JP2015153034A - ストレージシステム、インデクシング方法、インデクシングプログラム - Google Patents

ストレージシステム、インデクシング方法、インデクシングプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015153034A
JP2015153034A JP2014024837A JP2014024837A JP2015153034A JP 2015153034 A JP2015153034 A JP 2015153034A JP 2014024837 A JP2014024837 A JP 2014024837A JP 2014024837 A JP2014024837 A JP 2014024837A JP 2015153034 A JP2015153034 A JP 2015153034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
index
server
information
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014024837A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6329778B2 (ja
Inventor
悠二 萩原
Yuji Hagiwara
悠二 萩原
桑田 喜隆
Yoshitaka Kuwata
喜隆 桑田
広志 三浦
Hiroshi Miura
広志 三浦
山田 大輔
Daisuke Yamada
大輔 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Data Group Corp
Original Assignee
NTT Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Data Corp filed Critical NTT Data Corp
Priority to JP2014024837A priority Critical patent/JP6329778B2/ja
Publication of JP2015153034A publication Critical patent/JP2015153034A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6329778B2 publication Critical patent/JP6329778B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】効率良くデータを検索する。
【解決手段】複数のストレージサーバに接続されたプロキシサーバと、複数のインデックスサーバとを備えるストレージシステムであって、インデックスサーバは、ストレージサーバに記憶されるデータの分類を示す分類情報に対応付けて、データを検索するための検索情報と、データをストレージサーバから読出すためのデータ名とを対応付けたインデックス情報を記憶し、プロキシサーバは、ストレージサーバに記憶させるデータに分類情報を対応付けてストレージサーバに記憶させ、分類情報に基づいて、複数のインデックスサーバのうち、データを検索するためのインデックス情報を記憶させるインデックスサーバを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ストレージシステム、インデクシング方法、インデクシングプログラムに関する。
ネットワークを介してユーザ端末と通信し、ストレージサーバにデータを読み書きさせるストレージシステムが提供されている。このようなストレージシステムが提供するストレージサービス(例えば、クラウドストレージサービス、オンラインストレージサービスなどともよばれる)によれば、ユーザ端末は、自端末には記憶させておけないような大容量のデータをストレージサーバに記憶させておくことができるとともに、ネットワークに接続する環境があればどこからでもデータを読み書きすることが可能である。このようなストレージシステムに、複数のユーザのユーザ端末から送信される複数のデータを記憶させておく場合、データ容量が大きくなれば1台のストレージサーバに全てのデータを記憶できない。このため、ストレージシステムに複数のストレージサーバを用意しておき、ユーザ端末と複数のストレージサーバとの間のプロキシサーバが、ユーザ端末からのデータの書込要求や読出要求を複数のストレージサーバに分散する。
ところで、大容量のテキストデータから、任意の文字列である検索条件に対応するデータを素早く検索するためのインデックス情報を作成しておき、インデックス情報に基づいてデータ検索を行う方法が存在する(例えば、特許文献1参照)。
特表2011−523152号公報
しかしながら、ストレージシステムにおいて複数のストレージサーバにデータを分散して記憶させる場合、プロキシサーバはユーザ端末からの読出要求に応じたデータが記憶されているストレージサーバを、複数のストレージサーバのうちから検索する必要がある。このような検索を効率良く行うために、上述したようなインデックス情報を生成しておくことが考えられる。ただし、複数のストレージサーバに記憶させるデータの容量が大きくなればなるほど、インデックス情報の容量も大きくなり、検索の負荷が増大することになる。そこで、このような大容量のデータを記憶するストレージシステムにおいて、所望のデータを効率良く検索することが望ましい。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、効率良くデータを検索するストレージシステム、インデクシング方法、インデクシングプログラムを提供する。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、データが記憶される複数のストレージサーバに接続されたプロキシサーバと、プロキシサーバに接続された複数のインデックスサーバとを備えるストレージシステムであって、インデックスサーバは、ストレージサーバに記憶されるデータの分類を示す分類情報に対応付けて、データを検索するための検索情報と、データをストレージサーバから読出すためのデータ名とを対応付けたインデックス情報が記憶されるインデックス情報記憶部と、プロキシサーバから送信されるインデックス生成要求に応じてインデックス情報を生成し、生成したインデックス情報をインデックス情報記憶部に記憶させるインデックス格納部と、を備え、プロキシサーバは、データの書込要求を受信する書込要求受信部と、書込要求受信部が受信したデータに、データに対応する分類情報を対応付け、分類情報を対応付けたデータを、複数のストレージサーバのうちいずれかのストレージサーバに記憶させるデータ分散配置部と、書込要求受信部が受信したデータに対応付ける分類情報に基づいて、複数のインデックスサーバのうち、データを検索するためのインデックス情報を記憶させるインデックスサーバを判定し、判定したインデックスサーバに、書込要求受信部が受信したデータのインデックス生成要求を送信するインデックス分散配置部と、を備えることを特徴とするストレージシステムである。
また、本発明の一態様は、プロキシサーバが、ストレージサーバに記憶されたデータを検索する検索条件が含まれる検索要求を受信する検索要求受信部と、検索要求受信部が検索要求を受信すると、分類情報に基づいて、複数のインデックスサーバのうち、検索要求を送信するインデックスサーバを判定し、判定したインデックスサーバに検索要求を送信し、インデックスサーバから送信される検索結果を受信する検索処理部と、を備え、インデックスサーバは、プロキシサーバから送信される検索要求に含まれる検索条件と、インデックス情報記憶部に記憶されているインデックス情報に含まれる検索情報とを比較して、検索要求に対応するデータ名を検索結果としてプロキシサーバに送信するインデックス検索部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のストレージシステムである。
