JP2015154607A - 蓄電状態調整回路、蓄電状態調整装置、及び電池パック - Google Patents

蓄電状態調整回路、蓄電状態調整装置、及び電池パック Download PDF

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Abstract

【課題】複数の蓄電手段のそれぞれの電池電圧の均一化を図る動作による消費電力を低減させることが可能になる蓄電状態調整回路を提供する。【解決手段】直列に接続された充放電可能な複数の蓄電手段BAT1〜BAT3と、前記複数の蓄電手段と直列に接続された一次側コイルLpと、前記複数の蓄電手段のそれぞれに並列に接続された複数の二次側コイルL1〜L3と、に接続される蓄電状態調整回路100であって、前記一次側コイルと直列に接続されるスイッチ素子SWのオン/オフを制御する制御手段111と、前記複数の蓄電手段のそれぞれの電圧に基づいて、前記蓄電手段のうち少なくとも1つの蓄電手段の電圧値が第1範囲にあるときは前記スイッチ素子のオフを維持し、該電圧値が第2範囲にあるときは、前記スイッチ素子のオンとオフとを実行するように前記制御手段の動作領域を設定する動作領域設定手段140と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、充放電可能な複数の蓄電手段に係る蓄電状態調整回路、蓄電状態調整装置及び電池パックに関する。
従来から、複数の二次電池(セル)を直列接続した組電池を含む電池パックでは、各セルの電圧を調整して各セルの電池電圧の均一化を図る電子回路を有するものが知られている。
電池パックでは、この電子回路により各セルの電池電圧を均一に維持することで、各セルの製造バラツキやサイクル劣化、経年変化等により各セル間に特性差が生じることを抑制している。
例えば特許文献1には、充電時に複数の二次電池のそれぞれと接続された複数のスイッチを制御して、電池電圧が復帰電圧レベル未満のセルを充電することが記載されている。
また特許文献2には、複数の二次電池のそれぞれと接続されたスイッチを制御して、電池電圧の高いセルから電池電圧の低いセルへエネルギーを移動させることが記載されている。
上記従来の電子回路では、蓄電電圧を均一化させる動作で電力を消費することが考慮されていなかった。さらに従来では、常に蓄電電圧均一化回路を動作させるため、消費電力の損失が生じていた。
本発明は、上記事情を鑑みて、一態様によれば、複数の蓄電手段の電池電圧の均一化を図る動作による消費電力を低減させることが可能になる蓄電状態調整回路を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成すべく、下記の構成を採用した。
一態様として、本発明は、
直列に接続された充放電可能な複数の蓄電手段と、前記複数の蓄電手段と直列に接続された一次側コイルと、前記複数の蓄電手段のそれぞれに並列に接続された複数の二次側コイルと、に接続される蓄電状態調整回路であって、
前記一次側コイルと直列に接続されるスイッチ素子のオン/オフを制御する制御手段と、
前記複数の蓄電手段のそれぞれの電圧に基づいて、前記蓄電手段のうち少なくとも1つの蓄電手段の電圧値が第1範囲にあるときは前記スイッチ素子のオフを維持し、該電圧値が第2範囲にあるときは、前記スイッチ素子のオンとオフとを実行するように前記制御手段の動作領域を設定する動作領域設定手段と、を有する、蓄電状態調整回路。
本発明の一態様によれば、複数の蓄電手段の電池電圧の均一化を図る動作による消費電力を低減させることが可能になる。
本願の第1実施形態の蓄電状態調整回路を含む電池パックを説明する図である。 図1の蓄電状態調整回路の稼働領域について表すグラフである。 図1の電池パックに含まれる、動作領域設定部の構成図である。 本願の第1実施形態の変形例1の電池パックを説明する図である。 本願の第1実施形態の変形例2の電池パックを説明する図である。 本願の第2実施形態の電池パックを説明する図である。 本願の第3実施形態の電池パックを説明する図である。
<第1実施形態>
図1は本発明の第1実施形態の電池パックを説明する図である。図1において、本実施形態の電池パック1は、トランス300、P+端子、P−端子、蓄電状態調整回路(セルバランス回路)100、組電池200を有する。
本実施形態の蓄電状態調整回路100は、組電池200に含まれる複数の二次電池の電池電圧の均一化を図り、各二次電池における、電気の蓄積状態(すなわち蓄電状態)を調整する。
蓄電状態調整回路100は、一次側駆動部110、二次側分配放出部120、電池電圧検出部130、動作領域設定部140を有する。
