JP2015151730A - 屋根上の集熱構造 - Google Patents

屋根上の集熱構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2015151730A
JP2015151730A JP2014025322A JP2014025322A JP2015151730A JP 2015151730 A JP2015151730 A JP 2015151730A JP 2014025322 A JP2014025322 A JP 2014025322A JP 2014025322 A JP2014025322 A JP 2014025322A JP 2015151730 A JP2015151730 A JP 2015151730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
heat
case
heat collecting
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014025322A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6292506B2 (ja
Inventor
浩一 白井
Koichi Shirai
浩一 白井
田村 俊樹
Toshiki Tamura
俊樹 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014025322A priority Critical patent/JP6292506B2/ja
Publication of JP2015151730A publication Critical patent/JP2015151730A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6292506B2 publication Critical patent/JP6292506B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/20Solar thermal
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers
    • Y02E10/44Heat exchange systems

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

【課題】集熱効率の高い屋根上の集熱構造を提案する。
【解決手段】本発明の屋根上の集熱構造は、隙間S1を介して屋根5上に配される透明パネル2と、隙間S1に配される集熱板と、を備える。本発明の屋根上の集熱構造では、集熱板と透明パネル2との間に、断熱用の空気層S10が形成され、集熱板と屋根5との間に、屋内に連通する加熱空間S11が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋根上の集熱構造に関する。
特許文献1には、透明ガラスモジュールを、屋根面との間に空気流通層を介在させた状態で設けた構造が開示されている。
この構造では、透明ガラスモジュールの下方の屋根には、屋内に通じる開口部が設けられている。
特許文献1の構造では、空気流通層を上昇する空気を、透明ガラスモジュールを透光した太陽光によって加熱し、この集熱された空気の熱を屋内で利用している。
特開2013−178084号公報
しかし、上述した特許文献1の構造では、空気流通層を上昇する空気が、透明ガラスモジュールに当たることで、透明ガラスモジュールを介して放熱され、集熱効率が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、集熱効率の高い屋根上の集熱構造を提案することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の屋根上の集熱構造は、隙間を介して屋根上に配される透明パネルと、前記隙間に配される集熱板と、を備え、前記集熱板と前記透明パネルとの間に、断熱用の空気層が形成され、前記集熱板と前記屋根との間に、屋内に連通する加熱空間が形成されることを特徴とする。
また、前記透明パネルよりも軒側の位置で、前記加熱空間に連通する第二の隙間を介して前記屋根上に配される機能パネルを更に備えることが好ましい。
また、前記透明パネル下方の前記隙間に配されるケースを更に備え、前記ケースは、外気が流入する流入口と、屋内に連通する流出口とを有し、前記ケースの天板部が前記集熱板を構成し、前記ケースの内部空間が前記加熱空間を構成することが好ましい。
また、前記ケースは、前記屋根との間に下部空気層を介して配され、前記ケースは、下方に突出する突出部を有し、前記突出部は、前記下部空気層とこれよりも棟側の外部空間とを仕切ることが好ましい。