また、本発明の一態様は、プロキシサーバが、検索処理部が受信した検索結果に基づいて、複数のストレージサーバのうち、いずれかのストレージサーバから、検索結果に応じたデータを読出すデータ読出部を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、分類情報が、データの書込要求の送信元であるユーザ端末のユーザ名であることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、検索情報が、データの属性情報に含まれる文字列であることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、インデックス分散配置部が、分類情報に基づいて算出するハッシュ値に基づいて、複数のインデックスサーバのうち、分類情報に対応するインデックス情報を記憶させるインデックスサーバを判定することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、データが記憶される複数のストレージサーバに接続されたプロキシサーバと、プロキシサーバに接続され、ストレージサーバに記憶されるデータの分類を示す分類情報に対応付けて、データを検索するための検索情報と、データをストレージサーバから読出すためのデータ名とを対応付けたインデックス情報が記憶されるインデックス情報記憶部を備えた複数のインデックスサーバとを備えるストレージシステムのインデクシング方法であって、プロキシサーバが、データの書込要求を受信するステップと、受信したデータに、データに対応する分類情報を対応付け、分類情報を対応付けたデータを、複数のストレージサーバのうちいずれかのストレージサーバに記憶させるステップと、受信したデータに対応付ける分類情報に基づいて、複数のインデックスサーバのうち、データを検索するためのインデックス情報を記憶させるインデックスサーバを判定し、判定したインデックスサーバに、受信したデータのインデックス生成要求を送信するステップと、インデックスサーバが、プロキシサーバから送信されるインデックス生成要求に応じてインデックス情報を生成し、生成したインデックス情報をインデックス情報記憶部に記憶させるステップと、を備えることを特徴とするインデクシング方法である。
また、本発明の一態様は、データが記憶される複数のストレージサーバに接続されたプロキシサーバと、プロキシサーバに接続され、ストレージサーバに記憶されるデータの分類を示す分類情報に対応付けて、データを検索するための検索情報と、データをストレージサーバから読出すためのデータ名とを対応付けたインデックス情報が記憶されるインデックス情報記憶部を備えた複数のインデックスサーバとを備えるストレージシステムのコンピュータに、プロキシサーバが、データの書込要求を受信するステップと、受信したデータに、データに対応する分類情報を対応付け、分類情報を対応付けたデータを、複数のストレージサーバのうちいずれかのストレージサーバに記憶させるステップと、受信したデータに対応付ける分類情報に基づいて、複数のインデックスサーバのうち、データを検索するためのインデックス情報を記憶させるインデックスサーバを判定し、判定したインデックスサーバに、受信したデータのインデックス生成要求を送信するステップと、インデックスサーバが、プロキシサーバから送信されるインデックス生成要求に応じてインデックス情報を生成し、生成したインデックス情報をインデックス情報記憶部に記憶させるステップと、を実行させるインデクシングプログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、複数のストレージサーバに接続されたプロキシサーバと、複数のインデックスサーバとを備えるストレージシステムであって、インデックスサーバは、ストレージサーバに記憶されるデータの分類を示す分類情報に対応付けて、データを検索するための検索情報と、データをストレージサーバから読出すためのデータ名とを対応付けたインデックス情報を記憶し、プロキシサーバは、ストレージサーバに記憶させるデータに分類情報を対応付けてストレージサーバに記憶させ、分類情報に基づいて、複数のインデックスサーバのうち、データを検索するためのインデックス情報を記憶させるインデックスサーバを判定するようにしたので、効率良くデータを検索することが可能となる。
本発明の一実施形態によるストレージシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による初期画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態によるアップロードファイル選択画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態によるメタデータ入力画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態による初期画面に検索条件が入力された例を示す図である。 本発明の一実施形態による検索結果画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態によるデータ表示画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態によるインデックス情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態によるストレージシステムによるデータ書込処理の動作例を示す図である。 本発明の一実施形態によるデータ検索処理の動作例を示す図である。 本発明の一実施形態によるメタデータ等を表示する検索結果画面の例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態によるストレージシステム1の構成を示すブロック図である。ストレージシステム1は、ユーザ端末10と、アプリケーションサーバ20と、複数のストレージサーバ30(ストレージサーバ30−1、ストレージサーバ30−2、ストレージサーバ30−3、・・・)と、複数のインデックスサーバ40(インデックスサーバ40−1、インデックスサーバ40−2、インデックスサーバ40−3、・・・)と、プロキシサーバ50とのコンピュータ装置を備えており、これらのコンピュータ装置はネットワークを介して接続されている。
複数のストレージサーバ30−N(Nは正の整数)はプロキシサーバ50に接続されており、同様の構成であるので、特に区別しない場合には「−N」を省略してストレージサーバ30として説明する。同様に、複数のインデックスサーバ40−N(Nは正の整数)はプロキシサーバ50に接続されており、同様の構成であるので、特に区別しない場合には「−N」を省略してインデックスサーバ40として説明する。ストレージシステム1は、ネットワークを介してユーザ端末10にデータを読み書きさせるストレージサービスを提供する。
ユーザ端末10は、ストレージシステム1によって管理されるデータを読み書きするコンピュータ装置である。例えば、ユーザ端末10には、PC(personal computer)、タブレットPC、スマートフォン等のコンピュータ装置が適用できる。ここでは、1台のユーザ端末10を示して説明するが、複数のユーザ端末10がアプリケーションサーバ20に接続されていてよく、複数のユーザ端末10は、それぞれ異なるユーザに利用されるものであってよい。