一次側駆動部110は、制御回路111、スイッチ素子(駆動スイッチ素子)SW、及び抵抗Rsを有し、一次側であるエネルギー蓄積元となる。本実施形態のスイッチ素子SWは、例えばMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)等の半導体スイッチ素子等である。
二次側分配放出部120は、ダイオードD1、D2、D3を有し、各電池に電力(エネルギー)を放電、再配分する。
電池パック1において、蓄電状態調整回路100に接続された組電池200は、複数(n個)の充放電可能な二次電池(電池セル、蓄電池、蓄電手段とも言う)BAT1〜BATn(本実施例では三つの二次電池BAT1、BAT2、BAT3)を含む。
本実施形態のトランス300はフライバックトランスであり、トランス300において、一次側コイルLpは一次側のインダクタ、二次側コイルL1、L2、L3は二次側のインダクタである。
蓄電状態調整回路100は、フライバックコンバータ回路を構成している。
より詳しくは、一次側駆動部110は、組電池200の正極からエネルギー供給を受け、制御回路111がスイッチ素子SWを制御し、スイッチ素子SWがオンしている時に抵抗Rsで設定された電力を一次側コイルLpに蓄積する。
一次側コイルLpは組電池200の正極に接続されているため、充電時は充電器及び組電池200全体から電力の供給を受ける。この一次側コイルLpに供給された電力はスイッチSWがオフしている際、二次側コイルL1〜L3に再分配され、二次側コイルL1〜L3が分配された充電器および電池電圧からなる電力を電池電圧の低い二次電池に供給する。
また、一次側コイルLpは負荷接続時、組電池200全体から電力供給を受ける。この一次側コイルLpに供給された電力は、スイッチSWがオフしている際、二次側コイルL1〜L3に再分配され、二次側コイルL1〜L3が分配された電池電圧からなる電力を、電池電圧の低い二次電池に供給する。
二次側分配放出部120は、放電・再分配部であり、スイッチ素子SWがオフの期間に、一次側コイルLpに蓄積された電力を、ダイオードD1、D2、D3を通して対応する二次電池BAT1〜BAT3に放電供給する。
本実施形態のトランス300は、スイッチ素子SWのオンの期間に、一次側コイルLpに電力を蓄える。そして本実施形態のトランス300は、スイッチ素子SWがオフに切り替わると、一次側コイルLpの逆起電力を利用して、蓄えられていた電力を一気に二次側コイルL1、L2、L3に出力する。
本実施形態では、蓄電状態調整回路100とトランス300を含む装置を蓄電状態調整装置と呼ぶ。電池パック1のP+端子は充電器又は負荷の正極と接続され、P−端子は充電器又は負荷の負極と接続されている。
組電池200において、二次電池BAT1、BAT2、及びBAT3は、直列に接続されており、二次電池BAT3の正極は、P+端子と接続され、二次電池BAT1の負極がP−端子と接続されている。
組電池200の二次電池BAT3の正極は、一次側コイルLpの一端と接続されており、一次側コイルLpの他端はスイッチ素子SWの一端と接続されている。スイッチ素子SWの他端は、抵抗Rsを介して二次電池BAT1の負極と接続されている。
二次側コイルL1の一端は、二次電池BAT1の負極と接続されており、二次側のコイルL1の他端はダイオードD1を介して二次電池BAT1の正極と接続されている。ダイオードD1は、一端が二次側コイルL1の他端と接続され、他端が二次電池BAT1の正極と接続されている。
二次側コイルL2の一端は、二次電池BAT1の正極と二次電池BAT2の負極に接続されており、二次側コイルL2の他端はダイオードD2を介して二次電池BAT2の正極と接続されている。ダイオードD2は、一端が二次側コイルL2の他端と接続され、他端が二次電池BAT2の正極と接続されている。
二次側コイルL3の一端は、二次電池BAT2の正極と二次電池BAT3の負極に接続されており、二次側コイルL3の他端はダイオードD3を介して二次電池BAT3の正極とP+端子にと接続されている。ダイオードD3は、一端が二次側コイルL3の他端と接続され、他端が二次電池BAT3の正極と接続されている。
電池電圧検出部(電池電圧検出手段)130は、組電池200内の二次電池と同じ数の検知手段31、32、33を有する。検知手段31、32、33は、各二次電池BAT1、BAT2、BAT3とそれぞれ並列に接続しており、各二次電池BAT1、BAT2、BAT3の電池電圧を検出する、より詳しくは、検知手段31、32、33はそれぞれ電池電圧を第一の閾値である3.9Vと比較し、比較結果を出力している。以下の説明では、電池電圧VBAT1、VBAT2、VBAT3とは、各二次電池BAT1、BAT2、BAT3のそれぞれの電池電圧を示し、各二次電池BAT1、BAT2、BAT3を有する組電池200の電池電圧は、組電池電圧と呼ぶ。
