JP2015154128A - マルチキャスト中継装置、マルチキャスト配信システム及びマルチキャスト配信方法 - Google Patents

マルチキャスト中継装置、マルチキャスト配信システム及びマルチキャスト配信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の属性に応じて配信経路が動的に構築されるマルチキャスト中継装置を提供する。【解決手段】複数の配信サーバのそれぞれに設定されたアドレスを仮想化した仮想化アドレスが配信要求に含まれている場合、配信を利用する利用者の属性情報に基づいて配信サーバのいずれかを決定する配信サーバ決定部282と、配信サーバ決定部282によって決定された配信サーバから端末装置にマルチキャストトラフィックが配信される配信経路を構築するルーティングプロトコル処理部281及び方路設定部283と、を有する。【選択図】図2

Description

本件は、マルチキャスト中継装置、マルチキャスト配信システム及びマルチキャスト配信方法に関する。
インターネットを利用して動画を配信する技術として、IPマルチキャストが知られている。IPマルチキャストでは、動画をマルチキャストトラフィックにより配信する配信サーバと配信された動画を受信する端末装置が利用される。配信サーバと端末装置との間には、配信サーバから配信されたマルチキャストトラフィックを中継する中継装置が設置される。例えば、配信元の配信サーバを特定するサーバアドレスとマルチキャストグループを特定するグループアドレスを含む番組表に基づいて、端末装置から動画の配信要求としてマルチキャストグループへの参加要求が送信されると、中継装置によって配信サーバと端末装置との間にマルチキャストトラフィックの配信経路が構築される。配信サーバから配信されるマルチキャストトラフィックは、構築された配信経路に従って端末装置に配信される。
上述したIPマルチキャストでは種々の技術が提案されている。例えば、IPマルチキャストで複数の配信サーバが利用された場合に、配信サーバを特定していない配信要求が端末装置から送信されると、端末装置と接続された中継装置が優先度に応じて配信サーバを選択する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、インターネットを用いる放送型サービスでは、仮想インターネットアドレスを受け付けた場合に、該仮想インターネットアドレスを、コンテンツを利用者に参照させるコンテンツ制御装置のインターネットアドレスに変換する技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−72756号公報 特開平11−85650号公報
上述したように、参加要求を受信した中継装置はサーバアドレス及びグループアドレスに基づいて配信経路を構築する。しかしながら、例えば配信事業者と配信利用者との契約種別の変更(例えば仮契約から本契約への変更)といった利用者の属性の変更に基づいて配信サーバを切り替える場合、切り替え後の配信サーバと端末装置との配信経路を構築するために、端末装置はサーバアドレスとグループアドレスを含む番組表を新たに取得し直し、これらのアドレスを含む参加要求を別途送信する必要がある。すなわち、利用者の属性が変更されても、配信経路は動的に切り替わらないという問題点がある。
そこで、1つの側面では、本件は、利用者の属性に応じて配信経路が動的に構築されるマルチキャスト中継装置、マルチキャスト配信システム及びマルチキャスト配信方法を提供することを目的とする。
本明細書に開示のマルチキャスト中継装置は、複数の配信サーバのそれぞれに設定されたアドレスを仮想化した仮想化アドレスが配信要求に含まれている場合、配信を利用する利用者の属性情報に基づいて前記配信サーバのいずれかを決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された配信サーバから端末装置にマルチキャストトラフィックが配信される配信経路を構築する構築手段と、を有するマルチキャスト中継装置である。
本明細書に開示のマルチキャスト配信システムは、上述したマルチキャスト中継装置と、前記属性情報を管理する管理手段と、前記属性情報が変更された場合に変更後の前記属性情報を前記マルチキャスト中継装置に通知する通知手段とを含む管理装置と、を有するマルチキャスト配信システムである。
本明細書に開示のマルチキャスト配信方法は、配信を利用する利用者の属性情報が変更された場合に変更後の前記属性情報を通知する通知ステップと、複数の配信サーバのそれぞれに設定されたアドレスを仮想化した仮想化アドレスが配信要求に含まれている場合、前記通知ステップによって通知された変更後の前記属性情報に基づいて前記配信サーバのいずれかを決定する決定ステップと、前記決定ステップによって決定された配信サーバから端末装置にマルチキャストトラフィックが配信される配信経路を構築する構築ステップと、を有するマルチキャスト配信方法である。
本明細書に開示のマルチキャスト中継装置、マルチキャスト配信システム及びマルチキャスト配信方法によれば、利用者の属性に応じて配信経路を動的に構築することができる。
図1は、マルチキャスト配信システムの一例を説明するための図である。 図2は、LHRのブロック図の一例である。 図3(a)は、ユニキャストルーティングテーブルの一例である。図3(b)は、マルチキャストルーティングテーブルの一例である。図3(c)は、変換テーブルの一例である。図3(d)は、利用者情報テーブルの一例である。図3(e)は、サーバ管理テーブルの一例である。 図4は、LHRのハードウェア構成の一例である。 図5は、LHRの動作の一例を示すフローチャートである。 図6(a)は、第1の参加要求のメッセージフォーマットの一例である。図6(b)は、変換テーブルの一例である。図6(c)は、マルチキャストルーティングテーブルの一例である。図6(d)は、LHR−FHR間で用いられる第2の参加要求のメッセージフォーマットの一例である。図6(e)は、LHR−FHR間で用いられる第2の参加要求のメッセージフォーマットの他の一例である。 図7は、パケット配信システムの動作の一例を説明するための図である。 図8は、パケット配信システムの動作の一例を説明するための図である。 図9は、パケット配信システムの動作の一例を説明するための図である。 図10は、マルチキャストパケットの一例である。 図11は、パケット配信システムのシーケンスの一例である。 図12は、LHRの動作の一部を例示するフローチャートである。 図13(a)は、サーバ管理テーブルの他の一例である。図13(b)は、変換テーブルの他の一例である。図13(c)は、マルチキャストルーティングテーブルの他の一例である。 図14は、管理サーバのブロック図である。 図15は、管理サーバのハードウェア構成の一例である。 図16は、管理サーバの動作の一例を示すフローチャートである。 図17は、利用者情報の変更例を説明するための図である。 図18は、配信経路が切り替えられる前のマルチキャスト中継システムの動作を説明するための図である。 図19は、LHR(ユーザ管理部)の動作の一例を示すフローチャートである。 図20は、LHR(マルチキャスト経路制御部)の動作の一例を示すフローチャートである。 図21(a)は、更新前後の変換テーブルを説明するための図である。図21(b)は、マルチキャストルーティングテーブルが変更される様子を説明するための図である。 図22は、配信経路が切り替えられた後のマルチキャスト中継システムの動作を説明するための図である。 図23は、パケット配信システムのシーケンスの他の一例である。 図24(a)は、サーバ管理テーブルの他の一例である。図24(b)は、管理サーバの動作の一例を示すフローチャートである。 図25は、配信経路が切り替えられる前のマルチキャスト中継システムの動作を説明するための図である。 図26は、LHR(ユーザ管理部)の動作の一例を示すフローチャートである。 図27は、配信経路が切り替えられた後のマルチキャスト中継システムの動作を説明するための図である。
