JP2015151670A - Snow-falling prevention device - Google Patents
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Abstract
Description
屋根等からの落雪を抑制する技術に関し開示する。 It discloses about the technique which suppresses snowfall from a roof etc.
寒冷地や降雪の多い地方では、自動車専用道路等に設けられている大型の道路情報掲示板の上にも雪が降り積もるので、この積雪が大きな塊となって落雪しないように、道路情報掲示板の天板部を傾斜面とし、なるべく積雪しないようにしてある。しかし、ただの傾斜面では効果が不十分であるため、特許文献1の図8に開示されるような落雪システムも提案されている。 In cold regions and regions with a lot of snowfall, snow also accumulates on the large road information bulletin boards provided on automobile-only roads, etc., so the snowboard does not fall as a big lump so that it falls. The part is inclined to prevent snow accumulation as much as possible. However, since the effect is not sufficient with a simple inclined surface, a snowfall system as disclosed in FIG. 8 of Patent Document 1 has also been proposed.
特許文献1の落雪システム100は、ヒータ線110を収納した金属製中空管120(420)を積雪部101に配設し、積雪部の中央において積雪を割って落下させる仕組みである(特許文献1の図1、図2参照)。このように積雪を中央で割って落下させるシステムでは、積雪部の半分もの面積を占める雪塊が一気に落雪することもあり得るので、落雪時に注意を要する。また特に、道路情報掲示板の場合、風雪に曝される天板部の積雪面では、雪が吹き付けて着雪することから氷状に固まった氷雪として積雪していることが多い。この積雪を特許文献1の落雪システムで割って落下させると、場合によっては掲示板の幅をもった氷雪塊が落下することになり、高速で走行する自動車にとって驚異となる。 The snowfall system 100 of Patent Document 1 is a mechanism in which a metal hollow tube 120 (420) containing a heater wire 110 is disposed in the snow accumulating portion 101, and the snow is broken and dropped at the center of the snow accumulating portion (Patent Document). 1 and FIG. 2). In such a system in which snow is divided and dropped at the center, snow blocks that occupy as much as half the area of the snow can fall at once, so care must be taken when snow falls. In particular, in the case of a road information bulletin board, the snow surface of the top panel exposed to wind and snow often accumulates as icy snow that has hardened in an ice shape because the snow is blown into the snow. If this snowfall is divided by the snowfall system of Patent Document 1 and dropped, an ice and snow lump having the width of the bulletin board will drop in some cases, which is wonders for a car that runs at high speed.
上記の背景に鑑みると、雪塊の落下を十分に抑制することの可能な落雪防止装置が必要である。 In view of the above background, there is a need for a snowfall prevention device that can sufficiently suppress the fall of a snow mass.
当課題に対して提案するのは、熱媒体を充填して積雪面上に設置される融雪パイプと、前記熱媒体の温度を制御するコントローラと、を有する落雪防止装置であって、
前記融雪パイプが、
前記積雪面の縁に沿って延伸する基礎融雪管と、
前記基礎融雪管の側面から前記基礎融雪管の径方向へ延出し、前記積雪面上に横臥するように配列される複数の横臥融雪管と、
前記基礎融雪管の側面から前記基礎融雪管の径方向へ延出し、前記積雪面上に屹立するように配列される複数の屹立融雪管と、
を備えている、落雪防止装置である。
Proposed for this problem is a snowfall prevention device having a snow melting pipe filled with a heat medium and installed on a snow surface, and a controller for controlling the temperature of the heat medium,
The snow melting pipe is
A basic snow melting tube extending along an edge of the snow surface;
A plurality of reed snow melting tubes that extend from the side surface of the basic snow melting tube in the radial direction of the basic snow melting tube and are arranged to lie on the snow surface;
A plurality of vertical snow melting tubes that extend from the side surface of the basic snow melting tube in the radial direction of the basic snow melting tube and are arranged to stand on the snow accumulation surface;
This is a snowfall prevention device.
上記提案に係る落雪防止装置は、積雪面の縁に沿って、すなわち、屋根であれば軒先の縁に沿って、道路情報掲示板であれば傾斜した天井板の先端縁に沿って、熱源となる熱媒体を充填した融雪パイプが延設されるので、積雪の先端部位で融雪が起きる。したがって、積雪を中央で割って落とす特許文献1の融雪システムに比べれば、大きな雪塊の落下する可能性が減る。 The snowfall prevention device according to the above proposal becomes a heat source along the edge of the snow cover surface, that is, along the edge of the eaves if it is a roof, or along the tip edge of the inclined ceiling board if it is a road information bulletin board. Since the snow melting pipe filled with the heat medium is extended, the snow melting occurs at the tip portion of the snow. Therefore, compared with the snow melting system of Patent Document 1 that divides and removes snow at the center, the possibility of a large snow mass falling is reduced.
より具体的に、上記融雪パイプによれば、基礎融雪管から突出して積雪面上に横臥している複数の横臥融雪管が基礎融雪管よりも先に積雪の下層に潜り込んで融雪を始めるので、基礎融雪管に接する積雪の先端部位において先ず積雪の嵩が減っていく。そして嵩が減って低くなった積雪に対して、基礎融雪管とこれから屹立した複数の屹立融雪管が柵のように機能し、積雪を堰き止めると共に融雪で細切れにする。したがって、例え屹立融雪管の間を通って落雪するものがあったとしても、わずかな雪塊にしかならず、雪塊の落下が抑制される。 More specifically, according to the above-mentioned snow melting pipe, a plurality of lying snow melting tubes that protrude from the basic snow melting tube and lie on the snow surface sink into the lower layer of the snow before the basic snow melting tube, and start melting. First, the volume of snow is reduced at the tip of the snow that is in contact with the basic snow melting tube. In addition, the basic snow melting tube and a plurality of upright snow melting tubes that have been erected from now on function as a fence to squeeze snow and cut it into pieces with melting snow. Therefore, even if there is something that falls between the vertical snow melting tubes, it will be only a small snow block, and the fall of the snow block will be suppressed.
図1は、落雪防止装置における融雪パイプの実施形態を特に示している。図1Aは平面図、図1Bは矢示X方向から見た端面図、図1Cは矢示Y方向から見た端面図である。
図示の落雪防止装置は、熱媒体を充填して積雪面上に設置される融雪パイプ10と、この融雪パイプ10に充填された熱媒体の温度を制御するコントローラ20と、を有する。融雪パイプ10に充填する熱媒体は、本実施形態の場合、絶縁油である。
FIG. 1 particularly shows an embodiment of a snowmelt pipe in a snowfall prevention device. 1A is a plan view, FIG. 1B is an end view seen from the arrow X direction, and FIG. 1C is an end view seen from the arrow Y direction.
The snow fall prevention apparatus shown in the figure has a
融雪パイプ10は、基礎融雪管11と、この基礎融雪管11の側面(外周面)から基礎融雪管11の径方向11rへ延出する複数の横臥融雪管12と屹立融雪管13とを備えている。横臥融雪管12及び屹立融雪管13は、それぞれ櫛の歯状に基礎融雪管11の側面に配列される。これら基礎融雪管11、横臥融雪管12、屹立融雪管13は全て連通しており、その全てに絶縁油が充填される。なお、径方向11rは、基礎融雪管11の軸方向11aに交差する方向を示す。また、管(パイプ)は円筒状に限らず、角筒状も該当し、角筒状であっても、当明細書で使用する用語があてはまることは当業者であれば当然理解できる。
The
基礎融雪管11は、横臥融雪管12及び屹立融雪管13に比べて太く、例えばφ50mmである。その軸方向11aの長さは、基礎融雪管11を複数本繋ぎ合わせるなどして、設置する積雪面の横幅に応じて適切に設計する。当該長さを適宜設計した基礎融雪管11が、後述するように積雪面の縁に沿って延伸する(図2)。このように延伸する基礎融雪管11の側面から径方向11rへ延出する複数の横臥融雪管12は、基礎融雪管11の軸方向11aへ1列に並べて配列されており、積雪面上に横臥するように配置される。また、基礎融雪管11の側面から径方向11rへ延出する複数の屹立融雪管13も、基礎融雪管11の軸方向11aへ1列に並べて配列されており、ただし、横臥融雪管12の列に対して屹立融雪管13の列は、基礎融雪管11の円周方向11cに例えば90°の間隔をもって設けられる。したがって、横臥融雪管12を積雪面上に横臥するように配置すると、屹立融雪管13は、積雪面上に屹立するように配置されることになる。
The basic
個々の横臥融雪管12と個々の屹立融雪管13とは、軸方向11aにおいて互いに位置をずらして設けられている。図1に示す実施形態の場合、1列に並べた横臥融雪管12における隣り合った2本の横臥融雪管12の間に1本の屹立融雪管13が位置するようにして、交互配置となるようにしてある。横臥融雪管12と屹立融雪管13の位置をずらさない形態も実施可能であるが、その融雪作用を考えた場合、各横臥融雪管12の軸方向11aにおける位置と各屹立融雪管13の軸方向11aにおける位置とは、互いにずらしてあった方が落雪抑制の効果に優れる。
The individual snow-
基礎融雪管11は、末端をナット(又はボルト)形の末端キャップ14で液密封止してあり、基端には、コントローラ20との配線接続用の基端キャップ15を、ナット16により液密連結してある。基端キャップ15は、基礎融雪管11よりも径の大きいシャーレ形状で、基礎融雪管11への連結側と反対側に開口を有し、円板形の蓋15aを周縁で側壁(周壁)にねじ止めすることにより、その開口を液密封止してある。この基端キャップ15の側壁に、コントローラ20からの電線を通し且つ液密封止した液密配線部15bが設けられている。また、該側壁には、絶縁油を充填して空気抜きを行うためのドレン孔15cが2つあり、使用時はネジで液密封止してある。基端キャップ15の蓋15aを取り外すことでメンテナンス等を行える。
The base
以上の基礎融雪管11、横臥融雪管12、屹立融雪管13を備えた融雪パイプ10は、図2に例示するように積雪面に据え付けられる。図2の積雪面Sは、一例として道路情報掲示板の天板部であり、この天板部は積雪対策のために傾斜面となっている(図2B)。図2Aは、設置面Sの上から見下ろした平面図、図2Bは、矢示Yの方向から見た端面図を示す。
The
基礎融雪管11は、積雪面Sの先端付近に、その縁Saに沿って(軸方向11aをおおよそ縁Saと平行にして)延伸するように設置される。基礎融雪管11の積雪面Sへの固定は、特に図示していないいけれども、適切な固定金具を用いて行えばよい。この縁Saに沿って延伸する基礎融雪管11の側面から径方向11rへ延出する横臥融雪管12は、積雪面S上に横臥する、すなわち図2示す場合は、積雪面Sとほぼ平行に斜面を登る方向へ突出する。横臥融雪管12の列が積雪面S上に横臥する状態にして基礎融雪管11を設置すると、この横臥融雪管12に対し円周方向11cへ90°の間隔で基礎融雪管11の側面から径方向11rへ延出する屹立融雪管13の列は、積雪面S上に屹立する、すなわち図2に示す場合は、積雪面Sに対し交差する方向へ上向きに突出する。したがって、融雪パイプ10を積雪面Sに据え付けると、積雪の下層へ突き刺さる横臥融雪管12の列と、柵のように積雪の先端を堰き止める屹立融雪管13の列と、が基礎融雪管11を軸にして設置される。
The basic
このように、熱源となる絶縁油を充填した融雪パイプ10が積雪面Sの縁Saに沿って延設されるので、積雪の先端部位で融雪が起きる。したがって、積雪を中央で割って落とす特許文献1の融雪システムに比べれば、大きな雪塊の落下する可能性が減る。そして、融雪パイプ10によれば、基礎融雪管11から突出して積雪面S上に横臥している横臥融雪管12が基礎融雪管11よりも先に積雪の下層に潜り込んで融雪を始めるので、傾斜した積雪面Sを滑り落ちようとして基礎融雪管11に接する積雪の先端部位において、先ず積雪の嵩が減っていく。そして嵩が減って低くなった積雪に対して、基礎融雪管11とこれから屹立した屹立融雪管13が柵のように機能し、積雪を堰き止めると共に融雪で細切れにする。また、このとき、堰き止められた積雪は、融雪パイプ10の熱で融雪すると同時に、自重で自身の下層にかかる圧力でも融雪して嵩が減っていく。したがって、例え屹立融雪管13の間を通って落雪するものがあったとしても、わずかな雪塊にしかならず、大きな塊となって氷雪塊が落ちることはない。
As described above, since the
融雪パイプ10内の絶縁油は、コントローラ20によって温度制御される。熱媒体として充填した絶縁油を加熱する仕組みとしたことにより、パイプ内にヒータ線を入れただけの融雪具と違って熱量が多くなり冷め難く、また、絶縁油の対流によって各横臥融雪管12及び各屹立融雪管13の先端まで十分に暖まる。
The temperature of the insulating oil in the
コントローラ20の機能ブロック図を図3に示す。コントローラ20は、電源の違いから、温度制御ユニット21とヒータ駆動ユニット22とに分けられる。温度制御ユニット21は、外気温を測定する外気温度センサ23、及び絶縁油の温度を測定する1つ以上の絶縁油温度センサ(熱媒体温度センサ)24と接続され、各測定値を入力する。絶縁油温度センサ24は基礎融雪管11内に収容されていて、その中の絶縁油温度を測定する。温度制御ユニット21は、例えばDC24Vの制御用電源25により動作し、現在の設定温度を表示する設定温度LED26を備える。ヒータ駆動ユニット22は、温度制御ユニット21に従い動作するSSR(ソリッドステートリレー)を備え、例えばAC200Vの駆動用電源27を使用してヒューズを介しヒータ28へ通電する(図4参照)。このヒータ駆動ユニット22は、通電中を知らせるヒータ通電LED29を有する。ヒータ28は、一例として1つ以上のメタルクラッド抵抗器を直列又は並列に接続して構成され、基礎融雪管11内に収容されて絶縁油を加熱する。
A functional block diagram of the
コントローラ20の詳細な回路図を図4に示す。
温度制御ユニット21は、コンパレータ30,31により、外気温度センサ23による外気温測定値を、予め設定して記憶させてある低温設定基準値TL及び高温設定基準値THと比較する。互いに異なる値をもつこれら基準値TL,THは、一例として、低温設定基準値TLが10℃に相当する基準電圧で、高温設定基準値THが4℃に相当する基準電圧である。また、温度制御ユニット21は、コンパレータ32により、絶縁油温度センサ24による測定値を低温設定基準値TLと比較する。
A detailed circuit diagram of the
The
コンパレータ30は、外気温度センサ23による外気温測定値が低温設定基準値TL以上のときに論理「1」を出力し、外気温測定値が低温設定基準値TLを下回るときに論理「0」を出力する。また、コンパレータ32は、絶縁油温度センサ24による測定値が低温設定基準値TL以上のときに論理「1」を出力し、外気温測定値が低温設定基準値TLを下回るときに論理「0」を出力する。これらコンパレータ30,32の出力がANDゲート33で演算され、両出力が論理「1」の場合に論理「1」が出力されて電源スイッチ34をOFFにする。電源スイッチ34のOFFにより回路電源が断たれ、温度制御ユニット21はディスエーブルとなる。一方、外気温と絶縁油温度のいずれか又は両方が低温設定基準値TLを下回ると、ANDゲート33の入力に論理「0」が入力されるので、ANDゲート33の出力が論理「0」となり、電源スイッチ34のONで回路電源が供給され、温度制御ユニット21がエネーブルになる。
The
外気温測定値が低温設定基準値TLを下回ることでエネーブルとなった温度制御ユニット21において、コンパレータ31が、外気温測定値を高温設定基準値THと比較している。そして、外気温測定値が高温設定基準値TH以上のときは論理「1」を、外気温測定値が高温設定基準値THを下回ると論理「0」が出力され、このコンパレータ31の出力に応じて絶縁油温度設定スイッチ35が切り換わる。絶縁油温度設定スイッチ35は、コンパレータ31の出力が論理「1」のときに、第1LED26a(例えば緑色)を選択して通電し、且つ低温基準値RLを選択してコンパレータ36に出力する。一方、絶縁油温度設定スイッチ35は、コンパレータ31の出力が論理「0」のときに、第2LED26b(例えば赤色)を選択して通電し、且つ低温基準値RLよりも高温を設定するための高温基準値RHを選択してコンパレータ36に出力する。予め設定して記憶させてある基準値RL,RHは、一例として、低温基準値RLが30℃〜50℃、好適には40℃に相当する基準電圧であり、高温基準値RHが50℃〜70℃、好適には60℃に相当する基準電圧である。
In the
コンパレータ36は、絶縁油温度センサ24による測定値を、絶縁油温度設定スイッチ35から出力される低温基準値RL又は高温基準値RHと比較する。すなわち、本実施形態の場合、外気温が10℃を下回ると絶縁油の温度測定値が低温基準値RLと比較され、さらに外気温が下がって4℃を下回ると、絶縁油の温度測定値が高温基準値RHと比較される。そして、このコンパレータ36の比較結果出力により、トランジスタ37がON/OFFし、ヒータ通電LED29及びヒータ駆動ユニット22のSSRが制御される。
The
つまり、コンパレータ30において外気温測定値が低温設定基準値TLを下回ると、絶縁油温度設定スイッチ35から出力される低温基準値RLと絶縁油温度センサ23による測定値とがコンパレータ36で比較され、絶縁油の温度測定値が低温基準値RLに達しないうちはトランジスタ37がONする。これに従って、ヒータ駆動ユニット22がヒータ28を駆動して絶縁油の加熱を実行し、ヒータ通電LED29が発光して報知する。そして、加熱により絶縁油の温度が上がり、絶縁油の温度測定値が低温基準値RLに到達すれば、トランジスタ37はOFFする。この制御により、本実施形態の温度制御ユニット21は、外気温が10℃を下回ると絶縁油の加熱を開始し、外気温が4℃以上であるうちは、絶縁油を40℃前後の予熱温度に維持する。
That is, when the outside air temperature measurement value falls below the low temperature setting reference value TL in the
他方、コンパレータ31において外気温測定値が高温設定基準値THを下回ると、絶縁油温度設定スイッチ35から出力される高温基準値RHと絶縁油温度センサ23による測定値とがコンパレータ36で比較され、絶縁油の温度測定値が高温基準値RHに達しないうちはトランジスタ37がONする。これに従って、ヒータ駆動ユニット22がヒータ28を駆動して絶縁油の加熱を実行し、ヒータ通電LED29が発光して報知する。加熱により絶縁油の温度が上がり、絶縁油の温度測定値が高温基準値RHに到達すれば、トランジスタ37はOFFする。この制御により、本実施形態の場合、外気温が4℃を下回ると絶縁油はさらに加熱され、60℃前後の融雪温度に維持される。
On the other hand, when the outside air temperature measurement value falls below the high temperature setting reference value TH in the
本実施形態の温度制御ユニット21は、外気温に応じた制御の他に、絶縁油の温度低下にも応じて加熱を開始する。すなわち、コンパレータ32において絶縁油温度センサ24による測定値が低温設定基準値TLと比較されており、絶縁油の温度測定値が低温設定基準値TLを下回ると、コンパレータ30の出力が論理「1」であっても、つまり外気温測定値が低温設定基準値TL以上であっても、電源スイッチ34がONして回路電源が供給される。このときには、コンパレータ31の出力に従って絶縁油温度設定スイッチ35から低温基準値RLが選択出力されるので、コンパレータ36において低温基準値RLと絶縁油温度センサ24による測定値とが比較される。そして、コンパレータ36の出力に従うトランジスタ37のON/OFFに応じて、ヒータ駆動ユニット22がヒータ28による絶縁油の加熱を実行する。この制御により、本実施形態の場合、絶縁油温度が10℃を下回ると、絶縁油を40℃前後の予熱温度に加熱する制御が開始される。
The
この絶縁油の温度低下に基づく加熱を実行した際、コンパレータ32において絶縁油の温度測定値が低温設定基準値TL以上なると、ANDゲート33の出力が変わるので(外気温測定値が低温設定基準値TL以上のとき)、電源スイッチ34がOFFして回路電源の供給がストップする。そこで、絶縁油の加熱を低温基準値RLに到達するまで継続するべく、コンパレータ38、フリップフロップ39、制御用電源25を電源とするトランジスタ40が、設けられている。
When the heating based on the temperature drop of the insulating oil is executed, if the measured temperature value of the insulating oil in the
コンパレータ38は、絶縁油温度センサ24による測定値と低温基準値RLとを比較しており、その出力がフリップフロップ39のリセット端子(R)へ入力される。そして、このフリップフロップ39のセット端子(S)には、コンパレータ32の出力が入力されている。したがって、絶縁油の温度測定値が低温設定基準値TLを下回るとフリップフロップ39がセットされ、絶縁油の温度測定値が低温基準値RLに達するとフリップフロップ39がリセットされる。フリップフロップ39の出力(Q)によりトランジスタ40がON/OFFし、ヒータ駆動ユニット22のSSRとヒータ通電LED29が制御される。この制御により、外気温測定値が低温設定基準値TL以上であっても、低温基準値RLと絶縁油温度センサ24による測定値との比較に基づいた絶縁油の加熱が継続される。
The
この絶縁油温度に基づく温度制御の目的は、外気温が10℃以上であっても、絶縁油の温度が10℃を下回る場合は、融雪パイプ10に積雪が接している可能性があるので、絶縁油を少なくとも40℃程度に保つことにある。
The purpose of temperature control based on this insulating oil temperature is that even if the outside air temperature is 10 ° C. or higher, if the temperature of the insulating oil is lower than 10 ° C., there is a possibility that snow is in contact with the
以上のようなコントローラ20を備えることにより、落雪抑制効果に加えて節電も実現される。
By providing the
10 融雪パイプ
11 基礎融雪管
12 横臥融雪管
13 屹立融雪管
14 末端キャップ
15 基端キャップ
S 積雪面
Sa 縁
20 コントローラ
21 温度制御ユニット
22 ヒータ駆動ユニット
23 外気温度センサ
24 絶縁油温度センサ(熱媒体温度センサ)
25 制御用電源
26 設定温度LED
27 駆動用電源
28 ヒータ
29 ヒータ通電LED
TL 低温設定基準値
TH 高温設定基準値
RL 低温基準値
RH 高温基準値
DESCRIPTION OF
25 Power supply for
27 Power supply for driving 28
TL Low temperature setting reference value TH High temperature setting reference value RL Low temperature reference value RH High temperature reference value
Claims (7)
前記融雪パイプが、
前記積雪面の縁に沿って延伸する基礎融雪管と、
前記基礎融雪管の側面から前記基礎融雪管の径方向へ延出し、前記積雪面上に横臥するように配列される複数の横臥融雪管と、
前記基礎融雪管の側面から前記基礎融雪管の径方向へ延出し、前記積雪面上に屹立するように配列される複数の屹立融雪管と、
を備えている、落雪防止装置。 A snowfall prevention device comprising a snow melting pipe filled with a heat medium and installed on a snow surface, and a controller for controlling the temperature of the heat medium,
The snow melting pipe is
A basic snow melting tube extending along an edge of the snow surface;
A plurality of reed snow melting tubes that extend from the side surface of the basic snow melting tube in the radial direction of the basic snow melting tube and are arranged to lie on the snow surface;
A plurality of vertical snow melting tubes that extend from the side surface of the basic snow melting tube in the radial direction of the basic snow melting tube and are arranged to stand on the snow accumulation surface;
A snowfall prevention device.
個々の前記横臥融雪管と個々の前記屹立融雪管とは、前記基礎融雪管の軸方向において互いに位置をずらして設けられている、
請求項1に記載の落雪防止装置。 The horizontal snowmelt tube rows and the vertical snowmelt tube rows are provided at intervals of 90 ° in the circumferential direction of the basic snowmelt tube,
The individual snow-melting tubes and the individual snow-melting tubes are provided with their positions shifted in the axial direction of the basic snow-melting tube.
The snow fall prevention device according to claim 1.
外気温を測定する外気温度センサと、前記熱媒体の温度を測定する熱媒体温度センサと、前記熱媒体を加熱するヒータと、を有し、
前記外気温度センサによる外気温測定値を、予め設定された互いに異なる値をもつ低温設定基準値及び高温設定基準値と比較し、
前記外気温測定値が前記低温設定基準値を下回るときに、予め設定された低温基準値と前記熱媒体温度センサによる測定値とを比較しつつ前記ヒータによる加熱を実行し、
前記外気温測定値が前記高温設定基準値を下回るときに、前記低温基準値よりも高温を設定するべく予め設定された高温基準値と前記熱媒体温度センサによる測定値とを比較しつつ前記ヒータによる加熱を実行する、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の落雪防止装置。 The controller is
An outside air temperature sensor that measures the outside air temperature, a heat medium temperature sensor that measures the temperature of the heat medium, and a heater that heats the heat medium,
The outside air temperature measurement value by the outside air temperature sensor is compared with a preset low temperature setting reference value and a high temperature setting reference value having different values,
When the outside air temperature measurement value falls below the low temperature setting reference value, the heating by the heater is performed while comparing a preset low temperature reference value with a measurement value by the heat medium temperature sensor,
When the outside air temperature measurement value is lower than the high temperature setting reference value, the heater is compared with a high temperature reference value set in advance to set a temperature higher than the low temperature reference value and a measurement value by the heat medium temperature sensor. Perform the heating by,
The snow fall prevention apparatus of any one of Claims 1-3.
前記熱媒体温度センサによる測定値を前記低温設定基準値と比較し、該測定値が前記低温設定基準値を下回るときに、前記低温基準値と前記熱媒体温度センサによる測定値とを比較しつつ前記ヒータによる加熱を実行する、
請求項4に記載の落雪防止装置。 The controller is
The measured value by the heat medium temperature sensor is compared with the low temperature set reference value, and when the measured value falls below the low temperature set reference value, the low temperature reference value and the measured value by the heat medium temperature sensor are compared. Performing heating by the heater;
The snow fall prevention device according to claim 4.
前記熱媒体温度センサによる測定値を前記低温設定基準値と比較し、該測定値が前記低温設定基準値を下回るときには、前記外気温測定値が前記低温設定基準値以上であっても、前記低温基準値と前記熱媒体温度センサによる測定値とを比較しつつ前記ヒータによる加熱を実行する、
請求項4に記載の落雪防止装置。 The controller is
The measured value by the heat medium temperature sensor is compared with the low temperature setting reference value, and when the measured value is lower than the low temperature setting reference value, the low temperature value is not less than the low temperature setting reference value. Performing heating by the heater while comparing a reference value and a measured value by the heat medium temperature sensor;
The snow fall prevention device according to claim 4.
前記熱媒体温度センサによる測定値が前記低温設定基準値を下回って、前記低温基準値と前記熱媒体温度センサによる測定値とを比較しての加熱を開始した後は、前記熱媒体温度センサによる測定値が前記低温基準値に到達するまで、当該加熱を継続する、
請求項5又は請求項6に記載の落雪防止装置。 The controller is
After the measured value by the heat medium temperature sensor falls below the low temperature setting reference value and the heating is started by comparing the low temperature reference value with the measured value by the heat medium temperature sensor, the heat medium temperature sensor Continue the heating until the measured value reaches the low temperature reference value,
The snow fall prevention device according to claim 5 or 6.
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---|---|---|---|---|
JPS58196504U (en) * | 1982-06-22 | 1983-12-27 | 愛知電機株式会社 | Distribution tower snow melting equipment |
JPH0517027U (en) * | 1991-08-19 | 1993-03-05 | 積水ハウス株式会社 | Roof structure to prevent snow drool |
JP2000145054A (en) * | 1998-11-05 | 2000-05-26 | Ngk Insulators Ltd | Snow-melting device for roof |
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Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS58196504U (en) * | 1982-06-22 | 1983-12-27 | 愛知電機株式会社 | Distribution tower snow melting equipment |
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JP2000145054A (en) * | 1998-11-05 | 2000-05-26 | Ngk Insulators Ltd | Snow-melting device for roof |
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