本実施形態の電池電圧検出部130は、各検知手段31、32、33による電池電圧の検出結果(比較結果)を示す検出信号(蓄電電圧検出信号)Vdetを動作領域設定部140へ出力する。検出信号Vdetは、各検知手段31、32、33によって検知された電池電圧のうち少なくとも一つが3.9V(第一の閾値)以下になったことを検知すると、ハイレベル(以下、Hレベル)からローレベル(以下、Lレベル)に反転する。
また、動作領域設定部(動作領域設定手段)140は、放電時の電圧が過放電まで降下すると放電を強制的に止める不図示の保護回路と接続されており、放電の状態を示す信号として放電状態信号Doutが外部から入力されている。
ここで、動作領域設定部140は、電池電圧検出部130から出力される検出信号Vdetと放電状態を検知した放電状態信号Doutに基づいて、二次電池BAT1〜BAT3が所定の電池電圧の範囲のみ、制御回路111、即ち、蓄電状態調整回路100を動作させる。より具体的には動作領域設定部140は、検出信号Vdetと放電状態信号Doutとに基づいて、制御回路111に対し、制御回路111の動作と停止を制御する制御信号を出力する。
制御回路111は、動作領域設定部140から出力される制御信号が入力されるイネーブル端子SHDNを有する。本実施形態では、制御信号がHレベルの場合は、制御回路111を動作させ、スイッチ素子SWのオンとオフとを実行する。本明細書において、オンとオフとを実行する、とは、周期的にオン期間とオフ期間を切り替えるスイッチングの制御を行うことをいう。制御信号がLレベルの場合は、制御回路111が動作を停止させて、スイッチ素子SWのスイッチングを停止させ、スイッチ素子SWのオフを維持する。
本実施形態において、制御回路111が動作しているときは、スイッチ素子SWを所定の周期でオン/オフさせるスイッチ素子制御信号を生成し、出力する。即ち制御回路111は、動作時に蓄電状態調整回路100を作動させる。なお、スイッチ素子制御信号は、例えばスイッチ素子SWを所定のタイミングでオンさせるパルス信号等である。
また、本実施形態において、制御回路111が動作を停止しているときは、制御回路111のスイッチ素子制御信号の出力を止め、これによりスイッチ素子SWのオン/オフの動作を停止させる。即ち、制御回路111は蓄電状態調整回路100の動作を停止させる。あるいは、制御回路111はLレベルのスイッチ素子制御信号を出力して、スイッチ素子SWのオフを維持してもよい。
(二次電池の放電特性について)
図2に一般のリチウム(Li)系などの二次電池の放電特性を示す。図2の放電カーブでは、定電流負荷を接続した場合、電圧変化点VB3(時間T3)を持ち、電圧降下する際は、電池の劣化電圧(過放電電圧)VB4近辺で急激な電圧降下が始まる。
より詳しくは、放電時、電圧変化点VB3に至る前の放電カーブの傾斜が緩やかな領域(第1範囲)では、電池内の電解液のイオンは電流に変換されている。
電圧変化点VB3は、例えば3.8Vであり、この電圧になると、電池の電解液にイオンがなくなり表面のキャパシタ部分だけになる。電圧変化点VB3より低い領域での放電では、表面のキャパシタから容量値が減るため、放電カーブが急峻になり急激に電圧が降下する。即ち、電圧変化点VB3で電圧降下の度合いが変化する。
さらに電圧が降下すると、キャパシタの容量もなくなり、電池電圧は、電池の劣化が生じうる地点(以下、過放電電圧)VB4、例えば3.0Vに到達する。二次電池は、電池電圧が過放電電圧VB4まで降下した後に、さらに放電を行うと電池劣化の可能性がある。したがって二次電池の放電は、過放電電圧VB4まで電圧が降下する前に停止させることが好ましい。
そこで本実施形態では、放電時において、3つの二次電池の何れかの電池電圧が、電圧変化点VB3である3.8Vまで降下する前の3.9Vまで降下したことを検知すると、各二次電池BAT1〜BAT3の電池電圧の均等化(セルバランス)を行うように制御する。
さらに、本実施形態では、放電時において、3つの二次電池BAT〜BAT3のうち何れかの電池電圧が、過放電電圧VB4である3.0Vまで降下する前の3.2V(第二の閾値)まで降下したことを検知すると、不図示の保護回路により、電池パック1の組電池200の放電を強制的に止める。