以下、本件を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、マルチキャスト配信システムSの一例を説明するための図である。
図1に示すように、マルチキャスト配信システムSは、少なくとも管理サーバ100とLast Hop Router(LHR:ラストホップルータ)200とを含んでいる。マルチキャスト配信システムSには、端末装置300,310と少なくとも2つの配信サーバ400,410が含まれていてもよい。尚、端末装置300,310としては、例えばPersonal Computer(PC)、タブレット型端末、スマートフォンを含む携帯電話機などがある。
管理サーバ100は、配信サーバ400,410が配信する動画の番組表、配信事業者と配信利用者との配信契約を含む利用者の属性情報などを管理する。管理サーバ100はLHR200と接続されており、LHR200に各種の情報を通知する。
LHR200は、IPネットワーク10の端末装置300,310側の境界に設置されたエッジルータである。LHR200は、各端末装置300,310及び隣接するNext Hop Router(NHR:ネクストホップルータ)500,510と接続されている。例えば、端末装置300,310とはそれぞれインタフェース「G01」,「G02」を介して接続されている。NHR500,510とはそれぞれインタフェース「G100」,「G101」を介して接続されている。LHR200は、配信要求として端末装置300から送信された第1の参加要求を受信して、第1の参加要求のプロトコル(例えばMulticast Listener Discovery Version 2(MLDv2))と異なるプロトコル(例えばProtocol Independent Multicast-Source Specific Mode(PIM−SSM))でNHR500,510に第2の参加要求を送信する。第1及び第2の参加要求は、マルチキャストグループに参加するための要求である。また、LHR200は、NHR500,510から出力されたマルチキャストパケット20を受信して、第1の参加要求を送信した端末装置300又は端末装置310にマルチキャストパケット20を中継する。尚、マルチキャストパケット20は、例えば所定の時刻になると配信サーバ400,410から番組表の内容に沿うようにそれぞれ配信される。一例を挙げると、配信サーバ400,410はそれぞれ同じ内容であるが品質の異なるマルチキャストパケット20を配信する。
次に、図2及び図3を参照して、上述したLHR200の詳細について説明する。
図2は、LHR200のブロック図の一例である。図3(a)は、ユニキャストルーティングテーブルの一例である。図3(b)は、マルチキャストルーティングテーブルの一例である。図3(c)は、変換テーブルの一例である。図3(d)は、利用者情報テーブルの一例である。図3(e)は、サーバ管理テーブルの一例である。
LHR200は、図2に示すように、UCテーブル記憶部210、MCテーブル記憶部220、通知情報記憶部230、第1送受信部240、第2送受信部250、パケット転送部260、ユニキャスト経路制御部270、マルチキャスト経路制御部280及びユーザ管理部290を含んでいる。
UCテーブル記憶部210は、ユニキャストルーティングテーブルを記憶する。ユニキャストルーティングテーブルは、図3(a)に示すように、宛先アドレス、送信元アドレス、ネクストホップアドレス、方路名及びメトリックを構成要素として含んでいる。当該ユニキャストルーティングテーブルによれば、例えば、宛先アドレスがFirst Hop Router(FHR:ファーストホップルータ)600に割り当てられたIPアドレス「R3」であって、送信元アドレスがLHR200に割り当てられたIPアドレス「R1」である第2の参加要求は、IPアドレス「R2」が割り当てられたNHR500に中継するために、パケット転送部260から方路名「G100」を有する第2送受信部250に出力される。同様に、宛先アドレスがFHR610に割り当てられたIPアドレス「R5」であって、送信元アドレスがLHR200に割り当てられたIPアドレス「R1」である第2の参加要求は、IPアドレス「R4」が割り当てられたNHR510に中継するために、パケット転送部260から方路名「G101」を有する第2送受信部250に出力される。
MCテーブル記憶部220は、マルチキャストルーティングテーブル及び変換テーブルを記憶する。マルチキャストルーティングテーブルは、マルチキャストパケット20の転送先を決定するテーブルである。マルチキャストルーティングテーブルは、図3(b)に示すように、エントリー名及び方路名を経路情報として含んでいる。エントリー名は、Source Address(SA:ソースアドレス)とGroup Address(GA:グループアドレス)を構成要素として含み、方路名は、Incoming Interface(IIF:入方路)とOutgoing Interface(OIF:出方路)を構成要素として含んでいる。マルチキャストルーティングテーブルに設定された入方路から所定のエントリー名を有するマルチキャストパケット20が入力された場合、当該マルチキャストパケット20はマルチキャストルーティングテーブルに基づいて、設定された出方路から出力される。
変換テーブルは仮想アドレスを配信サーバ400又は配信サーバ410の現実のサーバアドレスに変換するテーブルである。変換テーブルは、図3(c)に示すように、受信ソースアドレス、受信グループアドレス、端末アドレス、優先度及び変換後ソースアドレスを変換情報として含んでいる。優先度は利用者の属性(例えば契約の種別など)に応じて優先的に利用する配信サーバ400,410を決定する情報である。例えば、第1の参加要求に仮想化アドレス「V−A」が含まれていれば、変換テーブルによって配信サーバ400又は配信サーバ410の現実のサーバアドレスに変換される。
通知情報記憶部230は、利用者情報テーブル及びサーバ管理テーブルを記憶する。利用者情報テーブル及びサーバ管理テーブルは予め設定されているか、管理サーバ100から通知される。利用者情報テーブルは、図3(d)に示すように、ユーザID、端末アドレス、利用者の属性情報及び利用中の配信サーバのサーバアドレスを利用者情報として有する。ユーザIDは、利用者を識別する識別情報である。端末アドレスは、利用者が使用する端末装置300,310のIPアドレスである。属性情報は、利用者の属性に関する情報であって、例えば仮契約や本契約といった契約種別、ノーマルクラスやハイクラスといった会員クラス(又は会員種別)、動画を視聴可能な時間を制限する視聴制限時間等を含んでいる。配信サーバアドレスは、配信サーバ400,410のサーバアドレスである。本実施形態では、配信サーバ400にサーバアドレス「A−1」が割り当てられている。配信サーバ410にサーバアドレス「A−2」が割り当てられている。したがって、例えば配信事業者と仮契約を締結しているユーザID「U−S1」の利用者が使用する端末装置300にはIPアドレス「S1」が設定されており、当該利用者はサーバアドレス「A−1」の配信サーバ400から配信される動画を12時間に限り視聴できる。尚、図3(d)に示すように、仮解約を締結した利用者と本契約を締結した利用者とでは配信サーバ400,410が異なっている。これにより、例えば動画の品質を差別化できる。一例を挙げると、仮契約の利用者が動画を視聴する場合には、配信サーバ400は本契約への移行を勧める広告を含む動画を配信し、当該利用者が本契約となった場合、配信サーバ410は広告を含まない動画を配信する。
