JP2015156930A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Yasushi Nakada
康司 中田
貢司 入江
Koji Irie
貢司 入江
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Abstract

【課題】高確率遊技状態で発生した突確当りへの遊技者の関心を刺激し、そして、全体として遊技の興趣性を向上させるパチンコ遊技機を提供する。【解決手段】高確率遊技状態の規定期間を満了するタイミングを基準満了タイミングとして特定し、当該高確率遊技状態で始動記憶を消化する際に、突確当りの当選を遊技者に示唆する突確当り示唆演出を実行するか否かを確定し、突確当り示唆演出を実行すると確定した場合に、特定した基準満了タイミング前に突確当り示唆演出を実行開始する構成とすることにより、高確率遊技状態における突確当りによる当該高確率遊技状態の延長を大いに期待させ、突確当りが発生していなくても突確当り示唆演出を実行することによって遊技内容に変化をもたせ、興趣性溢れるパチンコ遊技機とすることができる。【選択図】図13

Description

本発明は、始動口への遊技球流入に伴って始動記憶を発生させ、該始動記憶の消化により当落判定し、判定結果が当りであった場合に、大入賞口を開閉するパチンコ遊技機に関するものである。
従来、始動口への遊技球入賞に伴って始動記憶を発生させ、該始動記憶を消化することによって、特別図柄を変動開始して停止図柄態様を表示する一連の図柄生成行程を実行するパチンコ遊技機は、広く知られている(例えば、特許文献1参照)。かかる構成は、始動記憶の消化に伴って当落判定し、その判定結果が当りであると、当該消化による図柄生成行程の実行後に、大入賞口を開閉する。そして、該大入賞口に遊技球が入賞すると、多くの賞球が払い出される。
上記始動記憶の当り判定によって実行される大入賞口の開閉作動としては、該大入賞口を開閉する開閉ラウンドを所定回数(例えば15回)繰り返し実行する通常特別遊技作動と、これに対して大入賞口を極めて短時間で二回連続的に開閉する突確特別遊技作動とがあることは知られており、当り判定した場合にいずれか一方が選択的に実行される。例えば、当り判定の際に、通常当りが選択された場合には、通常特別遊技作動が実行され、突確当りが選択された場合には、突確特別遊技作動が実行される。
一般的に、通常特別遊技作動では、大入賞口に100個以上の遊技球が入賞するため、これに応じて多大な賞球が払い出される。一方、突確特別遊技作動では、上記したような作動態様であるが故に、大入賞口に遊技球が流入することは極めて難しく、通常、入賞できずに賞球も発生しないため、遊技者が得られる利得は相対的に小さい。また、このような作動態様であるため、遊技者は突確特別遊技作動における大入賞口の開閉動作に気付かない場合がほとんどである。
また、上述した始動記憶の消化による当落判定は、当選確率があらかじめ設定されている。さらに、該当選確率には、常態で適用される確率(以下、低当選確率)と、該常態に比して高い確率(高当選確率)とが定められており、低当選確率が適用されている状態を低確率遊技状態とし、高当選確率が適用されている状態を高確率遊技状態としている。
前記高確率遊技状態は、上記の通常特別遊技作動または突確特別遊技作動の満了に伴って開始され、あらかじめ定められた規定期間の期間満了又は始動記憶の当り判定により終了する。
ここで、高確率遊技状態を維持する規定期間は、例えば、始動記憶の消化によりハズレ判定した回数が所定の上限数に達した場合に、期間満了するように設定されている。そのため、高確率遊技状態は、規定期間の期間満了前に始動記憶を当り判定するまで、連続して継続する。また、高確率遊技状態が期間満了により終了した場合には、当選確率として低当選確率を適用する常態(以下、低確率遊技状態という)に戻る。
特開2007−307163号公報
上述した従来構成にあっては、高確率遊技状態である場合に、高確率遊技状態であることを遊技者に報知して、遊技を盛り上げるようにしていることが一般的である。このとき、遊技者が特に注目することは、利得の多寡に影響する通常特別遊技作動の実行、又は当該高確率遊技状態の期間満了に関することである。したがって、例えば該高確率遊技状態の期間が満了する前に始動記憶の消化に伴う突確特別遊技作動が実行されても、遊技者は該突確特別遊技作動に気付いていないことが多く、遊技者には、高確率遊技状態がそのまま継続しているようにしか見えていない場合がある。
したがって、該突確当りという遊技の興趣性を遊技者に十分に知らしめるに至っていないのが実情である。したがって、突確当りが発生しても遊技内容に変化が生まれにくく、突確当りの発生による遊技の面白みが十分に発揮されていないという問題があった。
そこで本発明は、高確率遊技状態で発生した突確当りへの遊技者の関心を刺激し、そして、全体として遊技の興趣性を向上させるパチンコ遊技機を提供することを目的とするものである。
本発明は、特別図柄を変動表示する図柄表示装置と、
遊技球の入賞を検知する球検知手段を具備する始動口と、
始動口の球検知手段が遊技球を検知することにより、所定数を上限として始動記憶を生成して記憶し、記憶した未消化の始動記憶を消化することにより該始動記憶を所定の当選確率に従って当落判定し、さらに当落判定した始動記憶が当選であった場合に該始動記憶について通常当り及び突確当りのうちいずれかを選択する始動記憶制御手段と、
該始動記憶制御手段の当落判定結果に基づいて、図柄表示装置で特別図柄を変動して当り又はハズレ停止図柄態様を表示する一連の図柄生成行程を実行する特別図柄制御手段と、
遊技球が流入可能であって所定態様で開放作動する大入賞口と、
前記始動記憶制御手段が通常当りを選択すると、該通常当りの始動記憶に基づく図柄生成行程の実行後に、前記大入賞口への遊技球流入により賞球を発生させる通常特別遊技作動を実行し、前記始動記憶制御手段が突確当りを選択すると、該突確当りの始動記憶に基づく図柄生成行程の実行後に、前記通常特別遊技作動よりも短時間で大入賞口を開放終了して賞球の発生を困難とする突確特別遊技作動を実行する特別遊技制御手段と、
前記特別遊技制御手段が実行する通常特別遊技作動の満了に伴って、前記始動記憶制御手段の当選確率を常態に比して高くし、予め設定された規定期間だけ高確率遊技状態を維持する制御内容と、該高確率遊技状態の規定期間満了前に始動記憶制御手段によって突確当りが選択されると、該規定期間満了前の高確率遊技状態を終了し、該突確当りに基づく突確特別遊技作動満了後から新たに規定期間だけ高確率遊技状態を維持する制御内容とを具備する遊技状態制御手段と
を備えたパチンコ遊技機であって、
高確率遊技状態の規定期間を満了するタイミングを基準満了タイミングとして特定する制御内容と、
当該高確率遊技状態で始動記憶を消化する際に、突確当りの当選を遊技者に示唆する突確当り示唆演出を実行するか否かを確定し、突確当り示唆演出を実行すると確定した場合に、特定した前記基準満了タイミング前に該突確当り示唆演出を実行開始する制御内容と
を有する突確当り示唆演出制御手段を具備する
ことを特徴とするパチンコ遊技機である。
