JP2015148180A - 静圧タービン発電装置 - Google Patents

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【課題】蒸気圧駆動式の静圧タービン発電装置を小型化及びコンパクト化して、災害時等の運搬も容易に行えるようにし、併せて熱効率及び機械効率向上を図る。【解決手段】共通のハウジング11内に、密閉されたタービン室内で互いに噛み合わされ、一方は主軸を他方は副軸をそれぞれ回転軸として回転する一対の楕円歯車からなる蒸気式静圧タービンと、その主軸又は副軸によって上記楕円歯車と同期回転される一対のポンプ歯車を設けた歯車ポンプとを内蔵させて静圧タービン・ポンプユニット1を構成し、ボイラー4によって発生させた水蒸気によって、その蒸気式静圧タービンを作動させ、その主軸によって発電機2のロータを回転させる。その蒸気式静圧タービンから排出される水蒸気を復水器で冷却して復水させ、その復水された水を上記歯車ポンプによって送水してボイラー4内へ戻す。【選択図】 図1

Description

この発明は、比較的小規模な発電システムにおいて使用するのに適した蒸気圧駆動式の静圧タービン発電装置に関する。
地球上には使用されずに捨てられているバイオマス資源(木材、竹材、その他有機物から発生するガス類)が無尽蔵といえるほど存在する。特に農地や山林においては、処置できないまま放置されている木材・竹材等のために、必要とされる農林業が危機に瀕している。現在我国では森林資源保護のために、侵入竹林の除去や森林の間伐などを国策として推進している。
このようなバイオマス資源を燃料とする発電システムの試みは多く行われている。
バイオマス資源を燃料として使用する発電システムは、低酸素社会実現に貢献できる。また電力と同時に高温蒸気も発生するので、農業用(ハウス栽培など)の電源及び熱源としても有用となる。有機農業は、耕地面積の少ない我国にとっては未来の産業として位置づけられている分野である。
しかしながら、従来はいずれも大規模発電システムのために、バイオマス燃料を化石燃料に混合して使用する方法で、高温高圧力の蒸気を発生させて蒸気タービンを駆動させている。
たとえば、特許文献1及び2に記載されている蒸気タービン発電機も、そのような大規模な設備であるため、建設・維持費用が嵩み、小規模事業所や家庭に設置し、非常用の電源装置として使用するには不向きであった。
また、蒸気圧駆動のタービン発電装置を使用する場合、エネルギー変換が行われた後の水蒸気を復水してボイラー内に戻す装置としてポンプが必要になる。そのために、発電装置は複雑化し大型になる一因となっていた。
特開2012−207542号公報 特開2008−280974号公報
この発明は、上記のような現状に鑑みてなされたものであり、バイオマス資源を燃料とする小規模発電システムを構築するために、蒸気圧駆動式の静圧タービン発電装置を小型化及びコンパクト化して、災害時等の運搬も容易に行えるようにし、併せて熱効率及び機械効率向上を図ることを目的とする。
この発明による静圧タービン発電装置は上記の目的を達成するため、ハウジング内の密閉されたタービン室内で互いに噛み合わされ、一方は主軸を他方は副軸をそれぞれ回転軸として回転する一対の楕円歯車からなる蒸気式静圧タービンと、上記ハウジング内の密閉されたポンプ室内に、上記主軸又は副軸によって上記楕円歯車と同期回転される一対のポンプ歯車を設けた歯車ポンプと、上記主軸によってロータが回転される発電機と、上記蒸気式静圧タービンへ送る水蒸気を発生させるボイラーと、上記蒸気式静圧タービンから排出される水蒸気を冷却して復水させる復水器とを備え、その復水器で復水された水を上記歯車ポンプによって送水して上記ボイラー内へ戻すようにしたことを特徴とする。
上記ハウジングの肉厚内に上記歯車ポンプの復水吸い込み口側経路を形成し、上記主軸の軸受部を上記復水吸い込み口側経路に連結するのが望ましい。
また、上記一対の楕円歯車のそれぞれ両端面に、その各楕円歯車の回転軸心に対して対称で同一形状の凹部を設け、その各凹部を、それぞれ絞り部を介して上記タービン室の高圧側蒸気室と連通させるのが望ましい。
上記のボイラー内の水蒸気の圧力を調整する圧力調整用レギュレータバルブと、その圧力調整用レギュレータバルブから漏れ出る蒸気を上記復水器へ導く水蒸気通路を設けるとよい。
さらに、上記主軸によってロータが回転される発電機を、該主軸の両端側に一対設け、その一対の発電機の一方の発電機のロータと他方の発電機のロータとで、磁極の位置を回転方向に1/2ピッチずらすとよい。