サーバ管理テーブルは、配信サーバ400,410に関する各種情報を管理する。サーバ管理テーブルは、図3(e)に示すように、ソースアドレス及びグループアドレスを要素とするエントリー名、配信サーバ400,410のアドレス及び優先度をサーバ情報として有している。サーバ管理テーブルによれば、エントリー名「V−A,G1」である第1の参加要求対し、属性に応じた優先度が「優先1」であればサーバアドレス「A−1」の配信サーバ400が割り当てられ、属性に応じた優先度が「優先2」であればサーバアドレス「A−2」の配信サーバ410が割り当てられる。
第1送受信部240は、インタフェースとして複数の入方路及び出方路を有している。第1送受信部240は、端末装置300又は端末装置310から送信された第1の参加要求を受信し、パケット転送部260に出力する。また、パケット転送部260から出力されたマルチキャストパケット20を端末装置300又は端末装置310に送信する。
第2送受信部250は、インタフェースとして複数の入方路及び出方路を有している。第2送受信部250は、NHR500又はNHR510から送信されたマルチキャストパケットを受信し、パケット転送部260に出力する。また、パケット転送部260から出力された第2の参加要求をNHR500又はNHR510に送信する。
パケット転送部260は、第1送受信部240から出力された第1の参加要求を受信すると、第2の参加要求をユニキャストルーティングテーブルに基づいて第2送受信部250に出力する。また、パケット転送部260は、第2送受信部250から出力されたマルチキャストパケットを受信すると、当該マルチキャストパケットをマルチキャストルーティングテーブルに基づいて第1送受信部240に出力する。
ユニキャスト経路制御部270は、ユニキャストルーティングテーブルを制御する。ユニキャスト経路制御部270は、ルーティングプロトコル処理部271を有する。ルーティングプロトコル処理部271は、ユニキャストルーティングテーブルを送受信したり、メトリックに基づいてユニキャストルーティングテーブルを生成したり更新したりする。生成されたユニキャストルーティングテーブルは、UCテーブル記憶部210に保存される。
マルチキャスト経路制御部280は、マルチキャストルーティングテーブルを制御する。マルチキャスト経路制御部280は、ルーティングプロトコル処理部281、配信サーバ決定部282及び方路設定部283を有する。ルーティングプロトコル処理部281は、方路が設定されたマルチキャストルーティングテーブルに基づいて、配信経路(配信ツリー)を生成(構築)したり更新したりする。配信サーバ決定部282は、配信サーバ400,410のそれぞれに設定されたサーバアドレス「A−1」,「A−2」を仮想化した仮想化アドレス「V−A」が第1の参加要求に含まれている場合、利用者の属性情報に基づいて配信サーバ400,410のいずれかを決定する。方路設定部283は、配信サーバ決定部282によって決定された配信サーバ400又は配信サーバ410に基づいて、マルチキャストルーティングテーブルに方路を設定する。
ユーザ管理部290は、利用者情報及びサーバ情報を管理する。ユーザ管理部290は、通知情報管理部291を有している。通知情報管理部291は、例えば管理サーバ100から通知された利用者情報及びサーバ情報を受信して通知情報記憶部230に登録する。したがって、図3(d)及び(e)を参照して説明した利用者情報テーブル及びサーバ管理テーブルが通知情報記憶部230に保存される。
次に、図4を参照して、上述したLHR200のハードウェア構成について説明する。
図4は、LHR200のハードウェア構成の一例である。尚、NHR500,510及びFHR600,610についても基本的にLHR200と同様の構成を有する。
LHR200は、Central Processing Unit(CPU)200A、Random Access Memory(RAM)200B、Read Only Memory(ROM)200C、通信Interface(I/F:インタフェース)200D、Field-Programmable gate array(FPGA)200E及び回線I/F200Fを含んでいる。これらの各機器200A〜200Eは、内部バス200Gによって互いに接続されている。また、FPGA200EはRAM200B及び回線I/F200Fと内部バス200Gと異なる通信路で接続されている。
通信I/F200Dは、例えばRegistered Jack 45(RJ−45)とPhysical Layer Chip(PHYチップ)とを備えている。LHR200は、通信I/F200Dを介して管理サーバ100と接続される。
FPGA200Eは、設計に基づいてプログラミングされることにより、パケット転送部260の機能を実現する。
回線I/F200Fは、例えばSmall Form-Factor Pluggable(SFP)とPHYチップとを備えている。回線I/F200Fは、第1送受信部240及び第2送受信部250の機能を実現する。
RAM200Bは、上述したUCテーブル記憶部210、MCテーブル記憶部220及び通知情報記憶部230を実現する。また、RAM200Bは、ROM200Cに記憶されたプログラムを読み込む。読み込まれたプログラムをCPU200Aが実行することにより、UCテーブル記憶部210、MCテーブル記憶部220、通知情報記憶部230、第1送受信部240、第2送受信部250及びパケット転送部260を除くLHR200の各部271〜291が実現される。また、読み込まれたプログラムをCPU200Aが実行することにより、後述する各種ステップが実行される。尚、プログラムは後述するフローチャートに応じたものとすればよい。
次に、図5乃至図10を参照して、LHR200の動作とパケット配信システムSの動作について説明する。
図5は、LHR200の動作の一例を示すフローチャートである。図6(a)は、第1の参加要求のメッセージフォーマットの一例である。図6(b)は、変換テーブルの一例である。図6(c)は、マルチキャストルーティングテーブルの一例である。図6(d)は、LHR−FHR間で用いられる第2の参加要求のメッセージフォーマットの一例である。図6(e)は、LHR−FHR間で用いられる第2の参加要求のメッセージフォーマットの他の一例である。図7乃至図9は、パケット配信システムSの動作の一例を説明するための図である。図10は、マルチキャストパケット20の一例である。
まず、図7に示すように、ユーザID「U−S1」を有する利用者が動画を視聴するために端末装置300を操作して、管理サーバ100から番組表を取得する。この場合、管理サーバ100は、グループアドレス「G1」、配信サーバ400,410のサーバアドレス「A−1」,「A−2」が仮想化された仮想化アドレス「V−A」を含む番組表を端末装置300に送信する。番組表を取得した端末装置300は、LHR200から送信された所定のメッセージ(例えばクエリメッセージ)に応じて、グループアドレス「G1」、仮想化アドレス「V−A」を含む第1の参加要求を定期的に送信する。第1の参加要求についてより詳しく説明すると、図6(a)に示すように、グループアドレス「G1」と仮想化アドレス「V−A」が第1の参加要求のデータ部に格納され、ヘッダ部である送信元アドレスと宛先アドレスにそれぞれ端末装置300のアドレス「S1」と固定値「FF02::16」が格納されている。尚、図7に示すように、番組表に沿った動画のマルチキャストパケット20が配信サーバ400,410から既にFHR600,610にそれぞれ配信されている。