また、前記機能パネル下方の前記屋根に設けられ、前記第二の隙間に軒側から流入する空気を、前記第二の隙間において前記機能パネルに寄る方向に誘導する誘導部を更に備えることが好ましい。
また、前記誘導部よりも棟側の位置に設けられ、前記誘導部によって前記機能パネルの下面に沿わせた空気の流れを撹拌する撹拌部を更に備えることが好ましい。
本発明の屋根上の集熱構造では、透明パネル下方の隙間に集熱板を配することで、透明パネルを通過した太陽光の熱を集熱板で効率良く集熱でき、この集熱した熱を利用して、集熱板と屋根との間の加熱空間に流入した空気を温めることができる。そして、本発明の屋根上の集熱構造では、集熱板と透明パネルとの間に断熱用の空気層を形成することで、集熱板の熱が透明パネルを介して放熱されることも抑制できる。したがって、本発明の屋根上の集熱構造は、集熱効率の高い構造となっている。
本発明の一実施形態の屋根上の集熱構造を概略的に示し、(a)は平面図であり、(b)は(a)のA−A´における側断面図であり、(c)は(a)のB−B´における側断面図である。 図1(a)のC−C´における側断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
図1(a)〜(c)及び図2には、本発明の一実施形態の屋根上の集熱構造が示されている。本実施形態の集熱構造は、隙間S1を介して屋根5上に配される透明パネル2と、隙間S1に配される集熱板と、を備える。そして、本実施形態の集熱構造では、集熱板と透明パネル2との間に、断熱用の空気層S10が形成され、集熱板と屋根5との間に、屋内に連通する加熱空間S11が形成される。
詳しくは、本実施形態の集熱構造は、図1(a)〜(c)に示すように、機能パネル1と、透明パネル2と、集熱用のケース3と、ダクト4と、を備える。上記の各構成1〜4は、傾斜した屋根5上に設けられる。以下では、屋根5の傾斜方向の水上側を棟側と記載し、屋根5の傾斜方向の水下側を軒側と記載し、屋根5に沿った水平方向を左右方向と記載し、屋根5に対して垂直な方向を上下方向と記載して、各構成について説明する。つまり、図1(a)〜(c)における矢印X1で示す方向が棟側であり、その逆方向が軒側であり、矢印Y1で示す方向が右方であり、その逆方向が左方であり、矢印Z1で示す方向が上方であり、その逆方向が下方である。
機能パネル1は、透明パネル2よりも軒側の位置で、加熱空間S11に連通する隙間S2(第二の隙間S2)を介して屋根5上に配される。
機能パネル1は、例えば、従来周知の太陽光発電パネルである。機能パネル1は、屋根5上に設置される支持部材6によって支持されて、屋根5から上方に隙間S2だけ離して配される。隙間S2は、隙間S2よりも軒側の外部空間と連通している。機能パネル1は、屋根5と略平行に配される。
機能パネル1は、略矩形板状である。機能パネル1は、屋根5上に、軒棟方向及び左右方向に複数並べて配される。例えば、機能パネル1は、軒棟方向に2つ、左右方向に3つ並べて配され、屋根5上に都合6つ配される。なお、機能パネル1の配置数は、屋根5の面積等に応じて、適宜設定される。
本実施形態の集熱構造は、図2に示すように、機能パネル1下方の屋根5に設けられ、隙間S2に軒側から流入する空気を、隙間S2において機能パネル1に寄る方向に誘導する誘導部8を更に備える。詳しくは、機能パネル1下方の屋根5のうち、機能パネル1を支持する軒側の横枠部60よりも少し棟側の部位(つまり、空気の入口側)に、矩形板状の誘導部8が上方に突出させて設けられている。誘導部8の上端は、機能パネル1に近接する箇所に位置する。誘導部8は、左右方向に並ぶ各機能パネル1の下方に配される。また、誘導部8は、軒棟方向に並ぶ各機能パネル1の下方に配される。本実施形態の集熱構造では、このように誘導部8を設けることで、軒側から第二の隙間S2に流入する空気を、日射より温度が高くなった機能パネル1に接触させて、効率的な熱交換を行わせることができる。
また、本実施形態の集熱構造は、誘導部8よりも棟側の位置に設けられ、誘導部8によって機能パネル1の下面に沿わせた空気の流れを撹拌する撹拌部9を更に備える。詳しくは、機能パネル1下方の屋根5のうち、誘導部8よりも棟側の位置(例えば、機能パネル1の軒棟方向の中央部)に、矩形板状の撹拌部9が上方に突出させて設けられている。なお、撹拌部9は、1箇所に限らず、軒棟方向の複数箇所に設けてもよい。撹拌部9の上端は、誘導部8の上端よりも低い。撹拌部9は、左右方向に並ぶ各機能パネル1の下方に配される。また、撹拌部9は、軒棟方向に並ぶ各機能パネル1の下方に配される。本実施形態の集熱構造では、このように撹拌部9を設けることで、誘導部8によって機能パネル1の下面に沿わせた空気の流れを撹拌して、機能パネル1裏側の表面対流熱伝達を促進することができる。これにより、本実施形態の集熱構造では、機能パネル1の熱を空気が受け取りやすくして、効率的な熱交換を行わせることができる。