このように、蓄電状態調整回路100は、二次電池BAT1〜BAT3うち何れかの電池電圧VBAT1〜VBAT3が電圧変化点VB3(3.8V)に対応する第一の閾値(例えば3.8V)(T3)より低い電圧となったときから、二次電池BAT1〜BAT3うち何れかの電池電圧VBAT1〜VBAT3が過放電電圧VB4(例えば3.0V)(T4)に対応する第二の閾値(例えば、3.2V)に到達するまでの間で動作する。
即ち本実施形態では、二次電池間のバラツキが比較的小さい領域(放電カーブの傾斜が緩やかなとき、第1範囲)では、蓄電状態調整回路100を動作させない。即ち、制御回路111がスイッチ素子SWのオフの状態を維持する。
また本実施形態では、バラツキが比較的大きい領域(放電カーブが急峻の時)で且つ過放電電圧以上領域(第2範囲)では、蓄電状態調整回路100を動作させる。即ち、スイッチ素子SWのオンとオフを実行させ、周期的にオン期間とオン期間を設けたスイッチングの制御を行う。
組電池の場合蓄電手段(蓄電池)は複数存在するため、図2の放電カーブはn段の重なった特性となるため組電池全体電圧及び二次電池の電池電圧を監視し電池の蓄電状態調整動作領域を決めるのが理想である。よって、本実施形態では、電池電圧検出部130を設けている。
(動作領域の設定について)
このような放電特性に基づき、本実施形態の蓄電状態調整回路100を動作させる動作領域は下記のように設定している。
電池電圧検出部130は、放電時、3つの二次電池BAT1〜BAT3のすべての電池電圧が3.9Vよりも大きい場合は、未検出状態を示すHレベルの検出信号Vdetを出力する。一方、電池電圧検出部130には、それぞれ検知手段31、32、33のうち、一つでも3.9Vを下回ったことを検知すると、電池電圧検出部130は、検出状態を示すLレベルの検出信号Vdetを出力する。
不図示の保護回路は、電池の放電状態を検知し、電池パック1が放電モードにあるときはHレベルの放電状態信号(放電可能信号)Doutを出力する。また、過放電電圧VB4である3.0Vまで降下する前の3.2Vまで、二次電池BAT1〜BAT3のいずれかの電池電圧が降下した場合は、保護回路が放電を強制停止させ、放電状態信号DoutをLレベルにする。言い換えると、保護回路は、3つの二次電池BAT1〜BAT3の電池電圧がすべて3.2Vよりも大きい期間(二次電池が放電モードの期間)、Hレベルの放電状態信号(放電可能信号)Doutを出力する。
図3に、動作領域設定部140の構成図を示す。動作領域設定部140は例えば、二つの閾値の異なるスイッチ等で構成されるXOR回路からなる。XOR回路140から出力される制御信号は制御回路111のイネーブル端子SHDNに接続されている。XOR回路140へ入力される電池電圧検知信号Vdetと放電状態信号Doutと、XOR回路140から出力される制御信号の対応関係を表1に表す。
Figure 2015154607
XOR回路140は、Lレベルの検出信号Vdet、かつ、Hレベルの放電状態信号Doutを受け取ると、即ち、二次電池BAT1〜BAT3のうち何れかの電池電圧が3.9V以下の場合、かつ、3つの二次電池BAT1〜BAT3の電池電圧がすべて3.2Vよりも大きい場合である第2範囲にあるとき、制御回路111を動作させるHレベルの制御信号を出力する。
またXOR回路140は、放電時に、二次電池BAT1〜BAT3うち、すべての電池電圧が3.9Vよりも大きい、又はいずれかの電池電圧が3.2V以下の第1範囲にあるとき、制御回路111の動作を停止させるLレベルの制御信号を出力する。
なお、図3では動作領域設定部140は、XOR回路で模式的に表したが、入力される二つの信号に基づき、制御回路111の動作領域を設定ができるものであれば、トランジスタ等からなるスイッチや比較器で構成してもよい。
上述の動作領域設定部140の制御により、放電時、二次電池BAT1〜BAT3のうち何れかの電池電圧が3.9Vよりも高い電圧領域であれば、制御回路111の動作を停止させることでスイッチ素子SWをオフして電池の蓄電状態の調整を止める。
さらに動作領域設定部140は、二次電池BAT1〜BAT3のうち何れかの電池電圧が3.9Vまで下がった場合は、制御回路111にスイッチ素子SWのスイッチング制御(ON、OFF期間を設ける)を復帰させ、電池の蓄電状態の調整を復帰させる。
また動作領域設定部140は、二次電池BAT1〜BAT3のうち何れかの電池電圧が3.2Vまで下がった場合は、制御回路111の動作を再び停止させることでスイッチ素子SWをオフして電池の蓄電状態の調整を止める。また、制御回路111の動作による消費電力がかかるが、制御回路111自体を停止させず、制御回路111がローレベル信号を出力することで、スイッチ素子SWのオフを所定期間持続されるように制御してもよい。
なお、上述の実施形態では、稼働領域は3.2V〜3.9Vの一つの範囲だったが、稼働範囲を複数設けてもよい。例えば、3.9以上の範囲は停止し、3.6Vから3.9Vの間は稼働させ、3.4V〜3.6Vの範囲を停止し、再び3.2V〜3.4Vの間は稼働させ、3.3以下の範囲を停止する、としてもよい。停止範囲を第1の範囲、稼働範囲を第2の範囲、とする。
本実施形態では、蓄電手段として、リチウム電池、または、両極炭素電池(dual carbon battery、以下DCB)を用いた。なお、電池の電圧降下が急峻すぎると、電圧を均一化する間に、過放電電圧(3.2V)に達してしまい、電池電圧の均一化の効果が十分に発揮されないこともある。しかし、DCBでは、過放電電圧になるまでのカーブがリチウム電池に比べて緩やかであるため、リチウム電池よりもより効果的である。
以上のように本実施形態の蓄電状態調整回路100は、エネルギーを無駄なく高速で効率よく、電圧の高い電池から低い電池にエネルギーを移送し、均一化ができる。
また本実施形態では、複数の二次電池の電池電圧によって設定される動作領域においてのみ、蓄電状態調整回路100を動作させるため、複数の蓄電手段の電池電圧の均一化を図る動作による消費電力を低減させることができる。
<第1実施形態の変形例1>
図4は、二次側分配放出部120の変形例を有する蓄電状態調整回路100−1を示すブロック図である。
本変形例の構成は、図1の3セル組電池において個々の二次側コイル及び二次電池に対となるダイオードD1、D2、D3をスイッチM1、M2、M3とコンパレータCOM1、COM2、COM3で置き換えた構成を有する。
本変形例のスイッチ群は通常、MOSFETなどの半導体スイッチ素子などからなる。又、二次側分配放出部120−1で、一次側駆動部110のスイッチ素子SWと逆相で動き、逆流を防止する同期整流スイッチであっても構わない。
本変形例の二次電池BAT3の正極は、一次側コイルLpの一端と接続されており、一次側コイルLpの他端はスイッチ素子SWの一端と接続されている。スイッチ素子SWの他端は、抵抗Rsを介して二次電池BAT1の負極と接続されている。
本変形例の二次側コイルL1の一端は、二次電池BAT1の負極と接続さてれおり、二次側コイルL1の他端はコンパレータCOM1及びスイッチ素子M1を介して二次電池BAT1の正極と接続されている。
スイッチ素子M1は、一端が二次側コイルL1の他端と接続され、他端が二次電池BAT1の正極と接続されている。コンパレータCOM1は、反転入力端子が二次側コイルL1の他端及びスイッチ素子M1の一端と接続され、非反転入力端子がスイッチ素子M1の他端及び二次電池BAT1の正極と接続されている。コンパレータCOM1の出力は、スイッチ素子M1のオン/オフを制御するゲートに供給される。
すなわち本変形例のコンパレータCOM1は、二次側コイルL1の他端とスイッチ素子M1の一端との接続点P1の電圧(二次側の逆起電圧E)と二次電池BAT1の電池電圧とを比較している。コンパレータCOM1は、接続点P1の電圧が、二次電池BAT1の電池電圧よりも高くなると、Hレベルの信号を出力し、スイッチ素子M1をオンさせる。尚、スイッチ素子M1は、後述するスイッチ素子SWと逆相で動き、電流の逆流を防止する同期整流スイッチであっても良い。
本変形例の二次側コイルL2の一端は、二次電池BAT1の正極(二次電池BAT2の負極)と接続さてれおり、二次側コイルL2の他端はコンパレータCOM2及びスイッチ素子M2を介して二次電池BAT2の正極と接続されている。スイッチ素子M2は、一端がコイルL2の他端と接続され、他端が二次電池BAT2の正極と接続されている。
コンパレータCOM2は、反転入力端子が二次側コイルL2の他端及びスイッチ素子M2の一端と接続され、非反転入力端子がスイッチ素子M2の他端及び二次電池BAT2の正極と接続されている。コンパレータCOM2の出力は、スイッチ素子M2のオン/オフを制御するゲートに供給される。
コンパレータCOM2は、コンパレータCOM1と同様に、二次側コイルL2の他端とスイッチ素子M2の一端との接続点P2の電圧が、二次電池BAT2の電池電圧より高くなったとき、スイッチ素子M2をオンさせる。本変形例1の二次側コイルL3の一端は、二次電池BAT2の正極(二次電池BAT3の負極)と接続されており、二次側コイルL3の他端はコンパレータCOM3及びスイッチ素子M3を介して二次電池BAT3の正極(P+端子)と接続されている。スイッチ素子M3は、一端がコイルL3の他端と接続され、他端が二次電池BAT3の正極と接続されている。
コンパレータCOM3は、反転入力端子が二次側コイルL3の他端及びスイッチ素子M3の一端と接続され、非反転入力端子がスイッチ素子M3の他端及び二次電池BAT3の正極と接続されている。コンパレータCOM3の出力は、スイッチ素子M2のオン/オフを制御するゲートに供給される。コンパレータCOM3は、コンパレータCOM1と同様に、コイルL3の他端とスイッチ素子M3の一端との接続点P3の電圧が、二次電池BAT3の電池電圧より高くなったとき、スイッチ素子M3をオンさせる。
以上のように本変形例1では、一次側コイルLpにおける電流ILpにより蓄積された電力W1が、二次側コイルL3とスイッチ素子M3を経由して、ピーク電流値IL3pを持った三角波で示される電流IL3として二次電池BAT3に放出される。二次電池BAT3は、制御回路111から供給される制御信号によりスイッチ素子SWがオンされるまで、電流IL3により充電される。
即ち、本変形例1では、スイッチ素子SWがオフとなったとき、二次電池BAT1、BAT2、BAT3のうち最も電池電圧が低い二次電池と接続されたスイッチ素子M1、M2、M3が最初にオンされる。
ここで再度スイッチ素子SWがオンされると、二次側への電力の供給が停止され、一次側コイルLpに対する電力の蓄積が開始される。そして二次側では、次にスイッチ素子SWが再びオフとなったとき、このタイミングにおいて最も電池電圧が低い二次電池から順に、電力の供給が開始される。
すなわち本変形例1では、組電池200全体から得た電力を一次側コイルLpに蓄え、二次側コイルL1,L2,L3を介して電池電圧の最も低い二次電池にこの電力を移送する作業が行われる。そして、このサイクルを繰り返すことにより、スイッチ素子SWがオフとなったときに電池電圧が最も低い二次電池から順に充電され、各二次電池の電池電圧の均一化が行われる。
したがって、二次側コイルL1、L2,L3の逆起電圧と、二次側コイルL1、L2,L3と接続された二次電池の電池電圧Vbat1,Vbat2,Vbat3との比較に基づき、一次側コイルLpからの電力を供給する二次電池を選択する。よって、スイッチだけで構成する場合と比べて、組電池を構成する複数の二次電池のそれぞれの電池電圧を監視するための構成が不要となり、簡易な構成で複数の二次電池の電池電圧の均一化を図ることができる。
尚、本変形例において、電池電圧Vbat1>電池電圧Vbat2>電池電圧Vbat3の場合は、原則、スイッチ素子M3が最初にオンされ、二次電池BAT3にのみ電流が供給されるが、これに限定されない。
例えば、電池電圧Vbat1>電池電圧Vbat2=電池電圧Vbat3であった場合には、スイッチ素子M2とスイッチ素子M3が同時にオンとなり、二次電池BAT2と二次電池BAT3とが同時に充電される。
また本変形例では、組電池200の有する二次電池を3つとして記載したが、これに限定されない。組電池200に含まれる二次電池は、任意の数であって良い。
当変形例の蓄電状態調整回路100−1は、第1実施形態の蓄電状態調整回路100と比較して、ダイオードの代わりにオン抵抗の低いパワーFETを使うことにより、ダイオード損失がないため、損失の少ない回路が構成でき、変換効率がよくなる。
以下の具体的な構成例としての第2、第3実施形態は第1実施形態を基にして説明するが、第2、第3実施形態においても、二次側回路は本変形例のようにダイオードの替わりにスイッチとコンパレータを組み合わせた構成を用いて構成してもよい。
<実施形態の変形例2>
本変形例では、フォーワード方式のトランスを採用している。
図5に、第1実施形態の変形例2として、蓄電状態調整回路100−2の二次側分配放出部120−2に、フォワードコンバータータイプを採用した例を示す。本変形例2のトランス300−2は一次側コイルLp'の巻き線方向が、図1のトランス300の一次側コイルLpとは逆である。
本回路において、スイッチ素子SWをONにすると、一次側コイルLpには逆起電力と二次側コイルL1、L2、L3には誘電起電力が発生してダイオードD1、D2、D3を通して、電池BAT1,BAT2、BAT3のいずれかに電流が流れる。このときチョークコイルL4、L5、L6にエネルギーが蓄えられる。
スイッチ素子SWをOFFにすると、電流変化を妨げるようにチョークコイルL4,L5,L6に起電力が生まれ、蓄えられたエネルギーが放出されて、電流経路を確保する転流ダイオードD4、D5、D6を通して、電流が流れて還流される。
なお、このスイッチSWがONすると同じ時間の比率で二次側にエネルギーが伝達され、ダイオードD1、D2、D3、D4、D5、D6、チョークコイルL4、L5、L6によって整流され安定化された直流を得る事ができる。このように、整流直後にチョークコイルが設置されるチョーク入力方式にできる為、より広い用途に適用することができる。
以上のことから、蓄電状態調整回路では、搭載する機器の電流量、電圧量に応じて、所望のタイプのトランスの方式と回路を選択すると好ましい。
<第2実施形態>
図6に、第2実施形態としての電池パックを説明する図を示す。本実施形態の電池パック1Aは、第1実施形態に追加して、充電器が接続されたことを検出するための充電器接続検出端子Tを有している。
充電器接続検出端子Tは充電器が接続されているか否か、2値的に検出する。なお、充電器接続検出端子Tとして、具体的な端子がなくてもよく、例えばP+端子又はP−端子に接続されたサーミスタを利用してもよい。
本実施形態の蓄電状態調整回路100Aでは、充電器接続検出端子Tに充電器が接続されている場合は、制御回路111Aを作動させ、駆動スイッチSWのスイッチングの制御を行う(オンとオフとを実行する)。放電時の制御は第1実施形態と同様である。
上記第1実施形態では、制御回路111の動作、動作停止は放電時のみについて考慮され、放電時の電圧の範囲に応じて稼働させたが、本実施形態では、制御回路111Aは端子Tからの信号により、充電時のことも考慮できる。
本実施例において、充電器接続検出端子Tにより、充電器接続が検知された場合は、制御回路111Aは常に動作する。
<第3実施形態>
図7に、第3実施形態の電池パックを説明する図を示す。第3実施形態の電池パック1Bは、電池電圧検出部130、および動作領域設定部140は配置されずに、ADコンバータ51、制御スイッチ52、抵抗53からなる電流検出回路150が配置されている。
(ADコンバータでの電流監視)
電流検出回路150のADコンバータ51は、充電、放電電流を監視し、電池電圧検出部130の替わりに、電圧の対応する電流の閾値を設定して制御回路111Bを制御させる。電流検出回路150からの信号は制御回路111Bのイネーブル端子SHDNに入力されている。
ADコンバータ51では、充電、放電の場合に応じた、電流の閾値を設定している
ADコンバータ51が、充電電流を検出すると、上記第2実施形態例で、充電器の接続が検知された時と同様に、蓄電状態調整回路100Bを常に駆動させる。
ADコンバータ51を用いる場合、放電時、電流を検出して、擬似的に下記のように制御する。
電流検出回路150は、所定の電流I以上で所定時間T経過したとき、電池電圧が3.9Vになったとみなして、制御回路111Bを作動させ、蓄電状態調整を開始(ON)させる。さらに電流検出回路150は、蓄電状態調整を開始させてから任意の時間T経過したとき、電池電圧が3.2Vになったとみなして、制御回路111Bの動作を停止させ、蓄電状態調整を停止(OFF)させる。なお、この所定の電流Iや所定時間Tは、用途によって設定値が異なる。
ADコンバータ51と接続された制御スイッチ52は例えば、抵抗とスイッチアレイからなる。
また、制御スイッチ52の代わりに、微調整できる電子ボリュームを配置してもよい。
本発明の蓄電状態調整回路は、エネルギーを無駄なく高速で効率よく電圧の高い電池から低い電池にエネルギーを移送し、均一化ができる。
又、二次電池の電池電圧の監視、演算等、特別の回路が必要でなく安価で多セル化も容易であり、民生用、産業用二次電池パックだけでなく、他の二次電池、キャパシタを組セル化した時のシステムに有用である。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1、1−1、1−2、1A、1B 電池パック
100、100−1、100−2、100A、100B 蓄電状態調整回路
110、110−1 一次側駆動部
111、111A、111B 制御回路
120、120−1、120−2 二次側分配放出部
130 電池電圧検出部(蓄電電圧検出手段)
140 動作領域設定部(動作領域設定手段)
150 電流検出回路
200 組電池
300、300−2 トランス
D1、D2、D3 ダイオード
D4、D5、D6 転流ダイオード
Lp、Lp' 一次側コイル
L1、L2、L3 二次側コイル
L4、L5、L6 チョークコイル
SW スイッチ素子
SW1、SW2、SW3 二次側スイッチ
Dout 放電状態信号
Vdet 検出信号(蓄電電圧検出信号)
特開2011−182484号公報 特開2011−83182号公報

Claims (8)

  1. 直列に接続された充放電可能な複数の蓄電手段と、前記複数の蓄電手段と直列に接続された一次側コイルと、前記複数の蓄電手段のそれぞれに並列に接続された複数の二次側コイルと、に接続される蓄電状態調整回路であって、
    前記一次側コイルと直列に接続されるスイッチ素子のオン/オフを制御する制御手段と、
