JP2015156938A - 画像処理装置、画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出されたマスクを適切に補正して出力する。【解決手段】取得された画像からマスクを検出する検出部と、検出部により検出されたマスクに変化があったか否かを判断する判断部と、判断部によりマスクに変化があったと判断された場合、マスクに変化があったと判断されるより前に検出部により検出されたマスクのパラメータを出力する出力部とを備える。判断部は、検出部により検出されたマスクのパラメータの時間的変化に基づいて、マスクに変化があったか否かを判断する。本技術は、内視鏡装置からの画像を処理する画像処理装置に適用できる。【選択図】図1

Description

本技術は、画像処理装置、画像処理方法に関する。詳しくは、内視鏡のマスクを適切に補正することができる画像処理装置、画像処理方法に関する。
患者等の被験者の体内に入れ、体内を観察する医療用装置として内視鏡がある。内視鏡の画像は、矩形の画面に対して、円形の枠内に表示される。このような場合、鏡胴が影になって見えている鏡胴部分と画像部分を正確に検出する必要がある。
内視鏡の画像として利用者に提供する部分と、提供しない部分とを分けるためにマスクが用いられることがあり、特許文献1には、内視鏡のマスク検出方法についての開示がある。
内視鏡のマスクを検出し、ソフトウェア処理を有効エリアであるマスク内だけに限定することで算出量を削減することが可能であり、またフィルタ処理などにおけるマスク周辺部の悪影響を低減することが出来る。
特開2012-125469号公報
ところで、内視鏡とカメラヘッドは完全には固定されていないため、手術中に内視鏡が動いたり、回転したりすることがあり、毎フレーム、あるいはある一定間隔毎にマスクを検出する必要がある。
しかしながら、上記特許文献1のように、生体内の内視鏡映像からマスク検出を行うような場合、内視鏡映像の条件、例えばマスク境界がきちんと写っていなかったり、泡などの障害物があったり、レンズに汚れが付着するなどの条件によっては、検出を誤る可能性がある。
このように内視鏡のマスクの位置は移動する可能性があるため、移動したときなどには、マスクの検出が行われ、補正されることが望まれている。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、マスクを適切に補正することができるようにするものである。
本技術の一側面の画像処理装置は、取得された画像からマスクを検出する検出部と、前記検出部により検出された前記マスクに変化があったか否かを判断する判断部と、前記判断部により前記マスクに変化があったと判断された場合、前記マスクに変化があったと判断されるより前に前記検出部により検出された前記マスクのパラメータを出力する出力部とを備える。
前記判断部は、前記検出部により検出されたマスクのパラメータの時間的変化に基づいて、前記マスクに変化があったか否かを判断するようにすることができる。
前記判断部は、前記検出部により検出された第1のマスクのパラメータと、前記第1のマスクの検出後に前記検出部により検出された第2のマスクのパラメータとの差分が、所定の閾値より小さい場合、前記検出部により検出された前記マスクに変化はないと判断し、前記出力部は、前記判断部で前記マスクに変化はないと判断された場合、前記第1のマスクのパラメータと前記第2のマスクのパラメータから算出される第3のマスクのパラメータを出力するようにすることができる。
前記判断部は、前記検出部により検出された第1のマスクのパラメータと、前記第1のマスクの検出後に前記検出部により検出された第2のマスクのパラメータとの差分が、所定の閾値より大きい場合、前記検出部により検出された前記マスクに変化があったと判断し、前記出力部は、前記判断部で前記マスクに変化があったと判断された場合、前記第1のマスクのパラメータを出力するようにすることができる。
前記出力部は、前記判断部により前記マスクに変化があったと所定の回数判断された場合、前記第1のマスクのパラメータの代わりに前記第2のマスクのパラメータを出力するようにすることができる。
前記出力部は、前記判断部により前記マスクに変化があったと所定の回数判断された場合、前記第1のマスクのパラメータと前記第2のマスクのパラメータから算出される第3のマスクのパラメータを出力するようにすることができる。
前記マスク内の画像は、内視鏡により撮影された画像であるようにすることができる。
前記マスクのパラメータの信頼度を表す信頼度パラメータを用いて、前記マスクのパラメータを補正する補正部をさらに備えるようにすることができる。
前記検出部は、取得された2つの画像からそれぞれ第1のマスクと第2のマスクを検出し、前記第1のマスクのパラメータと第2のマスクのパラメータに基づいて、前記第1のマスクのパラメータまたは前記第2のマスクのパラメータのうち少なくとも一方を補正するか否かを判断する補正部をさらに備えるようにすることができる。
前記補正部は、前記第1のマスクのパラメータと前記第2のマスクのパラメータとの差分が、所定の範囲外である場合、前記第1のマスクのパラメータまたは前記第2のマスクのパラメータのうち、予め設定されている一方の前記マスクのパラメータを用いて、他方のパラメータを補正するようにすることができる。
前記補正部は、前記第1のマスクのパラメータと前記第2のマスクのパラメータとの差分が、所定の範囲外である場合、前記第1のマスクのパラメータと前記第2のマスクのパラメータの、それぞれの信頼度を表す信頼度パラメータを用いて補正を行うようにすることができる。
前記判断部は、前記画像の輝度レベルに基づいて、前記マスクに変化があったか否かを判断するようにすることができる。
前記判断部は、前記画像の平均輝度レベルが所定の閾値未満になった場合に、前記マスクに変化があったと判断するようにすることができる。
前記判断部は、トロッカーに内視鏡が挿入されているか否かに基づいて、前記マスクに変化があったか否かを判断するようにすることができる。
前記判断部は、トロッカーに内視鏡が挿入されていないと判断した場合に、前記マスクに変化があったと判断するようにすることができる。
前記判断部は、外部入力に基づいて、前記マスクに変化があったか否かを判断するようにすることができる。
前記外部入力は、フットスイッチによる入力であるようにすることができる。
本技術の一側面の画像処理方法は、取得された画像からマスクを検出し、前記検出された前記マスクに変化があったか否かを判断し、前記マスクに変化があったと判断された場合、前記マスクに変化があったと判断されるより前に検出された前記マスクのパラメータを出力する。
本技術の一側面の画像処理装置、画像処理方法においては、取得された画像からマスクが検出され、検出されたマスクに変化があったか否かが判断され、マスクに変化があったと判断された場合、マスクに変化があったと判断されるより前に検出されたマスクのパラメータが出力される。
本技術の一側面によれば、マスクを適切に補正することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術を適用した画像処理装置の一実施の形態の構成を示す図である。 エッジについて説明するための図である。 画像処理装置の動作について説明するためのフローチャートである。 マスク形状の補正について説明するための図である。 マスク形状の補正について説明するための図である。 本技術を適用した画像処理装置の一実施の形態の構成を示す図である。 エッジについて説明するための図である。 画像処理装置の動作について説明するためのフローチャートである。 エッジについて説明するための図である。 マスク形状の補正について説明するための図である。 記録媒体について説明するための図である。
以下に、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は、以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態における画像処理装置の構成
2.第1の実施の形態における画像処理装置の動作
3.第2の実施の形態における画像処理装置の構成
4.第2の実施の形態における画像処理装置の動作
5.動作の開始時について
6.記録媒体について
<第1の実施の形態における画像処理装置の構成>
以下に説明する画像処理装置は、例えば、内視鏡などから得られる画像を処理する画像処理装置である。以下に説明する本技術は、内視鏡から得られる画像を処理する装置に以外にも適用でき、画像を取得し、その画像からマスクを検出する装置に広く適用できる。ここでは、内視鏡から得られる画像を処理する画像処理装置を例に挙げて説明する。