透明パネル2は、図1(a)〜(c)に示すように、軒棟方向に並ぶ複数の機能パネル1のうち、最も棟側に位置する機能パネル1よりも棟側の位置で、屋根5上に隙間S1を介して配される。透明パネル2は、屋根5上に設置される支持部材6によって支持されて、屋根5から上方に隙間S1だけ離して配される。
透明パネル2は、略矩形板状である。透明パネル2は、透明なガラスパネルや樹脂パネルである。透明パネル2は、機能パネル1よりも光が透過しやすいパネルであればよく、例えば、透明に限らず半透明であってもよい。透明パネル2の軒棟方向の長さは、機能パネル1の軒棟方向の長さよりも短く、透明パネル2の左右方向の長さは、機能パネル1の左右方向の長さと同じである。
透明パネル2は、最も棟側に位置する各機能パネル1の棟側に並べて配される。つまり、透明パネル2は、屋根5上に、左右方向に並べて複数配される。透明パネル2の配置数は、左右方向に並べて配される機能パネル1の数と同じである。
支持部材6は、平面視略矩形状であり、軒棟方向に一対の横枠部60と、左右一対の縦枠部(図示せず)と、脚部(図示せず)を有する。軒棟方向に一対の横枠部60は、機能パネル1または透明パネル2の軒棟方向の端部を支持し、左右一対の縦枠部は、機能パネル1または透明パネル2の左右の端部を支持する。脚部は、横枠部60または縦枠部から下方に向けて突出し、その下端部が屋根5に取り付けられる。
軒棟方向及び左右方向に並ぶ複数の機能パネル1間や、軒棟方向に並ぶ機能パネル1と透明パネル2との間や、左右方向に並ぶ複数の透明パネル2間には、隙間を埋めるカバー材7が適宜設置される。カバー材7は、機能パネル1や透明パネル2よりも上方の外部空間と、機能パネル1や透明パネル2よりも下方の空間とを仕切る。なお、上記の各間に隙間がない場合には、カバー材7は省略可能である。
ケース3は、透明パネル2下方の隙間S1に配される。ケース3は、外気が流入する流入口34と、屋内に連通する流出口35とを有し、ケース3の天板部30が集熱板を構成し、ケース3の内部空間が加熱空間S11を構成する。
詳しくは、ケース3は、矩形箱状であり、集熱板を構成する天板部30と、底板部31と、前板部32と、後板部33と、左右一対の側板部(図示せず)と、を一体に有する。ケース3は、ケース3の外部空間のうち、空気層S10よりも下方の領域の外気が流入する流入口34を有する。本実施形態では、ケース3は、底板部31の軒側の端部に、流入口34が左右方向に亘って設けられている。また、ケース3は、底板部31の流入口34よりも棟側の部位(例えば、底板部31の軒棟方向の中央部)に、ダクト4の上端部に連結される流出口35を有する。流出口35は、底板部31の左右方向の中央部に設けられる。
ケース3は、日射の吸収率が高い材料で形成され、例えば、黒色の金属や樹脂で形成される。なお、ケース3は、天板部30のみ日射の吸収率が高い材料で形成され、天板部30以外の部位がその他の伝熱性の高い材料で形成されてもよい。
ケース3は、左右方向に並ぶ複数の透明パネル2全ての下方に位置するように、左右方向に長尺に設けられる。ここで、ケース3は、流出口35が、左右方向に並ぶ複数の透明パネル2のうち中央に位置する透明パネル2の下方に位置するように配される。ケース3は、集熱板を構成する天板部30と透明パネル2との間に断熱用の空気層S10が形成されるように、透明パネル2から下方に離して配される。断熱用の空気層S10は、内部に空気を含む閉塞または略閉塞された空間である。本実施形態では、ケース3の後板部33を、透明パネル2を支持する支持部材6の棟側の横枠部60に当て、ケース3の前板部32を軒側の横枠部60との間に僅かな隙間が形成されるように配することによって、略閉塞された断熱用の空気層S10を形成している。なお、ケース3の後板部33を棟側の横枠部60との間に僅かな隙間が形成されるように配してもよいし、ケース3の前板部32を軒側の横枠部60に当てて配してもよい。
また、ケース3は、屋根5との間に空気層S12(以下「下部空気層S12」という)を介して配される。ケース3は、下方に突出する突出部36を有する。突出部36は、下部空気層S12とこれよりも棟側の外部空間とを仕切る。
詳しくは、ケース3は、屋根5との間に下部空気層S12が形成されるように、屋根5から上方に離して配される。また、ケース3は、底板部31の棟側の端部から下方に突出して、屋根5に当たる突出部36を有する。突出部36は、例えば、矩形板状であり、底板部31に左右方向に亘って設けられる。
ダクト4は、屋根5に上下方向に貫通させて設けられる。ダクト4は、屋内に連通し、ケース3内に流入した空気を、屋内に搬送する。ダクト4内、またはダクト4に連通する箇所には、ファン等の搬送手段が適宜配される。
以上説明した本実施形態の集熱構造では、空気が例えば図1(a)の矢印A1、A2、A3に示すように流れ、ケース3によって温められ、ダクト4を通じて屋内へと搬送される。