    前記複数の蓄電手段のそれぞれの電圧に基づいて、前記蓄電手段のうち少なくとも1つの蓄電手段の電圧値が第1範囲にあるときは前記スイッチ素子のオフを維持し、該電圧値が第2範囲にあるときは、前記スイッチ素子のオンとオフとを実行するように前記制御手段の動作領域を設定する動作領域設定手段と、を有する、蓄電状態調整回路。
  2. 前記動作領域設定手段は、
    前記複数の蓄電手段のすべての電圧が、電圧降下の度合いが変化する電圧に対応する第一の閾値よりも大きいとき、前記第1範囲として前記制御手段に前記スイッチ素子のオフを維持させ、
    前記複数の蓄電手段の電圧のうち少なくともいずれか一つが前記第一の閾値以下であって、前記複数の蓄電手段のすべての電圧が前記第一の閾値よりも小さい値であって、過放電電圧に対応する第二の閾値よりも大きいとき、前記第2範囲にあるとして前記制御手段に前記スイッチ素子のオンとオフを実行させ、
    前記複数の蓄電手段の電圧のうち少なくともいずれか一つが前記第二の閾値以下になったことが検出されたとき、前記第2範囲にあるとして前記制御手段に前記スイッチ素子のオフを維持させる、請求項1に記載の蓄電状態調整回路。
  3. 前記複数の蓄電手段のそれぞれの電圧を検出し、前記第一の閾値と比較し、比較結果を前記動作領域設定手段に出力する蓄電電圧検出手段をさらに有する、請求項2に記載の蓄電状態調整回路。
  4. 前記動作領域設定手段は、
    前記複数の蓄電手段の電圧に基づき前記複数の蓄電手段の放電の状態であって前記第二の閾値との比較結果を示す放電状態信号を外部から受けて、前記制御手段による前記スイッチ素子のオン/オフを制御する、請求項2又は3に記載の蓄電状態調整回路。
  5. 前記蓄電手段に対する充電器の接続を検知する充電器接続検出端子を有し、
    前記充電器接続検出端子の充電器接続の検出結果に基づき、前記前記制御手段は前記スイッチ素子のオン/オフを制御する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄電状態調整回路。
  6. 複数の蓄電手段と直列に接続された一次側コイルと、前記複数の蓄電手段のそれぞれに並列に接続された複数の二次側コイルと、からなるトランスと、
    前記トランスと接続された蓄電状態調整回路と、を有する蓄電状態調整装置であって、
    前記蓄電状態調整回路は、
    前記一次側コイルと直列に接続されるスイッチ素子のオン/オフを制御する制御手段と、
    前記複数の蓄電手段のそれぞれの電圧に基づいて、前記蓄電手段のうち少なくとも1つの蓄電手段の電圧値が第1範囲にあるときは前記スイッチ素子のオフを維持し、該電圧値が第2範囲にあるときは、前記スイッチのオンとオフとを実行するように前記制御手段の動作領域を設定する動作領域設定手段と、を有する
    蓄電状態調整装置。
  7. 直列に接続された複数の蓄電手段を有する組電池と、
    前記複数の蓄電手段と直列に接続された一次側コイルと前記複数の蓄電手段のそれぞれに並列に接続された複数の二次側コイルとからなるトランスと、
    前記トランスと接続された蓄電状態調整回路と、を有する電池パックであって、
    前記蓄電状態調整回路は、
    前記一次側コイルと直列に接続されるスイッチ素子のオン/オフを制御する制御手段と、
    前記複数の蓄電手段のそれぞれの電圧に基づいて、前記蓄電手段のうち少なくとも1つの蓄電手段の電圧値が第1範囲にあるときは前記スイッチ素子のオフを維持し、該電圧値が第2範囲にあるときは、前記スイッチのオンとオフとを実行するように前記制御手段の動作領域を設定する動作領域設定手段と、を有する
    電池パック。
  8. 直列に接続された充放電可能な複数の蓄電手段と、前記複数の蓄電手段と直列に接続された一次側コイルと、前記複数の蓄電手段のそれぞれに並列に接続された複数の二次側コイルと、に接続される蓄電状態調整回路であって、
    前記一次側コイルと直列に接続されるスイッチ素子のオン/オフを制御する制御手段と、
    前記複数の蓄電手段のそれぞれの電流に基づいて、前記蓄電手段のうち少なくとも1つの蓄電手段の電圧値が第1範囲にあるときは前記スイッチ素子のオフを維持し、該電圧値が第2範囲にあるときは、前記スイッチのオンとオフとを実行するように前記制御手段の動作領域を設定する動作領域設定手段と、を有する
    蓄電状態調整回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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