構20、ラベル移動機構40、吸引機構50、ベルトコンベア200及び前記センサの動作を制御することができる。即ち、制御部70は、操作部80から入力される各種命令や前記センサからの検知信号を受信すると、各種の制御信号を生成し、その制御信号を各機構(回転ドラム機構10、ラベル搬送機構20、ラベル移動機構40、吸引機構50、ベルトコンベア200)に送信する。そして、回転ドラム機構10、ラベル搬送機構20、ラベル移動機構40、吸引機構50及びベルトコンベア200は、各々に送信された制御信号を受信すると、当該制御信号に従い動作する。
In addition, the label sticking device includes a
尚、制御部70及び操作部80の構成は、特に限定されるものではない。例えば、制御部70は、CPU及びメモリを備えるコンピュータにより構成され、操作部80は、キーボードやハードウエアスイッチや液晶ディスプレイ(タッチパネル)等により構成することができる。この場合、制御部70の前記メモリには、「回転ドラム機構10、ラベル搬送機構20、ラベル移動機構40、吸引機構50、ベルトコンベア200」の動作を制御する制御プログラムが格納される。そして、制御部70の機能(「回転ドラム機構10、ラベル搬送機構20、ラベル移動機構40、吸引機構50、ベルトコンベア200」の動作を制御する機能)は、前記CPUが前記制御プログラムを実行することにより実現される。
In addition, the structure of the
このように構成されたラベル貼付装置は、ロール支持部9にラベルロールLを装着し、且つラベルロールLから引き出した帯状ラベル体8を、回転ドラム板11の所定位置に仮接着させた初期動作状態にセットして使用することができる。このセットされた初期動作状態から、ラベル貼付装置を駆動させると、ラベル貼付装置は、セットされた帯状ラベル体8からラベル1を1枚ずつ剥がして、ベルトコンベア200の上を移動する被着体Wにラベル1を自動的に貼付する。以下、ラベル貼付装置の各構成を順番に説明していく。
The label affixing apparatus configured as described above is an initial operation in which the label roll L is mounted on the
先ず、回転ドラム機構10について図1、図2を用いて説明する。図1に示すように、回転ドラム機構10は、回転ドラム板11と、回転ドラム板11を回転させる回転軸12と、ガイドローラ13とを有する。また、回転ドラム板11の外周側には、合成樹脂材(例えば、ゴム)等で形成された複数の押当てローラ14が設けられる。尚、ガイドローラ13、押当てローラ14は、いずれも、一端部(下端部)が本体フレーム60に設置された底板部10a(図2参照)に回転自在に支持される。
First, the
また、回転軸12は、図示しないドラム駆動部により回転ドラム板11を回転させる。ドラム駆動部は、例えばステッピングモータやサーボモータにより構成されており、制御部70に制御されて動作する。本実施形態では、ドラム駆動部は、回転ドラム板11を反時計方向に回転させる。尚、ドラム駆動部がステッピングモータにより構成される場合、例えば、回転ドラム板11の移動量が、ラベル1の先端部分(隣接して連結された後続ラベル1との重ね合わせ部分以外の領域)の長さ寸法となるように定めておいてもよい。
The rotating
そして、本実施形態では、ロール支持部9に装着されたラベルロールLから帯状ラベル体8を引き出し、その引き出した帯状ラベル体8の裏面(接着層4)を、ガイドローラ13を介して、回転ドラム板11の外周面に当接させ、帯状ラベル体8を、押当てローラ16が回転ドラム板11の外周面に帯状ラベル体8を押し当てることにより、回転ドラム板11に仮接着させる。
In this embodiment, the strip-shaped
また、図2に示すように、回転ドラム板11は、回転ドラム板11a、11b、11c、11d、11e、11f、11gを板厚方向に所定隙間を開けて並列配置した構成である。尚、回転ドラム板11a、11b、11c、11d、11e、11f、11gは、いずれも、同じ形状(半径寸法、厚み寸法)に形成される。また、回転ドラム板11a、11b、11c、11d、11e、11f、11gは、例えば樹脂により形成される。
As shown in FIG. 2, the
本実施形態では、回転ドラム板11a、11b、11c、11d、11e、11f、11g同士間の各隙間部に、後述する剥離部材31が設置され、より確実に、回転ドラム板11に仮接着された帯状ラベル体8の先端部分(先頭ラベル1)を回転ドラム板11から剥がし反転させることができる。
In the present embodiment, a peeling
次に、ラベル搬送機構20について図1〜図3を用いて説明する。ラベル搬送機構20は、搬送ベルト21と、駆動ローラ(図示しない)と、駆動ローラを回転させるベルト駆動部(図示しない)と、搬送ベルト21を反転させる回転可能な反転軸22(図3を参照)とを有する。搬送ベルト21は、駆動ローラと、反転軸22とにループ状(無端状)に巻き掛けられ、ベルト駆動部の回転によって移動する(図示する例では反時計回りに移動する)。尚、ベルト駆動部は、例えばステッピングモータやサーボモータにより構成される。
Next, the
また、駆動ローラは、いずれも、一端部(下端部)が本体フレーム60に回転自在に支持され、他端部(上端部)が板状の上蓋部により回転自在に支持されている。また、反転軸22は、その下端部が本体フレーム60に固定された支持部材により回転自在に支持されている。
Moreover, as for a drive roller, as for all, one end part (lower end part) is rotatably supported by the
図2に示すように、搬送ベルト21は、2つの帯状ベルト21a、21bを幅方向に所定隙間を開けて並列配置した構成である。また、2つの帯状ベルト21a、21bは、それぞれ、駆動ローラと、ガイドローラと、反転軸22とに架け渡されて無端状に形成されている。尚、帯状ベルト21a、21bは、いずれも同じ形状(幅寸法、長さ寸法)である。また、帯状ベルト21a、21bは、例えばウレタンにより形成されている。
As shown in FIG. 2, the