詳しくは、最も軒側に位置する機能パネル1よりも軒側の外部空間の空気が、軒棟方向に並ぶ各機能パネル1下方の第二の隙間S2を通じて、棟近傍に位置する透明パネル2下方の隙間S1の下部空気層S12に流入する。このとき、軒側から第二の隙間S2に流入する空気は、日射により温度の高くなった各機能パネル1に誘導部8と撹拌部9によって接触させられて、温められる。そして、下部空気層S12に流入した空気は、ケース3の底板部31の流入口34からケース3の内部空間である加熱空間S11に流入する。ここで、ケース3は、集熱板を構成する天板部30が、透明パネル2を通過した太陽光によって温められており、この天板部30に連続する底板部31、前板部32、後板部33、及び左右一対の側板部がそれぞれ、天板部30から伝わる熱によって温められている。
ケース3の加熱空間S11に流入した空気は、天板部30、底板部31、前板部32、後板部33、及び左右一対の側板部に衝突することで熱交換を行い、温められる。そして、ケース3内の加熱空間S11に流入して温められた空気は、ケース3の底板部31の流出口35を通じてダクト4へ流出し、ダクト4を通じて、屋内へ搬送される。屋内へ搬送された温められた空気は、例えば、基礎空間へ送られ、これにより、基礎コンクリートが蓄熱して、暖房負荷の削減を図ることができる。また、屋内へ搬送された温められた空気は、例えば、エアコンを設けていない部屋に送ることで、その部屋の温度を上げることができ、これにより、温度バリアフリーに貢献でき快適性を向上させることができ、且つヒートショックの危険性を低下させることができる。
上述した本実施形態の集熱構造では、透明パネル2の下方に集熱用のケース3を設けたことで、透明パネル2を通過した太陽光の日射をケース3で効率良く吸収でき、隙間S1からケース3内に流入する空気を効果的に温めることができる。また、このとき、ケース3の熱が透明パネル2を介して放熱されることを、断熱用の空気層S10によって抑制することができる。
また、本実施形態の集熱構造では、屋根5の上方に下部空気層S12を介してケース3を設けたことで、ケース3の熱が屋根5を介して放熱されることを、下部空気層S12によって抑制することができる。また、ケース3の底板部31の上面と下面の両側から空気を衝突させることができるため、熱交換を効果的に行うことができる。
また、本実施形態の集熱構造では、ケース3の前板部32ではなく底板部31に流入口34を設けることで、空気の流れを乱して、ケース3の各板部への衝突を生じさせやすくすることができる。
また、本実施形態の集熱構造では、ケース3から下方に突出する突出部36を設けたことで、第二の隙間S2から下部空気層S12へ流入した空気が、下部空気層S12よりも棟側の外部空間に流れ出ることを抑制できる。また、前記外部空間から下部空気層S12に温められていない空気や雨が流入することも突出部36によって抑制できる。したがって、本実施形態の集熱構造では、温められた空気を効率良くダクト4を通じて屋内へと搬送することができる。
また、本実施形態の集熱構造では、機能パネル1下方に、誘導部8や撹拌部9を設けたことで、機能パネル1下方の第二の隙間S2に軒側から流入する空気を、温度の高くなった機能パネル1に接触させて、効率的な熱交換を行わせることができる。これにより、本実施形態の集熱構造では、機能パネル1の表面温度の低下を図ることができ、機能パネル1が例えば太陽光発電パネルである場合には、発電効率を上昇させることができる。
また、本実施形態の集熱構造では、軒棟方向に並ぶ複数の機能パネル1の更に棟側に透明パネル2を配置し、この透明パネル2の下方に集熱用のケース3を配置して、透明パネル2の下方に加熱空間S11を設けている。そのため、本実施形態の集熱構造では、軒棟方向に並ぶ複数の機能パネル1との間で熱交換を行って温められた空気を、更にケース3の内部の加熱空間S11によって温めることができ、効率良く温められた空気を、屋内へと搬送することができる。
なお、上述した実施形態の集熱構造では、透明パネル2の下方に断熱用の空気層S10を介して箱状のケース3を配した例について説明したが、透明パネル2の下方には断熱用の空気層S10を介して板状の集熱板だけを配してもよい。この場合でも、集熱板と屋根5との間の加熱空間に流入した空気を集熱板によって温めることができ、また、集熱板の熱が透明パネル2から放熱されることを空気層S10によって抑制できる。
また、上述した実施形態の集熱構造では、屋根5の上方に下部空気層S12を介してケース3を配した例について説明したが、屋根5上にケース3を隙間なく配してもよい。この場合、流入口34は前板部32に設けられ、突出部36は省略される。
また、上述した実施形態の屋根上の集熱構造では、誘導部8の棟側に撹拌部9を配した例について説明したが、撹拌部9のみ省略してもよいし、誘導部8と撹拌部9の両方を省略してもよい。
以上まとめると、本発明の屋根上の集熱構造は、上述した各実施形態のように、以下の構成を備えることを特徴とする。