ここで、遊技状態制御手段としては、上記の制御内容に加えて、高確率遊技状態の規定期間満了前に始動記憶制御手段によって通常当りが選択されると、該高確率遊技状態を期間満了前に終了し、該通常当りに基づく通常特別遊技作動満了後から新たに規定期間だけ高確率遊技状態を維持する制御内容を備えると共に、高確率遊技状態でその規定期間を満了すると、該高確率遊技状態を終了し、常態に戻す制御内容を備える。また、高確率遊技状態を維持する規定期間としては、例えば、規定期間中に発生する始動記憶が所定消化回数となるまでの期間として定めたり、期間開始からの時限消化によって期間満了する所定の経過時間として定めたりすることができる。
かかる構成にあっては、高確率遊技状態で突確当りを発生させるか否かに関わらず、遊技者に突確当りを示唆する演出を遊技者に報知するようにしたため、突確当りの発生を遊技者が突確特別遊技作動から直接的に知得する場合に比して、該突確当りが発生するか否かの不安感や期待感を十分に刺激することが可能となる。例えば、高確率遊技状態となった初期段階で突確当り示唆演出が実行されると、これを看受した遊技者は通常特別遊技作動による賞球が得られないのではないか、と不安になるが、高確率遊技状態の期間満了直前で突確当り示唆演出が実行されると、高確率遊技状態の期間延長と同等の利益が得られる可能性が発生したこととなり、突確当りを望む感情や、得した感情を抱くことになる。ここで、突確当り示唆演出が実行されても、必ず突確当りが選択されるわけではなく、突確当りが選択されない場合もあるため、突確当り示唆演出によって遊技内容が変化に富むことになって、興趣性溢れるものとなる利点がある。
また、特定した基準満了タイミング前に突確当り示唆演出を実行開始するようにしたため、該演出前から継続している高確率遊技状態が延長されうることを遊技者に知得させることができる。これにより、該高確率遊技状態の延長による新たな当り発生への遊技者の期待感を刺激することができる。したがって、上述したような通常特別遊技作動による賞球が得られないことに対する遊技意欲の消沈を和らげる作用効果が得られる。
また、突確当り示唆演出制御手段は、
突確当り示唆演出の実行確定に対応する始動記憶の消化タイミングから前記基準満了タイミングまでの間であって、該消化タイミングよりも該基準満了タイミング近くに所定の示唆報知タイミングを設定し、
該示唆報知タイミングの到来を契機として突確当り示唆演出を実行開始する制御内容を具備する構成が提案される。
かかる構成にあっては、高確率遊技状態の満了に近いタイミングで、突確当りを示唆する演出を報知するため、高確率遊技状態が延長されうることを、より一層遊技者に強調して認識させることができる。したがって、該高確率遊技状態の延長による新たな当り発生への遊技者の期待感をより一層強く刺激できると共に、上述した遊技意欲の消沈をより一層効果的に低減することができる。これにより、突確当りに対する関心が高まり、突確当り時の遊技者の喜びを確実に引き出すことができる。
ここで、高確率遊技状態の規定期間は、始動記憶があらかじめ定められた規定数だけ消化されるまでの期間であり、
示唆報知タイミングは、突確当り演出に対応する始動記憶消化の際の高確率遊技状態における前記規定数に対する始動記憶の消化残数に基づいて定められている
構成としてもよい。
かかる構成にあっては、例えば前記始動記憶の消化残数が比較的多い状況で突確当り示唆演出が実行開始されると、通常当りが得られなかったという不安感を遊技者に抱かせることができる。逆に、該始動記憶の消化残数が比較的少ない状況で突確当り示唆演出が実行開始されると、前記高確率遊技状態が更に延長される可能性があることを遊技者に示唆することができ、通常当りが得られる可能性が増加することへの期待感を遊技者に抱かせることができる。
さらに、示唆報知タイミングは、突確当り演出に対応する始動記憶消化の際の高確率遊技状態の開始タイミングから起算した経過時間に基づいて定められている構成としてもよい。
かかる構成とすることによって、前記高確率遊技状態にある間にできるだけ多くの始動記憶を消化させようとする意欲を増大させることができる。このため、かかる構成は、パチンコ遊技機の稼働率を増加させることができる。
また、突確当り示唆演出制御手段は、
突確当り示唆演出を、始動記憶の消化時から当該高確率遊技状態の終了時まで、連続的に継続実行する制御内容を具備する構成が提案される。
かかる構成とすることによって、前記高確率遊技状態の間に突確当りが発生して当該高確率遊技状態が延長された可能性があることを、より明確に遊技者に示すことが可能となり、遊技者の遊技意欲を大幅に向上させることができる。
本発明のパチンコ遊技機は、高確率遊技状態で前記始動口に遊技球が入賞したことを起因として、突確当りの当選を遊技者に示唆する突確当り示唆演出を実行するようにしたものであるから、突確当りへの遊技者の関心を刺激し、そして、全体として遊技の興趣性を向上させることができる。
実施例1のパチンコ遊技機1の斜視図である。 パチンコ遊技機1の正面図である。 パチンコ遊技機1の遊技盤10の正面図である。 パチンコ遊技機1における制御回路のブロック回路図である。 メイン処理を示すフロー図である。 突確当り示唆演出設定処理を示すフロー図である。 突確当り示唆演出報知処理を示すフロー図である。 遊技進行を説明する説明図である。 他の形態の遊技進行を説明する説明図である。 実施例2の突確当り示唆演出報知処理を示すフロー図である。 実施例2の遊技進行を説明する説明図である。 実施例3の突確当り示唆演出報知処理を示すフロー図である。 実施例3の遊技進行を説明する説明図である。 実施例4の突確当り示唆演出実行処理を示すフロー図である。 実施例4の遊技進行を説明する説明図である。 画像表示器14における画像の説明図である。
(実施例1)
本発明の実施例1を、添付図面を用いて詳述する。
パチンコ遊技機1は、図1,2に示すように、遊技島設備(図示省略)に固定される外枠2と、この外枠2の前面開口部を覆う遊技機本体3とからなる。遊技機本体3は、中央上部の略円形の開口部に遊技盤10(図3参照)が取り付けられた前枠5を備え、この前枠5の一側縁がヒンジ部材4を介して外枠2に開閉可能に枢着されている。さらに前枠5には、遊技盤10を覆うガラス板6が設けられている。また、前枠5の下部には、上受皿7と下受皿8とが上下に列設されており、下受皿8の右側方に発射ハンドル9が突設されている。なお、パチンコ遊技機1の一台ごとを、機台ともいう。
図2,3に示すように、遊技盤10の前面には、ガイドレール11によって略円形の遊技領域12が区画形成されている。さらに、該遊技盤10の下方位置には、発射ハンドル9と連動して遊技球を打圧し、該遊技球を該遊技領域12に向けて発射する球発射装置41が配設されている。該球発射装置41は、遊技球を打圧する発射鎚と、該発射鎚を駆動するロータリーソレノイドと、打圧された遊技球を遊技領域12へ向けて案内する発射レール等を備えてなり、発射ハンドル9の回動操作角度に応じた強度で遊技球を1球ずつ遊技領域12へ打圧発射する。
また、図3に示すように、遊技領域12の中央には、各種遊技部材を組み込んだセンターケース13が配設されている。このセンターケース13には、画像表示器14が組み付けられている。画像表示器14は、液晶表示器又はCRT表示器等からなり、その表示画面には各種演出画像等が表示される。
センターケース13における画像表示器14の周囲には、複数のLED(発光ダイオード)が配設される。この複数のLEDのうち、画像表示器14の直下で左右に並ぶ6個は特別図柄表示装置15であり、左上部の2個は普通図柄表示装置16である。また、特別図柄表示装置15の直下で左右に並ぶ4個のLEDは、特別図柄の始動記憶の未消化数(特別始動記憶数)を示す特別始動記憶数表示装置17であり、右上部で上下に並ぶ4個は、普通図柄の始動記憶の未消化数(普通始動記憶数)を表示する普通始動記憶数表示装置18である。
特別図柄表示装置15は、その6個のLEDの点灯態様によって特別図柄を表示するものである。後述するように、特別図柄表示装置15は、所定契機によって、各LEDを点滅させることによりそれぞれの特別図柄を変動させ、その後にいずれかのLEDが点灯した態様で特別図柄を停止表示する。本実施例では、右端のLEDのみを点灯した態様が「ハズレ」を示すハズレ停止図柄態様であり、それ以外の点灯態様が「当り」を示す当り停止図柄態様として設定されている。そして、特別図柄が当り停止図柄態様で停止表示された場合に、特別図柄が当り確定し、ハズレ停止図柄態様で停止表示された場合に、特別図柄がハズレ確定する。そして、特別図柄が当り確定すると、いわゆる「大当り」となって後述の特別遊技作動が実行開始する。
一方、普通図柄表示装置16は、2個のLEDの点灯態様によって普通図柄を表示するものである。後述する普通始動ゲート19を遊技球が通過すると、このLEDが順次点滅することで普通図柄を変動させ、その後にいずれかのLEDが点灯した態様で普通図柄を停止表示する。上側のLEDのみが点灯した態様が「当り」を示す停止図柄態様であり、上下のLEDが点灯した態様が「ハズレ」を示す停止図柄態様に設定されている。そして、当り停止図柄態様で停止表示された場合に、普通図柄が当り確定し、ハズレ停止図柄態様で停止表示された場合に、普通図柄がハズレ確定する。そして、普通図柄が当り確定すると、後述の普通電動役物23が開放作動する。
センターケース13の左側には、普通始動ゲート19が設けられている。この普通始動ゲート19を遊技球が通過すると、普通始動ゲート19に具備された球検出スイッチが球検出信号を出力し、かかる球検出信号に基づいて上記の普通図柄表示装置16のLEDが点滅開始する。
また、センターケース13の直下位置には、特別始動口20を有する普通電動役物23が配設されている。普通電動役物23は、特別始動口20の開口幅を変化させる左右一対の開閉翼片24,24を備えており、該開閉翼片24,24を特別始動口20への遊技球流入が困難な閉鎖位置と、該開閉翼片24,24を左右両側へ拡開して特別始動口20への遊技球流入が容易な開放位置とに位置変換する。この普通電動役物23は、上記した普通図柄表示装置16で普通図柄が当り停止図柄態様で停止表示されると、ソレノイドを駆動することによって左右の開閉翼片24,24が前記閉鎖位置から開放位置まで開放作動する。
前記普通電動役物23の特別始動口20に遊技球が流入すると、当該普通電動役物23に内蔵された始動口球検出スイッチ(図示せず)が球検出信号を出力し、かかる球検出信号に基づいて特別図柄表示装置15のLEDが点滅開始する。また、特別始動口20に遊技球が流入すると、所定数の賞球(通常利益)が払い出される。なお、前記特別始動口20により、本発明にかかる始動口が構成され、前記始動口球検出スイッチ(図示せず)により、本発明にかかる始動口の球検出手段が構成される。
普通電動役物23の直下、かつ遊技領域12の最下部に配されたアウト口30の直上方位置には、大入賞口25を有する特別電動役物26が配設されている。この特別電動役物26は横長矩形状の開閉片27を具備している。開閉片27は内蔵するソレノイドにより開閉作動され、これによって大入賞口25が開放状態と閉鎖状態に変換される。また、特別電動役物26の内部には入賞した遊技球を検出する大入賞口球検出スイッチ(図示せず)が設けられている。
また、特別電動役物26の両側には複数の一般入賞装置29が配設されている。各一般入賞装置29にそれぞれ形成された入賞口に遊技球が流入して入賞すると、一般入賞装置29に内蔵された入賞口球検出スイッチ(図示せず)が球検出信号を出力し、かかる球検出信号に基づいて所定数の賞球が払い出される。
次に、本実施例のパチンコ遊技機1の遊技作動を制御する制御回路を、図4を参照して説明する。
マイクロコンピュータを構成する主制御基板60には、パチンコ遊技機1の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられている。この主制御基板60は、遊技の統括的な制御を実行するものである。この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。
この主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書きできる記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)を介して接続され、主制御基板60の基板回路を構成している。
前記記憶装置ROMには、制御プログラムや、抽選データを参照して図柄生成行程の当落判定や図柄の変動・停止態様、演出態様等を決定するための各種テーブルが格納されている。
一方、記憶装置RAMには、各種球検出スイッチからの球検出信号等が一時的に記憶される記憶エリア、各種のタイマや乱数カウンタ、計数カウンタ等を構成するレジスタ領域、及びワークエリア等が設けられている。
ここで、主制御基板60の記憶装置RAMの記憶領域に設けられる各乱数カウンタについて説明する。
大当りカウンタは0〜299の範囲の値を取るものであり、普通電動役物23の特別始動口20へ流入した遊技球を始動口球検出スイッチ(図示せず)により検出すると、その時点の大当りカウンタの値が抽出される。そして、抽出された大当りカウンタ値は、予め定められた当選値と比較され、該当選値と一致していた場合には「大当り(特別図柄の当選)」となり、不一致であった場合には「ハズレ(特別図柄の落選)」となる。
ここで、前記当選値には、高確率時の大当り値「7,11,37,87,127,177,207,233,257,273」と低確率時の大当り値「7」の二種類があり、常態の低確率遊技状態では、大当りカウンタ値は低確率時の当選値と比較されるが、高確率遊技状態では、高確率時の当選値と比較される。すなわち、低確率遊技状態では、「大当り」となる当選確率が1/300であり、高確率遊技状態では、当選確率が10/300(=1/30)である。
特図カウンタは0〜7の範囲の値を取るものであり、上記の大当りカウンタと同様に特別始動口20へ遊技球が流入した時点で特図カウンタの値が抽出される。上記大当りカウンタ値の判定結果が「大当り」である場合に、抽出された特図カウンタ値が、当選種類に対応する所定の当選種別判定値と一致するか否かによって当選種類が決定される。具体的には、特図カウンタ値が「0,1,2,3」であると「通常当り」が選択されて決定され、「4,5,6,7」であると「突確当り」が選択されて決定される。すなわち、大当りカウンタ値による「大当り」の50%が「通常当り」に、50%が「突確当り」に振り分けられる。