アプリケーションサーバ20は、ストレージシステム1によって管理されるストレージサービスのUI(user interface)を提供するコンピュータ装置である。アプリケーションサーバ20は、例えば、ウェブサーバの機能を備えており、ストレージサービスを利用するためのアプリケーション画面をユーザ端末10に送信する。アプリケーションサーバ20は、例えば、ストレージシステム1を利用するユーザのユーザ名とパスワード等のアカウント情報を予め記憶しておく。アプリケーションサーバ20は、ユーザ端末10から送信されるユーザ名とパスワードとの組み合わせに一致するアカウント情報を予め記憶している場合にはログイン成功と判定し、一致するアカウント情報を予め記憶している場合にログイン失敗と判定するログイン認証処理を行う。
ここで、図面を参照して、アプリケーションサーバ20がユーザ端末10に送信するアプリケーション画面の例を説明する。
図2は、アプリケーションサーバ20がユーザ端末10に送信する初期画面の例を示す図である。アプリケーションサーバ20は、ユーザのログイン認証処理によりログイン成功と判定すると、このような初期画面をユーザ端末10に送信する。初期画面には、アップロードボタンc1と、検索条件入力テキストボックスc2と、検索実行ボタンc3とを表示する。アップロードボタンc1は、ストレージサーバ30に対するデータの書込みを行うための操作子である。検索条件入力テキストボックスc2は、ストレージシステム1に記憶されたデータから、所望のデータを読出すための検索条件を入力するための操作子である。検索実行ボタンc3は、検索条件入力テキストボックスc2に入力された検索条件に基づいてプロキシサーバ50にデータの検索要求を送信するための操作子である。
図3は、アプリケーションサーバ20がユーザ端末10に送信するアップロードファイル選択画面の例を示す図である。初期画面においてアップロードボタンc1が押下されると、アプリケーションサーバ20は、アップロードファイル選択画面をユーザ端末10に送信する。アップロードファイル選択画面には、アップロードファイル名入力ボックスc4と、参照ボタンc5と、アップロードボタンc6とを表示する。アップロードファイル名入力ボックスc4は、ストレージサーバ30に記憶させるデータ(ファイル)のデータ名を入力するための操作子である。この例では、データ名として「動画M1.mp4」との文字列が入力されている例を示すが、アップロードファイル名入力ボックスc4に入力されるデータ名は、データのフルパスを示す文字列であってよい。参照ボタンc5は、アップロードファイル名入力ボックスc4に入力するデータ名を選択するための操作子である。例えば、参照ボタンc5を押下すると、ユーザ端末10に記憶されているデータ(ファイル)から任意のデータを選択するためのデータ選択ポップアップ画面を表示し、データ選択ポップアップ画面においていずれかのデータが選択されると、選択されたデータのデータ名がアップロードファイル名入力ボックスc4に入力される。アップロードボタンc6は、アップロードファイル名入力ボックスc4に入力されたデータ名のデータをストレージサーバ30に送信するための操作子である。
図4は、アプリケーションサーバ20がユーザ端末10に送信するメタデータ入力画面の例を示す図である。アップロードファイル選択画面においてアップロードボタンc6が押下されると、アプリケーションサーバ20は、メタデータ入力画面をユーザ端末10に送信する。メタデータ入力画面には、タイトルc7と、概要c8と、ジャンルc9と、登録ボタンc10とを表示する。タイトルc7は、アップロードファイル選択画面において選択されたデータのタイトルを入力する操作子である。概要c8は、アップロードファイル選択画面において選択されたデータの概要を入力する操作子である。ジャンルc9は、アップロードファイル選択画面において選択されたデータのジャンルを入力する操作子である。この例では、タイトルとして「東京風景」、概要として「東京都撮影」、ジャンルとして「デモ動画」の文字列が入力された例を示している。登録ボタンc10は、アップロードファイル選択画面において選択されたデータと、メタデータ入力画面において入力されたメタデータ(属性情報)とを対応付けてストレージサーバ30に記憶させるための書込要求を送信するための操作子である。
図5は、初期画面における検索条件入力テキストボックスc2に検索条件が入力された例を示す図である。ここでは、「東京」の文字列が検索条件として検索条件入力テキストボックスc2に入力されている。初期画面において検索条件入力テキストボックスc2に検索条件が入力され、検索実行ボタンc3が押下されると、プロキシサーバ50は、検索条件入力テキストボックスc2に入力された検索条件によってデータの検索を行う検索要求を、インデックスサーバ40に送信する。ここで入力される検索条件は、検索対象のデータのメタデータに含まれる文字列である。
図6は、アプリケーションサーバ20がユーザ端末10に送信する検索結果画面の例を示す図である。初期画面において検索条件入力テキストボックスc2に検索条件が入力され、検索実行ボタンc3が押下されてプロキシサーバ50からインデックスサーバ40に検索要求が送信され、プロキシサーバ50がインデックスサーバ40から送信された検索結果を受信すると、アプリケーションサーバ20は、このような検索結果画面をユーザ端末10に送信する。検索結果画面には、検索結果リストc11を表示する。検索結果リストc11は、検索条件に応じて検索されたデータの一覧をリスト形式で表示する操作子である。
図7は、アプリケーションサーバ20がユーザ端末10に送信するデータ表示画面の例を示す図である。検索結果画面において表示した検索結果リストc11において、いずれかのデータが選択されると、アプリケーションサーバ20は、選択されたデータが含まれるデータ表示画面をユーザ端末10に送信する。ここでは、検索結果リストc11において動画が選択され、ストリーミング再生により、選択された動画c12を表示するデータ表示画面の例を示している。
図1に戻り、ストレージサーバ30は、ネットワークを介してユーザ端末10から送信されるデータを記憶する記憶部を備えるコンピュータ装置である。
インデックスサーバ40は、複数のストレージサーバ30に記憶されたデータを検索するためのインデックス情報を記憶するコンピュータ装置である。インデックスサーバ40は、インデックス情報記憶部41と、インデックス格納部42と、インデックス検索部43とを備えている。
インデックス情報記憶部41は、ストレージサーバ30に記憶されるデータの分類を示す分類情報に対応付けて、そのデータを検索するための検索情報と、そのデータをストレージサーバ30から読出すためのデータ名とを対応付けたインデックス情報が記憶される。図8は、インデックス情報記憶部41に記憶されるインデックス情報のデータ例を示す図である。インデックス情報には、単語と、データ名とが含まれ、分類情報ごとに対応付けられて記憶される。分類情報とは、ストレージサーバ30に記憶されるデータのうち、検索対象または読出対象とするデータの範囲(スコープ)を定めるための情報である。ここでは、分類情報は、データの書込要求の送信元であるユーザ端末10のユーザ名(例えば、ユーザA)である例を説明する。インデックス情報に含まれる単語は、データを検索するための検索情報であり、例えば、データのメタデータに含まれる文字列である。インデックス情報に含まれるデータ名は、ストレージサーバ30に記憶されているデータのデータ名である。