ここで、図5に示すように、まず、配信サーバ決定部282は、第1送受信部240から、パケット転送部260及びルーティングプロトコル制御部281を介して取得した第1の参加要求に仮想化アドレスが含まれているか否かを判断する(ステップS101)。例えば、配信サーバ決定部282が仮想化アドレスを含む第1の参加要求(図6(a)参照)を取得した場合、配信サーバ決定部282は、第1の参加要求に仮想化アドレスが含まれていると判断する(ステップS101:YES)。
次いで、通知情報管理部291は、第1の配信要求に含まれる送信元アドレスに基づいて、通知情報記憶部230から対応するサーバアドレスと優先度を取得する(ステップS102)。通知情報記憶部230には、図3(d)及び(e)に示すように、管理サーバ100から通知された利用者情報及びサーバ情報が含まれているため、図6(a)に示すように、第1の配信要求の送信元アドレスに端末装置300の端末アドレス「S1」が含まれていれば、通知情報管理部291は利用者管理テーブルから契約種別「仮契約」を含む属性情報を取得し、取得した属性情報に対応する優先度「優先1」及びサーバアドレス「A−1」をサーバ管理テーブルから取得できる。通知情報管理部291は、取得したサーバアドレスと優先度を配信サーバ決定部282に出力する。
次いで、ルーティングプロトコル処理部271は、配信サーバ決定部282に出力されたサーバアドレスに基づいて、第2の参加要求の方路を決定する(ステップS103)。上述したように、サーバアドレス「A−1」が配信サーバ決定部282に出力されていれば、ルーティングプロトコル処理部271は、図3(a)に示すように、サーバアドレス「A−1」に対応する方路「G100」を決定する。ルーティングプロトコル処理部271は、決定した方路「G100」を配信サーバ決定部271に出力する。
次いで、配信サーバ決定部282は、第1の参加要求に格納される情報と取得したサーバアドレスと優先度を変換テーブルに設定する(ステップS104)。この結果、第1の参加要求に格納されたソースアドレス「V−A」、グループアドレス「G1」、送信元アドレス(端末アドレス)「S1」がそれぞれ、図6(b)に示すように、受信ソースアドレス、受信グループアドレス及び端末アドレスに登録される。また、取得した優先度「優先1」及びサーバアドレス「A−1」がそれぞれ、図6(b)に示すように、優先度及び変換後ソースアドレスに登録される。
次いで、方路設定部283は、マルチキャストルーティングテーブルに入方路及び出方路を設定する(ステップS105)。例えば、方路設定部283は、配信サーバ決定部282から変換後ソースアドレス「A−1」と対応するグループアドレス「G1」と方路「G100」を取得する。取得した変換後ソースアドレス「A−1」、グループアドレス「G1」及び方路「G100」をそれぞれ、図6(c)に示すように、マルチキャストテーブルのソースアドレス、グループアドレス及び入方路に設定する。一方、第1の配信要求を受信した入方路「G01」を、図6(c)に示すように、出方路に設定する。
次いで、配信サーバ決定部282は、ルーティングプロトコル処理部281に配信経路生成処理を起動させる(ステップS106)。これにより、ルーティングプロトコル処理部281は配信経路生成処理を起動する。具体的には、図6(d)に示すように、ソースアドレス「A−1」、グループアドレス「G1」及び自己のアドレス「R1」をデータ部に含む第2の参加要求を生成し、パケット転送部260に出力する。パケット転送部260は、UCテーブル記憶部210に記憶されたユニキャストルーティングテーブルに基づいて、方路名「G100」の第2送受信部250に出力する。第2送受信部250は第2の配信要求をNHR500に送信する。この結果、図8に示すように、第2の参加要求がLHR200からNHR500に送信される。
第2の参加要求を受信したNHR500は、LHR200と同様の処理により、図6(e)に示すように、第2の参加要求のデータ部に自己のアドレス「R2」を格納し、図8に示すように、第2の参加要求をFHR600に送信する。したがって、図9に示すように、第1の参加要求及び第2の参加要求を受信した各ルータでは入方路及び出方路が設定されて配信経路Tが構築される。配信サーバ400と端末装置300との配信経路Tが構築されると、配信経路に従ってFHR600に配信されていたマルチキャストパケット20がNHR500を介してLHR200に入力される。LHR200では、変換テーブルに基づいて、送信元アドレスに格納されていたサーバアドレス「A−2」(図10(a)参照)が、図10(b)に示すように、仮想化アドレス「V−A」に変換される。LHR200は、図9に示すように、送信元アドレスが変換されたマルチキャストパケット20を端末装置300に送信する。これにより、端末装置300の利用者は動画を視聴できる。尚、連続するマルチキャストパケット20によりマルチキャストトラフィックが形成される。
次に、図11を参照して、以上説明したパケット配信システムSのシーケンスを説明する。
図11は、パケット配信システムSのシーケンスの一例である。
図11に示すように、配信サーバ400,410からそれぞれマルチキャストパケット20が配信されている状態で、端末装置300から第1の参加要求が送信されると、LHR200は第1の参加要求を受信し、受信した第1の参加要求に応じて第2の参加要求をNHR500に送信する。NHR500は受信した第2の参加要求を自己のユニキャストルーティングテーブルに従ってFHR600に送信する。
第2の参加要求を受信したFHR600は、構築された配信経路に従ってマルチキャストパケット20をNHR500に送信し、NHR500は受信したマルチキャストパケット20を同様にLHR200に送信する。LHR200は、マルチキャストパケット20の送信元アドレスを配信元のサーバアドレスから仮想化アドレスに変換し、送信元アドレスを変換したマルチキャストパケット20を端末装置300に送信する。この結果、端末装置300では動画が表示される。
以上、第1実施形態によれば、配信サーバ400,410のそれぞれに設定されたサーバアドレス「A−1」,「A−2」を仮想化した仮想化アドレス「V−A」が第1の参加要求に含まれている場合、第1の参加要求を出力した端末装置300を操作する利用者の属性情報(例えば契約種別、会員種別、視聴制限時間等)に基づいて配信サーバ400,410のいずれかを決定し、決定した配信サーバ400,410のいずれかから端末装置300にマルチキャストパケット20が配信される配信経路Tを構築することで、利用者の属性に応じた配信経路を動的に構築することができる。
(第2実施形態)
次に、図12及び図13を参照して本件の第2実施形態について説明する。
図12は、LHR200の動作の一部を例示するフローチャートである。図13(a)は、サーバ管理テーブルの他の一例である。図13(b)は、変換テーブルの他の一例である。図13(c)は、マルチキャストルーティングテーブルの他の一例である。図12に示すように、LHR200の動作は、図5を参照して説明したLHR200の動作と比べて、ステップS102及びステップS104の処理が相違する。また、図13(a)に示すように、サーバ管理テーブルでは使用時間帯が管理されている点、及び図13(b)に示すように、時間帯毎に変換テーブルが設けられる点で図3(e)及び図3(c)と相違する。