上記した大当りカウンタや特図カウンタの他にも、リーチカウンタや演出カウンタなどがそれぞれ設定されており、大当りカウンタと同様に、特別始動口20へ遊技球が流入した時点で各カウンタの値が抽出される。ここで、抽出したリーチカウンタ値によって、リーチ演出の実行有無を決定し、抽出した演出カウンタ値によって、画像表示器14で表示する特別演出画像の画像パターンを決定する。こうした大当りカウンタ、特図カウンタ、リーチカウンタ、及び演出カウンタなどからそれぞれ抽出された各カウンタの抽出値は、一個のデータ集合体として纏められて記憶装置RAMに保持される。このデータ集合体により、特別図柄の始動記憶(特別始動記憶)が実現される。この特別始動記憶(特別図柄の始動記憶)により、本発明の始動記憶が実現される。
さらに、普通当りカウンタや普図カウンタも設定されており、上記した普通始動ゲート19を通過した遊技球を球検出スイッチにより検出した場合に、その時点でそれぞれ抽出される。抽出した普通当りカウンタ値は、予め定められた当選値と比較されることにより当落判定されて、一致した場合に「当り(普通図柄の当選)」となり、不一致の場合に「ハズレ」となる。また、抽出した普図カウンタ値により、当選種別を判定する。
こうした普通当りカウンタ値と普図カウンタ値とは、一個のデータ集合体として纏められて記憶装置RAMに保持される。このデータ集合体により普通図柄の始動記憶(普通始動記憶)が実現される。
なお、上記した特別始動記憶は記憶装置RAMに設けられた特別始動記憶領域に記憶され、該特別始動記憶領域には、四個の記憶領域が設けられている。四個の記憶領域には、消化順序が定められており、先に発生した特別始動記憶から順に、消化順序が早い記憶領域に記憶される。そして、消化順序の最も早い(消化順序が一番の)記憶領域に記憶された特別始動記憶が消化される毎に、以降の記憶領域に記憶されている特別始動記憶が、それぞれ一つ前の記憶領域へシフトするようにしている。同様に、上記の普通始動記憶は記憶装置RAMの普通始動記憶領域に記憶され、該普通始動記憶領域の四個の記憶領域に順に記憶される。
また、この主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは、一定間隔のクロックパルスによって時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマTMも接続されている。
主制御用中央制御装置CPU、及び後述する各制御基板62〜68に設置される各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。そして、この主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成したデータ信号又はコマンド信号を四つの制御基板62,63,64,68へ出力し、これらの制御基板62,63,64,68の中央制御装置CPUがこのデータ等に従って所定の制御を処理実行することとなる。
また、この主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)が設けられており、この出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令信号が、演出制御基板62、図柄制御基板63、払出制御基板64、及び発射制御基板68の各入力ポートに向け出力されるように接続されている。また、主制御基板60の入力ポートには、盤面中継基板61を介して、普通始動ゲート19、普通電動役物23、特別電動役物26、一般入賞装置29等に設けられた各球検出スイッチやセンサ等が接続される。そして、主制御基板60が2msごとに、これらに内蔵された各スイッチの遊技球検出状態を調べ、遊技球検出があると、その球検出信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して普通電動役物23や特別電動役物26等に内蔵されたソレノイドやモータが接続されており、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に、これらソレノイドやモータを駆動させる。
上記の演出制御基板62には、パチンコ遊技機1で実行される演出全般を制御するための基板回路が設けられる。この基板回路は、演出を制御処理する演出制御用中央制御装置CPUに、多岐にわたる演出態様に関する固定データが格納された記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。演出制御基板62の出力ポートには、画像表示器14を制御する画像制御基板65、音声演出を制御する音源制御基板66、及びLEDランプによる演出を制御する光源制御基板67が接続されている。そして、演出制御基板62は、主制御基板60からのコマンド信号が入力ポートに入力されると、演出制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、該コマンド信号により指示された演出態様を実行するために、画像制御基板65、音源制御基板66、及び光源制御基板67へ向けてコマンド信号を送信する。
上記の画像制御基板65には、画像表示器14の表示態様を制御するための基板回路が設けられる。画像制御基板65は、演出制御基板62から入力されたデータ信号又はコマンド信号を演算処理し、所定の表示態様を表示するデータにしたがって表示用ドライバにより画像表示器14で所定態様の演出画像を表出させる。
上記の音源制御基板66には、図示しないスピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられる。この音源制御基板66は、演出制御基板62から入力されたデータ信号又はコマンド信号を演算処理し、所定の音データにしたがってサウンドジェネレータによりスピーカで効果音を出力させる。
上記の光源制御基板67には、遊技機本体3に配設された演出用ランプを制御するための基板回路が設けられている。この光源制御基板67は、演出制御基板62から入力されたデータ信号又はコマンド信号を演算処理し、所定の光データにしたがって光源作動基板により各種の演出用ランプを点灯、点滅させる。
上記の図柄制御基板63には、特別図柄表示装置15、普通図柄表示装置16、特別始動記憶数表示装置17、普通始動記憶数表示装置18を制御するための基板回路が設けられている。この図柄制御基板63は、上記の主制御基板60から入力ポートを介して入力されたデータ信号又はコマンド信号を演算処理し、所定の光データにしたがって図柄作動基板により、各装置のLEDを点灯、点滅させる。
上記の払出制御基板64には、遊技球の貸球や賞球等の払出しを制御するための基板回路が設けられている。この払出制御基板64は、主制御基板60から入力されたデータ信号又はコマンド信号を演算処理し、所定のデータにしたがって貸球ユニットや賞球ユニット等の各種ソレノイドを作動し、所定の貸球や賞球の払出しを実行する。また、払出制御基板64は、プリペイドカードの読込みや書込みを行うプリペイドカードユニットがCR接続基板を介して接続され、遊技球の残球データ等をやり取りする。
上記の発射制御基板68には、球発射装置41(図2参照)を制御するための基板回路が設けられている。この発射制御基板68は、操作された発射ハンドル9からの入力信号に応じた電圧強度で球発射装置41を駆動することにより、発射ハンドル9の回動角度に応じた強さで遊技球を打圧発射する。
次に、本実施例のパチンコ遊技機1の基本的な作動について説明する。なお、本実施例のパチンコ遊技機1の基本的な作動は、既存のパチンコ遊技機と同様であるため詳細な説明は省略する。
遊技者による発射ハンドル9の回動操作に従って、球発射装置41が遊技球を遊技領域12に向けて発射すると、該遊技球が該遊技領域12を転動流下する。そして、遊技球が上記の普通電動役物23の特別始動口20へ流入すると、特別図柄用の各乱数カウンタ(大当りカウンタなど)からそれぞれカウンタ値が抽出されて上記した特別始動記憶を生成し記憶する。そして、特別始動記憶の消化に伴って特別図柄表示装置15でLEDが点滅して特別図柄が変動開始する。変動開始から所定時間を経過すると、特別図柄が変動停止して停止図柄態様を確定する。このように、特別始動記憶の消化によって特別図柄の変動開始から確定停止までの一連の特別図柄生成行程を実行する。ここで、特別図柄の停止図柄態様が当り停止図柄態様であると、「大当り」となり、後述の特別遊技作動を実行する。
特別始動記憶を消化する処理(図5中の特別始動口処理)としては、当該特別始動記憶を構成する大当りカウンタ値により当落判定し、その他のカウンタ値に基づいて停止図柄態様や画像表示器14で表示実行する特別演出画像の画像パターンを選定する処理を行う。ここで、特別始動記憶を構成するカウンタ値としては、大当りカウンタ値の他に、特図カウンタ値、停止図柄カウンタ値、リーチカウンタ値、及び演出カウンタ値等が設定されている。特に本実施例にあっては、突確当り示唆演出カウンタ値も設定されており、該突確当り示唆演出カウンタ値に従って、後述する突確当り示唆演出の実行について当選判定する。そして、これら各カウンタ値に従って特別図柄生成行程を決定する。この特別図柄生成行程では、特別図柄表示装置15で特別図柄を変動して所定時間の経過に伴って特別図柄を停止して停止図柄態様を表示すると共に、画像パターンに従って演出画像を画像表示器14で表示実行する。なお、この特別図柄生成行程により、本発明にかかる図柄生成行程が実現される。また、特別始動記憶の消化により特別図柄生成行程を実行する処理は、主制御基板60と図柄制御基板63により実行され、主制御基板60と図柄制御基板63によって本発明にかかる特別図柄制御手段が構成されている。
上記の特別始動記憶の消化による当落判定の結果が当りであった場合には、特図カウンタ値を有効として、「通常当り」又は「突確当り」を選択して決定する。そして、上記の特別図柄生成行程で特別図柄が所定時間変動した後に当り停止図柄態様で確定停止すると、図5中の大入賞口処理に従って特別遊技作動を実行する。
ここで、「通常当り」を選択決定した場合には通常特別遊技作動を実行し、「突確当り」を選択決定した場合には突確特別遊技作動を実行する。通常特別遊技作動は、大入賞口25を開閉する開閉ラウンドを15回繰返し実行する作動であり、一回の開閉ラウンドが、大入賞口25の30秒間開放または9個の流入のいずれか一方を満足することにより満了する。この通常特別遊技作動が実行されると、大入賞口25に100個以上の流入が期待でき、遊技者は多量の賞球を獲得可能である。
一方、前記の突確特別遊技作動は、大入賞口25が0.2秒間開放して閉鎖する開閉ラウンドを2回繰り返すことによって満了する。この突確特別遊技作動は、1秒に満たない時間で瞬間的に満了するため、大入賞口25への流入が期待できず、賞球の獲得はほとんど不可能であると共に、その実行を遊技者が気づき難い。なお、こうした通常特別遊技作動および突確特別遊技作動を実行する制御内容を具備する主制御基板60により、本発明にかかる特別遊技制御手段が構成される。ところで、通常特別遊技作動および突確特別遊技作動については、従来から公知の作動態様および作動制御を適用できるため、その詳細については説明を省略する。
また、通常特別遊技作動または突確特別遊技作動が満了すると、上記した高確率遊技状態となり、特別始動記憶の消化による当落判定に適用する当選確率が1/30となる。この高確率遊技状態は、特別始動記憶の消化による当落判定の結果が「当り」となった場合、又は該当落判定の「ハズレ」結果が所定回数(例えば、50回)だけ連続した場合を満足することによって終了する。前者の場合には、通常特別遊技作動または突確特別遊技作動の満了に伴って新たな高確率遊技状態が開始され、後者の場合には、低確率遊技状態が開始されて、当落判定に適用する当選確率が1/300となる。なお、このように高確率遊技状態や低確率遊技状態に変換する処理やこれら状態を終了する処理は主制御基板60により実行され、主制御基板60によって本発明にかかる遊技状態制御手段が構成されている。
また、上述の主制御基板60は、高確率遊技状態の規定期間を満了する基準満了タイミングを特定する制御内容を具備している。具体的には、高確率遊技状態で当落判定の「ハズレ」結果の回数を計数し、そのハズレ連続回数の上限値を50回にあらかじめ設定し、遊技進行に伴い累積していくハズレ連続回数が50回になるタイミング(すなわち基準満了タイミング)を特定する制御内容である。
また、未消化(消化前)の特別始動記憶は、上述したように、記憶装置RAMの特別始動記憶領域に記憶保持される(図5中の入賞検出処理)。具体的には、特別図柄の変動中および特別遊技作動の実行中に生成された特別始動記憶は直ぐに消化されず、生成された順番で前記特別始動記憶領域に記憶保持される。ここで、特別始動記憶領域には所定の上限数(四個)を限度として特別始動記憶を保持可能となっている。そして、特別始動記憶領域に記憶保持されている特別始動記憶の記憶数(特別始動記憶数)を、上記した特別始動記憶数表示装置17のLEDの点灯数によって報知している。特別始動記憶数表示装置17は、特別始動記憶の生成により点灯数が増加し、消化により点灯数が減少するように、LEDが点灯または消灯制御される。なお、このように特別始動記憶を生成し記憶する処理と該特別始動記憶を消化する処理とは主制御基板60により実行され、主制御基板60によって本発明にかかる始動記憶制御手段が構成されている。
一方、遊技領域12を転動流下した遊技球が普通始動ゲート19を通過すると、普通当りカウンタと普図カウンタとからそれぞれカウンタ値が抽出されて上記の普通始動記憶が発生する(図5中の入賞検出処理)。この普通始動記憶は、普通図柄の変動中または普通電動役物23の開閉作動中に生成されると、記憶装置RAMに設定された普通始動記憶領域に、生成された順番で記憶保持される。普通始動記憶領域には、所定の上限数(四個)を限度として普通始動記憶を保持可能となっており、その記憶保持されている普通始動記憶の記憶数(普通始動記憶数)を、上記した普通始動記憶数表示装置18のLEDの点灯数によって報知する。
こうして生成された普通始動記憶を順次消化することにより(図5中の普通始動口処理)、普通図柄表示装置16のLEDが点滅して普通図柄が変動開始する。そして、変動開始から所定時間経過すると、普通図柄が変動停止して停止図柄態様を確定する。このように普通始動記憶の消化によって普通図柄の変動開始から確定停止までの一連の普通図柄生成行程を実行する。この普通図柄生成行程により普通図柄が当り停止図柄態様で確定停止すると、上述したように普通電動役物23の開閉翼片24,24を開放作動して閉鎖位置から開放位置へ傾動し、該開放位置で所定時間保持した後に閉鎖作動して閉鎖位置へ戻す。このように普通図柄の停止図柄態様により当り確定した場合に、普通電動役物23を開閉作動する。
