JP2015148568A - 外観検査装置、外観検査方法およびプログラム - Google Patents

外観検査装置、外観検査方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】高さ画像データに対して設定される基準位置の位置補正について補正モードを選択できるようにする。【解決手段】ワーク2の高さ画像に対して、高さを計測される領域である計測領域307と、高さの基準となる基準位置を定義するための基準領域401とが指定される。ユーザインタフェース400には、補正モード選択部404が設けられていてもよい。補正モード選択部404は、たとえば、基準領域401の位置をワーク2の位置と回転量に追従して補正するかどうかを選択するためのチェックボックスである。なお、補正モード選択部404は、基準領域401に適用される補正モードを選択可能なものであればどのようなコントロールであってもよい。【選択図】図4

Description

本発明は、対象物をの外観を検査する外観検査装置、外観検査方法およびプログラムに関する。
コネクタや半導体素子などの製品の外観を撮像してパターンマッチング(画像認識)などの画像処理を行うことで、いわゆる検査対象物(ワーク)の外観検査(製品検査)が実行されている。特許文献1によれば、羽根車の外観検査を行うために変位計により羽根車をスキャンして立体画像を取得することが記載されている。また、特許文献1によれば2値化された画像情報において2つのエッジを検出し、エッジ間距離に応じて羽根車の合否判定を行うことが記載されている。
特開2009−052917号公報
ところで、ワークの3次元形状のデータを取得し、カメラからワークまでの距離に応じて濃淡値が変化する距離画像(高さ画像)を作成し、ワークの良否を判定する外観検査方法が市場から必要とされている。この高さ画像を用いてワークの各部の高さを計測するには高さ画像のどこかに基準位置を設定する必要がある。つまり、各部の高さは基準位置からの相対的な高さとして表現される。また、高さの計測対象領域(以下、計測領域)も高さ画像に対して設定されなければならない。一般に、計測領域と基準位置は良品の高さ画像に対して設定される。
しかし、実際に搬送ベルトによって運ばれてくるワークの位置は所定位置からずれていたり、水平方向に回転してしまっていたりすることがある。よって、ワークの位置や回転量を高さ画像から検出し、検出した位置や回転量に追従して計測領域や基準位置の座標を補正する必要がある。これにより、ワークがずれていても正確に高さを計測できるようになる。
このように、一般には、計測領域も基準位置もワークの位置に追従して補正されなければならないが、基準位置についてはワークに追従させたくない場合がある。たとえば、高さ画像に写っているワーク以外の場所(ワークを載せたトレーなど)を基準位置に設定する場合に、基準位置をワークに追従して補正してしまうと、所望の場所とは異なる場所(搬送ベルトなど)が基準位置に設定されてしまうことがある。基準位置が間違って配置されてしまえば、基準位置に基づいて求められる高さも誤ったものとなる。
そこで、本発明は、高さ画像データに対して設定される基準位置の位置補正について補正モードを選択できるようにすることを目的とする。
本発明は、
検査対象物を撮像して当該検査対象物の各部の高さを画素値として表現する高さ画像データを取得する取得手段と、
前記検査対象物の良品についての高さ画像データを表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された高さ画像データに対して高さ計測の基準となる基準位置を設定する基準位置設定手段と、
前記表示手段に表示された高さ画像データに対して高さ計測の対象となる領域である計測領域を設定する計測領域設定手段と、
検査対象物の高さ画像データにおける前記検査対象物の位置に基づき、前記検査対象物の高さ画像データに対する前記基準位置と前記計測領域の位置を補正する第1補正モードと、前記検査対象物の高さ画像データに対する前記基準位置を補正しないかまたは前記計測領域とは異なる位置補正を行いつつ前記計測領域の位置を補正する第2補正モードとのいずれかを選択する選択手段と、
前記第1補正モードが選択されると、検査対象物の高さ画像データにおける前記検査対象物の位置に基づき前記検査対象物の高さ画像データに対する前記計測領域の位置を補正するとともに前記計測領域に追随して前記基準位置も補正し、前記第2補正モードが選択されると、検査対象物の高さ画像データにおける前記検査対象物の位置に基づき前記検査対象物の高さ画像データに対する前記基準位置を補正しないかまたは前記計測領域とは異なる位置補正を行いつつ前記計測領域の位置を補正する位置補正手段と、
前記位置補正手段による補正が実行された後に、前記検査対象物の高さ画像データに設定された前記計測領域について前記基準位置からの高さを計測する計測手段と
を有することを特徴とする外観検査装置を提供する。
本発明によれば、高さ画像データに対して設定される基準位置の位置補正について補正モードを選択できるようになる。
画像処理システムの概略を示す図である。 検査対象物の一例と、2次元プロファイルの一例と、3次元プロファイルの一例を示す図である。 計測領域を設定するためのユーザインタフェースの一例を示す図である。 基準領域を設定するためのユーザインタフェースの一例を示す図である。 基準領域と計測領域の位置補正結果の一例を示す図である。 計測ツールごとに位置補正モードを選択するためのユーザインタフェースの一例を示す図である。 基準領域を保持部材に追従して位置補正することが望ましい例を示す図である。 基準領域と計測領域とワークに追従して位置補正することが望ましい例を示す図である。 計測ツール間での基準領域の共有化を説明するための図である。 計測ツール間での基準領域の共有化を説明するための図である。 計測ツール間での基準領域の共有化を説明するための図である。 画像処理システムの各機能を示すブロック図である。 パターン認識におけるサーチ領域の設定例を示す図である。 設定プロセスの一例を示すフローチャートである。 検査プロセスの一例を示すフローチャートである。
以下に本発明の一実施形態を示す。以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念および下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
図1は、画像処理システムの概略を示す図である。この画像処理システムは、外観検査装置または外観検査装置として機能する。ライン1は、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)などの制御装置によって制御されるコンベア(搬送ベルト)などの搬送装置である。外観検査装置は、ライン1を搬送される検査対象物(ワーク2)の外観を画像処理によって検査する装置である。この例の外観検査装置は2次元プロファイル測定器10と画像処理装置20を備えている。外観検査とは、ワーク2の画像処理結果を用いて実行される製品検査のことであり、ワーク2の寸法を測定する寸法検査やワーク2が製品として良品であるかどうかを判定する良品検査などが含まれる。
2次元プロファイル測定器10は、検査対象物(ワーク)の2次元プロファイルを測定し、第1のビット数(例:20ビット)の2次元プロファイルデータを出力する2次元プロファイル測定器の一例である。2次元プロファイル測定器10は、レーザ変位計と呼ばれることもあり、x軸方向に搬送されるワーク2に対して幅広のレーザ光を照射し、その反射光を受光することで、ワーク2の2次元断面形状を示すデータ(2次元プロファイルデータ)を作成する。このときワーク2はzy平面に平行な切断面によって仮想的に切断され、切断面の外形(輪郭もしくは外縁)が2次元プロファイルとなる。2次元プロファイルデータは、たとえば、1つの測定点あたり20ビットで表現されるデータである。通常、2次元プロファイルデータは、ヘッドユニット11からワーク2の測定点までの距離(z軸方向の距離)であって、y軸方向に沿って並んだ複数の測定点についての距離の集合である。2次元プロファイル測定器10は、ヘッドユニット11とコントローラユニット12とを有している。ヘッドユニット11は、ワーク2の2次元プロファイルを測定する測定ユニットの一例であり、レーザなどの発光素子と受光素子(ラインセンサまたは2次元撮像素子)とを有している。図1には、光切断方式のヘッドユニット11を示しているが、他の方式のヘッドユニットが採用されてもよい。また、ヘッドユニット11とコントローラユニット12が物理的に分離されているが、これらが一体化されていてもよい。また、ヘッドユニット11、コントローラユニット12、画像処理装置20が一体になっていてもよい。図1においてヘッドユニット11はケーブルを介してコントローラユニット12のヘッド用コネクタ13に接続されている。
画像処理装置20は、ワーク2から取得された画像データに所定の画像処理を施してワーク2の外観検査を実行する。画像処理装置20は、2次元プロファイル測定器10が出力する2次元プロファイルデータを入力ないしは受信するための入力カード22を有している。画像処理装置20は、拡張スロットを有しており、そこに入力カード22が挿入されている。画像処理装置20と2次元プロファイル測定器10は、たとえば、512Mbpsあまりもの高速通信を実行するため、入力カード22は1000BASE-Tなどの高速通信規格に対応している。つまり、2次元プロファイル測定器10の通信コネクタ14と入力カード22の通信コネクタ23は高速通信規格に準拠し、ケーブル21によって接続されている。このように、入力カード22の通信コネクタ23は、第1のビット数(例:20ビット)の2次元プロファイルデータを出力する2次元プロファイル測定器10と接続する接続手段として機能している。なお、画像処理装置20は、パーソナルコンピュータに専用のソフトウェアをインストールすることで、実現することも可能である。
画像処理装置20は、20ビットよりも少ないビット数(ここでは説明の便宜のため15ビットとする)で画像処理を実行する。そのため、画像処理装置20は、20ビットの2次元プロファイルデータをそのまま扱うことができない。そこで、本実施形態では、入力カード22が、通信コネクタ23などを通じて受信した第1のビット数の2次元プロファイルデータを、第1のビット数よりも少ない第2のビット数の2次元プロファイルデータに変換するビット変換手段として機能する。つまり、入力カード22は、20ビットの2次元プロファイルデータを15ビットの2次元プロファイルデータに変換し、画像処理装置20が画像処理を実行できるようにする。また、入力カード22は、ビット変換手段が出力する複数の2次元プロファイルデータを組み合わせて、検査対象物の3次元形状を示す3次元プロファイルデータを作成する作成手段としても機能する。2次元プロファイル測定器10は、時々刻々とライン1を搬送されるワーク2の2次元プロファイルデータを出力する。つまり、各2次元プロファイルデータは、ワーク2の異なる部分の断面形状を示すデータとなっている。そこで、入力カード22は、時系列に沿ってサンプルされた複数個(たとえば、800サンプル)の2次元プロファイルデータを順番に並べることで、ワーク2の3次元プロファイルデータを作成する。たとえば、ワーク2の進行方向でワーク2の先端から後端までの複数個の2次元プロファイルデータが順番に並べられる。その結果として得られる3次元プロファイルデータは、たとえば、15ビットのグレースケールによる画像データとなる。つまり、ヘッドユニット11からワーク2までの距離(高さ)が濃淡(階調値)となって表現されることになる。なお、1つの2次元プロファイルデータを1サンプルまたは1ラインと呼ぶことにする。つまり、3次元プロファイルデータは、予め規定された数のラインから作成される。
図2(A)は、ワーク2の3次元形状の一例を示す図である。図2(B)は、ワーク2の2次元断面形状(1ライン分の2次元プロファイルデータ)の一例を示す図である。図2(B)に示される1サンプル分の断面形状は、図2(C)上では1本のラインに相当する。そのため2次元プロファイルデータはラインと呼ばれることがある。図2(C)は、ワーク2の3次元プロファイルデータ(グレースケール画像データ)の一例を示す図である。図2(A)ないし図2(C)を比較すると、ワーク2の表面のうち、z軸方向の高さが低い部分は淡い色となり、z軸方向の高さが高い部分は濃い色となることがわかる。濃度と高さの関係は逆であってもよい。このように、3次元プロファイルデータは、検査対象物の表面を構成する各位置の高さを示す高さ画像データである。
画像処理装置20は、複数の計測モジュール(画像処理ツール)を3次元プロファイルデータに適用して外観検査を実行する。ここでは、外観検査を実行する計測モジュールを画像処理ツールまたは計測ツールと呼ぶことにする。画像処理ツールには様々なものがあり、主要な画像処理ツールとしては、エッジ位置計測ツール、エッジ角度計測ツール、エッジ幅計測ツール、エッジピッチ計測ツール、エリア計測ツール、ブロブ計測ツール、パターンサーチ計測ツール、傷計測ツールなどがある。
●高さ計測ツール:3次元プロファイルデータに基づき、ワーク2の各部の高さを計測する。たとえば、ワーク2の1つの測定点を基準位置とし、この基準位置の階調値と注目領域内の各測定点の階調値との差分のうち最大のものを最大高さとして算出する。あるいは、平面を基準面として設定し、基準面の階調値と注目領域内の各測定点の階調値との差分(距離)のうち最大のものを高さとして求めてもよい。なお、高さの測定精度を優先するために、15ビットの3次元プロファイルデータが使用される。
以下で説明する画像処理ツールは、15ビットの3次元プロファイルデータをさらに少ない第3のビット数(例:8ビット)の3次元プロファイルデータに変換した後で、実行されてもよい。これは、以下の画像処理ツールでは精度よりも処理速度が優先されるからである。なお、15ビットの2次元プロファイルデータ(高さデータ)を8ビットの高さデータに変換する処理を高さ抽出と呼ぶ。高さ抽出では、任意の平面や曲面を基準面として設定し、基準面の階調値と各測定点の階調値との差分を8ビットのデータとして扱ってもよい。適切な基準面を用いることで、8ビットであっても画像処理に必要な差分の情報を十分に保持することが可能となる。
●エッジ位置計測ツール:ワーク2の画像が表示される画面上において、エッジ位置を検出したい検査領域に対してウインドウを設定することにより、設定された検査領域内で、任意の方向にスキャンして複数のエッジ(明から暗に切り替わる箇所または暗から明に切り替わる箇所)を検出する。検出した複数のエッジから、一のエッジの指定を受け付け、指定を受け付けたエッジの位置を計測する。
●エッジ角度計測ツール:設定を受け付けた検査領域内に2つのセグメントを設定し、それぞれのセグメントで検出したエッジからのワーク2の傾斜角度を計測する。傾斜角度は、たとえば時計回りを正とすることができる。
●エッジ幅計測ツール:設定を受け付けた検査領域内で、任意の方向にスキャンして複数のエッジを検出し、検出した複数のエッジ間の幅を計測する。
●エッジピッチ計測ツール:設定を受け付けた検査領域内で、任意の方向にスキャンして複数のエッジを検出する。検出した複数のエッジ間の距離(角度)の最大値/最小値や平均値を計測する。
●エリア計測ツール:ワーク2の画像を二値化処理して、白色領域または黒色領域の面積を計測する。たとえば、計測する対象として白色領域または黒色領域の指定をパラメータとして受け付けることにより、白色領域または黒色領域の面積を計測する。
●ブロブ計測ツール:ワーク2の画像を二値化処理して、同一の輝度値(255または0)の画素の集合(ブロブ)に対してパラメータとしての数、面積、重心位置等を計測する。
●パターンサーチ計測ツール:比較対象とする画像パターン(モデル画像)を事前に記憶装置に記憶しておき、撮像したワーク2の画像の中から記憶してある画像パターンに類似している部分を検出することで、画像パターンの位置、傾斜角度、相関値を計測する。
●傷計測ツール:設定を受け付けた検査領域内で、小領域(セグメント)を移動させて画素値の平均濃度値を算出し、閾値以上の濃度差となった位置を傷が存在すると判定する。
●その他にも、検査領域内の文字情報を切り出して辞書データ等と照合することで文字列を認識するOCR認識ツール、画像上に設定したウインドウ(領域)をシフトさせながら、各ウインドウの位置においてエッジの検出を繰り返す機能を有するトレンドエッジツール、設定したウインドウ内の濃淡の平均、偏差等を計測する機能を有する濃淡ツール、設定したウインドウ内の濃度の平均、偏差等を計測する機能を有する濃度ツールなどもあり、ユーザは検査内容に応じて必要な画像処理ツールを選択することができる。なお、これらの画像処理ツールは、典型的な機能およびその実現方法の代表例を示すものに過ぎない。あらゆる画像処理に対応する画像処理ツールが本願発明の対象になり得る。
<計測領域の設定>
図3は、表示部152に表示されるユーザインタフェース300の一例を示している。画像処理装置20は、外観検査を実行する検査プロセスと、外観検査に必要となる各種の制御パラメータを設定する設定プロセスとを有している。入力部150を通じて設定プロセスの実行が選択されると、画像処理装置20は、制御パラメータを設定するユーザインタフェース300を表示部152に表示させる。ポインタ301は、入力部150のポインティングデバイスの操作に応じて移動する。画像表示部302は、良品を撮像することで取得された高さ画像303を表示する領域である。この高さ画像303には、搬送ベルト304の画像と、良品であるワーク2の画像が含まれている。計測領域の形状指定部306では、高さの計測対象となる計測領域307の形状を指定するために利用される。この例では、矩形形状が計測領域307の形状として選択されている。画像処理装置20は、ポインタ301によって計測領域307のフレームをドラッグされたこと検知すると、ドラッグ量に応じて計測領域307の位置を変更する。画像処理装置20は、ポインタ301によって計測領域307のフレームの角などをドラッグされたこと検知すると、ドラッグ量に応じて計測領域307のサイズを変更する。このように、画像処理装置20は、入力部150から入力される指示に応じて計測領域307の位置やサイズを変更する。
<基準領域の設定と補正モードの設定(その1)>
図4は、表示部152に表示されるユーザインタフェース400の一例を示している。ユーザインタフェース400は、高さを計測するための基準となる基準領域401を設定するために使用される。指定方法の選択部402は、高さの基準となる基準領域(例:高さがゼロとなる位置)を選択するためのメニューである。この例では平面基準が選択されている。画像処理装置20は、平面基準が選択されると、基準領域401を含む平面の方程式を算出し、算出した平面の方程式によって表現される平面をゼロ面とする。たとえば、画像処理装置20は、基準領域401内の複数の測定点について高さを求め、それらに最小二乗法を適用することにより平面の方程式を算出する。選択部402では、さらに、平均高さ基準や3点指定が選択可能である。平均高さ基準が選択されると、画像処理装置20は、基準領域401内の複数点の高さの平均値を求め、それをz軸切片とする平面の方程式を算出する。よって、求められた平面はxy平面と平行となる。3点指定が選択されると、画像処理装置20は、ポインタ301によって高さ画像に対して指定された3点を通る平面の方程式を算出する。選択方法の指定部403は、基準領域401の形状を指定するためのメニューである。たとえば、矩形や円形、楕円形、回転矩形、多角形、円周、円弧、複数点などを指定領域として指定可能である。
補正モード選択部404は、基準領域401の位置をワーク2の位置と回転量に追従して補正するかどうかを選択するためのチェックボックスである。これについては図5を用いて詳細に説明する。
図5は、表示部152に表示されるユーザインタフェース500の一例を示している。画像処理装置20は、検査プロセスにおいて計測結果をユーザインタフェース500に表示する。この例では、検査対象のワーク2が、図3や図4に示した良品のワークと比較して回転してしまっている。そのため、画像処理装置20は、パターン認識によりワーク2の位置と回転量とを求める。画像処理装置20は、求めた位置と回転量に応じて計測領域307の座標を変更する。ここで、補正モード選択部404がチェックされていない場合は、基準領域もワーク2に追随して位置補正されるため、501で示される位置に基準領域が設定されてしまう。よって、このようにして設定された基準領域501を用いて計測を実行してしまうと正確な高さを求めることができない。一方で、補正モード選択部404がチェックされている場合は、基準領域401はワーク2に追随せず、つまり位置補正されない。このように、基準領域401は、搬送ベルト304などの背景部に配置されるため、画像処理装置20は、搬送ベルト304の高さをゼロ面としてワーク2の高さを計測する。このように本実施例では、簡単な方法で基準領域の位置補正方法を指定でき、かつ、より正確に高さを求められるようになる。
<補正モードの設定(その2)>
図6は、計測領域307と基準領域401とで個別に補正モードを設定するためのユーザインタフェース600の一例を示している。補正元設定部601は、補正元(補正ルール)を設定するためのユーザインタフェースである。追加ボタン602がクリックされると、画像処理装置20は、入力部150から入力された情報にしたがって位置補正のルールを追加する。この例では2つの補正ルール603、604がすでに作成されている。補正ルール指定部605は、計測領域307に対する位置補正のルールを指定するためのメニューである。補正ルール指定部606は、基準領域401に対する位置補正のルールを指定するためのメニューである。これらのメニューからは補正ルール603、604のいずれかを指定可能である。補正ルール603は、たとえば、ワーク2の位置に追従した位置補正である。補正ルール604は、たとえば、位置補正を行わないとった補正ルールである。なお、補正ルール604は、計測領域307とは異なる位置補正を行う補正ルールであってもよい。たとえば、補正ルール604は、基準領域401については、ワーク2を載置するためのトレーに追従して位置補正を行うといった補正ルールであってもよい。
図7(A)は、トレー700に載置されたワーク2について取得された高さ画像に対して計測領域307と基準領域401が設定された例を示している。図7(B)は、計測領域307と基準領域401とをワーク2に追従して位置補正した例を示している。図7(B)が示すように、トレー700の位置ずれ量とワーク2の位置ずれ量は異なっている。そのため、計測領域307だけでなく基準領域401もワーク2に追従して位置補正してしまうと、基準領域401は、トレー700から外れた位置である搬送ベルト304上に設定されてしまう。このような場合には、補正ルール604として、トレー700に追従して位置補正を行うといった補正ルールを作成し、作成した補正ルールを基準領域401に対して設定することが有効である。このように、計測領域307に適用される補正ルールとは異なる補正ルールが基準領域401に適用されると有利なケースも存在する。
図8は、計測領域307と基準領域401とをワーク2に追従して位置補正することが望ましい例を示している。この例では、ワーク2の上面を高さの基準平面とする計測ツールが使用されている。よって、基準領域401は、ワーク2に追従して位置補正されなければならない。この場合、図4に示したユーザインタフェース400では、補正モード選択部404であるチェックボックスのチェックが外される。また、図6に示したユーザインタフェース600では、補正ルール指定部606によって基準領域401についても補正ルール603が指定される。このように、計測領域307に適用される補正ルールと同一の補正ルールが基準領域401に適用されると有利なケースも存在する。
<複数の計測ツール間での基準領域の共用>
一般に複数の計測ツールはそれぞれ独自に計測のためのパラメータを設定される。たとえば、図9に示したユーザインタフェース900はワーク2の左上ピンの高さを計測するツール(T101)について計測領域307と基準領域401とを設定するためのユーザインタフェースである。一方、図10に示したユーザインタフェース1000はワーク2の右上ピンの高さを計測するツール(T102)について計測領域307’と基準領域401’とを設定するためのユーザインタフェースである。図9と図10とを比較すると分かるように、基準領域401と基準領域401’とは同じ領域である。よって、基準領域401’の設定を簡易化できればユーザビリティが向上しよう。そこで、ユーザインタフェース1000には基準領域の設定方法を指定するための指定部1001が設けられている。指定部1001は、たとえば、上述した平面基準などに加えて他のツールのゼロ面(基準領域)をそのまま流用することを指定できるようなプルダウンメニューとなっている。参照先ツールの選択部1002は、指定部1001によって他の計測ツールの基準領域を流用(共用)することが指定されたときに、どの計測ツールの基準領域を共用するかを選択するためのプルダウンメニューである。この例では、図9に示したワーク2の左上ピンの高さを計測するツール(T101)が選択されている。そのため、画像処理装置20は、左上ピンの高さを計測するツール(T101)の基準領域401を、右上ピンの高さを計測するツール(T102)の基準領域401’として利用する。
図11は、2つの計測ツールで基準領域401を共有しているときの計測結果の一例を示す図である。図11が示すように2つの計測領域307、307’に対して1つの基準領域401だけが示されている。なお、基準領域401に対して設定されている位置補正モードについても2つの計測ツール間で共通化される。このように基準領域401を複数の計測ツール間で共用することで、基準領域401の設定操作を簡単にすることができる。
図12は、外観検査装置の各機能を示す機能ブロック図である。ここでは、2次元プロファイル測定器10および高さ画像生成部122が高さ画像の取得手段として機能するが、これに代えて高さ画像データを生成する3次元カメラが使用されてもよい。
2次元プロファイル測定器10については、とりわけコントローラユニット12の機能を示しているが、2次元プロファイルデータ生成部111などがヘッドユニット11に設けられてもよい。ヘッドユニット11は、検査対象物の2次元プロファイルを測定する測定手段として機能する。2次元プロファイル測定器10は、ヘッドユニット11から出力される測定信号(測定結果)に基づき2次元プロファイルデータを作成する2次元プロファイルデータ生成部111と、画像処理装置20と通信する通信部113とを有している。通信部113は、画像処理装置20と通信するための通信ユニットを具備している。2次元プロファイルデータは通信部113を介して画像処理装置20に送信される。通信部113は、シリアル通信インタフェース、パラレル通信インタフェース、USBインタフェースやネットワーク通信インタフェースなどを含む。図示は省略しているが、2次元プロファイル測定器10は、ヘッドユニット11を制御するヘッドユニット制御部をさらに有している。なおこれらの機能はDSPやCPU、ASICおよびプログラムなどによって実現される。
画像処理装置20もやはりDSPやCPU、メモリ、プログラムなどによって実現される。入力カード22は、2次元プロファイル測定器10が出力する2次元プロファイルデータを受信する通信部121を有している。通信部121は、2次元プロファイル測定器と接続して通信する接続手段の一例である。高さ画像生成部122は、通信部121が受信した20ビットの2次元プロファイルデータを15ビットの2次元プロファイルデータに変換する。変位計などは20ビットのデータを扱うことが多いが、画像処理装置などは15ビット以下のデータを扱うことが多い。よって、高さ画像生成部122でビット数の違いを吸収することで画像処理装置20に変位計を接続することが可能となる。高さ画像生成部122は、複数の15ビットの2次元プロファイルデータを統合して3次元プロファイルデータ(ワークの高さを示す画像データ)を作成する。たとえば、高さ画像生成部122は、800ライン分の15ビットの2次元プロファイルデータを時系列に並べることで、ワーク2の全体の3次元形状を示す3次元プロファイルデータを作成する。3次元プロファイルデータは、一種の画像データであり、各画素は測定点に対応し、その階調値(輝度値)が高さを示すデータに対応している。3次元プロファイルデータは画像データであるため、表示処理部151を通じて表示部152に表示される。たとえば、ワーク2のうち基準面から低い部分は淡い階調となり、基準面から高い部分は濃い階調となる。このように、高さ画像生成部122は、2次元プロファイルデータ生成部111が出力する複数の2次元プロファイルを連結して高さ画像データを生成する高さ画像生成手段として機能する。このように、高さ画像生成部122を設けることで、3次元カメラの代わりに変位計を用いて高さ画像を取得することが可能となる。
上述したように画像処理部130は、高さ計測ツールだけでなく、様々な検査ツールを有している。画像処理部130は、ワーク2の各部分の高さを抽出する際には、15ビット表現の3次元プロファイルデータを使用する。これにより、より高い精度の高さ情報が取得される。一方で、ブロブの計算などでは、高さ方向の情報はそれほど高い精度を要求されない。つまり、ビット低減部138は、3次元プロファイルデータのビット数をより少ないビット数に低減することで、画像処理部130の画像処理負担を軽減してもよい。たとえば、ビット低減部138は、3次元プロファイルデータを、第2のビット数(例:15ビット)から、第2のビット数よりもさらに少ない第3のビット数(例:8ビット)の3次元プロファイルデータに変換する。計測部137などは、8ビットの3次元プロファイルデータ(画像データ)に所定の画像処理を施して外観検査のためのデータ(演算結果)を取得する。所定の画像処理は画像処理ツールごとに異なり、2値化処理や白画素のカウント、面積の算出などである。
基準位置設定部131は、表示部152に表示された高さ画像データに対して高さ計測の基準となる基準位置を設定する。図4などを用いて説明したように、基準位置設定部131は、表示処理部151を通じて表示部152にユーザインタフェースを表示し、ユーザインタフェースを通じて入力された情報に基づいて基準領域401や3つの基準点などの基準位置を設定する。
計測領域設定部132は、表示部152に表示された高さ画像データに対して高さ計測の対象となる領域である計測領域307を設定する。図3などを用いて説明したように、計測領域設定部132は、表示処理部151を通じて表示部152にユーザインタフェースを表示し、ユーザインタフェースを通じて入力された情報に基づいて計測領域307を設定する。なお、図9ないし図11を用いて説明したように、計測領域設定部132は、複数の計測処理について個別に計測領域307、307’を設定してもよい。この場合、基準位置設定部131は、複数の計測処理について個別に設定された計測領域307、307’に対して共通に基準領域401を設定してもよい。これにより、基準領域401の設定が簡単になり、ユーザの負担を軽減できる。
モード選択部133は、図4や図6などを用いて説明したように基準領域401や計測領域307の位置の補正モードをユーザの指示にしたがって選択する。モード選択部133は、表示処理部151を通じて図4や図6などに示したユーザインタフェースを表示部152に表示させ、ユーザインタフェースを通じて入力された情報に基づいて補正モードを設定する。上述したように複数の補正モードが存在する。第1補正モードは、たとえば、検査対象物(以下、ワークと呼ぶ。)の高さ画像データにおけるワークの位置に基づき、ワークの高さ画像データに対する基準領域401と計測領域307の位置を補正する補正モードである。第2補正モードは、たとえば、計測領域307の位置を補正するもののワークの高さ画像データに対する基準領域401の位置を補正しないモードである。なお、第2補正モードは、図7を用いて説明したように、計測領域307の位置を補正するものの、基準領域401の位置については計測領域307とは異なる位置補正を行うモードであってもよい。
サーチ領域設定部134は、高さ画像においてワーク2をパターン認識によりサーチする対象となる領域であるサーチ領域1302を設定する。図13が例示するように、良品画像1301は、ワーク2をパターン認識するための良品画像である。この例では、良品画像1301がワーク2の外形をすべて含むようにするために、良品画像1301のサイズはワーク2の画像よりも一回り大きなサイズとなっている。サーチ領域1302は、サーチの効率を上げるために、高さ画像の一部に設定される領域である。パターン認識部135は、設定されたサーチ領域1302の内部だけを対象として良品画像1301と一致する画像をパターン認識し、良品画像1301の位置と回転量とを算出する。
位置補正部136は、パターン認識部135によって取得された良品画像1301の位置と回転量とに基づき計測領域307や基準領域401の位置を補正する。なお、位置補正部136は、モード選択部133によって選択されている補正モードにしたがってこれらの位置を補正する。
計測部137は、上述したような複数の計測ツールを有しており、様々な計測を実行する。たとえば、計測部137は、位置補正部136による位置補正が終了した後で、ワークの高さ画像データに設定された計測領域307について基準位置からの高さを計測する。つまり、計測部137は、ライン1を搬送されるワーク2の高さ画像と、予め設定された計測領域307や基準領域401を用いて各種の計測を実行する。上述したように、計測部137は、基準領域401を拡張して基準面(ゼロ面)を決定し、計測領域307について基準面からの高さを計測してもよい。
このように画像処理部130は、計測に使用する様々なパラメータを設定するためのユーザインタフェースを、表示処理部151を通じて表示部152に表示させる。このユーザインタフェースを通じてユーザはパラメータを指定する。入力部150は、マウス、キーボード、コンソールなどである。
外観検査部140の良否判定部141は、画像処理部130により得られた演算結果に基づいてワーク2の良否判定などを実行する。たとえば、良否判定部141は、演算結果を閾値と比較することで、ワーク2の良否判定が実行される。閾値は、公差などに基づいて予め設定される。
ところで、入力カード22の各機能はDSP等で実現可能である。また、画像処理部130を実現するDSPと、表示処理部151を実現するDSPとはそれぞれ別個に用意されてもよい。複数のDSPに処理を分散することで、より高速に外観検査処理を実行可能となろう。また、外観検査部140は、複数のDSPを統括的に制御するCPUによって実現されてもよい。表示部152は、液晶表示装置や自発光式の表示装置などである。入力部150は表示部152と一体化されてタッチパネル式ディスプレイとして実現されてもよい。
<フローチャート>
上述したように外観検査は、計測を実行する上で必要となる設定を実行する設定プロセスと、設定プロセスにおける設定に基づいて計測を実行する計測プロセス(検査プロセス)とを有している。そこで、各プロセスについてフローチャートを用いて説明する。なお、外観検査装置は、上述した設定プロセスと上述した計測プロセスとを切り替えることが可能なプロセス切替手段(モード切替手段)を有している。ユーザは、たとえば、図11に示すGUI画面上で、「運転モードへ」と表示されたモード切替ボタンをクリックすることができる。プロセス切替手段は、このようなユーザ操作に基づいて、上述した設定プロセスから上述した計測プロセスへと切り替える。以下詳述するように、図14は設定プロセスに関し、図15は計測プロセスに関するフローチャートである。
図14は、設定プロセスの各工程を示すフローチャートである。S1で、画像処理部130は、位置補正元を設定する。ここでの位置補正元とは良品のことである。画像処理部130は、ワーク2を撮像してワーク2の各部の高さを画素値として表現する高さ画像データを取得し、表示部152にワーク2の良品についての高さ画像データを表示させる。図13を用いて説明したように、ユーザは入力部150を通じて良品のワーク2の高さ画像に対して良品をパターン認識するための画像を指定するとともに、サーチ領域1302を設定する。画像処理部130は、良品のワーク2の画像の位置(座標データ)とサーチ領域1302の座標データとを位置補正元のデータとして記憶装置に記憶する。
S2で、基準位置設定部131は、表示部152に表示された高さ画像データに対して高さ計測の基準となる基準位置(基準領域401や3つの基準点など)を設定する。基準位置を示す座標データなども記憶装置に記憶される。
S3で、計測領域設定部132は、表示部152に表示された高さ画像データに対して高さ計測の対象となる領域である計測領域307を設定する。計測領域307を示す座標データなども記憶装置に記憶される。
S4で、モード選択部133は、入力部150から入力されるユーザの指示に基づき補正モードを選択する。ここでは、上述したような方法によりいずれかの補正モードが選択される。
図15は、計測プロセスの各工程を示すフローチャートである。S11で、高さ画像生成部122は、2次元プロファイル測定器10から入力された2次元プロファイルから高さ画像を作成する。パターン認識部135は、高さ画像データに対して良品の画像データを用いてパターン認識を行い、高さ画像におけるワークの画像の位置(回転量を含む)を検出する。
S12で、位置補正部136は、補正モードに応じて計測領域307や基準領域401の位置を補正する。たとえば、位置補正部136は、第1補正モードが選択されている場合には、ワーク2の高さ画像データにおけるワーク2の位置に基づき、ワーク2の高さ画像データに対する基準位置(基準領域401や3つの基準点など)と計測領域307の位置を補正する。一方、第2補正モードが選択されている場合、位置補正部136は、ワーク2の高さ画像データにおけるワーク2の位置に基づき、ワーク2の高さ画像データに対する基準位置を補正せずに計測領域307の位置を補正する。あるいは、図6や図7を用いて説明したように、位置補正部136は、計測領域307に適用される補正方法とは異なる補正方法により基準位置を補正する。どのような補正方法が適用されるかは、モード選択部133においてどのような補正モード(補正方法)が選択または定義されているかに依存する。なお、計測領域307と基準位置401とはどちらが先に位置補正されてもよい。
S13で、計測部137は、位置補正部136による位置補正が終了した後で、基準位置に基づき基準面(ゼロ面)を決定する。たとえば、上述したように最小二乗法などが使用されて基準面を示す方程式が決定される。
S14で、計測部137は、ワーク2の高さ画像データに設定されている計測領域307について基準位置(基準面)からの高さを計測する。
S15で、計測部137は、計測領域307における各点の高さデータに基づき計測処理を実行する。たとえば、計測部137は、計測領域307内における高さの平均値を算出したり、高さの最大値と最小値とを求めたり、最大値と最小値との差を求めたり、高さが最大値となった位置の座標データを求めたりする。
S16で、外観検査部140の良否判定部141は、計測結果に基づいてワークが良品であるかどうかを判定する。たとえば、良否判定部141は、計測値が公差を満たしているかどうかを判定する。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態によれば、モード選択部133を採用しているため、高さ画像データに対して設定される計測領域の位置補正と基準位置の位置補正について補正モードを選択できるようになる。たとえば、計測領域307と基準領域401とについて個別に位置補正したり、計測領域307についてのみ位置補正を実行したりすることで、計測精度がさらに向上する。これは、基準領域401が本来意図している位置に配置されるからである。
なお、高さを計測する場合には、基準領域401を拡張して高さの基準面(ゼロ面)を決定してもよい。基準面としては、上述したように最小二乗法により求められる最小二乗平面や、基準領域401内の複数の測定点の高さの平均値である平均平面、基準領域401内の3点以上の高さから決定された平面が採用されてもよい。なお、基準面は曲面であってもよい。
図4を用いて説明したように、位置補正部136における基準位置(基準領域401や基準点など)の補正処理を無効化するか有効化するかを指定するチェックボックスなどの指定部が採用されてもよい。これにより、ユーザは簡単に補正モードを選択できるようになる。また、外観検査装置に外部接続された制御装置、例えばPLC(プログラマブルロジックコントローラ)からの切替信号等に基づいて、基準位置の補正処理を無効化するか有効化するかを指定してもよい。この場合、表示部152にチェックボックス等を表示することなく、補正モードを選択することができる。たとえば、ラインを流れるワークの種別を変える等、段取り替えを行う場合に、制御装置から外観検査装置にモード切替信号を送信し、これを受信した外観検査装置(プロセス切替手段)が対応する補正モードを選択することができる。
図7を用いて説明したように、高さ画像データにより表現される高さ画像にはワーク2の画像部分とワーク2を保持する保持部材(トレー700)の画像部分とが含まれていることがある。この場合、基準位置設定部131は保持部材の画像部分に対して基準位置を設定してもよい。これにより保持部材からの高さを求めることが可能になろう。計測領域設定部132はワーク2の画像部分に対して計測領域307を設定しうる。さらに、位置補正部136は、第2補正モードが選択されると、計測領域307と基準位置とを個別に位置補正してもよい。図7を用いて説明したように、計測領域307はワーク2に追従して位置補正されるが、基準領域401などの基準位置はトレー700に追従して位置補正される。なお、トレー700についてもパターン認識部135は予め登録されたトレー700の画像に基づいて高さ画像内でのトレー700をパターン認識し、その位置と回転量を決定する。つまり、位置補正部136は、トレー700の位置と回転量に応じて基準位置を補正する。これにより、トレー700とワーク2とがそれぞれ異なるように位置ずれしていたり回転してしまっていたりしていても、正しく計測領域307と基準位置とを高さ画像に対して適用できるようになる。
図9ないし図11を用いて説明したように、基準位置設定部131は、複数の計測処理について個別に設定された計測領域307、307’に対して共通に基準位置を設定してもよい。とりわけ、図10を用いて説明したように、第1の計測ツール(T101)と第2の計測ツール(T102)とにおいて、第2の計測ツールは、第1の計測ツールに対して設定された基準位置を参照して使用してもよい。なお、第2の計測ツールは、高さを計測するツールであってもよいし、高さ以外のパラメータを計測するツールであってもよい。これによりユーザによる基準位置の設定回数を削減できる。
モード選択部133は、高さ画像データにおいて、ワーク2の背景(搬送ベルトやトレーなど)に対して基準位置を設定する場合に第2補正モードを選択し、ワーク2の一部に基準位置を設定する場合には第1補正モードを選択してもよい。搬送ベルトなどに付与されたマークなどを基準位置とする計測ツールでは基準位置の位置補正は不要であることが多い。よって、位置補正を無効化することが望ましい。また、背景がトレーであれば、上述した理由からワーク2ではなくトレーに追従して基準位置を補正することが望ましい。図8を用いて説明したようにワーク2の一部に基準位置が設定される場合は、基準位置はワーク2に追従して位置補正される必要があるため、第1補正モードが選択される。これにより、正確な計測が実現されよう。
ところで、高さ画像は通常の外観検査に使用される画像よりも1つの画素あたりのビット数が非常に多くなることがある。これは、高さを精度よく計測するためである。また、多数ビットのデータを出力する変位計を、高さ画像を取得するために流用する場合にも、高さ画像のビット数が多くなってしまう。しかしながら、面積の計測処理などではこのような大きなデータサイズの画像はかえって画像処理の負担となる。そこで、ビット低減部138が高さ画像データにおける1つの画素を表現するビットの数を第1のビット数から第2のビット数に削減してもよい。計測部137はビット数を削減された高さ画像データを用いて計測処理を実行することで、計測部137の処理負荷を大幅に軽減できる。
図4などを用いて説明したように、基準位置設定部131は、高さ画像データに基づき表示部152に表示された高さ画像に対して指定された矩形領域を基準位置として設定してもよい。この場合、計測部137は、矩形領域の座標と画素値に演算を施して基準面を決定する。なお、高さ画像における画素値は、カメラからの距離、つまり高さを示している。高さ計測では一般に基準面(ゼロ面)からのワーク2の各部の高さが計測される。また、平面などの基準面を定義するにはいくつかの点の高さのデータが必要となる。よって、矩形領域は、入力部150のポインティングデバイスに対する簡単な操作によって指定できるため、基準領域401を容易に設定できるようになろう。
なお、画像処理部130は、高さ画像データのうち位置補正部136による位置補正の対象となる補正対象領域を設定する補正対象領域設定手段をさらに有していてもよい。位置補正部136は、上述した第1補正モードが選択されると、高さ画像データにおける補正対象領域の位置に応じて基準位置を補正する。ここで補正対象領域は、たとえば、図13に示したようなワーク2の全体を囲むような領域であってもよい。また、図8を用いて説明したように、ワーク2に追従して基準位置を補正する必要があるときは、ワーク2の全体を囲むような領域を画像処理部130が補正対象領域に設定してもよい。これにより、ワーク2に追従した基準位置の位置補正が容易に実現される。
高さ画像は、変位計などにより取得された2次元プロファイルから生成されてもよいし、3次元カメラによって直接的に生成されてもよい。3次元カメラと比較して変位計を広く普及しているため、変位計を用いて高さ画像を生成できればユーザにとって容易に高さ画像を用いて計測処理を導入できるようになろう。
なお、位置補正部136は、ワーク2の画像から検出された位置のずれ量や回転量を用いて位置補正を行うものとして説明した。しかし、画像処理装置20に接続され、機械的にワーク2やトレーなどの位置補正を行う位置補正機構からこれの情報を取得してもよい。あるいは位置補正機構は、計測領域や基準領域にワーク2やトレーが配置されるように、機械的にワーク2やトレーなどの位置を補正する機構であってもよい。この場合は、計測領域や基準領域については補正する代わりに、ワーク2やトレーの物理的な位置が補正されることになる。

Claims (19)

  1. 検査対象物を撮像して当該検査対象物の各部の高さを画素値として表現する高さ画像データを取得する取得手段と、
    前記検査対象物の良品についての高さ画像データを表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された高さ画像データに対して高さ計測の基準となる基準位置を設定する基準位置設定手段と、
    前記表示手段に表示された高さ画像データに対して高さ計測の対象となる領域である計測領域を設定する計測領域設定手段と、
    検査対象物の高さ画像データにおける前記検査対象物の位置に基づき、前記検査対象物の高さ画像データに対する前記基準位置と前記計測領域の位置を補正する第1補正モードと、前記検査対象物の高さ画像データに対する前記基準位置を補正しないかまたは前記計測領域とは異なる位置補正を行いつつ前記計測領域の位置を補正する第2補正モードとのいずれかを選択する選択手段と、
    前記第1補正モードが選択されると、検査対象物の高さ画像データにおける前記検査対象物の位置に基づき前記検査対象物の高さ画像データに対する前記計測領域の位置を補正するとともに前記計測領域に追随して前記基準位置も補正し、前記第2補正モードが選択されると、検査対象物の高さ画像データにおける前記検査対象物の位置に基づき前記検査対象物の高さ画像データに対する前記基準位置を補正しないかまたは前記計測領域とは異なる位置補正を行いつつ前記計測領域の位置を補正する位置補正手段と、
    前記位置補正手段による補正が実行された後に、前記検査対象物の高さ画像データに設定された前記計測領域について前記基準位置からの高さを計測する計測手段と
    を有することを特徴とする外観検査装置。
  2. 前記基準位置設定手段は、前記基準位置として前記高さ画像データに対して基準領域を設定する手段であり、
    前記計測手段は、
    前記基準領域を拡張して基準面を決定し、前記計測領域について前記基準面からの高さを計測することを特徴とする請求項1に記載の外観検査装置。
  3. 前記第2補正モードが選択されると、前記位置補正手段における前記基準位置の補正処理が無効化されることを特徴とする請求項1または2に記載の外観検査装置。
  4. 前記高さ画像データにより表現される高さ画像には前記検査対象物の画像部分と前記検査対象物を保持する保持部材の画像部分とが含まれており、
    前記基準位置設定手段は前記保持部材の画像部分に対して前記基準位置を設定する手段であり、
    前記計測領域設定手段は、前記検査対象物の画像部分に対して前記計測領域を設定する手段であり、
    前記位置補正手段は、前記第2補正モードが選択されると、前記計測領域と前記基準位置とを個別に位置補正することを特徴とする請求項1または2に記載の外観検査装置。
  5. 前記計測手段は、それぞれ異なる複数の計測処理を実行する手段であり、
    前記計測領域設定手段は、前記複数の計測処理について個別に計測領域を設定する手段であり、
    前記基準位置設定手段は、前記複数の計測処理について個別に設定された計測領域に対して共通に基準位置を設定する手段であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の外観検査装置。
  6. 前記計測手段は、
    前記基準位置に基づき高さを求める第1の計測ツールと、
    前記基準位置に基づき高さ以外のパラメータを計測する第2の計測ツールと
    を有し、
    前記第2の計測ツールは、前記第1の計測ツールに対して設定された基準位置を参照して使用することを特徴とする請求項5に記載の外観検査装置。
  7. 前記選択手段は、前記高さ画像データにおいて、検査対象物の背景に対して前記基準位置を設定する場合に前記第2補正モードを選択し、前記検査対象物の一部に前記基準位置を設定する場合に前記第1補正モードを選択することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の外観検査装置。
  8. 前記外観検査装置は、計測を実行する上で必要となる設定を実行する設定プロセスと、前記設定プロセスにおける設定に基づいて計測を実行する計測プロセスとを有し、
    前記設定プロセスにおいて、
    前記取得手段が、検査対象物を撮像して当該検査対象物の各部の高さを画素値として表現する高さ画像データを取得し、
    前記表示手段が、前記検査対象物の良品についての高さ画像データを表示し、
    前記基準位置設定手段が、前記表示手段に表示された高さ画像データに対して高さ計測の基準となる基準位置を設定し、
    前記計測領域設定手段が、前記表示手段に表示された高さ画像データに対して高さ計測の対象となる領域である計測領域を設定し、
    前記選択手段が、検査対象物の高さ画像データにおける前記検査対象物の位置に基づき、前記検査対象物の高さ画像データに対する前記基準位置と前記計測領域の位置を補正する第1補正モードと、前記検査対象物の高さ画像データに対する前記基準位置を補正せずに前記計測領域の位置を補正する第2補正モードとのいずれかを選択し、
    前記計測プロセスにおいて、
    前記位置補正手段が、前記第1補正モードが選択されると、検査対象物の高さ画像データにおける前記検査対象物の位置に基づき、前記検査対象物の高さ画像データに対する前記基準位置と前記計測領域の位置を補正し、前記第2補正モードが選択されると、検査対象物の高さ画像データにおける前記検査対象物の位置に基づき、前記検査対象物の高さ画像データに対する前記基準位置を補正せずに前記計測領域の位置を補正し、
    前記計測手段が、前記位置補正手段による補正が実行された後に、前記検査対象物の高さ画像データに設定された前記計測領域について前記基準位置からの高さを計測する
    ように構成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の外観検査装置。
  9. 高さ画像データにおける1つの画素を表現するビットの数を第1のビット数から第2のビット数に削減するビット数削減手段をさらに有し、
    前記計測手段は、前記ビット数削減手段によりビット数を削減された前記高さ画像データを用いて計測処理を実行することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の外観検査装置。
  10. 前記基準位置設定手段は、前記高さ画像データに基づき前記表示手段に表示された高さ画像に対して指定された指定領域を前記基準位置として設定し、
    前記計測手段は、前記指定領域の座標と画素値に演算を施して基準面を決定することを特徴とする請求項2に記載の外観検査装置。
  11. 前記計測手段は、前記指定領域の座標と画素値とに最小二乗法を適用して基準面を決定することを特徴とする請求項10に記載の外観検査装置。
  12. 前記計測手段は、前記指定領域の画素値の平均値を基準面の高さに決定することを特徴とする請求項10に記載の外観検査装置。
  13. 前記基準面は曲面であることを特徴とする請求項10または11に記載の外観検査装置。
  14. 前記基準位置設定手段は、前記高さ画像データに基づき前記表示手段に表示された高さ画像に対して3つの基準点を前記基準位置として設定し、
    前記計測手段は、前記3つの基準点の座標と画素値とに演算を施して基準面を決定することを特徴とする請求項2に記載の外観検査装置。
  15. 前記高さ画像データのうち前記位置補正手段による位置補正の対象となる補正対象領域を設定する補正対象領域設定手段をさらに有し、
    前記位置補正手段は、前記第1補正モードが選択されると、前記高さ画像データにおける前記補正対象領域の位置に応じて前記基準位置を補正することを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1項に記載の外観検査装置。
  16. 前記取得手段は、
    前記検査対象物の2次元プロファイルを測定する2次元プロファイル測定手段と、
    前記2次元プロファイル測定手段が出力する複数の2次元プロファイルを連結して前記高さ画像データを生成する高さ画像生成手段と
    を有することを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1項に記載の外観検査装置。
  17. 前記取得手段は、前記高さ画像データを生成する3次元カメラであることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1項に記載の外観検査装置。
  18. 検査対象物を撮像して当該検査対象物の各部の高さを画素値として表現する高さ画像データを取得する取得工程と、
    前記検査対象物の良品についての高さ画像データを表示装置に表示する表示工程と、
    前記表示装置に表示された高さ画像データに対して高さ計測の基準となる基準位置を設定する基準位置設定工程と、
    前記表示装置に表示された高さ画像データに対して高さ計測の対象となる領域である計測領域を設定する計測領域設定工程と、
    検査対象物の高さ画像データにおける前記検査対象物の位置に基づき、前記検査対象物の高さ画像データに対する前記基準位置と前記計測領域の位置を補正する第1補正モードと、前記検査対象物の高さ画像データに対する前記基準位置を補正しないかまたは前記計測領域とは異なる位置補正を行いつつ前記計測領域の位置を補正する第2補正モードとのいずれかを選択する選択工程と、
    前記第1補正モードが選択されると、検査対象物の高さ画像データにおける前記検査対象物の位置に基づき前記検査対象物の高さ画像データに対する前記計測領域の位置を補正するとともに前記計測領域に追随して前記基準位置も補正し、前記第2補正モードが選択されると、検査対象物の高さ画像データにおける前記検査対象物の位置に基づき前記検査対象物の高さ画像データに対する前記基準位置を補正しないかまたは前記計測領域とは異なる位置補正を行いつつ前記計測領域の位置を補正する位置補正工程と、
    前記位置補正工程による補正が終了した後で、前記検査対象物の高さ画像データに設定された前記計測領域について前記基準位置からの高さを計測する計測工程と
    を有することを特徴とする外観検査方法。
  19. 請求項18に記載の方法の各工程をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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