この例では、単語「東京」に、データ名「写真P1.jpg」、「写真P2.jpg」、「動画M1.mp4」が対応付けられている。また、単語「都」に、データ名「動画M1.mp4」が対応付けられている。また、単語「撮影」に、データ名「写真P1.jpg」、「写真P2.jpg」、「動画M1.mp4」、「写真P3.jpg」が対応付けられている。すなわち、ここでは、上述した例において示した、概要に「東京都撮影」を含むメタデータが対応付けられたデータである「動画M1」に基づいて生成されたインデックス情報を示しており、「東京都撮影」の文字列が「東京」、「都」、「撮影」に形態素解析され、それぞれの形態素にデータ名「動画M1.mp4」が対応付けられている。
このように、インデックス情報記憶部41には、インデックス情報が、分類情報(ユーザ名)ごとに分類されて記憶されている。例えば、ユーザAのユーザ端末10が、ストレージサーバ30に記憶させたデータを検索する際、ユーザAのユーザ名が分類情報として対応付けられたインデックス情報のみからデータ名を検索すれば、ストレージサーバ30に記憶されているデータを検索することができる。このように分類されたインデックス情報の容量は、ストレージサーバ30に記憶されたデータの全てに対してひとつのインデックス情報を生成した場合の容量に比べて小さくなる。すなわち、ストレージサーバ30に記憶されたデータの全てに対するひとつのインデックス情報を用いる場合に比べて、検索対象であるインデックス情報の容量を低減することができる。これにより、ストレージサーバ30に記憶されているデータを効率良く特定し、効率良くデータを読み書きすることが可能となる。
図1に戻り、インデックス格納部42は、プロキシサーバ50から送信されるインデックス生成要求に応じてインデックス情報を生成し、生成したインデックス情報をインデックス情報記憶部41に記憶させる。
インデックス検索部43は、プロキシサーバ50から送信される検索要求に含まれる検索条件と、インデックス情報記憶部41に記憶されているインデックス情報に含まれる検索情報とを比較して、検索要求に対応するデータ名を検索結果としてプロキシサーバ50に送信する。
プロキシサーバ50は、データが記憶される複数のストレージサーバ30に接続されたコンピュータ装置であり、ユーザ端末10からアプリケーションサーバ20に送信される情報に基づいてストレージサーバ30に対するデータの読み書きを行う。プロキシサーバ50は、書込要求受信部51と、データ分散配置部52と、インデックス分散配置部53と、検索要求受信部54と、検索処理部55と、データ読出部56とを備えている。
書込要求受信部51は、ユーザ端末10からアプリケーションサーバ20に送信されるデータの書込要求を受信する。
データ分散配置部52は、書込要求受信部51が受信したデータに、そのデータに対応する分類情報を対応付け、分類情報を対応付けたそのデータを、複数のストレージサーバ30のうちいずれかのストレージサーバ30に記憶させる。ここで、データ分散配置部52は、分類情報に基づいて算出するハッシュ値に基づいて、複数のストレージサーバ30のうち、そのデータを記憶させるストレージサーバ30を判定することができる。
例えば、データ分散配置部52は、複数のストレージサーバ30ごとに、所定のハッシュ関数に基づいて算出されるハッシュ値を対応付けたハッシュ表(オブジェクトリング)を予め記憶しておく。データ分散配置部52は、書込要求受信部51が受信した書込要求の送信元であるユーザ端末10のユーザ名(分類情報)とデータ名とを連結した文字列に基づいてハッシュ値を算出し、算出したハッシュ値に対応付けられたストレージサーバ30をハッシュ表から読出す。データ分散配置部52は、読出したストレージサーバ30を、そのデータを記憶させるストレージサーバ30として判定する。
インデックス分散配置部53は、書込要求受信部51が受信したデータに対応付ける分類情報に基づいて、複数のインデックスサーバ40のうち、そのデータを検索するためのインデックス情報を記憶させるインデックスサーバ40を判定し、判定したそのインデックスサーバ40に、書込要求受信部51が受信したデータのインデックス生成要求を送信する。ここで、インデックス分散配置部53は、分類情報に基づいて算出するハッシュ値に基づいて、複数のインデックスサーバ40のうち、その分類情報に対応するインデックス情報を記憶させるインデックスサーバ40を判定することができる。
例えば、インデックス分散配置部53は、複数のインデックスサーバ40ごとに、所定のハッシュ関数に基づいて算出されるハッシュ値を対応付けたハッシュ表(インデックスリング)を予め記憶しておく。インデックス分散配置部53は、書込要求受信部51が受信した書込要求の送信元であるユーザ端末10のユーザ名(分類情報)に基づいてハッシュ値を算出し、算出したハッシュ値に対応付けられたインデックスサーバ40をハッシュ表から読出す。インデックス分散配置部53は、読出したインデックスサーバ40を、その分類情報に対応するインデックス情報を記憶させるインデックスサーバ40として判定する。
検索要求受信部54は、ストレージサーバ30に記憶されたデータを検索する検索条件が含まれる検索要求を受信する。
検索処理部55は、検索要求受信部54が検索要求を受信すると、検索要求の送信元であるユーザ端末10のユーザ名(分類情報)に基づいて、複数のインデックスサーバ40のうち、検索要求を送信するインデックスサーバ40を判定し、判定したインデックスサーバ40に検索要求を送信し、そのインデックスサーバ40から送信される検索結果を受信する。
データ読出部56は、検索処理部55が受信した検索結果に基づいて、複数のストレージサーバ30のうち、いずれかのストレージサーバ30から、検索結果に応じたデータを読出す。例えば、データ読出部56は、検索処理部55が受信した検索結果を示す検索結果画面がアプリケーションサーバ20によってユーザ端末10に送信され、ユーザ端末10によって検索結果画面からいずれかのデータが選択されて読出要求が送信されると、読出要求の送信元のユーザ名(分類情報)に対応するストレージサーバ30をハッシュ表から読出し、読出したストレージサーバ30から、検索結果に応じたデータを読出す。
次に、図面を参照して、本実施形態によるストレージシステム1の動作例を説明する。図9は、本実施形態のストレージシステム1によるデータ書込処理の動作例を示す図である。
ユーザ端末10は、アプリケーションサーバ20にアクセスしてストレージシステム1が提供するストレージサービスにログインすると、アプリケーションサーバ20から送信される初期画面を表示する。初期画面においてアップロードボタンc1が押下されると、アプリケーションサーバ20は、アップロードファイル選択画面をユーザ端末10に送信する。ユーザ端末10が、アプリケーションサーバ20から送信されたアップロードファイル選択画面を表示し、ユーザからの操作によって参照ボタンc5が押下されて選択されたデータのデータ名がアップロードファイル名入力ボックスc4に入力され、アップロードボタンc6が押下されると、アプリケーションサーバ20は、メタデータ入力画面をユーザ端末10に送信する。
ユーザ端末10が、アプリケーションサーバ20から送信されたメタデータ入力画面を表示し、メタデータが入力されて登録ボタンc10が押下されると、ユーザ端末10は、選択されたデータと、入力されたメタデータとを対応付けた情報が含まれる書込要求を、アプリケーションサーバ20に送信する(ステップS1)。アプリケーションサーバ20は、ユーザ端末10から送信された書込要求を、プロキシサーバ50に送信する(ステップS2)。プロキシサーバ50の書込要求受信部51が、アプリケーションサーバ20から送信された書込要求を受信すると、データ分散配置部52は、書込要求の送信元であるユーザ端末10のユーザ名(分類情報)に基づいて、複数のストレージサーバ30のうちから、データを書込むストレージサーバ30を判定する(ステップS3)。