すなわち、本発明の屋根上の集熱構造は、隙間S1を介して屋根5上に配される透明パネル2と、隙間S1に配される集熱板と、を備える。本発明の屋根上の集熱構造では、集熱板と透明パネル2との間に、断熱用の空気層S10が形成され、集熱板と屋根5との間に、屋内に連通する加熱空間S11が形成される。
以上のように、本発明の屋根上の集熱構造では、透明パネル2下方の隙間S1に集熱板を配することによって、透明パネル2を通過した太陽光の熱を集熱板で効率良く集熱できる。そして、この集熱した熱を利用して、集熱板と屋根5との間の加熱空間S11に流入した空気を温めることができる。また、本発明の屋根上の集熱構造では、集熱板と透明パネル2との間に断熱用の空気層S10を形成することによって、集熱板の熱が透明パネル2を介して放熱されることも抑制できる。したがって、本発明の屋根上の集熱構造は、集熱効率の高い構造となっている。
また、本発明の屋根上の集熱構造は、上述した一実施形態のように、以下の構成を更に備えることが好ましい。
すなわち、本発明の屋根上の集熱構造は、透明パネル2よりも軒側の位置で、加熱空間S11に連通する第二の隙間S2を介して屋根5上に配される機能パネル1を更に備える。
以上のような構成を備えることで、本発明の屋根上の集熱構造では、機能パネル1下方の第二の隙間S2を通過する空気を、機能パネル1との接触による熱交換や機能パネル1を通過した太陽光の熱によって温めた後、この空気を集熱板で更に温めることができる。
また、本発明の屋根上の集熱構造は、上述した一実施形態のように、以下の構成を更に備えることが好ましい。
すなわち、本発明の屋根上の集熱構造は、透明パネル2下方の隙間S1に配されるケース3を更に備える。ケース3は、外気が流入する流入口34と、屋内に連通する流出口35とを有し、ケース3の天板部30が集熱板を構成し、ケース3の内部空間が加熱空間S11を構成する。
以上のような構成を備えることで、本発明の屋根上の集熱構造では、ケース3内に空気を流入させ、この空気に、ケース3の天板部30を構成する集熱板との間だけでなく、集熱板の熱が伝わるケース3の底板部や側板部との間でも熱交換を行わせることができる。これにより、本発明の屋根上の集熱構造では、流入する空気を効率良く温めることができる。
また、本発明の屋根上の集熱構造は、上述した一実施形態のように、以下の構成を更に備えることが好ましい。
すなわち、本発明の屋根上の集熱構造では、ケース3は、屋根5との間に下部空気層S12を介して配され、ケース3は、下方に突出する突出部36を有し、突出部36は、下部空気層S12とこれよりも棟側の外部空間とを仕切る。
以上のように、本発明の屋根上の集熱構造では、ケース3を、屋根5との間に下部空気層S12を介して配することによって、ケース3の熱が屋根5を介して放熱されることを抑制できる。また、本発明の屋根上の集熱構造では、軒側から下部空気層S12に流入した空気が、隙間S1よりも棟側の外部空間に流出することを突出部36によって抑制できる。また、本発明の屋根上の集熱構造では、雨や冷たい空気が前記外部空間から下部空気層S12に入り込むことも突出部36によって抑制できる。よって、本発明の屋根上の集熱構造では、軒側から下部空気層S12に流入する空気を効率良く温めることができる。
また、本発明の屋根上の集熱構造は、上述した一実施形態のように、以下の構成を更に備えることが好ましい。
すなわち、本発明の屋根上の集熱構造は、機能パネル1下方の屋根5に設けられ、第二の隙間S2に軒側から流入する空気を、第二の隙間S2において機能パネル1に寄る方向に誘導する誘導部8を更に備える。
以上のように、本発明の屋根上の集熱構造では、誘導部8を設けることで、軒側から第二の隙間S2に流入する空気を、温度の高くなった機能パネル1に接触させて、効率的な熱交換を行わせることができる。
また、本発明の屋根上の集熱構造は、上述した一実施形態のように、以下の構成を更に備えることが好ましい。
すなわち、本発明の屋根上の集熱構造は、誘導部8よりも棟側の位置に設けられ、誘導部8によって機能パネル1の下面に沿わせた空気の流れを撹拌する撹拌部9を更に備える。
以上のように、本発明の屋根上の集熱構造では、撹拌部9を設けることで、誘導部8によって機能パネル1の下面に沿わせた空気の流れを撹拌して、機能パネル1裏側の表面対流熱伝達を促進することができる。これにより、本実施形態の集熱構造では、機能パネル1の熱を空気が受け取りやすくして、効率的な熱交換を行わせることができる。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 機能パネル
2 透明パネル
3 ケース
5 屋根
8 誘導部
9 撹拌部
30 天板部
34 流入口
35 流出口
36 突出部
S1 隙間
S2 隙間(第二の隙間)
S10 空気層
S11 加熱層
S12 下部空気層