例えば、図13(a)に示すように、優先度「優先1」で使用するサーバアドレス「A−1」の配信サーバ400は、使用時間帯「8:00−16:00」に限り使用できる。優先度「優先2」で使用するサーバアドレス「A−2」の配信サーバ410は、使用時間帯「16:00−8:00」に限り使用できる。また、図13(b)に示すように、使用時間帯「8:00−16:00」を表す時間帯Aと使用時間帯「16:00−8:00」を表す時間帯Bによって、変換テーブルは切り替わる。同様に、図13(c)に示すように、マルチキャストルーティングテーブルのルーティング情報も時間帯により切り替わる。例えば時間帯Aであれば入方路「G100」を含むルーティング情報が利用され、時間帯Bであれば入方路「G101」を含むルーティング情報が利用される。
ここで、第2実施形態におけるLHR200の動作を説明すると、まず、図12に示すように、第1実施形態で説明したステップS101の処理で第1の参加要求に仮想化アドレスが含まれていると判断されると(ステップS101:YES)、通知情報管理部291は、第1の配信要求に含まれる送信元アドレスに基づいて、通知情報記憶部230から対応するサーバアドレスと優先度と時間帯を取得する(ステップS110)。通知情報記憶部230には、図3(d)及び図13(a)に示すように、管理サーバ100から通知された利用者情報及びサーバ情報が含まれているため、図6(a)に示すように、第1の配信要求の送信元アドレスに端末装置300の端末アドレス「S1」が含まれていれば、通知情報管理部291は利用者管理テーブルから対応する属性情報を取得し、取得した属性情報に対応する優先度「優先1」、サーバアドレス「A−1」及び使用時間帯「8:00−16:00」をサーバ管理テーブルから取得できる。通知情報管理部291は、取得したサーバアドレスと優先度と時間帯を配信サーバ決定部282に出力する。
また、図12に示すように、ステップS110とステップS103の処理が完了すると、配信サーバ決定部282は、第1の参加要求に格納される情報と取得したサーバアドレスと優先度を時間帯毎の変換テーブルに設定する(ステップS111)。この結果、第1の参加要求に格納されたソースアドレス「V−A」、グループアドレス「G1」、送信元アドレス(端末アドレス)「S1」がそれぞれ、図13(b)に示すように、各時間帯における受信ソースアドレス、受信グループアドレス及び端末アドレスに登録される。また、取得した優先度「優先1」及びサーバアドレス「A−1」がそれぞれ、時間帯Aの優先度及び変換後ソースアドレスに登録される。取得した優先度「優先2」及びサーバアドレス「A−2」がそれぞれ、時間帯Bの優先度及び変換後ソースアドレスに登録される。その後、ステップS105の処理及びS106の処理が行われる。
したがって、時間帯AにLHR200が仮想化アドレス「V−A」を含む第1の参加要求を端末装置300から受信した場合、ユーザID「U−S1」の利用者は仮契約者であるため優先度「優先1」が適用され、時間帯Aの変換テーブルに基づいて、変換後ソースアドレス「A−1」が決定される。また、マルチキャストルーティングテーブルにおいて入方路「G100」を含むルーティング情報が決定される。この結果、図9に示すように、配信経路Tが構築され、配信サーバ400からマルチキャストパケット20が端末装置300に配信される。逆に、時間帯BにLHR200が仮想化アドレス「V−A」を含む第1の参加要求を端末装置300から受信した場合、ユーザID「U−S1」の利用者は仮契約者であるため優先度「優先1」が同様に適用されるものの、時間帯Bの変換テーブルには優先度「優先2」が登録されているため、優先度は一致しない。したがって、変換後ソースアドレスを取得できないため、時間帯Bではマルチキャストパケット20が端末装置300に配信されない。
以上、第2実施形態によれば、第1実施形態で説明したサーバ管理テーブルに配信サーバ400,410の使用時間帯を設け、使用時間帯に変換テーブルを生成するとともに、マルチキャストルーティグテーブルノルーティング情報を切り替えることで、マルチキャストパケット20の配信を時間帯毎に制御することができる。
(第3実施形態)
次に、図14乃至図22を参照して本件の第3実施形態について説明する。
第3実施形態では、マルチキャストパケット20が配信されている状態で、属性情報が変更され、配信経路Tを切り替える点で上述した第1実施形態及び第2実施形態と相違する。
まず、図14及び図15を参照して管理サーバ100の構成について説明する。
図14は、管理サーバ100のブロック図である。
図14に示すように、管理サーバ100は、少なくとも利用者情報記憶部110、利用者情報管理部120及び利用者情報通知部130を含んでいる。管理サーバ100にサーバ情報記憶部140、サーバ情報管理部150及びサーバ情報通知部160を含めてもよい。
利用者情報記憶部110は、第1実施形態で説明した利用者情報テーブル(図3(d)参照)を記憶する。
利用者情報管理部120は、利用者情報記憶部110の利用者情報を管理する。例えば、新たな利用者が配信事業者と配信契約を締結した場合、契約情報管理部120は新たな利用者に対しユーザID、端末アドレス、属性情報及びサーバアドレスを割り当てて登録する。例えば、既存の利用者が仮解約から本契約に配信契約を変更した場合、利用者情報管理部120は属性情報を書き換える。例えば、既存の利用者が退会などにより配信事業者と配信契約を解除した場合、利用者情報管理部120は当該利用者の利用者情報を削除する。
利用者情報通知部130は、上述したように利用者情報に変更があった場合、利用者情報をLHR200に通知する。
サーバ情報記憶部140は、第1実施形態で説明したサーバ管理テーブル(図3(e)参照)又は第2実施形態で説明したサーバ管理テーブル(図13(a)参照)を記憶する。
サーバ情報管理部150は、サーバ情報記憶部140のサーバ情報を管理する。例えば、サーバ情報管理部150は利用者情報通知部130が利用者情報をLHR200に通知する際にサーバ情報を取得して、取得したサーバ情報をサーバ情報通知部160に出力する。
サーバ情報通知部160は、サーバ情報から出力されたサーバ情報をLHR200に通知する。したがって、利用者情報が変更されると、利用者情報の通知に応じてサーバ情報の通知も行われる。
図15は、管理サーバ100のハードウェア構成の一例である。尚、配信サーバ400,410についても基本的に管理サーバ100と同様の構成を有する。
管理サーバ100は、少なくともCPU100A、RAM100B、ROM100C及び通信I/F100Dを含んでいる。管理サーバ100に、Hard Disk Drive(HDD)100E、入力I/F100F、出力I/F100G、入出力I/F100H、ドライブ装置100Iの少なくとも1つを含めてもよい。これらの各機器100A〜100Iは、内部バス100Jによって互いに接続されている。少なくともCPU100AとRAM100Bとが協働することによってコンピュータが実現される。
通信I/F100Dは、例えばRJ−45とPHYチップとを備えている。管理サーバ100は、通信I/F100Dを介してLHR200と接続される。
入力I/F100Fには、入力装置710が接続される。入力装置710としては、例えばキーボードやマウスなどがある。
出力I/F100Gには、表示装置720が接続される。表示装置720としては、例えば液晶ディスプレイがある。