プロキシサーバ50は、判定したストレージサーバ30に、データの書込要求を送信する(ステップS4)。プロキシサーバ50から送信された書込要求を受信したストレージサーバ30は、受信した書込要求に含まれるデータとメタデータとを自装置の記憶部に記憶させ(ステップS5)、処理結果をプロキシサーバ50に送信する(ステップS6)。
インデックス分散配置部53は、書込要求の送信元であるユーザ端末10のユーザ名(分類情報)に基づいて、複数のインデックスサーバ40のうちから、インデックス情報を記憶させるインデックスサーバ40を判定する(ステップS7)。
プロキシサーバ50は、判定したインデックスサーバ40に、データ名とメタデータとが含まれるインデックス生成要求を送信する(ステップS8)。プロキシサーバ50から送信されたインデックス生成要求を受信したインデックスサーバ40は、受信したインデックス生成要求に含まれるメタデータを形態素解析し、解析した形態素(単語)とデータ名とを対応付けたインデックス情報を生成してインデックス情報記憶部41に記憶させ(ステップS9)、処理結果をプロキシサーバ50に送信する(ステップS10)。
図10は、本実施形態のストレージシステム1によるデータ検索処理の動作例を示す図である。
ユーザ端末10は、アプリケーションサーバ20にアクセスしてストレージシステム1が提供するストレージサービスにログインすると、アプリケーションサーバ20から送信される初期画面を表示する。初期画面において検索条件入力テキストボックスc2に検索条件が入力され、検索実行ボタンc3が押下されると、ユーザ端末10は、検索条件入力テキストボックスc2に入力された検索条件によってデータの検索を行う検索要求を、アプリケーションサーバ20に送信する(ステップS21)。
アプリケーションサーバ20は、ユーザ端末10から送信された検索要求を、プロキシサーバ50に送信する(ステップS22)。プロキシサーバ50の検索要求受信部54が、アプリケーションサーバ20から送信された検索要求を受信すると、検索処理部55は、検索要求の送信元であるユーザ端末10のユーザ名(分類情報)に基づいて、複数のインデックスサーバ40のうちから、インデックス情報を検索するインデックスサーバ40を判定する(ステップS23)。
プロキシサーバ50は、判定したインデックスサーバ40に、データの検索要求を送信する(ステップS24)。プロキシサーバ50から送信された検索要求を受信したインデックスサーバ40のインデックス検索部43は、検索要求の送信元であるユーザ端末10のユーザ名に対応付けられてインデックス情報記憶部41に記憶されたインデックス情報のうち、インデックス情報に含まれる検索情報が、検索要求に含まれる検索条件に一致するインデックス情報に含まれるデータ名を読出す(ステップS25)。インデックス検索部43は、読出したデータ名の一覧を、検索結果としてプロキシサーバ50に送信する(ステップS26)。
プロキシサーバ50の検索処理部55は、インデックスサーバ40から送信された検索結果を受信し、アプリケーションサーバ20に送信する(ステップS27)。アプリケーションサーバ20は、プロキシサーバ50から送信された検索結果を含む検索結果画面を、ユーザ端末10に送信する(ステップS28)。ユーザ端末10は、アプリケーションサーバ20から送信された検索結果画面を表示する。ユーザ端末10は、ユーザからの操作によって、表示した検索結果画面からいずれかのデータが選択されると、選択されたデータの読出要求をアプリケーションサーバ20に送信する(ステップS29)。
アプリケーションサーバ20は、ユーザ端末10から送信された読出要求を、プロキシサーバ50に送信する(ステップS30)。プロキシサーバ50のデータ読出部56は、読出要求の送信元であるユーザ端末10のユーザ名に基づいて、複数のストレージサーバ30のうちから、データを読出すストレージサーバ30を判定する(ステップS31)。プロキシサーバ50のデータ読出部56は、判定したストレージサーバ30に、読出要求を送信する(ステップS32)。ストレージサーバ30は、読出要求に応じたデータを自装置の記憶部から読出し、読出したデータをプロキシサーバ50に送信する(ステップS33)。プロキシサーバ50は、読出したデータをアプリケーションサーバ20に送信する(ステップS34)。アプリケーションサーバ20は、プロキシサーバ50から送信されたデータを、ユーザ端末10に送信する(ステップS35)。
以上説明したように、本実施形態によれば、ストレージサーバ30に記憶させたデータを検索するためのインデックス情報を、分類情報に基づいて分類して管理するようにしたので、全てのデータに対してひとつのインデックス情報によって検索する場合に比べて、検索範囲を小さくすることができる。このため、ユーザ端末10からの要求に応じたデータを、効率良く、高速に検索することが可能となる。
上述したストレージシステム1は、大規模のデータを管理するあらゆるストレージシステムに適用することができ、例えば、大規模のデータを、信頼性高く、安価に管理するためのオブジェクトストレージシステムに適用することができる。オブジェクトストレージは、データをオブジェクトという単位で管理するストレージシステムであり、従来のRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks、Redundant Arrays of Independent Disks)等の技術に対して以下のような特徴を持つ。
すなわち、オブジェクトストレージシステムは、単純な読み書きに操作を限定することで、処理を単純化してシステムのスケーラビリティを向上している。アクセス制御やロック機能などの複雑な操作はしない代わりに、サーバ数を増やすだけでストレージの容量を増やすことが出来る仕組みとしている。
また、オブジェクトストレージシステムは、格納したデータの信頼性を確保するため、同じデータを複数のサーバに分散して格納する。その際に数学的な演算処理を行わず、そのままファイルのコピーを保持する。このため、復旧が必要なデータはバックアップ先からコピーをするだけで済む。
また、オブジェクトストレージシステムは、地域を分けてデータ格納用のサーバを拠点配置することで、激震災害などで一部の拠点が利用不能になった場合でも、データが保全される(ディザスタリカバリー用途)。
このような特徴をもつオブジェクトストレージは、処理の受付と振り分けを行うプロキシサーバ(プロキシノード)と、実際にファイルの格納をするストレージサーバ(ストレージノード)から構成される。プロキシサーバが受け付けたデータの書込要求は、冗長化のため、複数のストレージサーバに同時に送信される。書込要求が送信されたストレージサーバは、送信されたデータを記憶する。データの読出要求に対しては、プロキシサーバは対応するストレージサーバのうちのひとつを選択し、そこに読出要求を送信する。
ここで、オブジェクトストレージにおけるストレージサーバに蓄積したデータから、必要とするデータを探すために、検索専用のデータストア(インデックス情報)を作成して検索を行うインデックスサーバを設置することが考えられる。インデックスサーバは、データから検索対象となる語彙を抽出してインデックス情報を作成・更新し、検索を行う場合はインデックス情報に対して検索クエリを実行して検索結果を取得する。
インデックスサーバによる検索では、検索対象とする全てのデータに対して単一のインデックス情報を作成することが一般的であるが、検索クエリに対して即座に検索結果を返却するためには、インデックス情報を高速でアクセス可能な状態にしておく必要がある。ただし、検索対象とするデータが大規模化すると、対応するインデックス情報のデータサイズも大規模化し、単一のインデックスサーバで全てのインデックス情報を保管することが困難となる。このため、インデックス情報を、複数のインデックスサーバに分散させる必要が生じる。この場合、単一の検索クエリに対して全てのインデックス情報を参照する場合、分割したサーバ全てにクエリを投げて分散検索することが必要となり、結果として検索処理時間が増大する。また、複数サーバに負荷がかかるため、検索処理の負荷も大きい。
そこで、上述した本実施形態のストレージシステム1によれば、検索対象のデータに分類情報を付与して管理することで、検索対象を論理的に分割することが可能となる。そして、データ記憶時および検索時に、分類情報によって検索エンジンを振り分ける。また、データ登録時(インデックス作成時)には複数の検索エンジンに振り分け、冗長化してインデックス情報を保持する。検索実行時には、検索対象のデータに対応するインデックス情報を保持する検索エンジンのうちのひとつに検索処理を振り分けることで、故障時にも検索を実施可能とする。検索エンジンは、オブジェクトストレージのストレージノードに併設して配置することが可能である。
すなわち、本実施形態では、ストレージサーバ30に記憶させる各データに検索の際に指定する分類情報(タグ、識別子)を付加する。各データには複数の分類情報を付与することができ、また複数のデータが同じ分類情報を持つことができる。分類情報としてオブジェクトストレージの階層構造を利用できる。各分類情報には対応する1つのインデックス情報を生成する。ストレージサーバ30にデータを記憶させる際には、ストレージサーバ30に記憶させるデータの分類情報を読み取り、分類情報に対応するインデックス情報に対してインデクシングを行う。検索時には、検索クエリと検索対象の分類情報を読み取り、分類情報に対応するインデックス情報に対して検索を行う。
これにより、大規模データに対する検索処理時間を短縮することが可能となる。また、検索処理にかかるインデックスサーバの数を減らすことで、検索処理の処理負荷を減らすことが可能となる。また、ストレージシステム1に検索機能を付加することで、単一のシステムとして管理することが可能になり、運用負荷が減る。さらに、増設時にはストレージサーバ30を増設するだけでインデックス情報も増加させることができる。また、インデックス情報を冗長化して保存すれば、サーバ故障時にも検索処理が実施可能である。
なお、上述した例では、ユーザのログイン認証をユーザ名とパスワードとの組み合わせによって行う例を示したが、他の方法によりユーザのログイン認証を行ってもよい。
また、上述の例では、初期画面には、アップロードボタンc1と、検索条件入力テキストボックスc2と、検索実行ボタンc3とを表示する例を示したが、この他の情報を表示することもできる。例えば、ログインしたユーザがストレージサーバ30に記憶させているデータの一覧を、初期画面に表示することができる。
また、上述の例では、メタデータ入力画面には、タイトルc7と、概要c8と、ジャンルc9とのメタデータを表示し、入力する例を示したが、この他の情報をメタデータとして表示し、入力するようにしてもよい。
また、検索結果画面において表示する検索結果リストc11には、データごとに、データ名やメタデータを表示するようにしてもよい。図11は、メタデータ等を表示する検索結果画面の例を示す図である。ここでは、ユーザ名(Account)や、データが記憶されている領域の情報(Container)、データ種別(Content−Type)、データサイズ(Size)、最終更新日(Last−modified)、タイトル(Title)、概要(Abstract)、ジャンル(Genre)等のメタデータを表示している。また、検索結果を複数ページに亘って表示する場合には、ページ遷移のための操作子を表示してページ遷移するようにしてもよい。
また、上述の例では、プロキシサーバ50は、アプリケーションサーバ20からデータの書込要求が送信されると、ストレージサーバ30にデータの書込要求を送信してデータ書込む処理を行った後に、インデックスサーバ40にインデックス生成要求を送信する処理を行う例を説明したが、この処理の順序は逆でもよい。すなわち、プロキシサーバ50は、アプリケーションサーバ20からデータの書込要求が送信されると、インデックスサーバ40にインデックス生成要求を送信する処理を行った後に、ストレージサーバ30にデータの書込要求を送信してデータ書込む処理を行うようにしてもよい。あるいは、これらの処理を並行して行うこともできる。
また、上述の例では、分類情報としてユーザ名を適用する例を説明したが、この他の情報を分類情報として適用してもよい。例えば、ジャンルや日付等の情報を分類情報として適用してもよいし、ひとつのデータに対して複数の分類情報を付与することもできる。
また、上述の例では、インデックス情報は単語とデータ名との組み合わせである例を説明したが、単語はメタデータに含まれるどのような項目のデータに含まれるものでもよく、またデータ自体に含まれる単語でもよい。あるいは、単語ではない情報を、データ名と組み合わせたインデックス情報を生成することもできる。例えば、ジャンルや日付等の情報にデータ名を組み合わせたインデックス情報を生成することもできる。
また、上述の例では、ユーザ端末10からの読出要求に応じてストレージサーバ30から読出されたデータが、プロキシサーバ50と、アプリケーションサーバ20とを経由してユーザ端末10に送信される例を示したが、読出しの際には、ストレージサーバ30からデータを直接ユーザ端末10に送信するようにしてもよい。
また、上述の例では、検索条件と検索情報とは、データのメタデータ(属性情報)に含まれる文字列である例を説明したが、データに含まれるテキストデータ自体を形態素解析して検索情報としてインデックス情報を生成しておき、このように生成されたインデックス情報に対してテキストデータ自体に含まれる文字列を検索条件として入力し、検索するようにしてもよい。
また、インデックスサーバは、自身が記憶するインデックス情報を、他のインデックスサーバにレプリケーションとして記憶させ、冗長化させることもできる。このとき、管理者によって新たなインデックスリングが作成された場合、そのインデックスリングに対応するインデックスサーバは、自装置のレプリケーションを持つ他のインデックスサーバを特定し、所持しているインデックス情報を問い合わせて自装置が持っていないインデックス情報を取得し、自装置が持つ必要のないインデックスを自装置から削除する。
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりインデクシングを行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した機能の一部または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1 ストレージシステム
10 ユーザ端末
20 アプリケーションサーバ
30 ストレージサーバ
40 インデックスサーバ
41 インデックス情報記憶部
42 インデックス格納部
43 インデックス検索部
50 プロキシサーバ
51 書込要求受信部
52 データ分散配置部
53 インデックス分散配置部
54 検索要求受信部
55 検索処理部
56 データ読出部

Claims (8)

  1. データが記憶される複数のストレージサーバに接続されたプロキシサーバと、当該プロキシサーバに接続された複数のインデックスサーバとを備えるストレージシステムであって、
    前記インデックスサーバは、
    前記ストレージサーバに記憶されるデータの分類を示す分類情報に対応付けて、当該データを検索するための検索情報と、当該データを前記ストレージサーバから読出すためのデータ名とを対応付けたインデックス情報が記憶されるインデックス情報記憶部と、
    前記プロキシサーバから送信されるインデックス生成要求に応じて前記インデックス情報を生成し、生成したインデックス情報を前記インデックス情報記憶部に記憶させるインデックス格納部と、を備え、