無端状の搬送ベルト21は、回転ドラム板11からラベル1を受け取る領域(ラベル受取面21A)が、回転ドラム板11と相対向するように配置されている。また、回転ドラム板11と、搬送ベルト21のラベル受取面21Aとの間隔は、後述する剥離部材31の摺接部32の幅寸法よりも小さくなっている(例えば、10mm程度の幅に形成されている)。
The
また、ラベル受取面21Aにおける搬送ベルト21の進行方向は、回転ドラム板11の回転方向に対し、反対方向になっている。
The traveling direction of the
また、搬送ベルト機構20は、反転軸22に向かう搬送ベルト21の進行方向が、ベルトコンベア200の進行方向と、同じ方向(反対方向でない方向)になるように配置されている。本実施形態では、ベルトコンベア200の進行方向と、反転軸22に向かう搬送ベルト21の進行方向とのなす角度θを鋭角(例えば、θ=15°〜45°)に設定することが望ましい。また、搬送ベルト21は、反転軸22がベルトコンベア200の上方(鉛直方向における上方)に位置するように配置される。さらに、搬送ベルト21の移動速度と、ベルトコンベア200の移動速度とが同速度になるように設定されると好ましい。
Further, the
また、本実施形態では、反転軸22により、搬送ベルト21の進行方向が略180度反転するようになっており、搬送ベルト21に仮接着されたラベル1は、搬送ベルト21と共に移動して、反転軸22の位置で、ラベル1の先頭から剥がれていき、ラベル1が搬送ベルト21から押し出されて突出していく。そして、吸引機構50が搬送ベルト21から突出したラベル1の非接着面(オーバーコート層3)を吸引した状態で、ラベル1がラベル搬送機構20の進行方向側へ押し出されることにより、ラベル1の接着面である裏面(接着層4)がベルトコンベア200の上を移動する被着体Wに接着する位置まで移動させられ、そこへ被着体Wが移動することにより、被着体Wにラベル1が貼り付けられる。
In the present embodiment, the reversing
次に、ラベル剥離機構30について、図4〜図6を用いて説明する。ラベル剥離機構30は、前端部に円弧状に凹んだ形状の摺接部32が形成された複数の剥離部材31と、剥離部材31を支持する棒状の支持部材(図示しない)とを備える。また、剥離部材31は、摺接部32の幅方向一端部が複数の回転ドラム板11同士間に形成された隙間部に挿通され、且つ摺接部32の幅方向他端部がラベル搬送機構20のラベル受取面21Aに接触しないように離間されることにより、回転ドラム機構10が回転ドラム板11を回動させると、剥離部材31の摺接部32に、回転ドラム板11と共に回動する帯状ラベル体8の先頭ラベルの先端部分が当接し、先頭ラベルの先端部分が摺接部32に沿って滑りながら回転ドラム板11から剥がれて反転し、反転した先端部分の接着面がラベル搬送機構20のラベル受取面21Aに当接する。尚、支持部材は、本体フレーム60に取り付けられている(本体フレーム60から立設している)。
Next, the
本実施形態の剥離部材31は、円弧状に凹んだ形状の摺接部32の内部に、複数の回転ローラ31c1、31c2、31c3が回転自在に装着される。また、複数の回転ローラ31c1、31c2、31c3は、その外周部が円弧状に凹んだ形状に沿うように配置される。尚、本実施形態では、回転ローラ31c1、31c2、31c3の数や形状について特に限定されるものではないが、図4では以下に示すように構成される。
In the peeling
図4に示すように、剥離部材31は、板状基部31aと、板状基部31aの前端側の表裏面を挟持するように取り付けられる1対のローラ支持板31b、31bと、1対のローラ支持板31b、31bに回転自在に挟持される円板状の回転ローラ31c1、31c2、31c3とを有する。
As shown in FIG. 4, the peeling
具体的には、板状基部31aは、前端部に円弧状の凹部31a1が形成される。また、ローラ支持板31bは、その前端部に円弧状の凹部31b1が形成される。そして、1対のローラ支持板31b、31bのうちの一方(又は他方)のローラ支持板31bは、自身の凹部31b1が、板状基部13aの凹部31a1よりも突出させた状態で配置され、板状基部31aの前端側の一方面(又は他方面)に、ネジ等で固定される。
Specifically, the plate-
また、回転ローラ31c1、31c2、31c3は、一対のローラ支持板31b、31bの凹部31b1に沿うように円弧状に並べられ、一対のローラ支持板31b、31bに回転自在に支持される。そして、本実施形態では、一対のローラ支持板31b、31bの凹部31b1と、回転ローラ31c1、31c2、31c3の外周面とにより、摺接部32が構成される。尚、剥離部材31は、例えばステンレス等の金属から構成されてもよい。
The rotating rollers 31c1, 31c2, and 31c3 are arranged in an arc shape along the concave portion 31b1 of the pair of
また、剥離部材31は、摺接部32の一部が、回転ドラム板11の外周面より内側に位置するように配置される(図5、6参照)。本実施形態では、剥離部材31は、摺接部32の幅方向一端部が回転ドラム板11a、11b、11c、11d、11e、11f、11g同士間に形成された隙間部に挿通されることにより、摺接部32が回転ドラム板11の外周面より内側に位置するように配置され、支持部材により支持される。
Moreover, the peeling
ここで、回転ドラム板11が回転することにより、帯状ラベル体8の先頭ラベル1aの先端部分が、円弧状に凹んだ形状の摺接部32に当接し(衝突し)、先頭ラベル1aが回転ドラム板11から剥がれて反転する(ラベル1の先端部分の接着面(接着層4)が搬送ベルト21のラベル受取面21Aに当接する)。
Here, as the
具体的には、剥離部材31の摺接部32に、帯状ラベル体8の先頭ラベル1aの接着層4が当接した際、先頭ラベル1の先端部分(接着層4)を、回転ローラ31c1、31c2、31c3の回転でスムーズに移動させ、接着層4が摺接部32に接着することなく、先頭ラベル1を反転させることができる。尚、図4に示す例では、板状基部31aと、一対のローラ支持板31b、31bとが別部材で構成されているが、一体構成となっていてもよい。
Specifically, when the
また、本実施形態では、摺接部32が回転ローラ31c1、31c2、31c3を備えているが、特にこれに限定されるものではない。摺接部32に、回転ローラ31c1、31c2、31c3を設けない構成、例えば摺接部32が円弧凹状の滑らかな摺動面となっていてもよい。或いは、剥離部材31の前端部に、複数の球体が、円弧凹状に配置された状態で回転自在に支持されてもよい。
In the present embodiment, the sliding
次に、ラベル移動機構40について、図5、6を用いて説明する。ラベル移動機構40は、回転ドラム板11と、搬送ベルト21のラベル受取面21Aとの間を往復動作可能に構成されると共に、搬送ベルト21の長さ方向(X1方向、又はX2方向)に往復移動可能に構成されたニップ板41を備える。
Next, the
ラベル移動機構40は、搬送ベルト21の長さ方向(X1方向、又はX2方向)に、ニップ板41を移動させるスライド機構42と、ニップ板41を搬送ベルト21の幅方向と直交する方向(Y1方向、又はY2方向)に移動させ、ニップ板41によりラベル1を搬送ベルト21に押圧する押圧機構43とを備える。また、ニップ板41は、搬送ベルト21の幅方向上端から、幅方向下端まで延びる平板状に形成される。尚、ニップ板41は、例えばステンレス等の金属や合成樹脂により構成される。
The
スライド機構42は、搬送ベルト21に長さ方向に延びるガイドレール42aと、ガイドレール42aに摺動自在に支持され且つガイドレール42aに沿って往復運動するスライダ42bとを有する。ガイドレール42aの両端部に設けられた支持部材42c、42dは、スライダ42bのX1方向、又はX2方向の移動を制限している。また、スライド機構42は、押圧機構43により、図示するY1方向、又はY2方向に往復移動することができる。
The
スライダ42bは、ガイドレール42aに沿ってX2方向に移動し、支持部材42cに当接して停止する。これにより、スライダ42bが保持しているニップ板41が後述するホームポジションに配置される。
The
また、スライダ42bは、L字金具等で構成される保持金具を介して、ニップ板41を保持していることにより、スライダ42bがガイドレール42aに沿って、搬送ベルト21の長さ方向(X1方向、又はX2方向)を移動すると、移動するスライド42bと共にニップ板41が移動する。
In addition, the
さらに、押圧機構43は、スライド機構42を保持する保持部材43aを備え、制御部70からの制御信号により、保持部材43aが図示するY1方向、又はY2方向に移動するように構成されている。例えば、電磁石43bを設け、電磁石43bに電力を供給することにより、磁力によって引っ張られて、「図示するY1方向」に移動し、電磁石43bへの電力の供給を停止すると、「図示するY2方向」に移動する。本実施形態では、バネ等の付勢手段により、磁力が発生していない場合には、「図示するY2方向」に、保持部材43aが付勢されている。
Furthermore, the
ここで、本実施形態のラベル貼付装置の回転ドラム板11から搬送ベルト21へのラベル移転動作について、図5、6を用いて説明する。
Here, the label transfer operation from the
最初に、ユーザは、ラベル貼付装置を初期動作状態に設定する。具体的には、ユーザは、ロール支持部9に装着させたラベルロールLから帯状ラベル体8を引き出し、帯状ラベル体8の裏面(接着層4)を、回転ローラ13を介して、回転ドラム板11に仮接着させる。そして、ユーザは、操作部80を操作して、回転ドラム板11を駆動させ、帯状ラベル体8を、回転ドラム板11の所定位置まで移動させ(初期動作状態にして)、回転ドラム板11の駆動を停止させる。ここで、初期動作状態とは、図5(a)に示すように、回転ドラム板11に仮接着された帯状ラベル体8の先頭ラベル1aの先端が、剥離部材31の摺接部32まで到達した状態をいう。
Initially, a user sets a label sticking apparatus to an initial operation state. Specifically, the user pulls out the strip-shaped
初期動作状態においては、ラベル移動機構40のニップ板41は、図5(a)に示すように、その一端(先端)が、剥離部材31の一端(先端)の位置で停止している(このニップ板41の位置を「ホームポジション」という)。尚、ニップ板41は、回転ドラム板11とは離間した位置に配置され、移動する際にも回転ドラム板11には当接しない。
In the initial operation state, as shown in FIG. 5A, the
また、上記の初期動作状態の設定は、例えば、制御部70がセンサ(図示せず)からの検知信号に基づいて、回転ドラム機構10を制御することにより行われても良い。この場合、剥離部材31の近傍にセンサを設置する。このセンサは、回転ドラム板11に仮接着された帯状ラベル体8の先頭ラベル1aの先端が、剥離部材31の剥離部32まで到達した場合に、制御部70に検知信号(初期状態検知信号)を送信するようになっている。そして、制御部70による初期動作状態の設定は以下のように行う。
The initial operation state may be set, for example, by controlling the
具体的には、ユーザは、ロール支持部9に装着させたラベルロールLから帯状ラベル体8を引き出し、帯状ラベル体8の裏面(接着層4)を回転ドラム板11に仮接着させ、制御部70に初期動作状態の設定命令を入力する。制御部70は、初期動作状態の設定命令を受け付けると、回転ドラム板11の回転を開始し、前記センサから初期状態検知信号を受信すると、回転している回転ドラム板11の動作を停止させる。このように、ラベル貼付装置は初期動作状態に設定される。
Specifically, the user pulls out the strip-shaped
そして、ラベル貼付装置が初期動作状態に設定されると、次に、ユーザが、操作部80を操作して運転要求を入力する。制御部70は、運転要求が入力されると、回転ドラム機構10に制御信号(動作指示信号)を送信し、回転ドラム板11に間欠運転させ、所定時間(第1時間(T1:例えば、0.1秒))だけ回転ドラム板11を回転させた後、回転を停止する。これにより、回転ドラム板11に仮接着されている帯状ラベル体8が、回転ドラム板11と共に所定寸法移動する(図5(a)→(b)→(c)に示すように移動する)。具体的には、回転ドラム板11の回転により、図5(a)〜(c)に示すように、回転ドラム板11に仮接着されている帯状ラベル体8の先頭ラベル1aが、剥離部材31の円弧状に凹んだ形状の摺接部32に衝突し、回転ドラム板11から剥がれて反転する。この際、先頭ラベル1aの先端部分は、その接着層4が「円弧状に凹んだ摺接部32」に沿って滑りながら(摺動しながら)押し出されて反転する。これにより、図5(c)に示すように、回転ドラム板11から剥がれた先頭ラベル1aは、摺接部32に沿って円弧状に屈曲されると共に、その先端部分が反転し、当該反転した先端部分の接着層4が搬送ベルト21に当接した状態になる。尚、この際、先頭ラベル1aに連結されていた後続ラベル1bが、剥離部材31の摺接部32の位置(初期動作状態の位置)まで移動する。
When the label sticking device is set to the initial operation state, the user then operates the
尚、上記の説明では、制御部70は、予め定めた時間(第1時間)、回転ドラム板11を回転させているが、予め定めた時間により、回転ドラム板11の回転量を制御するのではなく、センサ(図示せず)に、「先頭ラベル1aの先端部分が、搬送ベルト21の所定位置まで到達したことを検知させ(図5(c)の状態を検知させ)、センサからの検知信号により第1搬送ベルト11を停止させるようにしてもよい。
In the above description, the
次に、制御部70は、回転ドラム板11を停止させると、移動機構40に制御信号(駆動命令)を送信し、ニップ板41により、回転ドラム板11から剥がれ反転している先頭ラベル1aの先端部分を、搬送ベルト21に押付ける。本実施形態では、ニップ板41を図示するY1方向に付勢する。これにより、図5(c)に示すように、先頭ラベル1aの先端部分が、ニップ板41と搬送ベルト21とにより挟持される(先頭ラベル1aの先端部分の接着層4が搬送ベルト21に押圧される)。
Next, when the
さらに、制御部70は、ニップ板41と搬送ベルト21とにより先頭ラベル1aの先端部分を挟持した状態のままで、ラベル搬送機構20に制御信号(動作指示信号)を送信し、搬送ベルト21を所定時間(第2時間(T2))移動させる。これにより、ニップ板41は、搬送ベルト21の移動にともない、図5(c)の位置から図6(a)に示す位置まで移動する。この動作により、回転ドラム板11に仮接着された帯状ラベル体8の先頭ラベル1aは、ニップ板41と搬送ベルト21とにより、X1方向に引っ張られる。尚、回転ドラム板11に仮接着された先頭ラベル1aの後端部分は、ラベル1aの先端部分と同様、その接着層4が「円弧状に凹んだ摺接部32」に沿って滑りながら押し出され反転して、搬送ベルト21に仮接着される。
Further, the
このように、本実施形態では、先頭ラベル1aの先端部分を回転ドラム板11から剥がし、摺接部32に沿って円弧状に屈曲させると共に、その先端部分を反転させて搬送ベルト21に当接した状態にしてから、ニップ板41が反転させた部分を搬送ベルト21により押圧しながら、X1方向に搬送ベルト21を移動させる。そのため、回転ドラム板11に仮接着されている先頭ラベル1aの後端部分についても、その接着層4を「円弧状に凹んだ摺接部32」に沿って移動することができ、より確実に、回転ドラム板11からラベル1を剥がして搬送ベルト21に移転させることが可能となる。
Thus, in the present embodiment, the leading end portion of the
また、制御部70は、先頭ラベル1aが、回転ドラム板11から搬送ベルト21に移転すると(図6(a)を参照)、移動機構40に制御信号(駆動停止命令)を送信することにより、ニップ板41は、図示しない付勢手段により、回転ドラム板11側に付勢され(Y2方向に付勢され)、回転ドラム板11側に移動する(図6(b)を参照)。その後、制御部70は、ラベル移動機構40に駆動信号(制御信号)を送信すると、ニップ板41が剥離部材31側に向けて移動し、ホームポジションに戻る(図6(c)を参照)。この際、ラベル1bが、次の移転対象となる「先頭ラベル」として初期動作状態の位置に配置される。
Further, when the
尚、制御部70は、移動機構40に制御信号(駆動命令)を送信してから所定時間(T3)が経過すると、先頭ラベル1aの移転が完了したと判断し、ニップ板41を移動させてもよい。或いは、制御部70は、図示しないセンサにより、先頭ラベル1aが搬送ベルト21に移転したことを検知すると、制御部70が、先頭ラベル1aの移転が完了したと判断し、ニップ板41を移動させるようにしてもよい。
The
次に、制御部70は、ニップ板41がホームポジションに戻ると、搬送ベルト21を停止させ、図5(a)の処理に戻る。即ち、制御部70は、ラベル搬送機構20に制御信号(動作指示信号)を送信してから、第2時間(T2)経過すると、搬送ベルト21を停止させる。尚、上記の説明では、制御部70が、ラベル搬送機構20に制御信号(動作指示信号)を送信してから、第2時間(T2)経過すると、搬送ベルト21を停止させるようにしているが、あくまでもこれは一例である。例えば、図示しないセンサに、ニップ板41がホームポジションに戻ったことを検知させるようにしておき、制御部70が、前記センサからの検知信号を受信したときに、搬送ベルト21を停止させるようにしてもよい。
Next, when the
このように、回転ドラム板11に仮接着された帯状ラベル体8から、1枚ずつラベル1を剥がして、搬送ベルト21に確実に仮接着させて移転させることができる。そして、ラベル移動機構40により、搬送ベルト21に移動したラベル1は、搬送ベルト21に、1枚ずつ所定間隔を開けて仮接着された状態となる。この状態で、ラベル1は、反転軸22に向けて、搬送ベルト21と共に移動する。尚、搬送ベルト21に仮接着されるラベル1の間隔は、ベルトコンベア200を移動する被着体Wの間隔に合わせるとよい。
In this way, the
そして、搬送ベルト21に仮接着されたラベル1は、搬送ベルト21と共に移動し、反転軸22の位置で、先頭を移動するラベル1から搬送ベルト21より剥がれていき、その剥がれたラベル1が搬送ベルト21から押し出されて突出すると、吸引機構50が、ラベル1の非接着面側、即ちオーバーコート層3側から、ラベル1を吸引する。
Then, the
次に、吸引機構50について図3、図7〜図10を用いて説明する。図3、7及び図8に示すように吸引機構50は、平板状の表面51aに複数の吸気口53が形成された本体51と、排気口(図示しない)が設けられた吸引機52とを有する。また、本体51と吸引機52との間には、連通部材54が設けられ、吸気口53から吸引された外気が、連通部材54を通過し、吸引機52に設けられた排出口から排出される。
Next, the
吸引機構50は、搬送ベルト21の進行方向の端部近傍、具体的には、反転軸22から搬送ベルト21の進行方向側へ迫り出した位置に設けられる。また、吸引機構50は、搬送ベルト21のラベル受取面21Aから僅かに離間した位置に設けられると共に、本体51がベルトコンベア200の上方(鉛直方向における上方)に位置するように配置される。
The
本体51の表面51aは、凹凸がない平板状に形成されており、表面50a上に吸引されたラベル1にシワが生じることはない。尚、本体51の吸気口53は、ラベル1を均等に吸引できるよう、本体51全体に均等に形成されると好ましい。
The
吸引機52は、内部にファンと駆動部が設けられ、駆動部がファンを作動させることにより、本体51の吸気口53から外気を吸引し、吸引した外気を排出口から排出する。また、吸引機52の排出口は吸引機52自体に設けてもよく、また吸引機52に図示しない排気ダクトを取り付けて、排出口としてもよい。尚、吸引機52は、ラベル貼付装置上に設ける必要はなく、ラベル貼付装置とは離間した位置に吸引機52を配置し、ダクト状に形成された連通部材54を介して、外気を吸引してもよい。
The
また、吸引機52は、上述した構成に限られず、吸気口と排気口と真空ポンプとから構成することも可能である。当該真空ポンプを構成する真空モータが回転することにより、当該吸気口から外気を吸引し、吸引した外気を当該排気口から排気することができる。また真空モータの回転数を調節することにより、吸引力を調節することが可能となる。
In addition, the
さらに、ラベル1、及び被着体Wの大きさや形状に合わせて、吸引機構50の位置を調節可能な調節機構が設けてもよい。本実施形態では、吸引機構50の本体51における搬送ベルト21の進行方向側の端部近傍から搬送ベルト21の進行方向側へ迫り出した長さ寸法L1が進行方向におけるラベル1の長さ寸法L2より小さい位置に調節するとよい。ここで、長さ寸法L1は、搬送ベルト21の反転軸22の軸中心から吸引機構50を構成する本体51の先端部51bまでの長さ寸法をいう。ラベル1が吸引機構50に吸引された状態であっても、ラベル1の一端部が搬送ベルト21上に仮接着されていることにより、搬送ベルト21によりラベル1が搬送ベルト21の進行方向に押し出されつつ、ラベル1が被着体Wに貼付されることになり、ラベル1が被着体Wにより確実に貼付される。
Furthermore, an adjustment mechanism that can adjust the position of the
ここで、本実施形態のラベル貼付装置の吸引機構50から被着体Wへのラベル貼付動作について、図9、10を用いて説明する。
Here, the label sticking operation from the
先ず、吸引機構50の吸引機52を駆動させ、本体51に形成された吸気口53から外気を吸引している状態(吸引状態)とする。その際、搬送ベルト21に仮接着されたラベル1は、搬送ベルト21と共に移動し、反転軸22の位置で、先頭を移動するラベル1から搬送ベルト21より剥がれていき、その剥がれたラベル1が搬送ベルト21から押し出されて突出した状態となる。そして、吸引機構50がラベル1の非接着面側(オーバーコート層3)からラベル1の周囲の外気を吸引することにより、ラベル1の非接着面(オーバーコート層3)が本体51の表面51a上に貼り付けられたような状態となる。ここで、ラベル1の裏面(接着層4)は何れにも仮接着されていない状態、即ちラベル1の裏面(接着層4)が開放された状態となり、ラベル1が回転ドラム板11、又は搬送ベルト21に仮接着した際に生じたシワを無くすことができる。
First, the
そして、図9に示すように、ラベル1の裏面(接着層4)がベルトコンベア200上を移動している被着体Wに接着し、このような状態で被着体Wが移動することにより、ラベル1が被着体Wに貼り付けられる。尚、ラベル1の裏面(接着層4)が何れにも仮接着していない状態であるため、確実に被着体Wに貼り付けることができる。
And as shown in FIG. 9, when the back surface (adhesive layer 4) of the
また、吸引機構50は、搬送ベルト21の反転軸22に該当する構成を必要としないことから、反転軸22の径の大きさを考慮することなく、表面51a上に貼り付けられたラベル1と被着体Wとの間を限りなく「ゼロ」に近づけることができる。
Further, since the
ここで、吸引機52により吸気口53からラベル1の周囲の外気を吸引する力(吸引力)と、搬送ベルト21がラベル1を搬送ベルト21の進行方向へ押し出す力(押出力)とは、ラベル1の接着層4が被着体Wに接着する力より小さくなるように適宜調節するとよい。このように吸引機52の吸引力と搬送ベルト21の押出力とを調節することにより、ラベル1が確実に被着体Wに貼り付けることができる。
Here, the force (suction force) for sucking outside air around the
吸引機構50は、上述した構成に限られるものではなく、例えば平板状の表面56aに複数の吸気口58が形成されると共に、内部に空間Sが形成された本体56と、本体56にエアー供給口57を介して、圧縮空気を供給するコンプレッサ(図示しない)とから構成することができる。
The
図11(a)に示すように、本体56は、平板状の表面56aに複数の吸気口58が形成されると共に、本体56内部の空間Sに連通したエアー供給口57が接続され、本体56の幅方向端部に噴出口59が設けられる。また、エアー供給口57の先端部には、方向調節弁57aが設けられ、供給されたエアーの方向を噴出口59が設けられた位置に合わせて適宜調節することが可能である。尚、エアー供給口57の設置位置は、エアーの供給方向が吸気口58と対抗しない位置であればよい。さらに、エアー供給口57の設置位置は、エアーの供給方向と直角方向となる位置に設置すると吸引力を最大とすることができる。
As shown in FIG. 11A, the
また、図11(b)に示すように、本体56は、断面視において、先端部56bを鋭角形状に形成し、先端部56bの厚み方向の大きさを小さくすることにより、本体56はベルトコンベア200上を移動する被着体Wにより近い位置に配置することが可能となる。
Further, as shown in FIG. 11B, the
図示しないコンプレッサは、例えばタービン式の圧縮ポンプであって、エアー供給口57からエアー(圧縮空気)を供給する。供給された圧縮空気は、本体56の内部に形成された空間Sを通過し、噴出口59から噴出することにより、ベルヌーイの定理によるエジェクタ効果によって、本体56内部の空間Sを大気圧より低い気圧(負圧)の状態とする。本体56内部の空間Sが負圧の状態であるため、本体56の表面56aに形成された吸気口58から外気が空間Sへと流入する。そして、ラベル1を表面56a上に吸引することが可能となる。尚、本体56内部の空間Sに流入した外気は、噴出口59から排出される。
A compressor (not shown) is, for example, a turbine-type compression pump, and supplies air (compressed air) from an
本体56の先端部56bが鋭角状に形成されているため、コンプレッサにより圧縮空気を本体56に供給した際、空間Sにおける負圧の状態にバラツキが生じることから、ラベル1を吸引する力が、吸気口58の位置で各々異なる状態となる。ここで、ラベル1に対する吸引力を一定とするため、吸気口58が形成された位置に応じて、吸気口58の形状や勾配を調節するとよい。
Since the
尚、本実施形態の吸引機構50の本体56は、例えば本体56の断面が矩形形状に形成されていてもよく、厚さ方向に一定の大きさの空間が形成される。当該空間における負圧の状態を一定とすることができ、ラベル1を均等に吸引することができる。
Note that the
コンプレッサを用いた吸引機構50は、吸引機52を用いた吸引機構50と同様に、ラベル1を被着体Wに貼り付けることができる。
The
以上説明したように、本実施形態では、円弧状に凹んだ摺接部32が形成された剥離部材31を、回転ドラム板11a、11b、11c、11d、11e、11f、11g同士間に形成された隙間部に位置するように配置する。即ち、本実施形態では、回転ドラム板11の各隙間部に、それぞれ剥離部材31を配置することにより、回転ドラム板11に仮接着された帯状ラベル体8の先端部分(先頭ラベル1)を回転ドラム板11から剥がし反転させることができる。その結果、帯状ラベル体8からラベル1を剥がし、被着体Wに高精度にラベル1を貼り付けるラベル貼付装置を提供することができる。
As described above, in this embodiment, the peeling
また、本実施形態では、回転ドラム板11から搬送ベルト21にラベル1を移転させる際に、ニップ板41により、回転ドラム板11から剥がれ反転するラベル1aの先端部分の接着面4を搬送ベルト21に向けて付勢して押圧しているため、搬送ベルト21に確実に、ラベル1を仮接着させることができる。また、ニップ板41と搬送ベルト21とがラベル1を挟持した状態のままで、搬送ベルト21を移動させて、回転ドラム板11に仮接着された帯状ラベル体8の先頭ラベルを引っ張っているため、上述した特許文献2の方法(帯状ラベル体の先頭ラベルの接着面を、第2搬送ベルトに接触させるだけで第1搬送ベルトから第2搬送ベルトにラベルを移転させる方法)と比べて、高精度に、回転ドラム板11から搬送ベルト21にラベル1を移転させることができる。
Further, in this embodiment, when the
さらに、本実施形態では、吸引機構50がラベル1の非接着面側から吸引し、ラベル1の裏面(接着層4)が開放された状態、即ちラベル1の裏面(接着層4)が何れにも仮接着していない状態とすることにより、回転ドラム板11、又は搬送ベルト21に仮接着した際、ラベル1に形成されたシワを無くすことができるため、ラベル1にシワが生じることなく、被着体Wに貼り付けることが可能となる。
Furthermore, in this embodiment, the
また、本実施形態の吸引機構50は、ラベル1の裏面(接着層4)とベルトコンベア200上を移動してくる被着体Wとの間を限りなくゼロとすることができる。一方、仮にラベル1を搬送ベルト21上に仮接着された状態から被着体Wに貼り付ける構成であれば、搬送ラベル21からラベル1を引き剥がすためには搬送ベルト21を180度回転させるための反転軸22が必要となることから、ラベル1の裏面(接着層4)と被着体Wとの間は、少なくとも反転軸22の軸径分離間することになる。
Moreover, the
さらに、仮にラベル1を搬送ベルト21上に仮接着された状態から被着体Wに貼り付ける構成の場合、ラベル1が搬送ベルト21から引き剥がされず、搬送ベルト21がラベル1を巻き込むといった事態が想定されるが、本実施形態の吸引機構50は、ラベル1の裏面(接着層4)を何れにも仮接着していない状態から、被着体Wに貼り付けるため、ラベル1を巻き込むといった事態を回避することができる。
Further, when the
以上、説明したように本実施形態によれば、ノーセパレータ型のラベル1を複数連結して帯状に形成した帯状ラベル体8からラベル1を剥がし、被着体Wに高精度にラベル1を貼り付けるラベル貼付装置を提供することができる。
As described above, according to the present embodiment, the
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。 In addition, this invention is not limited to embodiment mentioned above, A various deformation | transformation is possible within the range of the summary.
被着体Wは、図1、9に示した直線状のベルトコンベア200上を移動する場合だけでなく、図12に示すように被着体Wがラウンド状のベルトコンベア201上を移動する場合がある。ベルトコンベア201上を移動する被着体Wは本実施形態のラベル貼付装置に一端近づき、その後離間するように移動する。
The adherend W moves not only when moving on the
ベルトコンベア201上を移動する被着体Wに合わせて、吸引機構50の本体56を回動させる貼付補助機構90を設けてもよい。ベルトコンベア201上を移動する被着体Wに応じて、吸引機構50の本体56に吸引されたラベル1が最適な角度を維持するため、ラベル1を確実に貼付させることが可能となる。
A sticking
貼付補助機構90は、吸引機構50の本体56に取り付けられた継手アーム91と、継手アーム91を回動自在に支持する支持部材92と、吸引機構50の本体56が被着体W側へ傾斜した状態となるように付勢する付勢部材93とを備える。ここで、吸引機構50の本体56が被着体W側へ傾斜した状態を貼付待機状態とする。被着体Wが貼付待機状態にある吸引機構50の本体56に当接すると、吸引機構50の本体56は、被着体Wの動きに合わせて、回動する。
The sticking
継手アーム91は、継手アーム91の一端部が吸引機構50の本体56に取り付けられると共に、継手アーム91の他端部が支持部材92により回動自在に支持されている。継手アーム91が回動するに伴い、吸引機構50の本体56が回動する。本実施形態では、継手アーム91の一端部に回動軸91aが設けられる。回動軸91aが支持部材92の中央部に形成された規制孔92aに挿通され、回転軸91aは規制孔92aの孔形状に沿って、移動する。例えば、規制孔92aの孔形状は、継手アーム91が約10度の範囲内で回動するように、形成されている。尚、継手アーム91、及び支持部材92の形状や構成は適宜変更可能である。
One end of the
付勢部材93は、例えばバネ等から構成される。付勢部材93は、吸引機構50の本体56が貼付待機状態となるように付勢している。一方、被着体Wが吸引機構50の本体56に当接することにより、吸引機構50の本体56が所定角度(本実施形態では、約10度)回動する。その後、付勢部材93は、吸引機構50の本体56を所定角度回動した状態から貼付待機状態へとなるように付勢する。尚、付勢部材93は、駆動モータ等の駆動源から構成されていてもよい。
The urging
ここで、本実施形態のラベル貼付装置の貼付補助機構90による被着体Wへのラベル貼付動作について、図12〜14を用いて説明する。
Here, the label sticking operation | movement to the to-be-adhered body W by the sticking auxiliary |
被着体Wは、図12に示されたラウンド状のベルトコンベア201上を移動している。先ず、貼付補助機構90は、図13(a)に示すように吸引機構50の本体56を貼付待機状態、即ち被着体W側へ傾斜した状態となるように付勢している。また、ラベル1aが搬送ベルト21により押し出され、吸引機構50の本体56に吸引されている。
The adherend W is moving on the
次に、被着体Wが貼付待機状態にある貼付補助機構90に当接することにより、ラベル1aが被着体Wに貼付されていく。その際、吸引機構50の本体56が図13(a)に示す矢印C1方向に回動するに伴い、継手アーム91の回動軸91aが、支持部材92に形成された規制孔92aの孔形状に沿って、矢印D1方向に回動し、また付勢部材93は伸長する。
Next, the
ここで、図13(b)に示した吸引機構50の本体56が回動した状態を示す貼付状態となると、制御部70が搬送ベルト21を駆動させることにより、次のラベル1bが搬送ベルト21により押し出され、図14に示すようにラベル1bは吸引機構50の本体56に吸引された状態となる。
When the
そして、伸長した付勢部材93が元に復元することにより、継手アーム91の回動軸91aが、支持部材92に形成された規制孔92aの孔形状に沿って、図14に示す矢印D2方向に回動するに伴い、引機構50の本体56は図14に示す矢印C2方向に回動し、図13(a)に示した貼付待機状態に戻る。この構成により、ラウンド状のベルトコンベア上を移動する被着体Wにラベル1を貼付する場合であっても、確実に貼付させることが可能となる。
Then, when the extended urging
W…被着体
L…ラベルロール
200…ベルトコンベア
8…帯状ラベル体
9…ロール支持部
10…回転ドラム機構
11…回転ドラム板
12…回転軸
13…ガイドローラ
14…押当てローラ
20…ラベル搬送機構
21…搬送ベルト
21A…ラベル受取面
21a、21b…帯状ベルト
22…反転軸
30…ラベル剥離機構
31…剥離部材
31c1、31c2、31c3…回転ローラ
32…摺接部
40…ラベル移動機構
41…ニップ板
42…スライド機構
42a…ガイドレール
42b…スライダ
42c、42d…支持部材
43…押圧機構
43a…保持部材
43b…電磁石
50…吸引機構
51、56…本体
51a…表面
52…吸引機
53、58…吸気口
54…連通部材
57…エアー供給口
59…噴出口
60…本体フレーム
70…制御部
80…操作部
90…貼付補助機構
91…継手アーム
92…支持部材
93…付勢部材
W: adherend L ...
Claims (6)
前記帯状ラベル体を仮接着させて移動させる複数の回転ドラム板を有する回転ドラム機構と、
前記帯状ラベル体からラベルを1枚ずつ仮接着させて搬送させるラベル搬送機構と、
前記ラベル搬送機構の進行方向側の端部近傍から前記進行方向側へ迫り出した位置に設けられ、前記ラベル搬送機構により搬送された前記ラベルの非接着面を吸引可能な吸引機構とを有し、
前記吸引機構が前記ラベルの非接着面を吸引した状態で、前記ラベルが前記ラベル搬送機構の進行方向側へ押し出されることにより、前記ラベルの先端部が前記ベルトコンベア上を移動する被着体と接触し、前記ラベルが前記被着体に貼付されることを特徴とするラベル貼付装置。 A plurality of no-separator-type labels are arranged so that the front and back surfaces partially overlap each other, and the labels are peeled off from each other, and the label is peeled off from the strip-shaped label body formed on the belt conveyor. A label applying device for applying a label,
A rotating drum mechanism having a plurality of rotating drum plates for temporarily bonding and moving the strip-shaped label body;
A label transport mechanism for temporarily bonding and transporting labels one by one from the belt-shaped label body;
A suction mechanism provided at a position protruding from the vicinity of an end portion on the traveling direction side of the label transport mechanism toward the traveling direction side and capable of sucking a non-adhesive surface of the label transported by the label transport mechanism; ,
In the state where the suction mechanism sucks the non-adhesive surface of the label, the label is pushed out to the traveling direction side of the label transport mechanism, whereby the leading end of the label moves on the belt conveyor; A label sticking device, wherein the label sticks to the adherend and contacts.
前記剥離部材は、前記摺接部の幅方向一端部が前記複数の回転ドラム板同士間に形成された隙間部に挿通され、且つ前記摺接部の幅方向他端部が前記ラベル搬送機構のラベル受取面に接触しないように離間されることにより、
前記回転ドラム機構が前記回転ドラム板を回動させると、前記剥離部材の摺接部に、前記回転ドラム板と共に回動する前記帯状ラベル体の先頭ラベルの先端部分が当接し、前記先頭ラベルの先端部分が前記摺接部に沿って滑りながら前記回転ドラム板から剥がれて反転し、前記反転した先端部分の接着面が前記ラベル搬送機構のラベル受取面に当接することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のラベル貼付装置。 It has a label peeling mechanism including a plurality of peeling members each having a slidable contact portion that is recessed in an arc shape at the front end,
In the peeling member, one end portion in the width direction of the sliding contact portion is inserted into a gap portion formed between the plurality of rotating drum plates, and the other end portion in the width direction of the sliding contact portion is formed on the label transport mechanism. By being separated so as not to contact the label receiving surface,
When the rotating drum mechanism rotates the rotating drum plate, the leading end portion of the leading label of the strip-shaped label body that rotates together with the rotating drum plate comes into contact with the sliding contact portion of the peeling member, and the leading label 2. The tip portion is peeled off from the rotating drum plate while being slid along the sliding contact portion and inverted, and the adhesive surface of the inverted tip portion contacts the label receiving surface of the label transport mechanism. The label sticking apparatus in any one of -4.
前記継手アームを回動自在に支持する支持部材と、
前記吸引機構の本体が前記被着体側へ傾斜した状態となるように付勢する付勢部材とを備えた貼付補助機構を有することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のラベル貼付装置。
A joint arm attached to the main body of the suction mechanism;
A support member for rotatably supporting the joint arm;
The label according to claim 1, further comprising a sticking auxiliary mechanism including a biasing member that biases the main body of the suction mechanism so as to be inclined toward the adherend side. Pasting device.
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