入出力I/F100Hには、半導体メモリ730が接続される。半導体メモリ730としては、例えばUniversal Serial Bus(USB)メモリやフラッシュメモリなどがある。入出力I/F100Hは、半導体メモリ730に記憶されたプログラムやデータを読み取る。
入力I/F100F及び入出力I/F100Hは、例えばUSBポートを備えている。出力I/F100Gは、例えばディスプレイポートを備えている。
ドライブ装置100Iには、可搬型記録媒体740が挿入される。可搬型記録媒体740としては、例えばCompact Disc Read Only Memory(CD−ROM)、Digital Versatile Disc(DVD)、Blu-ray(登録商標) Disc(BD)といったリムーバブルディスクがある。搬送波は可搬型記録媒体740から除かれる。ドライブ装置100Iは、可搬型記録媒体740に記録されたプログラムやデータを読み込む。
上述したRAM100Bは、ROM100CやHDD100Eに記憶されたプログラムを読み込む。RAM100Bは、可搬型記録媒体740に記録されたプログラムを読み込む。読み込まれたプログラムをCPU100Aが実行することにより、上述した利用者情報管理部120、利用者情報通知部130、サーバ情報管理部150及びサーバ情報通知部160が実現される。また、読み込まれたプログラムをCPU100Aが実行することにより、後述する各種ステップが実行される。尚、プログラムは後述するフローチャートに応じたものとすればよい。
次に、図16乃至図18を参照して、上述した管理サーバ100の動作について説明する。
図16は、管理サーバ100の動作の一例を示すフローチャートである。図17は、利用者情報の変更例を説明するための図である。図18は、配信経路Tが切り替えられる前のマルチキャスト中継システムSの動作を説明するための図である。
まず、図16に示すように、利用者情報管理部120は、定期的に利用者情報の属性情報をユーザID毎に確認する(ステップS201)。次いで、利用者情報管理部120は、全利用者の属性情報を確認したか否かを判断し(ステップS202)、全利用者の属性情報を確認していないと判断した場合(ステップS202:NO)、確認対象の属性情報が変更されているか否かを判断する(ステップS203)。例えば、図17に示すように、ユーザID「U−S1」の属性情報が契約変更により仮契約から本契約に変更され、変更に併せて配信サーバアドレスもサーバアドレス「A−1」からサーバアドレス「A−2」に変更された場合、利用者情報管理部120は、確認対象の属性情報が変更されていると判断する(ステップS203:YES)。例えば、ユーザID「U−S2」が退会などにより削除された場合についても同様に確認対象の属性情報が変更されていると判断される。
利用者情報通知部130とサーバ情報通知部160は、確認対象の属性情報が変更されていると判断された場合、確認対象となった属性情報を含む利用者情報とサーバ情報をそれぞれLHR200に通知する(ステップS204)。一方、確認対象の属性情報が変更されていないと判断された場合(ステップS203:NO)、利用者情報管理部120は、ステップS201の処理に移り、次の利用者の属性情報を確認する。そして、利用者情報管理部120は、全利用者の属性情報を確認したと判断した場合(ステップS202:YES)、処理を終了する。この結果、図18に示すように、確認対象となった利用者情報に変更がある度に、変更後の利用者情報とサーバ情報がLHR200に順次通知される。
次に、図19乃至図22を参照して、変更後の利用者情報とサーバ情報を受信したLHR200の動作について説明する。
図19は、LHR200(ユーザ管理部290)の動作の一例を示すフローチャートである。図20は、LHR200(マルチキャスト経路制御部280)の動作の一例を示すフローチャートである。図21(a)は、更新前後の変換テーブルを説明するための図である。図21(b)は、マルチキャストルーティングテーブルが変更される様子を説明するための図である。図22は、配信経路Tが切り替えられた後のマルチキャスト中継システムSの動作を説明するための図である。
まず、図19に示すように、通知情報管理部291は、定期的に入力される第1の参加要求に格納された端末アドレスに基づいて、利用者情報テーブルの属性情報を取得する(ステップS301)。例えば、第1の参加要求に端末アドレス「S1」が格納されていれば(図6(a)参照)、変更後の利用者情報テーブルの属性情報(図17参照)を取得する。この結果、契約種別「本契約」を含む属性情報が取得される。
次いで、通知情報管理部291は、取得した属性情報に基づいて、対応するサーバアドレス及び優先度を求める(ステップS302)。例えば、属性情報に契約種別「本契約」が含まれていれば、当該属性情報に対応する優先度「優先2」及びサーバアドレス「A−2」が求められる(図3(e)参照)。通知情報管理部291は、求めたサーバアドレスと優先度を端末アドレスとともに配信サーバ決定部282に送信する(ステップS303)。
次いで、図20に示すように、配信サーバ決定部282は、通知情報管理部291から送信された端末アドレス、サーバアドレス及び優先度を受信すると(ステップS401)、変換テーブルに端末アドレスに対応するエントリーがあるか否かを判断する(ステップS402)。例えば、端末アドレス「S1」が送信された場合、図21(a)に示すように、端末アドレス「S1」に対応するエントリー(「V−A」及び「G1」)が更新前の変換テーブルにあるため、配信サーバ決定部282は、変換テーブルに端末アドレスに対応するエントリーがあると判断する(ステップS402:YES)。
配信サーバ決定部282は、変換テーブルに端末アドレスに対応するエントリーがあると判断した場合、次いで、優先度が変更されているか否かを判断する(ステップS403)。例えば、優先度「優先2」を受信した場合、更新前の変換テーブルの優先度「優先1」と対比すると(図21(a)参照)、優先度が変更されている。このため、配信サーバ決定部282は、優先度が変更されていると判断する(ステップS403:YES)。
配信サーバ決定部282は、優先度が変更されていると判断した場合、次いで、変換テーブルの優先度及び変換後のソースアドレスを受信した優先度とサーバアドレスで更新する(ステップS404)。この結果、図21(a)に示すように、優先度「優先2」及び変更後ソースアドレス「A−2」を含む変換情報が変換テーブルに登録される。
続いて、配信サーバ決定部282は、受信したサーバアドレスに基づいて、第2の参加要求の方路を決定する(ステップS405)。例えば、サーバアドレス「A−2」を受信した場合、ユニキャストルーティングテーブル(図3(a)参照)に基づけば、方路名「G101」が決定される。次いで、配信サーバ決定部282は、配信経路生成処理を起動し(ステップS406)、マルチキャストルーティングテーブルに入方路及び出方路を設定する(ステップS407)。
この結果、第2の参加要求は、図8と対照的に、配信サーバ410側にLHR200から送信されて、図22に示すように、配信経路Tが構築される。すなわち、配信経路Tが図18に示す状態から図22に示す状態に切り替わる。そして、図21(b)に示すように、マルチキャストルーティングテーブルでは、エントリー名(A−2,G1)を含む経路情報に入方路「G101」及び出方路「G01」が設定され、エントリー名(A−1,G1)を含む経路情報から入方路「G100」及び出方路「G01」が削除される。
尚、配信経路Tが切り替わった後すぐに入方路及び出方路が設定されても、配信サーバ410から配信されたマルチキャストパケット20がLHR200に入力されておらず、端末装置300で視聴される動画が中断される可能性もあるため、切り替え後の配信サーバ410から配信が開始される十分な時間を待ってから、マルチキャストルーティングテーブルに入方路及び出方路を設定することが好ましい。