図1は、第1の実施の形態における画像処理装置の構成について説明するための図である。図1に示した画像処理装置100は、図示していない医療機器としての内視鏡装置からの画像データを取得し、処理し、処理した画像をモニタなどの表示部101(図2)に出力する。
図1に示した画像処理装置100は、画像取得部111とマスク検出補正部112を備える。マスク検出補正部112は、マスク検出部121、マスク検出結果バッファ122、およびフレーム間マスク検出結果比較部123を備える。
画像処理装置100の画像取得部111は、図示していない内視鏡装置からの画像を取得する。内視鏡装置は、体腔内に侵入され、体内を撮像する体内撮像装置を形成する内視鏡、この内視鏡に照明光を供給する光源装置、内視鏡の撮像手段、例えばCCD(Charge Coupled Device)、その撮像手段に対する信号処理を行うカメラコントロールユニットなどから構成され、このカメラコントロールユニットから出力された画像データを、画像取得部111は取得する。
画像取得部111で取得された画像データは、マスク検出補正部112のマスク検出部121に供給される。ここで、図2を参照し、マスクについて説明する。図2は、表示部101に表示される画像例を示している。画面中央部分は、円形状の有効領域151とされ、ユーザに内視鏡装置で撮像された画像を提供する領域とされている。
図2に示すように、内視鏡で得られる画像は、画像の左右上下には生体内映像が映らない領域がある。これは内視鏡でケラレが発生することにより、撮像手段に光が入ってこない領域があるためである。この生体内映像が映らない領域をマスク領域152と称する。
また、マスク領域152と生体内映像が映る有効領域151の境界の形状をマスク形状と呼ぶ。図2に示した画面例では、マスク形状は、円形である。以下の説明では、マスク形状は、真円である場合を例に挙げて説明するが、楕円などの他の形状であっても、本技術を適用できる。また、図2に示すように、円の中心を中心点Pとし、その座標を、(X,Y)とし、半径をRとして説明を続ける。
画像処理装置100のマスク検出部121は、このような有効領域151とマスク領域152との境界の形状、換言すれば、この場合、円の中心点Pの座標(X,Y)と半径Rといったパラメータが検出される。
マスク検出部121は、例えば、画像中のマスクと生体内情報の境界のエッジを検出し、エッジを候補点としてハフ変換を行い、円(マスク)を推定することで、マスクを検出する。マスク検出部121によるマスクの検出の方法は、どのような検出方法を用いても良い。
マスク検出部121によるマスクの検出は、光量不足のために、撮影された内視鏡画像のコントラストが十分でない場合や、撮影している生体内の対象物体の色によっては、マスク領域152と生体内領域(有効領域151)の境界のエッジが十分に出ず、誤検出となる可能性がある。
そこで、マスク検出補正部112は、マスク検出部121で検出されたマスクを補正するために、マスク検出結果バッファ122とフレーム間マスク検出結果比較部123を備える構成とされている。
マスク検出部121からのマスク検出結果の出力は、マスク検出結果バッファ122とフレーム間マスク検出結果比較部123に供給される。マスク検出結果バッファ122には、1フレーム遅延でマスク検出部121の出力結果が保存される。
フレーム間マスク検出結果比較部123は、判断部124と出力部125を備える。フレーム間マスク検出結果比較部123では、詳細は後述するが、現在時刻tにおける画像のマスク検出結果と、マスク検出結果バッファ122に記憶されている時刻t−1におけるマスク検出結果を比較し、両者の差分の絶対値に応じて、マスクに変化があったか否かを判断し、必要に応じマスクを補正し、マスク検出結果を出力する。
なおここでは、1フレーム遅延でマスク検出部121の出力結果が、マスク検出結果バッファ122に保存されるとして説明を続ける。また、1フレーム毎に以下に説明する処理が行われるとして説明を続ける。しかしながら、本技術は、1フレーム毎に処理を行う場合に適用が限定されるわけではなく、例えば、数フレーム毎に処理が行われるように構成することも可能である。
また、後述するように、所定の条件が発生したときなどに、フレーム間マスク検出結果比較部123による処理が実行され、フレーム間マスク検出結果比較部123からマスク形状が出力されるように構成しても良い。
<第1の実施の形態における画像処理装置の動作>
図3のフローチャートを参照し、図1に示した画像処理装置100の動作、主に、マスク検出補正部112のフレーム間マスク検出結果比較部123における動作について説明する。
図3のフローチャートの処理が開始される前提とし、マスク検出部121による処理が行われることで、少なくとも1フレーム遅延された検出結果と、フレーム間マスク検出結果比較部123による処理が行われることで、少なくとも1フレーム遅延された補正結果が、マスク検出結果バッファ122に保存されている状態である。
ステップS101において、フレーム間マスク検出結果比較部123は、マスク検出部121からのマスク形状を読み込む。マスク形状として読み込まれる情報としては、円の中心座標(X, Y)の情報と、円の半径Rの情報である。
なお以下の説明においては、時刻tに検出されたマスク形状の情報は、例えば、X, Y,Rといったように、tを付して記述し、時刻tより1フレーム分前の時点で検出されたマスク形状の情報は、例えば、Xt−1, Yt−1,Rt−1とったように、t−1を付して記述する。
ステップS102において、フレーム間マスク検出結果比較部123は、マスク検出結果バッファ122から、時刻t−1における補正後のマスク検出結果(円の中心(X’t−1, Y’t−1), 半径R’t−1)を読み込む。
マスク検出結果バッファ122には、マスク検出部121からのマスク形状に関する情報と、フレーム間マスク検出結果比較部123からのマスク形状に関する情報が保持されている。
以下の説明では、マスク検出結果バッファ122に保持されるマスク検出部121からの情報は、例えば、(円の中心(Xt−1, Yt−1), 半径Rt−1)といったように、t−1を付して記述する。また、マスク検出結果バッファ122に保持されるフレーム間マスク検出結果比較部123からの情報は、さらにダッシュを付し、例えば、(円の中心(X’t−1, Y’t−1), 半径R’t−1)と記述する。
ステップS103において、両者の各パラメータの差分の絶対値AD’, AD’, AD’が、次式(1)乃至(3)に基づいて算出される。AD’は、時刻tの時点で検出されたマスクの中心点のX座標Xと、時刻t−1の時点での補正後のマスクの中心点のX座標X’t−1の差分の絶対値を表す。
同様に、AD’は、時刻tの時点で検出されたマスクの中心点のY座標Yと、時刻t−1の時点での補正後のマスクの中心点のY座標Y’t−1の差分の絶対値を表す。AD’は、時刻tの時点で検出されたマスクの半径Rと、時刻t−1の時点での補正後のマスクの半径R’t−1の差分の絶対値を表す。
Figure 2015156938
ステップS104において、各パラメータの差分の絶対値が、それぞれ設定されている所定の閾値以下であるか否かが判断される。すなわち、以下の3つの不等式(4)乃至(6)が成り立つか否かが判断される。以下の3つの不等式(4)乃至(6)のうち、閾値TH AD’は、中心点のX座標の絶対値に対する閾値であり、閾値TH AD’は、中心点のY座標の絶対値に対する閾値であり、閾値TH AD’は、半径Rの絶対値に対する閾値である。
中心点のX座標の絶対値 AD’<閾値TH AD’ ・・・(4)
中心点のY座標の絶対値 AD’<閾値TH AD’ ・・・(5)
半径Rの絶対値 AD’<閾値TH AD’ ・・・(6)
ステップS104において、3つの不等式(4)乃至(6)が成り立つと判断された場合、ステップS105に処理が進められる。ステップS105において、カウント値が0に設定される。このカウント値は、3つの不等式(4)乃至(6)のいずれかが成り立たないときに増加される値であり、マスク形状が変化した可能性があるときに増加される値である。
3つの不等式(4)乃至(6)が成り立たないときとは、検出されたマスク形状が変化したなどの状況が発生したときである。上記したように、マスク検出部121によるマスクの検出は、光量不足のために、撮影された内視鏡画像のコントラストが十分でない場合や、撮影している生体内の対象物体の色によっては、マスク領域152と生体内領域(有効領域151)の境界のエッジが十分に出ず、誤検出となる可能性がある。
マスク形状が何らかの理由により変化した場合、時刻t−1にマスク形状として出力されたマスク形状の中心点の座標や半径といったパラメータは、時刻tに取得されたマスク形状のパラメータとは異なる値となる。よって、時刻t−1の補正後のマスク形状のパラメータと、時刻tで検出されたマスク形状のパラメータの差分は、変化が大きいほど、大きな値となる。
このようなことから、上記した3つの不等式(4)乃至(6)が成り立つ場合は、マスク形状に変化がない状況(変化があっても、その変化量は小さい状況)であり、3つの不等式(4)乃至(6)のうちのいずれか1つでも成り立たない場合は、マスク形状が変化した状況であると判断できる。
ステップS105において、0に設定されるカウント値(Con)は、マスク形状が変化したと判断された回数を表す。よって、ステップS105においては、ステップS104において、マスク形状に変化はないと判断された場合であるため、カウント値が0に設定される。
ステップS106において、次式(7)乃至(9)に基づき、時刻tのマスク検出部121の検出結果と時刻t−1における補正後のマスク検出結果との重み付き平均が算出され、補正後のマスク検出結果(円の中心座標(X’, Y’), 半径R’)が決定される。
Figure 2015156938
式(7)乃至(9)において、w1は、0≦w1≦1を満たす重み係数である。この係数w1を大きくするとフレーム間でのマスク検出結果の変動の許容範囲を大きくすることができ、係数w1を小さくすると、フレーム間での検出結果の変動の許容範囲を小さくすることが出来る。
ステップS107において、ステップS106においてフレーム間マスク検出結果比較部123により算出された(円の中心座標(X’, Y’), 半径R’)は、後段の処理部(不図示)に出力される。
この場合、ステップS104で不等式(1)乃至(3)が成り立つことで、その時点で、出力されているマスク形状と、検出されているマスク形状に大きな変化はないと判断されているため、基本的に、マスク検出部121で検出されたマスク形状を、後段の処理部(不図示)に出力しても良い。
本実施の形態においては、さらにステップS106において、式(7)乃至(9)により、マスク形状のわずかな変化量を吸収する補正がなされ、そのような補正がなされたマスク形状が、後段の処理部に出力される。よって、より適切なマスク形状を提供することが可能となる。
一方、ステップS104において、不等式(4)乃至(6)のうちのいずれか1式でも満たされていないと判断された場合、ステップS108に処理が進められる。ステップS108に処理が来る場合は、マスク形状に変化があった可能性がある場合である。
ステップS108において、フレーム間マスク検出結果比較部123は、マスク検出結果バッファ122に保持されている時刻t−1における補正前のマスク検出結果(円の中心(Xt−1, Yt−1), 半径Rt−1)を読み込む。
ステップS109において、時刻tのマスク検出部121の検出結果(円の中心(X, Y), 半径R)と時刻t−1における補正前のマスク検出結果(円の中心(Xt−1, Yt−1), 半径Rt−1)の各パラメータの差分の絶対値AD, AD, ADが、次式(10)乃至(12)に基づき算出される。
Figure 2015156938
式(10)乃至(12)において、ADは、時刻tと時刻t−1の時点で検出されたマスクの中心点のX座標の差分の絶対値を表し、ADは、時刻tと時刻t−1の時点で検出されたマスクの中心点のY座標の差分の絶対値を表し、ADは、時刻tと時刻t−1の時点で検出されたマスクの半径Rの差分の絶対値を表す。
ステップS110において、各パラメータの差分の絶対値が、それぞれ設定されている所定の閾値以下であるか否かが判断される。すなわち、以下の3つの不等式(13)乃至(15)が成り立つか否かが判断される。
以下の3つの不等式(13)乃至(15)のうち、閾値TH ADは、中心点のX座標の絶対値に対する閾値であり、閾値TH ADは、中心点のY座標の絶対値に対する閾値であり、閾値TH ADは、半径Rの絶対値に対する閾値である。
中心点のX座標の絶対値 AD<閾値TH AD ・・・(13)
中心点のY座標の絶対値 AD<閾値TH AD ・・・(14)
半径Rの絶対値 AD<閾値TH AD ・・・(15)
ステップS110において、3つの不等式(13)乃至(15)が成り立つと判断された場合、ステップS111に処理が進められる。ステップS111において、カウント値が1だけ増加された値に設定される。
一方、ステップS110において、3つの不等式(13)乃至(15)のいずれかの不等式は成り立たない判断された場合、ステップS112に処理が進められる。ステップS112において、カウント値が0に設定(初期化)される。
ステップS111またはステップS112において、カウント値が設定されると、ステップS113に処理が進められる。ステップS113において、カウント値Cntが決められた閾値TH_CNT未満であるか否かが判断される。
ステップS113において、カウント値Cntが閾値TH_CNT未満であると判断された場合、ステップS114に処理が進められる。ステップS114において、時刻t−1における補正後のマスク検出結果(円の中心(X’t−1, Y’t−1), 半径R’t−1)を、時刻tにおける補正後のマスク検出結果(円の中心(X’, Y’), 半径R’)に代入する。
この場合、時刻t−1の時点で後段に出力された補正後のマスク形状のパラメータが、時刻tの時点で後段に出力される補正後のマスク形状のパラメータとして設定されることになる。そして、この設定されたパラメータは、後段の処理部に出力される(ステップS107)とともに、マスク検出結果バッファ122に、時刻t−1の時点で後段に出力された補正後のマスク形状のパラメータとして保持される。
このように、ステップS114に処理が来る場合、マスク形状に変化があった可能性があるが、それまでのマスク形状を維持し続ける場合である。
一方、ステップS113において、カウント値Cntが閾値TH_CNT未満ではないと判断された場合、ステップS115に処理が進められる。ステップS115において、時刻tのマスク検出部121の検出結果と、時刻t−1における補正後のマスク検出結果との重み付き平均が算出され、時刻tにおける補正後のマスク検出結果(円の中心(X’, Y’), 半径R’)が決定される。
この演算は、次式(16)乃至(18)に基づいて行われる。式(16)乃至(18)におけるw2は、0≦w2≦1を満たす重み係数である。
Figure 2015156938
ステップS115に処理が来るのは、所定の期間、マスク形状が変化したと判断され続けたために、変化後のマスク形状が正しいマスク形状であると判断されたときである。変化後のマスク形状に即座に変更してしまうと、マスク形状が急激に変化する可能性があるため、徐々に変化後のマスク形状に変化させるために、ステップS115における演算が行われる。
ステップS116において、カウント値(Cut)が0に初期化される。そして、ステップS107において、式(16)乃至(18)により算出された(円の中心(X’, Y’), 半径R’)が、後段の処理部に出力されるとともに、マスク検出結果バッファ122に、時刻t−1の時点で後段に出力された補正後のマスク形状のパラメータとして保持される。
このように、所定の時間(カウント値が閾値TH_CNT以上になる時間)以上連続して、差分の絶対値AD’, AD’, AD’が閾値TH AD’, TH AD’, TH AD’以上で、かつ差分の絶対値AD, AD, ADが閾値TH AD, TH AD, TH AD未満となる場合、途中で物理的にマスク位置がずれた可能性がある。
そのような場合は、一定時間をかけて、新しいマスク位置に補正していく必要がある。このとき、重み係数w2を大きい値にすると、新しいマスク位置に補正されるまでの時間が短く、重み係数w2を小さくすると、新しいマスク位置に補正されるまでの時間が長くなる。
このように設定されたパラメータは、上記したように、ステップS107において、時間tにおける補正後のマスク検出結果(円の中心(X’, Y’), 半径R’)として後段の処理部に出力される。また時間tにおける補正後のマスク検出結果(円の中心(X’, Y’), 半径R’)はマスク検出結果バッファ122にも出力され、保持され、次フレームで用いられる。
このような処理について、図4,図5を参照してさらに説明を加える。
図4、図5において、横軸tは、時刻を表し、図中左側の画像(フレーム)ほど時系列的に過去を表す。また図4、図5においては、マスク領域152を黒く塗りつぶさずに図示してある。
図中の実線の円171は、マスク検出部121(図1)からの出力結果を表し、図中の破線の円172は、フレーム間マスク検出結果比較部123(図1)からの出力結果を表す。
また、図中の雲マークは、内視鏡装置を構成するレンズに汚れが付着した等の何かしらの理由で画像のコンディションが悪くなり、マスク検出を正しく行えないフレームを示し、そのような状況が、図4の例では、時刻T3、時刻T4のフレームで発生したとする。
図4において時刻T0から時刻T2までは、補正前のマスク検出結果(マスク検出部121の出力結果)は、一つ前のフレームにおける補正後のマスク検出結果との絶対差分が閾値未満であり、現在時刻のフレームの補正後のマスク検出結果は式(7)乃至式(9)で算出される。
すなわち時刻T0乃至時刻T2までは、図4に示したように、補正前のマスク検出結果を表す円171と、補正後のマスク検出結果を表す円172は、ほぼ同位置に位置している。
時刻T3において、レンズに汚れが付着した等の理由で、マスク検出が困難な画像の状態になったとする。このような場合、マスク検出部121は、マスク検出を正しく行えず、誤ったマスク形状結果を出力する。
しかしながら、フレーム間マスク検出結果比較部123において、マスク検出部121の出力結果と、一つ前のフレーム(時刻T2のフレーム)における補正後のマスク形状とが比較され、両者の絶対差分値が閾値以上になり、時刻T2における補正後のマスク形状が、時刻T3における補正後の結果として出力される。
図4の時刻T3の図を参照するに、補正前のマスク検出結果を表す円171は、左側に小さい円となっているが、補正後のマスク検出結果を表す円172は、時刻T2の円172と同じ円172となる。
ここで、図3に示したフローチャートにおけるカウント値(Cnt)の閾値TH_CNTが5に設定されているとして説明を続ける。時刻T4において、時刻T3のときと同様に、マスク検出部121のマスク形状結果が誤っていた場合でも、カウント値(Cnt)は閾値TH_CNT(=5)未満であるため、フレーム間マスク検出結果比較部123にて時刻T3の補正後のマスク形状に補正される。
時刻T5で、画像のコンディションが良くなり、マスク検出部121の出力結果と一つ前の時刻T4のフレームにおける補正後のマスク形状の絶対差分値が閾値未満になる。このため、現在時刻T5のフレームの補正後のマスク形状は、式(7)乃至式(9)で算出される。
このように、一定時間(閾値TH_CNT未満)における誤検出を防ぐことが可能となる。
次に、図5を用いて、内視鏡に外力が加わり、内視鏡とカメラヘッドの接続部分がずれ、結果的にマスクの位置がずれた場合や、内視鏡を回したことによって、マスクの位置がずれた場合を考える。
このような場合、マスク位置はずれたままとなるため、事前に1度だけマスク検出をしておくことでは不十分である。
図5において、時刻T23で上記のような原因でマスク位置がずれた場合、閾値TH_CNT未満の期間は、位置がずれる前のマスク位置(マスク形状)がフレーム間マスク検出結果比較部123として出力される。
図5の時刻T23の図を参照するに、補正前のマスク検出結果を表す円171は、左側にずれているが、補正後のマスク検出結果を表す円172は、時刻T22の円172と同じ位置に位置しており、この位置におけるマスクが、ユーザに提供される。
ここで閾値TH_CNT=5とした場合、時刻T23から時刻T26までは、位置がずれる前のマスク位置がフレーム間マスク検出結果比較部123として出力される。そして、時刻T27において、カウント値(Cnt)は閾値TH_CNT(=5)未満ではないと判断されることで、補正後のマスク検出結果は、式(16)乃至(18)で算出された値となり、ずれた後のマスク位置に徐々に近づけられる処理が開始される。
図5の時刻T27のところに示した例では、左側にずれた補正前のマスク検出結果を表す円171とほぼ同じ位置に、補正後のマスク検出結果を表す円172が設定され、この位置におけるマスクが、ユーザに提供される。
このように、マスク形状のパラメータが式(16)乃至(18)で算出された値に設定され、ずれた後のマスク位置に徐々に近づいていくとき、式(16)乃至(18)中の重み係数w2が大きいほど、ずれたマスク位置に早く収束する。
また、閾値TH_CNTを小さくし過ぎると、図5のようなケースでは素早くずれた後のマスク位置に修正することが出来るようになるが、図4のような短時間の誤検出には弱くなる。逆に、閾値TH_CNTを大きくし過ぎると、短時間の誤検出には強くなるが、図5のようなケースでは、マスク位置を修正するのに時間を要する。このようなことを考慮して、閾値TH_CNTは設定される。
なお、時刻T0や時刻T20において、前フレームの補正後のマスク形状は存在しない。このような状況のときには、その時点でのマスク検出部121の出力結果を、そのままフレーム間マスク検出結果比較部123の出力結果としてもよいし、事前にマスク検出が容易なシーンを撮影した画像で、マスク検出を行っておき、それを時刻T10や時刻T20における前フレームの補正後のマスク形状として使ってもよい。
このように、本実施の形態によれば、マスクの形状を適切に補正することができる。
<第2の実施の形態における画像処理装置の構成>
図6は、第2の実施の形態における画像処理装置の構成を示す図である。第2の実施の形態における画像処理装置200も、第1の実施の形態における画像処理装置100と同じく、内視鏡装置からの画像を取得し、処理する装置であるとして以下の説明を続ける。
図6に示した画像処理装置200は、画像取得部211−1、画像取得部211−2、マスク検出補正部212−1、マスク検出補正部212−2、およびステレオ間マスク検出結果比較補正部213を備える。
マスク検出補正部212−1は、マスク検出部221−1、マスク検出結果バッファ222−1、およびフレーム間マスク検出結果比較部223−1を備える。マスク検出補正部212−2は、マスク検出部221−2、マスク検出結果バッファ222−2、およびフレーム間マスク検出結果比較部223−2を備える。
画像処理装置200は、内視鏡装置から、左目用の画像と右目用の画像をそれぞれ取得し、処理し、後段の処理部(不図示)に出力する。よって、左目用の画像を処理する部分と、右目用の画像を処理部分とをそれぞれ備え、左目用の画像を処理する部分と、右目用の画像を処理部分は、基本的に同様の構成とされている。
以下の説明においては、左目用の画像を処理する部分と、右目用の画像を処理部分とを個々に区別する必要がない場合、どちらか一方を例に挙げて説明を行う。また、例えば、画像取得部211−1と画像取得部211−2を個々に区別する必要がない場合、単に、画像取得部211と記述する。他の部分も同様に記述する。
画像取得部211とマスク検出補正部212の組み合わせは、図1に示した第1の実施の形態における画像処理装置100の画像取得部111とマスク検出補正部112の組み合わせと同様の構成を有し、基本的に同様の処理を行う。よって、その説明は適宜省略する。
図6に示した画像処理装置200は、単眼ステレオ内視鏡を対象とするものであるため、左目用と右目用の2枚の内視鏡画像が得られる。以下の説明では、図7に示すように左目用内視鏡画像におけるマスク形状252−1の中心座標を座標(X0, Y0)、半径を半径R0とし、右目用内視鏡画像におけるマスク形状252−2の中心座標を座標(X1, Y1)、半径を半径R1とする。
通常、左目用画像と右目用画像のマスク中心(円中心)の水平方向のずれ量(X0−X1)は一定であり、事前にこのずれ量を測定しておいてもよい。また、このずれ量が変化するような場合は、動的に左目用画像と右目用画像のマスク中心間の距離を計測してもよい。
画像処理装置200において、左目用の内視鏡画像は、画像取得部211−1に取得され、マスク検出部221−1に供給される。マスク検出部221−1からは左目用の内視鏡画像におけるマスク形状の情報が、マスク検出結果バッファ222−1とフレーム間マスク検出結果比較部223−1にそれぞれ出力される。
フレーム間マスク検出結果比較部223−1は、第1の実施の形態におけるフレーム間マスク検出結果比較部123と同じく、判断部と出力部(いずれも不図示)を備え、供給されたマスク形状の情報を用いて、フレーム間の検出結果の整合性を考慮してマスク形状を補正し、補正されたマスク形状の情報をステレオ間マスク検出結果比較補正部213に出力する。
また後述するように、フレーム間マスク検出結果比較部223−1からは、信頼度パラメータも生成され、ステレオ間マスク検出結果比較補正部213に出力される。
フレーム間マスク検出結果比較部223−1は、フレーム間マスク検出結果比較部の処理において、時刻t−1における補正後のマスク形状(X’t−1, Y’t−1, R’t−1)との比較を行う。
第1の実施の形態での時刻t−1における補正後のマスク形状とは、時刻t−1のフレーム間マスク検出結果比較部123の出力結果であったが、第2の実施の形態での時刻t−1における補正後のマスク形状は、ステレオ間マスク検出結果比較補正部213の出力結果となる点が異なる。
同様に画像処理装置200において、右目用の内視鏡画像は、画像取得部211−2に取得され、マスク検出部221−2に供給される。マスク検出部221−2からは右目用の内視鏡画像におけるマスク形状の情報が、マスク検出結果バッファ222−2とフレーム間マスク検出結果比較部223−2にそれぞれ出力される。
フレーム間マスク検出結果比較部223−2は、第1の実施の形態におけるフレーム間マスク検出結果比較部123と同じく、供給されたマスク形状の情報を用いて、フレーム間の検出結果の整合性が考慮してマスク形状を補正し、補正されたマスク形状の情報をステレオ間マスク検出結果比較補正部213に出力する。
また後述するように、フレーム間マスク検出結果比較部223−2からは、信頼度パラメータも生成され、ステレオ間マスク検出結果比較補正部213に出力される。
ステレオ間マスク検出結果比較補正部213では、左右の内視鏡画像におけるマスク検出結果を比較し、両者の差分の絶対値の大きさに応じてフレーム間マスク検出結果比較部223の出力結果の補正を行う。
<第2の実施の形態における画像処理装置の動作>
図8のフローチャートを参照し、図6に示した画像処理装置200の動作、主に、マスク検出補正部212のフレーム間マスク検出結果比較部223における動作について説明する。
フレーム間マスク検出結果比較部223の動作は、第1の実施の形態におけるフレーム間マスク検出結果比較部123の動作と基本的に同様に行われるが、信頼度パラメータが算出され、出力される点が異なるため、この点について説明を加える。
ステップS201乃至S204は、図3に示したフローチャートのステップS101乃至S104と同様の処理であり、ステップS206,S207は、ステップS105,S106と同様の処理であり、ステップS210乃至S218の処理は、ステップS108乃至S116の処理と同様であるため、その説明は省略する。
ステップS204において、式(4)乃至(6)の不等号が全て成り立つと判断された場合、ステップS205に処理が進められる。ステップS205において、信頼度パラメータ(Conf)が1に設定される。信頼度パラメータは、出力されるマスク形状(マスク関するパラメータ)が、正しい可能性が高い場合に1に設定され、正しくない可能性が高い場合に0に設定されるパラメータであるとして説明を続ける。
換言すれば、信頼度パラメータは、フレーム間マスク検出結果比較部213から出力された補正後のマスク形状と、マスク検出部221で検出されたマスク形状とがほぼ一致しており(式(4)乃至(6)の不等号が全て成り立つ状態)、マスク形状は変化していないと判断されるときに1に設定されるパラメータであり、マスク形状は変化している可能性があると判断されるときに0に設定されるパラメータである。
なお、ここでは、信頼度パラメータは、1または0の値に設定されるパラメータであるとして説明を続けるが、1と0の設定の仕方が逆であっても良い。また、1と0以外の値が設定されるように構成しても良い。例えば、マスク形状が変化している可能性に応じた値が、信頼度パラメータとして設定されるようにしても良い。
このようにして設定された信頼度パラメータは、ステップS208において、ステレオ間マスク検出結果比較補正部213に、時刻tにおける補正後のマスク検出結果とともに出力される。
一方、ステップS204において、式(4)乃至(6)の不等号の全てが成り立つという条件は満たされていないと判断された場合、ステップS209に処理が進められる。ステップS209において、信頼度パラメータ(Conf)が0に設定される。この場合、マスク形状に変化があった可能性があるため、信頼度パラメータは、0に設定される。
ステップS209の後のステップS210以降の処理は、第1の実施の形態と同様に行うことが可能であるため、その説明は省略する。
フレーム間マスク検出結果比較部223−1は、このようにして、左目用の画像を処理し、ステレオ間マスク検出結果比較補正部213に、補正後のマスク検出結果と、信頼度パラメータを供給する。同様に、フレーム間マスク検出結果比較部223−2は、このようにして、右目用の画像を処理し、ステレオ間マスク検出結果比較補正部213に、補正後のマスク検出結果と、信頼度パラメータを供給する。
次に、図9に示したフローチャートを参照し、ステレオ間マスク検出結果比較補正部213の動作について説明する。
ステップS301において、フレーム間マスク検出結果比較部223−1の出力である左目用の内視鏡画像における補正後のマスク形状情報(X0’, Y0’, R0’)と信頼度パラメータConf0が取得される。
ステップS302において、右目用の内視鏡画像における補正後のマスク形状の情報(X1’, Y1’, R1’)と信頼度パラメータConf1が取得される。
ステップS303において、取得されたそれぞれのパラメータの差分の絶対値ADS,ADS,ADSが、次式(19)乃至(21)に基づいて算出される。
次式(19)乃至(21)においてADSは、補正後の左目用と右目用のマスク形状の中心点のX座標の差分の絶対値を表し、ADSは、補正後の左目用と右目用のマスク形状の中心点のY座標の差分の絶対値を表し、ADSは、補正後の左目用と右目用のマスク形状の半径Rの差分の絶対値を表す。
Figure 2015156938
ステップS304において、以下の不等式(22)乃至(25)の全てが成り立つか否かが判断される。不等式(22)乃至(25)のうち、閾値TH MIN ADSと閾値TH MAX ADSは、中心点のX座標の絶対値に対する閾値であり、閾値TH ADSは、中心点のY座標の絶対値に対する閾値であり、閾値TH ADSは、半径Rの絶対値に対する閾値である。
閾値TH MIN ADS<中心点のX座標の絶対値 ADS ・・・(22)
中心点のX座標の絶対値 ADS<閾値TH MAX ADS ・・・(23)
中心点のY座標の絶対値 ADS<閾値TH ADS ・・・(24)
半径Rの絶対値 ADS<閾値TH ADS ・・・(25)
ステップS304において、式(22)乃至(25)が全て成り立つと判断された場合、ステップS305に処理が進められる。すなわちこの場合、差分の絶対値ADSが, 閾値TH MIN ADSより大きく、閾値TH MAX ADSより小さい場合で、かつ差分の絶対値ADS, ADSがともにそれぞれの閾値TH ADS,TH ADSより小さい場合である。
このような場合、ステップS305においては、フレーム間マスク検出結果比較部223−1、フレーム間マスク検出結果比較部223−2の結果がそのまま、ステレオ間マスク検出結果比較補正部213の結果となり、出力される。
ステップS304において、式(22)乃至(25)の全てが成り立つという条件は満たされないと判断された場合、ステップS306に処理が進められる。ステップS306において、フレーム間マスク検出結果処理部223−1からの信頼度パラメータConf0と、フレーム間マスク検出結果処理部223−2からの信頼度パラメータConf1が比較される。
ステップS306においては、左目用の画像の信頼度パラメータConf0が1であり、かつ、右目用の画像の信頼度パラメータConf1が0であるか否かが判断される。このような条件が成り立つときは、左目用の画像におけるフレーム間マスク検出結果比較部223−1の出力結果の方が、右目用の画像におけるフレーム間マスク検出結果処理部223−2の出力結果よりも、より信頼性があると判断できる。
ステップS306において、左目用の画像の信頼度パラメータConf0が1であり、かつ、右目用の画像の信頼度パラメータConf1が0であると判断された場合、ステップS307に処理が進められる。
ステップS307において、ステレオ間マスク検出結果比較補正部213からの左目用の画像に対する補正後のマスク形状は、フレーム間マスク検出結果比較部223−1の出力結果(X0’, Y0’, R0’)が、そのまま出力される。この場合、フレーム間マスク検出結果比較部223−1からの左目用の画像からのマスク形状は、正しい可能性が高いため、そのまま用いられる。
一方、右目用画像における補正後のマスク形状の各パラメータは、次式(26)乃至(28)に基づき算出される。
Figure 2015156938
式(26)において、D10は、次式(29)で示すように、左目用画像と右目用画像のマスクの中心間の距離を表す。
Figure 2015156938
式(29)において、X0は、所定の時刻における左目用画像のマスク形状の中心点のX座標であり、X1は、所定の時刻における右目用画像のマスク形状の中心点のX座標である。例えば、X0,X1は、事前に測定しておいてもよいし、左目用画像と右目用画像のフレーム間マスク検出結果比較部223−1とフレーム間マスク検出結果比較部223−2の信頼度パラメータConf0と信頼度パラメータConf1が、ともに1である場合に算出してもよい。
ステップS307において算出された右目用画像における補正後のマスク形状のパラメータと、左目用画像に対する補正後のマスク形状として設定されたフレーム間マスク検出結果比較部223−1の出力結果は、ステップS305において後段の処理部に出力される。
一方、ステップS306において、左目用の画像の信頼度パラメータConf0が1であり、かつ、右目用の画像の信頼度パラメータConf1が0であるという条件は満たされていないと判断された場合、ステップS308に処理が進められる。
ステップS308において、左目用の画像の信頼度パラメータConf0が0であり、かつ、右目用の画像の信頼度パラメータConf1が1であるか否かが判断される。このような条件が成り立つときは、右目用画像におけるフレーム間マスク検出結果比較部223−2の出力結果の方が、左目用画像におけるフレーム間マスク検出結果処理部223−1の出力結果よりも、より信頼性があると判断できる。
ステップS308において、左目用の画像の信頼度パラメータConf0が0であり、かつ、右目用の画像の信頼度パラメータConf1が1であると判断された場合、ステップS309に処理が進められる。
ステップS309において、ステレオ間マスク検出結果比較補正部213からの右目用画像に対する補正後のマスク形状として、フレーム間マスク検出結果比較部223−2の出力結果(X1’, Y1’, R1’)が、そのまま出力される。
一方、左目用画像における補正後のマスク形状の各パラメータは、次式(30)乃至(32)に基づき算出される。
Figure 2015156938
式(30)において、D01は、次式(33)で示すように、左目用画像と右目用画像のマスクの中心間の距離を表す。
Figure 2015156938
式(33)において、X0は、所定の時刻における左目用画像のマスク形状の中心点のX座標であり、X1は、所定の時刻における右目用画像のマスク形状の中心点のX座標である。例えば、X0,X1は、事前に測定しておいてもよいし、左目用画像と右目用画像のフレーム間マスク検出結果比較部223−1とフレーム間マスク検出結果比較部223−2の信頼度パラメータConf0と信頼度パラメータConf1が、ともに1である場合に算出してもよい。
ステップS309において算出された左目用画像における補正後のマスク形状のパラメータと、右目用画像に対する補正後のマスク形状として設定されたフレーム間マスク検出結果比較部223−2の出力結果は、ステップS305において後段の処理部に出力される。
一方、ステップS308において、左目用の画像の信頼度パラメータConf0が0であり、かつ、右目用の画像の信頼度パラメータConf1が1であるという条件は満たされていないと判断された場合、ステップS310に処理が進められる。
ステップS310に処理が来るのは、左目用画像におけるマスク検出結果の信頼度パラメータConf0が0であり、かつ右目用画像におけるマスク検出結果の信頼度パラメータConf1が0の場合である。このような場合、左目用画像におけるマスク検出結果と、右目用画像におけるマスク検出結果の両方とも、信頼度が低いという状況であると判断できる。
またはステップS310に処理が来るのは、左目用画像におけるマスク検出結果の信頼度パラメータConf0が1であり、かつ右目用画像におけるマスク検出結果の信頼度パラメータConf1が1の場合である。このような場合、左目用画像におけるマスク検出結果と、右目用画像におけるマスク検出結果の両方とも、信頼度が高いという状況である。
左目用画像におけるマスク検出結果と、右目用画像におけるマスク検出結果の両方とも、信頼度が高い場合または低い場合、左目用画像からのマスク検出結果と、右目用画像からのマスク検出結果のどちらの方がより信頼性があり、補正に用いて良いかが判断がつかない状態である。
このような場合、ステップS310においては、予め設定されている方のフレーム間マスク検出結果比較部223の出力結果を基準に、もう一方のマスク形状が補正される。
例えば、左目用画像を基準とすると設定されている場合は、ステレオ間マスク検出結果比較補正部213からの左目用画像に対する補正後のマスク形状は、フレーム間マスク検出結果比較部223−1の出力結果(X0’, Y0’, R0’)をそのまま出力し、右目用画像における補正後のマスク形状は、式(26)乃至(28)に基づいて算出されたパラメータが出力される。
左右のどちらの画像を基準にするかは、事前に決めておいてもよいし、信頼度パラメータConf0, Conf1の変化を観察し、動的に信頼性の高い方に切り替えるなどの処理が実行されるようにしてもよい。
このように設定されたパラメータは、上記したように、ステップS305において、時間tにおける補正後の左目用画像のマスク形状情報(X0’, Y0’, R0’)、および右目用画像のマスク形状情報(X1’, Y1’, R1’)として後段の処理部に出力され、ステレオ間マスク検出結果比較補正部213の処理は終了される。
また、時刻tにおける最終的な補正後の左目用画像のマスク形状情報(X0’, Y0’, R0’)は、マスク検出結果バッファ222−1に保持され、右目用画像のマスク形状情報(X1’, Y1’, R1’)は、マスク検出結果バッファ222−2に保持され、それぞれ次フレームで使われる。
このような処理について、図10を参照してさらに説明を加える。
図10において、横軸tは、時間を表し、図中左側の画像(フレーム)ほど時系列的に過去を表す。また図中、上側の図は、マスク検出補正部212−1(図6)で処理されるまたは処理された左目用画像を表し、下側の図は、マスク検出補正部212−2(図6)で処理されるまたは処理された右目用画像を表す。また図10においては、マスク領域252を黒く塗りつぶさずに図示してある。
また図中の太線の実線の円271と円281は、マスク検出部221(図6)からの出力結果(補正前のマスク検出結果)を表し、図中の細線の実線の円272と円282は、フレーム間マスク検出結果比較部223からの出力(フレーム間での補正後のマスク検出結果)を表し、図中の破線の円273と円283は、ステレオ間マスク検出結果比較補正部213からの出力結果(最終的な補正後のマスク検出結果)を表す。
また、図中の雲マークは、内視鏡装置を構成するレンズに汚れが付着した等の何かしらの理由で画像のコンディションが悪くなり、マスク形状の検出が正常に行えない状態を表している。図10に示した例では、このような状況が、左目用画像においては時刻T43と時刻T44のフレームで、右目用画像においては時刻T41から時刻T47までのフレームで発生したとする。
またここでは、フレーム間マスク検出結果比較部223のカウント値Cntの閾値TH_CNTは、5であるとして説明を続ける。
時刻T41では、右目用画像において、マスク検出部221−2の結果(円281)は誤るが、右目用画像を処理するフレーム間マスク検出結果比較部223−2にて、時刻T40のステレオ間マスク検出結果比較補正部213の出力結果(円283)で補正され、ステレオ間マスク検出結果比較補正部213では、左右のフレーム間マスク検出結果の絶対差分は閾値範囲内になる。
時刻T42においても、時刻T41のときと同様に処理が行われる。
時刻T43では、左目用画像と右目用画像の両方において、マスク検出部221の結果(円271、円281)は誤るが、それぞれのフレーム間マスク検出結果比較部223−1,223−2にて結果が補正される(円272、円282)。
時刻T44においても、時刻T43のときと同様に処理が行われる。
時刻T45では、右目用画像において、マスク検出部221−2のマスク検出の誤りが継続しているため、フレーム間マスク検出結果比較部223−2のカウント値Cntが閾値TH_CNT=5を満たす状態となり、フレーム間マスク検出結果比較部223−2の出力結果(円282)は、マスク検出部221−2の結果(円281)と同じになるように補正される。
時刻T45においては、右目用画像のフレーム間マスク検出結果比較部223−2における信頼度パラメータConf1は0に設定される。
一方、時刻T45において左目用画像における検出結果は正しく、フレーム間マスク検出結果比較部223−1では、時刻T44のステレオ間マスク検出結果比較補正部213の結果(円273)との差分の絶対値は閾値内となるため、信頼度パラメータConf0は1に設定される。
そして、ステレオ間マスク検出結果比較補正部213では、左目用画像と右目用画像のそれぞれのフレーム間マスク検出結果比較部223の結果の差分の絶対値が閾値外となり、かつ信頼度の比較(Conf0=1、Conf1=0)により左のフレーム間マスク検出結果比較部223−1の出力結果(円272)を基準として右のマスク形状が補正される。この補正は、式(26)乃至(28)に基づいて行われる。
このように、フレーム間マスク検出結果比較部223とステレオ間マスク検出結果比較補正部213の双方で補正を行うことによってより安定的にマスク検出が行えるようになる。
<動作の開始時について>
第1の実施の形態の画像処理装置100のマスク検出補正部112の動作、または第2の実施の形態の画像処理装置200のマスク検出補正部212の動作は、常に行われるように構成することも可能であるし、所定のイベントが発生したときに行われるように構成することも可能である。
上記した例では、常に行われる場合、換言すれば、1フレーム毎に行われる場合を例に挙げて説明した。以下、第1の実施の形態の画像処理装置100を例に挙げて説明する。常に行われる場合、1フレーム毎に、マスク検出結果バッファ122には、マスク検出部121により検出されたマスク形状が保持され、フレーム間マスク検出結果比較部123による補正が行われ、補正後のマスク形状が出力される。
所定のイベントが発生したときに行われるようにした場合、マスク検出結果バッファ122には、1フレーム毎にマスク検出部121により検出されたマスク形状に関するパラメータが保持され、どのようなタイミングでイベントが発生しても対応できるようにしておく。
そして、所定のイベントが発生したとき、マスク検出結果バッファ122に保持されているパラメータを用いて、フレーム間マスク検出結果比較部123による補正が開始される。このような構成は、第2の実施の形態に対しても適用できる。
所定のイベントとしては、例えば、エラーが発生したと判断されるときをイベントとすることができる。エラーが発生したか否かの判定は、例えば、内視鏡装置からの映像における生体内領域(有効領域151)の平均輝度レベルを用いて行うことができる。
その一例として、平均輝度レベルが低い場合、マスク領域152と生体内領域(有効領域151)の境界が曖昧になり、マスク検出が困難になる。このようなとき、換言すれば、平均輝度レベルが所定の閾値未満になった場合、エラーが発生(イベントが発生)したとして、上記した補正が開始されるようにしても良い。
また、所定のイベントの他の例として、トロッカーに硬性鏡が挿入されているかどうかを判定するように構成し、挿入されたとき、または挿入が解除されたときをイベントとしてもよい。このように構成した場合、例えば、トロッカーにセンサーを付け、トロッカーに硬性鏡が挿入されているか否かを判定できるように構成する。
そして、硬性鏡が取り出される直前のマスク形状を保存しておくようにし、再度挿入されるまで、保存されているマスク形状を使用するように構成しても良い。
また、所定のイベントの他の例として、ユーザがマスクの補正を指示する仕組み、例えば、そのような指示をするためのボタンを設け、そのようなボタンが操作されたことをイベントとしてマスク形状の補正が行われるように構成することも可能である。例えば、フットスイッチを設け、そのフットスイッチが操作されたことをイベントとしてマスク形状の補正が行われるように構成することも可能である。
このような外部入力により、マスク形状の補正が行われるように構成することも可能である。
<記録媒体について>
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
図11は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)1101、ROM(Read Only Memory)1102、RAM(Random Access Memory)1103は、バス1104により相互に接続されている。バス1104には、さらに、入出力インタフェース1105が接続されている。入出力インタフェース1105には、入力部1106、出力部1107、記憶部1108、通信部1109、及びドライブ1110が接続されている。
入力部1106は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部1107は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記憶部1108は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部1109は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ1110は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブルメディア1111を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU1101が、例えば、記憶部1108に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース1105及びバス1104を介して、RAM1103にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU1101)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア1111に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア1111をドライブ1110に装着することにより、入出力インタフェース1105を介して、記憶部1108にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部1109で受信し、記憶部1108にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM1102や記憶部1108に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
取得された画像からマスクを検出する検出部と、
前記検出部により検出された前記マスクに変化があったか否かを判断する判断部と、
前記判断部により前記マスクに変化があったと判断された場合、前記マスクに変化があったと判断されるより前に前記検出部により検出された前記マスクのパラメータを出力する出力部と
を備える画像処理装置。
(2)
前記判断部は、前記検出部により検出されたマスクのパラメータの時間的変化に基づいて、前記マスクに変化があったか否かを判断する
前記(1)に記載の画像処理装置。
(3)
前記判断部は、前記検出部により検出された第1のマスクのパラメータと、前記第1のマスクの検出後に前記検出部により検出された第2のマスクのパラメータとの差分が、所定の閾値より小さい場合、前記検出部により検出された前記マスクに変化はないと判断し、
前記出力部は、前記判断部で前記マスクに変化はないと判断された場合、前記第1のマスクのパラメータと前記第2のマスクのパラメータから算出される第3のマスクのパラメータを出力する
前記(2)に記載の画像処理装置。
(4)
前記判断部は、前記検出部により検出された第1のマスクのパラメータと、前記第1のマスクの検出後に前記検出部により検出された第2のマスクのパラメータとの差分が、所定の閾値より大きい場合、前記検出部により検出された前記マスクに変化があったと判断し、
前記出力部は、前記判断部で前記マスクに変化があったと判断された場合、前記第1のマスクのパラメータを出力する
前記(2)に記載の画像処理装置。
(5)
前記出力部は、前記判断部により前記マスクに変化があったと所定の回数判断された場合、前記第1のマスクのパラメータの代わりに前記第2のマスクのパラメータを出力する
前記(4)に記載の画像処理装置。
(6)
前記出力部は、前記判断部により前記マスクに変化があったと所定の回数判断された場合、前記第1のマスクのパラメータと前記第2のマスクのパラメータから算出される第3のマスクのパラメータを出力する
前記(4)に記載の画像処理装置。
(7)
前記マスク内の画像は、内視鏡により撮影された画像である
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の画像処理装置。
(8)
前記マスクのパラメータの信頼度を表す信頼度パラメータを用いて、前記マスクのパラメータを補正する補正部をさらに備える
前記(1)に記載の画像処理装置。
(9)
前記検出部は、取得された2つの画像からそれぞれ第1のマスクと第2のマスクを検出し、
前記第1のマスクのパラメータと第2のマスクのパラメータに基づいて、前記第1のマスクのパラメータまたは前記第2のマスクのパラメータのうち少なくとも一方を補正するか否かを判断する補正部をさらに備える
前記(1)に記載の画像処理装置。
(10)
前記補正部は、前記第1のマスクのパラメータと前記第2のマスクのパラメータとの差分が、所定の範囲外である場合、前記第1のマスクのパラメータまたは前記第2のマスクのパラメータのうち、予め設定されている一方の前記マスクのパラメータを用いて、他方のパラメータを補正する
前記(9)に記載の画像処理装置。
(11)
前記補正部は、前記第1のマスクのパラメータと前記第2のマスクのパラメータとの差分が、所定の範囲外である場合、前記第1のマスクのパラメータと前記第2のマスクのパラメータの、それぞれの信頼度を表す信頼度パラメータを用いて補正を行う
前記(9)に記載の画像処理装置。
(12)
前記判断部は、前記画像の輝度レベルに基づいて、前記マスクに変化があったか否かを判断する
前記(1)乃至(11)のいずれかに記載の画像処理装置。
(13)
前記判断部は、前記画像の平均輝度レベルが所定の閾値未満になった場合に、前記マスクに変化があったと判断する
前記(12)に記載の画像処理装置。
(14)
前記判断部は、トロッカーに内視鏡が挿入されているか否かに基づいて、前記マスクに変化があったか否かを判断する
前記(1)乃至(13)のいずれかに記載の画像処理装置。
(15)
前記判断部は、トロッカーに内視鏡が挿入されていないと判断した場合に、前記マスクに変化があったと判断する
前記(14)に記載の画像処理装置。
(16)
前記判断部は、外部入力に基づいて、前記マスクに変化があったか否かを判断する
前記(1)乃至(15)のいずれかに記載の画像処理装置。
(17)
前記外部入力は、フットスイッチによる入力である
前記(16)に記載の画像処理装置。
(18)
取得された画像からマスクを検出し、
前記検出された前記マスクに変化があったか否かを判断し、
前記マスクに変化があったと判断された場合、前記マスクに変化があったと判断されるより前に検出された前記マスクのパラメータを出力する
画像処理方法。
100 画像処理装置, 111 画像取得部, 112 マスク検出補正部, 121 マスク検出部, 122 マスク検出結果バッファ, 123 フレーム間マスク検出結果比較部, 124 判断部, 125 出力部, 200 画像処理装置, 211 画像取得部, 212 マスク検出補正部, 213 ステレオ間マスク検出結果比較部, 221 マスク検出部, 222 マスク検出結果バッファ, 223 フレーム間マスク検出結果比較補正部

Claims (18)

  1. 取得された画像からマスクを検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記マスクに変化があったか否かを判断する判断部と、
    前記判断部により前記マスクに変化があったと判断された場合、前記マスクに変化があったと判断されるより前に前記検出部により検出された前記マスクのパラメータを出力する出力部と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記判断部は、前記検出部により検出されたマスクのパラメータの時間的変化に基づいて、前記マスクに変化があったか否かを判断する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記判断部は、前記検出部により検出された第1のマスクのパラメータと、前記第1のマスクの検出後に前記検出部により検出された第2のマスクのパラメータとの差分が、所定の閾値より小さい場合、前記検出部により検出された前記マスクに変化はないと判断し、
    前記出力部は、前記判断部で前記マスクに変化はないと判断された場合、前記第1のマスクのパラメータと前記第2のマスクのパラメータから算出される第3のマスクのパラメータを出力する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記判断部は、前記検出部により検出された第1のマスクのパラメータと、前記第1のマスクの検出後に前記検出部により検出された第2のマスクのパラメータとの差分が、所定の閾値より大きい場合、前記検出部により検出された前記マスクに変化があったと判断し、
    前記出力部は、前記判断部で前記マスクに変化があったと判断された場合、前記第1のマスクのパラメータを出力する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記出力部は、前記判断部により前記マスクに変化があったと所定の回数判断された場合、前記第1のマスクのパラメータの代わりに前記第2のマスクのパラメータを出力する
    請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記出力部は、前記判断部により前記マスクに変化があったと所定の回数判断された場合、前記第1のマスクのパラメータと前記第2のマスクのパラメータから算出される第3のマスクのパラメータを出力する
    請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 前記マスク内の画像は、内視鏡により撮影された画像である
    請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記マスクのパラメータの信頼度を表す信頼度パラメータを用いて、前記マスクのパラメータを補正する補正部をさらに備える
    請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記検出部は、取得された2つの画像からそれぞれ第1のマスクと第2のマスクを検出し、
    前記第1のマスクのパラメータと第2のマスクのパラメータに基づいて、前記第1のマスクのパラメータまたは前記第2のマスクのパラメータのうち少なくとも一方を補正するか否かを判断する補正部をさらに備える
    請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 前記補正部は、前記第1のマスクのパラメータと前記第2のマスクのパラメータとの差分が、所定の範囲外である場合、前記第1のマスクのパラメータまたは前記第2のマスクのパラメータのうち、予め設定されている一方の前記マスクのパラメータを用いて、他方のパラメータを補正する
    請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記補正部は、前記第1のマスクのパラメータと前記第2のマスクのパラメータとの差分が、所定の範囲外である場合、前記第1のマスクのパラメータと前記第2のマスクのパラメータの、それぞれの信頼度を表す信頼度パラメータを用いて補正を行う
    請求項9に記載の画像処理装置。
  12. 前記判断部は、前記画像の輝度レベルに基づいて、前記マスクに変化があったか否かを判断する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  13. 前記判断部は、前記画像の平均輝度レベルが所定の閾値未満になった場合に、前記マスクに変化があったと判断する
    請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 前記判断部は、トロッカーに内視鏡が挿入されているか否かに基づいて、前記マスクに変化があったか否かを判断する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  15. 前記判断部は、トロッカーに内視鏡が挿入されていないと判断した場合に、前記マスクに変化があったと判断する
    請求項14に記載の画像処理装置。
  16. 前記判断部は、外部入力に基づいて、前記マスクに変化があったか否かを判断する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  17. 前記外部入力は、フットスイッチによる入力である
    請求項16に記載の画像処理装置。
  18. 取得された画像からマスクを検出し、
    前記検出された前記マスクに変化があったか否かを判断し、
    前記マスクに変化があったと判断された場合、前記マスクに変化があったと判断されるより前に検出された前記マスクのパラメータを出力する
    画像処理方法。
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