この発明による静圧タービン発電装置は、蒸気式静圧タービンの要をなす一対の楕円歯車と復水戻し用歯車ポンプの一対のポンプ歯車を同一ハウジング内に設け、且つ静圧タービンの主軸上に発電機のロータを取付け、静圧タービンによって歯車ポンプと発電機のロータとを同期回転させるようにしたことにより、装置の小型化及びコンパクト化を実現することができた。また、熱効率及び機械効率の向上を図ることもできた。
したがって、バイオマス資源を燃料とする小規模発電システムを容易に構築することができ、小規模事業所や家庭に設置して、非常用等の電源装置などとして使用することができる。また、災害時等の運搬も容易に行えるので便利である。
この静圧タービン発電装置によって発生する電力はハウス栽培用の照明に、高温蒸気は土壌の殺菌やハウス内の暖房用として使用することも可能になる。
上述した種々の好ましい構成による効果については、実施形態の説明中で述べる。
この発明による静圧タービン発電装置の一実施形態の全体を、燃焼炉を断面にして示す概略構成図である。 図1における燃焼炉のみを示す正面図である。 図1における静圧タービン・ポンプユニットの蒸気式静圧タービンを構成する楕円歯車対の一端面に沿った断面図である。 同じく静圧タービン・ポンプユニットの歯車ポンプ側を一部破断して示す図である。 図4のA−A線に沿う断面図である。 図4のB方向から見た一部側面図である。 図4のC−C線に沿う断面付近の斜視図である。 静圧タービン・ポンプユニットと発電機を図1における背面側から見て発電機を一部破断して示す側面図である。 その発電機のステータ支持部材を除いて示す概略正面図である。 図1における圧力調整バルブユニットの内部構成例を示す縦断面図である。 図1における復水器の構成例を一部破断して示す平面図である。 この発明による静圧タービン発電装置の他の実施形態の静圧タービン・ポンプユニットと発電機を示す図8と同様な側面図である。 図12に示した2つの発電機のロータの磁極が1/2ピッチずれていることを説明するための図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明による静圧タービン発電装置の一実施形態の全体を、燃焼炉を断面にして示す概略構成図である。
この静圧タービン発電装置は、静圧タービン・ポンプユニット1と発電機2、燃焼炉3及びその内部に設けたボイラー4と、復水器5、気液分離器6、および圧力調整バルブユニット7等によって構成されている。
静圧タービン・ポンプユニット1は、共通のハウジング11内に、発電機2のロータを回転駆動するための蒸気式静圧タービンと、復水をボイラーへ戻すための歯車ポンプとを設けたものであるが、その詳細は後述する。
燃焼炉3は、内側全面に珪藻土からなる断熱壁31を形成した鋼板製の筐体(ドラム缶など)で燃焼室32を形成し、その燃焼室32内にボイラー4を天板部33にボルトフック34で吊り下げて取り付けている。燃焼室32の下部には、燃料Fを受ける簀子台35が五徳36で支えられて設置されている。燃料Fとしては、木材や竹材、それらを加工してチップ化した燃料などのバイオマス資源を使用する。
また、図2に示すように、燃焼炉3の正面下部には燃料供給口37と空気導入口38が、上部には複数の排気孔39が設けられている。
ボイラー4は、図1に示すような洗面器形状の上半部と下半部を、そのフランジ部44を互いに密着させて接合したような上下に平面部を有する変形球状をなしている。ボイラー4の底部41には、1本以上の金属パイプ(ヒートパイプ)42が溶着されている。その金属パイプ42は、ボイラー4の底部41からボイラー4内に延び、底部41側の一端42aが燃焼室32に開放され、ボイラー4内の他端42bが密閉されている。ボイラー4の底部41にはまた、ねじ込み式の水抜栓43も設けられている。これらのボイラー4を構成する全ての部品は、酸化防止のためステンレス鋼を用いて構成するとよい。
燃焼室32の天板部33にボイラー4を吊り下げるボルトフック34は、ボイラー4の周囲に3本以上設けられ、その各ボルトフック34の下端のフック部でボイラー4のフランジ部44を引っ掛けて吊り下げる。
ボイラー4の上平面部には、外周に雄ねじが形成された二本のパイプ継手8,9が溶着されており、それぞれ燃焼炉3の天板部33貫通して上方に突出し、その天板部33に対のナットによって締め付け固着されている。その一方のパイプ継手8の上端部は静圧タービン・ポンプユニット1の静圧タービンの蒸気吸入口に配管接続され、他方のパイプ継手9の上端部は圧力調整バルブユニット7に配管接続されている。
なお、燃焼炉及びボイラーの形状及び構造、材質などは図示のものに限らず、種々の変更が可能である。
静圧タービン・ポンプユニット1の蒸気式静圧タービン(以下、単に「静圧タービン」ともいう)の蒸気出口と復水器5の蒸気入口との間に、パイプ継手10が接続され、そのパイプ継手10と複数本の支柱16とによって復水器5を支持している。
ボイラー4内に水Wを貯め、燃焼室32内の簀子台35上に供給した燃料Fを燃焼させると、その熱によって熱せられた空気の対流によって燃焼室32全体が高温になり、ボイラー4を全周から加熱してその内部の水Wを沸騰させ、水蒸気Sが発生する。その際、燃料の燃焼によって加熱された高温の空気が、複数本の金属パイプ42内にも入り込んで対流するため、その熱をボイラー4内の水に速やかに伝導させ、その水を効率よく迅速に加熱して沸騰させることができる。
ボイラー4内で発生した高温高圧の水蒸気Sが、パイプ継手8を通して静圧タービン・ポンプユニット1の静圧タービンに供給される。それによって、静圧タービンが作動して発電機2のロータを回転させて発電させる。
そして、静圧タービン・ポンプユニット1の静圧タービンから排出される水蒸気が、パイプ継手10を通して復水器5に入り、そこで空冷によって復水される。その復水と残留水蒸気とが配管aを通して気液分離器6に導かれ、そこで気液分離され、残留水蒸気は大気開放口61から外部に放出される。そして、大気圧に調整された復水(液)だけが配管bを通して静圧タービン・ポンプユニット1の歯車ポンプに吸入され、送水力を加えられて吐出さる。その復水が配管cを通して圧力調整バルブユニット7に送り込まれ、そこからパイプ継手9を通してボイラー4内に戻される。
ここで、静圧タービン・ポンプユニット1の内部構成について説明する。図3は、図1における静圧タービン・ポンプユニット1の蒸気式静圧タービンを構成する楕円歯車対の一端面(平面)に沿った断面図である。
静圧タービン・ポンプユニット1の筐体であるハウジング11内に密閉されたタービン室101が形成されており、そのタービン室101内に、ハウジング11の内壁面と僅かな隙間を保って、一対の楕円歯車110,120が互いに回転可能な状態で噛み合わされて設けられている。一方の楕円歯車110は主軸130にキー131で固定されており、その主軸130を回転軸として矢示A方向に回転する。他方の楕円歯車120は副軸140にキー141で固定されており、その副軸140を回転軸として矢示B方向に回転する。主軸130及び副軸140はそれぞれハウジング11の軸受部に支持されている。
ハウジング11は、例えばステンレス鋼等の金属材料で形成されており、下部には水蒸気吸入口102を、上部には水蒸気排出口103をそれぞれタービン室101に通じるように設けている。これらによって、蒸気式静圧タービン100を構成している。
図1に示したボイラー4で発生する高温高圧の水蒸気を、パイプ継手8を通してハウジング11の水蒸気吸入口102からタービン室101へ導くことにより、楕円歯車110,120とタービン室101の図3で下側の内壁とによって略密閉された高圧側蒸気室H内に高い静圧力が発生する。その静圧力によって、楕円歯車110が矢示A方向に、楕円歯車120が矢示B方向に、それぞれ回転を始める。その回転力は、主軸130を介してハウジング11の外部に設置された発電機2の後述するロータと、副軸140を介してハウジング11内に設けられた後述する復水戻し用の歯車ポンプとを同期駆動させる。
その楕円歯車110,120を回転させた水蒸気は、タービン室101の上側の低圧側蒸気室へ抜け、水蒸気排出口103から排出され、図1に示したパイプ継手10を通して復水器5へ送られる。
静圧タービン100の各楕円歯車110,120が滑らかに回転するように、その各歯先、両端面及び各軸(主軸130及び副軸140)とハウジング11との間に、適切な隙間が設けられている。その隙間に気液混合蒸気が入ることによって潤滑される。
ハウジング11と各楕円歯車110,120との間の隙間が、熱膨張の影響で変化するのを極力防ぐために、ハウジング11と各楕円歯車110,120及び主軸130並びに副軸140を、同一材料で作製するのが望ましい。その材料としては、ステンレス鋼、特に熱膨張係数が小さいSUS410が望ましい。
静圧タービン・ポンプユニット1のハウジング11内に設けた歯車ポンプ及び復水戻し径路について、図4〜図7によって説明する。
図4は静圧タービン・ポンプユニット1の歯車ポンプ側の面を一部破断して示す図、図5は図4のA−A線に沿う断面図、図6は図4のB方向から見た一部側面図、図7は図4のC−C線に沿う断面付近の斜視図である。
ハウジング11の静圧タービン100を設けた側の端面は、その全体が図5及び図6に示すサイドカバー11aによって密閉されている。サイドカバー11aはハウジング11の一部をなすので、ハウジング本体と同じステンレス鋼等によって同じ平面形状に形成され、ねじ止めなどによってハウジング本体に気密及び水密に固着されている。
ハウジング11の図3に示したタービン室101の手前側に、完全に独立したポンプ室201が形成されている。そのポンプ室201内に、それぞれ円形の平歯車である一対のポンプ歯車210,220が互いに回転可能な状態で噛み合わされて設けられている。このポンプ歯車210,220を収納したタービン室101の上面は、ハウジング11に固着されてその一部となるカバープレート11bによって密閉されている。これらによって、復水戻し用の歯車ポンプ200を構成している。
カバープレート11bも、ハウジング本体と同じステンレス鋼等によって長方形に形成され、ねじ止めなどによってハウジング本体に気密及び水密に固着される。
歯車ポンプ200の駆動側のポンプ歯車210は、図5に示すように静圧タービン100の副軸140と一体の回転軸230にキー231で固定されており、副軸140の回転によって図4に示す矢示D方向に回転する。従動側のポンプ歯車220は回転軸240に支持されており、駆動側のポンプ歯車210の回転によって矢示E方向に回転する。
したがって、歯車ポンプ200を構成するポンプ歯車210,220は、静圧タービン100を構成する楕円歯車110,120と同期回転し、そのポンプ動作によって復水を吸入して吐出する。
その各回転軸230及び240はそれぞれハウジング11の軸受部に支持されている。
さらに、この歯車ポンプ200に対する復水戻し口12(図6参照)及び復水吸い込み側経路13と、ポンプ吐出側経路14及びポンプ吐出口15を、図4に示すように、全てハウジング形成材の肉厚内に形成している。
そして、図1に示した復水器5によって水蒸気から水に戻された復水が、気液分離器6を通して配管bによって、図4に矢示Bで示すように静圧タービン・ポンプユニット1の復水戻し口12へ導かれ、復水吸い込み側経路13を通して歯車ポンプ200に吸い込まれる。そこで送水力を付与された復水が、ポンプ吐出側経路14を通してポンプ吐出口15から矢示Fで示すように吐出され、図1に示した配管cによって圧力調整バルブユニット7へ送られる。
この静圧タービン・ポンプユニット1では、ハウジング11の外部に設置された発電機2を駆動させるために、静圧タービン100の主軸130を図7に示すように、ハウジング11を貫通させて、その円錐状端部130aを外部に突出させている。
この場合、タービン室101内の圧力と外部(大気側)との圧力差によって、軸受部11cから外部へ蒸気漏れが生じる恐れがある。この蒸気漏れを防止するために、軸受部11cに環状の溝11dを形成し、その溝11dを図4に示すように復水吸い込み側経路13に連通させている。
それによって、気液分離器6内で大気圧に調圧されている復水吸い込み側経路13内の復水と、溝11d及び軸受部11cの隙間内とを等圧力にして、外部(大気側)と主軸130の軸受部11c(図7参照)との圧力差をなくし、蒸気漏れを防ぐことができる。また、復水すなわち液体を軸受部11cへ導くことによって、潤滑効果を向上させることもできる。
これらを構成するハウジング11は酸化防止のため前述したようにステンレス鋼で形成するとよいが、各軸及び軸受部にはステンレス又は耐食性及び潤滑性に優れた金属(例えば真鍮など)を用いてもよい。
このように、この静圧タービン発電装置は、静圧タービン100の主要機素となる一対の楕円歯車110,120と、復水戻し用の歯車ポンプ200の一対のポンプ歯車210,220とを同一ハウジング11に内蔵させて小型化を図り、熱効率及び機械効率の向上も図っている。
また、その静圧タービン100によって発電機2のロータを駆動するための動力取出し軸である主軸を、図7に示すようにハウジング11から突出させているが、その軸受部11cから蒸気や液が漏れるのを防止するための手段を講じている。
また、この実施形態では、静圧タービン100を構成する一対の楕円歯車110,120が、その両端面(平行な平面)がハウジング11の内壁面と接触することなく常に円滑に回転し、磨耗や焼き付き等が発生することなく、長期間使用できるようにするための手段も講じている。それを図3と図5によって説明する。
一対の楕円歯車110,120のそれぞれ両端面には、その各回転軸である主軸130,140の周囲に深さ0.5mm程度の浅い環状の凹部(recess)111,121を設けている。
また、各楕円歯車110,120の各端面と対向する、ハウジング11のタービン室101を形成する内壁面に、各凹部111,121をそれぞれ常にタービン室101の高圧側蒸気室Hに連通させるための絞り溝104,105を形成している。その各絞り溝104,105は、各楕円歯車110,120の長軸位置でも完全に塞がれることがない位置まで延びている。
図3に示されている絞り溝104,105は、各楕円歯車110,120の裏側の端面と対向するハウジング11の図5に示すサイドカバー11aの内壁面に形成されており、各楕円歯車110,120の裏側の端面の凹部111,121を高圧側蒸気室Hに連通させる。
各楕円歯車110,120の図3に示されている手前側の端面の凹部111,121を高圧側蒸気室Hに連通させる絞り溝104,105は、図5に示すハウジング11の本体側内壁面に形成されている。図5の断面は、実際には図3における絞り溝105がある位置の断面ではないが、説明を分かり易くするために絞り溝105を示している。
これらの絞り溝104,105と、それを覆う楕円歯車110,120の各端面とによって絞り部が形成される。したがって、各楕円歯車の両端面の凹部111,121を、それぞれ絞り部を介して高圧側蒸気室Hと連通させることになる。
このように、各楕円歯車110,120の端面に設けた環状の凹部111,121に、高圧側蒸気室Hの加圧水蒸気が絞り部を通して導入されると、各楕円歯車110,120の端面とハウジング11の内壁面との間で間隙自動調整作用が生じる。その作用によって、各楕円歯車110,120の端面とハウジング11の内壁面との間の隙間が常に一定に調整される。その結果、各楕円歯車110,120の回転時の摩擦損失が軽減され、且つ耐久性が向上する。
凹部111,121の形状は、主軸130又は副軸140から少し離れた環状の凹部でもよいし、環状に限らず放射状あるいはスパイラル状などに形成してもよい。但し、一対の楕円歯車110,120のそれぞれ両端面に、各楕円歯車110,120の回転軸心に対して対称で同一形状の凹部を設けることが必要である。
次に、この実施形態における発電機2の具体例について、図8及び図9によって説明する。
図8は静圧タービン・ポンプユニット1と発電機2を図1における背面側から見て発電機2を一部破断して示す側面図である。図9はその発電機2のステータ支持部材を除いて示す概略正面図(図8の左方から見た図)である。
この静圧タービン発電装置では、静圧タービン・ポンプユニット1の歯車ポンプ200を設けた側の端面の外側に、図8に示すように発電機2を設置している。
その発電機2はステータ21とロータ22から構成されている。ロータ22は一端が開放され、他端が閉じた浅い円筒状の回転部材であり、その内周面側に図9に示すように円周方向に沿って複数個(図示の例では6個)のマグネット(永久磁石)22aが配置されている。それによって、その各マグネット22aの磁極であるN極とS極が円周方向に所定のピッチ(角度間隔)で交互に配列される。
そして、図8に示すように、そのロータ22の閉じた端面の中心部に固着されたロータボス23を、静圧タービン100の主軸130のハウジング11から突出した円錐状端部(テーパ部)130aに嵌め合わせて、ボルト24によって固着している。したがって、ロータ22は静圧タービン100の主軸130によって楕円歯車120と連結されており、楕円歯車120と同期回転する。
一方、ステータ21は、ステータ基盤21aにステータコア21bがボルト21cによって固着されている。そのステータコア21bは磁性体の薄板(電磁鋼板)を多数枚重ねて形成され、外周に多数の歯部が円周方向に沿って、ロータ22の各マグネット22aのN極及びS極と同じ所定のピッチ(角度間隔)で、放射状に設けられている。図9に示す例では、ステータコア21bに12本の歯部が設けられており、その各歯部にはボビン21dを介してコイル21eが巻かれている。その隣接する各コイル21eは交互に巻線方向が逆になっており、その全てのコイル21eが直列に接続されて、その両端が図示していない発電出力端子に接続される。
そのステータ21は、静圧タービン・ポンプユニット1のハウジング11に固着して取り付けたL字型のステータ支持アーム25に、ステータ基盤21aに固設された雄ねじ26とナット27とによって取り付けられ、ロータ22内に所定の隙間を空けて嵌り込んで固定支持されている。
したがって、この発電機2は、静圧タービン100によってロータ22が回転されると、固定されたステータコア21bの各歯部に巻かれた各コイル21eと鎖交する磁力線を形成するマグネット22aが回転し、各コイル21eと鎖交する磁力線が周期的に変化する。
その際、各コイル21と鎖交する磁力線の向きが交互に反対向きになるが、各コイルの巻き方向を交互に逆にしているので、各コイル21eに同じ向きの交流電流が誘起される。その電圧及び電流が重畳されて発電電力として出力される。その電力を充電回路を介して蓄電器(バッテリ)に充電して利用することができる。
次に、圧力調整バルブユニットの構造について、図10によって説明する。
図10は、図1における圧力調整バルブユニット7の内部構成例を示す縦断面図である。ただし、図1では圧力調整バルブユニット7と他の各部との接続関係を示すために簡略化及び模式化しており、図10の圧力調整バルブユニット7の外観を示すものではない。
この圧力調整バルブユニット7は、円筒状のボデイ70内に調整室71とレギュレータバルブ72が設けられている。ボデイ70にはさらに、図1に示した継手パイプ9と接続する雌ねじを形成した接続パイプ73が設けられており、調整室71を継手パイプ9を介してボイラー4内と連通させ、ボイラー4内と同じ圧力にする。
ボデイ70の一端には、図4に示した歯車ポンプ200のポンプ吐出口15に接続する図1に示した配管cを接続する復水戻し口74が形成されており、歯車ポンプ200から吐出される復水を配管cを通して調整室71に流入させ、そこから接続パイプ73及びパイプ継手9を介してボイラー4内へ戻す。
ボデイ70にはさらに、調整室71内の圧力を計測して表示する圧力ゲージ75と、調整室内の温度を計測して表示する温度ゲージ76が設けられている。また、ボイラー4内に水を補給する際に使用する給水口77も設けられている。その給水口77は、常時はボルト栓78で閉鎖されている。
レギュレータバルブ72は、一端が調整室71と連通し、他端が大気と連通するスプール室721内で摺動する2連のスプール722とそのスプール722を調整室71側へ押圧するスプリング723を有する。
スプール722の大径弁部722aは調整室71に連通するバルブ溝724を開閉し、小径弁部722bは水蒸気逃がし口79に連通するバルブ溝725を開閉する。水蒸気逃がし口79には、図1に示したパイプ継手10と接続する配管dが接続され、余剰な水蒸気を配管d及びパイプ継手10を通して復水器5へ送り込む。すなわち、図1に示した継手パイプ10と接続する配管dが、圧力調整用レギュレータバルブ72から漏れ出る蒸気を復水器5へ導く水蒸気通路を形成している。
このレギュレータバルブは、ボイラー4内の圧力と同じ調整室71内の圧力をスプール722の一端に導き、スプール722の他端側のスプリング723の押圧力と釣り合わせることによって、圧力調整を行う。
そして、この圧力調整バルブユニット7は、静圧タービン100を安定回転させることの他に、ボイラー4の内圧が異常に上昇した場合速やかに水蒸気をボイラー4の外部に排出するための安全弁の働きを兼ね備えている。しかも、この圧力調整バルブユニット7を取付けることにより、余分な高温高圧の水蒸気が復水器5へ送られて液化されるので、直接大気に放出することによる危険性がなくなり、システムの安全性を向上させることができる。また、その復水を循環させて再利用することもできる。
次に、図1における復水器5の構成例を図11によって説明する。図11はその復水器5を一部破断して示す平面図である。
この復水器5は、ステンレス製の蛇腹管(フレキパイプ)50を渦巻き状に成形し、ステンレス製の円板状の放熱板51の下面に溶接等によって固着している。その蛇腹管50における円板51の中心側の端部に蒸気入口52を、外周側の端部に復水出口53を設けている。蛇腹管50及び放熱板51をステンレス鋼以外の熱伝導率が大きく耐食性がある金属材料で形成してもよい。
この復水器5を、放熱板51を上側にして、蒸気入口52を図1に示した継手パイプ10に接続して、静圧タービン・ポンプユニット1の上部に支持させる。また、復水出口53を、配管を介して気液分離器6に接続する。蛇腹管50の外周は殆ど外気に接している。
そして、静圧タービン・ポンプユニット1の静圧タービン100を駆動させた後に排出される水蒸気が、蒸気入口52からこの復水器5の蛇腹管50に流入し、外気との接触面積が大きく長い蛇腹管50内を復水出口53へ向かって通過する間に、空冷されて液化し、大部分は復水となる。
復水出口53から排出される復水と残留水蒸気を気液分離器6へ送り、そこで残留蒸気を分離して大気に放出する。そして、復水だけが静圧タービン・ポンプユニット1の歯車ポンプ200によって送水され、圧力調整バルブユニット7を通してボイラー4内へ戻される。
この復水器5は、上面がフラットな放熱板51なので、その上で高温の水蒸気の放熱を利用して、食物や飲み物を温めたり、物を乾燥させたりするのに利用することが可能である。しかし、この発明による静圧タービン発電装置の復水器はこの構造に限るものではない。
このように構成した発明による静圧タービン発電装置は、蒸気式静圧タービンの要をなす一対の楕円歯車と復水戻し用歯車ポンプの一対のポンプ歯車を同一ハウジング内に設け、且つ静圧タービンの主軸上に発電機のロータを取付け、静圧タービンによって歯車ポンプと発電機のロータとを同期回転させるようにしたことにより、装置の小型化及びコンパクト化を実現することができた。また、熱効率及び機械効率の向上を図ることもできた。
したがって、バイオマス資源を燃料とする小規模発電システムを容易に構築することができ、小規模事業所や家庭に設置して、非常用等の電源装置として使用することができる。また、災害時等の運搬も容易に行える。
この静圧タービン発電装置によって発生する電力はハウス栽培用の照明に、高温蒸気は土壌の殺菌やハウス内の暖房用として使用することも可能になる。
次に、この発明による静圧タービン発電装置の他の実施形態を図12及び図13によって説明する。
図12は、その静圧タービン発電装置における静圧タービン・ポンプユニットと発電機を示す図8と同様な側面図であり、図13は、図12に示した2つの発電機のロータの磁極が回転方向に1/2ピッチずれていることを説明するための図である。これらの図において、図8及び図9と対応する部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この実施形態における静圧タービン・ポンプユニット1′は、静圧タービン100の主軸130の両端をハウジング11の両端面から突出させ、そこにそれぞれ円錐状端部130aを設けている。そして、その主軸130によってそれぞれロータ22が回転される発電機2Aと2Bを、主軸130の両端側に一対設けている。2個の発電機2Aと2Bは、それぞれロータ22の内周面側に設けたマグネット22aと22bの配置以外は、図8及び図9に示した発電機2と同じ構成であり、静圧タービン・ポンプユニット1′に対して対称に配置されている。
その発電機2Aと2Bの各ステータ21は、静圧タービン・ポンプユニット1′のハウジング11に固着されたU字型のステータ支持アーム28の両端部に、それぞれステータ基盤21aに固設された雄ねじ26とナット27とによって取り付けられ、支持されている。
2つの発電機2A,2Bの各ステータ21は、そのステータコア21bの各歯部の円周方向の位置、すなわち各コイル21eの角度位置が同じである。しかし、各ロータ22は、発電機2Aのロータ22のマグネット22aの図13に仮想線で示す磁極であるN極及びS極に対して、発電機2Bのロータ22のマグネット22bの実線で示す磁極であるN極及びS極の位置を、回転方向に1/2ピッチ(P/2)ずらして進相又は遅相させている。
発電機2A,2Bを起動させるときに、例えば一方の発電機2Aのロータ22におけるマグネット22aの各磁極が、ステータ21のコア21bの各歯部と対向していると、両者間に強い磁気吸引力が発生しているため、ロータ22を回転させるのに大きな力が必要になる。
しかし、この実施形態では、他方の発電機2Bにおけるマグネット22bの各磁極が、マグネット22aの各磁極に対して回転方向に1/2ピッチずれているので、ステータ21のコア21bの各歯部間の中間位置にある。そのため、マグネット22bの各磁極は両側の歯部の近い方との吸引力によって、ロータ22を回転させる方向の力が生じる。したがって起動トルクを軽減することができ、比較的小さい力で発電機2A,2Bを起動させることができる。
そして、発電機2Aと発電機2Bの交流出力電圧を整流(直流化)した後、直列に接続すれば出力電圧を2倍にすることができ、並列に接続すれば出力電流を2倍にすることができ、いずれにしても出力電力を2倍にすることができる。
以上、この発明の実施形態について説明してきたが、その実施形態の各部の具体的な構成や処理の内容等は、そこに記載したものに限るものではない。例えば、復水戻し用歯車ポンプのポンプ歯車を、静圧タービンの主軸によって回転させるようにしてもよい。
また、この発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に記載された技術的特徴を有する以外は、何ら限定されるものではないことは言うまでもない。
さらに、以上説明してきた各実施形態の構成例、動作例及び変形例等は、適宜変更又は追加したり、一部を削除してもよく、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施することも可能であることは勿論である。
この発明による静圧タービン発電装置は、バイオマス資源を燃料とする小規模発電システムに利用でき、小規模事業所や家庭に設置して、非常用の電源装置などとして使用するのに適している。また、災害時等の際に必要な場所へ運搬して発電することも容易に行える。ハウス栽培等の農業用電源及び暖房用熱源として使用することも可能である。
1:静圧タービン・ポンプユニット 2,2A,2B:発電機 3:燃焼炉
4:ボイラー 5:復水器 6:気液分離器 7:圧力調整バルブユニット
8〜10:パイプ継手
11:ハウジング 11a:サイドカバー 11b:カバープレート
11c:軸受部 11d:溝 12:復水戻し口 13:復水吸い込み側経路
14:ポンプ吐出側経路 15:ポンプ吐出口 16:支柱
21:ステータ 21a:ステータ基盤 21b:ステータコア
21c:ボルト 21d:ボビン 21e:コイル 22:ロータ
22a,22b:マグネット 23:ロータボス 24:ボルト
25,28:ステータ支持アーム 26:雄ねじ 27:ナット
31:断熱壁 32:燃焼室 33:燃焼炉の天板部 34:ボルトフック
35:簀子台 36:五徳 37:燃料供給口 38:空気導入口
39:排気孔
41:ボイラーの底部 42:金属パイプ(ヒートパイプ) 43:水抜栓
44:フランジ部 50:蛇腹管 51:放熱板 52:蒸気入口
53:復水出口 61:大気開放口
70:ボデイ 71:調整室 72:レギュレータバルブ 73:接続パイプ
74:復水戻し口 75:圧力ゲージ 76:温度ゲージ 77:給水口
78:ボルト栓 79:水蒸気逃がし口
100:蒸気式静圧タービン(静圧タービン) 101:タービン室
102:水蒸気吸入口 103:水蒸気排出口 104,105:絞り溝
110,120:楕円歯車 111,121:凹部 130:主軸
130a:主軸の円錐状端部 131,141:キー 140:副軸
200:歯車ポンプ 201:ポンプ室 210,220:ポンプ歯車
230,240:回転軸 231:キー 721:スプール室
722:スプール 723:スプリング 724,725:バルブ溝
F:燃料 W:水 S:水蒸気 H:高圧側蒸気室 a〜d:配管

Claims (5)

  1. ハウジング内の密閉されたタービン室内で互いに噛み合わされ、一方は主軸を他方は副軸をそれぞれ回転軸として回転する一対の楕円歯車からなる蒸気式静圧タービンと、
    前記ハウジング内の密閉されたポンプ室内に、前記主軸又は副軸によって前記楕円歯車と同期回転される一対のポンプ歯車を設けた歯車ポンプと、
    前記主軸によってロータが回転される発電機と、
    前記蒸気式静圧タービンへ送る水蒸気を発生させるボイラーと、
    前記蒸気式静圧タービンから排出される水蒸気を冷却して復水させる復水器とを備え、
    該復水器で復水された水を前記歯車ポンプによって送水して前記ボイラー内へ戻すようにしたことを特徴とする静圧タービン発電装置。
  2. 請求項1に記載の静圧タービン発電装置において、前記ハウジングの肉厚内に前記歯車ポンプの復水吸い込み口側経路を形成し、前記主軸の軸受部を該復水吸い込み口側経路に連結したことを特徴とする静圧タービン発電装置。
  3. 請求項1又は2に記載の静圧タービン発電装置において、前記一対の楕円歯車のそれぞれ両端面に、該各楕円歯車の回転軸心に対して対称で同一形状の凹部を設け、該各凹部を、それぞれ絞り部を介して前記タービン室の高圧側蒸気室と連通させたことを特徴とする静圧タービン発電装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の静圧タービン発電装置において、前記のボイラー内の水蒸気の圧力を調整する圧力調整用レギュレータバルブと、該圧力調整用レギュレータバルブから漏れ出る蒸気を前記復水器へ導く水蒸気通路を設けたことを特徴とする静圧タービン発電装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の静圧タービン発電装置において、前記主軸によってロータが回転される発電機を、該主軸の両端側に一対設け、
    該一対の発電機の一方の発電機のロータと他方の発電機のロータとで、磁極の位置を回転方向に1/2ピッチずらしたことを特徴とする静圧タービン発電装置。





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