Claims (6)

  1. 隙間を介して屋根上に配される透明パネルと、
    前記隙間に配される集熱板と、を備え、
    前記集熱板と前記透明パネルとの間に、断熱用の空気層が形成され、
    前記集熱板と前記屋根との間に、屋内に連通する加熱空間が形成されることを特徴とする屋根上の集熱構造。
  2. 前記透明パネルよりも軒側の位置で、前記加熱空間に連通する第二の隙間を介して前記屋根上に配される機能パネルを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の屋根上の集熱構造。
  3. 前記透明パネル下方の前記隙間に配されるケースを更に備え、
    前記ケースは、
    外気が流入する流入口と、屋内に連通する流出口とを有し、
    前記ケースの天板部が前記集熱板を構成し、前記ケースの内部空間が前記加熱空間を構成することを特徴とする請求項2に記載の屋根上の集熱構造。
  4. 前記ケースは、前記屋根との間に下部空気層を介して配され、
    前記ケースは、下方に突出する突出部を有し、
    前記突出部は、前記下部空気層とこれよりも棟側の外部空間とを仕切ることを特徴とする請求項3に記載の屋根上の集熱構造。
  5. 前記機能パネル下方の前記屋根に設けられ、前記第二の隙間に軒側から流入する空気を、前記第二の隙間において前記機能パネルに寄る方向に誘導する誘導部を更に備えることを特徴とする請求項2乃至4いずれか一項に記載の屋根上の集熱構造。
  6. 前記誘導部よりも棟側の位置に設けられ、前記誘導部によって前記機能パネルの下面に沿わせた空気の流れを撹拌する撹拌部を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の屋根上の集熱構造。
JP2014025322A 2014-02-13 2014-02-13 屋根上の集熱構造 Expired - Fee Related JP6292506B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014025322A JP6292506B2 (ja) 2014-02-13 2014-02-13 屋根上の集熱構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014025322A JP6292506B2 (ja) 2014-02-13 2014-02-13 屋根上の集熱構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015151730A true JP2015151730A (ja) 2015-08-24
JP6292506B2 JP6292506B2 (ja) 2018-03-14