また、遊技機本体3には、主電源(図示省略)が設けられており、例えば遊技店が開店営業する際に該主電源を介して遊技機本体3を通電状態とすると、遊技者により遊技可能となる遊技状態が発生する。図5は、主制御用中央制御装置CPUにおいて所定間隔(2ms)で実行されるメイン処理の制御内容を示すフローチャートである。このメイン処理によって、遊技の主要な制御処理が実現される。
具体的には、メイン処理では、まず電源投入時であるか否かの判定を行う(S101)。そして、電源投入時でないと判定した場合には、入賞に係る制御処理を行う入賞検出処理(S102)、各種乱数カウンタの値を更新するカウンタ値更新処理(S103)、異常検出処理(S104)、特別図柄の当選判定等を行う特別始動口処理(S105)、普通図柄の当選判定等を行う普通始動口処理(S106)、特別図柄の表示制御等を行う特別図柄処理(S107)、普通図柄の表示制御を行う普通図柄処理(S108)、特別遊技状態に係る制御を行う大入賞口処理(S109)、普通電動役物23の作動制御を行う普通電動役物処理(S110)、及び各制御基板へ制御コマンドを出力するコマンド出力処理(S111)の10個のサブルーチンを順番に実行する。そして、コマンド出力処理(S111)を実行した後は、各種乱数カウンタの初期値を更新する初期値更新処理(S112)をリセット信号が送信されるまで繰返し実行する。
一方、ステップS101で電源投入時であると判定した場合には、停電時の復帰処理を行うか否かを判定する一連の処理を行う(S113〜S115)。そして、停電時の復帰処理を行うと判定した場合には、各制御基板へ復電時のコマンドを送信し(S116)、電源切断前の番地から処理を再開する。これに対し、停電時の復帰処理を行わないと判定した場合には、ステップS102に移行する。
なお、このメイン処理の制御処理内容の多くは、従来のパチンコ遊技機で採用されているものである。このため、以下では、本発明の要部に係るサブルーチンについての制御処理のみ詳述することとし、従来機同様の制御処理を行うサブルーチンについての説明は省略する。
次に、本発明の要部について説明する。
本発明は、突確当りの当選を遊技者に示唆する突確当り示唆演出を高確率遊技状態で実行することを大きな特徴としており、該突確当り示唆演出が実行されると、遊技者は、突確特別遊技作動が実行される可能性があることを遊技中に知得することができる。
さらに詳述すると、前記主制御基板60は、所定条件が成立すると、特別始動口処理(S105)のなかで突確当り示唆演出設定処理(図6参照)を実行する。具体的には、遊技状態が高確率遊技状態であるか否かを判別し、高確率遊技状態であると判定した場合には、次に、未消化の特別始動記憶について、突確当りであるか否かを判別する。そして、突確当りであると判定した場合、当該特別始動記憶について突確当り示唆演出フラグを「1」に設定する。そして、突確当り示唆演出設定処理を満了する。
一方、上述のように突確当りであるか否かを判別して、突確当りでないと判定した場合は、次に突確当り示唆演出を実行するか否かを判別する。そして、突確当り示唆演出カウンタ値に基づく判定の結果、突確当り示唆演出を実行すると確定した場合は、前記突確当り示唆演出フラグを「1」に設定する。一方、判定の結果、突確当り示唆演出を実行しないと確定した場合は、そのまま当該突確当り示唆演出設定処理を満了する。かかる処理は、突確当りである場合は必ず突確当り示唆演出を実行するようにすると共に、突確当りでない場合にも所定の割合で突確当り示唆演出を実行する場合があることを実現しようとするものである。
なお、高確率遊技状態であるか否かを判別して、高確率遊技状態でないと判定した場合は、すぐに当該処理を満了する。
次に、特別図柄処理(S107)のなかで、突確当り示唆演出報知処理(図7参照)を行う。具体的には、まず突確当り示唆演出フラグが「1」であるか否かを判別し、該突確当り示唆演出フラグが「1」であると判定した場合には、突確当り示唆演出実行処理を実行する。そして、該突確当り示唆演出実行処理を実行した後は、突確当り示唆演出フラグを「0」にした上で、当該突確当り示唆演出報知処理を満了する。
ここで、突確当り示唆演出実行処理の開始とは、本発明にかかる突確当り示唆演出の実行開始にあたり、具体的には、例えば突確当り示唆演出に関する画像演出を表示開始したり、音響演出を鳴音開始したり、光演出を発光開始したり、あるいはこれらを複合的に実行開始するものである。かかる演出内容の詳細は、後で具体的に説明する。
一方、前記突確当り示唆演出報知処理にあって、上述のように突確当り示唆演出フラグについて判定し、「1」でない場合(すなわち「0」である場合)は、すぐに当該突確当り示唆演出報知処理を満了する。
次に、遊技の進行を再度詳述する。
遊技進行中にあって、「大当り」(すなわち「通常当り」又は「突確当り」)した後は、上述のように遊技状態は高確率遊技状態となる。該高確率遊技状態は、あらかじめ定められた規定期間だけ実行されるものであり、特別始動記憶が50回消化されるまでの間、大当りの当選確率が高確率として維持される。すなわち、高確率遊技状態で特別始動記憶が消化される度に、当該高確率遊技状態における始動記憶の消化残数(以下、確率変動残数という)が対応して減少していく。
そして、例えば図8に示すように、高確率遊技状態となってから特別始動記憶が20回消化されたとき(すなわち確率変動残数が30回のとき)に実行される特別図柄生成行程で突確当り示唆演出を実行する(図8において白二重丸印で表示)。このように、当該高確率遊技状態にあっては、基準満了タイミング前に突確当り示唆演出を実行する制御内容に設定されている。
なお、上述のように、当該高確率遊技状態の途中で突確当りが発生すると、突確当りの発生と共に先の高確率遊技状態における確率変動残数はリセットされて0になり、また、当該突確特別遊技作動が行われることによって新しい高確率遊技状態が開始される。したがって、この新しい高確率遊技状態について確率変動残数(以下、便宜上、突確残数という)が、50回に定められる。
ここで、前記突確当り示唆演出を構成する特別図柄生成行程では、図16(a)に示すように、画像表示器14で突確当り示唆画像35が表示される。具体的には、該突確当り示唆画像35は、「突確突入?!」の文字列によって構成され、通常演出画像34及び特別図柄画像33a〜33cと共に表示される。そして、該突確当り示唆画像35を視認した遊技者は、該突確当り示唆画像35が表示されることによって突確当りが発生した可能性があることを認識する。なお、前記突確当り示唆画像35により、本発明にかかる突確当り示唆演出が構成される。
また、基準満了タイミングを特定し、かつ突確当り示唆画像35を表示して突確当り示唆演出を実行する主制御基板60、演出制御基板62、画像制御基板65、及び画像表示器14により、本発明にかかる基準満了タイミングを特定し、突確当り示唆演出を実行する突確当り示唆演出制御手段が実現されている。