次に、図23を参照して、以上説明したパケット配信システムSのシーケンスを説明する。
図23は、パケット配信システムSのシーケンスの他の一例である。
図23に示すように、配信サーバ400,410からマルチキャストパケット20がそれぞれ配信されている状態で、端末装置300から第1の参加要求が送信されると、LHR200は第1の参加要求を受信し、受信した第1の参加要求に応じて第2の参加要求をNHR500に送信する。NHR500は受信した第2の参加要求を自己のユニキャストルーティングテーブルに従ってFHR600に送信する。
第2の参加要求を受信したFHR600は、構築された配信経路に従ってマルチキャストパケット20をNHR500に送信し、NHR500は受信したマルチキャストパケット20を同様にLHR200に送信する。LHR200は、マルチキャストパケット20の送信元アドレスを配信元のサーバアドレスから仮想化アドレスに変換し、送信元アドレスを変換したマルチキャストパケット20を端末装置300に送信する。この結果、端末装置300では配信サーバ400から配信されたマルチキャストパケット20に基づく動画が表示される。
ここで、属性情報の変更に基づいて利用者情報がLHR200に入力されると、LHR200は第2の参加要求をNHR510に送信する。NHR510は受信した第2の参加要求を自己のユニキャストルーティングテーブルに従ってFHR610に送信する。
第2の参加要求を受信したFHR610は、構築された配信経路に従ってマルチキャストパケット20をNHR510に送信し、NHR510は受信したマルチキャストパケット20を同様にLHR200に送信する。LHR200は、マルチキャストパケット20の送信元アドレスを配信元のサーバアドレスから仮想化アドレスに変換し、送信元アドレスを変換したマルチキャストパケット20を端末装置300に送信する。この結果、端末装置300では配信サーバ410から配信されたマルチキャストパケット20に基づく動画に切り替わって表示される。
以上、第3実施形態によれば、管理サーバ100から属性情報の変更に応じて少なくとも利用者情報がLHR200に通知されれば、マルチキャストパケット20が配信されている状態であっても、配信経路Tを切り替えることができる。また、使用時間帯毎に配信を制御する場合には、利用者情報と共に使用時間帯を含むサーバ情報がLHR200に通知されればよい。
(第4実施形態)
次に、図24乃至図27を参照して本件の第4実施形態について説明する。
第4実施形態では、マルチキャストパケット20が配信されている状態で、配信サーバ400,410のいずれかが故障し、配信経路Tを切り替える点で上述した第3実施形態と相違する。
まず、図24及び図25を参照して、管理サーバ100の動作について説明する。
図24(a)は、サーバ管理テーブルの他の一例である。図24(b)は、管理サーバ100の動作の一例を示すフローチャートである。図25は、配信経路Tが切り替えられる前のマルチキャスト中継システムSの動作を説明するための図である。図24(a)に示すように、第4実施形態のサーバ管理テーブルでは、配信サーバ400,410の稼動状態が設けられて点で、図3(e)又は図13(a)を参照して説明したサーバ管理テーブルと相違する。
例えば、図25に示すように、配信サーバ400が故障すると、配信サーバ400の故障に連動して、サーバ管理テーブルが変化する。例えば、図24(a)に示すように、配信サーバ400に設定されたサーバアドレス「A−1」を含むサーバ情報の稼動状態が正常から故障に変化する。
図24(b)に示すように、サーバ情報管理部150は、定期的に配信サーバ400,410の稼動状態をサーバアドレス毎に確認する(ステップS501)。次いで、サーバ情報管理部150は、全配信サーバ400,410を確認したか否かを判断し(ステップS502)、全配信サーバ400,410の稼動状態を確認していないと判断した場合(ステップS502:NO)、確認対象の稼動状態が前回の確認から変化しているか否かを判断する(ステップS503)。例えば、図24(a)に示すように、サーバアドレス「A−1」の稼動状態が正常から故障に変化している場合、サーバ情報管理部150は、確認対象の稼動状態が変化していると判断する(ステップS503:YES)。
サーバ情報通知部160は、確認対象の稼動状態が変化していると判断された場合、確認対象となった稼動状態を含むサーバ情報をLHR200に通知する(ステップS504)。一方、確認対象の稼動状態が変化していないと判断された場合(ステップS503:NO)、サーバ情報管理部150は、ステップS501の処理に移り、次の配信サーバ400,410の稼動状態を確認する。そして、サーバ情報管理部150は、全配信サーバ400,410の稼動状態を確認したと判断した場合(ステップS502:YES)、処理を終了する。この結果、図25に示すように、確認対象となった稼動状態が変化している度に、当該稼動状態を含むサーバ情報がLHR200に順次通知される。
次に、図26及び図27を参照して、LHR200の動作について説明する。
図26は、LHR200(ユーザ管理部290)の動作の一例を示すフローチャートである。図27は、配信経路Tが切り替えられた後のマルチキャスト中継システムSの動作を説明するための図である。
まず、図26に示すように、通知情報管理部291は、配信サーバ400,410の故障を検出したか否かを判断する(ステップS601)。例えば、管理サーバ100から稼動状態を含むサーバ情報が通知されて、当該サーバ情報に故障が含まれていれば通知情報管理部291は、配信サーバ400,410の故障を検出したと判断する(ステップS601:YES)。
次いで、通知情報管理部291は、配信サーバ400,410の故障を検出したと判断した場合、全利用者を確認済みか否かを判断する(ステップS602)。例えば、通知情報管理部291は、通知情報記憶部230に記憶された利用者情報テーブル(図3(d))を利用者情報毎に確認し、全ての利用者を確認し終えていた場合、全利用者を確認済みと判断する。
次いで、通知情報管理部291は、全利用者を確認済みでないと判断した場合、確認対象利用者が故障した配信サーバを利用しているか否かを判断する(ステップS603)。例えば、受信したサーバ情報では、サーバアドレス「A−1」と稼動状態「故障」が関連付いているため、通知情報管理部291は、確認対象の利用者情報に含まれるサーバアドレス「A−1」(図3(d)参照)を利用して、故障した配信サーバを利用しているか否かを判断する。本実施形態では、通知情報管理部291は、ユーザID「U−S1」は故障した配信サーバ400を利用していると判断する(ステップS603:YES)。
次いで、通知情報管理部291は、確認対象利用者が故障した配信サーバを利用していると判断した場合、利用者の優先度が「優先1」以上であるか否かを判断する(ステップS604)。例えば、通知情報管理部291は、確認対象の利用者情報に含まれる属性情報に基づいて、サーバ管理テーブルから対応する優先度を取得し、取得した優先度が「優先1」以上あるか否かを判断する。本実施形態では、図3(d)及び(e)に示すように、故障した配信サーバ400を利用するユーザID「U−S1」の属性情報は、サーバ管理テーブルの優先度「優先1」と対応するため、通知情報管理部291は、利用者の優先度が「優先1」以上であると判断する(ステップS604:YES)。
通知情報管理部291は、利用者の優先度が「優先1」以上であると判断すると、次いで、サーバ管理テーブルから利用可能な配信サーバのサーバアドレスを求め、利用者情報テーブルのサーバアドレスを更新する(ステップS605)。例えば、通知情報管理部291はサーバ管理テーブルを確認し、図24(a)に示すように、サーバアドレス「A−2」の稼動状態が正常であると、当該サーバアドレスを求める。そして、求めたサーバアドレス「A−2」で利用者情報テーブルの確認対象のサーバアドレスを更新する。この結果、図3(d)において、配信サーバアドレス「A−1」が「A−2」に変更される。
次いで、通知情報管理部291は、ステップS605の処理で求めたサーバアドレスを配信サーバ決定部282に送信する(ステップS606)。サーバアドレスを受信した配信サーバ決定部282は、図20を参照して説明した各処理の中で、ステップS403の処理を除いて実行する。すなわち、優先度は変更されていないため、ステップS401の処理では優先度が受信されず、後続するステップS404の処理でも優先度は更新されない。したがって、図21(a)において、更新後の変換テーブルでは優先度「優先1」が維持され、変換後ソースアドレス「A−2」が設定される。この結果、図27に示すように、配信経路Tが図25に示す状態から図27に示す状態に変更される。
以上、第4実施形態によれば、配信サーバ400の故障により、管理サーバ100から稼動状態の変化に応じたサーバ情報がLHR200に通知されれば、マルチキャストパケット20が配信されている状態であっても、配信経路Tを切り替えることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)複数の配信サーバのそれぞれに設定されたアドレスを仮想化した仮想化アドレスが配信要求に含まれている場合、配信を利用する利用者の属性情報に基づいて前記配信サーバのいずれかを決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された配信サーバから端末装置にマルチキャストトラフィックが配信される配信経路を構築する構築手段と、を有するマルチキャスト中継装置。
(付記2)前記決定手段は、前記属性情報と前記配信要求を受信した時間帯に基づいて前記配信サーバのいずれかを決定することを特徴とする付記1に記載のマルチキャスト中継装置。
(付記3)前記決定手段は、前記マルチキャストトラフィックが入力された場合、前記マルチキャストトラフィックの送信元アドレスに格納された前記アドレスを前記仮想化アドレスに変換して出力することを特徴とする付記1又は2に記載のマルチキャスト中継装置。
(付記4)付記1に記載のマルチキャスト中継装置と、前記属性情報を管理する管理手段と、前記属性情報が変更された場合に変更後の前記属性情報を前記マルチキャスト中継装置に通知する通知手段とを含む管理装置と、を有するマルチキャスト配信システム。
(付記5)付記2に記載のマルチキャスト中継装置と、前記属性情報と前記配信要求を受信した時間帯に使用する配信サーバとを管理する管理手段と、前記属性情報が変更された場合に変更後の前記属性情報と前記配信要求を受信した時間帯に使用する配信サーバとを前記マルチキャスト中継装置に通知する通知手段とを含む管理装置と、を有するマルチキャスト配信システム。
(付記6)付記1又は2に記載のマルチキャスト中継装置と、前記配信サーバのそれぞれの稼動状態を管理する管理手段と、前記稼動状態が変化した場合に前記マルチキャストトラフィックを配信可能な配信サーバを前記マルチキャスト中継装置に通知する通知手段とを含む管理装置と、を有するマルチキャスト配信システム。
(付記7)配信を利用する利用者の属性情報が変更された場合に変更後の前記属性情報を通知する通知ステップと、複数の配信サーバのそれぞれに設定されたアドレスを仮想化した仮想化アドレスが配信要求に含まれている場合、前記通知ステップによって通知された変更後の前記属性情報に基づいて前記配信サーバのいずれかを決定する決定ステップと、前記決定ステップによって決定された配信サーバから端末装置にマルチキャストトラフィックが配信される配信経路を構築する構築ステップと、を有するマルチキャスト配信方法。
(付記8)前記決定ステップは、前記属性情報と前記配信要求を受信した時間帯に基づいて前記配信サーバのいずれかを決定することを特徴とする付記7に記載のマルチキャスト配信方法。
(付記9)前記決定ステップは、前記マルチキャストトラフィックが入力された場合、前記マルチキャストトラフィックの送信元アドレスに格納された前記アドレスを前記仮想化アドレスに変換して出力することを特徴とする付記7又は8に記載のマルチキャスト配信方法。
S マルチキャスト配信システム
100 管理サーバ(管理装置)
110 利用者情報記憶部
120 利用者情報管理部(管理手段)
130 利用者情報通知部(通知手段)
140 サーバ情報記憶部
150 サーバ情報管理部(管理手段)
160 サーバ情報通知部(通知手段)
200 LHR(マルチキャスト中継装置)
280 マルチキャスト経路制御部
281 ルーティングプロトコル処理部(構築手段)
282 配信サーバ決定部(決定手段)
283 方路設定部(構築手段)

Claims (6)

  1. 複数の配信サーバのそれぞれに設定されたアドレスを仮想化した仮想化アドレスが配信要求に含まれている場合、配信を利用する利用者の属性情報に基づいて前記配信サーバのいずれかを決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された配信サーバから端末装置にマルチキャストトラフィックが配信される配信経路を構築する構築手段と、
    を有するマルチキャスト中継装置。
  2. 前記決定手段は、前記属性情報と前記配信要求を受信した時間帯に基づいて前記配信サーバのいずれかを決定することを特徴とする請求項1に記載のマルチキャスト中継装置。
  3. 請求項1に記載のマルチキャスト中継装置と、
    前記属性情報を管理する管理手段と、前記属性情報が変更された場合に変更後の前記属性情報を前記マルチキャスト中継装置に通知する通知手段とを含む管理装置と、
    を有するマルチキャスト配信システム。
  4. 請求項2に記載のマルチキャスト中継装置と、
    前記属性情報と前記配信要求を受信した時間帯に使用する配信サーバとを管理する管理手段と、前記属性情報が変更された場合に変更後の前記属性情報と前記配信要求を受信した時間帯に使用する配信サーバとを前記マルチキャスト中継装置に通知する通知手段とを含む管理装置と、
    を有するマルチキャスト配信システム。
  5. 請求項1又は2に記載のマルチキャスト中継装置と、
    前記配信サーバのそれぞれの稼動状態を管理する管理手段と、前記稼動状態が変化した場合に前記マルチキャストトラフィックを配信可能な配信サーバを前記マルチキャスト中継装置に通知する通知手段とを含む管理装置と、
    を有するマルチキャスト配信システム。
  6. 配信を利用する利用者の属性情報が変更された場合に変更後の前記属性情報を通知する通知ステップと、
    複数の配信サーバのそれぞれに設定されたアドレスを仮想化した仮想化アドレスが配信要求に含まれている場合、前記通知ステップによって通知された変更後の前記属性情報に基づいて前記配信サーバのいずれかを決定する決定ステップと、
    前記決定ステップによって決定された配信サーバから端末装置にマルチキャストトラフィックが配信される配信経路を構築する構築ステップと、
    を有するマルチキャスト配信方法。
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