Family

ID=53894291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014025322A Expired - Fee Related JP6292506B2 (ja) 2014-02-13 2014-02-13 屋根上の集熱構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6292506B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5429140A (en) * 1977-08-08 1979-03-05 Nagasaki Prefecture Solar energy collector
JPH0277552U (ja) * 1988-11-30 1990-06-14
US4967729A (en) * 1989-06-28 1990-11-06 Kabushiki Kaisha Ohem Kenkyujyo Solar-system house
JPH0429770U (ja) * 1990-07-05 1992-03-10
JPH08333855A (ja) * 1995-06-06 1996-12-17 Yodogawa Steel Works Ltd 太陽熱集熱屋根
US20120024283A1 (en) * 2010-07-30 2012-02-02 Skillman Dale N Hybrid Solar Thermal and Photovoltaic Collector

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5429140A (en) * 1977-08-08 1979-03-05 Nagasaki Prefecture Solar energy collector
JPH0277552U (ja) * 1988-11-30 1990-06-14
US4967729A (en) * 1989-06-28 1990-11-06 Kabushiki Kaisha Ohem Kenkyujyo Solar-system house
JPH0429770U (ja) * 1990-07-05 1992-03-10
JPH08333855A (ja) * 1995-06-06 1996-12-17 Yodogawa Steel Works Ltd 太陽熱集熱屋根
US20120024283A1 (en) * 2010-07-30 2012-02-02 Skillman Dale N Hybrid Solar Thermal and Photovoltaic Collector

Also Published As

Publication number Publication date
JP6292506B2 (ja) 2018-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7661422B2 (en) Solar air conditioning device
US20110209849A1 (en) Arrangement and method for utilizing the heat built up on photovoltaic systems of domestic installations
KR101964255B1 (ko) 태양광 모듈의 냉각장치 및 이를 포함하는 태양광 어레이
CN104848437A (zh) 变频空调电器盒及变频空调外机
CN103712257B (zh) 一种电暖器
CN105119498A (zh) 轨道车辆辅助变流器系统及轨道车辆
CN105120714A (zh) 具有加热器的桌子
JP6292506B2 (ja) 屋根上の集熱構造
JP5351677B2 (ja) ルーバー
CN106170615A (zh) 机箱收纳型发动机驱动式发电机
JP2008101855A (ja) 天井輻射システム
JP5290061B2 (ja) 太陽光発電集熱システム
CN205783645U (zh) 带有变频器模块散热装置的变频空调器
JP2010096468A (ja) 太陽光発電集熱システム
CN204216839U (zh) 一种改进的光伏汇流箱结构
JP2014053378A (ja) 高効率発電ユニット及び高効率発電アレイ
CN204665508U (zh) 变频空调电器盒及变频空调外机
JP4676705B2 (ja) 太陽光発電集熱システム
CN207705657U (zh) 一种箱式变电站的组装式顶盖
JP6161493B2 (ja) 太陽エネルギー利用システム
JP2013178084A (ja) 太陽光発電集熱システム
CN105317144A (zh) 光伏建筑立面和光伏幕墙
CN204408260U (zh) 光伏储能装置
CN209991533U (zh) 一种卡扣式安装的踢脚线散热器
CN110006093A (zh) 取暖设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161130

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180202

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6292506

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees