JP2015154143A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信を利用したアプリケーションの実行を適切に行う。
【解決手段】情報処理装置は、取得部および制御部を具備する。この取得部は、ユーザ操作または他の情報処理装置からの要求に関する情報を取得するものである。また、制御部は、その取得部が取得した情報に応じて、無線通信を利用して他の情報処理装置との間でCapability情報のやりとりを行うための制御を行う。また、その制御部は、当該情報処理装置および他の情報処理装置を含むグループにより実行されるアプリケーションの実行時におけるアプリケーショングループリーダを、Capability情報に基づいて決定するための制御を行う。
【選択図】図2

Description

本技術は、情報処理装置に関する。詳しくは、無線通信を利用して各種情報のやり取りを行う情報処理装置および情報処理方法に関する。
従来、無線通信を利用して各種データのやり取りを行う無線通信技術が存在する。例えば、2つの無線通信装置間において無線通信により各種情報のやり取りを行う通信システムが提案されている。この通信システムとして、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11に代表される無線LAN(Local Area Network)が普及しつつある。
例えば、親機として動作する情報処理装置と子機として動作する情報処理装置との間で各種情報のやり取りを行う無線通信システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2011−114765号公報
上述の従来技術によれば、有線回線で接続しなくても無線通信により2つの情報処理装置間において各種情報のやり取りを行うことができる。また、2つの情報処理装置を順次接続して3以上の情報処理装置を含むグループによりアプリケーションを実行することもできる。
しかしながら、無線通信を利用して3以上の情報処理装置を含むグループによりアプリケーションを実行する場合に、2つの情報処理装置を順次接続して形成されるトポロジによっては、そのアプリケーションを適切に実行することができないことも想定される。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、無線通信を利用したアプリケーションの実行を適切に行うことを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、ユーザ操作または他の情報処理装置からの要求に関する情報を取得する取得部と、上記取得部が取得した情報に応じて、無線通信を利用して他の情報処理装置との間でCapability情報のやりとりを行い、当該情報処理装置および上記他の情報処理装置を含むグループにより実行されるアプリケーションの実行時における上記グループのリーダであるアプリケーショングループリーダを、上記Capability情報に基づいて決定するための制御を行う制御部とを具備する情報処理装置およびその情報処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、Capability情報のやりとりを行い、アプリケーショングループリーダをCapability情報に基づいて決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記アプリケーションを当該情報処理装置が有するか否かを示すアプリケーション情報を上記Capability情報に含めるようにしてもよい。これにより、アプリケーション情報を含むCapability情報のやりとりを行うという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記アプリケーション情報に基づいて、上記アプリケーショングループリーダを決定するようにしてもよい。これにより、アプリケーション情報に基づいてアプリケーショングループリーダを決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記アプリケーションを有する情報処理装置が上記グループに複数存在する場合には、実行すべきアプリケーションをユーザ操作により選択するための選択情報を表示部に表示させ、上記ユーザ操作により選択されたアプリケーションを有する情報処理装置を上記アプリケーショングループリーダとして決定するようにしてもよい。これにより、選択情報を表示部に表示させ、ユーザ操作により選択されたアプリケーションを有する情報処理装置をアプリケーショングループリーダとして決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、当該情報処理装置が上記グループのグループオーナーとして動作するための優先度に関する優先度情報を上記Capability情報に含めるようにしてもよい。これにより、優先度情報を含むCapability情報のやりとりを行うという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記優先度情報に基づいて、上記アプリケーショングループリーダを決定するようにしてもよい。これにより、優先度情報に基づいてアプリケーショングループリーダを決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記アプリケーションを当該情報処理装置が有するか否かを示すアプリケーション情報と当該情報処理装置が上記グループのグループオーナーとして動作するための優先度に関する優先度情報とを上記Capability情報に含め、上記アプリケーション情報および上記優先度情報に基づいて、上記アプリケーショングループリーダを決定するようにしてもよい。これにより、アプリケーション情報および優先度情報に基づいてアプリケーショングループリーダを決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記グループのグループオーナーに関するグループオーナー情報を上記Capability情報に含めるようにしてもよい。これにより、グループオーナー情報を含むCapability情報のやりとりを行うという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記グループオーナー情報に基づいて、上記アプリケーショングループリーダを決定するようにしてもよい。これにより、グループオーナー情報に基づいてアプリケーショングループリーダを決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記アプリケーションを当該情報処理装置が有するか否かを示すアプリケーション情報と上記グループのグループオーナーに関するグループオーナー情報とを上記Capability情報に含め、上記アプリケーション情報および上記グループオーナー情報に基づいて、上記アプリケーショングループリーダを決定するようにしてもよい。これにより、アプリケーション情報およびグループオーナー情報に基づいてアプリケーショングループリーダを決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記グループに属する情報処理装置のうちで、上記グループ内に他のグループであるサブグループを形成する複数の情報処理装置が存在する場合には、上記複数の情報処理装置のうちの何れかを上記アプリケーションの実行時における上記サブグループのリーダであるアプリケーショングループサブリーダとして決定するようにしてもよい。これにより、サブグループを形成する複数の情報処理装置が存在する場合には、アプリケーショングループサブリーダを決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記Capability情報を含むサービスディスカバリ情報のやりとりを行うようにしてもよい。これにより、Capability情報を含むサービスディスカバリ情報のやりとりを行うという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、無線LAN(Local Area Network)、NFC(Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標)、赤外線の何れかを利用して、上記Capability情報のやりとりを行うようにしてもよい。これにより、無線LAN、NFC、Bluetooth、赤外線の何れかを利用して、Capability情報のやりとりを行うという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、無線通信を利用して当該情報処理装置および他の情報処理装置との間でやりとりされたCapability情報に基づいて、当該情報処理装置および上記他の情報処理装置を含むグループにより実行されるアプリケーションの実行時における上記グループのリーダであるアプリケーショングループリーダに当該情報処理装置が決定された場合に、上記アプリケーションを実行するための上記グループのトポロジを決定するための制御を行う制御部を具備する情報処理装置およびその情報処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、アプリケーショングループリーダに自装置が決定された場合に、アプリケーションを実行するためのグループのトポロジを決定するという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記制御部は、上記決定されたトポロジに基づいて上記グループに属する各情報処理装置との間で無線通信を利用した接続を行うための接続処理を行うようにしてもよい。これにより、決定されたトポロジに基づいて、グループに属する各情報処理装置との間で無線通信を利用した接続を行うための接続処理を行うという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記制御部は、上記決定されたトポロジに基づく上記各情報処理装置との上記接続処理が完了した場合には、その旨を通知するための通知情報を上記各情報処理装置に送信するようにしてもよい。これにより、決定されたトポロジに基づく各情報処理装置との接続処理が完了した場合には、その旨を通知するための通知情報を各情報処理装置に送信するという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記制御部は、上記トポロジの決定前に上記グループに属する各情報処理装置により他のトポロジが形成されている場合には、上記各情報処理装置について上記決定されたトポロジを再構築するようにしてもよい。これにより、トポロジの決定前に、グループに属する各情報処理装置により他のトポロジが形成されている場合には、各情報処理装置についてその決定されたトポロジを再構築するという作用をもたらす。
また、本技術の第3の側面は、無線通信を利用して当該情報処理装置および他の情報処理装置との間でやりとりされたCapability情報に基づいて決定された情報処理装置であって、当該情報処理装置および上記他の情報処理装置を含むグループにより実行されるアプリケーションの実行時における上記グループのリーダであるアプリケーショングループリーダからの指示に基づいて、上記アプリケーショングループリーダとの間で無線通信を利用した接続を行うための接続処理を行うように制御する制御部を具備する情報処理装置およびその情報処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、アプリケーショングループリーダからの指示に基づいて、アプリケーショングループリーダとの間で無線通信を利用した接続を行うための接続処理を行うという作用をもたらす。
また、本技術の第4の側面は、無線通信を利用して当該情報処理装置および他の情報処理装置との間でやりとりされたCapability情報に基づいて決定された情報処理装置であって、当該情報処理装置および上記他の情報処理装置を含むグループにより実行されるアプリケーションの実行時における上記グループのリーダであるアプリケーショングループリーダからの指示に基づいて、上記グループ内に形成される他のグループであるサブグループのリーダであるアプリケーショングループサブリーダとして、上記アプリケーショングループリーダとの間で無線通信を利用した接続を行うための接続処理を行うように制御する制御部を具備する情報処理装置およびその情報処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、アプリケーショングループリーダからの指示に基づいて、アプリケーショングループサブリーダとして、アプリケーショングループリーダとの間で無線通信を利用した接続を行うための接続処理を行うという作用をもたらす。
本技術によれば、無線通信を利用したアプリケーションの実行を適切に行うことができるという優れた効果を奏し得る。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の第1の実施の形態における通信システム10のシステム構成を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における情報処理装置200の機能構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における通信システム10を構成する各無線通信装置が送受信するサービスディスカバリ情報のデータフォーマットの一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における通信システム10を構成する各無線通信装置が送受信するサービスディスカバリ情報のデータフォーマットの一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における通信システム10においてアプリケーショングループリーダを決定するためのグループ化処理の開始を指示する開始指示例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における通信システム10を構成する各情報処理装置間でのCapability情報のやりとりの一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における通信システム10を構成する各情報処理装置のうちからアプリケーショングループリーダを決定する場合の決定例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における通信システム10を構成する各情報処理装置のトポロジを決定する場合の決定例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における通信システム10を構成する各情報処理装置間で接続処理を行う場合の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における通信システム10を構成する各情報処理装置間でのトポロジ形成完了通知の送信例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における通信システム20において仮のグループリーダを決定する場合の例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における通信システム20においてアプリケーションを選択する場合の例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における通信システム20においてアプリケーションを選択する場合の例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における通信システム20を構成する各情報処理装置が行う各処理の流れを時系列で簡略化して示す図である。 本技術の第1の実施の形態における通信システム20を構成する各装置間における通信処理例を示すシーケンスチャートである。 本技術の第1の実施の形態における通信システム20を構成する各装置間における通信処理例を示すシーケンスチャートである。 本技術の第1の実施の形態における通信システム20を構成する各装置間における通信処理例を示すシーケンスチャートである。 本技術の第1の実施の形態における通信システム20を構成する各装置間における通信処理例を示すシーケンスチャートである。 本技術の第1の実施の形態における通信システム20を構成する各装置間における通信処理例を示すシーケンスチャートである。 本技術の第1の実施の形態における通信システム20を構成する各装置間における通信処理例を示すシーケンスチャートである。 本技術の第1の実施の形態における通信システム20を構成する各装置間における通信処理例を示すシーケンスチャートである。 本技術の第1の実施の形態における情報処理装置200による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本技術の第1の実施の形態における情報処理装置200による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本技術の第1の実施の形態における情報処理装置200による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本技術の第1の実施の形態における情報処理装置200による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本技術の第1の実施の形態における情報処理装置200による通信処理手順のうちのアプリリーダ処理手順を示すフローチャートである。 本技術の第1の実施の形態における情報処理装置200による通信処理手順のうちのアプリサブリーダ処理手順を示すフローチャートである。 本技術の第1の実施の形態における情報処理装置200による通信処理手順のうちのその他処理手順を示すフローチャートである。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(Capability情報に基づいてアプリケーショングループリーダを決定し、このアプリケーショングループリーダがグループのトポロジを決定する例)
2.応用例
<1.第1の実施の形態>
[通信システムの構成例]
図1は、本技術の第1の実施の形態における通信システム10のシステム構成を示す図である。
通信システム10は、情報処理装置100、200、310、320、330と、ルータ11と、ネットワーク12と、表示装置13とを備える。
通信システム10は、例えば、情報処理装置100、310、320、330により生成される画像データを、ネットワーク12を介して表示装置13に表示させることが可能な動画共有サービス(リアルタイム中継サービス)により実現される。例えば、情報処理装置200は、情報処理装置100、310、320、330により生成される画像データを、ルータ11、ネットワーク12を介して表示装置13に順次送信する。そして、表示装置13は、受信した画像データを表示部14に順次表示させる。
情報処理装置100は、例えば、無線通信機能を備える携帯型の情報処理装置(例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末)である。なお、情報処理装置100として、固定型の情報処理装置(例えば、プリンタ、パーソナルコンピュータ)を用いるようにしてもよい。また、情報処理装置200は、例えば、無線通信機能を備える携帯型または固定型の情報処理装置(例えば、ノンリニア編集機(スイッチャー)等の画像処理装置)である。また、情報処理装置310、320、330は、例えば、無線通信機能を備える携帯型または固定型の情報処理装置(例えば、撮像装置(例えば、ライブカメラ、固定カメラ)、ビデオ録画機等の画像処理装置)である。また、通信システム10は、例えば、ノンリニア編集してインターネットリアルタイム配信する通信システムである。
また、情報処理装置100は、表示部110を備える。そして、情報処理装置100は、各種情報を表示部110に表示することができる。また、情報処理装置200は、表示部260を備える。そして、情報処理装置200は、各種情報を表示部260に表示することができる。なお、図1では図示を省略するが、情報処理装置310、320、330のそれぞれについても表示部を設け、この表示部に各種情報を表示させるようにしてもよい。
また、情報処理装置100、310、320、330は、被写体を撮像して画像データを生成する撮像部(図示せず)を備える。そして、情報処理装置100、310、320、330は、撮像部により生成された画像データを情報処理装置200に出力することができる。また、情報処理装置100、310、320、330は、ユーザ操作に基づいて生成された画像データを情報処理装置200に出力することができる。
また、図1に示す情報処理装置100、200、310、320、330は、一例であり、他の固定型または携帯型の情報処理装置(例えば、プリンタ、パーソナルコンピュータ、スピーカ)を用いるようにしてもよい。
ルータ11は、無線通信を利用して情報処理装置(例えば、情報処理装置200)およびネットワーク12間を相互接続する通信機器である。例えば、ルータ11および情報処理装置(例えば、情報処理装置200)間は、無線通信を利用して接続され、ルータ11およびネットワーク12間は、有線回線により接続される。
ネットワーク12は、電話網、インターネット等のネットワーク(例えば、公衆回線網)である。
表示装置13は、各種情報を表示部14に表示することが可能な表示装置(例えば、テレビジョン等の映像視聴装置)である。また、表示装置13は、ネットワーク12と接続され、ネットワーク12を介して送信される画像データに基づく画像を表示することができる。
また、情報処理装置100、200、310、320、330とルータ11とのそれぞれは、無線通信を利用して相互接続して各種情報のやりとりを行うことが可能であるものとする。
この無線通信として、例えば、無線LAN(Local Area Network)を利用することができる。この無線LANとして、例えば、Wi−Fi(Wireless Fidelity))、Wi−Fi Direct、Wi−Fi CERTIFIED Miracast仕様(技術仕様書名:Wi−Fi Display)を用いることができる。また、他の通信方式を利用して無線通信を行うようにしてもよい。また、例えば、ミリ波通信(60GHz等)、5GHz無線LAN、UWB(Ultra Wide Band)、可視光通信により無線通信を行うようにしてもよい。また、例えば、NFC(Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標)、赤外線により無線通信を行うようにしてもよい。
また、近接する情報処理装置と自律的に相互接続する通信方法(例えば、アドホック通信、アドホックネットワーク)により無線通信を行うようにしてもよい。
[情報処理装置の機能構成例]
図2は、本技術の第1の実施の形態における情報処理装置200の機能構成例を示すブロック図である。なお、他の情報処理装置の機構構成については、情報処理装置200と略同一であるため、ここでは、情報処理装置200についてのみ説明し、他の情報処理装置の説明を省略する。
情報処理装置200は、アンテナ210と、通信部220と、制御部230と、メモリ240と、操作受付部250と、表示部260と、音声出力部270とを備える。
通信部220は、アンテナ210を介して、電波の送受信を行うための無線通信部である。例えば、通信部220は、無線LAN(例えば、Wi−Fi、Wi−Fi Direct、Wi−Fi CERTIFIED Miracast)、ミリ波通信(60GHz等)、5GHz無線LAN、UWBにより無線通信を行うことができる。また、例えば、通信部220は、可視光通信、NFC、Bluetooth、赤外線、携帯電波等により無線通信を行うことができる。
例えば、通信部220は、制御部230の制御に基づいて、無線通信を利用して所定範囲内に存在する他の情報処理装置との間で、各種情報(例えば、ビーコン)の送受信を行う。また、通信部220は、制御部230の制御に基づいて、無線通信を利用して所定範囲内に存在する他の情報処理装置との間で各情報処理装置が提供するサービスに関するデータの送受信を行う。ここで、所定範囲は、例えば、情報処理装置200の位置を基準とする範囲であり、通信部220が、無線通信を利用してデータの送受信を行うことが可能な範囲を意味するものとする。また、所定範囲内に存在する他の情報処理装置は、例えば、情報処理装置200の近隣に存在する情報処理装置であって、無線通信を利用して情報処理装置200との間でデータの送受信を行うことが可能な情報処理装置であるものとする。
なお、通信部220は、電波(電磁波)を用いた無線通信を行うようにしてもよく、電波以外の媒体を用いた無線通信(例えば、磁界を用いて行われる無線通信)を行うようにしてもよい。
制御部230は、メモリ240に格納されている制御プログラムに基づいて情報処理装置200の各部を制御するものである。例えば、制御部230は、送受信した情報の信号処理を行う。また、制御部230は、例えば、CPU(Central Processing Unit)により実現される。
メモリ240は、各種情報を格納するメモリである。例えば、メモリ240には、情報処理装置200が所望の動作を行うために必要となる各種情報(例えば、制御プログラム)が格納される。また、メモリ240のコンテンツ記憶領域には、音楽コンテンツや画像コンテンツ(例えば、動画コンテンツ、静止画コンテンツ)等の各種コンテンツが格納される。
また、メモリ240には、Intent Valueおよびアプリケーション情報(図5乃至図11に示す)が格納される。また、メモリ240には、アプリケーションが格納される。ここで、アプリケーションは、情報処理装置200が特定の動作を行う際に使用されるものである。また、アプリケーションは、例えば、情報処理装置200の起動中または通信グループの形成後に起動される。例えば、情報処理装置200は、コンテンツデータの提供側として、メモリ240に格納されているコンテンツデータを再生し、コンテンツデータの再生信号を周囲の無線通信装置に提供するアプリケーションを実行することができる。また、情報処理装置200は、コンテンツデータの利用側として、提供されるコンテンツデータの再生信号を表示部260や音声出力部270から出力させるアプリケーションを実行することができる。
なお、メモリ240として、例えば、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ディスク、MO(Magneto Optical)ディスク等の記憶媒体を用いることができる。なお、不揮発性メモリは、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)である。また、磁気ディスクは、例えば、ハードディスク、円盤型磁性体ディスクである。また、光ディスクは、例えば、CD(Compact Disc)、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)、BD(Blu-ray(登録商標)Disc)である。
また、例えば、無線通信を利用してデータを送信する場合には、制御部230は、メモリ240から読み出された情報、操作受付部250や他のインタフェース(図示せず)から入力された信号等を処理し、実際に送信するデータの塊(送信パケット)を生成する。続いて、制御部230は、その生成された送信パケットを通信部220に出力する。また、通信部220は、その送信パケットを、実際に伝送するための通信方式のフォーマット等に変換した後に、変換後の送信パケットをアンテナ210から外部に送信する。
また、例えば、無線通信を利用してデータを受信する場合には、通信部220は、アンテナ210を介して受信した電波信号を、通信部220内の受信機が行う信号処理により受信パケットを抽出する。そして、制御部230は、その抽出された受信パケットを解釈する。この解釈の結果、保持すべきデータであると判断された場合には、制御部230は、そのデータをメモリ240に書き込む。また、他の情報処理装置に転送すべきデータであると判断された場合には、制御部230は、他の情報処理装置に転送するための送信パケットとして、そのデータを通信部220に出力する。また、内部または外部アクチュエータに転送すべきデータであると判断された場合には、制御部230は、内部または外部に出力する。
また、制御部230は、情報処理装置200におけるユーザ操作または他の情報処理装置からの要求に関する情報を取得する。そして、制御部230は、その取得された情報に応じて、無線通信を利用して他の情報処理装置との間でCapability情報のやりとりを行うための制御を行う。この場合に、制御部230は、Capability情報を含むサービスディスカバリ情報のやりとりを行う。この例については、図6に示す。ここで、Capability情報には、メモリ240に格納されているIntent Valueおよびアプリケーション情報(図5乃至図11に示す)、グループオーナーに関するグループオーナー情報が含まれる。また、制御部230は、無線LAN、NFC、Bluetooth、赤外線の何れかを利用して、Capability情報のやりとりを行うことができる。なお、制御部230は、特許請求の範囲に記載の取得部の一例である。
また、制御部230は、情報処理装置200および他の情報処理装置を含む通信グループにより実行されるアプリケーションの実行時におけるアプリケーショングループリーダを、Capability情報に基づいて決定するための制御を行う。この例については、図7に示す。また、アプリケーショングループについては、図5乃至図11等を参照して詳細に説明する。
また、制御部230は、アプリケーショングループリーダに情報処理装置200が決定された場合には、アプリケーションを実行するためのグループのトポロジを決定するための制御を行う。この例については、図8に示す。
また、制御部230は、その決定されたトポロジに基づいて、グループに属する各情報処理装置との間で無線通信を利用した接続を行うための接続処理を行う。この例については、図9に示す。
また、制御部230は、その決定されたトポロジに基づく各情報処理装置との接続処理が完了した場合には、その旨を通知するための通知情報(例えば、図10に示すトポロジ形成完了通知)を各情報処理装置に送信する。この例については、図10に示す。
また、制御部230は、メモリ240に格納されているIntent Value(図5乃至図11に示す)を変更することができる。例えば、制御部230は、情報処理装置200および周囲の情報処理装置のうちで、アプリケーションがコンテンツデータの提供側である提供側装置の数、利用側である利用側装置の数の関係に基づいて、Intent Valueを変更することができる。
操作受付部250は、ユーザにより行われた操作入力を受け付ける操作受付部であり、受け付けられた操作入力に応じた操作情報を制御部230に出力する。操作受付部250は、例えば、タッチパネル、キーボード、ポインティングデバイス(例えば、マウス、トラックパッド、トラックボール)により実現される。
表示部260は、制御部230の制御に基づいて各種画像を表示するものである。表示部260として、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)パネル等の表示パネルを用いることができる。
なお、操作受付部250および表示部260は、一体として構成するようにしてもよい。例えば、使用者がその指を表示面に接触または近接することにより操作入力を行うことが可能なタッチパネルを用いて一体で構成することができる。例えば、導電性を有する物体(例えば、人物の指)の接触または近接を、静電容量の変化に基づいて検出する静電式(静電容量方式)のタッチパネルを用いることができる。なお、静電式(静電容量方式)以外の他のタッチパネルを用いるようにしてもよい。例えば、感圧式(抵抗膜圧式)や光式等のタッチパネルを用いることができる。
音声出力部270は、制御部230の制御に基づいて、各種音声を出力する音声出力部(例えば、スピーカ)である。
ここで、GO(Group Owner)を決定し、P2P(Peer to Peer)により1hopの無線通信を行う通信システムについて説明する。なお、GOは、P2Pにより1hopの無線通信を行う場合に、アクセスポイントの役割を果たす機器を意味するものである。なお、以下では、GOをグループオーナーと称することもある。
このような通信システムでは、複数の情報処理装置についてGOを決定して各情報処理装置の親子関係を決定する。そして、親および子に通信を集中させることにより、効率的な電波利用を行うことを目指している。このように、GOを決定することにより、P2Pでの1hopの効率的な電波利用を行うことができる。しかしながら、アプリケーションによっては、効率的なトポロジが異なることも想定される。
ここで、トポロジは、ネットワークの接続形態を意味する。すなわち、トポロジは、各情報処理装置がどのような形態で接続されるかを意味するものである。また、本技術の実施の形態では、トポロジは、無線通信を利用して各情報処理装置を接続する場合における接続経路の繋ぎ方の意味を含むものとする。
例えば、複数の情報処理装置により構成される通信システムにより所望のアプリケーションを実行する場合を想定する。例えば、複数の情報処理装置として、デジタルビデオカメラ(例えば、カメラ一体型レコーダ)と、BD(Blu-ray(登録商標)Disc)レコーダと、テレビジョンとにより構成される通信システムを想定する。
例えば、その通信システムにより実行されるアプリケーションが「テレビジョンでの視聴」である場合には、テレビジョンをGOに決定し、デジタルビデオカメラおよびBDレコーダをテレビジョンに接続することが好ましい。また、例えば、その通信システムにより実行されるアプリケーションが「BDレコーダへのダビング」である場合には、BDレコーダをGOに決定し、デジタルビデオカメラおよびテレビジョンをBDレコーダに接続することが好ましい。なお、その通信システムにより実行されるアプリケーションが「BDレコーダへのダビング」である場合に、各情報処理装置を有線接続する場合を想定する。この場合には、機械にあまり詳しくない高齢者や女性等が、BDレコーダへのダビングを行うための適切な接続をすることができないことも想定される。このような問題は、無線接続環境でも発生し得る。
例えば、従来では、各情報処理装置を無線接続する場合には、使用するアプリケーションとは無関係に、手動操作に応じた順番で接続することも想定される。このため、アプリケーションが「BDレコーダへのダビング」である場合であっても、デジタルビデオカメラおよびテレビジョンが初めに接続の相手として選択されることも想定される。このような場合には、「BDレコーダへのダビング」に適するトポロジを形成することができないことも想定される。
そこで、本技術の実施の形態では、アプリケーションに関する情報を各情報処理装置間で共有し、使用するアプリケーションに応じた適切なトポロジを自動的に形成する例を示す。これにより、無線通信を利用したアプリケーションの実行を適切に行うことができるようにする。
[サービスディスカバリ情報のフォーマット例]
図3および図4は、本技術の第1の実施の形態における通信システム10を構成する各無線通信装置が送受信するサービスディスカバリ情報のデータフォーマットの一例を示す図である。
図3および図4では、WFD(Wi−Fi Direct)のサービスディスカバリ情報(Capability情報)のデータフォーマットの一例を示す。図3には、Service Queryのデータフォーマットの一例を示す。また、図4には、Service Responseのデータフォーマットの一例を示す。
図3のaに示すように、Service Queryは、Service Query Header401と、Length402と、WFD Subelement403乃至405とを含む。
Service Query Header401には、プロトコルのデータ構造のバージョン等を示すための各種データが格納される。例えば、ベンダを識別するために使用される情報、WFDのサービスディスカバリ情報(Capability情報)であることを識別するための情報等が格納される。
Length402は、Service Queryの要素の長さを示すLengthである。
WFD Subelement403乃至405は、WFDの規格書で規定される情報であり、1または複数のフィールドにより構成される。なお、図3のaでは、説明の容易のため、3つのWFD Subelement403乃至405のみを示すが、1、2、または、4以上のフィールドにより構成されるようにしてもよい。
また、本技術の実施の形態では、WFD Subelement403乃至405のうちの1つのフィールドに、アプリケーション情報を格納し、他の1つのフィールドに、Intent Valueを格納する例を示す。
図3のbに示すように、WFD Subelement403乃至405のうちの1つのフィールド(Application Subelement)は、Application Flag411と、Application Description412とを含む。これらの各情報は、アプリケーション情報として把握することができる。
Application Flag411は、アプリケーションを有するか否かを示す情報である。この情報は、例えば、アプリケーションの有無を示すフラグである。
Application Description412は、アプリケーションの種類を示す情報(例えば、文字、フラグ等の情報)である。
また、図3のcに示すように、WFD Subelement403乃至405のうちの1つのフィールド(Toplogy Subelement)は、GO Flag421と、Upper GO422と、Intent Value423とを含む。
GO Flag421は、グループオーナーになるか否かを示す情報である。
Upper GO422は、サブグループが形成される場合に、1つ上のグループのグループオーナーを識別するための情報である。この情報として、例えば、1つ上のグループのグループオーナーのMAC(Media Access Control address)アドレスを用いることができる。GO Flag421およびUpper GO422は、グループのグループオーナーに関するグループオーナー情報として把握することができる。
Intent Value423は、グループオーナーとして動作するための優先度を示すパラメータ(Intent Value)である。なお、Intent Value423は、情報処理装置200がグループのグループオーナーとして動作するための優先度に関する優先度情報として把握することができる。
図4のaに示すように、Service Responseは、Service Response Header431と、Length432と、WFD Subelement433乃至435とを含む。
Service Response Header431には、プロトコルのデータ構造のバージョン等を示すための各種データが格納される。例えば、ベンダを識別するために使用される情報、WFDのサービスディスカバリ情報(Capability情報)であることを識別するための情報等が格納される。
Length432は、Service Responseの要素の長さを示すLengthである。
WFD Subelement433乃至435は、WFDの規格書で規定される情報であり、1または複数のフィールドにより構成される。なお、図4のaでは、説明の容易のため、3つのWFD Subelement433乃至435のみを示すが、1、2、または、4以上のフィールドにより構成されるようにしてもよい。
また、本技術の実施の形態では、WFD Subelement433乃至435のうちの1つのフィールドに、アプリケーション情報を格納する例を示す。
図4のbに示すように、WFD Subelement433乃至435のうちの1つのフィールド(Application Subelement)は、Application Flag441と、Application Description442とを含む。なお、Application Flag441と、Application Description442とは、図3のbに示す同一名称の各情報に対応する。このため、ここでの詳細な説明を省略する。
[グループ化処理の開始指示例]
図5は、本技術の第1の実施の形態における通信システム10においてアプリケーショングループリーダを決定するためのグループ化処理の開始を指示する開始指示例を示す図である。
図5では、図1に示す通信システム10において、情報処理装置100を用いてアプリケーショングループリーダを決定するためのグループ化処理の開始を指示する例を示す。
ここで、アプリケーショングループリーダは、無線通信を利用して複数の情報処理装置を含むグループにより実行されるアプリケーションの実行時におけるそのグループのリーダである。このアプリケーショングループリーダは、そのアプリケーションの実行時におけるトポロジを決定する。また、アプリケーショングループリーダは、そのアプリケーションの実行時におけるグループオーナーとして選択される。なお、以下では、アプリケーショングループリーダをアプリリーダと省略して称することもある。
例えば、情報処理装置100からの出力を、グループ化処理の開始を指示するためのトリガ(グループ形成のトリガ)とすることができる。例えば、赤外線、無線通信(例えば、Bluetooth、NFC)の出力を、グループ化処理の開始を指示するためのトリガとすることができる。また、例えば、カメラ(撮像装置)の出力、センサの出力、無線強度の出力を、グループ化処理の開始を指示するためのトリガとすることができる。
ここで、カメラの出力を、グループ化処理の開始を指示するためのトリガとする場合には、カメラにより所定の対象物を撮影すると、自動でアプリケーションが起動する技術を用いることができる。すなわち、ユーザは、情報処理装置100に備えられるカメラ(例えば、内蔵カメラ、外付けカメラ)を用いて、所定の対象物を撮影する。この撮影により、グループ化処理の開始を指示するためのトリガを出力するアプリケーションが起動し、情報処理装置100から各情報処理装置に、グループ化処理の開始を指示するための情報が出力される。
また、センサの出力を、グループ化処理の開始を指示するためのトリガとする場合には、各装置同士をぶつけることにより情報交換を行うことができるアプリケーションを用いることができる。すなわち、ユーザは、情報処理装置100を他の情報処理装置にぶつけるようにする。このぶつける動作により、無線通信を利用して他の情報処理装置との間で情報交換(例えば、Capability情報のやりとり)を行うことができる。
また、無線強度の出力を、グループ化処理の開始を指示するためのトリガとする場合には、無線強度が閾値以上となる情報処理装置を情報処理装置100が検出したことを条件とすることができる。例えば、情報処理装置100が、無線強度が閾値以上となる情報処理装置を検出した場合に、情報処理装置100からその情報処理装置に、グループ化処理の開始を指示するための情報を出力する。
また、グループ化処理の開始を指示するための情報を受信した情報処理装置は、アプリケーショングループリーダを決定する際に用いられるCapability情報のやりとりを情報処理装置100との間で行う。そして、グループ化処理の開始を指示するための情報を受信した情報処理装置および情報処理装置100のうちの何れかの装置が、アプリケーショングループリーダを決定する。
このように、情報処理装置100を用いて、アプリケーショングループリーダ(アプリリーダ)を決定するためのグループ化処理の開始を指示することができる。このため、情報処理装置100を用いて、複数の情報処理装置の接続処理を容易に行うことができる。すなわち、複数の情報処理装置のうち、2つずつ接続処理を行う必要がない。
[Capability情報のやりとり例]
図6は、本技術の第1の実施の形態における通信システム10を構成する各情報処理装置間でのCapability情報のやりとりの一例を示す図である。
図6では、情報処理装置100と、他の情報処理装置とのCapability情報のやりとりの一例を示す。Capability情報として、例えば、図3に示すService Queryと、図4に示すService Responseとのやりとりを行うことができる。なお、図6では、各情報処理装置に設定されているIntent Valueおよびアプリケーション情報を、各情報処理装置を表す矩形内に模式的に示す。また、図7乃至図11についても同様に、各情報処理装置に設定されているIntent Valueおよびアプリケーション情報を示す。
ここで、Intent Valueは、グループオーナーとして動作するための優先度を示すパラメータである。例えば、Intent Valueとして、1乃至16の値が各情報処理装置に付与される。なお、Intent Valueの値が高いほど、グループオーナーとして動作するための優先度が高くなるものとする。例えば、図6に示す例では、情報処理装置200のIntent Value「15」が最も高く、情報処理装置320のIntent Value「2」が最も低いものとする。
また、Intent Valueは、例えば、各情報処理装置の工場出荷時に付与されるため、基本的に固定値として設定される。また、Intent Valueを、ユーザは見ることができないものとする。ただし、アプリケーションを実行する際における状態(例えば、情報処理装置のトポロジ)に応じて、そのアプリケーションの実行時におけるIntent Valueを変更するようにしてもよい。例えば、アプリケーションを実行する際におけるコンテンツの提供側の情報処理装置の数と、コンテンツの利用側の情報処理装置の数とに基づいて、Intent Valueを変更するようにしてもよい(例えば、特開2012−199884号公報参照。)。
また、アプリケーション情報は、複数の情報処理装置間で行うアプリケーション(複数情報処理装置間の連携を行うことが可能なアプリケーション)の有無を示す情報(例えば、アプリケーションを有する旨を表すフラグ)である。なお、図6では、複数の情報処理装置間で行うアプリケーションを有する情報処理装置のアプリケーション情報には「有」を格納し、複数の情報処理装置間で行うアプリケーションを有しない情報処理装置のアプリケーション情報には「無」を格納する。なお、図6に示す例では、情報処理装置200は、複数の情報処理装置間で行うアプリケーションを有し、他の情報処理装置100、310、320、330は、複数の情報処理装置間で行うアプリケーションを有しないものとする。
例えば、図5に示すように、グループ化処理の開始を指示するための情報を情報処理装置100が出力した場合には、情報処理装置100は、情報処理装置200、310、320、330のCapability情報を取得することができる。同様に、情報処理装置200、310、320、330は、情報処理装置100のCapability情報を取得することができる。また、情報処理装置100は、各情報処理装置から取得したCapability情報を順次保持し、この保持されているCapability情報を他の情報処理装置に提供するようにしてもよい。
[アプリケーショングループリーダの決定例]
図7は、本技術の第1の実施の形態における通信システム10を構成する各情報処理装置のうちからアプリケーショングループリーダを決定する場合の決定例を示す図である。
図5、図6に示すように、情報処理装置100は、グループ化処理の開始を指示するための情報を出力し、情報処理装置200、310、320、330のCapability情報を取得することができる。そして、情報処理装置100の制御部(図2に示す制御部230に対応)は、その取得されたCapability情報に基づいて、アプリケーショングループリーダを決定する。
例えば、情報処理装置100の制御部は、各情報処理装置のIntent Valueを比較し、Intent Valueの値が最も高い情報処理装置をアプリケーショングループリーダとして決定することができる。この場合に、情報処理装置100の制御部は、アプリケーション情報を考慮してアプリケーショングループリーダを決定することができる。例えば、情報処理装置100の制御部は、Intent Valueの値が高い所定数(例えば、2、3)の情報処理装置を抽出する。そして、情報処理装置100の制御部は、その所定数の情報処理装置の中で、アプリケーション情報が「有」の情報処理装置が存在する場合には、その情報処理装置をアプリケーショングループリーダとして決定することができる。また、情報処理装置100の制御部は、その所定数の情報処理装置の中に、アプリケーション情報が「有」の情報処理装置が複数存在する場合には、Intent Valueの値が最も高い情報処理装置をアプリケーショングループリーダとして決定することができる。
なお、アプリケーション情報が「有」の情報処理装置が複数存在する場合については、ユーザ操作によりアプリケーショングループリーダを決定するようにしてもよい。この例を図11に示す。
また、例えば、情報処理装置100の制御部は、Intent Valueとは無関係に、アプリケーション情報が「有」の情報処理装置をアプリケーショングループリーダとして決定するようにしてもよい。このように、アプリケーショングループリーダを決定することにより、例えば、何らかの理由で、Intent Valueの値が極端に高く設定されている情報処理装置が存在するような場合でも、アプリケーショングループリーダを適切に決定することができる。
すなわち、情報処理装置100の制御部は、アプリケーション情報とIntent Value(優先度情報)とに基づいて、アプリケーショングループリーダを決定することができる。
また、情報処理装置100の制御部は、グループオーナー情報に基づいて、アプリケーショングループリーダを決定するようにしてもよい。また、情報処理装置100の制御部は、アプリケーション情報とグループオーナー情報とに基づいて、アプリケーショングループリーダを決定するようにしてもよい。例えば、アプリケーション情報が「有」であり、グループオーナー情報がグループオーナーである情報処理装置をアプリケーショングループリーダとして決定することができる。
ここで、図1に示すように、情報処理装置200(例えば、ノンリニア編集機(スイッチャー))を中心に、情報処理装置310、320、330(例えば、ライブカメラ、固定カメラ、ビデオ録画機)を接続する場合を想定する。この場合には、Capability情報を考慮すると、情報処理装置200をアプリケーショングループリーダとすることが好ましいと考えられる。
例えば、トポロジの観点に基づいて、2つの情報処理装置間のIntent Valueのみを比較し、この比較結果に基づいて、2つの情報処理装置を順次接続する場合を想定する。このように接続を行うと、接続の順番によっては、情報処理装置200が、アプリケーショングループリーダとして決定されないことも想定される。この場合には、アプリケーションに応じた通信を適切に実行することができなくなるおそれがある。すなわち、2つの情報処理装置間でグループオーナーを決定するため、アプリケーションに最適なグループオーナーが決定されないおそれがある。
そこで、本技術の実施の形態では、アプリケーションを実行する際に接続される全ての情報処理装置のIntent Valueを比較する。また、このIntent Valueの比較とともに、アプリケーション情報を考慮して、アプリケーショングループリーダを決定する。また、これらとともに、グループオーナー情報を考慮して、アプリケーショングループリーダを決定するようにしてもよい。
そこで、情報処理装置100は、Intent Valueの比較とともに、アプリケーション情報を考慮して、情報処理装置200をアプリケーショングループリーダとして決定する。そして、情報処理装置100は、アプリケーショングループリーダに決定された旨を通知するための情報(アプリケーショングループリーダ決定通知(アプリリーダ決定通知))を情報処理装置200に送信する。これにより、情報処理装置200は、自装置がアプリケーショングループリーダに決定されたことを把握することができる。
なお、図6、図7では、グループ化処理の開始を指示するための情報を出力した情報処理装置100が、アプリケーショングループリーダを決定する例を示したが、他の情報処理装置がアプリケーショングループリーダを決定するようにしてもよい。例えば、情報処理装置100が取得したCapability情報を他の情報処理装置に送信する。そして、Capability情報を受信した他の情報処理装置が、アプリケーショングループリーダを決定するようにしてもよい。例えば、情報処理装置100が取得した各Capability情報を情報処理装置200に送信し、情報処理装置200が、アプリケーショングループリーダを決定するようにしてもよい。
また、決定されたアプリケーショングループリーダが自装置である場合には、アプリケーショングループリーダ決定通知の送信を行う必要はない。例えば、情報処理装置200がアプリケーショングループリーダを決定する場合に、アプリケーショングループリーダが情報処理装置200である場合には、アプリケーショングループリーダ決定通知の送信を行う必要はない。
[トポロジの決定例およびトポロジの形成例]
図8は、本技術の第1の実施の形態における通信システム10を構成する各情報処理装置のトポロジを決定する場合の決定例を示す図である。図8では、情報処理装置200がアプリケーショングループリーダに決定された場合の例を示す。
図9は、本技術の第1の実施の形態における通信システム10を構成する各情報処理装置間で接続処理を行う場合の一例を示す図である。図9では、アプリケーショングループリーダに決定された情報処理装置200が他の情報処理装置との間でP2P接続処理を行う例を模式的に示す。
アプリケーショングループリーダが決定された場合には、アプリケーショングループリーダは、各情報処理装置のトポロジを決定する。例えば、アプリケーショングループリーダは、使用されるアプリケーションに応じて、各情報処理装置のトポロジを決定する。
例えば、図1に示すように、情報処理装置200が、情報処理装置100、310、320、330からの画像データをノンリニア編集し、この編集後の画像データを、ネットワーク12を介してリアルタイム配信する場合を想定する。この場合には、図8に示すように、情報処理装置200を中心にして、情報処理装置100、310、320、330が接続されるように、トポロジが決定される。
なお、アプリケーショングループリーダは、グループオーナーが1つのみ決定される場合には、グループオーナーが兼ねることになる。
このように、各情報処理装置のトポロジが決定された場合には、アプリケーショングループリーダは、P2Pの接続要求を行う。この接続要求に応じて、各情報処理装置は、決定されたトポロジに従ってP2Pの接続処理を行う。この例を図9に示す。
このように、アプリケーショングループリーダ(情報処理装置200)からの指示に基づいて、情報処理装置100、310、320、330の各制御部は、アプリケーショングループリーダとの間で無線通信を利用した接続を行うための接続処理を行う。
また、トポロジを形成するグループにサブグループが含まれる場合には、アプリケーショングループリーダは、そのサブグループについても接続要求を行う。この場合に、アプリケーショングループリーダは、そのサブグループを先に接続するための接続要求を行った後に、アプリケーショングループリーダが属するメインのグループについて接続要求を行うことができる。または、アプリケーショングループリーダは、メインのグループを先に接続するための接続要求を行った後に、サブグループについて接続要求を行うようにしてもよい。この例を図19乃至図21に示す。
ここで、目的のトポロジを得るためには、メイングループとサブグループのIntent Valueを変更する必要がある場合も想定される。この場合には、メイングループとサブグループのIntent Valueを変更した後に、接続要求を行うようにする。
ここで、例えば、ユーザがアプリケーションの動作を想定しながら、複数の情報処理装置について、2つずつ順次接続を行う場合を想定する。この場合には、ユーザがアプリケーションのトポロジを意識して、2つの情報処理装置を順序よく接続する必要がある。しかしながら、機械にあまり詳しくないユーザが、アプリケーションのトポロジを意識して2つの情報処理装置を順序よく接続することは困難であることが想定される。このため、2つの情報処理装置を順次接続した結果、形成されたトポロジによっては、アプリケーションの目的の動作を実行することができないことも想定される。このような場合には、アプリケーションの目的の動作を実行するため、試行錯誤を繰り返す必要がある。
これに対して、本技術の実施の形態によれば、アプリケーションの目的の動作を実行するための最適なトポロジを自動で形成することができる。
[トポロジ形成完了通知の送信例]
図10は、本技術の第1の実施の形態における通信システム10を構成する各情報処理装置間でのトポロジ形成完了通知の送信例を示す図である。
各情報処理装置間のP2Pの接続処理が完了した場合には、アプリケーショングループリーダは、トポロジの形成が完了した旨を各情報処理装置に通知する。例えば、図10に示すように、アプリケーショングループリーダ(情報処理装置200)は、トポロジ形成完了通知を各情報処理装置に送信する。
また、トポロジを形成するグループにサブグループが含まれる場合には、アプリケーショングループリーダは、各サブグループに属する各情報処理装置にも、トポロジの形成が完了した旨を通知する。この例を図19乃至図21に示す。
このように、トポロジの形成が完了した旨を通知することにより、各情報処理装置は、そのトポロジの形成により、アプリケーションの実行を開始することが可能であることを把握することができる。例えば、Wi−Fi Miracastを利用したアプリケーションを実行する場合には、各情報処理装置は、アプリケーションの実行が開始することができることを把握することができる。そして、各情報処理装置は、RTSP(Real Time Streaming Protocol)による制御を開始することができる。
ここで、例えば、トポロジの形成が完了した旨を通知しない場合には、アプリケーションを実行させた後に、一部の情報処理装置が接続されていないことをチェックすることができない。このため、RTSP等のアプリケーションを正常に実行することができないことが想定される。また、このような場合でも、エラー時にどこが悪いのかを把握することができない。また、目的の動作を実行することができるトポロジが形成されたことが通知されないため、連携するアプリケーションを実行する場合に支障が出るおそれがある。
これに対して、トポロジ形成完了通知を各情報処理装置に送信することにより、アプリケーションの実行を開始することが可能である状態を正確に把握することができる。これにより、トポロジが形成された直後からアプリケーションを適切に実行させることができる。
[アプリケーションの選択例]
以上では、アプリケーションを有する情報処理装置が1つのみ存在する場合のアプリケーショングループリーダの決定例を示した。ここで、アプリケーションを有する情報処理装置が複数存在する場合も想定される。この場合には、例えば、ユーザ操作により所望のアプリケーションを選択することが考えられる。また、このように、ユーザ操作によりアプリケーションを選択する場合には、選択されるアプリケーションに応じて、決定されるアプリケーショングループリーダも異なるものとなることが考えられる。そこで、以下では、アプリケーションを有する情報処理装置が複数存在する場合におけるアプリケーションの選択例を示す。
図11は、本技術の第1の実施の形態における通信システム20において仮のグループリーダを決定する場合の例を示す図である。
図12は、本技術の第1の実施の形態における通信システム20においてアプリケーションを選択する場合の例を示す図である。
通信システム20は、図1に示す通信システム10において、情報処理装置330の代わりに、情報処理装置340を追加した通信システムである。
情報処理装置340は、例えば、無線通信機能を備える携帯型または固定型の情報処理装置である。また、情報処理装置340に設定されているIntent Valueは「10」であり、情報処理装置340に設定されているアプリケーション情報は「有」であるものとする。すなわち、図11、図12では、情報処理装置200、340が、アプリケーションを有する情報処理装置となる例を示す。
図11、図12に示すように、アプリケーションを有する情報処理装置が複数存在する場合には、それぞれの情報処理装置がアプリケーショングループリーダとなり得る。そこで、このような場合には、その旨をユーザに通知する。そして、アプリケーショングループリーダを選択するためのUI(user interface)を提供する。
例えば、上述したアプリケーショングループリーダの決定方法により、仮のグループリーダを決定する。ここで、仮のグループリーダは、アプリケーショングループリーダを決定するまでの間、アプリケーショングループリーダの代わりに、UI表示指示等を行う情報処理装置である。
例えば、仮のグループリーダが、UIの提供およびアプリケーションの選択操作が可能な情報処理装置に、UI表示を指示する。ここで、UIの提供およびアプリケーションの選択操作が可能な情報処理装置は、例えば、表示部によりUIを提供することが可能であるとともに、UIにおいてアプリケーションの選択操作が可能な情報処理装置である。例えば、ユーザの手元にあると想定される情報処理装置、または、ユーザから離れていても大画面で見やすい表示部を備える情報処理装置等とすることが好ましい。
例えば、グループ形成のトリガを出力した情報処理装置は、グループ形成のトリガを出力(例えば、赤外線の出力、無線通信(例えば、Bluetooth、NFC)の出力)するための操作入力をユーザが行っていると想定される。このため、グループ形成のトリガを出力した情報処理装置は、ユーザの手元に存在し、ユーザが操作可能な情報処理装置であると想定される。そこで、グループ形成のトリガを出力した情報処理装置を、ユーザの手元にあると想定される情報処理装置とすることができる。
また、仮のグループリーダが、UIの提供およびアプリケーションの選択操作が可能である場合には、仮のグループリーダがUIの提供およびアプリケーションの選択操作の受け付けを行うようにしてもよい。
また、仮のグループリーダが決定された場合には、どの情報処理装置が仮のグループリーダであるかをユーザに通知するようにしてもよい。例えば、仮のグループリーダに決定された情報処理装置が、所定の出力(例えば、所定の光の出力(例えば、LEDの点滅)、音の出力(例えば、特定音の出力))を行うことにより、仮のグループリーダであることをユーザに通知することができる。
図11では、情報処理装置100が、アプリケーション情報が「有」であり、Intent Valueの値が最も高い情報処理装置200を仮のグループリーダとして決定した場合の例を示す。そして、情報処理装置100は、仮のグループリーダに決定された旨を通知するための情報(仮のグループリーダ決定通知)を情報処理装置200に送信する。これにより、情報処理装置200は、自装置が仮のグループリーダに決定されたことを把握することができる。
また、図12に示すように、仮のグループリーダに決定された情報処理装置200は、ユーザの手元にあると想定される情報処理装置100にUI表示を指示する。
[アプリケーション選択画面の表示例]
図13は、本技術の第1の実施の形態における情報処理装置100の表示部110に表示されるアプリケーション選択画面の表示例を示す図である。
図13に示すアプリケーション選択画面450は、複数のアプリケーションから所望のアプリケーションを選択するための画面である。
アプリケーション選択画面450には、例えば、アプリケーション選択ボタン451、452と、確定ボタン453とが表示される。
アプリケーション選択ボタン451は、情報処理装置200が有するアプリケーション(図13では、アプリケーションAで示す。)を選択する場合に押下されるボタンである。また、アプリケーション選択ボタン452は、情報処理装置340が有するアプリケーション(図13では、アプリケーションBで示す。)を選択する場合に押下されるボタンである。
確定ボタン453は、アプリケーション選択ボタン451、452の選択操作を確定する場合に押下されるボタンである。
図12に示すように、UI表示指示を受信した情報処理装置100の制御部(図2に示す制御部230に対応)は、図13に示すように、表示部110にアプリケーション選択画面450を表示させる。このアプリケーション選択画面450において、ユーザは、所望のアプリケーションを選択する選択操作(例えば、アプリケーション選択ボタン452および確定ボタン453の押下操作)を行う。このように、アプリケーションの選択操作が行われた場合には、情報処理装置100の制御部は、その選択操作により選択されたアプリケーションに関する情報(アプリケーション選択情報)を仮のグループリーダ(情報処理装置200)に送信する。
例えば、ユーザが、アプリケーション選択画面450においてアプリケーションB(情報処理装置340が有するアプリケーション)を選択する場合を想定する。この場合には、図12に示すように、情報処理装置100の制御部は、アプリケーションBが選択された旨を示すアプリケーション選択情報を、仮のグループリーダ(情報処理装置200)に送信する。
アプリケーション選択情報を受信した仮のグループリーダ(情報処理装置200)は、そのアプリケーション選択情報に対応するアプリケーションを有する情報処理装置340をアプリケーショングループリーダとして決定する。そして、仮のグループリーダ(情報処理装置200)は、アプリケーショングループリーダとして決定された情報処理装置340にアプリケーショングループリーダ決定通知を送信する。なお、これ以降の各処理については、図7乃至図10に示す例と同様であるため、ここでの説明を省略する。
このように、情報処理装置200の制御部230は、アプリケーションを有する情報処理装置がグループに複数存在する場合には、実行すべきアプリケーションをユーザ操作により選択するための選択情報を表示部に表示させる。例えば、情報処理装置200の制御部230は、アプリケーション選択画面(選択情報)450を情報処理装置100の表示部110に表示させることができる。そして、情報処理装置200の制御部230は、ユーザ操作により選択されたアプリケーションを有する情報処理装置をアプリケーショングループリーダとして決定する。
このように、無線通信を利用して複数の情報処理装置を接続して実行されるアプリケーションが複数存在するような場合でも、ユーザが所望するアプリケーションを容易に選択して実行することができる。また、アプリケーションの選択は、ユーザが使用し易い情報処理装置(例えば、ユーザの手元にあると想定される情報処理装置100)を用いて行うことができる。このため、例えば、情報処理装置が分散しているような場合でも、ユーザが使用し易いUIを提供することができる。また、ユーザにより選択されたアプリケーションに最適なトポロジを自動的に形成することができる。
[各情報処理装置の処理例]
図14は、本技術の第1の実施の形態における通信システム20を構成する各情報処理装置が行う各処理の流れを時系列で簡略化して示す図である。なお、図1に示す通信システム10を構成する各情報処理装置が行う各処理の流れについても、図14と略同様であるため、ここでの説明を省略する。
上述したように、情報処理装置100、200、310、320、340は、サービスディスカバリ(役割応答)処理501を行う。このサービスディスカバリ(役割応答)処理501では、情報処理装置100からのトリガの出力に応じて、情報処理装置100および他の情報処理装置間でCapability情報のやりとりが行われる。
続いて、情報処理装置100、200、310、320、340は、仮のグループリーダ決定処理502を行う。なお、仮のグループリーダ決定処理502は、図11、図12に示すように、アプリケーションを有する情報処理装置が複数存在し、複数のアプリケーションから所望のアプリケーションを選択する場合にのみ行われる。このため、例えば、アプリケーションを有する情報処理装置が1つしか存在しない場合には、仮のグループリーダ決定処理502は省略される。
続いて、情報処理装置100、200、310、320、340は、アプリリーダおよびトポロジ決定処理503を行う。上述したように、アプリリーダおよびトポロジ決定処理503では、Capability情報に基づいて、アプリケーショングループリーダが決定される。そして、その決定されたアプリケーショングループリーダによりトポロジが決定される。また、図11、図12に示すように、複数のアプリケーションから所望のアプリケーションを選択する場合には、UI表示指示およびアプリケーション選択処理が行われる。
続いて、情報処理装置100、200、310、320、340は、トポロジ形成処理504を行う。上述したように、トポロジ形成処理504では、アプリケーショングループリーダの制御に基づいて各情報処理装置のトポロジが形成される。
続いて、情報処理装置100、200、310、320、340は、トポロジ形成完了通知処理505を行う。上述したように、トポロジ形成完了通知処理505では、アプリケーショングループリーダにより決定されたトポロジが形成された後に、その旨を示すトポロジ形成完了通知が各情報処理装置に送信される。
[通信例]
図15乃至図17は、本技術の第1の実施の形態における通信システム20を構成する各装置間における通信処理例を示すシーケンスチャートである。なお、図15乃至図17では、アプリケーションを有する情報処理装置が複数存在し、複数のアプリケーションから所望のアプリケーションを選択する場合の通信処理例を示す。また、図15乃至図17では、グループ形成のトリガを出力する情報処理装置100が仮のグループリーダとなる場合の通信処理例を示す。
最初に、情報処理装置100の制御部(図2に示す制御部230に対応)は、グループ化処理の開始を指示するためのトリガを出力するためのユーザ操作が行われた場合に、Service Queryを情報処理装置200に送信する(511、512)。このService Queryは、サービスディスカバリ情報に対応するものであり、図3のbおよびcに示す各情報(情報処理装置100に関する各情報)が含まれる。
Service Queryを受信した場合には(512)、情報処理装置200は、Service Responseを情報処理装置100に送信する(513、514)。このService Responseは、サービスディスカバリ情報に対応するものであり、図4のbに示す各情報(情報処理装置200に関する各情報)が含まれる。
また、情報処理装置100の制御部は、情報処理装置310、320、340のそれぞれとの間で、同様に、Service QueryおよびService Responseのやりとりを行う(515乃至526)。なお、Service QueryおよびService Responseのやりとりを行う情報処理装置の順序については、一例であり、他の順序により行うようにしてもよく、同時に行うようにしてもよい。
続いて、情報処理装置100の制御部は、仮のグループリーダとして自装置を決定する(527)。続いて、情報処理装置100の制御部は、複数のアプリケーションから所望のアプリケーションを選択するためのアプリケーション選択画面を表示部110に表示させる(528)。例えば、図13に示すアプリケーション選択画面450が表示部110に表示される。
続いて、アプリケーション選択画面を用いて、ユーザが所望のアプリケーションを選択する選択操作を行う(529)。ここで、図16では、情報処理装置200が有するアプリケーションが選択された場合の例を示す。
このように、選択操作が行われた場合には(529)、情報処理装置100の制御部は、その選択操作により選択されたアプリケーションに対応するアプリケーション選択情報を、そのアプリケーションを有する情報処理装置200に送信する(530、531)。このアプリケーション選択情報には、選択されたアプリケーションを特定するための情報と、各情報処理装置のCapability情報(例えば、Intent Value、アプリケーション情報、グループオーナー情報)とが含まれる。
アプリケーション選択情報を受信した場合には(531)、情報処理装置200の制御部230は、選択されたアプリケーションを有する自装置をアプリケーショングループリーダとして決定する(532)。続いて、情報処理装置200の制御部230は、各情報処理装置のトポロジを決定する(533)。例えば、情報処理装置200の制御部230は、自装置が有するアプリケーションに応じて、各情報処理装置のトポロジを決定する(533)。続いて、アプリケーショングループリーダとして決定された情報処理装置200がGOとして選択される(534)。
続いて、情報処理装置200の制御部230は、決定されたトポロジを形成するためのP2Pの接続要求を行う(535、536、539、540、543、544、547、548)。例えば、情報処理装置200の制御部230は、決定されたトポロジを形成するためのP2Pの接続要求を各情報処理装置に送信する(535、536、539、540、543、544、547、548)。続いて、情報処理装置200の制御部230は、各情報処理装置との間で、P2Pの接続処理を行う(537、538、541、542、545、546、549、550)。
続いて、情報処理装置200の制御部230は、各情報処理装置間のP2Pの接続処理が完了した場合には、トポロジ形成完了通知を各情報処理装置に送信する(551乃至558)。なお、トポロジ形成完了通知を送信する情報処理装置の順序については、一例であり、他の順序により行うようにしてもよく、同時に行うようにしてもよい。
[通信例]
図18は、本技術の第1の実施の形態における通信システム20を構成する各装置間における通信処理例を示すシーケンスチャートである。なお、図18は、図16に示すシーケンスチャートの一部を変形したものである。このため、図16に示すシーケンスチャートと共通する部分には、同一の符号を付してこれらの説明の一部を省略する。
Service QueryおよびService Responseのやりとりを行った後に(515乃至525)、情報処理装置100の制御部は、仮のグループリーダとして情報処理装置200を決定する(561)。続いて、情報処理装置100の制御部は、仮のグループリーダ決定通知を情報処理装置200に送信する(562、563)。
仮のグループリーダ決定通知を受信した場合には(563)、情報処理装置200の制御部230は、ユーザの手元にあると想定される情報処理装置100にUI表示指示を送信する(564、565)。
UI表示指示を受信した場合には(565)、情報処理装置100の制御部は、複数のアプリケーションから所望のアプリケーションを選択するためのアプリケーション選択画面を表示部110に表示させる(528)。なお、これ以降の各処理については、図16に示すシーケンスチャートと共通するため、一部の図示を省略する。
[サブクループが形成される場合の通信例]
ここで、例えば、Wi−Fi Directでは、トポロジによってはグループオーナー(GO)が2つになる場合が存在する。この場合には、1つのグループ(例えば、メイングループ)以外の他のグループ(例えば、サブグループ)が形成される。この場合についても、グループオーナー(GO)のリーダ的なもの(アプリリーダ)を決めて連携を行うことが好ましい。なお、サブグループは、メイングループのclientをグループオーナー(GO)とするグループを意味するものとする。
例えば、図1に示す情報処理装置320が、立体視画像を表示するための立体視画像データを生成するため、無線通信機能を備える他の情報処理装置(例えば、レンズスタイルのカメラ等の撮像装置)との間でサブグループを形成する場合を想定する。この場合には、情報処理装置320がグループオーナーとして選択されることもある。また、例えば、2.4GHz、5GHz、60GHz等のように、複数の周波数帯を使う場合についても、サブグループが形成されることがある。このような場合でも、適切にトポロジを形成してアプリケーションを実行することが重要である。そこで、以下では、メイングループおよびサブクループが形成される場合の通信例を示す。
図19および図20は、本技術の第1の実施の形態における通信システム20を構成する各装置間における通信処理例を示すシーケンスチャートである。なお、図19および図20は、図16乃至図18に示すシーケンスチャートの一部を変形したものである。このため、図16乃至図18に示すシーケンスチャートと共通する部分には、同一の符号を付してこれらの説明の一部を省略する。また、図19および図20では、情報処理装置320および340間でサブグループが形成される場合の通信例を示す。
アプリケーション選択情報を受信した場合には(531)、情報処理装置200の制御部230は、選択されたアプリケーションを有する自装置をアプリケーショングループリーダとして決定する(569)。続いて、情報処理装置200の制御部230は、各情報処理装置のトポロジを決定する(570)。
続いて、情報処理装置200の制御部230は、情報処理装置320および340間でサブグループが形成されるため、これらのうちの一方をアプリケーショングループサブリーダとして決定する(571)。例えば、情報処理装置200の制御部230は、情報処理装置320をアプリケーショングループサブリーダとして決定する(571)。ここで、アプリケーショングループサブリーダは、同一のグループ内に形成される他のグループ(サブグループ)のリーダを意味する。
続いて、情報処理装置200の制御部230は、アプリケーショングループサブリーダに決定された旨を通知するための情報(アプリサブリーダ決定通知)を情報処理装置320に送信する(572、573)。
続いて、アプリケーショングループリーダとして決定された情報処理装置200がグループオーナー(GO)として選択される(574)。また、アプリケーショングループサブリーダとして決定された情報処理装置340がグループオーナー(GO)として選択される(575)。
続いて、情報処理装置200の制御部230は、情報処理装置100、310、320に対してP2Pの接続要求を行い、P2Pの接続処理を行う(576乃至587)。なお、これらの各処理(576乃至587)は、図16に示す各処理(535乃至546)に対応する。
また、情報処理装置320の制御部(図2に示す制御部230に対応)は、決定されたトポロジを形成するためのP2Pの接続要求を情報処理装置340に対して行う(588、589)。例えば、情報処理装置320の制御部は、P2Pの接続要求を情報処理装置340に送信する(588、589)。続いて、情報処理装置320の制御部は、情報処理装置340との間で、P2Pの接続処理を行う(590、591)。
続いて、情報処理装置200の制御部230は、各情報処理装置間のP2Pの接続処理が完了した場合には、トポロジ形成完了通知を情報処理装置100、310、320に送信する(592乃至597)。なお、これらの各処理(592乃至597)は、図17に示す各処理(551乃至556)に対応する。
また、情報処理装置320の制御部は、情報処理装置320および340間のP2Pの接続処理が完了した場合には、トポロジ形成完了通知を情報処理装置340に送信する(598、599)。
なお、図20に示す各情報処理装置間の接続処理の順序は、一例であり、他の順序とするようにしてもよい。他の順序とする場合の一例を図21に示す。
図21は、本技術の第1の実施の形態における通信システム20を構成する各装置間における通信処理例を示すシーケンスチャートである。なお、図21は、図20に示すシーケンスチャートの一部を変形したものである。このため、図21に示すシーケンスチャートと共通する部分には、同一の符号を付してこれらの説明の一部を省略する。
情報処理装置200の制御部230は、情報処理装置100、320、310の順序で、P2Pの接続要求を行い、P2Pの接続処理を行う(601乃至606、611乃至616)。また、情報処理装置320の制御部は、情報処理装置200からP2Pの接続要求を受信した後に(606)、P2Pの接続要求を情報処理装置340に対して行い(607、608)、情報処理装置340との間でP2Pの接続処理を行う(609、610)。
このように、情報処理装置200の制御部230は、グループに属する情報処理装置のうちで、サブグループを形成する複数の情報処理装置が存在する場合には、複数の情報処理装置のうちの何れかをアプリケーショングループサブリーダとして決定する。例えば、情報処理装置200の制御部230は、サブグループを形成する情報処理装置320、340のうち、情報処理装置320をアプリケーショングループサブリーダとして決定する。
この場合には、情報処理装置320の制御部は、アプリケーショングループリーダ(情報処理装置200)からの指示に基づいて、アプリケーショングループサブリーダとして、アプリケーショングループリーダとの間で接続処理を行うように制御する。
[情報処理装置の動作例]
図22乃至図25は、本技術の第1の実施の形態における情報処理装置200による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図22では、主に、情報処理装置200がグループ化処理の開始を行う場合の動作例を示す。また、図24では、主に、情報処理装置200が仮のグループリーダに決定された場合の動作例を示す。また、図25では、主に、情報処理装置200がUI表示指示を受信してアプリ選択操作を行う場合の動作例を示す。また、図23では、主に、その他の動作例を示す。
最初に、制御部230は、グループ化処理の開始を指示するためのトリガを出力するためのユーザ操作が行われたか否かを判断する(ステップS901)。そのトリガを出力するためのユーザ操作が行われた場合には(ステップS901)、制御部230は、Service Queryを他の情報処理装置に送信する(ステップS902)。
続いて、制御部230は、Service Responseを受信したか否かを判断する(ステップS903)。そして、Service Responseを受信していない場合には(ステップS903)、監視を継続して行う。
Service Responseを受信した場合には(ステップS903)、制御部230は、仮のグループリーダを決定する(ステップS904)。続いて、制御部230は、自装置が仮のグループリーダであるか否かを判断する(ステップS905)。そして、自装置が仮のグループリーダでない場合には(ステップS905)、制御部230は、仮のグループリーダ決定通知を、仮のグループリーダに決定された情報処理装置に送信する(ステップS906)。
また、グループ化処理の開始を指示するためのトリガを出力するためのユーザ操作が行われていない場合には(ステップS901)、制御部230は、Service Queryを受信したか否かを判断する(ステップS907)。そして、Service Queryを受信していない場合には(ステップS907)、一定時間が経過するまでの間(ステップS908)、監視を継続して行う。
Service Queryを受信した場合には(ステップS907)、制御部230は、そのService Queryを送信した情報処理装置に、Service Responseを送信する(ステップS909)。なお、ステップS902、S903、S907、S909は、特許請求の範囲に記載のやりとりを行う手順の一例である。
続いて、制御部230は、仮のグループリーダ決定通知を受信したか否かを判断する(ステップS910)。そして、仮のグループリーダ決定通知を受信していない場合には(ステップS910)、制御部230は、UI表示指示を受信したか否かを判断する(ステップS911)。
UI表示指示を受信していない場合には(ステップS911)、制御部230は、アプリリーダ決定通知を受信したか否かを判断する(ステップS912)。そして、アプリリーダ決定通知を受信した場合には(ステップS912)、制御部230は、アプリリーダ処理を行う(ステップS930)。このアプリリーダ処理については、図26を参照して詳細に説明する。
アプリリーダ決定通知を受信していない場合には(ステップS912)、制御部230は、アプリサブリーダ決定通知を受信したか否かを判断する(ステップS913)。そして、アプリサブリーダ決定通知を受信した場合には(ステップS913)、制御部230は、アプリサブリーダ処理を行う(ステップS950)。このアプリサブリーダ処理については、図27を参照して詳細に説明する。
また、アプリサブリーダ決定通知を受信していない場合には(ステップS913)、制御部230は、その他処理を行う(ステップS960)。その他処理については、図28を参照して詳細に説明する。
また、仮のグループリーダ決定通知を受信した場合には(ステップS910)、制御部230は、自装置はUI表示が可能であるか否かを判断する(ステップS914)。図2に示すように、情報処理装置200は、UI表示が可能である。このため、ステップS917に進む。
なお、UI表示が不可能である情報処理装置の場合には、UI表示指示を送信する(ステップS915)。続いて、アプリケーション選択情報を受信したか否かを判断し(ステップS916)、アプリケーション選択情報を受信した場合には、ステップS921に進む。
また、UI表示指示を受信した場合には(ステップS911)、制御部230は、アプリ選択画面(アプリケーション選択画面)を表示部260に表示させる(ステップS917)。続いて、制御部230は、アプリ選択画面においてアプリケーションの選択操作が行われたか否かを判断する(ステップS918)。
その選択操作が行われた場合には(ステップS918)、制御部230は、自装置は仮のグループリーダであるか否かを判断する(ステップS919)。自装置が仮のグループリーダでない場合には(ステップS919)、制御部230は、その選択操作により選択されたアプリケーションに対応するアプリケーション選択情報を、仮のグループリーダに送信する(ステップS920)。そして、ステップS912に進む。
自装置が仮のグループリーダである場合には(ステップS919)、制御部230は、その選択操作により選択されたアプリケーションを有する情報処理装置を、アプリリーダ(アプリケーショングループリーダ)に決定する(ステップS921)。また、アプリケーション選択情報を受信した場合には(ステップS916)、制御部230は、受信したアプリケーション選択情報により特定されるアプリケーションを有する情報処理装置を、アプリリーダに決定する(ステップS921)。なお、ステップS921は、特許請求の範囲に記載の決定手順の一例である。
続いて、制御部230は、仮のグループリーダとアプリリーダとが同一であるか否かを判断する(ステップS922)。そして、仮のグループリーダとアプリリーダとが同一である場合には(ステップS922)、制御部230は、アプリリーダ処理を行う(ステップS930)。このアプリリーダ処理については、図26を参照して詳細に説明する。また、仮のグループリーダとアプリリーダとが同一でない場合には(ステップS922)、制御部230は、アプリリーダ決定通知を、アプリリーダに決定された情報処理装置に送信する(ステップS923)。
[アプリリーダの動作例]
図26は、本技術の第1の実施の形態における情報処理装置200による通信処理手順のうちのアプリリーダ処理手順(図23、図25に示すステップS930の処理手順)を示すフローチャートである。
最初に、制御部230は、トポロジを決定する(ステップS931)。続いて、制御部230は、サブグループが形成されるか否かを判断する(ステップS932)。そして、サブグループが形成されない場合には(ステップS932)、ステップS935に進む。
また、サブグループが形成される場合には(ステップS932)、制御部230は、アプリサブリーダ(アプリケーショングループサブリーダ)を決定する(ステップS933)。続いて、制御部230は、アプリサブリーダ決定通知を、アプリサブリーダに決定された情報処理装置に送信する(ステップS934)。
続いて、制御部230は、グループオーナーを選択する(ステップS935)。この場合には、情報処理装置200がグループオーナーに選択される(ステップS935)。
続いて、制御部230は、接続要求送信処理(ステップS936)、P2P接続処理(ステップS937)、トポロジ形成完了通知送信処理(ステップS938)を行う。なお、これらの各処理は、情報処理装置毎に順次行うようにしてもよく、複数の情報処理装置について同時に行うようにしてもよい。
続いて、制御部230は、トポロジが形成されたグループを構成する各情報処理装置との間でデータ通信を行うデータ通信処理を開始する(ステップS939)。続いて、制御部230は、データ通信処理が終了したか否かを判断し(ステップS940)、データ通信処理が終了していない場合には、データ通信処理を継続して行う(ステップS939)。また、データ通信処理が終了した場合には(ステップS940)、アプリリーダ処理の動作を終了する。なお、この場合には、トポロジが形成されたグループの各接続を切断するための各処理を行うが、ここでの図示およびその説明を省略する。
[アプリサブリーダの動作例]
図27は、本技術の第1の実施の形態における情報処理装置200による通信処理手順のうちのアプリサブリーダ処理手順(図23に示すステップS950の処理手順)を示すフローチャートである。
最初に、制御部230は、グループオーナーを選択する(ステップS951)。この場合には、情報処理装置200が、サブグループのグループオーナーに選択される(ステップS951)。
続いて、制御部230は、アプリリーダから接続要求を受信したか否かを判断する(ステップS952)。そして、アプリリーダから接続要求を受信した場合には(ステップS952)、制御部230は、アプリリーダとの間でP2P接続処理を行う(ステップS953)。
続いて、制御部230は、サブグループ内で接続要求送信処理(ステップS954)、P2P接続処理(ステップS955)を行う。なお、これらの各処理は、情報処理装置毎に順次行うようにしてもよく、複数の情報処理装置について同時に行うようにしてもよい。
続いて、制御部230は、アプリリーダからトポロジ形成完了通知を受信したか否かを判断する(ステップS956)。そして、アプリリーダからトポロジ形成完了通知を受信した場合には(ステップS956)、制御部230は、トポロジが形成されたグループを構成する各情報処理装置との間でデータ通信を行うデータ通信処理を開始する(ステップS957)。なお、トポロジが形成されたグループには、メイングループおよびサブグループが含まれる。続いて、制御部230は、データ通信処理が終了したか否かを判断し(ステップS958)、データ通信処理が終了していない場合には、データ通信処理を継続して行う(ステップS957)。また、データ通信処理が終了した場合には(ステップS958)、アプリサブリーダ処理の動作を終了する。なお、この場合には、トポロジが形成されたグループの各接続を切断するための各処理を行うが、ここでの図示およびその説明を省略する。
[その他の動作例]
図28は、本技術の第1の実施の形態における情報処理装置200による通信処理手順のうちのその他処理手順(図23に示すステップS960の処理手順)を示すフローチャートである。
最初に、制御部230は、アプリリーダから接続要求を受信したか否かを判断する(ステップS961)。そして、アプリリーダから接続要求を受信した場合には(ステップS961)、制御部230は、アプリリーダとの間でP2P接続処理を行う(ステップS961)。
続いて、制御部230は、アプリリーダからトポロジ形成完了通知を受信したか否かを判断する(ステップS963)。そして、アプリリーダからトポロジ形成完了通知を受信した場合には(ステップS963)、制御部230は、アプリリーダとの間でデータ通信を行うデータ通信処理を開始する(ステップS964)。続いて、制御部230は、データ通信処理が終了したか否かを判断し(ステップS965)、データ通信処理が終了していない場合には、データ通信処理を継続して行う(ステップS964)。また、データ通信処理が終了した場合には(ステップS965)、その他処理の動作を終了する。なお、この場合には、トポロジが形成されたグループの各接続を切断するための各処理を行うが、ここでの図示およびその説明を省略する。
なお、本技術の実施の形態では、ノンリニア編集してインターネットリアルタイム配信する通信システムの例を示したが、他の通信システムについても適用することができる。例えば、複数の情報処理装置から出力される画像データをテレビジョンで視聴する通信システム、複数の情報処理装置から出力される画像データをBDレコーダにダビングする通信システムに本技術の実施の形態を適用することができる。
また、本技術の実施の形態では、グループ化処理の開始を指示するためのトリガに基づいて、新たにトポロジを形成する例を示した。ただし、そのトリガを出力する前に、既にトポロジが形成されていることも想定される。このように、既にトポロジが形成されている各情報処理装置に対して、グループ化処理の開始を指示するためのトリガが出力された場合には、このトリガに基づいて、既に形成されているトポロジを、最適なトポロジに再構築するようにしてもよい。すなわち、情報処理装置200の制御部230は、トポロジの決定前に、グループに属する各情報処理装置により他のトポロジが形成されている場合には、各情報処理装置について新たに決定されたトポロジを再構築するための制御を行うようにしてもよい。
また、本技術の実施の形態では、1つの無線通信方式を用いる例を示したが、複数の無線通信方式を用いるようにしてもよい。例えば、無線通信の開始時(例えば、グループ化処理の開始指示後におけるCapability情報のやりとり時)には、NFCにより各情報のやりとりを行う。例えば、NFCにより、Wi−Fi Directの接続に必要となる情報(例えば、SSID(Service Set Identifier))や上述した各情報(例えば、Capability情報)のやりとりのみを行う。そして、これ以降のデータのやりとりについては、Wi−Fi Directにより行うことができる。また、NFCおよびWi−Fi Directを用いる他の無線通信方式を用いるようにしてもよい(例えば、国際公開第2013/153925号参照。)
例えば、NFCの通信範囲は、1乃至10cm程度である。このため、例えば、グループ化処理の開始指示を行う場合には、グループ化処理の開始指示を行う情報処理装置(例えば、ユーザが所有するスマートフォン)を他の情報処理装置にタッチするような動作をユーザが行う。このように、ユーザが所有する情報処理装置(例えば、スマートフォン)を、グループ化を所望する各情報処理装置にタッチするような動作を繰り返し行うことにより、ユーザが所望するグループ化を適切に行うことができる。
例えば、結婚式会場において、いくつかの機器をグループ化して大画面の表示装置に画像を表示する場合を想定する。この場合には、グループ化処理の開始指示を行う情報処理装置(例えば、スマートフォン)を、グループ化すべき各機器に順次タッチすることにより、各機器のグループ化を適切に行うことができる。また、結婚式会場以外でも、例えば、運動会の会場、作業場等においても、各機器のグループ化を適切に行うことができる。
このように、本技術の実施の形態によれば、無線資源を効率的に利用するための情報処理装置のグループ化を容易に迅速に行うことができる。これにより、無線通信を利用したアプリケーションの実行を適切に行うことができる。
<2.応用例>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、情報処理装置100、200、310、320、330、340は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、テレビジョン受像機、プリンタ、デジタルスキャナ若しくはネットワークストレージなどの固定端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、情報処理装置100、200、310、320、330、340は、スマートメータ、自動販売機、遠隔監視装置又はPOS(Point Of Sale)端末などの、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、情報処理装置100、200、310、320、330、340は、これら端末に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
[2−1.第1の応用例]
図29は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース913、アンテナスイッチ914、アンテナ915、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース913は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース913は、インフラストラクチャーモードにおいては、他の装置と無線LANアクセスポイントを介して通信し得る。また、無線通信インタフェース913は、アドホックモード又はWi−Fi Direct等のダイレクト通信モードにおいては、他の装置と直接的に通信し得る。なお、Wi−Fi Directでは、アドホックモードとは異なり2つの端末の一方がアクセスポイントとして動作するが、通信はそれら端末間で直接的に行われる。無線通信インタフェース913は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF(Radio Frequency)回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース913は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース913は、無線LAN方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又はセルラ通信方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよい。アンテナスイッチ914は、無線通信インタフェース913に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ915の接続先を切り替える。アンテナ915は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース913による無線信号の送信及び受信のために使用される。
なお、図29の例に限定されず、スマートフォン900は、複数のアンテナ(例えば、無線LAN用のアンテナ及び近接無線通信方式用のアンテナ、など)を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ914は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース913及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図29に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図29に示したスマートフォン900において、図2を用いて説明した制御部230は、無線通信インタフェース913において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。
なお、スマートフォン900は、プロセッサ901がアプリケーションレベルでアクセスポイント機能を実行することにより、無線アクセスポイント(ソフトウェアAP)として動作してもよい。また、無線通信インタフェース913が無線アクセスポイント機能を有していてもよい。
[2−2.第2の応用例]
図30は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、アンテナスイッチ934、アンテナ935及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、インフラストラクチャーモードにおいては、他の装置と無線LANアクセスポイントを介して通信し得る。また、無線通信インタフェース933は、アドホックモード又はWi−Fi Direct等のダイレクト通信モードにおいては、他の装置と直接的に通信し得る。無線通信インタフェース933は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース933は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、無線LAN方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又はセルラ通信方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよい。アンテナスイッチ934は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路の間でアンテナ935の接続先を切り替える。アンテナ935は、単一の又は複数のアンテナ素子を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送信及び受信のために使用される。
なお、図30の例に限定されず、カーナビゲーション装置920は、複数のアンテナを備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ934は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図30に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図30に示したカーナビゲーション装置920において、図2を用いて説明した制御部230は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)
ユーザ操作または他の情報処理装置からの要求に関する情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した情報に応じて、無線通信を利用して他の情報処理装置との間でCapability情報のやりとりを行い、当該情報処理装置および前記他の情報処理装置を含むグループにより実行されるアプリケーションの実行時における前記グループのリーダであるアプリケーショングループリーダを、前記Capability情報に基づいて決定するための制御を行う制御部と
を具備する情報処理装置。
(2)
前記制御部は、前記アプリケーションを当該情報処理装置が有するか否かを示すアプリケーション情報を前記Capability情報に含める前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記制御部は、前記アプリケーション情報に基づいて、前記アプリケーショングループリーダを決定する前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記制御部は、前記アプリケーションを有する情報処理装置が前記グループに複数存在する場合には、実行すべきアプリケーションをユーザ操作により選択するための選択情報を表示部に表示させ、前記ユーザ操作により選択されたアプリケーションを有する情報処理装置を前記アプリケーショングループリーダとして決定する前記(1)から(3)のいずれかに記載の情報処理装置。
(5)
前記制御部は、当該情報処理装置が前記グループのグループオーナーとして動作するための優先度に関する優先度情報を前記Capability情報に含める前記(1)から(4)のいずれかに記載の情報処理装置。
(6)
前記制御部は、前記優先度情報に基づいて、前記アプリケーショングループリーダを決定する前記(5)に記載の情報処理装置。
(7)
前記制御部は、前記アプリケーションを当該情報処理装置が有するか否かを示すアプリケーション情報と当該情報処理装置が前記グループのグループオーナーとして動作するための優先度に関する優先度情報とを前記Capability情報に含め、前記アプリケーション情報および前記優先度情報に基づいて、前記アプリケーショングループリーダを決定する前記(1)に記載の情報処理装置。
(8)
前記制御部は、前記グループのグループオーナーに関するグループオーナー情報を前記Capability情報に含める前記(1)から(7)のいずれかに記載の情報処理装置。
(9)
前記制御部は、前記グループオーナー情報に基づいて、前記アプリケーショングループリーダを決定する前記(8)に記載の情報処理装置。
(10)
前記制御部は、前記アプリケーションを当該情報処理装置が有するか否かを示すアプリケーション情報と前記グループのグループオーナーに関するグループオーナー情報とを前記Capability情報に含め、前記アプリケーション情報および前記グループオーナー情報に基づいて、前記アプリケーショングループリーダを決定する前記(1)に記載の情報処理装置。
(11)
前記制御部は、前記グループに属する情報処理装置のうちで、前記グループ内に他のグループであるサブグループを形成する複数の情報処理装置が存在する場合には、前記複数の情報処理装置のうちの何れかを前記アプリケーションの実行時における前記サブグループのリーダであるアプリケーショングループサブリーダとして決定する前記(1)から(10)のいずれかに記載の情報処理装置。
(12)
前記制御部は、前記Capability情報を含むサービスディスカバリ情報のやりとりを行う前記(1)から(11)のいずれかに記載の情報処理装置。
(13)
前記制御部は、無線LAN(Local Area Network)、NFC(Near Field Communication)、Bluetooth、赤外線の何れかを利用して、前記Capability情報のやりとりを行う前記(1)から(12)のいずれかに記載の情報処理装置。
(14)
無線通信を利用して当該情報処理装置および他の情報処理装置との間でやりとりされたCapability情報に基づいて、当該情報処理装置および前記他の情報処理装置を含むグループにより実行されるアプリケーションの実行時における前記グループのリーダであるアプリケーショングループリーダに当該情報処理装置が決定された場合に、前記アプリケーションを実行するための前記グループのトポロジを決定するための制御を行う制御部を具備する情報処理装置。
(15)
前記制御部は、前記決定されたトポロジに基づいて前記グループに属する各情報処理装置との間で無線通信を利用した接続を行うための接続処理を行う前記(14)に記載の情報処理装置。
(16)
前記制御部は、前記決定されたトポロジに基づく前記各情報処理装置との前記接続処理が完了した場合には、その旨を通知するための通知情報を前記各情報処理装置に送信する前記(15)に記載の情報処理装置。
(17)
前記制御部は、前記トポロジの決定前に前記グループに属する各情報処理装置により他のトポロジが形成されている場合には、前記各情報処理装置について前記決定されたトポロジを再構築する前記(14)から(16)のいずれかに記載の情報処理装置。
(18)
無線通信を利用して当該情報処理装置および他の情報処理装置との間でやりとりされたCapability情報に基づいて決定された情報処理装置であって、当該情報処理装置および前記他の情報処理装置を含むグループにより実行されるアプリケーションの実行時における前記グループのリーダであるアプリケーショングループリーダからの指示に基づいて、前記アプリケーショングループリーダとの間で無線通信を利用した接続を行うための接続処理を行うように制御する制御部を具備する情報処理装置。
(19)
無線通信を利用して当該情報処理装置および他の情報処理装置との間でやりとりされたCapability情報に基づいて決定された情報処理装置であって、当該情報処理装置および前記他の情報処理装置を含むグループにより実行されるアプリケーションの実行時における前記グループのリーダであるアプリケーショングループリーダからの指示に基づいて、前記グループ内に形成される他のグループであるサブグループのリーダであるアプリケーショングループサブリーダとして、前記アプリケーショングループリーダとの間で無線通信を利用した接続を行うための接続処理を行うように制御する制御部を具備する情報処理装置。
(20)
ユーザ操作または他の情報処理装置からの要求に応じて、無線通信を利用して他の情報処理装置との間でCapability情報のやりとりを行う手順と、
当該情報処理装置および前記他の情報処理装置を含むグループにより実行されるアプリケーションの実行時における前記グループのリーダであるアプリケーショングループリーダを、前記Capability情報に基づいて決定する決定手順と
を具備する情報処理方法。
10、20 通信システム
11 ルータ
12 ネットワーク
13 表示装置
14 表示部
100、200、310、320、330、340 情報処理装置
110 表示部
210 アンテナ
220 通信部
230 制御部
240 メモリ
250 操作受付部
260 表示部
270 音声出力部
900 スマートフォン
901 プロセッサ
902 メモリ
903 ストレージ
904 外部接続インタフェース
906 カメラ
907 センサ
908 マイクロフォン
909 入力デバイス
910 表示デバイス
911 スピーカ
913 無線通信インタフェース
914 アンテナスイッチ
915 アンテナ
917 バス
918 バッテリー
919 補助コントローラ
920 カーナビゲーション装置
921 プロセッサ
922 メモリ
924 GPSモジュール
925 センサ
926 データインタフェース
927 コンテンツプレーヤ
928 記憶媒体インタフェース
929 入力デバイス
930 表示デバイス
931 スピーカ
933 無線通信インタフェース
934 アンテナスイッチ
935 アンテナ
938 バッテリー
941 車載ネットワーク
942 車両側モジュール

Claims (20)

  1. ユーザ操作または他の情報処理装置からの要求に関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した情報に応じて、無線通信を利用して他の情報処理装置との間でCapability情報のやりとりを行い、当該情報処理装置および前記他の情報処理装置を含むグループにより実行されるアプリケーションの実行時における前記グループのリーダであるアプリケーショングループリーダを、前記Capability情報に基づいて決定するための制御を行う制御部と
    を具備する情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記アプリケーションを当該情報処理装置が有するか否かを示すアプリケーション情報を前記Capability情報に含める請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、前記アプリケーション情報に基づいて、前記アプリケーショングループリーダを決定する請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記アプリケーションを有する情報処理装置が前記グループに複数存在する場合には、実行すべきアプリケーションをユーザ操作により選択するための選択情報を表示部に表示させ、前記ユーザ操作により選択されたアプリケーションを有する情報処理装置を前記アプリケーショングループリーダとして決定する請求項1記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、当該情報処理装置が前記グループのグループオーナーとして動作するための優先度に関する優先度情報を前記Capability情報に含める請求項1記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記優先度情報に基づいて、前記アプリケーショングループリーダを決定する請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、前記アプリケーションを当該情報処理装置が有するか否かを示すアプリケーション情報と当該情報処理装置が前記グループのグループオーナーとして動作するための優先度に関する優先度情報とを前記Capability情報に含め、前記アプリケーション情報および前記優先度情報に基づいて、前記アプリケーショングループリーダを決定する請求項1記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、前記グループのグループオーナーに関するグループオーナー情報を前記Capability情報に含める請求項1記載の情報処理装置。
  9. 前記制御部は、前記グループオーナー情報に基づいて、前記アプリケーショングループリーダを決定する請求項8記載の情報処理装置。
  10. 前記制御部は、前記アプリケーションを当該情報処理装置が有するか否かを示すアプリケーション情報と前記グループのグループオーナーに関するグループオーナー情報とを前記Capability情報に含め、前記アプリケーション情報および前記グループオーナー情報に基づいて、前記アプリケーショングループリーダを決定する請求項1記載の情報処理装置。
  11. 前記制御部は、前記グループに属する情報処理装置のうちで、前記グループ内に他のグループであるサブグループを形成する複数の情報処理装置が存在する場合には、前記複数の情報処理装置のうちの何れかを前記アプリケーションの実行時における前記サブグループのリーダであるアプリケーショングループサブリーダとして決定する請求項1記載の情報処理装置。
  12. 前記制御部は、前記Capability情報を含むサービスディスカバリ情報のやりとりを行う請求項1記載の情報処理装置。
  13. 前記制御部は、無線LAN(Local Area Network)、NFC(Near Field Communication)、Bluetooth、赤外線の何れかを利用して、前記Capability情報のやりとりを行う請求項1記載の情報処理装置。
  14. 無線通信を利用して当該情報処理装置および他の情報処理装置との間でやりとりされたCapability情報に基づいて、当該情報処理装置および前記他の情報処理装置を含むグループにより実行されるアプリケーションの実行時における前記グループのリーダであるアプリケーショングループリーダに当該情報処理装置が決定された場合に、前記アプリケーションを実行するための前記グループのトポロジを決定するための制御を行う制御部を具備する情報処理装置。
  15. 前記制御部は、前記決定されたトポロジに基づいて前記グループに属する各情報処理装置との間で無線通信を利用した接続を行うための接続処理を行う請求項14記載の情報処理装置。
  16. 前記制御部は、前記決定されたトポロジに基づく前記各情報処理装置との前記接続処理が完了した場合には、その旨を通知するための通知情報を前記各情報処理装置に送信する請求項15記載の情報処理装置。
  17. 前記制御部は、前記トポロジの決定前に前記グループに属する各情報処理装置により他のトポロジが形成されている場合には、前記各情報処理装置について前記決定されたトポロジを再構築する請求項14記載の情報処理装置。
  18. 無線通信を利用して当該情報処理装置および他の情報処理装置との間でやりとりされたCapability情報に基づいて決定された情報処理装置であって、当該情報処理装置および前記他の情報処理装置を含むグループにより実行されるアプリケーションの実行時における前記グループのリーダであるアプリケーショングループリーダからの指示に基づいて、前記アプリケーショングループリーダとの間で無線通信を利用した接続を行うための接続処理を行うように制御する制御部を具備する情報処理装置。
  19. 無線通信を利用して当該情報処理装置および他の情報処理装置との間でやりとりされたCapability情報に基づいて決定された情報処理装置であって、当該情報処理装置および前記他の情報処理装置を含むグループにより実行されるアプリケーションの実行時における前記グループのリーダであるアプリケーショングループリーダからの指示に基づいて、前記グループ内に形成される他のグループであるサブグループのリーダであるアプリケーショングループサブリーダとして、前記アプリケーショングループリーダとの間で無線通信を利用した接続を行うための接続処理を行うように制御する制御部を具備する情報処理装置。
  20. ユーザ操作または他の情報処理装置からの要求に応じて、無線通信を利用して他の情報処理装置との間でCapability情報のやりとりを行う手順と、
    当該情報処理装置および前記他の情報処理装置を含むグループにより実行されるアプリケーションの実行時における前記グループのリーダであるアプリケーショングループリーダを、前記Capability情報に基づいて決定する決定手順と
    を具備する情報処理方法。
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