    前記プロキシサーバは、
    データの書込要求を受信する書込要求受信部と、
    前記書込要求受信部が受信した前記データに、当該データに対応する前記分類情報を対応付け、分類情報を対応付けた前記データを、前記複数のストレージサーバのうちいずれかのストレージサーバに記憶させるデータ分散配置部と、
    前記書込要求受信部が受信した前記データに対応付ける前記分類情報に基づいて、複数の前記インデックスサーバのうち、当該データを検索するためのインデックス情報を記憶させるインデックスサーバを判定し、判定した当該インデックスサーバに、前記書込要求受信部が受信した前記データのインデックス生成要求を送信するインデックス分散配置部と、
    を備えることを特徴とするストレージシステム。
  2. 前記プロキシサーバは、
    前記ストレージサーバに記憶されたデータを検索する検索条件が含まれる検索要求を受信する検索要求受信部と、
    前記検索要求受信部が前記検索要求を受信すると、前記分類情報に基づいて、前記複数のインデックスサーバのうち、検索要求を送信するインデックスサーバを判定し、判定したインデックスサーバに検索要求を送信し、当該インデックスサーバから送信される検索結果を受信する検索処理部と、
    を備え、
    前記インデックスサーバは、
    前記プロキシサーバから送信される前記検索要求に含まれる検索条件と、前記インデックス情報記憶部に記憶されている前記インデックス情報に含まれる検索情報とを比較して、前記検索要求に対応する前記データ名を検索結果として前記プロキシサーバに送信するインデックス検索部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
  3. 前記プロキシサーバは、
    前記検索処理部が受信した前記検索結果に基づいて、前記複数のストレージサーバのうち、いずれかのストレージサーバから、前記検索結果に応じた前記データを読出すデータ読出部
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のストレージシステム。
  4. 前記分類情報は、前記データの書込要求の送信元であるユーザ端末のユーザ名である
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のストレージシステム。
  5. 前記検索情報は、前記データの属性情報に含まれる文字列である
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のストレージシステム。
  6. 前記インデックス分散配置部は、前記分類情報に基づいて算出するハッシュ値に基づいて、前記複数のインデックスサーバのうち、当該分類情報に対応するインデックス情報を記憶させるインデックスサーバを判定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のストレージシステム。
  7. データが記憶される複数のストレージサーバに接続されたプロキシサーバと、当該プロキシサーバに接続され、前記ストレージサーバに記憶されるデータの分類を示す分類情報に対応付けて、当該データを検索するための検索情報と、当該データを前記ストレージサーバから読出すためのデータ名とを対応付けたインデックス情報が記憶されるインデックス情報記憶部を備えた複数のインデックスサーバとを備えるストレージシステムのインデクシング方法であって、
    前記プロキシサーバが、
    データの書込要求を受信するステップと、
    受信した前記データに、当該データに対応する前記分類情報を対応付け、分類情報を対応付けた前記データを、前記複数のストレージサーバのうちいずれかのストレージサーバに記憶させるステップと、
    受信した前記データに対応付ける前記分類情報に基づいて、複数の前記インデックスサーバのうち、当該データを検索するためのインデックス情報を記憶させるインデックスサーバを判定し、判定した当該インデックスサーバに、受信した前記データのインデックス生成要求を送信するステップと、
    前記インデックスサーバが、
    前記プロキシサーバから送信されるインデックス生成要求に応じて前記インデックス情報を生成し、生成したインデックス情報を前記インデックス情報記憶部に記憶させるステップと、
    を備えることを特徴とするインデクシング方法。
  8. データが記憶される複数のストレージサーバに接続されたプロキシサーバと、当該プロキシサーバに接続され、前記ストレージサーバに記憶されるデータの分類を示す分類情報に対応付けて、当該データを検索するための検索情報と、当該データを前記ストレージサーバから読出すためのデータ名とを対応付けたインデックス情報が記憶されるインデックス情報記憶部を備えた複数のインデックスサーバとを備えるストレージシステムのコンピュータに、
    前記プロキシサーバが、
    データの書込要求を受信するステップと、
    受信した前記データに、当該データに対応する前記分類情報を対応付け、分類情報を対応付けた前記データを、前記複数のストレージサーバのうちいずれかのストレージサーバに記憶させるステップと、
    受信した前記データに対応付ける前記分類情報に基づいて、複数の前記インデックスサーバのうち、当該データを検索するためのインデックス情報を記憶させるインデックスサーバを判定し、判定した当該インデックスサーバに、受信した前記データのインデックス生成要求を送信するステップと、
    前記インデックスサーバが、
    前記プロキシサーバから送信されるインデックス生成要求に応じて前記インデックス情報を生成し、生成したインデックス情報を前記インデックス情報記憶部に記憶させるステップと、
    を実行させるインデクシングプログラム。
JP2014024837A 2014-02-12 2014-02-12 ストレージシステム、インデクシング方法、インデクシングプログラム Active JP6329778B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014024837A JP6329778B2 (ja) 2014-02-12 2014-02-12 ストレージシステム、インデクシング方法、インデクシングプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014024837A JP6329778B2 (ja) 2014-02-12 2014-02-12 ストレージシステム、インデクシング方法、インデクシングプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015153034A true JP2015153034A (ja) 2015-08-24
JP6329778B2 JP6329778B2 (ja) 2018-05-23

Family

ID=53895244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014024837A Active JP6329778B2 (ja) 2014-02-12 2014-02-12 ストレージシステム、インデクシング方法、インデクシングプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6329778B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016185707A (ja) * 2005-12-26 2016-10-27 セイコーエプソン株式会社 印刷材収納体
JP2017054184A (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 日本電信電話株式会社 サーバ、データ一覧作成方法、および、データ一覧作成プログラム
WO2019244276A1 (ja) * 2018-06-20 2019-12-26 楽天株式会社 検索システム、検索方法、及びプログラム
JP2020074111A (ja) * 2019-12-24 2020-05-14 楽天株式会社 検索システム、検索方法、及びプログラム
JP2020119145A (ja) * 2019-01-22 2020-08-06 富士通株式会社 ストレージ制御装置、ストレージ制御プログラム、及び、ストレージシステム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007122302A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Hitachi Ltd 情報検索システムとインデクス管理方法およびプログラム
JP2012529703A (ja) * 2009-06-12 2012-11-22 アリババ グループ ホールディング リミテッド ソーシャルネットワーク内で認証要求メッセージを送信するための方法および装置
JP2013077233A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Hitachi Solutions Ltd ファイル検索システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007122302A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Hitachi Ltd 情報検索システムとインデクス管理方法およびプログラム
JP2012529703A (ja) * 2009-06-12 2012-11-22 アリババ グループ ホールディング リミテッド ソーシャルネットワーク内で認証要求メッセージを送信するための方法および装置
JP2013077233A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Hitachi Solutions Ltd ファイル検索システム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016185707A (ja) * 2005-12-26 2016-10-27 セイコーエプソン株式会社 印刷材収納体
JP2017054184A (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 日本電信電話株式会社 サーバ、データ一覧作成方法、および、データ一覧作成プログラム
WO2019244276A1 (ja) * 2018-06-20 2019-12-26 楽天株式会社 検索システム、検索方法、及びプログラム
JP6639743B1 (ja) * 2018-06-20 2020-02-05 楽天株式会社 検索システム、検索方法、及びプログラム
JP2020119145A (ja) * 2019-01-22 2020-08-06 富士通株式会社 ストレージ制御装置、ストレージ制御プログラム、及び、ストレージシステム
JP7302178B2 (ja) 2019-01-22 2023-07-04 富士通株式会社 ストレージ制御装置、ストレージ制御プログラム、及び、ストレージシステム
JP2020074111A (ja) * 2019-12-24 2020-05-14 楽天株式会社 検索システム、検索方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6329778B2 (ja) 2018-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9639564B2 (en) Content class for object storage indexing system
US10248356B2 (en) Using scratch extents to facilitate copying operations in an append-only storage system
US10671635B2 (en) Decoupled content and metadata in a distributed object storage ecosystem
JP6329778B2 (ja) ストレージシステム、インデクシング方法、インデクシングプログラム
US20150302111A1 (en) Method and Apparatus for Constructing File System in Key-Value Storage System, and Electronic Device
US9547706B2 (en) Using colocation hints to facilitate accessing a distributed data storage system
US10572466B2 (en) Multiple collections of user-defined metadata for self-describing objects
JP5638608B2 (ja) メタデータに従ってファイルシステムのファイルにアクセスする方法、およびその方法を実装する装置
JP2011065546A (ja) ファイル検索システム及びプログラム
JP5375972B2 (ja) 分散ファイルシステム、そのデータ選択方法およびプログラム
US20140250075A1 (en) Using a file system interface to access a remote storage system
US11036918B2 (en) Multimodal sharing of content between documents
US20090006619A1 (en) Directory Snapshot Browser
US11853165B2 (en) Using file system extended attributes to update databases in hierarchical file systems
JP2010211633A (ja) ストレージシステム及びデータマイグレーション対応検索システム
US20170060892A1 (en) Search-based shareable collections
CN114416676A (zh) 数据处理方法、装置、设备和存储介质
US11822580B2 (en) System and method for operating a digital storage system
CN116561358A (zh) 一种基于hbase的3D场景数据文件统一存储与检索方法
NO327318B1 (no) Fremgangsmåte for å forbedre effektiviteten til en søkemotor

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180327

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180423

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6329778

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250