また、パチンコ遊技機1は、図9に示すような遊技進行が含まれる。すなわち、突確当り示唆演出が実行開始されたが、実際には当該突確当り示唆演出に対応する特別始動記憶について突確当りが当選していない場合がある構成である。したがって、高確率遊技状態における特別始動記憶消化数が20回目のときに、突確当り示唆演出が実行開始され、突確特別遊技作動が実行されることなく当該高確率遊技状態の規定期間の到来により当該高確率遊技状態は満了する。そして、該高確率遊技状態の満了と共に、突確当り示唆演出フラグが「0」とされ、前記突確当り示唆画像35が非表示となる。
このように、突確当りが当選していない場合にも突確当り示唆演出が実行される遊技内容が含まれる構成とすることにより、該突確当り示唆演出に接した遊技者は、より一層不安感あるいは期待感が刺激されることとなる。要は、本発明にかかる突確当り示唆演出は、突確当りを遊技者に示唆することを目的としており、該突確当り示唆演出が実行されても必ず突確当りとなるわけではない。
(実施例2)
以下、別の実施例について説明する。
主制御基板60は、特別図柄処理(S107)のなかで突確当り示唆演出報知処理を行う制御内容を有するものであってもよい。
具体的には、図10に示すように、突確当り示唆演出報知処理において、まず突確当り示唆演出フラグが「1」であるか否かを判別する。そして、突確当り示唆演出フラグが「1」である場合には更に高確率遊技状態であるかどうかを判別し、高確率遊技状態であれば突確当り示唆演出実行処理を実行する。すなわち、該突確当り示唆演出実行処理は、高確率遊技状態が継続する限り実行され続けるものとなる。そして、高確率遊技状態から低確率遊技状態に移行した際に、突確当り示唆演出フラグを「0」に設定し、当該突確当り示唆演出実行処理を満了する。
再度、図11に従って遊技の進行を詳述する。
遊技進行中にあって、「大当り」(すなわち「通常当り」又は「突確当り」)した後は、上述のように遊技状態は高確率遊技状態となる。かかる高確率遊技状態は、あらかじめ定められた規定期間だけ実行されるものであり、50回の特別始動記憶が消化されるまでの間、大当りの当選確率が高確率として維持されることになる。すなわち、高確率遊技状態で特別始動記憶が消化される度に、当該高確率遊技状態における確率変動残数が減少していく。
そして、特別始動記憶消化数が20回のとき(すなわち、確率変動残数が30回のとき)に実行される特別図柄生成行程で突確当り示唆演出(図11において白二重丸印で表示)を実行する。すなわち、該突確当り示唆演出を、基準満了タイミングの前に実行開始する。そしてさらに、本構成にあっては、当該特別始動記憶の消化時から当該高確率遊技状態の終了時、すなわち、新しい高確率遊技状態の突確残数が0となるまで継続して該突確当り示唆演出を連続的に実行し続ける。
具体的には、図16(a)に示す突確当り示唆画像35が、特別始動記憶消化数20回目の特別図柄生成行程から特別始動記憶消化数70回目の特別図柄生成行程にわたって継続して表示され続ける。
なお、本構成にあっても、上記した実施例と同様に、先の高確率遊技状態の途中で突確当りが発生するため、突確当りの発生と共に先の高確率遊技状態における確率変動残数はリセットされて0になり、また、当該突確特別遊技作動が行われることによって新しい高確率遊技状態が開始される。そして、この新しい高確率遊技状態は、突確残数が0になるまで実行される。
このように突確当り示唆演出が、突確残数が0になるまで継続して実行されると、遊技者は、突確当りの発生の可能性をより一層強く意識することになり、遊技の進行状況に対する不安や期待感がより一層刺激されることとなる。
(実施例3)
またさらに別の実施例が提案される。
すなわち、図6に示す前記特別始動口処理(S105)のなかで突確当り示唆演出設定処理を実行した後、図12に示すような特別図柄処理(S107)のなかで、突確当り示唆演出報知処理を行う構成である。
さらに詳述すると、かかる突確当り示唆演出報知処理では、まず突確当り示唆演出フラグが「1」であるかどうかを判別する。そして、該突確当り示唆演出フラグが「1」である場合には、次に確率変動残数が「1」であるか否かを判別する。そして、該確率変動残数が「1」であると判定されると、突確当り示唆演出実行処理を実行する。そして、その後突確当り示唆演出フラグを「0」にした上で、当該突確当り示唆演出報知処理を満了する。
一方、突確当り示唆演出フラグが「1」であるかどうかを判別して該突確当り示唆演出フラグが「1」でないと判定された場合(すなわち「0」である場合)は、高確率遊技状態の開始時に定められた確率変動残数を「1」だけ減算して、当該突確当り示唆演出報知処理を満了する。
また、上述のように確率変動残数が「1」であるか否かを判別し、そして該確率変動残数が「1」でないと判定された場合は、前記確率変動残数を「1」だけ減算して、当該突確当り示唆演出報知処理を満了する。
次に、遊技の進行について図13に従って詳述する。
遊技進行中にあって、「大当り」(すなわち「通常当り」又は「突確当り」)した後は、上述のように遊技状態は高確率遊技状態となる。該高確率遊技状態は、あらかじめ定められた規定期間だけ実行されるものであり、特別始動記憶が50回消化されるまでの間、大当りの当選確率が高確率として維持される。
そして、図13に示すように、高確率遊技状態となってから特別始動記憶が49回消化されたとき(すなわち確率変動残数が1回のとき)に実行される特別図柄生成行程で突確当り示唆演出を実行する(図13において白二重丸印で表示)。
ここで、前記突確当り示唆演出を構成する特別図柄生成行程では、図16(b)に示すような突確当り示唆画像35が、49回目の特別始動記憶の消化に伴って実行される特別図柄生成行程で表示される。これにより、突当りが当選した可能性があることを遊技者に示唆することができる。
なお、前記突確当り示唆画像35に対応する特別始動記憶が、突確当りを当選したものであると、図13に示すように高確率遊技状態が途切れることなく基準満了タイミングを過ぎても継続して実行される。具体的には、先の高確率遊技状態が開始されてから始動記憶消化数が70回分だけ継続する。
このように、主制御基板60が、前記突確当り示唆演出報知処理において確率変動残数が1回となるタイミングを示唆報知タイミングとし、該示唆報知タイミングの到来により突確当り示唆演出を実行する制御内容を具備することにより、高確率遊技状態の満了に近いタイミングで突確当りを示唆する演出を実行することが可能となり、遊技者に現在の高確率遊技状態が延長される可能性があることを効果的に知らせることができる。したがって、該高確率遊技状態の延長による新たな当り発生への遊技者の期待感をより一層強く刺激でき、場合によっては突確当りに対する遊技意欲の減退を効果的に低減することができる。
なお、上記構成にあっては、基準満了タイミング近くである確率変動残数が「1」であるタイミングが、示唆報知タイミングとされているが、該示唆報知タイミングは、突確当り示唆演出に対応する特別始動記憶の消化タイミングから基準満了タイミングまでの間で該基準満了タイミングに近い範囲のなかで適宜設定することができる。
(実施例4)
さらに別の実施例について、以下説明する。
すなわち、図6に示す前記特別始動口処理(S105)のなかで突確当り示唆演出設定処理を実行した後、図13に示すような特別図柄処理(S107)のなかで、突確当り示唆演出報知処理を行う構成である。
さらに詳述すると、かかる突確当り示唆演出報知処理では、まず突確当り示唆演出フラグが「1」であるかどうかを判別する。そして、該突確当り示唆演出フラグが「1」である場合には、次に、当該処理に対応する特別始動記憶の消化タイミングからの経過時間(以下、特別始動記憶消化タイミング経過時間という)が、「5分」以上であるか否かを判別する。そして、該特別始動記憶消化タイミング経過時間が「5分」以上であると判定されると、突確当り示唆演出実行処理を実行する。そして、その後突確当り示唆演出フラグを「0」にした上で、当該突確当り示唆演出報知処理を満了する。
一方、突確当り示唆演出フラグが「1」であるかどうかを判別して該突確当り示唆演出フラグが「1」でないと判定された場合(すなわち「0」である場合)は、高確率遊技状態の開始時に定められた確率変動残数を「1」だけ減算して、当該突確当り示唆演出報知処理を満了する。
また、上述のように特別始動記憶消化タイミング経過時間が、「5分」以上であるか否かを判別し、そして該特別始動記憶消化タイミング経過時間が、「5分」に満たないと判定された場合は、確率変動残数を「1」だけ減算して、当該突確当り示唆演出報知処理を満了する。
次に、遊技の進行について図15に従って詳述する。
遊技進行中にあって、「大当り」(すなわち「通常当り」又は「突確当り」)した後は、上述のように遊技状態は高確率遊技状態となる。該高確率遊技状態は、あらかじめ定められた規定期間だけ実行されるものであり、特別始動記憶が50回消化されるまでの間、大当りの当選確率が高確率として維持される。
そして、図15に示すように、高確率遊技状態となってから5分が経過したときに実行される特別図柄生成行程で突確当り示唆演出を実行する(図15において白二重丸印で表示)。
ここで、前記突確当り示唆演出を構成する特別図柄生成行程では、図16(b)に示すような突確当り示唆画像35が表示される。これにより、突当りが当選した可能性があることを遊技者に示唆することができる。
なお、前記突確当り示唆画像35に対応する特別始動記憶が、突確当りを当選したものであると、図15に示すように高確率遊技状態が途切れることなく基準満了タイミングを過ぎても継続して実行される。具体的には、先の高確率遊技状態が開始されてから始動記憶消化数が70回分だけ継続する。
このように主制御基板60が、前記突確当り示唆演出報知処理において特別始動記憶消化タイミング経過時間を充足したタイミングを示唆報知タイミングとし、該示唆報知タイミングの到来により突確当り示唆演出を実行する制御内容を具備することにより、あらかじめ定められたタイミングで突確当りを示唆する演出を実行することが可能となる。したがって、例えば高確率遊技状態の延長による新たな当り発生への遊技者の期待感をより一層強く刺激でき、場合によっては突確当りに対する遊技意欲の減退も低減することができる。
なお、上記構成にあっては、特別始動記憶消化タイミング経過時間は、突確当り示唆演出に対応する特別始動記憶の消化タイミングから基準満了タイミングまでの間で適宜設定することができる。
本発明にあっては、上述した実施例に限定されるものではなく、その他の構成についても、本発明の主旨の範囲内で適宜変更可能である。
1 パチンコ遊技機
3 遊技機本体
14 画像表示器
15 特別図柄表示装置(図柄表示装置)
20 特別始動口(始動口)
26 大入賞口
60 主制御基板
62 演出制御基板

Claims (5)

  1. 特別図柄を変動表示する図柄表示装置と、
    遊技球の入賞を検知する球検知手段を具備する始動口と、
    始動口の球検知手段が遊技球を検知することにより、所定数を上限として始動記憶を生成して記憶し、記憶した未消化の始動記憶を消化することにより該始動記憶を所定の当選確率に従って当落判定し、さらに当落判定した始動記憶が当選であった場合に該始動記憶について通常当り及び突確当りのうちいずれかを選択する始動記憶制御手段と、
    該始動記憶制御手段の当落判定結果に基づいて、図柄表示装置で特別図柄を変動して当り又はハズレ停止図柄態様を表示する一連の図柄生成行程を実行する特別図柄制御手段と、
    遊技球が流入可能であって所定態様で開放作動する大入賞口と、
    前記始動記憶制御手段が通常当りを選択すると、該通常当りの始動記憶に基づく図柄生成行程の実行後に、前記大入賞口への遊技球流入により賞球を発生させる通常特別遊技作動を実行し、前記始動記憶制御手段が突確当りを選択すると、該突確当りの始動記憶に基づく図柄生成行程の実行後に、前記通常特別遊技作動よりも短時間で大入賞口を開放終了して賞球の発生を困難とする突確特別遊技作動を実行する特別遊技制御手段と、
    前記特別遊技制御手段が実行する通常特別遊技作動の満了に伴って、前記始動記憶制御手段の当選確率を常態に比して高くし、予め設定された規定期間だけ高確率遊技状態を維持する制御内容と、該高確率遊技状態の規定期間満了前に始動記憶制御手段によって突確当りが選択されると、該規定期間満了前の高確率遊技状態を終了し、該突確当りに基づく突確特別遊技作動満了後から新たに規定期間だけ高確率遊技状態を維持する制御内容とを具備する遊技状態制御手段と
    を備えたパチンコ遊技機であって、
    高確率遊技状態の規定期間を満了するタイミングを基準満了タイミングとして特定する制御内容と、
    当該高確率遊技状態で始動記憶を消化する際に、突確当りの当選を遊技者に示唆する突確当り示唆演出を実行するか否かを確定し、突確当り示唆演出を実行すると確定した場合に、特定した前記基準満了タイミング前に該突確当り示唆演出を実行開始する制御内容と
    を有する突確当り示唆演出制御手段を具備する
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 突確当り示唆演出制御手段は、
    突確当り示唆演出の実行確定に対応する始動記憶の消化タイミングから前記基準満了タイミングまでの間であって、該消化タイミングよりも該基準満了タイミング近くに所定の示唆報知タイミングを設定し、
    該示唆報知タイミングの到来を契機として突確当り示唆演出を実行開始する制御内容を具備する
    請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 高確率遊技状態の規定期間は、始動記憶があらかじめ定められた規定数だけ消化されるまでの期間であり、
    示唆報知タイミングは、突確当り演出に対応する始動記憶消化の際の高確率遊技状態における前記規定数に対する始動記憶の消化残数に基づいて定められている
    請求項2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 示唆報知タイミングは、突確当り演出に対応する始動記憶消化の際の高確率遊技状態の開始タイミングから起算した経過時間に基づいて定められている
    請求項2に記載のパチンコ遊技機。
  5. 突確当り示唆演出制御手段は、
    突確当り示唆演出を、始動記憶の消化時から当該高確率遊技状態の終了時まで、連続的に継続実行する制御内容を具備する
    請求項1に記載のパチンコ遊技機。
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